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JP2008541660A - 量子情報のマルチチャネル伝送 - Google Patents

量子情報のマルチチャネル伝送 Download PDF

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JP2008541660A JP2008512293A JP2008512293A JP2008541660A JP 2008541660 A JP2008541660 A JP 2008541660A JP 2008512293 A JP2008512293 A JP 2008512293A JP 2008512293 A JP2008512293 A JP 2008512293A JP 2008541660 A JP2008541660 A JP 2008541660A
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ディヌ,ミハエラ
ドラー,クリストフ,ジェー.
ジルズ,ランディ,クリントン
カン,イナック
マーク マロン,ダン
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ルーセント テクノロジーズ インコーポレーテッド
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Abstract

量子キー配布(QKD)についての波長(周波数)分割多重化を使用するように構成される通信システム。一実施形態においては、本発明の通信システムは、伝送リンクを経由して送信機を受信機に接続している。送信機は、(i)第1の複数の一様に間隔をおいて配置された周波数成分を生成するように構成される光周波数コム源(OFCS)と、(ii)それらの第1の複数のものの各成分を独立に変調して、伝送リンクに印加される量子情報(QI)信号を生成するように構成される第1のマルチチャネル光変調器とを有する。受信機は、(i)第2の複数の一様に間隔をおいて配置された周波数成分を生成するように構成される第2のOFCSと、(ii)それらの第2の複数のものの各成分を独立に変調して、局部発振器(LO)信号を生成するように構成される第2のマルチチャネル光変調器とを有する。第1および第2の光周波数コム源のそれぞれは、これらのコム源によって生成される周波数成分が実質的に同じ周波数を有するように、周波数標準に対して基準が合わされる。受信機は、LO信号をQI信号と結合することにより生成される干渉信号を処理して、QI信号によって搬送される量子情報を確認するように構成されるマルチチャネル・ホモダイン検出器を使用する。

Description

本発明は、光通信装置に関し、より詳細には、量子暗号を使用した暗号化データの伝送のための装置に関する。
本出願は、2005年5月17日に出願され、「Quantum Key Distribution」という名称の米国仮特許出願第60/681,726号からの優先権を主張するものである。本出願の主題は、その全体が参照により本明細書に組み込まれている、本出願と同じ日付に出願され、「Phase−Locking in a Multi−Channel Quantum Communication Systems」という名称の米国特許出願第xx/xxx,xxx号の主題に関連している。
暗号は、多くの場合に強化されたプライバシー、あるいはさらに完全なプライバシーを守って2つ以上のノード(ユーザ、局)間でメッセージを交換するために使用される。典型的な暗号の方法は、そのアルゴリズムに関連して使用されるシークレット・キー(secret key)によって伝送される情報の機密保持が実現された、公開して通知される暗号化/暗号解読アルゴリズムを使用する。通常、シークレット・キーは、ランダムに選択される十分に長いビット・シーケンスである。例えば、対称暗号化スキームにおいては、送信局は、シークレット・キーを使用して情報を暗号化し、パブリック・チャネル(public channel)上で受信局に対して暗号化されたデータを送信する。次いで受信局は、同じキーを使用してその暗号化を元に戻し、元の情報を回復する。
キーが長くなればなるほど、システムは、より高度にセキュリティ保護されたものになることがよく知られている。例えば、1つの広く使用される暗号化システム、すなわちデータ暗号化規格(Data Encryption Standard)(DES)は、56ビットのキーの長さを有する。キーのすべての256個の可能性のある値を試みるよりも実質的により効率的な方法は、DESを解読することについて知られてはいない。しかし、盗聴者がかなりの計算能力を有する場合には、DESを打ち負かすことができる可能性が依然としてある。したがって、より高いセキュリティを達成するためには、ワンタイム・パッド(one−time pad)(すなわち、伝送されるメッセージと同じ長さのキー)を使用することもできる。ワンタイム・パッドを使用する通信システムは、非常に大きな計算能力に基づいた攻撃に対して理論的にセキュリティ上安全であるが、それにもかかわらず、そのようなシステムは、キー配布問題、すなわち送信/受信局に対してキーをセキュリティ上安全に支給する問題として知られているものを処理する必要がある。
盗聴者による受動的な監視を受ける可能性のある従来の(古典的な)キー伝送方法を用いては、認証可能なシークレット・キーを伝送することは比較的難しく、厄介な物理的なセキュリティ対策が通常は必要とされる。しかし、セキュリティ上安全なキー配布が、量子技法を用いて可能である。より詳細には、量子暗号においては、シークレット・キーは、セキュリティが量子力学(quantum mechanics)の原理に基づいている専用量子チャネル(special quantum channel)を介して伝送される。より詳細には、適切に選択される量子系(quantum system)のどのような測定もその系の量子状態を必然的に修正してしまうことが知られている。したがって、盗聴者が、測定を実行することにより量子チャネルから情報を取り出そうと試みるときに、測定が実行されていることは、合法的なユーザによって検出することができ、次いでこのユーザは、すべての損なわれたキーを捨てることになる。
実際には量子チャネルは、例えば、(i)キー・ビットがフォトンの偏光(polarization)または位相によって符号化された、光ファイバを介して伝搬する単一フォトンのトレイン(train)、または(ii)それぞれが少数の(例えば、数百個よりも少ない)フォトンを含み、キー・ビットが各パルスを特徴づける選択された変数の直交値(quadrature values)によって符号化された、コヒーレントな光パルスのトレインを使用して確立することができる。代表的な量子チャネルの確立と使用に関するさらなる詳細は、例えば、その教示が参照により本明細書に組み込まれている、N.Gisin、G.Ribordy、W.Tittel、およびH.Zbindenによる「Quantum Cryptography」、Review of Modern Physics、2002、vol.74、145〜195頁のレビュー記事中において見出すことができる。
米国仮特許出願第60/681,726号、「Quantum Key Distribution」 米国特許出願第xx/xxx,xxx号、「Phase−Locking in a Multi−Channel Quantum Communication Systems」 N.Gisin、G.Ribordy、W.Tittel、およびH.Zbinden、「Quantum Cryptography」、Review of Modern Physics、2002、vol.74、145〜195頁 T.Hirano等、Phys.Rev.A、vol.68、42331頁(2003) F.Grosshans、P.Grangier、Phys.Rev.Letters、2002、vol.88、N.5、057902頁 F.Grosshans、P.Grangier、arXiv:quant−ph/0204127 v1、2002年4月22日 M.A.Nielsen、I.L.Chuang、「Quantum Computation and Quantum Information」、Cambridge University Press (2000)、582〜603頁 D.J.Jones等、Science、vol.288、635頁(2000) R.Holzwarth等、IEEE J.Quant.Electron.、vol.37、1493頁(2001) 米国特許第6876484号
何らかの進展が、量子チャネルについての装置の開発に際して行われてきてはいるが、この装置は、例えば量子キー配布(quantum−key distribution)(QKD)レートおよび伝送距離において性能目標には依然として達していない。例えば、現在の商用で入手可能なQKDシステムは、約25kmの長さを有する単一モード光ファイバ(single−mode optical fiber)上で約1.5kb/sのQKDレートを提供する。比較では、代表的な古典的な通信システムは、約1000kmの長さを有する光ファイバ上で約10Gb/sのデータ伝送レートを提供する。QKDシステムおよび古典的なシステムについてのこれらのパラメータを考えると、QKDレートおよび/または伝送距離におけるかなりの改善が望ましいことが分かる。
先行技術における問題は、本発明の原理に従って、量子キー配布(QKD)のために波長(周波数)分割多重化(wavelength (frequency) division multiplexing)を使用するように構成される通信システムによって対処される。一実施形態においては、本発明の通信システムは、伝送リンクを経由して送信機を受信機に接続している。送信機は、(i)第1の複数の一様に間隔をおいて配置された周波数成分を生成するように構成される光周波数コム源(optical−frequency comb source)(OFCS)と、(ii)それらの第1の複数の周波数成分の各成分を独立に変調して、伝送リンクに印加される量子情報(quantum−information)(QI)信号を生成するように構成される第1のマルチチャネル光変調器(multi−channel optical modulator)とを有する。受信機は、(i)第2の複数の一様に間隔をおいて配置された周波数成分を生成するように構成される第2のOFCSと、(ii)それらの第2の複数の周波数成分の各成分を独立に変調して、局部発振器(local−oscillator)(LO)信号を生成するように構成される第2のマルチチャネル光変調器とを有する。第1および第2の光周波数コム源のそれぞれは、これらのコム源によって生成される周波数成分が実質的に同じ周波数を有するように、独立に周波数標準(例えばCs原子時計(Cs atomic clock))に対して基準が合わされる。受信機は、LO信号をQI信号と結合することにより生成される干渉信号を処理して、QI信号によって搬送される量子情報を確認するように構成されるマルチチャネル・ホモダイン検出器(multi−channel homodyne detector)を使用する。有利なことに、本発明の通信システムは、イーサネット(登録商標)・ビット・レート(Ethernet(登録商標) bit−rate)に匹敵するアグリゲート(aggregate)(すべてのチャネル上で合計された)QKDレートを有するように構成することができる。
一実施形態によれば、本発明は、伝送リンクを経由して受信機に接続された送信機を備える、量子情報の伝送のための通信システムであり、送信機は、第1の光変調器に接続された第1の光源を備え、第1の光変調器は、第1の光源によって生成される光を変調して、伝送リンクに印加される量子情報(QI)信号を生成するように構成され、受信機は、第2の光変調器に接続された第2の光源を備え、第2の光変調器は、第2の光源によって生成される光を変調して、局部発振器(LO)信号を生成するように構成され、LO信号は、伝送リンクを経由して受信されるQI信号と結合されて、QI信号によって搬送される量子情報を確認する。
別の実施形態によれば、本発明は、第1の光変調器に接続された第1の光源を備える、量子情報の伝送のための通信システム中における送信機であり、第1の光変調器は、第1の光源によって生成される光を変調して、量子情報(QI)信号を生成するように構成され、通信システムは、伝送リンクを経由して送信機に接続された受信機を備え、QI信号は、伝送リンクに印加され、受信機は、第2の光変調器に接続された第2の光源を備え、第2の光変調器は、第2の光源によって生成される光を変調して局部発振器(LO)信号を生成するように構成され、LO信号は、伝送リンクを経由して受信されるQI信号と結合されて、QI信号によって搬送される量子情報を確認する。
さらに別の実施形態によれば、本発明は、第2の光変調器に接続された第2の光源を備える、量子情報の伝送のための通信システム中における受信機であり、第2の光変調器は、第2の光源によって生成される光を変調して、局部発振器(LO)信号を生成するように構成され、通信システムは、伝送リンクを経由して受信機に接続された送信機を備え、送信機は、第1の光変調器に接続された第1の光源を備え、第1の光変調器は、第1の光源によって生成される光を変調して、伝送リンクに印加される量子情報(QI)信号を生成するように構成され、LO信号は、受信機によって伝送リンクを経由して受信されるQI信号と結合されて、QI信号によって搬送される量子情報を確認する。
さらに別の実施形態によれば、本発明は、第1の光源によって生成される光を変調して、通信システムの送信機において量子情報(QI)信号を生成すること、前記通信システムの受信機に対して伝送リンクを経由してQI信号を方向づけること、第2の光源によって生成される光を変調して、受信機において局部発振器(LO)信号を生成すること、および受信機において伝送リンクを経由して受信されるQI信号とLO信号を結合して、QI信号によって搬送される量子情報を確認することを含む、量子情報を伝送する方法である。
本発明の他の態様、特徴および利点は、以降の詳細な説明、添付の特許請求の範囲、および添付図面から、より十分に明らかになるであろう。
本明細書中における「一実施形態(one embodiment)」または「一実施形態(an embodiment)」に対する言及は、実施形態に関連して説明される特定の特徴、構成、または特性が、本発明の少なくとも1つの実施形態中に含まれ得ることを意味する。明細書中の様々な場所におけるフレーズ「一実施形態において(in one embodiment)」の出現は、必ずしもすべてが同じ実施形態のことを言及しているとは限らず、また他の実施形態を相互に除外した別のまたは代替的な実施形態とも限らない。
図1は、先行技術の量子キー配布(QKD)システム100を概略的に示すものである。より詳細には、システム100は、光ファイバ190を経由して接続された送信機110(Alice)と受信機150(Bob)を有する。システム100は、位相変調とホモダイン検出を使用して量子情報を伝送するように設計される。量子ビットごとに、送信機110は、レーザ・ダイオード(laser diode)(LD)によって生成された出力信号を適切に分割することにより、2つの相互に関連がある光パルス(すなわち、比較的弱いパルスと比較的強いパルス)を生成する。弱い各パルスは、OKDのために適した量子レベルの強度(例えば、パルス当たりに数個のフォトン)を有し、位相変調器PM1による位相変調を受ける。弱い(量子)パルスのこの位相変調は、2つの目的、すなわち(1)対応する量子ビットについてのAliceベースの組の選択と、(2)量子ビット値の符号化とを満たす。強い各パルスは、古典的なレベルの強度(例えば、パルス当たりに約10個のフォトン)を有し、送信機110において位相変調されない。それらのパルスは、図1におけるファイバ190の入力カプラ188に図式的に示されるように弱い(量子)パルスが強い(古典的)パルスの後を追って互いに時間遅延され、ファイバへと結合される。
ファイバ190の出力カプラ192の位置に現れた後に、パルスは、受信機へと入り、ここでそれらのパルスの間の時間遅延は反転され、それらのパルスは、時間的に位置合わせされるようになる。強い(古典的な)パルスは、受信機150中において位相変調器PM2による位相変調を受け、位相変調は、対応する弱い(量子)パルスによって搬送される量子ビット値の測定のためのBobベースの組を選択する目的を満たす。弱い(量子)パルスは、受信機150において位相変調されないことに注意すべきである。それらのパルスは、ビーム・スプリッタ160において空間的に結合され、このビーム・スプリッタは、次いで結果として生じる光信号を2つの(干渉)副次信号へと分割し、それらの副次信号のそれぞれを光検出器170a〜bのうちの対応する一方に対して方向づける。光検出器170a〜bのそれぞれは、受信された副次信号の強度を測定し、結果として生じる電気出力を差動増幅器180に印加する。増幅器180は、2つの出力の差を取り、それを増幅し、さらなる処理のために増幅された信号を信号処理プロセッサ(signal processor)(図示されず)に対して方向づける。
受信機150におけるビーム・スプリッタ160、光検出器170a〜b、および増幅器180は一緒に、ホモダイン検出スキームを実施する。このスキームは、弱い(量子)パルス(量子情報信号)についての直交測定を実現し、この測定からそのパルス上で符号化された量子ビット値を確認することができる。この測定においては、強い(古典的)パルスは、局部発振器(LO)としての役割を果たすことに注意すべきである。システム100中において使用される追加のハードウェア要素(例えば、ポラライザ(polarizer)(POL)、偏光ビーム・スプリッタ(polarizing beam splitter)(PBS)、減衰器(attenuator)(ATT)、部分ミラー(partial mirror)(HM)、ならびに1/2ウェーブ・プレートおよび1/4ウェーブ・プレート)とそれらのそれぞれの機能の説明は、その教示が、参照により本明細書に組み込まれているT.Hirano等、Phys.Rev.A、vol.68、42331頁(2003)の論文中に見出すことができる。
図2A〜Bは、それぞれシステム100についての代表的な位相変調フォーマットと対応するホモダイン検出統計データを図式的に示すものである。図2Aを参照すると、送信機110(Alice)は、0度および90度の位相シフトが2進数「1」に関連づけられ、180度および270度の位相シフトが2進数「0」に関連づけられて、位相変調器PM1(図1)を使用してコヒーレント状態|α>についての位相シフトを0度、90度、180度、および270度からランダムに選択することにより、弱い(量子)パルス上へと量子ビット値を符号化する。受信機150(Bob)は、0度および90度から位相変調器PM2(図1)についての位相シフトをランダムに選択し、強い(古典的)パルスに対してこれらの位相シフトを適用する。結果として、(量子および古典的)パルスの対ごとに、システム100は、相対的位相シフトφ=φ−φを生成し、ここでφおよびφは、それぞれAliceの位相シフトおよびBobの位相シフトである。
(用語「古典的」が、両方のパルスが古典的なレベルの強度を有することを意味する)ノイズのない古典的なパルス化ホモダイン検出においては、システム100の増幅器180に類似した増幅器が、2ELOcosφに比例する決定論的出力を生成し、ここでEおよびELOは、それぞれ情報信号および局部発振器の電界である。したがって、φ=0度および180度では、増幅器は、それぞれ1および−1の正規化された値を有する出力を生成する。同様に、φ=90度または270度では、増幅器は、ゼロの正規化された値を有する出力を生成する。
システム100において、情報信号が弱い(量子)パルスによって表される(が、強い(古典的)パルスは、局部発振器信号としての役割を果たす)ことに起因して、増幅器180の出力は、ノイズのない場合でさえ決定論的にはならず、もっと正確に言えば、適切な確率分布関数によって記述することができる量子揺らぎ(quantum fluctuation)によって影響を受ける。図2Bは、弱い(量子)パルスについてのフォトンの平均数が、パルス当たりに1個のフォトンであるときの増幅器180の出力を記述する代表的な確率分布関数を図式的に示すものである。より詳細には、図2Bにおいて、水平軸Xは、増幅器180の正規化された出力を表すが、垂直軸Pは、その出力の確率を表す。曲線210は、φ=0°に対応する確率分布関数であり、曲線220は、φ=90°および270°に対応する確率分布関数であり、曲線230は、φ=180°に対応する確率分布関数である。各確率分布関数は、ガウス形状を有し、対応する古典的正規化値に中心が置かれる。
曲線220は、φ=90°と270°の両方についての確率分布関数を記述することに注意すべきである。これらの相対的な位相シフトでは、Bobが正しくないベースの組、すなわちAliceによって選択される組と異なる組を選択しているので、Bobは、量子情報信号上でAliceによって符号化される量子ビット値を確認することができない。しかし、曲線210と230は異なるので、Bobは、φ=0°をφ=180°から区別することができる。その場合には、AliceもBobも同じベースの組を選択している。
Bobによって実施される代表的な信号処理は、2つのしきい値XおよびXをセットアップすることを含むことができ、ここでX≦Xである。増幅器180の正規化された出力Xが、Xよりも大きい場合、次いでBobは、φ=0°であると判断する。Xが、Xよりも小さい場合には、次いでBobは、φ=180°であると判断する。XがXとXとの間にある場合には、次いでBobは、結論に到達しない結果を取得し、その判断を捨てる。曲線210と230は、オーバーラップの区域を有するので、Bobの判断は必ずしも真であるとは限らず、固有のエラーの確率が存在することに注意すべきである。この固有のエラー確率は、(i)Bobがφ=0°であることを判断するときに真のφ値が180°であり、(ii)Bobがφ=180°であることを判断するときに真のφ値が0°であることを示す。
適切な数のパルスがAliceからBobに伝送された後に、Bobは、確立された認証されたパブリック・チャネルを経由して従来の電話またはコンピュータ・ネットワーク上で彼のベースの組の選択についてAliceに知らせ、またAliceは、どの選択が、量子ビット値を確認するための正しいベースの組を提供したかをBobに知らせる。Bobは、次いで正しくないベースの組に対応する測定結果を捨て、図2Aの変調フォーマットに従って残りの測定結果を解釈する。最終的に、AliceとBobは、解釈されたデータを用いてエラー訂正とプライバシー拡大プロシージャ(privacy amplification procedure)を実行して、セキュリティ保護された量子キーを引き出す。代表的なエラー訂正とプライバシー拡大プロシージャについての追加の情報は、例えばそのすべての教示が参照により本明細書に組み込まれている(1)F.GrosshansおよびP.Grangier、Phys.Rev.Letters、2002、vol.88、N.5、057902頁と、(2)F.GrosshansおよびP.Grangier、arXiv:quant−ph/0204127 v1、2002年4月22日と、(3)M.A.NielsenおよびI.L.Chuang、「Quantum Computation and Quantum Information」、Cambridge University Press (2000)、582〜603頁中に見出すことができる。
図1に戻って参照すると、システム100の1つの重要な特徴は、局部発振器信号(古典的パルス)が、情報信号(量子パルス)と一緒にファイバ190に沿って送信機110から受信機150へと移送されることである。古典的通信においては、送信機から受信機へとLO信号を移送することに対する知られている代替案は、その光源によって生成される光信号の周波数および位相を情報信号のそれらにロックするように構成されるフェーズ・ロック・ループ(phase−lock loop)(PLL)と一緒に受信機にチューニング可能な光源を供給することである。PLLは、一般的に(i)通信(情報)信号とチューニング可能な光源によって生成される信号との間のビート周波数と位相オフセットを同時に測定し、(ii)チューニング可能な光源に対して適切なフィードバックを供給することにより機能し、これは、その光源が、これらのパラメータを指定された範囲内に保持するように強制する。しかし、一般に量子通信に適用可能な量子限界内において、そして特にシステム100においては、周波数と位相の同時測定は、2つの交換できない直交値(quadrature)(変数)の測定を必要とし、これは、量子力学の基本的な原理によって禁止されている。一例として、ビート周波数測定は、エネルギー差(ΔE)の測定に類似しており、位相オフセット測定は、時間間隔(Δt)の測定に類似しており、これらの測定値は、ハイゼンベルグの不確定性関係
Figure 2008541660
によって支配され、式中で
Figure 2008541660
は、プランク定数(Planck constant)である。システム100に対するこの基本的な不確定性関係の1つの実際的な影響は、量子限界において、適切な精度を有する、LO周波数と位相の同時ロッキングは、受信機150においては可能でないことである。この基本的な制限によって、システム100は、従来のPLLによって駆動される独立な(第2の)光源を有する受信機を用いて実施することはできない。すでに上記されているように、システム100は、その代わりに移相されるLO信号が、同じ光源(図1中のLD)を起源としているおかげで量子情報信号に位相ロックおよび周波数ロックされて、送信機110から受信機150へとLO信号を移送するように構成される。
さらに、局部発振器信号が、送信機110から受信機150へと移送されることは、システム100を実質的にマルチチャネルQKD伝送と互換性がないようにしてしまう。例えば、システム100は、2つの異なる波長(周波数)で動作する2つのQKDチャネルをサポートするものと仮定する。その場合には、ファイバ190は、これらのチャネルのそれぞれに対応する強い(古典的)LOパルスを移送する必要がある。ファイバ190において例えば異なるQKDチャネルに対応するLOパルスの間の非線形光学的干渉を回避するために、これらのパルスは、入力カプラ188において一時的に分離されていなければならない。しかし、ファイバ190中の光の速度が波長に依存することに起因して、異なるチャネルに対応するパルスは、異なる速度でファイバに沿って伝搬する。結果として、たとえパルスが最初には一時的に分離されていたとしても、ファイバ190の比較的長い長さ(例えば、数キロメートル以上)に起因して、移動するパルスは、高速になればなるほど、最終的には、最初はそのパルスがファイバ中において後を追いかけていたより低速な移動するパルスに追いつくことができるようになる。次いでオーバーラップされたそれらのパルスは、それらが、例えば4波混合および位相間変調を経由してファイバ190に沿って伝搬するときに非線形に相互作用し、その相互作用は、有害なチャネル間クロストークを引き起こす。不利なことには、このクロストークは、システムのQKD能力を完全に破壊するとは限らない場合にも、システム100についてのエラー・レートをかなり増大させる可能性がある。
図3は、本発明の一実施形態によるQKDシステム300を概略的に示すものである。より詳細には、システム300は、光ファイバ390を経由して接続された送信機310(Alice)と受信機350(Bob)を有する。一実施形態においては、システム300は、図1のシステム100中において使用されるそれらと類似した位相変調およびホモダイン検出を使用して量子情報を伝送するように構成される。しかし、システム100と300との間の1つの違いは、前者は、同じ光源(送信機110におけるLD)を使用して、量子情報もLO信号も生成するが、後者は、2つの別個の光源、すなわち送信機310と受信機350にそれぞれ配置された光周波数コム源320a〜bを使用するように設計されることである。より詳細には、光周波数コム源(OFCS)320aは、送信機310において使用されて、1つまたは複数の量子情報信号を生成し、これらの量子情報信号は、次いで周波数多重化され、ファイバ390へと結合して入力される。OFCS320bは、受信機350において使用されて、1つまたは複数の局部発振器信号を生成し、次いでこれらの局部発振器信号を使用して、ファイバ390を経由して送信機310から受信機によって受信される対応する量子情報信号のホモダイン検出を実施する。結果として、システム100とは違って、システム300は、局部発振器信号をAliceからBobへと移送しない。
光周波数コム源320a〜bのそれぞれは、OFCS320bのOFCS320aに対する従来の周波数ロッキングがもはや必要とされないような精度で、光周波数を生成することができるので、システム300は、システム100の(以上で説明された)基本的な制限を回避することができる。例えば、一実施形態においては、OFCS320は、周波数コームを実現し、この周波数コームの中では、各周波数モードは、(i)約10kHz以下の幅と、(ii)指定された周波数から約100Hz以下の内部に配置された中心周波数を有する。有利なことに、OFCS320のこれらの特性により、システム300は、送信機310から受信機へと1つ(または複数)のLO信号を移送することなく、受信機350において1つ(または複数)の量子情報信号のホモダイン検出を実行することができるようになる。さらに、局部発振器が、送信機310から受信機350へと移送されないことは、システム300がマルチチャネルQKD伝送の影響を受けやすくする。より詳細には、受信機350中においてOFCS320bを起源とする比較的強いLO信号が同じ光ファイバ中で移送される比較的短い距離(例えば、約1mよりも短い)に起因して、そのファイバ中のそれらの信号の間の非線形光相互作用は、そのシステムの単一チャネルQKDコンフィギュレーション中における相互作用に比べてシステム300についてのエラー・レートをあまり増大させはしない。
図4A〜Bは、本発明の一実施形態によるOFCS320の代表的な特性を図式的に示すものである。より詳細には、図4によって示される実施形態においては、OFCS320は、制御されたキャリア包絡線オフセット(carrier−envelope offset)(CEO)位相を有するモード・ロックされたレーザである。
図4Aは、CEO位相制御を有するそのような代表的なモード・ロックされたレーザによって生成されるパルス・トレインを示すものである。より詳細には、トレイン中の3つの隣接するパルスが示され、実線は、電界キャリア波を表し、破線は、対応するパルス包絡線を表している。パルス(τ)間の包絡線のピーク・ツー・ピークの離隔距離は、1/frepであり、ここでfrepは、パルス反復レートである。図4A中において見ることができるように、パルス包絡線のピークと基礎になる電界キャリア波との間の相対的な位相は、一定ではなく、パルスごとに変化する。例えば、パルス401では、パルス包絡線のピークは、電界キャリア波のピークと位置が合わせられており、すなわち相対的な位相はゼロである。しかし、パルス402では、パルス包絡線のピークと、電界キャリアの最も近いピークとの間の相対的位相は、Δψになるように変更されており、そしてパルス403では、この相対的な位相は、さらにΔψだけ増分されて、2Δψになるようにされている。このパルス・ツー・パルスの位相の漸進的な変化は、グループ速度と位相速度がモード・ロックされたレーザ・キャビティ内部で異なることに起因している。しかし、有利なことに、現代のフェムト秒レーザ(femtosecond−laser)技法により、CEO位相増分(Δψ)の効果的な制御と安定化は、予測可能な再生成可能な位相の漸進的な変化を引き起こすことができるようになる。
図4Bは、図4Aのパルス・トレインに対応する周波数スペクトルを示すものである。より詳細には、垂直の実線は、図4Aのパルス・トレインに対応する周波数コームのモードを表し、釣り鐘形状の曲線は、周波数コーム包絡線を示している。周波数ドメインにおいては、CEO位相制御されるモード・ロックされたレーザの出力は、それぞれが対応する周波数モードの周波数コームを生成する相互に関連づけられる連続波(continuous−wave)(CW)レーザの集まりの結合された出力に実質的に等しいことに注意すべきである。図4B中における垂直の点線は、周波数グリッドnfrepを示し、ここでnは、正の整数である。図4B中において見られるように、CEO位相制御されるモード・ロックされたレーザによって生成される周波数コームは、必ずしもこの周波数グリッドと位置合わせされているとは限らず、一般にオフセット周波数δ=Δψfrep/2πだけグリッドに関してシフトされており、周波数コーム中における個々の周波数(f)は、式(1)によって以降のように記述される。
=nfrep+δ (1)
式(1)によって与えられる関係の1つの結論は、位相増分(Δψ)の制御が、周波数コーム中における光周波数の絶対値を制御するための効果的な手段を実現することである。CEO位相制御されるモード・ロックされたレーザの特性についての追加の詳細は、例えばその教示が参照により本明細書に組み込まれているD.J.Jones等、Science、vol.288、635頁(2000)中に見出すことができる。
本発明の他の実施形態は、CEO位相制御されるモード・ロックされたレーザ以外のOFCSソースを使用することができるが、それにもかかわらず後者は、(i)自己参照すること、すなわち特定の物理的光遷移にロックすることなく光コーム周波数を割り当てる能力と、(ii)オクターブ広がるスペクトルに起因したQKDのために使用可能な比較的広い帯域幅の利点を提供することができる。例えば、基準原子遷移にロックされたその周波数コーム中の1成分を有するモード・ロックされたレーザは、許容可能なOFCSである。同様に、その出力が、比較的高い(例えば、無線)周波数で駆動された光変調器によって正弦波で変調された、基準原子遷移にロックされる単色光レーザも、別の許容可能なOFCSである。
図5は、本発明の一実施形態によるオフセット周波数(δ)を測定する方法を図式的に示すものである。図5の方法は、一般にオクターブ広がる周波数コームに適用可能であり、例えばこの方法を使用して、正確に基準を合わせ、対応するCEO位相制御されるモード・ロックされたレーザの出力を制御することができる。より詳細には、図5の方法によれば、オクターブ広がる周波数コーム502の低周波数側からのm番目のモード(ここでmは、正の整数である)に対応する光は、第2高調波生成(second−harmonic−generating)(SHG)要素504を使用して、周波数倍増される。結果として生じる第2高調波は、fSH=2f=2mfrep+2δの周波数を有する。次いで第2高調波は、モードがf2m=2mfrep+δの周波数を有する周波数コーム502の高周波数側からの(2m)番目のモードと干渉させられる。その干渉は、差周波数fSH−f2m=δを有する信号(ビート音(beat note))を引き起こす。このようにして、CEO位相制御されるモード・ロックされたレーザについてのオフセット周波数は、ビート音の周波数を測定することによって監視することができる。δの値は、周波数コームが、周波数グリッドに関して適切に位置づけられるように、レーザを構成してレーザ・キャビティ中のグループ速度と位相速度を設定することにより、調整することができる。一実施形態においては、図5の方法を使用して、異なる光周波数コム源によって生成される2つ以上の周波数コーム502を原子時計に対して基準を合わせて、例えばシステム300中における光周波数コム源320a〜bについて約100Hzまたはそれより良好な周波数位置合わせ精度を確立することができる。CEO位相制御されるモード・ロックされたレーザの原子時計による基準合わせについてのより詳細は、例えばその教示が参照により本明細書に組み込まれているR.Holzwarth等、IEEE J.Quant.Electron.、vol.37、1493頁(2001)中において見出すことができる。
図3に戻って参照すると、一実施形態において、光周波数コム源320a〜bのそれぞれは、例えば上記されるように選択された原子時計周波数に基準を合わせられたCEO位相制御されるモード・ロックされたレーザ(図示されず)を備える。送信機310は、OFCS320aによって生成される周波数コームからの1組の周波数に対応する複数のチャネルを有するように構成されるマルチチャネル位相変調器330を含んでいる。変調器330は、(I)光サーキュレータ332を経由してOFCS320aの出力を受け取るように構成される可変マルチプレクサ/デマルチプレクサ(multiplexer/demultiplexer)(MUX/DMUX)334と、(II)そのMUX/DMUXに光学的に接続された位相シフタ336を有する。MUX/DMUX334の1つの機能は、OFCS320aによって生成されるコーム周波数を別個のビームへと逆多重化し、これらのビームを位相シフタ336へと方向づけることである。MUX/DMUX334の別の機能は、位相シフタ336から位相シフトされたビームを逆に受け取り、それらを再多重化し、その結果として生じる信号を光サーキュレータ332に対して印加することである。
一実施形態においては、位相シフタ336は、例えばその全体が参照により本明細書に組み込まれている米国特許第6876484号に開示されるMEMSアレイと類似した移動可能なミラーのMEMSアレイを含んでいる。より詳細には、アレイ中の各ミラーは、コントローラ338によって供給される制御信号に基づいて独立に変換されて、MUX/DMUX334からのミラーによって受け取られる対応するビームについての望ましい、基準位置に関するミラー変位に比例した位相シフトを導入することができる。代表的なコンフィギュレーションにおいては、位相シフタ336は、ビームごとに図2Aの変調フォーマットに対応する光学的位相シフトを導入するように構成される。より詳細には、コントローラ338からの制御信号に基づいて、位相シフタ336は、結果として生じる位相シフトが、実質的に0度、90度、180度、および270度のうちの1つになるように、ミラー・アレイ中における各ミラーを位置づける。時間スロットごとに、位相シフトは、これらの値からビームごとにランダムに選択されて、対応するビット値を符号化し、0度および90度の位相シフトが2進数「1」に関連づけられ、180度および270度の位相シフトが2進数「0」に関連づけられて、その時間スロット存続時間にわたって一定に保たれる。選択される位相シフトは、対応する量子ビットについてのAliceベースの組の選択を決定する。
光サーキュレータ332から位相シフタ336のミラー・アレイへの、そしてその逆のラウンド・トリップにおいては、コーム周波数に対応する光信号は、MUX/DMUX334を2回通過することに注意すべきである。MUX/DMUX334は、可変のMUX/DMUXであるので、それは、対応するチャネル中の各光信号を他のチャネル中に導入される減衰とは独立な望ましい量だけ減衰させるように構成することができる。したがって、MUX/DMUX334は、光信号を等化すること(例えば、OFCS320aによって生成される初期の釣り鐘形状の周波数コーム包絡線を実質的に平坦な形状へと変換すること)、および各チャネル中の光強度をQKD伝送のために適した量子レベルまで減衰させることについての追加の機能を実現することができる。その場合には、光サーキュレータ332は、MUX/DMUX334からパルス・カーバ(pulse carver)340へと受け取られた位相シフトされ/減衰させられた信号を方向づけ、このパルス・カーバは、これらの信号をパルス・トレインの形に成形し、その結果をファイバ390中へと結合させる。パルス・カーバ340と位相シフタ336は、例えばその刻まれたパルス位置が、対応する時間スロットの中間点に対応するように適切に同期させられる。代表的なコンフィギュレーションにおいては、時間スロット存続期間は約100nsであり、各刻まれたパルスは、約10psの幅を有する。
パルス・カーバ340によって生成されるパルス・トレインは、位相変調器330のチャネルに対応する複数の成分を有する周波数(波長)多重化された量子情報信号である。MUX/DMUX334中において導入される減衰は、成分ごとのパルス当たりのフォトン数が、システム300中において使用されるQKDプロトコルのために適切となるように選択される。例えば、(当技術分野においてよく知られている)BB84プロトコルおよびB92プロトコルでは、フォトン数は、成分ごとにパルス当たり約1個のフォトンとなる。代わりに、連続的に可変なプロトコルでは、フォトン数は、成分ごとにパルス当たり約数百個のフォトンにもなる。
受信機350は、送信機310のマルチチャネル位相変調器330に実質的に類似したマルチチャネル位相変調器360を含んでいる。より詳細には、位相変調器360は、光サーキュレータ362、MUX/DMUX364、位相シフタ366、コントローラ368、およびパルス・カーバ370を有し、これらは、それぞれ位相変調器330の光サーキュレータ332、MUX/DMUX334、位相シフタ336、コントローラ338、およびパルス・カーバ340に類似している。しかし、位相変調器330と360との間の1つの違いは、後者はさらに、マルチチャネル偏光コントローラ(multi−channel polarization controller)372を有することである。位相変調器360中に偏光コントローラ372を有する1つの理由は、送信機310によって生成される量子情報信号の偏光は、信号がファイバ390中を伝搬するときに変化する可能性があることである。偏光コントローラ372は、OFCS320bを起源とする各LO成分の偏光を受信される量子情報信号の対応する成分の偏光に合わせる役割を果たす。
1つの構成においては、偏光コントローラ372についての適切な偏光設定を決定するために、送信機310は、チャネルごとに量子ビットの知られているシーケンスを有するトレーニング信号(training signal)を送信する。その場合には、受信機350は、このトレーニング信号を使用して、チャネルごとの偏光設定を調整して、そのLO成分の偏光を対応する量子情報成分に適切に合わせる。例えば、受信機350は、各パルスの直交変数を測定するが、LO信号の位相は、パルスごとに90度だけシフトされる。量子ビットの知られているシーケンスが、実質的に同じパルスを有する場合、連続したパルスの測定される直交変数の2乗の和、
Figure 2008541660
は、その偏光がLOフィールドの偏光と平行な量子信号の振幅に比例する。偏光コントローラ372の各周波数成分は、LOフィールドの各周波数成分の偏光を回転させて、対応する周波数の量子信号の偏光に合わせられるように制御することができる。ひとたび、適切な偏光設定が決定されると、偏光コントローラ372は、QKDセッションの存続期間にわたってこれらの設定を固定するように構成される。このプロシージャは、必要に応じた頻度で反復されて、良好な適切な偏光合わせを保証することができる。
OFCS320bと位相変調器360によって生成される各LO成分は、古典的なレベルの強度(例えば、パルス・カーバ370によって刻まれるパルス当たり10個のフォトン)を有する。OFCS320bによって生成される光パワーに応じて、(位相変調器330中の減衰と反対に)ある種のコーム周波数、またはすべてのコーム周波数の増幅が位相変調器360中において必要とされることもある。したがって、位相変調器360は、1つまたは複数の光増幅器(図示されず)を組み込み、できる限り少ない減衰しか導入しないようにMUX/DMUX364を構成することができる。
送信機310が、図2Aに示される変調フォーマットを使用するときには、位相変調器360中における位相シフタ366は、結果として生じる位相シフトが実質的に0度と90度のうちの一方となるように各ミラーをそのミラー・アレイ中に位置づけるように構成される。時間スロットごとに、位相シフトは、その時間スロット中における量子情報信号の対応する成分によって搬送されるビット値を確認するためのBobベースの組の選択をもたらすために、これらの2つの値からチャネルごとにランダムに選択される。結果として、位相変調器360は、送信機310から受信される量子情報信号の成分ごとにシステム100中において実施されるスキームと実質的に同様なホモダイン検出スキームを受信機350において実施するために適切なマルチ成分LO信号を出力する。
すでに以上で説明されたように、光周波数コム源320a〜b中における高精度の光周波数生成は、システム300が量子情報信号に対するLO信号の周波数ロッキングを実行することを不必要にする。しかし、これらの信号の間の位相ロッキングは、位相変調器360が、LO信号の成分について0度および90度の望ましい位相シフトを高精度に実現することを可能にするために依然として必要とされる。LO信号を量子情報信号に対して位相ロックするタスクは、グローバル位相変調器354と位相シフタ366によって実行される。例えば、LO成分を量子情報信号の対応する成分に対して位相ロックするために、送信機310は、チャネルごとに量子ビットの知られているシーケンスを有するトレーニング信号を送信する。その場合には、受信機350は、このトレーニング信号を使用して、信号成分ごとに、LO信号と量子情報信号との間の相対的位相差が、例えば90度になるように位相シフタ366中におけるミラー位置を調整する。
システム300が、トレーニング・シーケンス伝送からQKD伝送へとスイッチングするときに、受信機350は、どの適切なミラー変位が、量子ビット値を確認するために必要とされる位相シフトをもたらすために生成されるかに関しての基準位置としてトレーニング・シーケンス中に決定されるミラー位置を使用する。グローバル位相変調器354は、初期位相ロックが位相シフタ366を用いて達成された後に位相ロックを保持する助けを行うことができるオプションの要素である。より詳細には、異なるコーム周波数はすべて、互いに相互に関連するので、長い間に生じ得るチャネル間の追加の位相変動はまた、一般的に相互に関連づけられ、決定論的である。したがって、これらの追加の位相変動は、すべての周波数(チャネル)について共通の追加の(グローバルな)位相シフトを導入するようにグローバル位相変調器354を構成することによって補償することができる。
送信機310からファイバ390を経由して受信される量子情報信号と、OFCS320bおよび位相変調器360によって生成されるLO信号は、3−dBカプラ352に印加され、このカプラは、これらの信号を結合し、次いでその結果を2つの干渉副次信号へと分割する。次いで各干渉副次信号は、デマルチプレクサ374a〜bのうちの対応する一方に方向づけられ、このデマルチプレクサは、その干渉副次信号を個々のスペクトル成分へと逆多重化する。次いで、同じ周波数を有する副次信号成分の各対を使用して、システム100(図1)の受信機150において実施される検出と実質的に同様なホモダイン検出を実施する。より詳細には、受信機350は、電荷感受性増幅器のアレイ380に接続された光検出器の2つのアレイ376a〜bを有する。アレイ376a〜b中における同じ周波数を受信する光検出器は、反対の極性を有する光検出器端子を経由してアレイ380中における対応する増幅器に接続される。結果として、その増幅器は、光検出器についての信号差を増幅するように構成された差動増幅器としての役割を効果的に果たす。増幅された差信号は、さらに処理するために信号処理プロセッサ382に対して印加される。
1つの構成においては、プロセッサ382は、例えば図2を参照して上記されたしきい値決定方法(thresholding method)に従ってその信号を解釈することにより、各周波数に対応する差信号を処理する。合意された数の量子情報伝送時間スロットの後に、Bobは、認証されたパブリック・チャネルを経由して周波数ごとにそのベースの組のBobの選択についてAliceに知らせ、そしてAliceは、量子ビット値を確認するためにどの選択が正しいベースの組を提供したかをBobに知らせる。次いでBobは、正しくないベースの組に対応する測定結果を捨て、図2Aの変調フォーマットに従って残りの測定結果を解釈する。最後に、AliceとBobは、エラー訂正とプライバシー拡大プロシージャを実行して、その解釈されたデータからセキュリティ保護された量子キーを引き出す。
一実施形態においては、システム300は、以降の特性、すなわち(i)約10GHzのチャネル(周波数)間隔と、(ii)約20nmのスペクトル帯域幅に対応する全部で256個のチャネルと、(iii)約100nsの時間スロット存続期間に対応する約10MHzの変調速度と、(iv)約1pW/チャネルの量子情報信号の強度と、(v)約1mW/チャネルのLO信号の強度とを有するように設計される。これらのパラメータを用いて実施されるときに、システム300は、20Mb/sを超えるQKDレートをサポートし、これは、先行技術のQKDシステムによって実現されるものに対するかなりの改善である。システム300が、10GHzのチャネル間隔を有する完全なオクターブ広がる光の範囲(例えば1000nmから2000nmまで)を利用している別の実施形態においては、アグリゲートQKDレートは、約1Gb/sに到達する可能性がある。有利なことに、このアグリゲートQKDレートは、現代のイーサネット(登録商標)速度で動作する通信システムについての完全な暗号のサポートを実現することができる。
本発明は、例示の実施形態に関して説明されてきているが、この説明は、限定する意味で解釈されるべきことが意図されてはいない。例えば、可変なMUX/DMUX334を有する代わりに、位相変調器330は、通常のMUX/DMUXと、そのMUX/DMUXに接続された別個のマルチチャネル減衰器を用いて実施することができる。代わりに、または追加して、位相シフタ336は、例えばミラーを傾け、あるいはそれらの反射率および/または形状を変更することにより信号成分を減衰させるように構成することができる。さらに、多重化機能も逆多重化機能も実行するように構成された単一MUX/DMUX(例えば、MUX/DMUX334またはMUX/DMUX364)は、2つの別個の要素、すなわち多重化機能だけを実行するように構成されるMUXと、逆多重化機能だけを実行するように構成されるDMUXとによって置き換えることもできる。様々な成分は導波管回路またはフリー・スペース光学的要素として実施することができる。代わりに、または追加して、同様な修正を位相変調器360に対して適用することができる。MEMSベースの変調器以外の光変調器、例えば個々のニオブ酸リチウム変調器要素、InP導波管変調器要素、またはInP表面ノーマル変調器要素のアレイを用いて実施される変調器を使用することができる。システム300は、様々なQKDプロトコル、例えば限定することなくBB84プロトコル、B92プロトコル、または連続的に可変なプロトコルを使用して動作するように構成することができる。本発明は、位相変調に関して説明されているが、当業者は、振幅変調、または位相と振幅との同時変調を用いて本発明を実施することもできることを認識するであろう。光周波数コム源を用いてアクセス可能なQKD帯域幅リソースは、いくつかの異なる送信機受信機構成、例えば(i)図3に示されるような1つの受信機に接続される1つの送信機と、(ii)送信機によって利用されるコーム周波数の異なる一部を使用するように構成される2つ以上の受信機に接続された1つの送信機と、(iii)単一の受信機に接続され、受信機によって利用されるコーム周波数の異なる一部を使用するように構成される、2つ以上の送信機と、(iv)これらの送信機および受信機の間にコーム周波数の適切な割付けを伴う、複数の受信機に接続された複数の送信機をサポートするように柔軟に動的に割り付けることができる。CEO位相制御されるモード・ロックされたレーザとは異なるOFCSソースを使用することができる。さらに、本発明のある種の実施形態は、それぞれが、その周波数が周波数標準に適切に基準が合わせられた単一周波数(波長)を生成するように構成される光源を用いて実施することができる。様々な周波数標準(例えば原子時計のタイプ)は、本発明の範囲および原理を逸脱することなく使用することができる。本発明に関係する当業者に明らかである、説明される実施形態の様々な修正形態、ならびに本発明の他の実施形態は、添付の特許請求の範囲中において表される本発明の原理および範囲内に存在するものとみなされる。
本明細書の目的のためには、MEMSデバイスは、互いに相対的に移動するように構成される2つ以上の部分を有するデバイスであり、ここでその動きは、機械相互作用、熱相互作用、電気相互作用、磁気相互作用、光学的相互作用、および/または化学相互作用など、適切な任意の相互作用または相互作用の組合せに基づいている。MEMSデバイスは、それだけには限定されないが(1)例えば、自己集合する単分子層、望ましい化学物質に対する高い親和性を有する化学コーティング、および化学ダングリング・ボンドの生成および飽和を使用した自己集合技法と、(2)例えば、リソグラフィ、化学気相成長、材料のパターニングおよび選択エッチング、ならびに表面の処理、成形、めっき、およびテクスチャ化(texturing)を使用したウェーハ/材料処理技法を含むことができるマイクロ製造技法またはさらに微細な製造技法(ナノ製造技法を含む)を使用して製造される。MEMSデバイス中のある種の要素のスケール/サイズは、量子効果の発現を許容するようなものであってもよい。MEMSデバイスの例は、限定することなく、NEMS(ナノ電気機械システム(nano−electromechanical systems))デバイス、MOEMS(マイクロ光電気機械システム(micro−opto−electromechanical systems))デバイス、マイクロマシン(micro machine)、マイクロシステム、およびマイクロシステム技術またはマイクロシステム集積化を使用して製造されるデバイスを含んでいる。
本発明は、MEMSデバイスとしての実施の場合について説明されてきているが、本発明は、理論的には、マイクロ・スケールより大きなスケールを含めて任意のスケールで実施することができる。
方法の発明を記載した請求項中における工程(ステップ)は、もしある場合には、対応するラベリングを伴う特定のシーケンスの形で列挙されるが、請求項の列挙が、それ以外の方法でこれらの工程の一部またはすべてを実施するための特定のシーケンスであることを意味していない限り、それらの工程は、その特定のシーケンスの形で実施されるものだけに限定されるように必ずしも意図されるものとは限らない。
先行技術の量子キー配布(QKD)システムを概略的に示す図である。 図1に示されるQKDシステムについての代表的な位相変調フォーマットを図式的に示す図である。 図1に示されるQKDシステムについての対応するホモダイン検出統計データを図式的に示す図である。 本発明の一実施形態によるQKDシステムを概略的に示す図である。 本発明の一実施形態による、図3のQKDシステム中において使用することができる光周波数コム源(OFCS)の代表的な一特性を図式的に示す図である。 本発明の一実施形態による、図3のQKDシステム中において使用することができる光周波数コム源(OFCS)の代表的な一特性を図式的に示す図である。 本発明の一実施形態による、図4に示されるOFCSについてのオフセット周波数を測定する方法を図式的に示す図である。

Claims (10)

  1. 伝送リンクを経由して受信機に接続された送信機を備える、量子情報の伝送のための通信システムであって、
    前記送信機は、第1の光変調器に接続された第1の光源を備え、
    前記第1の光変調器は、前記第1の光源によって生成される光を変調して、前記伝送リンクに印加される量子情報(QI)信号を生成するように構成され、
    前記受信機は、第2の光変調器に接続された第2の光源を備え、
    前記第2の光変調器は、前記第2の光源によって生成される光を変調して、局部発振器(LO)信号を生成するように構成され、
    前記LO信号は、前記伝送リンクを経由して受信される前記QI信号と接続されて、前記QI信号によって搬送される量子情報を確認する通信システム。
  2. 前記LO信号は、前記伝送リンクを経由して伝送されず、
    前記受信機は、前記LO信号を前記QI信号に対して位相ロックするように構成される、請求項1に記載の通信システム。
  3. 前記の第1および第2の光源のそれぞれは、周波数標準に基準が合わされる、請求項1に記載の通信システム。
  4. 前記第1の光源は、第1の複数の一様な間隔をおいて配置される周波数成分を生成するように構成される第1の光周波数コム源(OFCS)を備え、
    前記第1の光変調器は、前記第1の複数の周波数成分からの各周波数成分を独立に変調して、量子ビットを符号化し、前記送信機についてのベースの組の選択を提供するように構成され、
    前記QI信号は、前記第1の複数の周波数成分からの前記変調された周波数成分の少なくとも一部を備える、請求項1に記載の通信システム。
  5. 前記第2の光源は、第2の複数の一様な間隔をおいて配置された周波数成分を生成するように構成される第2のOFCSを備え、
    前記第2の光変調器は、前記第2の複数の周波数成分からの各周波数成分を独立に変調して、前記受信機についてのベースの組の選択を提供するように構成され、
    前記LO信号は、前記第2の複数の周波数成分からの前記変調された周波数成分の少なくとも一部を備える、請求項4に記載の通信システム。
  6. 前記第1の複数の周波数成分からの前記変調された周波数成分と、前記第2の複数の周波数成分からの前記変調された周波数成分は、周波数の共通の組を有し、
    前記システムは、前記LO信号を前記QI信号と接続することにより、第1および第2の干渉信号を生成するように構成される光カプラを備え、
    前記受信機は、前記干渉信号を処理するように構成されるマルチチャネル・ホモダイン検出器を備え、
    前記共通の組からの周波数ごとに、前記ホモダイン検出器は、前記の第1の干渉信号と第2の干渉信号との間の強度差を測定し、測定結果を信号処理プロセッサに対して印加するように構成され、
    前記信号処理プロセッサは、前記測定結果に基づいて量子キーを生成するように構成される、請求項5に記載の通信システム。
  7. 前記共通の組からの周波数ごとに、前記信号処理プロセッサは、
    各時間スロットにおいて、前記時間スロットにわたって前記送信機と前記受信機によって選択されるベースの組の比較に基づいて対応する測定結果を受け入れ、または拒絶し、
    前記受け入れられた結果に基づいて前記量子キーをコンパイルする
    ように構成される、請求項6に記載の通信システム。
  8. 前記の第1の光変調器と第2の光変調器のそれぞれは、
    前記対応するOFCSから受信される前記周波数成分を逆多重化するように構成されるマルチプレクサ/デマルチプレクサ(MUX/DMUX)と、
    移動可能なミラーのMEMSアレイと
    を備え、前記アレイ中における各ミラーは、逆多重化された周波数成分を受信するように構成され、基準位置に関する前記ミラーの位置は、前記周波数成分についての位相シフトを決定し、
    前記MUX/DMUXはさらに、前記位相シフトされた周波数成分を多重化して、前記の対応するQI信号またはLO信号を生成するように構成される、請求項5に記載の通信システム。
  9. 量子情報の伝送のための通信システム中における、第1の光変調器に接続された第1の光源を備える送信機であって、
    前記第1の光変調器は、前記第1の光源によって生成される光を変調して、量子情報(QI)信号を生成するように構成され、
    前記通信システムは、伝送リンクを経由して前記送信機に接続された受信機を備え、
    前記QI信号は、前記伝送リンクに印加され、
    前記受信機は、第2の光変調器に接続された第2の光源を備え、
    前記第2の光変調器は、前記第2の光源によって生成される光を変調して、局部発振器(LO)信号を生成するように構成され、
    前記LO信号は、前記伝送リンクを経由して受信される前記QI信号と接続されて、前記QI信号によって搬送される量子情報を確認する、送信機。
  10. 量子情報の伝送のための通信システム中における、第2の光変調器に接続された第2の光源を備える受信機であって、
    前記第2の光変調器は、前記第2の光源によって生成される光を変調して、局部発振器(LO)信号を生成するように構成され、
    前記通信システムは、伝送リンクを経由して前記受信機に接続された送信機を備え、
    前記送信機は、第1の光変調器に接続された第1の光源を備え、
    前記第1の光変調器は、前記第1の光源によって生成される光を変調して、前記伝送リンクに印加される量子情報(QI)信号を生成するように構成され、
    前記LO信号は、前記受信機によって前記伝送リンクを経由して受信される前記QI信号と接続されて、前記QI信号によって搬送される量子情報を確認する、受信機。
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