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JP2008201760A - 光学活性スピロ化合物及びその製造方法 - Google Patents

光学活性スピロ化合物及びその製造方法 Download PDF

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JP2008201760A
JP2008201760A JP2007042264A JP2007042264A JP2008201760A JP 2008201760 A JP2008201760 A JP 2008201760A JP 2007042264 A JP2007042264 A JP 2007042264A JP 2007042264 A JP2007042264 A JP 2007042264A JP 2008201760 A JP2008201760 A JP 2008201760A
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Takeshi Tanaka
健 田中
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Takasago International Corp
Tokyo University of Agriculture and Technology NUC
Tokyo University of Agriculture
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Takasago International Corp
Tokyo University of Agriculture and Technology NUC
Tokyo University of Agriculture
Takasago Perfumery Industry Co
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Abstract

【課題】従来法ではほぼ必須の工程であった光学分割の工程を経ることなく簡便に製造できる光学活性スピロ化合物の提供。
【解決手段】下記一般式(1)で表される化合物。
Figure 2008201760

(式(1)中、R及びRは同一または異なっていてもよく、水素原子、アルキル基、シクロアルキル基、アリール基、ハロゲン原子又はハロアルキル基を表す。Z及びZは同一又は異なっていてもよく、二価の炭化水素基を表し、Z及びZは同一又は異なっていてもよく二価基を表す。)
【選択図】なし

Description

本発明は機能性金属錯体の配位子として有用なスピロ化合物及びその光学活性体ならびにその製造方法に関する。
従来から、不斉水素化反応、不斉異性化反応、不斉ヒドロシリル化反応等の不斉反応の触媒として利用できる遷移金属錯体については数多くの報告がなされている。中でもルテニウム、ロジウム、イリジウム、パラジウム等の遷移金属に光学活性化合物が配位した錯体は、不斉合成反応の触媒として優れた性能を有するものとして広く知られている。このような錯体における光学活性配位子として、その構造内にヘテロ原子を有するC対称光学活性スピロ化合物は多くの金属とキレート錯体を形成できるため、不斉反応の配位子として有用と考えられる。
これまで合成された配位子としてのスピロ化合物としては、例えばスピロホスフィナイト化合物(非特許文献1)、スピロホスフィン化合物(非特許文献2)、スピロビスイソオキサゾリン化合物(非特許文献3)などの例が報告されている。しかしながら、これらの化合物の合成には煩雑な操作を必要とする。加えて、その光学活性体を得るためには化合物自身またはその合成中間体となる化合物のジアステレオマーあるいはラセミ体を分割することが必要である。
触媒的にスピロ化合物の合成を試みた例としてコバルト触媒を用いた例が挙げられるが、その収率は最高で33%であり、効率的とはいえない(非特許文献4)。また、エナンチオ選択的にスピロ化合物を合成した例としては、ロジウム触媒を用いた分子内C−H挿入反応を利用した例が挙げられるが、生成物の収率や光学純度は十分とは言えない(非特許文献5)。
Teterahedron: Asymmetry, 9, 3185(1998) Angew. Chem. Int. Ed., 44, 1118 (2005) Org. Lett., 1, 1795 (1999) Org. Lett., 1, 2141 (1999) Chem. Comm., 1604 (2001)
前記したような不斉合成反応の触媒には、反応目的に応じた多様性が要求されるため、様々な構造を有する配位子の開発が今もなお続けられている。また、前記したようにC対称光学活性スピロ化合物は限られた方法でしか合成されていない。そこで、比較的入手が容易な基質を用い、少ない工程数での製造、高い光学純度で軸不斉構造を有するスピロ化合物が合成できれば、従来法ではほぼ必須の工程であった光学分割の工程を経ることなく、軸不斉スピロ化合物が得られる。そのような製造法を提供すること、並びにそのようにして製造できる新規なスピロ化合物を提供することが本発明の課題である。
本発明者らは、C対称軸を有する化合物の合成について検討を重ねた結果、光学活性配位子を有するロジウム触媒により、テトライン化合物を分子内[2+2+2]環化反応させることにより、スピロビピリジン型構造を持つスピロ化合物が得られることを見出し、本発明を完成するに到った。
本発明は以下の内容を包含するものである。
[1] 下記一般式(1)で表される化合物。
Figure 2008201760
(式(1)中、R及びRは同一または異なっていてもよく、水素原子、アルキル基、シクロアルキル基、アリール基、ハロゲン原子又はハロアルキル基を表す。Z及びZは同一又は異なっていてもよく、二価の炭化水素基を表し、Z及びZは同一又は異なっていてもよく二価基を表す。)
[2] 下記一般式(1*)で表される光学活性化合物。
Figure 2008201760
(式(1*)中、R及びRは同一または異なっていてもよく、水素原子、アルキル基、シクロアルキル基、アリール基、ハロゲン原子又はハロアルキル基を表す。Z及びZは同一又は異なっていてもよく、二価の炭化水素基を表し、Z及びZは同一又は異なっていてもよく二価基を表す。*は不斉であることを表す。)
[3] ロジウム金属と光学活性ビスホスフィンとを含む触媒を用いて、下記一般式(2)で表されるテトライン化合物を分子内[2+2+2]付加環化反応させる前項[2]に記載の化合物の製造方法。
Figure 2008201760
(式(2)中、R及びRは同一または異なっていてもよく、水素原子、アルキル基、シクロアルキル基、アリール基、ハロゲン原子又はハロアルキル基を表す。Z及びZは同一又は異なっていてもよく、二価の炭化水素基を表し、Z及びZは同一又は異なっていてもよく二価基を表す。)
[4] ロジウム金属と光学活性ビスホスフィンとを含む触媒が下記一般式(3)で表される化合物である前項[3]に記載の製造方法。
[Rh(L)(Y)]X (3)
(式(3)中、Lは下記式(4)で表される光学活性ビスホスフィンを表し、Yは非共役ジエン化合物を表し、Xはカウンターアニオンを表す。また、mは1又は2の整数を表し、nは0又は1の整数を表す。但し、m=1のとき、n=0又はn=1であり、m=2のときはn=0である。)
P−Q−PR (4)
(式(4)中、R、R、R及びRは、それぞれ独立して置換基を有していてもよいアリール基又は置換基を有していてもよいシクロアルキル基を表し、RとRとで及び/又はRとRとで環を形成してもよい。Qは置換基を有していてもよい二価のアリーレン基又はフェロセンジイル基を表す。)
[5] ロジウム金属と光学活性ビスホスフィンとを含む触媒が、調製後即時使用されることを特徴とする前項[4]に記載の製造方法。
[6] ロジウム金属と光学活性ビスホスフィンとを含む触媒を調製する際に、水素ガスを用いてオレフィン性配位子を脱離させることを特徴とする前項[4]又は[5]に記載の製造方法。
本発明の方法によれば、シアノ基を2個有するテトライン化合物をロジウム金属と光学活性ビスホスフィンとを含む触媒の存在下に分子内で[2+2+2]環化反応させることにより、1工程でエナンチオ選択的に光学活性スピロ化合物を製造することができるので、比較的入手が容易な基質を用いて簡便に光学活性スピロ化合物を製造することができ、光学分割の工程を経ることなく軸不斉光学活性体を得ることができる。本発明により得られるスピロビピリジン型構造を持つ光学活性スピロ化合物は、簡便に製造ができ、機能性金属錯体の配位子又は不斉合成用の金属触媒の配位子として有用である。
以下、本発明について具体的に説明する。
本発明に係るスピロ化合物は、上記した一般式(1)及び(1*)で表される化合物であり、スピロビピリジン型構造を有しており、後に詳しく述べる本発明の製造方法により製造することができる。
一般式(1)及び(1*)において、R及びRは水素原子、アルキル基、シクロアルキル基又はアリール基を表す。
ここで、R及びRで表されるアルキル基としては、直鎖状又は分岐状の、例えば炭素数1〜15、好ましくは炭素数1〜10、より好ましくは炭素数1〜6のアルキル基が挙げられる。具体例としては、例えばメチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、s−ブチル基、イソブチル基、t−ブチル基、ペンチル基及びヘキシル基等が挙げられる。また、これらアルキル基はアルコキシ基で置換されていてもよい。アルキル基に置換するアルコキシ基としては、炭素数1〜10、好ましくは炭素数1〜6のアルコキシ基が挙げられる。アルキル基に置換するアルコキシ基の具体例としては、メトキシ基、エトキシ基、n−プロポキシ基、イソプロポキシ基、n−ブトキシ基、イソブトキシ基、s−ブトキシ基mt−ブトキシ基、ペンチルオキシ基、ヘキシルオキシ基等が挙げられる。
及びRで表されるシクロアルキル基としては、例えば炭素数3〜8のシクロアルキル基が挙げられ、具体例としては、例えば、シクロプロピル基、シクロブチル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基、シクロヘプチル基、シクロオクチル基等が挙げられる。
これらシクロアルキル基は置換基を有していてもよい。シクロアルキル基に置換する置換基としては、例えばアルキル基、アルコキシ基が挙げられる。アルキル基としては例えばメチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、s−ブチル基、イソブチル基、t−ブチル基、ペンチル基及びヘキシル基等が挙げられる。また、アルコキシ基としては、例えばメトキシ基、エトキシ基、n−プロポキシ基、イソプロポキシ基、n−ブトキシ基、イソブトキシ基、s−ブトキシ基、t−ブトキシ基、ペンチルオキシ基、ヘキシルオキシ基等が挙げられる。
及びRで表されるアリール基としては、例えば炭素数6〜18のアリール基が挙げられ、具体例としては、フェニル基、ナフチル基、アントリル基、フェナントリル基、ビフェニル基等が挙げられる。これらアリール基は置換基を有していてもよく、置換基としては、例えば、メチル基、エチル基、イソプロピル基、t−ブチル基等の直鎖状又は分岐状の炭素数1〜6のアルキル基;メトキシ基、エトキシ基、イソプロポキシ基、t−ブトキシ基等の直鎖状又は分岐状の炭素数1〜6のアルコキシ基;塩素原子、臭素原子、フッ素原子等のハロゲン原子などが挙げられ、これら置換基は該アリール基上に複数置換されていてもよい。これら置換基を有するアリール基の具体例としては、例えば、p−トリル基、m−トリル基、o−トリル基、3,5−キシリル基、3,5−ジ−t−ブチルフェニル基、p−t−ブチルフェニル基、p−メトキシフェニル基、3,5−ジ−t−ブチル−4−メトキシフェニル基、p−クロロフェニル基、m−フルオロフェニル基等が挙げられる。
及びRで表されるハロゲン原子としては、例えば塩素原子、臭素原子、フッ素原子が挙げられる。
及びRで表されるハロアルキル基としては、例えば、トリフルオロメチル基、ペンタフルオロエチル基、トリクロロメチル基等の炭素数1〜4のハロアルキル基が挙げられる。
一般式(1)及び(1*)においてZ及びZで表される二価の炭化水素基としては、置換基を有していてもよいメチレン鎖、及び置換基を有していてもよいアリーレン基が挙げられる。
置換基を有していてもよいメチレン鎖としては、例えば、炭素数1〜4のメチレン鎖が挙げられ、具体的には例えばメチレン基、エチレン基、トリメチレン基等が挙げられる。また、該メチレン鎖の置換基としては、例えばアルキル基及びハロゲン原子等が挙げられる。置換基の具体例としては、例えば、メチル基、エチル基などの炭素数1〜4のアルキル基、及びフッ素原子等が挙げられる。
置換基を有していてもよいアリーレン基としては、例えば炭素数6〜18のアリーレン基が挙げられ、具体的には例えばフェニレン基、ナフタレンジイル基等が挙げられる。フェニレン基としては、例えばo又はm−フェニレン基が挙げられ、該フェニレン基は、例えば、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、s−ブチル基、イソブチル基及びt−ブチル基等のアルキル基;メトキシ基、エトキシ基、n−プロポキシ基、イソプロポキシ基、n−ブトキシ基、s−ブトキシ基、イソブトキシ基及びt−ブトキシ基等のアルコキシ基;フッ素原子、塩素原子等のハロゲン原子などで置換されていてもよい。
一般式(1)及び(1*)においてZ及びZで表される二価基としては、例えば酸素原子、硫黄原子、メチレン鎖、NR、Si(RSi等が挙げられる。ここで、Rは、アルキル基、アリール基、アルカンスルホニル基、アリーンスルホニル基又はアシル基を表す。また、RSiはアルキル基又はアリール基を表し、あるいは、Si(RSiで環を形成してもよい。
及びZで表されるメチレン鎖としては、直鎖又は分岐のメチレン鎖が挙げられ、例えばメチレン基、エチレン基、トリメチレン基、プロピレン基、イソプロピリデン基、2,3−ブタンジイル基、ジフルオロメチレン基等が挙げられる。
NRにおけるR及びSi(RSiにおけるRSiで表されるアルキル基としては、例えば直鎖状又は分岐状の炭素数1〜6のアルキル基が挙げられ、具体例としては前記したようなアルキル基が挙げられる。
及びRSiで表されるアリール基としては、例えば炭素数6〜18のアリール基が挙げられ、具体例としては前記したようなアリール基が挙げられる。
NRにおけるRで表されるアルカンスルホニル基及びアリーンスルホニル基としては、例えばメタンスルホニル基、トリフルオロメタンスルホニル基、ベンゼンスルホニル基、p−トルエンスルホニル基等が挙げられる。
で表されるアシル基としては、例えば炭素数2〜10の直鎖又は分岐の脂肪族アシル基、又は芳香族アシル基が挙げられ、具体例としては、例えば、アセチル基、プロパノイル基、ブチリル基、ピバロイル基、メトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基、t−ブトキシカルボニル基、ベンジルオキシカルボニル基、ベンゾイル基、p−ニトロベンゾイル基等が挙げられる。
Si(RSiで形成される環としては、例えばシロラン環、シリナン環、シレパン環等が挙げられる。
本発明においては、一般式(1)で表される化合物の中でも、上記した一般式(1*)で表される光学活性化合物が好ましい。
次に、本発明のスピロ化合物を製造できる、光学活性スピロ化合物の製造方法(単に「本発明の製造方法」ということがある)について説明する。
本発明の製造方法は、以下のスキームに記載するように、一般式(2)で表されるテトライン化合物を、ロジウム金属と光学活性ビスホスフィン化合物とを含む触媒の存在下反応させ、詳しくはエナンチオ選択的に[2+2+2]環化付加させることにより、前記で説明した一般式(1*)で表される光学活性化合物を製造するものである。
Figure 2008201760
スキーム中にも記載されている一般式(2)におけるR、R、Z、Z、Z及びZの記号の表す意味および該記号で表される基などの例は、上記で一般式(1)及び(1*)について説明したそれぞれの意味及び例と同じである。
本発明の製造方法で用いられるロジウム金属と光学活性ビスホスフィンとを含む触媒について説明する。
本発明に用いられる触媒成分の一つであるロジウム金属のロジウム源としては、ロジウム化合物が用いられ、好ましいロジウム化合物としては、オレフィン性配位子が配位したロジウム(I)の錯体が挙げられる。具体的なロジウム(I)錯体としては、[Rh(cod)]X、[Rh(nbd)]X、[RhCl(エチレン)、[RhCl(cod)]、[RhCl(nbd)]等が挙げられる。前記錯体化学式中、Xはカウンターアニオンを表し、codは1,5−シクロオクタジエン、nbdはノルボルナジエンを表す。
本発明に用いられる触媒成分のもう一つである光学活性ビスホスフィンとしては、例えば下記の一般式(4)で表されるものが挙げられる。
P−Q−PR (4)
(式中、R、R、R及びRは、それぞれ独立して置換基を有していてもよいアリール基又は置換基を有していてもよいシクロアルキル基を表し、RとRとで及び/又はRとRとで環を形成してもよい。Qは置換基を有していてもよい二価のアリーレン基又はフェロセンジイル基を表す。)
上記式中、R、R、R及びRで表される、置換基を有していてもよいアリール基としては、例えば炭素数6〜14のアリール基が挙げられ、具体的にはフェニル基、ナフチル基、アントリル基、フェナントリル基、ビフェニル基等が挙げられる。これらアリール基は置換基を有していてもよく、該置換基としては、アルキル基、アルコキシ基、アリール基、複素環基等が挙げられる。
アリール基の置換基としてのアルキル基としては、直鎖状又は分岐状の、例えば炭素数1〜15、好ましくは炭素数1〜10、より好ましくは炭素数1〜6のアルキル基が挙げられ、具体例としては、例えばメチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、s−ブチル基、イソブチル基及びt−ブチル基等が挙げられる。
アリール基の置換基としてのアルコキシ基としては、直鎖状又は分岐状の、例えば炭素数1〜6のアルコキシ基が挙げられ、具体的にはメトキシ基、エトキシ基、n−プロポキシ基、イソプロポキシ基、n−ブトキシ基、s−ブトキシ基、イソブトキシ基及びt−ブトキシ基等が挙げられる。
アリール基の置換基としてのアリール基としては、例えば炭素数6〜14のアリール基が挙げられ、具体的にはフェニル基、ナフチル基、アントリル基、フェナントリル基、ビフェニル基等が挙げられる。
アリール基の置換基としての複素環基としては、脂肪族複素環基及び芳香族複素環基が挙げられ、脂肪族複素環基としては、例えば炭素数2〜14で、異種原子として少なくとも1個、好ましくは1〜3個の例えば窒素原子、酸素原子、硫黄原子等のヘテロ原子を含んでいる、5〜8員、好ましくは5又は6員の単環、多環又は縮合環の脂肪族複素環基が挙げられる。脂肪族複素環基の具体例としては、例えば、2−オキソピロリジル基、ピペリジノ基、ピペラジニル基、モルホリノ基、テトラヒドロフリル基、テトラヒドロピラニル基、テトラヒドロチエニル基等が挙げられる。一方、芳香族複素環基としては、例えば炭素数2〜15で、ヘテロ原子として少なくとも1個、好ましくは1〜3個の窒素原子、酸素原子、硫黄原子等のヘテロ原子を含んでいる、5〜8員、好ましくは5又は6員の単環式、多環式又は縮合環式のヘテロアリール基が挙げられ、具体的にはフリル基、チエニル基、ピリジル基、ピリミジニル基、ピラジニル基、ピリダジニル基、ピラゾリル基、イミダゾリル基、オキサゾリル基、チアゾリル基、ベンゾフリル基、ベンゾチエニル基、キノリル基、イソキノリル基、キノキサリル基、フタラジニル基、キナゾリニル基、ナフチリジニル基、シンノリニル基、ベンゾイミダゾリル基、ベンゾオキサゾリル基、ベンゾチアゾリル基等が挙げられる。
また、R、R、R及びRで表される、置換基を有していてもよいシクロアルキル基としては、5員環又は6員環のシクロアルキル基が挙げられ、好ましいシクロアルキル基としては、シクロペンチル基、シクロヘキシル基等が挙げられる。これらシクロアルキル基の環上においては、前記アリール基の置換基として挙げたようなアルキル基又はアルコキシ基等の置換基で、1乃至2以上置換されていてもよい。
また、RとR及び/又はRとRとで形成してもよい環としては、R、R、R及びRが結合しているリン原子を含めた環として、四員環、五員環又は六員環の環が挙げられる。具体的な環としては、ホスフェタン環、ホスホラン環、ホスファン環、2,4−ジメチルホスフェタン環、2,4−ジエチルホスフェタン環、2,5−ジメチルホスホラン環、2,5−ジエチルホスホラン環、2,6−ジメチルホスファン環、2,6−ジエチルホスファン環等が挙げられ、これらの環は光学活性体でもよい。
また、Qで表される、置換基を有していてもよい二価のアリーレン基としては、フェニレン基、ビフェニルジイル基、ビナフタレンジイル基等が挙げられる。フェニレン基としては、o又はm−フェニレン基が挙げられ、該フェニレン基は、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、s−ブチル基、イソブチル基及びt−ブチル基等のアルキル基;メトキシ基、エトキシ基、n−プロポキシ基、イソプロポキシ基、n−ブトキシ基、s−ブトキシ基、イソブトキシ基及びt−ブトキシ基等のアルコキシ基;水酸基、アミノ基又は置換アミノ基等で置換されていてもよい。ビフェニルジイル基及びビナフタレンジイル基としては、1,1’−ビアリール−2,2’−ジイル型の構造を有するものが好ましく、該ビフェニルジイル基及びビナフタレンジイル基は、前記したようなアルキル基、アルコキシ基、例えばメチレンジオキシ基、エチレンジオキシ基、トリメチレンジオキシ基等のアルキレンジオキシ基、水酸基、アミノ基、置換アミノ基等で置換されていてもよい。また、フェロセンジイル基も置換基を有していてもよく、置換基としては、前記したようなアルキル基、アルコキシ基、アルキレンジオキシ基、水酸基、アミノ基、置換アミノ基等が挙げられる。
一般式(4)で表される光学活性ビスホスフィンの具体例としては、例えば公知のビスホスフィン類が挙げられ、その内の一つとして下記一般式(5)で表される化合物が挙げられる。
Figure 2008201760
(式中、R及びRは、それぞれ独立して、ハロゲン原子、アルキル基およびアルコキシ基から選ばれる置換基で置換されていてもよいフェニル基を示すか、またはシクロペンチル基もしくはシクロヘキシル基を示す。)
上記R及びRにおける、フェニル基の置換基としてのアルキル基としては、例えば、メチル基、t−ブチル基等の直鎖状又は分岐状の炭素数1〜6のアルキル基が挙げられ、フェニル基の置換基としてのアルコキシ基としては、例えば、メトキシ基、t−ブトキシ基等の直鎖状又は分岐状の炭素数1〜6のアルコキシ基が挙げられ、フェニル基の置換基としてのハロゲン原子としては、例えば、塩素原子、臭素原子、フッ素原子等が挙げられる。
及びRの具体例としては、例えば、フェニル基、p−トリル基、m−トリル基、3,5−キシリル基、p−t−ブチルフェニル基、p−メトキシフェニル基、p−クロロフェニル基、シクロペンチル基及びシクロヘキシル基等が挙げられる。
また、一般式(5)で表される化合物の基本骨格であるビナフチル環は、置換基で置換されていてもよく、該置換基としては、例えばメチル基、t−ブチル基等のアルキル基;メトキシ基、t−ブトキシ基等のアルコキシ基;トリメチルシリル基、トリイソプロピルシリル基、t−ブチルジメチルシリル基等のトリアルキルシリル基及びトリフェニルシリル基等のトリアリールシリル基が挙げられる。
また、RP−Q−PRで表される光学活性ビスホスフィンの他の具体例としては、下記一般式(6)で表される化合物が挙げられる。
Figure 2008201760
(式中、R及びR10は、それぞれ独立して、ハロゲン原子、アルキル基およびアルコキシ基から選ばれる置換基で置換されていてもよいフェニル基、シクロペンチル基又はシクロヘキシル基を示す。R11、R12、R14及びR15は、同一又は異なっていてもよく、水素原子、アルキル基、アルコキシ基、アシルオキシ基、ハロゲン原子、ハロアルキル基又はジアルキルアミノ基を示す。R13とR16は、同一又は異なっていてもよく、アルキル基、アルコキシ基、アシルオキシ基、ハロゲン原子、ハロアルキル基又はジアルキルアミノ基を示す。R11、R12及びR13のうちの二つで置換基を有していてもよいメチレン鎖又は置換基を有していてもよい(ポリ)メチレンジオキシ基を形成していてもよく、R14、R15及びR16のうちの二つで置換基を有していてもよいメチレン鎖又は置換基を有していてもよい(ポリ)メチレンジオキシ基を形成していてもよい。また、R13とR16とで置換基を有していてもよいメチレン鎖又は置換基を有していてもよい(ポリ)メチレンジオキシ基を形成していてもよい。)
上記R及びR10における、フェニル基の置換基としてのアルキル基としては、例えば、メチル基、t−ブチル基等の直鎖状又は分岐状の炭素数1〜6のアルキル基が挙げられ、フェニル基の置換基としてのアルコキシ基としては、例えば、メトキシ基、t−ブトキシ基等の直鎖状又は分岐状の炭素数1〜6のアルコキシ基が挙げられ、フェニル基の置換基としてのハロゲン原子としては、例えば塩素原子、臭素原子、フッ素原子等が挙げられ、これら置換基は該フェニル基上に複数置換していてもよい。R及びR10の具体例としては、例えば、フェニル基、p−トリル基、m−トリル基、o−トリル基、3,5−キシリル基、3,5−ジ−t−ブチルフェニル基、p−t−ブチルフェニル基、p−メトキシフェニル基、3,5−ジ−t−ブチル−4−メトキシフェニル基、p−クロロフェニル基、m−フルオロフェニル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基等が挙げられる。
また、R11〜R16で示されるアルキル基としては、例えば、メチル基、t−ブチル基等の直鎖状又は分岐状の炭素数1〜6のアルキル基が挙げられ、アルコキシ基としては、例えば、メトキシ基、t−ブトキシ基等の直鎖状又は分岐状の炭素数1〜6のアルコキシ基が挙げられ、アシルオキシ基としては、例えば、アセトキシ基、プロパノイルオキシ基、トリフルオロアセトキシ基、ベンゾイルオキシ基等の炭素数2〜10のアシルオキシ基が挙げられ、ハロゲン原子としては、例えば、塩素原子、臭素原子、フッ素原子等が挙げられ、ハロアルキル基としては、例えば、トリフルオロメチル基等の炭素数1〜4のハロアルキル基が挙げられ、ジアルキルアミノ基としては、例えば、ジメチルアミノ基、ジエチルアミノ基等が挙げられる。
11、R12及びR13のうちの二つで置換基を有していてもよいメチレン鎖を形成する場合、並びにR14、R15及びR16のうちの二つで置換基を有していてもよいメチレン鎖を形成する場合のメチレン鎖としては、例えば、炭素数3〜5のメチレン鎖が好ましく、具体的にはトリメチレン基、テトラメチレン基、ペンタメチレン基等が挙げられる。また、該置換基を有していてもよいメチレン鎖における置換基としては、アルキル基及びハロゲン原子等が挙げられ、その具体例としては、例えば、炭素数1〜6の前記したようなアルキル基及びフッ素原子等が挙げられる。
また、R11、R12及びR13のうちの二つで置換基を有していてもよい(ポリ)メチレンジオキシ基を形成する場合、並びにR14、R15及びR16の内の二つで置換基を有していてもよい(ポリ)メチレンジオキシ基を形成する場合の(ポリ)メチレンジオキシ基の具体例としては、例えば、メチレンジオキシ基、エチレンジオキシ基、トリメチレンジオキシ基等が挙げられる。また、該(ポリ)メチレンジオキシ基に置換する置換基としては、アルキル基及びハロゲン原子等が挙げられ、その具体例としては、例えば、炭素数1〜6の前記したようなアルキル基及びフッ素原子等が挙げられる。
一般式(5)及び(6)で示される光学活性ビスホスフィン化合物の具体例としては、例えば2,2’−ビス(ジフェニルホスフィノ)−1,1’−ビナフチル、2,2’−ビス[ジ(p−トリル)ホスフィノ]−1,1’−ビナフチル、2,2’−ビス[ジ(m−トリル)ホスフィノ]−1,1’−ビナフチル、2,2’−ビス[ジ(3,5−キシリル)ホスフィノ]−1,1’−ビナフチル、2,2’−ビス[ジ(p−t−ブチルフェニル)ホスフィノ]−1,1’−ビナフチル、2,2’−ビス[ジ(p−メトキシフェニル)ホスフィノ]−1,1’−ビナフチル、2,2’−ビス[ジ(3,5−ジ−t−ブチル−4−メトキシフェニル)ホスフィノ]−1,1’−ビナフチル、2,2’−ビス[ジ(シクロペンチル)ホスフィノ]−1,1’−ビナフチル、2,2’−ビス[ジ(シクロヘキシル)ホスフィノ]−1,1’−ビナフチル、2,2’−ビス(ジフェニルホスフィノ)−5,5’,6,6’,7,7’,8,8’−オクタヒドロ−1、1’−ビナフチル、2,2’−ビス(ジ−p−トリルホスフィノ)−5,5’,6,6’,7,7’,8,8’−オクタヒドロ−1,1’−ビナフチル、2,2’−ビス(ジ−m−トリルホスフィノ)−5,5’,6,6’,7,7’,8,8’−オクタヒドロ−1、1’−ビナフチル、2,2’−ビス(ジ−3,5−キシリルホスフィノ)−5,5’,6,6’,7,7’,8,8’−オクタヒドロ−1、1’−ビナフチル、2,2’−ビス(ジ−p−ターシャリーブチルフェニルホスフィノ)−5,5’,6,6’,7,7’,8,8’−オクタヒドロ−1,1’−ビナフチル、2,2’−ビス(ジ−p−メトキシフェニルホスフィノ)−5,5’,6,6’,7,7’,8,8’−オクタヒドロ−1,1’−ビナフチル、2,2’−ビス(ジ−p−クロロフェニルホスフィノ)−5,5’,6,6’,7,7’,8,8’−オクタヒドロ−1,1’−ビナフチル、2,2’−ビス(ジシクロペンチルホスフィノ)−5,5’,6,6’,7,7’,8,8’−オクタヒドロ−1,1’−ビナフチル、2,2’−ビス(ジシクロヘキシルホスフィノ)−5,5’,6,6’,7,7’,8,8’−オクタヒドロ−1,1’−ビナフチル、((4,4’−ビ−1,3−ベンゾジオキソール)−5、5’−ジイル)ビス(ジフェニルホスフィン)、(4,4’−ビ−1,3−ベンゾジオキソール)−5、5’−ジイル)ビス(ビス(3,5−ジメチルフェニル)ホスフィン)、((4,4’−ビ−1,3−ベンゾジオキソール)−5、5’−ジイル)ビス(ビス(3,5−ジ−t−ブチル−4−メトキシフェニル)ホスフィン)、((4,4’−ビ−1,3−ベンゾジオキソール)−5、5’−ジイル)ビス(ビス(4−メトキシフェニル)ホスフィン)、((4,4’−ビ−1,3−ベンゾジオキソール)−5、5’−ジイル)ビス(ジシクロヘキシルホスフィン)、((4,4’−ビ−1,3−ベンゾジオキソール)−5、5’−ジイル)ビス(ビス(3,5−ジ−t−ブチルフェニル)ホスフィン)、2,2’−ビス(ジフェニルホスフィノ)−4,4’,6,6’−テトラメチル−5,5’−ジメトキシ−1,1’−ビフェニル、2,2’−ビス(ジ−p−メトキシフェニルホスフィノ)−4,4’,6,6’−テトラメチル−5,5’−ジメトキシ−1,1’−ビフェニル、2,2’−ビス(ジフェニルホスフィノ)−4,4’,6,6’−テトラ(トリフルオロメチル)−5,5’−ジメチル−1,1’−ビフェニル、2,2’−ビス(ジフェニルホスフィノ)−4,6−ジ(トリフルオロメチル)−4’,6’−ジメチル−5’−メトキシ−1,1’−ビフェニル、2−ジシクロヘキシルホスフィノ−2’−ジフェニルホスフィノ−4,4’,6,6’−テトラメチル−5,5’−ジメトキシ−1,1’−ビフェニル、2,2’−ビス(ジフェニルホスフィノ)−6,6’−ジメチル−1,1−ビフェニル、2,2’−ビス(ジフェニルホスフィノ)−4,4’,6,6’−テトラメチル−1,1’−ビフェニル、2,2’−ビス(ジフェニルホスフィノ)−3,3’,6,6’−テトラメチル−1,1’−ビフェニル)、2,2’−ビス(ジフェニルホスフィノ)−4,4’−ジフルオロ−6,6’−ジメチル−1,1’−ビフェニル、2,2’−ビス(ジフェニルホスフィノ)−4,4’−ビス(ジメチルアミノ)−6,6’−ジメチル−1,1’−ビフェニル、2,2’−ビス(ジ−p−トリルホスフィノ)−6,6’−ジメチル−1,1’−ビフェニル、2,2’−ビス(ジ−o−トリルホスフィノ)−6,6’−ジメチル−1,1’−ビフェニル、2,2’−ビス(ジ−m−フルオロフェニルホスフィノ)−6,6’−ジメチル−1,1’−ビフェニル、1,11−ビス(ジフェニルホスフィノ)−5,7−ジヒドロベンゾ[c,e]オキセピン、2,2’−ビス(ジフェニルホスフィノ)−6,6’−ジメトキシ−1,1’−ビフェニル、2,2’−ビス(ジフェニルホスフィノ)−5,5’,6,6’−テトラメトキシ−1,1’−ビフェニル、2,2’−ビス(ジ−p−トリルホスフィノ)−6,6’−ジメトキシ−1,1’−ビフェニル、2,2’−ビス(ジフェニルホスフィノ)−4,4’,5,5’,6,6’−ヘキサメトキシ−1,1’−ビフェニル、1,2−ビス(2,5−ジメチルホスホラノ)ベンゼン、1,2−ビス(2,5−ジエチルホスホラノ)ベンゼン、1,2−ビス(2,5−ジイソプロピルホスホラノ)ベンゼン、1−(2,5−ジメチルホスホラノ)−2−(ジフェニルホスフィノ)ベンゼン、1,1’−ビス(2,4−ジエチルホスフォタノ)フェロセン等が挙げられる。
それら以外にも、本発明で用いることのできる光学活性ビスホスフィン化合物の具体例としては、例えば、N,N−ジメチル−1−[1’,2−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセニル]エチルアミン、2,3−ビス(ジフェニルホスフィノ)ブタン、1−シクロヘキシル−1,2−ビス(ジフェニルホスフィノ)エタン、2,3−O−イソプロピリデン−2,3−ジヒドロキシ−1,4−ビス(ジフェニルホスフィノ)ブタン、1,2−ビス[(o−メトキシフェニル)フェニルホスフィノ]エタン、1,2−ビス(2,5−ジメチルホスホラノ)エタン、5,6−ビス(ジフェニルホスフィノ)−2−ノルボルネン、N,N’−ビス(ジフェニルホスフィノ)−N,N’−ビス(1−フェニルエチル)エチレンジアミン、1,2−ビス(ジフェニルホスフィノ)プロパン、2,4−ビス(ジフェニルホスフィノ)ペンタン等が挙げられる。
本発明で用いられる触媒は、触媒成分として上記で説明したようなロジウム金属と光学活性ビスホスフィンとを含む触媒であり、例えば、下記一般式(3)で表される化合物である。
[Rh(L)(Y)]X (3)
(式(3)中、LはRP−Q−PRで表される光学活性ビスホスフィンを表し、Yは非共役ジエン化合物を表し、Xはカウンターアニオンを表す。また、mは1又は2の整数を表し、nは0又は1の整数を表す。但し、m=1のとき、n=0又はn=1であり、m=2のときはn=0である。R、R、R及びRは、それぞれ独立して置換基を有していてもよいアリール基又は置換基を有していてもよいシクロアルキル基を表し、RとRとで及び/又はRとRとで環を形成してもよい。Qは置換基を有していてもよい二価のアリーレン基又はフェロセンジイル基を表す。)
上記式中、Lで表されるRP−Q−PRなる光学活性ビスホスフィンについては、前述した通りである。
続いて、本発明で用いられるロジウム金属と光学活性ビスホスフィンとを含む触媒の例である一般式(3)で表される化合物について、さらに詳しく説明する。
一般式(3)において、Yで表される非共役ジエン化合物としては、環状でも非環状でもよく、非共役ジエン化合物が環状非共役ジエン化合物である場合には、単環状、多環状、縮環状、架橋環状のいずれであってもよい。また、非共役ジエン化合物は、置換基で置換された非共役ジエン化合物、即ち置換非共役ジエン化合物でもよく、該置換基は、本発明の製造方法に悪影響を与えない置換基であれば特に限定されない。好ましい非共役ジエン化合物としては、例えば、1,5−シクロオクタジエン(以下、CODと略記する。)、ビシクロ[2,2,1]ヘプタ−2,5−ジエン(2,5−ノルボルナジエンとも称される。以下、NBDと略記する。)、1,5−ヘキサジエン等が挙げられる。
一般式(3)において、Xで表されるカウンターアニオンとしては、例えばBF、ClO、CFSO(以下、OTfと略記する)、PF、SbF、B(3,5−(CF及びBPh等が挙げられる。
本発明で用いられる、一般式(3)で表される化合物は、例えば、下記スキーム1に示すように、不活性ガス雰囲気下、公知の方法で得られるか、又は市販されているロジウム−オレフィン配位錯体に、メタノール、エタノール、イソプロパノール、ブタノール、トルエン、テトラヒドロフラン等の有機溶媒中で、例えば前記のLで表される光学活性ビスホスフィンを反応させた後、MX(Mは一価の金属陽イオンを示し、Xは前記と同じ意味を表す。)でカウンターアニオンの交換反応を行う(これによりスキーム1中の(A)又は(B)の化合物が得られる)ことにより、あるいは更に水素ガスを作用させてオレフィン性配位子を脱離させる(これによりスキーム1中の(C)の化合物が得られる)ことにより得ることができる。
スキーム1
Figure 2008201760
本発明で用いられる、一般式(3)で表される化合物は、また、下記スキーム2に示すように、予めカウンターアニオンの交換反応を行ったロジウム−ビスオレフィン錯体にLで表される光学活性ビスホスフィンを反応させることにより、あるいは更に水素ガスでオレフィン性配位子を脱離させることによっても得ることができる。
スキーム2
Figure 2008201760
スキーム1及びスキーム2に示されるようなロジウム−オレフィン配位錯体の中心金属モル数に対しての、Lで表される光学活性ビスホスフィンの添加量は、ビスホスフィンの一部が酸化を受ける場合があるので、1.0〜2.4倍モル、より好ましくは1.05〜2.2倍モルであることが望ましい。
本発明において、一般式(3)で表される化合物を触媒として調製する際に用いられるロジウム−オレフィン配位錯体としては、オレフィン配位子の選択によって種々の錯体を取り扱うことが可能であるが、入手の容易性より、CODのロジウム錯体である[Rh(COD)Cl] や、NBDのロジウム錯体である[Rh(NBD)Cl] が特に好ましい。
また、カウンターアニオン交換反応においては、MXとして例えば銀塩(AgX)を用いて行うことが、取り扱いの面で好ましい。
なお、一般式(3)で表される化合物における触媒活性種は[Rh(L)]Xであるが、その前駆体である化合物、例えば前記スキームに記載の(A)の化合物[Rh(L)(COD)]Xも本発明の製造法において用いることができる。
例えば前記スキームに記載の(A)、(B)及び(C)の化合物などの一般式(3)で表される化合物は、触媒として調製後は、特に精製することなく本発明の製造法に用いることができる。さらにいえば、本発明の製造方法においては、ロジウム金属と光学活性ビスホスフィンとを含む触媒を調製後即時使用することができ、具体的には、ロジウム化合物と光学活性ビスホスフィンとを反応させて該触媒を調製し、続いて前記のテトライン化合物を加えればよい。
本発明の製造方法において用いられる反応溶媒としては、反応に悪影響を与えないものであれば特に制限は無いが、例えばN,N−ジメチルホルムアミド、ホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド等のアミド類、例えばジクロロメタン、1,2−ジクロロエタン、クロロホルム、四塩化炭素、o−ジクロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素類、例えばペンタン、ヘキサン、ヘプタン、オクタン、デカン、シクロヘキサン等の脂肪族炭化水素類、例えばベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、例えばtert−ブタノール等の非求核性のアルコール類、例えばジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、tert−ブチルメチルエーテル、ジメトキシエタン、エチレングリコールジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン、1,3−ジオキソラン等のエーテル類及び例えばジメチルスルホキシド等のスルホキシド類等が挙げられる。これら反応溶媒は、夫々単独で用いてもよく、二種以上適宜組み合わせて用いてもよい。
本発明の製造方法において、ロジウム金属と光学活性ビスホスフィンとを含む触媒の、ロジウム金属換算での使用量としては、反応基質の式(2)のテトライン化合物に対し、通常1〜10mol%程度で充分である。
本発明の製造方法における、前記したテトライン化合物を分子内[2+2+2]付加環化反応させる際の反応温度としては、使用する基質により自ずから異なるが、通常−20℃〜100℃、好ましくは0℃〜50℃の範囲である。また、反応時間としては、使用する基質により自ずから異なるが、通常30分〜30時間、好ましくは1時間〜20時間である。なお、反応は、窒素又はアルゴン等の不活性ガス中で行うことが好ましい。
該反応終了後は、この分野で通常行われる後処理操作を行い、結晶化、蒸留、各種クロマトグラフィー等の精製法を単独又は適宜組み合わせることにより目的の化合物を得ることができる。
以下、実施例により本発明をより具体的に説明するが、本発明はこれら実施例により何ら限定されるものではない。
なお、光学純度は光学活性カラムを用いてHPLC(高速液体クロマトグラフィー)にて測定した。
(実施例1〜9) 光学活性スピロビピリジン化合物の製造
Figure 2008201760
このスキームの反応式に従い、以下の通りにして、スピロビピリジン型構造を有する光学活性化合物、すなわち光学活性スピロビピリジン化合物を製造した。
まず、アルゴン雰囲気下、シュレンク管に下記表1に示す光学活性ビスホスフィン(0.010mmol。)、[Rh(COD)]BF(4.1mg、0.010mmol)及び塩化メチレン1.0mLを加え、5分間撹拌後、シュレンク管中に水素ガスを導入して30分間撹拌した。続いて、反応液を減圧濃縮して乾固し、塩化メチレン0.5mLを加えた。この溶液に前記スキームに示す(Rは下記表1に示す)テトライン化合物(0.10mmol)の塩化メチレン0.5mL溶液を加え、室温で16〜24時間撹拌した。次いで、溶媒を留去し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(塩化メチレン/酢酸エチル=100/3)で精製することにより目的物を得た。
実施例1〜9のそれぞれにおける、テトライン化合物及び光学活性ビスホスフィン、攪拌時間、並びに結果ついて以下の表1に示す。
Figure 2008201760
なお、前記の表1中の(R)−Segphos、(R)−H−BINAP、(R)−BINAP、(R)−tol−BINAP及び(R)−xyl−BINAPは、それぞれ以下の化合物を表す。
Figure 2008201760
(実施例10〜11) 光学活性スピロビピリジン化合物の製造
Figure 2008201760
このスキームの反応式に従い、以下の通りにして、光学活性スピロビピリジン化合物を製造した。
まず、アルゴン雰囲気下、シュレンク管に下記表2に示す光学活性ビスホスフィン(0.010mmol)、[Rh(COD)]BF(4.1mg、0.010mmol)及び塩化メチレン1.0mLを加え、5分間撹拌後、シュレンク管中に水素ガスを導入して30分間撹拌した。続いて、反応液を減圧濃縮して乾固し、塩化メチレン0.5mLを加えた。この溶液に前記スキームに示す(Rは下記表2に示す)テトライン化合物(0.10mmol)の塩化メチレン0.5mL溶液を加え、室温で24時間撹拌した。次いで、溶媒を留去し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(塩化メチレン/酢酸エチル=100/3)で精製することにより目的物を得た。
実施例10〜11のそれぞれにおける、テトライン化合物及び光学活性ビスホスフィン並びに結果について以下の表2に示す。
Figure 2008201760
(実施例12)光学活性スピロビピリジン化合物の製造
Figure 2008201760
このスキームの反応式に従い、以下の通りにして、光学活性スピロビピリジン化合物を製造した。
まず、アルゴン雰囲気下、シュレンク管に(R)−H−BINAP(0.010mmol)、[Rh(COD)]BF(4.1mg、0.010mmol)及び塩化メチレン1.0mLを加え、5分間撹拌後、シュレンク管中に水素ガスを導入して30分間撹拌した。続いて、反応液を減圧濃縮して乾固し、塩化メチレン0.5mLを加えた。この溶液にテトライン化合物(0.10mmol)の塩化メチレン0.5mL溶液を加え、室温で24時間撹拌した。次いで、溶媒を留去し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(塩化メチレン/酢酸エチル=100/3)で精製することにより収率99%、光学純度18%eeで目的物が得られた。このものの旋光性は(−)であった。
以下に、前記の実施例1〜5及び10〜12のそれぞれで得られた光学活性スピロビピリジン化合物の構造と物性データを示す。
実施例1:
Figure 2008201760
Figure 2008201760
実施例2:
Figure 2008201760
Figure 2008201760
実施例3:
Figure 2008201760
Figure 2008201760
実施例4:
Figure 2008201760
Figure 2008201760
実施例5:
Figure 2008201760
Figure 2008201760
実施例10:
Figure 2008201760
Figure 2008201760
実施例11:
Figure 2008201760
Figure 2008201760
実施例12:
Figure 2008201760
Figure 2008201760

Claims (6)

  1. 下記一般式(1)で表される化合物。
    Figure 2008201760
    (式(1)中、R及びRは同一または異なっていてもよく、水素原子、アルキル基、シクロアルキル基、アリール基、ハロゲン原子又はハロアルキル基を表す。Z及びZは同一又は異なっていてもよく、二価の炭化水素基を表し、Z及びZは同一又は異なっていてもよく二価基を表す。)
  2. 下記一般式(1*)で表される光学活性化合物。
    Figure 2008201760
    (式(1*)中、R及びRは同一または異なっていてもよく、水素原子、アルキル基、シクロアルキル基、アリール基、ハロゲン原子又はハロアルキル基を表す。Z及びZは同一又は異なっていてもよく、二価の炭化水素基を表し、Z及びZは同一又は異なっていてもよく二価基を表す。*は不斉であることを表す。)
  3. ロジウム金属と光学活性ビスホスフィンとを含む触媒を用いて、下記一般式(2)で表されるテトライン化合物を、分子内[2+2+2]付加環化反応させる下記一般式(1*)で表される光学活性化合物の製造方法。
    Figure 2008201760
    (式(2)中、R及びRは同一または異なっていてもよく、水素原子、アルキル基、シクロアルキル基、アリール基、ハロゲン原子又はハロアルキル基を表す。Z及びZは同一又は異なっていてもよく、二価の炭化水素基を表し、Z及びZは同一又は異なっていてもよく二価基を表す。)
    Figure 2008201760
    (式(1*)中、R及びRは同一または異なっていてもよく、水素原子、アルキル基、シクロアルキル基、アリール基、ハロゲン原子又はハロアルキル基を表す。Z及びZは同一又は異なっていてもよく、二価の炭化水素基を表し、Z及びZは同一又は異なっていてもよく二価基を表す。*は不斉であることを表す。)
  4. ロジウム金属と光学活性ビスホスフィンとを含む触媒が下記一般式(3)で表される化合物である請求項3に記載の製造方法。
    [Rh(L)(Y)]X (3)
    (式(3)中、Lは下記式(4)で表される光学活性ビスホスフィンを表し、Yは非共役ジエン化合物を表し、Xはカウンターアニオンを表す。また、mは1又は2の整数を表し、nは0又は1の整数を表す。但し、m=1のとき、n=0又はn=1であり、m=2のときはn=0である。)
    P−Q−PR (4)
    (式(4)中、R、R、R及びRは、それぞれ独立して置換基を有していてもよいアリール基又は置換基を有していてもよいシクロアルキル基を表し、RとRとで及び/又はRとRとで環を形成してもよい。Qは置換基を有していてもよい二価のアリーレン基又はフェロセンジイル基を表す。)
  5. ロジウム金属と光学活性ビスホスフィンとを含む触媒が、調製後即時使用されることを特徴とする請求項4記載の製造方法。
  6. ロジウム金属と光学活性ビスホスフィンとを含む触媒を調製する際に、水素ガスを用いてオレフィン性配位子を脱離させることを特徴とする請求項4又は5に記載の製造方法。
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