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JP2008512351A - アルツハイマー病を処置するためのサイクロスポリン - Google Patents

アルツハイマー病を処置するためのサイクロスポリン Download PDF

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Abstract

非免疫抑制性、シクロフィリン結合性サイクロスポリンは神経保護剤として、例えばAβ分泌および/または産生と関連する病状の予防または処置において有用である。

Description

本発明は、サイクロスポリンの新規使用、および特に非免疫抑制性、シクロフィリン結合性サイクロスポリンの新規医薬使用に関する。(本明細書中、cyclosporinをサイクロスポリンと、そしてCicrosporinをシクロスポリンとそれぞれ音訳する。)
サイクロスポリンA(CsA)は、シクロフィリン(CyP)のようなイムノフィリンタンパク質に結合するが、FK506およびラパマイシンは、両方ともイムノフィリン結合性化合物であるが、FK506結合性タンパク質(FKBP)に結合する。これらの薬剤の免疫抑制性活性にイムノフィリン結合性は必要であるが、充分ではない。生物学的効果は、薬剤/イムノフィリン複合体と第三のエフェクタータンパク質の相互作用により観察される。例えば、CyP−CsAおよびFKBP−FK506複合体はカルシニューリンのセリン/スレオニンホスファターゼ活性を阻害し、それにより、インターロイキン−2のようなサイトカインの産生を遮断する。他方、FKBP−ラパマイシン複合体は、FRAPと呼ばれるキナーゼ(別名RAFTまたはmTOR)を阻害し、それはインターロイキン−2受容体介在T細胞増殖に関与する。
サングリフェリンと呼ばれる新規クラスの化合物が、ストレプトミセス属A92−308110から単離されている。今日までに単離された20種の異なるサングリフェリンの中で、サングリフェリンA(SFA)が最も多い化合物であり、強い免疫抑制性活性を示す。SFAは、その作用機序が、他の既知の全てのイムノフィリン結合性化合物、すなわちCsA、FK506、およびラパマイシンと異なる、新規タイプの免疫抑制剤を代表する。SfAはイムノフィリンタンパク質、シクロフィリンD(CyD)に他のイムノフィリン、シクロフィリンA(CpA)と異なる部位で、ミトコンドリア遷移孔(MTP)複合体に直接結合し、MTP開孔を阻害することが示されている。
AIDSおよびAIDS関連障害の処置および予防における非免疫抑制性、シクロフィリン結合性サイクロスポリンおよびそれらの使用は、欧州特許484281に記載され、それは、サイクロスポリンクラスの化合物、それらの命名法および作用機構の一般的な開示を含む。EP0,484,281Bの開示、特に上記に言及した一般的開示および下記に言及する他の部分の開示を、本発明の教示において引用により包含する。
驚くべきことに、シクロフィリンに結合するが、免疫抑制性ではないサイクロスポリンが、アルツハイマー病(“AD”)を含むが、これに限定されないAβ産生および/または分泌と関連する病的状態を処置するための、神経保護剤として有用であることが判明した。ADは、主にAβ40または42アミノ酸ペプチドから成る脳におけるアミロイドプラークの細胞外蓄積により特徴付けられる。これらのペプチドの細胞外蓄積は、この疾患の特徴的病理である(Selkoe 1999)。Aβペプチドは、遍在的に発現されるI型膜貫通型タンパク質であるアミロイド前駆体タンパク質(APP)の細胞内タンパク質分解により産生される(Selkoe 1999; Sisodia 2000)。APPをアミロイド合成経路(amylogenic pathway)において開裂する2種の酵素はβ−およびγ−セクレターゼと呼ばれ、これらは、APPを各々N−およびC−末端から開裂する。この経路において、β−セクレターゼ(BACE1)はAPPを開裂し、分泌型sAPPβフラグメントおよび膜結合型C−末端フラグメント(CTF、C99)を産生する最初の酵素である(Vassar, Bennett et al. 1999)。C99フラグメントは、γ−セクレターゼ複合体(GACE)の基質であり、それはC99を開裂してAβおよびAICD(APP細胞内ドメイン(APP IntraCellular Domain))を産生する。AICDは、Tip60とFe65の複合体と結合し、NFκ−B経路中の遺伝子である、KAI1(テトラスパニン細胞表面分子)を抑制解除する(Baek, Ohgi et al. 2002)。GACE複合体は、4種の主要成分、プレセニリン1(PS1)、ニカストリン(NCSTN)、Aph1、およびPen2から成る(Edbauer, Winkler et al. 2003; Kimberly, LaVoie et al. 2003)。PS1機能的相同体、プレセニリン2(PS2)は、細胞で産生されるAβの〜20%に関与する(Kimberly, Xia et al. 2000)。これらの4成分はGACE活性の再構成に必要かつ十分であるが、APPの非GACE介在開裂が、Aβ産生をもたらすとの証拠がある(Tesco, Koh et al. 2003; Nunan, Shearman et al. 2001)。
発明の詳細な記載
APP経路に含まれる新規遺伝子の解明は、疾患の完全な病因の決定ならびにAβ産生を駆動する複雑な機構の良好な理解の発展に重要な工程である。Aβを制御する新規遺伝子および経路の決定は、疾患の進行を処置するための新規治療戦略の開発を助ける。数種の遺伝的連関および染色体領域が、特に晩発性アルツハイマー病(Late Onset Alzheimer's Disease)(LOAD)(65歳を超えてからの発症)と特に関連している(Ertekin-Taner, Graff-Radford et al. 2000; Bertram, Blacker et al. 2000; Scott, Hauser et al. 2003)。LOAD関連遺伝子のサブセット、ならびにAPPプロセッシングに含まれる新規遺伝子が、同時係属出願USSN __に記載され、それは、CHO K1細胞におけるAβ産生を調節する能力についてcDNAクローンを試験するための大規模機能的スクリーニングの開示を含む。USSN __の開示、特にAβ分泌を調節する遺伝子の同定および下記で言及する他の部分の開示は、本発明の教示において引用により包含する。
細胞内のAβ産生の重要なレギュレーターとして働くイムノフィリン経路において発見された遺伝子の発見は、アルツハイマー病における薬剤標的を提供する。イムノフィリン経路に関与する、機能的スクリーニングにおいて発見された数個のcDNAは、Mapキナーゼ4、カルモジュリン、酸セラミダーゼ、およびTOB3、AAA−ATPaseを含む。
細胞外シグナル抑制キナーゼ(ERK)としても知られるマイトージェン−活性タンパク質キナーゼ(MAPK)は、シグナル伝達カスケード事象を開始する標的基質をリン酸化し、正にまたは負に制御するセリン/スレオニンタンパク質キナーゼのファミリーである。ERKは、広範囲の刺激に応答して、細胞膜からのシグナルを核に伝達し、遺伝子発現、有糸分裂、増殖、運動性、代謝、およびアポトーシスの制御において重要な役割を有する(Wada and Penninger 2004)。MEKおよびERK活性の阻害剤は、APP異化反応を阻害することが示されている。加えて、MAPKは、JNKを活性化し、アポトーシスの引き金を引くことができ、Aβ産生を増加させることが既知の経路である(Tesco, Koh et al. 2003)。理論に縛られることを望まないが、MAPK4 cDNAはAPP異化反応またはアポトーシスの活性化を介して働き得るであろう。
同様に、APP細胞内ドメイン(AICD)フラグメントは、cJun N−末端キナーゼ(JNK)と相互作用し、MAPキナーゼ経路をAPPプロセッシングに連結させる(Scheinfeld, Roncarati et al. 2002)。MAPK4は、JNKを活性化するERKであり、故にMAPK4の過剰発現がJNKの過活性化に至り、それはAβ産生の増加に至るJNK−AICD相互作用を増加し得る。JNKの活性化がアポトーシスを誘発することも可能である。あるいは、MAPK4はAPPのリン酸化状態を変え、それはAPP輸送に作用し、PS1/β−カテニン相互作用を妨害することにより、β−およびα−セクレターゼによるその優先的なプロセッシングに影響することが示されている(Hung and Selkoe 1994; Walter, Capell et al. 1997)。さらに、細胞のリン酸化状態もPS1活性に重要であることが示されている(Seeger, Nordstedt et al. 1997)。JNK活性化およびタンパク質リン酸化もまた、MAPK4がAβ産生を増加するために働き得るいくつかの他の経路である。
本スクリーニングで同定された他の遺伝子はカルモジュリンである。カルモジュリンは、Ca2+シグナルを、CaMKII、CaMKIV、カルシニューリン、スペクトリンA2、p21、および神経の一酸化窒素合成酵素を含む特異的標的タンパク質と相互作用することにより伝達する、ループ−へリックス−ループCa2+結合性タンパク質である(Means 1981)。Ca2+がカルモジュリンと結合したとき、それは立体構造変化を受け、標的タンパク質と結合し、それらの活性を刺激または阻害することが可能になる。カルモジュリンは、カルモジュリンアンタゴニストW−7およびトリフロペラジンを使用して、無細胞調製物および完全(intact)細胞におけるAβ産生を制御することが示されている。カルモジュリン活性のこれらの既知の阻害剤はまたAβ産生を阻害する(Desdouits, Buxbaum et al. 1996)。故に、細胞内Ca2+濃度および/またはカルモジュリン標的タンパク質が、APPプロセッシングに影響し得る。この化合物データは、Aβ産生の増加が、カルモジュリンが過剰発現されたときに観察されるとの事実を確認する。
Ca2+調節不全、特に細胞質Ca2+レベルの低下は、PS1 FAD変異と関連するAβ産生の増加と同時に起こる(Yoo, Cheng et al. 2000)。PS1 FAD変異は、容量性カルシウム流入(CCE)を著しく減弱させ、涸渇活性化電流を貯蔵させ得て、低下したCCEがAβ産生を増加し得ることを示唆する(Yoo, Cheng et al. 2000)。本スクリーニングで見られたカルモジュリン遺伝子の過剰発現はまた細胞内カルシウムレベル低下の原因であり、適切なCCEを阻止し得る。細胞内Ca2+の減少が、直接的または間接的にPS1活性を増加させ、細胞からのより多いAβ分泌をもたらす可能性がある。下記に詳述するデータは、SfAが有効にAβ40およびAβ42産生ならびにC99およびNotch開裂を阻害することを示唆し、ガンマセクレターゼ活性がイムノフィリンタンパク質CyDを介してCa2+ホメオスタシスに連結することを示唆する。
他の遺伝子、ヒト酸セラミダーゼは、セラミドのスフィンゴシンおよび脂肪酸への加水分解を触媒する(Ferlinz, Kopal et al. 2001)。セラミドは、ほとんどのスフィンゴ脂質の前駆体として働き、多くの異なる細胞型のアポトーシスを、典型的にカスパーゼ−3活性化を介して誘発するシグナル伝達分子である。セラミドレベルの増大は、アルツハイマー病と関連し、高齢AD脳における酸化的神経毒性経路の一部と考えられている。セラミドの過剰発現はAβ産生を増加させ、セラミダーゼ開裂とAβを連結させる。セラミドがアポトーシスを介して働くと考えられるため、酸セラミダーゼが同様にアポトーシスを増加させることは可能性がある。
細胞のセラミド状態は、BACE安定性およびAβ生合成両方を制御することが示されている(Puglielli, Ellis et al. 2003)。以前の研究は、高レベルのセラミドが、アポトーシス非依存的形態でAβ分泌を増加できることを証明している(Puglielli, Ellis et al. 2003)。セラミダーゼ過剰発現は、タウリン酸化およびAβ重合化を変えることが既知の経路であるセラミドレベルを減少させ、スフィンゴシンおよび遊離脂肪酸レベル(FFA)を増加させ、おそらく膜流動性を変える(Wilson and Binder 1997)。機構は明らかではないが、セラミダーゼがFFAレベルに影響し、APPプロセッシングの改変ならびにより多いAβ産生および/または分泌に至り得ることはありそうである。
TOB3は、タンパク質分泌を含む、タンパク質複合体の会合、作動、または脱会合を助けるシャペロン様機能を実行するAAA−ATPaseである(Strausberg, Feingold et al. 2002)。このクラスのタンパク質は、タンパク質が連続的に処理されるため、小胞体(ER)の完全性の維持を助ける。AAA−ATPase活性なしでは、ミスフォールドされたタンパク質の過剰な蓄積が起こり、ER伸張および細胞死の原因となる(Kobayashi, Tanaka et al. 2002)。TOB3過剰発現がAβ分泌を増加することの最も考えられる説明は、ERにおけるタンパク質折りたたみおよび輸送を行うその能力と関連する。TOB3過剰発現と共にこの過程が刺激されたとき、APPプロセッシングが増加する可能性がある。
我々のスクリーニングデータは、TOB3過剰発現がAPPプロセッシングを変え、より多いAβ産生およびより少ないC99およびC83 C−末端フラグメントに至ることを示している。TOB3発現はまたN2A細胞におけるAPPおよびsAPPαレベルを、HEK 293細胞よりも多く減少させる(データは示していない)。これは、TOB3が、APPプロセッシング機構の1種以上の成分に影響し、増加したAPPおよびC99開裂をもたらすことを示唆する。TOB3がタンパク質の輸送およびプロセッシングに関与するため、APPプロセッシングに対するTOB3の正確な機構および特性は、現在測定中である。
機能的スクリーニングから同定された別のcDNAであるカルボキシペプチダーゼZ(CPZ)は、CPEおよびCPDと共にメタロカルボキシペプチダーゼ遺伝子ファミリーのメンバーであり、それは生物活性ペプチドおよびタンパク質の、それらの分泌前の細胞内プロセッシングにおいて機能すると考えられている。CPZは、それがWntシグナル伝達に重要な成分であるWntおよびウィングレスタンパク質に結合する機能的N−末端システイン−リッチ frizzledドメインを含むため、独特なカルボキシペプチダーゼである(Moeller, Swindell et al. 2003)。
他の興味深いcDNAはシクロフィリンD(CyD、別名CyF。命名法の引用は、Current Medicinal Chemistry, 2003, 10, 1485-1506 1485 Cyclophilin D as a Drug Target, Waldmeier, et alに見ることができる)である。CyDはAβ産生に関与することが発見されている。CyDのようなシクロフィリンタンパク質は、タンパク質輸送および成熟に関与するペプチジル・プロリル・イソメラーゼである。シクロフィリンは、ミトコンドリアのマトリックスに排他的に局在するCyD以外、主に細胞質に局在する(Waldmeier, Zimmermann et al. 2003)。CyDが過剰発現されたとき、内因性PS1 N−末端フラグメント(NTF)を安定化できる。AD脳の一般的病巣は、異常にリン酸化されたタウ、微小管関連タンパク質から成る細胞内神経原線維変化の存在である(Johnson and Bailey 2002)。APPと共に過剰発現されたとき、CyDはカスパーゼ−3活性を活性化でき、それによりAβ分泌が調節される機構である可能性を示唆する。これらの結果は、過剰発現されたとき、CyDがγ−セクレターゼ経路を介したAPPおよびC99の開裂に必要な重要な因子であることを示唆する。
一つの局面において、CyDは、アデニンヌクレオチド輸送体と結合し、開孔を調節すると考えられる、ミトコンドリアの透過性遷移孔の必須の構成要素である(Waldmeier, Zimmermann et al. 2003)。ミトコンドリア膜の透過化は、細胞ストレスの結果であり、ミトコンドリアの膜電位消失、アポトーシスタンパク質の遊離、および最終的にアポトーシス細胞死に至る(Waldmeier 2002)。
ミトコンドリアの不全は、異常なβ−APPプロセッシングおよびAβの細胞内蓄積を促進することにより、ダウン症候群患者におけるAD神経病理学において重要な役割を有することが示唆されている(Busciglio 2002)。細胞内カルシウムレベルの増加はまた細胞内Aβの蓄積を顕在化させることが示されている(LaFerla 2002)。驚くべきことに、ADのトランスジェニックマウスモデルの脳において、完全長APPは分泌経路に沿って輸送されるだけでなく、培養皮質神経細胞のミトコンドリアに標的化される。ミトコンドリアの膜におけるβ−APPの不完全な転座および進行性の蓄積は、ミトコンドリアの機能不全に至り得て、ADの病因において重要な役割を有し得る(Anandatheerthavarada, Biswas et al. 2003)。ミトコンドリアのタンパク質の過剰発現がマトリックス内の不溶性凝集体(例えば脱共役タンパク質−3、UCP3)の形成に至り得ることは知られている。これらの凝集体は、ミトコンドリアの正常機能を混乱させ、内膜の受動的透過性を増加の両方を行い得る。CyDは、過剰なAPPまたはC−末端フラグメントプロセッシングを処理するミトコンドリアにおいて重要な役割を有し得る。
CyDは、サイクロスポリンのような免疫抑制剤の既知の標的である。これらの化合物は、ミトコンドリアの透過性遷移(MPT)を遮断し、アポトーシスを阻止する(Samantha J. Clarke 2002; Waldmeier 2002)。FK506化合物はまたイムノフィリンタンパク質に結合するが、CyDには結合しないことが既知である(Uchino 2003)。
サイクロスポリンは、それが、Quesniaux in Eur. J. Immunol. 1987, 17, 1359-1365により記載の競合的ELISA試験において、ヒト組み換えシクロフィリンにシクロスポリン(別名サイクロスポリンA)の少なくとも1/5結合するとき、シクロフィリンであると見なす。この試験において、試験すべきサイクロスポリンを、シクロフィリンと被覆BSA−シクロスポリンとのインキュベーション中に添加し、競合剤なしでのコントロール反応の50%阻害をもたらすのに必要な濃度(IC50)を計算する。結果を結合比(BR)として示し、これは試験化合物のIC50と試験サイクロスポリンの代わりにシクロスポリンを使用した同様の試験におけるIC50の比率の、底10の対数である。故に、1.0のBRは、試験化合物がシクロフィリンにシクロスポリンの10分の1少なく結合することを示し、負の値はシクロスポリンより強く結合することを示す。
神経保護剤として活性なサイクロスポリンは、0.7(log1O 5=約0.7であるため)より低い、好ましくは0またはそれ以下のBRを有する。
サイクロスポリンは、混合リンパ球反応(MLR)においてシクロスポリンの5%を超えない、好ましくは2%を超えない活性を有するとき、非免疫抑制性と見なす。混合リンパ球反応は、T. Meo in “Immunological Methods”, L. Lefkovits and B. Peris, Eds., Academic Press, N.Y. pp. 227-239(1979)により記載されている。Balb/cマウス(雌、8−10週)からの脾臓細胞(0.5×10)を、5日間、CBAマウス(雌、8−10週)からの照射した(2000ラド)またはマイトマイシンC処理した0.5×10の脾臓細胞と共インキュベートする。照射した同種細胞は、Balb c脾臓細胞において増殖応答を誘発し、これはDNAへの標識前駆体の取り込みにより測定できる。スティミュレーター細胞を照射(またはマイトマイシンC処理)したため、それらはBalb/c細胞に対して増殖応答はしないが、その抗原性は維持する。MLRにおいて試験化合物で見られたIC50を、平行実験でシクロスポリンにおいて見られたものと比較する。
上記MLRにおいて非免疫抑制性と判断された化合物が、しばしば、IL−2レポーター遺伝子アッセイにおいて不活性であることが判明しており、故にIL−2レポーター遺伝子アッセイを、本発明に使用するための非免疫抑制性、シクロフィリン結合性サイクロスポリン化合物の選択の、例えば一次スクリーニングとして使用できる。
Aβ分泌と関連する病状を処置するための薬剤として、例えばADにおけるアミロイドプラークの細胞外蓄積の阻害剤として活性な非免疫抑制性、シクロフィリン結合性サイクロスポリン化合物を、以後活性化合物と呼ぶ。
本活性化合物は、故にAβペプチド分泌、内因性PS1 N−末端フラグメント(NTF)発現または増加したガンマ−セクレターゼ活性が関与する何らかの臨床状態の処置に有用である。さらに、本活性化合物は、Aβ分泌を増加させるアポトーシスが関与する状態の処置に有用である。Aβペプチド形成およびその後の凝集はADの特徴であるだけでなく、パーキンソン、ハンチングトン、および他の全身性アミロイド症のような他の神経学的疾患の必須要素でもある(Selkoe 1989; Price, Borchelt et al. 1993; Citron, Vigo-Pelfrey et al. 1994)。これらの結果から、アポトーシスおよびAβ産生が完全に連結していることが明らかである。
本活性化合物はまた脳では発現しない“末梢Aβモディファイアー”を調節するための利用性を有する。末梢アミロイド症は、心臓および皮膚科学的アミロイド症のような表現型をもたらし得る(Yamaguchi, Yamazaki et al. 1992), (Selkoe 1989)。末梢Aβのキー・レギュレーターが発見されたならば、新規治療剤をこのような標的に送達させることも可能であり、血液脳関門を通過する必要を無くす。末梢Aβレベルの低下が、トランスジェニックマウス脳においてAβレベルを減少させ、プラーク形成が少なくなることが示されている(Bohrmann, Tjernberg et al. 1999; DeMattos, Bales et al. 2002)。
本活性化合物の多くが、シクロスポリンと特に4位および/または5位で異なる構造を有することが判明した。本活性化合物の構造がシクロスポリンと異なり得る他の位置は、6位および7位である。
活性化合物の一つのグループは、4位のMeLeu基が異なるN−メチル化アミノ酸、例えばγ−ヒドロキシ−MeLeu、MeIle、MeVal、MeThr、MeAla、MeTyrまたはMeTyr(O−PO(OH))、またはProで置換されているサイクロスポリンである。MeIleおよびMeThrに加えて、異形態(allo-form)MeaIleおよびMeaThrも使用できる。異形態において、β位の立体化学は、天然アミノ酸のものと逆の立体配置を有し、その結果、通常の形態と異形態がジアステレオ異性体の対を構成する。
活性化合物のさらなるグループは、5位のValが、N−アルキル−アミノ酸、好ましくはN−メチル−アミノ酸で置換されているものである。好ましくは、N−アルキル化されているアミノ酸がValまたはLeuである。好ましくは、[Val]のイミノ基の水素が非分枝Cl−6アルキル基、好ましくはメチル、エチルまたはn−プロピル、特にメチルで置換されている。活性化合物の後者の好ましい群は、全て新規である。
さらにまたはあるいは、ある種の活性化合物は、シクロスポリンと、1位、2位、3位、および/または6位で異なり得る。
本発明において使用するための特定のクラスの活性化合物は、式A
Figure 2008512351
〔式中、Bは式B
Figure 2008512351
[式中、aは2位のαAbu残基への結合を意味し;
bは、4位の残基Cへの結合を意味し;
Alkは2〜6個の炭素原子を含む直鎖または分枝鎖アルキレンまたは3〜6個の炭素原子を含むシクロアルキレンを意味し、そして
Rは
カルボキシまたはアルキルオキシカルボニルラジカル;
ラジカル−NR(ここで、RおよびRは同一または異なって、水素、アルキル、C2−4アルケニル、C3−6シクロアルキル、フェニル(所望によりハロゲン、アルコキシ、アルコキシカルボニル、アミノ、アルキルアミノまたはジアルキルアミノで置換されていてよい)またはベンジル、または5または6環原子および1〜3個のヘテロ原子を含む飽和もしくは不飽和ヘテロシクリルラジカルであるか、またはRおよびRは、それらが結合している窒素原子と一体となって、4〜6環原子を含み、そして窒素、酸素または硫黄から選択されるヘテロ原子をさらに含んでいてよく、かつアルキル、フェニルまたはベンジルで置換されていてよい飽和または不飽和ヘテロ環を形成する);

Figure 2008512351
(式中、RおよびRは上記で定義の通りであり、Rは水素またはアルキルラジカルであり、そしてnは2〜4の整数であり、
そして、アルキルは1〜4個の炭素原子を含む直鎖または分枝鎖アルキルである。)
のラジカルである。]
のアミノ酸残基であり;
CはMeLeuまたは4−ヒドロキシ−MeLeuである。〕
のシクロスポリン誘導体およびその薬学的に許容される塩である。
このクラスのシクロスポリン誘導体は、さらに公開国際特許WO98/28328、WO98/28329およびWO98/28330に記載されている。このクラスの特に好ましい化合物は、Bがアミノ酸残基B'
Figure 2008512351
であり、そしてCがアミノ酸残基4−ヒドロキシ−MeLeuである、式Aの化合物である。
活性化合物の特に好ましいグループは、式I:
Figure 2008512351
〔式中、
WはMeBmt、ジヒドロ−MeBmtまたは8'−ヒドロキシ−MeBmtであり;
XはαAbu、Val、Thr、NvaまたはO−メチルスレオニン(MeOThr)であり;
RはSarまたは(D)−MeAlaであり;
YはMeLeu、γ−ヒドロキシ−MeLeu、MeIle、MeVal、MeThr、MeAla、MeTyr、MeTyr(O−PO(OH))、MeaIleまたはMeaThr、またはProであり;
ZはVal、Leu、N−Alk−ValまたはN−Alk−Leuであり、
ここで、Alkは、Meまたビニル(これは所望によりフェニル、または6環員を含むN、SもしくはOヘテロアリールで置換されていてよい)もしくはフェニル(これは所望によりハロゲンで置換されていてよい)で置換されたMeを意味し、そして
QはMeLeu、γ−ヒドロキシ−MeLeuまたはMeAlaである。〕
の化合物およびその薬学的に許容される塩から成る。
基W、X、Y、ZおよびQは、独立して下記の好ましい意味を有する:
Wが、好ましくはW'であり、ここでW'はMeBmtまたはジヒドロ−MeBmtであり;
Xが好ましくはX'であり、ここでX'はαAbuまたはNva、より好ましくはX”であり、ここでX”はαAbuであり;
Yが好ましくはY'であり、ここでY'はγ−ヒドロキシ−MeLeu、MeVal、MeThr、MeAlaまたはMeTyr(O−PO(OH))であり;
Zが好ましくはZ'であり、ここでZ'はValまたはMeValであり;そして
Qが好ましくはQ'であり、ここでQ'はMeLeuである。
活性化合物の一つのとりわけ好ましいグループは、WがW'であり、XがX'であり、YがY'であり、ZがZ'であり、そしてQがQ'である式Iの化合物である。
特に好ましい式Iの活性化合物は:
a)[ジヒドロ−MeBmt]−[γ−ヒドロキシ−MeLeu]−シクロスポリン、
b)[MeVal]−シクロスポリン、
c)[MeIle]−シクロスポリン、
d)[MeThr]−シクロスポリン、
e)[γ−ヒドロキシ−MeLeu]4−シクロスポリン、
f)[Nva]−[γ−ヒドロキシ−MeLeu]−シクロスポリン、
g)[γ−ヒドロキシ−MeLeu]−[γ−ヒドロキシ−MeLeu]−シクロスポリン、
h)[MeVal]−シクロスポリン、
i)[MeOThr]−[(D)MeAla]−[MeVal]−シクロスポリン、
j)[8'−ヒドロキシ−MeBmt]−シクロスポリン、
k)[MeAla]−シクロスポリン、
l)[DMeAla]−[MeTyr(OPO(OH))]−シクロスポリン、
m)[N−ベンジル−Val]−シクロスポリン、
n)[N−5−フルオロ−ベンジル−Val]−シクロスポリン、
o)[N−アリル−Val]−シクロスポリン、
p)[N−3−フェニル−アリル−Val]−シクロスポリン、
q)[Pro]−シクロスポリン
である。
とりわけ好ましい活性化合物は、[MeIle]−シクロスポリンおよび[γ−ヒドロキシ−MeLeu]−シクロスポリン、最もとりわけ[MeIle]−シクロスポリンである。
式Iの化合物に加えて、好ましい活性化合物は、例えば
r)[γ−ヒドロキシ−MeLeu]−シクロスポリンを含む。
本活性化合物は:
1)発酵
2)生体内変化
3)誘導体化
4)部分合成
5)全合成
を含む方法により得ることができる。
これらの方法は、一般的にそしてより具体的に、EP0484281Bおよび米国特許5767069の実施例1から10に記載されている。この一般的な記載およびこれらの実施例の教示は、本明細書に引用により包含する。EP0484281Bの実施例11は、シクロスポリンに対する各々の活性化合物の免疫抑制性およびシクロフィリン結合性活性の測定を記載し、そしてこの実施例の教示もまた本明細書の開示の範囲内に含まれる。
故に、本発明はアルツハイマー病、パーキンソン病、タウオパチー、プリオン病、前頭側頭骨性認知症、線条体黒質変性症、レヴィー小体認知症、ハンチントン病、ピック病、アミロイド症、および過剰なAβ産生と関連する他の神経変性障害のようなAβ分泌が関連する病状の処置または予防用医薬の製造における、非免疫抑制性、シクロフィリン結合性サイクロスポリンの使用を提供する。
本発明は、さらに、アルツハイマー病、パーキンソン病、タウオパチー、プリオン病、前頭側頭骨性認知症、線条体黒質変性症、レヴィー小体認知症、ハンチントン病、ピック病、アミロイド症、および他の神経変性障害のようなAβ分泌と関連する病状の処置法であって、該患者に有効量の本発明の活性化合物を投与することを含む、方法を提供する。
本活性化合物は、任意の慣用の経路で、特に経腸的に、例えば経口で、例えば飲用液、錠剤もしくはカプセルの形で、または非経腸的、例えば注射可能溶液または懸濁液の形で投与できる。指示される一日量は、静脈内経路では1〜20mg/kg、好ましくは3〜10mg/kgであり、経口経路では1〜50mg/kg、好ましくは10〜30mg/kgであり得る。
本活性化合物の毒性は、シクロスポリンよりも少ないと考えられる。本活性化合物が免疫抑制性ではないため、免疫抑制に関連するシクロスポリンのある種の副作用が避けられる。他のシクロスポリンに関連する副作用、特に長期使用における腎毒性および中枢神経系毒性は、簡便にはシクロスポリンのものより少ない。
本活性化合物のための好ましいガレヌス製剤は、局所ならびに経口形態を含む英国特許出願2222770Aに記載の通りのマイクロエマルジョンに基づくもの;また英国特許出願2209671Aに記載の通りの、脂肪酸サッカライドモノエステル、例えばサッカロースモノラウレートを含む固溶体を含む。経口投与用の適当な単位投与形態は、例えば投与量あたり25〜200mg活性化合物を含む。
EP0484281Bの製剤実施例A、B、CおよびDは、本明細書に引用により包含する:
これらの製剤のここの成分、ならびにそれらの製造法は、英国特許出願2222770に完全に記載されており、その内容を引用により本明細書に包含する。
神経保護剤としての本活性化合物の有用性は、インビボまたはインビトロ試験において証明でき、例えば:
本発明の活性化合物を単独で、または他の薬剤との組合せ剤で、または連続的な組合せで提供できる。例えば、本発明の活性化合物を、卒中または脊髄傷害後に、さらなる神経障害をブロックし、そして軸索再生を阻害するために、コルチコステロイドのような、しかしこれに限定されない抗炎症剤と、NGF、BDNFのような神経栄養因子またはExelonTMまたはレボドパのような神経変性疾患用の他の薬剤と組み合わせて投与できる。本明細書で使用する2剤は、2剤を同時に投与するとき、または薬剤が同時に作用する形態で独立して投与するとき、組み合わせて投与すると言う。
コード番号、一般名または商品名により同定した活性成分の構造は、標準概論“The Merck Index”の現行版またはデータベース、例えばPatents International(例えばIMS World Publications)から取り得る。それらの対応する内容は、本明細書に引用により包含する。当業者は、活性成分の同定が十分に可能であり、同様に、製造でき、医薬適応症および特性を、標準試験モデルにおいて、インビトロおよびインビボ両方で試験できる。
上記の適応症において、適切な投与量は、もちろん、例えば、用いる本発明の特定の分子、投与形態および処置する状態の性質および重症度に依存して変化する。
下記方法は、下に記載の実施例を実行するために行う:
トランスフェクション。CHO K1細胞(ATCC, Manassas, VA)をDMEM、10%ウシ胎児血清、5%ペニシリン/ストレプトマイシン(Penn/Strep)、および22mgのL−プロリン(Sigma Chemical, St. Louis, MO)と平板培養する。プレートを、一晩、37℃で、水ジャケット付きCO細胞培養チャンバー中でインキュベートする。目的のcDNAを、完全長APPと1:15比(cDNA:APPwt(695))で、Qiagen(登録商標) SuperFect試薬を、製造業者の指示の通りに使用して共トランスフェクトする。6ウェル皿中、5×10細胞をDMEM、10%ウシ胎児血清、5%ペニシリン/ストレプトマイシン(Sigma Chemical, St. Louis, MO)と共に平板培養し、24時間増殖させる。SuperFect混合物を、100μlの無血清培地(DMEM)、3μgの全DNA、および20μlのSuperFectで製造する。培地を細胞から除き、1mLの新鮮培地を添加する。全SuperFect混合物を培地に添加し、37℃で2時間インキュベートする。本混合物を次いで除去し、細胞を1回3mLのPBSで洗浄する。新鮮培地を細胞に再び添加(added back)し、それらを24または48時間インキュベートする。
免疫細胞化学 − CHO細胞を、OPTIMEM(無血清培地)中、リポフェクタミンを製造業者(Life Technologies)により記載の通り使用して、適当な構築物でトランスフェクトする。CHO細胞を免疫染色し、免疫活性をDev et al 1999, Neuropharmacol., (1999) 38, 635-644に記載の通り観察する。Flag−タンパク質発現を、抗Flag M2モノクローナルマウス抗体(Sigma)を使用して検出し、二次抗体はTexas Red-Xヤギ抗ウサギIgG(Molecular Probes)である。
カスパーゼ−3のフローサイトメトリー分析。HEK細胞を、CyDまたはCPZで、APPwtと共に24時間一過性にトランスフェクトする。BD Biosciences(#550914)からのカスパーゼ−3アポトーシスキットを使用して細胞を固定し、透過化し、そして染色する。FITC染色した細胞を10のゲートを通らせ、活性カスパーゼ−3について陽性な細胞として測定する。前方および側面光散乱もまた細胞集団の健康状態の確認のために試験する。
化合物処置。APPswe変異体を安定に発現するHEK 293細胞を、24時間、サイクロスポリンA、サングリフェリンA、FK506(引用によりその全体を包含するSedrani, et al., J. Am. Chem. Soc. 125, pp 3849-3859(2003)に記載の通り)およびN−メチル−4−バリン−サイクロスポリン濃縮物で処理する。細胞生存能を、PromegaのCellTiter-Glo Kit(#G7573)を使用して測定する。Aβ40および42レベルを、細胞上清中、社内2サンドイッチELISA(社内ELISAは、Novartisで開発の抗体をBiosource抗体の代わりに使用する以外、記載のものと同じ形態)を使用して測定する。5xGal4応答エレメント−ルシフェラーゼレポーターおよびC99−Gal4−VP16またはNotch−Gal4−VP16構築物を安定に発現する細胞系を使用して、C99またはNotch開裂を測定する(Maltese, Wilson et al. 2001に記載の通り)。γ−セクレターゼで開裂されたとき、Gal4−VP16は遊離し、そしてレポーターに結合し、ルシフェラーゼ活性を増加させる。安定な細胞を本化合物で処理し、IC50値を決定する。
AβELISA。AβペプチドのNH末端に対する市販のマウスモノクローナル抗体を、予めコートした96ウェルプレート(Aβ40についてはBiosource Cat#KBH3481/PPO81およびAβ42についてはCat#KBH3441/PPO81)における捕獲抗体として使用する。ポリクローナル検出抗体をBiosource(抗hAβ40 Cat#44-348および抗hAβ42 Cat#44-344)から得、15mM ナトリウムアジド中1/220に希釈する。二次抗体(Aβ40についてはBiosource Cat#KBH3481およびAβ42についてはCat#KBH3441)は、ホースラディッシュペルオキシダーゼ標識抗ウサギIgGである。二次抗体を3.3mM チモール中1/100に希釈する。抗体コートしたプレートを、使用前に4回PBS−TE(1mM EDTAおよび0.05%Tween 20、洗浄緩衝液)で、マイクロプレート洗浄機(Bioteck Instruments, Inc, Winooski, VT)で洗浄する。100μlのトランスフェクトした細胞の馴化培地を取り、1mM AEBSF含有サンプル希釈剤(Biosource, Camarillo, CA)中、1:2に希釈する。100μlのこの混合物を、洗浄した、抗体コートした96ウェルプレートに添加し、テープでカバーし、4℃で一晩インキュベートする。サンプルを除去し、プレートを4回洗浄緩衝液で洗浄する。検出抗体溶液を100μl/ウェルで添加し、室温で2時間、振盪させながらインキュベートする。プレートを再び4回洗浄緩衝液で洗浄し、二次抗体溶液を100μl/ウェルで添加し、2時間、振盪させながらインキュベートする。プレートを5回洗浄緩衝液で洗浄し、ペーパータオル上に、軽くたたきつけて乾燥させる。100μlの安定化した色素原(テトラメチルベンジジン)を各ウェルに添加し、プレートを30分暗所でインキュベートする。100μlの停止溶液(1N HS)をプレートに添加し、反応を停止させる。プレートをマイクロプレートリーダーで、450nM(Molecular Devices)で1時間読み取る。
抗体およびウェスタンブロット分析。APP野生型およびAPP Swedish変異体のcDNAをpClプラスミド発現ベクターのサイトメガロウイルスプロモーターの下流に、先に記載の通り挿入する(Promega, Madison, WI)(Bodendorf, U., Fischer, F., Bodian, D., Multhaup, G., Paganetti, P. 2001 J. Biol. Chem. 276:12019 12023)。
PS1 NTF抗体はPS1のN−末端を認識する(Thinakaran, Borchelt et al. 1996)。培養したHEK 293細胞を、トランスフェクション24時間後に、プロテアーゼ阻害剤(Complete(登録商標) Roche Molecular Biochemicals)含有RIPA緩衝液(10mM Tris、pH7.5、150mM 塩化ナトリウム、1mM EDTA、1%Nonidet P-40、0.5%デオキシコール酸ナトリウム、1%SDS)に抽出し、4℃で10分、10,000×gで遠心分離する。上清を回収し、ペレットを廃棄する。続いて、細胞抽出物をSDSポリアクリルアミドゲル電気泳動により分離し、PVDF Immobilon-P(登録商標)膜(Millipore)に移し、指示される通り一次抗体でプローブする。免疫学的検出を、先に記載(Manni, M., et al., 1998. FEBS. 427:367-370)の通り、ECL検出システム(Amersham Pharmacia Biotech, Piscataway, NJ)で行う。
免疫細胞化学 − CHO細胞を、OPTIMEM(無血清培地)中、リポフェクタミンを製造業者(Life Technologies)により記載の通り使用して、適当な構築物でトランスフェクトする。CHO細胞を免疫染色し、免疫活性を先に(Dev et al 1999, Neuropharmacol., (1999) 38, 635-644)記載の通り観察する。Flag−タンパク質発現を、抗Flag M2モノクローナルマウス抗体(Sigma)を使用して検出し、二次抗体はTexas Red-Xヤギ抗ウサギIgG(Molecular Probes)である。
CPZ構築物− 野生型ヒトカルボキシペプチダーゼ(hCPZ)を、Life Technologies, Inc(LTI, Catalog Number: 11315-017, Lot Number: 81027-242)から購入した、純粋ヒトDRG(L0001)の標準化cDNAライブラリーから得る。cDNA挿入断片を5'から3'方向で、Gateway適合性ベクター、pCMV・SPORT6中のEcoR VおよびNot I部位にクローン化する。アミノ酸42−161に対応するfrizzled(FZ)ドメイン、アミノ酸179−568の触媒(Cat)ドメインの欠失、点変異(アミノ酸E251A)、およびアミノ酸29後のN−末端FLAG標識(DYKDDDDK 配列番号1)を、下記プライマーを使用した部位特異的変異誘発により行う:
frizzledドメイン除去のために
5' CCTCCAGGCCTCCCCGAAGCTTCTCGGCGCTGTCTGCAGCTGGTGGCCTGTGG−3'(配列番号2)および
5' CCACAGGCCACCAGCTGCAGACAGCGCCGAGAAGCTTCGGGGAGGCCTGGAGG−3'(配列番号3)、
触媒ドメイン除去のために
5' CCACACGGCCAGCCCTCTTCATCCGGGCCAGCCCTGAGGGCAGTGCCTCGTCAGC−3'(配列番号4)および
5' GCTGACGAGGCACTGCCCTCAGGGCTGGCCCGGATGAAGAGGGCTGGCCGTGTGG 3'(配列番号5)
点変異E251Aのために
5' GCATCTCCCGGCCCGCCACCGCGTTGCCATGAATGTTGC−3'(配列番号6)および
5' GCAACATTCATGGCAACGCGGTGGCGGGCCGGGAGATGC−3'(配列番号7)、
ならびにFLAG標識挿入のために
5'GGTGGCCTGTGGCATTCACCCTTGTCATCGTCGTCCTTGTAGTCGGCGGGGTTCCGCTCAAACTCG−3'(配列番号8)および5'CGAGTTTGAGCGGAACCCCGCCGACTACAAGGACGACGATGACAAGGGTGAATGCCACAGGCCACC−3'(配列番号9)。形質転換大腸菌からの全DNAの単離を、Qiagenプラスミドキットを使用して行う。全オープンリーディングフレームの配列を、ABI Prism 3700 DNA Analyzerシステムを使用したDNA配列決定により行う。
インサイチュ・ハイブリダイゼーション− 5'でSP6−およびT7−プロモーター認識配列が側面にある自己プライミングオリゴヌクレオチドプライマーでのポリメラーゼ連鎖反応(PCR)を使用して、リボプローブ鋳型を、クローニング工程を何ら行うことなく任意の既知遺伝子配列から産生することが可能である。PCR反応を、95℃で45秒の変性工程、58℃で30秒のアニーリング相および70℃で1分の抽出相の、40サイクルで行う。4%アガロースゲル上に分離後、PCR産物を製造業者(Qiagen, Switzerland)の指示に従い、QiAQuick精製キットで浄化する。浄化したPCR産物を、T7−RNAポリメラーゼ(アンチセンス)およびSP6−RNAポリメラーゼ(センス)を使用して、37℃で2時間、ジゴキシゲニン−UTP含有dNTPを使用して転写する。取り込まれていないヌクレオチドを除き、プローブをエタノール沈殿させ、50μl 水に溶解し、その後−20℃で貯蔵する。DIGプローブおよび標識したコントロールRNA(既知濃度)の連続希釈を、ナイロン膜にスポットする。アルカリホスファターゼ接合抗DIG抗体とのインキュベーションは、NBT/BCIP(70%ジメチルホルムアミドおよび30%水中の75mg/ml ニトロブルーテトラゾリウムおよび100%ジメチルホルムアミド中の50mg/ml 5−ブロモ−4−クロロ−3−インドイルホスフェート)を、アルカリホスファターゼの基質として使用する発色相に続く。CPZプローブ濃度は、標識したコントロールRNAのスポット強度との比較により概算する。ISHを、完全自動化装置DiscoveryTM(Ventana Medical Systems, Strasbourg)をインサイチュ・ハイブリダイゼーションおよび免疫化学のために使用して行う。パラフィン包埋組織切片を使用したこの遺伝子を局在化させるために行うプロトコールは、RNAアナリティクス・ラボラトリー内で開発され、下記であり、組織切片の脱パラフィン化および再水和は、無溶媒条件で、EZprep溶液(Ventana Medical Systems SA, Strasbourg)を使用して8分、75℃で、続いてさらに8分、42℃で行う。全前処理工程は、RiboMapTMキット(Ventana Medical Systems SA, Strasbourg)で、製造業者の指示に従い、酵素消化を使用した透過化1工程を追加して行った:最良の結果を、12μg/mlのプロテイナーゼKで37℃で16分で得る。CPZプローブハイブリダイゼーションを、45℃で6時間で、RiboHybe溶液(Ventana Medical Systems SA, Strasbourg)に希釈した適合させた量のDIGリボプローブ(CPZプローブ=5ng/スライド)と共に行う。ハイブリダイゼーション後洗浄を、50℃で8分、高ストリンジェンシー条件(0.1×SSC)で3回行う。DIG標識検出のために、抗体希釈剤中1/2000希釈後、ビオチン接合マウス抗ジゴキシン抗体(Jackson Immunoresearch Inc.)を30分、37℃で適用し、BCIP/NBT色素生産性検出を、BlueMapTMキット(Ventana Medical Systems SA, Strasbourg)を使用して、製造業者の指示に従い行う。最適シグナル/ノイズ比のための基質インキュベーション時間は4時間である。ISHヌクリアー・ファスト・レッドを10分行う。切片をCrystalマウント中にマウントし、Permountを使用してポスト−マウントする(post-mounted)。
実施例1
プレセニリンプロセッシング:cDNAの過剰発現がAβレベルとC99基質を増加させたとの観察は、APPのGACE介在開裂の増加を示唆する。CPZおよびCyDが有意にC99のプロセッシングを増加させ、Aβ42分泌を増加させたため、それらをさらなる試験のために選択する。PS1 N−末端フラグメント(NTF)レベルを、CPZまたはCyDでトランスフェクトしたHEK 293細胞で試験する。PS1で安定にトランスフェクトした細胞において、完全長PS1およびNTFの両方が容易に検出可能である。対照的に、トランスフェクトしていないHEK細胞において、内因性完全長PS1およびNTFレベルは低い。CPZまたはCyDを過剰発現する細胞において、PS1 NTFレベルの明らかな上昇があり、これらのフラグメントが48時間のトランスフェクション期間中に高い割合で産生されるか、または内因性NTFが安定されることを示唆する。
CPZの分析:CPZは、生物活性神経ペプチドを処理することが既知の、CPEサブファミリーの中の、カルボキシペプチダーゼ(CP)遺伝子ファミリーのメンバーである(Song and Fricker 1997)。CPE関連酵素は、プロセッシング中間体のC−末端からの塩基性残基の選択的除去により、一般的に選択的プロセッシング反応に関与する。CPZの触媒活性、発現、または細胞内局在化がAβ分泌誘発に必要であるか否かを決定するために、CPZの3種の変異体構築物を産生する。第一の構築物において、触媒ドメインを完全に除去し(Δcat)、シグナルペプチド、frizzledドメイン、およびC−末端を残す。第二の構築物において、frizzledドメイン(Δfz)を除去し、そして第三の構築物において、CPZの触媒活性を損なうであろう単一点変異(Glu251Ala)を触媒ドメインに挿入する。各CPZ変異体をHEK 293細胞に、APPwtまたはC99基質のいずれかと共トランスフェクトする。3種の変異体構築物のいずれも、野生型CPZまたはFlag標識CPZと比較して活性がない。結果はAPPwtおよびC99基質の両方で同様である。
CPZ変異体の活性欠如の考えられる説明は、細胞内のタンパク質の発現の欠失または誤局在化である。この疑問を解決するために、CPZ変異体を、Flag標識し、CHO細胞内で過剰発現させる。透過化細胞において、CPZ野生型は明らかな血漿膜または遅発分泌小胞(late secretory vesicle)局在化を示す。この結果は、CPZの細胞内分布を調べた以前の試験と一致する(Novikova, Reznik et al. 2000)。細胞内分布はCPZ変異体構築物;Δcat、Δfz、およびGlu251Alaで変化しないままである。これらの発見は、CPZの、その細胞内局在化または発現のレベルではなく、触媒活性が、CHO細胞におけるAβレベルの誘導に必要であることを示唆する。
CPZ触媒活性の崩壊は、発現または細胞内分布に影響することなくAβ産生を無くす。CPZの過剰発現は、少ないβ−カテニン活性化に帰着する、内因性frizzled受容体へのWnt結合と競合し得る(Tesco, Kim et al. 1998)。β−カテニン活性の低下は、増加したAβ産生と関連しており、PS1がGSK3βとのβ−カテニンの会合を増加させる能力により介在されると考えられている(Kang, Soriano et al. 1999)。CPZがカスパーゼ−3のPS1開裂の活性化によりAβ産生を誘導でき、より少ないPS1/β−カテニン複合体に至ることは可能である(Tesco, Kim et al. 1998)。PS1がβ−カテニンにより結合されないならば、それはGACE複合体とより容易に会合できる。frizzledドメインがタンパク質相互作用ドメインとして特徴付けられるため、CPZ内のfrizzledドメインが、γ−セクレターゼ複合体の成分、すなわち−PS1、またはAPP自体と相互作用することは可能である。これらの相互作用は現在調査中である。
興味深いことに、CPZのC−末端は、推定フューリン開裂部位を含み、CPZを血漿膜から細胞外環境に遊離させると考えられている(Novikova, Reznik et al. 2000)。フューリンはまた細胞表面のNotchでの、NotchリガンドDeltaの遊離に関与する(Ikeuchi and Sisodia 2003)。CPZ中のフューリン部位がフューリン基質として確認されていないが、CPZが細胞から分泌できることは証明されている(Novikova, Reznik et al. 2000)。これは、CPZがNotchと同じプロセッシング経路にあるが、どのようにCPZのフューリン開裂がAβ産生に関連しているかは、現在不明である(Kim, Wang et al. 1999)。しかしながら、CPZが、CyD過剰発現と同様、細胞をアポトーシスに誘導できるとの観察は、Aβ産生に影響するこの2種のタンパク質の共通機構を示唆する。
以前の発見(Novikova and Fricker 1999)は、CPZがラット脳軟髄膜細胞で発現されることを示唆するが、CPZがアルツハイマー病により影響を受けることが既知の脳の領域においては発現されないことが示されている(Novikova and Fricker 1999)。CPZがどこで発現されるかを決定するために、マウス脳切片をインサイチュ・ハイブリダイゼーションにより分析する。野生型C7BL−6マウス(Jackson Laboratories)において、CPZアンチセンスプローブは、脳内の広範な分布として結合を示し、小脳および前頭葉が最高レベルのシグナルを有する。より詳細な実験により、CPZはまたCA1およびCA3領域に近い海馬において、最も可能性があるのは錐体細胞において発現されることが判明して。小脳において、CPZはプルキンエ(Perkinje)および顆粒細胞層における分子領域に近接して発現される。前頭葉におけるCPZ分布は特異的細胞型に局在しているようには見えなかったが、その代わり、全領域にわたり均一に発現された。マウス海馬、小脳、および前頭葉におけるCPZ局在化は、ヒトにおけるアルツハイマー病により影響を受けることが既知の脳の領域におけるその発現を証明する。
CyDの特徴付け:これらのイムノフィリン結合性化合物がAPPプロセッシングを調節できるか否かを試験するために、HEK/APPswe安定細胞を一定濃度範囲のサイクロスポリンA、サングリフェリンA、FK506またはN−メチル−4−バリン−サイクロスポリン濃縮物で処置する。各濃度に関して、生存能を、製造業者(Promega Cat# G5421)の指示に従いMTSアッセイで測定し、分泌されたAβ40およびAβ42を、ここに記載のELISAアッセイを使用して測定する。化合物全ての生存能IC50は>40μMである。サイクロスポリンA、サングリフェリンAのAβ40およびAβ42についての阻害IC50は<3μMであり、Aβ分泌の強い阻害を示す。N−メチル−4−バリン−サイクロスポリンのAβ40およびAβ42分泌に関するIC50は<10μMであり、一方FK506はAβ40分泌に作用を有しない。対照的に、FK506処置は、3−20μMでAβ42の濃度依存的増加をもたらす。
サイクロスポリンAのような免疫抑制剤が、数種の動物モデルにおいて神経変性およびアポトーシスを阻害でき、単離マウスミトコンドリアにおいてAβ誘発ミトコンドリア障害を阻害できることが証明されている(Kim 2002)。CyDがサイクロスポリンAの標的であり、ミトコンドリアに局在化しているため、それはこの部位でAβプロセッシングに重要な役割を有し得、CyDがヒトにおけるAD発症に重要である可能性を示唆する。他のアイソフォームを試験していないが、CyDは、おそらく、それがミトコンドリアに局在化することが知られている唯一のシクロフィリンアイソフォームであるため、Aβプロセッシングに対する独特な効果を有するはずである。HEK細胞におけるCyD過剰発現がカスパーゼ−3活性を増加でき、PS1 NTFを安定化できることが判明しており、それが直接PS1活性を修飾し得ることを示唆する。さらに、CyD活性と結合し、阻害できる化合物は、Aβ分泌およびC99開裂の両方を強く阻害する。
特に、サングリフェリンAはAβを3μMで強く阻害し、20μMまで細胞に対して無毒である。サングリフェリンAは、CyDがアデニンヌクレオチド輸送体(ANT)に結合する能力に影響することなく、そしてCsAのようなカルシニューリン活性を阻害せずに、CyDのPPIase活性と結合し、阻害することが既知である(Samantha J. Clarke 2002)。サングリフェリンAの急勾配の用量応答は、いくつかの方法で説明できるであろう。サングリフェリンAは、CyDのかなりの部分が結合したときにのみ開孔を阻害し得、その活性がMPTで中断されるのに十分である(Clarke 2002)。ANTが二量体として存在するため、CyDが、立体配置変化を誘導するために、ANTに1分子より多く結合すべきであることはありそうである。サングリフェリンAが、MPT複合体上でのその活性を阻害するために複数CyD分子に結合しなければならないため、これは3μM閾値でのAβ分泌の急激な阻害を説明する。この閾値に到達したら、MPT複合体は完全に阻害され、開孔が阻止され得る。MPT阻害のこの閾値は、Aβプロセッシングおよび/または分泌の重要なレギュレーターであると見なされる。あるいは、サングリフェリンAは、CyD以外のまたはそれに加えて複数標的を有するかもしれない。CyDがMPT複合体を直接PPIase活性を介して、またはMPTにおける立体配置変化により、どちらで制御するかはまた明らかではない。いずれの場合も、ここにおよび他の者により提示のデータは、CyDおよびMPT孔がAβプロセッシングにおいて重要な役割を有することで一致する。
これらの化合物はAβ分泌を劇的に低下させ、C99開裂を阻害できるが、それらはまたNotch開裂を阻害できる。これは、データがCyDおよびCPZ過剰発現がGACE活性に影響することを示唆していたため、驚きではなかった。このデータは、イムノフィリン化合物がGACE活性を阻害し、細胞内でAβおよびNotchプロセッシングに影響し得る新規経路を規定する初めての示唆である。
興味深いことに、FK506処置は、用量応答形式で、Aβ42分泌を劇的に増加させる。FK506はイムノフィリンタンパク質に結合するが、CyDには結合しないことが既知である。Aβ42の特異的増加は、FK506標的タンパク質がAβ42代謝または産生を制御することを示唆する。FK506およびCsAの両方ともカルシニューリンを阻害できるが、Aβ分泌に対して異なる影響を有し、故にカルシニューリンはおそらくAβレベルに影響しない。FK506のこの独特な影響は、イムノフィリン経路がAβプロセッシングを制御することをさらに指示する。
実施例2
C99およびNotch開裂
HEK 293安定細胞系を、Maltrese, Wilson, et al. 2001により記載された通り、修飾C99またはNotch膜貫通型配列と、シグナルペプチド、TGN保持配列、およびQ56/Y57に挿入されたGAL4−NLS−VP16配列を使用して産生する。本細胞はまた5xGAL4RE−ルシフェラーゼレポーター構築物(RD−2002−01437およびRD−2001−02419)を安定に発現する。これらの細胞は、C99トランスジーンが開裂され、それがGal4ルシフェラーゼレポーターを活性化させるとき、GACE活性の指標である。これらのHEK安定細胞をサイクロスポリンA、サングリフェリンA、FK506またはN−メチル−4−バリン−サイクロスポリンで処理し、C99開裂に関するIC50を決定する。GALVP単独はおそらくネガティブコントロールであり得る。サイクロスポリンA、N−メチル−4−バリン−サイクロスポリンサングリフェリンA、およびFK506に対するGALVPのIC50は各々6.9、9.9、>20、および>20μMであり、これらの化合物が>40μMまで毒性ではないため、C99開裂と細胞生存能の間の明らかな幅を示す。しかしながら、サイクロスポリンA、N−メチル−4−バリン−サイクロスポリンサングリフェリンAは、全てC99開裂を各々0.71、0.87、および0.85μMで阻害し、Notch開裂を各々1.7、2.7および3.2μMで阻害する。FK506はC99またはNotch開裂に対して効果はない。故にCyDを強く結合できるリガンドは、C99およびNotch開裂を強く阻害し、GACE活性が阻害されることを示唆する。
実施例3
カスパーゼ−3活性化
近年の試験は、カスパーゼ−3活性化がAβ分泌の増加および本タンパク質のGACE複合体における安定化をもたらし得ることを示唆する(Tesco, Koh et al. 2003)。CyDおよびCPZの両方がAβ分泌を増加させ、PS1 NTFを安定化させるため、カスパーゼ−3活性化レベルをCyDおよびCPZ過剰発現細胞において分析する。HEK 293細胞を、CyDおよびCPZでAPPwtと共に24時間一過性にトランスフェクトし、サポニン透過化し、固定化し、活性カスパーゼ−3に対するFITC接合モノクローナル抗体でプローブする。ネガティブコントロール細胞は、空ベクターおよびAPPwtでトランスフェクトし、ポジティブコントロール細胞は分析前に1μM スタウロスポリンで6時間処理する。CyD発現細胞では、52%の試験した細胞が活性カスパーゼ−3に対して陽性であり、一方CPZ発現細胞では、48%の細胞がカスパーゼ−3が陽性である。これらの結果は、これらのタンパク質の過剰発現がカスパーゼ−3の活性化を誘導し、これが、PS1 NTFが安定化され、そしてAβ分泌が分泌される機構の可能性があることを示唆する。

Claims (6)

  1. アルツハイマー病、パーキンソン病、タウオパチー、プリオン病、前頭側頭骨性認知症、線条体黒質変性症、レヴィー小体認知症、ハンチントン病、ピック病、アミロイド症、および過剰なAβ産生と関連する他の神経変性障害のようなAβ産生および/または分泌と関連する病的状態の処置用医薬の製造における、非免疫抑制性、シクロフィリン結合性サイクロスポリンの使用。
  2. Aβ産生および/または分泌と関連する病的状態を処置または予防する方法であって、該患者に有効量の非免疫抑制性、シクロフィリン結合性サイクロスポリンを投与することを含む、方法。
  3. 非免疫抑制性、シクロフィリン結合性サイクロスポリンが、式A
    Figure 2008512351
    〔式中、Bは式B
    Figure 2008512351
    [式中、aは2位のαAbu残基への結合を意味し;
    bは、4位の残基Cへの結合を意味し;
    Alkは2〜6個の炭素原子を含む直鎖または分枝鎖アルキレンまたは3〜6個の炭素原子を含むシクロアルキレンを意味し、そして
    Rは
    カルボキシまたはアルキルオキシカルボニルラジカル;
    ラジカル−NR(ここで、RおよびRは同一または異なって、水素、アルキル、C2−4アルケニル、C3−6シクロアルキル、フェニル(所望によりハロゲン、アルコキシ、アルコキシカルボニル、アミノ、アルキルアミノまたはジアルキルアミノで置換されていてよい)またはベンジル、または5または6環原子および1〜3個のヘテロ原子を含む飽和もしくは不飽和ヘテロシクリルラジカルであるか、またはRおよびRは、それらが結合している窒素原子と一体となって、4〜6環原子を含み、そして窒素、酸素または硫黄から選択されるヘテロ原子をさらに含んでいてよく、かつアルキル、フェニルまたはベンジルで置換されていてよい飽和または不飽和ヘテロ環を形成する);

    Figure 2008512351
    (式中、RおよびRは上記で定義の通りであり、Rは水素またはアルキルラジカルであり、そしてnは2〜4の整数であり、
    そして、アルキルは1〜4個の炭素原子を含む直鎖または分枝鎖アルキルである。)
    のラジカルである。]
    のアミノ酸残基であり;
    CはMeLeuまたは4−ヒドロキシ−MeLeuである。〕
    の化合物およびその薬学的に許容される塩である、請求項1記載の使用または請求項2記載の方法。
  4. 非免疫抑制性、シクロフィリン結合性サイクロスポリンが、式I:
    Figure 2008512351
    〔式中、
    WはMeBmt、ジヒドロ−MeBmtまたは8'−ヒドロキシ−MeBmtであり;
    XはαAbu、Val、Thr、NvaまたはO−メチルスレオニン(MeOThr)であり;
    RはSarまたは(D)−MeAlaであり;
    YはMeLeu、γ−ヒドロキシ−MeLeu、MeIle、MeVal、MeThr、MeAla、MeTyr、MeTyr(O−PO(OH))、MeaIleまたはMeaThr、またはProであり;
    ZはVal、Leu、N−Alk−ValまたはN−Alk−Leuであり、
    ここで、AlkはMeまたは、ビニル(これは所望によりフェニル、または6環員を含むN、SもしくはOヘテロアリールで置換されていてよい)もしくはフェニル(これは所望によりハロゲンで置換されていてよい)で置換されたMeを意味し、
    QはMeLeu、γ−ヒドロキシ−MeLeuまたはMeAlaである。〕
    の化合物である、請求項1記載の使用または請求項2記載の方法。
  5. 非免疫抑制性、シクロフィリン結合性サイクロスポリンが:
    a)[ジヒドロ−MeBmt]−[γ−ヒドロキシ−MeLeu]−シクロスポリン;
    b)[MeVal]−シクロスポリン;
    c)[MeIle]−シクロスポリン;
    d)[MeThr]−シクロスポリン;
    e)[γ−ヒドロキシ−MeLeu]4−シクロスポリン;
    f)[Nva]−[γ−ヒドロキシ−MeLeu]−シクロスポリン;
    g)[γ−ヒドロキシ−MeLeu]−[γ−ヒドロキシ−MeLeu]−シクロスポリン;
    h)[MeVal]−シクロスポリン;
    i)[MeOThr]−[(D)MeAla]−[MeVal]−シクロスポリン、または
    j)[8'−ヒドロキシ−MeBmt]−シクロスポリン。
    m)[N−ベンジル−Val]−シクロスポリン、
    n)[N−5−フルオロ−ベンジル−Val]−シクロスポリン、
    o)[N−アリル−Val]−シクロスポリン、
    p)[N−3−フェニル−アリル−Val]−シクロスポリン、
    q)[Pro]−シクロスポリン、または
    r)[γ−ヒドロキシ−MeLeu]−シクロスポリン
    から選択される、請求項1記載の使用または請求項2記載の方法。
  6. 非免疫抑制性、シクロフィリン結合性サイクロスポリンが[MeVal]−シクロスポリンである、請求項1記載の使用または請求項2記載の方法。
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