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JP2008280662A - コールドオフセット印刷用新聞用紙 - Google Patents

コールドオフセット印刷用新聞用紙 Download PDF

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JP2008280662A
JP2008280662A JP2007319073A JP2007319073A JP2008280662A JP 2008280662 A JP2008280662 A JP 2008280662A JP 2007319073 A JP2007319073 A JP 2007319073A JP 2007319073 A JP2007319073 A JP 2007319073A JP 2008280662 A JP2008280662 A JP 2008280662A
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Yuichiro Otsu
裕一郎 大津
Manabu Yamamoto
学 山本
Hiroyuki Wakasa
浩之 若狭
Hitoshi Okada
比斗志 岡田
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Oji Paper Co Ltd
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Abstract

【課題】高い白色度、高い印刷後不透明度、印刷適性および高速印刷に耐えうる表面強度を有する、コールドオフセット印刷用新聞用紙を提供することにある。
【解決手段】原紙と、原紙の少なくとも片面に顔料と接着剤を主成分とする表面処理剤を少なくとも一層塗布、乾燥してなるコールドオフセット印刷用新聞用紙であって、原紙には、比表面積が15〜100m2/g、かつ細孔径が0.15〜0.80μm、かつ平均粒子径が40μm以下である二酸化ケイ素、またはケイ酸塩から形成されたケイ素含有多孔性粒子を、紙中填料率として0.5〜10.0質量%含有する。
【選択図】なし

Description

本発明は、高い白色度でありながら高い印刷後不透明度、印刷適性および内部結合強度、表面強度を有する、コールドオフセット印刷用新聞用紙を提供することにある。
近年、新聞印刷はカラー化高速化が急速に進んでおり、その結果として、印刷媒体である用紙に関しても、より優れたカラー印刷適性や印刷作業性を有する新聞用紙が求められている。新聞用紙のカラー印刷は、新聞印刷という即時多量印刷の必要性とコストの問題から浸透乾燥型のインキをコールドセット型高速輪転印刷機で印刷するという条件で行わなければならない。
従来の新聞用紙では、カラー印刷した場合に、用紙の同一表面に多量のインキが付与されるためセットオフ、裏抜けなどの問題が発生しやすく、通常の印刷用塗工紙に比べて色や鮮明性が著しく劣るものであった。また白色度の高いコールドオフセット印刷用新聞用紙は鮮明性には優れるものの、裏抜けの課題を解決するのが困難な状況である。
新聞用紙の印刷を含め、近年の商業印刷方式は、オフセット印刷が主流となっている。オフセット印刷は通常刷版を作成し、刷版に湿し水とインキを供給して印刷する方式である。刷版は平版であり、刷版上で非画線部は親水性の表面になるように処理され、画線部は親油性の表面となるように処理されている。この刷版に湿し水とインキを供給すると、非画線部には水が、画線部にはインキが付着した状態となり、この刷版よりブランケットを介して紙にインキを転移させて印刷する。
中でも新聞印刷では、その情報伝達の速さを求められるため、他のオフセット印刷よりも高速で印刷される。そのため用紙には、表面強度が強いことが要求される。また、湿し水が用紙表面に付着するために、内部結合強度あるいは表面強度が弱い用紙を使用すると、紙粉がブランケットに堆積したり、インキに混入することにより、印刷面に所謂カスレを生じるトラブルが起こる場合がある他、紙切れトラブルが起こる場合がある。
また、近年、新聞用紙には軽量化が求められており、これに伴い、印刷後も高い不透明度を維持しうる用紙の要求が強まっており、紙の不透明度を高めるために、ホワイトカーボン、炭酸カルシウム、酸化チタンあるいはタルク等の無機顔料が抄紙時の填料として多く使われるようになった。これらの無機顔料は、繊維間結合力を阻害し、内部結合力、表面強度を低下させる要因となる。また、環境面で重要視されているDIP(脱墨古紙パルプ)の高率配合化はDIPがGPやRGP、TMP等のメカニカルパルプに比較し、不透明度が出難く、不透明度の改良とDIPの高率配合化を両立させるのが極めて困難なのが実状である。
上記の如き課題を改善するために種々の提案がなされており、例えば、高粘度澱粉と低粘度澱粉をブレンドした紙塗工用澱粉組成物を表面処理剤として用いることで、表面強度や紙力を向上させ、且つ水に対して溶出性の少ない皮膜を形成すると共に、填料との親和性を向上させる方法(特許文献1参照)が提案されている。しかし、提案されている方法では、インキ着肉性や印刷後不透明度を高める効果はなく、また、ブランケットパイリングの抑制効果が十分ではない。さらに、水切れ断紙を防止する効果も殆どなく、印刷作業性に問題がある。
さらにインキ着肉性や印刷後不透明度を向上する手段としては、各種顔料を塗布する方法が提案されている。サチンホワイトや水和珪酸、中空有機顔料の塗布は、少量の塗布量で白色度、不透明度、印刷後不透明度への改善効果が認められるが、接着剤との結合強度が弱く、ブランケットパイリングが悪化するため、接着剤比率の増加が必要となり、結果的に不透明度への効果が小さくなり、コスト的にも好ましくない(特許文献2,3,4参照)。
吸油量が65cc/以上の顔料を含有する塗工層を設けた方法(特許文献5参照)が提案されているが、吸油量が高い顔料を含む塗工層は、湿潤状態での表面強度が弱くなる傾向があり、印刷機のブランケットへの顔料パイリングを起こしやすい。また、印刷インキを多量に転移するため、印刷インキ量が多くなり、カラー印刷では、インキセットが遅くなる問題点があった。また、原紙の動的濡れ値を規定し、カオリンと平均粒径を規定した不定形顔料を併用することにより、インキセット適性やインキ濃度を向上させる技術が開示されている(特許文献6参照)が、この方法を用いてもカラー印刷では、インキセットが遅くなる問題が発生することがあった。また、微塗工紙の紙中水分を4.5%以下とすることでインキセットが良好となる方法(特許文献7)が開示されているが、紙中水分が4.5%以下では、印刷工程で急激な吸湿が起こり、シワや紙流れが発生する恐れがある。
以上のように、印刷後不透明度を含む印刷面品質を著しく向上させ、さらに表面強度を高くし、パイリングを防止でき、さらに高い内部結合強度を有することは従来の方法では限界があり、目標とする高いレベルの品質を得ることは困難であった。
特開平5−195489号公報 特開2000−34694号公報 特開2001−164494号公報 特開2000−314097号公報 特開平1−174697号公報 特開平4−57988号公報 特開2003−286686号公報
本発明は、高い白色度を有する コールドオフセット印刷用新聞用紙において、高い印刷後不透明度、印刷適性および高速印刷に耐えうる表面強度を有する、 コールドオフセット印刷用新聞用紙を提供することにある。
原紙と、原紙の少なくとも片面に顔料と接着剤を主成分とする表面処理剤を少なくとも一層塗布、乾燥してなるコールドオフセット印刷用新聞用紙であって、原紙には、比表面積が15〜150m/g、かつ細孔径が0.15〜0.80μmであり、平均粒径が40μm以下である二酸化ケイ素、またはケイ酸塩から形成されたケイ素含有多孔性粒子を、紙中填料率として0.5〜10.0質量%含有し、好ましくは、該ケイ素含有多孔性粒子の細孔体積が4.0ml/g未満であり、表面処理剤の乾燥塗布量が片面2.0g/m以下で、かつ白色度が65%以上であることが好ましい。
本発明に係る コールドオフセット印刷用新聞用紙は、白色度が高く、高い印刷後不透明度やインキ着肉性をはじめとする印刷品質が著しく向上し、かつ、表面強度が強く、印刷適性についても優れた特性を有する。
本発明者らは係るコールドオフセット印刷用新聞用紙において、使用される用紙の特性がセットオフのし易さ、およびコスレ汚れなどの印刷作業性に与える影響について鋭意検討した。その結果コールドオフセット印刷において、その性能が充分発揮されるためには、原紙に内添される多孔性填料の物性を規定すること、その表面特性を向上させることが必要不可欠であり、その多孔性填料の比表面積や表面処理剤の塗工量や顔料とバインダーの配合比を規定することによって印刷面適性と印刷作業性を両立させることを見出し、本発明を完成させるに至った。
本発明で使用する多孔性填料は、比表面積が15〜150m/g、かつ細孔径が0.15〜0.80μmである必要がある。比表面積が10m/g未満および150m/gを超える場合や細孔径が0.15μm未満および0.80μmを超える場合は、凝集構造体の結合力が弱くなり、パルプスラリー調製時およびプレス圧、キャレンダー処理圧力で潰れやすく、紙に内添した際の吸油性が不十分となるため目的とする印刷後不透明度を達成できない他、粒度分布が悪くなり、微細粒子と粗大粒子が多くなり、内部強度および表面強度が低下する。
本発明の多孔性填料は平均粒子径が40μm以下である必要がある。多孔性填料の平均粒子径が40μmを超える場合には、紙面に存在する粗大粒子の脱落に起因して表面強度が低下することがある。なお、本発明における平均粒子径とは、SALD2000J((株)島津製作所製)を用いて、レーザー回折法により測定し、体積積算で50%となる値のことである。また、多孔性填料の粒度分布としては、標準偏差(σ)が0.490以下であることが好ましく、さらには0.400以下であることが好ましい。このような粒度分布であれば、粗大粒子および微細粒子が共により少なくなり、紙に配合した際に、より優れた表面強度が得られる。
本発明の多孔性填料は細孔体積が4.0ml/g未満が好ましい。更に好ましくは1.5ml/g以上4.0ml/g未満である。細孔の積算体積が1.5ml/g未満の場合、ケイ素含有多孔性粒子の凝集構造体の結合は強いものの、印刷時のインキ中の樹脂成分の吸収能に余力がなく、目的とする印刷後不透明度を達成できない可能性がある。また細孔の積算体積が4ml/g以上の場合は、ケイ素含有多孔性粒子の凝集構造体の結合力が弱くなり、パルプスラリー調製時およびプレス圧、キャレンダー処理圧力で潰れやすく、インキ中の樹脂成分の吸収能が低下してしまい、紙に内添した際の目的となる印刷後不透明度が達成できなくなるだけでなく、填料の透明性が向上し、紙に抄き込んだ場合、不透明度が低下する。
原紙中の多孔性填料の含有率は0.5〜10.0質量%である必要がある。多孔性填料の含有率が0.5質量%以上であれば、良好な印刷後不透明度を得ることが判明した。含有率が10.0質量%以下であれば、良好な内部結合強度および表面強度を得ることが判明した。
原紙には、抄紙適性や原紙の強度特性を調節する目的で、上記多孔性填料以外の他の填料、例えば、タルク、カオリン、重質炭酸カルシウム、軽質炭酸カルシウム、酸化チタン等が含まれてもよい。
原紙の坪量は40〜100g/mであることが好ましく、原紙の不透明性およびハンドリングの点から、40〜85g/mであることがより好ましい。
本発明で用いる珪素含有多孔性粒子は、鉱酸溶液および鉱酸の金属塩溶液を添加し、中和して、一定の電解質の存在下でケイ素含有粒子を析出させる製造法で得られるものが好ましい。
ここで、ケイ酸アルカリ水溶液としては特に制限されないが、ケイ酸ナトリウム水溶液またはケイ酸カリウム水溶液が好ましい。ケイ酸アルカリ水溶液の濃度は、多孔性填料が効率的に製造できることから、3〜15%であることが好ましく、ケイ酸アルカリ水溶液がケイ酸ナトリウム水溶液の場合には、SiO/NaOモル比が2.0〜3.4であることが好ましい。
また優れたカラー印刷適性及び良好な印刷作業性となるコールドオフセット印刷用新聞用紙を提供するためには、原紙上に顔料、バインダーを含有する表面処理剤を塗布、乾燥せしめて成る塗工層を設けることが必要である。本発明においては、少なくとも原紙の一方の面に2.0g/m以下、好ましくは1.0〜1.5g/mの塗工層を有することにより、良好なインキ着肉性及び白色度、印刷物のベタツキが少ない(セットオフし難い)、高白コールドオフセット印刷用紙が得られる。表面処理剤の塗工量が2.0g/mより多い場合、印刷後のコスレ汚れの起こる可能性やセットオフが劣り、印刷面品質上の問題が起こる可能性がある。また適当なパルプ配合と塗工層をもって成すコールドオフセット印刷用新聞用紙の白色度が65%未満の場合は、満足できるカラー印刷適性を得られない可能性がある。
表面処理剤中に用いられる顔料としては、カオリンなどのクレー類、炭酸カルシウム、ケイ酸塩の中から選ばれた一つあるいは複数の物を主顔料として、総顔料の50重量%以上、好ましくは80重量%以上配合することが望ましい。一般塗被紙の製造分野で使用されている塗被紙用顔料、例えばクレー、焼成カオリン、無定形シリカ、酸化亜鉛、酸化アルミニウム、水酸化アルミニウム、重質炭酸カルシウム、二酸化チタン、珪酸アルミニウム、珪酸マグネシウム、炭酸マグネシウム、サチンホワイト等の無機顔料、およびプラスチックピグメント等を副顔料として、1種以上を適宜混合して使用することができる。
本発明で顔料と併用されるバインダーとしては、澱粉類および合成ラテックス類を含むことが必要である。これらのバインダーは顔料との相溶性が良好で、塗布時に凝集などを起し難いため、特に好ましく用いられる。澱粉類は、親水性成分である繊維との接着能力が高く、固形分塗工量が片面あたり2.0g/m以下となるような少ない塗工量の場合において紙表面から脱落し易い微細繊維なども強力に接着するため好ましい。前記澱粉類としては、酵素変性澱粉、酸化澱粉、エーテル化澱粉、エステル化澱粉、カチオン化澱粉、疎水化澱粉などが例示される。なお、カルボキシメチルセルロース、メチルセルロース、ヒドロキシアルキルセルロースなどの水溶性セルロース化合物、ポリビニルアルコール化合物やポリアクリルアミド類、カゼイン、大豆蛋白、合成蛋白などの蛋白質類などの通常の塗工紙用接着剤を一種類以上併用しても良い。
本発明の コールドオフセット印刷用新聞用紙には、本発明の効果を妨げない範囲において、青系統或いは紫系統の染料や有色顔料、蛍光染料、増粘剤、保水剤、酸化防止剤、老化防止剤、導電処理剤、消泡剤、紫外線吸収剤、分散剤、pH調整剤、離型剤、耐水化剤、撥水剤等の各種助剤を適宜配合することができる。
本発明で用いる コールドオフセット印刷用新聞用紙の原紙としては、原料パルプとして化学パルプ(NBKP、LBKP等)、機械パルプ(GP、CGP、RGP、PGW、TMP等)、脱墨古紙パルプ(DIP等)等を単独または任意の比率で混合して使用される。また、ホワイトカーボン、クレー、無定形シリカ、タルク、酸化チタン、炭酸カルシウムなどの製紙用填料が抄紙時に添加される。また、必要に応じて、内添サイズ剤、定着剤、紙力増強剤、歩留り向上剤、耐水化剤、紫外線吸収剤等の公知公用の抄紙用薬品が適宜添加され、公知公用の抄紙機にて抄紙される。原紙の抄造条件についても、特に限定はない。抄紙機としては、例えば、長網式抄紙機、ギャップフォーマー型抄紙機、円網式抄紙機、短網式抄紙機等の商業規模の抄紙機が、目的に応じて適宜選択して使用できる。
表面処理剤組成物を新聞用紙原紙へ塗布するための塗工装置としては、特に限定されるものではないが、例えばインクラインまたはバーティカルツーロールサイズプレス、ブレードメタリングサイズプレス、ロッドメタリングサイズプレス、ゲートロールコーターなどのロールコーター、トレーリング、フレキシブル、ロールアプリケーション、ファウンテンアプリケーション、ショートドゥエル等のベベルタイプやベントタイプのブレードコーターロッドブレードコーター、バーコーター、エアーナイフコーター、カーテンコーター、スプレーコーター、グラビアコーターなどの公知公用の装置が適宜使用される。なお、表面処理剤組成物を塗布後の湿潤塗被層を乾燥する方法としては、例えば、蒸気乾燥、ガスヒーター乾燥、電気ヒーター乾燥、赤外線ヒーター乾燥等の各種方式が採用できる。
本発明の コールドオフセット印刷用新聞用紙の製造に際しては、表面処理剤組成物の塗被層の形成後に、各種キャレンダー装置にて平滑化処理が施されるが、かかるキャレンダー装置としては、スーパーキャレンダー、ソフトキャレンダー、グロスキャレンダー、コンパクトキャレンダー、マットスーパーキャレンダー、マットキャレンダー等の一般に使用されているキャレンダー装置が適宜使用できる。キャレンダー仕上げ条件としては、剛性ロールの温度、キャレンダー圧力、ニップ数、ロール速度、キャレンダー前の紙水分等が、要求される品質に応じて適宜選択される。さらに、キャレンダー装置は、コーターと別であるオフタイプとコーターと一体となっているオンタイプがあるが、どちらにおいても使用できる。使用するキャレンダー装置の材質は、剛性ロールでは金属もしくはその表面に硬質クロムメッキ等で鏡面処理したロールである。弾性ロールはウレタン樹脂、エポキシ樹脂、ポリアミド樹脂、フェノール樹脂、ポリアクリレート樹脂等の樹脂ロール、コットン、ナイロン、アスベスト、アラミド繊維等を成型したロールが適宜使用される。なお、キャレンダーによる仕上げ後の塗被紙の調湿、加湿のための水塗り装置、静電加湿装置、蒸気加湿装置等を適宜組合せて使用することも勿論可能である。
以下に、実施例を挙げて本発明を具体的に説明するが、勿論、本発明はそれらに限定されるものではない。なお、特に断らない限り、例中の部および%はそれぞれ質量部、および質量%を示す。また、実施例や比較例で使用した本発明の多孔性填料の平均粒子径、比表面積、細孔体積は以下の方法で測定した。
(原紙層配合の多孔性填料の平均粒径と粒度分布)
平均粒子径はSALD2000J((株)島津製作所製)を用いて、レーザー回折散乱法により測定し、体積積算で50%となる値のことである。また、多孔性填料の粒度分布としては、標準偏差(σ)の値で示した。
(多孔質填料の比表面積、細孔径及び細孔体積)
比表面積は、ポアサイザ9320(島津製作所社製)を用いて、細孔形状が幾何学的な円筒であると仮定した全細孔の表面積で、測定範囲内における圧力と圧入された水銀量の関係から求めた値である。また細孔径も、ポアサイザ9320(島津製作所社製)を用いて、積分比表面積曲線から得られるメジアン細孔直径のことである。
細孔体積は、ポアサイザ9320(島津製作所社製)を用いて水銀圧入法により測定し、細孔直径0.01〜10μmで積算した際の値をいう。
(灰分)
JIS P 8251に基づき525℃で灰化した。
(多孔性填料Aの製造)
水357質量部、5%濃度の硫酸ナトリウム水溶液427質量部、SiO濃度28.8wt/wt%/NaO濃度9.5wt/wt%珪酸ソーダ347質量部を攪拌しながら順次添加した。攪拌しながら温度50℃にし、その後、攪拌翼の周速を10m/秒に調整し、硫酸(濃度20%)91質量部を15分間で添加して1段目の中和を行った後、上記周速の状態で90℃まで昇温した。次いで、このままの温度で20%濃度の硫酸をpH5.5となるまで攪拌しながら添加して2段目の中和を行った。次に上述で得たスラリーを200メッシュ篩で分離、ろ過し、12質量%の多孔性填料スラリーを得た。
得られた多孔性填料を前記レーザー回折散乱式粒度分布計で測定したところ、50%体積積算値の粒子径は、15.5μm、標準偏差は0.356であった。その填料スラリーの一部をろ過し、充分洗浄した後105℃にて乾燥し、比表面積および細孔径を測定したところ、多孔性填料中の比表面積は51m/g、細孔の積算体積は2.82ml/g、細孔径は0.25μmであった。またろ過したスラリーの電解質濃度を測定したところ、69.5g/Lであった。
(多孔性填料Bの製造)
水396質量部、5%濃度の硫酸ナトリウム水溶液666質量部、SiO濃度28.8wt/wt%/NaO濃度9.5wt/wt%珪酸ソーダ347質量部を攪拌しながら順次添加した。攪拌しながら温度50℃にし、その後、攪拌翼の周速を10m/秒に調整し、硫酸(濃度20%)91質量部を15分間で添加して1段目の中和を行った後、上記周速の状態で90℃まで昇温した。次いで、このままの温度で20%濃度の硫酸をpH5.5となるまで攪拌しながら添加して2段目の中和を行った。次に上述で得たスラリーを200メッシュ篩で分離、ろ過し、12質量%の多孔性填料スラリーを得た。
得られた多孔性填料を前記レーザー回折散乱式粒度分布計で測定したところ、50%体積積算値の粒子径は、18.8μm、標準偏差は0.339であった。その填料スラリーの一部をろ過し、充分洗浄した後105℃にて乾燥し、比表面積および細孔径を測定したところ、多孔性填料中の比表面積は81m/g、細孔の積算体積は3.54ml/g、細孔径は0.21μmであった。またろ過したスラリーの電解質濃度を測定したところ、65.1g/Lであった。
(多孔性填料Cの製造)
水646質量部、5%濃度の硫酸ナトリウム水溶液138質量部、SiO濃度28.8wt/wt%/NaO濃度9.5wt/wt%珪酸ソーダ347質量部を攪拌しながら順次添加した。攪拌しながら温度50℃にし、その後、攪拌翼の周速を10m/秒に調整し、硫酸(濃度20%)91質量部を15分間で添加して1段目の中和を行った後、上記周速の状態で90℃まで昇温した。次いで、このままの温度で20%濃度の硫酸をpH5.5となるまで攪拌しながら添加して2段目の中和を行った。次に上述で得たスラリーを200メッシュ篩で分離、ろ過し、12質量%の多孔性填料スラリーを得た。
得られた多孔性填料を前記レーザー回折散乱式粒度分布計で測定したところ、50%体積積算値の粒子径は、15.4μm、標準偏差は0.311であった。その填料スラリーの一部をろ過し、充分洗浄した後105℃にて乾燥し、比表面積および細孔径を測定したところ、多孔性填料中の比表面積は71m/g、細孔の積算体積は3.35ml/g、細孔径は0.22μmであった。またろ過したスラリーの電解質濃度を測定したところ、59.0g/Lであった。
(多孔性填料Dの製造)
水73質量部、5%濃度の硫酸ナトリウム水溶液733質量部、SiO濃度28.8wt/wt%/NaO濃度9.5wt/wt%珪酸ソーダ347質量部を攪拌しながら順次添加した。攪拌しながら温度50℃にし、その後、攪拌翼の周速を10m/秒に調整し、硫酸(濃度20%)65質量部を15分間で添加して1段目の中和を行った後、上記周速の状態で90℃まで昇温した。次いで、このままの温度で20%濃度の硫酸をpH5.5となるまで攪拌しながら添加して2段目の中和を行った。次に上述で得たスラリーを200メッシュ篩で分離、ろ過し、12質量%の多孔性填料スラリーを得た。
得られた多孔性填料を前記レーザー回折散乱式粒度分布計で測定したところ、50%体積積算値の粒子径は、8.5μm、標準偏差は0.287であった。その填料スラリーの一部をろ過し、充分洗浄した後105℃にて乾燥し、比表面積および細孔径を測定したところ、多孔性填料中の比表面積は41m/g、細孔の積算体積は2.03ml/g、細孔径は0.65μmであった。またろ過したスラリーの電解質濃度を測定したところ、79.4g/Lであった。
(多孔性填料Eの製造)
水693質量部、5%濃度の硫酸ナトリウム水溶液102質量部、SiO濃度28.8wt/wt%/NaO濃度9.5wt/wt%珪酸ソーダ347質量部を攪拌しながら順次添加した。攪拌しながら温度50℃にし、その後、攪拌翼の周速を10m/秒に調整し、硫酸(濃度20%)78質量部を15分間で添加して1段目の中和を行った後、上記周速の状態で90℃まで昇温した。次いで、このままの温度で20%濃度の硫酸をpH5.5となるまで攪拌しながら添加して2段目の中和を行った。次に上述で得たスラリーを200メッシュ篩で分離、ろ過し、12質量%の多孔性填料スラリーを得た。
得られた多孔性填料を前記レーザー回折散乱式粒度分布計で測定したところ、50%体積積算値の粒子径は、9.7μm、標準偏差は0.270であった。その填料スラリーの一部をろ過し、充分洗浄した後105℃にて乾燥し、比表面積および細孔径を測定したところ、多孔性填料中の比表面積は60m/g、細孔の積算体積は3.03ml/g、細孔径は0.25μmであった。またろ過したスラリーの電解質濃度を測定したところ、57.2g/Lであった。
(多孔性填料Fの製造)
水23質量部、5%濃度の硫酸ナトリウム水溶液760質量部、SiO濃度28.8wt/wt%/NaO濃度9.5wt/wt%珪酸ソーダ347質量部を攪拌しながら順次添加した。攪拌しながら温度50℃にし、その後、攪拌翼の周速を10m/秒に調整し、硫酸(濃度20%)91質量部を15分間で添加して1段目の中和を行った後、上記周速の状態で90℃まで昇温した。次いで、このままの温度で20%濃度の硫酸をpH5.5となるまで攪拌しながら添加して2段目の中和を行った。次に上述で得たスラリーを200メッシュ篩で分離、ろ過し、12質量%の多孔性填料スラリーを得た。
得られた多孔性填料を前記レーザー回折散乱式粒度分布計で測定したところ、50%体積積算値の粒子径は、43.2μm、標準偏差は0.501であった。その填料スラリーの一部をろ過し、充分洗浄した後105℃にて乾燥し、比表面積および細孔径を測定したところ、多孔性填料中の比表面積は39m/g、細孔の積算体積は2.07ml/g、細孔径は0.61μmであった。
(多孔性填料Gの製造)
水1609質量部、5%濃度の硫酸ナトリウム水溶液40質量部、SiO濃度28.8wt/wt%/NaO濃度9.5wt/wt%珪酸ソーダ347質量部を攪拌しながら順次添加した。攪拌しながら温度50℃にし、その後、攪拌翼の周速を10m/秒に調整し、硫酸(濃度20%)117質量部を15分間で添加して1段目の中和を行った後、上記周速の状態で90℃まで昇温した。次いで、このままの温度で20%濃度の硫酸をpH5.5となるまで攪拌しながら添加して2段目の中和を行った。次に上述で得たスラリーを200メッシュ篩で分離、ろ過し、12質量%の多孔性填料スラリーを得た。
得られた多孔性填料を前記レーザー回折散乱式粒度分布計で測定したところ、50%体積積算値の粒子径は、25.6μm、標準偏差は0.398であった。その填料スラリーの一部をろ過し、充分洗浄した後105℃にて乾燥し、比表面積および細孔径を測定したところ、多孔性填料中の比表面積は125m/g、細孔の積算体積は4.21ml/g、細孔径は0.05μmであった。またろ過したスラリーの電解質濃度を測定したところ、34.0g/Lであった。
(多孔性填料Hの製造)
水9質量部、5%濃度の硫酸ナトリウム水溶液809質量部、SiO濃度28.8wt/wt%/NaO濃度9.5wt/wt%珪酸ソーダ347質量部を攪拌しながら順次添加した。攪拌しながら温度50℃にし、その後、攪拌翼の周速を10m/秒に調整し、硫酸(濃度20%)52質量部を15分間で添加して1段目の中和を行った後、上記周速の状態で90℃まで昇温した。次いで、このままの温度で20%濃度の硫酸をpH5.5となるまで攪拌しながら添加して2段目の中和を行った。次に上述で得たスラリーを200メッシュ篩で分離、ろ過し、12質量%の多孔性填料スラリーを得た。
得られた多孔性填料を前記レーザー回折散乱式粒度分布計で測定したところ、50%体積積算値の粒子径は、16.2μm、標準偏差は0.398であった。その填料スラリーの一部をろ過し、充分洗浄した後105℃にて乾燥し、比表面積および細孔径を測定したところ、多孔性填料中の比表面積は17m/g、細孔の積算体積は1.46ml/g、細孔径は0.64μmであった。またろ過したスラリーの電解質濃度を測定したところ、34.0g/Lであった。
(多孔性填料Iの製造)
水571質量部、5%濃度の硫酸ナトリウム水溶液479質量部、SiO濃度28.8wt/wt%/NaO濃度9.5wt/wt%珪酸ソーダ347質量部を攪拌しながら順次添加した。攪拌しながら温度50℃にし、その後、攪拌翼の周速を10m/秒に調整し、硫酸(濃度20%)104質量部を15分間で添加して1段目の中和を行った後、上記周速の状態で90℃まで昇温した。次いで、このままの温度で20%濃度の硫酸をpH5.5となるまで攪拌しながら添加して2段目の中和を行った。次に上述で得たスラリーを200メッシュ篩で分離、ろ過し、12質量%の多孔性填料スラリーを得た。
得られた多孔性填料を前記レーザー回折散乱式粒度分布計で測定したところ、50%体積積算値の粒子径は、30.2μm、標準偏差は0.454であった。その填料スラリーの一部をろ過し、充分洗浄した後105℃にて乾燥し、比表面積および細孔径を測定したところ、多孔性填料中の比表面積は163m/g、細孔の積算体積は3.85ml/g、細孔径は0.09μmであった。またろ過したスラリーの電解質濃度を測定したところ、59.8g/Lであった。
(多孔性填料Jの製造)
水165質量部、5%濃度の硫酸ナトリウム水溶液496質量部、SiO濃度28.8wt/wt%/NaO濃度9.5wt/wt%珪酸ソーダ347質量部を攪拌しながら順次添加した。攪拌しながら温度50℃にし、その後、攪拌翼の周速を10m/秒に調整し、硫酸(濃度20%)104質量部を15分間で添加して1段目の中和を行った後、上記周速の状態で90℃まで昇温した。次いで、このままの温度で20%濃度の硫酸をpH5.5となるまで攪拌しながら添加して2段目の中和を行った。次に上述で得たスラリーを200メッシュ篩で分離、ろ過し、12質量%の多孔性填料スラリーを得た。
得られた多孔性填料を前記レーザー回折散乱式粒度分布計で測定したところ、50%体積積算値の粒子径は、20.1μm、標準偏差は0.352であった。その填料スラリーの一部をろ過し、充分洗浄した後105℃にて乾燥し、比表面積および細孔径を測定したところ、多孔性填料中の比表面積は42m/g、細孔の積算体積は2.34ml/g、細孔径は0.83μmであった。またろ過したスラリーの電解質濃度を測定したところ、79.1g/Lであった。
(多孔性填料Kの製造)
水293質量部、5%濃度の硫酸ナトリウム水溶液502質量部、SiO濃度28.8wt/wt%/NaO濃度9.5wt/wt%珪酸ソーダ347質量部を攪拌しながら順次添加した。攪拌しながら温度50℃にし、その後、攪拌翼の周速を10m/秒に調整し、硫酸(濃度20%)78質量部を15分間で添加して1段目の中和を行った後、上記周速の状態で90℃まで昇温した。次いで、このままの温度で20%濃度の硫酸をpH5.5となるまで攪拌しながら添加して2段目の中和を行った。次に上述で得たスラリーを200メッシュ篩で分離、ろ過し、12質量%の多孔性填料スラリーを得た。
得られた多孔性填料を前記レーザー回折散乱式粒度分布計で測定したところ、50%体積積算値の粒子径は、14.4μm、標準偏差は0.441であった。その填料スラリーの一部をろ過し、充分洗浄した後105℃にて乾燥し、比表面積および細孔径を測定したところ、多孔性填料中の比表面積は13m/g、細孔の積算体積は2.08ml/g、細孔径は0.77μmであった。またろ過したスラリーの電解質濃度を測定したところ、71.7g/Lであった。
(多孔性填料Lの製造)
水507質量部、5%濃度の硫酸ナトリウム水溶液555質量部、SiO濃度28.8wt/wt%/NaO濃度9.5wt/wt%珪酸ソーダ347質量部を攪拌しながら順次添加した。攪拌しながら温度50℃にし、その後、攪拌翼の周速を10m/秒に調整し、硫酸(濃度20%)91質量部を15分間で添加して1段目の中和を行った後、上記周速の状態で90℃まで昇温した。次いで、このままの温度で20%濃度の硫酸をpH5.5となるまで攪拌しながら添加して2段目の中和を行った。次に上述で得たスラリーを200メッシュ篩で分離、ろ過し、12質量%の多孔性填料スラリーを得た。
得られた多孔性填料を前記レーザー回折散乱式粒度分布計で測定したところ、50%体積積算値の粒子径は、18.8μm、標準偏差は0.333であった。その填料スラリーの一部をろ過し、充分洗浄した後105℃にて乾燥し、比表面積および細孔径を測定したところ、多孔性填料中の比表面積は102m/g、細孔の積算体積は3.76ml/g、細孔径は0.10μmであった。またろ過したスラリーの電解質濃度を測定したところ、61.7g/Lであった。
(多孔性填料Mの製造)
水424質量部、5%濃度の硫酸ナトリウム水溶液558質量部、SiO濃度28.8wt/wt%/NaO濃度9.5wt/wt%珪酸ソーダ347質量部を攪拌しながら順次添加した。攪拌しながら温度50℃にし、その後、攪拌翼の周速を10m/秒に調整し、硫酸(濃度20%)99質量部を15分間で添加して1段目の中和を行った後、上記周速の状態で90℃まで昇温した。次いで、このままの温度で20%濃度の硫酸をpH5.5となるまで攪拌しながら添加して2段目の中和を行った。次に上述で得たスラリーを200メッシュ篩で分離、ろ過し、12質量%の多孔性填料スラリーを得た。
得られた多孔性填料を前記レーザー回折散乱式粒度分布計で測定したところ、50%体積積算値の粒子径は、25.4μm、標準偏差は0.343であった。その填料スラリーの一部をろ過し、充分洗浄した後105℃にて乾燥し、比表面積および細孔径を測定したところ、多孔性填料中の比表面積は132m/g、細孔の積算体積は3.88ml/g、細孔径は0.16μmであった。またろ過したスラリーの電解質濃度を測定したところ、65.0g/Lであった。
(表面処理剤αの調製)
表面処理剤の組成物として、軽質炭酸カルシウム(商品名:TP−123CS、奥多摩工業株式会社製)70部とカオリン(商品名:HT−GAS、エンゲルハード社製)30部の顔料の合計100部に対し、分散剤(商品名:アロンT−40、東亜合成株式会社製)0.05部を添加し、分散させた60%分散スラリー、スチレン−ブタジエンラテックス(商品名:OJ1000H、JSR株式会社製)8.5部、加熱溶解した酸化トウモロコシ澱粉(商品名:王子エースA、王子コーンスターチ株式会社製)8.5部、潤滑剤(商品名:SN8004SP、サンノプコ株式会社製)0.23部、耐水化剤(商品名:スミレーズ SPI−102A、住友化学株式会社製)0.15部、蛍光染料(商品名:カヤホールBHT、日本化薬株式会社製)0.5部からなる固形分濃度25%の塗料を調整した。
(表面処理剤βの調製)
表面処理剤の組成物として、加熱溶解した酸化トウモロコシ澱粉(商品名:王子エースA、王子コーンスターチ株式会社製)100部に対し、表面サイズ剤(商品名:OT−25、荒川化学株式会社製)が5部を添加し、固形分濃度6.0%の塗料を調製した。
(実施例1)
針葉樹クラフトパルプ30部、広葉樹クラフトパルプ30部、脱墨古紙パルプ40部の割合で混合して離解し、レファイナーでフリーネス250mlC.S.F.(カナダ標準フリーネス)に調整したパルプスラリーに、カチオン化トウモロコシ澱粉(商品名:エースK100、王子コーンスターチ株式会社製)を0.5%、硫酸バンド0.5部、ポリアクリルアマイド(商品名:PS1280、荒川化学工業株式会社製)0.5部、アルキルケテンダイマー(商品名:SKS296、荒川化学工業株式会社製)を0.024%、これら全てを対絶乾パルプ重量%の割合で添加、更に前記多孔性填料Aを紙中多孔質填料含有率が3%となるように添加し、得られた紙料をギャップフォーマー抄紙機で抄紙したものにゲートロールコーターを用いて塗料αを片面1.5g/mずつ塗工し、乾燥せしめた後、1ニップマシンキャレンダーで処理し、米坪64g/m、白色度80の コールドオフセット印刷用新聞用紙を得た。
(実施例2)
填料に多孔質填料Bを使用した以外は実施例1と同様にして、コールドオフセット印刷用新聞用紙を得た。
(実施例3)
填料に多孔質填料Cを使用した以外は実施例1と同様にして、コールドオフセット印刷用新聞用紙を得た。
(実施例4)
填料に多孔質填料Dを使用した以外は実施例1と同様にして、コールドオフセット印刷用新聞用紙を得た。
(実施例5)
填料に多孔質填料Eを使用した以外は実施例1と同様にして、コールドオフセット印刷用新聞用紙を得た。
(実施例6)
填料に多孔質填料Fを使用した以外は実施例1と同様にして、コールドオフセット印刷用新聞用紙を得た。
(実施例7)
填料に多孔質填料Gを使用した以外は実施例1と同様にして、コールドオフセット印刷用新聞用紙を得た。
(実施例8)
填料に多孔質填料Hを使用した以外は実施例1と同様にして、コールドオフセット印刷用新聞用紙を得た。
(実施例9)
紙中多孔質填料含有率を1%となるように添加した以外は実施例1と同様にして、コールドオフセット印刷用新聞用紙を得た。
(実施例10)
紙中多孔質填料含有率を8%となるように添加した以外は実施例1と同様にして、コールドオフセット印刷用新聞用紙を得た。
(実施例11)
塗料Aの塗工量を2.2g/mとした以外は実施例1と同様にして、コールドオフセット印刷用新聞用紙を得た。
(比較例1)
填料に多孔質填料Iを使用した以外は実施例1と同様にして、コールドオフセット印刷用新聞用紙を得た。
(比較例2)
填料に多孔質填料Jを使用した以外は実施例1と同様にして、コールドオフセット印刷用新聞用紙を得た。
(比較例3)
填料に多孔質填料Kを使用した以外は実施例1と同様にして、コールドオフセット印刷用新聞用紙を得た。
(比較例4)
填料に多孔質填料Lを使用した以外は実施例1と同様にして、コールドオフセット印刷用新聞用紙を得た。
(比較例5)
填料に多孔質填料Mを使用した以外は実施例1と同様にして、コールドオフセット印刷用新聞用紙を得た。
(比較例6)
針葉樹クラフトパルプ10部、サーモメカニカルパルプ40部、脱墨古紙パルプ50部の割合で混合して離解し、レファイナーでフリーネス120mlC.S.F.(カナダ標準フリーネス)に調整したパルプスラリーにカチオン化澱粉(P3Y、PIRAAB STARCH Co.,Ltd製)を0.5%、酸性ロジンサイズ剤(商品名:SPGK、荒川化学株式会社製)を0.6%、これら全てを対絶乾パルプ重量%の割合で添加し、更に前記多孔性填料Aを紙中多孔質填料含有率が3%となるように添加し、硫酸バンドで抄紙pHを4.5に調整後、得られた紙料をギャップフォーマー抄紙機で抄紙したものに、ゲートロールコーターを用いて塗料αを片面1.5g/mずつ塗工・乾燥せしめた後、1ニップマシンキャレンダーで処理し、米坪42g/m、白色度53、酸性ロジンサイズ剤の含有率が対パルプあたり0.4%である コールドオフセット印刷用新聞用紙を得た。なお、内添サイズ剤の含有率はGC−MS(熱分解ガスクロマトグラフ質量分析装置)を用いて測定した。
(比較例7)
塗料βを使用する以外は実施例1と同様にして、コールドオフセット印刷用新聞用紙を得た。
(比較例8)
紙中多孔質填料含有率を0.4%となるように添加した以外は実施例1と同様にして、コールドオフセット印刷用新聞用紙を得た。
(比較例9)
紙中多孔質填料含有率を10.5%となるように添加した以外は実施例1と同様にして、コールドオフセット印刷用新聞用紙を得た。
(比較例10)
塗料Aの塗工量を2.5g/mとした以外は実施例1と同様にして、コールドオフセット印刷用新聞用紙を得た。
このようにして得た実施例及び比較例となるコールドオフセット印刷用新聞用紙について、下記の物性を測定しその結果を表に示した。
(白色度)
本発明における白色度は、分光白色度測色計(スガ試験機社製)を使用してISO 3688に記載の方法で測定した。
(印刷後不透明度)
JAPAN TAPPI No.45に準拠した。
(インキセット)
各実施例及び比較例で得た、高白コールドオフセット印刷用新聞用紙を短冊状に切り、サンプル台紙(OK特アートポスト 256g/m)に横並びに貼り付けたものを作成する。インキ練り用のゴムロールを4胴目にセットしたRI印刷試験機(石川島産業機械製)にて該当する金属ロールとの間でオフセット輪転機用新聞印刷インキ(NEWS WEBMASTER/プロセス墨G2:サカタインクス株式会社製)を0.5cc練った後、インキ練り用のゴムロールを2胴目に移動し、新たに4胴目に比較的平滑性の高いインキ転写用片面塗工紙を巻いたゴムロールを装着し、2胴目で印刷を行う。4胴目のロールにタッチした時点で一旦回転を止め、そこから一定時間毎に2cmずつ4胴目のロールにインキを転写し、その転写濃度変化を目視評価した。評価は5段階で行った。なお、下記において基準品とは比較例7で得られたオフセット用印刷用紙である。
5:基準品と比較して、印刷終了後のオフセット印刷用紙の表面を転写した片面塗工紙のインキ濃度が明確に低い
4:基準品と比較して、印刷終了後のオフセット印刷用紙の表面を転写した片面塗工紙のインキ濃度がやや低い
3:基準品と同等のインキ濃度。実用上問題のないレベル
2:基準品と比較して、印刷終了後のオフセット印刷用紙の表面を転写した片面塗工紙のインキ濃度がやや高い
1:基準品と比較して、印刷終了後のオフセット印刷用紙の表面を転写した片面塗工紙のインキ濃度が明確に高い
なお、評価が3未満のものは、実用上問題がある。
(コスレ汚れ)
各実施例及び比較例で得た、高白コールドオフセット印刷用新聞用紙をタワー型多色新聞印刷輪転機で12万部/時の速度で印刷し、そのコスレによる紙面の汚れ具合を目視で評価し、5段階での順位付けを行った。なお、下記において基準品とは比較例7で得られたオフセット用印刷用紙である。
5:基準品と比較して、印刷物のコスレ汚れの程度が著しく優れている
4:基準品と比較して、印刷物のコスレ汚れの程度がやや優れている
3:基準品と同等のコスレ汚れの程度。実用上は問題のないレベル
2:基準品と比較して、印刷物のコスレ汚れの程度がやや劣っている
1:基準品と比較して、印刷物のコスレ汚れの程度が著しく劣っている
なお、評価が3未満のものは、実用上問題がある。
(パイリング)
各実施例及び比較例で得た、高白コールドオフセット印刷用新聞用紙をタワー型多色新聞印刷輪転機で12万部/時の速度で印刷し、一定時間後のパイリングによる紙粉の堆積状況を目視で評価し、5段階での順位付けを行った。なお、下記において基準品とは比較例7で得られたオフセット用印刷用紙である。
5:基準品と比較して、紙粉の堆積の程度が著しく優れている
4:基準品と比較して、紙粉の堆積の程度がやや優れている
3:基準品と同等の紙粉の堆積の程度。実用上は問題のないレベル
2:基準品と比較して、紙粉の堆積の程度がやや劣っている
1:基準品と比較して、紙粉の堆積の程度が著しく劣っている
なお、評価が3未満のものは、実用上問題がある。
(印刷面の精彩さ)
各実施例及び比較例で得た、高白コールドオフセット印刷用新聞用紙をタワー型多色新聞印刷輪転機で12万部/時の速度で印刷し、その印刷面の精彩さを目視で評価し、5段階での順位付けを行った。なお印刷面の精細さはドットの抜け(素抜け)やドットゲイン率をはじめとして、印刷面の汚れなどを総合的に評価した。
以上の結果を表に示した。
Figure 2008280662
Figure 2008280662

Claims (3)

  1. 原紙と、原紙の少なくとも片面に顔料と接着剤を主成分とする表面処理剤を少なくとも一層塗布、乾燥してなるコールドオフセット印刷用新聞用紙であって、原紙には、比表面積が15〜100m2/g、かつ細孔径が0.15〜0.80μm、かつ平均粒子径が40μm以下である二酸化ケイ素、またはケイ酸塩から形成されたケイ素含有多孔性粒子を、紙中填料率として0.5〜10.0質量%含有することを特徴とするコールドオフセット印刷用新聞用紙。
  2. 前記ケイ素含有多孔性粒子の細孔体積が4.0ml/g未満である請求項1に記載のコールドオフセット印刷用新聞用紙。
  3. 前記表面処理剤の乾燥塗布量が片面2.0g/m以下で、かつ白色度が65%以上である請求項1又は請求項2に記載のコールドオフセット印刷用新聞用紙。
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