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JP2008206550A - 吸着性シート - Google Patents

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JP2008206550A
JP2008206550A JP2007043467A JP2007043467A JP2008206550A JP 2008206550 A JP2008206550 A JP 2008206550A JP 2007043467 A JP2007043467 A JP 2007043467A JP 2007043467 A JP2007043467 A JP 2007043467A JP 2008206550 A JP2008206550 A JP 2008206550A
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Shinichi Minemura
慎一 峯村
Sadahito Goto
禎仁 後藤
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Toyobo Co Ltd
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Toyobo Co Ltd
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Abstract

【課題】低圧力損失、高脱臭性能、高粉塵保持量であるシートを充分な接着強力を維持した中で実現、提供する。
【解決手段】粉粒状吸着剤、粉末状熱可塑性樹脂、粒状熱可塑性樹脂を基材層間で一体にすることにより低圧損であるのはもちろんの事、実用上の接着性にもすぐれ高脱臭性能を有するフィルタ濾材を提供する。
【選択図】なし

Description

本発明は、脱臭機能を有した空気浄化用濾材に関するものである。
近年、自動車用、家庭用フィルター等の分野において、濾材の高機能化・多様化の要請が急激に高まっており、脱臭機能を有する空気浄化用濾材の検討が多くなされている。そして、これら空気浄化用濾材として、粒子状または繊維状の吸着剤と接着剤を用いてシート化する方法が多く採用されており、例えば、基材層間に粒状吸着剤と粒状接着剤の混合物を散布し、これを加熱接着してなる吸着濾材が開示されている(例えば特許文献1)。かかる吸着濾材は低コストで通気性に優れる吸着性シートが得られるが、吸着剤層と基材シートとの接着が弱いため剥離が生じやすく、プリーツ加工等で外力がかかる場合、あるいはフィルタを高風量下に曝した場合では吸着剤の脱落が大きい等実用上の問題を有していた。かかる問題を解決するため、例えば接着シートを用いて吸着剤層と基材を接着した吸着性シートが開示されている(例えば特許文献2)。しかしながら、かかる吸着性シートは、接着シートが通気性を阻害して通気抵抗が高くなり、更には接着面で粉塵が目詰まりしやすい、あるいは吸着性能を阻害するという問題を有していた。
特開平11−5058号公報 特開2002−273123号公報
本発明は、上記従来技術の課題を背景になされたもので、充分な基材層と吸着層との接着性を有し、プリーツ加工性にも優れ、低通気抵抗、かつ高脱臭性能を有する吸着性シートを提供しようとするものである。
本発明者らは上記課題を解決するため、鋭意研究した結果、遂に本発明を完成するに至った。即ち、本発明は、基材層間に吸着剤及び熱可塑性樹脂を含む吸着シートであって、該基材層間に平均粒径1〜40μmの粉末状熱可塑性樹脂と平均粒径100〜800μmの粒状熱可塑性樹脂が併用されていることを特徴とする吸着性シートである。
本発明による吸着性シートは、基材層間と吸着層の強固な接着性を有し、低通気抵抗かつ脱臭性能も良好な吸着性シートを提供できるという利点がある。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明の吸着性シートは、基材層間に吸着剤及び熱可塑性樹脂を含む吸着性シートである。
本発明に使用される基材層は、織布状、不織布状いずれも構わない。構成繊維の繊維径は3〜100μmが好ましい範囲である。かかる範囲であれば、フィルタ濾材として低通気抵抗性を保持することが可能となるためである。
本発明の基材層を構成する繊維部分の充填密度は0.20g/cc以下であることが好ましい。なぜなら、後に述べる粉粒状吸着剤と熱可塑性樹脂の混合粉粒体をこの基材層上に散布後、熱プレスし吸着性シートを得ようとするとある程度基材層の充填密度が低い方が低通気抵抗化を実現でき、かつ接着性も向上し、一体構造化できるからである。より好ましくは0.15g/cc以下である。
本発明の基材層は、厚みは0.1mm以上1.0mm以下が好ましい。0.1mm以下であれば目付斑も考慮すると粉粒状吸着剤の抜け、脱落の懸念が生じ、また1.0mm以上であればシート全体の厚みが厚すぎるため、プリーツ状ユニットとした場合に構造抵抗が大きくなり、結果としてユニット全体での圧損が高くなり過ぎ実用上問題があるためである。目付量としては5〜100g/mであることが好ましい。5g/m未満であれば粉粒状吸着剤、及び熱可塑性樹脂の抜けが多くなり実用上問題となり好ましくない。100g/m以上であれば、シート厚みが厚くなるためプリーツ状ユニットとした場合の構造抵抗が大きくなり実用上問題となるため好ましくない。
本発明の基材層を構成する繊維材質はポリオレフィン系、レーヨン系、ポリエステル系、ポリアミド系、ポリウレタン系、アクリル系、ポリビニルアルコール系、ポリカーボネート等特に規定はなく、芯鞘繊維を使用しても種々の混合繊維であっても当然構わない。また、タバコ煙粒子、カーボン粒子、海塩粒子をはじめとするサブミクロン粒子に対する除去効果も増大することができる帯電した不織布、いわゆるエレクトレットシートを基材に使用することもできる。エレクトレットシートを基材とすることにより、ダスト等が吸着層に侵入して吸着層内の細孔が閉塞することを防止し、フィルター寿命を延長することができるからである。
本発明の基材層の繊維配向は特に限定はなく例えば不織布状であればランダム状、クロス状、パラレル状いずれでも構わない。
本発明で基材層間、吸着層との接着に用いる熱可塑性樹脂は、粉末状、粒状の熱可塑性樹脂が併用されていることが接着性、通気抵抗、脱臭性能の観点から重要である。
熱可塑性樹脂として種類はポリオレフィン系、ポリアミド系、ポリウレタン系、ポリエステル系、エチレンーアクリル共重合体、ポリアクリレート、ポリアーレン、ポリアクリル、ポリジエン、エチレンー酢酸ビニル、PVC、PS等があげられる。
熱可塑性樹脂の大きさは粉末状の樹脂は平均で1〜40μm(以下、粉末状熱可塑性樹脂と呼ぶ場合がある)の粒径が好ましい。より好ましくは5〜30μmである。更に好ましくは1〜40μmの範囲に95重量%以上が含まれることである。かかる範囲の粒子径であれば、熱可塑性樹脂が、粉粒状吸着剤の表面細孔を塞ぐことを低減できる一方、吸着剤との混合時にファンデルワールス力や静電気力による粉粒状吸着剤への予備接着が有効になされ、均一に分散することができ、吸着剤層内、及び基材層との接着性を良好にできるからである。
一方、粒状の熱可塑性樹脂の大きさは平均100〜800μm(以下、粒状熱可塑性樹脂と呼ぶ場合がある)の粒径が好ましい。かかる範囲であれば基材層とのより一層の接着性安定化が可能となるためである。
粉末状熱可塑性樹脂に対する粒状熱可塑性樹脂の重量比率は1〜500%が好ましい。より好ましくは5〜300%である。かかる範囲であれば基材層との間で、より安定した接着性が実現できるためである。
粒状熱可塑性樹脂は使用する吸着剤の粒径よりも若干大きい方が接着効果は一層高くなるが、基材層間に挟み込み熱プレスして吸着性シートを製造する際に基材層が一定以上の弾力性を有しているので、吸着剤の粒径より小さくても実用上充分な接着強度を得ることができる。
粉末状、粒状とも熱可塑性樹脂の形状は特に規定はないが、球状、破砕状等があげられる。
粉末状、粒状とも熱可塑性樹脂の融点は、移動車両等の室内の環境温度等考慮すると80℃以上が好ましい。より好ましくは90℃以上である。
粉末状、粒状とも熱可塑性樹脂の溶融時の流動性はJIS K−7210記載のMI値でみれば1〜80g/10minが好ましい。より好ましくは3〜30g/10minである。かかる範囲であれば、吸着剤の表面の閉塞を防止しつつ、吸着層と基材層を強固に接着することができるからである。
粉末状、粒状とも熱可塑性樹脂の使用量は粉粒状吸着剤に対して1〜40重量%使用するのが好ましい。より好ましくは5〜30重量%である。かかる範囲内であれば、基材層との接着力、通気抵抗、脱臭性能に優れる吸着シートが得られるからである。
粉末状、粒状とも熱可塑性粉末樹脂の粒径調整法は、機械粉砕、冷凍粉砕、化学調整法等があげられる。また最終的に篩にかけ一定粒径を得ることができるが、一定の粒径を確保できる方法であれば特に限定されない。
構成単位としては基材層/粉粒状吸着剤、粉末状熱可塑性樹脂、粒状熱可塑性樹脂の混合粉粒体/基材層である。当然ながら、基材層に更に粉粒状吸着剤、粉末状熱可塑性樹脂、粒状熱可塑性樹脂の混合粉粒体/基材層を繰り返し積層一体化することも可能である。これらは更にプリーツ形状、波状形状等の空気浄化用フィルターユニットとして使用できる。
本発明の吸着性シートに用いられる吸着剤の平均粒子径は、通気性、吸着材の脱落、シート加工性等を考慮して、JIS標準ふるい(JIS Z−8801)による値で平均60〜800μmであることが好ましく、100〜600μmであればより好ましい。平均粒子径が60μm未満の場合には、一定の高吸着容量を得るのに通気抵抗が大きくなりすぎ、また、同時にシート充填密度が高くなりやすく、粉塵供給時に早期の通気抵抗上昇を引き起こす原因にもなり好ましくない。平均粒子径が800μmを越える場合には、脱落が生じやすくなり、またワンパスでの初期吸着性能が極端に低くなり、更にはプリーツ形状及び波状等の空気浄化用フィルターユニットとしたときの折り曲げ、及び波状加工時の加工性が悪くなるため好ましくない。なお、上記の粒状粉粒状吸着剤は、通常の分級機を使用して所定の粒度調整をすることにより、得ることが可能である。
本発明の吸着性シートに用いられる粉粒状吸着剤は粉末状、粒状、破砕状、造粒状、ビーズ状があげられるが幅広く種々のガスを吸着できる活性炭系が好ましい。例えば、ヤシガラ系、木質系、石炭系、ピッチ系等の活性炭が好適に用いられる。表面観察によって見られる内部への導入孔いわゆるマクロ孔数は多い方がよい。活性炭と熱可塑性樹脂から混合粉粒体をつくった際に、熱可塑性樹脂が活性炭表面を被覆しても熱プレス加工時に細孔内部からのガス脱着により、吸着可能な細孔を開放することができる。また、活性炭表面はある程度粗い方が溶融した樹脂の流動性も悪くなり、吸着性能低下を抑えることができる。
本発明の吸着性シートに用いられる粉粒状吸着剤のJIS K−1474に準拠して測定したときのトルエン吸着量は、20重量%以上が好ましい。悪臭ガス等の無極性のガス状及び液状物質に対して高い吸着性能を必要とするためである。
本発明の吸着性シートに用いられる粉粒状吸着剤の吸着層1層あたりの重量は20〜500g/mの範囲であることが好ましい。かかる範囲であれば充分な吸着性能が得られるだけでなく、通気抵抗においても低く抑えることができるためである。
本発明の吸着性シートに用いられる吸着剤は、極性物質やアルデヒド類の吸着性能を向上することを目的として、薬品処理を施して用いてもよい。
ガス薬品処理に用いられる薬品としては、アルデヒド系ガスやNOx等の窒素化合物、SOx等の硫黄化合物、酢酸等の酸性の極性物質に対しては、例えばエタノールアミン、ポリエチレンイミン、アニリン、P―アニシジン、スルファニル酸等のアミン系薬剤や水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸グアニジン、リン酸グアニジン、アミノグアニジン硫酸塩、5.5―ジメチルヒダントイン、ベンゾグアナミン、2.2―イミノジエタノール、2.2.2―ニトロトリエタノール、エタノールアミン塩酸塩、2−アミノエタノール、2.2−イミノジエタノール塩酸塩、P―アミノ安息香酸、スルファニル酸ナトリウム、L―アルギニン、メチルアミン塩酸塩、セミカルバジド塩酸塩、ヒドラジン、ヒドロキノン、硫酸ヒドロキシルアミン、過マンガン酸塩、炭酸カリウム、炭酸水素カリウム等が好適に用いられ、アンモニア、メチルアミン、トリメチルアミン、ピリジン等の塩基性の極性物質に対しては、例えば、リン酸、クエン酸、リンゴ酸、アスコルビン酸、酒石酸等が好適に用いられる。なお、薬品処理は、例えば、活性炭に薬品を担持させたり、添着することにより行う。また、活性炭に直接薬品を処理する以外に、シート面表面付近に通常のコーティング法等で添着加工する方法やシート全体に含浸添着することも可能である。この際、アルギン酸ソーダやポリエチレンオキサイド等の増粘剤を混入した薬品水溶液をつくり、これを担持、添着を実施する方法もできる。この方法では水への溶解度が低い薬品を担持、添着し、更に薬品の脱落を抑制するのにも有効である。
本発明の吸着性シートは、抗菌剤、抗かび剤、抗ウイルス剤、難燃剤等の付随的機能を有する成分等を含めて構成してもよい。これらの成分は繊維類や不織布、織物中に練り込んでも、後加工で添着、及び担持して付与してもよい。例えば、難燃剤を含めて構成することにより、FMVSS.302で規定されている遅燃性の基準やUL難燃規格に合致した吸着性シートを製造することが可能である。
上記の付随的機能を有する成分は、粉粒状吸着剤等へ添着又は担持してもよい。但し、この際には、粉粒状吸着剤本来の吸着機能を損なわないよう留意する必要がある。また、基材不織布や通気性シート等の繊維に吸着性能を有する機能を付与、例えば、酸やアルカリの薬剤を添着したりイオン交換繊維等を用いることにより、脱臭機能を強化することも可能である。
吸着性シートの基本的な製法について説明する。まず、粉粒状吸着剤と粉末状熱可塑性樹脂、粒状熱可塑性樹脂を所定の重量秤量し、シェーカー(撹拌器)に入れ、約10分間回転速度30rpmで撹拌する。この際の水分率は混合物重量の15%以内が好ましい。この時点で粉末状熱可塑性樹脂が粉粒状吸着剤表面に仮接着された混合物となっている。一方粒状熱可塑性樹脂は均一に分散して存在している。次に、この混合粉粒体を基材層の上に散布後、通気性シート(基材層)を積層し、熱プレス処理を実施する。熱プレスの際のシート表面温度は熱可塑性粉末樹脂融点の3〜30℃、好ましくは5〜20℃高い程度が好ましい。別法として、粉粒状吸着剤と粉末状熱可塑性樹脂を予め混合した混合粉体を基材層の上に散布後、更に粒状熱可塑性樹脂を一定量散布し、更に通気性シート(基材層)を積層後、熱プレス処理を実施する方法、あるいは基材層に予め粒状熱可塑性樹脂を固着させておき、このシートを上述した基材層として、この上に粉粒状吸着剤と粉末状熱可塑性樹脂を予め混合した混合粉体を散布、あるいは通気性シート(基材層)に使用し、熱プレス処理を実施して吸着性シートを得ることもできる。
また、熱処理する前に赤外線等で予め予備加熱し、仮接着しておけば、プレス時におこりがちな混合粉粒体の不規則な流動も生じず、より分散性が良好な吸着性シートが製造できる。赤外線による熱処理は、気流などを起こさず、混合粉粒体を静置した状態で加熱することができ、混合粉粒体の飛散などを防止することができる。
最終的に熱プレスしシート製造するにはよく使用されるロール間熱プレス法、あるいは上下ともフラットな熱ベルトコンベヤー間にはさみこむフラットベッドラミネート法等があげられる。より均一な厚み、接着状態をつくりだすには後者の方がより好ましい。また、本特許で記載する基材不織布と上記製法の特徴の組み合わせにより、粉粒状吸着剤同志の過度の結着を抑制することができると同時に、基材不織布との実用上充分な接着強力を得ることができる。
当然ながら前述した構成単位を複数層重ね合わせることもできる。該処方の詳細は実施例中で述べる。
本発明の濾材を使用したプリーツ状フィルタユニットの厚みは、10〜400mmが好ましい。カーエアコンに内蔵装着をはじめとする車載用途や家庭用空気清浄機であれば、通常の内部スペースの関係から、10〜60mm程度、ビル空調用途へよく設置される大型のフィルターユニットであれば40〜400mm程度が収納スペースから考えると好ましい。
本発明のフィルタユニットのひだ山頂点間隔は2〜30mmが好ましい。2mm以下ではひだ山間が密着しすぎでデッドスペースが多く、効率的にシートを活用できなくなるため好ましくない。一方、30mm以上ではシート展開面積が小さくなるためフィルター厚みに応じた除去効果を得ることができなくなるため好ましくない。
本発明のフィルターユニットは、いずれの面を上流側に使用しても構わないが、嵩高いシート面を上流に使用する方が粉塵保持量も大きくなり好ましい。
以下本発明を実施例によって更に詳細に説明するが、下記実施例は本発明を限定する性質のものではなく、前・後記の趣旨に沿って設計変更することはいずれも本発明の技術的範囲に含まれるものである。
尚、実施例中の数値は以下のような方法で測定した値である。
(厚み)
荷重686Paの圧力を加えた時の値を測定した。
(通気抵抗)
図1に示す測定冶具により、試料大きさφ75mm、有効濾過面積φ50.5mm、風速30cm/sの条件下で測定した。
(脱臭性能)
トルエンガスを用いて線速20cm/sにおいてフィルターの上下流の濃度をそれぞれガステック製検知管で測定し、上流側のガス濃度から下流側のガス濃度を減じた値を上流側のガス濃度で除した値の百分率で示した。測定は6cm×6cmに切り取ったサンプルで測定した。なお、本特許では上流側濃度は80ppmとし、測定開始から1分後の除去率のデータを実施例に記載した。
(剥離強度)
基材層間のMD方向の平均剥離強度を測定した。試験片の大きさは幅50mm、長さ200mmとして、引張速度100mm/minとして測定した。100mm/minとする。図2に示すL寸法は、スタート時180mmで終了時260mmとし、その間の平均を剥離強度とした。
(目付)
200mm×200mmの試料を使用し、80℃の恒温槽中に30分放置後、デシケータ(乾燥剤:シリカゲル)中で30分放置する。その後取り出し、感量10mgの化学天秤で測定して、m当りの重量に換算した。
(平均粒子径)
活性炭等の吸着剤粒子に関してはJIS K−1474記載の粒度分布測定法に従い測定実施し、熱可塑性樹脂に関してはコールター法により測定した粒径で平均粒径を算出 した。
シートA:
ポリエステル繊維1.6dtex×51mm、レーヨン繊維1.7dtex×51mmを重量比で1:1に計り取り、その後カードにかけウェッブを作製した。更にウォーターパンチ法にてシート化し、目付25g/m、厚み0.35mm、通気抵抗5Paのスパンレース不織布を製造した。
シートB:
シートAに更にアクリル系バインダー樹脂を7g/m添着し、繊維同志を強固に固持させ、目付32g/m、厚み0.35mm、通気抵抗6Paのシートを製造した。
シートC:
スパンボンド法によりポリエステル長繊維不織布2.2dtex、目付20g/m、厚み0.18mm、通気抵抗5Paの不織布を作製した(東洋紡績株式会社製エクーレ(登録商標)6201A)。
シートD:
ポリエステル芯鞘繊維4.4dtex×51mm、15重量%(芯部融点265℃、鞘部融点150℃)、ポリエステル芯鞘繊維22dtex×51mm、70重量%(芯部融点265℃、鞘部融点190℃)、及び非芯鞘繊維17dtex×51mm、15重量%(融点265℃)の繊維をカードにより混合後ウェッブ化し、その後、プレス加工実施することにより目付65g/m、厚み0.3mm、通気抵抗4.0Paの不織布をサーマルボンド法にて作製した。
シートE:
ポリアミド系蜘蛛の巣状スパンボンド不織布(融点85℃)、シート目付は10g/m、通気抵抗は0.1Paであった。
[実施例1]
平均粒径400μm、JIS K−1474法によって測定したトルエン吸着能が35重量%であるヤシガラ系粒状活性炭を1kg、熱可塑性粉末樹脂として住友精化製フロービーズEA209(エチレンーアクリル酸共重合、平均粒径10μm、MI 9g/10min、融点105℃)を0.1kg、ヤスハラケミカル製接着樹脂7534P(EVA、平均粒径200μm,MI 12g/10min、融点97℃)を0.2kg秤量し、約10分間撹拌混合した。この混合粉粒体を基材シートとしてシートAの上に総量65g/m(活性炭50g/m相当)シートAになるように散布し、更にシートDを上から重ね合わせテフロン(登録商標)/ガラス製のベルト間に挟み込み、このベルト間隔を0.3mm、圧力100kPaに設定し120℃、30秒間熱プレス加工実施した。その後冷却し所望の吸着性シートを得た。
[実施例2]
基材シートにシートBを使用する以外は実施例1と同様の方法で実施し、吸着性シートを得た。
[実施例3]
基材シートにシートCを使用する以外は実施例1と同様の方法で実施し、吸着性シートを得た。
[比較例1]
実施例1と同様の活性炭を1kg、熱可塑性粉末樹脂として住友精化製フロービーズEA209(エチレンーアクリル酸共重合、平均粒径10μm、MI 9g/10min、融点105℃)を0.1kg秤量し、約10分間撹拌混合した。この混合粉粒体を基材シートとしてシートBの上に55g/m(活性炭50g/m相当)になるように散布し、更にシートDを上から重ね合わせテフロン(登録商標)/ガラス製のベルト間に挟み込み、このベルト間隔を0.3mm、圧力100kPaに設定し120℃、30秒間熱プレス加工実施した。その後冷却し所望の吸着性シートを得た。
[比較例2]
実施例1と同様の活性炭を1kg、熱可塑性粉末樹脂として住友精化製フロービーズEA209(エチレンーアクリル酸共重合、平均粒径10μm、MI 9g/10min、融点105℃)を0.3kg秤量し、約10分間撹拌混合した。この混合粉粒体を基材シートとしてシートBの上に65g/m(活性炭50g/m相当)になるように散布し、更にシートDを上から重ね合わせテフロン/ガラス製のベルト間に挟み込み、このベルト間隔を0.3mm、圧力100kPaに設定し120℃、30秒間熱プレス加工実施した。その後冷却し所望の吸着性シートを得た。
[比較例3]
実施例1と同様の活性炭を1kg、熱可塑性粉末樹脂として平均粒径1000μmのポリエチレン製樹脂(MI 12g/10min、融点105℃)を0.3kg秤量し、約10分間撹拌混合した。この混合粉粒体を基材シートとしてシートBの上に65g/m(活性炭50g/m相当)になるように散布し、更にシートDを上から重ね合わせテフロン/ガラス製のベルト間に挟み込み、このベルト間隔を0.3mm、圧力100kPaに設定し120℃、30秒間熱プレス加工実施した。その後冷却し所望の吸着性シートを得た。
[実施例4]
実施例1に記載した活性炭を1kg、熱可塑性粉末樹脂として住友精化製フロービーズEA209(エチレンーアクリル酸共重合、平均粒径10μm、MI 9g/10min、融点105℃)を0.1kg、ヤスハラケミカル製接着樹脂7534P(EVA、平均粒径200μm,MI 12g/10min、融点97℃)を0.1kg秤量し、約10分間撹拌混合した。この混合粉粒体を基材シートとしてシートAの上に総量240g/m(活性炭200g/m相当)になるように散布後、シートEを被せ、更にその上にシートDを上から重ね合わせテフロン/ガラス製のベルト間に挟み込み、このベルト間隔を1.1mm、圧力100kPaに設定し120℃、30秒間熱プレス加工実施した。その後冷却し所望の吸着性シートを得た。
[比較例4]
シートAに散布する混合粉粒体を比較例1に記載した混合粉体を使用し、総量220g/m(活性炭200g/m相当)になるように散布する以外は実施例4と同様の処方で吸着性シートを得た。
[比較例5]
実施例1と同様の活性炭を1kg、熱可塑性粉末樹脂として住友精化製フロービーズEA209(エチレンーアクリル酸共重合、平均粒径10μm、MI 9g/10min、融点105℃)を0.2kg秤量し、約10分間撹拌混合した。この混合粉粒体を基材シートとしてシートBの上に240g/m(活性炭200g/m相当)になるように散布後、シートEを被せ、更にその上にシートDを上から重ね合わせテフロン/ガラス製のベルト間に挟み込み、このベルト間隔を1.2mm、圧力100kPaに設定し120℃、30秒間熱プレス加工実施した。その後冷却し所望の吸着性シートを得た。
[実施例5]
実施例1に記載した活性炭を1kg、熱可塑性粉末樹脂として住友精化製フロービーズEA209(エチレンーアクリル酸共重合、平均粒径10μm、MI 9g/10min、融点105℃)を0.1kg秤量し、約10分間撹拌混合した。一方、シートDに平均粒径300μmのポリエチレン製樹脂(MI 12g/10min、融点105℃)を5g/mになるように散布し、赤外線等でシート表面が150℃になるように加熱し、ポリエチレン製樹脂を固着させた(シートFとする)。前述した混合粉粒体を基材シートBの上に220g/m(活性炭200g/m相当)になるように散布後、シートEを被せ、更にその上にシートFをポリエチレン樹脂側が活性炭層側になるように上から重ね合わせテフロン(登録商標)/ガラス製のベルト間に挟み込み、このベルト間隔を1.2mm、圧力100kPaに設定し120℃、30秒間熱プレス加工実施した。その後冷却し所望の吸着性シートを得た。
Figure 2008206550
以上述べた如く、本発明の吸着性シートは、粒子状吸着材、熱可塑性樹脂の粒径を選定することにより、低圧力損失、高脱臭性能、高粉塵保持量を充分な接着性を維持した中で実現することができ、産業界に貢献することが大である。
本発明中の通気抵抗測定冶具である。 本発明中の剥離強度測定法に関する説明図である。 本発明の吸着性シートの模式図(態様その1)である。 本発明の吸着性シートの模式図(態様その2)である。
符号の説明
1 吸着性シート
2 基材層A
3 粉粒状吸着剤/粉末状熱可塑性樹脂
4 基材層B
5 粒状熱可塑性樹脂

Claims (1)

  1. 基材層間に吸着剤及び熱可塑性樹脂を含む吸着シートであって、該基材層間に平均粒径1〜40μmの粉末状熱可塑性樹脂と平均粒径100〜800μmの粒状熱可塑性樹脂が併用されている吸着性シート。
JP2007043467A 2007-02-23 2007-02-23 吸着性シート Withdrawn JP2008206550A (ja)

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