JP2008513010A - スタフィロコッカス・アウレウスに対して防御免疫応答を誘導するポリペプチド - Google Patents
スタフィロコッカス・アウレウスに対して防御免疫応答を誘導するポリペプチド Download PDFInfo
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Abstract
本発明は、配列番号1に構造的に関係するアミノ酸配列を含むポリペプチド及びかかるポリペプチドの使用を特徴とする。配列番号1は完全長S.アウレウスポリペプチドの切断誘導体である。完全長ポリペプチドを本明細書では完全長ペニシリン結合タンパク質4(「PBP4」)と称する。配列番号1のHis標識誘導体は、S.アウレウスに対して防御免疫応答を生じることが判明した。
Description
本願を通して引用する参考文献が本発明の従来技術であるとは認められない。
スタフィロコッカス アウレウス(Staphylococcus aureus)は広範な疾患及び症状の原因となる病原体である。S.アウレウスに起因する疾患及び症状の例としては、菌血症、感染性心内膜炎、毛包炎、せつ、よう、膿か疹、水ほう性膿か疹、蜂か織炎、ボトリオミセス症、毒素性ショック症候群、熱傷様皮膚症候群、中枢神経系感染症、感染性及び炎症性眼疾患、骨髄炎(osteomyletitis)並びに関節及び骨の他の感染症、気道感染症などが挙げられる。(The Staphylococci in Human Disease, Crossley and Archer (eds.), Churchill Livingstone Inc. 1997.)
S.アウレウス感染及びS.アウレウスの伝播を抑えるために、免疫学に基づく戦略を使用することができる。免疫学に基づく戦略としては、受動免疫、能動免疫などが挙げられる。受動免疫は、S.アウレウスを標的にした免疫グロブリンの移行を使用する。能動免疫は、S.アウレウスに対する免疫応答を誘導する。
S.アウレウスワクチン候補は、S.アウレウス多糖及びポリペプチドを標的にする。ターゲティングは、適切なS.アウレウス多糖又はポリペプチドをワクチン成分として使用して実施することができる。多糖ワクチン成分候補の例としては、S.アウレウス5型及び8型きょう膜多糖が挙げられる。(Shinefield et al., N. Eng. J. Med. 346:491−496, 2002.)ワクチン成分候補として使用することができるポリペプチドの例としては、コラーゲン付着因子、フィブリノーゲン結合タンパク質及びクランピング因子が挙げられる。(Mamo et al., FEMS Immunology and Medical Microbiology 10:47−54, 1994, Nilsson et al., J. Clin. Invest. 101:2640−2649, 1998, Josefsson et al., The Journal of Infectious Diseases 184: 1572−1580, 2001.)
S.アウレウスポリペプチド配列に関する情報は、S.アウレウスゲノムの配列を決定することによって得られる。(Kuroda et al., Lancet 357:1225−1240, 2001, Baba et al., Lancet 359:1819−1827, 2000、Kunsch他、1997年7月30日に発行された欧州特許公報EP 0 786 519号。)ゲノム配列決定から得られたポリペプチド配列を特徴づけようとしてバイオインフォマティクスがある程度使用された。(Kunsch他、1997年7月30日に発行された欧州特許公報EP 0 786 519号。)
抗原候補をコードする遺伝子を特定するために、ディスプレイ技術を含む手法などの手法及び感染者の血清が一部使用された。(Foster他、2001年12月27日に発行された国際公開第01/98499号、Meinke他、2002年8月1日に発行された国際公開第02/059148号、Etz et al., PNAS 99:6573−6578, 2002.)
本発明は、配列番号1に構造的に関係するアミノ酸配列を含むポリペプチド及びかかるポリペプチドの使用を特徴とする。配列番号1は完全長S.アウレウスポリペプチドの切断誘導体である。完全長ポリペプチドを本明細書では完全長ペニシリン結合タンパク質4(「PBP4」)と称する。配列番号1のHis標識誘導体は、S.アウレウスに対して防御免疫応答を生じることが判明した。
「防御」免疫又は免疫応答という表記は、S.アウレウス感染に対する検出可能な防御レベルを指す。この防御レベルは、本明細書に記載のモデルなどの動物モデルを用いて評価することができる。
従って、本発明の第1の態様は、配列番号3のアミノ酸398−431によって与えられるカルボキシ末端を含まない、S.アウレウスに対して防御免疫を示す、配列番号1と少なくとも85%同一であるアミノ酸配列を含むポリペプチド免疫原である。配列番号3は、アミノ酸398−431がカルボキシ末端ドメインをもたらす完全長PBP4ポリペプチドを与える。
「免疫原」という表記は、防御免疫をもたらす能力を示す。配列番号3のアミノ酸398−431によってもたらされるカルボキシ末端をポリペプチドが含まない、配列番号1と少なくとも85%同一であるアミノ酸配列を含むという表記は、配列番号1に関係する領域が存在し、追加のポリペプチド領域が存在し得ることを示す。追加のポリペプチド領域が存在する場合、このポリペプチドは、配列番号1のアミノ酸398−431によってもたらされるカルボキシルドメインを持たない。
基準配列に対する(同一割合(percent identical)とも称される)同一性の割合(percent identity)は、ポリペプチド配列を基準配列と整列させ、対応領域中の同一アミノ酸数を求めることによって決定される。この数値を基準配列(例えば、配列番号1)中のアミノ酸総数で除算し、次いで100を掛け、最も近い整数に四捨五入する。
本発明の別の態様は、S.アウレウスに対して防御免疫をもたらすアミノ酸配列とおよびカルボキシ末端又はアミノ末端においてポリペプチドに共有結合した1個以上の追加の領域又は部分とを含み、各領域又は部分は、以下の諸性質、すなわち、免疫応答を増強する性質、精製を容易にする性質又はポリペプチドの安定性を高める性質のうち少なくとも1つを有する領域又は部分から独立に選択される、免疫原を記述する。
「追加の領域又は部分」という表記は、PBP4領域とは異なる領域又は部分を示す。例えば、追加の領域又は部分は、追加のポリペプチド領域又は非ポリペプチド領域とすることができる。
本発明の別の態様は、患者においてS.アウレウスに対する防御免疫を誘導することができる組成物を記述する。この組成物は、薬剤として許容される担体と、S.アウレウスに対する防御免疫をもたらす免疫原の免疫学的有効量とを含む。
免疫学的有効量は、S.アウレウス感染に対して防御免疫をもたらすのに十分な量である。この量は、S.アウレウス感染の可能性又は重症度を有意に抑制するのに十分な量とすべきである。
本発明の別の態様は、S.アウレウスに対して防御免疫をもたらすポリペプチドをコードする組換え遺伝子を含む核酸を記述する。組換え遺伝子は、適切な転写及びプロセシングのための(翻訳要素及び翻訳後要素を含むことができる。)調節要素と一緒にポリペプチドをコードする組換え核酸を含む。この組換え遺伝子は、宿主ゲノムとは無関係に存在することができ、又は宿主ゲノムの一部であることができる。
組換え核酸は、その配列及び/又は形態のために天然には存在しない核酸である。組換え核酸の例としては、精製核酸、天然に存在するのとは異なる核酸を与える結合された2個以上の核酸領域、及び本来は相互に関連する1個以上の核酸領域(例えば、上流又は下流領域)の欠如が挙げられる。
本発明の別の態様は組換え細胞を記述する。この細胞は、S.アウレウスに対して防御免疫をもたらすポリペプチドをコードする組換え遺伝子を含む。
本発明の別の態様は、S.アウレウスに対して防御免疫をもたらすポリペプチドを製造する方法を記述する。この方法は、このポリペプチドをコードする組換え核酸を含む組換え細胞を増殖させる段階と、このポリペプチドを精製する段階とを含む。
本発明の別の態様は、このポリペプチドをコードする組換え核酸を含む組換え細胞を宿主中で増殖させる段階とこのポリペプチドを精製する段階とを含むプロセスによって製造された、S.アウレウスに対して防御免疫をもたらすポリペプチドを記述する。様々な宿主細胞を使用することができる。
本発明の別の態様は、患者においてS.アウレウスに対する防御免疫応答を誘導する方法を記述する。この方法は、S.アウレウスに対して防御免疫をもたらす免疫原の免疫学的有効量を患者に投与する段階を含む。
特定の用語が相容れない場合を除き、「又は」という表記は一方又は両方の可能性を示す。「及び/又は」などの句は、一方又は両方の可能性を強調するのに使用することがある。
「含む」などの非制限的用語の表記では、要素又は段階を追加することができる。「1個以上」などの句は、追加の要素又は段階の可能性を強調するのに、非制限的用語と一緒に、又は非制限的用語なしで使用することがある。
「a」又は「an」などの用語の表記は、特に明示しない限り1に限定されない。例えば、「細胞(a cell)」は「複数の細胞(cells)」を排除しない。1個以上などの句は、複数の可能な存在を強調するのに使用する。
本発明の他の特徴及び利点は、様々な実施例を含めて本明細書のさらなる説明から明らかである。記載した実施例は、本発明の実施に有用である様々な成分及び方法を説明するものである。実施例は、請求する本発明を限定するものではない。当業者は、本開示に基づいて、本発明の実施に有用である他の成分及び方法を確認し、使用することができる。
配列番号1関連ポリペプチドが防御免疫をもたらす能力を、配列番号2を用いて下記実施例中で説明する。配列番号2は、アミノ末端メチオニン(methinonine)−アラニン−セリン付加体とカルボキシルHis−Tagとを含む、配列番号1の誘導体である。アミノ末端付加体は、制限酵素切断部位を与えるコード配列への改変から得られた。His−Tagは、ポリペプチドの精製及び識別を容易にする。
配列番号1はPBP4の誘導体である。完全長PBP4ポリペプチド配列は、配列番号3によって与えられる。配列番号1は、アミノ末端メチオニン及びアミノ酸398−431を欠く点で配列番号3とは異なる。アミノ酸398−431は、膜結合に関与する推定カルボキシル疎水性領域である。
配列番号1に構造的に関係するポリペプチドとしては、様々なS.アウレウス系統及び誘導体中に存在する、天然領域の対応領域を含むポリペプチドなどが挙げられる。配列番号1のアミノ酸配列を図1中の太字の領域によって示す。図1は、配列番号2中に存在する、アミノ末端メチオニン(methinonine)−アラニン−セリン付加体及びカルボキシルHis−Tagも示す。
PBP4配列
PBP4はペニシリン(pencillin)結合タンパク質である。(Henze et al., Antimicrobial Agents and Chemotherapy 39:2415−2422, 1995;Domanski et al., Gene 167:111−113, 1995;Henze et al., Antimicrobial Agents and Chemotherapy 40:2121−2125, 1996;Henze et al., Microbial Drug Resistance 2:193−199, 1996;Domanski et al., Journal of Bacteriology 179:2651−2657, 1997.)
PBP4はペニシリン(pencillin)結合タンパク質である。(Henze et al., Antimicrobial Agents and Chemotherapy 39:2415−2422, 1995;Domanski et al., Gene 167:111−113, 1995;Henze et al., Antimicrobial Agents and Chemotherapy 40:2121−2125, 1996;Henze et al., Microbial Drug Resistance 2:193−199, 1996;Domanski et al., Journal of Bacteriology 179:2651−2657, 1997.)
他の天然PBP4配列は、公知PBP4配列と比較して、高度の配列類似度又は隣接アミノ酸の依存に基づいて特定することができる。隣接アミノ酸は特徴的なタグとなる。異なる実施形態においては、天然PBP4配列は、スタフィロコッカス(Staphylococcus)、好ましくはS.アウレウス中に存在する配列であり、配列番号1同様、少なくとも20、少なくとも30若しくは少なくとも50個の隣接アミノ酸を有し、及び/又は配列番号1と少なくとも85%の配列類似度若しくは同一性を有する。
配列類似度は、当分野で周知の様々なアルゴリズム及び技術によって求めることができる。一般に、配列類似度は、配列の一方におけるギャップ、付加及び置換を容認にする、最大のアミノ酸同一性が得られるように2個の配列を整列させる技術によって決定される。
配列類似度は、例えば(≪sim≫プログラム用に、Huang and Miller, Adv. Appl. Math. 12:337−357, 1991によって開発された)プログラムlalignを利用した局所的アラインメントツールを用いて決定することができる。オプション及び環境変数は、第1の残基ギャップに対する−f # Penalty(デフォルトの−14)、ギャップ中の各追加の残基に対する−g # Penalty(デフォルトの−4)−s str(SMATRIX)代替スコアリングマトリックスファイルのファイル名である。タンパク質配列の場合、PAM250を配列アラインメントのデフォルト−w #(LINLEN)出力印字幅(60)で使用する。
配列番号1関連ポリペプチド
配列番号1「関連」ポリペプチドは、完全長PBP4又はその断片に構造的に関係する領域を含む。配列番号1関連ポリペプチドは、天然PBP4の対応領域と少なくとも約85%の配列同一性を有するポリペプチドである。「ポリペプチド」という表記は、最小又は最大サイズ限界を与えない。
配列番号1「関連」ポリペプチドは、完全長PBP4又はその断片に構造的に関係する領域を含む。配列番号1関連ポリペプチドは、天然PBP4の対応領域と少なくとも約85%の配列同一性を有するポリペプチドである。「ポリペプチド」という表記は、最小又は最大サイズ限界を与えない。
配列番号1と少なくとも85%同一であるポリペプチドは、配列番号1からの最高約56個のアミノ酸変化を含む。異なる実施形態においては、配列番号1関連ポリペプチドは、配列番号1と90%、少なくとも94%若しくは少なくとも99%同一であり、配列番号1と0、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19若しくは20個のアミノ酸変化だけ異なり、又はアミノ酸配列番号1から本質的になる。各アミノ酸変化は、独立に付加、欠失又は置換である。
示したアミノ酸から「本質的になる」という表記は、参照アミノ酸が存在し、追加のアミノ酸が存在してもよいことを示す。追加のアミノ酸は、カルボキシル又はアミノ末端位とすることができる。異なる実施形態においては、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19又は20個の追加のアミノ酸が存在する。さらに別の実施形態においては、ポリペプチドは、配列番号1、メチオニン−配列番号1、アラニン−セリン−配列番号1又はメチオニン−アラニン−セリン−配列番号1からなる。
配列番号1を変更して、S.アウレウスに対する防御免疫を誘導することができる誘導体を得ることができる。変更を実施して、例えば、S.アウレウスに対する防御免疫誘導能力を保持する誘導体を得ることができ、又は防御免疫をもたらすことに加えて、特定の目的を達成することができる領域も有する誘導体を得ることができる。
図2の配列比較を使用して、配列番号1の変更候補の設計を導くことができる。図2は、様々な天然配列、すなわち、配列番号3(COL, SA0699;www.tigr.org)、配列番号4(MSRA.SAR0652, Holden et al., PNAS 101(26):9786−9791, 2004)、配列番号5(SAV0642, Kuroda et al., Lancet 357:1225−1240, 2001)、配列番号6(MW2, MW0604 Baba et al., Lancet 359: 1819−1827, 2002及びMSSA, SAS608 Holden et al., PNAS 101(26):9786−9791, 2004)、配列番号7(U29454, Domanski et al. Gene 167: 111−113 1995)及び配列番号8(X91786, Henze et al., Antimicrobial Agents and Chemotherapy 40: 2121−2125, 1996)である。
また、変更は、他のPBP4配列を考慮し、アミノ酸の公知の諸性質を考慮して行うことができる。一般に、異なるアミノ酸を置換して活性を維持する際には、類似した諸性質を有するアミノ酸を交換することが好ましい。アミノ酸置換で考慮することができる要因としては、アミノ酸のサイズ、電荷、極性及び疎水性などが挙げられる。アミノ酸の諸性質に対する様々なアミノ酸R基の効果は当分野で周知である。(例えば、Ausubel, Current Protocols in Molecular Biology, John Wiley, 1987−2002, Appendix 1Cを参照されたい。)。
アミノ酸を交換して活性を維持する際には、置換アミノ酸は、ほぼ同じ電荷及び/又はサイズ及び/又は極性及び/又は疎水性などの1つ以上の類似した性質を有するべきである。例えば、ロイシンをバリンで、リジンをアルギニンで、グルタミンをアスパラギンで置換することは、ポリペプチド機能を変化させない良好な候補である。
特定の目的を達成する変更としては、ポリペプチドの産生又は効力を高めるように設計された変更、コードされた核酸のクローニングなどが挙げられる。ポリペプチド産生は、組換え発現に適切な(例えば、メチオニンをコードする)開始コドンを使用することによって促進することができる。メチオニンは、後で細胞のプロセシング中に除去することができる。クローニングは、例えば、アミノ酸付加又は変化に付随し得る制限酵素切断部位を導入することによって促進することができる。
免疫応答を誘導するポリペプチドの効力は、エピトープを増強することによって高めることができる。エピトープの増強は、MHC分子に対するペプチド親和性を改善するアンカー残基の変更を含む技術、T細胞受容体に対するペプチド−MHC複合体の親和性を増大させる技術などの様々な技術を用いて実施することができる。(Berzofsky et al., Nature Review of immunology 1:209−219, 2001.)
好ましくは、ポリペプチドは精製ポリペプチドである。「精製ポリペプチド」は、ポリペプチドに天然に付随する1種類以上の他のポリペプチドを欠く環境中に存在し、及び/又は存在する総タンパク質量の少なくとも約10%に相当する。異なる実施態様においては、精製ポリペプチドは、試料又は調製物中の総タンパク質量の少なくとも約50%、少なくとも約75%又は少なくとも約95%である。
一実施態様においては、ポリペプチドは「実質的に精製されている」。実質的に精製されたポリペプチドは、ポリペプチドに天然に付随する全て又は大部分のポリペプチドを欠く環境中に存在する。例えば、実質的に精製されたS.アウレウスポリペプチドは、全て又は大部分の他のS.アウレウスポリペプチドを欠く環境中に存在する。環境は、例えば、試料又は調製物とすることができる。
「精製された」又は「実質的に精製された」という表記は、ポリペプチドを精製する必要がない、例えば、精製されていない化学合成ポリペプチドを含むことができる。
ポリペプチドの安定性は、ポリペプチドカルボキシル又はアミノ末端を修飾することによって高めることができる。可能な修飾の例としては、アセチル、プロピル、スクシニル、ベンジル、ベンジルオキシカルボニル、t−ブチルオキシカルボニルなどのアミノ末端保護基及びアミド、メチルアミド、エチルアミドなどのカルボキシ末端保護基が挙げられる。
本発明の一実施態様においては、ポリペプチド免疫原は、カルボキシ末端又はアミノ末端においてポリペプチドに共有結合した1個以上の追加の領域又は部分を含む免疫原の一部であり、各領域又は部分は、以下の諸性質、すなわち、免疫応答を増強する性質、精製を容易にする性質又はポリペプチドの安定性を高める性質のうち少なくとも1つを有する領域又は部分から独立に選択される。ポリペプチドの安定性は、例えば、アミノ又はカルボキシ末端上に存在し得るポリエチレングリコールなどの基を用いて高めることができる。
ポリペプチドの精製は、精製を容易にする基をカルボキシル又はアミノ末端に付加することによって向上させることができる。精製を容易にするのに使用することができる基の例としては、親和性タグを与えるポリペプチドが挙げられる。親和性タグの例としては、6−ヒスチジンタグ、trpE、グルタチオン及びマルトース結合タンパク質が挙げられる。
ポリペプチドの免疫応答生成能力は、免疫応答を一般に高める基を用いて増強することができる。ポリペプチドに対する免疫応答を高めるためにポリペプチドに結合させることができる基の例としては、IL−2などのサイトカインが挙げられる。(Buchan et al., 2000. Molecular Immunology 37:545−552.)。
ポリペプチド製造
ポリペプチドは、化学合成を含む標準技術、及びポリペプチド産生細胞からの精製を含む標準技術を含めて、標準技術によって製造することができる。ポリペプチドの化学合成技術は当分野で周知である(例えば、Vincent, Peptide and Protein Drug Delivery, New York, N.Y., Decker, 1990を参照されたい。)。組換えポリペプチドの製造及び精製技術も当分野で周知である。(例えば、Ausubel, Current Protocols in Molecular Biology, John Wiley, 1987−2002を参照されたい。)
ポリペプチドは、化学合成を含む標準技術、及びポリペプチド産生細胞からの精製を含む標準技術を含めて、標準技術によって製造することができる。ポリペプチドの化学合成技術は当分野で周知である(例えば、Vincent, Peptide and Protein Drug Delivery, New York, N.Y., Decker, 1990を参照されたい。)。組換えポリペプチドの製造及び精製技術も当分野で周知である。(例えば、Ausubel, Current Protocols in Molecular Biology, John Wiley, 1987−2002を参照されたい。)
細胞からポリペプチドを得ることは、ポリペプチドを製造する組換え核酸技術を用いて促進される。ポリペプチドを製造する組換え核酸技術は、ポリペプチドをコードする組換え遺伝子を細胞中に導入して、又は細胞中で生成させて、ポリペプチドを発現させる必要がある。
組換え遺伝子は、ポリペプチドをコードする核酸をポリペプチド発現調節要素と一緒に含む。組換え遺伝子は細胞ゲノム中に存在することができ、又は発現ベクターの一部とすることができる。
組換え遺伝子の一部として存在し得る調節要素としては、ポリペプチドコード配列に天然に付随する調節要素、ポリペプチドコード配列に天然には付随しない外来性調節要素などが挙げられる。外来性プロモーターなどの外来性調節要素は、特定の宿主における組換え遺伝子発現に有用であり得、又は発現レベルを増加させるのに有用であり得る。一般に、組換え遺伝子中に存在する調節要素としては、転写プロモーター、リボソーム結合部位、ターミネーターなどが挙げられ、場合によってはオペレーターも挙げられる。真核細胞におけるプロセシングに好ましい要素はポリアデニル化シグナルである。
細胞中での組換え遺伝子発現は、発現ベクターを使用すると容易である。発現ベクターは、組換え遺伝子に加えて、宿主細胞中で自己複製するための複製開始点、選択マーカー、限定数の有用な制限酵素部位及び高複製能力も含むことが好ましい。発現ベクターの例は、クローニングベクター、改変クローニングベクター、特異的に設計されたプラスミド及びウイルスなどである。
遺伝コードの縮重のために、多種多様なコード核酸配列を使用して特定のポリペプチドをコードすることができる。遺伝コードの縮重は、ほぼ全てのアミノ酸が3個のヌクレオチド、すなわち「コドン」の異なる組み合わせによってコードされているために発生する。アミノ酸は、以下のコドンによってコードされる。
A=Ala=アラニン:コドンGCA、GCC、GCG、GCU
C=Cys=システイン:コドンUGC、UGU
D=Asp=アスパラギン酸:コドンGAC、GAU
E=Glu=グルタミン酸:コドンGAA、GAG
F=Phe=フェニルアラニン:コドンUUC、UUU
G=Gly=グリシン:コドンGGA、GGC、GGG、GGU
H=His=ヒスチジン:コドンCAC、CAU
I=Ile=イソロイシン:コドンAUA、AUC、AUU
K=Lys=リジン:コドンAAA、AAG
L=Leu=ロイシン:コドンUUA、UUG、CUA、CUC、CUG、CUU
M=Met=メチオニン:コドンAUG
N=Asn=アスパラギン:コドンAAC、AAU
P=Pro=プロリン:コドンCCA、CCC、CCG、CCU
Q=Gln=グルタミン:コドンCAA、CAG
R=Arg=アルギニン:コドンAGA、AGG、CGA、CGC、CGG、CGU
S=Ser=セリン:コドンAGC、AGU、UCA、UCC、UCG、UCU
T=Thr=トレオニン:コドンACA、ACC、ACG、ACU
V=Val=バリン:コドンGUA、GUC、GUG、GUU
W=Trp=トリプトファン:コドンUGG
Y=Tyr=チロシン:コドンUAC、UAU
C=Cys=システイン:コドンUGC、UGU
D=Asp=アスパラギン酸:コドンGAC、GAU
E=Glu=グルタミン酸:コドンGAA、GAG
F=Phe=フェニルアラニン:コドンUUC、UUU
G=Gly=グリシン:コドンGGA、GGC、GGG、GGU
H=His=ヒスチジン:コドンCAC、CAU
I=Ile=イソロイシン:コドンAUA、AUC、AUU
K=Lys=リジン:コドンAAA、AAG
L=Leu=ロイシン:コドンUUA、UUG、CUA、CUC、CUG、CUU
M=Met=メチオニン:コドンAUG
N=Asn=アスパラギン:コドンAAC、AAU
P=Pro=プロリン:コドンCCA、CCC、CCG、CCU
Q=Gln=グルタミン:コドンCAA、CAG
R=Arg=アルギニン:コドンAGA、AGG、CGA、CGC、CGG、CGU
S=Ser=セリン:コドンAGC、AGU、UCA、UCC、UCG、UCU
T=Thr=トレオニン:コドンACA、ACC、ACG、ACU
V=Val=バリン:コドンGUA、GUC、GUG、GUU
W=Trp=トリプトファン:コドンUGG
Y=Tyr=チロシン:コドンUAC、UAU
配列番号1関連ポリペプチドの組換え核酸発現に適切な細胞は原核生物及び真核生物である。原核細胞の例としては、E.コリ(E. coli)、S.アウレウスなどのスタフィロコッカス(Staphylococcus)属の細胞、L.プランタルム(plantarum)などのラクトバチルス(Lactobacillus)属の細胞、L.ラクティス(lactis)などのラクトコッカス(Lactococcus)属の細胞及びB.サブチリス(subtilis)などのバチルス(Bacillus)属の細胞が挙げられる。真核細胞の例としては、哺乳動物細胞、昆虫細胞、サッカロミセス(Saccharomyces)属の細胞(例えば、S.セレビシエ(cerevisiae))、ピキア(Pichia)属の細胞(例えば、P.パストリス(pastoris))、ハンゼヌラ(hansenula)属の細胞(例えば、H.ポリモルファ(polymorpha))、クルイベロミセス(Kluyveromyces)属の細胞(例えば、K.ラクティス(lactis)又はK.フラギリス(fragilis))、シゾサッカロミセス(Schizosaccharomyces)属の細胞(例えば、S.ポンベ(pombe))などの酵母細胞が挙げられる。
組換え遺伝子製造技術、細胞への導入及び組換え遺伝子発現は当分野で周知である。かかる技術の例は、Ausubel, Current Protocols in Molecular Biology, John Wiley, 1987−2002及びSambrook et al., Molecular Cloning, A Laboratory Manual, 2nd Edition, Cold Spring Harbor Laboratory Press, 1989などの参考文献にある。
特定の宿主における発現は、必要に応じて、コドンを最適化することによって促進することができる。コドンの最適化は、より好ましいコドンの使用を含む。様々な宿主におけるコドン最適化技術が当分野で周知である。
配列番号1関連ポリペプチドは翻訳後修飾、例えば、N結合型グリコシル化、O結合型グリコシル化又はアセチル化を含むことができる。「ポリペプチド」又はポリペプチドの「アミノ酸」配列という表記は、哺乳動物、昆虫又は酵母の宿主細胞などの宿主細胞由来の、翻訳後修飾構造を有する1個以上のアミノ酸を含むポリペプチドを含む。
翻訳後修飾は、化学的に、又は適切な宿主を利用して、行うことができる。例えば、S.セレビシエにおいては、最後から2番目のアミノ酸の性質によってN末端メチオニンが除去されるかどうかが決まると考えられる。また、最後から2番目のアミノ酸の性質によって、N末端のアミノ酸がNα−アセチル化されるかどうかも決まる(Huang et al., Biochemistry 26:8242−8246, 1987)。別の例としては、分泌性リーダー(例えば、シグナルペプチド)が存在するために分泌の標的となる、N結合型又はO結合型グリコシル化によって修飾されたポリペプチドが挙げられる。(Kukuruzinska et al., Ann. Rev. Biochem. 56:915−944, 1987.)
アジュバント
アジュバントは、免疫原の免疫応答生成を助けることができる物質である。アジュバントは、抗原の生物学的又は免疫学的半減期の増加、抗原提示細胞への抗原送達の向上、抗原提示細胞による抗原プロセシング及び提示の向上、並びに免疫調節性サイトカインの産生誘導の1つ以上などの異なる機序によって機能することができる。(Vogel, Clinical Infectious Diseases 30(suppl. 3):S266−270, 2000.)
アジュバントは、免疫原の免疫応答生成を助けることができる物質である。アジュバントは、抗原の生物学的又は免疫学的半減期の増加、抗原提示細胞への抗原送達の向上、抗原提示細胞による抗原プロセシング及び提示の向上、並びに免疫調節性サイトカインの産生誘導の1つ以上などの異なる機序によって機能することができる。(Vogel, Clinical Infectious Diseases 30(suppl. 3):S266−270, 2000.)
多種多様なアジュバントを使用して免疫応答の生成を助けることができる。特定のアジュバントの例としては、水酸化アルミニウム、リン酸アルミニウム又は他のアルミニウム塩、リン酸カルシウム、DNA CpGモチーフ、モノホスホリル脂質A、コレラ毒素、E.コリ熱不安定性毒素、百日咳毒素、ムラミルジペプチド、フロイント不完全アジュバント、MF59、SAF、免疫賦活性複合体、リポソーム、生分解性ミクロスフェア、サポニン、非イオン性ブロック共重合体、ムラミルペプチドアナログ、ポリホスファゼン、合成ポリヌクレオチド、IFN−γ、IL−2、IL−12及びISCOMSが挙げられる。(Vogel Clinical Infectious Diseases 30(suppl 3):S266−270, 2000, Klein et al., Journal of Pharmaceutical Sciences 89:311−321, 2000, Rimmelzwaan et al., Vaccine 19:1180−1187, 2001, Kersten Vaccine 21:915−920, 2003, O’Ηagen Curr. Drug Target Infect. Disord., 1:273−286, 2001.)
防御免疫を誘導するための患者
「患者」とは、S.アウレウスに感染し得る哺乳動物を指す。患者は、予防又は治療上の処置を受けることができる。予防処置は、S.アウレウス感染の可能性又は重症度を抑制するのに十分な防御免疫をもたらす。治療処置は、S.アウレウス感染の重症度を軽減するために実施することができる。
「患者」とは、S.アウレウスに感染し得る哺乳動物を指す。患者は、予防又は治療上の処置を受けることができる。予防処置は、S.アウレウス感染の可能性又は重症度を抑制するのに十分な防御免疫をもたらす。治療処置は、S.アウレウス感染の重症度を軽減するために実施することができる。
予防処置は、本明細書に記載の免疫原を含むワクチンを用いて実施することができる。かかる治療は好ましくはヒトに対して実施される。ワクチンは一般人又はS.アウレウス感染リスクの高い人に投与することができる。
S.アウレウス感染リスクの高い人としては、医療従事者、病院患者、免疫系の低下した患者、手術中の患者、外来移植片、かかるカテーテル又は血管装置を受けた患者、免疫低下をもたらす治療を受けている患者、火傷又は創傷のリスクが高い職業の人などが挙げられる。(The Staphylococci in Human Disease, Crossley and Archer (ed.), Churchill Livingstone Inc. 1997.)
S.アウレウスに感染し得る非ヒト患者としては、ウシ、ブタ、ヒツジ、ヤギ、ウサギ、ウマ、イヌ、ネコ、マウスなどが挙げられる。非ヒト患者の治療はペット及び家畜の保護並びに特定の治療の効力の評価に有用である。
混合ワクチン
配列番号1関連ポリペプチドは、単体で使用して、又は他の免疫原と併用して、免疫応答を誘導することができる。添加可能な追加の免疫原としては、上記発明の背景に記載の免疫原などの1種類以上の追加のS.アウレウス免疫原、S.エピデルミディス(epidermidis)、S.ヘモリティカス(haemolyticus)、S.ワーネリ(warneri)、S.ルグネンシス(lugunensis)などの1種類以上の他のスタフィロコッカス(Staphylococcus)生物を標的とする1種類以上の免疫原、他の感染生物を標的とする1種類以上の免疫原などが挙げられる。
配列番号1関連ポリペプチドは、単体で使用して、又は他の免疫原と併用して、免疫応答を誘導することができる。添加可能な追加の免疫原としては、上記発明の背景に記載の免疫原などの1種類以上の追加のS.アウレウス免疫原、S.エピデルミディス(epidermidis)、S.ヘモリティカス(haemolyticus)、S.ワーネリ(warneri)、S.ルグネンシス(lugunensis)などの1種類以上の他のスタフィロコッカス(Staphylococcus)生物を標的とする1種類以上の免疫原、他の感染生物を標的とする1種類以上の免疫原などが挙げられる。
動物モデル系
動物モデル系を用いて、免疫原がS.アウレウスに対して防御免疫応答を生じる効力を評価した。動物モデルは、定常期の細胞から調製し、適切に滴定し、静脈内投与したS.アウレウスを含む低速の致死モデルであった。死亡速度が遅いと、細菌感染を撃退する特異的免疫防御に要する時間は十分である(例えば、24時間ではなく10日間)。
動物モデル系を用いて、免疫原がS.アウレウスに対して防御免疫応答を生じる効力を評価した。動物モデルは、定常期の細胞から調製し、適切に滴定し、静脈内投与したS.アウレウスを含む低速の致死モデルであった。死亡速度が遅いと、細菌感染を撃退する特異的免疫防御に要する時間は十分である(例えば、24時間ではなく10日間)。
定常期のS.アウレウス細胞は、固体培地上で増殖した細胞から得ることができる。定常期のS.アウレウス細胞は、液体からも得ることができるが、固体培地上で増殖した細胞の結果はより再現性があった。細胞は、好都合には、固体培地上で終夜増殖させることができる。例えば、S.アウレウスは、倍加時間が約20分から30分という条件下で約18から約24時間増殖させることができる。
S.アウレウスは、固体又は液体培地から標準技術によって単離して、効力を維持することができる。単離したS.アウレウスは、例えば、グリセリンを含むリン酸緩衝食塩水中の洗浄された高密度懸濁液(>109コロニー形成単位(CFU)/mL)として−70℃で保存することができる。
S.アウレウス投与は、動物モデルにおいて第1日又は第2日から始まり約7日から10日の期間にわたって約80%から90%の死亡をもたらす効力を有するべきである。保存S.アウレウス接種材料の効力をモニターするために、動物モデルを用いて力価測定実験を実施することができる。滴定実験は、接種実験の約1から2週間前に実施することができる。
投与
免疫原は、当分野で周知の技術と一緒に本明細書の指針によって、処方し、患者に投与することができる。薬剤投与指針は、一般に、例えば、Vaccines Eds. Plotkin and Orenstein, W.B. Sanders Company, 1999;Remington’s Pharmaceutical Sciences 20th Edition, Ed. Gennaro, Mack Publishing, 2000及びModern Pharmaceutics 2nd Edition, Eds. Banker and Rhodes, Marcel Dekker, Inc., 1990に記載されており、これらの各々を参照により本明細書に組み入れる。
免疫原は、当分野で周知の技術と一緒に本明細書の指針によって、処方し、患者に投与することができる。薬剤投与指針は、一般に、例えば、Vaccines Eds. Plotkin and Orenstein, W.B. Sanders Company, 1999;Remington’s Pharmaceutical Sciences 20th Edition, Ed. Gennaro, Mack Publishing, 2000及びModern Pharmaceutics 2nd Edition, Eds. Banker and Rhodes, Marcel Dekker, Inc., 1990に記載されており、これらの各々を参照により本明細書に組み入れる。
薬剤として許容される担体は、保存及び患者への免疫原投与を容易にする。薬剤として許容される担体は、緩衝剤、注射用滅菌水、等張食塩水又はリン酸緩衝食塩水、スクロース、ヒスチジン、塩、ポリソルベートなどの様々な成分を含むことができる。
免疫原は皮下、筋肉内、粘膜などの様々な経路によって投与することができる。皮下及び筋肉内投与は、例えば、針又は噴射式注射器を用いて実施することができる。
適切な投薬計画は、患者の年齢、体重、性別及び健康状態、投与経路、所望の効果並びに使用される特定の化合物を含めて当分野で周知の要因を考慮して決定することが好ましい。免疫原は、複数回投与ワクチン形式で使用することができる。1回分は全ポリペプチド1.0μgから1.0mgの範囲からなると予想される。本発明の異なる実施態様においては、この範囲は0.01mgから1.0mg及び0.1mgから1.0mgである。
投与のタイミングは当分野で周知の要因によって決まる。最初の投与後、1回以上の追加量を続けて投与して抗体価を維持又は増大させることができる。投薬計画の例は、1日目の投薬、1ヶ月目の投薬、4、6又は12ヶ月目の第3の投薬、及び必要に応じ離れた時間でのさらなる追加投薬である。
抗体の産生
配列番号1関連ポリペプチドを使用して、ポリペプチド又はS.アウレウスに結合する抗体及び抗体断片を産生することができる。かかる抗体及び抗体断片は、ポリペプチド精製、S.アウレウスの識別、又はS.アウレウス感染に対する治療処置若しくは予防処置における使用を含めて様々な用途を有する。
配列番号1関連ポリペプチドを使用して、ポリペプチド又はS.アウレウスに結合する抗体及び抗体断片を産生することができる。かかる抗体及び抗体断片は、ポリペプチド精製、S.アウレウスの識別、又はS.アウレウス感染に対する治療処置若しくは予防処置における使用を含めて様々な用途を有する。
抗体はポリクローナルでもモノクローナルでもよい。抗体の産生及び使用の技術は当分野で周知である。かかる技術の例は、Ausubel, Current Protocols in Molecular Biology, John Wiley, 1987−2002, Harlow et al., Antibodies, A Laboratory Manual, Cold Spring Harbor Laboratory, 1988及びKohler et al., Nature 256:495−497, 1975に記載されている。
実施例
以下の実施例によって本発明の様々な特徴をさらに説明する。実施例によって、本発明の実施に有用な方法も説明する。これらの実施例は本発明を限定するものではない。
実施例
以下の実施例によって本発明の様々な特徴をさらに説明する。実施例によって、本発明の実施に有用な方法も説明する。これらの実施例は本発明を限定するものではない。
防御免疫
本実施例によって、動物モデルにおいて防御免疫をもたらす配列番号1関連ポリペプチドの能力を説明する。配列番号1の誘導体である配列番号2を使用して防御免疫を得た。
本実施例によって、動物モデルにおいて防御免疫をもたらす配列番号1関連ポリペプチドの能力を説明する。配列番号1の誘導体である配列番号2を使用して防御免疫を得た。
配列番号2のクローニング及び発現
このタンパク質を、ベクターによってコードされたHisタグ残基を有するpET24bベクター(Novagen)から発現するように設計した。このベクターは、N末端の開始Metコドンとそれに続くAla及びSerコドンをもたらし、C末端(配列番号2のアミノ酸378−385)にLeu、Glu、(His)6及び終止コドンを付加する。設計したDNA配列は、成熟pbp4(COL−SA0699)の385個のアミノ酸改変形態をコードする。
このタンパク質を、ベクターによってコードされたHisタグ残基を有するpET24bベクター(Novagen)から発現するように設計した。このベクターは、N末端の開始Metコドンとそれに続くAla及びSerコドンをもたらし、C末端(配列番号2のアミノ酸378−385)にLeu、Glu、(His)6及び終止コドンを付加する。設計したDNA配列は、成熟pbp4(COL−SA0699)の385個のアミノ酸改変形態をコードする。
pbp4 DNA配列をVector NTIソフトウエアによって翻訳し、得られたアミノ酸配列(配列番号1)を分析した。シグナル配列を除去するために25番目の残基(Thr)から始まる遺伝子を増幅し、C末端膜結合部位を除去するために398番目のコドン(Glu)で終了するようにPCRプライマーを設計した。順方向PCRプライマーは、発現ベクターへのクローニングを容易にするNheI制限酵素切断部位を含んだ。逆方向PCRプライマーは、発現ベクターへのクローニングを容易にするXhoI制限酵素切断部位を含んだ。
PCR増幅配列を、NheI及びXhoIで消化し、次いで同じ2種類の酵素で消化したpET24bベクター(Novagen)に連結した。連結反応物(ligation reaction)をE.コリ系統NovaBlueに転換し、50μg/mLカナマイシンを含むLB中で増殖させることによってコロニーを選択した。DNAミニプレップを作製し(Qiagen)、制限酵素による切断及び配列確認によって挿入の完全性を求めた。所望の配列からのDNA変化を含まないクローンを選択した。
E.コリBLR(DE3)細胞(Novagen)を形質転換し、カナマイシン(50μg/ml)を含むLBプレート上で増殖させた。液体LB(カナマイシン)培養物を、LB(カナマイシン)プレートから単一コロニーを接種することによって用意し、37℃、250rpmで終夜インキュベートした。終夜培養物を新しいLB(カナマイシン)に戻して希釈し、A600が0.6から1.0になるまで増殖させ、未誘導細胞ペレットを収集し、IPTGを最終濃度1mMまで添加することによって培養物の残りの部分を誘導し、3時間発現させた。5000xgで室温で3分間遠心分離することによって、細胞ペレットを培養物1mlから収集した。細胞ペレットを溶解緩衝剤(Bugbuster、プロテアーゼ阻害剤含有、Novagen)200μlに再懸濁させ、次いで誘導試料の可溶画分と不溶画分を得た。(β−メルカプトエタノールを最終体積5%まで補充した)等体積のローディングバッファーを試料に添加し、90℃で3分間加熱した。抽出物をNovex 4−12%Tris−グリシンゲル上に流し、(クーマシーブルー染色)タンパク質を分析し、ニトロセルロース上にブロットし、抗HIS6抗体(Zymed)で精査した。
配列番号2の精製
凍結組換えE.コリ細胞ペースト(39.7グラム)を解凍し、溶解緩衝剤100ml(プロテアーゼ阻害剤カクテル(Roche #1873580、1錠/10グラム細胞ペースト)、50mMリン酸ナトリウム、pH8.0、0.15M NaCl、2mM塩化マグネシウム、10mMイミダゾール、0.1%Tween−80及び0.02%アジ化ナトリウムに再懸濁させた。
凍結組換えE.コリ細胞ペースト(39.7グラム)を解凍し、溶解緩衝剤100ml(プロテアーゼ阻害剤カクテル(Roche #1873580、1錠/10グラム細胞ペースト)、50mMリン酸ナトリウム、pH8.0、0.15M NaCl、2mM塩化マグネシウム、10mMイミダゾール、0.1%Tween−80及び0.02%アジ化ナトリウムに再懸濁させた。
Benzonase(250単位/マイクロリットル、EM #1.10697.0002)を細胞懸濁液に1マイクロリットル/グラム細胞ペーストで添加した。溶解物をマイクロフルイダイザーで調製した。溶解物を4℃で2.5時間撹拌した。10,000xgで4℃で10分間遠心分離することによって溶解物を浄化した。5ミクロンガラス繊維フィルター(Millipore #AP2504700)で上清をろ過した。NaClを5M原液から最終濃度0.5Mまでろ液に添加した。ろ液をNi−NTAアガロースクロマトグラフィー樹脂(Qiagen #30250)と混合し、4℃で終夜撹拌した。
クロマトグラフィー樹脂のスラリーをクロマトグラフィーカラムに注ぎ、非結合画分をカラム出口から重力によって収集した。カラムを50mMリン酸ナトリウム、pH8.0、0.5M NaCl、2mM塩化マグネシウム、10mMイミダゾール及び0.1%Tween−80で洗浄し、カラムを溶出緩衝剤(0.3Mイミダゾール、0.15M NaCl及び20mM Tris−HCl、pH8.0)で溶出させた。タンパク質産物を含む画分をニトロセルロース膜上でPonceau−S染色を用いたドットブロッティングによって確認した。タンパク質含有画分をプールして、Ni−IMAC生成物を調製した。Ni−IMAC生成物をSECによって分画し、生成物含有画分をクーマシー染色を用いたSDS/PAGEによって確認した。最高の純度及び濃度のSEC画分をプールして、SEC生成物を調製した。SEC生成物を無菌ろ過し、ヒドロキシリン酸アルミニウムアジュバントに最終濃度0.2mg/mlで吸着させた。
S.アウレウス抗原の調製
S.アウレウスをTSAプレート上で37℃で終夜増殖させた。PBS 5mlをプレートに添加することによってTSAプレートから細菌を洗い流し、無菌延展機を用いて細菌を静かに再懸濁させた。細菌懸濁液をSorvall RC−5B遠心分離機(DuPont Instruments)によって6000rpmで20分間遠心分離した。ペレットを16%グリセリンに再懸濁し、一定分量を−70℃で凍結保存した。
S.アウレウスをTSAプレート上で37℃で終夜増殖させた。PBS 5mlをプレートに添加することによってTSAプレートから細菌を洗い流し、無菌延展機を用いて細菌を静かに再懸濁させた。細菌懸濁液をSorvall RC−5B遠心分離機(DuPont Instruments)によって6000rpmで20分間遠心分離した。ペレットを16%グリセリンに再懸濁し、一定分量を−70℃で凍結保存した。
使用前に、接種材料を解凍し、適切に希釈し、感染に使用した。各貯蔵物を少なくとも3回滴定して、未処置マウスにおいて遅い死亡速度をもたらす適切な用量を決定した。細菌接種材料の効力(80から90%の致死率)を絶えずモニターしてモデルの再現性を確保した。各投与実験の10日前に、10匹の(アジュバントのみで免疫された)対照動物群に投与し、モニターした。
配列番号2ポリペプチドの防御試験
20匹のBALB/cマウスを、ヒドロキシリン酸アルミニウムアジュバント(450μg/回)上の配列番号2のポリペプチド(20μg/回)を3回投与して免疫した。ヒドロキシリン酸アルミニウムアジュバント(AHP)は、Klein et al., Journal of Pharmaceutical Sciences 89, 311−321, 2000に記載されている。20マイクログラムを含む100マイクロリットルの筋肉内注射(1本の脚につき50マイクロリットル)の用量を0、7及び21日目に投与した。28日目にマウスから採血し、配列番号2に対する抗体血清応答をELISAによって定量した。
20匹のBALB/cマウスを、ヒドロキシリン酸アルミニウムアジュバント(450μg/回)上の配列番号2のポリペプチド(20μg/回)を3回投与して免疫した。ヒドロキシリン酸アルミニウムアジュバント(AHP)は、Klein et al., Journal of Pharmaceutical Sciences 89, 311−321, 2000に記載されている。20マイクログラムを含む100マイクロリットルの筋肉内注射(1本の脚につき50マイクロリットル)の用量を0、7及び21日目に投与した。28日目にマウスから採血し、配列番号2に対する抗体血清応答をELISAによって定量した。
実験35日目にマウスにS.アウレウス(5−9×108CFU/マウス)を投与し、AHPで単に免疫されただけの20匹のマウス対象群と比較評価した。マウスの生存を10日間モニターした。実験の最後には、配列番号2免疫群では5匹のマウスが生存したのに対して、AHP対照群で生存したのは1匹であった。結果を図4に示す。
他の実施形態も以下の特許請求の範囲内である。幾つかの実施形態を説明したが、様々な改変形態を本発明の精神及び範囲から逸脱することなく実施することができる。
Claims (15)
- ポリペプチド免疫原であり、前記ポリペプチドはS.アウレウス(S.aureus)に対して防御免疫をもたらし、1個以上の追加のポリペプチド領域が存在する場合には、前記追加の領域は配列番号3のアミノ酸398−431を含むカルボキシ末端をもたらさない、配列番号1と少なくとも85%同一であるアミノ酸配列を含む、前記ポリペプチド免疫原。
- 前記ポリペプチドが、配列番号1と少なくとも94%同一であるアミノ酸配列からなる、請求項1に記載のポリペプチド。
- 前記ポリペプチドが配列番号1のアミノ酸4−385から本質的になる、請求項2に記載のポリペプチド。
- 前記ポリペプチドが配列番号1の、メチオニン−配列番号1の、アラニン−セリン−配列番号1の又はメチオニン−アラニン−セリン−配列番号1のアミノ酸配列からなる、請求項3に記載のポリペプチド。
- 配列番号1と少なくとも85%同一であるアミノ酸配列とおよびカルボキシ末端又はアミノ末端において前記アミノ酸配列に共有結合した1個以上の追加の領域又は部分とを含み、各領域又は部分は、以下の諸性質、すなわち、免疫応答を増強する性質、精製を容易にする性質又はポリペプチドの安定性を高める性質のうち少なくとも1つを有する領域又は部分から独立に選択される、免疫原。
- 請求項1から5のいずれか一項に記載の免疫原の免疫学的有効量とおよび薬剤として許容される担体とを含む、患者において防御免疫応答を誘導することができる組成物。
- 前記組成物がさらにアジュバントを含む、請求項6に記載の組成物。
- 請求項1から4のいずれか一項に記載のポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を含む組換え遺伝子を含む核酸。
- 前記核酸が発現ベクターである、請求項8に記載の核酸。
- 請求項1から4のいずれか一項に記載のポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を含む組換え遺伝子を含む組換え細胞。
- (a)ポリペプチドが発現される条件下で請求項10に記載の組換え細胞を増殖させる段階と、および
(b)前記ポリペプチドを精製する段階と
を含む、防御免疫をもたらすS.アウレウス(S.aureus)ポリペプチドの製造方法。 - 配列番号1と少なくとも85%同一であるアミノ酸配列を含む免疫原の免疫学的有効量を患者に投与する段階を含む、患者において防御免疫応答を誘導する方法。
- 前記患者がヒトである、請求項12に記載の方法。
- 前記患者がS.アウレウス(S.aureus)感染に対して予防的に処置を受ける、請求項13に記載の方法。
- 請求項11に記載の方法によって製造されるポリペプチドの免疫学的有効量を患者に投与する段階を含む、患者における防御免疫応答を誘導する方法。
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