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JP2008545068A - ペーパーウェブ、特にグラビア用紙の製造方法 - Google Patents

ペーパーウェブ、特にグラビア用紙の製造方法 Download PDF

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JP2008545068A JP2008518787A JP2008518787A JP2008545068A JP 2008545068 A JP2008545068 A JP 2008545068A JP 2008518787 A JP2008518787 A JP 2008518787A JP 2008518787 A JP2008518787 A JP 2008518787A JP 2008545068 A JP2008545068 A JP 2008545068A
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Abstract

本発明は、紙ウェブまたは他の繊維ウェブの製造方法に関する。この方法により、繊維ウェブは、プレスセクションで、最後から二番目のプレスニップおよびその後に最後のプレスニップで圧力の作用を受ける。繊維ウェブの一方の面は、最後から二番目のプレスニップを通過するときに滑らかな面に接触し、繊維ウェブの他方の面は最後のプレスニップを通過するときに滑らかな面に接触する。

Description

本発明は、請求項1の前段に記載の紙または他の繊維ウェブの製造方法に関する。
現在のところ、高品質SC紙(SC−スーパー−カレンダ)の製造用高速抄紙機として、以下の構造が具体化されている。すなわち、ロールブレードフォーマ、すなわちワイヤフォーマとして知られているものは、フォーミングロールと脱水フォイルとを有し、可撓性フォイル無しで、下流側に配置されて3つのプレスニップを有する従来のプレスセクションと組み合わせて構成される。プレスニップは、シュープレスロールで形成することもできる。これらに続いて、好ましくは、第4プレスニップのための独立プレスユニットがある。抄紙機の外側で、繊維ウェブは、少なくとも2つのオフラインマルチニップカレンダにより、力レンダ処理され、これらのマルチニップカレンダは、抄紙機の生産をより低いス一パーカレンダ速度に追随させる。
必要な入口水分、および、ウェブの全幅にわたって考えうる最も均等な水分分布を設定するために、通常、繊維ウェブは、乾燥セクションで残留水分が2から3%に低下するまで乾燥され、巻き取りステーションに入る前、まだ抄紙機内にあるときに、例えばノズル式湿潤装置であるウォータアプリケーションユニットを用いて湿らせられる。抄紙機内の巻き取りに続いてカレンダ装置内で紙ウェブをスーパーカレンダリングするまでの、紙ウェブを巻かれたスプールの滞留時間は、0.5〜2時間である。乾燥され、滞留時間が長いことにより、紙ウェブ内のあらゆる方向で、非常に良好な水分分布が存在することを推定することができる。
マルチニップカレンダを抄紙機内に一体化すること(オンラインプロセス)は、一般にスーパーカレンダリングプロセスの速度をかなり増大させることになる。ニップ内の滞留時間が短いこと、および、他のウェブの走行状態により、上述の従来のオフラインプロセスに比較して、オンラインプロセスはコスト的に有利である。しかし、同時に、特に、モットリングおよび多数の欠落ドットの形式で、輪転グラビア印刷工程における印刷適性を表わされる品質上の不都合を導く。
このタイプのオンラインプロセスは、以下の方法で実施される。すなわち、ツインワイヤ領域内に可撓性フォイル付または可撓性フォイル無しのロールブレードフォーマが、2つの独立シュープレスまたは1つの独立シュープレス、および、マルチニップカレンダと連結される後続のシュープレスと共に使用される。
あるいは、ツインワイヤ領域内で可撓性フォイル付または可撓性フォイル無しのロールブレードフォーマ、および、マルチニップカレンダと連動するシューニップ付またはシューニップ無しの従来の3ニッププレスが用いられる。
あるいは、ツインワイヤ領域内で可撓性フォイル無しのロールブレードフォーマ、および、シューニップ付またはシューニップ無しの通常の3ニッププレス、および、マルチニップカレンダと連動する独立の第4プレスが用いられる。
オフラインプロセスと比較すると、カレンダリングに続く紙ウェブの巻き取り、巻き戻し、および巻き戻しが省略された結果、巻き戻しロスにより、オンラインプロセスはかなり高い生産性とすることができる。
3ニッププレスとして構成され、追加の独立した第4プレス無しの従来のプレスセクションは、プレス内における非対称の脱水状態により、通常、非常に高度の紙の構造的両面性を示し、これは、第2および第3プレスニップ内で、脱水は上側に向けてのみ行われるからである。第3位置でシューニップを作用させる場合、乾燥度をかなり高めることができるが、これは一般に速度を高め、したがって生産性も高めることができ、紙の両面性は、上側に向けてより強力に脱水することにより、更に増大する。
2つの独立プレスニップを有するプレス配置は、四つ折り状にフェルト加工され、または、第2低位置で不透過性搬送ベルトを有する。これは、低ウェブ引張り力で支持されたウェブの走行を可能とする。四つ折りフェルト構成の場合、これは機械仕上げされた紙の粗さを増大する。第2低位置における搬送ベルトを有する配置の場合、機械仕上げされた紙は、増大された両面性を示す。
本発明の目的は、実行可能性すなわち実行時間および材料効率、および、製品品質、紙面の粗さ、印刷適性(欠損ドット)に関して改善された結果が得られる繊維ウェブ、特に高品質のSC紙の製造方法を提供することにある。
本発明によると、この目的は、繊維ウェブに圧力がかけられる紙または他の繊維ウェブの製造方法により達成され、この方法では、繊維ウェブが複数のプレスニップでプレスセクションで圧力を作用され、この繊維ウェブの一方の側が、プレスセクションの最後から二番目のプレスニップを通して滑らかな面を接触させて導かれ、繊維ウェブのこの一方の側の反対側がプレスセクションの最後のプレスニップを通して滑らかな面を接触させて導かれる。
したがって、本発明によると、繊維ウェブは、プレスセクションの最後の2つのプレスニップで低乾燥度で両側がカレンダ加工され、これは、この繊維ウェブのそれぞれの側が、プレスニップを通して滑らかな側を接触させて導かれるためである。したがって、最後の2つのプレスニップで繊維ウェブの面の両面マクロカレンダ加工が行われ、これにより、後続のカレンダ装置内でカレンダ加工される機能がかなり向上される。
この点に関する本願出願人による実験では、プレスセクションにおける本発明による両面ウェットカレンダ加工により、スーパーカレンダリングに続く特別なPPS粗さに対して必要とされるスーパーカレンダリング線力は、100KN/m以下までとすることができる。
この結果、最終製品の品質がかなり改善され、これは、スーパーカレンダリングによるロール焼けあるいは嵩高の減少等のスーパーカレンダリングの負の効果が、スーパーカレンダリング線力の減少でかなり減少できるからである。
プレスニップを通過する際に繊維ウェブが接触する滑らかな面は、滑らかなカバーを有するロールシェル、または、滑らかな搬送ベルトの双方で形成することができる。
繊維ウェブが搬送ベルトでプレスニップに接触させられる場合には、用途にしたがって透過性または不透過性とすることができる。
本発明の好ましい改良点は、中央ロールを有する3ニッププレスと、単一ニップを有する独立プレスとを備え、3ニッププレスの第3ニップがプレスセクションの後から二番目のプレスであり、独立プレスの1つのニップがプレスセクションの最後のプレスであるプレスセクションを提供する。
本発明の他の実施形態は、3ニッププレスの中央ロールとプレスロールとの間に形成された第2および第3プレスニップを介して搬送ベルトと共に導かれる繊維ウェブを提供する。
本発明の他の改良では、最後から二番目のプレスニップを介して導かれる繊維ウェブの一方の側が搬送ベルトに接触され、最後から二番目のプレスニップを介して導かれる繊維ウェブの他方の側がプレスフェルトに接触される。したがって、プレスフェルトの方向に脱水が行われ、一方、繊維ウェブは滑らかな搬送ベルトに湿った状態で接触することで滑らかにされる。
上述のように、例えば、プレス装置が、中央ロールを有する3ニッププレスと、単一ニップを有する下流側独立プレスとで形成される場合には、繊維ウェブの一方の側は、3ニッププレスの第3プレスニップを介して中央ロールの周面に接触して好適に導かれ、繊維ウェブの他方の側が3ニッププレスの第3プレスニップを介してプレスフェルトに接触して導かれ、この第3プレスニップがプレスの最後から二番目のプレスニップを形成する。
更に、繊維ウェブの一方の側は、プレスフェルトに接触して最後のプレスニップを介して好適に導かれ、繊維ウェブの他方の側は、プレスロールの周面と接触して最後のプレスニップを介して導かれ、この最後のプレスニップを、独立プレスの単一のプレスニップで形成することができる。
より高速の製造速度に到達可能とするため、プレスセクションの後の乾燥度を、例えばウェブ張力により繊維ウェブの伸び過ぎおよび切れを防止するために、増大することが必要である。最後から二番目のプレスニップおよび/または最後のプレスニップをシュープレスニップとして形成することにより、繊維ウェブの乾燥度を増大することができる。例えば、最後から二番目のプレスにシュープレスを使用することにより、乾燥度が4%だけ増大する。更に、繊維ウェブのシュープレスニップ内の滞留時間が長くなることにより、カレンダリング効果が従来のプレスニップに比較して増大される。
繊維ウェブが例えば搬送ベルト上で3ニッププレスを介して、そして独立プレスの単一のプレスニップを介して導かれる場合には、搬送用吸引ロールにより、搬送ベルトからプレスフェルトに繊維ウェブが搬送され、この上に上述の繊維ウェブが独立プレスの単一プレスニップを介して挿通することが好適である。
本発明の方法で、例えば続く工程で、繊維ウェブのオンライン工程でカレンダリングを行う(オンラインカレンダリング)場合には、これは単位面積当たりの質量および水分の幅方向特性の要求が非常に高く、これは、従来のオフライン工程に比して極めて高いスーパーカレンダリングのためである。本発明の方法の一つの好ましい実施形態は、繊維ウェブの幅方向水分特性を修正するために、含水率が50%よりも少ないとき、好ましくはプレスセクションの後で、幅方向に少なくとも一回ダンピング剤が繊維ウェブに選択的に付与される。
更に、幅方向水分特性を修正するために、フォーミングセクションおよび/またはプレスセクションで、繊維ウェブに幅方向に少なくとも一回ダンピング剤を選択的に付与することが好ましい。
繊維ウェブは、垂直ギャップフォーマ、特にツインワイヤフォーマで形成されるのが好ましい。
これらの場合、ギャップフォーマは可撓性フォーメーションフォイルを有する。これは、フォーメーション、および、ハーフトーンとフルトーンとのモットリングを改善する。実験の結果、可撓性フォーメーションフォイルを使用することにより、乾燥度が2%〜8%、好ましくは乾燥度が3%〜6%の脱水範囲とし、アンバーテック(Ambertec)によるフォーメーション指標をかなり低下することができる。
実験の結果、平均20%のフォーメーションが改善され、10%のモットリングが改善された。フォーメーションフォイル無しのフォーメーションと比較して、可撓性フォーメーションフォイルでのフォーメーションの場合、同じ品質特性を有する繊維ウェブを得るために、かなり低レベルのこう解(refining)を有する繊維材料を用いることが可能である。低レベルのこう解の結果、必要な特別のこう解エネルギはかなり減少する。特別なこう解エネルギ、こう解およびフォーメーション/モットリングのレベルは、互いに線形に関連しているという前提の下で、結果は、繊維材料の準備の領域で20%までのエネルギコストの利得である。
上述の特性について、好ましくは1から10の可撓性フォーメーションフォイル、特に好ましくは3から5の可撓性フォーメーションフォイルを使用したときに、最良の結果が達成されることが明らかである。
更に、フォーメーションフォイルは、間に繊維ウェブを配置した2つのフォーミングファブリックを備え、5kPa〜30kPa、8kPa〜25kPaの範囲が好ましい接触圧でサンドイッチに押圧されることが有利である。
更に、可撓性フォーメーションフォイルは、ツインワイヤ領域で更に脱水する作用をなす。
最適の脱水を行うため、2つのフォーミングファブリックによるフォーミングロールの接触角は、ほぼ30°〜60°、好ましくは40°〜55°である。したがって、2000m/分までの速度でも、フォーミングセクションの最後では18%から20%の乾燥度を達成することができる。
繊維ウェブの速度が増大すると、脱水用に用いられるフォーミングファブリックの特性および紙面の構造がより重要な役割を果たす。
この場合、使用されるフォーミングファブリックは、十分に高い脱水速度を確保し、低水分含量を有し、紙面に微細な面を示す。0.7mm未満、好ましくは0.65mm未満の布厚を有し、1400/cmよりも多く、好ましくは1500/cmよりも多く、特に好ましくは1600/cmよりも多い繊維支持ポイント数を有するフォーミングファブリックは、特にこの目的に適している。
プレスセクションの後、繊維ウェブは、乾燥セクションを走行し、このセクションで乾燥される。繊維ウェブの乾燥は、例えば加熱されたシリンダ上での乾燥、または、高温空気との衝突乾燥の種々の可能性がある。
本発明の他の変形例では、プレスセクションは、単に、3つのプレスニップを備え、衝突乾燥装置は、プレスセクションと実際の乾燥セクションとの間に追加的に配置される。この配置で、好適な結果、特に良好な走行性および良好な輪転グラビア印刷性を達成することができる。特に、紙ウェブの両面性は、この配置によりかなり減少することができる。
3つのプレスニップは、中央ロールと2つのプレスロールとを有する3ニッププレスにより、予め成形されるのが好ましい。この結果、コンパクトな構造となり、したがって、必要とするスペースおよび製造コストの点に有利になる。
この変形例における第1および/または第3プレスニップは、いずれの場合も、ロールプレスまたはシュープレスとして形成することができる。シュープレスの場合は、乾燥性能を増大することができる。
衝撃乾燥装置または衝撃装置の好ましい形態は、ハイドライヤ(HighDryer)にあり、これは特に2つの乾燥シリンダと衝撃フードとを備える。この場合、乾燥シリンダは、わずかに排気することが好ましい。排気するために、スタビライザを使用することが有利である。衝撃乾燥装置の乾燥シリンダは、この場合、3メートル以上であることが好ましい。
乾燥セクションにおける繊維ウェブの乾燥に続いて、例えばグラビア用紙である場合は、例えばマルチニップカレンダリング装置に供給される。この場合、マルチニップカレンダリング装置は、6〜12の数のロール数を有することができる。
生産性を増大するため、マルチニップカレンダリング装置がオンラインカレンダリング装置であることが好ましく、これは、例えばオフラインカレンダリングのウェブ速度がかなり低く、紙ウェブの巻き戻しが必要なためである。
特に、オフセット印刷の用途では、例えば微粉の比率の高い繊維材料で試している間に、繊維ウェブの過乾燥およびその後の乾燥セクションとオンラインマルチニップカレンダとの間の再加湿が有利であることが示され、これにより、荒れ(cockling)およびフルーティング(fluting)などの寸法安定性における欠陥がかなり減少されあるいは防止される。本発明の方法による一つの好ましい実施形態は、乾燥セクションを出たときに、繊維ウェブの含水率を、標準的な気候条件下の平衡含水率より低くする。本発明による方法の他の好ましい実施形態は、更に、カレンダリング装置に入る前に、好ましくは幅方向で、繊維ウェブが選択的に加湿される。幅方向で選択的に加湿することにより、幅方向加湿特性変動を補償することができる。
両側で同じ紙面を形成するためには、紙ウェブの等価両面処理が有利である。したがって、本発明の一つの好ましい実施形態は、繊維ウェブの両側の一方がいずれの場合もカレンダニップの第1のシーケンスで加熱されたロールに接触し、繊維ウェブの両面の他方がカレンダニップの第2のシーケンスで加熱ロールに接触される。
両側で同じ滑らかさとするために、繊維ウェブの両側が乾燥セクションを出た後に加湿されることが好ましい。
この場合、加熱されたロールに接触される繊維ウェブの側のそれぞれを、それぞれのカレンダニップのそれぞれのシーケンスの前に、加湿することができる。
一方、他の実施形態は、カレンダリング装置に入る前に、繊維ウェブの両側が加湿される。
更に、繊維ウェブに必要量の水分を付与するために、上述の位置間に他の加湿装置を設けることができる。
繊維ウェブが、7%から9%の含水率、好ましくは8%の含水率に加湿される場合には、カレンダ加工された繊維ウェブの滑らかさを最適にすることができる。
この場合、それぞれのシーケンスのカレンダニップの前で、7%から9%、好ましくは8%の含水率を有することが好適である。
繊維ウェブは、蒸気式加湿器および/またはノズル式加湿器により、加湿することが好ましい。
ダンピング剤の塗布と第1カレンダニップとの間の滞留時間が極めて短いことにより、繊維ウェブを好適に加湿するために、水滴を微細に分散しなければならない。これは、空気およびダンピング剤の二成分型ノズル式加湿器により達成することができる。
本発明による様々な実施形態を有する上述の方法には、好ましくは25%以上の充填剤、特に好ましくは30%以上の充填剤を有するグラビア用紙またはSCまたはSCA+紙の製造に好適に使用することができる。
本発明について、2つの例示的な実施形態を使用して詳細に説明する。
図1は、25%以上の充填剤を有するのが好ましいSC紙の製造用の抄紙機1を示す。
繊維ウェブ2の製造の際、繊維ウェブは抄紙機1の後続するセクション、すなわちフォーミングセクション3、プレスセクション4、乾燥セクション5およびカレンダリング装置6を通して連続的に走行し、この後に、図示しない巻き取り装置でリールに巻き取られる。
繊維ウェブ2は、垂直ギャップフォーマとして構成されたフォーミングセクション3で、上側フォーミングファブリック11と下側フォーミングファブリック10との間の材料入口間隙7に形成される。材料入口間隙7の後、上側フォーミングファブリック11、繊維ウェブ2および下側フォーミングファブリック10からなるサンドイッチは、繊維ウェブ2を脱水するために、30°〜60°、好ましくは40°〜55°の角度範囲で、フォーミングロール8の回りに巻かれる。
脱水された繊維ウェブ2は、更に、3可撓性フォーメーションフォイル12により、乾燥度が2%と8%との間、好ましくは3%と6%との間の範囲に脱水される。この場合の可撓性フォーメーションフォイル12は、上側フォーミングファブリック11、繊維ウェブ2および下側フォーミングファブリック10を含むサンドイッチに、8kPa〜25kPaの範囲の接触圧で押圧される。
このようにして、フォーメーションおよびハーフトーンとフルトーンとのモットリングが改善される。可撓性フォーメーションフォイルを使用することによる実験は、アンバーテック(Ambertec)によるフォーメーション指数がかなり減少可能なことを示す。更に、平均で20%のフォーメーションおよび10%のモットリングの改善が観察された。可撓性フォーメーションフォイルで成形した場合、フォーメーションフォイル無しの成形に比較して、かなり低いこう解レベルを有する繊維材料を用いて同じ品質特性を有する繊維ウェブを得ることができる。こう解レベルが低くなる結果、必要とする特別なこう解エネルギがかなり減少する。特別なこう解エネルギ、こう解およびフォーメーション/モットリングは互いに線形に関連しているという前提の下で、結果は、繊維材料の準備の領域における20%までのエネルギコストの利得である。
繊維ウェブは、上側27およびこの上側27の反対側に配置された下側28を有する。
上側フォーミングファブリック11、繊維ウェブ2および下側フォーミングファブリック10を備えるサンドイッチは、上側フォーミングファブリック11が繊維ウェブ2の上側27から外れる前にワイヤセクションロール13を越えて導かれ、この繊維ウェブ2は、下側28を底側フォーミングファブリック10上に配置されプレスセクション4に導かれる。
上述のフォーミングセクション3の構成により、繊維ウェブ2の最適な脱水が行われ、フォーミングセクション3の終わりでは、2000m/分の速度でも、繊維ウェブ2の18%から20%の乾燥度を達成することができる。
紙面の低含水量および微細面と組み合わせて十分な高脱水速度を確保するため、上側フォーミングファブリック11および下側フォーミングファブリック10は、0.7mm未満の布厚と、1500/cmより多くの繊維支持ポイント数とを有する。
フォーミングセクション2の終わりで、繊維ウェブ2は、下側フォーミングファブリック10からプレスセクション4のプレスフェルト20にピックアップロール24で搬送される。
プレスフェルト20により、繊維ウェブ2は、上側27を3ニッププレス13の第1プレスニップ14に導かれ、プレスフェルト20とプレスフェルト19との間のサンドイッチ内で第1プレスニップ14を通して曲げられる。
3ニッププレス13は、ロール25と共に第2プレスニップ15を形成し、ロール26と共に第3プレスニップ16を形成する中央ロール21を有する。
第2プレスニップ15を通る際、繊維ウェブ2の上側27はプレスフェルト20に接触し、繊維ウェブ2の下側28は中央ロール21の滑らかな周面に接触する。
第3プレスニップ16を通る際、繊維ウェブ2の上側27がプレスフェルト22に接触し、繊維ウェブ2の下側28が中央ロール21の滑らかな周面に接触する。第3プレスニップ16は、プレスセクション4の最後から二番目のプレスニップを構成する。
次に、繊維ウェブ2は、独立プレス18の単一プレスニップ17を通る。プレスニップ17は、プレスセクション4の最後のプレスニップを形成する。
プレスニップ17を通る際、繊維ウェブ2の上側27はプレスロール29の滑らかな周面に接触し、繊維ウェブ2の下側28はプレスフェルト23に接触する。
したがって、繊維ウェブ2は、プレスセクション4の2つの最後のプレスニップ16、17内で、低乾燥度を有する両側27、28を連続的にカレンダ加工され、これは繊維ウェブ2のそれぞれの側27、28が滑らかな側を接触させプレスニップ16、17の一方を通して導かれるからである。したがって、2つの最後のプレスニップ16、17内で、繊維ウェブ2の両側の面のマクロカレンダリングが行われ、これにより、後続するカレンダ装置内で、カレンダ加工される機能がかなり向上される。
より高速の製造速度に到達可能とするため、プレスセクションの後の乾燥度を、例えばウェブ張力により繊維ウェブの伸び過ぎおよび切れを防止するために、増大することが必要である。したがって、最後から二番目のプレスニップ16および/または最後のプレスニップ17は、任意選択的に、シュープレスニップとして構成することも可能である。更に、シュープレスニップ内での繊維ウェブ2の滞留時間が長くなる結果、カレンダ効果が従来のプレスニップに比較して増大する。
オンライン工程(オンラインカレンダリング)における連続するステップで繊維ウェブ2をカレンダリングするため、単位面積当たりの質量および水分の幅方向特性が極めて必要とされ、これは、オフラインプロセスに比較した高速カレンダリング速度のためである。したがって、繊維ウェブ2の幅方向水分分布を修正するために、プレスセクション4の後、50%より少ない含水率の状態で、幅方向に少なくとも1回、選択的にダンピング剤を繊維ウェブ2に付与することができる。
プレスセクション4の後、本実施形態では複数の乾燥シリンダ30を一列に配置し、その長さを完全には図示してない乾燥セクション5に、繊維ウェブ2が搬送される。
乾燥セクション5における繊維ウェブ2の乾燥の後、オンラインのマルチニップカレンダリング装置6に供給される。
乾燥セクション5を出る際、繊維ウェブは、標準気候条件における平衡含水率よりも低い含水率を有する。繊維ウェブ2は、約2.5%の含水率を有する。カレンダリング装置6に入る前、繊維ウェブ2は、幅方向に選択的に加湿され、したがって、繊維ウェブ2は、ウェブ幅にわたって約8%の均一な含水率を有する。
加湿は、2成分型ノズル式加湿器として構成され、空気−ダンピング剤の混合物が噴出するノズル式加湿器35によって、繊維ウェブ2の下側28で行われる。
マルチニップカレンダ6に入る前に、過乾燥の繊維ウェブ2を後で再加湿する上述の方法の工程は、特に、微細成分(fines)の比率が高い繊維材料での実験では、有利であることが証明されており、これは、この方法では、例えば荒れおよびフルーティング等の寸法安定性における欠陥がかなり減少しまたは防止されるためである。幅方向における選択的な加湿の結果、幅方向の水分分布の変動が補償される。
オンラインマルチニップカレンダリング装置6は、6つの弾性ロール31と、4つの加熱されたロール32とを有し、これは8つのカレンダリングニップ33と1つのカレンダリングニップ34とを形成する。
カレンダリング装置6により、繊維ウェブ2の両側に同じ処理が施される。これは、最初に、繊維ウェブ2の下側28が4つのカレンダニップ33の第1のシーケンス37内で、いずれの場合も加熱されたロール32の1つと接触し、続いて、さらに、反転ニップに指定されたカレンダニップ34を通過した後、繊維ウェブ2の上側27が、4つのカレンダニップ33からなる第2のシーケンス38内でいずれの場合も加熱されたロール32の1つに接触されることにより、行われる。
カレンダニップ33の第1のシーケンス37を出た後、かつ、カレンダニップ38の第2のシーケンス38に入る前、繊維ウェブ2の上側27が、2成分型ノズル式加湿器として構成されたノズル式加湿器36により、加湿される。この加湿の後、繊維ウェブ2は約8%の水分を有する。
更に、繊維ウェブ2に水分の必要量を付与するために、蒸気式加湿器39から41が設けられる。
図2に示す変形例は、図1の形態とほぼ同様である。しかし、ここには独立プレス18が設けられていない。代わりに、3ニッププレス13の後に、衝撃乾燥装置42が設けられる。これは、第1真空乾燥シリンダ43と、この第1真空可能シリンダに対向して配置された第2真空乾燥シリンダ44とを備える。更に、衝撃乾燥装置42は、第1乾燥シリンダ43の一部の回りを覆うファブリック55と、第2乾燥シリンダ44の一部の回りを覆うファブリック56とを有する。衝撃乾燥装置42では、繊維ウェブ2は、それぞれ乾燥シリンダ43および44の回りを覆うファブリック55および56間には導かれず、したがって、繊維ウェブ2はこれらのファブリックによって乾燥シリンダ43および44に押圧されず、この結果、ウェブ案内に関する問題を生じさせる可能性がある。衝撃乾燥装置42を介する繊維ウェブ2の案内は、2つの乾燥シリンダ43および44の排気により改善される。2つのファブリック55および56は、いずれの場合もメッシュとして形成される。第1乾燥シリンダ43は上側に配置されたホットエアフード45を設けられ、第2乾燥シリンダ44は、下側に配置された2つのホットエアフード46を設けられ、これからいずれの場合も高温空気が繊維ウェブ2に直接向けられ、続いて、TAD原理とは反対に、繊維ウェブ2を貫通せず、この繊維ウェブで反射される。このようにして、乾燥性能がかなり向上される。衝撃乾燥装置42では、間にファブリックを配置することなく、高温空気が、ホットエアフード45および46により繊維ウェブ2に直接向けられる。
中央ロール21の回りに、搬送ベルト47が巻かれ、これは第2および第3プレスニップ15、16を介して、紙ウェブ2と共に導かれる。繊維ウェブ2は、吸引ロール48により搬送ベルト47から離れ、第1乾燥シリンダ43に搬送される。吸引ロール48の回りに、フェルトベルト49が巻かれ、これは、更に、3つのウェブガイドロール50の回りに導かれる。
第1乾燥シリンダ43から、繊維ウェブ2は第2乾燥シリンダ44に直接搬送される。この第2乾燥シリンダから、繊維ウェブ2はロール51および吸引ロール52を越えて乾燥セクション5内に通過する。この場合、乾燥セクション5のドライヤフェルト53は、吸引ロール52の回りを覆う。乾燥セクション5の最初の2つの乾燥シリンダ30だけを図示している。
最後に、2つの乾燥シリンダ43および44は、それぞれ2つの乾燥シリンダ43、44の外側で衝撃フード45、46の反対側に配置されているスタビライザ54を介して排気される。これらのスタビライザ54は、それぞれ第1乾燥シリンダ43および、それぞれ、衝撃乾燥装置42の第2乾燥シリンダ44の一部の回りを覆うファブリック55、56で形成されるループ内に配置されている。更に、ウェブガイドロール57、58は、それぞれの場合、ループを設けられている。
本発明による方法を実施するための抄紙機の概略図を示す。 図1の変形例を示す。

Claims (42)

  1. プレスセクションにおける最後から二番目のプレスニップで、この後、最後のプレスニップで圧カをかけられる紙または他の繊維ウェブの製造方法であって、
    最後から二番目のプレスニップを通過するときに、前記繊維ウェブの一方の側が滑らかな面に接触し、最後のプレスニップを通過するときに、前記繊維ウェブの他方の側が滑らかな面に接触することを特徴とする方法。
  2. 前記滑らかな面は、滑らかなカバーおよび/または滑らかな搬送ベルトを有するロールシェルで形成されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記搬送ベルトは、透過性または不透過性であることを特徴とする請求項2に記載の方法。
  4. 前記プレスセクションは、中央ロールを有する3ニッププレスと、単一ニップを有する独立プレスとを備え、前記3ニッププレスの第3ニップは、プレスセクションの最後から二番目のプレスニップであり、独立プレスの単一のニップは、プレスセクションの最後のプレスニップであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の方法。
  5. 前記繊維ウェブは、搬送ベルトと共に、3ニッププレスの中央ロールとプレスロールとの間に形成された第2および第3プレスニップを通して搬送されることを特徴とする請求項4に記載の方法。
  6. 前記繊維ウェブの一方の側は、搬送ベルトに接触して前記最後から二番目のプレスニップを介して導かれ、繊維ウェブの他方の側は、プレスフェルトに接触して最後から二番目のプレスニップを介して導かれることを特徴とする請求項2〜5のいずれか一項に記載の方法。
  7. 前記繊維ウェブの一方の側は、ロール、特に中央ロールの周面に接触して最後から二番目のプレスニップを通して導かれ、繊維ウェブの他方の側は、プレスフェルトに接触して最後から二番目のプレスニップを通して導かれることを特徴とする請求項2〜5のいずれか一項に記載の方法。
  8. 前記繊維ウェブの一方の側は、プレスフェルトに接触して最後のプレスニップを通して導かれ、繊維ウェブの他方の側は、プレスロールの周面に接触して最後のプレスニップを通して導かれることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の方法。
  9. 前記最後から二番目のプレスニップおよび/または最後のプレスニップは、シュープレスニップとして形成されていることを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載の方法。
  10. 前記繊維ウェブは、プレスセクションで4つのプレスニップを通して導かれることを特徴とする請求項1〜9のいずれか一項に記載の方法。
  11. 前記繊維ウェブは、搬送用吸引ロールにより、前記搬送ベルトから最後のプレスニップのプレスフェルトに搬送されることを特徴とする請求項2〜10のいずれか一項に記載の方法。
  12. 前記搬送用吸引ロールは、ゴムで被覆された周面および/または周面内にホールパターンを有することを特徴とする請求項11に記載の方法。
  13. 前記搬送用吸引ロールの搬送ベルトおよび前記繊維ウェブに対する貫入深さは調整可能であることを特徴とする請求項11または12に記載の方法。
  14. 前記繊維ウェブの幅方向水分分布を修正するために、好ましくはプレスセクションの後で、含水率が50%より少ないときに、幅方向に少なくとも一回、繊維ウェブにダンピング剤を選択的に付与することを特徴とする請求項1〜13のいずれか一項に記載の方法。
  15. 前記繊維ウェブの幅方向水分特性を修正するために、フォーミングセクションおよび/またはプレスセクションで、幅方向に少なくとも一回、繊維ウェブにダンピング剤を選択的に付与することを特徴とする請求項1〜14のいずれか一項に記載の方法。
  16. 前記繊維ウェブが、ギャップフォーマ内で、特にツインワイヤフォーマで形成されることを特徴とする請求項1〜15のいずれか一項に記載の方法。
  17. 前記ギャップフォーマは、1から10のフォーメーションフォイルが好ましく、特に3から5のフォーメーションフォイルが好ましい可撓性フォーメーションフォイルを有することを特徴とする請求項16に記載の方法。
  18. 前記ギャップフォーマは、垂直ギャップフォーマであることを特徴とする請求項16または17に記載の方法。
  19. 前記2つのフォーミングファブリックによるフォーミングロールの巻き付け角度は、30°から60°、好ましくは40°から55°の範囲にあることを特徴とする請求項16〜18のいずれか一項に記載の方法。
  20. 前記フォーメーションフォイルは、繊維ウェブを間に配置した2つのフォーミングファブリックを備えるサンドイッチに対して、5Kpa〜30Kpa、好ましくは8Kpa〜25Kpaの範囲の接触圧で、押圧されることを特徴とする請求項17〜19のいずれか一項に記載の方法。
  21. 0.7mm未満、好ましくは0.65mm未満の布厚と、1400/cmよりも多く、好ましくは1500/cmよりも多く、特に好ましくは1600/cmよりも多い多数のファイバサポートポイントとを有するフォーミングファブリックが用いられることを特徴とする請求項16〜20のいずれか一項に記載の方法。
  22. 前記プレスセクションを通して走行した後、前記繊維ウェブは乾燥セクションで乾燥されることを特徴とする請求項1〜21のいずれか一項に記載の方法。
  23. 前記プレスセクションを通して走行した後、前記繊維ウェブは衝撃乾燥されることを特徴とする請求項22に記載の方法。
  24. 前記プレスセクション(4)は、単に、3つのプレスニップ(14、15、16)を備え、衝撃乾燥装置(42)がプレスセクション(4)と乾燥セクション(5)との間に配置されることを特徴とする請求項23に記載の方法。
  25. 前記3つのプレスニップ(14、15、16)は、中央ロール(21)と2つのプレスロール(25、26)とを有する3ニッププレス(13)により形成されることを特徴とする請求項24に記載の方法。
  26. 前記第1および/または第3プレスニップ(14、16)は、シュープレスニップとして形成されることを特徴とする請求項24または25に記載の方法。
  27. 前記衝撃乾燥装置(42)は、ハイドライヤとして構成されていることを特徴とする請求項24〜26のいずれか一項に記載の方法。
  28. 前記衝撃乾燥装置(42)の少なくとも1つの乾燥シリンダ(43、44)がわずかに排気されることを特徴とする請求項24〜27のいずれか一項に記載の方法。
  29. 前記乾燥シリンダ(43、44)を排気するために、スタビライザ(54)が用いられることを特徴とする請求項28に記載の方法。
  30. 前記乾燥セクションでの乾燥に続いて、前記繊維ウェブはマルチニップカレンダリング装置に送られることを特徴とする請求項1〜29のいずれか一項に記載の方法。
  31. 前記マルチニップカレンダリング装置は、オンラインカレンダリング装置であることを特徴とする請求項30に記載の方法。
  32. 前記繊維ウェブの含水率は、乾燥セクションを出たときに、標準気候条件下での平衡含水率よりも低いことを特徴とする請求項1〜31のいずれか一項に記載の方法。
  33. 前記繊維ウェブは、カレンダリング装置に入る前に加湿されることを特徴とする請求項32に記載の方法。
  34. 前記繊維ウェブは、幅方向に選択的に加湿されることを特徴とする請求項33に記載の方法。
  35. 前記繊維ウェブの二つの側の一方は、いずれの場合も、ニップの第1のシーケンスの加熱されたロールに接触され、前記繊維ウェブの二つの側の他方は、いずれの場合も、ニップの第2のシーケンスの加熱されたロールに接触されることを特徴とする請求項30〜34のいずれか一項に記載の方法。
  36. それぞれのニップのシーケンスの前に、いずれの場合も、加熱されたロールに接触される繊維ウェブの側が加湿されることを特徴とする請求項35に記載の方法。
  37. 前記繊維ウェブは、7%から9%の含水率、特に好ましくは8%の含水率に加湿されることを特徴とする請求項36に記載の方法。
  38. カレンダリング装置に入る前に、前記繊維ウェブは、好ましくは7%から9%の含水率、特に好ましくは8%の含水率に加湿されることを特徴とする請求項30〜37のいずれか一項に記載の方法。
  39. カレンダリング装置に入る前に、繊維ウェブは、両側を加湿されることを特徴とする請求項38に記載の方法。
  40. 前記繊維ウェブは、スチーム加湿装置および/またはノズル加湿装置により加湿されることを特徴とする請求項36〜39のいずれか一項に記載の方法。
  41. 製造される前記繊維ウェブは、グラビア用紙(SCまたはSCA+紙)であることを特徴とする請求項1〜40のいずれか一項に記載の方法。
  42. 前記グラビア用紙は、25%以上、好ましくは30%以上の充填剤含有率を有することを特徴とする請求項41に記載の方法。
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