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JP2008238734A - 電子デバイス及びその製造方法 - Google Patents

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JP2008238734A JP2007085463A JP2007085463A JP2008238734A JP 2008238734 A JP2008238734 A JP 2008238734A JP 2007085463 A JP2007085463 A JP 2007085463A JP 2007085463 A JP2007085463 A JP 2007085463A JP 2008238734 A JP2008238734 A JP 2008238734A
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大輝 飯野
Masahito Sawada
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Abstract

【課題】ウェットエッチングにより微細なパターンを形成可能とした電子デバイス及びその製造方法を提供する。
【解決手段】通電されることにより発熱する抵抗発熱体と、前記抵抗発熱体に接続された電極と、前記電極の少なくとも一部を覆う保護膜と、前記保護膜の略全面を被覆するTiN膜と、を備えたことを特徴とする電子デバイスが提供される。また、第1の層を形成し、前記第1の層の上にTiN膜を形成し、前記TiN膜をマスクとして、ウェットエッチングにより前記第1の層の一部をエッチングすることを特徴とする電子デバイスの製造方法が提供される。
【選択図】図1

Description

本発明は、電子デバイス及びその製造方法に関し、より詳細には、発熱抵抗体と保護膜とを有するサーマルプリンタヘッドなどの電子デバイス及びその製造方法に関する。
サーマルプリンタヘッドなどの電子デバイスにおいては、セラミックス等からなる絶縁基板上に、抵抗発熱体が電極と共に一組の回路をなすように形成され、それが複数個、略直線状に配置されている。また、少なくともその抵抗発熱体列を覆うように、絶縁材料からなる保護膜が形成されている。そして、保護膜の上面にインクリボンを介してプリント用紙を圧着させた状態で、または、保護膜の上面に感熱紙を圧着させた状態で、抵抗発熱体にパルス電流を流して発熱させて、印刷を行う。
保護膜は、プリント用紙やインクリボンに直接接触するため、厚く成膜されている。そのため、成膜に長時間を要するだけでなく、保護膜のコンタクトホールを形成するのにも長時間を要している。このコンタクトホール形成には、RIE(Reactive Ion Etching)法などドライエッチング技術が用いられているが、保護膜の厚さが5乃至7ミクロンと厚く、例えば、90分という時間を要している。そのため、設備コストの観点からも、低コスト化が可能なウェットエッチングへの移行が望まれている。
また、RIEによるエッチングのマスクにはフィルムレジストが用いられるが、その厚みも厚いため、解像度に限界がある。具体的には、200ミクロン×50ミクロン程度よりも小さなコンタクトホールの形成には不向きである。
一方、絶縁物保護膜をウェットエッチングするには、エッチャントとしてHF(フッ酸)系エッチャントが用いられるが、一般的なマスクではエッチング中にマスクの剥離が生じ、厚い保護膜の長時間エッチングを行うことができない。
さらに、エッチャントとしてHF系エッチャントを用いる場合、下地Al(アルミニウム)電極との選択比がとれず、オーバーエッチングとなってしまう問題がある。
加えて、絶縁物保護膜には、印刷時のプリント用紙との摩擦により帯電が生じ、この帯電が静電破壊の原因となるという問題がある。他に、耐摩耗性等の機械的強度が不十分であるという問題もある。
従って、保護膜の加工では、ウェットエッチングに適し、且つ微細化が可能なマスクを使用すること、ウェットエッチングにおいては下地Al電極層との選択比が十分取れること等が望まれる。また、絶縁物保護膜の帯電を抑制すること、耐摩耗性を向上すること等の改善が望まれている。
絶縁物保護膜材料としては、ガラス膜、SiON、SiAlON、SiO、Si等が特許文献1などに開示されている。また、耐摩耗性向上を目的として、保護膜上に酸化クロムと高融点金属の窒化物の混合体あるいは酸化クロムと高融点金属の炭化物の混合体を形成する事例が特許文献2に開示されているが、微細加工が困難である。
一方、保護膜にかかる電界のため、プリント用紙等から不純物イオンが保護膜に侵入して、保護膜が腐食されるのを防止する目的で、保護膜上に導電膜を被覆する技術が特許文献3に開示されている。
特開2000−246929号公報 特開平7−68816号公報 特開2004−230583号公報
本発明は、ウェットエッチングにより微細なパターンを形成可能とした電子デバイス及びその製造方法を提供する。
本発明の一態様によれば、通電されることにより発熱する抵抗発熱体と、前記抵抗発熱体に接続された電極と、前記電極の少なくとも一部を覆う保護膜と、前記保護膜の略全面を被覆するTiN膜と、を備えたことを特徴とする電子デバイスが提供される。
本発明の他の一態様によれば、第1の層を形成し、前記第1の層の上にTiN膜を形成し、前記TiN膜をマスクとして、ウェットエッチングにより前記第1の層の一部をエッチングすることを特徴とする電子デバイスの製造方法が提供される。
本発明のさらに他の一態様によれば、電極を形成し、前記電極の少なくとも一部を覆うように第1の層を形成し、前記第1の層をTiN膜で被覆し、前記TiN膜をマスクとして、ウェットエッチングにより前記第1の層の一部をエッチングして前記電極を露出させることを特徴とする電子デバイスの製造方法が提供される。
本発明によれば、ウェットエッチングにより微細なパターンを形成可能とする電子デバイス及びその製造方法が提供される。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本実施形態に係る電子デバイス、より詳細にはサーマルプリンタヘッドの素子構造を例示する部分断面図である。
また、図2は、サーマルプリンタヘッドの部分斜視図である。
本実施形態のサーマルプリンタヘッド1においては、絶縁基板2が設けられている。絶縁基板2の材料としては、例えば、アルミナからなるアルミナセラミック基板が用いられる。絶縁基板2の上面には、例えば、水ガラスからなる水ガラス層3が設けられている。水ガラス層3の上面の一部には、一方向に延びる蒲鉾状の凸部3aが形成されている。
また、水ガラス層3上には、例えば、Ta−SiOからなる複数の抵抗発熱体4が全領域にわたり形成されている。さらに、抵抗発熱体4を覆うように、例えば、Alを主成分とする材料からなる電極5a及び5bが形成されている。電極5a及び5bと抵抗発熱体4が一組の回路となり、それが略直線状に複数個並ぶように設けられている。
さらに、水ガラス層3、抵抗発熱体4並びに電極5a及び5bを覆うように、保護膜7が設けられている。保護膜7の形状は、水ガラス層3の形状を反映しており、水ガラス層3の凸部3aに対応する領域には、凸部7aが形成されている。保護膜7は、例えば、SiONにより形成されている。
加えて、保護膜7は、保護膜7をエッチング加工するためのマスクであるTiN膜8で覆われている。つまり、保護膜7の略全面は、TiN膜8により覆われている。つまり、TiN膜8に覆われずに保護膜7が露出している部分は、実質的にない。TiN膜の形状は、保護膜7の形状を反映し、保護膜7の凸部7aに対応する領域は、湾曲し凸状部8aを形成している。電極5aにおける電極5bから遠い側の端部には、TiN膜8をマスクとして保護膜7をエッチング加工して形成されたコンタクトホール10が形成されている。高硬度を有するTiN膜8を設けることにより、保護膜の耐摩耗性を向上させることができる。また、TiN膜8は導電性を有するので、これをグラウンドなどに接続すれば、チャージアップを防止するための除電膜として作用させることができる。またさらに、TiN膜8をマスクとして用いることにより、HF系のエッチャントに対して高い選択性が得られ、厚い保護膜7をウエットエッチングにより確実に加工することが可能となる。さらにまた、TiN膜8は、過酸化水素系のエッチャントにより容易にパターニングできるので、微細加工を確実かつ容易に実施できる。
以下、本実施形態のサーマルプリントヘッドのドライバIC15とサーマルヘッド基板との接続などの詳細について、図2を参照しつつ説明する。
絶縁基板2上には、ドライバIC(回路素子)15が実装されており、このドライバIC15の端子には、電極5aにおける抵抗発熱体4に接続されていない側の端部が接続されている。例えば、4本の電極5aが1個のドライバIC15に接続されている。さらに、絶縁基板2におけるドライバIC15側の側方には、樹脂基板31が設けられており、絶縁基板2の上面及び下面とそれぞれ同一平面上にある。樹脂基板31上には、複数本の配線層32が形成されており、この配線層32がドライバIC15における電極5aが接続されていない端子に接続されている。
さらにまた、絶縁基板2及び樹脂基板31上には、ドライバIC15、並びに電極5a及び配線層32におけるドライバIC15との接続部分を覆うように、樹脂からなるエンキャップ33が設けられており、このエンキャップ33を覆うように、例えば、樹脂板が折り曲げられて成型されたICカバー34が設けられている。一方、絶縁基板2及び樹脂基板31の下面には、ヒートシンク35及びコネクタ36が連結されている。コネクタ36の端子は、配線層32に接続されている。
以上の如く構成された本具体例に係るサーマルプリンタヘッド1の動作について説明する。
TiN膜の凸状部8aの上方にローラ11が配置され、このローラ11とTiN膜8の凸状部8aとの間にインクリボン12及びプリント用紙13が挟み込まれる。インクリボン12はプリント用紙13を介してローラ11により凸状部8aに対して押圧される。ここで、ローラ11が回転すると、インクリボン12及びプリント用紙13はサーマルプリンタヘッド1に対して移動し、インクリボン12は凸状部8aに対して摺動する。
この状態で、ドライバIC15が、コネクタ36を介して入力された信号に基づいて、選択的にパルス電流を、電極5a、抵抗発熱体4及び電極5bからなる経路に流すと、このパルス電流は、凸状部8a直下の抵抗発熱体4内を流れ、抵抗発熱体4が発熱する。この熱が、保護膜7及びTiN膜8内を伝導してインクリボン12における凸状部8aに対する接触部分に伝わり、インクリボン12中のインク成分がプリント用紙13に転写される。これにより、プリント用紙13にインク層14が形成され、印刷される。
本具体例によれば、前述したように、保護膜7上にTiN膜8を設けて、TiNマスクを形成し、保護膜7の加工を行うことにより、微細化及び加工時間の短縮等が可能となる。さらに、TiN膜8が保護膜7を覆う状態で印刷することができるため、耐摩耗性の向上をはかることが可能である。また、TiNは導電性を有するため、摺動によって発生する帯電を除去することも可能である。
以下に、本具体例に係るサーマルプリンタヘッド1の製造方法について説明する。
図3は、本具体例に係るサーマルプリンタヘッド1の製造方法を示すフローチャート図である。
初めに、図3のステップS1に示すように、絶縁基板2上に、例えば、水ガラスを塗布し焼成して、水ガラス層3を形成する。水ガラス層3には、一方向に延びる蒲鉾状の凸部3aを形成する。
次に、ステップS2に示すように、水ガラス層3上に、例えば、スパッタリング法によりTa−SiOからなる抵抗発熱体層を形成する。
次に、ステップS3に示すように、抵抗発熱体層上に、例えば、Alからなる電極層を形成し、パターンニングを行って、水ガラス層3の凸部3a上に、抵抗発熱体4、電極5a及び5bを形成する。抵抗発熱体4と電極5a及び5bは一組の回路を構成し、それが略直線状に複数個並ぶように設ける。
次に、ステップS4乃至S9に示すように、保護膜7の成膜と加工を行う。
図4は、保護膜7をエッチング加工する各工程における積層された膜の断面図である。 図4aは、保護膜7が形成された段階における膜の断面図を示す。抵抗発熱体4と電極5a及び5bを覆うように、保護膜7を形成する。例えば、RFスパッタ法によりSiONを5乃至7ミクロンの厚さに形成する。絶縁基板2の上に、水ガラス層3、Ta−SiOからなる抵抗発熱体4、Alからなる電極5a及び5b、SiONからなる保護膜7が順次積層される。
次に、ステップS5に示すように、保護膜7上に保護膜7をウェットエッチングするためのマスクとなるTiN膜8を、例えば、スパッタリング法により成膜する。厚さは、例えば、200nm程度となるよう成膜する。図4bにこの段階での積層膜の断面図を示す。
次に、ステップS6乃至S8に示すように、TiN膜8上にレジスト9を塗布現像し(S6)、レジスト9をマスクとして、TiN膜8をHエッチャントによりエッチングして、TiN膜8を所定の形状に加工する(S7)。図4cは、TiN膜8が所定の形状に加工された積層膜の断面図を示す。TiNはHF系溶液に不溶で、溶液中での絶縁膜との密着性が高い。そのため、後の工程で厚い保護膜7のエッチングを行うが、その工程で剥がれることがなく、また、TiNの加工は一般的なレジストマスクとHを用いて行えばよく、容易に微細加工が可能である。図4dは、レジスト9を除去し、TiNマスクが形成された段階の積層膜の断面図を示す(S8)。
次に、ステップS9に示すように、加工したTiN膜8をマスクとして保護膜7のウェットエッチングを行う。エッチャントとして、HFにKFを混合したHF+KF系エッチャントを用いる。保護膜7のエッチングにおいては、保護膜7の構成材料であるSiONはエッチングされるが、電極5a及び5bの構成材料であるAlはエッチングされないことが望ましい。すなわち、エッチングの選択性が高いことが望まれる。HF+KF系エッチャントを用いることにより、Alのエッチング速度を小さく抑えて、保護膜7を構成するSiONのエッチングを行うことが可能である。図4eは、保護膜7がエッチング加工された状態を示す。
次に、ステップS10に示すように、ドライバIC15の接続を行う。この接続は、コンタクトホール10を介して行う。絶縁基板2上にドライバIC15を実装し、このドライバIC15の端子に、電極5aにおける電極5bから遠い側の端部を接続する。また、樹脂基板31上に配線層32を形成し、この樹脂基板31を絶縁基板2の側部に連結し、配線層32をドライバIC15の他の端子に接続する。さらに、絶縁基板2及び樹脂基板31の上面上に、ドライバIC15と、電極5a及び配線層32におけるドライバIC15への接続部分とを覆うように、樹脂からなるエンキャップ33を形成し、このエンキャップ33を覆うように、ICカバー34を取り付ける。また、絶縁基板2及び樹脂基板31の下面上にヒートシンク35及びコネクタ36を取り付ける。以上により、サーマルプリンタヘッド1が製造される。
上記ステップS9における保護膜7のエッチング後、TiN膜をアースに接続して帯電の除去膜としての機能を持たせることが可能であり、また、TiNの硬い特性を利用して耐摩耗膜として利用することも可能である。除電膜及び耐摩耗膜の両方として利用しても良い。
HF+KF系エッチャントを用いた場合、保護膜7に用いたSiONと電極5aのAlとの間で高選択性が得られる機構を説明する。
図5は、AlのPourbaix(プールベイ)線図で、水中におけるAlの存在領域を電極電位とpHの二次元座標上に表したものである。pH値の低い酸性領域ではAlは溶解するが、pH値の増加に従い、不動態領域に入って安定化する。HFにKFを添加すると、KF=K+Fにより生じたFイオンによりHF=H+Fの平衡が左に移動する。この平衡移動で水素イオン濃度が減少し、pH値が5.2以上では、AlのPourbaix線図が示すようにAlの不動態領域に入るため、Alのエッチングは進行しない。そのため、KFの添加量を適切に選ぶことにより、SiONとAlの間で極めて高いエッチング速度の選択性を得ることが可能である。
図6は、100mlのHF溶液に対してKF量を40g添加した時の、室温におけるHF濃度に対するSiON及びAlのエッチング速度を示す。HF濃度が34.3%以下のHF溶液では、HF100mlに対してKFを40g添加するとAlは不動態膜を形成し、エッチング速度は著しく低下する。Al不動態領域ではAlのエッチング速度の測定は困難であるため、図6ではHF濃度34.3%以下に対し、エッチング速度は1nm/min以下であるとして表記している。HF濃度34.3%以下では、SiONのエッチング速度はほぼ50乃至80nm/minにあるので、2桁以上の選択比を得ることは容易であると考えられる。
図7は、HF+KF系エッチャントによるSiONに対するエッチング速度の温度依存性を示す。HF濃度が29%と34%の場合について示す。高温ではSiONに対し高いエッチング速度が得られ、スループット上の問題は解決すると考えられる。例えば、29%HF濃度のHF溶液100mlに40gのKFを添加し、45℃に加熱した時のSiONに対するエッチング速度は、200nm/minとなり、5ミクロンの厚さのSiONを約25分でエッチングすることができる。これは、厚い保護膜を短時間で加工したいとする、製造上の要請を十分満たすものであると言うことができる。比較例として、図示していないが、KFを添加しない室温の49%HF濃度のエッチャントの場合、エッチング速度は145nm/minとなり、SiON/Al選択比は3.5であった。
本具体例では、絶縁物保護膜のウェットエッチングに対するマスクとしてTiNを選択している。ウェットエッチング時に剥がれないマスクとして、有機系材料を種々検討したが、いずれも不適で、金属マスク材料としてTiNが有効であった。金属マスクとしてTiN、Cu、Mo、Niを比較した。
図8は、29%HF濃度のHF溶液100mlにKFを40g添加して、KF+HFエッチャントとし、45℃で37分、30秒エッチングした場合の、TiN、Cu、Mo及びNiの表面形態である。TiN表面はエッチング前後で変化が無く、安定であるが、Cu、Mo及びNiでは剥離または孔食が発生し、エッチングマスクとしては使用できなかった。
以上の結果から、保護膜7の加工のために、TiN膜8をマスクとして用い、HF+KF系エッチャントによりウェットエッチングを行うことにより、微細化パターンを有するサーマルプリンタヘッド1を低コストで製造することが可能となった。微細なコンタクトホール10を形成するためには、TiN膜8を保護膜7の全面を覆うように被覆して、TiNマスクを作製し、保護膜7をエッチング加工することが必要であり、特許文献6の図2に示された導電膜の被覆領域と本発明におけるTiN膜8の被覆領域とは異なる。また、導電膜形成の目的も異なる。
さらに、保護膜7上にTiN膜8を被覆したことにより、耐摩耗性向上と帯電防止をはかることが可能となった。
なお、上述の具体例においては、サーマルプリンタヘッドをインクリボン方式のプリンタに適用する例を示したが、本発明はこれに限定されず、例えば、インクリボンを用いない感熱式プリンタに適用してもよい。
また、保護膜7として、SiONを用いた例について述べたが、SiOなどのSiOや、SiなどのSiNや、SiAlONや、あるいはガラスペースト焼成膜等の酸化物を用いてもよい。さらに、具体例を構成する各層の形成方法は、形成の簡便性や膜質等を考慮して、適宜選択することができる。
さらにまた、保護膜が酸化物系で、下地がAlであるような構造を有する電子デバイスであれば、本発明を適用することが可能であり、本発明の範囲に包含される。
本発明の実施形態に係る電子デバイスを例示する部分断面図である。 本発明の実施形態に係る電子デバイスを例示する部分斜視図である。 本発明の実施形態に係る電子デバイスの製造方法を例示するフローチャート図である。 保護膜エッチング加工工程の各段階における積層膜の断面図である。 AlのPourbaix線図である。 HF+KF系エッチャントによるエッチング速度の濃度依存性である。 HF+KF系エッチャントによるエッチング速度の温度依存性である。 HF+KF系エッチャントによるエッチング後のマスク表面形態である。
符号の説明
1 サーマルプリンタヘッド、2 絶縁基板、3 水ガラス層、3a 凸部、 4 抵抗発熱体、5a、5b 電極、7 保護膜、7a 凸部、8 TiN膜、 8a 凸状部

Claims (11)

  1. 通電されることにより発熱する抵抗発熱体と、
    前記抵抗発熱体に接続された電極と、
    前記電極の少なくとも一部を覆う保護膜と、
    前記保護膜の略全面を被覆するTiN膜と、
    を備えたことを特徴とする電子デバイス。
  2. 前記電極は、アルミニウムを主成分とする材料からなることを特徴とする請求項1記載の電子デバイス。
  3. 前記保護膜は、前記TiN膜をマスクとしてエッチングされてなることを特徴とする請求項1記載の電子デバイス。
  4. 前記TiN膜及び前記保護膜を貫通して前記電極に至るコンタクトホールが設けられてなることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の電子デバイス。
  5. 回路素子をさらに備え、
    前記回路素子と前記電極とが前記コンタクトホールを介して接続されてなることを特徴とする請求項4記載の電子デバイス。
  6. 前記保護膜は、SiON、SiO、SiN、SiAlON及びガラスペースト焼結体よりなる群から選択されたいずれかからなることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載の電子デバイス。
  7. 第1の層を形成し、
    前記第1の層の上にTiN膜を形成し、
    前記TiN膜をマスクとして、ウェットエッチングにより前記第1の層の一部をエッチングすることを特徴とする電子デバイスの製造方法。
  8. 電極を形成し、
    前記電極の少なくとも一部を覆うように第1の層を形成し、
    前記第1の層をTiN膜で被覆し、
    前記TiN膜をマスクとして、ウェットエッチングにより前記第1の層の一部をエッチングして前記電極を露出させることを特徴とする電子デバイスの製造方法。
  9. 前記ウェットエッチングにおいてHF系エッチャントを用いることを特徴とする請求項7または8に記載の電子デバイスの製造方法。
  10. 前記電極は、アルミニウムを主成分とする材料からなり、
    前記ウェットエッチングにおいてHF系エッチャントとKF系エッチャントとの混合エッチャントを用いることを特徴とする請求項8記載の電子デバイスの製造方法。
  11. 前記第1の層は、SiON、SiO、SiN、SiAlON及びガラスペースト焼結体よりなる群から選択されたいずれかからなることを特徴とする請求項7〜10のいずれか1つに記載の電子デバイスの製造方法。
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