JP2009043651A - 回転陽極型x線管装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】陽極が発生する熱の放出特性を向上させることができ、しかも、長期にわたって信頼性の高い回転陽極型X線管装置を提供する。
【解決手段】回転陽極型X線管装置は、X線透過板11bと一体化された真空外囲器11と、真空外囲器内のX線透過板上に形成され、真空外囲器と一体的に回転可能な透過型の陽極ターゲット15と、真空外囲器を収納し、回転可能に保持し、陽極ターゲットと対向したX線放射窓3aを有したハウジング3と、陰極13と、陰極保持体13aと、軸受機構55と、真空シール機構53と、回転駆動装置と、を備えている。
【選択図】図1
【解決手段】回転陽極型X線管装置は、X線透過板11bと一体化された真空外囲器11と、真空外囲器内のX線透過板上に形成され、真空外囲器と一体的に回転可能な透過型の陽極ターゲット15と、真空外囲器を収納し、回転可能に保持し、陽極ターゲットと対向したX線放射窓3aを有したハウジング3と、陰極13と、陰極保持体13aと、軸受機構55と、真空シール機構53と、回転駆動装置と、を備えている。
【選択図】図1
Description
この発明は、回転陽極型X線管装置に関し、特に、陽極ターゲットが発生する熱の放出特性を向上できる回転陽極型X線管装置、特に透過放射型X線管装置に関する。
X線管は、陽極ターゲットに電子ビームを衝突させてX線を発生する構成になっている。このようなX線管は、医療用の診断装置あるいは工業用の非破壊検査装置や材料分析装置など、多くの用途に利用されている。そして、用途に応じていろいろな種類のX線管が実用化されている。その一つに、微小焦点すなわちマイクロフォーカスX線発生源を得る透過放射型X線管がある。
マイクロフォーカス透過放射型X線管の用途の一つは、半導体集積回路基板やその他の物体のX線拡大透視撮影装置であるその概略構成は、図8に示すように、X線遮蔽された装置ケース11の内部にX線管12が配置されている。そして、X線管12のX線発生焦点位置Sから距離Laだけ離れた位置に、半導体集積回路基板のような被撮影物体13が置かれる。この被撮影物体13の位置からさらに距離Lbだけ離れた位置に、そのセンサー面が位置するようにX線イメージ管や固体X線センサーなどのX線エリアセンサー14が配置されている。
X線管12には、装置ケース11に内蔵された電源15から動作電圧が供給されるようになっており、これは外部から制御される。また、X線エリアセンサー14のX線画像信号出力部16から出力されるX線画像信号は、画像処理装置を内蔵するモニター17に送られ、その画像表示部18に被撮影物体13のX線拡大透視撮影映像が表示される。被撮影物体のX線撮影の拡大率Mは、概ね、M=(La+Lb)/Laで表される。
この場合、La<<Lbとなるように設定される。そのため、距離Laを小さくするほど拡大率Mは大きくなる。また、X線管のX線発生源である焦点Sのサイズが小さければ小さいほど、解像度が高く、鮮明なX線拡大透視撮影画像が得られることも自明である。従って、X線拡大透視撮影装置の場合、X線管の焦点S、すなわちX線発生ターゲット部分をできるだけ被撮影物体13の近くに配置し、距離Laを可能な限り小さくする構成が望まれる。この目的には、X線発生ターゲット部がX線管の最先端に存在するマイクロフォーカス透過放射型X線管の使用が適する。
この型のX線管12は、図9に示すように、真空容器21の一方の側の金属円筒部の先端部に、X線を透過するX線透過窓板22が真空気密に設けられている。この透過窓板22は、通常、ベリリウムなどX線の透過率が高い材料で構成されている。また、X線透過窓板22の真空側の面には、主要部を拡大して示すように、タングステンなどからなる陽極ターゲット薄膜23が直接または間接的に付着されている。そして、真空容器21内の他方側のガラス部分内に電子ビームを発生する陰極構体24が配置され、それと電子レンズ用の複数個のグリッド電極からなる電子銃25が配置されている。
上記した構成において、陰極構体24から発生し電子銃25を経た電子ビームeは、陽極ターゲット薄膜23の位置で点焦点Sを結ぶようになっている。そして、この陽極ターゲット薄膜23で発生したX線はそのまま透過窓板22を通して外部に放射され、X線撮影に利用される。この放射X線を符号Xで表す。
このような装置あるいはX線管は、例えば特許文献1乃至8等に開示されている。
特開2002−42705号公報
米国特許第5077771号明細書
特許第2713860号公報
特許第2634369号公報
特公平7−50594号公報
特開平9−171788号公報
実公昭52−56778号公報
実開昭54−163885号公報
このような装置あるいはX線管は、例えば特許文献1乃至8等に開示されている。
従来の透過放射型X線管は、ベリリウム等からなるX線透過窓板の真空側の平坦面もしくは曲率が少なくとも1つの次元方向に実質上0である面の上に、タングステン等の薄膜で構成された陽極ターゲットが直接または間接的に形成されている。この構造の場合、電子ビームの衝突で陽極ターゲット薄膜の温度が上昇した際、陽極ターゲット薄膜に引っ張りの熱応力および陽極ターゲット薄膜をX線透過窓板から剥離させようとする熱応力が発生し、陽極ターゲット薄膜に亀裂が発生したりX線透過窓板から剥離したりし易い。陽極ターゲット薄膜にこのような損傷が発生すると、陽極ターゲット薄膜が放出するX線量が低下して短寿命となる。
この発明は以上の点に鑑みなされたもので、その目的は、陽極が発生する熱の放出特性を向上させることができ、しかも、長期にわたって信頼性の高い透過放射型X線管回転陽極型X線管装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明の態様に係る回転陽極型X線管装置は、
回転可能な、X線透過板と一体化された真空外囲器と、
前記真空外囲器内の前記X線透過板上に形成され、前記真空外囲器と一体的に回転可能な透過型の陽極ターゲットと、
少なくとも前記真空外囲器を収納し、回転可能に保持し、前記陽極ターゲットと対向したX線放射窓を有したハウジングと、
前記真空外囲器内に収納配置された陰極と、
前記陰極を支持する陰極保持体と、
前記真空外囲器と、前記ハウジング又は前記ハウジングに固定された固定体と、の間に設けられた軸受機構及び真空外囲器真空シール機構と、
前記真空外囲器を回転させるための回転駆動装置と、を備えている。
回転可能な、X線透過板と一体化された真空外囲器と、
前記真空外囲器内の前記X線透過板上に形成され、前記真空外囲器と一体的に回転可能な透過型の陽極ターゲットと、
少なくとも前記真空外囲器を収納し、回転可能に保持し、前記陽極ターゲットと対向したX線放射窓を有したハウジングと、
前記真空外囲器内に収納配置された陰極と、
前記陰極を支持する陰極保持体と、
前記真空外囲器と、前記ハウジング又は前記ハウジングに固定された固定体と、の間に設けられた軸受機構及び真空外囲器真空シール機構と、
前記真空外囲器を回転させるための回転駆動装置と、を備えている。
また、本発明の他の態様に係る回転陽極型X線管装置は、
X線を透過させるX線透過板と、
前記X線透過板上に形成され、前記X線透過板と対向した側の反対側から電子が衝突することで、前記X線透過板側にX線を放射する透過型の陽極ターゲットと、
電子を放出する電子放出源と、
前記X線透過板と一体化され、前記陽極ターゲットおよび電子放出源を所定の減圧下で保持する真空容器と、
前記真空容器を収容し、前記X線透過板及び陽極ターゲットと対向したX線放射窓を有し、前記真空容器との間を密閉するハウジングと、
前記ハウジングに前記電子放出源を固定する支持部材と、
前記真空容器を前記ハウジング内で回転可能に保持する保持部材と、
前記支持部材と前記保持部材との間に位置され、前記真空容器内の真空を維持しながら前記真空容器の前記ハウジング内での回転を可能とする流体シール部材と、を備えている。
X線を透過させるX線透過板と、
前記X線透過板上に形成され、前記X線透過板と対向した側の反対側から電子が衝突することで、前記X線透過板側にX線を放射する透過型の陽極ターゲットと、
電子を放出する電子放出源と、
前記X線透過板と一体化され、前記陽極ターゲットおよび電子放出源を所定の減圧下で保持する真空容器と、
前記真空容器を収容し、前記X線透過板及び陽極ターゲットと対向したX線放射窓を有し、前記真空容器との間を密閉するハウジングと、
前記ハウジングに前記電子放出源を固定する支持部材と、
前記真空容器を前記ハウジング内で回転可能に保持する保持部材と、
前記支持部材と前記保持部材との間に位置され、前記真空容器内の真空を維持しながら前記真空容器の前記ハウジング内での回転を可能とする流体シール部材と、を備えている。
この発明によれば、熱の放出特性を向上させることができ、長期に亘って安定な特性が確保できる。これにより、X線管装置が組み込まれる、例えばX線画像診断装置や非破壊検査装置の寿命が増大される。
さらに、この発明によれば、冷却液の高電圧に対する絶縁性を考慮する必要がなく冷却効率の高い冷却媒体が利用可能で、冷却効率が向上される。
また、この発明によれば、X線管装置自身の寿命も増大されるので、X線画像診断装置や非破壊検査装置のランニングコストも低減される。
さらに、この発明によれば、冷却液の高電圧に対する絶縁性を考慮する必要がなく冷却効率の高い冷却媒体が利用可能で、冷却効率が向上される。
また、この発明によれば、X線管装置自身の寿命も増大されるので、X線画像診断装置や非破壊検査装置のランニングコストも低減される。
以下、本発明の第1の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1に示すように、X線管装置1は、例えばX線画像診断装置や非破壊検査装置に組み込まれ、対象物すなわち非検査対象に対してX線を放射するものである。X線管装置1は、ハウジング3と、透過型のX線管本体(回転陽極型X線管)5と、冷却器(クーラーユニット)7aとを有している。X線管本体は、ハウジング3に収容され、所定強度のX線を透過させて放射可能である。ハウジング3は、X線放射窓3aを有している。
図1に示すように、X線管装置1は、例えばX線画像診断装置や非破壊検査装置に組み込まれ、対象物すなわち非検査対象に対してX線を放射するものである。X線管装置1は、ハウジング3と、透過型のX線管本体(回転陽極型X線管)5と、冷却器(クーラーユニット)7aとを有している。X線管本体は、ハウジング3に収容され、所定強度のX線を透過させて放射可能である。ハウジング3は、X線放射窓3aを有している。
X線管本体5は、冷却液7を介してハウジング3の所定の位置に収容されている。冷却液7は、例えば主な成分が水であり、電気伝導率が所定の大きさ未満に管理された非油脂系の冷却液(水系冷却媒体)である。なお、冷却液7としては、低電圧に対する絶縁性を確保し、かつ金属部品に対する腐食性を低減するために導電率が1mS/m以下に設定された冷却媒体が用いられる。冷却媒体は、主として、水またはグリコールが所定量混合された水系媒体である。また、冷却媒体として水と混合されるグリコール類としては、例えばエチレングリコールやプロピレングリコール等が利用可能である。
X線管本体5は、真空外囲器11と、陰極電子銃(熱電子放出源)13と、X線透過板11bと、透過型の回転陽極(陽極ターゲット,アノード)15とを含んでいる。真空外囲器11は、ハウジング3内部に満たされた冷却液(水系冷却媒体)7に、全周が概ね接触可能に、かつ回転可能に設けられている。真空外囲器11の内部は所定の真空度に保持されている。陰極電子銃13は、真空外囲器11の内側に、真空外囲器11と独立に設けられている。X線透過板11bは、真空外囲器11と一体化されている。陽極ターゲット15は、真空外囲器11内のX線透過板11b上に形成され、真空外囲器11と一体的に回転可能に設けられている。陽極ターゲット15は、電子銃13から放出された電子が衝突されることにより所定の波長のX線をX線透過板11b側に放射するものである。なお、真空外囲器11は、ハウジング3の一端部の所定の位置を貫通して設けられる接地極9と接触されて、接地されている。
X線透過板11bの外面は、真空外囲器11の外側に露出されている。X線透過板11bは、ベリリウム等、X線透過率の高い材料で形成されている。X線透過板11bは、円環状に形成されている。陽極ターゲット15は、タングステン等の材料で薄膜に形成され、円環状に形成されている。ここで、陽極ターゲット15は、X線透過板11b上に直接形成され、X線透過板11bと一体化されている。X線透過板11bおよび陽極ターゲット15は、X線透過窓6を形成している。陰極電子銃13は、陽極ターゲット15に対してX線透過板11bの反対側に位置している。
X線放射窓3a、X線透過板11b、陽極ターゲット15および陰極電子銃13は、互いに対向している。真空外囲器11の回転時においても、陽極ターゲット15は、X線放射窓3aおよび陰極電子銃13と対向し、回転する。この実施の形態において、X線放射窓3a、X線透過板11b、陽極ターゲット15および陰極電子銃13は、真空外囲器11の回転軸に沿った方向に互いに対向配置されている。
真空外囲器11は、磁性流体真空シール部材53と、ベアリング(転がり軸受け、ボール/ロールベアリング)部材55とにより保持されている。磁性流体真空シール部材53は、ハウジング3の所定の位置に設けられた円筒状の固定部51の外周面の所定の位置に設けられている。ベアリング部材55は、固定部51の所定の位置であって、磁性流体真空シール部材53よりも冷却液7の流路に近接する側に設けられている。なお、円筒状の固定部51は、電気絶縁性の支持部材57を介してハウジング3の真空外囲器保持部59に固定されている。固定部51及び真空外囲器保持部59は、同心状(同軸状)に設けられている。
陰極電子銃13は、円筒状で電気絶縁性の陰極保持体13aを有している。陰極保持体13aの外周面とX線管本体5の真空外囲器保持部59の円筒部分59aの内側の所定の領域とは、シール部材61を介して固定される。上記したことから、陰極電子銃13は、真空外囲器11の内側の所定の位置に固定されている。
溶接部65により接続構体51aと溶接された固定部材63の形状は、ベローズ(蛇腹)状の円筒状である。これにより、回転される真空外囲器11の振動が、陰極電子銃13に不所望に伝達されることが低減される。また、陰極保持体13aと円筒状の固定部51とのより大きな組み立て誤差は吸収される。
なお、陰極電子銃13の陰極保持体13aには、ハウジング3の真空外囲器保持部59を貫通する所定の長さが与えられている。陰極保持体13aは、ハウジング3の接地極9が設けられる側と反対の側で、陰極電子銃13への電源の供給に利用される接続部(高電圧供給端子)67と電気的に接続される。
この固定部材63と接続構体51aとは、溶接部65により固定されている。これにより、真空外囲器11が回転される際の振動が陰極電子銃13に伝達されることが低減される。すなわち、接続構体51aのばね性により真空外囲器11の回転によって発生する振動は吸収される。また、ばね性を示す接続構体51aにより、陰極保持体13aと円筒状の固定部51との僅かな組み立て誤差は吸収される。
真空外囲器11付近の所定の位置に、複数の永久磁石69が設けられている。複数の永久磁石69は、ベアリング部材55の概ね外側に位置する真空外囲器11の軸受け部11aの近傍に設けられている。複数の永久磁石69は、真空外囲器11を回転させるための推進力(磁力)を受けるものである。
永久磁石69と実質的に同軸状(同心状)となるハウジング3の所定の位置には、ステータ71が設けられている。ステータ71は、永久磁石69に対して、任意のタイミングで磁力(推進力)を提供するものであって、外部から回転を制御可能に回転磁界を形成するものである。ステータ71は、外部から回転を制御可能に電磁石として形成されているため、コイル体である。ここで、ステータ71は回転駆動装置として機能している。
このようなX線管装置1においては、ステータ71に所定の電流が供給されることで、真空外囲器11が所定の速度で回転され、真空外囲器11の内側に設けられた陽極ターゲット(回転陽極)15が所定の速度で回転される。この状態で陰極電子銃13から放射された電子が陽極ターゲット15に衝突されることで、陽極ターゲット15から所定の波長のX線がX線透過板11b側に放射される。放射されたX線は、真空外囲器11の円筒状部の所定の位置に規定されたX線透過板11b及びハウジング3の円筒状部の所定の規定されたX線放射窓3aから外部へ放射される。
なお、真空外囲器11の外側のほとんどの領域とハウジング3の内側の所定の領域との間には、例えば真空外囲器11の軸受け部11aの近傍に設けられた冷却液入り口5bを介して、冷却液7が注入される。冷却液7は、例えば接地極9の近傍に設けられた冷却液出口5cからハウジング3外部に排出される。これにより、軸受け部11a及び真空外囲器11内に組み込まれた陽極ターゲット15は冷却される。
また、真空外囲器11の内側、すなわち陰極電子銃13と陽極ターゲット15は、磁性流体真空シール部材53により、所定の真空下に位置されている。流体磁性真空シール材は、例えば、神山による「潤滑」第30巻第8号pp75〜78に報告がある。
磁性流体真空シール部材を形成する際、まず、磁性体である軸もしくは非磁性体の軸を磁性体からなる円筒で覆った軸構造体の外周に所定量の磁性流体を用意する。ここで、磁性流体は、強磁性体の粒子を液体に分散させたコロイド溶液である。次いで、軸もしくは軸構造体に磁性片と永久磁石等を近接させて磁気回路を形成する。これにより、磁性流体を軸もしくは軸構造体の周囲にとどまらせることができる。磁性流体真空シール部材は、圧力(気圧)差を維持するシール材である。磁性流体真空シール部材を設けることは、高速で回転される真空外囲器11内を所定の真空(減圧)下に維持するために有益である。
なお、ハウジング3内に供給された冷却液7は、冷却器(クーラーユニット)7aに設けられた熱交換器7bにより冷却される。冷却液7はポンプ7cにより、冷却液入り口5bと冷却液出口5cの間を循環される。これにより、陽極ターゲット15及び軸受け部11aにおいて発生する熱が、冷却液7を介して、ハウジング3の外部へ放出される。
このとき、冷却液7は、真空外囲器11を隔てて、磁性流体真空シール部材53及び陽極ターゲット15の背面の近傍を流れる。このため、磁性流体真空シール部材53及び陽極ターゲット15を効率よく冷却できる。なお、冷却液7の流路は、ハウジング3及びX線管本体5の形状を工夫することにより形成されている。冷却液7の流路を工夫したことにより、冷却液7はステータ71も併せて冷却可能である。そして、X線管装置1により生じる熱の多くを、冷却液7を介してX線管装置1外部に放出できる。
また、真空外囲器11の端部11cは、真空外囲器11の一端部に位置し、ハウジング3の固定部51に近接している。端部11cは、固定部51の突出部52との間に僅かな隙間、すなわち濡れ性の低い隙間5dを提供する。上記したことから、隙間5dは、冷却液7の真空外囲器11の内側への入り込みを抑止できる。これにより、磁性流体真空シール部材53に冷却液7が回り込み、真空シール部材53の性能(能力)が不所望に低下することが防止される。
なお、接触角が比較的大きな液体としての冷却液7を冷却媒体として用いる場合、濡れ性の低い隙間5dは一定の大きさよりも小さく規定されている。これにより、隙間5dへの冷却液7の入り込みは抑止される。但し、この実施例においては、冷却媒体として、水またはグリコールが混合された媒体が用いられている。この場合、接触角を大きくするために、真空外囲器11の端部11c(永久磁石69の端部を含む)および固定部51に、樹脂等をコーティングすることが好ましい。
また、ベアリング部材55のうちの磁性流体真空シール部材53から離れた側のベアリング部材は、内筒と外筒との間がシール材によりシールされているシール型である。これにより、一層、磁性流体真空シール部材53に冷却液7が回り込むことを、抑止できる。
上記したように構成された回転陽極型X線管装置によれば、回転陽極型X線管装置は、水系の冷却媒体を使用して、熱の放出特性を向上させることができる。長期に亘って回転陽極型X線管装置の安定な特性が確保できる。これにより、X線管装置が組み込まれる、例えばX線画像診断装置や非破壊検査装置の寿命が増大される。さらに、陽極ターゲット15の許容できる熱入力を大きくすることができるため、X線管本体5の出力を向上させることもできる。
また、上記実施の形態の回転陽極型X線管装置によれば、冷却液の高電圧に対する絶縁性を考慮する必要がなく冷却効率の高い冷却媒体が利用可能で、冷却効率が向上される。さらに、この発明によれば、X線管装置自身の寿命も増大されるので、X線画像診断装置や非破壊検査装置のランニングコストも低減される。上記実施の形態の回転陽極型X線管装置は、静止した真空外囲器内で陽極ターゲットを回転させる回転陽極型X線管装置に比べてコンパクトに形成することができる。
次に、本発明の第2乃至第4の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、第2乃至第4の実施の形態において、他の構成は上述した実施の形態と同一であり、同一の部分には同一の符号を付してその詳細な説明を省略する。
図2は、第2の実施の形態に係る回転陽極型X線管装置を示している。図に示すように、冷却液入り口5bと冷却液出口5cとは、冷却器7aを介することなくパイプ7dで繋がっていても良い。この場合、冷却液7は、パイプ7dを介し冷却液入り口5bと冷却液出口5cの間を循環される。なお、言うまでもないが、陽極ターゲット15は透過型である。
図3は、第3の実施の形態に係る回転陽極型X線管装置を示している。図に示すように、冷却液入り口5bと冷却液出口5cとは、ハウジング3に形成された流路3bで繋がっていても良い。この場合、冷却液7は、流路3bを介し冷却液入り口5bと冷却液出口5cの間を循環される。なお、言うまでもないが、陽極ターゲット15は透過型である。
図2および図3で説明したように、この発明の一実施の形態をX線管装置に適用することで、水系の冷却媒体を使用して、熱の放出特性を向上させることができ、長期に亘って安定な特性が確保できる。これにより、X線管装置が組み込まれる、例えばX線画像診断装置や非破壊検査装置の寿命が増大される。さらに、陽極ターゲット15の許容できる熱入力を大きくすることができるため、X線管本体5の出力を向上させることもできる。
また、上記実施の形態の回転陽極型X線管装置によれば、冷却液の高電圧に対する絶縁性を考慮する必要がなく冷却効率の高い冷却媒体が利用可能で、冷却効率が向上される。さらに、この発明によれば、X線管装置自身の寿命も増大されるので、X線画像診断装置や非破壊検査装置のランニングコストも低減される。上記実施の形態の回転陽極型X線管装置は、静止した真空外囲器内で陽極ターゲットを回転させる回転陽極型X線管装置に比べてコンパクトに形成することができる。
図4は、第4の実施の形態に係る回転陽極型X線管装置を示している。図に示すように、X線放射窓3aは、ハウジング3の一部が開口して形成されている。このため、この実施の形態において、冷却液7は、ハウジング3内部に収容されていない。なお、言うまでもないが、陽極ターゲット15は透過型である。
次に、本発明の第5及び第6の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、第5及び第6の実施の形態において、他の構成は上述した実施の形態と同一であり、同一の部分には同一の符号を付してその詳細な説明を省略する。
図5及び図6は、第5の実施の形態に係る回転陽極型X線管装置を示している。図に示すように、X線管装置1は、ハウジング3と、X線管本体5と、図示しない冷却器7aとを備えている。
X線放射窓3a、X線透過板11b及び陽極ターゲット15は、真空外囲器11の回転軸に沿った方向に互いに対向配置されている。陰極電子銃13は、真空外囲器11の回転軸上に配置されている。すなわち、陰極電子銃13は、陽極ターゲット15と対向した位置から外れている。
陰極電子銃13が配置される場所の近傍に、第1磁気偏向コイル8a及び第2磁気偏向コイル8bが配置されている。第1磁気偏向コイル8a及び第2磁気偏向コイル8bは、真空外囲器11の外側でありハウジング3内部である環状の設置スペースS1の所定位置に配置されている。第1磁気偏向コイル8a及び第2磁気偏向コイル8bは、真空外囲器11(端部11c)を挟んで互いに対向している。
第1磁気偏向コイル8a及び第2磁気偏向コイル8bは、偏向制御部として機能している。第1磁気偏向コイル8a及び第2磁気偏向コイル8bは、磁気的に電子ビームを偏向させるものである。第1磁気偏向コイル8a及び第2磁気偏向コイル8bは、電子ビームを偏向させる磁場Hをつくり出す。
ここで、真空外囲器11の回転軸に沿った方向を第1方向d1、第1方向に直交した方向を第2及び第3方向d2、d3、第1、第2及び第3方向に直交した方向を第4及び第5方向d4、d5とする。
この実施の形態において、第1磁気偏向コイル8a及び第2磁気偏向コイル8bは、第4及び第5方向d4、d5に対向している。磁場Hは、第1磁気偏向コイル8aから第2磁気偏向コイル8bに向った第4方向d4に形成される。
陰極電子銃13から放出される熱電子は、陰極電子銃13と陽極ターゲット15間の電場により加速集束されるとともに、第1磁気偏向コイル8a及び第2磁気偏向コイル8bがつくり出す磁場Hの影響を受ける。これにより、熱電子は、回転軸から回転軸に垂直な方向(径方向)に離れた位置に配置されている陽極ターゲット15に衝突される。この実施の形態において、熱電子は、磁場Hにより第2方向d2に曲げられ、陽極ターゲット15に衝突される。
端部11cの外周面には、例えば銅からなるロータ69aが設けられている。ロータ69aは、ベアリング部材55の概ね外側に位置する真空外囲器11の軸受け部11aの近傍に設けられている。ロータ69aの外周面には、複数の永久磁石69bが設けられている。複数の永久磁石69bは、真空外囲器1511を回転させるための推進力(磁力)を受けるものである。ステータ71は、永久磁石69bに対して、任意のタイミングで磁力(推進力)を提供するものであって、外部から回転を制御可能に回転磁界を形成するものである。
端部11cの外周面には、例えば銅からなるロータ69aが設けられている。ロータ69aは、ベアリング部材55の概ね外側に位置する真空外囲器11の軸受け部11aの近傍に設けられている。ロータ69aの外周面には、複数の永久磁石69bが設けられている。複数の永久磁石69bは、真空外囲器1511を回転させるための推進力(磁力)を受けるものである。ステータ71は、永久磁石69bに対して、任意のタイミングで磁力(推進力)を提供するものであって、外部から回転を制御可能に回転磁界を形成するものである。
上記したように構成された回転陽極型X線管装置によれば、回転陽極型X線管装置は、水系の冷却媒体を使用して、熱の放出特性を向上させることができる。長期に亘って回転陽極型X線管装置の安定な特性が確保できる。これにより、X線管装置が組み込まれる、例えばX線画像診断装置や非破壊検査装置の寿命が増大される。さらに、陽極ターゲット15の許容できる熱入力を大きくすることができるため、X線管本体5の出力を向上させることもできる。
また、上記実施の形態の回転陽極型X線管装置によれば、冷却液の高電圧に対する絶縁性を考慮する必要がなく冷却効率の高い冷却媒体が利用可能で、冷却効率が向上される。さらに、この発明によれば、X線管装置自身の寿命も増大されるので、X線画像診断装置や非破壊検査装置のランニングコストも低減される。上記実施の形態の回転陽極型X線管装置は、静止した真空外囲器内で陽極ターゲットを回転させる回転陽極型X線管装置に比べてコンパクトに形成することができる。
図7は、第6の実施の形態に係る回転陽極型X線管装置を示している。図に示すように、X線管装置1は、ハウジング3と、X線管本体5と、図示しない冷却器7aとを備えている。
X線放射窓3a、X線透過板11b及び陽極ターゲット15は、真空外囲器11の回転軸に沿った方向に互いに対向配置されている。陰極電子銃13は、真空外囲器11の回転軸上に配置されている。すなわち、陰極電子銃13は、陽極ターゲット15と対向した位置から外れている。
この実施の形態において、X線管装置1は、上記第1磁気偏向コイル8a及び第2磁気偏向コイル8bを有していない。陰極電子銃13が配置される場所の近傍に、正の偏向電極としての第1偏向電極8c及び負の偏向電極としての第2偏向電極8dが配置されている。第1偏向電極8c及び第2偏向電極8dに与えられる電圧において、第1偏向電極8cには相対的に正の電圧が与えられ、第2偏向電極8dには相対的に負の電圧が与えられる。
第1偏向電極8c及び第2偏向電極8dは、真空外囲器11内部に配置され、互いに間隔を置いて対向している。第1偏向電極8c及び第2偏向電極8dは、それぞれ電気絶縁部材を介して陰極電子銃13に固定されている。
第1偏向電極8c及び第2偏向電極8dは、偏向制御部として機能している。第1偏向電極8c及び第2偏向電極8dは、電気的に電子ビームを偏向させるものである。第1偏向電極8c及び第2偏向電極8dは、電子ビームを偏向させる電場Eをつくり出す。
この実施の形態において、第1偏向電極8c及び第2偏向電極8dは、第2方向d2(第3方向d3)に対向している。電場Eは、第1偏向電極8cから第2偏向電極8dに向った第3方向d3に形成される。
陰極電子銃13から放出される熱電子は、陰極電子銃13と陽極ターゲット15間の電場により加速集束されるとともに、第1偏向電極8c及び第2偏向電極8dがつくり出す電場Eの影響を受ける。なお、第1偏向電極8c及び第2偏向電極8d間の電位差は、陰極電子銃13及び陽極ターゲット15間の電位差に比べて十分に小さい。
これにより、熱電子は、回転軸から回転軸に垂直な方向(径方向)に離れた位置に配置されている陽極ターゲット15に衝突される。この実施の形態において、熱電子は、電場Eにより第2方向d2に曲げられ、陽極ターゲット15に衝突される。
上記したように構成された回転陽極型X線管装置によれば、回転陽極型X線管装置は、水系の冷却媒体を使用して、熱の放出特性を向上させることができる。長期に亘って回転陽極型X線管装置の安定な特性が確保できる。これにより、X線管装置が組み込まれる、例えばX線画像診断装置や非破壊検査装置の寿命が増大される。さらに、陽極ターゲット15の許容できる熱入力を大きくすることができるため、X線管本体5の出力を向上させることもできる。
また、上記実施の形態の回転陽極型X線管装置によれば、冷却液の高電圧に対する絶縁性を考慮する必要がなく冷却効率の高い冷却媒体が利用可能で、冷却効率が向上される。さらに、この発明によれば、X線管装置自身の寿命も増大されるので、X線画像診断装置や非破壊検査装置のランニングコストも低減される。上記実施の形態の回転陽極型X線管装置は、静止した真空外囲器内で陽極ターゲットを回転させる回転陽極型X線管装置に比べてコンパクトに形成することができる。
なお、この発明は上記実施の形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化可能である。また、上記実施の形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
例えば、X線放射窓3a、X線透過板11b及び陽極ターゲット15は、真空外囲器11の回転軸に直交した方向に互いに対向配置されていても良い。これにより、真空外囲器11の回転軸に直交した方向にX線を放射することができる。また、回転陽極型X線管装置は、真空外囲器11内に設けられ、不純物ガスを吸着するゲッターをさらに備えていても良い。
冷却媒体は、水系に限らず、絶縁油を使用したり、空気等のガス体を使用することも可能である。ベアリング部材は、ボールベアリングやロールベアリング等の転がり軸受け以外にすべり軸受けや磁気軸受けを使用することも可能である。固定部51は、電気絶縁部材を介してハウジングに直接固定されている。しかし、弾性部材、制振部材又は吸収部材が、電気絶縁部材及びハウジング間、又は電気絶縁部材及び固定部51間に配置されていても良い。これにより、回転部の回転に伴う振動をより低減させることも可能である。
この発明は、X線画像診断装置及び非破壊検査装置に使用される回転陽極型X線管装置に限定されるものではなく、全ての回転陽極型X線管装置に適用することができる。
この発明は、X線画像診断装置及び非破壊検査装置に使用される回転陽極型X線管装置に限定されるものではなく、全ての回転陽極型X線管装置に適用することができる。
1…X線管装置、3…ハウジング、3a…X線放射窓、5…X線管本体、5b…(X線管本体の)冷却液入り口、5c…(X線管本体の)冷却液出口、5d…(X線管本体の)濡れ性の低い隙間、6…X線透過窓、7…冷却液(水系冷却媒体)、7a…冷却器(クーラーユニット)、7b…熱交換器、7c…(クーラーユニットの)ポンプ、8a…第1磁気偏向コイル、8b…第2磁気偏向コイル、8c…第1偏向電極、8d…第2偏向電極、9…接地極、11…真空外囲器(真空容器)、11a…(真空外囲器の)軸受け部、11b…X線透過板、11c…(真空外囲器の)端部、13…電子銃(陰極電子銃)、13a,…陰極保持体、15…回転陽極(陽極ターゲット)、51…(円筒状の)固定部、51a…(円筒状の固定部の)接続構体、53…磁性流体真空シール部材、55…ころがり軸受け(ベアリング)、57…支持部材、59…真空外囲器保持部、59a…(真空外囲器保持部の)円筒部分、61,65…溶接部、63…固定部材、67…接続部(高電圧供給端子)、69…永久磁石、71…ステータ。
Claims (27)
- 回転可能な、X線透過板と一体化された真空外囲器と、
前記真空外囲器内の前記X線透過板上に形成され、前記真空外囲器と一体的に回転可能な透過型の陽極ターゲットと、
少なくとも前記真空外囲器を収納し、回転可能に保持し、前記陽極ターゲットと対向したX線放射窓を有したハウジングと、
前記真空外囲器内に収納配置された陰極と、
前記陰極を支持する陰極保持体と、
前記真空外囲器と、前記ハウジング又は前記ハウジングに固定された固定体と、の間に設けられた軸受機構及び真空シール機構と、
前記真空外囲器を回転させるための回転駆動装置と、を備えている回転陽極型X線管装置。 - 前記X線透過板は、ベリリウムで形成されている請求項1に記載の回転陽極型X線管装置。
- 前記真空外囲器およびハウジング間を循環される冷却媒体と、
少なくとも前記真空外囲器の陽極ターゲットに近接して冷却媒体が循環する循環路と、をさらに備えている請求項1に記載の回転陽極型X線管装置。 - 前記X線放射窓は、前記ハウジングの一部が開口して形成されている請求項1に記載の回転陽極型X線管装置。
- 前記真空シール機構は、磁性流体真空シール部材を含んでいる請求項1に記載の回転陽極型X線管装置。
- 前記真空外囲器およびハウジング間を循環される冷却媒体と、
熱交換器と、
循環ポンプと、をさらに備え、
前記冷却媒体は、前記熱交換器を通り、前記循環ポンプにより前記ハウジングと前記真空外囲器との間を循環される請求項1に記載の回転陽極型X線管装置。 - 前記真空外囲器およびハウジング間を循環される冷却媒体をさらに備え、
前記冷却媒体は、主要な成分が水である水系冷却媒体である請求項1に記載の回転陽極型X線管装置。 - 前記水系冷却媒体の導電率は、1mS/m以下である請求項7に記載の回転陽極型X線管装置。
- 前記真空外囲器若しくは前記真空外囲器に一体的に設けられる部材、並びに前記ハウジング若しくは前記ハウジングに一体的に設けられる部材は、これらの間に、前記真空外囲器と前記ハウジングとの間を循環される前記冷却媒体が前記真空外囲器内側に入り込むことを抑止可能に、濡れ性が抑制された狭い隙間を形成している請求項1に記載の回転陽極型X線管装置。
- 前記陰極支持体と、前記ハウジング又は前記ハウジングに固定された固定体と、の間に設けられた振動吸収機構をさらに備えている請求項1に記載の回転陽極型X線管装置。
- 前記回転駆動装置は、回転磁界を発生するステータである請求項1に記載の回転陽極型X線管装置。
- 前記真空外囲器およびハウジング間を循環される冷却媒体と、
クーラーユニットと、
前記ハウジングに着脱自在に接続された配管ジョイントと、をさらに備え、
前記クーラーユニットは、前記配管ジョイントを介して前記ハウジングと接続され、前記冷却媒体を冷却して循環させる請求項1に記載の回転陽極型X線管装置。 - 前記真空外囲器内に設けられ、かつ、不純物ガスを吸着するゲッターをさらに備えている請求項1に記載の回転陽極型X線管装置。
- 前記X線透過板、陽極ターゲットおよびX線放射窓は、前記真空外囲器の回転軸に沿った方向に互いに対向配置されている請求項1に記載の回転陽極型X線管装置。
- 前記X線透過板、陽極ターゲット及びX線放射窓は、前記真空外囲器の回転軸に直交した方向に互いに対向配置されている請求項1に記載の回転陽極型X線管装置。
- 前記陰極から放出される電子を偏向させる偏向制御部をさらに備えている請求項1に記載の回転陽極型X線管装置。
- X線を透過させるX線透過板と、
前記X線透過板上に形成され、前記X線透過板と対向した側の反対側から電子が衝突することで、前記X線透過板側にX線を放射する透過型の陽極ターゲットと、
電子を放出する電子放出源と、
前記X線透過板と一体化され、前記陽極ターゲットおよび電子放出源を所定の減圧下で保持する真空容器と、
前記真空容器を収容し、前記X線透過板及び陽極ターゲットと対向したX線放射窓を有し、前記真空容器との間を密閉するハウジングと、
前記ハウジングに前記電子放出源を固定する支持部材と、
前記真空容器を前記ハウジング内で回転可能に保持する保持部材と、
前記支持部材と前記保持部材との間に位置され、前記真空容器内の真空を維持しながら前記真空容器の前記ハウジング内での回転を可能とする流体シール部材と、を備えている回転陽極型X線管装置。 - 前記X線透過板は、ベリリウムで形成されている請求項17に記載の回転陽極型X線管装置。
- 前記真空容器およびハウジング間を循環される冷却液と、
少なくとも前記真空容器の陽極ターゲットに近接して前記冷却液が循環する循環路と、をさらに備えている請求項17に記載の回転陽極型X線管装置。 - 前記X線放射窓は、前記ハウジングの一部が開口して形成されている請求項17に記載の回転陽極型X線管装置。
- 前記流体シール部材は、磁性流体真空シール部材を含んでいる請求項17に記載の回転陽極型X線管装置。
- 前記真空容器およびハウジング間を循環される冷却液をさらに備え、
前記冷却液は、主要な成分が水である水系冷却液である請求項17に記載の回転陽極型X線管装置。 - 前記水系冷却液の導電率は、1mS/m以下である請求項22に記載の回転陽極型X線管装置。
- 前記真空容器およびハウジング間を循環される冷却液をさらに備え、
前記真空容器若しくは前記真空容器に一体的に設けられる部材、並びに前記ハウジング若しくは前記ハウジングに一体的に設けられる部材は、これらの間に、前記真空容器と前記ハウジングとの間を循環される前記冷却液が前記真空容器内側に入り込むことを抑止可能に、濡れ性が抑制された狭い隙間を形成している請求項17に記載の回転陽極型X線管装置。 - 前記X線透過板、陽極ターゲット及びX線放射窓は、前記真空容器の回転軸に沿った方向に互いに対向配置されている請求項17に記載の回転陽極型X線管装置。
- 前記X線透過板、陽極ターゲット及びX線放射窓は、前記真空容器の回転軸に直交した方向に互いに対向配置されている請求項17に記載の回転陽極型X線管装置。
- 前記電子放出源から放出される電子を偏向させる偏向制御部をさらに備えている請求項17に記載の回転陽極型X線管装置。
Priority Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP2007209531A JP2009043651A (ja) | 2007-08-10 | 2007-08-10 | 回転陽極型x線管装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2007209531A JP2009043651A (ja) | 2007-08-10 | 2007-08-10 | 回転陽極型x線管装置 |
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| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
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| JP2007209531A Withdrawn JP2009043651A (ja) | 2007-08-10 | 2007-08-10 | 回転陽極型x線管装置 |
Country Status (1)
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|---|---|
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| JP2013055041A (ja) * | 2011-08-05 | 2013-03-21 | Canon Inc | 放射線発生装置及び放射線撮影装置 |
| JP2013122906A (ja) * | 2011-08-05 | 2013-06-20 | Canon Inc | 放射線発生装置及び放射線撮影装置 |
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-
2007
- 2007-08-10 JP JP2007209531A patent/JP2009043651A/ja not_active Withdrawn
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