JP2008279854A - 車両の制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】エンジンの始動と停止の繰り返しに起因するステップモータの実回転位置と作動量に基づいて検出される回転位置との間におけるズレの発生を抑制する。
【解決手段】エンジンECUは、エンジン始動要求があると(S100にてYES)、始動予告信号をオンするステップ(S102)と、ステップモータ駆動許可信号を受信すると(S106にてYES)、スタータを非駆動とするステップ(S108)と、ステップモータ駆動許可信号を受信しないと、スタータを駆動するステップ(S110)とを含む、プログラムを実行する。
【選択図】図3
【解決手段】エンジンECUは、エンジン始動要求があると(S100にてYES)、始動予告信号をオンするステップ(S102)と、ステップモータ駆動許可信号を受信すると(S106にてYES)、スタータを非駆動とするステップ(S108)と、ステップモータ駆動許可信号を受信しないと、スタータを駆動するステップ(S110)とを含む、プログラムを実行する。
【選択図】図3
Description
本発明は、車両の制御装置に関し、特に、エンジン始動時の電源電圧の低下により発生する、実回転位置とステップモータの作動量に基づいて検出される回転位置とのズレを防止する技術に関する。
従来より、車両に搭載される空調装置においては、空調装置の内部を流通する空気の流路に設けられたダンパの切換にモータ(以下、ステップモータやステッピングモータと記載する)が用いられる。ステップモータは、オープンループで制御される。そのため、キースイッチ(イグニッションキー)がオンされると、ストッパーに突き当てるなどして、モータの回転位置を原点位置に戻して、初期位置にリセットする。これにより、ステップモータの実回転位置とステップモータの作動量に基づいて検出される回転位置とのズレを修正する技術が公知である。
たとえば、特開平9−322597号公報(特許文献1)は、いわゆる原点リセットの頻度が少なくて済み、脱調音の発生頻度の少ないステッピングモータを用いてなるモータアクチュエータ制御方法を開示する。このモータアクチュエータ制御方法は、車両用空調装置において用いられるステッピングモータを用いてなるモータアクチュエータの制御方法であって、エンジン始動時から所定時間経過後に、モータアクチュエータの駆動を開始することを特徴とする。
上述した公報に開示されたモータアクチュエータ制御方法によると、電圧変動が生じ易い時期にモータアクチュエータの駆動が強制的に禁止されるよう構成することにより、電圧変動が生じ易く、そのため脱調の発生確率の高い、いわゆるクランキング時にモータアクチュエータの駆動が所定時間強制的に禁止されるので、ステッピングモータの脱調に起因するいわゆるドアの位置ずれの発生を確実に低減することができる。そのため、いわゆるモータアクチュエータの原点リセットを行なう頻度を減少することができ、原点リセットの際に生ずる不快な脱調音の発生頻度が低減され、車室内における快適さをより向上することができる。
また、地球温暖化の防止や省資源化の観点から、交差点等において赤信号で車両が停車するとエンジンを自動的に停止させて、再び走行を始めようと運転者が操作すると(たとえばアクセルペダルを踏んだり、あるいはブレーキペダルの踏み込みをやめたりするなどの操作を行なうと)、エンジンが再始動するアイドリングストップシステム(エコノミーランニングシステム、エンジンオートマチックストップアンドスタートシステムとも呼ばれる。)が実用化されている。
このようなアイドリングストップシステムが搭載された車両においては、予め定められた停止条件を満足すると、エンジンを停止させる制御が行なわれる。
特開平9−322597号公報
アイドリングストップシステムが搭載された車両においては、エンジンの始動と停止が頻繁に繰り返されることとなる。次回のエンジン始動予測が困難である等の理由により、ステップモータの回転位置が初期位置にリセットされないと、エンジンの始動と停止とが繰り返される毎に、実回転位置とステップモータの回転量に基づいて検出される回転位置とのズレが拡大することとなる。
上述した公報に開示されたモータアクチュエータ制御方法においては、イグニッションスイッチの投入時にステップモータの駆動を停止しているに過ぎない。そのため、アイドリングストップシステムが搭載された車両のように、イグニッションスイッチの投入後にエンジンの始動と停止とが繰り返されると、ステップモータの実回転位置と作動量に基づいて検出される回転位置との間に発生するズレを抑制することができない。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであって、その目的は、エンジンの始動と停止の繰り返しに起因するステップモータの実回転位置とステップモータの作動量に基づいて検出される回転位置との間におけるズレの発生を抑制する車両の制御装置を提供することである。
第1の発明に係る車両の制御装置は、モータと車両の起動後に始動および停止を繰り返す内燃機関を始動する始動装置とが搭載された車両の制御装置である。この制御装置は、少なくとも車両の走行状態についての条件を含む予め定められた始動条件に基づいて内燃機関に対する始動の要求を判定するための判定手段と、モータの駆動期間と、始動が要求される時点から内燃機関が始動するまでの期間とが重複しないように、モータおよび始動装置のうちのいずれか一方の駆動を禁止するための手段とを含む。
第1の発明によると、判定手段は、少なくとも車両の走行状態についての条件を含む予め定められた始動条件に基づいて内燃機関に対する始動の要求を判定する。モータ(たとえば、ステップモータ)の駆動期間と内燃機関の始動が要求される時点から始動するまでの期間とが重複しないようにすることにより、たとえば、車速などの始動条件に基づいて内燃機関を始動するアイドリングストップシステムが搭載された車両においては、始動装置による内燃機関の始動時にモータの駆動を禁止することができる。また、モータの駆動時に始動装置の駆動を禁止することができる。これにより、電源低下によるモータの誤作動を防止することができ、さらに、モータの実回転位置とモータの作動量に基づいて検出されるモータの回転位置とのズレを防止することができる。また、実際にエンジンが始動される前の早期の段階でモータを停止させることができるため、始動装置の駆動期間とモータの駆動期間との重複を確実に回避することができる。したがって、エンジンの始動と停止との繰り返しに起因するモータの実回転位置とモータの作動量に基づいて検出される回転位置との間におけるズレの発生を抑制する車両の制御装置を提供することができる。
第2の発明に係る車両の制御装置においては、第1の発明の構成に加えて、車両には、予め定められた停止条件の成立時に内燃機関を停止し、かつ、予め定められた始動条件の成立時に始動装置により内燃機関を始動させるアイドリングストップシステムが搭載される。判定手段は、予め定められた始動条件が成立すると、内燃機関の始動の要求があることを判定するための手段を含む。
第2の発明によると、モータ(たとえば、ステップモータ)の駆動期間と、予め定められた始動条件が成立する時点から内燃機関が始動するまでの期間とが重複しないようにすることにより、アイドリングストップシステムが搭載された車両においては、始動装置による内燃機関の始動時にモータの駆動を禁止することができる。そのため、内燃機関の始動と停止とを繰り返すアイドリングストップシステムが搭載された車両において、内燃機関が始動する度に生じる電源電圧の低下による、モータの実回転位置とモータの作動量に基づいて検出される回転位置との間におけるズレの発生を抑制することができる。
第3の発明に係る車両の制御装置においては、第1または2の発明の構成に加えて、モータは、車両に設けられた構成部品内部を流通する媒体の流路の切り換えに用いられる。
第3の発明によると、モータの駆動期間と始動装置の駆動期間とを重複しないようにすることにより、電源電圧の低下による、モータの実回転位置とモータの作動量に基づいて検出される回転位置とのズレの発生を抑制することができるため、車両に設けられた構成部品(たとえば、空調装置)における媒体の流路の切換を適切に行なうことができる。
第4の発明に係る車両の制御装置においては、第1〜3のいずれかの発明の構成に加えて、禁止手段は、始動が要求される時点において、モータの駆動を禁止するための手段を含む。制御装置は、モータの駆動が禁止された後に、内燃機関が始動するように始動装置を制御するための制御手段をさらに含む。
第4の発明によると、禁止手段は、始動が要求される時点において、モータ(たとえば、ステップモータ)の駆動を禁止する。また、制御手段は、モータの駆動が禁止された後に内燃機関を始動するように始動装置を制御する。これにより、実際にエンジンが始動される前の早期の段階でモータを停止させることができるため、モータの駆動期間と、予め定められた始動条件が成立する時点から内燃機関が始動するまでの期間との重複を確実に回避することができる。これにより、アイドリングストップシステムが搭載された車両において、内燃機関が始動する度に生じる電源電圧の低下による、モータの実回転位置とモータの作動量に基づいて検出される回転位置とのズレの発生を抑制することができる。
第5の発明に係る車両の制御装置においては、第4の発明の構成に加えて、モータは、車両に搭載された空調装置の内部に流通する空気の流路の切り換えに用いられる。
第5の発明によると、モータは、車両に搭載された空調装置の内部に流通する空気の流路の切換に用いられる。モータの駆動期間と始動装置の駆動期間とを重複しないようにすることにより、電源電圧の低下による、モータの実回転位置とモータの作動量に基づいて検出される回転位置とのズレの発生を抑制することができるため、空調装置における空気の流路の切換を適切に行なうことができる。
第6の発明に係る車両の制御装置は、第1〜3のいずれかの発明の構成に加えて、モータが駆動中であるか否かを判定するための手段をさらに含む。禁止手段は、モータが駆動中であると、始動装置による内燃機関の始動を禁止するための手段を含む。
第6の発明によると、禁止手段は、モータが駆動中であると始動装置による内燃機関の始動を禁止する。これにより、モータの駆動期間と始動装置の駆動期間との重複を回避することができる。これにより、アイドリングストップシステムが搭載された車両において、内燃機関の始動の際に生じる電源電圧の低下による、モータの実回転位置とモータの作動量に基づいて検出される回転位置とのズレの発生を抑制することができる。
第7の発明に係る車両の制御装置においては、第4または6の発明の構成に加えて、モータは、内燃機関の内部および車両に搭載された変速機の内部のうちの少なくともいずれか一方を流通する冷却媒体の流路の切り換えに用いられる。
第7の発明によると、モータは、内燃機関の内部および車両に搭載された変速機の内部のうちの少なくともいずれか一方を流通する冷却媒体の流路の切換に用いられる。そのため、モータの駆動期間と始動装置の駆動期間との重複を回避することにより、電源電圧の低下による、モータの実回転位置とモータの作動量に基づいて検出される回転位置とのズレの発生を抑制することができる。これにより、冷却媒体の流路の切換を適切に行なうことができる。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがってそれらについての詳細な説明は繰り返さない。
<第1の実施の形態>
図1を参照して、本発明の実施の形態に係るアイドリングストップシステムの制御ブロックについて説明する。なお、車両に搭載される変速機は、手動変速機であっても、自動変速機であってもよい。
図1を参照して、本発明の実施の形態に係るアイドリングストップシステムの制御ブロックについて説明する。なお、車両に搭載される変速機は、手動変速機であっても、自動変速機であってもよい。
このアイドリングストップシステムにおける制御対象であるハードウェア系として、内燃機関であるエンジン100と、エンジン100を始動するためにエンジン100をクランキングするスタータ200と、エンジン100のクランクシャフトプーリとベルトで接続されたオルタネータ244と、補機負荷240と、スタータ200や補機負荷240に電力を供給するバッテリ(二次電池)250とを含む。なお、スタータ200ではなくモータジェネレータであってもよい。また、バッテリはエンジン100停止時の電力供給のためのバッテリをさらに搭載していてもよい。スタータ200またはモータジェネレータがエンジン100の「始動装置」に対応する。補機負荷240は、ステップモータ242と、ライト、オーディオ、エアコンディショナのコンプレッサ等(図示せず)の車両の構成部品とを含む。
ステップモータ242は、車両に設けられた構成部品内部を流通する媒体の流路の切換に用いられるモータである。なお、モータは、駆動時に電力が用いられるモータであれば、特にステップモータに限定されるものではない。
本実施の形態において、ステップモータ242は、空調装置の内部を流通する空気の流路に設けられたダンパの切換に用いられるが、特にこれに限定されるものではない。たとえば、ステップモータ242は、エンジン100の内部および車両に搭載された変速機の内部のうちの少なくともいずれか一方を流通する冷却媒体の流路に設けられたダンパの切換に用いられるようにしてもよい。
このようなハードウェア系を制御する制御系として、アイドリングストップシステムは、ABS(Antilock braking System)_ECU(Electronic Control Unit)1000と、エコランECU2000と、エンジンECU3000と、ステップモータECU3400とを含む。
ABS_ECU1000には、Gセンサ1100からの信号(車両の傾きや加速度を表わす物理量の信号)、ブレーキマスタ圧センサ1200からの信号(車両の制動装置の効き具合を表わす物理量の信号)、車速センサ1300からの信号(車両の速度を表わす物理量の信号)がそれぞれ入力される。
エコランECU2000には、ブレーキランプ信号と連動したブレーキが作動状態であることを示すブレーキ信号、変速機のシフトポジションを示すシフト信号、クラッチの作動状態を示すクラッチ信号がそれぞれ入力される。
エンジンECU3000には、アクセルペダルが踏まれていることを検出するアクセルスイッチ3100からの信号、ステアリングが操作されていることを検出するEMPS((Electronic Motor Power Steering)センサ3200からの信号、エンジン100の回転数(NE)を検出するNEセンサ3300からの信号およびバッテリ250の電圧を検出する電圧計3500からの信号がそれぞれ入力される。
また、ABS_ECU1000からエコランECU2000にセンサ信号が送信され、エコランECU2000からエンジンECU3000にエンジン100の始動指令信号および停止指令信号が送信され、エンジンECU3000からエコランECU2000にセンサ信号が送信される。エンジンECU3000は、エコランECU2000から受信したエンジン100の始動指令信号に基づいてスタータ200に始動信号を送信して、スタータ200がエンジン100をクランキングしてエンジン100が再始動する。
エコランECU2000のメモリには、エンジン100の予め定められた始動条件および予め定められた停止条件が記憶される。予め定められた始動条件は、少なくとも車両の走行状態についての条件を含む条件である。たとえば、予め定められた始動条件および予め定められた停止条件は、車両の速度、変速機のシフトポジションの状態およびブレーキの状態等についての条件である。なお、予め定められた始動条件は、予め定められた停止条件が成立しないという条件としてもよい。
エコランECU2000は、予め定められた始動条件が成立すると、エンジンECU3000にエンジン100の始動指令信号を送信する。エコランECU2000は、予め定められた停止条件が成立すると、エンジンECU3000にエンジン100の停止指令信号を送信する。
また、エンジンECU3000は、ステップモータECU3400に対してステップモータ242の駆動許可信号または駆動禁止信号を送信する。本実施の形態において、ステップモータECUは、エアコンECUに対応するものである。すなわち、ステップモータECU3400は、エンジンECU3000から駆動許可信号を受信すると、空調装置(図示せず)の操作状態あるいは駆動状態に応じてステップモータ242を駆動させる。ステップモータECU3400は、エンジンECU3000から駆動禁止信号を受信すると、空調装置の操作状態あるいは駆動状態に関わらずステップモータ242の駆動を停止させる、あるいは、ステップモータ242を駆動しない。
さらに、ステップモータECU3400は、ステップモータ242が駆動状態であるか否かを示す信号をエンジンECU3000に送信する。エンジンECU3000は、ステップモータECU3400から受信する信号に基づいて、ステップモータ242が駆動中であるか否かを判定できる。ステップモータ242が駆動状態であるか否かの信号は、たとえば、ステップモータ242が駆動するととともにステップモータECU3400によりオンされるフラグに対応する信号であってもよいし、ステップモータ242に設けられるエンコーダからエンジンECU3000に出力される、ステップモータ242の回転量を示す信号であってもよい。
本実施の形態に係る車両の制御装置は、エンジンECU3000とステップモータECU3400とにより実現される。本実施の形態において、エンジンECU3000とステップモータECU3400とは、別途設けられるとして説明するが、特にこのような構成に限定されるものではなく、たとえば、エンジンECU3000とステップモータECU3400とを統合したECUで構成されてもよい。
以上のような構成を有する車両において、本発明は、エンジンECU3000が、ステップモータ242の駆動期間と、始動が要求される時点からエンジン100が始動するまでの期間とが重複しないように、ステップモータ242およびスタータ200のうちのいずれか一方の駆動を禁止する点に特徴を有する。
具体的には、本実施の形態においては、エンジンECU3000は、エンジン100の始動が要求される時点において、ステップモータ242の駆動を禁止して、ステップモータ242の駆動が禁止された後に、エンジン100が始動するようにスタータ200を制御する。
図2に、本実施の形態に係る車両の制御装置であるエンジンECU3000およびステップモータECU3400の機能ブロック図を示す。本実施の形態に係る車両の制御装置は、エンジンECU3000とステップモータECU3400とにより実現される。
エンジンECU3000は、入力インターフェース(以下、入力I/Fと記載する。)300と、演算処理部400と、記憶部500と、出力インターフェース(以下、出力I/Fと記載する。)600とを含む。
入力I/F300は、エコランECU2000からの始動指令信号および停止指令信号と、ステップモータECU3400からのステップモータ駆動許可信号とを受信する。
演算処理部400は、始動要求判定部402と、予告信号出力部404と、ステップモータ駆動許可判定部406と、スタータ制御部408とを含む。
始動要求判定部402は、エンジン100の始動が要求されているか否かを判定する。具体的には、始動要求判定部402は、エコランECU2000から始動指令信号を受信するとエンジン100の始動が要求されていることを判定する。また、始動要求判定部402は、エコランECU2000から始動指令信号を受信しないと、あるいは、停止指令信号を受信すると、エンジン100の始動が要求されていないことを判定する。なお、始動要求判定部402は、たとえば、エンジン100の始動が要求されていることを判定すると、始動要求判定フラグをオンするようにしてもよい。
予告信号出力部404は、エンジン100の始動が要求されていることが判定されると、始動予告信号を生成して、出力I/F600を経由してステップモータECU3400に送信する。なお、予告信号出力部404は、始動要求判定フラグがオンであると始動予告信号をステップモータECU3400に送信するようにしてもよい。
ステップモータ駆動許可判定部406は、ステップモータ242の駆動が許可されているか否かを判定する。具体的には、ステップモータ駆動許可判定部406は、ステップモータECU3400からステップモータ駆動許可信号を受信するとステップモータ242の駆動が許可されていることを判定する。また、ステップモータ駆動許可判定部406は、ステップモータECU3400からステップモータ駆動許可信号を受信しないと、あるいは、駆動禁止信号を受信すると、ステップモータ242の駆動が許可されていないことを判定する。
スタータ制御部408は、ステップモータ242の駆動が許可されているとステータ200を非駆動状態とする。また、スタータ制御部408は、ステップモータ242の駆動が許可されているとスタータ200を駆動する。
また、本実施の形態において、始動要求判定部402と、予告信号出力部404と、ステップモータ駆動許可判定部406と、スタータ制御部408とは、いずれも演算処理部400であるCPUが記憶部500に記憶されたプログラムを実行することにより実現される、ソフトウェアとして機能するものとして説明するが、ハードウェアにより実現されるようにしてもよい。なお、このようなプログラムは記憶媒体に記録されて車両に搭載される。
一方、ステップモータECU3400は、入力I/F350と、演算処理部450と、記憶部550と、出力I/F650とを含む。
入力I/F350は、エンジンECU3000からの始動予告信号を受信する。演算処理部450は、始動予告判定部452と、許可信号出力部454と、駆動要求判定部456と、駆動許可判定部458と、ステップモータ制御部460とを含む。
始動予告判定部452は、エンジンECU3000によりエンジン100の始動が予告されているか否かを判定する。具体的には、始動予告判定部452は、エンジンECU3000から始動予告信号を受信するとエンジン100の始動が予告されていることを判定する。なお、始動予告判定部452は、エンジン100の始動が予告されていることを判定すると、予告判定フラグをオンするようにしてもよい。
許可信号出力部454は、始動予告信号を受信しないと、ステップモータ駆動許可信号を生成して、出力I/F650を経由してエンジンECU3000に送信する。許可信号出力部454は、始動予告信号を受信すると、ステップモータ駆動許可信号の出力を停止する。あるいは、許可信号出力部454は、始動予告信号を受信すると、ステップモータ駆動禁止信号を生成して、出力I/F650を経由してエンジンECU3000に送信するようにしてもよい。
なお、許可信号出力部454は、たとえば、予告判定フラグがオフであると、ステップモータ駆動許可信号をエンジンECU3000に送信するようにしてもよい。
駆動要求判定部456は、ステップモータ242の駆動要求の有無を判定する。たとえば、ステップモータ242が空調装置の空気の流路に設けられたダンパの切換に用いられる場合においては、空調装置の操作状態および空調装置の作動状態に基づいて、ステップモータ242の駆動要求の有無を判定する。たとえば、駆動要求判定部456は、内気循環に対応する流路から外気導入に対応する流路への切換に対応する操作がなされた場合には、流路を切り換える切換ダンパを作動するステップモータ242の駆動が要求されていることを判定する。なお、駆動要求判定部456は、たとえば、ステップモータ242に駆動が要求されていることを判定すると駆動要求判定フラグをオンするようにしてもよい。
駆動許可判定部458は、ステップモータ242の駆動が要求された場合に、ステップモータ242の駆動が許可されているか否かを判定する。具体的には、駆動許可判定部458は、ステップモータ駆動許可信号をエンジンECU3000に送信している場合、ステップモータ242の駆動が許可されていることを判定する。また、駆動許可判定部458は、ステップモータ駆動許可信号がエンジンECU3000に送信されていない場合、あるいは、ステップモータ駆動禁止信号がエンジンECU3000に送信されている場合、ステップモータ242の駆動が許可されていないことを判定する。なお、駆動許可判定部458は、ステップモータ242の駆動が許可されていると、許可判定フラグをオンするようにしてもよい。
ステップモータ制御部460は、ステップモータ242の駆動が要求された場合であって、ステップモータ242の駆動が許可されていると、ステップモータ242を駆動する。また、ステップモータ制御部460は、ステップモータ242の駆動が要求されず、または、駆動が要求された場合であっても、ステップモータ242の駆動が許可されていないと、ステップモータ242を停止させる、あるいは、駆動しない。なお、ステップモータ制御部460は、たとえば、駆動要求判定フラグがオンであって、許可判定フラグがオンであると、ステップモータ242を駆動させるようにしてもよい。また、ステップモータ制御部460は、たとえば、駆動要求判定フラグおよび許可判定フラグのうちのいずれかがオフであると、ステップモータ242の駆動を停止あるいは駆動させないようにしてもよい。
また、本実施の形態において、始動予告判定部452と、許可信号出力部454と、駆動要求判定部456と、駆動許可判定部458と、ステップモータ制御部460とは、いずれも演算処理部450であるCPUが記憶部550に記憶されたプログラムを実行することにより実現される、ソフトウェアとして機能するものとして説明するが、ハードウェアにより実現されるようにしてもよい。なお、このようなプログラムは記憶媒体に記録されて車両に搭載される。
記憶部550には、各種情報、プログラム、しきい値、マップ等が記憶され、必要に応じて演算処理部450からデータが読み出されたり、格納されたりする。
以下、図3を参照して、本実施の形態に係る車両の制御装置であるエンジンECU3000で実行されるプログラムの制御構造について説明する。
S100にて、エンジンECU3000は、エンジン100の始動が要求されているか否かを判定する。エンジン始動要求があると(S100にてYES)、処理はS102に移される。もしそうでないと(S100にてNO)、処理はS104に移される。
S102にて、エンジンECU3000は、始動予告信号をオンする。すなわち、エンジンECU3000は、始動予告信号をステップモータECU3400に送信する。
S104にて、エンジンECU3000は、始動予告信号をオフする。すなわち、エンジンECU3000は、ステップモータECU3400への始動予告信号の送信を停止する。その後、この処理は終了する。
S106にて、エンジンECU3000は、ステップモータ242の駆動が許可されている否かを判定する。ステップモータ242の駆動が許可されていると(S106にてYES)、処理はS108に移される。もしそうでないと(S106にてNO)、処理はS110に移される。
S108にて、エンジンECU3000は、スタータ200を駆動しない。S110にて、エンジンECU3000は、スタータ200を駆動する。
次に、図4を参照して、本実施の形態に係る車両の制御装置であるステップモータECU3400で実行されるプログラムの制御構造について説明する。
S200にて、ステップモータECU3400は、始動予告信号を受信するか否かを判定する。始動予告信号を受信すると(S200にてYES)、処理はS202に移される。もしそうでないと(S200にてNO)、処理はS204に移される。
S202にて、ステップモータECU3400は、ステップモータ駆動許可フラグをオフする。S204にて、ステップモータECU3400は、ステップモータ駆動許可フラグをオンする。すなわち、ステップモータECU3400は、ステップモータ駆動許可信号をエンジンECU3000に送信する。
S206にて、ステップモータECU3400は、ステップモータ駆動要求の有無を判定する。ステップモータ駆動要求があると(S206にてYES)、処理はS208に移される。もしそうでないと(S206にてNO)、S212に移される。
S208にて、ステップモータECU3400は、ステップモータ駆動許可フラグがオンであるか否かを判定する。ステップモータ駆動許可フラグがオンであると(S208にてYES)、処理はS210に移される。もしそうでないと(S208にてNO)、処理はS212に移される。
S210にて、ステップモータECU3400は、ステップモータ242を駆動する。S212にて、ステップモータECU3400は、ステップモータ242の駆動を停止する。あるいは、ステップモータECU3400は、ステップモータ242を駆動しない。
以上のような構造およびフローチャートに基づく、本実施の形態に係る車両の制御装置であるエンジンECU3000およびステップモータECU3400の動作について説明する。
起動後の車両が赤信号等で一時的に停車した場合を想定する。このとき、予め定められた停止条件が成立すると、エンジン100は停止する。アイドリングストップシステムにおいて、エンジン100が停止中であっても、空調装置は作動中となる。ここで、始動予告信号はオフであるため(S200にてNO)、ステップモータ242の駆動が許可される(S204)。
空調装置の操作状態あるいは空調装置の作動状態に応じて、たとえば、外気導入と内気循環とのダンパの切換に対応したステップモータ242の駆動要求があると(S206にてYES)、ステップモータ駆動許可フラグがオンであるため(S208にてYES)、ステップモータ242が駆動する(S210)。このとき、空調装置内の空気の流量が切り換えられる。
運転者がシフトレバーの操作によりシフトポジションをニュートラル(N)ポジションから前進走行(D)ポジションに切り換えたり、ブレーキペダルを解除したりすると、予め定められた始動条件が成立するため(あるいは、予め定められた停止条件が成立しないため)、エンジン100の始動が要求されることが判定され(S100にてYES)、始動予告信号がオンされる(S102)。この時点で、ステップモータ駆動許可フラグがオンであると(S106にてYES)、スタータ200を駆動しない(S108)。
始動予告信号がオンされると(S200にてYES)、ステップモータ駆動許可フラグがオフされる(S202)。そのため、ステップモータ242の駆動が要求される状態であっても(S206にてYES)、ステップモータ駆動許可フラグがオフであるため(S208にてNO)、ステップモータ242は停止する(S212)。あるいは、駆動要求があっても、ステップモータ242が駆動しない。
また、エンジンの始動が要求される状態であって(S100にてYES)、始動予告信号がオンされた場合に(S102)、ステップモータ駆動許可フラグがオフされると(S106にてNO)、スタータ200が駆動する(S110)。これにより、エンジン100の始動処理が開始される。したがって、エンジン100が始動する際に、スタータ200の駆動期間とステップモータ242の駆動期間との重複が回避される。
以上のようにして、本実施の形態に係る車両の制御装置によると、ステップモータの駆動期間とエンジンの始動が要求される時点から始動するまでの期間とが重複しないようにすることにより、アイドリングストップシステムが搭載された車両においては、スタータによるエンジンの始動時にステップモータの駆動を禁止することができる。これにより、スタータの駆動期間とステップモータの駆動期間との重複を確実に回避することができる。そのため、実際にエンジンが始動される前の早期の段階でステップモータを停止させることができるため、電源低下によるステップモータの誤作動を防止することができ、さらに、ステップモータの実回転位置とステップモータの作動量に基づいて検出されるステップモータの回転位置とのズレを防止することができる。したがって、エンジンの始動と停止との繰り返しに起因するステップモータの実回転位置とステップモータの作動量に基づいて検出される回転位置との間におけるズレの発生を抑制する車両の制御装置を提供することができる。
また、ステップモータの実回転位置とステップモータの作動量に基づいて検出される回転位置とのズレの発生を抑制することができるため、空調装置における空気の流路の切換を適切に行なうことができる。
なお、以上の説明においては、本発明がアイドリングストップシステムが搭載される車両に適用されるとして説明したが、本発明が適用される車両として、車両の起動後に始動と停止とを繰り返す内燃機関が搭載される車両であれば、特に限定されるものではなく、たとえば、駆動源となる回転電機とエンジンとを搭載するハイブリッド車両およびアイドリングストップシステムが搭載されない車両であってもよい。
<第2の実施の形態>
以下、第2の実施の形態に係る車両の制御装置について説明する。本実施の形態に係る車両の制御装置は、上述の第1の実施の形態に係る車両の制御装置の構成と比較して、エンジンECU3000の機能ブロックの構成および本実施の形態に係る車両の制御装置がエンジンECU3000により実現される点が異なる。それ以外の構成は、上述の第1の実施の形態に係る車両の制御装置の構成と同じ構成である。それらについては同じ参照符号が付してある。それらの機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明はここでは繰り返さない。
以下、第2の実施の形態に係る車両の制御装置について説明する。本実施の形態に係る車両の制御装置は、上述の第1の実施の形態に係る車両の制御装置の構成と比較して、エンジンECU3000の機能ブロックの構成および本実施の形態に係る車両の制御装置がエンジンECU3000により実現される点が異なる。それ以外の構成は、上述の第1の実施の形態に係る車両の制御装置の構成と同じ構成である。それらについては同じ参照符号が付してある。それらの機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明はここでは繰り返さない。
本実施の形態においては、エンジンECU3000が、エンジン100が始動中であると、ステップモータ242の駆動を禁止する点に特徴を有する。
図5に、本実施の形態に係る車両の制御装置であるエンジンECU3000の機能ブロック図を示す。エンジンECU3000は、入力インターフェース(以下、入力I/Fと記載する)300と、演算処理部400と、記憶部500と、出力インターフェース(以下、出力I/F)600とを含む。
入力I/F300は、エコランECU2000からのエンジン始動指令信号およびエンジン停止指令信号と、NEセンサ3300からのエンジン回転数信号と、電圧計3500からの電圧検出信号とを受信する。
演算処理部400は、エンジン始動判定部452と、ステップモータ制御部454と、スタータ制御部456とを含む。
エンジン始動判定部452は、エンジン100が始動中であるか否かを判定する。具体的には、エンジン始動判定部452は、電圧計3500からの電圧検出信号に基づいてバッテリ250の電圧の低下を検出する。スタータ200の駆動時においては、通常(スタータ200の駆動時以外)の放電時の電圧低下よりもさらに電圧が低下する。したがって、エンジン始動判定部452は、バッテリ250の電圧の低下の度合に基づいて、エンジン100が始動中であるか否かを判定する。なお、エンジンの始動判定は、たとえば、NEセンサ3300から受信するエンジン回転数が略ゼロから自立回転数以上に変化すると、エンジン100が始動中であると判定するようにしてもよいし、あるいは、図示しないスタータリレーの電圧に基づいて判定するようにしてもよい。
ステップモータ制御部454は、エンジン始動判定部452においてエンジン100が始動中であると判定されるとステップモータ242の駆動を禁止するように駆動禁止信号を生成して、出力I/F600を経由してステップモータECU3400に送信する。ステップモータECU3400は、エンジンECU3000からの駆動禁止信号を受信すると、ステップモータ242の駆動を停止あるいはステップモータ242を駆動しない。
また、ステップモータ制御部404は、エンジン始動判定部402においてエンジン100が始動中でないと判定されるとステップモータ242の駆動を許可するように駆動許可信号を生成して、出力I/F600を経由してステップモータECU3400に送信する。ステップモータECU3400は、エンジンECU3000からの駆動許可信号を受信すると、空調装置の操作状態または作動状態に応じてステップモータ242を駆動する。
スタータ制御部406は、エコランECU2000からエンジン始動指令信号を受信すると、スタータ200が駆動するようにスタータ制御信号を生成して、出力I/F600を経由してスタータ200に送信する。
また、本実施の形態において、エンジン始動判定部402と、ステップモータ制御部404と、スタータ制御部406とは、いずれも演算処理部400であるCPUが記憶部500に記憶されたプログラムを実行することにより実現される、ソフトウェアとして機能するものとして説明するが、ハードウェアにより実現されるようにしてもよい。なお、このようなプログラムは記憶媒体に記録されて車両に搭載される。
記憶部500には、各種情報、プログラム、しきい値、マップ等が記憶され、必要に応じて演算処理部400からデータが読み出されたり、格納されたりする。
以下、図6を参照して、本実施の形態に係る車両の制御装置であるエンジンECU3000で実行されるプログラムの制御構造について説明する。
S300にて、エンジンECU3000は、エンジン100が始動中であるか否かを判定する。エンジン100が始動中であると(S300にてYES)、処理はS302に移される。もしそうでないと(S300にてNO)、処理はS304に移される。
S302にて、エンジンECU3000は、ステップモータ242の駆動を禁止する。すなわち、エンジンECU3000は、ステップモータECU3400に対してステップモータ242の駆動禁止信号を送信する。
S304にて、エンジンECU3000は、ステップモータ242の駆動を許可する。すなわち、エンジンECU3000は、ステップモータECU3400に対してステップモータ242の駆動許可信号を送信する。
以上のような構造およびフローチャートに基づく本実施の形態に係る車両の制御装置であるエンジンECU3000の動作について説明する。
起動後の車両が赤信号等で一時的に停車した場合を想定する。このとき、予め定められた停止条件が成立すると、エンジン100は停止する。アイドリングストップシステムにおいて、エンジン100が停止中であっても(S300にてNO)、空調装置は作動中となる。このとき、ステップモータ242の駆動が許可されるため(S304)、空調装置の操作状態あるいは空調装置の作動状態に応じて、たとえば、外気導入と内気循環との切換に対応するようにステップモータ242が駆動して、空調装置内の空気の流路が切り換えられる。
運転者がシフトレバーの操作によりシフトポジションをニュートラル(N)ポジションから前進走行(D)ポジションに切り換えたり、ブレーキペダルを解除したりすると、予め定められた始動条件が成立するため(あるいは、予め定められた停止条件が成立しないため)、エンジン100の始動処理が実施される。このとき、スタータ200の駆動によりバッテリ250の電源電圧が低下するため、エンジン100が始動中であることが判定される(S300にてYES)。そのため、ステップモータ242の駆動が禁止される(S302)。
以上のようにして、本実施の形態に係る車両の制御装置によると、ステップモータの駆動期間とスタータの駆動期間とが重複しないようにすることにより、アイドリングストップシステムが搭載された車両においては、エンジンの始動時にステップモータを停止させることができるため、電源低下によるステップモータの誤作動を防止することができ、さらに、ステップモータの実回転位置とステップモータの作動量に基づいて検出されるステップモータの回転位置とのズレを防止することができる。したがって、エンジンの始動と停止との繰り返しに起因するステップモータの実回転位置とステップモータの作動量に基づいて検出される回転位置との間におけるズレの発生を抑制する車両の制御装置を提供することができる。
<第3の実施の形態>
以下、第3の実施の形態に係る車両の制御装置について説明する。本実施の形態に係る車両の制御装置は、上述の第2の実施の形態に係る車両の制御装置の構成と比較して、エンジンECU3000の機能ブロックの構成およびエンジンECU3000で実行されるプログラムの制御構造が異なる。それ以外の構成は、上述の第2の実施の形態に係る車両の制御装置の構成と同じ構成である。それらについては同じ参照符号が付してある。それらの機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明はここでは繰り返さない。
以下、第3の実施の形態に係る車両の制御装置について説明する。本実施の形態に係る車両の制御装置は、上述の第2の実施の形態に係る車両の制御装置の構成と比較して、エンジンECU3000の機能ブロックの構成およびエンジンECU3000で実行されるプログラムの制御構造が異なる。それ以外の構成は、上述の第2の実施の形態に係る車両の制御装置の構成と同じ構成である。それらについては同じ参照符号が付してある。それらの機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明はここでは繰り返さない。
本実施の形態においては、エンジンECU3000が、ステップモータ242が駆動中であると、スタータ200によるエンジン100の始動を禁止する点に特徴を有する。
具体的には、エンジンECU3000の機能ブロックとして、図5に示す機能ブロックに加えて、ステップモータ駆動判定部(図示せず)をさらに含む。
なお、本実施の形態においては、好ましくは、ステップモータ242は、間欠的に作動するものであって、かつ、エンジン100の始動の遅延が許容できる範囲内の短時間の駆動時間となるステップモータであることが望ましい。たとえば、本実施の形態において、ステップモータ200は、エンジン100の内部および車両に搭載された変速機の内部のうちの少なくともいずれか一方を流通する作動油の流路に設けられたダンパの切換に用いられる。
ステップモータ駆動判定部は、ステップモータ242が駆動中であるか否かを判定する。ステップモータク駆動判定部は、ステップモータECU3400から入力I/F300を経由して受信するステップモータ242が駆動状態であるか否かを示す信号に基づいて、ステップモータ242が駆動中であるか否かを判定する。たとえば、ステップモータ駆動判定部は、ステップモータ242がステップモータECU3400の制御により駆動中であることを示す信号を受信すると、ステップモータ242が駆動中であることを判定する。あるいは、ステップモータ駆動判定部は、エンコーダからの回転量が変化していると、ステップモータ242が駆動中であることを判定するようにしてもよい。なお、ステップモータ駆動判定部は、ステップモータが駆動中であると、ステップモータ駆動判定フラグをオンするようにしてもよい。
スタータ制御部406は、ステップモータ242が駆動中であると、スタータ200の駆動を禁止する。スタータ制御部406は、ステップモータ242の駆動が停止するなどして駆動中でないことが判定されると、スタータ200の駆動を許可する。スタータ制御部406は、スタータ200の駆動が許可され、エコランECU2000からエンジン始動指令信号を受信すると、スタータ200が駆動するようにスタータ制御信号を生成して、出力I/F600を経由してスタータ200に送信する。
以下、図7を参照して、本実施の形態に係る車両の制御装置であるエンジンECU3000で実行されるプログラムの制御構造について説明する。
S400にて、エンジンECU3000は、ステップモータ242が駆動中であるか否かを判定する。ステップモータ242が駆動中であると(S400にてYES)、処理はS402に移される。もしそうでないと(S400にてNO)、処理はS404に移される。
S402にて、エンジンECU3000は、スタータ200の駆動を禁止する。すなわち、エンジンECU3000は、エコランECU2000からエンジン始動指令信号を受信しても、スタータ200を駆動しない。
S404にて、エンジンECU3000は、スタータ200の駆動を許可する。すなわち、エンジンECU3000は、エコランECU2000からのエンジン始動指令信号の受信に応じてスタータ200を駆動する。
以上のような構造およびフローチャートに基づく本実施の形態に係る車両の制御装置であるエンジンECU3000の動作について説明する。
起動後の車両が赤信号等で一時的に停車した場合を想定する。このとき、予め定められた停止条件が成立すると、エンジン100は停止する。このとき、車両に電動オイルポンプが搭載されるような場合においては、エンジン100が停止中であっても、エンジン100および変速機内部の作動油は流通し、エンジン100および変速機の状態に応じて流路が切り換えられる際に、ステップモータ242が駆動する。
このとき、運転者がシフトレバーの操作によりシフトポジションをニュートラル(N)ポジションから前進走行(D)ポジションに切り換えたり、ブレーキペダルを解除したりすると、予め定められた始動条件が成立する(あるいは、予め定められた停止条件が成立しない)。しかしながら、ステップモータ242が駆動中であるため(S400にてYES)、スタータ200の駆動が禁止される(S402)。そのため、スタータ200は駆動しない。
そして、流路が切り換わって、ステップモータ242の駆動が停止すると(S400にてNO)、スタータ200の作動が許可される(S404)。そのため、スタータ200が駆動してエンジン100の始動処理が実施される。したがって、エンジン100が始動する際に、スタータ200の駆動期間とステップモータ242の駆動期間との重複が回避される。なお、予め定められた始動条件が成立してから、ステップモータ242が駆動されるまでの時間は、エンジン100の始動の遅延が許容される範囲内であるため、運転者が違和感を感じることはない。
以上のようにして、本実施の形態に係る車両の制御装置によると、ステップモータの駆動期間とスタータの駆動期間とが重複しないようにすることにより、アイドリングストップシステムが搭載された車両においては、ステップモータの駆動中にスタータの駆動を禁止して、電源低下によるステップモータの誤作動を防止することができ、さらに、ステップモータの実回転位置とステップモータの作動量に基づいて検出されるステップモータの回転位置とのズレを防止することができる。したがって、エンジンの始動と停止との繰り返しに起因するステップモータの実回転位置とステップモータの作動量に基づいて検出される回転位置との間におけるズレの発生を抑制する車両の制御装置を提供することができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
100 エンジン、200 スタータ、240 補機負荷、242 ステップモータ、244 オルタネータ、250 バッテリ、300,350 入力I/F、400,450 演算処理部、402 始動要求判定部、404 予告信号出力部、1000 ABSECU、1100 Gセンサ、1200 ブレーキマスタ圧センサ、1300 車速センサ、2000 エコランECU、3000 エンジンECU、3100 アクセルSW、3200 EMPSセンサ、3300 NEセンサ、3400 ステップモータECU、3500 電圧計。
Claims (7)
- モータと車両の起動後に始動および停止を繰り返す内燃機関を始動する始動装置とが搭載された車両の制御装置であって、
少なくとも前記車両の走行状態についての条件を含む予め定められた始動条件に基づいて前記内燃機関に対する始動の要求を判定するための判定手段と、
前記モータの駆動期間と、前記始動が要求される時点から前記内燃機関が始動するまでの期間とが重複しないように、前記モータおよび前記始動装置のうちのいずれか一方の駆動を禁止するための手段とを含む、車両の制御装置。 - 前記車両には、予め定められた停止条件の成立時に前記内燃機関を停止し、かつ、前記予め定められた始動条件の成立時に前記始動装置により前記内燃機関を始動させるアイドリングストップシステムが搭載され、
前記判定手段は、前記予め定められた始動条件が成立すると、前記内燃機関の始動の要求があることを判定するための手段を含む、請求項1に記載の車両の制御装置。 - 前記モータは、車両に設けられた構成部品内部を流通する媒体の流路の切り換えに用いられる、請求項1または2に記載の車両の制御装置。
- 前記禁止手段は、前記始動が要求される時点において、前記モータの駆動を禁止するための手段を含み、
前記制御装置は、前記モータの駆動が禁止された後に、前記内燃機関が始動するように前記始動装置を制御するための制御手段をさらに含む、請求項1〜3のいずれかに記載の車両の制御装置。 - 前記モータは、前記車両に搭載された空調装置の内部に流通する空気の流路の切り換えに用いられる、請求項4に記載の車両の制御装置。
- 前記制御装置は、前記モータが駆動中であるか否かを判定するための手段をさらに含み、
前記禁止手段は、前記モータが駆動中であると、前記始動装置による前記内燃機関の始動を禁止するための手段を含む、請求項1〜3のいずれかに記載の車両の制御装置。 - 前記モータは、前記内燃機関の内部および前記車両に搭載された変速機の内部のうちの少なくともいずれか一方を流通する冷却媒体の流路の切り換えに用いられる、請求項4または6に記載の車両の制御装置。
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| JP2013126346A (ja) * | 2011-12-16 | 2013-06-24 | Denso Corp | モータ制御装置 |
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-
2007
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