JP2008230458A - 自動車の車体側部構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】外側方からの衝撃荷重が作用した際にドア本体の車室内侵入が防止し、かつ後方から衝撃荷重が作用した際においてもドアの開扉性が確保できる自動車の車体側部構造を提供することにある。
【解決手段】ドア本体31の後部に車幅方向内方に同一外形形状で延在する軸部39Aを有する係止ピン39を備え、ドア開口部8の後縁部を構成する車体部材に車幅方向外方端が開放された筒状で係止ピン39の軸部39Aが間隙を有して挿入可能な係止部材17を有するキャッチャ16を備える。外側方からドア本体31に過大な衝撃荷重が作用した際に、係止ピン39が係止部材17に当接してドア本体31の中折れ変形を抑制する。一方、車体後方からの衝撃荷重が作用して車体後部等が変形しても、係止ピン39の軸部39Aと係止部材17が係合することなく開扉性が確保できる。
【選択図】図2
【解決手段】ドア本体31の後部に車幅方向内方に同一外形形状で延在する軸部39Aを有する係止ピン39を備え、ドア開口部8の後縁部を構成する車体部材に車幅方向外方端が開放された筒状で係止ピン39の軸部39Aが間隙を有して挿入可能な係止部材17を有するキャッチャ16を備える。外側方からドア本体31に過大な衝撃荷重が作用した際に、係止ピン39が係止部材17に当接してドア本体31の中折れ変形を抑制する。一方、車体後方からの衝撃荷重が作用して車体後部等が変形しても、係止ピン39の軸部39Aと係止部材17が係合することなく開扉性が確保できる。
【選択図】図2
Description
本発明は、自動車の車体側部構造に関し、特に外側方からサイドドアのドア本体に衝撃荷重が作用した際に、該ドア本体の車室内への侵入を防止する自動車の車体側部構造に関する。
一般に自動車の車体側部に配設されるサイドドアは、前端が上下に離間して設けられた複数のヒンジによって車体本体に支持されてドア開口部を開閉し、ドアロック機構によって閉状態を保つように構成されている。
このようなサイドドアは、車室側となるドアインナパネルと車体外側となるドアアウタパネルを対向配置して互いに周縁を結合したドア本体を有し、ドアインナパネルとドアアウタパネルとの間にドアロック装置やウインドレギュレータ等が配置されている。更に、乗員の安全性を確保する目的でドア本体の後端部に係止ピンを設ける一方、この係止ピンと係合するキャッチャを車体本体側のドア開口部の縁部に設け、ドア本体に外側方から衝撃荷重が作用した際に係止ピンがキャッチャに係合してドア本体の車室内への侵入を防止する車体側部構造がある。
この種のサイドドアのドア本体に係止ピン及び車体本体にキャッチャを備えた車体側部構造としては特許文献1がある。特許文献1の車体側部構造は、図15に車両の側面図を示し、図16に図15のXI−XI線断面図を示すように、ドア本体111がドアインナパネル112とドアアウタパネル113によって形成され、ドアインナパネル112の後端にドアアウタパネル113側に屈曲する壁部112aを備え、この壁部112aの外方端がドアアウタパネル113の後端に結合されている。
ドアインナパネル112の壁部112aの内面がリンフォース114によって補強されており、この補強された部分に係止ピン115が後方に向けて突出されている。係止ピン115は大径の頭部115aとネジ溝が形成された小径の軸部115bを備えたボルト状であって、リンフォース114に溶着されたナット116に壁部112a及びリンフォース114を貫通して螺着されている。
一方、ドア開口部を形成するリヤフェンダ101のホイールハウス周縁部102は、ドア本体111のドアインナパネル112に形成された壁部112aに対向して間隔を保って配設されたフェンダ部103と、このフェンダ部103の後面側に接合されたリンフォース104とによって構成される。また、フェンダ部103及びリンフォース104の外方部は後方に屈曲されてコーナ部107が形成され、フェンダ部103はコーナ部107より後方へ延長されて後端がホイールハウスアウタパネル105の外方端に接合されている。
コーナ部107には、サイドドア110の閉動作に伴って係止ピン115が係入するキャッチャとなる係合孔108がフェンダ部103及びリンフォース104を貫通して形成されている。この係合孔108はフェンダ部103の後方に延在する側面103aに形成される第1孔部108aと、この第1孔部108aに連続すると共にドア本体111の壁部112aに対向するフェンダ部103の前面103b側で車幅方向に延びる第2孔部108bによって形成される。
この第1孔部108aは、サイドドア110の閉動作の際に係止ピン115の頭部115aが通過すべく上下方向の幅が頭部115aの外径より若干広く形成されている。第2孔部108bは係止ピン115の軸部115bが通過すべく上下方向の幅が軸部115bの外径より若干広く、かつ係止ピン115の頭部115aの外径より狭く形成されている。
この構成によりサイドドア110の閉動作の際には、ドア本体111の後端に設けた係止ピン115の頭部115a及び軸部115bが係合孔108の第1孔部108a及び第2孔部108bから進入して図16に示すよう軸部115aが第2孔部108bを貫通して頭部115aがフェンダ部103の前面103bと対向配置される。
一方、サイドドア110の閉鎖状態において、ドア本体111に対して外側方から衝撃荷重が作用した際には、ドア本体111の後端に突設された係止ピン115の軸部115bが第2孔部108bの内端に当接することによってドア本体111の車室内側への移動を規制する。また、ドア本体111の中央部が車室内方に折曲する中折れ変形が生じてドア本体111の後端部が前方に移動すると、係止ピン115の頭部115aが係合孔115の第2孔部8bの周縁に係合してドア本体111の後端部が前方に移動するのを規制して中折れ変形によりドア本体111が車室内に侵入するのを防止する。
上記特許文献1によると、ドア本体111の後端部に係止ピン115を後方に向けて突設すると共に、フェンダ部103のコーナ部107をリンフォース104で補強し、かつコーナ部107に係止ピン115と係合する係合孔108を設けることから、ドア本体111に外側方から衝撃荷重が作用した際、ドア本体111の後部の車室内方向及び前方への移動が規制されてドア本体111の中折れ変形による車室内侵入が防止できる。
しかし、例えば車体後方から衝撃荷重が作用した際に、その衝撃荷重によるフェンダ部103等の変形により大径に形成された係止ピン115の頭部115aが拘束されて係合孔108からの抜け出し動作が妨げられてドア本体111の開放が困難になる、いわゆる開扉性が確保できない事態を招くことが懸念される。
従って、かかる点に鑑みなされた本発明の目的は、外側方からの衝撃荷重がドア本体に作用した際にドア本体の車室内侵入を有効的に防止し、かつ後方から衝撃荷重が作用した際においてもドアの開扉性が確保できて、乗員への影響が回避乃至軽減ができる安全性に優れた自動車の車体側部構造を提供することにある。
上記目的を達成する請求項1に記載の自動車の車体側部構造の発明は、車室側となるドアインナパネルと車体外側となるドアアウタパネルを対向配置して互いに周縁を結合したドア本体の前部が、車体本体に形成されるドア開口部の前縁部を構成する車体構成部材にヒンジを介在して開閉自在に配設されかつ上記ドア本体の後部に係止ピンが設けられたサイドドアを備え、上記ドア開口部の後縁部を構成する車体構成部材にドア閉鎖状態において上記係止ピンが係合可能なキャッチャを備えた自動車の車体側部構造において、上記係止ピンは、上記ドア本体の後部内でドア本体に固定される基部及び該基部から車幅方向内方に同一外形形状乃至先細り形状で延在してドア本体から突出する軸部を備え、上記キャッチャは、上記ドア開口部の後縁部を構成する車体部材に配設されて車幅方向に延在すると共に車幅方向外方端が開放された筒状で上記係止ピンの軸部が間隙を有して挿入可能な係止部材を備えたことを特徴とする。
この発明によると、外側方からドア本体に過大な衝撃荷重が作用した際、その衝撃荷重によりドア本体の中央部が車室内方に折曲する中折れ変形が生じてドア本体の後部が前方に移動すると、ドア本体の後部に配設された係止ピンが前方に移動してその軸部が車体部材に配設されたキャッチャの係止部材に当接してドア本体の後部の前方移動が規制されてドア本体の中折れ変形が抑制され、ドア本体の車室内侵入が防止できる。
一方、ドア閉鎖状態において、車体後方からの衝撃荷重が作用して車体後部等が変形しても、ドア本体の後部に配設されて車幅方向内方に向かって延在する係止ピンの軸部が車幅方向に同一外形形状乃至先細り形状でかつ、車体部材に配設されるキャッチの係止部材が車幅方向に延在する筒状で係止ピンの軸部との間に間隙を有することから、係止ピンの軸部と係止部材が係合することが防止されて係止ピンの軸部がキャッチによって拘束させるおそれがなく、閉鎖状態のドア本体を開放動作することにより係止部材から係止ピンの軸部が車幅方向外方に容易に抜け出し、ドア本体の開放が可能になり開扉性が確保できる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の自動車の車体側部構造において、上記ドア開口部の後縁部を構成する車体部材は、ドア閉鎖状態における上記係止ピンの軸部が挿入される開口部が形成された車体外側となるボディアウタパネルと、該ボディアウタパネルと結合すると共に対向配置されて車室側となるボディインナパネルと、上記ボディアウタパネルとボディインナパネルとの間に配設されて上記開口部と間隔をおいて対向するキャッチャ取付部が形成されて上記ボディインナパネルに結合されたリンフォースとを備え、上記車幅方向外方端が開放された係止部材が上記開口部に対応して上記リンフォースのキャッチャ取付部に結合されたことを特徴とする。
この発明は、キャッチャが配設されるドア開口部の後縁部を構成する車体部材の具体的構成を示し、ドア閉鎖状態における係止ピンの軸部が挿入される開口部が形成されたボディアウタパネルと、ボディアウタパネルと結合すると共に対向配置されたボディインナパネルと、ボディアウタパネルとボディインナパネルとの間に配設されてボディインナパネルに結合されたリンフォースとを備える。ボディアウタパネルとボディインナパネルとの間のリンフォースにキャッチャ取付部に係止部材を配設することにより、係止部材の取付剛性が確保され、係止部材により係止ピンの前方移動が確実に防止でき、ドア本体の中折れ変形が抑制されてドア本体の車室内侵入が抑制できる。車体後方からの衝撃荷重が作用して車体後部等が変形しても、係止ピンの軸部と係止部材が係合することが防止されてドア本体の開放が可能になりリヤドアの開扉性が確保できる。係止部材がボディアウタパネルから外方に突出することなく、外観性が確保できる。
請求項3に記載の発明は、請求項2の自動車の車体側部構造において、上記ボディアウタパネルの開口部の周縁に取付部が嵌合すると共に上記係止ピンの軸部が間隙を有して挿入可能な内径を有する有底筒状で底部がリンフォースのキャッチャ取付部に当接するグロメットを備えたことを特徴とする。
この発明によると、ドア本体が開放されたドア開放状態にあっても、ボディアウタパネルに開口する開口部がグロメットによって閉塞されて外観品質が確保できる。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1項の自動車の車体側部構造において、上記ドア本体内で前後方向に延在するドアインパクトビームを備え、該ドアインパクトビームの後端部分に上記係止ピンの基部が固設され、かつ該係止ピンの軸部が上記ドアインナパネルに開口する係止ピン貫通孔を貫通して車幅方向内方に延在することを特徴とする。
この発明によると、ドア本体内で前後方向に延在するドアインパクトビームを備え、ドアインパクトビームの後端部分に係止ピンを固設することから、ドアインパクトビームによりドア本体の中折れをより確実に抑制することができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか1項の自動車の車体側部構造において、上記ドアインナパネルに上記係止ピンの軸部が貫通する係止ピン貫通孔が開口され、上記ドアインナパネルの係止ピン貫通孔に、上記係止ピンの軸部が挿入可能な有底円筒状でドア閉鎖状態において頂部が車体構成部材に当接する弾性部材からなるドアストッパが配設されたことを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか1項の自動車の車体側部構造において、上記ドアインナパネルに上記係止ピンの軸部が貫通する係止ピン貫通孔が開口され、上記ドアインナパネルの係止ピン貫通孔に、上記係止ピンの軸部が挿入可能な有底円筒状でドア閉鎖状態において頂部が車体構成部材に当接する弾性部材からなるドアストッパが配設されたことを特徴とする。
この発明によると、係止ピンがドアストッパによって覆われてドア開放時における外観性が向上すると共に、係止ピン及びドアストッパが同一部分に配設されてそれらの配置スペースが減少して車体設計の自由度が確保できる。
本発明によると、外側方からドア本体に過大な衝撃荷重が作用した際、その衝撃荷重によるドア本体の中折れ変形が抑制されてドア本体の車室内侵入が抑制できると共に、車体後方からの衝撃荷重が作用して車体後部等が変形しても、閉鎖状態のドア本体を開放動作することにより係止部材から係止ピンの軸部が車幅方向外方に容易に抜け出し、ドア本体の開放が可能になりドアの開扉性が確保できる。
(第1実施の形態)
本発明による自動車の車体側部構造の実施の形態を、サイドドアがリヤドアの場合を例に図1乃至図4を参照して説明する。なお、図中矢印Fは車体前方方向を示し、矢印OUTは外側方向、矢印UPは上方を示している。
本発明による自動車の車体側部構造の実施の形態を、サイドドアがリヤドアの場合を例に図1乃至図4を参照して説明する。なお、図中矢印Fは車体前方方向を示し、矢印OUTは外側方向、矢印UPは上方を示している。
図1は、本実施の形態における車体側部構造が適用される自動車の側面図、図2は図1のI−I線断面図、図3は図2のA部拡大図、図4は図2のII−II線断面図である。
車体本体1の左右側部には、サイドシルアウタパネル及びサイドシルインナパネルによって中空状に形成されて車室下部に沿って前後方向に延在するサイドシル2と、サイドレールアウタパネルとサイドレールインナパネルによって中空状に形成されて車室上部に沿って前後方向に延在するサイドレール3と、フロントピラーアウタパネルとフロントピラーインナパネルによって中空状に形成されて上下方向に延在してサイドシル2の前端とサイドレール3の前端とを連結するフロントピラー4と、リヤピラーアウタパネルとリヤピラーインナパネルによって中空状に形成されて上下方向に延在してサイドシル2の後端とサイドレール3の後端とを連結するリヤピラ5―とを有している。これら、フロントピラー4とリヤピラー5との間においてセンタピラーアウタパネルとセンタピラーインナパネルによって中空状に形成されて上下方向に延在してサイドシル2とサイドレール3と連結するセンタピラー6を備えている。このフロントピラー4とセンタピラー6との間及びセンタピラー6とリヤピラー5との間にそれぞれ車体側部に開口するフロントサイドドア用のドア開口部7及びリヤサイドドア用のドア開口部8が形成される。左右のサイドシル2はフロアパネル9によって連結され、左右のサイドレール3間にルーフパネルが配設されている。
これらサイドシル2、サイドレール3、フロントピラー4、リヤピラー5及びセンタピラー6の各のサイドシルアウタパネル、サイドレールアウタパネル、フロントピラーアウタパネル、リヤピラーアウタパネル及びセンタピラーアウタパネルはボディアウタパネル11によって一体に形成されている。また、サイドシルインナパネル、サイドレールインナパネル及びリヤピラーインナパネル等はボディインナパネル13によって一体に形成されている。
サイドシル2の後部及びリヤピラー5の下部によって形成されるドア開口部8の後部下端の後縁部は、図2に示すようにサイドシル2のサイドシルアウタパネル及びリヤピラー5のリヤアウタパネルを形成するボディアウタパネル11と、サイドシルインナパネル及びリヤインナパネルを形成するボディインナパネル13と、サイドシル1及びリヤピラー5に結合してサイドシル1及びリヤピラー5を補剛すると共にサイドシル2とリヤピラー5の結合剛性を確保するリンフォース14及び荷重伝達部材15の車体構成部材によって構成される。
ボディアウタパネル11は、ホイールハウス周縁部を形成するフェンダ部11Aと、フェンダ部11Aの前端から車幅方向内方、即ち車室内方に折曲する屈曲部11Bを介して車体前方に移行するに従って車室内方に漸次移行する傾斜部11C、傾斜部11Cの前端から車体前方に延在する平坦部11D、平坦部11Dの前端から車室内方に折曲して車幅方向に延在する前面部11E、前面部11Eの内方端から車体前方に折曲する端部11Fが連続する階段状に形成されている。平坦部11Dには円形の開口部12が穿設されている。
ボディインナパネル13は、ボディアウタパネル11のフェンダ部11Aの端縁11Aaに端縁13Aaが溶接結合されてフェンダ部11Aと間隙を隔てて対向するフェンダ部13A、フェンダ部13Aの前端から車室内方に折曲する屈曲部13Bを介して車体前方に移行するに従って漸次車室内方に移行する傾斜部13C、傾斜部13Cの前端から車体前方にボディアウタパネル11の平坦部11Dと間隙を隔てて対向して延在する平坦部13Dが連続する階段状に形成され、平坦部13Dの端縁13Daがボディアウタパネル11の端部11Fの端縁11Faに結合されている。これら互いに結合されるボディアウタパネル11とボディインナパネル13によってドア開口部8の後縁部に沿って剛性に優れた中空部を形成している。
リンフォース14は、ボディインナパネル11のフェンダ部13Aに結合されるフェンダ結合部14Aの前端から車室内方に折曲する屈曲部14Bを介して車体前方に移行するに従って車室内方に漸次移行する傾斜部14C、傾斜部14Cの前端から車体前方にボディアウタパネル11の平坦部11Dと間隙を隔てて対向して延在するキャッチャ取付部となる平坦部14D、平坦部14Dの前端から車室内方に折曲して車幅方向に延在する前面部14E、前面部14Eの内方端から車体前方に折曲する端部14Fが連続する階段状に形成され、端部14Fがボディインナパネル13の平坦部13Dにフロアパネル9の端部9aと共に結合されている。
荷重伝達部材15は、車幅方向に延在する基部15Aの基端にリンフォース14の平坦部14Dに結合される取付部15Bが折曲形成され、先端に ボディインナパネル13の平坦部13Dと間隙を介して対峙する当接部15Cが折曲形成されている。
リンフォース14の平坦部14Dに、図3に示すようにボディアウタパネル11の平坦部11Dに対向して車幅方向外方に向かって突出する円筒状の係止部材17及び平坦部14Dによって底部17cが形成され有底円筒状のキャッチャ16が配設されている。
このキャッチャ16の係止部材17は対向する平坦部11Dに開口する開口部12の径より若干大径の内径を有する円筒状であって、開口部12と同軸芯上に軸芯を有し基端17aが平坦部14Dに溶接されて固設され、その先端17bとドアアウタパネル11の平坦部14Dとの間に間隙を有している。このキャッチャ16の係止部材17は、ボディアウタパネル11から突出することなく外観性を確保している。
ボディアウタパネル11の開口部12に、この開口部12を閉鎖して外観向上を図ると共に開口部12からの埃等の異物の侵入を防止する弾性部材、例えばゴム製で有底円筒状のグロメット18が配設されている。グロメット18は円筒状の筒部19Aの基端外周に開口部12の周縁に嵌合する環状の取付部19Bが形成されると共に、筒部19Aの内周面に係合突起19Aaが形成された基部19と、この基部19の筒部19A内に摺動可能に嵌合する筒体部20A及び筒体部20Aの先端を閉塞する底部20Bを備えた有底円筒状で、筒体部20Aに係合突起19Aaが係合する車幅方向に延在する係合溝20Aaが形成された可動部20とによって構成されている。
このように構成されたグロメット18は、取付部19Bを開口部12の周縁に嵌合して基部19がボディアウタパネル11の平坦部11Dに取り付けられ、この基部19の筒部19Aに摺動自在に筒体部20Aが嵌合する有底円筒状の可動部20を基部19に対して移動することによって、組み立て精度の誤差に起因して平坦部11Dと平坦部14Dとの間に寸法的な誤差がある場合でも底部20Bをリンフォース14の平坦部14Dに当接した状態に維持できる。
一方、リヤサイドドア30は、車体外側となるドアアウタパネル32と車室側となるドアインナパネル33を対向配置して互いに周縁を結合したドア本体31を有し、そのドア本体31がドア開口部8の前縁部を構成する剛性強度に優れたセンタピラー6との間に架設された図示しない上下2個のヒンジによって開閉自在に前部が支持され、後端近傍に設けた図示しないドアロック機構によって閉鎖状態に保持される。
ドア本体31の後端下部におけるドアインナパネル33は、図2に示すようにドアアウタパネル32と対向する内側面部33Aの後端から屈曲部33Bを介してドアアウタパネル32側に延在する後面部33Cと、後面部33Cの外方端から折曲してドアアウタパネル32と対向して延在する平坦面33Dと、平坦面33Dの後端からドアアウタパネル32側に折曲して後方に移行するに従って漸次ドアアウタパネル32に接近する傾斜部33Eとを有し、傾斜部33Eの端縁がドアアウタパネル32の端縁に結合されている。
ドア本体31の閉鎖状態において、これらドアインナパネル33の内側面部33Aの後端部分、後面部33C、平坦部33D、傾斜部33Eはそれぞれボディアウタパネル11の端部11F、前面部11E、平坦部11D、傾斜部11Cと間隙を隔てて対向してドア開口部8の後縁を覆う。また、平坦部33Dにはボディアウタパネル11の平坦部11Dに形成された開口部12に対応して係止ピン貫通孔34が穿設されている。
図3に示すように、ドア本体31のドア閉鎖状態において平坦部33Dに開口する係止ピン貫通孔34内にグロメット18の内周面18aとの間に間隙L1をもって挿入されてボディアウタパネル11の平坦部11Dに頂部35aが当接する弾性部材、例えばゴム製のドアストッパ35が配設されている。ドアストッパ35は、外周面35b及び底部35dを有する内孔35cが形成された有底円筒状であって、外周面35bに環状に形成されたスリット状の係合部35eが係止ピン貫通孔34の周縁に嵌合することによってドアインナパネル33の平坦部33Dに取り付けられる。
ドアアウタパネル32とドアインナパネル33によって形成されたドア本体31の空間S内には、図示しない前側ビームブラケット及び後側ビームブラケット37によって支持されたドアインパクトビーム36が配設されている。この空間S内には、その他に図示しないウインドガラス、ドアロック機構、ウインドレギュレータ等の艤装部品を備えているが、これらは本発明と直接関係がないのでこれらの説明は省略する。
ドアインパクトビーム36は、パイプ状の部材であってドアアウタパネル32の内面に沿って略前後方向に延在して後端部分36aが前端部分よりも低く全体として後ろ下がりに傾斜して配置され、前端がヒンジ近傍に前側ビームブラケットを介してドアインナパネル33の前端近傍に取り付け支持されている。
一方、ドアインパクトビーム36の後端部分36aは、平板状に形成された平坦部36Dを有すると共にドアインナパネル33の傾斜部33Eの近傍まで達し、後側ビームブラケット37を介してドアインナパネル33の平坦部33Dの前部範囲33Daに結合されている。
後側ビームブラケット37は、長手方向の中央部37Aがドアインナパネル33の平坦部33Dの前部範囲33Daに溶接されてドアインパクトビーム36に沿って延在する板状部材であって、中央部37Aから前方に延在する前端側37Bが図4に示すように断面略円弧状に形成されて中央37Baがドアインパクトビーム36の側面にすると共にその上縁37Bb及び下縁37Bcがそれぞれドアインパクトビーム36の上面及び下面に溶接されている。中央部37Aから後方に延在する後端側37Cはドアインパクトビーム36の平坦部36D及びボディアウタパネル11の平坦部11Dに対向する平坦部37Dを介して端部37Caがドアインパクトビーム36の後端部分36aに溶接されている。
後側ビームブラケット37の平坦部37Dに係止ピン取付孔38が穿孔され、この係止ピン取付孔38に係止ピン39が取り付けられる。係止ピン39は係止ピン取付孔38に貫通可能で基端から先端39Aaに亘って同一外形形状の円柱状に形成された軸部39A及び軸部39Aの基端に形成されたフランジ状で係止ピン取付孔38より大径に形成された基部39Bを有している。
この係止ピン39は、軸部39Aが係止ピン取付孔38を貫通して基部39Bがドアインパクトビーム36の平坦部36Dと後側ビームブラケット37の平坦部37Dの間に挟持されて後部ビームブラケット37の平坦部37Dに固定される。平坦部37Dに固定された係止ピン39は、ドア閉鎖状態で車幅方向内方にドア本体31から突出して延在し、その軸部39Aはドアインナパネル33の平坦部33Dに取り付けられたドアストッパ35の内孔35cの内周面と軸部39Aの外周面との間に間隙を有し、かつその先端39Aaと底部35dとの間に間隙L2を有した状態でドアストッパ35の内孔35cに挿入される。また、ドア閉鎖状態において係止ピン39の軸部39Aとボディアウタパネル11の平坦部11Dに設けられたキャッチャ16に対して車幅方向において重複、いわゆるラップL3するように設定されている。
この係止ピン39の軸部39Aはドアストッパ35に覆われてドア開放時における外観性が確保できると共に、係止ピン39とドアストッパ35がドア本体31の同一部分に配設することによりこれらの占有スペース、換言すると配置スペースの削減が得られ、車体設計の自由度が確保できる。
次に、このように構成された車体側部構造の作用を説明する。
ドア本体31の前部がセンタピラー6にヒンジによって開閉自在に支持されたリヤサイドドア30をドア開放状態から閉鎖するドア閉鎖動作に際し、ドア本体31のドアインナパネル33の平坦部33Dに配設されたドアストッパ35の頂部35aが、車体本体1のドア開口部8を形成するボディアウタパネル11の平坦部11Dに開口する開口部12から進入してグロメット18を介在してリンフォース14の平坦部14Dに当接して受け止められると共に、ドア本体31がドアロック機構によりドア閉鎖状態に保持される。
このときグロメット18を介在してリンフォース14の平坦部14Dに頂部35aが当接するドアストッパ35は、係止ピン39の軸部39Aの外周面と内孔35cの内周面との間の間隙及び先端39Aaと底部35dとの間の間隙によってドアストッパ35の弾性変形が係止ピン39によって拘束されることなく弾性変形が許容されドア閉鎖動作に伴う衝撃を緩和することができる。また、ドアストッパ35の弾性変形に伴ってドアロック機構によって閉鎖状態に保持されるドア本体31の振動等が抑制され安定したドア閉鎖状態が確保できる。
一方、リヤサイドドア30が開放されたドア開放状態にあっては、ボディアウタパネル11に開口する開口部34がグロメット18によって閉塞されて外観品質が確保できる。
ドア閉鎖状態において例えば、側面衝突等によりリヤサイドドア30のドア本体31に外側方から衝撃荷重P1が作用したときには、その衝撃荷重P1がドアアウタパネル32を介してドアインパクトビーム36に伝達され、ドアインパクトビーム36によって分散された衝撃荷重P1の一部がドアインパクトビーム36の先端に結合された前側ビームブラケット及びヒンジを介してセンタピラー6に伝達される。
一方、残余の分散された衝撃荷重P1によってドアインパクトビーム36の後端部分36aに形成された平坦部36Dを介して係止ピン39が車室内方に押圧させてドアストッパ35の内孔35c内に進入して先端39Aaがドアストッパ35及びグロメット18を介してリンフォース14の平坦部14Dに圧接して、ドアインパクトビーム36の平坦部36Dから係合ピン39を介してリンフォース14の平坦部14Dに荷重伝達される。平坦部14Dの荷重伝達によるリンフォース14の変形に伴い荷重伝達部材15の当接部15Cがボディインナパネル13の平坦部13Dに当接して平坦部14D側から平坦部13D側への荷重伝達系路が形成される。これにより係止ピン39からの衝撃荷重は、リンフォース14及び荷重伝達部材15を介してボディインナパネル13やボディアウタパネル11及びフロアパネル9に効率的に伝達され、サイドシル2、リヤピラー5及びフロアパネル9等の広範囲に拡散して荷重伝達される。
また、外側方からドア本体31に過大な衝撃荷重P1が作用すると、上記と同様にドアアウタパネル11からドアインパクトビーム16に荷重伝達され、ドアインパクトビーム36の前部から前側ビームブラケット及びヒンジを介してセンタピラー6に伝達されると共に、ドアインパクトビーム36の平坦部36Dから係止ピン39等を介して車体本体1側のリンフォース14に荷重伝達され、サイドシル2、リヤピラー5及びフロアパネル9等に拡散して荷重伝達される。
更に、その過大な衝撃荷重P1によりドアインパクトビーム36が変形してドア本体31の中央部が車室内方に折曲する中折れ変形が生じた際には、ドアインパクトビーム36の中折れ変形に伴いその後端部分36aが前方に移動すると、ドアインパクトビーム36の平坦部36Dに結合された後側ビームブラケット37の後端側37Cに配設された係止ピン39が前方に移動し、係止ピン39の軸部39Aがドアストッパ35を介在して車体本体1側のリンフォース14に固設されたキャッチャ16の係止部材17に当接してドアインパクビーム36の平坦部36D、即ち後端部分36aの前方移動が規制されてドアインパクトビーム36の中折れ変形が抑制される。ドアインパクトビーム36の中折れ変形の抑制に伴いドア本体31の中折れ変形が抑制されてドア本体31の車室内侵入が防止できる。
一方、リヤドア30のドア閉鎖状態において、追突等により車体後方からの衝撃荷重P2が作用した際に、その衝撃荷重P2による車体後部の変形によりボディアウタパネル11やボディインナパネル13等が変形しても、リヤサイドドア30のドア本体31の後部に配設されて車幅方向内方に向かって延在する係止ピン39の軸部39Aが基端から先端に亘って同一外形形状、即ち同径の円柱状でかつ、リンフォース14の平坦部14Dに配設されるキャッチ16の係止部材17が車幅方向延在する円筒状でその内周面と係止ピン39の軸部39Aとの間に間隙を有することから、係止ピン39の軸部39Aとキャッチャ16が係合することが防止される。換言すると係止ピン39の軸部39Aがキャッチ16によって拘束させるおそれがなく、閉鎖状態のドア本体31を開放動作することによりキャッチャ16から係止ピン39の軸部39Aが車幅方向外方に容易に抜け出し、ドア本体31の開放が可能になりリヤドア30の開扉性が確保できる。
また、この追突等により車体後方からの衝撃荷重P2が作用した際に、その衝撃荷重P2による車体後部の変形によりボディアウタパネル11やボディインナパネル13等が変形して係止ピン39の軸部39Aとキャッチャ16の係止部材17が当接した状態においても、係止ピン39の軸部39Aが基端から先端に亘って同一外形形状で連続する円柱状であり、キャッチャ16が係合することが防止され係止ピン39の軸部39Aがキャッチ16によって拘束させるおそれがなく、閉鎖状態のドア本体31を開放動作することによりキャッチャ16から係止ピン39の軸部39Aが車幅方向外方に容易に抜け出し、ドア本体31の開放が可能になりリヤドア30の開扉性が確保できる。
従って、本実施の形態によると、外側方からの衝撃荷重がドア本体31に作用した際に、ドア本体31の車室内侵入を有効的に防止し、かつ後方から衝撃荷重が作用した際においてもドア本体31の開扉性が確保できて、乗員への影響が回避乃至軽減ができる安全性の向上が得られる。
(第2実施の形態)
本発明による自動車の車体側部構造の実施の形態を、サイドドアがリヤドアの場合を例に図5乃至図9を参照して説明する。なお、図5乃至図9において図1乃至図4と対応する部分には同一符号を付して該部の詳細な説明は省略する。
本発明による自動車の車体側部構造の実施の形態を、サイドドアがリヤドアの場合を例に図5乃至図9を参照して説明する。なお、図5乃至図9において図1乃至図4と対応する部分には同一符号を付して該部の詳細な説明は省略する。
図5は、本実施の形態における車体側部構造が適用される自動車の側面図、図6は図5のIII−III線断面図、図7は図6のIV−IV線断面図、図8は図6のV−V線断面図、図9は図6のVI−VI線断面図である。
車体本体1の左右側部には、中空状に形成されたサイドシル2と、サイドレール3と、フロントピラー4と、リヤピラー5と、センタピラー6を備え、フロントピラー4とセンタピラー6との間及びセンタピラー6とリヤピラー5にそれぞれフロントサイドドア用のドア開口部7及びリヤサイドドア用のドア開口部8が形成される。
リヤピラー5によって形成されるドア開口部8の後縁部は、図6に示すようにボディアウタパネル11と、ボディインナパネル13と、リンフォース14との車体構成部材によって構成される。
ボディアウタパネル11は、フェンダ部11Aと、フェンダ部11Aの前端から車幅方向内方、即ち車室内方に折曲する屈曲部11Bを介して車体前方に移行するに従って車室内方に漸次移行する傾斜部11C、傾斜部11Cの前端から車体前方に延在するキャッチャ取付部となる平坦部11D、平坦部11Dの前端から車室内方に折曲して車幅方向に延在する前面部11E、前面部11Eの内方端から車体前方に折曲する端部11Fが連続する階段状に形成されている。平坦部11Dには円形の開口部12が穿設されている。
ボディインナパネル13は、ボディアウタパネル11の端部11Fの端縁11Faに平坦部13Dの端縁13Daが結合されている。これら互いに結合されるボディアウタパネル11とボディインナパネル13によってドア開口部8の後縁部に沿って上下に連続する剛性に優れた中空部を形成している。
リンフォース14は、ボディアウタパネル11の平坦部11Dに対向する平坦部14D、平坦部14Dの前端から車室内方に折曲して車幅方向に延在する前面部14E、前面部14Eの内方端から車体前方に折曲する端部14F、平坦部11Dの後端から車室内方に折曲して車幅方向に延在する後面部14G、後面部14Gの内方端から車体後方に折曲する端部14Hを有する断面ハット形状に形成され、端部14F及び端部14Hがボディインナパネル13の平坦部13Dに結合されている。
リンフォース14の平坦部14Dに、ボディアウタパネル11の平坦部11Dに対向して車幅方向外方に向かって突出する円筒状の係止部材17を備えたキャッチャ16が配設されている。このキャッチャ16の係止部材17は対向する平坦部11Dに開口する開口部12の径より若干大径の内径を有する円筒状であって、開口部12と同軸芯上に軸芯を有し基端17aが平坦部14Dに溶接されて固設され、その先端17bと平坦部14Dとの間に間隙を有している。
ボディアウタパネル11の開口部12に開口部12を閉鎖して外観向上を図ると共に開口部12からの埃等の異物の侵入を防止する弾性部材、例えばゴム製で有底円筒状のグロメット40が配設されている。グロメット40は円筒状の筒部40A及び筒部40Aの先端を閉鎖する底部40Bを備えた有底円筒状であって、筒部40Aの基端外周に開口部12の周縁に嵌合する環状の取付部40Cが形成されている。
このように構成されたグロメット40は、取付部40Cを開口部12の周縁に嵌合してボディアウタパネル11の平坦部11Dに取り付けられ、底部40Bがリンフォース14の平坦部14Dに近接した状態に維持できる。
一方、リヤサイドドア30は、そのドア本体31がドア開口部8の前縁部を構成する剛性強度に優れたセンタピラー6との間に架設された図示しない上下2個のヒンジによって開閉自在に前部が支持され、後端近傍に設けた図示しないドアロック機構によって閉鎖状態に保持される。
ドア本体31は、ドアアウタパネル32とドアインナパネル33を有し、ドアインナパネル33は車室側となる略平面状の内側面部33Aの前縁、下縁及び後縁に沿って外方に折曲形成されてドアアウタパネル32の前縁、下縁、後縁に結合され、ドアアウタパネル32の上部は車室方向に湾曲してドア肩部を形成すると共に上方に折曲形成されたフランジ32aを有し、フランジ32aに昇降する窓ガラス43に摺接するシール42が設けられている。
ドアインナパネル33は、図6に示すようにドアアウタパネル32と対向する内側面部33Aの後端から屈曲部33Bを介してドアアウタパネル32側に延在する後面部33Cと、後面部33Cの外方端から折曲してドアアウタパネル32と対向して延在する平坦面33Dと、平坦面33Dの後端からドアアウタパネル32側に折曲して後方に移行するに従って漸次ドアアウタパネル32に接近する傾斜部33Eとを有し、傾斜部33Eの端縁がドアアウタパネル32の端縁に結合されている。
ドア本体31の閉鎖状態において、これらドアインナパネル33の内側面部33Aの後端部分、後面部33C、平坦部33D、傾斜部33Eはそれぞれボディアウタパネル11の端部11F、前面部11E、平坦部11D、傾斜部11Cと間隙を隔てて対向する。また、ドアインナパネル33の平坦部33Dにはボディアウタパネル11の平坦部11Dに形成された開口部12に対応して係止ピン貫通孔34が穿設されている。
この平坦部33Dに開口する係止ピン貫通孔34にドア本体31のドア閉鎖状態においてグロメット40の内周面40aとの間に間隙をもって挿入されてグロメット18を介在してボディアウタパネル11の平坦部11Dに頂部35aが当接する弾性部材、例えばゴム製のドアストッパ35が配設されている。ドアストッパ35は、外周面35b及び底部35dを有する内孔35cが形成された有底円筒状であって、外周面35bに環状に形成されたスリット状の係合部35eが係止ピン貫通孔34の周縁に嵌合することによってドアインナパネル33の平坦部33Dに取り付けられる。
ドアアウタパネル32とドアインナパネル33によって形成されたドア本体31の空間S内には、ドアアウタパネル32の内側に沿って前後方向に延在する中空断面形状のドアインパクトビーム46とドアアウタパネル33の内側に沿って前後方向に延在して内側面部33Aから平坦部33Dの前部範囲33Daに亘って架設されたインナパネルリンフォース50が配設されている。
ドアインパクトビーム46は、平面状で上縁47aがドアアウタパネル32のフランジ32aに接合されてドア肩部に沿って前後方向に延在する第1リンフォース47と、ドアアウタパネル32の内面に沿って前後方向に沿って延在する頂部48Aの上縁及び下縁からそれぞれ内方に折曲形成された上面部48B及び下面部48C及び上面部48B及び下面部48Cの端縁にフランジ48Ba、48Caが折曲形成された断面ハット状の第2リンフォース48とを有し、フランジ48Ba、48Caが第1リンフォース47の側面に接合されて第1リンフォース47と第2リンフォース48によって中空状に形成されている。
ドアインパクトビーム46の前端がヒンジ近傍においてドアインナパネル33の前端近傍に結合されている。一方、ドアインパクトビーム46の後端部分46aは、第1リンフォース47及び第2リンフォース48の後部範囲が平板状に形成されて互いに接合する平坦部46Dを有すると共に、ドアインナパネル33の平坦部33Dの後部範囲33Dbに結合されている。
ドアインパクトビーム46の平坦部46Dに係止ピン取付孔49が穿孔され、係止ピン取付孔49に係止ピン39が取り付けられている。係止ピン39は係止ピン取付孔49を貫通可能な円柱状の軸部39A及び軸部39Aの基端に形成されたフランジ状で係止ピン取付孔49より大径に形成された基部39Bを有している。
この係止ピン39は、軸部39Aが係止ピン取付孔49を貫通して基部49Bがドアインパクトビーム46の平坦部46Dに溶接されている。平坦部46Dに固定された係止ピン39はドア閉鎖状態で車幅方向内方に向かって延在し、その軸部39Aは、ドアインナパネル33の平坦部33Dに取り付けられたドアストッパ35の内孔35cの内周面と軸部39Aの外周面との間に間隙を有し、かつその先端39Aaと底部35dとの間に間隙を有した状態でドアストッパ35の内孔35c内に挿入される。また、ドア閉鎖状態において係止ピン39の軸部39Aとボディアウタパネル11の平坦部11Dに設けられたキャッチャ16の係止部材17に対して車幅方向において重複、いわゆるラップするように設定されている。
次に、このように構成された車体側部構造の作用を説明する。
ドア本体31の前部がセンタピラー6にヒンジによって開閉自在に支持されたリヤサイドドア30をドア開放状態から閉鎖するドア閉鎖動作に際し、ドア本体31のドアインナパネル33の平坦部33Dに配設されたドアストッパ35の頂部35aが、車体本体1のドア開口部8を形成するボディアウタパネル11の平坦部11Dに開口する開口部12から進入してグロメット40の底部48Bを仮想線で示す状態から実線で示すように変形させてその底部40Bを介在してリンフォース14の平坦部14Dに当接して受け止められると共に、ドア本体31がドアロック機構によりドア閉鎖状態に保持される。
このときグロメット40の底部40Bを介在してリンフォース14の平坦部14Dに頂部35aが当接するドアストッパ35は、係止ピン39の軸部39Aの外周面と内孔25cの内周面との間の間隙及び先端39Aaと底部35dとの間に形成される間隙によってドアストッパ35の弾性変形が許容されドア閉鎖動作に伴う衝撃を緩和することができる。また、ドアストッパ35の弾性変形に伴ってドアロック機構によって閉鎖状態に保持されるドア本体31の振動等が抑制され安定したドア閉鎖状態が確保できる。
一方、リヤサイドドア30が開放されたドア開放状態にあっては、ボディアウタパネル11に開口する開口部12がグロメット40によって閉塞されて外観品質が確保できる。
ドア閉鎖状態において、例えば、側面衝突等によりリヤサイドドア30のドア本体31に外側方から衝撃荷重P1が作用したときには、その衝撃荷重P1がドアアウタパネル32を介してドアインパクトビーム46に伝達され、ドアインパクトビーム46によって分散された衝撃荷重P1の一部がドアインパクトビーム46の先端からヒンジを介してセンタピラー6に伝達される。
一方、残余の分散された衝撃荷重P1によってドアインパクトビーム36の後端部分36aの平坦部36Dを介して係止ピン39が車室内方に押圧させてドアストッパ35の内孔35c内に進入して先端39Aaがドアストッパ35及びグロメット40を介してリンフォース14の平坦部14Dに圧接して、ドアインパクトビーム36の後端部分36aから係止ピン39を介してリンフォース14の平坦部14Dに荷重伝達される。これにより係止ピン39からの衝撃荷重は、リンフォース14を介してボディインナパネル13やボディアウタパネル11に効率的に伝達され、リヤピラー5等に拡散して荷重伝達される。
また、外側方からドア本体31に過大な衝撃荷重P1が作用すると、上記と同様にドアアウタパネル11からドアインパクトビーム46に荷重伝達され、ドアインパクトビーム36の前部からヒンジを介してセンタピラー6に伝達されると共に、ドアインパクトビーム46の平坦部46Dから係止ピン39等を介して車体本体1側のリンフォース14に荷重伝達され、リヤピラー5等に拡散して荷重伝達される。更に、その過大な衝撃荷重P1によりドアインパクトビーム46が変形してドア本体31の中央部が車室内方に折曲する中折れ変形が生じた際には、ドアインパクトビーム46の中折れ変形に伴い平坦部46Dが前方に移動すると、平坦部46Dに配設された係止ピン39が前方に移動し、係止ピン39の軸部39Aがドアストッパ35を介在して係止部材17に当接してドアインパクビーム46の後端部分46bの前方移動を規制され、ドアインパクトビーム46の中折れ変形が抑制される。ドアインパクトビーム46の中折れ変形の抑制に伴いドア本体31の中折れ変形が抑制されてドア本体31の中折れ変形による車室内侵入が抑制できる。
一方、リヤドア30のドア閉鎖状態において、追突等により車体後方からの衝撃荷重P2が作用した際に、その衝撃荷重P2による車体後部の変形によりボディアウタパネル11やボディインナパネル13等が変形しても、リヤサイドドア30のドア本体31の後部に配設されて車幅方向に延在する係止ピン39の軸部39Aが基端から先端に亘って同径の円柱状でかつ、リンフォース14の平坦部14Dに配設されるキャッチ16の係止部材17が車幅方向延在する円筒状でその内周面と係止ピン39の軸部39Aとの間に間隙を有することから、係止ピン39の軸部39Aとキャッチャ16が係合することが防止される。換言すると係止ピン39の軸部39Aがキャッチ16によって拘束させるおそれがなく、閉鎖状態のドア本体31を開放動作することによりキャッチャ16から係止ピン39の軸部39Aが車幅方向外方に容易に抜け出し、ドア本体31の開放が可能になりリヤドア30の開扉性が確保できる。
従って、本実施の形態によると、外側方からの衝撃荷重がドア本体31に作用した際に、ドア本体31の車室内侵入を有効的に防止し、かつ後方から衝撃荷重が作用した際においてもドア本体31の開扉性が確保できて、乗員への影響が回避乃至軽減ができる安全性の向上が得られる。
(第3実施の形態)
本発明による自動車の車体側部構造の実施の形態を、サイドドアがリヤドアの場合を例に図10乃至図14を参照して説明する。なお、図5乃至図9において図5乃至図9と対応する部分には同一符号を付して該部の詳細な説明は省略する。
本発明による自動車の車体側部構造の実施の形態を、サイドドアがリヤドアの場合を例に図10乃至図14を参照して説明する。なお、図5乃至図9において図5乃至図9と対応する部分には同一符号を付して該部の詳細な説明は省略する。
図10は、本実施の形態における車体側部構造が適用される自動車の側面図、図11は図10のVII−VII線断面図、図12は図11のVIII−VIII線断面図、図13は図11のIX−IX線断面図、図14は図11のX−X線断面図である。
車体本体1の左右側部には、サイドシル2、サイドレール3、フロントピラー4、リヤピラー5及びセンタピラー6を備え、フロントピラー4とセンタピラー6との間及びセンタピラー6とリヤピラー5にそれぞれフロントサイドドア用のドア開口部7及びリヤサイドドア用のドア開口部8が形成される。
リヤピラー5によって形成されるドア開口部8の後縁部及びグロメット40は、第2実施の形態と同様であり、同一符号を付することで詳細な説明は省略する。
一方、リヤサイドドア30は、そのドアアウタパネル32とドアインナパネル33を有するドア本体31がドア開口部8を構成するセンタピラー6との間に架設された図示しない上下2個のヒンジによって開閉自在に前部が支持され、後端近傍に設けた図示しないドアロック機構によって閉鎖状態に保持される。なお、ドア本体31のドアアウタパネル32及びドアインナパネル33は第2実施の形態と同様であり、同一符号を付することで詳細な説明を省略する。
ドアアウタパネル32とドアインナパネル33によって形成されたドア本体31の空間S内には、ドアアウタパネル32の内側に沿って前後方向に延在する中空断面形状のドアインパクトビーム56とドアアウタパネル33の内側に沿って前後方向に延在して内側面部33Aから後端部が平坦部33Dの前部範囲33Daに達するインナパネルリンフォース50が配設されている。
ドアインパクトビーム56は、平面状で上縁57aがドアアウタパネル32のフランジ32aに接合されてドア肩部に沿って前後方向に延在すると共にドアインナパネル33の平坦部33Dの前部範囲33Daに対応して接合部57aが形成された第1リンフォース57と、ドアインナパネル33の内面に沿って前後方向に延在する頂部58Aの上縁及び下縁からそれぞれ内方に折曲形成された上面部58B及び下面部58C及び上面部58B及び下面部58Cの端縁にフランジ58Ba、58Caが折曲形成された断面ハット状の第2リンフォース58とを有し、第2リンフォース58のフランジ58Ba、58Caが第1リンフォース57の側面に接合されて第1リンフォース57と第2リンフォース58によって中空状に形成されている。第2リンフォース58の頂部58Aにドアインナパネル33に形成された平坦部33Dの前部範囲33Daに対向してサービスホール58Aaが穿設されている。
一方、ドアインパクトビーム56の後端部分56aは、第1リンフォース57及び第2リンフォース58の後部範囲が平板状に形成されて互いに接合する平坦部56Dを有し、平坦部56Dに係止ピン取付孔49が穿孔され、係止ピン取付孔49に係止ピン39が取り付けられている。この係止ピン39は、軸部39Aが係止ピン取付孔49を貫通して基部39Bがドアインパクトビーム56の平坦部56Dに溶接されている。
このドアインパクトビーム56は、その前端がヒンジ近傍においてドアインナパネル33の前端近傍に取り付け支持されると共に、第1リンフォース57に形成された接合部57aがインナパネルリンフォース50の後端部と共にドアインナパネル33の平坦部33Dの前部範囲33Daに溶接されている。この溶接は図10に仮想線で示す第2リンフォース58に穿設されたサービスホール58Aaから挿入される溶接チップ61aとドアインナパネル33の平坦部33Dの前部範囲33Da側から加圧する溶接チップ61bを備えた溶接装置61によって容易に溶接される。
平坦部56Dに固定された係止ピン39の軸部39Aは、ドア閉鎖状態で車幅方向に延在し、軸部39Aは、ドアインナパネル33の平坦部23Dに取り付けられたドアストッパ35の内孔35cの内周面と軸部39Aの外周面との間に間隙を有し、かつその先端39Aaと底部35dとの間に間隙を有した状態でドアストッパ35の内孔35c内に挿入される。また、ドア閉鎖状態において係合ピン39の軸部39Aとボディアウタパネル11の平坦部11Dに設けられたキャッチャ16の係止部材17に対して車幅方向において重複、いわゆるラップするように設定されている。
次に、このように構成された車体側部構造の作用を説明する。
ドア本体31の前部がセンタピラー6にヒンジによって開閉自在に支持されたリヤサイドドア30をドア開放状態から閉鎖するドア閉鎖動作に際し、ドア本体31のドアインナパネル33の平坦部33Dに配設されたドアストッパ35の頂部35aが、ボディアウタパネル11の平坦部11Dに開口する開口部12から進入してグロメット40の底部48Bを仮想線で示す状態から実線で示すように変形させてその底部40Bを介在してリンフォース14の平坦部14Dに当接して受け止められると共に、ドア本体21がドアロック機構によりドア閉鎖状態に保持される。一方、リヤサイドドア30が開放されたドア開放状態にあっては、ボディアウタパネル11に開口する開口部34がグロメット40によって閉塞されて外観品質が確保できる。
ドア閉鎖状態において、例えば、側面衝突等によりリヤサイドドア30のドア本体31に外側方から衝撃荷重P1が作用したときには、その衝撃荷重P1がドアアウタパネル32を介してドアインパクトビーム56に伝達され、ドアインパクトビーム56によって分散された衝撃荷重P1の一部がドアインパクトビーム56の先端からヒンジを介してセンタピラー6に伝達される。
一方、残余の分散された衝撃荷重P1によってドアインパクトビーム56の平坦部56Dを介して係止ピン39が車室内方に押圧させてドアストッパ35の内孔35c内に進入して先端39Aaがドアストッパ35及びグロメット40の底部40Bを介してリンフォース14の平坦部14Dに圧接して、ドアインパクトビーム56の平坦部56Dから係止ピン39を介してリンフォース14の平坦部14Dに荷重伝達される。これにより係止ピン39からの衝撃荷重は、リンフォース14を介してボディインナパネル13やボディアウタパネル11に効率的に伝達され、リヤピラー5等に拡散して荷重伝達される。
また、外側方からドア本体31に過大な衝撃荷重P1が作用すると、上記と同様にドアアウタパネル11からドアインパクトビーム56に荷重伝達され、ドアインパクトビーム56の前部からヒンジを介してセンタピラー6に伝達されると共に、ドアインパクトビーム56の平坦部56Dから係止ピン39等を介して車体本体1側のリンフォース14に荷重伝達され、リヤピラー5等に拡散して荷重伝達される。更に、その過大な衝撃荷重P1によりドアインパクトビーム56が変形してドア本体31の中央部が車室内方に折曲する中折れ変形が生じた際には、ドアインパクトビーム56の中折れ変形に伴い平坦部56Dが前方に移動すると、係止ピン39が前方に移動し、係止ピン39の軸部39Aがドアストッパ35を介在してキャッチャ16の係止部材17に当接してドアインパクビーム56の平坦部56Dが形成された後端部分56bの前方移動を規制され、ドアインパクトビーム56の中折れ変形が抑制される。ドアインパクトビーム56の中折れ変形の抑制に伴いドア本体31の中折れ変形が抑制されてドア本体31の車室内侵入が抑制できる。
一方、リヤドア30のドア閉鎖状態において、追突等により車体後方からの衝撃荷重P2が作用した際に、その衝撃荷重P2による車体後部の変形によりボディアウタパネル11やボディインナパネル13等が変形しても、リヤサイドドア30のドア本体31の後部に配設されて車幅方向に延在する係止ピン39の軸部39Aが基端から先端に亘って同径の円柱状でかつ、リンフォース14の平坦部14Dに配設されるキャッチ16の係止部材17が車幅方向延在する円筒状でその内周面と係合ピン39の軸部39Aとの間に間隙を有することから、係止ピン39の軸部39Aとキャッチャ16が係合することが防止され、閉鎖状態のドア本体31を開放動作することによりキャッチャ16から係止ピン39の軸部39Aが車幅方向外方に容易に抜け出し、ドア本体31の開放が可能になりリヤドア30の開扉性が確保できる。
従って、本実施の形態によると、外側方からの衝撃荷重がドア本体31に作用した際に、ドア本体31の車室内侵入を有効的に防止し、かつ後方から衝撃荷重が作用した際においてもドア本体31の開扉性が確保できて、乗員への影響が回避乃至軽減ができる安全性の向上が得られる。
また、ドアインパクトビーム56をドアインナパネル33の平坦部33Dの前部範囲33Dbに結合することから、ドアインパクトビームの後端をドアインナパネル33の平坦部33Dの後部範囲に結合する第2実施の形態に比べドアインパクトビームの短縮化が得られ、重量低減が期待できる。
なお、本発明は上記第1実施の形態乃至第3実施の形態に限定されることなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。例えば、上記各実施の形態では係止ピン39の軸部39Aが基部39B側の基端から先端39Aaに亘って同一外形形状で延在したが、軸部39Aをその基端から先端39Aaに移行するに従って漸次外形形状が縮小する、いわゆる先細り形状にすることもできる。また、第1実施の形態乃至第3実施の形態ではキャッチャの係止部材が円筒状でるが、係止部材を円筒状に限らず矩形等他の筒状に形成することもできる。更に、上記第1実施の形態乃至第3実施の形態ではサイドドアがリヤサイドドアの場合を例に説明したがフロントサイドドアに適用することもできる。
1 車体本体
2 サイドシル
3 サイドレール
4 フロントピラー
5 リヤピラー
6 センタピラー
7、8 ドア開口部
11 ボディアウタパネル
12 開口部
13 ボディインナパネル
14 リンフォース
14D 平坦部(キャッチャ取付部)
15 荷重伝達部材
16 キャッチャ
17 係止部材
17a 基端
17b 先端
17c 底部
18 グロメット
30 リヤサイドドア
31 ドア本体
32 ドアアウタパネル
33 ドアインナパネル
34 係止ピン貫通孔
35 ドアストッパ
35a 頂部
35c 内孔
35d 底部
36 サイドドアインパクトビーム
36a 後端部分
37 後側ビームブラケット
38 係止ピン取付孔
39 係止ピン
39A 軸部
39B 基部
40 グロメット
50 インナパネルリンフォース
46 ドアインパクトビーム
49 係止ピン取付孔
56 ドアインパクトビーム
2 サイドシル
3 サイドレール
4 フロントピラー
5 リヤピラー
6 センタピラー
7、8 ドア開口部
11 ボディアウタパネル
12 開口部
13 ボディインナパネル
14 リンフォース
14D 平坦部(キャッチャ取付部)
15 荷重伝達部材
16 キャッチャ
17 係止部材
17a 基端
17b 先端
17c 底部
18 グロメット
30 リヤサイドドア
31 ドア本体
32 ドアアウタパネル
33 ドアインナパネル
34 係止ピン貫通孔
35 ドアストッパ
35a 頂部
35c 内孔
35d 底部
36 サイドドアインパクトビーム
36a 後端部分
37 後側ビームブラケット
38 係止ピン取付孔
39 係止ピン
39A 軸部
39B 基部
40 グロメット
50 インナパネルリンフォース
46 ドアインパクトビーム
49 係止ピン取付孔
56 ドアインパクトビーム
Claims (5)
- 車室側となるドアインナパネルと車体外側となるドアアウタパネルを対向配置して互いに周縁を結合したドア本体の前部が、車体本体に形成されるドア開口部の前縁部を構成する車体構成部材にヒンジを介在して開閉自在に配設されかつ上記ドア本体の後部に係止ピンが設けられたサイドドアを備え、上記ドア開口部の後縁部を構成する車体構成部材にドア閉鎖状態において上記係止ピンが係合可能なキャッチャを備えた自動車の車体側部構造において、
上記係止ピンは、上記ドア本体の後部内でドア本体に固定される基部及び該基部から車幅方向内方に同一外形形状乃至先細り形状で延在してドア本体から突出する軸部を備え、
上記キャッチャは、上記ドア開口部の後縁部を構成する車体部材に配設されて車幅方向に延在すると共に車幅方向外方端が開放された筒状で上記係止ピンの軸部が間隙を有して挿入可能な係止部材を備えたことを特徴とする自動車の車体側部構造。 - 上記ドア開口部の後縁部を構成する車体部材は、
ドア閉鎖状態における上記係止ピンの軸部が挿入される開口部が形成された車体外側となるボディアウタパネルと、
該ボディアウタパネルと結合すると共に対向配置されて車室側となるボディインナパネルと、
上記ボディアウタパネルとボディインナパネルとの間に配設されて上記開口部と間隔をおいて対向するキャッチャ取付部が形成されて上記ボディインナパネルに結合されたリンフォースとを備え、
上記車幅方向外方端が開放された係止部材が上記開口部に対応して上記リンフォースのキャッチャ取付部に結合されたことを特徴とする請求項1に記載の自動車の車体側部構造。 - 上記ボディアウタパネルの開口部の周縁に取付部が嵌合すると共に上記係止ピンの軸部が間隙を有して挿入可能な内径を有する有底筒状で底部がリンフォースのキャッチャ取付部に当接するグロメットを備えたことを特徴とする請求項2に記載の自動車の車体側部構造。
- 上記ドア本体内で前後方向に延在するドアインパクトビームを備え、該ドアインパクトビームの後端部分に上記係止ピンの基部が固設され、かつ該係止ピンの軸部が上記ドアインナパネルに開口する係止ピン貫通孔を貫通して車幅方向内方に延在することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の自動車の車体側部構造。
- 上記ドアインナパネルに上記係止ピンの軸部が貫通する係止ピン貫通孔が開口され、上記ドアインナパネルの係止ピン貫通孔に、上記係止ピンの軸部が挿入可能な有底円筒状でドア閉鎖状態において頂部が車体構成部材に当接する弾性部材からなるドアストッパが配設されたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の自動車の車体側部構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2007074577A JP2008230458A (ja) | 2007-03-22 | 2007-03-22 | 自動車の車体側部構造 |
Applications Claiming Priority (1)
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| JP2007074577A JP2008230458A (ja) | 2007-03-22 | 2007-03-22 | 自動車の車体側部構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2008230458A true JP2008230458A (ja) | 2008-10-02 |
Family
ID=39903764
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2007074577A Pending JP2008230458A (ja) | 2007-03-22 | 2007-03-22 | 自動車の車体側部構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2008230458A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
2007
- 2007-03-22 JP JP2007074577A patent/JP2008230458A/ja active Pending
Cited By (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| JP7412256B2 (ja) | 2020-04-07 | 2024-01-12 | プレス工業株式会社 | ドアインパクトビーム構造 |
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| JP7792280B2 (ja) | 2022-03-23 | 2025-12-25 | 本田技研工業株式会社 | ドアビームのキャッチャー構造 |
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