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JP2008504537A - 磁気式流量センサ用電極 - Google Patents

磁気式流量センサ用電極 Download PDF

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JP2008504537A JP2007518537A JP2007518537A JP2008504537A JP 2008504537 A JP2008504537 A JP 2008504537A JP 2007518537 A JP2007518537 A JP 2007518537A JP 2007518537 A JP2007518537 A JP 2007518537A JP 2008504537 A JP2008504537 A JP 2008504537A
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Abstract

領域を通過する流体120の流量Fを検知するための流体流量センサ10が説明される。センサ10は、領域に対して磁界70をかけるための磁気回路50,60a,60bと、磁界70を通過して流れる流体120に応じて電極40a,40b間で作動中に生成される電位Vを検知するための電極40a,40bとを備える。各電極40は、金属要素130;300;400;500と、金属ハロゲン要素110;310,320;410;520と、導電性の多孔質要素100;330;420;530とを含む。多孔質要素100;330;420;530は、流量Fに対する金属ハロゲン要素110;310,320;410;520の損失が進むのを遅らせ、流量Fと金属ハロゲン要素110;310,320;410,520との間、ひいては金属要素130;300;400;500に続く導電路をもたらす。多孔質要素100;330;420;530を含有することで、測定ノイズ性能を低下させることなく作動寿命の長いセンサ10が提供される。
【選択図】図2

Description

本発明は流体流量センサ、例えば、通過する水といった液体の流量を測定するよう作動可能な流体流量センサに関する。また、本発明は、そのような流体流量センサに含めるよう適応された検知用電極に関する。さらに、本発明はまた、そのような検知用電極を作製する方法に関する。
流量変換器は公知であり、種々の物理的効果を利用することで機能する。磁気式流量変換器の例は公開されているPCT国際出願第PCT/GB2004/001618号(WO2004/090475)で説明されている。このPCT国際公開において、流体の流量を測定するための磁気式変換器が明らかにされている。この変換器は図1で概略的に示されており、同図内において全体が10で示されている。変換器10は流体の流れFを導くための管20を含む。さらに、変換器10は、作動中に流れFが発生する管20の領域に横方向磁界70をかけるための全体が30で示されている磁気アセンブリを備える。さらに、変換器10は、磁界70がかけられる領域に2つの電極40a,bを含み、これら電極40a,bは管20の流体に対して電気的に結合されており、さらに信号処理ユニット90の入力部に接続されている。
かけられる磁界70は、管20を通過する流れFの方向に対して直角の第1軸に対して実質的に平行である。磁気アセンブリ30は、図示されているとおり横方向磁界70をかけるよう配設された極片60a,60bに対して磁気的に結合された磁界生成構成要素50を含む。任意ではあるが、磁界生成構成要素50は、磁界70の維持に費やされる電力が不要となるように磁性体の残留界特性を用いるが、このように作動するときの横方向磁界はミリテスラのオーダーの大きさをもつ。
電極40a,40bは、第2軸において矢印80で示される電位差Vを検知するよう作動可能であり、第2軸は第1軸および流れFの方向に対して実質的に直交している。電位差Vは、逆荷電された自由電荷キャリアを含む管20に流れる流体によって作動中に生成され、これらの自由電荷キャリアは、それぞれ磁界70によって相互に作用し、電位差Vを生成する。信号処理ユニット90は、流れFの大きさの測定値Mを得るために、横方向界70を考慮して電位差Vを処理するよう作動可能である。時間に対して測度値Mを統合することで、変換器10を通過して流れる流体の累積容積の指示値が得られる。
作動中に変換器10が確実に機能できるようにするためには、電極40a,40bが管20内の流体と安定した電気接触を行い、電極40a,40bのおのおのと流体との間に提示される境界において変動電気化学的オフセットが生じないことが重要であることがわかった。関連するタイプの流体流量メータでグラファイトまたは耐食性金属合金電極を用いることが従来の慣例であるが、前述のPCT公開明細書には、金属要素および金属ハロゲン要素を組み合わせたものを備える電極が、そのようなグラファイトまたは耐食性金属合金電極よりもさらに安定して作動することが開示されており、金属ハロゲン要素により金属要素と流体との間で効果的にさらに安定した電気接触が得られる。銀および塩化銀から作製された電極は、流体流量変換器で用いられる公知の方法に対してかなりの改善を示すことがわかった。
しかしながら、変換器10が、例えば、家庭用もしくは産業用の水流計測に用いられる場合、長年にわたって確実に作動させるには、前述のPCT公開明細書の記載よりもさらなる改善が求められる。上記のような環境で計測する場合、前述の長年にたって確実に作動させるためには、金属ハロゲン化要素が流体内に徐々に溶解することを考えると、かつてないほど大量の金属ハロゲン化物を変換器10内に含ませる必要があることがわかった。長寿命をもたらすために必要とされる金属ハロゲン化物をかつてないほど大量に用いると、技術的な問題が生じる。第1の問題は、変換器10のノイズ性能に対して有害に作用する電極40a,40bの直列抵抗が増加する傾向が生じることである。さらに、第2の問題は、さらに多くの金属ハロゲン化物を組み込むことでおそらく変換器10は製造者にとって高くつくものとなり、このため公知の代替タイプの流体流量変換器と比較して商業的に魅力のあせた変換器10になってしまうことである。
本発明の目的は、長期間で確実な作動寿命を得るためにかつてないほど大量の電極材料をセンサ内に含有させなくても、このような長期間の作動寿命を提供できる流体流量センサを提供することである。
本発明のさらなる目的は、長期間で確実な作動寿命をもつセンサを提供できる流体流量センサ用電極を提供することである。
本発明のさらなる目的は、流体流量センサ用電極を作製する少なくとも1つの方法を提供することであり、この電極により長期間で確実な作動寿命をもつ流体流量センサが提供できる。
本発明の第1の態様によると、領域を通過する流体の流量を検知するための流体流量センサが提供され、センサは、領域の少なくとも一部に対して磁界をかけるための磁気回路と、磁界を通過して流れる流体に応じて電極間で作動中に生成される電位を検知するための電極構成とを備え、
電極のおのおのが金属要素と、金属ハロゲン要素と、少なくとも部分的に導電性の多孔質要素とを含み、多孔質要素が、流体の流れに対する金属ハロゲン要素の損失が進むのを少なくとも部分的に遅らせ、流体の流れと金属ハロゲン要素との間、ひいては金属要素に続く導電路をもたらすよう作動可能であることを特徴とする。
本発明は、多孔質要素を含有することで、測定ノイズ性能を低下させることなく作動寿命の長いセンサが提供される点で有利になる。
任意ではあるが、センサにおいて、金属要素が銀を含み、金属ハロゲン要素が塩化銀を含む。銀および塩化銀は、両方とも一般的に無毒であるとみなされており、さらに水に対する溶解速度が比較的低いという点で有利となる。さらに、銀および塩化銀材料は両方とも手ごろな費用で広範に利用可能である。
任意ではあるが、センサにおいて、多孔質要素が、金属ウール、金属フォーム、少なくとも部分的に導電性の多孔質重合体、少なくとも部分的に導電性の多孔質グラファイトのうちの少なくとも1つを含む。本発明において利点をもたらすために、多孔質要素が少なくとも部分的に導電性であることから、直列抵抗の比較的低い電極を提供するとともに流体の流れに対する金属ハロゲン化物の損失を遅らせることができる。
任意ではあるが、センサにおいて、多孔質要素が、金属ハロゲン要素の電気抵抗率より実質的に少なくとも大きさの程度の低い電気抵抗率を作動中に示す。金属ハロゲン要素の電気抵抗率よりもかなり小さな電気抵抗率を示す多孔質要素を配設することにより、金属要素および金属ハロゲン要素だけを備える単純な電極よりも電極が良好に作動できるようになる。
任意ではあるが、センサが汚染、異物、バクテリアの成長、菌類の成長に対して良好に対応することができるようにするために、多孔質要素は、作動中、徐々に流体に溶解または磨耗してしまい、これにより多孔質要素に気孔が生成して流体に接近しやすい多孔度をもたらす。センサをこのように実装することで、多孔質要素が流体の流れに対して磨耗する、あるいは溶解すると、多孔質要素のブロックされた気孔が開かれるという点で有利になる。
任意ではあるが、センサにおいて、多孔質要素および金属ハロゲン要素が実質的に空間的に一致する。例えば、後に明らかにするとおり、金属ハロゲン化物および多孔質要素は実質的に一体の構成要素として製造でき、例えば、多孔質要素が、焼結された、またはその他の場合、相互に接着された多孔質材料および金属ハロゲン材料の粒子から作製できる。このような一体化方式により電極の構成が単純化され、電極の製造費用を低下できる。
任意ではあるが、センサにおいて、金属ハロゲン要素が少なくとも部分的に多孔質要素に組み込まれている。このような構成により、金属ハロゲン要素と多孔質要素との間で徐々に移行が起こり、これによって流体の流れに対する電極の電気境界特性が潜在的に改良される。
任意ではあるが、センサにおいて、多孔質要素が、流体に対して多孔質要素が親水性を示すように湿潤剤を含むか、あるいは湿潤剤で前処理を行う。そのような湿潤剤を用いることにより、電極がセンサ内で最初に作動される際に作動時に電極を即座に安定させることができる。製造費用およびセンサ較正時間がこれによって潜在的に小さくなり、これによってセンサを容易に製造できるようになる。
任意ではあるが、センサにおいて、金属要素、金属ハロゲン要素、および多孔質要素が、対応する各電極を形成するために実質的に相互に同心状になるよう組み合わされる。このような組み立て方式により、電極が小型になり、現行の製造プロセスと両立できるようになる。
任意ではあるが、センサにおいて、金属要素、金属ハロゲン要素、および多孔質要素が細長い構成要素として実装され、これにより各電極が実質的に直線形状になる。電極をこのような形状にすることで、電極を供給するためのストリップが製造ツールから連続的に引き出される連続製造プロセスにとって有利になる。
任意ではあるが、センサにおいて、金属ハロゲン要素および多孔質要素のうちの少なくとも1つが、流体に対して多孔度をもたらすように、接着された粒子から作製される。電極を作製するために実質的に無作為の向きの粒子を用いることで、効率的な製造とともに、電極に対してさらに安定した電気性能をもたらすことができるという点で有利になる。さらに任意ではあるが、粒子が、焼結、機械圧縮による接着、追加接着剤による接着のうちの少なくとも1つによって相互に接着される。しかしながら、相互に粒子を結び付けるための他の方式も実行可能であることが理解されるべきである。
任意ではあるが、センサにおいて、金属要素が少なくとも部分的に多孔質要素を封入するように空間的に配設されている。このような構成形状によって、金属要素が多孔質要素よりも一般的に機械的に強く、機械要素がそれによって多孔質要素に物理的防護をもたらすという点で有利になる。
任意ではあるが、センサにおいて、多孔質要素が少なくとも部分的に金属要素を封入するように他の方式で配設できる。このような構成形状によって、電極のさらに広い検知面積が潜在的に流体の流れに対して露出され、それによって潜在的に測定ノイズを減少させるという点で有利になる。
任意ではあるが、センサにおいて、多孔質要素には、製造中に電気めっきおよび/または陽極析出により金属ハロゲン化物を内部に析出させておく。さらに任意ではあるが、そのような陽極析出は、金属要素に存在する金属を含む塩を用いる処理、および金属ハロゲン要素に存在するハロゲン化物を含む酸を用いる処理によって多孔質要素中に金属ハロゲン化物を析出させることを含む。さらに任意ではあるが、塩が硝酸銀を含み、酸が塩酸を含む。このようにして金属ハロゲン化物を多孔質要素内に導くことによって、多孔質要素内の気孔が隙間の寸法程度の大きさで効果的に充填されるという点で有利になる。
センサは種々の産業界および家庭内での適用例で利用するよう適応させることができる。任意ではあるが、センサが、作動中に電極間で生成される電位に対応する信号を電極構成から受信するための信号処理ユニットを含み、信号処理ユニットが、流体の流量の測定値、流体の流量の累積測定値のうちの少なくとも1つを生成するために信号を処理し、センサが信号処理ユニットと組み合わされ、これによって流体流れメータがもたらされる。さらに任意ではあるが、センサが、前述の流体が水である場合の水流量メータとして作動するように適応される。
本発明の第2の態様によれば、流体に対して電気接触をもたらすための電極が提供され、電極が金属要素を備え、
電極が金属ハロゲン要素と、少なくとも部分的に導電性の多孔質要素とを含み、多孔質要素が、流体に対する金属ハロゲン要素の損失が進むのを少なくとも部分的に遅らせ、流体と金属ハロゲン要素との間、ひいては金属要素に続く導電路をもたらすよう作動可能であることを特徴とする。
電極は、多孔質要素を含有することで、その測定ノイズ性能を低下させることなく作動寿命の長い電極が提供できるという点で有利になる。
任意ではあるが、電極において、金属要素が銀を含み、金属ハロゲン要素が塩化銀を含む。銀および塩化銀は、両方とも一般的に無毒であるとみなされており、さらに水に対する溶解速度が比較的低いという点で有利になる。さらに、銀および塩化銀材料は両方とも手ごろな費用で広範に利用可能である。
任意ではあるが、電極において、多孔質要素が、金属ウール、金属フォーム、少なくとも部分的に導電性の多孔質重合体、少なくとも部分的に導電性の多孔質グラファイトのうちの少なくとも1つを含む。本発明において利点をもたらすために、多孔質要素が少なくとも部分的に導電性であることから、直列抵抗の比較的小さな電極を提供するとともに流体の流れに対する金属ハロゲン化物の損失を遅らせることができる。
任意ではあるが、電極において、多孔質要素が、金属ハロゲン要素の電気抵抗率より実質的に少なくとも大きさの程度の低い電気抵抗率を作動中に示す。金属ハロゲン要素の電気抵抗率よりもかなり小さな電気抵抗率を示す多孔質要素を配設することにより、金属要素および金属ハロゲン要素だけを備える単純な電極よりも電極が良好に作動できるようになる。
任意ではあるが、電極において、多孔質要素は、作動中、徐々に流体に溶解または磨耗してしまい、これによって多孔質要素に気孔が生成して流体に接近しやすい多孔度をもたらす。センサをこのように実装することで、多孔質要素が流体の流れに対して磨耗する、あるいは溶解すると、多孔質要素のブロックされた気孔が開かれるという利点がある。
任意ではあるが、電極において、多孔質要素および金属ハロゲン要素が実質的に空間的に一致する。例えば、後に明らかにするとおり、金属ハロゲン化物および多孔質要素は実質的に一体の構成要素として製造でき、例えば、多孔質要素が、焼結された、またはその他の場合、相互に接着された多孔質材料および金属ハロゲン材料の粒子から作製できる。このような一体化方式により電極構成が単純化され、電極の製造費用を低下できる。
任意ではあるが、電極において、多孔質要素が、流体に対して多孔質要素が親水性を示すように湿潤剤を含むか、あるいは湿潤剤で前処理を行う。そのような湿潤剤を用いることにより、電極が前述のセンサ内で最初に作動される際に作動時に電極を即座に安定させることができる。製造費用およびセンサ較正時間がこれによって潜在的に小さくなり、これによって前述のセンサを容易に製造できるようになる。
任意ではあるが、電極において、金属要素、金属ハロゲン要素、および多孔質要素が、電極を形成するために実質的に相互に同心状になるよう組み合わされる。このような組み立て方式により、電極が小型になり、現行の製造プロセスと両立できるようになる。
任意ではあるが、電極において、金属要素、金属ハロゲン要素、および多孔質要素が細長い構成要素として実装され、これにより電極が実質的に直線形状になる。電極をこのような形状にすることで、電極を供給するためのストリップが製造ツールから連続的に引き出される連続製造プロセスにとって有利となる。
任意ではあるが、電極において、金属ハロゲン要素および多孔質要素のうちの少なくとも1つが、流体に対して多孔度をもたらすように、接着された粒子から作製される。電極を作製するために実質的に無作為の向きの粒子を用いることで、効率的な製造とともに、電極に対してさらに安定した電気性能をもたらすことができるという点で有利になる。さらに任意ではあるが、粒子が、焼結、機械圧縮による接着、追加接着剤による接着のうちの少なくとも1つによって相互に接着される。しかしながら、相互に粒子を結び付けるための他の方式も実行可能であることが理解されるべきである。
任意ではあるが、電極において、金属要素が少なくとも部分的に多孔質要素を封入するように空間的に配設される。このような構成形状によって、金属要素が多孔質要素よりも一般的に機械的に強く、機械要素がそれによって多孔質要素に物理的防護をもたらすという点で有利になる。
任意ではあるが、電極において、多孔質要素が少なくとも部分的に金属要素を封入するように他の方式で配設される。このような構成形状によって、電極のさらに広い検知面積が潜在的に流体の流れに対して露出され、それによって潜在的に測定ノイズを減少させるという点で有利になる。
任意ではあるが、電極において、多孔質要素には、製造中に電気めっきおよび/または陽極析出により金属ハロゲン化物を内部に析出させておく。さらに任意ではあるが、そのような陽極析出が、金属要素に存在する金属を含む塩を用いる処理、および金属ハロゲン要素に存在するハロゲン化物を含む酸を用いる処理によって多孔質要素中に金属ハロゲン化物を析出させることを含む。さらに任意ではあるが、塩が硝酸銀を含み、酸が塩酸を含む。このようにして金属ハロゲン化物を多孔質要素内に導くことによって、多孔質要素内の気孔が隙間の寸法程度の大きさで効果的に充填されるという点で有利になる。
本発明の第3の態様によれば、流体に対して電気接触することができるように作動可能な電極を作製する方法が提供され、方法が、
(a)金属要素を準備するステップと、
(b)金属ハロゲン要素を準備するステップと、
(c)流体に対して浸透性である少なくとも部分的に導電性の多孔質要素を準備するステップと、
(d)多孔質要素が、流体に対する金属ハロゲン要素の損失が進むのを使用中に遅らせ、流体と金属ハロゲン要素との間、ひいては金属要素に続く導電路をもたらすように作動可能になるように、金属要素、金属ハロゲン要素、および多孔質要素を相互に組み合わせるステップとを含む。
任意ではあるが、方法がさらに、
(e)金属要素に銀を含有させるステップと、
(f)金属ハロゲン要素に塩化銀を含有させるステップとを含む。銀および塩化銀は、銀および塩化銀の両方とも一般的に無毒であるとみなされており、さらに水に対する溶解速度が比較的低いという点で有利になる。さらに、銀および塩化銀材料は両方とも手ごろな費用で広範に利用可能である。
任意ではあるが、方法がさらに、
(g)金属ウール、金属フォーム、少なくとも部分的に導電性の多孔質重合体、少なくとも部分的に導電性の多孔質グラファイトのうちの少なくとも1つを含むように多孔質要素を作製するステップを含む。
任意ではあるが、方法が、金属ハロゲン要素と多孔質要素とが電極中に含まれる際に実質的に空間的に一致するようにこれら要素を作製するステップを含む。例えば、後に明らかにするとおり、金属ハロゲン化物および多孔質要素は実質的に一体の構成要素として製造でき、例えば、多孔質要素が、焼結された、またはその他の場合、相互に接着された多孔質材料および金属ハロゲン材料の粒子から作製できる。このような一体化方式により電極構成が単純化され、電極の製造費用を低下できる。
任意ではあるが、方法が、多孔質要素を流体に対して親水性を示すように湿潤剤を多孔質要素内に含めるか、あるいは湿潤剤を用いて多孔質要素を前処理するステップをさらに含む。そのような湿潤剤を用いることにより、電極が前述のセンサ内で最初に作動される際に作動時に電極を即座に安定させることができる。製造費用およびセンサ較正時間がこれによって潜在的に小さくなり、これによって前述のセンサを容易に製造できるようになる。
任意ではあるが、方法が、金属要素、金属ハロゲン要素、および多孔質要素が、電極を形成するように相互に同心状になるように組み合わせるステップをさらに含む。このような組み立て方式により、電極が小型になり、現行の製造プロセスと両立できる。
任意ではあるが、方法が、電極を作製するように相互に組み合わせるために細長い構成要素として金属要素、金属ハロゲン要素、および多孔質要素を作製し、電極が、これによって実質的に直線形状になるステップをさらに含む。電極をこのような形状にすることで、そのような電極を供給するためのストリップが製造ツールから連続的に引き出される連続製造プロセスにとって有利となる。
任意ではあるが、方法が、金属ハロゲン要素および多孔質要素のうちの少なくとも1つが、流体に対して多孔度をもたらすように、接着された粒子から作製するステップを含む。電極を作製するために実質的に無作為の向きの粒子を用いることで、効率的な製造とともに、電極に対してさらに安定した電気性能をもたらすことができるという点で有利になる。さらに任意ではあるが、粒子が、焼結、機械圧縮による接着、追加接着剤による接着のうちの少なくとも1つによって相互に接着される。しかしながら、相互に粒子を結び付けるための他の方式も実行可能であることが理解されるべきである。
任意ではあるが、方法が、金属要素に存在する金属を含む塩を用いて多孔質要素を処理すること、および金属ハロゲン要素に存在するハロゲン化物を含む酸を用いて多孔質要素を処理することによって多孔質要素中に金属ハロゲン化物を電気めっきするか、もしくは陽極析出させるステップを含む。さらに任意ではあるが、そのような陽極析出が、金属要素に存在する金属を含む塩を用いる処理、および金属ハロゲン要素に存在するハロゲン化物を含む酸を用いる処理によって多孔質要素中に金属ハロゲン化物を析出させることを含む。さらに任意ではあるが、塩が硝酸銀を含み、酸が塩酸を含む。このようにして金属ハロゲン化物を多孔質要素内に導くことによって、多孔質要素内の気孔が隙間の寸法程度の大きさで効果的に充填されるという点で有利になる。
本発明の特性は、添付請求項により規定される本発明の適用範囲から逸脱することなく任意の組合せで組み合わせることができる点を理解すべきである。
以下、例示に過ぎないが、添付図面を参照しながら本発明の実施形態を説明する。
全体として、本発明は、例えば変換器10の電極40a,40bの金属ハロゲン化物の層を厚くすると電極直列抵抗が増加するため、特に1Hz未満でのセンサ流体流量測定ノイズが増加してしまう一方、例えば変換器10の前述の電極40a,40bの金属ハロゲン化物の層を薄くすると金属ハロゲン化物の薄層が徐々に溶解することにより流体流量センサの所望の作動寿命をもたらすことができないという前述の問題に対して少なくとも部分的な解決策を提供することに関する。本発明は、所定電極40の金属ハロゲン要素110と、所定電極40を用いて流量が測定される流体120との間にある、もしくはそれらと空間的に一致する少なくとも部分的に導電性の多孔質要素100を、図2で示されるとおり用いることでこの問題に対する少なくとも部分的な解決策を提供する。金属要素130が金属ハロゲン要素110と電気接触する所定電極40に含まれる。そのような多孔質要素100を用いると、流体120内の微小粒子または異物によって、または例えば流体120が水であるような場合は菌またはバクテリアの成長によって、孔が閉塞されやすくなるので多孔質要素100にある気孔140を考えれば当業者にとって多孔質要素の使用は不満足なものであるかもしれない。
実際には、多孔質要素100を所定電極40に組み込むことで、例えば可能性として10年以上の連続使用といった長期間にわたって確実に機能することがわかる。気孔140は、この濃度勾配では、流体120のバルクから離れた気孔140の第1の端部170と流体連通する金属ハロゲン要素110において金属ハロゲン化物濃度が最大になり、流体120のバルクに露出する気孔140の第2の端部、すなわち気孔開口部において金属ハロゲン化物濃度が最小になり、金属ハロゲン化物が徐々に低下している。比較的サイズの小さな気孔140を流体120と組み合わせた場合、その粘性によって、金属ハロゲン要素110から気孔140を通過して流体120のバルク中に出てしまう金属ハロゲン化物の損失率が下がり、これによって所定電極40の作動寿命が延びる。多孔質要素100が少なくとも部分的に導電性をもつことで、所定電極40が比較的低い電気直列抵抗特性をもつようになり、これによって、所定電極40を用いて実装された変換器10から得られる測定値Mの測定ノイズ、例えばジョンソン雑音が低下する。多孔質要素100が導電性でなければ、図2の電極40は信号処理ユニット90に対して高直列抵抗になり、これによって測度値Mのジョンソン雑音が増加する。
当然のことながら、多孔質要素100の気孔140は実際上、必ずしも直線経路ではなく、多孔質要素100を形成するために焼結またはその他の方法で接着された粒子間で複数の複雑な隙間の通路とすることができる。要素100がこのような方法で製造されるか、あるいは天然のバルク材料から切り取られる場合、気孔140は任意に10nm乃至50μmの範囲で、さらに任意ではあるが0.1μm乃至25μmの範囲で、さらに任意ではあるが実質的に0.5μm乃至10μmの範囲で名目直径をもつ。さらに、多孔質材料を任意に形成するために焼結またはその他の方法で接着される粒子は0.1μm乃至200μmの範囲で、さらに任意ではあるが0.5μm乃至100μmの範囲で、さらに任意ではあるが1μm乃至50μmの範囲で有効直径をもつ。
多孔質要素100は、流体120中への溶解率が比較的低いだけでなく、機械的に堅固である。例えば、グラファイトのような少なくとも部分的に導電性の物質から作製される。あるいは、多孔質要素100は、内部に気孔140を含有するように形成された少なくとも部分的に導電性の重合体から作製することもできる。多孔質要素100を作製するためにグラファイト材料が用いられる場合、グラファイト材料は、適切に切断された天然の固体グラファイト塊、例えば天然の熱分解グラファイトの塊から、もしくは、多孔質要素100を作製するためのグラファイト材料を形成するよう接着またはその他の方法で相互に結合されたグラファイト粒子からのいずれかから得ることができる。任意ではあるが、多孔質要素100は、同じく金属ハロゲン領域110に存在する金属ハロゲン化物の領域または粒子を内部に一体的に含み、多孔質要素100が、例えば水圧プレスの高圧を用いて焼結またはその他の方法で相互に接着された粒子から作製される場合、粒子は、少なくとも部分的に導電性の粒子の混合物、例えばグラファイト粒子および金属ハロゲン粒子の混合物を任意に含む。あるいは、後にさらに詳細に明らかにするとおり、多孔質要素100は、例えば電気めっきまたは陽極析出によって実質的に内部に形成または析出された金属ハロゲン材料をもつこともができる。
例えば、一実施形態では、図2で示される所定電極40が、銀金属を用いて実装される金属要素130と、塩化銀を用いて実装される金属ハロゲン要素110と、グラファイト粒子および塩化銀粒子を組み合わせたもの、もしくは単にグラファイト粒子として実装される多孔質要素100とをもつと有利である。多孔質要素100が金属ハロゲン粒子も含むような実装では、金属要素130が金属ハロゲン粒子を含む多孔質要素100に対して実質的に直接接合するように金属ハロゲン要素110を相対的に薄く、あるいは例えば実質的になくすことができる。所定電極40は、図1で示される変換器中に作りこまれる場合、流体密閉シールをもたらすために、任意ではあるが、図2に示されるとおり、前述の流体管20の側壁200に成形またはその他の方法によって接着される。
任意ではあるが、バルク流体120から気孔140を通過して金属ハロゲン要素110にアクセスすることができる、もしくは、所望する場合、金属要素130への直接アクセスが維持されるように、第2の端部180が閉塞された気孔140から異物150が取り除かれるように、多孔質要素100自体が徐々に溶解するか磨耗してバルク流体120内に出るようにすることもできる。
図2で示される所定電極40は概略形式で図示されているが、図1で示されるように電極40a,40bが提供されるように電極40を変換器10で用いるのが有利であるが、当然ながら後に説明されるように多種多様な方式で所定電極40を実装することもできる。
図2の所定電極40は、ガルバニ電極に対応するが、これを変換器10で用い、公開されたPCT国際出願第PCT/GB2004/001618号に記載されたようなベーシックなガルバニ型金属/金属ハロゲン電極、あるいは従来の炭素またステンレス鋼電極を用いる変換器10と比較して、特に1Hz以下のオーダーの比較的低い周波数で変換器10から出力される測定値Mに入るノイズが比較的少なく有利になる。ガルバニ電極の特徴は、作動中に、電位が比較的低いところでも、例えば、流体に対して1ボルト未満であるところでも、電荷種の移送によりその表面を介して流体への電流を流出入させることができる点にある。このようなガルバニ電極は、比較条件下で容量変位電流だけを効果的に流すことのできるブロッキング電極と対照的である。
前述のPCT公開明細書で明らかにされたとおり、ガルバニ電極の単純な例として、塩化銀の薄い透過性薄膜でコーティングされた銀金属要素があるが、電極は作動中にイオン伝導性電解質に浸漬される。そのような単純なガルバニ電極は実験室条件、すなわち異物および粒子150が実質的にない非過酷環境で満足のいく性能を示すが、発明者によれば、単純なガルバニ電極の検知特性を改良するようにガルバニ電極を改良することができることがわかった。単純な銀/塩化銀電極の限界には以下のものがある。
(i)流れる流体に露出された場合の機械的・化学的作用による塩化銀の漸進的損失があり、このような損失により、長期間、例えば数週間または数ヵ月間にわたって液体に露出された場合に電極測定の性能が低下する。
(ii)初期製造時に電極で塩化銀薄膜の厚さが増加するのに応じて測定値Mのジョンソン雑音が増加するが、このような雑音増加は塩化銀層の直列抵抗が増加するためである。
すでに説明したとおり、第(ii)点によって、単純なガルバニ電極の最初の製造時に電極に有効なものとして添加されうる塩化銀の量に望ましくない上限値が課せられてしまう。これに鑑み、本発明はこれにより、電極のノイズ性能の低下を防ぐ方法で、比較的大量に蓄積された金属ハロゲン化物、例えば塩化銀をもつ流体流量センサ、すなわち変換器のための改良型電極を提供するよう努力するものである。そのような改良型電極を提供する方法としては、作動中に電極表面の少なくとも一部が、金属ハロゲン化物、例えば塩化銀の比較的薄い層を通して液体と電気接触するように、電極の表面内の空孔に金属ハロゲン化物、例えば塩化銀のペレットを埋め込むというものがある。本発明によるさらなる改良された解決策としては、金属ハロゲン化物、例えば塩化銀と、流体、例えば流れの測定される液体との間に多孔質の少なくとも部分的に導電性の要素を含有することである。この多孔質要素は流体に対して追加の導電性エリアを少なくとも1つ提供し、さらに流体への金属ハロゲン化物の溶解率を低下させるように作動可能である。
図3を参照すると、所定電極40の第1の実際的な実施形態が示される。図3において、所定電極40が側断面図とともに透視図で示されている。電極40は、例えば塩化銀を含む金属ハロゲン要素310,320に対応する例えば銀から作製された金属外郭300と、少なくとも部分的に導電性の多孔質材料から作製される多孔質要素330とを備え、前述のとおり、多孔質材料は、金属フォーム、金属ウール、グラファイトのうちの少なくとも1つを任意に含むが、例えば導電性セラミック材料のような他のタイプの多孔質導電性材料についても利用できる。グラファイトは3×10−6Ωm乃至60×10−6Ωmの範囲の抵抗係数をもつ。さらに、認識可能な結晶面をもつ熱分解グラファイトは、結晶面に沿って5×10−6Ωm、結晶面に直交する方向では5×10−3Ωmの抵抗係数を示す。これに対し、銀金属は室温においてほぼ1.5×10−8Ωmの抵抗係数をもつ。本発明を説明するにあたり、「少なくとも部分的に導電性」という表現は、任意ではあるが使用中に流体120の影響を受けている金属ハロゲン材料のよりも実質的に少なくとも1桁程度小さいバルク抵抗率を多孔質材料がもつことを意味するものとする。さらに任意ではあるが、「少なくとも部分的に導電性」という表現は、使用中に流体120の影響を受けている金属ハロゲン材料よりも実質的に少なくとも2桁程度小さいバルク抵抗率を多孔質材料がもつことを意味するものとする。例えば、塩化銀は乾燥状態では実質的に絶縁物であるが、水と組み合わされると導電性になる。
多孔質要素330は作動中、第1面が流体12のバルクに露出し、第2面が金属ハロゲン材料を備える金属ハロゲン要素320に露出する。図3において、多孔質要素330が金属ハロゲン要素310,320の両方と、さらに金属殻300とも直接電気接触している様子が示される。任意ではあるが、金属ハロゲン要素310は、図4の断面図および透視図で示されるとおり省略できる。要素320が、金属ハロゲン化物、例えば塩化銀のペレットとして実装されると都合がよい。このペレットは製造中に金属殻300中に圧着される。図3で示される電極40は変換器10に組み込まれる場合、金属殻300にもたらされるシールで管20の側壁200に成形またはその他の方法によって接着されることが好ましいが、本発明者によると実際には、多孔質要素300自体に流体密閉シールを容易に行うことができないことがわかった。任意ではあるが、多孔質要素300により提供され流体120に面する第1面は管20の内側と同一面であるため、局所的な乱流が減り、このため多孔質要素330の第1面での機械的磨耗が減る。さらに、殻300は、外殻形状に形成するために製造中に穿孔される平坦な金属シートから作製すると都合がよいが、金属棒または鋳造から機械加工するといった殻300への他の方式についても実行可能である。金属ハロゲン要素320は、機械的に殻300を要素320に成形するか、金属ハロゲン要素320と殻300の内面との間に示される境界の一部に接着剤または定着剤をわずかに塗布するかの少なくとも1つによって殻300内に機械的に保持すると都合がよい。さらに、任意ではあるが、殻300は後面で、流体密閉シールが得られるように壁200に成形または接着されるワイヤ340と電気的に接続され、ワイヤ340は、変換器10の信号処理ユニット90に対して、例えば図3の所定電極40を結合するよう作動可能であり、これにより、本発明による改良型流体流量変換器、すなわち流体流量センサが得られる。
多孔質要素330は、電極40によって得られる流体120に対するインピーダンスの容量成分が支配的な信号導電路となる高信号周波数、すなわち0.1Hz以上の周波数でほぼ連続する導電面を図3および4で示される所定電極40に提供する。さらに、電極40によって得られる流体120に対するインピーダンスの抵抗成分が支配的な信号導電路となる場合に最適低周波数検知性能を得るのに必要となる金属ハロゲン要素320と流体120との間のイオン交換も図3および4で示される所定電極40によって作動中に可能になる。言い換えると、多孔質要素330を含有することにより、流体120に対して効果的な導電電極表面積が増加するための有意となる高周波数電極性能と、流体120に対して安定したガルバニ電気接続をもたらす金属ハロゲン材料を要素310,320が含むために改善された低周波数性能とが組み合わさって相乗効果が得られる。
図3および4の所定電極に多孔質要素330を含めることの大きな利点は、機械的磨耗およびイオン拡散によって金属ハロゲン要素320から金属ハロゲン材料、例えば塩化銀が減損するのを減らせることである。流体120中の異物または粒子150は、作動中、要素320に含まれる金属ハロゲン材料の代わりに多孔質要素330を損傷する傾向がある。要素320の損傷は電極40の低周波数性能を低下させると考えられるが、多孔質要素330の磨耗によって検知性能の低下は起こらない。図1で示された変換器10で図3および図4の所定電極40を長期間、例えば20年といった電極の作動寿命まで用いて始めて、金属ハロゲン要素320が流体120内に徐々に溶解するようになる。金属ハロゲンが塩化銀である場合、流体120における極微量の塩化銀は一般に健康上何らかの危険をもたらすとは考えられておらず、例えば、塩化銀は健康に有害な影響を及ぼすとの報告が何もない公認の食物着色添加物として以前から知られていた。このように健康面での危険性が低いことから、飲料水の流量を監視しなければならないような状況で所定電極40を用いることができるようになった。多孔質要素330は要素320から流体120内への金属ハロゲンイオンの拡散を遅らせるよう機能可能であり、これにより流体120中への要素320の溶解を遅延させることから、所定電極40の作動寿命を延ばし、有利である。
既に示したとおり、本発明者によって、多孔質要素330内への金属ハロゲン材料の連晶または含有が所定電極40には別の任意の実装があることがわかった。このような金属ハロゲン材料の連晶または含有は、粒子を相互に接着させるための焼結または同様の接着または圧縮プロセスにより多孔質要素330を作製する際に金属ハロゲン粒子と導電性多孔質材料粒子との混合物を用いることで達成できる。別法として、あるいは追加として、陽極処理により多孔質要素330を作製するために用いられる導電性多孔質材料内に金属ハロゲン化物を順次形成することもできる。
このような陽極処理では、多孔質要素330を、まず多孔質グラファイトを機械加工するか、あるいはグラファイト粒子を接着し、グラファイト塊を形成することによって製造することができる。次にグラファイト塊を、金属塩の溶液、例えば窒化銀溶液に続いて露出させることができる。この溶液は塊の気孔140内に浸潤できる。次に、金属塩の溶液に露出された塊を、ハロゲン化物、例えば塩酸を含む酸に続いて露出する。気孔140内に浸潤した金属塩の溶液と酸との反応によって気孔140内に金属ハロゲン化物が析出する。これによって、窒化銀溶液を用いて最初にグラファイト塊を処理し、その後に処理済グラファイト塊を塩酸に露出することによって多孔質要素330が生成されるように相互に接着された粒子間の隙間スペースに塩化銀が析出できる。また当然ながら他の方法として、例えば、多孔質要素330の気孔140内での金属ハロゲン材料の成長を引き起こす電気めっき技術も実行可能な製造法である。
図3および4において、殻300は、少なくとも部分的に多孔質要素330を囲む様子が示されている。当然のことながら、所定電極40の他の実装が図5において断面図および透視図で示されているとおり実行可能である。図5において、所定電極40は、対応する金属ハロゲン要素410、例えば塩化銀により少なくとも部分的に囲まれる金属、例えば銀金属でできた中心棒またはワイヤ400により実装され、次に多孔質要素420により少なくとも部分的に同心円的に囲まれる。多孔質要素400は、図3および4において前で述べた要素330を作製するために用いられる材料と同様の材料から任意で作製される。ワイヤ400および要素410,420の相互に同心状のアセンブリは任意であり、非同心状アセンブリも同じく実行可能であることが理解される。任意ではあるが、金属ハロゲン要素410の厚さが減少して無視すらできるように、銀ハロゲン材料は多孔質要素420内に一体的に組み込むことができる。使用中に、多孔質要素420の周辺外面が主に流体120との電気接触を行うための主導電路となるように、図4で示される所定電極40を設けることができる。その他の場合、矢印450で示される方向にある図5の電極40の端部領域が、流体120との電気接触を行うための主導電路になるが、このような配設は、ワイヤ400だけでなく要素410,420が流体120との電気接触を行うことに対して潜在的に寄与できる。任意ではあるが、図示されたとおり、中心棒またはワイヤ400に対して流体シールがもたらされるように、図5で示された電極40は変換器10の管20の壁200に接着または成形できる。図5で示される電極40は、殻300を要素310,320に圧着、または他の場合、接着する必要がないという点で潜在的に製造がさらに容易になる。
前述のとおり、多孔質要素330,420は、要素310,320,410、殻300、ワイヤまたは棒400に対して用いられる金属および金属ハロゲン材料よりも電気化学的活性度の低い1つ以上の材料から作製される。銀/塩化銀を組み合せたものが金属/金属ハロゲン化物に対して用いられる場合、例えば銀/塩化銀を組み合せたものを用いるよう作製される場合に所定電極40の作動と潜在的に干渉しうる電気化学ポテンシャルをもつパラジウム、白金、金のうちの1つ以上を多孔質要素330,420が含まないことが有利である。
費用を下げるため、ワイヤまたは棒420、同様に殻300は、安価な金属、例えば銅から作製できるが、これはその後、外面上に所望の金属、例えば銀で順次にめっきされる。これを行うことにより、図4乃至5で示される電極40の製造費用を潜在的に減らすことができる。しかしながら、このような実施において、腐食が起こる場合に安価な金属と所望する金属との間にできる境界内に流体120が入り込むことができないことが望ましい。
図3,4,5は、実質的に同心円配設で実装された所定電極40の実施形態を示す。発明者によって、同様に他の配設が実行可能であることがわかった。例えば、図6の断面図および透視図において、少なくとも内面510に対応金属ハロゲン化物層を備えるチャネル型形状、例えばU字型チャネルで形成される細長い金属殻500を含む線形配設で実装される電極40が示される。例えば、金属殻500は任意に銀から作製され、層520は塩化銀から作製される。少なくとも部分的に導電性の多孔質材料、例えばグラファイト、金属ウール、金属フォームあるいは導電性多孔質重合体あるいはプラスチック材料の細長いストリップ530が金属殻500内に保持されるが、多孔質材料は、層520への、さらにこれにより金属殻500への電気接触を行うよう流体120の透過可能な気孔140を含む。
図6で示される所定電極40は、層520に備えられてストリップ530上に圧着される殻500を備える細長いストリップから作製できるという点で有利である。この細長いストリップ530は、例えばはんだ付け、圧着あるいは点溶接により1つ以上のワイヤ540を取り付けることのできる図6で示す比較的短い所定電極を形成するために順次切断または切り落としできる。そのような所定電極40が変換器10で用いられる場合、図6で示される細長い電極40を受け入れるための長方形断面をもつように、例えば押出形成によって作製されるのが有利である。任意ではあるが、図6で示されているような形態の所定電極40は、図1で示される変換器10内に組み込まれると、流れFに対して直角になるように設けられる。
例えば、図2乃至6のうちの1つ以上で示される導電性多孔質要素を含む所定電極40を用いて本発明によって実施される電極40a,40bを含み図1で示される変換器10を作製する場合に実際に発生する問題は電極40a,40bの初期ぬれである。気孔140は、適切に流体120で充填するための期間を潜在的に必要とする。流体120が水の場合、導電性多孔質要素を含むこのような所定電極40を組み込む変換器10の測定値Mが流れFに対して安定する前に、気孔140の安定したぬれを得るには最初に数時間かかる。本発明者によって、湿潤剤、例えば半導体作製工程で一般的に用いられるアルコール、界面活性剤、あるいは他の湿潤剤のうちの1つ以上で所定電極40が前処理でき、気孔140は、これにより親水性になるように作動中に流体120で急速に充填できるようになることがわかった。多孔質要素100,330,420,520が相互に接着された粒子から製造される場合、粒子が相互に接着される前に湿潤剤を導き入れることができる。別法として、例えば、500℃のオーダーといった高温を用いる比較的高温のプロセス、例えば焼結プロセスを用いて多孔質要素100,330,420,520が製造される場合、変換器10での利用のために要素100,330,420,520が導入される場合に、例えば数分以内で急速に安定するように湿潤剤要素を順次これらの要素内に導くことができる。このような湿潤剤の導入は、真空含浸または高圧含浸により、あるいは単に最初の使用前に要素100,330,420,520を湿潤剤に長期的に露出することで都合よく実施できる。
既に説明したとおり、性能向上のために導電性多孔質要素を含む本発明による所定電極40は、測定安定性を向上し作動寿命を延ばすために、図1で示される変換器10内で用いることができる。変換器10は、例えば家庭内および産業界環境において、水流センサとしての応用に適している。次にこの水流センサは、例えば、給水量料金請求のために累積水流を測定するための水流メータに含めることもできる。本発明による電極40が変換器10で用いられる場合、図7で示されるノイズ特性の向上した変換器10が得られる。
図7において、左から右に向けて対数的に増加する周波数の横周波数軸600と、下から上に向けてノイズが増加する測定値Mでノイズを示す縦ノイズ軸610とが示される。横軸600は、後に説明するように、信号処理ユニット90がシステムオフセットを除去するために別の測定を行うことを可能にするように磁界70が調整される周波数を示す。電極40a,40bに対して用いられる従来型グラファイトまたは耐食性金属電極で作動する場合の変換器10の測定ノイズ特性を示す第1曲線620が示される。さらに、電極40a,40bに対する金属/金属ハロゲン電極で作動する場合の変換器10の測定ノイズ特性を示す第2曲線630が示されるが、これら金属/金属ハロゲン電極は前述のPCT明細書で説明されたものである。これらの金属/金属ハロゲン電極は、周波数測定ノイズの低い変換器10を提供でき、これにより領域640で示されるようにノイズ性能の改善が行われる。変換器10の電極40a,40bに対して用いられる場合の本発明による導電性多孔質要素を含む金属/金属ハロゲン電極は、潜在的に変換器10の長年にわたる連続作動中に保持される曲線630によって実質的に示される測定ノイズ性能の変換器10を提供できる。このようにノイズ改善が維持されることは、公的標準機関により指示される所定のノイズ性能に合致するために、変換器10が、磁界70の周波数変調が少ない状態で作動でき、これにより作動電力を節約できるという点でかなり有利である。このような低電力作動ができることで、現場の電源、例えば現場に置かれた電池から長期間にわたって作動が可能であり、このため、外部電源、例えば交流主電源に接続する必要性を考慮することなく家庭内および産業界環境で設置する上で便利であるという点でかなり有利な変換器10が提供される。変換器に近い位置で電池を用いることで、変換器10の設置を簡単にするだけでなく、特に水流を測定するために用いる場合の安全性が向上する。
変換器10の信号処理ユニット90中で行なわれる前述の差異測定について、ここで概略が説明される。図1で示される電極4oa,40b間で測定される電位Vは、実質的に式1(Eq.1)による流体120の流量の大きさに関係する。
V=kFB+V+V Eq.1
ここで
V=電極40a,40b間で生成される電圧
k=規模係数
F=流体流量率
=電極システムオフセット電圧
B=磁界の強さ
=測定ノイズ
2ヵ所にある別個の大きさの磁界70、すなわちB1およびB2の磁界の大きさでの別個の測定を行うことによって、式2(Eq.2)で説明されたとおり、電圧Vの別の測定値が信号処理ユニット90で得られる。
ΔV=kF(B−B)+2V Eq.2
この式は第1近似値までである。2つの互いに異なる磁界の大きさB1,B2に対して一時的に無較正のノイズを考慮するこのような別個の測定で測定ノイズは減少しない。磁界の大きさが相互に同一であるが、相互に異なる方向にある、すなわち、B2=−B1であるような特殊な状況において、式2は式3(Eq.3)に書き換えることができる。
ΔV=2kFB+2V Eq.3
本発明による導電性多孔質要素を含む金属/金属ハロゲン電極が変換器10の電極40a,40bで用いられる場合に測定値Mが比較的小さなノイズVであることを考慮すると、例えば660で示されるように磁界70の変調頻度が少なくなり、これにより変換器10が低電力消費で作動できるようになるが、その一方、図1で示される変換器10を用いる従来型流量メータは、650で示される50Hzのオーダーでの別個の測定に対する磁界変調周波数で作動する耐食性金属電極またはグラファイト電極を用いているため、本発明による多孔質電極を含む電極で作動する変換器10は、1Hz以下のオーダーの別個の測定に対する磁界変調周波数で作動できる。したがって、これにより従来タイプの電極40a,40bを用いる変換器10を作動させるための公知の方法と比較すると、本発明により作動される場合の変換器10に対して作動電力でほぼ2桁の節約が潜在的にできるようになる。
本発明による導電性多孔質要素を含む金属/金属ハロゲン電極を備える図1の変換器10は流体流量センサ、例えば水流センサとして当然のことながら作動可能である。そのような水流センサが、測定された流速を一時的に統合する機能をもつ信号処理ユニット90を備える場合、そのような機能を備える水流センサは固体水センサとして動作できる。低ノイズのメータがもたらされる、少なくとも部分的に導電性の多孔質要素を備える本発明による電極を含むこのような固体水流メータにより、水流メータがノイズ測定要件に合致するとともに、現場近くに置かれた電源、例えば電池で長期間作動できる。このような固体水流メータは、公知の最近の固体水流メータと比較して潜在的に技術的に進歩した製品を示す。
さらに当然のことながら、磁界生成構成要素50が複数の他の方式で実施できる。前述の公開されているPCT明細書で説明したとおり、エネルギーが磁界70を変化させる時だけ消費され、所定状態に磁界70を維持する際には消費されないように磁界生成構成要素50が残留磁界特性を利用できる。別法として、磁界70の変調は、磁界構成要素50と、極片60a,60bと、磁界が形成される管20の領域とを備える磁気回路の磁気抵抗を調整することで達成できる。例えば、磁界構成要素50は、磁界70を調整するように極片60a,60bに対して空間的に移動される永久磁石として実施できる。変換器10内のシステムオフセットを除去するために異なる測定を行う目的で変換器10の磁界70を調整するこのような他の方式についても、金属/金属ハロゲン要素と組み合わせて少なくとも部分的に導電性の多孔質要素を含む本発明による電極40a,40bを用いて変換器が実装される場合、例えば変換器10が水流メータとして配設される場合は本発明の適用範囲内になる。
変換器10の信号処理ユニット90は、計算ハードウェア、アプリケーション特定ハードウェア、あるいはこのような実施方法を組み合わせたもののいずれかを用いて実施できる。ハードウェアは、電力消費が比較的低い変換器10を提供するように相補型金属酸化膜半導体(CMOS)技術で任意に実施され、これによって処理ユニット90が現場の電源、例えば現場に置かれた電池から長年にわたって機能できるようにできる。任意ではあるが、ユニット90は、変換器10が流量メータ、例えば水流メータとして機能できるように管20を通して流体120の流れFの累積測定値を得るように作動可能な特定用途向け集積回路(ASIC)として実装される。
前で説明した本発明の実施形態に対して、添付請求項で規定される本発明の適用範囲から逸脱することなく改造が可能である。例えば、前述において水のような流体の流量を測定することに関して実施形態が説明されたが、本発明は、例えば燃焼システムからのイオン化ガスの流量およびそれと同類のものを測定するように適応できる。さらに、前述の電極は、流体に対する確実な電気接触が長期間にわたって必要とされるような潜在的に広範囲の用途で用いることができる。
本発明について説明、請求するために用いられる「含む」、「備える」、「組み込む」、「で構成される」、「もつ」、「である」といった表現は非排他的な様式で、すなわち非明示的に説明された品目、構成要素あるいは要素が同様にあるものと解釈されることを意図している。単数のものに対する参照についても複数のものに関連して解釈され、その逆も同様である。
添付請求項の括弧内に含まれる数値は請求項の理解を助けるよう意図したものであり、これらの請求項で請求された主題を限定するよう解釈されてはならない。
前述のPCT国際公開出願で説明された公知の流体流量変換器の概略図である。 本発明による電極の概略図であり、電極が金属と、金属ハロゲン化物と、少なくとも部分的に導電性の多孔質要素とを組み合わせたものを組み込んでいる。 図2で示された電極の実際の実行例を示す概略図である。 図3で示された電極の単純化した図を示す概略図である。 図2で示された電極の他の実際の実行例を示す概略図である。 図2で示された電極のさらに他の細長くした実行例を示す概略図である。 図1で提示される流体流量変換器において、本発明による電極を用いることで達成可能なノイズ性能改善を示す概略グラフである。

Claims (45)

  1. 領域を通過する流体(120)の流量を検知するための流体流量センサ(10)であって、該センサ(10)が、該領域の少なくとも一部に対して磁界(70)をかけるための磁気回路(30)と、該磁界(120)を通過して流れる流体(120)に応じて電極(40a,40b)間で作動中に生成される電位を検知するための電極(40a,40b)構成とを備え、
    該電極(40)のおのおのが金属要素(130;300;400;500)と、金属ハロゲン要素(110;310,320;410;520)と、少なくとも部分的に導電性の多孔質要素(100;330;420;530)とを含み、前記多孔質要素(100;330;420;530)は、流体(120)の流れに対する該金属ハロゲン要素(110;310,320;410;520)の損失が進むのを少なくとも部分的に遅らせ、流体(120)の流れと金属ハロゲン要素(110;310,320;410、520)との間、ひいては金属要素(130;300;400;500)に続く導電路をもたらすよう作動可能であることを特徴とするセンサ。
  2. 請求項1に記載のセンサ(10)であって、該金属要素(130;300;400;500)が銀を含み、該金属ハロゲン要素(110;310,320;410;520)が塩化銀を含むことを特徴とするセンサ。
  3. 請求項1に記載のセンサ(10)であって、該多孔質要素(100;330;420;530)は、金属ウール、金属フォーム、少なくとも部分的に導電性の多孔質重合体、少なくとも部分的に導電性の多孔質グラファイトのうちの少なくとも1つを含むことを特徴とするセンサ。
  4. 請求項1に記載のセンサ(10)であって、該多孔質要素(100;330;420;530)が、該金属ハロゲン要素(110;310,320;410;520)の電気抵抗率より実質的に少なくともけたが小さい電気抵抗率を作動中に示すことを特徴とするセンサ。
  5. 請求項1に記載のセンサ(10)であって、該多孔質要素(100;330;420;530)は、作動中、徐々に該流体(120)に溶解または磨耗してしまい、これにより該多孔質要素(100;330;420;530)に気孔(140)が生成して流体(120)にの接近しやすい多孔度をが得られるようになることを特徴とするセンサ。
  6. 請求項1に記載のセンサ(10)であって、該多孔質要素(420)および該金属ハロゲン要素(410)が実質的に空間的に一致することを特徴とするセンサ。
  7. 請求項1に記載のセンサ(10)であって、該金属ハロゲン要素(110;310,320;410;520)が少なくとも部分的に該多孔質要素(100;330;420;530)に組み込まれていることを特徴とするセンサ。
  8. 請求項1に記載のセンサ(10)であって、該多孔質要素(100;330;420;530)は、流体(120)に対して該多孔質要素(100;330;420;530)が親水性を示すように湿潤剤を含むか、あるいは該湿潤剤で前処理を行うことを特徴とするセンサ。
  9. 請求項1に記載のセンサ(10)であって、該金属要素(130;300;400)、該金属ハロゲン要素(110;310,320;410)、該多孔質要素(100;330;420)が、対応する各電極(40)を形成するために実質的に相互に同心状になるよう組み合わされることを特徴とするセンサ。
  10. 請求項1に記載のセンサであって、該金属要素(500)、該金属ハロゲン要素(520)、該多孔質要素(530)が細長い構成要素として実装され、これによって各電極(40)が実質的に直線形状になることを特徴とするセンサ。
  11. 請求項1に記載のセンサ(10)であって、該金属ハロゲン要素(110;310,320;410;520)および該多孔質要素(100;330;420;530)のうちの少なくとも1つが、流体(120)に対して多孔度をもたらすように、接着された粒子から作製されることを特徴とするセンサ。
  12. 請求項10に記載のセンサ(10)であって、該粒子が、焼結、機械圧縮による接着、追加接着剤による接着のうちの少なくとも1つによって相互に接着されることを特徴とするセンサ。
  13. 請求項1に記載のセンサ(10)であって、該金属要素(300;500)が少なくとも部分的に該多孔質要素(330;530)を封入するように空間的に配設されることを特徴とするセンサ。
  14. 請求項1に記載のセンサ(10)であって、該多孔質要素(420)が少なくとも部分的に該金属要素(400)を封入するように配設されることを特徴とするセンサ。
  15. 請求項1に記載のセンサ(10)であって、該多孔質要素(100;330;420;530)には、製造中に電気めっきおよび/または陽極析出により金属ハロゲン化物を内部に析出させておくことを特徴とするセンサ。
  16. 請求項15に記載のセンサ(10)であって、該陽極析出が、該金属要素(130;300;400;500)に存在する金属を含む塩を用いる処理、および該金属ハロゲン要素(110;310,320;410;530)に存在するハロゲン化物を含む酸を用いる処理によって該多孔質要素(100;330;420;530)中に金属ハロゲン化物を析出させることを含むことを特徴とするセンサ。
  17. 請求項16に記載のセンサ(10)であって、該塩が硝酸銀を含み、該酸が塩酸を含むことを特徴とするセンサ。
  18. 請求項1に記載のセンサ(10)であって、作動中に該電極(40a,40b;40)間で生成される電位に対応する信号を該電極(40a,40b;40)構成から受信するための信号処理ユニット(90)を含み、該信号処理ユニット(90)が、該流体(120)の流量の測定値、該流体の流量の累積測定値のうちの少なくとも1つを生成するために信号を処理し、該センサ(10)が該信号処理ユニット(90)と組み合わされ、これによって流体流量メータがもたらされる、センサ。
  19. 流体(120)に対して電気接触をもたらすための電極(40)であって、該電極(40)が金属要素(130;300;400;500)を備え、
    該電極(40)が金属ハロゲン要素(110;310;320;410;520)と、少なくとも部分的に導電性の多孔質要素(100;330;420;530)とをさらに含み、前記多孔質要素(100;320;420;530)が、該流体(120)に対する該金属ハロゲン要素(110;310,320;420;520)の損失が進むのを少なくとも部分的に遅らせ、該流体(120)と該金属ハロゲン要素(110;310,320;410,520)との間、ひいては該金属要素(130;300;400;500)に続く導電路をもたらすよう作動可能であることを特徴とする電極。
  20. 請求項19に記載の電極(40)であって、該金属要素(130;300;400;500)が銀を含み、該金属ハロゲン要素(110;310,320;410;520)が塩化銀を含むことを特徴とする電極。
  21. 請求項19に記載の電極(40)であって、該多孔質要素(100;330;420;530)が、金属ウール、金属フォーム、少なくとも部分的に導電性の多孔質重合体、少なくとも部分的に導電性の多孔質グラファイトのうちの少なくとも1つを含むことを特徴とする電極。
  22. 請求項19に記載の電極(40)であって、該多孔質要素(100;330;420;530)が、該金属ハロゲン要素(110;310,320;410;520)の電気抵抗率より実質的に少なくともけたが小さい電気抵抗率を作動中に示すことを特徴とする電極。
  23. 請求項19に記載の電極(40)であって、該多孔質要素(100;330;420;530)は、作動中、徐々に該流体(120)に溶解または磨耗してしまい、これにより該多孔質要素(100;330;420;530)に気孔(140)が生成して該流体(120)に接近しやすい多孔度が得られるようになることを特徴とする電極。
  24. 請求項19に記載の電極(40)であって、該多孔質要素(420)および該金属ハロゲン要素(410)が実質的に空間的に一致することを特徴とする電極。
  25. 請求項19に記載の電極(40)であって、該多孔質要素(100;330;420;530)が、該流体(120)に対して該多孔質要素(100;330;420;530)が親水性を示すように湿潤剤を含むか、あるいは該湿潤剤で前処理を行うことを特徴とする電極。
  26. 請求項19に記載の電極(40)であって、該金属要素(130;300;400)、該金属ハロゲン要素(110;310,320;410)、該多孔質要素(100;330;420)が、該電極(40)を形成するために実質的に相互に同心状になるよう組み合わされることを特徴とする電極。
  27. 請求項19に記載の電極(40)であって、該金属要素(500)、該金属ハロゲン要素(520)、該多孔質要素(530)が細長い構成要素として実装され、これによって該電極(40)が実質的に直線形状になることを特徴とする電極。
  28. 請求項19に記載の電極(40)であって、該金属ハロゲン要素(110;310,320;410;520)および該多孔質要素(100;330;420;530)のうちの少なくとも1つが、該流体(120)に対して多孔度をもたらすように、接着された粒子から作製されることを特徴とする電極。
  29. 請求項28に記載の電極(40)であって、該粒子が、焼結、機械圧縮による接着、追加接着剤による接着のうちの少なくとも1つによって相互に接着されることを特徴とする電極。
  30. 請求項19に記載の電極(40)であって、該金属要素(300;500)が、少なくとも部分的に該多孔質要素(330;530)を封入するように空間的に配設されることを特徴とする電極。
  31. 請求項19に記載の電極(40)であって、該多孔質要素(420)が、少なくとも部分的に該金属要素(400)を封入するように配設されることを特徴とする電極。
  32. 請求項19に記載の電極(40)であって、該多孔質要素(100;330;420;530)には、製造中に電気めっきおよび/または陽極析出により金属ハロゲン化物を内部に析出させておくことを特徴とする電極。
  33. 請求項32に記載の電極(40)であって、該陽極析出が、該金属要素(130;300;400;500)に存在する金属を含む塩を用いる処理、および該金属ハロゲン要素(110;310,320;410;520)に存在するハロゲン化物を含む酸を用いる処理によって該多孔質要素(100;330;420;530)中に金属ハロゲン化物を析出させることを含むことを特徴とする電極。
  34. 請求項33に記載の電極(40)であって、該塩が硝酸銀を含み、該酸が塩酸を含むことを特徴とするセンサ。
  35. 流体(120)に対して電気接触することができるよう作動可能な電極(40)を作製する方法であって、該方法が、
    (a)金属要素(130;300;400;500)を準備するステップと、
    (b)金属ハロゲン要素(110;310,320;410;520)を準備するステップと、
    (c)該流体(120)に対して浸透性である少なくとも部分的に導電性の多孔質要素(100;330;420;530)を準備するステップと、
    (d)該多孔質要素(100;330;420;530)は、該流体(120)に対する該金属ハロゲン要素(110;310,320;410;520)の損失が進むのを使用中に遅らせ、該流体(120)と該金属ハロゲン要素(110;310,320;410;520)との間、ひいては該金属要素(130;300,400;500)に続く導電路をもたらすよう作動可能になるように、該金属要素(130;310,320;410;520)、該金属ハロゲン要素(110;310,320;410;520)、および該多孔質要素(100;330;420;530)を相互に組み合わせるステップと
    を含む方法。
  36. 請求項35に記載の電極(40)を作製する方法であって、該方法がさらに、
    (e)該金属要素(130;300;400;500)に銀を含有させるステップと、
    (f)該金属ハロゲン要素(110;310,320;410;520)に塩化銀を含有させるステップと
    を含む方法。
  37. 請求項35に記載の電極(40)を作製する方法であって、該方法がさらに、
    (g)金属ウール、金属フォーム、少なくとも部分的に導電性の多孔質重合体、少なくとも部分的に導電性の多孔質グラファイトのうちの少なくとも1つを含むように該多孔質要素(100;330;420;530)を作製するステップを含む方法。
  38. 請求項35に記載の電極(40)を作製する方法であって、該方法が、該金属ハロゲン要素(410)と該多孔質要素(420)とが該電極(40)中に含まれる際に実質的に空間的に一致するようにこれら要素を作製するステップを含む方法。
  39. 請求項35に記載の電極(40)を作製する方法であって、該方法が、該多孔質要素(100;330;420;530)を該流体(120)に対して親水性を示すように湿潤剤を該多孔質要素(100;330;420;530)内に含めるか、あるいは該湿潤剤を用いて該多孔質要素(100;330;420;530)を前処理するステップをさらに含む方法。
  40. 請求項35に記載の電極(40)を作製する方法であって、該方法が、該金属要素(130;300;400)、該金属ハロゲン要素(110;310,320;410)、および該多孔質要素(100;330;420)が、該電極(40)を形成するように相互に同心状になるよう組み合わせるステップをさらに含む方法。
  41. 請求項35に記載の電極(40)を作製する方法であって、該方法が、該電極を作製するように相互に組み合わせるために細長い構成要素として該金属要素(500)、該金属ハロゲン要素(520)、該多孔質要素(530)を作製し、該電極が、これによって実質的に直線形状になるステップをさらに含む方法。
  42. 請求項35に記載の電極(40)を作製する方法であって、該方法が、該流体(120)に対して多孔度をもたらすように、該金属ハロゲン要素((110;310,320;410;520)および該多孔質要素(100;330;420;530)のうちの少なくとも1つを、接着された粒子から作製するステップを含む方法。
  43. 請求項42に記載の電極(40)を作製する方法であって、該粒子が、焼結、機械圧縮による接着、追加接着剤による接着のうちの少なくとも1つによって相互に接着されることを特徴とする方法。
  44. 請求項35に記載の電極(40)を作製する方法であって、該方法が、該金属要素(130;300;400;500)に存在する金属を含む塩を用いて該多孔質要素(100;330;420;530)を処理すること、および該金属ハロゲン要素(110;310,320;410;520)に存在するハロゲン化物を含む酸を用いて該多孔質要素(100;330;420;530)を処理することによって該多孔質要素(100;330;420;530)中に金属ハロゲン化物を電気めっきするか、もしくは陽極析出させるステップを含む方法。
  45. 請求項44に記載の電極(40)を作製する方法であって、該塩が硝酸銀を含み、該酸が塩酸を含むように該方法が実施される方法。
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