JP2008223164A - 複合繊維 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】半芳香族ポリアミド(B成分)と脂肪族ポリアミド(C成分)との混合物からなる混合樹脂成分(B+C成分)と、エチレン含有量が25〜60モル%であるエチレン−ビニルアルコール系共重合体成分(A成分)とからなる複合繊維であって、該エチレン−ビニルアルコール系共重合体成分(A成分)が複合繊維表面の少なくとも一部を占めている複合繊維。
【選択図】図1
Description
しかしながら、これら合成繊維は、吸湿および吸水性が低いため、肌着、中衣、シーツ、タオル等の吸湿・吸水性が要求される分野への進出は限定されているのが実情である。
例えばポリエステル繊維の場合には、従来から最大の欠陥とも云える吸湿・吸水性を改善する提案が種々なされている。具体的には、ポリエステル繊維を親水性後加工剤で後処理する方法やポリエステル繊維表面又は繊維内部を多孔質化して吸湿・吸水性を付与する方法などが提案されている。
また好ましくは、芳香族ジカルボン酸単位がテレフタル酸単位であり、脂肪族ジアミン単位が1,9−ノナンジアミン単位である場合、さらに好ましくは、芳香族ジカルボン酸単位がテレフタル酸単位であり、脂肪族ジアミン単位が1,9−ノナンジアミン単位および2-メチル−1,8−オクタンジアミン単位からなり、かつ1,9−ノナンジアミン単位と2-メチル−1,8−オクタンジアミン単位のモル比が40:60から99:1の範囲である場合である。
また、本発明において、混合樹脂成分(B+C成分)とエチレン−ビニルアルコール系共重合体成分(A成分)の複合比(質量比)が30:70〜90:10である場合が好適例として挙げられる。また、複合形態が海島型であり、海成分が上記エチレン−ビニルアルコール系共重合体成分(A成分)であり、島成分が上記混合樹脂成分(B+C成分)である場合も好適例として挙げられる。
さらに、トリメリット酸、トリメシン酸、ピロメリット酸などの官能基を3個以上有する多価カルボン酸を、繊維化が可能な範囲内で含ませることもできる。
複合形態の具体例としては、エチレン−ビニルアルコール系共重合体(A成分)を海成分とする海島型、エチレン−ビニルアルコール系共重合体(A成分)を鞘成分とする同心又は偏芯芯鞘型、エチレン−ビニルアルコール系共重合体(A成分)と、半芳香族ポリアミドと脂肪族ポリアミドの混合物(B+C成分)がサイドバイサイドで貼り合わされたバイメタル型、エチレン−ビニルアルコール系共重合体(A成分)からなる層と半芳香族ポリアミドと脂肪族ポリアミドの混合物(B+C成分)からなる層が交互に複数枚積層された多層積層型などが挙げられるが、なかでも上記海島型がエチレン−ビニルアルコール系共重合体(A成分)の有する特性を充分に生かせることから最も好ましい。
複合繊維の断面形状としては、丸断面や楕円断面であっても、或いは三角形、多角形、扁平等の異型断面であっても良い。
本発明の複合繊維の製造方法は、まずエチレン−ビニルアルコール系共重合体(A成分)と、熱可塑性ポリアミド(B)ポリアミド樹脂(C)の混合物(B+C成分)とをそれぞれ別の押出機で溶融押出し、各々紡糸ヘッドへ導入し、目的とする個々の複合形状を形成させる紡糸口金を経由して溶融紡出する。この場合の溶融紡出温度、溶融紡出速度などは特に制限されないが、複合紡糸するポリマーのうちのより高い融点を持つポリマーの融点Tm(℃)に対して、溶融紡出温度を(Tm+約20℃〜Tm+約40℃)の範囲に設定し、かつ溶融紡出速度(溶融紡出量)を約20〜50g/紡糸孔1mm2・分程度とすると、品質の良好な複合繊維を良好な紡糸工程性で得ることができるので好ましい。
このようにして延伸して得られた複合繊維の太さとしては、衣料用途には0.5〜5デシテックスの範囲が好ましく、また産業資材分野には、0.5〜30デシテックスが好ましい。
このようにして得られた繊維は、マルチフィラメント糸として、あるいはカットしてステープル繊維として使用することが可能であり、マルチフィラメント糸として用いる場合には、そのトータルデニールとしては30〜200デシテックスが一般的である。
本発明の繊維を必要により染色する。染色に用いる染料としては、分散染料が代表例として挙げられる。
濃硫酸を用いて30℃の恒温槽中でウベローデ型粘度計を用いて測定した値から算出。
[繊維強度および伸度]
JISL1013に準拠して測定。
2000kgの複合繊維を紡糸製造した際の毛羽・断糸の発生状況で評価。
○:毛羽、断糸の発生なく良好
△:断糸はなく、毛羽の発生が僅かに認められる
×:断糸が1回以上発生
筒編みについて下記の条件で染色したときの発色性を10人のパネラーにより官能評価を行った。その結果を各人に、非常に優れる2点、優れる1点、劣る0点として採点してもらい、総合点で3段階に分けた。
○:合計点が15点以上
△:合計点が6〜14点
×:合計点が5点以下
(前処理)
ビスエチレンジオキシノナン 15%omf
マレイン酸 1g/l
アニオン活性剤 1g/l
90℃×30分
(染色)
Diamix Navy Blue SPHconc 3%omf
分散剤 1g/l
酢酸 (50%) 1g/l
浴比 1:50 115℃×40分
(還元洗浄)
ハイドロサルファイト 1g/l
水酸化ナトリウム 1g/l
アミラジンD(第一工業製薬社製) 1g/l
80℃×20分
[液汚染]
上記条件で処理した筒編地をJISL−0844 A−2法により液汚染による染色堅牢度を調べた。
24〜48フィラメントを1500T/Mの撚をかけ、そのままの状態で糸条を切断し、切断面のフィラメントの剥離状態を観察した。切断個所を10個所について、下記の基準により評価した。
○:剥離程度が1割未満の場合
△:剥離程度が1〜3割の場合
×:剥離程度が3割を越える場合
表1に示す量のテレフタル酸、1,9−ノナンジアミン、2−メチル−1,8−オクタンジアミン、安息香酸、次亜リン酸ナトリウム−水和物(原料に対して0.1質量%)および蒸留水2.2リットルを、内容積20リットルのオートクレープに添加し、窒素置換を行った。ついで100℃で30分間攪拌し、2時間かけて内温を210℃に昇温した。この時、オートクレープは2.2×106Paまで昇圧した。そのまま1時間反応を続けた後、230℃に昇温し、その後2時間、230℃に保ち、水蒸気を徐々に抜いて圧力を2.2×106Paに保持しながら反応を続けた。次に、30分かけて圧力を9.8×105Pa まで下げ、さらに1時間反応を続けてプレポリマーを得た。このプレポリマーを100℃、減圧下で12時間乾燥し、2mm以下の大きさまで粉砕した。
粉砕物を230℃、1.3×10Pa下にて10時間固相重合することによりポリマーを得た。得られたポリマーの対数粘度を表1に示す。
複合繊維を構成する混合樹脂成分の半芳香族ポリアミド(B)として、表1に示した参考例2の半芳香族ポリアミド(PA9MT)を用い、また脂肪族ポリアミド(C)としてナイロン6(宇部興産社製:UBEナイロン6、極限粘度1.4)を用い、PA9MT/ナイロン6=85/15でブレンドし、もう一方の複合成分(A)として、エチレン含有量が44モル%のエチレン−ビニルアルコール系共重合体を用いた。これら半芳香族ポリアミド−脂肪族ポリアミドの混合物(B+C成分)とエチレン−ビニルアルコール系共重合体(A成分)を個別に溶融押出し、エチレン−ビニルアルコール系共重合体(A成分)を海、半芳香族ポリアミド(B)と脂肪族ポリアミド(C)の混合物(B+C成分)を島とし、島数が12個の海島断面を形成させる紡糸ヘッドへ供給し、計量部分の径が0.25mmφ、ランド長さ0.5mmでしかもノズル孔出口がラッパ状に広がり出口径が0.5mmφになっている24ホール丸孔ノズルから、紡糸温度290℃で溶融紡出した(表2参照)。
表2の結果から明らかなように、実施例1のものは、繊維化工程性、染色性、接着性および繊維物性のいずれにおいても優れたものであった。
実施例2は、A成分とB成分の複合比率を変更したこと以外は実施例1と同様に実施した。実施例3、4はC成分の脂肪族ポリアミド樹脂を変更したこと以外は実施例1と同様に実施した。
表2の結果から明らかなように、実施例2〜4のものは、いずれも、繊維化工程性、染色性、接着性および繊維物性の全てにおいて優れたものであった。
実施例5は、B成分の半芳香族ポリアミドとC成分の脂肪族ポリアミドの比率を変更し、実施例6は、表2に示した参考例1の半芳香族ポリアミドを用い、B成分の半芳香族ポリアミドとC成分の脂肪族ポリアミドの比率を変更した以外は実施例1と同様に実施した。
表2の結果から明らかなように、実施例5〜6のものは、いずれも、繊維化工程性、染色性、接着性および繊維物性の全てにおいて優れたものであった。
A成分のエチレン共重合の割合を表2に示す様に変更し、繊維の断面形状を図ロのものに変更した以外は実施例1と同様に実施した。
表2の結果から明らかなように、実施例7のものは、繊維化工程性、染色性、接着性および繊維物性において優れたものであった。
比較例1は、C成分の脂肪族ポリアミドを用いないこと以外は実施例1と同様に実施した例である。比較例2は、B成分の半芳香族ポリアミドと用いずに全量C成分の脂肪族ポリアミドを用いた以外は実施例1と同様に実施した場合の結果である。
表2から明らかなように、比較例1のものは、上記実施例のものと比べて、接着性、発色性および繊維化工程性において劣るものであった。一方、比較例2のものは、発色性、接着性においては問題なかったが、繊維化工程性および物性に劣り、液汚染の点でも、上記実施例のものより遥かに劣るものであった。
B+C:半芳香族ポリアミドと脂肪族ポリアミドの混合成分
Claims (6)
- 半芳香族ポリアミド(B)と脂肪族ポリアミド(C)との混合物からなる混合樹脂成分(B+C成分)と、エチレン含有量が25〜60モル%であるエチレン−ビニルアルコール系共重合体成分(A成分)とからなる複合繊維であって、該エチレン−ビニルアルコール系共重合体成分(A成分)が複合繊維表面の少なくとも一部を占めている複合繊維。
- 混合樹脂成分(B+C成分)を構成する半芳香族ポリアミド(B)がジカルボン酸単位とジアミン単位から構成され、ジカルボン酸単位の60〜100モル%が芳香族ジカルボン酸単位で、ジアミン単位の60〜100モル%が脂肪族ジアミン単位であり、かつ混合樹脂成分(B+C成分)を構成する半芳香族ポリアミド(B)と脂肪族ポリアミド(C)の質量比率が70:30〜97:3の範囲である請求項1に記載の複合繊維。
- 芳香族ジカルボン酸単位がテレフタル酸単位であり、脂肪族ジアミン単位が1,9−ノナンジアミン単位である請求項2に記載の複合繊維。
- 芳香族ジカルボン酸単位がテレフタル酸単位であり、脂肪族ジアミン単位が1,9−ノナンジアミン単位および2-メチル−1,8−オクタンジアミン単位からなり、かつ1,9−ノナンジアミン単位:2-メチル−1,8−オクタンジアミン単位のモル比が40:60〜99:1の範囲である請求項2または3に記載の複合繊維。
- 混合樹脂成分(B+C成分)とエチレン−ビニルアルコール系共重合体成分(A成分)の複合比(質量比)が30:70〜90:10である請求項1に記載の複合繊維。
- 複合形態が海島型であり、海成分がエチレン−ビニルアルコール系共重合体成分(A成分)であり、島成分が混合樹脂成分(B+C成分)である請求項1に記載の複合繊維。
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| JP (1) | JP2008223164A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102454048A (zh) * | 2010-10-27 | 2012-05-16 | 上海杰事杰新材料(集团)股份有限公司 | 一种耐高温尼龙无纺布及其制备方法 |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0978352A (ja) * | 1995-09-06 | 1997-03-25 | Ube Ind Ltd | ポリアミドモノフィラメント |
| JP2005248344A (ja) * | 2004-03-02 | 2005-09-15 | Kuraray Co Ltd | 複合繊維 |
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2007
- 2007-03-12 JP JP2007061191A patent/JP2008223164A/ja active Pending
Patent Citations (2)
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