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JP2008311964A - コモンモード電位調整回路および伝送線路構造 - Google Patents

コモンモード電位調整回路および伝送線路構造 Download PDF

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JP2008311964A JP2007157965A JP2007157965A JP2008311964A JP 2008311964 A JP2008311964 A JP 2008311964A JP 2007157965 A JP2007157965 A JP 2007157965A JP 2007157965 A JP2007157965 A JP 2007157965A JP 2008311964 A JP2008311964 A JP 2008311964A
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Akihiro Nanba
明博 難波
Taku Suga
卓 須賀
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Abstract

【課題】伝送線路接続点において発生するコモンモード電圧を低減させることで、不要電磁波輻射を抑制するコモンモード電位調整回路を提供する。
【解決手段】信号伝搬方向に対する垂直断面形状が異なる伝送線路11と伝送線路12との間の接続点にコモンモード電位調整回路10を挿入する。コモンモード電位調整回路10は伝送線路接続部において、信号線14,16間に直列に挿入したインピーダンス、帰路線15,17間に直列に挿入したインピーダンス、信号線14,16と帰路線15,17間に挿入したインピーダンスにより構成される。これらのインピーダンスにより、伝送線路接続部において各伝送線路のコモンモード電位を連続させ、コモンモード電位差に起因する不要電磁波輻射を抑制するコモンモード電位調整回路10を提供する。
【選択図】図1

Description

本発明は、コモンモード電位調整回路および伝送線路構造の技術に関し、特に、電子機器および情報処理装置において、プリント回路基板に形成された伝送線路あるいはケーブルにより高速信号を伝送する装置のEMC(電磁的両立性)性能向上に適用して有効な技術に関する。
電子装置や情報処理装置などの電子回路を内蔵する装置は、信号送受信のための伝送線路を有している。例えばプリント回路基板上にはICやLSI間の信号伝送のための信号配線が布線されており、またプリント回路基板間あるいは装置間の信号伝送のためにケーブルが接続されている。
伝送される信号速度は近年の電子装置の高速化に伴い年々上昇しており、これらの高速信号に起因して発生する不要電磁波輻射EMI(Electro−Magnetic Interference)が問題となっている。
伝送線路から発生する不要電磁波輻射源のひとつとして、線路に発生するコモンモード電流がある。コモンモード電流は伝送線路の不連続点において伝搬される電磁波のモード変換により発生する。
伝送線路を伝搬する電磁界モードとしては奇モードと偶モードが存在する。通常、信号伝送のためには送信端において奇モード電磁界が伝送線路に伝送信号として印加される。この奇モード電磁界は伝送線路の信号線路と帰路線路に互いに逆相の電圧および電流を発生させるため、奇モード電圧および電流が伝送線路から十分遠方において作る電磁界は、信号線路から発生する電磁界と帰路線路から発生する電磁界が互いに逆相であるために打ち消され、通常、十分小さい。このような逆相の電圧・電流をノーマルモード電圧・電流と呼ぶ。
一方、偶モード電磁界は伝送線路の信号線路と帰路線路に同相の電圧および電流を発生させるため、伝送線路外に発生する電磁界は同相のために打ち消されない。この打ち消されずに残った電磁界が伝送線路から発生する不要電磁波輻射の主因であり、この輻射を発生させる同相電流がコモンモード電流である。
図14は伝送線路中の電流を示した図であり、信号線路21に流れるノーマルモード電流23をINS、コモンモード電流24をICS、帰路線路22に流れるノーマルモード電流25をING、コモンモード電流26をICGとしている。信号線路と帰路線路に流れるノーマルモード電流は同強度で互いに逆向きである。一方、コモンモード電流は信号線路と帰路線路に同方向に流れ、電流強度は伝送線路の断面形状で決まる電流配分率hにより決まる。
電流配分率は全コモンモード電流に対する信号線路に流れるコモンモード電流の比で定義され、h=ICS/(ICS+ICG)となり、電流配分率hは0から1までの間の値を取る。電流配分率hは非特許文献1で示されている1次元の静電界解析などで計算することができる。
同軸ケーブルではすべてのコモンモード電流が外皮導体に流れるためにh=0となり、平行2線路ではコモンモード電流が信号線路と帰路線路に平等に流れるためにh=0.5となる。また、グランド幅の広い理想的なマイクロストリップ線路の場合にはh=0となる。
次に図15に示すように、2つの伝送線路の接続について考察する。接続した伝送線路の電流配分率が異なる場合には、伝送線路接続部における電位ダイアグラムは図16のようになる。同図において縦軸が線路電位を示しており、横軸が伝送線路の位置を示している。
基準グランド13の電位はゼロであり、伝送線路11の信号線電位31と帰路線電位32をそれぞれVS1、VG1とし、伝送線路12の信号線電位35と帰路線電位36をそれぞれVS2、VG2としている。各線路の信号線電位と帰路線電位の差が各伝送線路におけるノーマルモード電圧34,38であり、それぞれVN1=VS1−VG1、VN2=VS2−VG2とする。このとき、各線路のコモンモード電位VC1,VC2は各線路の電流配分率h1とh2を用いると、ノーマルモード電圧と電流配分率の積VC1=h1N1、VC2=h2N2と表現できる。
伝送線路11と12の電流配分率が異なるとき、各線路のノーマルモード電圧VN1,VN2は接続点において等しいため、各線路のコモンモード電位VC1,VC2は異なる。このコモンモード電位差30が不要輻射の原因となるコモンモード電圧を発生する。このようなコモンモード電圧発生を抑制するためには、各伝送線路の電流配分率を等しくする必要がある。
シングルエンド伝送系においては、理想的には系すべての電流配分率がゼロであることが望まれる。伝送線路の電流配分率をゼロに近づけるためには、伝送線路のグランドを強化すればよい。
特許文献1および2では、伝送線路のグランドを強化することを目的に、信号配線に隣接したグランドガードパターンを設置して不要電磁波輻射を抑制する技術である。
また、特許文献3は、差動伝送系において、トランスを用いてコモンモード電位を連続させることで不要電磁波輻射を低減させる技術である。
一般的には、特許文献4のように、コモンモードフィルタなどを伝送線路に挿入することで不要電磁波輻射を抑制する方法がある。
特開2003−347693号公報 特開2006−202964号公報 特開2006−191544号公報 特許第3003067号公報 IEICE Trans.Commun.、Vol.E87−B、No.8、Aug.2004
しかし、特許文献1および2に記載のグランドガードパターン設置による不要電磁波輻射抑制技術は、伝送線路の実装面積を増加させる欠点がある。また、特許文献3のトランスを用いる方法や、特許文献4のフィルタを用いた方法では、高周波においてトランスや磁性体の特性が劣化し、不要電磁波輻射の抑制可能な周波数帯域に限界があった。
そこで、本発明はこれらの課題を解決し、コモンモード電位の異なる伝送線路を接続するときに接続点に発生するコモンモード電圧を低減させる不要電磁波輻射抑制技術を提供することを目的とするものである。
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次のとおりである。
本発明は、上述した目的を達成するために、信号伝搬方向に対する垂直断面形状が異なる伝送線路と伝送線路との間の接続点にコモンモード電位調整回路を挿入する。コモンモード電位調整回路は伝送線路接続部において、信号線間に直列に挿入したインピーダンス、帰路線間に直列に挿入したインピーダンス、信号線と帰路線間に並列に挿入したインピーダンスにより構成される。これらのインピーダンスにより、伝送線路接続部において各伝送線路のコモンモード電位を連続させ、コモンモード電位差に起因する不要電磁波輻射を抑制するコモンモード電位調整回路を提供する。
本願において開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば以下のとおりである。
本発明によれば、伝送線路から発生する不要電磁波輻射の原因となる、伝送線路接続点におけるコモンモード電圧発生を低減させるコモンモード電位調整回路を提供できる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための全図において、同一の部材には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
(実施の形態の概念)
本実施の形態のコモンモード電位調整回路は、この主要な回路が、信号伝搬方向に対する垂直断面形状が異なる複数の伝送線路(本実施の形態では2つの例を説明するが、3つ(T字状)、4つ(十字状)、さらにこれ以上でも構わない)からなる伝送線路構造のうちの第1の伝送線路と第2の伝送線路との間に設置されている。この主要な回路は、第1および第2の伝送線路におけるコモンモード電位差に起因する不要電磁波輻射を抑制する機能を備えている。
以下の各実施の形態においては、この主要な回路はコモンモード電位調整回路そのものとほぼ同等であるので、ここではコモンモード電位調整回路と称して説明する。また、実施の形態1〜4はコモンモード電位調整回路の回路構成例、実施の形態5〜9はコモンモード電位調整回路が設置される伝送線路構造例をそれぞれ説明するが、これらは任意に組み合わせて実現できることは言うまでもない。
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1のコモンモード電位調整回路を、図1〜図3を用いて説明する。
図1は、本発明の実施の形態1のコモンモード電位調整回路の構成を示す図である。本実施の形態のコモンモード電位調整回路10は、信号伝搬方向に対する垂直断面形状が異なる伝送線路(1)11と伝送線路(2)12が接続されて形成されている伝送線路構造の接続点に接続されている。各伝送線路11,12は、各信号線14,16と、各帰路線15,17から構成される。
このコモンモード電位調整回路10は、伝送線路11と伝送線路12のコモンモード電位が等しくなるように、伝送線路12に印加される信号強度を変換する。コモンモード電位調整回路10は、伝送線路11の信号線14と伝送線路12の信号線16との間に直列に接続したインピーダンスZ1,Z2と、伝送線路11の帰路線15と伝送線路12の帰路線17との間に直列に接続したインピーダンスZ3,Z4と、信号線と帰路線に並列に接続したインピーダンスZ5により形成される。
本実施の形態において、伝送線路12の電流配分率h2が伝送線路11の電流配分率h1よりも大きい場合には、線路接続点における電位ダイアグラムは、前述した図16のようになる。図16に示すように、伝送線路12のコモンモード電位37は伝送線路11のコモンモード電位33よりも大きい。このような場合には、コモンモード電位調整回路10として、図2のような回路構成とする。
図2は、伝送線路の信号線間に抵抗を設置したコモンモード電位調整回路を示す図である。図2に示すように、2つの伝送線路11,12の信号線14,16間にコモンモード電位調整用の抵抗20を挿入する。
この挿入する抵抗20の抵抗値Rは、各伝送線路11,12の電流配分率を用いて次式で決定する。
R=Z02(h2−h1)/h1
ここで、Z02は伝送線路12の特性インピーダンス19である。
このとき、伝送線路接続点における電位ダイアグラムは図3のようになる。
図3は、信号線間に抵抗を設置したコモンモード電位調整回路設置時の、伝送線路接続点における電位ダイアグラムを示す図である。図3に示すように、挿入した抵抗20により発生する電圧降下39により伝送線路12に入力される信号線電位35が低下し、これに伴い伝送線路12のコモンモード電位37も低下する。伝送線路11と伝送線路12のコモンモード電位が等しくなるように抵抗20を挿入したため、コモンモード電位差30はゼロとなり、不要電磁波輻射が発生しない。
以上のように、本実施の形態によれば、伝送線路11と伝送線路12との間に、インピーダンスにより形成されるコモンモード電位調整回路10を接続する構成、具体的にはコモンモード電位調整回路10として、信号線間に接続したコモンモード電位調整用の抵抗20の電圧降下を利用することにより、伝送線路接続部において各伝送線路のコモンモード電位を連続させ、コモンモード電位差に起因する不要電磁波輻射を抑制することができる。この結果、伝送線路から発生する不要電磁波輻射の原因となる、伝送線路接続点におけるコモンモード電圧発生を低減させることができる。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2のコモンモード電位調整回路を、図4〜図6を用いて説明する。
前記実施の形態1とは逆に、伝送線路11の電流配分率h1が伝送線路12の電流配分率h2よりも大きい場合には、伝送線路接続点における電位ダイアグラムは図4のようになる。
図4は、h1>h2のときの伝送線路接続点における電位ダイアグラムを示す図である。図4に示すように、伝送線路11のコモンモード電位33は伝送線路12のコモンモード電位37よりも大きい。このような場合には、コモンモード電位調整回路10として、図5のような回路構成とする。
図5は、伝送線路の帰路線間に抵抗を設置したコモンモード電位調整回路を示す図である。図5に示すように、2つの伝送線路11,12の帰路線15,17間にコモンモード電位調整用の抵抗20を挿入する。
この挿入する抵抗20の抵抗値Rは、各伝送線路11,12の電流配分率を用いて次式で決定する。
R=Z02(h1−h2)/(1−h1
ここで、Z02は伝送線路12の特性インピーダンス19である。
このとき、伝送線路接続点における電位ダイアグラムは図6のようになる。
図6は、帰路線間に抵抗を設置したコモンモード電位調整回路設置時の、伝送線路接続点における電位ダイアグラムを示す図である。図6に示すように、挿入した抵抗20により発生する電圧降下39により伝送線路12に入力される帰路線電位36が増加し、これに伴い伝送線路12のコモンモード電位37も増加する。伝送線路11と伝送線路12のコモンモード電位が等しくなるように抵抗20を挿入したため、コモンモード電位差30はゼロとなり、不要電磁波輻射が発生しない。
以上のように、本実施の形態によれば、コモンモード電位調整回路10として、帰路線間に接続したコモンモード電位調整用の抵抗20の電圧降下を利用することにより、前記実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
(実施の形態3)
本発明の実施の形態3のコモンモード電位調整回路を、図7を用いて説明する。
コモンモード電位調整回路10の構成としては、図7のような回路構成とすることも可能である。
図7は、π型に接続したインピーダンスによるコモンモード電位調整回路を示す図である。図7に示すように、コモンモード電位調整回路10の構成としては、伝送線路11,12間に挿入されたπ型の回路構成でも良い。このとき、挿入するインピーダンス(Z1,Z2,Z3,Z4)により伝送線路間のコモンモード電位差が低減される。
従って、本実施の形態においても、前記実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
(実施の形態4)
本発明の実施の形態4のコモンモード電位調整回路を、図8を用いて説明する。
前記実施の形態3の回路構成の他に、図8のような回路構成とすることも可能である。
図8は、T型に接続したインピーダンスによるコモンモード電位調整回路を示す図である。図8に示すように、コモンモード電位調整回路10の構成としては、伝送線路11,12間に挿入されたT型、逆T型の回路構成でも良い。このとき、挿入するインピーダンス(Z1,Z2,Z5またはZ3,Z4,Z5)により伝送線路間のコモンモード電位差が低減される。
従って、本実施の形態においても、前記実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
(実施の形態5)
本発明の実施の形態5のコモンモード電位調整回路と伝送線路構造を、図9を用いて説明する。
コモンモード電位調整回路10が設置される伝送線路構造としては、図9のような構造とすることが可能である。
図9は、帰路線幅の異なる伝送線路接続におけるコモンモード電位調整回路を示す図である。図9に示すように、プリント回路基板に設置された伝送線路のうち、帰路線幅が変化する伝送線路(帰路線幅が広い)11と伝送線路(帰路線幅が狭い)12の接続において、伝送線路接続点にコモンモード電位調整回路10を有する。このコモンモード電位調整回路10には、前記実施の形態1〜4の回路構成が適用できる。
従って、本実施の形態のように、プリント回路基板に設置された帰路線幅が変化する伝送線路構造に適用した場合にも、前記実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
(実施の形態6)
本発明の実施の形態6のコモンモード電位調整回路と伝送線路構造を、図10を用いて説明する。
前記実施の形態5の伝送線路構造の他に、図10のような構造とすることも可能である。
図10は、信号配線の層変化点におけるコモンモード電位調整回路を説明するための基板断面を示す図である。図10に示すように、プリント回路基板に設置された伝送線路のうち、信号配線が内層から表層に配置された伝送線路において、伝送線路接続点にコモンモード電位調整回路10を有する。
従って、本実施の形態のように、プリント回路基板の信号配線が内層から表層に配置された伝送線路構造に適用した場合にも、前記実施の形態1と同様の効果を得ることができる。なお、本実施の形態のような伝送線路構造においては、逆に表層から内層に配置された伝送線路の接続点にコモンモード電位調整回路を有する場合や、コモンモード電位調整機能を有するスルーホールにも適用することができる。
(実施の形態7)
本発明の実施の形態7のコモンモード電位調整回路と伝送線路構造を、図11を用いて説明する。
前記実施の形態6の伝送線路構造の他に、図11のような構造とすることも可能である。
図11は、プリント回路基板とケーブルの接続点におけるコモンモード電位調整回路を示す図である。図11に示すように、プリント回路基板に形成された伝送線路とケーブルによる伝送線路の接続点に、コモンモード電位調整回路10を有する。このケーブルは、プリント回路基板間を接続する。
従って、本実施の形態のように、プリント回路基板に形成された伝送線路とケーブルによる伝送線路の接続構造に適用した場合にも、前記実施の形態1と同様の効果を得ることができる。なお、本実施の形態のように、ケーブルによる伝送線路の構造においては、電子装置間を接続するケーブル、プリント回路基板と電子装置間を接続するケーブルなどにも適用することができる。
(実施の形態8)
本発明の実施の形態8のコモンモード電位調整回路と伝送線路構造を、図12を用いて説明する。
前記実施の形態7の伝送線路構造の他に、図12のような構造とすることも可能である。
図12は、コモンモード電位調整回路内蔵コネクタを示す図である。図12に示すように、前記実施の形態7に示す接続点がコネクタにより形成されており、このコネクタ内にコモンモード電位調整回路10を有する。
従って、本実施の形態のように、コネクタ内にコモンモード電位調整回路10を有する構造に適用した場合にも、前記実施の形態1と同様の効果を得ることができる。なお、本実施の形態のような伝送線路構造においては、コネクタ近傍にコモンモード電位調整回路を有する構造にも適用することができる。
(実施の形態9)
本発明の実施の形態9のコモンモード電位調整回路と伝送線路構造を、図13を用いて説明する。
図13は、プリント回路基板のバス配線におけるコモンモード電位調整回路を示す図である。図13に示すように、プリント回路基板に設置されたLSI(IC等の場合も含む)間を接続するバスなどの配線において、電源層あるいはグランド層のスリットなどにより伝送線路断面形状が異なる伝送線路11,12の接続点に、コモンモード電位調整回路10を有する。
従って、本実施の形態のように、プリント回路基板の配線において断面形状が異なる伝送線路構造に適用した場合にも、前記実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
本発明のコモンモード電位調整回路は、伝送線路の接続点に抵抗などのインピーダンス成分を有する回路素子を挿入するだけで不要電磁波輻射の原因となるコモンモード電圧発生を抑制でき、また挿入する回路素子値も伝送線路の断面形状の1次元解析により決定することができ、伝送線路構造を有する電子機器において有用である。
本発明の実施の形態1のコモンモード電位調整回路の構成を示す図である。 本発明の実施の形態1において、伝送線路の信号線間に抵抗を設置したコモンモード電位調整回路を示す図である。 本発明の実施の形態1において、信号線間に抵抗を設置したコモンモード電位調整回路設置時の、伝送線路接続点における電位ダイアグラムを示す図である。 本発明の実施の形態2において、h1>h2のときの伝送線路接続点における電位ダイアグラムを示す図である。 本発明の実施の形態2において、伝送線路の帰路線間に抵抗を設置したコモンモード電位調整回路を示す図である。 本発明の実施の形態2において、帰路線間に抵抗を設置したコモンモード電位調整回路設置時の、伝送線路接続点における電位ダイアグラムを示す図である。 本発明の実施の形態3において、π型に接続したインピーダンスによるコモンモード電位調整回路を示す図である。 本発明の実施の形態4において、T型に接続したインピーダンスによるコモンモード電位調整回路を示す図である。 本発明の実施の形態5において、帰路線幅の異なる伝送線路接続におけるコモンモード電位調整回路を示す図である。 本発明の実施の形態6において、信号配線の層変化点におけるコモンモード電位調整回路を説明するための基板断面を示す図である。 本発明の実施の形態7において、プリント回路基板とケーブルの接続点におけるコモンモード電位調整回路を示す図である。 本発明の実施の形態8において、コモンモード電位調整回路内蔵コネクタを示す図である。 本発明の実施の形態9において、プリント回路基板のバス配線におけるコモンモード電位調整回路を示す図である。 一般的な伝送線路のノーマルモード電流とコモンモード電流を説明する図である。 一般的な2つの伝送線路の接続を示す図である。 一般的なh1<h2のときの伝送線路接続点における電位ダイアグラムを示す図である。
符号の説明
10…コモンモード電位調整回路、11…伝送線路(1)、12…伝送線路(2)、13…基準グランド、14…伝送線路(1)の信号線、15…伝送線路(1)の帰路線、16…伝送線路(2)の信号線、17…伝送線路(2)の帰路線、18…伝送線路(1)の特性インピーダンス、19…伝送線路(2)の特性インピーダンス、20…コモンモード電位調整用の抵抗、21…信号線路、22…帰路線路、23…信号線路のノーマルモード電流、24…信号線路のコモンモード電流、25…帰路線路のノーマルモード電流、26…帰路線路のコモンモード電流、30…コモンモード電位差、31…伝送線路(1)の信号線電位、32…伝送線路(1)の帰路線電位、33…伝送線路(1)のコモンモード電位、34…伝送線路(1)のノーマルモード電圧、35…伝送線路(2)の信号線電位、36…伝送線路(2)の帰路線電位、37…伝送線路(2)のコモンモード電位、38…伝送線路(2)のノーマルモード電圧、39…抵抗の電圧降下。

Claims (10)

  1. 信号伝搬方向に対する垂直断面形状が異なる複数の伝送線路のうちの第1の伝送線路と第2の伝送線路との間に設置され、前記第1および第2の伝送線路におけるコモンモード電位差に起因する不要電磁波輻射を抑制する回路を有することを特徴とするコモンモード電位調整回路。
  2. 請求項1記載のコモンモード電位調整回路において、
    前記回路として、前記第1および第2の伝送線路の信号線間および/または帰路線間に直列に挿入されたインピーダンスと、前記第1および第2の伝送線路の信号線と帰路線間に並列に挿入されたインピーダンスが利用されていることを特徴とするコモンモード電位調整回路。
  3. 請求項1記載のコモンモード電位調整回路において、
    前記回路として、前記第1および第2の伝送線路の信号線間に挿入された抵抗の電圧降下が利用されていることを特徴とするコモンモード電位調整回路。
  4. 請求項1記載のコモンモード電位調整回路において、
    前記回路として、前記第1および第2の伝送線路の帰路線間に挿入された抵抗の電圧降下が利用されていることを特徴とするコモンモード電位調整回路。
  5. 請求項1記載のコモンモード電位調整回路において、
    前記回路として、前記第1および第2の伝送線路の信号線間に挿入された抵抗の電圧降下が利用され、
    前記抵抗は、コネクタ内に設けられていることを特徴とするコモンモード電位調整回路。
  6. 請求項1記載のコモンモード電位調整回路において、
    前記回路として、前記第1および第2の伝送線路の帰路線間に挿入された抵抗の電圧降下が利用され、
    前記抵抗は、コネクタ内に設けられていることを特徴とするコモンモード電位調整回路。
  7. 信号伝搬方向に対する垂直断面形状が異なる複数の伝送線路からなり、前記複数の伝送線路のうちの第1の伝送線路と第2の伝送線路との間に、前記第1および第2の伝送線路におけるコモンモード電位差に起因する不要電磁波輻射を抑制する回路が設置されていることを特徴とする伝送線路構造。
  8. 請求項7記載の伝送線路構造において、
    前記複数の伝送線路のそれぞれは、プリント回路基板に形成された信号配線からなることを特徴とする伝送線路構造。
  9. 請求項7記載の伝送線路構造において、
    前記複数の伝送線路のそれぞれは、プリント回路基板間および/または電子装置間を接続するケーブルにより形成されていることを特徴とする伝送線路構造。
  10. 請求項7記載の伝送線路構造において、
    前記複数の伝送線路のそれぞれは、プリント回路基板に形成された伝送線路と、プリント回路基板間および/または電子装置間を接続するケーブルにより形成されていることを特徴とする伝送線路構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2009096203A1 (ja) * 2008-02-01 2009-08-06 Renesas Technology Corp. 半導体装置
JP2011090959A (ja) * 2009-10-23 2011-05-06 Hitachi Cable Ltd 差動信号用ハーネス
JP2013172197A (ja) * 2012-02-17 2013-09-02 Nippon Soken Inc 車載電子装置

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