JP2009043775A - 半導体装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】半導体装置を構成する部材に厚みばらつき等が生じた場合においても、複数の半導体素子に加わる面圧を均一なものとすることができ、信頼性の高い半導体装置を提供すること。
【解決手段】 加圧プレート33により加圧された第1、第2半導体素子11,21を少なくとも備える圧接型半導体装置において、第1、第2半導体素子11,21に、加圧力を伝えるための第1、第2プレート14,24と、第1、第2プレート14,24に、加圧力を伝えるための中間プレート32とを有し、第1、第2プレート14,24が、それぞれ、第1、第2調芯手段15,25を介して、中間プレート32により加圧され、かつ、中間プレート32が、中間プレート用調芯手段34を介して、加圧プレート33により加圧されてなる。
【選択図】 図1
【解決手段】 加圧プレート33により加圧された第1、第2半導体素子11,21を少なくとも備える圧接型半導体装置において、第1、第2半導体素子11,21に、加圧力を伝えるための第1、第2プレート14,24と、第1、第2プレート14,24に、加圧力を伝えるための中間プレート32とを有し、第1、第2プレート14,24が、それぞれ、第1、第2調芯手段15,25を介して、中間プレート32により加圧され、かつ、中間プレート32が、中間プレート用調芯手段34を介して、加圧プレート33により加圧されてなる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、半導体素子を金属電極材料で両面から挟み、加圧接触させた圧接型半導体装置に関するものである。
電気自動車、燃料電池自動車、ハイブリッド自動車などの車両に搭載される直流電力を交流電力に変換する電力変換装置として、半導体装置が用いられている。
たとえば、このような半導体装置として、所定の調芯機構を介して半導体素子を加圧してなる圧接型半導体装置が知られている(特許文献1)。この特許文献1においては、調芯機構として、調芯ボールと加圧板との間に、滑り面を有する可動板を介在させることにより、一つの半導体素子に対して、加圧板による加圧力を均一に伝えるような構成となっている。
一方で、複数の半導体素子を加圧接触させてなる圧接型半導体装置においては、半導体装置を構成する部材に厚みばらつきが生じた場合や、半導体素子間で熱膨張による厚みの偏りが生じた場合には、各半導体素子に対して、加圧力(面圧)を均一に加えられないことがあった。そして、この結果として、より大きな加圧力で加圧された半導体素子に過大な面圧が加わってしまい、寿命が短くなるという問題があった。また、一方で、加圧力が不十分な半導体素子については、導通不良が発生してしまい、半導体装置として十分に機能しないという問題もあった。
本発明が解決しようとする課題は、半導体装置を構成する部材に厚みばらつきが生じた場合や、半導体素子間で熱膨張による厚みの偏りが生じた場合においても、複数の半導体素子に加わる面圧を均一なものとすることができ、これにより信頼性の高い半導体装置を提供することにある。
本発明は、第1半導体素子と、第2半導体素子とを少なくとも備え、これら第1半導体素子および第2半導体素子が、調芯機構を介して、加圧プレートにより加圧されてなる圧接型半導体装置に関するものである。
そして、前記調芯機構は、前記第1半導体素子に前記加圧プレートによる加圧力を伝えるための第1プレートと、前記第2半導体素子に前記加圧プレートによる加圧力を伝えるための第2プレートと、前記第1プレートおよび前記第2プレートに前記加圧プレートによる加圧力を伝えるための中間プレートと、を有し、前記第1プレートおよび前記第2プレートが、それぞれ、第1調芯手段および第2調芯手段を介して、前記中間プレートにより加圧され、かつ、前記中間プレートが、中間プレート用調芯手段を介して、前記加圧プレートにより加圧されてなるものであることを特徴とするものである。
本発明においては、第1、第2プレートと中間プレートとの間、および中間プレートと加圧プレートとの間に、それぞれ、第1、第2調芯手段、および中間プレート用調芯手段を形成している。すなわち、中間プレートが、その上下面に、それぞれ、第1、第2調芯手段と、中間プレート用調芯手段とを有する構成となっている。このため、半導体装置を構成する部材に厚みばらつきが生じた場合や、半導体素子間で熱膨張による厚みの偏りが生じた場合においても、第1、第2調芯手段、および中間プレート用調芯手段により、中間プレートが傾き、これにより、第1および第2半導体素子に加わる面圧を均一化することができる。すなわち、中間プレートが傾くことにより、一方の半導体素子にかかる荷重変化を他方の半導体素子に配分することができる。そして、その結果として、厚みばらつきが生じた結果、一方の半導体素子に過大な面圧が加わってしまい、寿命が短くなるという問題、および他方の半導体素子に加わる面圧が不十分となり導通不良が発生するという問題を有効に解決することができ、信頼性の高い半導体装置を提供することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
《第1実施形態》
図1(A)は本発明の半導体装置の第1実施形態を示す断面図、図1(B)は図1(A)のIb−Ib線に沿う要部断面図、図2は図1(A)に示す断面図において半導体素子に厚みばらつきが生じた状態を示す断面図である。
図1(A)は本発明の半導体装置の第1実施形態を示す断面図、図1(B)は図1(A)のIb−Ib線に沿う要部断面図、図2は図1(A)に示す断面図において半導体素子に厚みばらつきが生じた状態を示す断面図である。
図1(A)に示すように、本実施形態の半導体装置1は、IGBT(絶縁ゲートバイポーラトランジスタ)11およびダイオード(整流素子)21を有しており、これらの下側電極面(コレクタ電極、カソード電極)は銅(Cu)等からなる第1電極板2に半田付けにより電気的に接続されている。一方、IGBT11およびダイオード21の上側電極面(エミッタ電極、アノード電極)は、熱緩衝板12,22および段差吸収部材13,23を介して、銅等からなる第2電極板3に電気的に接続されている。
熱緩衝板12,22としては、導電性を有し、IGBT11およびダイオード21と他の接触部材との間の線膨張係数の差を吸収する機能を有するとともに、IGBT11およびダイオード21を構成するシリコンと線膨張係数が近いモリブデン(Mo)やタングステン(W)が用いられる。熱緩衝板12,22をこのような材料で形成することにより、IGBT11およびダイオード21と、段差吸収部材13,23との間に発生する熱膨張差を小さくすることができる。そして、これにより、これらが互いに擦れた場合における、IGBT11およびダイオード21の損傷を低減することができる。また、段差吸収部材13,23としては、IGBT11およびダイオード21や熱緩衝板12,22等に印加される応力を緩和する機能を有する材料(たとえば、銅等)が用いられる。なお、本実施形態では、熱緩衝板12,22と段差吸収部材13,23とを別部品とする例を示したが、これらは一体の部品としてもよい。
そして、これらIGBT11およびダイオード21は、絶縁層5を介して、ヒートシンク4上に配置されるとともに、樹脂ケース6,7に収容されている。ヒートシンク4は、その内部を冷媒40が循環できるようになっており、第1電極板2から絶縁層5を介して伝達された熱が、この冷媒40を介して外部に放熱されることとなる。なお、ヒートシンク4は、半導体装置1で発生する熱を十分に冷却できるものであれば、水冷式のものであっても、空冷式のものであってもよい。また、絶縁層5としては、ヒートシンク4による冷却効率の向上の観点から、熱伝導性の高い材料で構成することが好ましく、たとえば、シリコーンやセラミックスを基材としたシート状部材で構成してもよいし、あるいは、エポキシ樹脂をヒートシンク4上に直接貼り付けることにより形成してもよい。さらに、樹脂ケース6には、信号端子9が一体成型されており、ボンディングワイヤ8を介して、IGBT11のスイッチングに必要なゲート信号を外部に取り出せるようになっている。
樹脂ケース7には、一対の突起部16,26が形成されており、この突起部16,26に一対の皿ばね17,27が通されることにより、IGBT加圧用プレート14、ダイオード加圧用プレート24および中間プレート32を介して、加圧プレート33の加圧力が、IGBT11およびダイオード21に、それぞれ加えられるようになっている。なお、一対の皿ばね17,27は、その中心穴を突起部16,26に通すことにより位置決めされており、これにより、IGBT11およびダイオード21に加わる加圧力を、それぞれ均一なものとされている。
また、加圧プレート33は、半導体装置1全体に加圧力を伝えるための部品であり、ヒートシンク4上に形成された柱状部材30にネジ31によりネジ止めされることにより、半導体装置1全体に、加圧力が加えられるようになっている。
本実施形態では、図1に示すように、中間プレート32が、中間プレート用調芯ボール34を介して、加圧プレート33に加圧され、さらに、IGBT加圧用プレート14およびダイオード加圧用プレート24が、それぞれIGBT加圧用調芯ボール15およびダイオード加圧用調芯ボール25を介して、中間プレート32により加圧されている。ここにおいて、中間プレート用調芯ボール34は、中間プレート32および加圧プレート33の向かい合うそれぞれの面に形成された凹部に挟まれた状態で配置されている。また、同様に、IGBT加圧用調芯ボール15、ダイオード加圧用調芯ボール25も、IGBT加圧用プレート14、ダイオード加圧用プレート24および中間プレート32の向かい合うそれぞれの面に形成された凹部に挟まれた状態で配置されている。
そして、たとえば、図2に示すように、ダイオード21や熱緩衝板22、段差吸収部材23が熱膨張し、IGBT11側の高さとダイオード21側の高さとが異なる高さとなった場合において、本実施形態に係る半導体装置1は次のように作用する。すなわち、図2に示すように、ダイオード21側の高さが高くなると、第2電極板3と樹脂ケース7が変形し、これに伴い、皿ばね26、突起部27およびダイオード加圧用プレート24が押し上げられる。そして、ダイオード加圧用調芯ボール25を介して、中間プレート32のダイオード21側が押し上げられる一方で、中間プレート32のIGBT11側が下がり、これにより、IGBT加圧用プレート14およびIGBT11が押し下げられることとなる。つまり、中間プレート32は中間プレート用調芯ボール34を支点として、図2に示すように傾くこととなる。そして、ダイオード21側の厚みが厚くなることによりダイオード21に加わることとなる荷重をIGBT11に分配することができ、この結果、IGBT11に加わる面圧と、ダイオード21に加わる面圧とを均一なものとすることができる。
なお、IGBT11側の高さとダイオード21側の高さとが異なる場合における、その原因としては、各部品の熱膨張の他、各部品の製造ばらつきやIGBT11、ダイオード21の第1電極板2への半田付けした際におけるばらつきなどが挙げられる。
さらに、本実施形態では、上記に加えて、図1(A)、図1(B)に示すように、加圧プレート33による加圧方向から見た場合における、中間プレート用調芯ボール34とIGBT加圧用調芯ボール15との距離をL1、中間プレート用調芯ボール34とダイオード加圧用調芯ボール25との距離をL2、IGBT11に加わる荷重をF1、ダイオード21に加わる荷重をF2とした場合に、L1およびF1の積(L1×F1)と、L2およびF2の積(L2×F2)とを等しい関係としている。(L1×F1)と(L2×F2)とを等しくすることにより、中間プレート用調芯ボール34を支点とした場合における、中間プレート32が受ける力のモーメントが、IGBT11側とダイオード21側とでつりあうこととなるため、これにより、中間プレート32を水平に保ちながら、IGBT11およびダイオード21に均等に面圧を伝えることができる。そして、中間プレート32を水平に保てることにより、半導体装置1の高さ方向の大きさを小さくすることができ、半導体装置1の小型化が実現できる。なお、本実施形態では、IGBT11およびダイオード21に加わる荷重F1、F2を等しいものとしているため、L1およびL2も等しいものとなる。
本実施形態によれば、IGBT11側の部材、あるいはダイオード21側の部材が熱膨張し、IGBT11側とダイオード21側とで高さが不均一になった場合においても、中間プレート32が傾き、これによりIGBT11およびダイオード21に加わる面圧を均一化することができる。このため、図2に示すように、ダイオード21側の高さが高くなった場合においても、ダイオード21に過大な面圧が加わってしまい、ダイオード21の寿命が短くなるという問題の発生を有効に防止することができる。また、この場合において、IGBT11に加わる面圧が不十分となり導通不良が発生するという問題についても有効に防止することができる。そして、これにより半導体装置1の信頼性を向上させることができる。
なお、本実施形態においては、ダイオード21や熱緩衝板22、段差吸収部材23が熱膨張し、ダイオード21側の高さが高くなる場合を例示して、その作用効果を説明したが、IGBT11側の高さが高くなる場合においても、同様の作用効果が得られることはもちろんである。
《第2実施形態》
図3は本発明の半導体装置の第2実施形態を示す断面図である。本実施形態に係る半導体装置1aは、第1実施形態に係る半導体装置1と以下に示す以外は、同様な構成と作用を有し、その重複する説明は省略する。
図3は本発明の半導体装置の第2実施形態を示す断面図である。本実施形態に係る半導体装置1aは、第1実施形態に係る半導体装置1と以下に示す以外は、同様な構成と作用を有し、その重複する説明は省略する。
本実施形態に係る半導体装置1aは、IGBT11aおよびダイオード21aとして、縦方向および/または横方向の大きさの異なるものを用いている点において、第1実施形態に係る半導体装置1と異なる。本実施形態では、IGBT11aおよびダイオード21aは、縦方向および/または横方向の大きさが異なるため、これらに対する面圧を等しくするためには、IGBT11aに加える荷重とダイオード21aに加える荷重とを異なるものとする必要がある。具体的には、IGBT11aに加える荷重F1を、ダイオード21aに加える荷重F2よりも大きくする必要があり、そのため、皿ばね16aとして、皿ばね26aよりもばね定数の大きなものを用いる必要がある。
そして、本実施形態では、IGBT11aに加える荷重F1を、ダイオード21aに加える荷重F2よりも大きくすることに伴い、加圧プレート33による加圧方向から見た場合における、中間プレート用調芯ボール34とIGBT加圧用調芯ボール15との距離L1を、中間プレート用調芯ボール34とダイオード加圧用調芯ボール25との距離L2よりも短く設定している。たとえば、IGBT11aに加える荷重F1を2000N、L1を10mmとした場合に、IGBT11aおよびダイオード21aに加わる面圧を等しくするために、ダイオード21aに対して加えるべき荷重F2が1000Nであるとすると、L2は20mmとなる。そして、これにより、L1とF1との積(L1×F1)と、L2とF2との積(L2×F2)とを等しい関係としている。すなわち、本実施形態のように、L1およびL2を調整することにより、IGBT11a、ダイオード21aのような半導体素子としてサイズの異なるものを用いた場合においても、これらIGBT11aおよびダイオード21aに加わる面圧を均一なものとしながら、中間プレート32aを水平に保つことができる。
《第3実施形態》
図4は本発明の半導体装置の第3実施形態を示す断面図、図5は図4に示す断面図において厚みばらつきが生じた状態を示す断面図である。本実施形態に係る半導体装置1bは、第1実施形態に係る半導体装置1と以下に示す以外は、同様な構成と作用を有し、その重複する説明は省略する。
図4は本発明の半導体装置の第3実施形態を示す断面図、図5は図4に示す断面図において厚みばらつきが生じた状態を示す断面図である。本実施形態に係る半導体装置1bは、第1実施形態に係る半導体装置1と以下に示す以外は、同様な構成と作用を有し、その重複する説明は省略する。
本実施形態に係る半導体装置1bにおいては、図4に示すように、弾性部材としての皿ばね35を、IGBT加圧用プレート14b、ダイオード加圧用プレート24bの下側に配置する代わりに、中間プレート32bと、加圧プレート33bとの間に、皿ばね保持用部材36で保持した形で配置している。そして、加圧プレート33bからの加圧力を、皿ばね保持用部材36および中間プレート用調芯ボール34を介して、中間プレート32bに加えられるようになっている。なお、本実施形態においては、第2実施形態と同様に、IGBT11bおよびダイオード21bとして、縦方向および/または横方向の大きさの異なるものを用いた例を示した。
そして、図5に示すように、ダイオード21bや熱緩衝板22b、段差吸収部材23bが熱膨張し、IGBT11b側の高さとダイオード21b側の高さとが異なる高さとなった場合においても、第1実施形態と同様に、中間プレート32bが中間プレート用調芯ボール34を支点として傾くこととなる。そして、第1実施形態と同様に、ダイオード21b側の厚みが厚くなることによりダイオード21bに加わることとなる荷重を、IGBT11bに分配することができ、結果として、IGBT11bに加わる面圧と、ダイオード21bに加わる面圧とを均一なものとすることができる。
本実施形態によれば、本発明に係る調芯機構を実現しながら、用いる皿ばねの数を削減することができるため、製造工程の簡略化および低コスト化が可能となる。
《第4実施形態》
図6は本発明の半導体装置の第4実施形態を示す断面図である。本実施形態に係る半導体装置1cは、第1実施形態に係る半導体装置1と以下に示す以外は、同様な構成と作用を有し、その重複する説明は省略する。
図6は本発明の半導体装置の第4実施形態を示す断面図である。本実施形態に係る半導体装置1cは、第1実施形態に係る半導体装置1と以下に示す以外は、同様な構成と作用を有し、その重複する説明は省略する。
本実施形態に係る半導体装置1cにおいては、図6に示すように、調芯ボールの代わりに、中間プレート32cの上面に半球状の調芯凸部34cが、下面に半球状の調芯凸部15c,25cが、それぞれ形成されている。そして、中間プレート32cの調芯凸部34cが、加圧プレート33に形成された凹部と組み合わされており、同様に、調芯凸部15c,25cが、IGBT加圧用プレート14およびダイオード加圧用プレート24に形成された凹部と組み合わされている。
本実施形態によれば、調芯ボールの代わりに、中間プレート32cに半球状の調芯凹部15c,25c,34cを形成することにより、本発明に係る調芯機構を実現している。このような本実施形態によれば、調芯ボールを用いないため、部品点数を削減することができ、製造工程の簡略化および低コスト化が可能となる。
なお、図6に示す半導体装置1cにおいては、中間プレート32cに調芯凸部を形成する例を示したが、もちろん、加圧プレート33、IGBT加圧用プレート14およびダイオード加圧用プレート24に調芯凸部を形成し、中間プレート32cにこれに対応する凹部を設けて、組み合わせる構成を採用してもよい。また、加圧プレート33、IGBT加圧用プレート14およびダイオード加圧用プレート24のうちのいずれかに調芯凸部を形成する態様を採用することも、もちろん可能である。
《第5実施形態》
図7は本発明の半導体装置の第5実施形態を示す分解斜視図、図8は第5実施形態に係る半導体装置を示す電気回路図、図9は図7のIX−IX線に沿う断面図、図10(A)は中間プレート141の平面図、図10(B)は中間プレート141の側面図、図10(C)は中間プレート141における調芯ボールの位置関係を示す図である。
図7は本発明の半導体装置の第5実施形態を示す分解斜視図、図8は第5実施形態に係る半導体装置を示す電気回路図、図9は図7のIX−IX線に沿う断面図、図10(A)は中間プレート141の平面図、図10(B)は中間プレート141の側面図、図10(C)は中間プレート141における調芯ボールの位置関係を示す図である。
本実施形態に係る半導体装置100は、図8に示すように直流電源160からの電力を三相交流電源に変換し、これを交流モーター170に供給するための装置であり、IGBT111a〜111fおよびダイオード121a〜121fで構成される電力変換回路を有するものとして構成することができる。
本実施形態に係る半導体装置100は、図7に示すように、第1実施形態に係る半導体装置1を6台結合したような形式となっており、同一の作用を有するものである。そのため、第1実施形態に係る半導体装置1と共通する部分については、適宜、その説明を省略する。
図7、図8に示すように、半導体装置100には、6相(UP相、UN相、VP相、VN相、WP相、WN相)のそれぞれに、一対のIGBTおよびダイオード(IGBT111a〜111f、ダイオード121a〜121f)が配置されている。
そして、本実施形態に係る半導体装置100においては、次のような構成により、図8に示す電気回路を構成している。すなわち、図7に示すように、UP相およびUN相では、第2電極板103aが、IGBT111aおよびダイオード121aの上側電極面(エミッタ電極、アノード電極)と、IGBT111bおよびダイオード121bの下側電極面(コレクタ電極、カソード電極)とを電気的に接続する一体の電極板となっている。そして、この第2電極板103aが図8に示す交流モーター170のU相に接続されている。同様に、VP相およびVN相では、第2電極板103cが図8に示す交流モーター170のV相に、WP相およびWN相では、第2電極板103eが図8に示す交流モーター170のW相に、それぞれ接続されている。
一方、第1電極板102aは、UP相、VP相、WP相の3相で一体の電極板となっており、直流電源160のP相側に接続されている。また、同様に、第1電極板102bは、UN相、VN相、WN相の3相で一体の電極板となっており、直流電源160のN相側に接続されている。
次いで、本実施形態に係る半導体装置100の詳細な構造について、図7、図9を用いて説明する。図9は図7のIX−IX線に沿う断面図であり、具体的には、UP相およびUN相を通る断面図である。この図9では、UP相およびUN相を通る断面図を示しているが、VP相、VN相、WP相およびWN相についてもその基本的構成態様は同様である。また、図7においては、図9に示す樹脂層105、樹脂ケース106a,107a,106b,107b、ボンディングワイヤ108a,108b、および信号端子109a,109bの図示を省略している。
図9に示すように、UP相を構成するIGBT111a、ダイオード121aは、下側電極面(コレクタ電極、カソード電極)が、第1電極板102aに半田付けにより電気的に接続されており、上側電極面(エミッタ電極、アノード電極)が、熱緩衝板112a,122aおよび段差吸収部材113a,123aを介して、第2電極板103に電気的に接続されている。一方で、UN相を構成するIGBT111b、ダイオード121bは、下側電極面(コレクタ電極、カソード電極)が、UP相と共通の第2電極板103に半田付けにより電気的に接続されており、上側電極面(エミッタ電極、アノード電極)が、熱緩衝板112b,122bおよび段差吸収部材113b,123bを介して、第1電極板102bに電気的に接続されている。
UP相を構成するIGBT111a、ダイオード121a、およびUN相を構成するIGBT111b、ダイオード121bは、絶縁層105を介して、ヒートシンク104上に配置されるとともに、それぞれ樹脂ケース106a,107aおよび106b,107bに収容されている。そして、樹脂ケース106a,106bには信号端子109a,109bが一体成型されており、それぞれボンディングワイヤ108a,108bを介して、IGBT111a,111bのスイッチングに必要なゲート信号を外部に取り出せるようになっている。
本実施形態では、UP相側の樹脂ケース107a上のIGBT111aおよびダイオード121aに対応する部分に、IGBT加圧用プレート114aおよびダイオード加圧用プレート124aが配置され、これらは、IGBT加圧用調芯ボール115aおよびダイオード加圧用調芯ボール125aを介して、UP相用加圧プレート132aにより加圧されるようになっている。そして、UP相用加圧プレート132aにより加えられた加圧力が、IGBT111aおよびダイオード121aに加わるようになっている。
また、同様に、UN相においても、UN相側の樹脂ケース107b上のIGBT111bおよびダイオード121bに対応する部分に、IGBT加圧用プレート114bおよびダイオード加圧用プレート124bが配置され、IGBT加圧用調芯ボール115bおよびダイオード加圧用調芯ボール125bを介して、UN相用加圧プレート132bにより加圧されるようになっている。さらには、図7に示すように、VN相においても、同様にVN相用加圧プレート132dにより、IGBT111dおよびダイオード121dが加圧されるようになっている。
そして、これらUP相用加圧プレート132a、UN相用加圧プレート132b、およびVN相用加圧プレート132dは、それぞれUP相用調芯ボール134a、UN相用調芯ボール134b、およびVN相用調芯ボール134dを介して、平面三角形状の中間プレート141により加圧されている。
さらには、中間プレート141は、中間プレート用調芯ボール143を介して、上側プレート145に加圧されており、この上側プレート145が、上側プレート用調芯ボール146を介して、皿ばね147および皿ばね保持用部材148により、加圧されることにより、加圧プレート133による加圧力が、伝えられるようになっている。なお、加圧プレート133は、ヒートシンク104上に形成された4個の柱状部材130にネジ31によりネジ止めされ、これにより半導体装置100全体を加圧できるようになっている。
本実施形態では、上記にて説明したUP相、UN相、VN相以外の3相(VP相、WP相、WN相)についても、これらUP相、UN相、VN相と同様の構成となっている。すなわち、図7に示すように、これらVP相、WP相、WN相についても、これらの各相を構成する各IGBT111c,111e,111fおよび各ダイオード121c,121e,121fを加圧するための中間プレート142が配置されている。そして、この中間プレート142が、上述したUP相、UN相、VN相に係る中間プレート141と同様に、中間プレート用調芯ボール144を介して、上側プレート145により加圧されるようになっている。
本実施形態においては、UP相、UN相、VN相を加圧するための中間プレート141は、図10(A)、図10(B)に示すように、平面三角形状となっている。具体的には、中間プレート141には、その平面に、上側プレート145による加圧力を伝えるための中間プレート用調芯ボール143が配置され、一方、その底面には、UP相、UN相、VN相を加圧するための各調芯ボール134a,134b,134dが三角形の各頂点付近に配置される。
そして、本実施形態では、図10(C)に示すように、中間プレート用調芯ボール143が配置される位置を点Gとし、UP相、UN相、VN相を加圧するための各調芯ボール134a,134b,134dが配置される位置を点A,B,Cとした場合に、点Gが、各点A,B,Cの荷重重心となるように設定されている。すなわち、それぞれの各調芯ボール134a,134b,134dに加わる荷重をF1、F2、F3とした場合に、加圧プレート133による加圧方向から見た場合に、各点A,B,Cで形成される三角形に対して、図10(C)の点Gで示される位置が荷重重心となる。
このように、中間プレート141における中間プレート用調芯ボール143の配置位置を、各調芯ボール134a,134b,134dの配置位置の荷重重心とすることで、熱膨張等により、たとえば、UP相の高さがUN相、VN相の高さと比較して高くなった場合でも次のような作用を奏する。すなわち、UP相の高さが高くなることにより、UP相側が高くなるように中間プレート141が傾き、中間プレート用調芯ボール143の高さも上昇することとなる。しかし、その一方で、中間プレート用調芯ボール143は、各調芯ボール134a,134b,134dの荷重重心に配置されているため、UP相に係る調芯ボール134aだけに荷重変動が集中することなく、UN相、VN相に係る調芯ボール134b,134dに荷重変動を分担されることとなる。よって、これにより、UP相、UN相、VN相の3相での面圧ばらつきを抑えることができる。そして、結果として、UP相側の高さが高くなった場合においても、UP相を構成するIGBT111aおよびダイオード121aに過大な面圧が加わってしまい、これらの寿命が短くなるという問題の発生を有効に防止することができる。また、この場合において、UN相、VN相を構成するIGBT111b,111d、ダイオード121b,121dに加わる面圧が不十分となり導通不良が発生するという問題についても有効に防止することができる。そして、これにより半導体装置100の信頼性を向上させることができる。
なお、上記においては、UP相側の高さが高くなる場合を例示して、その作用効果を説明したが、UN相側、VN相側の高さが高くなる場合においても、同様の作用効果が得られることはもちろんである。また、上記においては、中間プレート141を例示して示したが、中間プレート142についても、もちろん同様である。
加えて、図7に示すように、本実施形態では、これら中間プレート141,142は、それぞれ中間プレート用調芯ボール143,144を介して、上側プレート145により加圧されており、さらに、上側プレート145は、上側プレート用調芯ボール146を介して、皿ばね保持用部材148に加圧されている。このため、中間プレート141,142の受ける荷重にばらつきが生じた場合においても、上側プレート145が、上側プレート用調芯ボール146を支点に傾くことにより、荷重ばらつきを緩和することができる。
また、本実施形態によれば、各相内におけるばらつき、たとえば、UP相内における、IGBT111a側の高さとダイオード121a側の高さとのばらつきが生じた場合においても、UP相用調芯ボール134a、IGBT加圧用調芯ボール115a、およびダイオード加圧用調芯ボール125aの作用により、第1実施形態と同様にして、荷重ばらつきを緩和することも可能である。
さらに、本実施形態では、中間プレート141,142として、上記した平面三角形状のプレートを用い、3点間の荷重を調整するという構成を採用しているため、2点間の荷重を調整するという構成を採用した場合と比較して、中間プレート141,142等の調芯用に用いるプレートの数を減らすことができ、これにより、半導体装置100の小型化を図ることができる。また、部品点数を低減することができる。
本実施形態においては、1個の皿ばね147を加圧プレート133と上側プレート145との間に配置する例を示したが、たとえば、2個の皿ばねを上側プレート145と中間プレート141,142との間に配置してもよい。あるいは、6個の皿ばねを中間プレート141,142と各相用加圧プレートとの間に配置してもよいし、さらには、12個の皿ばねを各相用加圧プレートと、各IGBT加圧用プレートおよびダイオード加圧用プレートとの間に配置してもよい。
なお、以上説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするために記載されたものであって、本発明を限定するために記載されたものではない。したがって、上記の実施形態に開示された各要素は、本発明の技術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨である。
以下、本発明を、さらに詳細な実施例に基づき説明するが、本発明は、これら実施例に限定されない。
実施例1
まず、本発明に係る半導体装置として、図1(A)に示す半導体装置1を準備した。そして、各値を以下のように設定した。
まず、本発明に係る半導体装置として、図1(A)に示す半導体装置1を準備した。そして、各値を以下のように設定した。
皿ばね17のばね定数k1:1000N/mm
皿ばね27のばね定数k2:1000N/mm
調芯ボール15,34間距離L1:10mm
調芯ボール25,34間距離L1:10mm
IGBT11側の荷重F1:2000N
ダイオード21側の荷重F2:2000N
IGBT11の圧接面積S1:200mm2
ダイオード21の圧接面積S2:200mm2
なお、IGBT11の圧接面積S1およびダイオード21の圧接面積S2は、IGBT11およびダイオード21を、熱緩衝板12,22で圧接する面積であり、図1(A)からも確認できるように、それぞれ熱緩衝板12,22の下面の面積に等しくなっている。
皿ばね27のばね定数k2:1000N/mm
調芯ボール15,34間距離L1:10mm
調芯ボール25,34間距離L1:10mm
IGBT11側の荷重F1:2000N
ダイオード21側の荷重F2:2000N
IGBT11の圧接面積S1:200mm2
ダイオード21の圧接面積S2:200mm2
なお、IGBT11の圧接面積S1およびダイオード21の圧接面積S2は、IGBT11およびダイオード21を、熱緩衝板12,22で圧接する面積であり、図1(A)からも確認できるように、それぞれ熱緩衝板12,22の下面の面積に等しくなっている。
そして、図1(A)に示す半導体装置1において、段差吸収部材の高さばらつきΔZが0.2mmとなるような段差吸収部材を使用し、段差吸収部材の高さばらつきΔZが生じた場合における、IGBT11側およびダイオード21側の面圧を測定した。なお、段差吸収部材の高さばらつきΔZは、段差吸収部材13,23の高さの差であり、本実施例では、ダイオード21側の段差吸収部材23の高さが高くなるように設定した。結果を図13にグラフ化して示す。
比較例1
半導体装置として、図11に示す半導体装置1dを用いた以外は、実施例1と同様の条件にて、IGBT11側およびダイオード21側の面圧を測定した。図11に示す半導体装置1dは、IGBT加圧用プレート14、ダイオード加圧用プレート24、中間プレート32、各調芯ボール14,25,34を用いない構造とした以外は、図1(A)に示す半導体装置1と同様の構成を有するものである。結果を図13にグラフ化して示す。
半導体装置として、図11に示す半導体装置1dを用いた以外は、実施例1と同様の条件にて、IGBT11側およびダイオード21側の面圧を測定した。図11に示す半導体装置1dは、IGBT加圧用プレート14、ダイオード加圧用プレート24、中間プレート32、各調芯ボール14,25,34を用いない構造とした以外は、図1(A)に示す半導体装置1と同様の構成を有するものである。結果を図13にグラフ化して示す。
評価1
図13から明らかなように、本発明の実施例1においては、IGBT側およびダイオード側ともに、面圧が10.5MPaと等しくなる結果となった。この実施例1においては、図2に示すように、中間プレート32が傾くことにより、段差吸収部材の高さばらつきΔZ=0.2mmを、二つの皿ばね17,27で吸収することができる。具体的には、これら皿ばね17,27が0.1mmずつ圧縮され、荷重がそれぞれ100Nずつ均等に増加することとなる。
図13から明らかなように、本発明の実施例1においては、IGBT側およびダイオード側ともに、面圧が10.5MPaと等しくなる結果となった。この実施例1においては、図2に示すように、中間プレート32が傾くことにより、段差吸収部材の高さばらつきΔZ=0.2mmを、二つの皿ばね17,27で吸収することができる。具体的には、これら皿ばね17,27が0.1mmずつ圧縮され、荷重がそれぞれ100Nずつ均等に増加することとなる。
一方、本発明所定の調芯構造を有しない比較例1においては、段差吸収部材の高さばらつきΔZが生じると、図12に示すように、皿ばね26のみ0.2mm(=ΔZ)圧縮され、これにより、皿ばね26の荷重のみが200N増加することとなる。そして、その結果として、図13に示すように、IGBT側の面圧とダイオード側の面圧とが異なることとなり、半導体装置として信頼性に劣る(ダイオードの寿命が短くなるとともに、IGBTの接触不良が発生する。)ものとなる。
実施例2
まず、本発明に係る半導体装置として、図4に示す半導体装置1bを準備した。そして、各値を以下のように設定した。
まず、本発明に係る半導体装置として、図4に示す半導体装置1bを準備した。そして、各値を以下のように設定した。
皿ばね35のばね定数k:3000N/mm
調芯ボール15b,34間距離L1:10mm
調芯ボール25b,34間距離L1:20mm
IGBT11b側の荷重F1:2000N
ダイオード21b側の荷重F2:1000N
IGBT11bの圧接面積S1:200mm2
ダイオード21bの圧接面積S2:100mm2
なお、IGBT11bの圧接面積S1およびダイオード21bの圧接面積S2は、IGBT11bおよびダイオード21bを、熱緩衝板12b,22bで圧接する面積であり、図4からも確認できるように、それぞれ熱緩衝板12b,22bの下面の面積に等しくなっている。
調芯ボール15b,34間距離L1:10mm
調芯ボール25b,34間距離L1:20mm
IGBT11b側の荷重F1:2000N
ダイオード21b側の荷重F2:1000N
IGBT11bの圧接面積S1:200mm2
ダイオード21bの圧接面積S2:100mm2
なお、IGBT11bの圧接面積S1およびダイオード21bの圧接面積S2は、IGBT11bおよびダイオード21bを、熱緩衝板12b,22bで圧接する面積であり、図4からも確認できるように、それぞれ熱緩衝板12b,22bの下面の面積に等しくなっている。
そして、図4に示す半導体装置1bにおいて、段差吸収部材の高さばらつきΔZが0.3mmとなるような段差吸収部材を使用し、段差吸収部材の高さばらつきΔZが生じた場合における、IGBT11b側およびダイオード21b側の面圧を測定した。なお、段差吸収部材の高さばらつきΔZは、段差吸収部材13,23の高さの差であり、本実施例では、ダイオード21b側の段差吸収部材23bの高さが高くなるように設定した。結果を図15にグラフ化して示す。
比較例2
半導体装置として、図14に示す半導体装置1eを用い、皿ばね16eのばね定数k1を2000N、皿ばね26eのばね定数k2を1000Nとした以外は、実施例1と同様の条件にて、IGBT11b側およびダイオード21b側の面圧を測定した。図11に示す半導体装置1eは、IGBT加圧用プレート14b、ダイオード加圧用プレート24b、中間プレート32b、各調芯ボール14b,25b,34を用いず、さらに、皿ばねの数を2つとし、それぞれ、IGBT加圧用の皿ばね16eおよびダイオード加圧用の皿ばね26eとした以外は、図4に示す半導体装置1bと同様の構成を有するものである。結果を図15にグラフ化して示す。
半導体装置として、図14に示す半導体装置1eを用い、皿ばね16eのばね定数k1を2000N、皿ばね26eのばね定数k2を1000Nとした以外は、実施例1と同様の条件にて、IGBT11b側およびダイオード21b側の面圧を測定した。図11に示す半導体装置1eは、IGBT加圧用プレート14b、ダイオード加圧用プレート24b、中間プレート32b、各調芯ボール14b,25b,34を用いず、さらに、皿ばねの数を2つとし、それぞれ、IGBT加圧用の皿ばね16eおよびダイオード加圧用の皿ばね26eとした以外は、図4に示す半導体装置1bと同様の構成を有するものである。結果を図15にグラフ化して示す。
評価2
図15から明らかなように、本発明の実施例2においては、IGBT側およびダイオード側ともに、面圧が11MPaと等しくなる結果となった。この実施例1においては、図5に示すように、中間プレート32bが傾き、これにより段差吸収部材の高さばらつきΔZ=0.3mmに対して、中間プレート用調芯ボール34および皿ばね保持用部材36の押し上げられる量は、0.1mm〔=L1/(L1+L2)〕となり、皿ばね35にかかる荷重は300N増加する。そして、中間プレート用調芯ボール34および中間プレート32に加わる力のモーメントのつりあいより、IGBT11b側の荷重が200N増加して2200Nとなり、ダイオード21b側の荷重が100N増加して1100Nとなる。すなわち、段差吸収部材の高さばらつきΔZを、IGBT11b側およびダイオード21b側に分散することができ、これにより、これらにかかる面圧は11MPaで等しくなる。
図15から明らかなように、本発明の実施例2においては、IGBT側およびダイオード側ともに、面圧が11MPaと等しくなる結果となった。この実施例1においては、図5に示すように、中間プレート32bが傾き、これにより段差吸収部材の高さばらつきΔZ=0.3mmに対して、中間プレート用調芯ボール34および皿ばね保持用部材36の押し上げられる量は、0.1mm〔=L1/(L1+L2)〕となり、皿ばね35にかかる荷重は300N増加する。そして、中間プレート用調芯ボール34および中間プレート32に加わる力のモーメントのつりあいより、IGBT11b側の荷重が200N増加して2200Nとなり、ダイオード21b側の荷重が100N増加して1100Nとなる。すなわち、段差吸収部材の高さばらつきΔZを、IGBT11b側およびダイオード21b側に分散することができ、これにより、これらにかかる面圧は11MPaで等しくなる。
一方、本発明所定の調芯構造を有しない比較例2においては、段差吸収部材の高さばらつきΔZが生じると、比較例1における図12と同様に、ダイオード21b側の皿ばね26eのみ0.3mm(=ΔZ)圧縮され、これにより、皿ばね26eの荷重のみが300N増加することとなる。そして、その結果として、図15に示すように、IGBT側の面圧とダイオード側の面圧とが異なることとなり、半導体装置として信頼性に劣る(ダイオードの寿命が短くなるとともに、IGBTの接触不良が発生する。)ものとなる。
1,1a,1b,1c,100…半導体装置
11,11a,11b,111a,111b,111c,111d,111e,111f…IGBT
21,21a,21b,121a,121b,121c,121d,121e,121f…ダイオード
2,102a,102b…第1電極板
3,103a,103c,103e…第2電極板
4,104…ヒートシンク
6,7,7a,7b,106a,106b,107a,107b…樹脂ケース
14,14a,14b,114a,114b…IGBT加圧用プレート
15,115a,115b…IGBT加圧用調芯ボール
15c…調芯凸部
16,16a,26,26a…突起部
17,17a,27,27a,35,147…皿ばね
24,24a,24b,124a,124b…ダイオード加圧用プレート
25,125a,125b…ダイオード加圧用調芯ボール
25c…調芯凸部
32,32a,32b,141,142…中間プレート
33,33b,133…加圧プレート
34,143,144…中間プレート用調芯ボール
34c…調芯凸部
11,11a,11b,111a,111b,111c,111d,111e,111f…IGBT
21,21a,21b,121a,121b,121c,121d,121e,121f…ダイオード
2,102a,102b…第1電極板
3,103a,103c,103e…第2電極板
4,104…ヒートシンク
6,7,7a,7b,106a,106b,107a,107b…樹脂ケース
14,14a,14b,114a,114b…IGBT加圧用プレート
15,115a,115b…IGBT加圧用調芯ボール
15c…調芯凸部
16,16a,26,26a…突起部
17,17a,27,27a,35,147…皿ばね
24,24a,24b,124a,124b…ダイオード加圧用プレート
25,125a,125b…ダイオード加圧用調芯ボール
25c…調芯凸部
32,32a,32b,141,142…中間プレート
33,33b,133…加圧プレート
34,143,144…中間プレート用調芯ボール
34c…調芯凸部
Claims (10)
- 第1半導体素子と、第2半導体素子とを少なくとも備える圧接型半導体装置であって、
前記第1半導体素子および前記第2半導体素子は、調芯機構を介して、加圧プレートにより加圧されており、
前記調芯機構は、
前記第1半導体素子に、前記加圧プレートによる加圧力を伝えるための第1プレートと、
前記第2半導体素子に、前記加圧プレートによる加圧力を伝えるための第2プレートと、
前記第1プレートおよび前記第2プレートに、前記加圧プレートによる加圧力を伝えるための中間プレートと、を有し、
前記第1プレートおよび前記第2プレートが、それぞれ、第1調芯手段および第2調芯手段を介して、前記中間プレートにより加圧され、かつ、
前記中間プレートが、中間プレート用調芯手段を介して、前記加圧プレートにより加圧されてなるものである圧接型半導体装置。 - 前記加圧プレートによる加圧方向から見た場合における、前記中間プレート用調芯手段と前記第1調芯手段との間の距離をL1、前記中間プレート用調芯手段と前記第2調芯手段との間の距離をL2とし、
前記第1半導体素子に加わる荷重をF1、前記第2半導体素子に加わる荷重をF2とした場合に、
L1およびF1の積(L1×F1)と、L2およびF2の積(L2×F2)とが等しい関係である請求項1に記載の圧接型半導体装置。 - 前記第1半導体素子と前記第1プレートとの間には第1弾性部材が、前記第2半導体素子と前記第2プレートとの間には第2弾性部材が、それぞれ配置されている請求項1または2に記載の圧接型半導体装置。
- 前記中間プレートと前記加圧プレートとの間には、弾性部材およびこれを保持するための弾性部材保持用プレートが配置されており、
前記中間プレートは、前記中間プレート用調芯手段を介して、前記弾性部材保持用プレートに加圧されることにより、前記加圧プレートによる加圧力が伝えられている請求項1または2に記載の圧接型半導体装置。 - 各前記調芯手段は、各前記プレートの向かい合う各面にそれぞれ形成された凹部に、調芯ボールを挟むことにより形成されている請求項1〜4のいずれかに記載の圧接型半導体装置。
- 各前記調芯手段は、向かい合う各前記プレートのうちいずれか一方に形成された凹部に、他方に形成された半球状の凸部を組み合わせることにより形成されている請求項1〜4のいずれかに記載の圧接型半導体装置。
- 複数の半導体素子を備える圧接型半導体装置であって、
複数の前記半導体素子は、調芯機構を介して、加圧プレートにより加圧されており、
前記調芯機構は、
各前記半導体素子に、前記加圧プレートによる加圧力を伝えるための第1プレート、第2プレートおよび第3プレートと、
前記第1プレート、第2プレートおよび第3プレートに、前記加圧プレートによる加圧力を伝えるための中間プレートと、を有し、
前記第1プレート、第2プレートおよび第3プレートが、それぞれ、第1調芯手段、第2調芯手段および第3調芯手段を介して、前記中間プレートにより加圧され、かつ、
前記中間プレートが、中間プレート用調芯手段を介して、前記中間プレートに前記加圧プレートからの加圧力を伝えるための第4プレートにより加圧されてなるものであり、
前記調芯機構の前記中間プレート用調芯手段が、第1調芯手段、第2調芯手段および第3調芯手段の形成位置がなす三角形の荷重重心に位置することを特徴とする圧接型半導体装置。 - 前記第1プレート、第2プレートおよび第3プレートは、それぞれ一対の半導体素子加圧用プレートを介して、一対の半導体素子を加圧しており、
一対の前記半導体素子加圧用プレートは、一対の半導体素子用調芯手段を介して、前記第1プレート、第2プレートおよび第3プレートにより、それぞれ加圧される請求項7に記載の圧接型半導体装置。 - 前記圧接型半導体装置は、各前記プレートおよび各前記調芯手段を有する前記調芯機構を2つ有しており、各前記調芯機構における各前記中間プレートが、各前記中間プレート用調芯機構を介して、前記第4プレートにより加圧されている請求項7または8に記載の圧接型半導体装置。
- 前記第4プレートと前記加圧プレートとの間には、弾性部材およびこれを保持するための弾性部材保持用プレートが配置されており、
前記第4プレートは、第4調芯手段を介して、前記弾性部材保持用プレートにより加圧されている請求項9に記載の圧接型半導体装置。
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