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JP2008298178A - 樹脂製配管部材 - Google Patents

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JP2008298178A
JP2008298178A JP2007144926A JP2007144926A JP2008298178A JP 2008298178 A JP2008298178 A JP 2008298178A JP 2007144926 A JP2007144926 A JP 2007144926A JP 2007144926 A JP2007144926 A JP 2007144926A JP 2008298178 A JP2008298178 A JP 2008298178A
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Matsuki Matsutome
末喜 末留
Hiroki Yamada
弘樹 山田
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Asahi Yukizai Corp
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Asahi Organic Chemicals Industry Co Ltd
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Abstract

【課題】耐薬品性、耐熱性、耐溶剤性、耐油性、有機物や金属イオンの低溶出性に優れ、且つ耐衝撃強度に優れた2液反応型樹脂製配管材料を提供する。
【解決手段】中空筒状の2液反応型樹脂(DCPD)製のバルブ本体1の内部に流路8を形成させ、上部に外周に突出した略円盤状のトップフランジ6を設け、下部にステム4の下端部が嵌挿される軸受凹部7を設け、バルブ本体1の内周面に、バルブ本体1と一体に中空円筒状のFKM製のシートリング2を形成させ、バルブ本体1およびシートリング2に回動可能に支承されるSUS403製のステム4の上端部を、バルブ本体1の上部に設けられたトップフランジ6の中央から突出して配置し、下端部を軸受凹部7に嵌挿し、バルブ操作装置のギヤボックスのウォームホイール9に固定し、円形状のPVDF製の弁体5をバルブ本体1の内部中央に配置し、弁体5の中央を回動不能に貫通したステム4に装着する。
【選択図】図2

Description

本発明は、化学、製鉄、紙・パルプ、食料品、医薬品などのあらゆる分野に使用される樹脂製配管部材に関するものであり、さらに詳しくは、耐薬品性、耐熱性、耐溶剤性、耐油性、有機物や金属イオンの低溶出性の少なくとも一つに優れ、且つ耐衝撃強度に優れた2液反応型の樹脂製配管部材に関するものである。
樹脂製配管部材は、各種樹脂を使用し製造されており、配管部材の内部を流れる流体の種類、配管部材が使用される環境条件、あるいは配管部材の必要耐用年数などの使用用途や目的に応じて選定されている。
例えば、配管部材の内部を水道水が流れる樹脂製配管部材としては、塩化ビニル樹脂製やエチレン樹脂製の配管部材が選定され使用され、また酸やアルカリ水溶液などの化学工業で使用される薬液が流れる樹脂製配管部材としては、フッ化ビニリデン樹脂製やプロピレン樹脂製の配管部材が選定され使用されている。
上述のとおり、樹脂製配管部材は、流体の種類、使用条件、使用環境などを十分に勘案し、選定し使用することで、より長期に渡って安全に使用することが可能となり、より経済性を向上させることができる。
しかしながら、樹脂製配管部材は、金属製配管部材と比較して、内部を流れる流体の圧力変化によって発生するウォーターハンマーや、埋設使用時に発生した地震の地震波などの衝撃応力に対する耐性、つまり耐衝撃性能が劣っているという場合がある。このため、樹脂製配管部材は、普及が進む一方で、衝撃応力を受けた場合の破損への懸念もある。特に、大口径の配管部材を使用する分野では、その傾向が強い。さらに、環境温度や流体温度が低い場合も同様の懸念がある。
その解決策として、樹脂製配管部材を形成する樹脂とエラストマー成分をブレンドするか、または樹脂にエラストマー成分をグラフト重合することで耐衝撃性能を向上させることが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この文献に開示された方法によると、配管を形成する樹脂とエラストマー成分を特定の割合で混合するか、あるいは配管を形成する樹脂にエラストマー成分を特定の割合でグラフト重合することにより樹脂製配管材料に耐衝撃性を付与できるというものであった。
しかしながら、エラストマー成分を添加することで良好な耐衝撃性を発現させることは可能であっても、エラストマー成分の添加により樹脂の弾性率や耐薬品性などの低下が起こるという問題があった。また、エラストマー成分はどのような樹脂中にも簡便に且つ均一に分散させることが可能であるわけではなく、樹脂製配管部材に使用できる樹脂が限定されるという問題があった。
一方、近年、高い耐衝撃性を有する2液反応型樹脂を使用した配管部材が提案されている(例えば、特許文献2参照)。この文献によると、2液反応型樹脂であるジシクロペンタジエン樹脂などのノルボルネン系樹脂により管状体を形成することで、ツルハシ衝撃のような局部的衝撃にも耐え得る管状体を得ることができる。
このように、2液反応型樹脂は耐衝撃性が求められる配管部材用樹脂として使用することができる。2液反応型樹脂を樹脂製配管部材に使用することで、高い耐衝撃性を有した配管部材を製造することが可能となるため、これまで各種衝撃波などによる配管破損が懸念されていた大口径の配管分野などへの展開が期待されている。
特開平11−108273号公報 特開2001−241575号公報
しかしながら、2液反応型樹脂製配管部材は、農業用水分野や海水分野などでは好適に使用することができるものの、例えば半導体や液晶などの分野における超純水用の配管部材としては溶出性に問題を有しており、また製鉄や化学などの分野における高濃度酸用などの薬液用の配管部材としては耐薬品性に問題を有している。
2液反応型樹脂製成形品は、モノマー、ダイマー、あるいはトリマーなどの低分子量物質を触媒や活性化剤などを使用して高分子量化させることで得られるが、その際成形品中には上記低分子量物質が未反応分のまま含まれる。この低分子量物質が流体に溶出し流体の全有機炭素値などが増加するために、超純水用の配管部材として不適となる。
また、2液反応型樹脂は、反応硬化後の化学的構造に極性部位を多数有しているために、配管内部を流れる流体が極性溶媒や薬液などである場合、その種類によっては化学的な影響を受けやすい。特に、流体が強酸性である場合では、その影響が極めて大きくなる。このため、2液反応型樹脂の極性部位に作用する流体である場合、2液反応型樹脂の耐溶剤性や耐薬品性などが不十分であり配管部材が劣化するため、製鉄や化学工業分野での使用は不適となる。
本発明は、以上のような従来技術の問題点に鑑みなされたものであり、その目的は、耐薬品性、耐熱性、耐溶剤性、耐油性、有機物や金属イオンの低溶出性に優れ、且つ耐衝撃強度に優れた2液反応型樹脂製配管材料を提供することである。
本発明の構成を図を参照して説明すると、非接液部が2液反応型樹脂からなり、且つ接液部の物性の耐薬品性、耐溶剤性、低溶出性の少なくともいずれか一つが非接液部より優れている樹脂および/またはゴムからなり且つ非接液部に一体成形されていることを第1の特徴とする。
前記接液部が、ビニル系樹脂、オレフィン系樹脂、フッ素系樹脂、芳香族系樹脂、尿素系樹脂、飽和系ゴム、不飽和系ゴム、フッ素系ゴム、シロキ酸系ゴムの少なくともいずれか、またはこれらのアロイ・ブレンド・コンポジット材の少なくともいずれかからなることを第2の特徴とする。
前記非接液部が、反応射出成形、レジントランスファー成形、インフュージョン成形、射出成形のいずれかで成形されていることを第3の特徴とする。
前記非接液部の表面に塗布されている塗料が、耐薬品性、耐溶剤性、耐油性、耐候性の少なくとも一つの物性において、優れていることを第4の特徴とする。
前記樹脂製配管部材が、バルブ、継手、管であることを第5の特徴とする。
前記バルブが、略円板状もしくは略球状の弁体、バルブ本体の内周面に配置される環状のシートリング、流路の軸線に対して略直角方向に配置されるステムで構成され、該ステムの回動とともに弁体を回動させ、該弁体が該シートリングに押圧、離間することにより流路の遮断及び開放を行うバルブであって、前記接液部の部材がシートリングであることを第6の特徴とする。
前記ステムが手動式、電動式及び空動式のいずれか1つの駆動によって回動されることを第7の特徴とする。
前記バルブが、下部に流入口を上部に開口部を有した弁箱と、弁箱内に配置され上部に連通口を底部に導水口を有しその外周面と弁箱内周面との間に流路間隙を設けた有底案内筒と、弁箱の開口部に装着され弁箱との間に前記案内筒を狭持固定し中央に大径空気孔を有する蓋体と、前記案内筒内に昇降自在に設けられ小径空気孔を有し上限位置で前記蓋体の大径空気孔を閉塞する遊動弁体と、前記案内筒内に昇降自在に設けられ上限位置で前記遊動弁体の小径空気孔を閉塞するフロート弁体とを具備する空気弁であって、前記弁箱、前記案内筒、前記蓋体、前記遊動弁体、前記フロート弁体の少なくともいずれか一つが前記接液部と前記非接液部とで構成されていることを第8の特徴とする。
非接液部を形成する2液反応型樹脂は特に限定されないが、ジシクロペンタジエン樹脂(以下、DCPDと記す)、ウレタン樹脂、ナイロン樹脂などを挙げることができ、特にジシクロペンタジエン樹脂が好ましい。また、非接液部を形成する2液反応型樹脂は0℃におけるノッチ付アイゾット衝撃強度が10kJ/m2以上であることが望ましく、0℃におけるノッチ付アイゾット衝撃強度が15kJ/m2以上であることがより好ましい。
接液部を形成する樹脂および/またはゴムは、非接液部を形成する樹脂と比較して、耐薬品性、耐溶剤性、低溶出性の少なくともいずれか一つが優れているビニル系樹脂、オレフィン系樹脂、フッ素系樹脂、芳香族系樹脂、尿素系樹脂、飽和系ゴム、不飽和系ゴム、フッ素系ゴム、シロキ酸系ゴムのいずれか、またはこれらのアロイ・ブレンド・コンポジット材のいずれかであれば特に限定されないが、例えば塩化ビニル樹脂(以下、PVCと記す)、塩素化塩化ビニル樹脂、塩素化ポリエチレン樹脂、塩化ビニリデン樹脂、プロピレン樹脂(以下、PPと記す)、テトラフルオロエチレン樹脂(以下、PTFEと記す)、テトラフルオロエチレン・パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体、テトラフルオロエチレン・ヘキサフルオロプロピレン共重合体、エチレン・テトラフルオロエチレン共重合体、フッ化ビニリデン樹脂(以下、PVDFと記す)、ポリクロロトリフルオロエチレン樹脂(以下、PCTFEと記す)、エチレン・クロロトリフルオロエチレン共重合体、天然ゴム、イソプレンゴム、クロロプレンゴム、ブタジエンゴム、スチレンブタジエンゴム、アクリロニトリルブタジエンゴム、水素化ニトリルゴム、アクリロニトリル−ブタジエンゴム/ポリ塩化ビニルブレンド材の加硫ゴム、ウレタンゴム、アクリルゴム、エチレンプロピレンゴム、ブチルゴム、塩素化ブチルゴム、臭素化ブチルゴム、クロロスルホン化ポリエチレン(以下、CSMと記す)、塩素化ポリエチレン、フッ素ゴム(以下、FKMと記す)、パーフロロゴム、エピクロロヒドリンゴム、シリコンゴム、フロロシリコンゴムのいずれか、またはこれらのアロイ・ブレンド・コンポジット材のいずれかを挙げることができる。該樹脂は、射出成形、押出成形、圧縮成形、トランスファー成形などの成形方法や、フレア加工など加工方法により接液部の部材に好適な形状に加工し使用される。
前記2液反応型樹脂は、反応射出成形(以下、RIMと記す)、レジントランスファー成形(以下、RTMと記す)、インフュージョン成形、射出成形のいずれかの成形方法であることが望ましく、なかでもRIMがより好ましい。RIMにはS−RIMおよびR−RIMのような注型成形方法が含まれる。RIMによる2液反応型樹脂の成形では、成形時に型内へ原料を注入する圧力が射出成形の1/30〜1/500程度である。このため、型内への充填性が非常に良好であり、多様な形状を容易に成形することが可能であるという特徴を有している。また、常温域での成形が可能であるという特徴をも有しているため、前記非接液部と前記接液部とを容易に一体成形とすることが可能である。S−RIMおよびR−RIMは弾性率の高いRIM成形品を得るための成形方法であるが、S−RIMは各種素材で形成したプレフォームなどを型内にセットした後にRIMを行う方法であり、R−RIMは各種充填剤を予め原料に混合した後にRIMを行う方法である。
また、上述のとおり、RIMによる2液反応型樹脂による成形では、型内への注入圧が非常に小さいために、型内に発生する内部圧力も非常に小さいという特徴を有している。このため、射出成形に使用する金型に比べて、型に要求される強度が大幅に低減されることとなり、型の設計が容易になる。このため、大型成形品の型も設計が容易となり、樹脂製配管部材の展開が困難な大口径の配管部材への展開も容易となる。
また、本発明は、本体に、耐薬品性、耐溶剤性、耐油性、耐候性の少なくとも一つに優れた塗装が成されていることが望ましい。上述の通り、2液反応型樹脂は化学的な影響を受け易い部位が存在するため、極性溶媒や薬液などに影響を受け易い傾向を有している。このため、樹脂製配管部材が設置使用される環境雰囲気が、酸性ガス雰囲気中の場合、オイルミストが飛散する場合などの時には、設置使用される環境に適した塗装が成されていることが望ましい。設置使用される環境が日常的な場合であっても、長期的には大気熱、紫外線、酸素やオゾンなどの影響を受けることがある。製品性能には影響は無いが、意匠性の悪化などが発生するので、例えば耐候性を有する塗装がなされていることが望ましい。また、環境清浄性が要求される半導体関連の設備で使用される場合には、該樹脂製配管部材から出たガスや環境劣化により発生した微量の炭化物の飛散などにより、環境清浄性を悪化させる可能性があるため、使用環境に適した塗装がなされていることが望ましい。
なお、該配管部材としては、バルブ、継手および管のみならず駆動部材等の配管部材なども挙げることができる。
本発明の樹脂製配管部材は、流体の種類や用途に応じて、接液部に最適な部材を形成することができ、非接液部が流体と接することがないために、2液反応型樹脂が有する耐衝撃性を配管部材に付与することが可能であり、且つ耐薬品性、耐溶剤性、低溶出性の少なくともいずれか一つに優れた接液部を有する樹脂製配管部材を提供することが可能である。
本発明の樹脂製配管部材は、広い温度範囲において安定した耐衝撃性を発現する2液反応性樹脂と、配管部材を使用する用途や分野によって任意に選定できる最適な接液部の部材にて構成されているので、あらゆる用途や分野の配管部材として好適である。
本発明は、以上のような構成および製造方法の配管部材であり、これにより以下の優れた効果が得られる。
(1)配管部材には使用時にウォーターハンマー等の衝撃が加わるが、本体が2液製反応樹脂で形成されているので、耐衝撃性に優れている。
(2)接液部が耐薬品性、耐熱性、耐溶剤性、耐油性、低溶出性の少なくとも1つに優れた樹脂および/またはゴムからなる部材で構成されており、流体に最適な部材で接液部を構成することで、あらゆる用途に使用することが可能である。
(3)2液反応樹脂の成形方法として、RIM、RTM、インフュージョン成形、射出成形のいずれかが選択できるので、あらゆる形状、大きさおよび数量のものを成形することが可能である。特に、従来の樹脂製配管部材は、射出成形あるいは押出成形で製造されているので、あまり大きな成形品を得ることができなかったが、2液反応型樹脂を使用したRIM、RTM、インフュージョン成形により超大型品の成形が可能となるため、これまでに樹脂製で提供できなかった配管部材をも提供することが可能である。
(4)非接液部の表面に耐薬品性、耐溶剤性、耐油性、耐候性の少なくとも一つの物性において優れている塗料が塗布されているので、化学工場などの腐食性雰囲気下、養殖産業や水族館などの海水分野、強い紫外線が降り注ぐ屋外使用分野などあらゆる環境での使用に対応することが可能である。
以下、本発明の実施態様について図面を参照して説明するが、本発明が本実施形態に限定されないことは言うまでもない。図1は本発明の第1の実施態様であるバルブの閉状態を示す斜視図である。図2は図1の縦断面図である。図3は図2においてステム下端部が嵌挿される軸受凹部が貫通した状態を示す縦断面図である。図4は図2において接液部と非接液部との間に中間層を有する状態を示す縦断面図である。図5は図4において中間層が接液部と非接液部との間の一部に形成されている状態を示す縦断面図である。図6は図2においてステムが二分割された状態を示す縦断面図である。図7は本発明の第2の実施態様である空気弁の開状態を示す縦断面図である。図8は図7の空気弁の閉状態を示す縦断面図である。図9は本発明の第3の実施態様である継手の縦断面図である。図10は本発明の第4の実施態様である管を示す縦断面図である。
本発明の第1の実施態様であるバルブを図1および図6に基づいて説明する。図1および図2において、1は中空筒状のDCPD製のバルブ本体であり、内部には流路8が形成されている。上部には外周に突出した略円盤状のトップフランジ6が設けられおり、下部には、後記ステム4の下端部が嵌挿される軸受凹部7が設けられている。軸受凹部7は、内部に凹状のくぼみを有する略円柱形の軸受けである。軸受凹部7は、貫通して蓋をする構造になっていてもよい(図3参照)。なお、本実施態様では、バルブ本体1の材質はDCPDであるが、2液反応型樹脂であれば特に限定されない。
2は中空円筒状のFKM製のシートリングであり、バルブ本体1の内周面に、バルブ本体1と一体に形成されている。また、シートリング2とバルブ本体1との間に中間層3を有する構造であってもよい(図4参照)。なお、中間層3はシートリング2とバルブ本体1との間の一部をなす構造であってもよく(図5参照)、シートリング2とバルブ本体1との間に配置されれば、その形状や位置は特に限定されない。
4はSUS403製のステムである。ステム4の上端部は、バルブ本体1の上部に設けられたトップフランジ6の中央から突出して配置されており、バルブ操作装置であるギヤボックスのウォームホイール9に固定されている。またステム4は、バルブ本体1およびシートリング2に回動可能の状態で支承されている。また、その下端部は軸受凹部7に嵌挿されている。なお、ステム4は、上端部および下端部の二本に分割されていても良く(図6参照)、後記弁体5がステムの回動と共に回動し、且つ弁体の支軸となる構造であれば特に限定されない。
5は円形状のPVDF製の弁体であり、バルブ本体1の内部中央に配置されている。弁体5の中央を回動不能に貫通したステム4に装着されている。
次に本実施態様の作用について説明する。
図1の状態において、ハンドル12を左方向に回動させるとハンドルに回転不能に貫通したシャフト11がハンドル12の回動に伴って回転し、同様にウォーム10が回転する。ウォーム10の回転はウォームホイール9をギヤ構造を介して回転させ、ウォームホイール9に固定されたステム4を介して弁体5が回動し、弁体5の外周部がシートリング2から離間され、流路8が開放されバルブは開状態になる。また、開状態においてハンドル12を右方向に回動させるとステム4を介して弁体5が回動し、弁体5の外周部がシートリング2に圧接し、流路8を遮断しバルブは閉状態になる。
なお、上記実施態様では、図1乃至図6に基づいて手動式の樹脂製バルブについて説明したが、作動はエア式や電動式などの自動式であってもよい。
次に、本実施態様の2液反応樹脂製配管部材の製造方法の一例として、内径100mmのバルブの製造方法について以下に示す。
(1) 接液部の部材として使用するFKMを用いて、FKM成形用の射出成形用 金型にて、内径100mm、厚さ10mmのシートリングを成形する。な お、このシートリングは、バルブ本体と一体に形成するために必要な形状 に成形されている。
(2) 接液部の部材となる(1)で得られたFKM製のシートリングが、バルブ 本体の流路になるように2液反応型樹脂成形用金型に固定し金型を閉じる 。
(3) (2)の状態で、混合し反応を開始させたDCPDを金型に注入し硬化さ せ、接液部の部材であるシートリングと一体となったバルブ本体を得る。
(4) (3)で得られたバルブ本体に、弁体、ステム、駆動部などの部品を組み 付け、2液反応型樹脂製バルブを得る。
本発明の第2の実施態様の空気弁を図7および図8に基づいて説明する。図7は本発明の空気弁の開状態を示す縦断面図である。図8は本発明の空気弁の閉状態を示す縦断面図である。図7において13は下部に流入口15および上部に開口部を有する略円筒形状のDCPDで形成された弁箱の非接液部である。本実施態様において、弁箱は、非接液部と後記接液部で構成されている。尚、本実施態様では、弁箱非接液部13の材質はDCPDであるが、2液反応型樹脂であれば特に限定されない。
14は弁箱の接液面を形成するPTFEで形成された弁箱接液部であり、弁箱非接液部13と一体に形成されている。尚、本実施態様では、弁箱接液部14の材質はPTFEであるが、樹脂および/またはゴム、あるいはそれらのアロイ・ブレンド・コンポジット材で形成されていれば特に限定されない。
16は弁箱の内部に装着されたPVC製の有底筒状の案内筒であり、17は弁箱内周面と案内筒16外周面とで形成されている流路間隙である。
18は案内筒16の内部と流路間隙17とを連通する連通口である。19は案内筒16の内部と外部とを連通する導液口である。案内筒16の内面底部には導液口19を中心にして軸線方向に後記フロート弁体25の保持部となる4個の突条20が90度間隔で設けられている。
21は、弁箱の上部開口部に装着されたPVC製の蓋体であって、この蓋体21の中央部には空気を大量に排気するための大径空気孔22が設けられている。
23は案内筒16の内部に昇降自在に装着されたPP製の遊動弁体であって、この遊動弁体23の中心部は少量の吸気、排気作用を行う小径空気孔24が設けられている。遊動弁体23は後記フロート弁体25の略半部を内包する形状に形成されている。
25はPP製のフロート弁体であって、案内筒16の内部に、遊動弁体23の下部に昇降自在に装着され、その上限位置では、遊動弁体23の小径空気孔24を閉塞する。フロート弁体25は弁開時には案内筒16の突条20に接触して支承されており、導液口19を閉塞しないようになっている。すなわち、導液口19と案内筒16の内部は連通状態になっている。尚、フロート弁体25の形状は球状に形成されているが、特にこの形状に限定されるものではなく、上面が平坦となった円柱状、逆円錐台状、逆円錐状などに形成されてもよい。
26は、大径空気孔22よりも外周側に位置して、蓋体21の下面に嵌合装着されたエチレンプロピレンゴム製のシート状の弁座である。
27は、蓋体21の上方に装着され、大径空気孔22を十分に覆う大きさに形成されたPVC製のカバーである。
次に本実施態様の作用について説明する。図7は、管路内に通液が行われていない状態を示す。この状態においては、遊動弁体23およびフロート弁体25は案内筒16内の下部にある。
この状態から管路内に通液が開始されると、該管路内の空気は、流入口15から流路間隙17を通過し、案内筒16の連通口18を経て、大径空気孔22から外部へと排出される。
次に、上記排気作用の進行に伴い、管路内の液が流入口15より弁箱に流入すると、液の大部分は流路間隙17へと進み、同時にその一部は案内筒16底部の導液口19から案内筒16内部へと流入する。水の流入の度合いに伴って、弁箱内部の空気は大径空気孔22から外部へと排出されていく。
一方、案内筒16内に流入した液の液位が増すにつれて、該液の浮力および動圧によって、フロート弁体25および遊動弁体23が上昇する。液位が、弁箱内部から空気がほぼ完全に排出されるまでに至ると、図8に示すとおり、遊動弁体23は蓋体21の下部に設けられた弁座26に当接し、押圧され、液の外部への流出が阻止される。同時に、フロート弁体25はその上限位置に達し、遊動弁体23に設けられた小径空気孔24の下端部に当接しこれを閉塞する。これら一連の作用により、空気の排出が完了するとともに、液の外部への流出が完全に阻止される。
この状態から、管路内を流れる液中の空気が流入口15から弁箱内部に入り遊動弁体23の下方に溜まると、フロート弁体25の自重が液によるフロート弁体25の浮力と弁箱内部の液の圧力との和による小径空気孔24の閉塞部に作用する上向きの荷重に打ち勝つと、フロート弁体25は下降し、小径空気孔24下端部が開放される。これにより、遊動弁体23の下方に溜まった空気は、小径空気孔24から外部へと排出される。この排出が進むに連れて、液の液位は再び上昇し、それにともなって、フロート弁体25も浮力の作用を受けて上昇する。空気がほぼ完全に排出されると、フロート弁体25は小径空気孔24下端部を閉塞し、液の外部への流出が阻止される。以後、弁箱内部に所定量の空気が溜まるに連れて、上記した排気作用が繰り返される。
次に、図8の状態において、配管内の液が抜かれると、弁箱内部の液位が下降し、これに伴って上記した排気および止水作用とは逆の原理で遊動弁体23およびフロート弁体25も順次下降し、大径空気孔22が開放される。これによって、空気は弁箱から管路内へとスムースに導入されるので、管路内が負圧になることが無く、液抜き操作が抵抗無くおこなわれると同時に所謂ウォーターハンマー現象が発生することもない。またこの時、案内筒16に侵入したゴミや砂等の異物も液抜きにともなって導液口19から配管内に排出されるが、フロート弁体25が突条20の下端部と接触しても導液口19は案内筒16の内部と連通状態になっているため、ごみや砂等の異物がたまることが防止される。
本発明の第3の実施態様の継手を図9に基づいて説明する。図9において、28はDCPDで形成された非接液部である。尚、本実施態様では非接液部の材質はDCPDであるが、2液反応型樹脂であれば特に限定されない。
29はPTFEで形成された接液部であり、非接液部と接液部とは一体形成されている。尚、本実施態様では、接液部の材質はPTFEであるが、樹脂および/またはゴム、あるいはそれらのアロイ・ブレンド・コンポジット材で形成されていれば特に限定されない。
本発明の第4の実施態様の管を図10に基づいて説明する。図10において、30はDCPDで形成された非接液部である。尚、本実施態様では非接液部の材質はDCPDであるが、2液反応型樹脂であれば特に限定されない。
31はPTFEで形成された接液部であり、非接液部と接液部とは一体形成されている。尚、本実施態様では、接液部の材質はPTFEであるが、樹脂および/またはゴム、あるいはそれらのアロイ・ブレンド・コンポジット材で形成されていれば特に限定されない。
次に、上記で得られた本発明の2液反応型樹脂製配管部材の評価を行った。また、試験片による諸物性の比較評価試験を行った。その評価試験方法を以下に示す。
(1)耐薬品性試験
試料を温度23±1℃および湿度50±5%の状態で24時間調整した後、重量を測定した。さらに、評価用薬液を所定の期間封入した後の試料を水洗し、温度23±1℃および湿度50±5%の状態で24時間調整した後、重量を測定し、その増減を初期の重量で除し、重量増減率を得て耐薬品性とした。なお、評価用薬液および評価温度は、40%の硫酸95℃、10%の硝酸80℃、35%の塩酸50℃、35%の水酸化ナトリウム溶液105℃、および12%の次亜塩素酸ナトリウム50℃であり、評価期間は112日である。
(2)耐溶剤性試験
試料を温度23±1℃および湿度50±5%の状態で24時間調整した後、重量を測定した。さらに、評価用溶剤を所定の期間封入した後の試料を水洗し、温度23±1℃および湿度50±5%の状態で24時間調整した後、重量を測定し、その増減を初期の重量で除し、重量増減率を得て耐溶剤性とした。評価期間は30日である。
(3)溶出性試験
評価用の試料に超純水を封入したものを、温度80±2℃のオーブン内で24時間保持した後取出し、温度23±1℃および湿度50±5%の状態で24時間調整した後、封入した超純水中に含まれる全有機炭素(以下、TOCと記す)を測定(株式会社島津製作所製 TOC−VCSH)し、溶出性とした。
(4)耐候性試験
試料について、JIS K 7350に準拠するキセノンアーク光源による暴露試験を行った。照射時間と照射量は、100時間で20,940kJ/m2、300時間で64,170kJ/m2、1000時間で207,320kJ/m2、1500時間で324,600kJ/m2である。照射後の外観が、光沢があり変色がないものを◎、光沢がなく変色がないものを○、光沢がなく変色があるものを×とした。
また、耐候性試験に使用した試料の2液反応型樹脂で形成された部位からは試験片を切削加工しJIS K 7127に準拠した引張試験を行い、評価前後での2液反応型樹脂の強度保持率を算出した。
(5)耐衝撃性試験
試験方法JIS K 7124の第1号ノッチ付きアイゾット衝撃試験片を作成し、0±1℃および23±1℃の雰囲気中でJIS K 7124に準拠するノッチ付きアイゾット衝撃試験を行い、衝撃強度を測定した。
(6)耐熱性試験
試験方法JIS K 6911に準拠する荷重たわみ試験を行い、荷重たわみ温度を測定した。
[実施例1]
(a) 接液部の部材の材質として、ダイキン工業株式会社製PTFE「ニューポリ フロン(商標)PTFE M−112」を選択する。
(b) 前記PTFEをPTFE成形用の圧縮成形用金型に充填し、内径100mm 厚さ3mmのPTFE製のシートリングを成形する。
(c) (b)で得たシートリングの非接液面をクロロプレン「東ソー株式会社製ス カイプレン(登録商標)R−10」で被覆するため、シートリングをクロロ プレン成形用の射出成形用金型の所定の位置に固定し、クロロプレンを金型 に注入し硬化させ、クロロプレンで被覆されたシートリングを得た。
(d) (c)で得たシートリングがバルブ本体の流路になるように、シートリング を2液反応型樹脂成形用金型の所定の位置に固定し、DCPD「RIMTE C株式会社製PENTAM(登録商標)1600」を金型に注入し硬化させ 、シートリングとDCPDとが一体に形成されたバルブ本体を得た。
(e) (d)で得たバルブ本体の流路に薬液および溶剤を封入するためにPTFE 製シートで密閉し、耐薬品性試験および耐溶剤試験を実施した。その結果を 表1に示す。
[実施例2]
(a) 接液部の部材の材質として、株式会社クレハ製PVDF「KFポリマー(登 録商標)1000」を選択する。
(b) 前記PVDF射出成形機により溶融混錬し、PVDF成形用の射出成形用金 型に注入し、内径100mm厚さ3mmのPVDF製のシートリングを成形 する。
以下は、実施例1と同様に行い、その結果を表1に示す。
[実施例3]
(a) 接液部の部材の材質として、PVCを選択する。
(b) 平均分子量800の前記PVC100質量部、錫系安定剤1.5質量部、エ ステル系ワックス1.0質量部、高分子系ワックス0.5質量部、加工助剤 1.0質量部、着色剤0.6質量部をスーパーミキサーにて混合した樹脂組 成物を、射出成形機により溶融混錬し、PVC成形用の射出成形用金型に注 入し、内径100mm厚さ3mmのPVC製のシートリングを成形する。
以下は、実施例1と同様に行い、その結果を表1に示す。
[実施例4]
(a) 接液部の部材の材質として、日本ポリプロ株式会社製PP「MA3」を選択 する。
(b) 前記PPを射出成形機により溶融混錬し、PP成形用の射出成形用金型に注 入し、内径100mm厚さ3mmのPP製のシートリングを成形する。
以下は、実施例1と同様に行い、その結果を表1に示す。
[比較例1]
(a) DCPD「RIMTEC株式会社製PENTAM(登録商標)1600」を 金型に注入し硬化させ、DCPDのみで形成された内径100mmのバルブ 本体を得た。
(b) (a)で得たバルブ本体の流路に薬液および溶剤を封入するためにPTFE 製シートで密閉し、耐薬品性試験および耐溶剤試験を実施した。その結果を 表1に示す。
Figure 2008298178
[実施例5]
(a) 接液部の部材の材質として、ダイキン工業株式会社製PTFE「ニューポリ フロン(商標)PTFE M−112」を選択する。
(b) 前記PTFEをPTFE成形用の圧縮成形用金型に充填し、内径100mm 厚さ3mmのPTFE製のシートリングを成形する。
(c) (b)で得たシートリングの非接液面をクロロプレン「東ソー株式会社製ス カイプレン(登録商標)R−10」で被覆するため、シートリングをクロロ プレン成形用の射出成形用金型の所定の位置に固定し、クロロプレンを金型 に注入し硬化させ、クロロプレンで被覆されたシートリングを得た。
(d) (c)で得たシートリングがバルブ本体の流路になるように、シートリング を2液反応型樹脂成形用金型の所定の位置に固定し、DCPD「RIMTE C株式会社製PENTAM(登録商標)1600」を金型に注入し硬化させ 、シートリングとDCPDとが一体に形成されたバルブ本体を得た。
(e) (d)で得たバルブ本体の流路に超純水を封入するためにPTFE製シート で密閉し、溶出性試験を実施した。その結果を表2に示す。
[実施例6]
(a) 接液部の部材の材質として、株式会社クレハ製PVDF「KFポリマー(登 録商標)1000」を選択する。
(b) 前記PVDF射出成形機により溶融混錬し、PVDF成形用の射出成形用金 型に注入し、内径100mm厚さ3mmのPVDF製のシートリングを成形 する。
以下は、実施例5と同様に行い、その結果を表2に示す。
[実施例7]
(a) 接液部の部材の材質として、PVCを選択する。
(b) 平均分子量800の前記PVC100質量部、錫系安定剤1.5質量部、エ ステル系ワックス1.0質量部、高分子系ワックス0.5質量部、加工助剤 1.0質量部、着色剤0.6質量部をスーパーミキサーにて混合した樹脂組 成物を、射出成形機により溶融混錬し、PVC成形用の射出成形用金型に注 入し、内径100mm厚さ3mmのPVC製のシートリングを成形する。
以下は、実施例5と同様に行い、その結果を表2に示す。
[実施例8]
(a) 接液部の部材の材質として、日本ポリプロ株式会社製PP「MA3」を選択 する。
(b) 前記PPを射出成形機により溶融混錬し、PP成形用の射出成形用金型に注 入し、内径100mm厚さ3mmのPP製のシートリングを成形する。
以下は、実施例5と同様に行い、その結果を表2に示す。
[比較例2]
(a) DCPD「RIMTEC株式会社製PENTAM(登録商標)1600」を 金型に注入し硬化させ、DCPDのみで形成された内径100mmバルブ本 体を得た。
(b) (a)で得たバルブ本体の流路に超純水を封入するためにPTFE製シート で密閉し、溶出性試験を実施した。その結果を表2に示す。
Figure 2008298178
[実施例9]
(a) 接液部の部材の材質として、ダイキン工業株式会社製PTFE「ニューポリ フロン(商標)PTFE M−112」を選択する。
(b) 前記PTFEをPTFE成形用の圧縮成形用金型に充填し、内径100mm 厚さ3mmのPTFE製のシートリングを成形する。
(c) (b)で得たシートリングの非接液面をクロロプレン「東ソー株式会社製ス カイプレン(登録商標)R−10」で被覆するため、シートリングをクロロ プレン成形用の射出成形用金型の所定の位置に固定し、クロロプレンを金型 に注入し硬化させ、クロロプレンで被覆されたシートリングを得た。
(d) (c)で得たシートリングがバルブ本体流路になるように、シートリングを 2液反応型樹脂成形用金型の所定の位置に固定し、DCPD「RIMTEC 株式会社製PENTAM(登録商標)1600」を金型に注入し硬化させ、 シートリングとDCPDとが一体に形成されたバルブ本体を得た。
(e) (d)で得たバルブ本体について耐候性試験を行った。その結果を表3に示 す。
[実施例10]
(a) 接液部の部材として、株式会社クレハ製PVDF「KFポリマー(登録商標 )1000」を選択する。
(b) 前記PVDF射出成形機により溶融混錬し、PVDF成形用の射出成形用金 型に注入し、内径100mm厚さ3mmのPVDF製のシートリングを成形 する。
以下は、実施例9と同様に行い、その結果を表3に示す。
[実施例11]
(a) 接液部の部材の材質として、PVCを選択する。
(b) 平均分子量800の前記PVC100質量部、錫系安定剤1.5質量部、エ ステル系ワックス1.0質量部、高分子系ワックス0.5質量部、加工助剤 1.0質量部、着色剤0.6質量部をスーパーミキサーにて混合した樹脂組 成物を、射出成形機により溶融混錬し、PVC成形用の射出成形用金型に注 入し、内径100mm厚さ3mmのPVC製のシートリングを成形する。
以下は、実施例9と同様に行い、その結果を表3に示す。
[実施例12]
(a) 接液部の部材の材質として、日本ポリプロ株式会社製PP「MA3」を選択 する。
(b) 前記PPを射出成形機により溶融混錬し、PP成形用の射出成形用金型に注 入し、内径100mm厚さ3mmのPP製のシートリングを成形する。
以下は、実施例9と同様に行い、その結果を表3に示す。
[比較例3]
(a) DCPD「RIMTEC株式会社製PENTAM(登録商標)1600」を 金型に注入し硬化させ、DCPDのみで形成された内径100mmのバルブ 本体を得た。
(b) (a)で得たバルブ本体について耐候性試験を行った。その結果を表3に示 す。
Figure 2008298178
[実施例13]
(a) DCPD「RIMTEC株式会社製PENTAM(登録商標)1600」を 金型に注入し硬化させ、DCPDのみで形成された内径100mmのバルブ を得た。
(b) (a)で得たバルブ本体について、外表面を大日本塗料株式会社製塗料「V トップ(登録商標)」で塗装した。
(c) (b)で得たバルブ本体について耐候性試験を行った。その結果を表4に示 す。
[比較例4]
(a) DCPD「RIMTEC株式会社製PENTAM(登録商標)1600」を 金型に注入し硬化させ、DCPDのみで形成された内径100mmのバルブ 本体を得た。
(b) (a)で得たバルブ100mm本体について耐候性試験を行った。その結果 を表4に示す。
Figure 2008298178
[実施例14]
RIMTEC株式会社製のDCPD「PENTAM(登録商標)1600」を反応射出成形機にて混合し、80℃に温度調整した反応射出成形用金型内に注入し、200mm角、厚さ6mmの板状成形品を得た。この成形品から試験片を切削加工で製作し、耐衝撃性試験を行い、その結果を表5に示す。
[比較例5]
ダイキン工業株式会社製PTFE「ニューポリフロン(商標)PTFE M−112」を250℃に温度調製した圧縮整形用金型に充填し、200mm角、厚さ6mmの板状成形品を得た。この成形品から試験片を切削加工で製作し、耐衝撃性試験を行い、その結果を表5に示す。
[比較例6]
株式会社クレハ製PVDF「KFポリマー(登録商標)1000」を射出成形機にて過熱溶融し、射出成形により200mm角、厚さ6mmの板状成形品を得た。この成形品から試験片を切削加工で製作し、耐衝撃性試験を行い、その結果を表5に示す。
[比較例7]
平均分子量800のPVCを100質量部、錫系安定剤を1.5質量部、エステル系ワックスを1.0質量部、高分子系ワックスを0.5質量部、加工助剤を1.0質量部、着色剤0.6質量部をスーパーミキサーにて混合した樹脂組成物を、射出成形機により加熱溶融し、射出成形により200mm角、厚さ6mmの板状成形品を得た。この成形品から試験片を切削加工で製作し、耐衝撃性試験を行い、その結果を表5に示す。
[比較例8]
日本ポリプロ株式会社製PP(MA3)を射出成形機にて過熱溶融し、射出成形により200mm角、厚さ6mmの板状成形品を得た。この成形品から試験片を切削加工で製作し、耐衝撃性試験を行い、その結果を表5に示す。
Figure 2008298178
[実施例15]
RIMTEC株式会社製のDCPD「PENTAM(登録商標)1600」を反応射出成形機にて混合し、80℃に温度調整した反応射出成形用金型内に注入し、200mm角、厚さ6mmの板状成形品を得た。この成形品から試験片を切削加工で製作し、耐熱性試験を行い、その結果を表6に示す。
[比較例9]
ダイキン工業株式会社製PTFE「ニューポリフロン(商標)PTFE M−112」を250℃に温度調製した圧縮整形用金型に充填し、200mm角、厚さ6mmの板状成形品を得た。この成形品から試験片を切削加工で製作し、耐熱性試験を行い、その結果を表6に示す。
[比較例10]
株式会社クレハ製PVDF「KFポリマー(登録商標)1000」を射出成形機にて過熱溶融し、射出成形により200mm角、厚さ6mmの板状成形品を得た。この成形品から試験片を切削加工で製作し、耐熱性試験を行い、その結果を表6に示す。
[比較例11]
平均分子量800のPVCを100質量部、錫系安定剤を1.5質量部、エステル系ワックスを1.0質量部、高分子系ワックスを0.5質量部、加工助剤を1.0質量部、着色剤0.6質量部をスーパーミキサーにて混合した樹脂組成物を、射出成形機により加熱溶融し、射出成形により200mm角、厚さ6mmの板状成形品を得た。この成形品から試験片を切削加工で製作し、耐熱性試験を行い、その結果を表6に示す。
[比較例12]
日本ポリプロ株式会社製PP「MA3」を射出成形機にて過熱溶融し、射出成形により200mm角、厚さ6mmの板状成形品を得た。この成形品から試験片を切削加工で製作し、耐熱性試験を行い、その結果を表6に示す。
Figure 2008298178
上記表1の耐薬品性試験および耐溶剤性試験の結果より、本発明の2液反応型樹脂製配管部材は、接液部に流体に耐性を有する材質を使用することが可能であるため、耐薬品性および耐溶剤性に非常に優れていることが分かる。
上記表2の溶出性試験の結果より、本発明の2液反応型樹脂製配管部材は、接液部に低溶出性の材質を使用することが可能であるため、低溶出性に非常に優れていることが分かる。
上記表3の耐候性試験の結果より、本発明の2液反応型樹脂製配管部材は、非接液部に使用する2液反応型樹脂により形成されている部分の外観が経時的に悪化することが確認できるが、物性の低下は起きない。よって、本発明の2液反応型樹脂製配管部材は耐候性に優れていることが分かる。
また、上記表4の耐候性試験の結果より、本発明の2液反応型樹脂製配管部材は、非接液部の2液反応型樹脂で形成された外表面に耐候性に優れた材質を塗装することが可能であるため、塗装を施すことによって外観上も耐候性に優れた2液反応型樹脂製配管部材を得ることができる。
2液反応型樹脂製配管部材では、上記表1、表2、表3および表4の結果のとおり、各種部材との複合化が可能であるため、使用環境に最適な構成とした配管部材を得ることが可能である。このため、上記以外に、例えば耐油性に優れた2液反応型樹脂製配管部材を得ることができる。施工分野を限定することなく使用が可能であることが分かる。
上記表5の結果より、2液反応型樹脂は耐衝撃性が他の材料と比較して大きく優れていることが分かる。この効果は本発明の2液反応型樹脂製配管部材においても同様に得ることができる。よって、例えば同一口径のPVC製配管部材やフッ化ビニリデン樹脂製配管部材よりも2液反応型樹脂製配管部材は優れた耐衝撃性能を得ることができる。このように、本発明の2液反応型樹脂製配管部材は、耐衝撃性能が非常に優れていることが分かる。
上記表6の結果より、2液反応型樹脂は耐熱性が他の材料と比較して大きく優れていることが分かる。この効果は本発明の2液反応型樹脂製配管部材においても同様に得ることができる。よって、例えば同一口径のPVC製配管部材やフッ化ビニリデン樹脂製配管部材よりも2液反応型樹脂製配管部材は優れた耐熱性能を得ることができる。このように、本発明の2液反応型樹脂製配管部材は、耐熱性能が非常に優れていることが分かる。
本発明のバルブの閉状態を示す斜視図である。 図1の縦断面図である。 図2においてステム下端部が嵌挿される軸受凹部が貫通した状態を示す縦断面図である。 図2において接液部と非接液部との間に中間層を有する状態を示す縦断面図である。 図4において中間層が接液部と非接液部との間の一部に形成されている状態を示す縦断面図である。 図2においてステムが二分割された状態を示す縦断面図である。 本発明の空気弁の開状態を示す縦断面図である。 図7の空気弁の閉状態を示す縦断面図である。 本発明の第3の実施態様である継手の縦断面図である。 本発明の第4の実施態様である管を示す縦断面図である。
符号の説明
1 バルブ本体
2 シートリング
3 中間層
4 ステム
5 弁体
6 トップフランジ
7 軸受凹部
8 流路
9 ウォームホイール
10 ウォーム
11 シャフト
12 ハンドル
13 弁箱の非接液部
14 弁箱の接液部
15 流入口
16 案内筒
17 流路間隙
18 連通口
19 導液口
20 突条
21 蓋体
22 大径空気孔
23 遊動弁体
24 小径空気孔
25 フロート弁体
26 弁座
27 カバー
28 継手体非接液部
29 継手体接液部
30 管体非接液部
31 管体接液部

Claims (8)

  1. 非接液部が2液反応型樹脂からなり、且つ接液部の物性の耐薬品性、耐溶剤性、低溶出性の少なくともいずれか一つが非接液部より優れている樹脂および/またはゴムからなり且つ非接液部に一体成形されていることを特徴とする樹脂製配管部材。
  2. 前記接液部が、ビニル系樹脂、オレフィン系樹脂、フッ素系樹脂、芳香族系樹脂、尿素系樹脂、飽和系ゴム、不飽和系ゴム、フッ素系ゴム、シロキ酸系ゴムの少なくともいずれか、またはこれらのアロイ・ブレンド・コンポジット材の少なくともいずれかからなることを特徴とする請求項1に記載の樹脂製配管部材。
  3. 前記非接液部が、反応射出成形、レジントランスファー成形、インフュージョン成形、射出成形のいずれかで成形されていることを特徴とする請求項1または2に記載の樹脂製配管部材。
  4. 前記非接液部の表面に塗布されている塗料が、耐薬品性、耐溶剤性、耐油性、耐候性の少なくとも一つの物性において、優れていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の樹脂製配管部材。
  5. 前記樹脂製配管部材が、バルブ、継手、管であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の樹脂製配管部材。
  6. 前記バルブが、略円板状もしくは略球状の弁体、バルブ本体の内周面に配置される環状のシートリング、流路の軸線に対して略直角方向に配置されるステムで構成され、該ステムの回動とともに弁体を回動させ、該弁体が該シートリングに押圧、離間することにより流路の遮断及び開放を行うバルブであって、前記接液部の部材がシートリングであることを特徴とする請求項5に記載の樹脂製配管部材。
  7. 前記ステムが手動式、電動式及び空動式のいずれか1つの駆動によって回動されることを特徴とする請求項6に記載の樹脂製配管部材。
  8. 前記バルブが、下部に流入口を上部に開口部を有した弁箱と、弁箱内に配置され上部に連通口を底部に導水口を有しその外周面と弁箱内周面との間に流路間隙を設けた有底案内筒と、弁箱の開口部に装着され弁箱との間に前記案内筒を挟持固定し中央に大径空気孔を有する蓋体と、前記案内筒内に昇降自在に設けられ小径空気孔を有し上限位置で前記蓋体の大径空気孔を閉塞する遊動弁体と、前記案内筒内に昇降自在に設けられ上限位置で前記遊動弁体の小径空気孔を閉塞するフロート弁体とを具備する空気弁であって、前記弁箱、前記案内筒、前記蓋体、前記遊動弁体、前記フロート弁体の少なくともいずれか一つが前記接液部と前記非接液部とで構成されていることを特徴とする請求項5に記載の樹脂製配管部材。
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