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JP2008300630A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体装置およびその製造方法 Download PDF

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JP2008300630A
JP2008300630A JP2007145166A JP2007145166A JP2008300630A JP 2008300630 A JP2008300630 A JP 2008300630A JP 2007145166 A JP2007145166 A JP 2007145166A JP 2007145166 A JP2007145166 A JP 2007145166A JP 2008300630 A JP2008300630 A JP 2008300630A
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Naoki Makita
直樹 牧田
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Abstract

【課題】基板上に形成された複数の半導体素子を備えた半導体装置において、半導体素子の基板側に配置された遮光層の電位を安定化させて半導体素子の特性のばらつきを抑制する。
【解決手段】半導体装置は、光透過性を有する基板101と、基板101に支持された複数の半導体素子125と、基板101と複数の半導体素子125との間に配置された導電性を有する複数の島状の遮光層103と、基板101と複数の半導体素子125との間に配置された透光性を有する導電膜102とを備え、複数の島状の遮光層103は、複数の半導体素子125の少なくとも2つの半導体素子と関連付けられており、かつ、導電膜102に電気的に接続されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体素子を備える半導体装置及びその製造方法、さらには、半導体装置を備える表示装置に関する。
近年、薄膜ダイオード(Thin Film Diode:TFD)や薄膜トランジスタ(Thin Film Transistor:TFT)などの半導体素子を備えた半導体装置や、そのような半導体装置を有する電子機器の開発が進められている。
特許文献1には、TFDを利用した光センサー部と、TFTを利用した駆動回路とを同一基板上に備えたイメージセンサーが開示されている。また、特許文献2には、スイッチング素子として複数のTFTを有するアクティブマトリクス基板を備えた液晶表示装置が開示されている。さらに、特許文献3には、液晶表示装置のアクティブマトリクス基板に使用されるスイッチング素子として、TFTの代わりにTFDを用いることが記載されている。これらのTFDやTFTは、通常、ガラス基板などの光透過性の絶縁基板上に形成された半導体層を用いて作製される。
TFDやTFTなどの半導体素子を用いた半導体装置では、用途や使用環境によっては、これらの半導体素子の活性領域となる半導体層に、光透過性の基板の裏面側(半導体層が形成された面と反対側)から光が入射しないように、半導体層の背面側を遮光する必要が生じる。例えば、TFDやTFTを透過型の表示装置に使用する場合には、バックライトからの光が光透過性の基板を透過してTFDやTFTの半導体層に入射し、素子特性の低下を引き起こす可能性がある。特に、これらの半導体素子を液晶プロジェクターなどに適用しようとすると、基板の裏面側から入射する光の強度が高く、素子特性が大幅に低下するおそれもある。よって、このような素子特性の低下を抑制するために、必要に応じて、TFDやTFTの半導体層の背面側が遮光される。また、TFDを光センサーとして利用する場合にも、TFDに光を入射させようとする面と反対側を遮光する必要がある。
TFDやTFTの半導体層を遮光するために、上述した特許文献2および特許文献3には、半導体層の背面側に遮光層が設けられた構成が開示されている。特許文献2に開示された液晶表示装置では、ガラス基板上に複数の島状の導電性遮光層が設けられ、各導電性遮光層の上に、絶縁膜を介して、TFTの半導体層が形成されている。導電性遮光層としては、多結晶Si膜とWSi膜との積層膜が用いられている。この構成により、ガラス基板の裏面側から液晶表示装置に入射する光が、TFTの半導体層に入射することを防止できる。また、特許文献3には、光透過性の基板と、基板上に形成されたTFDの半導体層との間に、島状の遮光層を形成することが提案されており、遮光層としてクロム膜を用いる例が示されている。
特許文献2や特許文献3における遮光層は、バックライトからの光が半導体素子の半導体層に入射しないように配置されるため、対応する半導体層を遮光できる程度の大きさのパターンを有している。また、これらの遮光層は、何れも、遮光性の高い金属系の材料からなる導電膜をパターニングすることによって形成されている。
特開平6−275808号公報 特開2003−307749号公報 特開2002−303879号公報
しかしながら、本願発明者らが検討したところ、上述の特許文献2や特許文献3に開示された構成のように、複数のTFDやTFTなどの半導体素子の下方に複数の導電性の遮光層を設けると、次のような問題があることを見い出した。
特許文献2および特許文献3に開示された構成によると、導電性を有する複数の遮光層は基板上に間隔を空けて配置されるので、電位的にフローティングしている状態となる。そのため、各遮光層の電位が不安定となり、対応する半導体素子の特性に影響を与える結果、素子特性のばらつきを引き起こすおそれがある。
特に、TFDを光センサーとして用いる場合、TFDに逆バイアスを印加し、光によるリーク電流を信号として捕らえるが、TFDの遮光層の電位が不安定となっていると、光に対する逆バイアス時のリーク電流(以下、「光電流」と称する)の値が大きくばらつき、正確なセンシングが難しくなる。
また、本願発明者らは、未公開の特許出願(特願2007−116098)において、画素スイッチング用TFTや周辺駆動回路用TFTと、光センサー用のTFDとを同一基板上に形成することにより、従来の表示装置にセンサー機能を付加することを提案している。このような表示装置では、少なくとも光センサーとして利用するTFDが外光に対してのみ反応するように、TFDの活性領域となる半導体層の下方に遮光層を設けることが望ましい。特に、透過型の液晶表示装置では、基板の裏面側にバックライトが配置されているために、TFDがバックライトからの光を検知せず、外光のみを検知するように、バックライト側に遮光層を設ける必要がある。これらの遮光層も、上述したように電位的にフローティング状態となるため、TFDの光電流特性のばらつきを生じさせるおそれがある。
本発明は上記の問題を鑑みてなされたものであり、その目的は、基板上に形成された複数の半導体素子を備えた半導体装置において、半導体素子の基板側に配置する遮光層の電位を安定化させて半導体素子の特性のばらつきを抑制することにある。
本発明の半導体装置は、光透過性を有する基板と、前記基板に支持された複数の半導体素子と、前記基板と前記複数の半導体素子との間に配置された導電性を有する複数の島状の遮光層と、前記基板と前記複数の半導体素子との間に配置された透光性を有する導電膜とを備え、前記複数の島状の遮光層は、前記複数の半導体素子の少なくとも2つの半導体素子と関連付けられており、かつ、前記導電膜に電気的に接続されている。
ある好ましい実施形態において、前記少なくとも2つの半導体素子は、複数の薄膜ダイオードを含み、各薄膜ダイオードは、n型領域とp型領域とを含む半導体層を有している。
前記各薄膜ダイオードの前記半導体層は、前記n型領域および前記p型領域の間に形成された真性領域をさらに含むことが好ましい。
前記基板側から見たとき、各島状の遮光層は、関連づけられた薄膜ダイオードの半導体層の少なくとも真性領域を遮光するように配置されていることが好ましい。
ある好ましい実施形態において、前記複数の半導体素子は複数の薄膜トランジスタを含み、各薄膜トランジスタは、チャネル領域、ソース領域およびドレイン領域を含む半導体層を有しており、前記各薄膜トランジスタの半導体層と前記基板との間には遮光層が設けられていない。
ある好ましい実施形態において、前記少なくとも2つの半導体素子は複数の薄膜トランジスタをさらに含み、前記複数の薄膜トランジスタのそれぞれは、チャネル領域、ソース領域およびドレイン領域を含む半導体層を有しており、前記複数の島状の遮光層の一部は、前記複数の薄膜トランジスタの半導体層と前記基板との間に配置されていてもよい。
前記複数の薄膜トランジスタの半導体層および前記複数の薄膜ダイオードの半導体層は、結晶質を有する半導体層であってもよい。
前記複数の薄膜トランジスタはnチャネル型薄膜トランジスタとpチャネル型薄膜トランジスタとを含んでもよい。
ある好ましい実施形態において、前記少なくとも2つの半導体素子は複数の薄膜トランジスタを含み、各薄膜トランジスタは、チャネル領域、ソース領域およびドレイン領域を含む半導体層と、前記半導体層上に設けられたゲート絶縁膜と、前記チャネル領域の導電性を制御するゲート電極とを有しており、前記基板側から見たとき、各島状の遮光層は、関連づけられた薄膜トランジスタの半導体層の少なくともチャネル領域を遮光するように配置されている。
ある好ましい実施形態において、前記複数の半導体素子のそれぞれは島状の半導体層を有しており、前記基板側から見たとき、各島状の遮光層は、関連づけられた半導体素子の半導体層の少なくとも一部を遮光するように配置されている。
前記基板側から見たとき、各島状の遮光層は、関連づけられた半導体素子の半導体層を遮光するように配置されていてもよい。
前記複数の島状の遮光層の電位は同じであることが好ましい。
前記導電膜は、前記基板の全面にわたって形成されていてもよい。
前記複数の島状の遮光層は、前記導電膜の上に、前記導電膜と接するように配置されていてもよい。あるいは、前記導電膜は、前記複数の島状の遮光層の上に、前記複数の島状の遮光層と接するように配置されていてもよい。
本発明の半導体装置の製造方法は、(a)光透過性を有する基板上に、光透過性を有する導電膜を形成する工程と、(b)前記導電膜上に、導電性を有する複数の島状の遮光層を設ける工程と、(c)前記導電膜および前記複数の島状の遮光層上に、光透過性を有する絶縁膜を形成する工程と、(d)前記絶縁膜上に半導体膜を形成する工程と、(e)前記半導体膜のパターニングを行い、半導体素子の活性領域となる複数の島状半導体層を形成する工程であって、前記複数の島状半導体層のうち少なくとも2つを前記複数の島状の遮光層の上に形成する工程とを包含する。
本発明の他の半導体装置の製造方法は、(a)光透過性を有する基板上に、導電性を有する複数の島状の遮光層を設ける工程と、(b)前記基板および前記複数の遮光層を覆うように、光透過性を有する導電膜を形成する工程と、(c)前記導電膜上に、光透過性を有する絶縁膜を形成する工程と、(d)前記絶縁膜上に半導体膜を形成する工程と、(e)前記半導体膜のパターニングを行い、半導体素子の活性領域となる複数の島状半導体層を形成する工程であって、前記複数の島状半導体層の少なくとも2つを前記複数の島状の遮光層の上に形成する工程とを包含する。
ある好ましい実施形態において、前記複数の島状半導体層は、薄膜ダイオードの活性領域となる複数の島状半導体層を含む。
ある好ましい実施形態において、前記複数の島状半導体層は、薄膜トランジスタの活性領域となる複数の島状半導体層を含む。
ある好ましい実施形態において、前記複数の島状半導体層は、薄膜ダイオードの活性領域となる複数の島状半導体層と、薄膜トランジスタの活性領域となる複数の島状半導体層とを含み、前記工程(e)は、前記薄膜ダイオードの活性領域となる複数の島状半導体層を前記複数の島状の遮光層の上に形成する工程と、前記薄膜トランジスタの活性領域となる複数の島状半導体層を、前記基板の表面のうち前記複数の島状の遮光層が形成されていない領域上に形成する工程とを含む。
前記工程(e)の後に、前記薄膜ダイオードの活性領域となる各島状半導体層のうち、後のn型領域となる領域にn型不純物元素をドーピングする工程(f1)と、前記薄膜ダイオードの活性領域となる各島状半導体層のうち、後のp型領域となる領域にp型不純物元素をドーピングする工程(f2)とを包含してもよい。
前記工程(f1)および(f2)は、前記薄膜ダイオードの活性領域となる各島状半導体層のうち、n型不純物元素をドーピングする領域とp型不純物元素をドーピングする領域との間に、n型不純物元素およびp型不純物元素の双方がドーピングされない領域が残るように行なわれてもよい。
前記薄膜ダイオードの活性領域となる各島状半導体層における、前記n型不純物元素をドーピングする領域とp型不純物元素をドーピングする領域との間に形成されるn型不純物元素及びp型不純物元素の双方がドーピングされない領域は、前記基板側から見て、対応する島状の遮光層によって遮光されるように配置されていることが好ましい。
ある好ましい実施形態において、前記複数の島状半導体層は、薄膜トランジスタの活性領域となる複数の島状半導体層をさらに含み、前記工程(e)の後に、(g1)前記薄膜トランジスタの活性領域となる半導体層の上にゲート絶縁膜を形成する工程と、(g2)前記ゲート絶縁膜上にゲート電極を形成する工程と、(g3)前記薄膜トランジスタの半導体層のうち、後のソース領域及びドレイン領域となる領域にn型不純物元素をドーピングする工程とをさらに含み、前記工程(g3)は、前記工程(f1)と同時に行なわれる。
ある好ましい実施形態において、前記工程(e)の後、(g1)前記薄膜トランジスタの活性領域となる半導体層の上にゲート絶縁膜を形成する工程と、(g2)前記ゲート絶縁膜上にゲート電極を形成する工程と、(g4)前記薄膜トランジスタの活性領域となる半導体層のうち、後のソース領域及びドレイン領域となる領域にp型不純物元素をドーピングする工程とをさらに含み、前記工程(g4)は、前記工程(f2)と同時に行なわれる。
ある好ましい実施形態において、前記複数の島状半導体層は、n型薄膜トランジスタの活性領域となる半導体層およびp型薄膜トランジスタの活性領域となる半導体層をさらに含み、前記工程(e)の後、(g1)前記n型薄膜トランジスタおよびp型薄膜トランジスタの活性領域となる半導体層の上にゲート絶縁膜を形成する工程と、(g2)前記ゲート絶縁膜上にゲート電極を形成する工程と、(g5)前記n型薄膜トランジスタの活性領域となる半導体層のうち、後のソース領域及びドレイン領域となる領域にn型不純物元素をドーピングする工程と、(g6)前記p型薄膜トランジスタの活性領域となる半導体層のうち、後のソース領域及びドレイン領域となる領域にp型不純物元素をドーピングする工程とを有し、前記工程(g5)は前記工程(f1)と同時に行なわれ、前記工程(g6)は前記工程(f2)と同時に行われる。
本発明の半導体装置は、上記のいずれかに記載の製造方法によって製造された半導体装置である。
本発明の電子機器は、上記のいずれかに記載の製造方法によって形成された電子機器であり、上記の何れかの半導体装置を有し、表示部を備える。
本発明の他の電子機器は、上記の何れかの半導体装置を有し、光センサー部を備える。
上記の何れかに記載の半導体装置を有し、表示部および光センサー部を備えてもよい。
前記複数の半導体素子は薄膜トランジスタおよび薄膜ダイオードを含み、前記表示部は前記薄膜トランジスタを含み、前記光センサー部は前記薄膜ダイオードを含んでいてもよい。
前記光センサー部は、前記表示部の輝度を調整するためのアンビニエントセンサーであってもよい。あるいは、前記光センサー部は、前記表示部のタッチパネルセンサーであってもよい。
本発明の表示装置は、複数の表示部を有する表示領域と、前記表示領域の周辺に位置する額縁領域とを備えた表示装置であって、複数の薄膜ダイオードを含む光センサー部をさらに備え、各表示部は電極および前記電極に接続された薄膜トランジスタを有し、前記薄膜トランジスタと、前記複数の薄膜ダイオードとは、透光性を有する同一の基板上に形成され、前記複数の薄膜ダイオードのそれぞれは、n型領域、p型領域、およびn型領域とp型領域との間に設けられた真性領域を含む半導体層を有しており、前記複数の薄膜ダイオードと前記基板との間に配置された導電性を有する複数の遮光層と、前記複数の薄膜ダイオードと前記基板との間に配置された光透過性を有する導電膜とをさらに備え、前記複数の遮光層は、前記基板側から見たとき、前記複数の薄膜ダイオードの半導体層のうち少なくとも前記真性領域を遮光するように配置され、かつ、前記導電膜に電気的に接続されている。
上記表示装置はバックライトをさらに備えていてもよい。
ある好ましい実施形態において、前記光センサー部を複数有しており、前記複数の光センサー部は、それぞれ、各表示部または2以上の表示部からなるセットに対応して前記表示領域に配置されている。
ある好ましい実施形態において、前記バックライトは、前記バックライトから出射する光の輝度を調整するバックライト制御回路を有しており、前記光センサー部は、前記額縁領域に配置され、外光の照度に基づく照度信号を生成して前記バックライト制御回路に出力する。
本発明によると、光透過性の基板上に形成された複数の半導体素子を有する半導体装置において、半導体素子と基板との間にそれぞれ遮光層が設けられているので、基板側から半導体素子に光が入射することによる素子特性の低下を抑制できる。また、各遮光層は、光透過性を有する導電膜に電気的に接続されているので、半導体素子間における遮光層の電位を安定化でき、その結果、半導体素子の特性のばらつきを低減できる。
特に、半導体素子を光センサーとして利用する場合には、遮光層の電位を安定化させることにより、より正確なセンシングが可能となるので、光センサーとして良好な特性を備える半導体装置が得られる。
本発明は、例えばセンサー機能付きの透過型表示装置に好適に用いられる。本発明を、例えば駆動回路に用いられるTFTおよび画素電極をスイッチングするためのTFTと、光センサーとして利用されるTFDとを備えた透過型液晶表示装置に適用すると、開口率を低下させることなく、光センサーの光電流特性を高めることができるので有利である。このとき、同一基板上に、画素スイッチング用TFTや周辺駆動回路用TFTと、光センサー用のTFDとを同時に形成すると、部品点数が減る等の大きなコストメリットがあり、また、製造工程を複雑化させずに、製造コストを低減でき、かつ、歩留りを向上できる。
以下、本発明による半導体装置のある好ましい実施形態を説明する。
本発明による実施形態の半導体装置は、光透過性を有する基板上に形成された複数の半導体素子を備える。基板と複数の半導体素子との間には、導電性を有する複数の島状の遮光層と、透光性を有する導電膜とが設けられており、複数の島状の遮光層は導電膜によって互いに電気的に接続されている。また、複数の島状の遮光層は、上記半導体素子のうち少なくとも2つの半導体素子と関連付けられている。より具体的には、半導体素子のそれぞれは、活性領域となる半導体層を有しており、島状の遮光層は、関連付けられた半導体層の少なくとも一部を遮光するように配置されている。
上記複数の半導体素子は、少なくともn型領域とp型領域とを含む半導体層を有するTFDを含んでいてもよい。または、光透過性を有する基板上に形成され、チャネル領域、ソース領域およびドレイン領域を含む半導体層と、半導体層上に設けられたゲート絶縁膜と、チャネル領域の導電性を制御するゲート電極とを有するTFTを含んでいてもよい。あるいは、TFDおよびTFTの両方を含んでいてもよい。また、遮光層は全ての半導体素子の下方に設けられていてもよいし、半導体素子の種類や用途に応じて、一部の半導体素子の下方にのみ設けられていてもよい。
本実施形態によると、従来は電位的にフローティングされていた島状の遮光層を、導電性を有する材料により構成し、かつ、光透過性を有する導電膜によって電気的に接続している。これにより、それぞれの遮光層の電位が一定化されるので、半導体素子の特性ばらつきを低減でき、素子特性の安定化を実現できる。
以下、図面を参照しながら、本実施形態の半導体素子と従来の半導体素子との特性を比較した結果を、TFDを例に説明する。
図11(A)および(B)は、従来のTFDの光電流特性を示す図である。図11(A)は、10000lxの照度の下で、TFDに逆バイアスを印加した際に流れるリーク電流値(光電流値)の、TFD印加電圧依存性のデータであり、基板内のTFDを50点測定して得られたものである。電圧のマイナス域が逆バイアスに相当する。図11(B)は、そのバラツキから標準偏差を求め、3σ/平均の値をバラツキ指標として、電圧依存性を示したものである。また、印加電圧が−5Vのときのリーク電流値(平均値、最大値および最小値)、標準偏差、バラツキ指標の値を表1に示す。
Figure 2008300630
印加電圧が−5Vのときの値を選択した理由は以下の通りである。実際に光センサーとしてTFDを利用する場合、TFDに印加される電圧としては、−2V〜−8V程度が適切である。従って、本願発明者らは、印加電圧が−5Vの時のばらつきをターゲットとして、その低減を目的に検討を行なったためである。
これに対して、本実施形態により得られたTFDの光電流特性を図12(A)および(B)に示す。図11(A)および(B)と同様に、図12(A)は、10000lxの照度の下で、TFDに逆バイアスを印加した際に流れるリーク電流値(光電流値)の、TFD印加電圧依存性の測定結果を示す図であり、図12(B)は、バラツキ指標3σ/平均に対する印加電圧依存性を示す図である。また、印加電圧が−5Vのときのリーク電流値(平均値、最大値および最小値)、標準偏差、バラツキ指標の値を表2に示す。
Figure 2008300630
データの測定点数は50点であり、図11の場合と同様である。ここで、図11および表1に示す結果と図12および表2に示す結果とを比較してみると、図12および表2に示す結果では、逆バイアス時における光電流のバラツキが著しく改善していることがわかる。特に、印加電圧が−5Vの時の3σ/平均のバラツキ指標は、61.1%から16.7%と、1/3以下に低減している。
従って、本実施形態の構成により、TFDの特性ばらつきを従来よりも大幅に低減できることを確認できる。
また、本実施形態の半導体装置は、光透過性を有する基板上に形成された複数のTFDおよび複数のTFTを備えていてもよい。すなわち、TFDだけでなく、TFTも同一の基板上に構成することができる。このような構成の半導体装置の一例として、画面内に光センシング機能をもつ透過型の液晶表示装置が考えられる。例えば、画素スイッチング用TFTおよび駆動回路用TFTを備えたアクティブマトリクス型の表示装置に、TFDを利用した光センサー部を設けることができる。この場合には、少なくともTFDと基板との間に遮光層を形成することが好ましい。
本実施形態を透過型の表示装置に適用すると、次のようなメリットがある。従来のように電気的に独立した遮光層を有するTFDを透過型の表示装置に適用すると、上述したようにTFDの電位が不安定であるため、TFDによって正確なセンシングを行うことが困難である。そこで、各TFDの遮光層を電気的に接続して安定化させるために、各遮光層を配線によって接続することも考えられるが、透過型の液晶表示装置の表示エリア内に配線によって接続された遮光層を設けると、配線によって開口率が低下し、表示の輝度が低下してしまう。また、従来の表示装置では必要の無い配線を新たに形成することになり、製造工程が複雑化し、製造コストが増大するだけでなく、良品歩留りも低下してしまう。
これに対し、本実施形態では、TFDの背面側に形成された複数の遮光層を、遮光性の金属配線を新たに設けることなく電気的に接続できるので、高い開口率を確保しつつ、TFDの光電流特性のばらつきを低減できる。また、基板表面全体に光透過性の導電膜を形成すればよく、パターニング工程を追加する必要がないので、製造工程を複雑化することなく、遮光層の電位を安定化できる。さらに、透過構造の液晶表示装置に利用されるアクティブマトリクス基板上に、画素スイッチング用TFTや周辺駆動回路用TFTの他に、光センサー用のTFDを同時に形成できるため、部品点数が減る等の大きなコストメリットがある。また、これら2種類の半導体素子を製造するにあたり、その製造工程を複雑化させずに、低コスト且つ高歩留りな製造工程で、それぞれの半導体素子に最適な特性を有するTFTとTFDとを備える半導体装置が得られる。
本実施形態では、基板の上方から見て、島状の遮光層の輪郭の内側に、半導体素子の半導体層が配置されていることが好ましい。言い換えると、基板側から見て、半導体素子の半導体層が、遮光層によって遮光される領域内に配置されていることが好ましい。このような配置により、基板の裏面から照射される光が、薄膜ダイオードの半導体層に入射することを十分に防止できる。
半導体素子としてTFDを備える場合には、各TFDの半導体層は、少なくともn型領域とp型領域と、それらに挟まれている真性(i型)領域とを含む構造であることが好ましい。このような構造により、接合部だけでなく真性領域においても光誘起電流を発生させ、光センサーとして機能を大きく高めることが可能になる。この場合、基板の上方から見て、島状の遮光層の輪郭の内側に、少なくともTFDの半導体層の真性(i型)領域が配置されていることが望ましい。言い換えると、基板側から見て、TFDの半導体層のうち少なくとも真性領域が、遮光層によって遮光される領域内に配置されていることが好ましい。これにより、光電流を発生させる源である真性領域とn+領域及びp+領域との接合部が遮光されるので、遮光層として必要なレベルで機能する。
本実施形態では、基板上に形成された全ての遮光層は、同電位となっている。また、光透過性を有する導電膜は、基板全面にわたって形成されているので、基板上の全ての半導体素子(例えばTFD)で電位が安定化し、素子特性のばらつきが低減される。さらに、光透過性を有する導電膜をパターニングせずに基板全面に残しているので、パターニング工程等を追加することなく、簡便な製造工程により、高性能な半導体素子を備えた半導体装置が得られる。
基板全面に形成された光透過性を有する導電膜は、TFDやTFTなどの半導体素子の製造工程において、基板の裏面側からの剥離帯電等の静電破壊(ESD)に対し、その侵入を防ぐ電界シールド層としての役目も果たし、ESDの抑制に大きな効果がある。その結果、製造工程における良品歩留りを大幅に改善できる。
なお、特開平7−146490号公報では、ゲート絶縁膜の薄膜化に起因するTFT製造工程内でのESDを防止する目的で、帯電防止層として、ガラス基板を包むように光透過性の導電膜を形成することが提案されている。しかしながら、この文献には、TFTとガラス基板との間に島状の遮光層を形成することについて何ら記載されていない。さらに、帯電防止層の表面は完全に絶縁膜で覆われており、他の導電層と電気的に接続されていない。従って、帯電防止層に接するように導電性の遮光層を形成して、帯電防止層によって島状の遮光層を電気的に接続することを教示も示唆もしていない。
ここで、光透過性を有する導電膜は、各半導体素子の遮光層と電気的に接続されていればよく、遮光層の直下(遮光層と基板との間)に形成されていても良いし、あるいは、遮光層の直上(遮光層と半導体層との間)に形成されていても良い。このように、遮光層と光透過性の導電膜とを直接重ねて形成すると、上記導電膜と各半導体素子の遮光層とをより簡便かつ確実に接続できるので有利である。
同一基板上にTFDとTFTとを形成する場合、少なくともTFDの半導体層の下方に遮光層を設けることが好ましく、TFTの半導体層の下方には遮光層を設けてもよいし、設けなくてもよい。ただし、プロジェクターに適用する場合には、TFTの半導体層の下方にも遮光層を設けることが好ましい。その場合には、遮光層は、TFTの半導体層のうち少なくともチャネル領域、好ましくはチャネル領域とLDD領域とを遮光するように配置される。
TFDの半導体層とTFTの半導体層とは、同一の結晶質を有する半導体膜を用いて形成されることが望ましい。特に、TFTでは、高い駆動能力、すなわち高い電界効果移動度が要求されるため、TFTの半導体層は良質な結晶質半導体層であることが好ましい。
しかしながら、一般的に用いられるELA結晶化法、すなわち半導体層にレーザー光を照射し溶融固化にて結晶化する方法においては、基板方向への熱の逃げにより、結晶の下面側より固化が始まり、結晶化が行なわれる。このときの熱の逃げ方が半導体層の下層の構造により大きく異なり、それにより得られる結晶状態も大きく異なってくる。潜熱の逃げが小さいほど、ゆっくりと固化し、高い結晶性を有する結晶質半導体膜が得られる。逆に、潜熱の逃げが大きければ、早い速度で固化し、個々の結晶粒が小さく、結晶欠陥を多く含んだ低い結晶性の結晶質半導体膜となる。
ここで、遮光層として、遮光性を有する金属系の材料からなる膜が好適に用いられるが、このような遮光層の熱容量及び熱伝導率は高いために、遮光層の上の半導体層では、レーザー照射による溶融固化の際、基板方向への潜熱の逃げが大きく、遮光層が無い領域上の半導体層に比べて、高い結晶性を有する半導体層が得られない。したがって、高い結晶性を有する結晶質半導体層が必要であるTFTは、半導体層の下方に遮光層が無い構成を有し、光感度の高い結晶質半導体層が必要であるTFDは、半導体層の下方に遮光層が設けられた構成を有することが好ましい。これにより、同一基板上に形成されるTFTとTFDとにおいて、共にそれぞれの半導体素子に最適な結晶状態を有する結晶質半導体膜を有し、良好な特性を有するTFTとTFDとを備える半導体装置を実現できる。
また、本実施形態の半導体装置は、TFDの他に、nチャネル型薄膜トランジスタとpチャネル型薄膜トランジスタとを備えていてもよい。この場合、TFDを製造するプロセスおよびTFTを製造するプロセスのうちドーピング工程等を共有化できるので、効率よく簡便なプロセスで、同一基板上に複数種類の半導体素子を作製できる。
本発明の実施形態の半導体装置の製造方法としては、光透過性を有する基板上に、光透過性を有する導電膜を形成する工程と、光透過性を有する導電膜上に、複数の導電性を有する島状の遮光層を設ける工程と、光透過性を有する導電膜及び複数の遮光層上に、光透過性を有する絶縁膜を形成する工程と、絶縁膜上に半導体膜を形成する工程と、半導体膜をパターニングし、少なくとも一部は複数の遮光層と重なる領域上に、半導体素子の活性領域となる複数の島状半導体層を形成する工程とを包含する。または、光透過性を有する基板上に、複数の導電性を有する島状の遮光層を設ける工程と、基板と複数の遮光層を覆うように、光透過性を有する導電膜を形成する工程と、光透過性を有する導電膜上に、光透過性を有する絶縁膜を形成する工程と、絶縁膜上に半導体膜を形成する工程と、半導体膜をパターニングし、少なくとも一部は複数の遮光層と重なる領域上に、複数の島状半導体層を形成する工程とを包含している。複数の島状半導体層は、薄膜ダイオードの活性領域となる島状半導体層を含んでいてもよいし、薄膜トランジスタの活性領域となる島状半導体層を含んでいてもよい。また、薄膜ダイオードの活性領域となる島状半導体層および薄膜トランジスタの活性領域となる島状半導体層の両方を含んでいてもよい。
これにより、遮光層と光透過性の導電膜とを直接重ねて形成できるので、それぞれの島状遮光層と光透過性を有する導電膜とを、最も簡易に電気的に接続できる。よって、基板上の全ての半導体素子におけるそれぞれの遮光層の電位は同電位となる。また、光透過性を有する導電膜は、基板全面にわたって形成されているため、基板上の全ての半導体素子における遮光層の電位が安定化し、その結果、半導体素子の特性バラツキが低減される。さらに、光透過性を有する導電膜をパターニングせずに基板全面に残すことから、パターニング工程等の増加が無く、簡便な製造工程により、本発明の半導体装置を製造することができる。
また、本発明の実施形態の半導体装置の製造方法としては、光透過性を有する基板上に、光透過性を有する導電膜を形成する工程と、光透過性を有する導電膜上に、複数の導電性を有する島状の遮光層を設ける工程と、光透過性を有する導電膜及び複数の遮光層上に、光透過性を有する絶縁膜を形成する工程と、絶縁膜上に半導体膜を形成する工程と、半導体膜をパターニングし、少なくとも一部は複数の遮光層と重なる領域上に、薄膜ダイオードの活性領域となる複数の島状半導体層を形成し、遮光層の存在しない領域上に、薄膜トランジスタの活性領域となる複数の島状半導体層を形成する工程とを包含する。または、光透過性を有する基板上に、複数の導電性を有する島状の遮光層を設ける工程と、基板と複数の遮光層を覆うように、光透過性を有する導電膜を形成する工程と、光透過性を有する導電膜上に、光透過性を有する絶縁膜を形成する工程と、絶縁膜上に半導体膜を形成する工程と、半導体膜をパターニングし、少なくとも一部は複数の遮光層と重なる領域上に、薄膜ダイオードの活性領域となる複数の島状半導体層を形成し、遮光層の存在しない領域上に、薄膜トランジスタの活性領域となる複数の島状半導体層を形成する工程とを包含する。
これにより、遮光層と光透過性の導電膜とを直接重ねて形成できるので、それぞれの島状遮光層と光透過性を有する導電膜とが、最も簡易に電気的に接続される。基板上に形成された全ての薄膜ダイオードにおけるそれぞれの遮光層の電位は同電位となり、また、光透過性を有する導電膜は、基板全面にわたって形成されている。よって、基板全体のTFDで電位が安定化し、光電流特性のバラツキが低減される。さらには、光透過性を有する導電膜をパターニングせずに基板全面に残すことから、パターニング工程等の増加が無く、簡便な製造工程により、本実施形態の半導体装置を製造することができる。
さらに、本実施形態を用いることで、液晶表示装置に利用されるアクティブマトリクス基板等において、画素スイッチング用TFTや周辺駆動回路用TFTと共に、光センサー用のTFDを同時に形成でき、TFTとTFDとを同一基板に同時形成できるため、部品点数が減る等の大きなコストメリットがある。また、基板全面における光透過性を有する導電膜は、TFDおよびTFTの製造工程において、基板裏面側からの剥離帯電等のESDに対し、その侵入を防ぐ電界シールド層としての役目も果たし、ESDの抑制に大きな効果がある。その結果、製造工程における良品歩留りの大幅な改善が図れる。
さらに、上記の製造方法において、絶縁膜上に半導体膜を形成する工程は、非晶質半導体膜を形成する工程と、該非晶質半導体膜にレーザー光を照射し、結晶化させる工程とを包含することが好ましい。また、絶縁膜上に半導体膜を形成する工程は、非晶質半導体膜を形成する工程と、該非晶質半導体膜に、その結晶化を促進する触媒元素を添加し、加熱処理を行うことにより少なくとも一部を結晶化させる工程とを包含することが好ましい。薄膜トランジスタでは、高い駆動能力、すなわち高い電界効果移動度が要求されるため、その半導体層としては、良質な結晶質半導体層が求められる。上述のような方法を利用することにより、良質な結晶質半導体層を得ることが可能になる。
ガラス基板上に良好な結晶質半導体層を得る方法のうち最も簡便な方法の1つは、非晶質半導体層にレーザー光を照射して結晶化させる方法である。他の方法として、非晶質半導体層に結晶化を促進する作用を有する金属元素を添加した後、加熱処理を施し、結晶化させる方法も利用できる。この場合、一般のレーザー照射のみにより結晶化された結晶質半導体膜に比べ、結晶の配向性が揃った良好な結晶質半導体膜が得られる。この方法の場合、その結晶性をさらに高めるために、レーザー光を照射しても良い。このときの触媒元素としては、Ni、Co、Sn、Pb、Pd、Fe、Cuから選ばれた一種または複数種の元素を用いることができる。これらから選ばれた一種または複数種類の元素であれば、微量で非晶質半導体膜の結晶化を促進する効果がある。それらの中でも、特にNiを用いた場合に最も顕著な効果を得ることができる。このようにして、TFTとTFDとのそれぞれに要求される最適な素子特性を、同一層の半導体層を用いて、同時に実現できる。
さらに、本実施形態では、前述の方法により、薄膜ダイオードの活性領域となる複数の島状半導体層を形成する工程の後、薄膜ダイオードの活性領域となる複数の島状半導体層の、後のn型領域となる領域に、n型不純物元素をドーピングする工程と、薄膜ダイオードの活性領域となる複数の島状半導体層の、後のp型領域となる領域に、p型不純物元素をドーピングする工程とを包含する。このようにして、薄膜ダイオードの活性領域となる半導体層において、n型不純物領域とp型不純物領域とを形成してTFDを完成させる。
このとき、薄膜ダイオードの活性領域となる複数の島状半導体層の、後のn型領域となる領域に、n型不純物元素をドーピングする工程と、薄膜ダイオードの活性領域となる複数の島状半導体層の、後のp型領域となる領域に、p型不純物元素をドーピングする工程とは、薄膜トランジスタの活性領域となる複数の島状半導体層において、n型不純物元素をドーピングする領域とp型不純物元素をドーピングする領域との間に、n型不純物元素及びp型不純物元素の双方がドーピングされない領域が残るように行なわれることが望ましい。これにより、これらの薄膜ダイオードの活性領域となる半導体層は、少なくともn型領域とp型領域と、それらに挟まれている真性(i型)領域とを含む構造となる。このようなTFD構造によって、n型領域とp型領域との接合部だけでなく真性領域においても光誘起電流を発生させることができるので、光センサーとして機能を高めることができる。
ここで、n型不純物元素をドーピングする領域とp型不純物元素をドーピングする領域との間に形成される、n型不純物元素及びp型不純物元素の双方がドーピングされない領域は、基板の上方から見て、少なくとも島状の遮光層の存在する領域の内側に形成されることが好ましい。これにより、基板裏面側から半導体装置に入射する光に対して、島状の遮光層によって遮光される領域内に、薄膜ダイオードの半導体層の真性(i型)領域が配置されるため、光電流を発生させる源である真性領域とそのn+領域及びp+領域との接合部とを確実に遮光できる。
以上の実施形態に加えて、薄膜ダイオードの活性領域となる複数の島状半導体層を形成し、薄膜トランジスタの活性領域となる複数の島状半導体層を形成する工程の後、少なくとも、薄膜トランジスタの活性領域となる複数の島状半導体層の上にゲート絶縁膜を形成する工程と、薄膜トランジスタの活性領域となる複数の島状半導体層上のゲート絶縁膜上にゲート電極を形成する工程と、薄膜トランジスタの活性領域となる複数の島状半導体層の、後のソース領域及びドレイン領域となる領域にn型不純物元素をドーピングする工程とを少なくとも有し、薄膜トランジスタの活性領域となる複数の島状半導体層の、後のソース領域及びドレイン領域となる領域にn型不純物元素をドーピングする工程は、薄膜ダイオードの活性領域となる複数の島状半導体層の、後のn型領域となる領域にn型不純物元素をドーピングする工程と同時に行なってもよい。
これにより、薄膜トランジスタの活性領域となる半導体層においては、ソース領域及びドレイン領域となるn型あるいはp型の不純物領域を形成し、薄膜ダイオードの活性領域となる半導体層においては、n型不純物領域とp型不純物領域とを形成でき、TFDおよびTFTを同一基板上に作製できる。この際に、nチャネル型TFTのソース領域及びドレイン領域を形成するためのドーピング工程と、TFDのn型不純物領域を形成するためのドーピング工程を同一工程として行なうと、製造工程を簡略化できる。
または、薄膜ダイオードの活性領域となる複数の島状半導体層を形成し、薄膜トランジスタの活性領域となる複数の島状半導体層を形成する工程の後、少なくとも、薄膜トランジスタの活性領域となる複数の島状半導体層の上にゲート絶縁膜を形成する工程と、薄膜トランジスタの活性領域となる複数の島状半導体層上のゲート絶縁膜上にゲート電極を形成する工程と、薄膜トランジスタの活性領域となる複数の島状半導体層の、後のソース領域及びドレイン領域となる領域にp型不純物元素をドーピングする工程と、を少なくとも有し、薄膜トランジスタの活性領域となる複数の島状半導体層の、後のソース領域及びドレイン領域となる領域にp型不純物元素をドーピングする工程は、薄膜ダイオードの活性領域となる複数の島状半導体層の、後のp型領域となる領域にp型不純物元素をドーピングする工程と同時に行なってもよい。
これにより、pチャネル型TFTのソース領域及びドレイン領域を形成するためのドーピング工程と、TFDのp型不純物領域を形成するためのドーピング工程とを同一工程として行なうことができ、製造工程を簡略化できる。
さらには、薄膜ダイオードの活性領域となる複数の島状半導体層を形成し、薄膜トランジスタの活性領域となる複数の島状半導体層を形成する工程の後、少なくとも、薄膜トランジスタの活性領域となる複数の島状半導体層の上にゲート絶縁膜を形成する工程と、薄膜トランジスタの活性領域となる複数の島状半導体層上のゲート絶縁膜上にゲート電極を形成する工程と、薄膜トランジスタのうち、後にnチャネル型薄膜トランジスタの活性領域となる複数の島状半導体層の、後のソース領域及びドレイン領域となる領域にn型不純物元素をドーピングする工程と、薄膜トランジスタのうち、後にpチャネル型薄膜トランジスタの活性領域となる複数の島状半導体層の、後のソース領域及びドレイン領域となる領域にp型不純物元素をドーピングする工程とを少なくとも有し、nチャネル型薄膜トランジスタの活性領域となる複数の島状半導体層の、後のソース領域及びドレイン領域となる領域にn型不純物元素をドーピングする工程は、薄膜ダイオードの活性領域となる複数の島状半導体層の、後のn型領域となる領域にn型不純物元素をドーピングする工程と、同時に行なわれ、pチャネル型薄膜トランジスタの活性領域となる複数の島状半導体層の、後のソース領域及びドレイン領域となる領域にp型不純物元素をドーピングする工程は、薄膜ダイオードの活性領域となる複数の島状半導体層の、後のp型領域となる領域にp型不純物元素をドーピングする工程と同時に行なわれてもよい。
上記方法により、CMOS構成等のTFT回路を形成する場合、そのnチャネル型TFTのソース領域及びドレイン領域を形成するためのドーピング工程と、TFDのn型不純物領域を形成するためのドーピング工程とを同一工程として行なうことができるだけでなく、pチャネル型TFTのソース領域及びドレイン領域を形成するためのドーピング工程と、TFDのp型不純物領域を形成するためのドーピング工程とを同一工程として行なうことができ、製造工程を大きく簡略化できる。
以上の実施形態を用いることにより、同一基板上に形成されるTFTとTFDとにおいて、共にそれぞれの半導体素子に最適な特性を有するTFTとTFDとを備える半導体装置を、その製造工程を増やさずに低コストで高歩留りな製造工程にて提供できる。
(第1実施形態)
以下、図1を参照しながら、本発明による第1の実施の形態を説明する。ここでは、ガラス基板などの絶縁基板上に複数のTFDを作製する方法について説明する。図1は、薄膜ダイオード125の作製工程を示す断面図であり、(A)→(H)の順にしたがって作製工程が順次進行する。
まず、図1(A)に示すように、絶縁性の基板101の表面に光透過性を有する導電膜102および複数の島状の遮光層103を形成する。
基板101として、低アルカリガラス基板や石英基板を用いることができる。本実施形態では低アルカリガラス基板を用いた。この場合、ガラス歪み点よりも10〜20℃程度低い温度であらかじめ熱処理しておいても良い。
光透過性を有する導電膜102としては、ITO(酸化インジウム錫)膜やIZO(酸化インジウム亜鉛)膜等を用いることができる。本実施形態では、厚さ70nmのITO膜を用いた。なお、導電膜102の厚さは、10nm以上であれば、導電膜102に接するように形成される複数の遮光層をより確実に電気的に接続できる。一方、導電膜102が厚すぎると透過率が低下するため、導電膜102の厚さは200nm以下であることが好ましい。より好ましくは20nm以上150nm以下である。
遮光層103は、後の最終製品において、TFDに対する基板裏面方向からの光を遮光するための遮光層として機能するように配置される。遮光層103としては、金属膜あるいは、ケイ素膜等を用いることができるが、遮光性を考えると金属膜を用いることが望ましい。金属膜の材料は、後の製造工程における熱処理を考慮し、高融点金属であるタンタル(Ta)やタングステン(W)、モリブデン(Mo)等が好ましい。本実施形態では、Mo膜をスパッタリングにより成膜し、パターニングして、厚さが例えば100nmの遮光層103を形成した。なお、遮光層103の厚さは、より確実に半導体層を遮光するためには30nm以上であることが好ましく、一方、遮光層103によって生じる段差に起因する配線切れなどを抑制するためには300nm以下であることが好ましい。より好ましくは50nm以上200nm以下である。
次に、図1(B)に示すように、基板101からの不純物拡散を防ぐために、酸化ケイ素膜、窒化ケイ素膜または酸化窒化ケイ素膜などの下地膜104、105を形成し、その上に非晶質構造を有するケイ素膜(非晶質ケイ素膜)106を形成する。
本実施形態では、例えば、下層の第1下地膜104として、プラズマCVD法でSiH、NH、NOの材料ガスから作製される酸化窒化ケイ素膜を形成し、その上に、第2の下地膜105として、SiH、NOを材料ガスとするプラズマCVD法により、酸化ケイ素膜を形成した。第1下地膜104である酸化窒化ケイ素膜の厚さは30〜200nm、例えば100nmとし、第2下地膜105である酸化ケイ素膜の厚さは30〜200nm、例えば100nmとした。本実施形態では、2層の下地膜を使用したが、例えば酸化ケイ素膜の単層でも問題ない。
非晶質ケイ素膜106は、プラズマCVD法やスパッタ法などの公知の方法で形成する。非晶質ケイ素膜106の厚さは、好ましくは20〜150nm、より好ましくは30〜80nmである。本実施形態では、プラズマCVD法で厚さが50nmの非晶質ケイ素膜106を形成した。また、下地膜104、105と非晶質ケイ素膜106とは同じ成膜法で形成することが可能であるので、両者を連続形成しても良い。この場合、下地膜を形成した後、一旦大気雰囲気に晒さないことでその表面の汚染を防ぐことが可能となり、作製するTFTの特性バラツキやしきい値電圧の変動を低減させることができる。
続いて、図1(C)に示すように、非晶質ケイ素膜106にレーザー光107を照射することで、非晶質ケイ素膜106を結晶化させ、結晶質ケイ素膜106aを得る。レーザー光としては、XeClエキシマレーザー(波長308nm、パルス幅40nsec)やKrFエキシマレーザー(波長248nm)を適用できる。レーザー光のビームサイズは、基板101の表面で長尺形状となるように成型されており、長尺方向に対して垂直方向に順次走査を行うことで、基板全面の結晶化を行う。このとき、ビームの一部が重なるようにして走査することで、非晶質ケイ素膜106の任意の一点において、複数回のレーザー照射が行われ、均一性を向上できる。本実施形態では、非晶質ケイ素膜106の任意の一点において、約10〜30回の照射が行なわれるように条件設定を行った。また、エネルギー密度は、200〜450mJ/cm2、例えば350mJ/cm2となるように設定した。
これにより、非晶質ケイ素膜106は瞬間的に溶融し、固化する過程で結晶化する。このとき非晶質ケイ素106における遮光層103の上に位置する領域は、遮光層103の上に位置していない領域に比べて、熱の逃げが速く、より固化速度が大きくなる。よって、遮光層103の上に位置する領域では、遮光層103の上に位置していない領域よりも結晶性が低くなる。
その後、図1(D)に示すように、結晶質ケイ素膜106aの不要な領域を除去して素子間分離を行い、薄膜ダイオードの活性領域(n+/p+領域、真性領域)となる島状の半導体層108dを形成する。
続いて、図1(E)に示すように、これらの島状半導体層108dを覆う絶縁膜109を形成する。絶縁膜109として、厚さが20〜150nmの酸化ケイ素膜を形成することが好ましく、ここでは、厚さが100nmの酸化ケイ素膜を形成した。
次に、図1(F)に示すように、後にTFDの活性領域となる島状半導体層108dの一部を覆うように、絶縁膜109の上にレジストからなるマスク111を形成する。そして、この状態で、基板101の上方よりn型不純物(リン)112を全面にイオンドーピングする。このときのリン112のイオンドーピングは、絶縁膜109をスルーし、半導体層108dに注入されるように行なわれる。この工程により、TFDの半導体層108dにおいて、レジストマスク111より露出している領域にリン112が注入される。マスク111によって覆われている領域には、リン112はドーピングされない。これにより、TFDの半導体層108dのうちリン112が注入された領域は、後のTFDのn+領域114となる。
次に、前工程でマスクとして用いたレジスト111を除去した後、図1(G)に示すように、後に薄膜ダイオードの活性領域となる島状半導体層108dの一部を覆うように、絶縁膜109の上にレジストからなるマスク116を形成する。この状態で、基板101の上方よりp型不純物(ボロン)117を全面にイオンドーピングする。このときのボロン117のイオンドーピングは、絶縁膜109をスルーし、半導体層108dに注入されるように行なわれる。この工程により、薄膜ダイオードの活性領域となる半導体層108dのうちレジストマスク116より露出している領域にボロン117が注入される。マスク116によって覆われている領域には、ボロン117はドーピングされない。これにより、薄膜ダイオードの活性領域となる半導体層108dのうちボロン117が注入された領域は、後のTFDのp+領域118となる。また、半導体層108dのうち本工程でボロン117が注入されず、かつ、前工程でリン112も注入されなかった領域は後の真性領域119となる。
この後、前工程でマスクとして用いたレジスト116を除去した後、これを不活性雰囲気下、例えば窒素雰囲気にて熱処理を行う。この熱処理により、TFDのn+領域114及びp+領域118において、ドーピング時に生じた結晶欠陥等のドーピングダメージを回復させ、それぞれにドーピングされたリンとボロンを活性化させる。これにより、TFDのn+領域114及びp+領域118の低抵抗化を図ることができる。このときの加熱処理としては、一般的な加熱炉を用いてもよいが、RTA(Rapid Thermal Annealing)を用いることが望ましい。特に、基板表面に高温の不活性ガスを吹き付け、瞬時に昇降温を行う方式のものが適している。
続いて、図1(H)に示すように、酸化ケイ素膜あるいは窒化ケイ素膜を層間絶縁膜として形成する。本実施形態では、窒化ケイ素膜120と酸化ケイ素膜121との2層構造を有する層間絶縁膜を形成した。その後、これらの膜120、121にコンタクトホールを形成して、金属材料によってTFD電極・配線123を形成する。
最後に、1気圧の窒素雰囲気あるいは水素混合雰囲気で350〜450℃のアニールを行い、薄膜ダイオード125を完成させる。さらに必要に応じて、これらの薄膜ダイオード125を保護する目的で薄膜ダイオード125の上に窒化ケイ素膜などからなる保護膜を設けてもよい。
以上の実施形態により、ガラス等の光透過性を有する基板上に、光電流特性のバラツキが小さい高性能な光センサーTFDを得ることができる。なお、図1では、簡単のため2個のTFDを作製する方法を図示しているが、同様の方法で3個以上のTFDを作製できる。また、基板101の上に、TFDに加えて、TFTなどの他の半導体素子を形成してもよい。
(第2実施形態)
以下、図2〜図4を参照しながら、本発明による第2の実施の形態を説明する。本実施形態は、同一のガラス基板上にTFTおよびTFDを備えた半導体装置、例えば光センサー内蔵型のアクティブマトリクス型の液晶表示装置等に適用できる。ここでは、ガラス基板上に、表示用の画素TFT(画素電極駆動用TFT)と、駆動用のCMOS回路を構成するTFT(ドライバ回路用TFT)と、光センサーTFDとを同時に作製する方法について、具体的に説明する。図2〜図4は、ここで説明するドライバ回路用nチャネル型TFT228とpチャネル型TFT229、画素電極駆動用nチャネル型TFT230、および光センサーTFD231の作製工程を示す断面図であり、図2(A)→図4(J)の順に従って作製工程が順次進行する。
まず、図2(A)に示すように、ガラス基板201のTFT及びTFDを形成する表面に、光透過性を有する導電膜202を形成し、その上に、TFDの半導体層を遮光するための遮光層203を形成する。
光透過性導電膜202としては、ITO(酸化インジウム錫)膜やIZO(酸化インジウム亜鉛)膜等を用いることができる。導電膜202の厚さは、10nm以上であれば本発明の効果が得られるが、厚すぎると透過率が低下するため、10nm〜200nmであることが好ましい。より好ましくは20nm〜150nmである。本実施形態では、厚さ100nmのITO膜を用いた。
後のTFDにおいて、基板201の裏面方向からの光を遮光するための遮光層203は、金属膜あるいはケイ素膜等を用いて形成できる。本実施形態では、モリブデン(Mo)膜をスパッタリングにより成膜し、パターニングして、図2(A)に示す遮光層203を形成した。このときの遮光層203の厚さは30nm〜300nmが好ましく、より好ましくは50nm〜200nmである。本実施形態では、遮光層203の厚さを例えば100nmとした。
次に、図2(B)に示すように、導電膜202および遮光層203の上に、例えばプラズマCVD法によって酸化ケイ素膜、窒化ケイ素膜または酸化窒化ケイ素膜などの下地膜204、205を形成した。下地膜は、ガラス基板からの不純物の拡散を防ぐために設けられる。本実施形態では、下層の第1下地膜204として、厚さが50nm程度の窒化ケイ素膜を形成し、その上に第2の下地膜205として、厚さが100nm程度の酸化ケイ素膜を形成した。
この後、第2の下地膜205の上に、厚さが20〜80nm程度、例えば50nmの真性(i型)の非晶質ケイ素膜206をプラズマCVD法などによって形成する。
続いて、非晶質ケイ素膜206の表面に触媒元素の添加を行う。具体的には、非晶質ケイ素膜206に対して、重量換算で例えば5ppmの触媒元素(本実施形態ではニッケル)を含む水溶液(酢酸ニッケル水溶液)をスピンコート法で塗布して、触媒元素含有層207を形成する。使用可能な触媒元素は、ニッケル(Ni)以外に、鉄(Fe)、コバルト(Co)、スズ(Sn)、鉛(Pb)、パラジウム(Pd)、銅(Cu)から選ばれた一種または複数種の元素である。これらの元素よりも触媒効果は小さいが、ルテニウム(Ru)、ロジウム(Rh)、オスミウム(Os)、イリジウム(Ir)、白金(Pt)、金(Au)等も触媒元素として機能する。このとき、ドープする触媒元素の量は極微量であり、非晶質ケイ素膜206表面上の触媒元素濃度は、全反射蛍光X線分析(TRXRF)法により、管理される。本実施形態では、5×1012atoms/cm2程度である。なお、本工程に先立って、スピン塗布時の非晶質ケイ素膜206の表面の濡れ性向上のため、オゾン水等で非晶質ケイ素膜206の表面をわずかに酸化させてもよい。
なお、本実施形態ではスピンコート法でニッケルをドープする方法を用いたが、蒸着法やスパッタ法などにより触媒元素でなる薄膜(本実施形態の場合はニッケル膜)を非晶質ケイ素膜206上に形成する手段をとってもよい。
この後、図2(C)に示すように、非晶質ケイ素膜206を不活性雰囲気下、例えば窒素雰囲気にて加熱処理を行うことにより結晶化して結晶質ケイ素膜206aを得る。この加熱処理は、550〜620℃で30分〜4時間のアニール処理を行うことが好ましい。本実施形態では、一例として590℃にて1時間の加熱処理を行った。この加熱処理において、非晶質ケイ素膜106の表面に添加されたニッケルが非晶質ケイ素膜206に拡散すると共にシリサイド化が起こり、それを核として非晶質ケイ素膜206の結晶化が進行する。その結果、非晶質ケイ素膜206は結晶化され、結晶質ケイ素膜206aとなる。なお、ここでは炉を用いた加熱処理により結晶化を行ったが、ランプ等を熱源として用いるRTA(Rapid Thermal Annealing)装置で結晶化を行ってもよい。
続いて、図2(D)に示すように、加熱処理により得られた結晶質ケイ素膜206aにレーザー光208を照射することで、この結晶質ケイ素膜206aをさらに再結晶化し、結晶性を向上させた結晶質ケイ素膜206bを形成する。このときのレーザー光としては、XeClエキシマレーザー(波長308nm)やKrFエキシマレーザー(波長248nm)が適用できる。このときのレーザー光のビームサイズは、基板201の表面で長尺形状となるように成型されており、長尺方向に対して垂直方向に順次走査を行うことで、基板全面の再結晶化を行う。このとき、ビームの一部が重なるようにして走査することで、結晶質ケイ素膜206aの任意の一点において、複数回のレーザー照射が行われ、均一性の向上が図れる。本実施形態では、ビームサイズは基板201の表面で300mm×0.4mmの長尺形状となるように成型されており、長尺方向に対して垂直方向に0.02mmのステップ幅で順次走査を行った。すなわち、結晶質ケイ素膜206aの任意の一点において、計20回のレーザー照射が行われることになる。
本工程で使用できるレーザーとしては、前述のパルス発振型または連続発光型のKrFエキシマレーザー、XeClエキシマレーザーの他、YAGレーザーまたはYVO4レーザー等を用いることができる。また、このときの照射エネルギー密度は、200〜450mJ/cm2、例えば330mJ/cm2に設定される。なお、エネルギー密度の上限値(450mJ/cm2)が第1の実施形態におけるエネルギー密度の上限値よりも低くなっている理由は、本実施形態では、第1の実施形態の場合とは異なり、レーザー光のエネルギー密度が高すぎると、前工程で得られた結晶質ケイ素膜206aの結晶状態がリセットされてしまうためである。
このようにして、固相結晶化により得られた結晶質ケイ素膜206aは、レーザー照射による溶融固化過程により結晶欠陥が低減され、より高品質な結晶質ケイ素膜206bとなる。このようにして得られた結晶質ケイ素膜206bの結晶面配向は、触媒元素による固相結晶化工程でほぼ決定しており、主に〈111〉晶帯面で構成され、その中でも特に(110)面配向と(211)面配向とで全体の50%以上の領域が占められている。また、その結晶ドメイン(ほぼ同一の面方位領域)のドメイン径は、2〜5μmであった。
その後、結晶質ケイ素膜206bの不要な領域を除去して素子間分離を行う。これにより、図2(E)に示すように、後にドライバ回路部を構成するnチャネルTFTの活性領域(ソース/ドレイン領域、チャネル領域)となる島状の半導体層209nと、pチャネルTFTの活性領域(ソース/ドレイン領域、チャネル領域)となる島状の半導体層209pと、画素電極駆動用のnチャネル型TFTの活性領域(ソース/ドレイン領域、チャネル領域)となる島状の半導体層209gと、後に光センサーTFDの活性領域(n+/p+領域、真性領域)となる島状の半導体層209dとを形成する。
ここで、これらの全ての半導体層、あるいは一部の半導体層に対して、しきい値電圧を制御する目的で1×1016〜5×1017/cm3程度の濃度でp型を付与する不純物元素としてボロン(B)をドープしてもよい。ボロン(B)の添加はイオンドープ法で実施しても良いし、非晶質シリコン膜を成膜するときに同時にドープしておくこともできる。
次に、図3(F)に示すように、上記の活性領域となる半導体層209n、209p、209g、209dを覆うように、厚さが20〜150nmのゲート絶縁膜210を形成した後、半導体層209n、209pおよび209gの上にゲート絶縁膜210を介してゲート電極211n、211pおよび211gを設ける。
本実施形態では、ゲート絶縁膜210として、厚さが100nmの酸化ケイ素膜を形成する。酸化ケイ素膜は、TEOS(Tetra Ethoxy Ortho Silicate)を原料とし、酸素とともに基板温度150〜600℃、好ましくは300〜450℃で、RFプラズマCVD法で分解・堆積することにより形成した。代わりに、TEOSを原料としてオゾンガスとともに減圧CVD法もしくは常圧CVD法によって、基板温度を350〜600℃、好ましくは400〜550℃として形成してもよい。また、ゲート絶縁膜210の形成後、ゲート絶縁膜210のバルク特性および結晶質ケイ素膜\ゲート絶縁膜の界面特性を向上するために、不活性ガス雰囲気下で500〜600℃で1〜4時間のアニールを行ってもよい。また、ゲート絶縁膜210には、他のシリコンを含む絶縁膜を単層または積層構造として用いても良い。
ゲート電極211n、211p、211gは、スパッタリング法によって高融点メタルを堆積し、これをパターニングすることによって形成される。ここでは、後の画素TFTのゲート電極211gは、画素TFTのオフ動作時のリーク電流を低減する目的で、2つに分割して構成した。所謂、直列のデュアルゲート構造である。また、このときの高融点メタルとしては、タンタル(Ta)あるいはタングステン(W)、モリブデン(Mo)チタン(Ti)から選ばれた元素、または元素を主成分とする合金か、元素を組み合わせた合金膜(代表的にはMo−W合金膜、Mo−Ta合金膜)を用いることができる。その他の代替材料として、タングステンシリサイド、チタンシリサイド、モリブデンシリサイドを適用してもよい。本実施形態では、タングステン(W)を用い、厚さが300〜600nm、例えば400nmのゲート電極211n、211p、211gを形成した。このとき、低抵抗化を図るために含有する不純物濃度を低減させると良く、酸素濃度を30ppm以下とすることで20μΩcm以下の比抵抗値を実現することができた。
次に、後の光センサーTFDの半導体層209dを一回り大きく覆うようにフォトレジストによるドーピングマスク212を設け、イオンドーピング法によって、ゲート電極211n、211p、211gをマスクとして、TFTの活性領域となる半導体層209n、209p、209gに低濃度の不純物(リン)213を注入する。ドーピングガスとして、フォスフィン(PH3)を用い、加速電圧を60〜90kV、例えば70kV、ドーズ量を1×1012〜1×1014cm-2、例えば2×1013cm-2とする。この工程により、島状半導体層209n、209p、209gにおいて、ゲート電極211n、211p、211gに覆われていない領域には低濃度のリン213が注入され、それぞれ低濃度のn型不純物領域214n、214p、214gとなる。ゲート電極211n、211p、211g及びレジストマスク212にマスクされた領域には不純物213は注入されない。
レジストマスク212を除去した後、図3(G)に示すように、後のnチャネル型TFTのゲート電極211nを一回り大きく覆うようにフォトレジストによるドーピングマスク215nを設け、後のpチャネル型TFTにおいては、ゲート電極211pをさらに一回り大きく覆い、半導体層209pの外縁部を露出させるようにフォトレジストによるドーピングマスク215pを設ける。また、後の画素TFTに対しても、そのゲート電極211gをそれぞれ一回り大きく覆うようにフォトレジストによるドーピングマスク215gを設け、後の光センサーTFDにおいては、半導体層209dの一部を露出させるようにフォトレジストによるドーピングマスク215dを設ける。その後、イオンドーピング法によって、レジストマスク215n、215p、215g、215dをマスクとしてそれぞれの半導体層に不純物(リン)216を高濃度に注入する。ドーピングガスとして、フォスフィン(PH3)を用い、加速電圧を60〜90kV、例えば70kV、ドーズ量を1×1015〜1×1016cm-2、例えば5×1015cm-2とする。
この工程により、nチャネル型TFTの半導体層209nにおいては、レジストマスク215nより露出している領域に高濃度に不純物(リン)216が注入され、後のnチャネル型TFTのソース/ドレイン領域217nが形成される。そして、半導体層209nにおいて、レジストマスク215nに覆われ、高濃度にリン216がドーピングされなかった領域のうち、前工程で低濃度にリンが注入された領域は、LDD(Lightly Doped Drain)領域218nとなり、前工程でもリンが注入されなかったゲート電極211nの下の領域はチャネル領域223nとなる。画素TFTについても同様で、半導体層209gにおいて、レジストマスク215gより露出している領域に高濃度に不純物(リン)216が注入され、後の画素TFT(nチャネル型)のソース/ドレイン領域217gが形成される。そして、レジストマスク215gに覆われ、高濃度のリン216がドーピングされなかった領域のうち、前工程で低濃度にリンが注入された領域は、LDD領域218gとなり、低濃度のリンも注入されていないゲート電極211g下の領域はチャネル領域223gとなる。pチャネル型TFTの半導体層209pにおいては、レジストマスク215pより露出している領域に高濃度に不純物(リン)216が注入されて高濃度n型領域217pが形成され、リン216が注入されなかった領域のうちゲート電極211pの下の領域はチャネル領域223pとなる。また、光センサーTFDの半導体層209dにおいても、レジストマスク215dより露出している領域に高濃度に不純物(リン)216が注入され、高濃度n型領域217dと217d’が形成されるが、このうち、領域217dは、TFDのn型領域となる。
このときの領域217n、217p、217g、217dにおけるn型不純物元素(リン)216の膜中濃度は1×1019〜1×1021/cm3となっている。また、nチャネル型TFT、画素TFTのLDD領域218n、218gにおけるn型不純物元素(リン)213の膜中濃度は、1×1017〜1×1019/cm3となっており、このような範囲であるときにLDD領域として機能する。LDD領域は、チャネル領域とソース/ドレイン領域との接合部における電界集中を緩和し、TFTオフ動作時のリーク電流を低減できると共に、ホットキャリアによる劣化を抑えるために設けられる。
レジストマスク215n、215p、215g、215dを除去した後、図3(H)に示すように、また新たに、nチャネル型TFTの半導体層209nと画素TFTの半導体層209gとを全面的にを覆うように、且つTFDの半導体層209dの一部を覆うように、フォトレジストによるドーピングマスク219n、219g、219dを設ける。この状態で、イオンドーピング法によって、レジストマスク219n、219g、219dとpチャネル型TFTのゲート電極211pをマスクとして、pチャネル型TFTの半導体層209pとTFDの半導体層209dにp型を付与する不純物(ホウ素)220を注入する。ドーピングガスとして、ジボラン(B26)を用い、加速電圧を40kV〜90kV、例えば75kVとし、ドーズ量は1×1015〜1×1016cm-2、例えば3×1015cm-2とする。
この工程により、pチャネル型TFTの半導体層209pにおいては、ゲート電極211pの下部のチャネル領域223p以外に高濃度にホウ素220が注入される。この工程により、領域218pは、先の工程で低濃度に注入されているn型不純物のリン213を反転させてp型となり、後のTFTのソース・ドレイン領域221pとなる。また、領域217pは、先の工程で注入された高濃度のリン216に加えて、高濃度のホウ素220が注入され、ゲッタリング領域222pとして機能する。また、光センサーTFDの半導体層209dにおいては、レジストマスク219dより露呈した領域に高濃度にホウ素220が注入され、後のTFDのp型領域221dが形成される。また、領域217d’は、先の工程で注入された高濃度のリン216に加えて、高濃度のホウ素220が注入され、ゲッタリング領域222dとして機能する。レジストマスク219dと前工程でのレジストマスク215dとで共にマスクされ、高濃度のリンもホウ素も注入されなかった領域は、後のTFDの真性領域223dとなる。
このときの領域221p、221d、222p、222dにおけるp型不純物元素(ホウ素)220の膜中濃度は1.5×1019〜3×1021/cm3となっている。上記工程において、nチャネル型TFT及び画素TFTの活性領域209n、209gは、マスク219n、219gで全面覆われているため、ホウ素220はドーピングされない。
次いで、レジストマスク219n、219g、219dを除去した後、これを不活性雰囲気下、例えば窒素雰囲気にて加熱処理を行うことにより、チャネル領域223n、223g、LDD領域218n、218gおよび真性領域223dのゲッタリングを行う。
本実施形態では、基板を一枚毎に高温雰囲気に移動し高温の窒素ガスを吹き付けることで高速昇降温を行う方式のRTA処理を用いた。処理条件としては、200℃/分を超える昇降温速度で昇降温を行い、例えば650℃で10分の加熱処理を行なった。このときの加熱処理としては、その他の方式も使用可能で、条件についても実施者が便宜設定すればよい。勿論、一般的な拡散炉(ファーネス炉)やランプ加熱方式のRTAを用いてもよい。この熱処理工程で、図4(I)に示すように、後のnチャネル型TFTの半導体層209n、画素TFT209gにおいては、ソース・ドレイン領域217n、217gにドーピングされているリンが、その領域でのニッケルの固溶度を高め、チャネル領域223n、223g、LDD領域218n、218gに存在しているニッケルを、チャネル領域からLDD領域、そしてソース・ドレイン領域へと、矢印224で示される方向に移動させる。また、後のpチャネル型TFTの半導体層209pにおいても、ソース・ドレイン領域の外側に形成されたゲッタリング領域222pに高濃度にドーピングされているリンおよびホウ素と、ホウ素のドーピング時に生じた格子欠陥等が、チャネル領域223p、ソース・ドレイン領域221pに存在しているニッケルを、チャネル領域からソース・ドレイン領域、そしてゲッタリング領域へと、同様に矢印224で示される方向に移動させる。また、後の光センサーTFDの半導体層209dにおいても、n型領域217dにドーピングされているリンと、p型領域221dの外側に形成されたゲッタリング領域222dにドーピングされているリンおよびホウ素が、真性領域223d、p型領域221dに存在しているニッケルを、同様に矢印224で示される方向に移動させる。この加熱処理工程により、nチャネル型TFT及び画素TFTのソース・ドレイン領域217n、217gと、TFDのn型領域217d、pチャネル型TFTとTFDのゲッタリング領域222p、222dにはニッケルが移動してくるため、これらの領域におけるニッケル濃度は、1×1018/cm3以上となっている。
また、この加熱処理工程で、nチャネル型TFT及び画素TFTのソース・ドレイン領域217n、217gとLDD領域218n、218g、及びTFDのn型領域217dにドーピングされたn型不純物(リン)と、pチャネル型TFTのソース・ドレイン領域221pとTFDのp型領域221dにドーピングされたp型不純物(ホウ素)の活性化も同時に行われる。その結果、nチャネル型TFT、画素TFTのソース・ドレイン領域217n、217g、及びTFDのn型領域217dのシート抵抗値は、0.5〜1kΩ/□程度となり、LDD領域218n、218gのシート抵抗値は、30〜60kΩ/□であった。また、pチャネル型TFTのソース・ドレイン領域211p、及びTFDのp型領域221pのシート抵抗値は、1〜1.5kΩ/□程度であった。ゲッタリング領域においては、ドーピングされたn型不純物元素のリンとp型不純物元素のホウ素がキャリア(電子とホール)を打ち消しあい、そのシート抵抗値は数十kΩ/□と、ソース・ドレイン領域としては機能しないような値となっているが、pチャネル型TFT、TFDの半導体層209p、209dにおいて、ゲッタリング領域は、キャリアの移動を妨げないように配置され、動作上問題とはならない。
次いで、図4(J)に示すように、層間絶縁膜226を形成した後、TFTおよびTFDの電極・配線227n、227p、227g、227dを形成する。
層間絶縁膜226としては、例えば窒化ケイ素膜、酸化ケイ素膜、または窒化酸化ケイ素膜を400〜1500nm(代表的には600〜1000nm)の厚さで形成する。本実施形態では、厚さが200nmの窒化ケイ素膜225と厚さが700nmの酸化ケイ素膜226とをこの順で連続形成し、2層構造とした。具体的には、プラズマCVD法を用い、SiH4およびNH3を原料ガスとして窒化ケイ素膜225を形成した後、TEOSおよびO2を原料として、酸化ケイ素膜226を形成した。層間絶縁膜は、これに限定されるものではなく、他のシリコンを含む絶縁膜を単層または積層構造としてよいし、上層にはアクリル等の有機絶縁膜を設けてもよい。
この後、300〜500℃で30分〜4時間程度の熱処理を行い、半導体層を水素化する工程を行う。この工程は、活性領域/ゲート絶縁膜の界面へ水素原子を供給し、TFT特性を劣化させる不対結合手(ダングリングボンド)を終端化し不活性化する工程である。本実施形態では、水素を約3%含む窒素雰囲気下で400℃、1時間の熱処理を行った。層間絶縁膜225、226(特に窒化ケイ素膜225)に含まれる水素の量が十分である場合には、窒素雰囲気で熱処理を行っても効果が得られる。水素化の他の手段としては、プラズマ水素化(プラズマにより励起された水素を用いる)を行ってもよい。
TFTおよびTFDの電極・配線227n、227p、227g、227dは、層間絶縁膜225、226にコンタクトホールを形成した後、金属材料、例えば、窒化チタンとアルミニウムとの二層膜を用いて形成される。窒化チタン膜は、アルミニウムが半導体層に拡散するのを防止する目的のバリア膜として設けられる。最後に、350℃、1時間のアニールを行う。
このようにして、ドライバ回路用TFTとしてnチャネル型薄膜トランジスタ228およびpチャネル型薄膜トランジスタ229、画素電極駆動用の薄膜トランジスタ230、光センサーとして利用する薄膜ダイオード231とを完成させる。画素電極駆動用の薄膜トランジスタ230では、電極・配線227gの片方にITO等の透明導電膜を接続し画素電極を形成する。さらに必要に応じて、ドライバ回路用TFTのゲート電極211nおよび211pの上にもコンタクトホールを設けて、配線227により必要な電極間を接続する。また、TFTを保護する目的で、それぞれのTFT上に窒化ケイ素膜などからなる保護膜を設けてもよい。
以上の実施形態にしたがって作製したドライバ回路用TFTの電界効果移動度は、nチャネル型薄膜トランジスタ228で250〜300cm2/Vs、pチャネル型薄膜トランジスタ229で120〜150cm2/Vsと高く、閾値電圧はn型薄膜トランジスタ228で1V程度、p型薄膜トランジスタ229で−1.5V程度と非常に良好な特性を示す。また、本実施形態で作製したnチャネル型薄膜トランジスタ228とpチャネル型薄膜トランジスタ229とを相補的に構成したCMOS構造回路を用いて、インバーターチェーンやリングオシレーター等の回路を形成すると、従来の回路と比べて信頼性が高く、安定した回路特性を示した。また、画素電極駆動用の薄膜トランジスタ230でも、TFTオフ動作時のリーク電流が単位W当たり0.3pA以下と非常に低い値を安定して示し、優れたスイッチング特性を示した。さらに、薄膜ダイオード231の光電流特性のバラツキも従来法の1/3以下にまで低減でき、安定した光センシング特性が得られた。
本実施形態によると、光センサー機能付きドライバ内蔵型のアクティブマトリクス基板を実現することができる。このアクティブマトリクス基板は、透過領域を有する構造の液晶表示装置に好適に用いられる。そのような表示装置に用いると、開口率を低下させることなく、遮光層が電位的にフローティング状態となることを防止できるので、TFDの光電流特性のばらつきを低減できる。
また、本実施形態によると、画素電極駆動用TFTやドライバ回路用TFT、光センサーTFDを同一基板上に同時形成できるので、部品点数を低減できる等の大きなコストメリットが得られる。さらに、本実施形態では、製造工程で発生したESD不良がゼロであり、基板表面全体に形成された導電膜によってESDを大幅に抑制する効果があることを確認した。従って、良品歩留りを向上できただけでなく、製品の品質及び信頼性を向上できた。
上述してきたように、本実施形態により、TFTおよびTFDの2種類の半導体素子を製造するにあたり、その製造工程を複雑化させずに、低コストかつ高歩留りの製造工程で、それぞれの用途に応じて最適な特性を有する半導体素子を備える半導体装置を実現できた。
(第3実施形態)
本発明を用いた第3の実施の形態について説明する。ここでは、第2の実施形態とは層構造が異なる方法で、ガラス基板上に表示用の画素電極駆動用TFTと、ドライバ回路用のCMOSを構成するTFT(ドライバ回路用TFT)と、光センサーTFDとを同時作製する方法について、説明を行う。図5は、本実施形態で説明するTFT及びTFDの作製工程を示す断面図であり、図5(A)から(E)の順にしたがって工程が順次進行する。
まず、図5(A)において、ガラス基板301のTFT及びTFDを形成する表面に、後のTFDにおいて基板裏面方向からの光を遮光するための遮光層302を形成する。本実施形態では、例えば100nmのMo膜を用いた。続いて、ガラス基板301及び遮光層302上に、光透過性を有する導電膜303を形成する。光透過性導電膜303としては、ITO(酸化インジウム錫)膜やIZO(酸化インジウム亜鉛)膜等を用いることができる。導電膜303の厚さは10nm以上であれば本発明の効果が得られるが、厚さが大きすぎると透過率が低下するため、10nm以上200nm以下が好ましく、さらに好ましくは20nm以上150nm以下である。本実施形態では、厚さが100nmのIZO膜を用いた。
次に、図5(B)に示すように、IZO膜303の上に、第2実施形態と類似の方法で、下層の第1下地膜304として窒化ケイ素膜を形成し、その上に第2の下地膜305として酸化ケイ素膜を形成した。次に、厚さが50nmの真性(i型)の非晶質ケイ素膜306をプラズマCVD法などによって形成した。続いて、第2の実施形態と類似の方法で、非晶質ケイ素膜306の表面に触媒元素の添加を行い、触媒元素含有層307を形成する。触媒元素として、ニッケルを用いることができる。
この後、図5(C)に示すように、不活性雰囲気下、例えば窒素雰囲気にて加熱処理を行い、非晶質ケイ素膜306の表面に添加されたニッケルを核として非晶質ケイ素膜306を結晶化させて結晶質ケイ素膜306aを得る。
次に、図5(D)に示すように、第2の実施形態と同様の方法で、上記結晶質ケイ素膜306aに、レーザー光308を照射することにより、結晶質ケイ素膜306aをさらに再結晶化し、結晶性を向上させた結晶質ケイ素膜306bを形成する。
その後、結晶質ケイ素膜306bの不要な領域を除去して素子間分離を行う。このようにして、図5(E)に示すように、後にドライバ回路部を構成するnチャネルTFTの活性領域(ソース/ドレイン領域、チャネル領域)となる島状の半導体層309nと、pチャネルTFTの活性領域(ソース/ドレイン領域、チャネル領域)となる島状の半導体層309pと、画素電極駆動用のnチャネル型TFTの活性領域(ソース/ドレイン領域、チャネル領域)となる島状の半導体層309gと、後に光センサーTFDの活性領域(n+/p+領域、真性領域)となる島状の半導体層309dとを形成する。
以下、図示しないが、第2の実施形態と類似の方法で、これらの島状半導体層309n、309p、309g、309dをTFT及びTFDの活性領域として、それぞれのTFTとTFDとを完成させる。本実施形態においても、第2実施形態と同様に、高い電流駆動能力を有するドライバ回路用のnチャネル型TFTとpチャネル型TFTとが得られ、また、TFTオフ動作時のリーク電流が小さく、良好なスイッチング特性を有する画素電極駆動用TFTが得られた。さらに、TFDの光電流特性のバラツキを従来の1/3以下にまで低減でき、安定した光センシング特性が得られた。また、本実施形態の製造工程においても、製造工程で発生したESD不良はゼロであり、ESD抑制に大きな効果があった。
本実施形態は、第2の実施形態と同様に、透過領域を有する構造の液晶表示装置に利用可能な、光センサー機能付きドライバ内蔵型のアクティブマトリクス基板に適用できる。
(第4の実施形態)
以下、図面を参照しながら、本発明による半導体装置の第4の実施形態を説明する。本実施形態では、TFTの背面側に遮光層が設けられている点で前述の実施形態と異なっている。ここでは、複数の画素電極駆動用TFTが設けられたアクティブマトリクス基板を例に説明するが、画素電極駆動用TFTの他にドライバ回路用TFTや光センサーTFDを備えていてもよい。本実施形態は、プロジェクターなどのTFTの背面側から入射する光の強度が極めて大きい表示装置に好適に用いられ得る。
図6は、本実施形態の半導体装置を示す模式的な断面図である。簡単のため、図2〜図4と同様の構成要素には同じ参照符号を付けて、説明を省略する。
本実施形態の半導体装置は、絶縁性の基板201と、基板201の表面に形成された光透過性の導電膜202と、基板201の上に設けられた複数の薄膜トランジスタ350とを備えている。各薄膜トランジスタ350は、活性領域となる半導体層209nと、半導体層209nと基板201との間に配置された島状の遮光層203とを有している。各遮光層203は、導電膜202によって電気的に接続されている。遮光層203は、基板201の裏面側から半導体層209nに入射する光を遮る目的で、基板201の裏面側から見て、半導体層209nの少なくとも一部を遮光するように配置されている。図6では、遮光層203は、対応する半導体層209nの全体を遮光するように配置されているが、半導体層209nのうち少なくともチャネル領域223nを遮光するように配置されていればよく、好ましくはチャネル領域223nおよびLDD領域218nを遮光するように配置される。
図示する例では、各薄膜トランジスタ350の構成は、島状の遮光層203を有する点以外は、図4(J)を参照しながら前述したnチャネル型薄膜トランジスタ228と同様であるが、本実施形態における薄膜トランジスタの構成は図示する構成に限定されない。例えば図4(J)の薄膜トランジスタ230のようにダブルゲート構造を有していてもよい。
本実施形態における導電膜202および遮光層203は、図2(A)を参照しながら前述した方法と同様の方法で、同様の材料を用いて形成される。本実施形態では、基板201のうちTFTを形成しようとする領域に遮光層203を配置する。この後、図2(B)〜図4(J)を参照しながら前述した方法と同様の方法で、遮光層203の上にTFTの活性領域となる半導体層209nを設け、続いて、ゲート絶縁膜210nおよびゲート電極211nの形成、半導体層209nへのイオン注入および電極227nの形成を行い、薄膜トランジスタ350を得る。
本実施形態をプロジェクターなどの表示装置に適用すると、光透過性の導電膜202によって島状の遮光層203を電気的に接続する構成により、開口率を低下させることなく、各遮光層203が電位的にフローティングすることを防止できるので、薄膜トランジスタ350の特性ばらつきを低減できる。また、導電膜202はESDに対する電界シールドの役割も果たすため、製造工程におけるESDを抑制できる。
(第5実施形態)
本実施形態では、センサー機能を備えた表示装置を説明する。これらの表示装置は、上述してきた何れかの実施形態を用いて、TFTおよびTFDが形成された基板を用いて構成されている。
本実施形態のセンサー機能を備えた表示装置は、例えば、タッチセンサー付きの液晶表示装置であり、表示領域と、表示領域の周辺に位置する額縁領域とを有している。表示領域は、複数の表示部(画素)と、複数の光センサー部とを有している。各表示部は、画素電極と、画素スイッチング用TFTとを含んでおり、各光センサー部はTFDを含んでいる。額縁領域には、各表示部を駆動するための表示用の駆動回路が設けられており、駆動回路には駆動回路用TFTが利用されている。画素スイッチング用TFTおよび駆動回路用TFTと、光センサー部のTFDとは、同一基板上に形成されている。なお、本発明の表示装置では、光センサー部のTFDのうち少なくとも2つが遮光層を有していればよく、TFTは遮光層を有していてもよいし、有していなくてもよい。
本実施形態では、光センサー部は、対応する表示部(例えば原色の画素)に隣接して配置されている。1つの表示部に対して1つの光センサー部を配置してもよいし、複数の光センサー部を配置してもよい。または、複数の表示部のセットに対して光センサー部を1個ずつ配置してもよい。例えば、3つの原色(RGB)の画素からなるカラー表示画素に対して、1個の光センサー部を設けることができる。このように、表示部の数に対する光センサー部の数は(密度)は、分解能に応じて適宜選択できる。
光センサー部の観察者側にカラーフィルターが設けられていると、光センサー部を構成するTFDの感度が低下するおそれがあるため、光センサー部の観察者側にはカラーフィルターが設けられていないことが好ましい。
なお、本実施形態の表示装置の構成は、上記に限定されない。例えば、光センサー用のTFDを額縁領域に配置して、外光の照度に応じて表示の明るさを制御するアンビニエントセンサーが付加された表示装置を構成することもできる。また、光センサー部の観察者側にカラーフィルターを配置して、カラーフィルターを介した光を光センサー部で受光することにより、光センサー部をカラーイメージセンサーとして機能させることもできる。
以下、図面を参照しながら、本実施形態の表示装置の構成を、タッチパネルセンサーを備えたタッチパネル液晶表示装置を例に説明する。
図7は、表示領域に配置される光センサー部の構成の一例を示す回路図である。光センサー部は、光センサー用薄膜ダイオード401と、信号蓄積用のコンデンサー402と、コンデンサー402に蓄積された信号を取り出すための薄膜トランジスタ403とを有する。RST信号が入り、ノード404にRST電位が書き込まれた後、光によるリークでノード404の電位が低下すると、薄膜トランジスタ403のゲート電位が変動してTFTゲートが開閉する。これにより、信号VDDを取り出すことができる。
図8は、アクティブマトリクス方式のタッチパネル液晶表示装置の一例を示す模式的な断面図である。この例では、各画素に対して光センサー部が1個ずつ配置されている。
図示する液晶表示装置は、液晶モジュール502と、液晶モジュール502の背面側に配置されたバックライト501とを備えている。ここでは図示していないが、液晶モジュール502は、例えば、光透性を有する背面基板と、背面基板に対向するように配置された前面基板と、これらの基板の間に設けられる液晶層とによって構成される。液晶モジュール502は、複数の表示部(原色の画素)を有しており、各表示部は、画素電極(図示せず)と、画素電極に接続された画素スイッチング用薄膜トランジスタ505とを有している。また、各表示部に隣接して、薄膜ダイオード506を含む光センサー部が配置されている。図示していないが、各表示部の観察者側にはカラーフィルターが配置されているが、光センサー部の観察者側にはカラーフィルターが設けられていない。薄膜ダイオード506およびバックライト501の間には遮光層507が配置されており、バックライト501からの光は遮光層507により遮光されて薄膜ダイオード506には入らず、外光504のみが薄膜ダイオード506に入射する。この外光504の入射を薄膜ダイオード506でセンシングし、光センシング方式のタッチパネルが実現される。
なお、遮光層507は、少なくとも、バックライト501の光が、薄膜ダイオード506のうち真性領域に入らないように配置されていればよい。
図9は、アクティブマトリクス方式のタッチパネル液晶表示装置における背面基板の一例を示す模式的な平面図である。本実施形態の液晶表示装置は、多数の画素(R、G、B画素)から構成されるが、ここでは、簡略化のため2画素分のみを示す。
背面基板1000は、それぞれが、画素電極22および画素スイッチング用薄膜トランジスタ24を有する複数の表示部(画素)と、各表示部に隣接して配置され、光センサーフォトダイオード26、信号蓄積用のコンデンサー28および光センサー用フォロワー(follower)薄膜トランジスタ29を含む光センサー部とを備えている。
薄膜トランジスタ24は、例えば第2実施形態で説明した画素電極駆動用薄膜TFTと同様の構成、すなわち2つのゲート電極およびLDD領域を有するデュアルゲートLDD構造を有している。薄膜トランジスタ24のソース領域は画素用ソースバスライン34に接続され、ドレイン領域は画素電極22に接続されている。薄膜トランジスタ24は、画素用ゲートバスライン32からの信号によってオンオフされる。これにより、画素電極22と、背面基板1000に対向して配置された前面基板に形成された対向電極とによって液晶層に電圧を印加し、液晶層の配向状態を変化させることによって表示を行う。
一方、光センサーフォトダイオード26は、例えば第2実施形態で説明したTFDと同様の構成を有し、p+領域26p、n+領域26n、およびそれらの領域26p、26nの間に位置する真性領域26iとを備えている。信号蓄積用のコンデンサー28は、ゲート電極層とSi層とを電極とし、ゲート絶縁膜で容量を形成している。光センサーフォトダイオード26におけるp+領域26pは、光センサー用RST信号ライン36に接続され、n+領域26nは、信号蓄積用のコンデンサー28における下部電極(Si層)に接続され、このコンデンサー28を経て光センサー用RWS信号ライン38に接続されている。さらに、n+領域26nは、光センサー用フォロアー薄膜トランジスタ29におけるゲート電極層に接続されている。光センサー用フォロアー薄膜トランジスタ29のソースおよびドレイン領域は、それぞれ、光センサー用VDD信号ライン40、光センサー用COL信号ライン42に接続されている。
このように、光センサーフォトダイオード26、信号蓄積用のコンデンサー28、および光センサー用フォロアー薄膜トランジスタ29は、それぞれ、図7に示す駆動回路の薄膜ダイオード401、コンデンサー402、薄膜トランジスタ403に対応しており、光センサーの駆動回路を構成している。この駆動回路による光センシング時の動作を以下に説明する。
(1)まず、RWS信号ライン38により、信号蓄積用のコンデンサー28にRWS信号が書き込まれる。これにより、光センサーフォトダイオード26におけるn+領域26nの側にプラス電界が生じ、光センサーフォトダイオード26に関して逆バイアス状態となる。(2)基板表面のうち光が照射されている領域に存在する光センサーフォトダイオード26では、光リークが生じてRST信号ライン36の側に電荷が抜ける。(3)これにより、n+領域26nの側の電位が低下し、その電位変化により光センサー用フォロアー薄膜トランジスタ29に印加されているゲート電圧が変化する。(4)光センサー用フォロアー薄膜トランジスタ29のソース側にはVDD信号ライン40よりVDD信号が印加されている。上記のようにゲート電圧が変動すると、ドレイン側に接続されたCOL信号ライン42へ流れる電流値が変化するため、その電気信号をCOL信号ライン42から取り出すことができる。(5)COL信号ライン42からRST信号を光センサーフォトダイオード26に書き込み、信号蓄積用のコンデンサー28の電位をリセットする。上記(1)〜(5)の動作をスキャンしながら繰り返すことにより、光センシングが可能になる。
本実施形態のタッチパネル液晶表示装置における背面基板の構成は図9に示す構成に限定されない。例えば、各画素スイッチング用TFTに補助容量(Cs)が設けられていてもよい。また、図示する例では、RGB画素のそれぞれに隣接して光センサー部が設けられているが、上述したように、RGB画素からなる3つの画素セット(カラー表示画素)に対して1つの光センサー部が配置されていてもよい。
ここで、再び図8を参照する。上述してきた例では、図8に示す断面図からわかるように、薄膜ダイオード506を表示領域に配置して、タッチセンサーとして利用しているが、薄膜ダイオード506を表示領域の外に形成し、バックライト501の輝度を、外光504の照度に合わせてコントロールするためのアンビニエントセンサーとして利用することもできる。
図10は、アンビニエントライトセンサー付き液晶表示装置を例示する斜視図である。液晶表示装置2000は、表示領域52、ゲートドライバ56、ソースドライバ58および光センサー部54を有するLCD基板50と、LCD基板50の背面側に配置されたバックライト60とを備えている。LCD基板50のうち表示領域52の周辺に位置し、ドライバ56、58や光センサー部54が設けられている領域を「額縁領域」と呼ぶこともある。
バックライト60の輝度は、バックライト制御回路(図示せず)によって制御されている。また、図示しないが、表示領域52およびドライバ56、58には、TFTが利用されており、光センサー部54にはTFDが利用されている。光センサー部54は、外光の照度に基づく照度信号を生成し、フレキシブル基板を用いた接続を利用してバックライト制御回路に入力する。バックライト制御回路では、この照度信号に基づいてバックライト制御信号を生成し、バックライト60に出力する。
なお、本発明を適用すると、アンビニエントライトセンサー付き有機EL表示装置を構成することもできる。そのような有機EL表示装置は、図10に示す液晶表示装置と同様に、同一の基板上に表示部と光センサー部とが配置された構成を有することができるが、基板の背面側にバックライト60を設ける必要がない。この場合には、光センサー部54を、基板50に設けられた配線によってソースドライバ58に接続し、光センサー部54からの照度信号をソースドライバ58に入力する。ソースドライバ58は、照度信号に基づいて表示部52の輝度を変化させる。
以上、本発明の具体的な実施形態について説明を行なったが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想に基づく各種の変形が可能である。本発明のTFTを用いて、ガラス基板上にアナログ駆動を行うための回路やデジタル駆動を行うための回路も同時構成することもできる。例えば、アナログ駆動を行なう回路の場合、ソース側駆動回路、画素部およびゲート側駆動回路を有し、ソース側駆動回路は、シフトレジスタ、バッファ、サンプリング回路(トランスファゲート)、また、ゲート側駆動回路は、シフトレジスタ、レベルシフタ、バッファが設けられる。また、必要であればサンプリング回路とシフトレジスタとの間にレベルシフタ回路を設けてもよい。また、本発明の製造工程に従えば、メモリやマイクロプロセッサをも形成しうる。
さらに、本発明は、光センサー機能を有する透過型の液晶表示装置だけでなく、反射部を備えた半透過型の液晶表示装置にも適用できる。即ち、それら液晶表示装置を表示部に組み込んだ電子機器全てに本発明を実施できる。以上の様に、本発明の適用範囲は極めて広く、あらゆる分野の電子機器に適用することが可能である。
本発明によると、安定した素子特性を有する複数の半導体素子を備えた半導体装置を実現できる。特に、光センサーとして利用する複数のTFDを備えた半導体装置に適用すると、TFDの光に対する逆バイアス時のリーク電流(光電流)のバラツキを大きく低減することができ、安定した光センシング特性を有する光センサーTFDを実現できる。また、このような光センサーTFDを、透過型あるいは半透過型の液晶表示装置の画面部に組み合わせることにより、開口率の低下を抑えて、表示の輝度の低下を抑制しつつ、安定した特性を有する光センサーを備えた液晶表示装置を実現できる。このような透過あるいは半透過構造の液晶表示装置に利用されるアクティブマトリクス基板上に、画素スイッチング用TFTや周辺駆動回路用TFTの他に、光センサー用のTFDを同時に形成する場合、TFTとTFDとを同一基板に同時形成できるため、部品点数が減る等の大きなコストメリットがある。さらに、これらの2種類の半導体素子を製造するにあたり、その製造工程におけるESDを抑制するとともに、その製造工程を複雑化させずに、低コスト且つ高歩留りな製造工程で、それぞれの用途に応じた最適な特性を有するTFTとTFDとを備える半導体装置を製造できる。その結果、対象製品のコンパクト化、高性能化、低コスト化、高品質化、高信頼性化を図ることができる。
本発明は、複数の半導体素子を備えた半導体装置に広く適用できる。特に、半導体素子として複数の薄膜ダイオードを備えたイメージセンサー、光センサー等の半導体装置に適用すると、薄膜ダイオードのセンシング特性を安定化できるので有利である。また、複数の薄膜トランジスタを備えたプロジェクターなどの表示装置にも適用できる。さらに、薄膜ダイオードおよび薄膜トランジスタを備えたアクティブマトリクス基板、それを用いた透過型または半透過型の液晶表示装置、そのような表示装置を備えた電子機器などにも好適に利用できる。
(A)から(H)は、本発明による第1の実施形態による半導体装置の製造方法を説明するための模式的な工程断面図である。 (A)から(E)は、本発明による第2の実施形態による半導体装置の製造方法を説明するための模式的な工程断面図である。 (F)から(H)は、本発明による第2の実施形態による半導体装置の製造方法を説明するための模式的な工程断面図である。 (I)および(J)は、本発明による第2の実施形態による半導体装置の製造方法を説明するための模式的な工程断面図である。 (A)から(E)は、本発明による第3の実施形態による半導体装置の製造方法を説明するための模式的な工程断面図である。 本発明による第4の実施形態の半導体装置を示す模式的な断面図である。 光センサーTFDの回路図である。 光センサー方式のタッチパネルの構成図である。 本発明による第5の実施形態のタッチパネル方式の液晶表示装置における背面基板を例示する模式的な平面図である。 本発明による第5の実施形態のアンビニエントライトセンサー付き液晶表示装置を例示する斜視図である。 (A)および(B)は、従来のTFDの光電流特性を示す図であり、(A)はリーク電流値のTFD印加電圧依存性を示す測定結果であり、(B)は、(A)の測定結果から求めたリーク電流値のバラツキのTFD印加電圧依存性を示すグラフである。 (A)および(B)は、本発明による実施形態のTFDの光電流特性を示す図であり、(A)はリーク電流値のTFD印加電圧依存性を示す測定結果であり、(B)は、(A)の測定結果から求めたリーク電流値のバラツキのTFD印加電圧依存性を示すグラフである。
符号の説明
101 基板
102 光透過性の導電膜
103 遮光層
104、105 下地膜
106 非晶質ケイ素膜
106a、106b 結晶性ケイ素領域
107 レーザー光
108d 島状半導体層
109 絶縁膜
111、116 マスク
112 n型不純物
114 n+領域
117 p型不純物
118 p+領域
119 真性領域
120 窒化ケイ素膜
121 酸化ケイ素膜
123 電極・配線
125 薄膜ダイオード

Claims (37)

  1. 光透過性を有する基板と、
    前記基板に支持された複数の半導体素子と、
    前記基板と前記複数の半導体素子との間に配置された導電性を有する複数の島状の遮光層と、
    前記基板と前記複数の半導体素子との間に配置された透光性を有する導電膜と
    を備え、
    前記複数の島状の遮光層は、前記複数の半導体素子の少なくとも2つの半導体素子と関連付けられており、かつ、前記導電膜に電気的に接続されている半導体装置。
  2. 前記少なくとも2つの半導体素子は、複数の薄膜ダイオードを含み、各薄膜ダイオードは、n型領域とp型領域とを含む半導体層を有している請求項1に記載の半導体素子。
  3. 前記各薄膜ダイオードの前記半導体層は、前記n型領域および前記p型領域の間に形成された真性領域をさらに含む請求項2に記載の半導体装置。
  4. 前記基板側から見たとき、各島状の遮光層は、関連づけられた薄膜ダイオードの半導体層の少なくとも真性領域を遮光するように配置されている請求項3に記載の半導体装置。
  5. 前記複数の半導体素子は複数の薄膜トランジスタを含み、
    各薄膜トランジスタは、チャネル領域、ソース領域およびドレイン領域を含む半導体層を有しており、
    前記各薄膜トランジスタの半導体層と前記基板との間には遮光層が設けられていない請求項2から4のいずれかに記載の半導体装置。
  6. 前記少なくとも2つの半導体素子は複数の薄膜トランジスタをさらに含み、
    前記複数の薄膜トランジスタのそれぞれは、チャネル領域、ソース領域およびドレイン領域を含む半導体層を有しており、
    前記複数の島状の遮光層の一部は、前記複数の薄膜トランジスタの半導体層と前記基板との間に配置されている請求項2から4のいずれかに記載の半導体装置。
  7. 前記複数の薄膜トランジスタの半導体層および前記複数の薄膜ダイオードの半導体層は、結晶質を有する半導体層である請求項5または6に記載の半導体装置。
  8. 前記複数の薄膜トランジスタはnチャネル型薄膜トランジスタとpチャネル型薄膜トランジスタとを含む請求項5から7のいずれかに記載の半導体装置。
  9. 前記少なくとも2つの半導体素子は複数の薄膜トランジスタを含み、
    各薄膜トランジスタは、チャネル領域、ソース領域およびドレイン領域を含む半導体層と、前記半導体層上に設けられたゲート絶縁膜と、前記チャネル領域の導電性を制御するゲート電極とを有しており、
    前記基板側から見たとき、各島状の遮光層は、関連づけられた薄膜トランジスタの半導体層の少なくともチャネル領域を遮光するように配置されている請求項1に記載の半導体素子。
  10. 前記複数の半導体素子のそれぞれは島状の半導体層を有しており、
    前記基板側から見たとき、各島状の遮光層は、関連づけられた半導体素子の半導体層の少なくとも一部を遮光するように配置されている請求項1から9のいずれかに記載の半導体装置。
  11. 前記基板側から見たとき、各島状の遮光層は、関連づけられた半導体素子の半導体層を遮光するように配置されている請求項10に記載の半導体装置。
  12. 前記複数の島状の遮光層の電位は同じである請求項1から11のいずれかに記載の半導体装置。
  13. 前記導電膜は、前記基板の全面にわたって形成されている請求項1から12のいずれかに記載の半導体装置。
  14. 前記複数の島状の遮光層は、前記導電膜の上に、前記導電膜と接するように配置されている請求項1から13のいずれかに記載の半導体装置。
  15. 前記導電膜は、前記複数の島状の遮光層の上に、前記複数の島状の遮光層と接するように配置されている請求項1から13のいずれかに記載の半導体装置。
  16. (a)光透過性を有する基板上に、光透過性を有する導電膜を形成する工程と、
    (b)前記導電膜上に、導電性を有する複数の島状の遮光層を設ける工程と、
    (c)前記導電膜および前記複数の島状の遮光層上に、光透過性を有する絶縁膜を形成する工程と、
    (d)前記絶縁膜上に半導体膜を形成する工程と、
    (e)前記半導体膜のパターニングを行い、半導体素子の活性領域となる複数の島状半導体層を形成する工程であって、前記複数の島状半導体層のうち少なくとも2つを前記複数の島状の遮光層の上に形成する工程と
    を包含する半導体装置の製造方法。
  17. (a)光透過性を有する基板上に、導電性を有する複数の島状の遮光層を設ける工程と、
    (b)前記基板および前記複数の遮光層を覆うように、光透過性を有する導電膜を形成する工程と、
    (c)前記導電膜上に、光透過性を有する絶縁膜を形成する工程と、
    (d)前記絶縁膜上に半導体膜を形成する工程と、
    (e)前記半導体膜のパターニングを行い、半導体素子の活性領域となる複数の島状半導体層を形成する工程であって、前記複数の島状半導体層の少なくとも2つを前記複数の島状の遮光層の上に形成する工程と
    を包含する半導体装置の製造方法。
  18. 前記複数の島状半導体層は、薄膜ダイオードの活性領域となる複数の島状半導体層を含む請求項16または17に記載の半導体装置の製造方法。
  19. 前記複数の島状半導体層は、薄膜トランジスタの活性領域となる複数の島状半導体層を含む請求項16から18に記載の半導体装置の製造方法。
  20. 前記複数の島状半導体層は、薄膜ダイオードの活性領域となる複数の島状半導体層と、薄膜トランジスタの活性領域となる複数の島状半導体層とを含み、
    前記工程(e)は、
    前記薄膜ダイオードの活性領域となる複数の島状半導体層を、前記複数の島状の遮光層の上に形成する工程と、
    前記薄膜トランジスタの活性領域となる複数の島状半導体層を、前記基板の表面のうち前記複数の島状の遮光層が形成されていない領域上に形成する工程と
    を含む請求項16または17に記載の半導体装置の製造方法。
  21. 前記工程(e)の後に、
    前記薄膜ダイオードの活性領域となる各島状半導体層のうち、後のn型領域となる領域にn型不純物元素をドーピングする工程(f1)と、
    前記薄膜ダイオードの活性領域となる各島状半導体層のうち、後のp型領域となる領域にp型不純物元素をドーピングする工程(f2)と
    を包含する請求項18に記載の半導体装置の製造方法。
  22. 前記工程(f1)および(f2)は、前記薄膜ダイオードの活性領域となる各島状半導体層のうち、n型不純物元素をドーピングする領域とp型不純物元素をドーピングする領域との間に、n型不純物元素およびp型不純物元素の双方がドーピングされない領域が残るように行なわれる、請求項21に記載の半導体装置の製造方法。
  23. 前記薄膜ダイオードの活性領域となる各島状半導体層における、前記n型不純物元素をドーピングする領域とp型不純物元素をドーピングする領域との間に形成されるn型不純物元素及びp型不純物元素の双方がドーピングされない領域は、前記基板側から見て、対応する島状の遮光層によって遮光されるように配置されている請求項22に記載の半導体装置の製造方法。
  24. 前記複数の島状半導体層は、薄膜トランジスタの活性領域となる複数の島状半導体層をさらに含み、
    前記工程(e)の後に、
    (g1)前記薄膜トランジスタの活性領域となる半導体層の上にゲート絶縁膜を形成する工程と、
    (g2)前記ゲート絶縁膜上にゲート電極を形成する工程と、
    (g3)前記薄膜トランジスタの半導体層のうち、後のソース領域及びドレイン領域となる領域にn型不純物元素をドーピングする工程と
    をさらに含み、
    前記工程(g3)は、前記工程(f1)と同時に行なわれる請求項21から23のいずれかに記載の半導体装置の製造方法。
  25. 前記工程(e)の後、
    (g1)前記薄膜トランジスタの活性領域となる半導体層の上にゲート絶縁膜を形成する工程と、
    (g2)前記ゲート絶縁膜上にゲート電極を形成する工程と、
    (g4)前記薄膜トランジスタの活性領域となる半導体層のうち、後のソース領域及びドレイン領域となる領域にp型不純物元素をドーピングする工程と
    をさらに含み、
    前記工程(g4)は、前記工程(f2)と同時に行なわれる請求項21から23のいずれかに記載の半導体装置の製造方法
  26. 前記複数の島状半導体層は、n型薄膜トランジスタの活性領域となる半導体層およびp型薄膜トランジスタの活性領域となる半導体層をさらに含み、
    前記工程(e)の後、
    (g1)前記n型薄膜トランジスタおよびp型薄膜トランジスタの活性領域となる半導体層の上にゲート絶縁膜を形成する工程と、
    (g2)前記ゲート絶縁膜上にゲート電極を形成する工程と、
    (g5)前記n型薄膜トランジスタの活性領域となる半導体層のうち、後のソース領域及びドレイン領域となる領域にn型不純物元素をドーピングする工程と、
    (g6)前記p型薄膜トランジスタの活性領域となる半導体層のうち、後のソース領域及びドレイン領域となる領域にp型不純物元素をドーピングする工程と
    を有し、
    前記工程(g5)は前記工程(f1)と同時に行なわれ、前記工程(g6)は前記工程(f2)と同時に行われる請求項21から23のいずれかに記載の半導体装置の製造方法。
  27. 請求項16から26のいずれかに記載の製造方法によって製造された半導体装置。
  28. 請求項1から15および27のいずれかに記載の半導体装置を備えた電子機器。
  29. 請求項1から15および27のいずれかに記載の半導体装置を有する光センサー部を備える電子機器。
  30. 請求項1から15および27のいずれかに記載の半導体装置を有する、表示部と光センサー部との双方を備える電子機器。
  31. 前記複数の半導体素子は薄膜トランジスタおよび薄膜ダイオードを含み、前記表示部は前記薄膜トランジスタを含み、前記光センサー部は前記薄膜ダイオードを含む請求項30に記載の電子機器。
  32. 前記光センサー部は、前記表示部の輝度を調整するためのアンビニエントセンサーである請求項30または31に記載の電子機器。
  33. 前記光センサー部は、前記表示部のタッチパネルセンサーである請求項30または31に記載の電子機器。
  34. 複数の表示部を有する表示領域と、
    前記表示領域の周辺に位置する額縁領域と
    を備えた表示装置であって、
    複数の薄膜ダイオードを含む光センサー部をさらに備え、
    各表示部は電極および前記電極に接続された薄膜トランジスタを有し、
    前記薄膜トランジスタと、前記複数の薄膜ダイオードとは、透光性を有する同一の基板上に形成され、
    前記複数の薄膜ダイオードのそれぞれは、n型領域、p型領域、およびn型領域とp型領域との間に設けられた真性領域を含む半導体層を有しており、
    前記複数の薄膜ダイオードと前記基板との間に配置された導電性を有する複数の遮光層と、
    前記複数の薄膜ダイオードと前記基板との間に配置された光透過性を有する導電膜と
    をさらに備え、
    前記複数の遮光層は、前記基板側から見たとき、前記複数の薄膜ダイオードの半導体層のうち少なくとも前記真性領域を遮光するように配置され、かつ、前記導電膜に電気的に接続されている表示装置。
  35. バックライトをさらに備える請求項34に記載の表示装置。
  36. 前記光センサー部を複数有しており、前記複数の光センサー部は、それぞれ、各表示部または2以上の表示部からなるセットに対応して前記表示領域に配置されている請求項35に記載の表示装置。
  37. 前記バックライトは、前記バックライトから出射する光の輝度を調整するバックライト制御回路を有しており、
    前記光センサー部は、前記額縁領域に配置され、外光の照度に基づく照度信号を生成して前記バックライト制御回路に出力する請求項35に記載の表示装置。
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