JP2008202021A - 顔料組成物、これを用いた着色組成物およびカラーフィルター - Google Patents
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Abstract
【解決手段】有機顔料と、一般式(1)、(2)および(3)で表される化合物から選ばれる少なくとも1種とを含むことを特徴とする顔料組成物。
【選択図】なし
Description
本発明で使用する前記本発明の酸基導入色素は、ジアゾ成分として下記一般式(4)、(5)または(6)で表される化合物のジアゾニウム塩を、下記一般式(7)で表される化合物をカップラー成分として用いて、公知のカップリング方法で得ることができるが、その製造方法は特に限定されない。但し、上記のカップリング反応に際しては、得られる一般式(1)、(2)および(3)で表される化合物が、それぞれ、少なくとも1個のCOOM基またはSO3M基を有するように、一般式(4)、(5)、(6)、(7)で表される化合物を選択して使用することが必要である。
上記一般式(4)〜(6)で表される化合物としては、例えば、2−アミノ−4−メチル−5−クロロベンゼンスルホン酸、3−アミノ−6−クロロベンゼンスルホン酸、3−アミノ−4−メトキシベンズアミド、2−アミノ−4−ニトロトルエン、2−アミノナフタレンスルホン酸、1−アミノ−4−ブロモアントラキノン−2−スルホン酸、α−アミノアントラキノン、アニリン、4−アミノ−3−ニトロトルエン、4−アミノ−3−メトキシニトロベンゼンなどが挙げられるが、これらに限定されない。
上記一般式(7)で表される化合物としては、例えば、2−ヒドロキシ−3−フェニルカルバモイルナフタレン、2−ヒドロキシ−3−(2−メチルフェニルカルバモイル)ナフタレン、2−ヒドロキシ−3−(4−クロロフェニルカルバモイル)ナフタレン、2−ヒドロキシ−3−ナフトエ酸アニライド−4’−スルホン酸などが挙げられるが、これらに限定されない。
ジアゾ成分として2−アミノ−4−メチル−5−クロロベンゼンスルホン酸20.5部と、カップラー成分として2−ヒドロキシ−3−フェニルカルバモイルナフタレン27.0部とを公知の方法により反応させて下記表1に記載の酸基導入色素Aを45.0部得た。
実施例1
C.I.ピグメントレッド254の顔料20部を含む水性サスペンジョンに、酸基導入色素Aの3部を含む水性サスペンジョンを加えた。混合液を30分間攪拌した後、混合液をろ過、水洗し、取り出した顔料ペーストを一昼夜乾燥させ、粉砕し、目的の顔料組成物21部を得た。
実施例1の酸基導入色素Aの代わりに酸基導入色素Bを用いて、実施例1と同様の方法で行った。
実施例3
実施例1の酸基導入色素Aの代わりに酸基導入色素Cを用いて、実施例1と同様の方法で行った。
実施例1の酸基導入色素Aの代わりに酸基導入色素Dを用いて、実施例1と同様の方法で行った。
実施例5
実施例1の酸基導入色素Aの代わりに酸基導入色素Eを用いて、実施例1と同様の方法で行った。
実施例1の酸基導入色素Aの代わりに酸基導入色素Fを用いて、実施例1と同様の方法で行った。
実施例7
実施例1の酸基導入色素Aの代わりに酸基導入色素Gを用いて、実施例1と同様の方法で行った。
実施例1の酸基導入色素Aの代わりに酸基導入色素Hを用いて、実施例1と同様の方法で行った。
比較例1
実施例1で使用した酸基導入色素Aは添加せずに同様の操作を行い未処理顔料を得た。
C.I.ピグメントレッド177の顔料35部を含む水性サスペンジョンに、酸基導入色素Hの3.5部を含む水性サスペンジョンを加えた。混合液を30分間攪拌した後、混合液をろ過、水洗し、取り出した顔料ペーストを一昼夜乾燥させ、粉砕し、目的の顔料組成物36部を得た。
実施例9の酸基導入色素Hの代わりに酸基導入色素Iを用いて、実施例9と同様の方法で行った。
実施例11
実施例9の酸基導入色素Hの代わりに酸基導入色素Jを用いて、実施例9と同様の方法で行った。
比較例2
実施例9で使用した酸基導入色素Hは添加せずに同様の操作を行い未処理顔料を得た。
実施例1〜11で調製した顔料組成物、および比較例1、2で調製した未処理顔料を用い、以下のようにしてカラーフィルター画素形成用塗布液を調製し、粘度、保存安定性および明彩度性の試験を行った。
実施例12
250mlガラスビンにジルコニアビーズ180部を入れた後、実施例1で調製した顔料組成物、アクリル系樹脂、高分子系分散剤、およびプロピレングリコールモノアセテート(PGM−Ac)を加え、プレミキシングで簡単に混ぜた後、ペイントコンディショナーを用いて3時間分散させて分散液100.0部を得た。その後、250mlガラスビンに先ほど得られた分散液、アクリル系樹脂、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート、2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルホリノフェニル)ブタノン−1、2,4−ジエチルチオキサントン、およびPGM−Acを加え、十分攪拌した後、メンブレンフィルターで濾過を行いカラーフィルター画素形成用塗布液150.0部を得た(詳細の配合は下記表を参照)。
実施例1で調製した顔料組成物の代わりに実施例2で調製した顔料組成物を用いて、実施例12と同様の方法で行った。
実施例14
実施例1で調製した顔料組成物の代わりに実施例3で調製した顔料組成物を用いて、実施例12と同様の方法で行った。
実施例15
実施例1で調製した顔料組成物の代わりに実施例4で調製した顔料組成物を用いて、実施例12と同様の方法で行った。
実施例1で調製した顔料組成物の代わりに実施例5で調製した顔料組成物を用いて、実施例12と同様の方法で行った。
実施例17
実施例1で調製した顔料組成物の代わりに実施例6で調製した顔料組成物を用いて、実施例12と同様の方法で行った。
実施例18
実施例1で調製した顔料組成物の代わりに実施例7で調製した顔料組成物を用いて、実施例12と同様の方法で行った。
実施例1で調製した顔料組成物の代わりに実施例8で調製した顔料組成物を用いて、実施例12と同様の方法で行った。
比較例3
実施例1で調製した顔料組成物の代わりに比較例1で調製した未処理顔料を用いて、実施例12と同様の方法で行った。
250mlガラスビンにジルコニアビーズ200部を入れた後、実施例9で調製した顔料組成物、アクリル系樹脂、高分子系分散剤、およびPGM−Acを加えプレミキシングで簡単に混ぜた後、ペイントコンディショナーを用いて3時間分散させて分散液100.0部を得た。その後、250mlガラスビンに先ほど得られた分散液、アクリル系樹脂、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート、2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルホリノフェニル)ブタノン−1、2,4−ジエチルチオキサントン、およびPGM−Acを加え十分攪拌した後、メンブレンフィルターで濾過を行い、カラーフィルター画素形成用塗布液を150.0部得た(詳細の配合は下記表を参照)。
実施例9で調製した顔料組成物の代わりに実施例10で調製した顔料組成物を用いて、実施例20と同様の方法で行った。
実施例22
実施例9で調製した顔料組成物の代わりに実施例11で調製した顔料組成物を用いて、実施例20と同様の方法で行った。
比較例4
実施例9で調製した顔料組成物の代わりに比較例2で調製した未処理顔料を用いて、実施例20と同様の方法で行った。
<粘度および保存安定性>
実施例12〜22および比較例3、4で得られたカラーフィルター画素形成用塗布液を25℃中にて一時間静置した。その後、B型粘度計((株)トキメック製、商品名:BL型、30rpm値)を用いて粘度を測定し、この測定値を初期粘度とした。次に、初期粘度を測定後、その試料を25℃中にて1週間保持した後、初期粘度の測定と同様にして経時粘度を測定し、保存安定性の判定として、保存安定性に全く問題ないレベルを◎、使用可能なレベルを○、増粘のため使用にやや難があるレベルを△、著しい増粘のため使用不可能なレベルを×の四段階の評価とした。
実施例12〜22および比較例3、4で得られたカラーフィルター画素形成用塗布液をスピンコータ(ABLE社製)にセットしたガラス板上の中心に適量滴下させ、ガラス板上にカラーフィルター画素形成用塗布液をコーティングした。その後でプレベイクを行った。作成したガラスを分光色彩計(ミノルタ(株)製、商品名:CM−3600d(型))を用いて標準光源C、縦視野角2度で色度を測定し、CIE標準表色系の(Y、x、y)を求めてコントラストを測定した。比較例3および4の数値をそれぞれ100%として実施例の数値を換算し、コントラストを算出した。
実施例23
C.I.ピグメントレッド122の顔料30部を含む水性サスペンジョンに、酸基導入色素A 1.5部を含む水性サスペンジョンを加えた。混合液を15分間攪拌した後、混合液をろ過、水洗し、取り出した顔料ペーストを一昼夜乾燥させ、粉砕し、目的の顔料組成物27部を得た。
比較例5
実施例23で使用した酸基導入色素Aは添加せずに同様の操作を行い未処理顔料を得た。
実施例23で調製した顔料組成物、および比較例5で調製した未処理顔料を用い、以下のようにしてインクジェットインクを調製し、分散粒径、粘度、保存安定性、明彩度性の試験を行った。
実施例24
250mlガラスビンにジルコニアビーズ120部を入れた後、実施例23で調製した顔料組成物、水溶性スチレンアクリル系樹脂およびイオン交換水を加えプレミキシングで簡単に混ぜた後、ペイントコンディショナーを用いて5時間分散させて分散液60.0部を得た。その後、250mlガラスビンに先ほど得られた分散液、トリエチレングリコールモノブチルエーテル、グリセリン、サーフィノール、イオン交換水、メタノールおよび10%グリセリル化キトサン(脱アセチル化度80%、グリセリル置換度1.1)水溶液を加え、十分攪拌した後、ポアサイズ5ミクロンのメンブレンフィルターで濾過を行い、インクジェットインク100.0部を得た(詳細の配合は下記表を参照)。
実施例23で調製した顔料組成物の代わりに比較例5で調製した未処理顔料を用いて、実施例24と同様の方法で行った。
<分散粒径および粒径安定性>
実施例24および比較例6で得られたインクジェットインクを25℃中にて一時間静置した。その後、レーザー散乱方式粒度分布計(ベックマンコールター社製、商品名:N5 Submicron Particle Size Analyzer)を用いてインクジェットインク中の顔料の平均粒径を測定し、この値を初期粒径とした。次にこのインクジェットインクを50℃中にて10日間保持した後、初期粒径の測定と同様にしてインク中の顔料の平均粒径を測定し、この値を経時粒径とした。粒径安定性の判定として、初期粒径(φ1)と経時粒径(φ2)の比(φ2/φ1)が1.5以下のものを○、1.5を超えるものを×と評価した。
実施例24および比較例6で得られたインクジェットインクを25℃中にて一時間静置した。その後、E型粘度計((株)東京産業製、商品名:RE80型、50rpm値)を用いて粘度を測定し、この測定値を初期粘度とした。次に、初期粘度を測定後、その試料を50℃中にて10日間保持した後、初期粘度の測定と同様にして粘度を測定し、経時粘度を測定し、保存安定性の判定として、初期粘度(η1)と経時粘度(η2)の比(η2/η1)が2.0以下のものを○、2.0を超えるものを×と評価した。
作成したインクジェットインクを隠蔽力試験紙(日本テストパネル工業(株))に、バーコーター規格6番で展色を行い、グロスメータ(BYK社 ヘイズ・グロスメータ)にて60度のグロスを測定した。また、透明性はインクジェットインクを市販インクジェット用OHPフィルムにバーコーター規格6番で展色を行い目視にて透明性評価を行った。評価は良好:○、半透明:△、透明性なし:×とした。
Claims (7)
- 有機顔料と、下記一般式(1)、(2)および(3)で表される化合物から選ばれる少なくとも1種とを含むことを特徴とする顔料組成物。
(式中、Xは、それぞれ独立して水素原子、または1個または複数個の任意の置換基を表し、Qは、水素原子、または1個または複数個の任意の置換基を有してもよいフェニル基を表し、Rは、水素原子、または1個または複数個の任意の置換基を有してもよい芳香環を表す。但し、一般式(1)、(2)および(3)で表される化合物は、それぞれ、少なくとも1個のCOOMまたはSO3M(Mは、水素原子、金属原子、アンモニウム基、有機アミン基または4級アンモニウム基を表す。)で表される置換基を有する。) - 有機顔料が、C.I.ピグメントレッド122、C.I.ピグメントレッド177、C.I.ピグメントレッド254およびC.I.ピグメントバイオレット19から選ばれる少なくとも1種である請求項1に記載の顔料組成物。
- 有機顔料の1次粒子径が、100nm以下である請求項1に記載の顔料組成物。
- 有機顔料100質量部に対して、前記一般式(1)、(2)および(3)で表される化合物の少なくとも1種を0.1〜30質量部の配合割合で含む請求項1に記載の顔料組成物。
- 請求項1に記載の顔料組成物と被膜形成材料とを含むことを特徴とする着色組成物。
- カラーフィルター画素形成用塗布液用またはインクジェットインク用である請求項5に記載の着色組成物。
- 請求項6に記載のカラーフィルター画素形成用塗布液を用いて画素が形成されていることを特徴とするカラーフィルター。
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