JP2008282700A - 電子部品 - Google Patents
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Abstract
【課題】電子部品を設置する設置スペース(特に厚み)の寸法が異なっていても、共通の部品を使用することができる電子部品を提供する。
【解決手段】ケース10とフレキシブル回路基板50の間に形成した移動体設置部A−1に、電子部品本体部90を操作する操作つまみ70をスライド移動自在に設置する。操作つまみ70に、ケース10とフレキシブル回路基板50の離間距離L1,L2に応じてフレキシブル回路基板50に当接する異なる高さを有する第1,第2当接部75,79を設ける。
【選択図】図1
【解決手段】ケース10とフレキシブル回路基板50の間に形成した移動体設置部A−1に、電子部品本体部90を操作する操作つまみ70をスライド移動自在に設置する。操作つまみ70に、ケース10とフレキシブル回路基板50の離間距離L1,L2に応じてフレキシブル回路基板50に当接する異なる高さを有する第1,第2当接部75,79を設ける。
【選択図】図1
Description
本発明は、操作型物や操作つまみ等の移動体の共用化が図れる電子部品に関するものである。
従来、電子機器には、各種スライド式電子部品や回転式電子部品等の電子部品が組み込まれ、これら各種電子部品に取り付けた操作つまみによって電子機器の各種機能が操作されるように構成されている。
一方例えば操作つまみを電子機器の外装ケースの外部に露出して設置する電子部品の場合、外装ケースの内周面に沿うように電子部品の本体部分を設置しなければならない(例えば特許文献1参照)。そしてこのように電子機器の外装ケースの形状等に応じて各種電子部品の本体部分の設置スペースが決まるため、例え同じ構造の電子部品(例えば同じ構成部品からなるスライド式電子部品)であっても、これを設置する設置スペースの寸法(特に厚み方向の寸法)が異なってしまう場合、異なる設置スペースの寸法に応じて電子部品を構成する各構成部品(例えば操作つまみや操作型物等)の寸法を変える必要があった。また例えば異なる電子機器に同じ構造の電子部品を設置する場合も、それぞれの電子機器における電子部品の設置スペースの寸法に応じて電子部品を構成する構成部品の寸法を変える必要があった。
しかしながら設置スペースの寸法に応じて電子部品を構成する構成部品の寸法を変えると、電子部品毎に多数の異なる寸法の構成部品が必要となり、製造コストが上昇するばかりか、電子機器の組立も煩雑になってしまう。
特開2006−12515号公報
本発明は上述の点に鑑みてなされたものでありその目的は、例え電子部品を設置する設置スペースの寸法が異なっていても、共通の部品を使用することができ、これによって製造コストを低減化でき、また組み立て作業も容易に行うことができる電子部品を提供することにある。
本願請求項1に記載の発明は、上側部材と下側部材の間に形成した移動体設置部に移動体を移動自在に設置すると共に、前記移動体には前記上側部材と下側部材の離間距離に応じて下側部材に当接する異なる高さを有する複数の当接部を設けたことを特徴とする電子部品にある。
本願請求項2に記載の発明は、前記移動体設置部に面する下側部材には前記異なる高さの当接部の内、何れかの当接部を挿入する当接部挿入部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の電子部品にある。
本願請求項3に記載の発明は、前記上側部材と下側部材の間の前記移動体の移動方向の側部に、この移動体によって移動操作されて電気的出力を変化する電子部品本体部を設置したことを特徴とする請求項1又は2に記載の電子部品にある。
本願請求項4に記載の発明は、前記移動体設置部は前記上側部材と下側部材の間の複数箇所に設けられ、且つこれら移動体設置部における上側部材と下側部材間の離間距離を異ならせ、これら複数の移動体設置部にそれぞれ同一形状の前記移動体を移動自在に設置したことを特徴とする請求項1又は2又は3に記載の電子部品にある。
請求項1に記載の発明によれば、移動体に異なる高さを有する当接部を設けたので、この移動体を設置する上側部材と下側部材の離間距離が異なっていても、同一の移動体を設置することができる。つまり共通の移動体を使用することができるので、上側部材と下側部材の離間距離が異なる毎に異なる寸法の移動体を用意する必要はなく、その分製造コストを低減化でき、また組み立てる電子部品毎に寸法の異なる移動体を選択する必要がなくなるので組み立て作業も容易になる。
請求項2に記載の発明によれば、下側部材に当接部挿入部を設けたので、下側部材に当接させる当接部よりも高さの高い当接部をこの当接部挿入部に挿入することができ、従って容易に高さの異なる当接部を有する移動体を移動体設置部に設置することができる。
請求項3に記載の発明によれば、上側部材と下側部材の間の薄い隙間の中に電子部品を設置することができる。
請求項4に記載の発明によれば、1つの電子部品の中に上側部材と下側部材間の離間距離が異なる複数の移動体設置部を設けていても、これらに同一形状の移動体を設置することができる。従って電子部品の製造コストを低減化でき、また電子部品の組み立て作業も容易になる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は本発明の1実施形態にかかる移動体(以下「操作つまみ」という)70と電子部品本体部90とを用いて構成される電子部品1−1を示す概略断面図、図2は同一の操作つまみ70と電子部品本体部90とを用いて構成される電子部品1−2を示す概略断面図、図3は操作つまみ70及び電子部品本体部90を下面側から見た分解斜視図、図4は電子部品1−1の分解斜視図である。本実施形態によれば図1,図2に示すように、操作つまみ70を設置した部分における上側部材であるケース10と、下側部材である基台30及び回路基板(以下「フレキシブル回路基板」という)50との間の離間距離L1,L2が変化しても、同一形状寸法の操作つまみ70と電子部品本体部90とを用いて電子部品1−1,1−2を構成することができる。以下各構成部品について説明する。なお以下の説明において、「上」とは上側部材であるケース10が下側部材である基台30及びフレキシブル回路基板50側とは反対側を向く方向、「下」とは上側部材であるケース10が下側部材である基台30及びフレキシブル回路基板50側を向く方向をいうものとする。
図1は本発明の1実施形態にかかる移動体(以下「操作つまみ」という)70と電子部品本体部90とを用いて構成される電子部品1−1を示す概略断面図、図2は同一の操作つまみ70と電子部品本体部90とを用いて構成される電子部品1−2を示す概略断面図、図3は操作つまみ70及び電子部品本体部90を下面側から見た分解斜視図、図4は電子部品1−1の分解斜視図である。本実施形態によれば図1,図2に示すように、操作つまみ70を設置した部分における上側部材であるケース10と、下側部材である基台30及び回路基板(以下「フレキシブル回路基板」という)50との間の離間距離L1,L2が変化しても、同一形状寸法の操作つまみ70と電子部品本体部90とを用いて電子部品1−1,1−2を構成することができる。以下各構成部品について説明する。なお以下の説明において、「上」とは上側部材であるケース10が下側部材である基台30及びフレキシブル回路基板50側とは反対側を向く方向、「下」とは上側部材であるケース10が下側部材である基台30及びフレキシブル回路基板50側を向く方向をいうものとする。
図1に示すように電子部品1−1は、上側部材であるケース10と、下側部材である基台30及び回路基板(以下「フレキシブル回路基板」という)50との間に空間からなる移動体設置部A−1を形成し、この移動体設置部A−1に操作つまみ70をスライド移動(移動方向は図1の紙面手前奥方向)自在に設置し、さらにケース10と基台30及びフレキシブル回路基板50の間の前記操作つまみ70(正確には下記するつまみ本体部71)の移動方向の側部に、この操作つまみ70によって移動操作されて電気的出力を変化する電子部品本体部90を設置して構成されている。
図1及び図3に示すように操作つまみ70は合成樹脂を一体成形することによって構成されており、略矩形板状(小判形状)のつまみ本体部71の上面中央から上方向に向かって略円柱形状のつまみ部73(図4参照)を突出し、またつまみ本体部71の下面の両側にこの操作つまみ70のスライド移動方向に向かって延びる一対の略平板状の第1当接部基部74を設け、つまみ本体部71の下面の第1当接部基部74の内側にこの操作つまみ70のスライド移動方向に向かって延びる一対の略平板状の第2当接部基部77を設け、第1当接部基部74の下面の両端近傍にそれぞれさらに少し下方向に突出する第1当接部75を設け、第2当接部基部77の下面の両端近傍にもそれぞれさらに少し下方向に突出する第2当接部79を設け、また一方(電子部品本体部90を設置する側)の第1当接部基部74にその下辺から略矩形状に切り欠いてなるレバー係止部81を設けて構成されている。
ここで第1当接部75と第2当接部79のつまみ本体部71の下面からの下方向に向かう高さは、第1当接部75の方が第2当接部79よりも高くなるように形成されている。
電子部品本体部90は、操作型物91と、操作型物91の下面に取り付けられる摺動子93と、操作型物91をスライド移動自在に収納する電子部品ケース95とを具備して構成されている。操作型物91は合成樹脂を一体成形することによって構成されており、略矩形板状の型物本体部97と、型物本体部97の1側辺(操作つまみ70側を向く辺)から操作つまみ70側に向けて突出するレバー部99と、型物本体部97の下面(この面は摺動子取付面101である)から突出する小突起状の取付部103とを具備して構成されている。
摺動子93は弾性金属板製であり、矩形状の摺動子基部105と、摺動子基部105の1側辺から突出する一対の細帯状の摺動冊子107とを具備し、摺動冊子107を摺動子基部105の下面側に折り曲げて構成されている。摺動子基部105には前記操作型物91の取付部103に挿入される小孔からなる係合部109が設けられている。
電子部品ケース95は金属板を下面が開放された箱型に折り曲げて構成されており、その1側面(操作つまみ70側を向く面)にその下辺から矩形状に切り欠いてなるレバー挿通部111を設け、またその4隅近傍に下方向に突出する突起状の係止部113を設けて構成されている。レバー挿通部111には前記操作型物91のレバー部99がスライド移動方向に向けてスライド移動自在に挿入される。
ケース10は図1,図4に示すように合成樹脂の成形板であり、この実施形態ではその表面を装飾してなる外装ケースである。ケース10の前記操作つまみ70のつまみ部73に対向する位置には、つまみ部73を挿入すると共につまみ部73をそのスライド移動方向に向けて所定距離移動できる寸法の挿通部11が設けられている。また図1に示すようにケース10の下面の挿通部11の周囲には、つまみ本体部71の上部の一部を収納する凹状のガイド溝部13が設けられている。ガイド溝部13は操作つまみ70がそのスライド移動方向にのみガイドされて移動自在となるようにつまみ本体部71のスライド移動方向の長さ寸法よりも少し長く形成されている(図8のガイド溝部13−3Aと同様の形状である)。
基台30はこの実施形態では金属板製であり、その上に可撓性を有するフレキシブル回路基板50を載置している。基台30及びフレキシブル回路基板50の前記電子部品ケース95の各係止部113に対向する位置にはこれら基台30及びフレキシブル回路基板50を貫通する小孔からなる4つずつの挿通部31,51が形成されている。フレキシブル回路基板50は可撓性を有する絶縁性フイルム(この実施形態ではポリエチレンテレフタレートフイルムであるが、他の各種合成樹脂フイルムであっても良い)の上面の前記4つの挿通部51の中央の位置(前記摺動子93に対向する位置)に摺動子93の摺動冊子107が摺接する2本の摺接パターン53を設けて構成されている。摺接パターン53は摺動冊子107がその上を摺動することでスイッチが切り換わるスイッチパターンで構成しても良いし、抵抗値が変化する抵抗体パターンで構成しても良く、さらにそれら以外の各種機能を有するパターンで構成しても良い。
そして電子部品1−1を組み立てるには、まず図3において操作型物91の摺動子取付面101に摺動子93を設置し、その際摺動子取付面101に設けた取付部103を摺動子93の係合部109に挿入し、取付部103の先端を熱カシメすることで両者を一体化する。次にこの操作型物91を電子部品ケース95に収納し、その際操作型物91のレバー部99を電子部品ケース95のレバー挿通部111に配置し、この状態の電子部品ケース95を図4に示すフレキシブル回路基板50上に載置する。これによって電子部品ケース95の各係止部113はフレキシブル回路基板50及び基台30の挿通部51,31に挿入される。そして基台30の下面から突出する前記各係止部113の先端を基台30の下面に折り曲げることで、図1に示すように下側部材であるフレキシブル回路基板50及び基台30上に電子部品本体部90を一体に取り付ける。このとき摺動子93の摺動冊子107はフレキシブル回路基板50の摺接パターン53に弾接する。
次にフレキシブル回路基板50上の電子部品本体部90の側部に操作つまみ70を設置し、その際電子部品本体部90の側壁から突出するレバー部99を操作つまみ70のレバー係止部81に係止する。このとき操作つまみ70の第1当接部75の下辺(摺接辺)がフレキシブル回路基板50の上面に当接する。次に上側部材であるケース10をフレキシブル回路基板50上に被せ、このケース10を図示しない所定部分で下側部材であるフレキシブル回路基板50及び基台30に固定する。このとき操作つまみ70のつまみ部73はケース10の挿通部11に挿入され、同時に操作つまみ70のつまみ本体71の上部はケース10のガイド溝部13に挿入される。これによって図1に示す電子部品1−1が完成する。同図に示すように上側部材であるケース10と下側部材であるフレキシブル回路基板50及び基台30の間には移動体である操作つまみ70を収納する空間からなる移動体設置部A−1が形成され、この移動体設置部A−1に操作つまみ70(そのつまみ本体71)が移動(スライド移動)自在に設置される。
以上のように構成された電子部品1−1においてケース10の挿通部11から露出するつまみ部73をそのスライド移動方向にスライド移動すると、操作つまみ70と一体に係合されたレバー部99によって操作つまみ70の移動と共に操作型物91が移動し、摺動子93の摺動冊子107がフレキシブル回路基板50の摺接パターン53上を摺動し、その電気的出力を変化する。
一方図2に示すように電子部品1−2も、電子部品1−1と同様に、上側部材であるケース10−2と、下側部材である基台30−2及び回路基板(以下「フレキシブル回路基板」という)50−2との間に、空間からなる移動体設置部A−2を形成し、この移動体設置部A−2に電子部品1−1で用いた操作つまみ70と同一の寸法形状の操作つまみ70をスライド移動(移動方向は図2の紙面手前奥方向)自在に設置し、さらにケース10−2と基台30−2及びフレキシブル回路基板50−2の間の前記操作つまみ70(正確にはつまみ本体部71)の移動方向の側部に、この操作つまみ70によって移動操作されて電気的出力を変化する電子部品1−1の電子部品本体部90と同一寸法形状構造の電子部品本体部90を設置して構成されている。
図5は電子部品1−2の分解斜視図である。ケース10−2は図2,図5に示すように合成樹脂の成形板であり、この実施形態ではその表面を装飾してなる外装ケースである。ケース10−2の操作つまみ70のつまみ部73に対向する位置には、つまみ部73を挿入すると共につまみ部73をそのスライド移動方向に向けて所定距離移動できる寸法の挿通部11−2が設けられている。また図2に示すようにケース10−2の下面の挿通部11−2の周囲には、つまみ本体部71の上部の一部を収納する凹状のガイド溝部13−2が設けられている。ガイド溝部13−2は操作つまみ70がそのスライド移動方向にのみガイドされて移動自在となるようにつまみ本体部71のスライド移動方向の長さ寸法よりも少し長く形成されている(図8のガイド溝部13−3Bと同様の形状である)。
基台30−2はこの実施形態では金属板製であり、その上に可撓性を有するフレキシブル回路基板50−2を載置している。基台30−2及びフレキシブル回路基板50−2の電子部品ケース95の各係止部113に対向する位置にはこれら基台30−2及びフレキシブル回路基板50−2を貫通する小孔からなる4つずつの挿通部31−2,51−2が形成されている。フレキシブル回路基板50−2は可撓性を有する絶縁性フイルム(この実施形態ではポリエチレンテレフタレートフイルムであるが、他の各種合成樹脂フイルムであっても良い)の上面の前記4つの挿通部51−2の中央の位置(摺動子93に対向する位置)に摺動子93の摺動冊子107が摺接する2本の摺接パターン53−2を設けて構成されている。摺接パターン53−2は摺動冊子107がその上を摺動することでスイッチが切り換わるスイッチパターンで構成しても良いし、抵抗値が変化する抵抗体パターンで構成しても良く、さらにそれら以外の各種機能を有するパターンで構成しても良い。そしてフレキシブル回路基板50−2及び基台30−2の移動体設置部A−2に面する部分(操作つまみ70が載置される部分)には前記操作つまみ70に設けた異なる高さの第1,第2当接部75,79の内、高さの高い方の一対の第1当接部75を挿入するスライド方向に延びる一対のスリット状の当接部挿入部55−2,33−2が設けられている。当接部挿入部55−2,33−2は同一形状であり、何れも操作つまみ70のスライド移動方向に向けて延びている。
そして電子部品1−2を組み立てるには、電子部品1−1の場合と同様に、摺動子93を取り付けた操作型物91を電子部品ケース95に収納し、この電子部品ケース95を図5に示す基台30−2上に載置されたフレキシブル回路基板50−2上に載置する。これによって電子部品ケース95の各係止部113はフレキシブル回路基板50−2及び基台30−2の挿通部51−2,31−2に挿入され、基台30−2の下面から突出する前記各係止部113の先端を基台30−2の下面に折り曲げることで、図2に示すように下側部材であるフレキシブル回路基板50−2及び基台30−2上に電子部品本体部90を一体に取り付ける。このとき摺動子93の摺動冊子107はフレキシブル回路基板50−2の摺接パターン53−2に弾接する。
次にフレキシブル回路基板50−2上の電子部品本体部90を設置したその側部に操作つまみ70を設置し、その際電子部品本体部90の側壁から突出するレバー部99を操作つまみ70のレバー係止部81に係止する。このとき操作つまみ70の左右一対ずつの第1当接部75は一対の当接部挿入部55−2,33−2内に挿入され、同時に第2当接部79の下辺(摺接辺)がフレキシブル回路基板50−2の上面に当接する。
次に上側部材であるケース10−2をフレキシブル回路基板50−2上に被せ、このケース10−2を図示しない所定部分で下側部材であるフレキシブル回路基板50−2及び基台30−2に固定する。このとき操作つまみ70のつまみ部73はケース10−2の挿通部11−2に挿入され、同時に操作つまみ70のつまみ本体71の上部はケース10−2のガイド溝部13−2に挿入される。これによって図2に示す電子部品1−2が完成する。同図に示すように上側部材であるケース10−2と下側部材であるフレキシブル回路基板50−2及び基台30−2の間には移動体である操作つまみ70を収納する空間からなる移動体設置部A−2が形成され、この移動体設置部A−2に操作つまみ70(そのつまみ本体71)が移動(スライド移動)自在に設置される。
以上のように構成された電子部品1−2においてケース10−2の挿通部11−2から露出するつまみ部73をそのスライド移動方向にスライド移動すると、操作つまみ70と一体に係合されたレバー部99によって操作つまみ70の移動と共に操作型物91が移動し、摺動子93の摺動冊子107がフレキシブル回路基板50−2の摺接パターン53−2上を摺動し、その電気的出力を変化する。操作つまみ70のスライド移動の際、第1当接部75は当接部挿入部55−2,33−2内を移動する。
以上説明したように本実施形態によれば、移動体である操作つまみ70に異なる高さを有する第1,第2当接部75,79を設けたので、この操作つまみ70を設置する上側部材であるケース10,10−2と下側部材である基台30,30−2及びフレキシブル回路基板50,50−2との離間距離L1,L2が異なっていても、同一の操作つまみ70を設置することができる。つまり共通の操作つまみ70を使用することができるので、上側部材であるケース10(操作つまみ70のつまみ本体部71の上面が当接する面)と下側部材であるフレキシブル回路基板50(その上面)の離間距離L1,L2が異なる毎に異なる寸法の操作つまみ70を用意する必要はなく、その分製造コストを低減化でき、また組み立てる電子部品1−1,1−2毎に寸法の異なる操作つまみ70を選択する必要がなくなるので組み立て作業も容易になる。このとき基台30−2及びフレキシブル回路基板50−2に当接部挿入部55−2,33−2を設けたので、基台30−2及びフレキシブル回路基板50−2に当接させる第2当接部79よりも高さの高い第1当接部75をこの当接部挿入部55−2,33−2に挿入することができ、従って容易に高さの異なる第1,第2当接部75,79を有する操作つまみ70を移動体設置部A−2に設置することができる。またこの実施形態によれば、ケース10,10−2と基台30,30−2及びフレキシブル回路基板50,50−2の間の操作つまみ70の移動方向の側部に、この操作つまみ70によって移動操作されて電気的出力を変化する電子部品本体部90設置したので、操作つまみ70の真下に電子部品本体90を設置する場合に比べ、ケース10,10−2と基台30,30−2及びフレキシブル回路基板50,50−2の間の薄い隙間(空間)の中に電子部品1−1,1−2を設置することができる。
またこの実施形態によれば、高さの高い第1当接部75を外側に、高さの低い第2当接部79を内側に配置しているが、このように第1,第2当接部75,79を配置したので、操作つまみ70の横ブレ(操作つまみ70のスライド移動方向に向かって左右に揺動する揺れ)を効果的に防止できる。即ち、図1に示すように第1当接部75がフレキシブル回路基板50上に当接する場合は一対の第1当接部75間の間隔が大きいので、その横ブレを効果的に防止できる。一方図2に示すように第2当接部79がフレキシブル回路基板50上に当接する場合は、第1当接部75が当接部挿入部55−2,33−2内に入って操作つまみ70をガイドできるのでやはりその横ブレを効果的に防止できる。従って第1,第2当接部75,79の内外を逆に配置した場合に比べてその横ブレを効果的に防止できるのである。またこの実施形態では電子部品本体部90を操作つまみ70の側部に設置したが、操作つまみ70の下面中央に直接摺動子を取り付け、摺動子に対向するフレキシブル回路基板50上に摺接パターンを設けて電子部品本体部を構成することもできる。その場合、もし高さの高い第1当接部75を高さの低い第2当接部79の内側に設置すると、フレキシブル回路基板50に設ける当接部挿入部55−2がこの摺接パターンに接近して設置されることになるので、摺接パターンに対して悪影響(例えば当接部挿入部55−2をカットした際に生じるその周囲の小さいしわが摺接パターンと摺動子間の摺接状態を不安定にする等)を与える恐れがある。これに対して第1当接部75を第2当接部79の外側に配置すればこのような問題も生じない。
図6は前記両電子部品1−1,1−2を同一のケース10−3内に隣接して設置した電子部品1−3を示す概略断面図、図7は電子部品1−3に用いる基台30−3及びフレキシブル回路基板50−3を示す要部斜視図、図8は電子部品1−3に用いるケース10−3をその下面側から見た要部斜視図である。なおこの電子部品1−3において前記電子部品1−1,1−2と同一部分については同一の符号を付してその詳細な説明は省略する。
図6に示すように電子部品1−3は、上側部材であるケース10−3と下側部材である基台30−3及びフレキシブル回路基板50−3の間の複数箇所(この実施形態では二箇所)に移動体設置部A−1,A−2を設け、且つこれら移動体設置部A−1,A−2におけるケース10−3(操作つまみ70のつまみ本体部71の上面を当接する面)とフレキシブル回路基板50−3(その上面)間の離間距離L1,L2を異ならせ、これら複数の移動体設置部A−1,A−2にそれぞれ同一形状の前記操作つまみ70を移動自在に設置している。
ケース10−3は図6,図8に示すように合成樹脂の成形板であり、この実施形態ではその表面を装飾してなる外装ケースである。ケース10−3の一対の操作つまみ70のつまみ部73に対向する位置には、つまみ部73を挿入すると共につまみ部73をそのスライド方向に向けて所定距離移動できる寸法の一対の挿通部11−3A,11−3Bが隣接して設けられている。ケース10−3の下面の挿通部11−3A,11−3Bの周囲には、つまみ本体部71の上部の一部を収納する凹状のガイド溝部13−3A,13−3Bが設けられている。両ガイド溝部13−3A,13−3Bはそれぞれ操作つまみ70がそのスライド方向にのみ移動自在となるようにつまみ本体部71のスライド方向の長さ寸法よりも少し長く形成され、且つ両者は略平行に配置されている。ケース10−3は電子機器の外装を構成するので所望の湾曲形状となっており、このためその下側に設置するフレキシブル回路基板50−3の上面との離間距離が各部で少しずつ異なっている。
基台30−3はこの実施形態では金属板製であり、その上に可撓性を有するフレキシブル回路基板50−3を載置している。基台30−3及びフレキシブル回路基板50−3の前記両移動体設置部A−1,A−2に対向する面a−1,a−2は、両者の面の間に段差部を設けることで、少しその高さに違いを設け、移動体設置部A−2に対向する面a−2の方を少し低くしている。基台30−3及びフレキシブル回路基板50−3の両面a−1,a−2にそれぞれ設置する一対の電子部品ケース95の各係止部113に対向する位置には基台30−3及びその上に載置したフレキシブル回路基板50−3を貫通する小孔からなる4つずつの挿通部31−3,51−3が形成されている。フレキシブル回路基板50−3は可撓性を有する絶縁性フイルム(この実施形態ではポリエチレンテレフタレートフイルムであるが、他の各種合成樹脂フイルムであっても良い)の上面の前記4つずつの挿通部51−3の中央の位置(各摺動子93に対向する位置)にそれぞれ摺動子93の摺動冊子107が摺接する2本ずつの摺接パターン53−3A,53−3Bを設けて構成されている。各摺接パターン53−3A,53−3Bは摺動冊子107がその上を摺動することでスイッチが切り換わるスイッチパターンで構成しても良いし、抵抗値が変化する抵抗体パターンで構成しても良く、さらにそれ以外の各種機能を有するパターンで構成しても良い。フレキシブル回路基板50−3及び基台30−3の一方の面a−2には操作つまみ70に設けた異なる高さの第1,第2当接部75,79の内、高さの高い方の一対の第1当接部75を挿入するスライド方向に延びる一対のスリット状と切り欠き状の当接部挿入部33−3,55−3が設けられている。
そして電子部品1−3を組み立てるには、電子部品1−1,1−2の場合と同様、摺動子93を取り付けた一対の操作型物91をそれぞれ電子部品ケース95に収納してこれら電子部品ケース95をそれぞれ図7に示す基台30−3上に載置したフレキシブル回路基板50−3の面a−1,a−2上に載置し、電子部品ケース95の各係止部113をフレキシブル回路基板50−3及び基台30−3の各挿通部51−3,31−3に挿入し、基台30−3の下面から突出する各係止部113の先端を基台30−3の下面に折り曲げ、図6に示すように基台30−3及びフレキシブル回路基板50−3の面a−1,a−2上にそれぞれ電子部品本体部90を一体に取り付ける。このとき各摺動子93の摺動冊子107はフレキシブル回路基板50−3の各摺接パターン53−3A,53−3Bに弾接する。
次にフレキシブル回路基板50−3上の各電子部品本体部90の側部にそれぞれ操作つまみ70を設置し、その際各電子部品本体部90の側壁から突出するレバー部99をそれぞれ操作つまみ70のレバー係止部81に係止する。このとき一方(図6の左側)の操作つまみ70の第1当接部75の下辺(摺接辺)はフレキシブル回路基板50−3の面a−1上に当接する。また他方(図6の右側)の操作つまみ70の第1当接部75は一対の当接部挿入部55−3,33−3内に挿入され、同時に第2当接部79の下辺(摺接辺)がフレキシブル回路基板50−3の面a−2上に当接する。
次に上側部材であるケース10−3をフレキシブル回路基板50−3上に被せ、このケース10−3を図示しない所定部分で下側部材であるフレキシブル回路基板50−3及び基台30−3に固定する。このとき各操作つまみ70のつまみ部73はケース10−3の一対の挿通部11−3A,11−3Bにそれぞれ挿入され、同時に各操作つまみ70のつまみ本体71の上部はケース10−2の一対のガイド溝部13−3A,13−3Bにそれぞれ挿入される。これによって図6に示す電子部品1−3が完成する。
以上のように構成された電子部品1−3においてケース10−3の各挿通部11−3A,11−3Bから露出するつまみ部73をスライド操作することで、フレキシブル回路基板50−3の各摺接パターン53−3A,53−3Bの電気的出力が変化することは電子部品1−1,1−2の場合と同様である。
以上説明したように本実施形態によれば、1つの電子部品1−3の中に上側部材であるケース10−3と下側部材である基台30−3及びフレキシブル回路基板50−3間の離間距離L1,L2が異なる複数の移動体設置部A−1,A−2を設けていても、これらに同一形状の操作つまみ70を設置することができる。従って電子部品1−3の製造コストを低減化でき、また電子部品1−3の組み立て作業も容易になる。
以上本発明の実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲、及び明細書と図面に記載された技術的思想の範囲内において種々の変形が可能である。なお直接明細書及び図面に記載のない何れの形状・構造・材質であっても、本願発明の作用・効果を奏する以上、本願発明の技術的思想の範囲内である。例えば上記実施形態では2つの異なる離間距離L1,L2の部分に同一形状の操作つまみ70を設置したが、3つ以上の異なる複数の離間距離の部分にそれぞれ同一形状の操作つまみを設置してもよい。この場合、操作つまみ70に設ける当接部の異なる高さの数は、異なる離間距離の数と同じにすればよい。上側部材や下側部材は、必ずしも外装ケースとなるケースやフレキシブル回路基板及び基台に限定されるものではなく、他の各種部材であっても良い。フレキシブル回路基板は硬質回路基板であっても良く、その場合基台が不要となる場合もある。
なお本実施形態では同一の電子部品本体部90を用いたが、各電子部品本体部90は異なる形状,構造,機能のものであっても良い。本発明を適用する移動体は必ずしも操作つまみ70に限定されるものではなく、例えば図1等に示す操作型物91に本発明を適用しても良い。また回転つまみに本発明を適用しても良い。要は上側部材と下側部材の間に移動自在(回転を含む)に設置される移動体であれば本発明を適用できる。また当接部挿入部33−2は貫通孔でなく、凹部であっても良い。
1−1 電子部品
10 ケース(上側部材)
30 基台(下側部材)
50 フレキシブル回路基板(下側部材)
70 操作つまみ(移動体)
75 第1当接部(当接部)
79 第2当接部(当接部)
90 電子部品本体部
L1 離間距離
A−1 移動体設置部
1−2 電子部品
10−2 ケース(上側部材)
30−2 基台(下側部材)
33−2 当接部挿入部
50−2 フレキシブル回路基板(下側部材)
55−2 当接部挿入部
L2 離間距離
A−2 移動体設置部
1−3 電子部品
10−3 ケース(上側部材)
30−3 基台(下側部材)
50−3 フレキシブル回路基板(下側部材)
10 ケース(上側部材)
30 基台(下側部材)
50 フレキシブル回路基板(下側部材)
70 操作つまみ(移動体)
75 第1当接部(当接部)
79 第2当接部(当接部)
90 電子部品本体部
L1 離間距離
A−1 移動体設置部
1−2 電子部品
10−2 ケース(上側部材)
30−2 基台(下側部材)
33−2 当接部挿入部
50−2 フレキシブル回路基板(下側部材)
55−2 当接部挿入部
L2 離間距離
A−2 移動体設置部
1−3 電子部品
10−3 ケース(上側部材)
30−3 基台(下側部材)
50−3 フレキシブル回路基板(下側部材)
Claims (4)
- 上側部材と下側部材の間に形成した移動体設置部に移動体を移動自在に設置すると共に、
前記移動体には前記上側部材と下側部材の離間距離に応じて下側部材に当接する異なる高さを有する複数の当接部を設けたことを特徴とする電子部品。 - 前記移動体設置部に面する下側部材には前記異なる高さの当接部の内、何れかの当接部を挿入する当接部挿入部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の電子部品。
- 前記上側部材と下側部材の間の前記移動体の移動方向の側部に、この移動体によって移動操作されて電気的出力を変化する電子部品本体部を設置したことを特徴とする請求項1又は2に記載の電子部品。
- 前記移動体設置部は前記上側部材と下側部材の間の複数箇所に設けられ、且つこれら移動体設置部における上側部材と下側部材間の離間距離を異ならせ、
これら複数の移動体設置部にそれぞれ同一形状の前記移動体を移動自在に設置したことを特徴とする請求項1又は2又は3に記載の電子部品。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2007126339A JP2008282700A (ja) | 2007-05-11 | 2007-05-11 | 電子部品 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2007126339A JP2008282700A (ja) | 2007-05-11 | 2007-05-11 | 電子部品 |
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| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2008282700A true JP2008282700A (ja) | 2008-11-20 |
Family
ID=40143339
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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| JP2007126339A Pending JP2008282700A (ja) | 2007-05-11 | 2007-05-11 | 電子部品 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2008282700A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2018059008A1 (zh) * | 2016-09-27 | 2018-04-05 | 西安中兴新软件有限责任公司 | 一种防水推钮开关结构及移动终端 |
-
2007
- 2007-05-11 JP JP2007126339A patent/JP2008282700A/ja active Pending
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|---|---|---|---|---|
| WO2018059008A1 (zh) * | 2016-09-27 | 2018-04-05 | 西安中兴新软件有限责任公司 | 一种防水推钮开关结构及移动终端 |
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