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JP2008224448A - X線検査方法およびx線検査装置 - Google Patents

X線検査方法およびx線検査装置 Download PDF

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JP2008224448A JP2007063871A JP2007063871A JP2008224448A JP 2008224448 A JP2008224448 A JP 2008224448A JP 2007063871 A JP2007063871 A JP 2007063871A JP 2007063871 A JP2007063871 A JP 2007063871A JP 2008224448 A JP2008224448 A JP 2008224448A
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Abstract

【課題】検査対象物の所定の検査エリアを選択的に高速に検査することができるX線検査装置を提供する。
【解決手段】X線検査装置100は、X線を出力する走査型X線源10と、複数のX線センサ23が取り付けられ、回転軸21を中心に回転するセンサベース22と、センサベース22の回転角やX線センサ23からの画像データの取得を制御するための画像取得制御機構30等を備える。走査型X線源10は、各X線センサ23について、X線が検査対象20の所定の検査エリアを透過して各X線センサ23に対して入射するように設定されたX線の放射の起点位置の各々に、X線源のX線焦点位置を移動させてX線を放射する。画像制御取得機構30はX線センサ23が検出した画像データを取得し、演算部70はその画像データに基づき検査エリアの画像の再構成を行なう。
【選択図】図1

Description

本発明は、X線検査方法およびX線検査装置に関する。特に、X線照射を用いて対象物を検査するための撮影方法であって、X線検査方法、X線検査装置に適用しうる技術に関する。
近年、サブミクロンの微細加工技術によりLSI(Large-Scale Integration)の高集積化が進み、従来複数のパッケージに分かれていた機能をひとつのLSIに積め込むことができるようになった。従来のQFP(Quad Flat Package)やPGA(Pin Grid Array)では、ワンパッケージに必要な機能を組み込むことによるピン数の増加に対応できなくなったため、最近では、特に、BGA(Ball Grid Array)やCSP(Chip Size Package)パッケージのLSIが使用される。また、携帯電話機などの超小型化が必要なものでは、ピン数がそれほど必要なくてもBGAパッケージが使用されている。
LSIのBGAやCSPパッケージは超小型化には大いに貢献する反面、半田部分等がアセンブリ後には外観からは目に見えないという特徴がある。そこで、BGAやCSPパッケージを実装したプリント基板等を検査する際は、検査対象品にX線を照射して得られた透過画像を分析することで、品質の良否判定が行なわれてきた。
たとえば、特許文献1では、透過X線を検出するのにX線平面センサを用いることで、鮮明なX線画像を得ることができるX線断層面検査装置が開示されている。
また、特許文献2では、X線の照射角度を任意に選択して傾斜三次元X線CTにおける画像の再構成を行なうための方法が開示されている。
また、特許文献3では、平行X線検出手段で取得したX線画像に基づいて二次元的な検査を実施し、傾斜X線検出手段にて取得したX線画像に基づいて三次元的な検査を行なうことで、双方の検査を高速に行なうことができるX線検査装置が開示されている。
また、特許文献4では、電子部品の接続部の断面画像を作成し、分析システムによって自動的に接続部の欠陥を識別して位置を捜し、接続部の工程特性を決定する自動ラミノグラフシステムが開示されている。
特開2000−46760号公報 特開2003−344316号公報 特開2006−162335号公報 特公平6−100451号公報
しかしながら、上述した従来のX線検査に関するX線撮影技術では、再構成できる検査エリアの面積を大きくすると、撮像および3D化(再構成)演算に時間を要する。たとえば、上述したようなプリント基板等を検査するためには、その検査対象の全体ではなく、複数の特定の部分の画像を得られればよい場合が多い。このような場合において、検査対象について検査をしたい部分が飛び地状に配置されているときに、その全体を包含する面積(または体積)を検査対象としうるX線検出機を用意するのは、装置の大型化や演算負荷の増加等の観点から効率的でない。
また、検査エリアを変更させるのに撮像系あるいは検査対象ワークを動かす必要があり、可動部分が増える。このため、コスト、保守性や信頼性に問題がある場合がある。
あるいは、検査すべき対象の面積が大きい場合(たとえば、ガラス基板)であって検査エリアを変更する際は、ワーク側をX−Y方向に動かしたり、360度回転させたりすることが困難な場合がある。
本発明は、上記のような問題を解決するためになされたものであって、その目的は、検査対象物の所定の検査エリアを選択的に高速に検査することができるX線検査装置およびこのようなX線撮影方法を利用したX線検査方法を提供することである。
この発明の他の目的は、可動部分を削減して、低コストで、保守性や信頼性に優れたX線検査装置およびこのようなX線撮影方法を利用したX線検査方法を提供することである。
この発明のさらに他の目的は、検査対象物を移動させることなく、大面積の検査対象物を検査することが可能なX線検査装置およびこのようなX線撮影方法を利用したX線検査方法を提供することである。
本発明の1つの局面に従うと、X線照射によって対象物を透過したX線を複数の検出面で検出する受光部を備えたX線検査装置を用いたX線検査方法であって、対象物の検査部分を指定するステップと、複数の検出面について、X線が検査部分を透過して各検出面に対して入射するように設定されたX線の放射の起点位置の各々に、X線源のX線焦点位置を移動させて、X線を発生させるステップと、各検出面において検査部分を透過したX線の強度分布を検出するステップと、検出した強度分布のデータに基づき、検査部分の画像データを再構成するステップとを備える。
好ましくは、X線を発生させるステップは、X線を検出するための複数の検出面をそれぞれ指定するステップと、複数の検出面の各々から対応する起点位置に向かう直線上に、検査部分が存在するように、X線源の連続面であるターゲット面上において起点位置の各々を設定するステップと、各起点位置にX線源の電子ビームを照射する照射位置を変更することで、X線焦点位置を移動させて、X線を発生させるステップとを含む。
好ましくは、起点位置の各々を決定するステップは、検出面と検査部分とを結ぶ直線と、ターゲット面との交点を起点位置として決定するステップを含む。
好ましくは、X線を発生させるステップは、電子ビームを偏向させて照射位置を変更するステップを含む。
好ましくは、検査部分を指定するステップは、検査済みの検査部分から、ターゲット面より対象物へ向かう方向に沿って移動した位置に、今回検査する検査部分を指定するステップを含む。
本発明の他の局面に従うと、X線によって対象物を透過したX線を複数の検出面で検出する受光部を備えるX線検査装置であって、複数の検出面を有する検出手段と、X線の出力処理を制御するための出力制御手段とを備え、出力制御手段は、対象物の検査部分を指定する指定手段と、複数の検出面について、X線が対象物の検査部分を透過して各検出面に対して入射するようにX線の放射の起点位置の各々を設定する起点設定手段とを含み、各起点位置にX線源のX線焦点位置を移動させて、X線を発生させるX線出力手段と、複数の検出面で検出した、検査部分を透過したX線の強度分布のデータに基づき、検査部分の画像データを再構成する再構成手段とをさらに備える。
好ましくは、X線出力手段は、X線源の電子ビームを偏向させ、電子ビームを照射する照射位置を変更することでX線焦点位置を移動させる手段を含む。
好ましくは、検出手段は、所定の軸を中心とする円周上に複数の検出面が配置された回転台と、軸を中心として回転台を回転させる回転手段とを含む。
好ましくは、複数の検出面は、対象物に対して垂直な軸を中心とする円周上に配置される。
好ましくは、複数の検出面は、対象物に対して垂直な軸を中心とする、半径の異なる複数の円周上に配置される。
好ましくは、検出手段は、各検出面を、垂直な軸を中心とする円の半径方向に自在に移動させる手段を含む。
好ましくは、検出手段は、対象物に対し垂直な軸と検出面とがなす傾斜角を制御するための検出面制御手段を含む。
本発明に係るX線検査方法およびX線検査装置によれば、検査対象物の所定の検査エリアを選択的に高速に検査することができる。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについては詳細な説明は繰り返さない。
(1.本発明の構成)
図1は、本発明に係るX線検査装置100の概略ブロック図である。
図1を参照して、本発明に係るX線検査装置100について説明する。ただし、以下で記載されている構成、寸法、形状、その他の相対配置などは、特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
X線検査装置100は、X線を出力する走査型X線源10と、複数のX線センサ23が取り付けられ、回転軸21を中心に回転する回転台であるセンサベース22とを備える。また、走査型X線源10とセンサベース22との間には検査対象20が配置される。さらに、X線検査装置100は、センサベース22の回転軸周りの回転角やX線センサ23からの画像データの取得を制御するための画像取得制御機構30と、ユーザからの指示入力等を受け付けるための入力部40と、測定結果等を外部に出力するための出力部50とを備える。また、X線検査装置100は、走査X線源制御機構60と、演算部70と、メモリ90とをさらに備える。このような構成において、演算部70は、メモリ90に格納された図示しないプログラムを実行して各部を制御し、また、所定の演算処理を実施する。
走査型X線源10は、走査X線源制御機構60によって制御され、検査対象20に対しX線を照射する。
図2は、走査型X線源10の構成を示す断面図である。
図2を参照して、走査型X線源10においては、電子ビーム制御部62によって制御された電子銃15から、タングステンなどのターゲット11に対し電子ビーム16が照射される。そして、電子ビーム16がターゲットに衝突した場所(X線焦点位置17)からX線18が発生し、放射(出力)される。なお、電子ビーム系は、真空容器9の中に収められている。真空容器9の内部は、真空ポンプ14によって真空に保たれており、電子銃15から高圧電源13によって加速された電子ビーム16が発射される。
走査型X線源10においては、偏向ヨーク12によって電子ビーム16を偏向することにより、電子ビーム16がターゲット11に衝突する場所を任意に変更することができる。たとえば、偏向ヨーク12によって偏向された電子ビーム16aはターゲット11に衝突し、X線焦点位置17aからX線18aが出力される。また、同様に、偏向ヨーク12によって偏向された電子ビーム16bはターゲット11に衝突し、X線焦点位置17bからX線18bが出力される。なお、本願発明において、走査型X線源10は透過型であり、また、後に説明するように、検査対象物の検査対象部分に応じて設定されるX線の放射の起点となるべき位置(以下、「X線の放射の起点位置」と呼ぶ)からX線を発生させるにあたり、その位置の設定の自由度を高めることができるよう、リング状ではなく、連続面のターゲットであることが望ましい。また、以下の説明では、特に位置を区別して記載しない場合は、総称として、単にX線焦点位置17と示す。
なお、X線焦点位置を、上述したX線の放射の各起点位置に移動させるには、たとえば、X線源自体の位置を、その都度、機械的に移動させることも可能である。ただし、図2に示すような構成であれば、X線焦点位置を、X線の放射の起点位置に移動させるにあたり、一定の範囲内であれば、X線源を機械的に移動させることを必要とせず、保守性や信頼性に優れたX線検査装置を実現できる。なお、X線源を複数個設けておき、起点位置に応じて、切り替えて使用することも可能である。
図1に戻って、走査X線源制御機構60は、電子ビームの出力を制御する電子ビーム制御部62を含む。電子ビーム制御部62は、演算部70から、X線焦点位置、X線エネルギー(管電圧、管電流)の指定をうける。X線エネルギーは、検査対象の構成によって異なる。
検査対象20は、走査型X線源10とX線センサ23(センサベース22)との間に配置される。検査対象20は、X−Y−Zステージで任意の位置に移動するようにしてもよいし、ベルトコンベアのように一方向に移動することにより検査のための位置に配置するようにしてもよい。検査対象がプリント実装基板のように小さい場合、走査型X線源10とセンサベース22とは固定で検査対象を移動させるが、ガラス基板など検査対象が大面積で、検査対象側を任意に移動させることが困難な場合は、走査型X線源10とセンサベース22との相対的な位置は固定したまま、走査型X線源10およびセンサベース22を移動させてもよい。
X線センサ23は、走査型X線源10から出力され、検査対象20を透過したX線を検出して画像化する2次元センサである。たとえば、CCD(Charge Coupled Device)カメラ、I.I.(Image Intensifier)管などである。本願発明では、センサベース22に複数のX線センサを配置することから、スペース効率のよいFPD(フラットパネルディテクタ)が望ましい。また、インライン検査で使うことができるように高感度であることが望ましく、CdTeを使った直接変換方式のFPDであることが特に望ましい。なお、以下の説明では、特にセンサを区別して記載しない場合は、総称として、単にX線センサ23と示す。
センサベース22においては、走査型X線源10側の回転台の円周上に複数のX線センサ23が取り付けられている。また、センサベース22は、回転台の回転軸21を中心に回転することができる。実際には、回転可能な範囲は1回転以下でよく、たとえば、センサベース22の円周上に、N個のX線センサが配置されていた場合、隣り合うX線センサとセンサベース回転中心のなす角度が360/N程度回転すればよい。もちろん、前式は一具体例に過ぎず、回転角度はこの式に縛られるものではない。センサベース22の回転角はセンサ(図示しない)によって知ることができ、入力部40を介して演算部70に取り込むことができる。
また、センサベース22は、拡大率を調整するために上下に昇降できることが望ましい。この場合、センサベース22の上下方向の位置をセンサ(図示しない)により知ることができ、入力部40を介して演算部70に取り込むことができる。また、センサベース22を上下に昇降すると、X線センサ23に入射するX線の角度が変わるため、X線センサ23のセンサベース22に対する傾斜角度を制御できるようにしておくのが望ましい。
画像取得制御機構30は、演算部70より指定された角度にセンサベースを回転するよう制御するための回転角制御部32と、演算部70から指定されたX線センサ23の画像データを取得するための画像データ取得部34とを含む。なお、演算部70から指定されるX線センサは1個でも複数でもかまわない。
入力部40は、ユーザの入力を受け付けるための操作入力機器である。
出力部50は、演算部70で構成されたX線画像等を表示するためのディスプレイである。
すなわち、ユーザは、入力部40を介して様々な入力を実行することができ、演算部70の処理によって得られる種々の演算結果が出力部50に表示される。出力部50に表示される画像は、ユーザによる目視の良否判定のために出力されてもよいし、あるいは、後で説明する良否判定部78の良否判定結果として出力されてもよい。
演算部70は、走査X線源制御部72と、画像取得制御部74と、3D画像再構成部76と、良否判定部78と、ステージ制御部80と、X線焦点位置計算部82と、撮像条件設定部84とを含む。
走査X線源制御部72は、X線焦点位置、X線エネルギーを決定し、走査X線源制御機構60に指令を送る。
画像取得制御部74は、センサベース22の回転角、画像を取得するX線センサ23を決定し、画像取得制御機構30に指令を送る。また、画像取得制御機構30から、画像データを取得する。
3D画像再構成部76は、画像取得制御部74により取得された複数の画像データから3次元データを再構成する。
良否判定部78は、3D画像再構成部76により再構成された3Dの画像データあるいは、透視データをもとに検査対象の良否を判定する。たとえば、半田ボールの形状を認識し、当該形状が予め定められた許容範囲内であるか否かを判定する等により良否判定を行なう。なお、良否判定を行なうアルゴリズム、あるいは、アルゴリズムへの入力情報は、検査対象によって異なるため撮像条件情報94から入手する。
ステージ制御部80は、検査対象20を移動させる機構(図示しない)を制御する。
X線焦点位置計算部82は、検査対象物20のある検査エリアを検査する際に、その検査エリアに対するX線焦点位置や照射角などを計算する。なお、詳細は後述する。
撮像条件設定部84は、検査対象20に応じて、走査型X線源10からX線を出力する際の条件を設定する。たとえば、X線管に対する印加電圧、撮像時間等である。
メモリ90は、X線焦点位置計算部82によって計算されたX線焦点位置が格納されるX線焦点位置情報92と、撮像条件設定部84によって設定された撮像条件や、良否判定を行なうアルゴリズムなどが格納される撮像条件情報94とを含む。なお、メモリ90は、データを蓄積することができればよく、RAM(Random Access Memory)やEEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read-Only Memory)等の記憶装置により構成される。
図3は、センサベース22を走査型X線源10側から見た図である。特に、図3(a)はX線センサ23を同一半径で配置した図であり、図3(b)はX線センサ23を異なる半径で配置した図である。
図3を参照して、センサベース22について説明する。
センサベース22には、X線センサ23にデータ処理などを行なう機構部品を複合化したX線センサモジュール25が複数取り付けられている。たとえば、図3(a)に示すように、X線センサ23がセンサベース回転中心を中心とする円の同一半径上にあるように、X線センサモジュール25を配置してもよいし、図3(b)に示すように、異なる半径の円周上に配置されてもよい。また、センサベース22の中心にもセンサモジュール25が配置されることが望ましい。さらに、X線センサモジュール25は、スライダ24を介して、半径方向に自由に移動できるように制御されることが望ましい。これにより、検査対象の様々な角度から見た撮像データを取得することができる。
図4は、X線センサモジュール25を示した側面図である。なお、X線センサ23については、X線受光部26側から見た図も併せて示す。
図4を参照して、X線センサモジュール25について説明する。
X線センサモジュール25は、X線を電気信号に変換するX線受光部26と、電気信号をデータ化し、データケーブル27を通じて画像データ取得部34にデータを送信するデータ処理部29とを備える。なお、X線センサモジュール25には、電源ケーブル28を介して外部より電力が供給される。また、X線センサモジュール25は、スライダ24を介して半径方向に自由に移動させることができるが、位置を固定していてもよい。
X線センサ23は、センサベース22に対して、一定角度(センサ傾斜角α)傾いている。図4では、センサ傾斜角αは固定であるが、画像取得制御機構30からの制御により角度調整できるようになっていても構わない。
X線センサモジュール25は、センサベース22に複数取り付けられるが、それぞれは着脱可能である。したがって、故障したX線センサモジュールのみを交換するということができる。
図5は、撮像系を横から見た概念図である。
図5を参照して、撮像系について説明する。なお、図5においては、X線センサ23a,23bは、対向する位置関係にあれば、どのX線センサ23であってもよい。また、図5では、X線センサ23a、23bは、センサベース22に対し、それぞれ一定角度(センサ傾斜角αA,αB)傾いている。
図5では、ワーク(検査エリア)130はセンサベース22の回転軸上にある。ワーク130を撮像する際には、走査型X線源10からX線センサ23に対して出力されるX線の焦点位置(電子ビームの照射位置)の設定されるべき位置(X線の放射の起点位置)が決められる。たとえば、X線センサ23aに対するX線焦点位置17aは、X線センサ23aのセンサ中心140とワーク(検査エリア)130の中心を結ぶ直線と走査型X線源10のターゲット面との交点に設定される。なお、センサ中心140には、ワークの透視像142が検出される。すなわち、X線の放射の起点位置は、対応するX線センサの検出面について、X線がワークを透過して、この検出面に対して入射するように設定される。したがって、X線センサ23aのセンサ中心140とワーク130の中心とX線焦点位置17aとが一直線上に並ぶことが望ましいが、検出面の一定範囲内にX線が入射する限り、このような配置に限定されるわけではない。言い換えると、X線センサの各々から対応する起点位置に向かう直線上にワークが存在するように、ターゲット面の起点位置が各々設定される。
ここで、X線センサ23とX線焦点位置17とを結ぶ直線と走査型X線源10のターゲット面のなす角を照射角θとする。たとえば、X線センサ23a,23bに対しては、照射角θA,θBとする。なお、各照射角を特に区別しない場合は、単に照射角θと示す。
図5の示すように、ワークがセンサベースの回転中心の鉛直線上に存在する場合は、全てのX線センサ23に関する照射角θは全て等しくなる。本願発明では、ワークをセンサベースの回転中心にする必要はないので、各照射角は全て等しいとは限らない。
図6は、撮像系を上から見た概念図である。
図6を参照して、さらに撮像系について説明する。なお、X線センサ23aと23bとの位置関係およびX線センサ23cと23dとの位置関係は対向する位置にあれば、どのX線センサ23であってもよい。また、図6では、X線センサ23aと23bを結ぶ直線とX線センサ23cと23dとを結ぶ直線とは直交しているものとする。
ここで、ワーク130の中心とX線センサ23の中心とを結ぶ直線とX線センサ23のなす角度を撮像角βとする。たとえば、X線センサ23a〜23dに対しては、撮像角βA〜βDとなる。なお、各撮像角を特に区別しない場合は、単に撮像角βと示す。
ワーク130がセンサベース22の中心の鉛直線上にある場合は、撮像角は全てのX線センサ23で等しくなる。しかし、図6で示すように、ワーク130が鉛直線上にない場合は、撮像角は等しくならない。
図7は、左右方向に位置が異なる検査エリアを撮像する際のイメージを示した、撮像系を横から見た概念図である。
図7を参照して、左右方向に位置が異なる検査エリアを撮像する際のX線焦点位置について例を挙げて説明する。なお、図7において、走査型X線源10のターゲット面から検査対象20までの距離をZ1、検査対象20からX線センサ23の中心までの距離をZ2、センサベース22の半径(センサベース22の回転軸からX線センサ23の中心まで)をLとする。
たとえば、センサベース22の回転軸上にある検査エリア132をCT撮像(再構成)したい場合は、X線センサ23aに対するX線焦点位置はA0と設定され、X線センサ23bに対するX線焦点位置はB0と設定される。
同様に、検査エリア132を左右方向に移動させた位置にある検査エリア134の場合は、X線センサ23aに対するX線焦点位置はA1と設定され、X線センサ23bに対するX線焦点位置はB1と設定される。
図8は、検査エリアに対する走査型X線源のX線焦点位置のイメージを示した、撮像系を上から見た概念図である。
図8を参照して、図7で示した検査エリアに対するX線焦点位置について、さらに説明する。
センサベース22の回転軸上にある検査エリア132のX線センサ23aに対するX線焦点位置はA0である。ここで、検査エリア132の各X線センサ23に対するX線焦点位置は、センサベース22の回転中心の鉛直線上と走査型X線源10のターゲット面とが交わる点を中心とする円状の軌跡(図8において、X線焦点位置の軌跡XA0)となる。
また、検査エリア132を同一水平平面内で移動させた位置にある検査エリア134のX線センサ23aに対するX線焦点位置はA1である。X線焦点位置A1は、X線センサ23aの中心と検査エリア134の中心とを結ぶ直線と走査型X線源10のターゲット面とが交わる点である。なお、検査エリア134の各X線センサ23に対するX線焦点位置の軌跡XA1の中心135と検査エリア134との距離dは、図7で説明した検査対象20とターゲット面、X線センサとの距離Z1,Z2を用いて、d=S/(Z2/Z1)と表わされる。ただし、Sは検査エリア132と検査エリア134との距離である。
図9は、左右方向および高さ方向に位置が異なる、検査エリアを撮像する際のイメージを示した、撮像系を横から見た概念図である。
図9を参照して、左右方向および高さ方向に位置が異なる、検査エリアを撮像する際のX線焦点位置について例を挙げて説明する。
検査エリア136,138は左右方向だけでなく、高さ方向についても座標が異なる。検査エリア136のX線センサ23a,23bに対するX線焦点位置はA2,B2であり、検査エリア138のX線センサ23a,23bに対するX線焦点位置はA3,B3である。
ここで、X線センサに投影される際の拡大率は、ターゲット面から検査エリアの中心までの高さに反比例する。このため、ターゲット面から検査エリアの中心までの高さが異なる検査エリア136と138とは、X線センサ23に投影される際の拡大率が異なる。しかし、再構成された像の大きさは異なっても、検査の妨げになることはなく、また、検査エリア同士の比較、あるいは、合成の際は、再構成された像を画像処理で拡大率の補正を行なえばよい。
図10は、検査エリアとX線焦点位置情報との対応関係を示す図である。特に、図10(a)は再構成の対象となる再構成領域内の検査エリアを示す図であり、図10(b)は各検査エリアに対する、CTアルゴリズムにより再構成に必要な情報を含むX線焦点位置情報を示す図である。なお、CTアルゴリズムについては後述する。
図10を参照して、検査エリアとX線焦点位置情報について説明する。
図10(a)に示すように、再構成領域は、検査エリアS0,…,S8,…のようにボクセルの領域に分割することができる。この各検査エリアに対し、画像の再構成に必要な情報を表わした表が、図10(b)に示すX線焦点位置情報である。
X線焦点位置情報では、検査エリア200と、各X線センサ23に割り当てられた名前を示すセンサ名202と、センサ傾斜角204と、センサ撮像角206と、焦点位置208と、照射角210と、センサ配置角212とが対応付けられている。また、各検査エリアに対し、センサベースを回転させたときの再構成に必要な情報も対応付けられている。なお、センサ配置角については後述する。
X線焦点位置は、ある検査エリアを撮像する際の各X線センサに対する電子ビームの照射位置を示し、また、センサ傾斜角、センサ撮像角、照射角、センサ配置角は、撮像されたデータから画像を再構成する際の計算で用いられる。これらは、予め計算されていてもよいし、X線センサへX線を照射する度に計算するようにしてもよい。
たとえば、センサベースが回転していない場合の検査エリアS0を撮像する場合、まず、走査型X線源において、電子ビームを偏向し、電子ビームを照射する位置をX線焦点位置A0に移動させる。そして、対応するX線センサAの撮像データを取得する。同様にして、次に、照射位置をX線焦点位置B0に移動させ、対応するX線センサBの撮像データを取得する。これを、X線センサの数だけ繰り返す。また、撮像枚数を増やすため、センサベースを回転させる場合は、センサベースの回転角に応じて電子ビームの照射位置を移動させて撮像する。
図11は、センサ配置角とセンサベース基準角を説明するための図である。特に、図11(a)はセンサベースの回転前を示す図であり、図11(b)はセンサベースをθs回転した後を示す図である。
図11を参照して、センサ配置角とセンサベース基準角について説明する。
図11(a)に示すように、センサベース22には、X線センサ23同士の位置関係を示す際の基準となるセンサベース基準軸140が定められている。
ここで、X線センサ23とセンサベース基準軸140とのなす角をセンサ配置角γとする。たとえば、X線センサB,Cに対しては、センサ配置角γB,γCとなる。なお、各センサ配置角を特に指定しない場合は、単にセンサ配置角γと示す。
図11(b)に示すように、センサベース22において基準座標軸142とセンサベース基準軸140とのなす角をセンサベース基準角θsとする。
以上のような構成のX線検査装置100を用いて、次節で述べるX線検査処理を行なう。
(2.X線検査処理の流れ)
図12は、X線検査装置100のX線検査処理の概略を示すフローチャートである。
図12を参照して、X線検査処理の概略を説明する。なお、ステップS100〜104の詳細については後述する。また、このフローチャートは、X線検査処理の一例に過ぎず、たとえば、ステップを入れ替えて実行するなどしてもよい。
まず、ステップS100において、検査エリアを設定し、X線焦点位置情報を算出する。検査エリアは、ユーザが入力部40を介して任意に設定してもかまわないし、予め設定された検査エリアの情報を参照しても構わない。ここでは、検査エリアを複数設定することもできる。そして、演算部70は、X線焦点位置情報を算出する。
次いで、ステップS102において、X線焦点位置情報に基づき、撮像を行なう。ここでは、各X線センサ23に対する全ての撮像処理を完了してからステップS104の処理に進む場合や、撮像された画像データを順次ステップS104の処理に進める、ステップS102と104とを並行に行なう場合がある。
続いて、ステップS104において、CTアルゴリズムに従い、撮像された複数のデータから三次元再構成空間に逆投影して再構成データを生成し、CT画像を得る。
そして、ステップS106において、再構成データをもとに検査を行なう。なお、検査は、再構成データをディスプレイなどに表示させてユーザが行なう場合や、再構成データから自動的に判断する場合などがある。
最後に、ステップS108において、演算部70は、ステップS100で設定した全ての検査エリアの撮像が終了したかどうかを判定する。全ての検査エリアの撮像を終了していないと判断すれば(ステップS108において、NO)、ステップS110において、撮像する検査エリアを、設定された次の検査エリアに変更し、ステップS102の処理に戻る。
全ての検査エリアの撮像を終了したと判断すれば(ステップS108において、YES)、X線検査処理を終了する。
図13は、図12のステップS100における処理を説明するためのフローチャートである。
図13を参照して、図12のステップS100における処理の詳細について説明する。
ステップS120において、入力部40は、ユーザによる検査エリアの設定を受け付ける。そして、X線焦点位置計算部82に検査エリアの場所(たとえば、位置座標)を与える。
次いで、ステップS122において、入力部40は、ユーザによる撮像枚数の設定を受け付ける。そして、X線焦点位置計算部82に撮像枚数を与える。撮像枚数は、検査対象、検査項目により撮像条件設定部84が自動的に設定する場合や、ユーザが任意に設定する場合がある。なお、本実施の形態では、撮像枚数は、センサベースの円周上に取り付けられたX線センサの数の整数倍とする。
続いて、ステップS124において、X線焦点位置計算部82は、設定された撮像枚数が、センサベースの円周上に取り付けられたX線センサの数より多いかどうかを判定する。
撮像枚数がX線センサの数よりも多いと判断すれば(ステップS124において、YES)、ステップS126において、X線焦点位置計算部82は、センサベースを回転する際のセンサベース基準角を計算する。
ここで、X線センサ23がn個であって、撮像枚数がn×m(ただし、mは2以上の整数)枚の場合、m個のセンサベース基準角を計算する。具体的には、センサベース基準角は、0度、360/n/m度、…、(360/n/m)×x度(x=1,…,m−1)である。
たとえば、n=18、m=10の場合を例に挙げる。この場合、撮像枚数は18×10=180枚である。また、2番目のセンサベース基準角は、360/18/10=2度であり、最後のセンサベース基準角は、(360/18/10)×9=18度である。
一方、撮像枚数がX線センサの数よりも少ないと判断すれば(ステップS124において、NO)、ステップS128の処理に進む。
ステップS128において、X線焦点位置計算部82は、センサベース基準角に対する各X線センサに関する情報を計算する。具体的には、次のような計算を行なう。
ステップS140において、X線焦点位置計算部82は、各X線センサに対応するX線焦点位置を計算する。たとえば、X線センサ中心と検査エリア中心とを結ぶ直線と、ターゲット面との交点をX線焦点位置とする。
次いで、ステップS142において、X線焦点位置計算部82は、X線焦点位置に基づき、センサ照射角を計算する。
そして、ステップS144において、X線焦点位置計算部82は、X線焦点位置に基づき、センサ撮像角を計算する。
以上のようにして、X線焦点位置情報が計算される。なお、本実施の形態において、センサ傾斜角α、センサ配置角γは予め設定されているため、X線焦点位置ごとに、再計算する必要はない。
続いて、ステップS130において、X線焦点位置計算部82は、全てのセンサベース基準角に対して計算が終了したかどうかを判定する。
全てのセンサベース基準角に対して計算が終了していないと判断すれば(ステップS130において、NO)、ステップS128の処理に戻る。
一方、全てのセンサベース基準角に対して計算が終了したと判断すれば(ステップS130において、YES)、ステップS132において、X線焦点位置計算部82は、焦点位置に関する計算結果をX線焦点位置情報92に格納し記憶する。
以上のようにして、X線焦点位置計算部82はX線焦点位置情報を計算する処理を行なう。
図14は、図12のステップS102における処理を説明するためのフローチャートである。
図14を参照して、図12のステップS102における処理の詳細について説明する。
まず、ステップS150において、走査X線源制御部72は、X線焦点位置情報92を参照する。
次いで、ステップS152において、走査X線源制御部72は、電子ビーム制御部62に対し、X線センサに対応するX線焦点位置に電子ビームの照射位置を変更する制御をおこなうよう走査型X線源10に指示する。
続いて、ステップS154において、画像取得制御部74は、画像データ取得部34に対し、検査エリアを透過したX線を検出したX線センサから撮像データを取得するよう指示する。
そして、ステップS156において、画像取得制御部74は、センサベース基準角に対応する撮像データを全て取得したかどうかを判定する。
全て取得していないと判断すれば(ステップS156において、NO)、ステップS152の処理に戻る。
全て取得したと判断すれば(ステップS156において、YES)、ステップS158において、画像取得制御部76は、全てのセンサベース基準角に対する撮像データを取得したかを判定する。
全てのセンサベース基準角に対して撮像データを取得していないと判断すれば(ステップS158において、NO)、ステップS160において、画像取得制御部74は、回転角制御部32に対し、センサベース22を未だ回転させていないセンサベース基準角になるように回転する制御を行なうよう指示し、ステップS152の処理に進む。
一方、全てのセンサベース基準角に対して撮像データを取得したと判断すれば(ステップS158において、YES)、撮像処理を終了する。
図15は、図12のステップS104における処理を説明するためのフローチャートである。
図15を参照して、図12のステップS104における処理(CTアルゴリズム)の詳細について説明する。
まず、ステップS170において、3D画像再構成部76は、取得した撮像データから投影データ(吸収係数画像)を計算する。
ここで、投影データについて簡単に説明する。
一般的に、X線が検査対象物を透過する場合、X線量は、検査対象物を構成する部品等のそれぞれが有する固有のX線吸収係数に相当する分だけ、以下の式(1)に示すような指数関数で示されるように減衰する。
I=IExp(−μL) …(1)
ただし、Lは透過経路長、μはX線吸収係数、IはX線空気データ値、IはX線センサ撮像データである。なお、X線空気データ値は、検査対象物を置かずに撮像されたX線センサの撮像データであり、一般に白画像と呼ばれる。
式(1)により、次の式(2)で計算される投影データ(μL)を求める。
μL=log(I/I) …(2)
また、投影データ、あるいは、投影データを計算する前のX線撮像データに対して、各種補正を行なう場合もある。たとえば、ノイズを除去するためにメディアンフィルタをかけたり、X線センサで画素ごとに特性・感度が異なる場合にはキャリブレーションを行なったりする。
次いで、ステップS172において、3D画像再構成部76は、ステップS170で計算した複数の投影データから画像データの再構成を行なう。再構成方法としては、「ディジタル画像処理」(監修:ディジタル画像処理編集委員会、発行所:財団法人画像情報教育振興協会(CG−ARTS協会)、第2版、2006年3月発行)の149頁から154頁で示されているように、フーリエ変換法など様々な手法が提案されている。本実施の形態では、再構成方法としてコンボリュージョン逆投影法を用いる。これは、ボケを低減するために投影データにShepp−Loganなどのフィルタ関数をコンボリュージョンして逆投影する方法である。
ここで、逆投影について簡単に説明する。
図16は、逆投影について説明するための図である。
図16を参照して、再構成領域302のボクセルデータSを逆投影する場合を例にあげて説明する。
この場合、X線源300とボクセルデータSとを結ぶ直線とX線センサ304の交わる点(X線センサ304の画素)Pの投影データの値をボクセルデータSの値とする。この際、ボクセルの位置(座標)によってX線強度が異なるため、撮像データを、センサ傾斜角、センサ撮像角、照射角、センサ配置角、センサベース基準角を基にFDK法のような強度補正を行なってもよい。また、画素Pを求める際は、X線焦点位置情報92に格納された情報や、図7で示したような、ターゲット面から検査対象までの距離Z1、検査対象からX線センサの中心までの距離Z2の値により幾何学的に算出できる。
図15に戻って、最後にステップS174において、3D画像再構成部76は、全ての撮像データに対する処理が完了したかどうかを判定する。
完了していないと判断すれば(ステップS174において、NO)、ステップS170の処理に戻る。
一方、完了したと判断すれば(ステップS174において、YES)、処理を終了する。
以上のように、本発明に係るX線検査装置によれば、検査対象物について任意の検査エリアを設定し、その限られたエリアだけについて画像を再構成することができる。これにより、撮像・再構成に時間を要しないため、検査時間を短くすることができる。
また、本発明に係るX線検査装置によれば、検査対象物を移動させることなく、検査エリアを変更することができる。これにより、稼動部を少なくすることができるため、コスト面、保守性、信頼性に優れている。また、検査対象物を移動させることが困難な場合であっても、再構成演算することができる。
また、本発明に係るX線検査装置によれば、センサベースを回転させて検査エリアの撮像を行なうことができる。これにより、撮像枚数を増やすことができ、高精度の画像を再構成することも可能である。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明に係るX線検査装置100の概略ブロック図である。 走査型X線源10の構成を示す断面図である。 センサベース22を走査型X線源10側から見た図である。 X線センサモジュール25を示した側面図である。 撮像系を横から見た概念図である。 撮像系を上から見た概念図である。 左右方向に位置が異なる検査エリアを撮像する際のイメージを示した、撮像系を横から見た概念図である。 検査エリアに対する走査型X線源のX線焦点位置のイメージを示した、撮像系を上から見た概念図である。 左右方向および高さ方向に位置が異なる、検査エリアを撮像する際のイメージを示した、撮像系を横から見た概念図である。 検査エリアとX線焦点位置情報との対応関係を示す図である。 センサ配置角とセンサベース基準角を説明するための図である。 X線検査装置100のX線検査処理の概略を示すフローチャートである。 図12のステップS100における処理を説明するためのフローチャートである。 図12のステップS102における処理を説明するためのフローチャートである。 図12のステップS104における処理を説明するためのフローチャートである。 逆投影について説明するための図である。
符号の説明
10 走査型X線源、11 ターゲット、12 偏向ヨーク、13 高圧電源、14 真空ポンプ、15 電子銃、16 電子ビーム、17 X線焦点位置、18 X線、20 検査対象、22 センサベース、23 X線センサ、24 スライダ、25 X線モジュール、26 X線受光部、27 データケーブル、28 電源ケーブル、29 データ処理部、30 画像取得制御機構、32 回転角制御部、34 画像データ取得部、40 入力部、50 出力部、60 走査X線源制御機構、62 電子ビーム制御部、70 演算部、72 走査X線源制御部、74 画像取得制御部、76 3D画像再構成部、78 良否判定部、80 ステージ制御部、82 X線焦点位置計算部、84 撮像条件設定部、90 メモリ、92 X線焦点位置情報、94 撮像条件情報、100 X線検査装置。

Claims (12)

  1. X線照射によって対象物を透過したX線を複数の検出面で検出する受光部を備えたX線検査装置を用いたX線検査方法であって、
    前記対象物の検査部分を指定するステップと、
    前記複数の検出面について、前記X線が前記検査部分を透過して各前記検出面に対して入射するように設定された前記X線の放射の起点位置の各々に、X線源のX線焦点位置を移動させて、前記X線を発生させるステップと、
    各前記検出面において前記検査部分を透過した前記X線の強度分布を検出するステップと、
    前記検出した強度分布のデータに基づき、前記検査部分の画像データを再構成するステップとを備える、X線検査方法。
  2. 前記X線を発生させるステップは、
    前記X線を検出するための複数の検出面をそれぞれ指定するステップと、
    前記複数の検出面の各々から対応する前記起点位置に向かう直線上に、前記検査部分が存在するように、前記X線源の連続面であるターゲット面上において前記起点位置の各々を設定するステップと、
    各前記起点位置に前記X線源の電子ビームを照射する照射位置を変更することで、前記X線焦点位置を移動させて、前記X線を発生させるステップとを含む、請求項1記載のX線検査方法。
  3. 前記起点位置の各々を決定するステップは、前記検出面と前記検査部分とを結ぶ直線と、前記ターゲット面との交点を前記起点位置として決定するステップを含む、請求項2記載のX線検査方法。
  4. 前記X線を発生させるステップは、前記電子ビームを偏向させて前記照射位置を変更するステップを含む、請求項2記載のX線検査方法。
  5. 前記検査部分を指定するステップは、検査済みの検査部分から、前記ターゲット面より前記対象物へ向かう方向に沿って移動した位置に、今回検査する検査部分を指定するステップを含む、請求項1記載のX線検査方法。
  6. X線によって対象物を透過したX線を複数の検出面で検出する受光部を備えるX線検査装置であって、
    前記複数の検出面を有する検出手段と、
    前記X線の出力処理を制御するための出力制御手段とを備え、
    前記出力制御手段は、
    前記対象物の検査部分を指定する指定手段と、
    前記複数の検出面について、前記X線が前記対象物の検査部分を透過して各前記検出面に対して入射するように前記X線の放射の起点位置の各々を設定する起点設定手段とを含み、
    各前記起点位置にX線源のX線焦点位置を移動させて、前記X線を発生させるX線出力手段と、
    複数の前記検出面で検出した、前記検査部分を透過したX線の強度分布のデータに基づき、前記検査部分の画像データを再構成する再構成手段とをさらに備える、X線検査装置。
  7. 前記X線出力手段は、前記X線源の電子ビームを偏向させ、前記電子ビームを照射する照射位置を変更することで前記X線焦点位置を移動させる手段を含む、請求項6記載のX線検査装置。
  8. 前記検出手段は、
    所定の軸を中心とする円周上に前記複数の検出面が配置された回転台と、
    前記軸を中心として前記回転台を回転させる回転手段とを含む、請求項6に記載のX線検査装置。
  9. 前記複数の検出面は、前記対象物に対して垂直な軸を中心とする円周上に配置される、請求項6に記載のX線検査装置。
  10. 前記複数の検出面は、前記対象物に対して垂直な軸を中心とする、半径の異なる複数の円周上に配置される、請求項6に記載のX線検査装置。
  11. 前記検出手段は、各前記検出面を、前記垂直な軸を中心とする円の半径方向に自在に移動させる手段を含む、請求項9または10に記載のX線検査装置。
  12. 前記検出手段は、前記対象物に対し垂直な軸と前記検出面とがなす傾斜角を制御するための検出面制御手段を含む、請求項6記載のX線検査装置。
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