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JP2008277544A - 半導体記憶装置 - Google Patents

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JP2008277544A
JP2008277544A JP2007119335A JP2007119335A JP2008277544A JP 2008277544 A JP2008277544 A JP 2008277544A JP 2007119335 A JP2007119335 A JP 2007119335A JP 2007119335 A JP2007119335 A JP 2007119335A JP 2008277544 A JP2008277544 A JP 2008277544A
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Yoshimasa Ishii
義政 石井
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Abstract

【課題】チップサイズを縮小出来る半導体記憶装置を提供すること。
【解決手段】電荷蓄積層と第1制御ゲートCG1及び第2制御ゲートCG2とを有する第1乃至第NメモリセルトランジスタMT1〜MTnと、前記第1乃至第NメモリセルトランジスタMT1〜MTnの電流経路が並列接続されたメモリセルグループ12と、複数の前記メモリセルグループ12の電流経路が直列接続されたメモリセルユニット11と、各々のメモリセルグループ12の前記第1乃至第NメモリセルトランジスタMT1〜MTnの前記第1制御ゲートCG1を共通接続するワード線と、同一の前記メモリセルユニット11内における前記第1乃至第NメモリセルトランジスタMT1〜MTnの前記第2制御ゲートCG2を、それぞれ共通接続する第1乃至第Nビット線選択線BLS1〜BLSnとを具備する。
【選択図】 図18

Description

この発明は、半導体記憶装置に関する。例えば、電荷蓄積層と制御ゲートとを有するメモリセルを備えた半導体記憶装置に関する。
従来から、電気的にデータの書き換えが可能な不揮発性半導体メモリとして、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable ROM)が知られている。そしてEEPROMの構造には種々の提案がなされている(例えば特許文献1参照)。
また、大容量化及び高集積化可能なEEPROMとして、NAND型フラッシュメモリが知られている。そして、NAND型フラッシュメモリの微細化には著しいものがある。この微細化に伴い、NAND型フラッシュメモリにおいても種々の構成が提案されている(例えば特許文献2参照)。
NAND型フラッシュメモリのチップサイズ縮小化の手法としては、微細加工技術の他に、直列接続されるメモリセル数を大きくする方法がある。しかし、この方法にも限度があり、従来手法によって更なるチップサイズの縮小化を図ることは困難であった。
特開平07−312394号公報 特開2005−056989号公報
この発明は、チップサイズを縮小出来る半導体記憶装置を提供する。
この発明の一態様に係る半導体記憶装置は、各々が、電荷蓄積層と、前記電荷蓄積層上に形成され、互いに電気的に分離された第1制御ゲート及び第2制御ゲートとを有する第1乃至第Nメモリセルトランジスタ(Nは2以上の自然数)と、前記第1乃至第Nメモリセルトランジスタの電流経路が並列接続されたメモリセルグループと、複数の前記メモリセルグループの電流経路が直列接続されたメモリセルユニットと、前記メモリセルユニットの一端側に位置する前記第1乃至第Nメモリセルトランジスタのドレインに電気的に接続されたビット線と、前記メモリセルユニットの他端側に位置する前記第1乃至第Nメモリセルトランジスタのソースに電気的に接続されたソース線と、各々のメモリセルグループにおいて、並列接続された前記第1乃至第Nメモリセルトランジスタの前記第1制御ゲートを共通接続するワード線と、同一の前記メモリセルユニット内における前記メモリセルグループの各々に含まれる前記第1乃至第Nメモリセルトランジスタの前記第2制御ゲートを、それぞれ共通接続する第1乃至第Nビット線選択線とを具備する。
この発明によれば、チップサイズを縮小出来る半導体記憶装置を提供出来る。
以下、この発明の実施形態につき図面を参照して説明する。この説明に際し、全図にわたり、共通する部分には共通する参照符号を付す。
[第1の実施形態]
この発明の第1の実施形態に係る半導体記憶装置について説明する。図1は、本実施形態に係るNAND型フラッシュメモリのブロック図である。
図示するようにNAND型フラッシュメモリ1は、メモリセルアレイ2、ロウデコーダ3、カラムデコーダ4、カラムセレクタ5、読み出し回路6、及び書き込み回路7を備えている。
メモリセルアレイ2は、不揮発性のメモリセルトランジスタMTが直列接続されたメモリセルユニットを複数備えている。各メモリセルトランジスタMTのゲートには、ワード線及びビット線選択線BLSが接続される。またメモリセルユニットの一端側のメモリセルトランジスタMTのドレインにはビット線BLが接続され、他端側のメモリセルトランジスタMTのソースにはソース線SLが接続される。
ロウデコーダ3は、メモリセルアレイ2のロウ方向を選択する。すなわち、ワード線WLを選択する。以下、選択されたワード線WLを、選択ワード線を呼ぶことがある。カラムデコーダ4は、メモリセルアレイ2のカラム方向を選択する。すなわち、ビット線BL及びビット線選択線BLSを選択する。以下、選択されたビット線BLを選択ビット線BLと呼ぶことがある。カラムセレクタ5は、カラムデコーダ4の選択動作に従って、選択ビット線BLを読み出し回路6または書き込み回路7に接続する。読み出し回路6は、メモリセルトランジスタMTからビット線BLに読み出されたデータをセンスして増幅する。書き込み回路7は、ビット線BLに対して書き込みデータを与える。
本実施形態に係るメモリセルトランジスタMTの大まかな構成について、図2を用いて説明する。図2は、本実施形態に係るメモリセルトランジスタMTの断面構成を模式的に示している。
図示するように、メモリセルトランジスタMTはソース、ドレイン、電荷蓄積層(本実施形態では浮遊ゲートFG)、第1制御ゲートCG1、及び第2制御ゲートCG2を備えている。ソース及びドレインは、半導体基板10の表面領域内に互いに離隔して形成される。また浮遊ゲートFGは、半導体基板10におけるソースとドレインとの間の領域上に、図示せぬゲート絶縁膜を介在して形成される。第1制御ゲートCG1及び第2制御ゲートCG2は、浮遊ゲートFG上に図示せぬゲート間絶縁膜を介在して形成される。
メモリセルトランジスタMTのソースはソース線SLに電気的に接続され、ドレインはビット線BLに接続される。また、第1制御ゲートCG1はワード線WLに接続され、第2制御ゲートCG2はビット線選択線BLSに接続される。
上記構成において、半導体基板10におけるソースとドレインとの間の領域(チャネル領域)と浮遊ゲートFGとの間には、寄生容量C1が存在する。また、第1制御ゲートCG1及び第2制御ゲートCG2と浮遊ゲートとの間には、それぞれ寄生容量C2、C3が存在する。更に、ドレインと浮遊ゲートFGとの間には寄生容量C4が存在する。第1制御ゲートCG1及び第2制御ゲートCG2の電位をそれぞれVCG1及びVCG2、これらによって発生する合成の電位をVCG、そしてC2=C3と仮定すると、VCG=(VCG1+VCG2)/2なる関係が成り立つ。この電位VCGは、従来のNAND型フラッシュメモリにおける、メモリセルトランジスタの制御ゲートの電位に相当する。
次に、本実施形態に係るNAND型フラッシュメモリの備えるメモリセルアレイ2の構成について図3を用いて説明する。図3は、メモリセルアレイ2の回路図である。
図示するようにメモリセルアレイ2は、m個(mは2以上の自然数)のメモリセルユニット11−1〜11−mを備えている。以下、メモリセルユニット11−1〜11−mのそれぞれを区別しない場合には、単にメモリセルユニット11と呼ぶことにする。各々のメモリセルユニット11は、例えば32個のメモリセルグループ12−1〜12−32、及び選択トランジスタST1、ST2を備えている。以下、メモリセルグループ12−1〜12−32についても、それぞれを区別しない場合には、単にメモリセルグループ12と呼ぶことにする。
メモリセルグループ12の各々は、2つのメモリセルトランジスタMT1、MT2を備えている。各メモリセルグループ12における2つのメモリセルトランジスタMT1、MT2は、その電流経路が並列接続されている。すなわち、メモリセルトランジスタMT1のソースはメモリセルトランジスタMT2のソースに接続され、メモリセルトランジスタMT1のドレインはメモリセルトランジスタMT2のドレインに接続される。
上記構成のメモリセルグループ12は、メモリセルグループ12−1〜12−32の順で、選択トランジスタST2のドレインと選択トランジスタST1のソースとの間に直列接続されている。すなわち、メモリセルグループ12−j(jは2〜31の自然数)に含まれるメモリセルトランジスタMT1、MT2のソースは、メモリセルグループ12−(j−1)に含まれるメモリセルトランジスタMT1、MT2のドレインに接続される。またメモリセルグループ12−jに含まれるメモリセルトランジスタMT1、MT2のドレインは、メモリセルグループ12−(j+1)に含まれるメモリセルトランジスタMT1、MT2のソースに接続される。そして、メモリセルグループ12−1内のメモリセルトランジスタMT1、MT2のソースが選択トランジスタST2のドレインに接続され、メモリセルグループ12−32内のメモリセルトランジスタMT1、MT2のドレインが、選択トランジスタST1のソースに接続される。
メモリセルアレイ2において、同一行にあるメモリセルトランジスタMT1、MT2の第1制御ゲートCG1は、それぞれ同一のワード線WLに接続される。すなわち、メモリセルグループ12−1〜12−32内のメモリセルトランジスタMT1、MT2の制御ゲートCG1は、それぞれワード線WL1〜WL32に共通接続されている。また、同一行にある選択トランジスタST1、ST2のゲートは、それぞれセレクトゲート線SGD、SGSに共通接続されている。また、メモリセルユニット11−1〜11−mにおける選択トランジスタST1のドレインは、それぞれビット線BL1〜BLmに接続され、選択トランジスタST2のソースはソース線SLに共通接続されている。
また、メモリセルユニット11−k(kは1〜mの自然数)内のメモリセルトランジスタMT1の第2制御ゲートCG2はビット線選択線BLSkに共通接続され、メモリセルトランジスタMT2の第2制御ゲートCG2はビット線選択線BLS(k+1)に接続される。
すなわち、メモリセルユニット11−1内のメモリセルトランジスタMT1の第2制御ゲートCG2はビット線選択線BLS1に接続される。またメモリセルユニット11−1内のメモリセルトランジスタMT2の第2制御ゲートCG2、及びメモリセルユニット11−2内のメモリセルトランジスタMT1の第2制御ゲートCG2は、共にビット線選択線BLS2に接続される。メモリセルユニット11−2内のメモリセルトランジスタMT2の第2制御ゲートCG2、及びメモリセルユニット11−3内のメモリセルトランジスタMT1の第2制御ゲートCG2は、共にビット線選択線BLS3に接続される。メモリセルユニット11−(m−1)内のメモリセルトランジスタMT2の第2制御ゲートCG2、及びメモリセルユニット11−m内のメモリセルトランジスタMT1の第2制御ゲートCG2が、共にビット線選択線BLSmに接続される。そして、メモリセルユニット11−m内のメモリセルトランジスタMT2の第2制御ゲートCG2は、ビット線選択線BLS(m+1)に接続される。
上記構成のメモリセルアレイ2の構成は、以下のようにも説明することが出来る。すなわち、メモリセルアレイ2中には複数のメモリセルトランジスタがマトリクス状に配置されている。同一行にあるメモリセルトランジスタの第1制御ゲートCG1は、同一のワード線WLに接続され、同一列にあるメモリセルトランジスタの電流経路は直列接続されている。また、隣接する2列のメモリセルトランジスタは、その電流経路が並列接続されている。この電流経路が並列接続された2列のメモリセルトランジスタ群が、1つのメモリセルユニット11を構成する。各メモリセルユニット11内において一端側に位置するメモリセルトランジスタのドレインには、選択トランジスタST1のソースが接続される。また他端側に位置するメモリセルトランジスタのソースには、選択トランジスタST2が接続される。つまり、2列のメモリセルトランジスタ毎に、1組の選択トランジスタST1、ST2が接続されている。
更に、同一列にあるメモリセルトランジスタの第2制御ゲートCG2は、同一のビット線選択線BLSに接続される。ビット線選択線BLSは、ワード線方向で隣接する2列のメモリセルトランジスタ群に共通接続される。この際、同一のメモリセルユニット11内に属する2列のメモリセルトランジスタ群は、互いに異なるビット線選択線BLSに接続される。
なお図3では、メモリセルユニット11がワード線WLに沿った方向に配列された場合について示しているが、メモリセルユニット11はビット線に沿った方向にも更に配列されていても良い。すなわち、メモリセルユニット11がマトリクス状に配置されていても良い。この際、ビット線BL1〜BLmの各々は、同一列にあるメモリセルユニット11−1〜11−mにそれぞれ共通接続される。ビット線選択線BLSも同様である。また、選択トランジスタST1、ST2は必ずしも両方必要ではなく、メモリセルユニット11を選択出来るのであればいずれか一方のみが設けられていても良い。同一のワード線WLに接続された複数のメモリセルトランジスタには一括してデータが書き込まれ、この単位をページと呼ぶ。更に、同一行にある複数のメモリセルユニット11は一括してデータが消去され、この単位をメモリブロックと呼ぶ。
次に、上記構成のメモリセルアレイ2の平面構成について、図4を用いて説明する。図4は、メモリセルアレイ2の平面図である。
図示するように、半導体基板10中には第1方向に沿ったストライプ形状の素子領域AAが、第1方向に直交する第2方向に沿って複数設けられている。隣接する素子領域AA間には素子分離領域STIが形成され、この素子分離領域STIによって素子領域AAは電気的に分離されている。素子領域AAの第2方向に沿った幅は、素子分離領域STIの第2方向に沿った幅の略2倍である。半導体基板10上には、複数の素子領域AAを跨ぐようにして、第2方向に沿ったストライプ形状のワード線WL及びセレクトゲート線SGD、SGSが形成されている。ワード線WLと素子領域AAとが交差する領域には、第2方向に沿って2つの浮遊ゲートFGが設けられている。同一の素子領域AA上において第2方向で隣接する2つの浮遊ゲートFGは、図示せぬ絶縁膜によって電気的に分離されている。なお図4において、浮遊ゲートFGの第2方向に沿ったエッジ部分は、素子領域AAの内部に位置するように示しているが、これは便宜上であり、浮遊ゲートFGのエッジ部分と素子領域AAのエッジ部分とは同一面にあっても良い。
そして、ワード線WLと素子領域AAとが交差する領域にはメモリセルトランジスタMT1、MT2が設けられ、セレクトゲート線SGD、SGSと素子領域AAとが交差する領域には、それぞれ選択トランジスタST1、ST2が設けられている。第1方向で隣接するワード線WL間、セレクトゲート線間、及びワード線とセレクトゲート線との間の素子領域AA中には、メモリセルトランジスタMT1、MT2及び選択トランジスタST1、ST2のソースまたはドレインとして機能する不純物拡散層が形成されている。つまり、同一の素子領域AA内に形成されたメモリセルトランジスタMT1、MT2は、互いにソース及びドレインを共有しており、且つワード線WLも共有しており、浮遊ゲートFGが互いに電気的に分離されている。
選択トランジスタST1のドレイン上にはコンタクトプラグCP1が形成される。コンタクトプラグCP1は、第1方向に沿って設けられたストライプ形状のビット線BL(図示せず)に接続される。また、選択トランジスタST2のソース上にはコンタクトプラグCP2が形成される。コンタクトプラグCP2は、図示せぬソース線SLに接続される。
また、第2方向で隣接する素子領域AA間には、素子分離領域STIを跨ぐようにして、第1方向に沿ったストライプ形状のビット線選択線BLSが設けられている。ビット線選択線BLSの一部は、メモリセルトランジスタMT1の浮遊ゲートFG表面の、素子分離領域STI側の一部領域(FG表面の略1/2)を被覆する。更に、ビット線選択線BLSの他の一部は、メモリセルトランジスタMT2の浮遊ゲートFG表面の、素子分離領域STI側の一部領域(FG表面の略1/2)を被覆する。
次に、上記構成のメモリセルアレイ2の断面構成について、図5乃至図8を用いて説明する。図5は図4におけるX1−X1’線に沿った断面図、図6は図4におけるY1−Y1’線に沿った断面図、図7は図4におけるY2−Y2’線に沿った断面図、図8は図4における領域A1の斜視図である。なお、図8では図を簡略にするために、後述する第1、第2ゲート間絶縁膜及び層間絶縁膜の図示を省略している。
図示するように、p型半導体基板10の表面領域内に、素子分離領域STIが形成されている。素子分離領域STIは、半導体基板10内の溝内を絶縁膜で埋め込むことによって形成される。そして、隣接する素子分離領域STI間の領域が、素子領域AAとなる。各素子領域AA上にはゲート絶縁膜20が形成され、ゲート絶縁膜20上に、メモリセルトランジスタMT1、MT2及び選択トランジスタST1、ST2のゲート電極が形成されている。
まず、メモリセルトランジスタMT1、MT2のゲート電極の構成について説明する。前述の通り、同一のメモリセルグループ12内のメモリセルトランジスタMT1、MT2は、同一の素子領域AA上に形成され、第2方向で隣接している。メモリセルトランジスタMT1、MT2のゲート電極は、ゲート絶縁膜20上に形成された多結晶シリコン層21、多結晶シリコン層21の第1領域上に第1ゲート間絶縁膜22を介在して形成された多結晶シリコン層23、及び多結晶シリコン層21の第1領域と異なる第2領域上に第2ゲート間絶縁膜24を介在して形成された多結晶シリコン層25を備えている。第2領域とは、多結晶シリコン層21の上面において、素子分離領域STIに近い側の略1/2の領域である。また第1領域はその残りの領域であり、すなわち多結晶シリコン層23の上面において、第2方向で隣接する同一素子領域AA内の多結晶シリコン層21に近接する側の略1/2の領域である。第1、第2ゲート間絶縁膜22、24は、例えばシリコン酸化膜、またはシリコン酸化膜とシリコン窒化膜との積層構造であるON膜、NO膜、またはONO膜、またはそれらを含む積層構造、またはTiO、HfO、Al、HfAlO、HfAlSi膜とシリコン酸化膜またはシリコン窒化膜との積層構造で形成される。またゲート絶縁膜20はトンネル絶縁膜として機能するものである。
同一素子領域AA内において第2方向で隣接する多結晶シリコン層21は、ゲート絶縁膜20上に形成された絶縁膜26を介在し、この絶縁膜26によって電気的に分離される。また、同一のメモリセルグループ12内のメモリセルトランジスタMT1、MT2の多結晶シリコン層23は、絶縁膜26上の領域を介して接している。更に多結晶シリコン層23は、同一行にあるメモリセルグループ12内のメモリセルトランジスタMT1、MT2間で共通接続されており、多結晶シリコン層25とは第1ゲート間絶縁膜22により電気的に分離されている。
メモリセルトランジスタMT1、MT2において多結晶シリコン層21は、浮遊ゲート(FG)として機能する。また多結晶シリコン層23は、第2方向で隣接するもの同士で共通接続され、第1制御ゲートCG1(ワード線WL)として機能する。更に多結晶シリコン層25は、第1方向で隣接するもの同士で共通接続され、第2制御ゲートCG2(ビット線選択線BLS)として機能する。
つまり、浮遊ゲートFGは第1領域において第1ゲート絶縁膜22を介在してワード線WLに接し、第2領域において第2ゲート絶縁膜24を介在してビット線選択線BLSと接する。
次に選択トランジスタST1、ST2のゲート電極の構成について説明する。選択トランジスタST1、ST2のゲート電極は、ゲート絶縁膜20上に形成された多結晶シリコン層27、及び多結晶シリコン層27上にゲート間絶縁膜28を介在して形成された多結晶シリコン層29を備えている。多結晶シリコン層27、29は、図示せぬ領域にて共通接続され、共にセレクトゲート線SGD、SGSとして機能する。なお、多結晶シリコン層27のみがセレクトゲート線として機能しても良い。この場合、多結晶シリコン層29の電位は、一定の電位、またはフローティングの状態とされる。
上記構成のメモリセルトランジスタMT1、MT2及び選択トランジスタST1、ST2において、ゲート電極間に位置する半導体基板10表面内には、n型不純物拡散層30が形成されている。不純物拡散層30は隣接するトランジスタ同士で共用されており、ソース(S)またはドレイン(D)として機能する。また、隣接するソースとドレインとの間の領域は、電子の移動領域となるチャネル領域として機能する。これらのゲート電極、不純物拡散層30、及びチャネル領域によって、メモリセルトランジスタMT1、MT2及び選択トランジスタST1、ST2となるMOSトランジスタが形成されている。
半導体基板10上には、上記メモリセルトランジスタMT1、MT2及び選択トランジスタST1、ST2を被覆するようにして、層間絶縁膜31が形成されている。層間絶縁膜31中には、ソース側の選択トランジスタST2の不純物拡散層(ソース)30に達するコンタクトプラグCP2が形成されている。そして層間絶縁膜31上には、コンタクトプラグCP2に接続される金属配線層32が形成されている。金属配線層32はソース線SLとして機能する。また層間絶縁膜31中には、ドレイン側の選択トランジスタST1の不純物拡散層(ドレイン)30に達するコンタクトプラグCP3が形成されている。そして層間絶縁膜31上に、コンタクトプラグCP3に接続される金属配線層33が形成されている。
層間絶縁膜31上には、金属配線層32、33を被覆するようにして、層間絶縁膜34が形成されている。そして層間絶縁膜34中に、金属配線層33に達するコンタクトプラグCP4が形成されている。そして、層間絶縁膜34上には、複数のコンタクトプラグCP4に共通に接続された金属配線層35が形成されている。金属配線層35はビット線BLとして機能する。また、コンタクトプラグCP3、CP4及び金属配線層33が、図4におけるコンタクトプラグCP1に相当する。
次に、上記構成のNAND型フラッシュメモリの動作について説明する。以下、説明の簡単化のため、メモリセルアレイ2内に3つのメモリセルユニット11−1〜11−3のみが含まれる場合を例に挙げて説明する。また、メモリセルユニット11−j(jは1〜3の自然数)に含まれるメモリセルグループ12−k(kは1〜32の自然数)内のメモリセルトランジスタMT1の合成電位VCG(図2で説明したVCG)を、以下、VCGkj−1と呼び、メモリセルトランジスタMT2の合成電位VCGをVCGkj−2と呼ぶことにする。
[消去動作]
まず、データの消去動作について、図9を用いて説明する。図9はメモリセルアレイ2の回路図であり、消去動作時の様子を示している。前述の通り、同一行にある複数のメモリセルユニット11に保持されるデータは、一括して消去される。
図示するように、ロウデコーダ3は全ワード線WL0〜WL32に0Vを印加し、またセレクトゲート線SGD、SGSに0Vを印加する。なおセレクトゲート線SGD、SGSは電気的にフローティングとされても良い。またカラムデコーダ4は、全ビット線選択線BLS0〜BLS4に0Vを印加する。よって、全メモリセルトランジスタMT1、MT2における合成電位VCGkj−1、VCGkj−2は0Vとなる。
その上で、ロウデコーダ3はソース線SL、すなわち半導体基板10に正電位(例えば18V)を印加する。その結果、メモリセルトランジスタMT1、MT2の浮遊ゲート内の電子が、FN(Fowler-Nordheim)トンネリングによって半導体基板10へ引き抜かれ、データは消去される。すなわち、全メモリセルトランジスタMT1、MT2の閾値電圧は負電圧となり、“1”データを保持した状態となる。
[書き込み動作]
次に、データの書き込み動作について説明する。データの書き込みは、同一のワード線WLに接続された複数のメモリセルトランジスタMT1、MT2について、一括して行うことが可能である。以下では、奇数ビット線選択線BLS(2i−1)及びワード線WL2に接続されたメモリセルトランジスタMT1、MT2にデータが一括してデータが書き込まれ、また偶数ビット線選択線BLS2i及びワード線WL2に接続されたメモリセルトランジスタMT1、MT2にデータが一括して書き込まれる場合について説明する。但し、本例の場合、iは1及び2であり、図3に示す構成の場合には、iは1〜(m+1)/2の自然数である。
・奇数ビット線選択線に接続されたメモリセルトランジスタへの書き込み
まず、奇数ビット線選択線BLS(2i−1)に接続されたメモリセルトランジスタMT1、MT2にデータが書き込まれる場合について、図10を用いて説明する。図10は、メモリセルアレイ2の回路図である。本例の場合、奇数ビット線選択線BLS(2i−1)、すなわちビット線選択線BLS1、BLS3に接続されたメモリセルトランジスタMT1、MT2に対して、一括してデータが書き込まれる。また以下では、メモリセルユニット11−1、11−3内のメモリセルトランジスタに“0”データを書き込み、メモリセルユニット11−2内のメモリセルトランジスタに“1”データを書き込む場合について説明する。
図示するように、まずカラムデコーダ4がビット線選択線BLS1、BLS3を選択し、選択ビット線選択線BLS1、BLS3に対して正電圧(例えば18V)を印加する。非選択のビット線選択線BLS2、BLS4に対しては0Vが印加される。
また、ロウデコーダ3がセレクトゲート線SGDを選択し、正電圧(例えば11V)を印加する。これにより、選択トランジスタST1はオン状態となり、各メモリセルユニット11−1〜11−3内におけるメモリセルグループ12−32はビット線BL1〜BL3にそれぞれ接続される。更にロウデコーダ3はワード線WL2を選択し、選択ワード線WL2に対して正電圧(例えば18V)を印加する。非選択のワード線WL1、WL3〜WL32に対しては0Vが印加される。
その結果、選択ビット線選択線BLS1、BLS3及び選択ワード線WL2に接続されたメモリセルトランジスタの合成電位VCG12−1、VCG22−2、VCG32−1は18Vとなる。
また、選択ビット線選択線BLS1、BLS3及び非選択ワード線WL1、WL3〜WL32に接続されたメモリセルトランジスタの合成電位VCG11−1、VCG13−1〜VCG132−1、VCG21−2、VCG23−2〜VCG232−2、VCG31−1、VCG33−1〜VCG332−1は9Vとなる。
また、非選択ビット線選択線BLS2、BLS4及び選択ワード線WL2に接続されたメモリセルトランジスタの合成電位VCG12−2、VCG22−1、VCG32−2は9Vとなる。
更に、非選択ビット線選択線BLS2、BLS4及び非選択ワード線WL1、WL3〜WL32に接続されたメモリセルトランジスタの合成電位VCG11−2、VCG13−2〜VCG132−2、VCG21−1、VCG23−1〜VCG232−1、VCG31−2、VCG33−2〜VCG332−2は0Vとなる。
つまり、選択ワード線WL2及び選択ビット線選択線BLS1に接続されたメモリセルトランジスタMT1、並びに選択ワード線WL2及び選択ビット線選択線BLS3に接続されたメモリセルトランジスタMT1、MT2の合成電位は、FNトンネリングによりデータを書き込むのに十分な電圧となる。
その他のメモリセルトランジスタMT1、MT2の合成電位は、9Vまたは0Vとなり、FNトンネリングによりデータを書き込むには不十分な電圧となる。このうち、選択ビット線選択線BLS1、BLS3に接続され、且つ非選択ワード線WL1、WL3〜WL32に接続されたメモリセルトランジスタMT1、MT2は、その合成電位が9Vであるため、オン状態となる。つまり、これらのメモリセルトランジスタMT1、MT2を介して、選択ワード線WL2及び選択ビット線選択線BLS1、BLS3に接続されたメモリセルトランジスタMT1、MT2のチャネルがビット線BL1〜BL3にそれぞれ電気的に接続される。
そして、書き込み回路7がビット線BL1、BL3に“0”データを与える。すなわちビット線BL1、BL3には0Vが与えられる。更に書き込み回路7はビット線BL2に“1”データを与える。すなわち、ビット線BL2には正電圧(例えば9V)が与えられる。
その結果、メモリセルユニット11−1におけるメモリセルグループ12−2内のメモリセルトランジスタMT1、及びメモリセルユニット11−3におけるメモリセルグループ12−2内のメモリセルトランジスタMT1においては、電子が浮遊ゲートFGに注入される。すなわち、“0”データが書き込まれ、閾値電圧は正の値に変化する。他方、メモリセルユニット11−2におけるメモリセルグループ12−2内のメモリセルトランジスタMT2においては、電子が浮遊ゲートFGに注入されず、“1”データを維持する。
・偶数ビット線選択線に接続されたメモリセルトランジスタへの書き込み
次に、偶数ビット線選択線BLS2iに接続されたメモリセルトランジスタMT1、MT2にデータが書き込まれる場合について、図11を用いて説明する。図11は、メモリセルアレイ2の回路図である。本例の場合、ビット線選択線BLS2、BLS4に接続されたメモリセルトランジスタMT1、MT2に対して、一括してデータが書き込まれる。また図10と同様に、メモリセルユニット11−1、11−3内のメモリセルトランジスタに“0”データを書き込み、メモリセルユニット11−2内のメモリセルトランジスタに“1”データを書き込む場合について説明する。
図示するように、まずカラムデコーダ4がビット線選択線BLS2、BLS4を選択し、選択ビット線選択線BLS2、BLS4に対して正電圧(例えば18V)を印加する。非選択のビット線選択線BLS1、BLS3に対しては0Vが印加される。また図10の場合と同様に、ロウデコーダ3がセレクトゲート線SGD及びード線WL2を選択する。
その結果、選択ビット線選択線BLS2、BLS4及び選択ワード線WL2に接続されたメモリセルトランジスタの合成電位VCG12−2、VCG22−1、VCG32−2は18Vとなる。
また、選択ビット線選択線BLS2、BLS4及び非選択ワード線WL1、WL3〜WL32に接続されたメモリセルトランジスタの合成電位VCG11−2、VCG13−2〜VCG132−2、VCG21−1、VCG23−1〜VCG232−1、VCG31−2、VCG33−2〜VCG332−2は9Vとなる。
また、非選択ビット線選択線BLS1、BLS3及び選択ワード線WL2に接続されたメモリセルトランジスタの合成電位VCG12−1、VCG22−2、VCG32−1は9Vとなる。
更に、非選択ビット線選択線BLS1、BLS3及び非選択ワード線WL1、WL3〜WL32に接続されたメモリセルトランジスタの合成電位VCG11−1、VCG13−1〜VCG132−1、VCG21−2、VCG23−2〜VCG232−2、VCG31−1、VCG33−1〜VCG332−1は0Vとなる。
つまり、選択ワード線WL2及び選択ビット線選択線BLS2に接続されたメモリセルトランジスタMT1、MT2、並びに選択ワード線WL2及び選択ビット線選択線BLS4に接続されたメモリセルトランジスタMT2の合成電位は、FNトンネリングによりデータを書き込むのに十分な電圧となる。
その他のメモリセルトランジスタMT1、MT2の合成電位は、9Vまたは0Vとなり、FNトンネリングによりデータを書き込むには不十分な電圧となる。但し、選択ビット線選択線BLS2、BLS4に接続され、且つ非選択ワード線WL0、WL3〜WL32に接続されたメモリセルトランジスタMT1、MT2は、その合成電位が9Vであるため、オン状態となる。つまり、これらのメモリセルトランジスタMT1、MT2を介して、選択ワード線WL2及び選択ビット線選択線BLS2、BLS4に接続されたメモリセルトランジスタMT1、MT2のチャネルがビット線BL1〜BL3にそれぞれ電気的に接続される。
そして、書き込み回路7がビット線BL1、BL3に“0”データを与え、ビット線BL2に“1”データを与える。その結果、メモリセルユニット11−1におけるメモリセルグループ12−2内のメモリセルトランジスタMT2、及びメモリセルユニット11−3におけるメモリセルグループ12−2内のメモリセルトランジスタMT2においては、電子が浮遊ゲートFGに注入される。すなわち、“0”データが書き込まれ、閾値電圧は正の値に変化する。他方、メモリセルユニット11−2におけるメモリセルグループ12−2内のメモリセルトランジスタMT1においては、電子が浮遊ゲートFGに注入されず、“1”データを維持する。
[読み出し動作]
次に、データの読み出し動作について説明する。データの読み出しは、同一のワード線WLに接続された複数のメモリセルトランジスタMT1、MT2について、一括して行うことが可能である。以下では、書き込み動作時と同様に、奇数ビット線選択線BLS(2i−1)毎、及び偶数ビット線選択線BLS2i毎にデータが一括して読み出される場合について説明する。また一例として、ワード線WL2に接続されたメモリセルトランジスタからデータが読み出される場合について説明する。
・奇数ビット線選択線に接続されたメモリセルトランジスタからの読み出し
まず、奇数ビット線選択線BLS(2i−1)に接続されたメモリセルトランジスタMT1、MT2からデータを読み出す場合について、図12を用いて説明する。図12は、メモリセルアレイ2の回路図である。本例の場合、ビット線選択線BLS1、BLS3に接続されたメモリセルトランジスタMT1、MT2から、一括してデータが読み出される。
まず、読み出し回路6が、ビット線BL1〜BL3をプリチャージする。その結果、ビット線BL1〜BL3の電位は1.5V程度となる。また、ソース線SLの電位は0Vとされる。
そして、図示するようにカラムデコーダ4がビット線選択線BLS1、BLS3を選択し、選択ビット線選択線BLS1、BLS3に対して正電圧(例えば6V)を印加する。非選択のビット線選択線BLS2、BLS4に対しては0Vが印加される。
また、ロウデコーダ3がセレクトゲート線SGD、SGSを選択し、両者に正電圧(例えば6V)を印加する。これにより、選択トランジスタST1はオン状態となり、各メモリセルユニット11−1〜11−3内におけるメモリセルグループ12−32はビット線BL1〜BL3にそれぞれ接続される。また選択トランジスタST2もオン状態となり、各メモリセルユニット11−1〜11−3内におけるメモリセルグループ12−1はソース線SLに接続される。更にロウデコーダ3はワード線WL2を選択し、選択ワード線WL2に対して負電圧(例えば−6V)を印加する。非選択のワード線WL1、WL3〜WL32に対しては正電圧(例えば6V)が印加される。
その結果、選択ビット線選択線BLS1、BLS3及び選択ワード線WL2に接続されたメモリセルトランジスタの合成電位VCG12−1、VCG22−2、VCG32−1は0Vとなる。つまり、これらのメモリセルトランジスタMT1、MT2は、保持するデータによってオン状態またはオフ状態のいずれかの状態を取る。
また、選択ビット線選択線BLS1、BLS3及び非選択ワード線WL1、WL3〜WL32に接続されたメモリセルトランジスタの合成電位VCG11−1、VCG13−1〜VCG132−1、VCG21−2、VCG23−2〜VCG232−2、VCG31−1、VCG33−1〜VCG332−1は6Vとなる。つまり、これらのメモリセルトランジスタMT1、MT2は、保持するデータにかかわらずオン状態とされる。
また、非選択ビット線選択線BLS2、BLS4及び選択ワード線WL2に接続されたメモリセルトランジスタの合成電位VCG12−2、VCG22−1、VCG32−2は−3Vとなり、これらのメモリセルトランジスタMT1、MT2は、保持するデータにかかわらずオフ状態となる。
更に、非選択ビット線選択線BLS2、BLS4及び非選択ワード線WL1、WL3〜WL32に接続されたメモリセルトランジスタの合成電位VCG11−2、VCG13−2〜VCG132−2、VCG21−1、VCG23−1〜VCG232−1、VCG31−2、VCG33−2〜VCG332−2は3Vとなる。つまり、これらのメモリセルトランジスタMT1、MT2は、半選択状態となりチャネルが形成される。
以上のように、各メモリセルユニット11において、非選択ワード線WL2及び選択ビット線選択線BLS1、3に接続されたメモリセルトランジスタはオン状態とされる。従って、これらのメモリセルトランジスタのチャネルを介して、選択ワード線WL2及び選択ビット線選択線BLS1、BLS3に接続されたメモリセルトランジスタのドレインがビット線BL1〜BL3に接続される。そして、選択ワード線WL2及び非選択ビット線選択線BLS2、BLS4に接続されたメモリセルトランジスタはオフ状態とされる。
よって、選択ワードWL2線及び選択ビット線選択線BLS1、BLS3に接続されたメモリセルトランジスタが“1”データを保持していれば、このメモリセルトランジスタはオン状態となり、ビット線BLからソースSLに電流が流れる。他方、“0”データを保持していれば、このメモリセルトランジスタはオフ状態となり、ビット線からソース線に電流は流れない。
この電流が流れるか否かによるビット線電位の変動を、読み出し回路がセンス・増幅して、データを読み出す。
・偶数ビット線選択線に接続されたメモリセルトランジスタからの読み出し
ビット線選択線BLS2、BLS4に接続されたメモリセルトランジスタからデータを読み出す場合も同様である。すなわち、この場合には図12において、カラムデコーダ4はビット線選択線BLS1、BLS3の代わりにビット線選択線BLS2、4を選択する。
これにより、ワード線WL2に接続されたメモリセルトランジスタのうち、ビット線選択線BLS1、BLS3に接続されたメモリセルトランジスタがオフ状態となる。また、ビット線選択線BLS2、BLS4に接続されたメモリセルトランジスタが、保持するデータによってオン状態またはオフ状態となる。
以上のように、この発明の第1の実施形態に係るNAND型フラッシュメモリであると、下記の(1)及び(2)の効果が得られる。
(1)NAND型フラッシュメモリのチップサイズを縮小出来る。
本実施形態に係る構成であると、ワード線方向で隣接する2つのメモリセルトランジスタを、同一の素子領域AA上に形成している。従って、チップサイズを縮小出来る。以下、本効果の詳細について図13を参照しつつ説明する。図13はメモリセルアレイのワード線方向に沿った断面図であり、従来の構成と本実施形態に係る構成とを示している。
図示するように従来構成であると、同一のワード線WL(多結晶シリコン層230)に接続されるメモリセルトランジスタMTは、それぞれ素子分離領域STIによって分離された個々の素子領域AA上に形成されている。つまり、個々の素子領域AA上に、ゲート絶縁膜200上に個々の浮遊ゲートFG(多結晶シリコン層210)が形成されている。
これに対して本実施形態に係る構成であると、従来構成において、2つの素子領域AA間の素子分離領域STIが廃されている。そして、同一の素子領域AA上に、同一のワード線WL(多結晶シリコン層23)に接続される2つのメモリセルトランジスタMTの浮遊ゲート(多結晶シリコン層21)が形成されている。この際、ワード線方向に沿った素子分離領域STI及び素子領域AAの幅が従来構成と同一であるとすれば、2つのメモリセルトランジスタを形成するために必要な領域は、従来の75%で済む。すなわち、従来構成及び本実施形態において2つのメモリセルトランジスタを形成するために必要な領域の幅をそれぞれW1、W2とすれば、W2=0.75・W1となる。従って、NAND型フラッシュメモリのチップサイズを低減出来る。
上記構成を実現するために、本実施形態では、まず素子領域AA上にワード線方向に沿った2つの浮遊ゲートFGを形成している。換言すれば、従来の浮遊ゲートFGがチャネル幅方向に2つに分割され、それぞれ異なるメモリセルトランジスタMT1、MT2の浮遊ゲートとして機能する。更に、ワード線WL(多結晶シリコン層23)は、分割された浮遊ゲート上の面積の1/2の領域と、第1ゲート間絶縁膜22を介して容量結合する。また残りの1/2の領域は、第2ゲート間絶縁膜24を介してビット線選択線BLS(多結晶シリコン層25)と容量結合する。更に、ビット線選択線BLSは、隣接する素子分離領域STIを跨いで、隣の素子領域AA上の浮遊ゲートFG上の1/2の面積の領域と容量結合する。このビット線選択線BLSは、同一列にあるメモリセルトランジスタ間で共通接続される。そしてデータの書き込み時及び読み出し時には、ビット線BL及びワード線WLに加えて、ビット線選択線BLSによって、メモリセルトランジスタが選択される。
また本実施形態では、同一の素子領域AA上に形成され、且つワード線方向に沿って隣接する2つのメモリセルトランジスタで、1つの選択トランジスタST1、ST2を共有している。従って、選択トランジスタST1、ST2の数は従来の1/2で良い。このこともチップサイズの低減に寄与する。
(2)メモリセルユニット内のメモリセルトランジスタ数を増大出来る。
図14は、本実施形態に係るNAND型フラッシュメモリのメモリセルアレイ2の回路図であり、メモリセルユニット11−kにおいて、ワード線WLjとビット線選択線BLSkに接続されたメモリセルトランジスタMT1から“1”データを読み出す様子を示している。
図示するように、選択ビット線選択線BLSk及び非選択ワード線WL(j−1)、WL(j+1)に接続されたメモリセルトランジスタMT1は、そのゲートの合成電位VCGk(j−1)−1、VCGk(j+1)−1が6Vとされ、オン状態となる。従って、これらのメモリセルトランジスタMT1のチャネルを介して、ビット線BLkからソース線SLに向かって電流が流れる。
更に本実施形態では、非選択ビット線選択線BLS(k+1)及び非選択ワード線WL(j−1)、WL(j+1)に接続されたメモリセルトランジスタMT2のゲートの合成電位VCGk(j−1)−2、VCGk(j+1)が3Vとされる。よって、これらのメモリセルトランジスタMT2も半選択状態となり、チャネルが形成される。そして、これらのメモリセルトランジスタMT2のチャネルをも、ビット線BLkからソース線SLに向かって流れる電流の一部は電流経路として使用する。従って、読み出し電流経路の抵抗を従来に比べて低減出来る。その結果、メモリセルユニット11内において直列接続されるメモリセルトランジスタの数を多く出来る。これにより、ビット線コンタクトやソース線コンタクトの数を削減でき、NAND型フラッシュメモリのチップサイズが低減出来る。
なお上記実施形態では、データの書き込み時及び読み出し時において、カラムデコーダ4がビット線選択線を奇数ビット線選択線単位及び偶数ビット線選択線単位で選択する場合について説明した。しかし、カラムデコーダ4による選択動作は本方法に限定されるものでは無い。すなわち、各メモリセルユニット11において、メモリセルトランジスタMT1、MT2のいずれか一方のみが選択されれば、どのような選択方法を用いても構わない。
[第2の実施形態]
次に、この発明の第2の実施形態に係る半導体記憶装置について説明する。本実施形態は、上記第1の実施形態において、ビット線選択線BLSの配置を変形したものである。図15は、本実施形態に係るNAND型フラッシュメモリが備えるメモリセルアレイ2の平面図であり、図16は図15におけるX2−X2’線に沿った断面図である。なお図15で示す領域は、第1の実施形態において図4で示した領域と同一である。
図示するように、本実施形態に係るメモリセルトランジスタMT1、MT2の構成は、大まかには上記第1の実施形態において、ビット線選択線BLSを、素子分離領域STIを挟んで第2方向で隣接する浮遊ゲートFG間に配置したものである。
すなわち、浮遊ゲートFGとして機能する多結晶シリコン層21は、その上面が素子分離領域STIの上面よりも高くなるように形成されている。またビット線選択線BLSとして機能する多結晶シリコン層25は素子分離領域STI上に形成され、その上面は浮遊ゲートFGの上面よりも低くされている。更に第2ゲート間絶縁膜24は、浮遊ゲートFGの側面とビット線選択線BLSの側面とに接するように形成されている。そして、浮遊ゲートFGの上面上及び側面上、並びにビット線選択線BLSの上面上に、ワード線WLとして機能する多結晶シリコン層23が、第1ゲート間絶縁膜22を介在して形成されている。
本実施形態に係るNAND型フラッシュメモリの動作は、上記第1の実施形態と同様である。本構成によっても、上記第1の実施形態と同様に(1)、(2)の効果が得られる。
[第3の実施形態]
次に、この発明の第3の実施形態に係る半導体記憶装置について説明する。本実施形態は、上記第1または第2の実施形態において、ビット線選択線BLSを個々のメモリセルトランジスタ群にそれぞれ設けたものである。図17は、本実施形態に係るNAND型フラッシュメモリの備えるメモリセルアレイ2の平面図である。
図示するように本実施形態に係るメモリセルアレイ2の構成は、上記第1の実施形態で説明した図3の構成において、ビット線選択線BLSを、各々のメモリセルユニット11におけるメモリセルトランジスタMT1、MT2毎に設けたものである。
すなわち、メモリセルユニット11−k(kは1〜mの自然数)におけるメモリセルトランジスタMT1の第2制御ゲートCG2は、それぞれビット線選択線BLS1〜BLS(2k−1)に接続され、メモリセルトランジスタMT2の第2制御ゲートCG2は、それぞれビット線選択線BLS2kに接続される。そして、ビット線選択線BLS1〜BLS2mは、カラムデコーダ4によって選択される。その他の構成は、上記第1、第2の実施形態と同様であるので省略する。
本実施形態に係るNAND型フラッシュメモリの動作は、基本的には上記第1の実施形態で説明した通りである。異なる点は、本実施形態では、カラムデコーダ4は、各メモリセルユニット11に接続された2本のビット線選択線BLSのうち、いずれか1本のみを選択する点にある。すなわち、メモリセルユニット11−1に関してはビット線選択線BLS1、BLS2のいずれか一方が選択され、メモリセルユニット11−2に関してはビット線選択線BLS3、BLS4のいずれか一方が選択され、メモリセルユニット11−mに関してはビット線選択線BLS(2m−1)、BLS2mのいずれか一方が選択される。つまり、カラムデコーダ4が偶数ビット線選択線単位及び奇数ビット線選択線単位で選択動作を行う場合には、上記第1の実施形態で説明した図10乃至図12と同様となる。
本実施形態に係る構成であっても、上記第1の実施形態で説明した(1)、(2)の効果が得られる。
[第4の実施形態]
次に、この発明の第4の実施形態に係る半導体記憶装置について説明する。本実施形態は、上記第3の実施形態において、メモリセルグループ12内において並列接続されたメモリセルトランジスタの数を増やしたものである。図18は、本実施形態に係るNAND型フラッシュメモリの備えるメモリセルアレイ2の回路図である。
図示するように、本実施形態に係るメモリセルアレイ2は、上記第3の実施形態で説明した図17の構成において、各メモリセルグループ12の、2個のメモリセルトランジスタMT1〜MT2の備えを、n個(nは3以上の自然数)のメモリセルトランジスタMT1〜MTnの備えまで拡張している。メモリセルトランジスタMT1〜MTnは、その電流経路が互いに並列接続されている。すなわち、各メモリセルグループ12において、メモリセルトランジスタMT1〜MTnはソースを共有し、且つドレインを共有する。そして、メモリセルグループ12−32におけるメモリセルトランジスタMT1〜MTnのドレインが選択トランジスタST1のソースに接続され、メモリセルグループ12−1におけるメモリセルトランジスタMT1〜MTnのソースが選択トランジスタST2のソースに接続される。
そして、各メモリセルユニット11において、各々のメモリセルグループ12内におけるメモリセルトランジスタMT1〜MTnの第2制御ゲートCG2は、それぞれn本のビット線選択線BLSのいずれかに接続されている。すなわち、メモリセルユニット11−1に含まれるメモリセルトランジスタMT1〜MTnの第2制御ゲートCG2は、ビット線選択線BLS1〜BLSnにそれぞれ接続される。また、メモリセルユニット11−2に含まれるメモリセルトランジスタMT1〜MTnの第2制御ゲートCG2は、ビット線選択線BLS(n+1)〜BLS2nにそれぞれ接続される。以下同様であり、メモリセルユニット11−mに含まれるメモリセルトランジスタMT1〜MTnの第2制御ゲートCG2は、ビット線選択線BLS((m−1)・n+1))〜BLS(m・n)にそれぞれ接続される。そして、ビット線選択線BLS1〜BLSmnは、カラムデコーダ4によって選択される。その他の構成は、上記第1、第2の実施形態と同様であるので省略する。
本実施形態に係るNAND型フラッシュメモリの動作は、基本的には上記第3の実施形態で説明した通りである。異なる点は、本実施形態では、カラムデコーダ4は、各メモリセルユニット11に接続されたn本のビット線選択線BLSのうちの、いずれか1本のみを選択する点にある。すなわち、メモリセルユニット11−1に関してはビット線選択線BLS1〜BLSnのうちのいずれか1本が選択され、メモリセルユニット11−2に関してはビット線選択線BLS(n+1)〜BLS2nのうちのいずれか1本が選択され、メモリセルユニット11−mに関してはビット線選択線BLS((m−1)・n+1)〜BLSmnのうちのいずれか1本が選択される。
本実施形態に係るNAND型フラッシュメモリであると、第1の実施形態で説明した(1)、(2)の効果に加えて、下記(3)の効果が得られる。
(3)NAND型フラッシュメモリのチップサイズを更に縮小出来る。
本実施形態に係る構成であると、メモリセルユニット12におけるメモリセルトランジスタの数を、3個以上にしている。つまり、第1の実施形態において説明した図4、図5及び図8、第2の実施形態で説明した図13、並びに第3の実施形態で説明した図15及び図16において、同一の素子領域AA上に3個以上の浮遊ゲートFGが、第2方向に沿って配置される。これらの浮遊ゲートFGは、絶縁膜26によって電気的に分離される。
従って、第1の実施形態よりも、メモリセルアレイ2の第2方向に沿った幅を、より小さく出来る。その結果、NAND型フラッシュメモリのチップサイズを更に縮小出来る。
以上のように、この発明の第1乃至第4の実施形態に係るNAND型フラッシュメモリであると、同一素子領域に形成された浮遊ゲートFGを、ワード線方向で2個以上に分割し、分割したものを個々のメモリセルトランジスタの浮遊ゲートとして用いている。これにより、ワード線方向に沿って2個のメモリセルトランジスタを同一素子領域AA上に形成し、従来必要であった素子分離領域STIの数を削減している。その結果、NAND型フラッシュメモリのチップサイズを削減出来る。また、同一素子領域AA上に形成された2つのメモリセルトランジスタを選択するために、ビット線選択線BLSを設けている。このビット線選択線BLSによって、ビット線BL及びワード線WLと併せて、メモリセルトランジスタの選択動作が可能となる。
上記実施形態に係る構成は、次のようにも説明出来る。すなわち、メモリセルアレイ2には、各々が、電荷蓄積層FGと、電荷蓄積層FG上に形成され、互いに電気的に分離された第1制御ゲートCG1及び第2制御ゲートCG2とを有する第1乃至第nメモリセルトランジスタMT1〜MTn(nは2以上の自然数)を備えている。そして、第1乃至第nメモリセルトランジスタの電流経路が並列接続されることにより、メモリセルグループ12が形成される。また、複数のメモリセルグループ12の電流経路が直列接続されて、メモリセルユニット11が形成される。メモリセルユニット11の一端側に位置する第1乃至第nメモリセルトランジスタMT1〜MTnのドレインは、ビット線BLに電気的に接続され、他端側に位置する第1乃至第nメモリセルトランジスタMT1〜MTnのソースは、ソース線SLに電気的に接続される。更に、各々のメモリセルグループにおいて、並列接続された第1乃至第nメモリセルトランジスタの第1制御ゲートCG1は、それぞれ個々のワード線に共通接続される。更に、同一のメモリセルユニット11内におけるメモリセルグループ12の各々に含まれる第1乃至第nメモリセルトランジスタの第2制御ゲートCG2が、それぞれ第1乃至第nビット線選択線BLS1〜BLSnに共通接続される。
上記の構成において、n=2である場合、つまり個々のメモリセルグループ12に含まれるメモリセルトランジスタ数が2個である場合には、隣接するビット線選択線BLSを共通にすることが可能である。より詳細に説明すれば、各々のメモリセルユニット12において、第1ビット線選択線BLS1は、第1メモリセルトランジスタの第2制御ゲートCG2を共通接続し、第2ビット線選択線BLS2は、第2メモリセルトランジスタの第2制御ゲートCG2を共通接続する。ここで、図3において隣接する2つのメモリセルユニット11−2、11−3に着目する。すると、メモリセルユニット11−3の第1ビット線選択線は、メモリセルユニット11−2の第2ビット線選択線と共通に接続される。この第1ビット線選択線と第2ビット線選択線とを共通に接続したものが、図3におけるビット線選択線BLS3である。そして、メモリセルユニット11−3の第2ビット線選択線(図3におけるBLS4)と、メモリセルユニット11−2の第1ビット線選択線(図3におけるBLS2)とは、互いに独立して制御される。
また上記実施形態では、個々のメモリセルトランジスタにおいてビット線選択線BLSに接続される浮遊ゲートFGは、第2制御ゲートCG2のみであった。しかし、第2制御ゲートCG2を2つ以上に分割しても良い。図19は、上記実施形態の第1変形例に係るメモリセルトランジスタMTの断面構成を模式的に示している。また図20は、図19の構成の等価回路図である。図示するようにメモリセルトランジスタは、第1制御ゲートCG1及び第2制御ゲートCG2に加えて、第3制御ゲートCG3を備えている。第2制御ゲートCG2はビット線選択線BLSに接続され、第3制御ゲートCG3は別のビット線選択線BLS’に接続されている。ビット線選択線BLS、BLS’の電圧は、互いに独立して制御されても良いし、同様に制御されても良い。そして、ワード線WLに与えられる電圧VCG1、ビット線選択線BLSに与えられる電圧VCG2、及びビット線選択線BLS’に与えられる電圧VCG3によって、メモリセルトランジスタに印加される電圧VCGが制御される。
また図21に示すように、更に第4制御ゲートCG4を備えていても良い。図21は、上記実施形態の第2変形例に係るメモリセルトランジスタMTの断面構成を模式的に示している。図示するように、浮遊ゲートFG上には、第1乃至第3制御ゲートCG1〜CG3に加えて、更に第4制御ゲートCG4が設けられている。第4制御ゲートCG4は別のビット線選択線BLS”に接続されている。ビット線選択線BLS、BLS’、BLS”の電圧は、互いに独立して制御されても良いし、同様に制御されても良い。そして、ワード線WLに与えられる電圧VCG1、ビット線選択線BLS乃至BLS”に与えられる電圧VCG2乃至VCG4によって、メモリセルトランジスタに印加される電圧VCGが制御される。また図19において、第2制御ゲートCG2と第3制御ゲートCG3とのいずれかを、ビット線選択線に接続するかわりに、ワード線WLに接続しても良い。このことは図21でも同様である。つまり、ワード線WLとビット線選択線BLSによる合成電位によってメモリセルトランジスタを選択出来るのであれば、3個以上設けた制御ゲートのワード線WL及びビット線選択線BLSへの接続方法は限定されない。
一例として、個々のメモリセルトランジスタMTが3つの制御ゲートCG1〜CG3を有し、そのうちの制御ゲートCG1、CG2がワード線WLに接続され、制御ゲートCG3がビット線選択線BLSに接続される場合について説明する。図22は、本例に係るメモリセルユニット11−1の回路図である。
図示するように、本例に係る構成は、上記第1の実施形態において説明した図3の構成において、メモリセルグループ12−j(jは1〜32のいずれか)に含まれるメモリセルトランジスタMT1、MT2の制御ゲートCG1をワード線WLjAに接続し、制御ゲートCG2をワード線WL(j+1)Aに接続したものである。
すなわち、メモリセルグループ12−1内のメモリセルトランジスタMT1、MT2の制御ゲートCG1はワード線WL1Aに接続され、制御ゲートCG2はワード線WL2Aに接続される。また、メモリセルグループ12−2内のメモリセルトランジスタMT1、MT2の制御ゲートCG1はワード線WL2Aに接続され、制御ゲートCG2はワード線WL3Aに接続される。更に、メモリセルグループ12−32内のメモリセルトランジスタMT1、MT2の制御ゲートCG1はワード線WL32Aに接続され、制御ゲートCG2はワード線WL33Aに接続される。そして、ワード線WL1A〜WL33Aは、ロウデコーダ3によって選択される。
つまり、本例においては、あるメモリセルグループ12−jにおいて、ワード線WLjAとワード線WL(j+1)Aとの組み合わせが、上記第1乃至第4の実施形態におけるワード線WLjに相当する。そして、メモリセルアレイ2内には上記構成のメモリセルユニット11が複数配置される。なお、本例の場合であっても、第1の実施形態と同様に、各メモリセルグループ12内で並列接続されるメモリセルトランジスタの数が2個である場合には、隣接するビット線選択線BLSを共有することが出来る。以下、ワード線WL1A〜WL33Aを互いに区別しない場合には、単にワード線WLAと呼ぶ。
図23は、本例に係るメモリセルアレイ2の平面図である。図示するように、第1の実施形態で説明した図4と異なる点は、浮遊ゲートFGとワード線WLAとが、半導体基板10表面の垂直方向で重なっていない点にある。すなわち図23に示すように、第1方向で隣接する2本のワード線WLAは、浮遊ゲートFGを第1方向で挟むようにして配置される。またビット線選択線BLSは、各浮遊ゲートFGの上面を被覆するようにして、第1方向に沿ったストライプ形状に形成され、且つワード線WLAよりも上のレベルに配置される。更に、メモリセルトランジスタMT1、MT2ソースまたはドレインとして機能する不純物拡散層は、ワード線WLA直下の領域に形成される。
図24及び図25は、図23におけるそれぞれX3−X3’線及びY3−Y3’線に沿った断面図である。図示するように素子領域AA上には、浮遊ゲートFGとして機能する多結晶シリコン層21が、ゲート絶縁膜20を介在して形成されている。多結晶シリコン層21上には、ビット線選択線BLSとして機能する多結晶シリコン層25が、第2ゲート間絶縁膜24を介在して形成される。同一素子領域AA内において第2方向で隣接する多結晶シリコン層21は、絶縁膜26によって電気的に分離されている(図24参照)。これは多結晶シリコン層25についても同様である(図24参照)。また多結晶シリコン層25は、第1方向に沿って隣接するメモリセルトランジスタ同士で共通接続されている(図25参照)。
半導体基板10上において、第1方向に沿って隣接する浮遊ゲートFG間の領域には、絶縁膜40を介在して多結晶シリコン層23が形成されている(図25参照)。多結晶シリコン層23は、ワード線WLAとして機能する。この多結晶シリコン層23は、第1ゲート間絶縁膜22を介在して多結晶シリコン層21と接している。すなわち、多結晶シリコン層21の側面上に第1ゲート間絶縁膜22が形成され、第1ゲート間絶縁膜22の側面上に多結晶シリコン層23が形成されている。多結晶シリコン層23は、多結晶シリコン層23上に形成された絶縁膜41によって、多結晶シリコン層25(ビット線選択線BLS)と電気的に分離されている。
そして、半導体基板10の表面領域において、多結晶シリコン層23直下の領域には、メモリセルトランジスタMT1、MT2のソースまたはドレインとして機能する不純物拡散層30が形成されている(図25参照)。
本例に係るメモリセルトランジスタMT1、MT2の構成は、次のようにも説明できる。図24に示すように、個々の素子領域AA内には、第2方向に沿って2つの積層ゲートが設けられている。積層ゲートは多結晶シリコン層21と、多結晶シリコン層21上に形成された多結晶シリコン層25を備えている。同一素子領域AA内において第2方向で隣接する積層ゲートは、絶縁膜26によって電気的に分離されている。多結晶シリコン層21は、個々のメモリセルトランジスタ毎に分離され、多結晶シリコン層25は第1方向で隣接するもの同士で共通接続されている(図25参照)。
また、第2方向に沿ったストライプ形状の多結晶シリコン層23が、絶縁膜40を介在して、半導体基板10上に形成されている。多結晶シリコン層23はワード線WLAとして機能する。隣接する2本の多結晶シリコン層23は、第1方向に沿った方向で、多結晶シリコン層21を挟むようにして配置され、第1ゲート間絶縁膜22を介在して多結晶シリコン層21と接する。つまり、多結晶シリコン層21の各々は、その側面において第1ゲート間絶縁膜22を介して多結晶シリコン層23と接し、且つその上面において第2ゲート間絶縁膜24を介在して多結晶シリコン層25と接している。
以上の構成において、ワード線WLjA、WL(j+1)A、及びビット線選択線BLS1、BLS2によって、メモリセルトランジスタMT1、MT2の選択動作が行われる。
勿論、上記構成はメモリセルグループ12内のメモリセルトランジスタMT数が2個の場合に限定されるものでは無く、N(Nは3以上の自然数)の場合にも適用出来る。つまり、次のようにも説明出来る。
すなわち、メモリセルグループ12内の第1乃至第Nメモリセルトランジスタの各々は、浮遊ゲート(多結晶シリコン層21)上に形成され、第1制御ゲートCG1(メモリセルグループ12−j内のメモリセルトランジスタにおいては、ワード線WLjAとして機能する多結晶シリコン層23)及び第2制御ゲートCG2(メモリセルグループ12−j内のメモリセルトランジスタにおいては、ワード線WL(j+1)Aとして機能する多結晶シリコン層23:請求項5における「第3制御ゲート」)と分離された第3制御ゲートCG3(請求項5における「第2制御ゲート」)を更に備える。第1制御ゲートCG1は、浮遊ゲートFGの側面上に第1ゲート間絶縁膜22を介在して形成される。また第2制御ゲートCG2は、浮遊ゲートFGを挟んで第1制御ゲートCG1と対向するようにして配置され、且つ浮遊ゲートFGの側面上に第1ゲート間絶縁膜22(請求項5における「第3ゲート間絶縁膜」)を介在して形成される。第3制御ゲートCG3は、浮遊ゲートFGの上面上に、第2ゲート間絶縁膜24を介在して形成される。そして、いずれかの第1乃至第Nメモリセルトランジスタの第2制御ゲートCG2は、ビット線方向で隣接する他の第1乃至第Nメモリセルトランジスタの第1制御ゲートCG1と共通接続される。つまり、メモリセルグループ12−j内の第2制御ゲートCG2は、メモリセルグループ12−(j+1)の第1制御ゲートCG1と共に、ワード線WL(j+1)Aとして機能する。同様にして、メモリセルグループ12−(j+1)内の第2制御ゲートCG2は、メモリセルグループ12−(j+2)の第1制御ゲートCG1と共に、ワード線WL(j+2)Aとして機能する。
また、上記実施形態においては、第1制御ゲートCG1と浮遊ゲートFGとが対向する面積と、第2制御ゲートCG2と浮遊ゲートFGとが対向する面積の比率が1:1である場合について説明した。すなわち、第1ゲート間絶縁膜22と第2ゲート間絶縁膜24の膜厚及び材料が同一である場合には、図2で説明した寄生容量C2、C3がC2=C3である場合について説明した。しかし、ワード線WLとビット線選択線BLSによる合成電位によってメモリセルトランジスタを選択出来るのであれば、上記比率に限定されるものでは無い。このことは、図19乃至図21で説明した構成であっても同様である。
また、上記実施形態ではNAND型フラッシュメモリを例に説明したが、浮遊ゲートFGを分割する手法は、例えばNOR型フラッシュメモリにも適用出来る。また、NAND型フラッシュメモリにおいてメモリセルトランジスタ数が1個である3Tr−NAND型フラッシュメモリにも適用可能であるし、3Tr−NAND型フラッシュメモリにおいて選択トランジスタST1を廃した2Tr型フラッシュメモリにも適用可能である。
なお、本願発明は上記実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。更に、上記実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出されうる。例えば、実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出されうる。
この発明の第1の実施形態に係るNAND型フラッシュメモリのブロック図。 この発明の第1の実施形態に係るNAND型フラッシュメモリの備えるメモリセルトランジスタの断面構成を示す模式図。 この発明の第1の実施形態に係るNAND型フラッシュメモリの備えるメモリセルアレイの回路図。 この発明の第1の実施形態に係るNAND型フラッシュメモリの備えるメモリセルアレイの平面図。 図4におけるX1−X1’線に沿った断面図。 図4におけるY1−Y1’線に沿った断面図。 図4におけるY2−Y2’線に沿った断面図。 図4における領域A1の斜視図。 この発明の第1の実施形態に係るメモリセルアレイの回路図であり、消去動作時の様子を示す図。 この発明の第1の実施形態に係るメモリセルアレイの回路図であり、書き込み動作時の様子を示す図。 この発明の第1の実施形態に係るメモリセルアレイの回路図であり、書き込み動作時の様子を示す図。 この発明の第1の実施形態に係るメモリセルアレイの回路図であり、読み出し動作時の様子を示す図。 この発明の第1の実施形態に係るメモリセルトランジスタ、及び従来のメモリセルトランジスタの断面図。 この発明の第1の実施形態に係るメモリセルアレイの回路図であり、読み出し動作時の様子を示す図。 この発明の第2の実施形態に係るNAND型フラッシュメモリの備えるメモリセルアレイの平面図。 図15におけるX2−X2’線に沿った断面図。 この発明の第3の実施形態に係るNAND型フラッシュメモリの備えるメモリセルアレイの回路図。 この発明の第4の実施形態に係るNAND型フラッシュメモリの備えるメモリセルアレイの回路図。 この発明の第1乃至第4の実施形態の第1変形例に係るNAND型フラッシュメモリの備えるメモリセルトランジスタの断面構成を示す模式図。 この発明の第1乃至第4の実施形態の第1変形例に係るNAND型フラッシュメモリの備えるメモリセルトランジスタの等価回路図。 この発明の第1乃至第4の実施形態の第2変形例に係るNAND型フラッシュメモリの備えるメモリセルトランジスタの断面構成を示す模式図。 この発明の第1乃至第4の実施形態の第3変形例に係るNAND型フラッシュメモリの備えるメモリセルユニットの回路図。 この発明の第1乃至第4の実施形態の第3変形例に係るNAND型フラッシュメモリの備えるメモリセルアレイの平面図。 図23におけるX3−X3’線に沿った断面図。 図23におけるY3−Y3’線に沿った断面図。
符号の説明
1…NAND型フラッシュメモリ、2…メモリセルアレイ、3…ロウデコーダ、4…カラムデコーダ、5…カラムセレクタ、6…読み出し回路、7…書き込み回路、10…半導体基板、11、11−1〜11−m…メモリセルユニット、12、12−1〜12−32…メモリセルグループ、20…ゲート絶縁膜、21、23、25…多結晶シリコン層、22、24…ゲート間絶縁膜、26…絶縁膜、30…不純物拡散層、31、34…層間絶縁膜、32、33、35…金属配線層

Claims (5)

  1. 各々が、電荷蓄積層と、前記電荷蓄積層上に形成され、互いに電気的に分離された第1制御ゲート及び第2制御ゲートとを有する第1乃至第Nメモリセルトランジスタ(Nは2以上の自然数)と、
    前記第1乃至第Nメモリセルトランジスタの電流経路が並列接続されたメモリセルグループと、
    複数の前記メモリセルグループの電流経路が直列接続されたメモリセルユニットと、
    前記メモリセルユニットの一端側に位置する前記第1乃至第Nメモリセルトランジスタのドレインに電気的に接続されたビット線と、
    前記メモリセルユニットの他端側に位置する前記第1乃至第Nメモリセルトランジスタのソースに電気的に接続されたソース線と、
    各々のメモリセルグループにおいて、並列接続された前記第1乃至第Nメモリセルトランジスタの前記第1制御ゲートを共通接続するワード線と、
    同一の前記メモリセルユニット内における前記メモリセルグループの各々に含まれる前記第1乃至第Nメモリセルトランジスタの前記第2制御ゲートを、それぞれ共通接続する第1乃至第Nビット線選択線と
    を具備することを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 複数の前記メモリセルユニットが配列されたメモリセルアレイを更に備え、
    前記Nは“2”であり、前記メモリセルグループの各々には、前記電流経路が並列接続された第1メモリセルトランジスタと第2メモリセルトランジスタとが含まれ、
    前記ワード線は、同一行にある前記第1、第2メモリセルトランジスタの前記第1制御ゲートを、複数の前記メモリセルユニット間で共通接続し、
    各々の前記メモリセルユニットにおいて、前記第1ビット線選択線は、前記第1メモリセルトランジスタの前記第2制御ゲートを共通接続し、前記第2ビット線選択線は、前記第2メモリセルトランジスタの前記第2制御ゲートを共通接続し、
    隣接する2つの前記メモリセルユニットのいずれか一方の備える前記第1ビット線選択線は、いずれか他方の備える前記第2ビット線選択線と共通に接続され、前記いずれか一方の備える前記第2ビット線選択線と前記いずれか他方の備える前記第1ビット線選択線とは、互いに独立して制御される
    ことを特徴とする請求項1記載の半導体記憶装置。
  3. 前記第1、第2メモリセルトランジスタの各々は、半導体基板上にゲート絶縁膜を介在して形成された前記電荷蓄積層と、
    前記電荷蓄積層の第1領域上に、第1ゲート間絶縁膜を介在して形成された前記第1制御ゲートと、
    前記電荷蓄積層の前記第1領域と異なる第2領域上に第2ゲート間絶縁膜を介在して形成され、且つ前記第1制御ゲートと電気的に分離された前記第2制御ゲートとを備え、
    同一の前記メモリセルグループに含まれる前記第1、第2メモリセルトランジスタの前記電荷蓄積層は、前記半導体基板中に形成された同一の素子領域上に、前記ビット線に直交する前記ワード線方向に沿って、絶縁膜を介在して隣接し、
    同一の前記メモリセルグループに含まれる前記第1、第2メモリセルトランジスタの前記第1制御ゲートは、前記絶縁膜上の領域を介して接する
    ことを特徴とする請求項2記載の半導体記憶装置。
  4. 半導体基板中に形成された素子分離領域と、
    前記半導体基板中に形成され、前記素子分離領域によって電気的に互いに分離された素子領域とを更に備え、
    前記第1、第2メモリセルトランジスタの各々は、前記素子領域上にゲート絶縁膜を介在して形成された前記電荷蓄積層と、
    前記電荷蓄積層の上面に、第1ゲート間絶縁膜を介在して形成された前記第1制御ゲートと、
    前記素子分離領域上に、前記電荷蓄積層の側面に第2ゲート間絶縁膜を介在して接するようにして形成された前記第2制御ゲートとを備え、
    同一の前記メモリセルグループに含まれる前記第1、第2メモリセルトランジスタの前記電荷蓄積層は、同一の前記素子領域上に、前記ビット線に直交する前記ワード線方向に沿って、絶縁膜を介在して隣接し、
    同一の前記メモリセルグループに含まれる前記第1、第2メモリセルトランジスタの前記第1制御ゲートは、前記絶縁膜上の領域を介して接する
    ことを特徴とする請求項2記載の半導体記憶装置。
  5. 前記第1乃至第Nメモリセルトランジスタの各々は、前記電荷蓄積層上に形成され、前記第1制御ゲート及び前記第2制御ゲートと分離された第3制御ゲートを更に備え、
    前記第1乃至第Nメモリセルトランジスタの各々は、半導体基板上にゲート絶縁膜を介在して形成された前記電荷蓄積層と、
    前記電荷蓄積層の側面上に第1ゲート間絶縁膜を介在して形成された前記第1制御ゲートと、
    前記電荷蓄積層の上面上に第2ゲート間絶縁膜を介在して形成された前記第2制御ゲートと、
    前記電荷蓄積層を挟んで前記第1制御ゲートと対向するようにして配置され、且つ前記電荷蓄積層の側面上に第3ゲート間絶縁膜を介在して形成された前記第3制御ゲートとを備え、
    同一の前記メモリセルグループに含まれる前記第1乃至第Nメモリセルトランジスタの前記電荷蓄積層は、前記半導体基板中に形成された同一の素子領域上に、前記ビット線に直交する前記ワード線方向に沿って、絶縁膜を介在して隣接し、
    前記第1乃至第Nメモリセルトランジスタの前記第3制御ゲートは、ビット線方向で隣接する他の前記第1乃至第Nメモリセルトランジスタの前記第1制御ゲートに共通接続される
    ことを特徴とする請求項1記載の半導体記憶装置。
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