JP2008291572A - 親綱固定金物及び屋根構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】親綱を固定する親綱固定金物を既存建物の勾配屋根面に後付けする。また親綱固定金物の取付部位を長期間にわたり止水性を確保する。
【解決手段】親綱固定金物Aは、屋根の表面形状に対応して形成された板状体1と該板状体1と連続して形成され親綱を着脱する穴2aを有する取付片2とからなり、板状体1には屋根面に固定するための複数の孔1aが形成されている。板状体の幅方向の両端部にレール4を構成すると共に端部1bにストッパー5を形成し、蓋部材Bの幅方向の両端部にレール4と係合する係合片8を形成すると共に端部にストッパー5と当接する係止片9を形成する。屋根構造は親綱固定金物Aの板状体1を2枚の屋根材11A、11bを貫通させて屋根下地に固定したビス3によって固定すると共に板状体1に嵌め込んだ蓋部材Bと屋根表面を止水処理する。
【選択図】 図1
【解決手段】親綱固定金物Aは、屋根の表面形状に対応して形成された板状体1と該板状体1と連続して形成され親綱を着脱する穴2aを有する取付片2とからなり、板状体1には屋根面に固定するための複数の孔1aが形成されている。板状体の幅方向の両端部にレール4を構成すると共に端部1bにストッパー5を形成し、蓋部材Bの幅方向の両端部にレール4と係合する係合片8を形成すると共に端部にストッパー5と当接する係止片9を形成する。屋根構造は親綱固定金物Aの板状体1を2枚の屋根材11A、11bを貫通させて屋根下地に固定したビス3によって固定すると共に板状体1に嵌め込んだ蓋部材Bと屋根表面を止水処理する。
【選択図】 図1
Description
本発明は既存の建物の勾配屋根上で各種作業を行う際に親綱を固定するための親綱固定金物と、この親綱固定金物を取り付けた屋根構造とに関するものである。
建物の勾配屋根上で、スレート瓦やトップライト或いはアンテナ等の保守作業や点検作業を行う場合、安全対策として作業員は親綱を装着することになっている。このため、1999年7月以降建築された建物では、予め親綱を固定するための手段が設けられている(例えば特許文献1参照)。しかし、それ以前に建築された建物では親綱を固定するための手段は設けられていないのが一般的である。
親綱を固定するための手段が設けられていない既存の建物に於ける勾配屋根の保守作業や点検作業を行う場合、足場を設置して作業員の安全を確保しているのが実状である。しかし、勾配屋根での作業を行う毎に足場を設置したのでは仮設費用が大きく、負担が大きくなってしまうという問題が生じる。
このため、既存の勾配屋根面に親綱を固定するための手段となる親綱固定金物を後付けして作業員の安全を確保することも行われている。このような親綱固定金物としては、建物を構成する屋根金物を利用して棟に取り付けるタイプのもの、屋根材を剥がして取り付けるタイプのもの等、幾つかの種類が提供されており、これらの中から選択的に利用されている。
建物の勾配屋根に後付けして利用する親綱固定金物であっても全く問題がないわけではなく、例えば、屋根の棟に親綱固定金物を取り付けるタイプのものでは建物を構成する屋根金物の角度に応じて多くの品種が必要となり、選択するのが容易ではないという問題があり、屋根材を剥がして取り付けるタイプのものでは屋根の専門職でないと施工できないという問題がある。
本発明の目的は、屋根の勾配面に設置することによって屋根金物の角度には無関係に且つ専門職に限定されることなく容易に取り付けることができるようにした親綱固定金物と、長期間にわたり止水性を確保し得るようにした屋根構造を提供することにある。
上記課題を解決するために本発明に係る親綱固定金物は、屋根の勾配面に取り付けるように構成され親綱を固定するための親綱固定金物であって、屋根の表面形状に対応して形成された板状体と該板状体と連続して形成され親綱を着脱する穴を有する取付片とからなり、前記板状体には屋根面に固定するための複数の孔が形成されているものである。
上記親綱固定金物に於いて、板状体の所定位置に案内部を設け、蓋部材を前記案内部に沿って案内して装着することで、蓋部材によって板状体を覆うと共に該蓋部材を板状体に固定し得るように構成することが好ましく、且つ前記案内部が板状体の平行する両端部を一方側に折り曲げて形成したレールによって構成されると共に取付片と対向する端部をレールと同じ方向に折り曲げてストッパーとし、蓋部材の平行する両端部を前記レールと係合するように折り曲げて係合片を形成すると共に両端部を結ぶ辺を前記ストッパーと当接するように折り曲げて係止片を形成し、前記蓋部材の係合片を前記板状体のレールに嵌め込むように構成すること、更に前記蓋部材の係止片が係合片に向けて傾斜していることが好ましい。
また上記何れかの親綱固定金物に於いて、板状体に蓋部材を嵌め込んだとき、嵌め込まれた板状体と蓋部材の屋根の傾斜方向下側が開放していることが好ましい。
また本発明に係る屋根構造は、上記何れかの親綱固定金物の板状体を2枚の屋根材を貫通させて屋根下地に固定した固定具によって固定したものである。
また本発明に係る他の屋根構造は、上記何れかの親綱固定金物の板状体を2枚の屋根材を貫通させて屋根下地に固定した固定具によって固定すると共に、該板状体に嵌め込んだ蓋部材と屋根表面を止水処理したものである。
本発明の親綱固定金物では、屋根の勾配面に対し直接沿わせて固定できるので、専門職でなくとも容易に取り付けることができる。このため、既存の建物の勾配屋根に取り付けることで、勾配屋根上の各種作業を安全性を確保した状態で進行させることができる。
板状体の両側にレールを形成すると共に取付片とは反対側にストッパーを形成し、前記レールに係合部を係合させて蓋部材を嵌め込むと共に係止片をストッパーに当接させることで、板状体を蓋部材によって覆うことができるため、板状体を屋根面にビスによって固定した場合でも、ビスの頭部を蓋部材によって保護することが可能であり、ビス部分に対する止水性を確保することができる。
係止片が係合片に向かって傾斜して構成されるため、勾配屋根に降った雨水を係止片に沿って流すことが可能となり、板状体の表面(板状体と蓋部材との間)に雨水が浸入することがなく、止水性を確保することができる。
特に、板状体に蓋部材を嵌め込んだとき、傾斜方向の下流側が開放されるので、周りから水が浸入したとしても、浸入した水を開放部分から流してしますことができるため、板状体を固定したビスから水が建物の内部に浸透することがない。
本発明に係る屋根構造では、板状体が2枚の屋根材を貫通した固定具によって固定されているので、安定した強度を発揮することができる。
特に、勾配屋根の屋根面に固定した板状体に蓋部材を嵌め込んだ後、該蓋部材と屋根表面を止水処理することによって、高い止水性を確保することができる。
以下、本発明に係る親綱固定金物の実施形態について説明し、合わせて屋根構造について説明する。
本発明の親綱固定金物は、勾配屋根の表面に後付けして親綱を固定し得るようにしたものであり、特に既存の建物の屋根の保守作業や点検作業を行う際に作業の安全性を確保し得るようにしたものである。特に、勾配屋根に後付けすることから、強度の確保はもとより、充分な止水性能も確保し得るように構成されている。また表面の屋根材は4〜5mmのドリルで孔が空けられる材質のものが好ましく適用される。このような屋根材としてはスレート瓦であることが好ましい。
先ず第1実施例に係る親綱固定金物の構成について図を用いて説明する。図1は親綱固定金物の構成を説明する三面図である。図2は蓋部材の構成を説明する三面図である。図3はビスの例を説明する図である。
図1に示す親綱固定金物Aは勾配屋根の屋根材(本実施例ではスレート瓦)の上部に固定されて利用されるものであり、屋根面に固定される板状体1と、板状体1と一体的に且つ該板状体の一端から突出して形成され取付片2と、を有して構成されている。本実施例に於いて、板状体1の幅寸法は115mmに設定され、奥行きは90mm〜100mmに設定されている。この親綱固定金物Aは、勾配屋根に対し充分な強度を持って固定され、且つ一度固定された後は長期間にわたって取付状態が保持される。このため、親綱固定金物Aは、予め設定された厚さ(本実施例では約1.5mm程度)を持った鋼板、特にステンレス鋼板を用いて構成されている。
親綱固定金物Aは、板状体1を勾配方向上方に取付片2を下方に配置して勾配屋根に固定されるため、板状体1から取付片2に向かう方向を長手方向、板状体1の左右方向を幅方向として説明する。
板状体1には複数の孔1a(本実施例では10個)が形成されており、該孔1aに図3に示すビス3(本実施例では、長さが75mm、径が4.5mm)を貫通させて木材からなる屋根下地に締結することで、親綱固定金物Aを充分な強度で勾配屋根に固定することが可能である。孔1aの数は本実施例の数に限定するものではなく、親綱固定金物Aの勾配屋根に対する取付強度を保証し得る数であれば良い。
尚、ビス3には予め頭部3aの近傍に止水パッキン3cが設けられており、ねじ部3bを屋根材を貫通させて屋根下地に締結するのに伴って、止水パッキン3cが頭部3aと板状体1との間に挟み込まれて止水処理がなされるように構成されている。
取付片2には親綱(親綱に連結されたカラビナ等の着脱具)を着脱するための穴2aが形成されている。特に、取付片2は板状体1を勾配屋根に固定したとき、穴2aに親綱の着脱を容易に行えるように、該穴2aが勾配屋根の表面から離隔していることが必要となる。このため、取付片2は板状体1に対し屈折して構成されている。取付片2の板状体1に対する屈折角度は特に限定するものではないが、本実施例では約45度に設定している。この角度であれば、勾配屋根の勾配角度の如何に関わらず、確実に且つ容易に親綱の着脱を行うことが可能である。本実施例では、取付片2の長さは55mmに設定されている。
勾配屋根上で作業する作業員の親綱を固定するためには上記の如く構成された親綱固定金物Aを利用することで良い。しかし、このままでは板状体1の表面にビス3の頭部3aが露出することとなり、この部分にゴミが滞留したり、雨水が浸透する虞がある。このため、本実施例では、板状体1を蓋部材によって覆うことで、ゴミの滞留や雨水の浸透を防止し得るように構成している。
板状体1は、図2に示す蓋部材Bを嵌め込むことが可能なように、幅方向の両側にレール4が形成されている。このレール4は、板状体1の幅方向の両側の端部から夫々突出した片を形成し、これらの片を取付片2と同じ方向に屈折させて構成されている。レール4の屈折角度は特に限定するものではないが、本実施例では約45度に折り曲げている。
また板状体1の長手方向であって取付片2を形成したのとは反対側の端部(上端部)1bは、平面形状が突出した山形に形成されている。そして、山形の斜辺に沿って形成された片がレール4と同じ方向に折り曲げられており、この片によってストッパー5が構成されている。
蓋部材Bは、図2に示すように、親綱固定金物Aの板状体1の平面形状と略同じ平面形状を持って形成されている。即ち、蓋部材Bは平面形状が略五角形に形成された板部材7によって構成されており、該板部材7の幅方向の両側に突出片を形成して一方の面側に折り曲げてレール4と係合する係合片8を形成し、長手方向の端部(上端部)に形成された山形の斜辺に沿って夫々突出片を形成して係合片8と同じ方向に折り曲げてストッパー5と当接する係止片9を形成している。
また、蓋部材Bの係止片9を形成した端部とは反対側の端部(下端部)には突出した片は形成されることがなく、蓋部材Bの係合片8を板状体1のレール4に係合させたとき、蓋部材Bの下端部と板状体1との間は開放される。
蓋部材Bは板状体1をカバーする機能があれば良く、特別な強度を必要としない。このため、薄鋼板、例えばカラー鉄板を用いて構成することが好ましい。また必ずしも鋼板である必要はなく、合成樹脂によって構成することも可能である。
また板状体1のレール4の高さ、蓋部材Bの係合片8の折り曲げ高さは特に限定するものではないが、板状体1のレール4に蓋部材Bの係合片8を係合させたとき、蓋部材Bが板状体1を固定しているビス3の頭部3aに干渉する虞のない寸法であることが必要である。レール4及び係合片8の高さをこのように設定することで、勾配屋根に固定した親綱固定金物Aの板状体1に対し蓋部材Bを円滑に装着することが可能となる。
上記の如く構成された蓋部材Bは、勾配屋根に固定された親綱固定金物Aに対して装着されて該親綱固定金物Aをカバーすることが可能である。特に、上端部が略中央部分から幅方向両側に向けて傾斜した係止片9が形成されているため、この係止片9が樋としての機能を発揮し、勾配屋根から流下した雨水が係止片9に至ったとき、雨水は係止片9に沿って幅方向の両側に流れる。このため、親綱固定金物Aと蓋部材Bとの間に構成される空間に水が浸入する虞がない。
次に第2実施例に係る親綱固定金物Cの構成について図を用いて説明する。図4は親綱固定金物Cの平面図である。尚、図に於いて前述の第1実施例と同一の部分及び同一の機能を有する部分には同一の符号を付して説明を省略する。また図4では親綱固定金物Cを示しているが、この親綱固定金物Cに装着される蓋部材の平面形状は同じであるため、図示することなく説明する。
第1実施例の親綱固定金物Aでは、端部1bが山形に形成されており、山形の頂部から幅方向の両端部に形成したレール4の方向に向かって傾斜した片から突出させた片を折り曲げてストッパー5が構成されている。このため、山形の頂部は幅方向両側へのストッパー5を構成する片が対向して僅かな隙間が形成されることとなる。特に、山形の頂部は分水嶺となり、この部位に形成された隙間は充分に止水処理しておくことが必要となる。
このため、本実施例に係る親綱固定金物Cは、板状体1の端部1bを片流れとしたものである。即ち、板状体1の端部1bは幅方向一方側の端部から他方側の端部にかけて傾斜した辺が形成されており、この辺に沿って突出した片が形成されている。そして、前記片を板状体1の幅方向両側に設けたレール4と同じ方向に折り曲げることで、片流れ式のストッパー5が形成されている。
上記の如く形成されたストッパー5は一つの片を折り曲げて構成されるため、止水処理すべき部位は第1実施例の板状体1に比較して1個所少なくなる。このため、勾配屋根を流下する雨水が板状体1と蓋部材との間の空間に浸入する虞をなくすことが可能である。
次に、屋根構造の実施例について図を用いて説明する。図5は表面に親綱固定金物を取り付けた状態を説明する図である。尚、本実施例では、勾配屋根に前述の第1実施例に示す親綱固定金物Aを用いているが、第2実施例に示す親綱固定金物Cを用いた場合でも同じである。
本実施例に係る屋根構造では、親綱固定金物Aの板状体1は2枚の屋根材11a、11bを貫通させて図示しない屋根下地に固定具となるビス3を締結することで固定されている。即ち、板状体1は、勾配屋根の勾配に沿って固定された下部屋根材11aの上端部分と、下部屋根材11aの上端部分に下端部分を重ねた上部屋根材11bと、の2枚の屋根材11a、11bの重ね部分に固定されている。
従って、板状体1は、取付片2との接続部分が上部屋根材11bの下端部に対向するようにして該上部屋根材11bの上部に載置され、この状態を保持して複数のビス3を2枚の屋根材11a、11bを貫通させて屋根下地に締結することで固定されている。このため、板状体1の長手方向の寸法(複数の孔1bの長手方向の寸法)は、下部屋根材11aと上部屋根材11bとの重ね寸法を考慮して設定されている。
上記の如く、板状体1を2枚の屋根材11a、11bを重ねた部分に固定することで、板状体1と屋根下地との間には2枚の屋根材が挟まれて空隙が形成されることがなく、ビス3を屋根下地に締結する際の力が屋根材に作用しても、この力によって破壊する虞がない。またビス3は全長にわたって2枚の屋根材11a、11bと屋根下地に接触することとなり、親綱固定金物Aの取付片2に親綱15を固定して作業員の体重が掛かった場合でも確実に支持することが可能である。
次に、勾配屋根に固定した親綱固定金物に蓋部材を嵌め込み、この蓋部材と屋根表面の止水処理した屋根構造と、止水処理の手順について説明する。図6は屋根の表面に取り付けた親綱固定金物に蓋部材を装着した状態を説明する図である。
先ず、止水処理を行いながら親綱固定金物Aを勾配屋根の表面に固定する手順について説明する。
予め設定された勾配屋根の親綱固定金物Aを取り付けるべき位置に板状体1を載置し、この状態で板状体1の周囲、及び孔1aの位置を上部屋根材11bにマーキングする。マーキングが済んだら親綱固定金物Aを移動させてマーキングを露出させる。
次に、板状体1の孔1aに対応するマーキング部位に先穴を形成する。この作業は親綱固定金物Aをビス3によって固定する際に各屋根材11a、11bが割れることがないようにするものであり、ビス3の太さに応じた径のドリルを用いて2枚の屋根材11a、11bに貫通孔を形成することで行われる。
屋根材11a、11bの板状体11の孔1aに対応する部位に貫通させた先穴を形成した後、各先穴の内部を清掃する。この作業は各先穴にコーキング剤を充填して止水処理を行う際にコーキング剤の入りを良くするためのものであり、手持ちのブロアを利用して先穴の内部に空気を吹き込むことで行われる。
全ての先穴に対する清掃が終了した後、各先穴にコーキング剤を充填する。先穴に対するコーキング剤の充填は雨水の浸入を防ぐためのものであり、本実施例では黒の変性シリコンコーキング剤を充填している。
次いで板状体1の平面形状に対応して切断されたシール用のシートをマーキングに対応させて上部屋根材11bに載置する。この作業は、上部屋根材11bの表面に形成されている細かい凹凸をシートを介在させることで平坦面とし、これにより、上部屋根材11bの表面と板状体1の裏面との間に隙間が形成されることがないようにするものである。
次に、上部屋根材11bに載置したシートの上部に板状体1を載置し、この状態で各孔1aにビス3を差し込んでねじ込むことで、各ビス3を各屋根材11a、11bを貫通させると共に屋根下地に締結する。このとき、ビス3に取り付けてある止水パッキン3cがつぶれるように締め付けることによって、ビス3の頭部と板状体1の孔1aとの間の隙間を止水処理することが可能である。
上記の如くして親綱固定金物Aを2枚の屋根材11a、11bを介して屋根下地に固定することが可能である。次いで、板状体1に形成したレール4に蓋部材Bの係合片8を嵌め込んで摺動させ、係止片9をストッパー5に係止させることで、親綱固定金物Aに蓋部材Bを装着する。
親綱固定金物Aに蓋部材Bを装着した後、蓋部材Bの係止片9及び幅方向両側に形成された係合片8に沿った三方にコーキング13を施工する。このとき、蓋部材Bの係止片9及び係合片8が上部屋根材11bの表面に対し庇状に覆い被さるため、コーキング13を両者の間に形成された断面が三角形状の隙間に充填することが可能となり、確実な充填を円滑に行うことが可能である。
本発明に係る親綱固定金物では、如何なる勾配を持った屋根であっても屋根材の表面に後付けで固定することができる。このため、既存の建物の勾配屋根上で保守作業や点検作業を行う際に利用して有利である。
また本発明に係る屋根構造では、親綱固定金物を2枚の屋根材に貫通させたビスによって固定するので、高い強度を発揮することが可能であり、既存の建物の勾配屋根に利用して有利である。
A、C 親綱固定金物
B 蓋部材
1 板状体
1a 孔
1b 端部
3 ビス
3a 頭部
3b ねじ部
3c 止水パッキン
2 取付片
2a 穴
4 レール
5 ストッパー
7 板部材
8 係合片
9 係止片
11a、11b 屋根材
13 コーキング
15 親綱
B 蓋部材
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1b 端部
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3b ねじ部
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11a、11b 屋根材
13 コーキング
15 親綱
Claims (7)
- 屋根の勾配面に取り付けるように構成され親綱を固定するための親綱固定金物であって、屋根の表面形状に対応して形成された板状体と該板状体と連続して形成され親綱を着脱する穴を有する取付片とからなり、前記板状体には屋根面に固定するための複数の孔が形成されていることを特徴とする親綱固定金物。
- 前記板状体の所定位置に案内部を設け、蓋部材を前記案内部に沿って案内して装着することで、蓋部材によって板状体を覆うと共に該蓋部材を板状体に固定し得るように構成したことを特徴とする請求項1に記載した親綱固定金物。
- 前記案内部が板状体の平行する両端部を一方側に折り曲げて形成したレールによって構成されると共に取付片と対向する端部をレールと同じ方向に折り曲げてストッパーとし、蓋部材の平行する両端部を前記レールと係合するように折り曲げて係合片を形成すると共に両端部を結ぶ辺を前記ストッパーと当接するように折り曲げて係止片を形成し、前記蓋部材の係合片を前記板状体のレールに嵌め込むように構成したことを特徴とする請求項2に記載した親綱固定金物。
- 前記蓋部材の係止片が係合片に向けて傾斜していることを特徴とする請求項3に記載した親綱固定金物。
- 板状体に蓋部材を嵌め込んだとき、嵌め込まれた板状体と蓋部材の屋根の傾斜方向下側が開放していることを特徴とする請求項2乃至4の何れかに記載した親綱固定金物。
- 請求項1乃至5の何れかに記載した親綱固定金物の板状体を2枚の屋根材を貫通させて屋根下地に固定した固定具によって固定することを特徴とする屋根構造。
- 請求項3乃至5の何れかに記載した親綱固定金物の板状体を2枚の屋根材を貫通させて屋根下地に固定した固定具によって固定すると共に、該板状体に嵌め込んだ蓋部材と屋根表面を止水処理したことを特徴とする屋根構造。
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| KR102380334B1 (ko) * | 2021-12-01 | 2022-03-30 | 초연결 주식회사 | 박공 지붕양식으로 시공된 건축물의 보수 작업시 작업자의 안전을 2중으로 보장할 수 있는 블록체인형 로프 고정기구 |
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2007
- 2007-05-28 JP JP2007139836A patent/JP2008291572A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2019084059A (ja) * | 2017-11-07 | 2019-06-06 | ケイミュー株式会社 | 親綱保持具及び親綱設置方法 |
| JP7021909B2 (ja) | 2017-11-07 | 2022-02-17 | ケイミュー株式会社 | 親綱保持具及び親綱設置方法 |
| KR102380334B1 (ko) * | 2021-12-01 | 2022-03-30 | 초연결 주식회사 | 박공 지붕양식으로 시공된 건축물의 보수 작업시 작업자의 안전을 2중으로 보장할 수 있는 블록체인형 로프 고정기구 |
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