JP2008274789A - 直噴エンジンの制御システム - Google Patents
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Abstract
【課題】気化しない燃料の増加による触媒暖機促進処理の遅延防止と燃焼安定性とを考慮した上で、触媒暖機促進処理時における筒内噴射用インジェクタからの噴射を制御する直噴エンジンの制御システムを提供する。
【解決手段】直噴エンジンの制御システムは、触媒コンバータを活性化させるための触媒暖機促進処理時に、吸気行程と圧縮行程において燃料を噴射する筒内噴射用インジェクタを備える。燃料におけるアルコール濃度を検出するセンサを備える。センサからのアルコール濃度に関する情報に基づいて、圧縮行程における燃料の噴射量を制御する制御部を備える。アルコール濃度と噴射量とは、アルコール濃度が既定値を超えるまでは、アルコール濃度に応じて噴射量が増加し、既定値を超えると、アルコール濃度に関わらず噴射量が一定である第1関係を有する。
【選択図】図3
【解決手段】直噴エンジンの制御システムは、触媒コンバータを活性化させるための触媒暖機促進処理時に、吸気行程と圧縮行程において燃料を噴射する筒内噴射用インジェクタを備える。燃料におけるアルコール濃度を検出するセンサを備える。センサからのアルコール濃度に関する情報に基づいて、圧縮行程における燃料の噴射量を制御する制御部を備える。アルコール濃度と噴射量とは、アルコール濃度が既定値を超えるまでは、アルコール濃度に応じて噴射量が増加し、既定値を超えると、アルコール濃度に関わらず噴射量が一定である第1関係を有する。
【選択図】図3
Description
本発明は、直噴エンジンの制御システムに関し、特に、触媒コンバータを活性化させるための触媒暖機促進処理時における筒内噴射用インジェクタからの噴射を制御する制御システムに関する。
触媒暖機促進処理時において、燃料のアルコール濃度に応じて、吸気行程と圧縮行程に行われる噴射を制御する制御システム提案されている。
特許文献1は、アルコール濃度が高い場合は燃料気化を促進するために吸気行程における燃料噴射量を圧縮行程における燃料噴射量に比べて増大させる制御システムを開示する。
特開2006−291971号公報
しかし、圧縮行程における燃料噴射量が増加されないため、点火プラグ周りの空燃比が目標空燃比に比べて希薄になり、燃焼安定性が損なわれるおそれがある。但し、圧縮行程における燃料噴射量をあまり多くすると、気化しない燃料が増えて、点火不良などにより、触媒暖機促進処理が遅延するおそれがある。
したがって本発明の目的は、気化しない燃料の増加による触媒暖機促進処理の遅延防止と燃焼安定性とを考慮した上で、触媒暖機促進処理時における筒内噴射用インジェクタからの噴射を制御する直噴エンジンの制御システムを提供することである。
本発明に係る直噴エンジンの制御システムは、触媒コンバータを活性化させるための触媒暖機促進処理時に、吸気行程と圧縮行程において燃料を噴射する筒内噴射用インジェクタと、燃料におけるアルコール濃度を検出するセンサと、センサからのアルコール濃度に関する情報に基づいて、圧縮行程における燃料の噴射量を制御する制御部とを備え、アルコール濃度と噴射量とは、アルコール濃度が既定値を超えるまでは、アルコール濃度に応じて噴射量が増加し、既定値を超えると、アルコール濃度に関わらず噴射量が一定である第1関係を有する。これにより、アルコール濃度が高くなるにつれて圧縮行程における噴射量が多くなるため、蒸発特性のよい燃料(例えば、ガソリン)がシリンダー内に十分に供給され、成層燃焼が成立し、気化悪化(気化しない燃料の増加)に伴う混合気の希薄化を抑制することが可能になる。また、アルコール濃度が既定値(アルコール濃度既定値)以上では、圧縮行程における燃料噴射量を一定させることにより、気化しない燃料の増加を抑制することが可能になる。
好ましくは、直噴エンジンの温度を検出する温度センサをさらに備え、温度が閾値以上である場合には、制御部は、アルコール濃度に関わらず、触媒暖機促進処理時の圧縮行程における噴射量として、第1関係におけるアルコール濃度が低い場合の噴射量を使用する。これにより、エンジン本体の冷却水温が所定温度以上の場合に、アルコール燃料の気化量が急激に増加することを考慮して、アルコール濃度が少ない(例えば、アルコール濃度が最も低い0%)の場合の圧縮行程噴射量を使用することで、噴射量を減らし、気化量の急激な増加によるオーバーリッチ状態を回避することが可能になる。
また、好ましくは、制御部は、センサからのアルコール濃度に関する情報に基づいて、触媒暖機促進処理時の吸気行程と圧縮行程とにおける圧縮行程への燃料の噴き分け比率を制御し、アルコール濃度と噴き分け比率とは、アルコール濃度が既定値を超えるまでは、アルコール濃度に応じて噴き分け比率が増加し、既定値を超えると、アルコール濃度に応じて噴き分け比率が減少する第2関係を有する。
また、好ましくは、直噴エンジンの温度を検出する温度センサをさらに備え、温度が閾値以上である場合には、制御部は、アルコール濃度に関わらず、触媒暖機促進処理時の吸気行程と圧縮行程とにおける圧縮行程への燃料の噴き分け比率を低く設定する。
また、好ましくは、触媒暖機促進処理時に、点火タイミングが遅角した状態で点火する点火プラグをさらに備え、制御部は、センサからのアルコール濃度に関する情報に基づいて、点火タイミングの遅角量を制御し、アルコール濃度と遅角量とは、アルコール濃度が既定値を超えるまでは、アルコール濃度に応じて遅角量が増加し、既定値を超えると、アルコール濃度に応じて遅角量が減少する第3関係を有する。これにより、点火プラグの点火タイミングの遅角量を増加させることで、暖機性能を向上させる(触媒暖機促進処理を速く完了させる)ことが可能になる。また、アルコール濃度が既定値(アルコール濃度既定値)以上の場合には、遅角量を減少させることによって、燃焼安定性が悪化することを抑制することが可能になる。
また、好ましくは、触媒暖機促進処理時に、進角した状態で閉じる吸気バルブをさらに備え、制御部は、センサからのアルコール濃度に関する情報に基づいて、吸気バルブを閉じるタイミングの進角量を制御し、アルコール濃度と進角量とは、アルコール濃度に応じて進角量が増加する第4関係を有する。これにより、吸気バルブを閉じるタイミングを進角させることにより、筒内温度を上昇させて、アルコール濃度が高くなったことによる気化悪化を抑制することが可能になる。
以上のように本発明によれば、気化しない燃料の増加による触媒暖機促進処理の遅延防止と燃焼安定性とを考慮した上で、触媒暖機促進処理時における筒内噴射用インジェクタからの噴射を制御する直噴エンジンの制御システムを提供することができる。
以下、本発明の実施形態について、図1、図2を用いて説明する。第1実施形態における直噴エンジンの制御システムは、エンジン本体1、エアクリーナ2、吸気通路3、電気制御スロットル弁4、筒内噴射用のインジェクタ6、点火プラグ7、排気通路8、触媒コンバータ9、電気制御EGR弁10、EGR通路11、燃料タンク12、低圧ポンプ13、高圧ポンプ15、燃料分配管16、リターン通路17、ECU20、吸気バルブ21、排気バルブ22、VVTなどの可変吸気バルブタイミング制御機構23、エンジン本体1の冷却水温を検出する水温センサ26、排気通路8において排気空燃比のリッチ・リーンに応じた信号を出力する空燃比センサ27、燃料分配管16における燃料mfのアルコール濃度を検出するアルコール濃度センサ30を備える。
なお、第1実施形態では、エンジン本体1の燃料mfとして、ガソリンとアルコールの混合燃料を使った形態を説明するが、アルコールを含む燃料を使った他の形態であってもよい。
まず、エンジン本体1の動作について説明する。吸気バルブ21の開時に、エンジン本体1の各シリンダーの燃焼室には、エアクリーナ2及び吸気通路3を介し、電気制御スロットル弁4の制御を受けて、空気が吸入される。吸気バルブ21の開閉は、ECU20に制御された可変吸気バルブタイミング制御機構23によって行われる。
インジェクタ6から噴射された燃料mfは、吸入された空気と混ざって混合気を形成する。ECU20からの点火信号に基づく点火プラグ7の点火によって、混合気は燃焼する。
エンジン本体1からの排気は、排気バルブ22の開時に、排気通路8より排出され、排気通路8に設けられた触媒コンバータ9により浄化される。また、排気の一部は、電気制御EGR弁10を介して、EGR通路11により吸気通路3のスロットル弁4の下流で吸気通路3に還流される。
次に、燃料mfのエンジン本体1への供給動作について説明する。燃料タンク12からは低圧ポンプ13により燃料が吸い上げられ、低圧供給通路を介して接続された高圧ポンプ15により目標噴射圧まで加圧されて、インジェクタ6に接続されている燃料分配管16に供給される。リターン通路17は、燃料分配管16からの余剰燃料を燃料タンク12に戻す通路である。
次に、ECU20の動作について説明する。ECU20は、CPU、ROM、RAM、A/D変換器、及び入出力インターフェイス等を含んで構成されるマイクロコンピュータを備え、各種センサからの入力信号を受け、これに基づいて演算処理して、各部の動作制御を行う。
特に、本実施形態では、冷間始動後のファーストアイドル中に、吸気行程と圧縮行程で燃料mfの噴射を行い、点火タイミングを遅角した状態で点火プラグ7を点火させて、触媒コンバータ9の暖機を促進する触媒暖機促進処理が行われる。この触媒暖機促進処理において、ECU20は、水温センサ26からの冷却水温に関する情報、及びアルコール濃度センサ30からの燃料mfのアルコール濃度に関する情報に基づいて、インジェクタ6から噴射される燃料mfの圧縮行程における噴射量、及び吸気行程と圧縮行程とにおける圧縮行程への噴き分け比率を制御する。また、触媒暖機促進処理において、ECU20は、水温センサ26からの冷却水温に関する情報、及びアルコール濃度センサ30からの燃料mfのアルコール濃度に関する情報に基づいて、点火プラグ7の点火タイミングを遅角制御し、吸気バルブ21を閉じるタイミングを進角制御する。
ECU20のROMには、触媒暖機促進処理時における、圧縮行程における噴射量制御、噴き分け比率制御、点火タイミング遅角制御、及び吸気バルブ閉タイミング進角制御のための関係式(第1〜第4関係式f1〜f4)に対応したマップデータが記録される。
具体的には、噴射量制御のために、燃料mfにおけるアルコール濃度と、圧縮行程における燃料mfの噴射量との関係を示す第1関係式f1に対応したマップデータが記録される。第1関係式f1では、アルコール濃度が、アルコール濃度既定値Frまでは、アルコール濃度が高くなるとともに、圧縮行程における燃料mfの噴射量が多くなり、アルコール濃度既定値Frを越えると、燃料mfの噴射量が一定値(アルコール濃度既定値Frの場合の噴射量)を示す第1関係を有する(図3参照)。
また、噴き分け比率制御のために、燃料mfにおけるアルコール濃度と、吸気行程と圧縮行程における圧縮行程への燃料mfの噴き分け比率との関係を示す第2関係式f2に対応したマップデータが記録される。第2関係式f2では、アルコール濃度が、アルコール濃度既定値Frまでは、アルコール濃度が高くなるとともに、圧縮行程への噴き分け比率が高くなり、アルコール濃度既定値Frを越えると、アルコール濃度が高くなるとともに、アルコール濃度既定値Frの場合の噴き分け比率(最大噴き分け比率)から減少する第2関係を有する(図4参照)。
全体噴射量(吸気行程の噴射量+圧縮行程の噴射量)は、同一空気過剰率で運転可能な噴射量以上にするために、アルコール濃度に応じて増加する関係で設定され、設定された全体噴射量と、第1、第2関係式f1、f2とに基づいて、吸気行程、及び圧縮行程における噴射量が設定される。
但し、エンジン本体1の冷却水温が閾値以上の場合には、圧縮行程の噴射量、及び圧縮行程への噴き分け比率は、アルコール濃度の値に関わらず、アルコール濃度が最低(0%)の場合の値に設定される。噴射量と噴き分け比率の両方をアルコール濃度が低い場合の小さい値に設定するのは、噴射量だけをアルコール濃度の低い場合の小さい値にすると、全体噴射量が減ってリーン状態になるおそれがあるため、かかるリーン状態を回避する趣旨である。
また、点火タイミング遅角制御のために、燃料mfにおけるアルコール濃度と、点火プラグ7の点火タイミングの遅角量(通常触媒暖機運転時に比べた遅角量)との関係を示す第3関係式f3に対応したマップデータが記録される。第3関係式f3では、アルコール濃度が、アルコール濃度既定値Frまでは、アルコール濃度が高くなるとともに、点火タイミングの遅角量が多くなり、アルコール濃度既定値Frを越えると、アルコール濃度が高くなるとともに、アルコール濃度既定値Frの場合の遅角量(最大遅角量)から減少する第3関係を有する(図5参照)。
また、吸気バルブ閉タイミング進角制御のために、燃料mfにおけるアルコール濃度と、吸気バルブ21を閉じるタイミングの進角量との関係を示す第4関係式f4に対応したマップデータが記録される。第4関係式f4では、アルコール濃度が高くなるとともに、吸気バルブ21を閉じるタイミングの進角量が大きくなる、すなわち吸気バルブ21を閉じるタイミングが早くなる第4関係を有する(図6参照)。
ECU20は、アルコール濃度と第1関係式f1とに基づいて、触媒暖機促進処理時における、圧縮行程における燃料mfの噴射量を設定し、アルコール濃度と第2関係式f2とに基づいて、触媒暖機促進処理時における、吸気行程と圧縮行程における圧縮行程への燃料mf噴き分け比率を設定し、インジェクタ6の燃料噴射制御を行う。
ガソリンとアルコールの混合燃料を用いる場合、アルコール濃度が高くなるに従って、気化が悪化する(シリンダー内で気化しない燃料が増える)。このため、アルコール濃度に関わらずアルコール濃度が最低(0%)の場合に設定された圧縮行程における燃料mfの噴射量が使用される形態(通常の触媒暖機促進処理)や、アルコール濃度に応じて吸気行程における燃料噴射量を増大させる形態では、燃料噴射量が十分でなく、点火プラグ7の周辺の空燃比が目標空燃比よりも希薄になり燃焼安定性が損なわれるおそれがある。
本実施形態では、アルコール濃度が高くなるにつれて圧縮行程における噴射量が多くなるため、蒸発特性のよい燃料(ガソリン)がシリンダー内に十分に供給され、成層燃焼が成立し、気化悪化(気化しない燃料の増加)に伴う混合気の希薄化を抑制することが可能になる。
但し、アルコール濃度が高くなるにつれて圧縮行程における噴射量を増加させると、アルコール濃度が高い状態のため、気化しない燃料(特にアルコール燃料)が増加する。そのため、点火不良やオイル希釈、ピストン1aのかじり等の問題が起こり得、触媒暖機促進処理が遅延するおそれがある。本実施形態では、アルコール濃度がアルコール濃度既定値Fr以上の場合には、圧縮行程における燃料噴射量がアルコール濃度に応じて増加しないで一定になるように、アルコール濃度に応じて圧縮行程における噴き分け比率を減少させる。これにより、気化しない燃料の増加を抑え、これらの問題の発生を抑制する効果を有する。
また、アルコール燃料は単一組成であるため筒内温度が所定温度を超えるとアルコール燃料からの気化量が急激に増加する。そのため、本実施形態では、エンジン本体1の冷却水温が所定温度に対応した閾値以上の場合には、アルコール濃度が最低(0%)の場合に設定される圧縮行程噴射量、圧縮行程への燃料mfの噴き分け比率(後述する遅角量、進角量も同様)の値を使用した、通常の触媒暖機促進処理が行われる。これにより、燃料mfの圧縮行程噴射量を減らし、気化量の急激な増加によるオーバーリッチ状態を回避することが可能になる。
また、ECU20は、アルコール濃度と第3関係式f3とに基づいて、触媒暖機促進処理時における、点火プラグ7の点火タイミングの遅角量を設定し、点火プラグ7の点火制御を行う。
アルコール燃料の燃焼速度がガソリン燃料の燃焼速度に比べて速いことを利用して、アルコール濃度既定値Frまではアルコール濃度が高くなるにつれて、点火プラグ7の点火タイミングの遅角量を増加させることで、燃焼行程で燃焼しきれなかった未燃成分を燃焼室から排出後、排気通路8で後燃えさせ、これによって出来た高温の排気ガスを利用して触媒コンバータ9の温度を上昇させて、暖機性能を向上させる(触媒暖機促進処理を速く完了させる)ことが可能になる。
アルコール濃度がアルコール濃度既定値Fr以上の場合には、アルコール濃度が高くなるにつれて遅角量最大値から遅角量を減少させる。これにより、気化悪化、及び混合気希薄化による燃焼安定性の悪化(所望のA/F範囲からから外れる)を抑制することが可能になる。
また、ECU20は、アルコール濃度と第4関係式f4とに基づいて、触媒暖機促進処理時における、吸気バルブ21を閉じるタイミングの進角量を設定し、可変吸気バルブタイミング制御機構23を介して吸気バルブ21を閉じるタイミングの制御を行う。
アルコール濃度が高くなるにつれて吸気バルブ21を閉じるタイミングを進角させることにより、筒内温度を上昇させて、アルコール濃度が高くなったことによる気化悪化を抑制することが可能になる。
次に、触媒暖機促進処理の手順を図7のフローチャートを用いて説明する。触媒暖機促進処理は、エンジン本体1の始動時に行われる。ステップS11で、エンジン本体1において始動処理が完了したか否かが判断され、始動処理が完了しているとステップS12で、触媒暖機促進処理が必要な状態であるか否かが判断される。始動処理が完了していない場合には、ステップS12以下の処理は行われない。エンジン本体1が始動されてからの一定期間が経過するまでの間(冷間始動後のファーストアイドル中)など、触媒コンバータ9の温度が低く、触媒コンバータ9が活性状態になく所定の排気浄化性能を得ることが出来ない場合には、触媒暖機促進処理が必要であると判断され、ステップS13に進められる。
ステップS12における触媒暖機促進処理が必要か否かの判断は、水温センサ26からの冷却水温に関する情報に基づいて行われる。具体的には、冷却水温が触媒暖機促進処理判別用温度閾値以上である場合には、触媒コンバータ9の温度も高く、触媒暖機促進処理が不要であると判断して、ステップS13以下の処理は行われない。冷却水温が触媒暖機促進処理判別用温度閾値より低い場合には、触媒コンバータ9の温度も低く、触媒暖機促進処理が必要であると判断して、ステップS13に進められる。なお、触媒暖機促進処理の要不要の判断は、冷却水温に限らず、他の判断手段、例えば、触媒コンバータ9における三元触媒下流に設けられたO2センサ(不図示)の検知信号の変化に基づいて行っても良い。
ステップS13で、ECU20によって、水温センサ26からの冷却水温に関する情報に基づいて、エンジン本体1の冷却水温が閾値以上であるか否かが判断される。ステップS13における閾値は、ステップS12における触媒暖機促進処理判別用閾値よりも低い値が設定される。閾値以上である場合には、筒内温度も高く、アルコールの気化悪化の問題が生じにくいため、ステップS14で、燃料mfのアルコール濃度の値に連動しない固定値(アルコール濃度が最低(0%)の場合に設定される値)の、圧縮行程への噴き分け比率、噴射量、点火プラグ7の点火タイミング遅角量、吸気バルブ21を閉じるタイミング進角量を使って、通常の触媒暖機促進処理が行われる。
閾値以上でない場合には、筒内温度が低く、アルコールの気化悪化の問題が生じやすいため、ステップS17〜S20に進められて、アルコール濃度の値に連動した変数値の、圧縮行程への噴き分け比率、圧縮行程噴射量、点火プラグ7の点火タイミング遅角量、吸気バルブ21を閉じるタイミング進角量を使って、触媒暖機促進処理が行われる。
ステップS15で、通常の触媒暖機促進処理が完了したか否かが判断される。完了したか否かの判断は、ステップS12における触媒暖機促進処理が必要か否かの判断と同様である。完了した場合には、ステップS16で、エンジン本体1が通常の運転状態にされる。完了していない場合には、ステップS14に戻される。
ステップS17で、ECU20によって、アルコール濃度センサ30からの燃料mfのアルコール濃度に関する情報に基づいて、アルコール濃度の値が算出される。ステップS18で、アルコール濃度と第4関係式f4とに基づいて、触媒暖機促進処理時における、吸気バルブ21を閉じるタイミングの進角量が算出される。算出された進角量に基づいて、可変吸気バルブタイミング制御機構23を介した吸気バルブ21を閉じるタイミングの制御が行われる。
ステップS19で、アルコール濃度と第1関係式f1とに基づいて、触媒暖機促進処理時における、圧縮行程における燃料mfの噴射量が算出され、アルコール濃度と第2関係式f2とに基づいて、触媒暖機促進処理時における、吸気行程と圧縮行程における圧縮行程への燃料mf噴き分け比率が算出される。算出された噴き分け比率、及び圧縮行程噴射量に基づいて、インジェクタ6における燃料噴射制御が行われる。
ステップS20で、アルコール濃度と第3関係式f3とに基づいて、触媒暖機促進処理時における、点火プラグ7の点火タイミングの遅角量が算出される。算出された遅角量に基づいて、点火プラグ7の点火タイミング制御が行われる。
ステップS21で、アルコール濃度に応じた触媒暖機促進処理が完了したか否かが判断される。完了したか否かの判断は、ステップS12における触媒暖機促進処理が必要か否かの判断と同様である。完了した場合には、ステップS16で、エンジン本体1が通常の運転状態にされる。完了していない場合には、ステップS17に戻される。
上記手順により、通常の触媒暖機促進処理と、アルコール濃度に応じて噴射量などが調整された状態で行われる触媒暖機促進処理とが、冷却水温に応じて切り替えられて行われる。
1 エンジン本体
2 エアクリーナ
3 吸気通路
4 電気制御スロットル弁
6 インジェクタ
7 点火プラグ
8 排気通路
9 触媒コンバータ
10 電気制御EGR弁
11 EGR通路
12 燃料タンク
13 低圧ポンプ
15 高圧ポンプ
16 燃料分配管
17 リターン通路
20 ECU
21 吸気バルブ
22 排気バルブ
23 可変吸気バルブタイミング制御機構
26 水温センサ
27 空燃比センサ
30 アルコール濃度センサ
2 エアクリーナ
3 吸気通路
4 電気制御スロットル弁
6 インジェクタ
7 点火プラグ
8 排気通路
9 触媒コンバータ
10 電気制御EGR弁
11 EGR通路
12 燃料タンク
13 低圧ポンプ
15 高圧ポンプ
16 燃料分配管
17 リターン通路
20 ECU
21 吸気バルブ
22 排気バルブ
23 可変吸気バルブタイミング制御機構
26 水温センサ
27 空燃比センサ
30 アルコール濃度センサ
Claims (6)
- 触媒コンバータを活性化させるための触媒暖機促進処理時に、吸気行程と圧縮行程において燃料を噴射する筒内噴射用インジェクタと、
前記燃料におけるアルコール濃度を検出するセンサと、
前記センサからの前記アルコール濃度に関する情報に基づいて、前記圧縮行程における前記燃料の噴射量を制御する制御部とを備え、
前記アルコール濃度と前記噴射量とは、前記アルコール濃度が既定値を超えるまでは、前記アルコール濃度に応じて前記噴射量が増加し、前記既定値を超えると、前記アルコール濃度に関わらず前記噴射量が一定である第1関係を有することを特徴とする直噴エンジンの制御システム。 - 前記直噴エンジンの温度を検出する温度センサをさらに備え、
前記温度が閾値以上である場合には、前記制御部は、前記アルコール濃度に関わらず、前記触媒暖機促進処理時の前記圧縮行程における噴射量として、前記第1関係における前記アルコール濃度が低い場合の噴射量を使用することを特徴とする請求項1に記載の制御システム。 - 前記制御部は、前記センサからの前記アルコール濃度に関する情報に基づいて、前記触媒暖機促進処理時の前記吸気行程と前記圧縮行程とにおける前記圧縮行程への前記燃料の噴き分け比率を制御し、
前記アルコール濃度と前記噴き分け比率とは、前記アルコール濃度が前記既定値を超えるまでは、前記アルコール濃度に応じて前記噴き分け比率が増加し、前記既定値を超えると、前記アルコール濃度に応じて前記噴き分け比率が減少する第2関係を有することを特徴とする請求項1に記載の制御システム。 - 前記直噴エンジンの温度を検出する温度センサをさらに備え、
前記温度が閾値以上である場合には、前記制御部は、前記アルコール濃度に関わらず、前記触媒暖機促進処理時の前記吸気行程と前記圧縮行程とにおける前記圧縮行程への前記燃料の噴き分け比率を低く設定することを特徴とする請求項1に記載の制御システム。 - 前記触媒暖機促進処理時に、点火タイミングが遅角した状態で点火する点火プラグをさらに備え、
前記制御部は、前記センサからの前記アルコール濃度に関する情報に基づいて、前記点火タイミングの遅角量を制御し、
前記アルコール濃度と前記遅角量とは、前記アルコール濃度が前記既定値を超えるまでは、前記アルコール濃度に応じて前記遅角量が増加し、前記既定値を超えると、前記アルコール濃度に応じて前記遅角量が減少する第3関係を有することを特徴とする請求項1に記載の制御システム。 - 前記触媒暖機促進処理時に、進角した状態で閉じる吸気バルブをさらに備え、
前記制御部は、前記センサからの前記アルコール濃度に関する情報に基づいて、前記吸気バルブを閉じるタイミングの進角量を制御し、
前記アルコール濃度と前記進角量とは、前記アルコール濃度に応じて前記進角量が増加する第4関係を有することを特徴とする請求項1に記載の制御システム。
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|---|---|---|---|
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|---|---|---|---|
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| JP2012127219A (ja) * | 2010-12-14 | 2012-07-05 | Hitachi Automotive Systems Ltd | 内燃機関の可変動弁装置及び該可変動弁装置の制御装置 |
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| US20160208720A1 (en) * | 2015-01-21 | 2016-07-21 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Control apparatus for spark-ignition internal combustion engine |
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2007
- 2007-04-26 JP JP2007116751A patent/JP2008274789A/ja active Pending
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