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JP2008274783A - 内燃機関の冷却装置 - Google Patents

内燃機関の冷却装置 Download PDF

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JP2008274783A
JP2008274783A JP2007116433A JP2007116433A JP2008274783A JP 2008274783 A JP2008274783 A JP 2008274783A JP 2007116433 A JP2007116433 A JP 2007116433A JP 2007116433 A JP2007116433 A JP 2007116433A JP 2008274783 A JP2008274783 A JP 2008274783A
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radiator
hose
internal combustion
combustion engine
engine
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JP2007116433A
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English (en)
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Isao Goto
功 後藤
Takeshi Hidaka
岳史 日高
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Abstract

【課題】簡単な構成で冷却液から空気を分離して配管の曲折部に溜まった空気を抜くことができる内燃機関の冷却装置を提供すること。
【解決手段】三方分岐管継手21によってエンジンホース20と第1ラジエータホース22および第2ラジエータホース23とを曲折するようにして接続し、三方分岐管継手25によってエンジンホース24と第1ラジエータホース26および第2ラジエータホース27とを曲折するようにして接続する。また、三方分岐管継手21、25に空気抜き用の開口部43a、47aを有する頸部43、47を設け、冷却液の注入作業時に開口部43a、47aを開放し、冷却液から分離された空気を三方分岐管継手21、25の開口部43a、47aを通して外部に排出する。
【選択図】図1

Description

本発明は、内燃機関の冷却装置に関し、特に、内燃機関と熱交換器の間で冷却液を循環させて内燃機関を冷却させるようにした内燃機関の冷却装置に関する。
一般に、車両の内燃機関には水冷式の冷却装置が設けられており、この冷却装置は、熱交換用のラジエータと、水圧送用のポンプと、内燃機関とラジエータとを接続し、内燃機関とラジエータとの間で冷却液を循環させる配管等を備えている。
そして、内燃機関の回転、すなわち、クランクシャフトの回転に連動して水圧送用のポンプを作動させることにより、配管を通じて冷却液を内燃機関とラジエータとの間で強制的に循環させ、この冷却液の循環により、内燃機関の冷却が行われるとともに、ラジエータでは加熱された水の放熱が行われる。
この冷却装置では、時間の経過に伴って冷却液が劣化したり、減少することから、その冷却液を必要に応じて交換あるいは補充する必要がある。この場合には、ラジエータのアッパータンクに設けられた注入口から注水することになるため、アッパータンクに空気が溜まってしまうことがある。
このようにアッパータンクに空気が溜まってしまうと、ウォータポンプに空気が混入してキャビテーションが発生する等して、内燃機関のオーバーヒートを招来するおそれがあるため、空気抜きを行う必要がある。
このような空気抜きを行うようにした冷却装置としては、例えば、内燃機関とラジエータにそれぞれキャップによって開閉自在な注入口が設けられているとともに、内燃機関に設けられた注入口の近傍にキャップによって開閉可能な空気抜き孔が設けられたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
この冷却装置にあっては、注水作業を行う場合に、内燃機関とラジエータの両方のキャップを外して、内燃機関とラジエータの注入口を開放した状態で、ラジエータの注入口から注水を行うことにより、ラジエータから内燃機関に水を供給すると、内燃機関とラジエータの間に設けられた配管に溜まっていた空気が空気抜き孔を通じて大気に押し出されることにより、空気抜きが行われる。
実開昭57−81432号公報
しかしながら、このような従来の冷却装置にあっては、車両に取付けられる内燃機関とラジエータのレイアウトが複雑な場合、例えば、内燃機関とラジエータの間に設置された車載機器を避けるために配管の所定個所が上下方向に大きく曲折する場合や、内燃機関が車両前方でラジエータが車両後方に設置されることにより、配管が長くなって多数の曲折個所が生じて複雑な配管経路になってしまう場合には、空気抜きを容易に行うことができない。
すなわち、冷却液の流れが変化する曲折部分で冷却液から空気が分離されて曲折部分で空気が溜まり易くなってしまい、内燃機関の注入口近傍に設けられた空気抜き孔からだけでは空気を容易に抜くことが困難となってしまう。
本発明は、上述のような従来の問題を解決するためになされたもので、簡単な構成で冷却液から空気を分離して配管の曲折部に溜まった空気を抜くことができる内燃機関の冷却装置を提供することを目的とする。
本発明に係る内燃機関の冷却装置は、上記課題を解決するため、(1)内燃機関と熱交換器との間で冷却液を循環させることにより、内燃機関を冷却するように構成した内燃機関の冷却装置において、前記内燃機関と前記熱交換器の間に介装され、所定個所に曲折部を有する配管と、前記曲折部に設けられた空気抜き機構とを備えたものから構成されている。
この構成により、配管の曲折部に空気抜き機構を設けたので、熱交換器に冷却液を注入する際に、熱交換器と内燃機関とを循環する冷却液を曲折部に衝突させて冷却液の流れを強制的に変えることにより、冷却液から空気を分離して曲折部から空気抜き機構を介して空気を排出することができる。
このため、配管が長くて複雑になって配管の所定個所が曲折する場合であっても、簡単な構成で冷却液から空気を分離して配管の曲折部に溜まった空気を配管から抜くことができる。
また、本発明に係る内燃機関の冷却装置は、上記(1)に記載の内燃機関の冷却装置において、(2)内燃機関と熱交換器との間で冷却液を循環させることにより、内燃機関を冷却するように構成した内燃機関の冷却装置において、前記内燃機関と前記熱交換器の間に介装され、所定個所に曲折部を有する配管と、前記曲折部に設けられたリザーバタンクと、前記リザーバタンクに設けられた空気抜き機構とを備えたものから構成されている。
この構成により、配管の曲折部にリザーバタンクを設け、このリザーバタンクに空気抜き機構を設けたので、熱交換器に冷却液を注入する際に、熱交換器と内燃機関とを循環する冷却液を曲折部に衝突させて冷却液の流れを強制的に変えることにより、冷却液から空気を分離してリザーバタンクに貯留し、リザーバタンクから空気抜き機構を介して空気を排出することができる。
このため、配管が長くて複雑になって配管の所定個所が曲折する場合であっても、簡単な構成で冷却液から空気を分離して配管の曲折部に溜まった空気を配管から抜くことができる。
また、本発明に係る内燃機関の冷却装置は、上記(1)または(2)に記載の内燃機関の冷却装置において、(3)前記曲折部が、前記熱交換器よりも上方に設置されるものから構成されている。
この構成により、曲折部を熱交換器よりも上方に設置したので、分離された空気を曲折部に集めることができ、曲折部から空気を効率良く抜くことができる。
また、本発明に係る内燃機関の冷却装置は、上記(1)から(3)に記載の内燃機関の冷却装置において、(4)前記空気抜き機構が、前記曲折部内の圧力が一定圧以上になったときに、解放する圧力制御弁から構成されている。
この構成により、曲折部内の圧力が一定圧以上になったときに、曲折部に溜まった空気を圧力制御弁から排出することができるため、冷却液の注入時に曲折部から空気を抜くことができる。
また、本発明に係る内燃機関の冷却装置は、上記(2)から(4)に記載の内燃機関の冷却装置において、(5)前記リザーバタンクに形成された開口部と、前記開口部を開閉するように前記リザーバタンクに着脱自在に設けられたキャップ部材とを備え、前記圧力制御弁が前記キャップ部材に設けられるものから構成されている。
この構成により、冷却液の注入時には、キャップ部材を曲折部から取り外して開口部を通して配管に冷却液を注入することができる。
また、注入作業が終了した後にキャップ部材をリザーバタンクに取付けた場合には、車両の運転中に内燃機関と熱交換器との間を流通する冷却液を曲折部に衝突させて冷却液の流れを強制的に変えることにより、冷却液から空気を分離し、この分離されてリザーバタンクに貯留された空気圧が一定圧以上になったときに、圧力制御弁を外部に開放することができる。
このため、車両の運転中にリザーバタンクに貯留された空気を定期的に外部に排出することができ、気液分離用の既存のリザーバタンクを廃止することができる。このため、冷却装置の構成を簡素化することができるとともに、製造コストを低減することができる。
また、本発明に係る内燃機関の冷却装置は、上記(1)から(5)に記載の内燃機関の冷却装置において、(6)前記配管は、一端部が前記内燃機関に接続され、冷却液が流通する内燃機関側配管と、一端部が前記熱交換器に接続されるとともに、他端部が前記内燃機関側配管の他端部に接続され、冷却液が流通する熱交換器側配管とを備え、前記曲折部が、曲折して形成され、前記内燃機関側配管と前記熱交換器側配管を接続する管継手なるものから構成されている。
この構成により、熱交換器側配管と内燃機関側配管を接続する管継手を曲折部として利用することにより、管継手に溜まった空気を抜くことができるため、配管に空気抜き手段やリザーバタンクを取付けるのを不要にすることができる。このため、冷却装置の構成をより一層簡素化することができ、冷却装置の製造コストをより一層低減することができる。
また、本発明に係る内燃機関の冷却装置は、上記(6)に記載の内燃機関の冷却装置において、(7)前記熱交換器は、互いに離隔して配置された第1熱交換器および第2熱交換器から構成され、前記熱交換器側配管は、一端部が前記第1熱交換器に接続されるとともに他端部が前記内燃機関側配管の他端部に接続される第1熱交換器側配管と、一端部が前記第2熱交換器に接続されるとともに他端部が前記内燃機関側配管の他端部に接続される第2熱交換器側配管とを備え、前記管継手が、前記内燃機関側配管から前記第1熱交換器側配管および前記第2熱交換器側配管を分岐するように所定個所が曲折し、前記内燃機関側配管の他端部と前記第1熱交換器側配管および前記第2熱交換器側配管の他端部とを連結する三方分岐管継手から構成されるものから構成されている。
この構成により、熱交換器が2つ設置される場合には、第1熱交換器側配管、第2熱交換器側配管および内燃機関側配管が三方分岐管継手によって接続されるので、第1熱交換器側配管、第2熱交換器側配管および内燃機関側配管を循環する冷却液を三方分岐管継手に衝突させて冷却液の流れを強制的に変えることにより、冷却液から空気を分離することができる。
また、三方分岐管継手に溜まった空気を三方分岐管継手に設けられた空気抜き機構から外部に排出することができ、また、リザーバタンクに分岐管継手に溜まった空気を貯留することができる。
このため、内燃機関が車両の前方側に配置され、熱交換器が車両の後方に設置されることにより、配管が長く複雑になった場合であっても、熱交換器側配管と内燃機関側配管を連結する三方分岐管継手を利用して冷却液と空気との分離および空気抜きを同時に行うことができ、冷却装置の構成をより一層簡素化することができ、冷却装置の製造コストをより一層低減することができる。
また、本発明に係る内燃機関の冷却装置は、上記(2)から(7)に記載の内燃機関の冷却装置において、(8)前記リザーバタンクは、前記冷却液が膨張したときの余剰冷却液を収容する容積を有するものから構成されている。
この構成により、温度上昇によって内燃機関と熱交換器の間を流通する冷却液が膨張したときに、余剰冷却液をリザーバタンク内に収容することができるとともに、温度低下によって冷却液が収縮したときに、不足した冷却液をリザーバタンク内から内燃機関と熱交換器の間に補充することができる。
本発明によれば、簡単な構成で冷却液から空気を分離して配管の曲折部に溜まった空気を抜くことができる内燃機関の冷却装置を提供することができる。
以下、本発明に係る内燃機関の冷却装置の実施の形態について、図面を用いて説明する。
(第1の実施の形態)
図1〜図3は、本発明に係る内燃機関の冷却装置の第1の実施の形態を示す図である。
まず、構成を説明する。
図1において、車両1の前方に設けられた内燃機関としてのエンジン2は、内部に図示しないウォータジャケットが設けられており、このウォータジャケットにLLC(Long Life Coolant)等の不凍液と水からなる冷却液が流通することにより、エンジン2が冷却されるようになっている。
また、エンジン2の下方側面にはウォータジャケットに冷却液を導入するための導入部3がウォータポンプ4と共に設けられており、エンジン2の上方側面にはウォータジャケットから冷却液を排出する排出部5が設けられている。
また、車両1の後方には車両1の左右方向に離隔して熱交換器としての第1ラジエータ6および熱交換器としての第2ラジエータ7が設けられており、重量物であるエンジン2と第1ラジエータ6および第2ラジエータ7とを車両1の前後方向に離隔して設置しているため、車両1の前後の重量バランスを確保することができる。
また、第1ラジエータ6の上部にはアッパータンク10が設けられており、このアッパータンク10には冷却液の導入用の導入部12が設けられている。また、第1ラジエータ6の下部にはロアタンク11が設けられており、このロアタンク11には冷却液の排出用の排出部13が設けられている。
この第1ラジエータ6は、導入部12からアッパータンク10に導入された冷却液をラジエータ本体14内に設けられた公知のラジエータチューブを通してロアタンク11に導入し、ロアタンク11から排出部13を通して排出することにより、ラジエータ本体14内に冷却液を流通させる。
また、第2ラジエータ7の上部にはアッパータンク15が設けられており、このアッパータンク15には冷却液の導入用の導入部17が設けられている。また、第2ラジエータ7の下部にはロアタンク16が設けられており、このロアタンク16には冷却液の排出用の排出部18が設けられている。
この第2ラジエータ7は、導入部17からアッパータンク15に導入された冷却液をラジエータ本体19内に設けられた公知のラジエータチューブを通してロアタンク16に導入し、ロアタンク16から排出部18を通して排出することにより、ラジエータ本体19内に冷却液を流通させる。
一方、エンジン2の導入部3には内燃機関側配管としてのエンジンホース20の一端部20aが接続されており、エンジンホース20の他端部20bは、管継手を構成する三方分岐管継手21に接続されている。また、この三方分岐管継手21は、第1ラジエータ6のアッパータンク10よりも車両1の上方に設置されている。
なお、エンジンホース20は、エンジンホース本体20Aと直線状に形成された管継手20Bによってエンジンホース本体20Aに連結される取付けホース20Cとから構成されており、取付けホース20Cは、三方分岐管継手21と一体的に設けられている。そして、三方分岐管継手21に取付けられる取付けホース20C部分がエンジンホース20の他端部20bを構成している。
また、第1ラジエータ6のロアタンク11に設けられた排出部13には熱交換器側配管および第1熱交換器側配管としての第1ラジエータホース22の一端部22aが接続されており、この第1ラジエータホース22の他端部22bは、三方分岐管継手21に接続されている。
また、第2ラジエータ7のロアタンク16に設けられた排出部18には熱交換器側配管および第2熱交換器側配管としての第2ラジエータホース23の一端部23aが接続されており、この第2ラジエータホース23の他端部23bは、曲折部としての三方分岐管継手21に接続されている。
すなわち、三方分岐管継手21は、エンジンホース20の他端部20bおよび第2ラジエータホース23の他端部23bを直線状に接続するとともに、エンジンホース20の他端部20bおよび第2ラジエータホース23の他端部23bに対して第1ラジエータホース22の他端部22bを直角に曲折した状態で連結し、エンジンホース20から第1ラジエータホース22および第2ラジエータホース23を分岐している。
また、エンジン2の排出部5には内燃機関側配管としてのエンジンホース24の一端部24aが接続されており、エンジンホース24の他端部24bは、管継手を構成する三方分岐管継手25に接続されている。この三方分岐管継手25は、第2ラジエータ7のアッパータンク15よりも車両1の上方に設置されている。
なお、エンジンホース24は、エンジンホース本体24Aと、管継手24Bによってエンジンホース本体24Aに連結される取付けホース24Cとから構成されており、取付けホース24Cは、三方分岐管継手25と一体的に設けられている。そして、三方分岐管継手25に取付けられる取付けホース24C部分がエンジンホース24の他端部24bを構成している。
一方、第1ラジエータ6のアッパータンク10に設けられた導入部12には熱交換器側配管および第1熱交換器側配管としての第1ラジエータホース26の一端部26aが接続されており、この第1ラジエータホース26の他端部26bは、三方分岐管継手25に接続されている。
また、第2ラジエータ7のアッパータンク15に設けられた導入部17には熱交換器側配管および第2熱交換器側配管としての第2ラジエータホース27の一端部27aが接続されており、この第2ラジエータホース27の他端部27bは、三方分岐管継手25に接続されている。
すなわち、三方分岐管継手25は、エンジンホース24の他端部24bおよび第1ラジエータホース26の他端部26bを直線状に接続するとともに、エンジンホース24の他端部24bおよび第1ラジエータホース26の他端部26bに対して第2ラジエータホース27の他端部27bを直角に曲折した状態で連結し、エンジンホース24から第1ラジエータホース26および第2ラジエータホース27を分岐している。
また、エンジン2の導入部3にはリザーバホース28を介してリザーバタンク29が接続されており、このリザーバタンク29には第2ラジエータ7のアッパータンク15に設けられた排出部30に接続されるリザーバホース31を備えている。
また、リザーバホース31からはリザーバホース33が分岐しており、このリザーバホース31は、第1ラジエータ6のアッパータンク10に設けられた排出部32に接続されている。
なお、エンジンホース20、24、第1ラジエータホース22、26および第2ラジエータホース23、27は、EPDM(エチレンプロピレンジエン)等のゴムから構成されており、フレキシブル構造となっている。
また、リザーバタンク29の上部には、図示しない圧力制御弁を内蔵するキャップ部材35が設けられており、このキャップ部材35は、リザーバタンク29を開閉するようにリザーバタンク29に着脱自在となっている。
また、キャップ部材35に内蔵された図示しない圧力制御弁は、リザーバタンク29内の圧力が所定圧力以上となったときにリザーバタンク29内を外部に開放してリザーバタンク29内に溜まった空気を排出するようになっている。
また、ウォータポンプ4は、エンジン2内に設けられたクランクシャフトに連結される連結部材から駆動力が伝達されるようになっており、エンジンが運転されると、第1ラジエータ6および第2ラジエータ7で冷却された冷却液がエンジンホース20を介してエンジン2のウォータジャケットに導入される。
エンジンホース24は、第1ラジエータホース26および第2ラジエータホース27を介して第1ラジエータ6、第2ラジエータ7のアッパータンク10、15に接続されるため、エンジン2のウォータジャケットから排出された冷却液は、アッパータンク10、15からラジエータ本体14、19を通過する際に、車両走行風または図示しないファンの強制風と熱交換されて冷却される。
この冷却液は、ロアタンク11、16から第1ラジエータホース22および第2ラジエータホース23からエンジンホース20を介してエンジン2のウォータジャケットに導入されることにより、エンジン2は、この冷却液によって冷却される。
また、リザーバタンク29は、冷却系の最上位に設けられており、温度上昇によって冷却液が膨張すると、第1ラジエータ6のアッパータンク10および第2ラジエータ7のアッパータンク15からリザーバホース31、33を介して空気と余剰冷却液とをリザーバタンク29に戻すようになっている。
また、このとき、余剰冷却液によってリザーバタンク29内の空気圧が高くなると、キャップ部材35に内蔵された圧力制御弁によりリザーバタンク29内が外部に開放されることにより、リザーバタンク29に溜まった空気が排気される。
また、温度下降によって冷却液が収縮すると、リザーバタンク29からリザーバホース28を介してエンジン2の導入部3に気液分離された冷却液が導入されることにより、エンジン2や第1ラジエータ6、第2ラジエータ7を循環する冷却液の不足分を補充する。
一方、図2に示すように、三方分岐管継手21は、直線状に形成された上型41と、上型41に取付けられ、上型41と共に冷却液の流通路を画成するT字形状の下型42とを備えている。
上型41には内周部に空気抜き用の開口部43aが形成された頸部43が突設されており、この頸部43の内周部にはネジ部43bが形成されている。この頸部43にはキャップ部材44が着脱自在になっており、キャップ部材44の外周部にはネジ部43bに螺合するネジ部44aが設けられている。なお、実施の形態では、開口部43a、頸部43およびキャップ部材44が空気抜き機構を構成している。
この三方分岐管継手21は、下型42に取付けホース20Cの他端部20b、第1ラジエータホース22の他端部22bおよび第2ラジエータホース23の他端部23bを取付けた後、上型41を下型42に合わせた状態で上型41および下型42にろう付け等を施すことにより、三方分岐管継手21に液密的に取付けられる。
また、上型41は直線状に形成されており、下型42はエンジンホース20の他端部20bおよび第2ラジエータホース23の他端部23bを直線状に接続する直線部42aと、エンジンホース20の他端部20bおよび第2ラジエータホース23の他端部23bに対して第1ラジエータホース22の他端部22bを直角に曲折した状態で連結する曲折部42bとを備えたT字形状に形成されている。
一方、図3に示すように、三方分岐管継手25は、T字形状の上型45と、上型45に取付けられ、上型45と共に冷却液の流通路を画成するT字形状の下型46とを備えている。
上型45には内周部に空気抜き用の開口部47aが形成された頸部47が突設されており、この頸部47の内周部にはネジ部47bが形成されている。この頸部47にはキャップ部材48が着脱自在になっており、キャップ部材48の外周部にはネジ部47bに螺合するネジ部48aが設けられている。なお、本実施の形態では、開口部47a、頸部47およびキャップ部材48が空気抜き機構を構成している。
この三方分岐管継手25は、下型46に取付けホース24Cの他端部24b、第1ラジエータホース26の他端部26bおよび第2ラジエータホース27の他端部27bを取付けた後、上型45を下型46に合わせた状態で上型45および下型46にろう付け等を施すことにより、三方分岐管継手25に液密的に取付けられる。
また、上型45および下型46は、エンジンホース24の他端部24bおよび第1ラジエータホース26の他端部26bを直線状に接続する直線部45a、46aとエンジンホース24の他端部24bおよび第1ラジエータホース26の他端部26bに対して第2ラジエータホース27の他端部27bを直角に曲折した状態で連結する曲折部45b、46bとを備えたT字形状に形成されている。
このような構成を有するエンジンの冷却装置にあっては、出荷時や冷却液の交換時に冷却液の注入作業を行う場合に、三方分岐管継手21、25の頸部43、47からキャップ部材44、48を取り外し、頸部43、47の開口部43a、47aを通して三方分岐管継手21、25内に透明ホース等を差し込んだ状態でリザーバタンク29から冷却液を注入する。
リザーバタンク29に注入された冷却液は、リザーバホース28からエンジン2の導入部3を通してエンジン2のウォータジャケットに導入されるとともに、リザーバホース31、33を通して第1ラジエータ6のアッパータンク10および第2ラジエータ7のアッパータンク15に導入される。
アッパータンク10に導入された冷却液は、アッパータンク10からラジエータ本体14内のラジエータチューブを通してロアタンク11に導入された後、第1ラジエータ6に冷却液が注入されるに従って第1ラジエータホース22を通して三方分岐管継手21で第2ラジエータホース23を流通する冷却液と合流した後、ウォータポンプ4によってエンジンホース20を介してエンジン2のウォータジャケットに導入される。
エンジン2のウォータジャケットに供給された冷却液は、エンジンホース24を介して三方分岐管継手25で第2ラジエータホース27と第1ラジエータホース26に分岐され、冷却液の一部が第2ラジエータホース27から第2ラジエータ7のアッパータンク15に導入され、残りの冷却液が第1ラジエータホース26から第1ラジエータ6のアッパータンク10に導入される。
また、第2ラジエータ7のアッパータンク15に導入された冷却液は、アッパータンク15からラジエータ本体19内のラジエータチューブを通してロアタンク16に導入された後、第2ラジエータ7に冷却液が注入されるに従って第2ラジエータホース23を通して排出され、三方分岐管継手21で第1ラジエータホース22から排出される冷却液と合流してエンジンホース20を介してエンジン2のウォータジャケットに供給される。
そして、エンジン2、第1ラジエータ6および第2ラジエータ7に冷却液が十分に充填されると、エンジンホース20、24、第1ラジエータホース22、26および第2ラジエータホース23、27内の冷却液が溢れ出すので、エンジン2、第1ラジエータ6および第2ラジエータ7に冷却液が十分に充填されたものと判断して注入作業を終了する。
ところで、冷却液の注入作業時には、冷却液から空気が分離されてしまうため、この空気抜きを行わないと、ウォータポンプ4に空気が混入してキャビテーションが発生する等してエンジン2のオーバーヒートを招くおそれがある。
本実施の形態では、エンジン2が車両1の前方に設置されるとともに、第1ラジエータ6および第2ラジエータ7が車両1の後方に設置されており、エンジン2と第1ラジエータ6および第2ラジエータ7の間に設置されるエンジンホース20、24等が長くなって複雑な配管経路になっているため、三方分岐管継手21によってエンジンホース20の他端部20bと第2ラジエータホース23の他端部23bとを直線状に接続するとともに、エンジンホース20の他端部20bと第1ラジエータホース22の他端部22bとを曲折するようにして接続し、また、三方分岐管継手25によってエンジンホース24の他端部24bと第1ラジエータホース26の他端部26bとを直線状に接続するとともに、エンジンホース24の他端部24bと第2ラジエータホース27の他端部27bとを曲折するようにして接続している。
このような場合には、三方分岐管継手21によって第1ラジエータ6および第2ラジエータ7から排出された冷却液が合流して流れが強制的に変えられてしまうため、第1ラジエータ6および第2ラジエータ7から排出された空気が冷却液から分離され易くなる。
また、三方分岐管継手25でエンジンホース24から第1ラジエータ6および第2ラジエータ7に供給される冷却液が分岐して流れが強制的に変えられてしまうため、第1ラジエータ6および第2ラジエータ7に供給される空気が冷却液から分離され易くなる。
本実施の形態では、この三方分岐管継手21、25に空気抜き用の開口部43a、47aを有する頸部43、47を設け、冷却液の注入作業時に開口部43a、47aを開放しているため、冷却液から分離された空気を三方分岐管継手21、25の開口部43a、47aを通して外部に排出することができる。
このため、エンジンホース20、24等が長く複雑になった場合であっても、エンジンホース20、第1ラジエータホース22および第2ラジエータホース23を曲折して連結する三方分岐管継手21と、エンジンホース24、第1ラジエータホース26および第2ラジエータホース27を曲折して連結する三方分岐管継手25とを利用して冷却液と空気との分離および空気抜きを同時に行うことができる。この結果、冷却装置の構成を簡素化することができ、冷却装置の製造コストが増大するのを防止することができる。
また、本実施の形態では、三方分岐管継手21、25を第1ラジエータ6および第2ラジエータ7よりも上方に設置したので、三方分岐管継手21、25に空気を集めることができ、三方分岐管継手21、25から空気を効率良く抜くことができる。
なお、本実施の形態では、開口部43a、47a、頸部43、47およびキャップ部材44、48から空気抜き機構を構成しているが、これに限らず、キャップ部材44、48に三方分岐管継手21、25内の圧力が一定圧以上になったときに、解放する圧力制御弁を内蔵し、キャップ部材44、48および圧力制御弁によって空気抜き機構を構成するようにしてもよい。
この場合には、冷却液の注入作業を行うときに、三方分岐管継手21、25内の圧力が一定圧以上になったときに、三方分岐管継手21、25内から空気を抜くことができる。また、空気と同時に冷却液が圧力制御弁から排出されるため、それを目安にして冷却液の注入作業を終了することができる。
なお、本実施の形態では、エンジンホース20、第1ラジエータホース22および第2ラジエータホース23を三方分岐管継手21で接続するとともに、エンジンホース24、第1ラジエータホース26および第2ラジエータホース27を三方分岐管継手25で接続しているが、エンジンホース20、第1ラジエータホース22および第2ラジエータホース23を一体的に形成して所定個所に曲折部を設け、この曲折部に開口部43aを有する頸部43を設けてもよく、エンジンホース24、第1ラジエータホース26および第2ラジエータホース27を一体的に形成して所定個所に曲折部を設け、この曲折部に開口部47aを有する頸部47を設けてもよい。
また、本実施の形態では、T字形状の三方分岐管継手21、25を用いているが、Y字状等の三方分岐管継手21、25を用いてもよい。
(第2の実施の形態)
図4〜図7は、本発明に係る内燃機関の冷却装置の第2の実施の形態を示す図であり、本実施の形態では、曲折部としての管継手の構造が第1の実施の形態と異なるだけであるため、第1の実施の形態と同一の構成には同一番号を付して説明を省略する。なお、本実施の形態では、第1の実施の形態のリザーバタンク29が廃止される。
図4において、エンジンホース20の他端部20bは、曲折部としての管継手を構成する三方分岐管継手51に接続されており、この三方分岐管継手51は、第1ラジエータ6のアッパータンク10よりも車両1の上方に設置されている。また、第1ラジエータホース22の他端部22bは、三方分岐管継手51に接続されており、第2ラジエータホース23の他端部23bは、三方分岐管継手51に接続されている。
すなわち、三方分岐管継手51は、エンジンホース20の他端部20bおよび第2ラジエータホース23の他端部23bを直線状に接続するとともに、エンジンホース20の他端部20bおよび第2ラジエータホース23の他端部23bに対して第1ラジエータホース22の他端部22bを直角に曲折した状態で連結し、エンジンホース20から第1ラジエータホース22を分岐している。
また、エンジンホース24の他端部24bは、曲折部としての管継手を構成する三方分岐管継手52に接続されており、この三方分岐管継手52は、第2ラジエータ7のアッパータンク15よりも車両1の上方に設置されている。また第1ラジエータホース26の他端部26bは、三方分岐管継手52に接続されており、第2ラジエータホース27の他端部27bは、三方分岐管継手52に接続されている。
すなわち、三方分岐管継手52は、エンジンホース24の他端部24bおよび第1ラジエータホース26の他端部26bを直線状に接続するとともに、エンジンホース24の他端部24bおよび第1ラジエータホース26の他端部26bに対して第2ラジエータホース27の他端部27bを直角に曲折した状態で連結し、エンジンホース24から第1ラジエータホース26および第2ラジエータホース27を分岐している。
また、図5、図6に示すように、三方分岐管継手51は、リザーバタンク53が一体的に形成された上型54と、上型54に取付けられ、上型54と共に冷却液の流通路を画成する下型55とを備えている。
また、下型55は、エンジンホース20の他端部20bおよび第2ラジエータホース23の他端部23bを直線状に接続する直線部55aと、エンジンホース20の他端部20bおよび第2ラジエータホース23の他端部23bに対して第1ラジエータホース22の他端部22bを直角に曲折した状態で連結する曲折部55bとを備えたT字形状に形成されている。
リザーバタンク53の上部には冷却液の注入用の開口部56aが形成された頸部56が突設されており、この頸部56の外周部にはネジ部56bが形成されている。この頸部56にはキャップ部材57が着脱自在になっており、キャップ部材57の内周部にはネジ部56bに螺合するネジ部57aが設けられている。
また、三方分岐管継手51は、下型55に取付けホース20Cの他端部20b、第1ラジエータホース22の他端部22bおよび第2ラジエータホース23の他端部23bを取付けた後、上型54を下型55に合わせた状態で上型54および下型55にろう付け等を施すことにより、三方分岐管継手51に液密的に取付けられる。
また、図6に示すように、キャップ部材57には圧力制御弁58が設けられており、この圧力制御弁58は、キャップ部材57の内周面に設けられたストッパー部57bと、ストッパー部57bに当接する弁体59と、弁体59をストッパー部57bに当接するように弁体59を付勢するスプリング60と、キャップ部材57に設けられ、リザーバタンク53内の圧力が所定圧力以上となって弁体59がスプリング60の付勢力に抗して上方に移動したときに、開口部56aと外気とを連通する空気抜き孔57cとから構成されている。なお、本実施の形態では、開口部56a、頸部56、キャップ部材57および圧力制御弁58が空気抜き機構を構成している。
また、図7に示すように、三方分岐管継手52は、リザーバタンク61が一体的に形成された上型62と、上型62に取付けられ、上型62と共に冷却液の流通路を画成する下型63とを備えている。また、下型63は、エンジンホース24の他端部24bおよび第1ラジエータホース26の他端部26bを直線状に接続する直線部63aとエンジンホース24の他端部24bおよび第1ラジエータホース26の他端部26bに対して第2ラジエータホース27の他端部27bを直角に曲折した状態で連結する曲折部63bとを備えたT字形状に形成されている。
リザーバタンク61の上部には冷却液の注入用の開口部64aが形成された頸部64が突設されており、この頸部64の外周部にはネジ部64bが形成されている。この頸部64には図5に示すものと同一の構成を有するキャップ部材57が着脱自在になっている。なお、本実施の形態では、キャップ部材57、圧力制御弁58、開口部64aおよび頸部64が空気抜き機構を構成している。
また、リザーバタンク53、61は、冷却液が膨張したときの余剰冷却液を収容する容積を有しており、第1の実施の形態で廃止されたリザーバタンク29と同様の機能を有する。また、圧力制御弁58は、リザーバタンク53、61内の空気圧が一定圧以上になったときに、リザーバタンク53、61内を外部に開放する。
このような構成を有するエンジンの冷却装置にあっては、出荷時や冷却液の交換時に冷却液の注入作業を行う場合に、リザーバタンク53、61の頸部56、64からキャップ部材57を取り外し、頸部56、64の開口部56a、64aを通して冷却液を注入する。
リザーバタンク53に注入された冷却液の一部は、ウォータポンプ4の駆動によりエンジンホース20からエンジン2の導入部3を通してエンジン2のウォータジャケットに導入された後、エンジンホース24から三方分岐管継手52によって第2ラジエータホース27および第1ラジエータホース26に分岐され、第1ラジエータ6のアッパータンク10および第2ラジエータ7のアッパータンク15に導入される。
また、リザーバタンク61に注入された冷却液は、三方分岐管継手52によって第1ラジエータホース26および第2ラジエータホース27に分岐され、第1ラジエータ6のアッパータンク10および第2ラジエータ7のアッパータンク15に導入される。
アッパータンク10に導入された冷却液は、アッパータンク10からラジエータ本体14内のラジエータチューブを通してロアタンク11に導入された後、冷却液が注入されるに従って第1ラジエータホース22を通して三方分岐管継手51で第2ラジエータホース23を流通する冷却液と合流した後、ウォータポンプ4の駆動によりエンジンホース20を介してエンジン2のウォータジャケットに導入される。
また、第2ラジエータ7のアッパータンク15に導入された冷却液は、アッパータンク15からラジエータ本体19内のラジエータチューブを通してロアタンク16に導入された後、第2ラジエータ7に冷却液が注入されるに従って第2ラジエータホース23を通して排出され、三方分岐管継手51で第1ラジエータホース22から排出される冷却液と合流してエンジンホース20を介してエンジン2のウォータジャケットに供給される。
そして、エンジン2、第1ラジエータ6および第2ラジエータ7に冷却液が十分に充填されると、透明ホース内にエンジンホース20、24、第1ラジエータホース22、26および第2ラジエータホース23、27内の冷却液が溢れ出し、リザーバタンク53、61内の水位が上昇するため、エンジン2、第1ラジエータ6および第2ラジエータ7に冷却液が十分に充填されたものと判断して注入作業を終了する。
なお、リザーバタンク53、61の両方から注水作業を行わずに、一方から注水作業を行うようにしてもよい。この場合には、注水を行わないリザーバタンク53、61からキャップ部材57を外しておく。
本実施の形態では、冷却液の注入作業時に三方分岐管継手51で第1ラジエータ6および第2ラジエータ7から排出された冷却液が合流して流れが強制的に変えられてしまうため、第1ラジエータ6および第2ラジエータ7から排出された空気を冷却液から分離し易くすることができる。
また、三方分岐管継手52でエンジンホース24から第1ラジエータ6および第2ラジエータ7に供給される冷却液が分岐して流れが強制的に変えられてしまうため、第1ラジエータ6および第2ラジエータ7に供給される空気が冷却液から分離され易くなる。
そして、この三方分岐管継手51、52にリザーバタンク53、61を設けるとともに、リザーバタンク53、61に開口部56a、64aを有する頸部56、64を設け、開口部56a、64aを開放して冷却液の注入作業を行うようにしたので、冷却液から分離された空気を開口部56a、64aを通して外部に排出することができる。
一方、注入作業が終了して車両1を出荷後あるいは冷却液の交換作業が終了した後に、実際にエンジンを運転させて走行する状態においては、エンジンが運転されると、第1ラジエータ6および第2ラジエータ7で冷却された冷却液がウォータポンプ4の駆動によりエンジンホース20を介してエンジン2のウォータジャケットに導入される。
エンジンホース24は、第1ラジエータホース26および第2ラジエータホース27を介して第1ラジエータ6、第2ラジエータ7のアッパータンク10、15に接続されるため、エンジン2から排出された冷却液がアッパータンク10、15からラジエータ本体14、19を通過する際に、車両走行風または図示しないファンの強制風と熱交換されて冷却される。
この冷却液は、ロアタンク11、16から第1ラジエータホース22および第2ラジエータホース23からエンジンホース20を介してエンジン2のウォータジャケットに導入されることにより、エンジン2はこの冷却液によって冷却される。
また、アッパータンク10、15やロアタンク11、16から排出された空気は、三方分岐管継手51および三方分岐管継手52で合流して冷却液から分離してリザーバタンク53、61に貯留される。
また、三方分岐管継手51および三方分岐管継手52は、冷却系の最上位に設けられており、温度上昇によって冷却液が膨張すると、図6(b)に示すようにリザーバタンク53およびリザーバタンク61内の冷却液の水位が上昇することにより、余剰分の冷却液をリザーバタンク53およびリザーバタンク61に充填する。なお、図6では三方分岐管継手51の内部構造を図示しているが、三方分岐管継手52の内部構造も三方分岐管継手52内の冷却液の状態も三方分岐管継手51と同様である。
また、このとき、リザーバタンク53およびリザーバタンク61内に充填される余剰冷却液の上昇に伴ってリザーバタンク53およびリザーバタンク61内の空気圧が一定圧以上になり、この空気圧がスプリング60の付勢力よりも大きくなると、スプリング60の付勢力に抗して弁体59が上方に移動し、リザーバタンク53と空気抜き孔57cが連通するとともに、リザーバタンク61と空気抜き孔57cが連通する。このため、冷却液から分離されてリザーバタンク53およびリザーバタンク61に貯留された空気が空気抜き孔57cから外部に排出される。
また、温度下降によって冷却液が収縮すると、図6(a)で示すようにリザーバタンク53およびリザーバタンク61の冷却液の水位が下がることにより、エンジン2や第1ラジエータ6、第2ラジエータ7を循環する冷却液の不足分が補充される。
このように本実施の形態では、三方分岐管継手51によってエンジンホース20の他端部20bと第2ラジエータホース23の他端部23bとを直線状に接続するとともに、エンジンホース20の他端部20bと第1ラジエータホース22の他端部22bとを曲折するようにして接続し、また、三方分岐管継手52によってエンジンホース24の他端部24bと第1ラジエータホース26の他端部26bとを直線状に接続するとともに、エンジンホース24の他端部24bと第2ラジエータホース27の他端部27bとを曲折するようにして接続し、さらに、三方分岐管継手51、52にそれぞれリザーバタンク53およびリザーバタンク61を設けた。
このため、エンジン2と第1ラジエータ6および第2ラジエータ7を循環する冷却液を三方分岐管継手51および三方分岐管継手52に衝突させて冷却液の流れを強制的に変えることにより、冷却液から空気を分離させた後、分離された空気をリザーバタンク53およびリザーバタンク61に貯留することができるため、三方分岐管継手51および三方分岐管継手52から空気を抜くことができる。
したがって、エンジン2と第1ラジエータ6および第2ラジエータ7の間の配管経路が長く複雑になった場合であっても、エンジンホース20、第1ラジエータホース22および第2ラジエータホース23を連結する三方分岐管継手51と、エンジンホース24、第1ラジエータホース26および第2ラジエータホース27を連結する三方分岐管継手52とを利用して、冷却液と空気との分離および空気抜きを同時に行うことができる。この結果、冷却装置の構成を簡素化することができ、冷却装置の製造コストが増大するのを防止することができる。
また、本実施の形態では、三方分岐管継手51および三方分岐管継手52を第1ラジエータ6および第2ラジエータ7よりも上方に設置したので、分離された空気を三方分岐管継手51および三方分岐管継手52に集めることができ、三方分岐管継手51および三方分岐管継手52から空気を効率良く抜くことができる。
また、本実施の形態では、リザーバタンク53、61内の空気圧が一定圧以上になったときに、リザーバタンク53、61内を外部に開放する圧力制御弁58を有するキャップ部材57を設けたので、車両1の運転中にエンジン2と第1ラジエータ6および第2ラジエータ7を流通する冷却液を三方分岐管継手51および三方分岐管継手52に衝突させて冷却液の流れを強制的に変えることにより、冷却液から空気を分離し、この分離されてリザーバタンク53、61に貯留された空気圧が一定圧以上になったときに、圧力制御弁58を外部に開放することができる。
このため、エンジンの運転中でもリザーバタンク53、61に貯留された空気を定期的に外部に排出することができ、ウォータポンプ4に空気が混入してキャビテーションが発生すること等を防止することができ、エンジン2のオーバーヒートを招くのを防止することができる。
また、三方分岐管継手51および三方分岐管継手52にリザーバタンク53、61を設けたため、エンジン2側に設けられた既存のリザーバタンク29(図1参照)を廃止することができ、冷却装置の製造コストをより一層低減することができる。
なお、本実施の形態では、三方分岐管継手51および三方分岐管継手52の両方にリザーバタンク53およびリザーバタンク61を設けているが、リザーバタンクは、三方分岐管継手51および三方分岐管継手52の何れか一方に設けられるようにしてもよい。
但し、車両1の後方の左右の重量バランスを良好にするためにはリザーバタンク53およびリザーバタンク61を三方分岐管継手51および三方分岐管継手52の両方に設けることが好ましく、コストを考慮した場合には、リザーバタンクを三方分岐管継手51および三方分岐管継手52の何れか一方に設けることが好ましい。
また、本実施の形態では、エンジンホース20、第1ラジエータホース22および第2ラジエータホース23を三方分岐管継手51で接続するとともに、エンジンホース24、第1ラジエータホース26および第2ラジエータホース27を三方分岐管継手52で接続しているが、エンジンホース20、第1ラジエータホース22および第2ラジエータホース23を一体的に形成して所定個所に曲折部を設け、この曲折部にリザーバタンク53を設けてもよく、エンジンホース24、第1ラジエータホース26および第2ラジエータホース27を一体的に形成して所定個所に曲折部を設け、この曲折部にリザーバタンク61を設けてもよい。
また、本実施の形態では、T字形状の三方分岐管継手51、52を用いているが、Y字状等の三方分岐管継手51、52を用いてもよい。
(第3の実施の形態)
図8、図9は、本発明に係る内燃機関の冷却装置の第3の実施の形態を示す図であり、本実施の形態は、ラジエータを1つ設け、ラジエータとエンジンを連結する配管を三方分岐管継手に代えて管継手で連結した点が第1の実施の形態および第2の実施の形態と異なり、第1の実施の形態および第2の実施の形態と同一の構成には同一番号を付して説明を省略する。
図8において、車両1の前方に設けられたエンジン2に近接する位置には熱交換器としてのラジエータ71が設けられている。ラジエータ71の上部にはアッパータンク72が設けられており、このアッパータンク72には冷却液の導入用の導入部73が設けられている。また、ラジエータ71の下部にはロアタンク74が設けられており、このロアタンク74には冷却液の排出用の排出部75が設けられている。
エンジン2の導入部3にはホース76の一端部76aが連結されており、ホース76の他端部76bは、ロアタンク74の排出部75に連結されている。また、エンジン2の排出部5には、エンジンホース77の一端部77aが連結されており、このエンジンホース77の他端部77bは、L字状に曲折して形成された曲折部としての管継手78に連結されている。なお、管継手78はU字状に曲折、すなわち、湾曲されていてもよい。
また、ラジエータ71の導入部73にはラジエータホース79の一端部79aが連結されており、このラジエータホース79の他端部79bは管継手78に連結されている。すなわち、管継手78は、エンジンホース77の他端部77bおよびラジエータホース79の他端部79bをL字状に曲折した状態で連結することにより、エンジンホース77とラジエータホース79を流通する冷却液の流れを変えるようになっている。
なお、この管継手78は、エンジン2とラジエータ71の間の部品のレイアウトによってエンジンホース77およびラジエータホース79を曲折した状態でないと設置できない場合に用いられており、管継手78は、水平面に対して上下方向に曲折している。
また、エンジン2の導入部3にはリザーバホース28を介してリザーバタンク29が接続されており、このリザーバタンク29は、ラジエータ71のアッパータンク72に設けられた導入部80に接続されるリザーバホース31が設けられている。
このリザーバタンク29は、第1の実施の形態と同様に圧力制御弁を内蔵するキャップ部材35を備えている。なお、ホース76、エンジンホース77およびラジエータホース79は、EPDM(エチレンプロピレンジエン)等のゴムから構成されており、フレキシブル構造となっている。
また、本実施の形態では、エンジンが運転されると、ウォータポンプ4の駆動により、ラジエータ71で冷却された冷却液がホース76を介してエンジン2のウォータジャケットに導入された後、エンジンホース77に供給される。
エンジンホース77に供給される冷却液は、管継手78を介してラジエータホース79に供給された後、アッパータンク72からラジエータ本体81を冷却液が通過する際に、車両走行風または図示しないファンの強制風と熱交換されて冷却される。
この冷却液は、ロアタンク74からホース76を介してエンジン2のウォータジャケットに導入されることにより、エンジン2はこの冷却液によって冷却される。
一方、図9に示すように、管継手78は、L字状に曲折された上型82と、上型82に取付けられ、上型82と共に冷却液の流通路を画成するL字状に曲折された下型83とを備えている。上型82には内周部に空気抜き用の開口部84aが形成された頸部84が突設されており、この頸部84の内周部にはネジ部84bが形成されている。この頸部84にはキャップ部材85が着脱自在になっており、キャップ部材85の外周部にはネジ部84bに螺合するネジ部85aが設けられている。なお、本実施の形態では、開口部84a、頸部84およびキャップ部材85が空気抜き機構を構成している。
この管継手78は、下型83にエンジンホース77の他端部77bおよびラジエータホース79の他端部79bを取付けた後、上型82を下型83に合わせた状態で上型82および下型83にろう付け等を施すことにより、管継手78に液密的に取付けられる。
このような構成を有するエンジンの冷却装置にあっては、出荷時や冷却液の交換時に冷却液の注入作業を行う場合に、管継手78の頸部84からキャップ部材85を取り外し、頸部84の開口部84aを通して管継手78内に透明ホース等を差し込んだ状態でリザーバタンク29から冷却液を注入する。
リザーバタンク29に注入された冷却液は、リザーバホース28からエンジン2の導入部3を通してエンジン2のウォータジャケットに導入されるとともに、リザーバホース31を通してラジエータ71のアッパータンク72に導入される。
アッパータンク72に導入された冷却液は、アッパータンク72からラジエータ本体81内のラジエータチューブを通してロアタンク74に導入された後、ウォータポンプ4が駆動されることにより、ホース76を介してエンジン2のウォータジャケットに導入される。
また、ウォータジャケットから排出された冷却液は、エンジンホース77および管継手78およびラジエータホース79を介してアッパータンク72に導入される。
本実施の形態にあっても、冷却液の注入作業時には、冷却液から空気が分離されてしまうため、この空気抜きを行わないと、ウォータポンプ4に空気が混入してキャビテーションが発生する等してエンジン2のオーバーヒートを招来するおそれがある。
本実施の形態では、管継手78が水平面に対して上下方向に曲折しているため、エンジンホース77およびラジエータホース79が複雑な配管経路になってしまう上に、管継手78が山状になっているため、管継手78で冷却液が衝突して冷却液の流れが強制的に変えられてしまう。
このため、管継手78で冷却液から空気が分離され易く、ラジエータ71のアッパータンク72から排出される空気が管継手78に滞留し易い。
本実施の形態では、管継手78に開口部84aを有する頸部84を設け、冷却液の注入作業時に頸部84を開放しているため、冷却液から分離された空気を管継手78の開口部84aを通して外部に排出することができる。
このため、エンジン2とラジエータ71の間の配管経路が複雑になった場合であっても、エンジンホース77とラジエータホース79を連結する管継手78を利用して冷却液と空気との分離および空気抜きを同時に行うことができる。この結果、冷却装置の構成を簡素化することができ、冷却装置の製造コストが増大するのを防止することができる。
また、本実施の形態では、管継手78をラジエータ71よりも上方に設置したので、管継手78に空気を集めることができ、管継手78から空気を効率良く抜くことができる。
また、本実施の形態では、開口部84a、頸部84およびキャップ部材85によって空気抜き機構を構成しているが、これに限らず、キャップ部材85に管継手78内の圧力が一定圧以上になったときに、解放する圧力制御弁を内蔵し、キャップ部材85および圧力制御によって空気抜き機構を構成するようにしてもよい。
この場合には、冷却液の注入作業を行うときに、管継手78内の圧力が一定圧以上になったときに、管継手78内から空気を抜くことができる。また、空気と同時に冷却液が圧力制御弁から排出されるため、それを目安にして冷却液の注入作業を終了することができる。
なお、本実施の形態では、エンジンホース77とラジエータホース79を管継手78で接続しているが、エンジンホース77とラジエータホース79を一体的に形成して所定個所に曲折部を設け、この曲折部に開口部84aを有する頸部84を設けてもよい。
(第4の実施の形態)
図10、図11は、本発明に係る内燃機関の冷却装置の第4の実施の形態を示す図であり、本実施の形態は、管継手の構造が第1〜第3の実施の形態と異なるため、第1〜第3の実施の形態と同一の構成には同一番号を付して説明を省略する。なお、本実施の形態では、第1の実施の形態と同様にリザーバタンク29が廃止される。
図10において、ラジエータ71の導入部3にはラジエータホース79の一端部79aが連結されており、このラジエータホース79の他端部79bは管継手91に連結されている。すなわち、管継手91は、L字状に曲折されており、エンジンホース77の他端部77bおよびラジエータホース79の他端部79bを曲折した状態で連結している。なお、管継手91はU字状に曲折、すなわち、湾曲されていてもよい。
図11に示すように、管継手91は、リザーバタンク92が一体的に形成された上型93と、上型93に取付けられ、上型93と共に冷却液の流通路を画成する下型94とを備えており、下型94はL字状に曲折している。
この管継手91は、下型94にエンジンホース77の他端部77bおよびラジエータホース79の他端部79bを取付けた後、上型93を下型94に合わせた状態で上型93および下型94にろう付け等を施すことにより、管継手91に液密的に取付けられる。
また、リザーバタンク92の上部には冷却液の注入用の開口部95aが形成された頸部95が突設されており、この頸部95の外周部にはネジ部95bが形成されている。この頸部95には第2の実施の形態と同様の構成(図6参照)を有する圧力制御弁58付きキャップ部材57が着脱自在になっている。本実施の形態では、キャップ部材57、圧力制御弁58、開口部95aおよび頸部95が空気抜き機構を構成している。
このような構成を有するエンジンの冷却装置にあっては、出荷時や冷却液の交換時に冷却液の注入作業を行う場合に、リザーバタンク92の頸部95からキャップ部材57を取り外し、頸部95の開口部95aを通して冷却液を注入する。
リザーバタンク92に注入された冷却液は、ラジエータホース79からアッパータンク72に導入された後、ラジエータ本体81内のラジエータチューブを通してロアタンク74に供給される。
ロアタンク74の冷却液は、ホース76を通してウォータポンプ4の駆動によりエンジン2のウォータジャケットに導入され、ウォータジャケットに導入された冷却液は、エンジンホース77から管継手91を介してラジエータホース79に供給される。
そして、エンジン2およびラジエータ71に冷却液が十分に充填されると、ホース76、エンジンホース77およびラジエータホース79内の冷却液が溢れ出し、リザーバタンク92内の水位が上昇するため、エンジン2およびラジエータ71に冷却液が十分に充填されたものと判断して注入作業を終了する。
本実施の形態では、管継手91でエンジン2およびラジエータ71を循環する冷却液が衝突して冷却液の流れが強制的に変えられてしまうため、管継手91で冷却液から空気が分離され易く、しかも、ラジエータ71から排出される空気が管継手91に集まり易い。
本実施の形態では、この管継手91にリザーバタンク92を設けるとともに、リザーバタンク92に開口部95aを有する頸部95を設け、開口部95aを開放して冷却液の注入作業を行うようにしたので、冷却液から分離された空気を開口部95aを通して外部に排出することができる。
一方、注入作業が終了して車両1を出荷後あるいは冷却液の交換作業が終了した後に、実際にエンジンを運転させて走行する状態においては、エンジンが運転されると、ラジエータ71で冷却された冷却液がホース76を介してエンジン2のウォータジャケットに導入され、エンジン2が冷却される。
エンジン2のウォータジャケットから排出された冷却液は、エンジンホース77、管継手91およびラジエータホース79を介してアッパータンク72に導入され、アッパータンク72からラジエータ本体81を冷却液が通過する際に、車両走行風または図示しないファンの強制風と熱交換されて冷却され、ロアタンク74からホース76を介してエンジン2に供給される。
この冷却液は、ロアタンク74からホース76を介してエンジン2のウォータジャケットに導入されることにより、エンジン2はこの冷却液によって冷却され、ウォータジャケットから排出された冷却液は、排出部5からエンジンホース77に排出される。
また、エンジンの運転中には、管継手91で冷却液から空気が分離され、この分離された空気がリザーバタンク92に貯留され、また、アッパータンク72に溜まった空気がリザーバタンク92に貯留される。
この管継手92は、冷却系の最上位に設けられており、温度上昇によって冷却液が膨張すると、リザーバタンク92内の冷却液の水位が上昇することにより、余剰分の冷却液をリザーバタンク92に充填する。
また、このとき、リザーバタンク92内に充填される余剰冷却液の上昇に伴ってリザーバタンク92内の空気圧が一定圧以上になり、この空気圧がスプリング60の付勢力よりも大きくなると、スプリング60の付勢力に抗して弁体59が上方に移動し、リザーバタンク92と空気抜き孔57cが連通する。このため、冷却液から分離されてリザーバタンク92に貯留された空気が空気抜き孔57cから外部に排出される。
また、温度下降によって冷却液が収縮すると、リザーバタンク92の冷却液の水位が下がることにより、エンジン2やラジエータ71を循環する冷却液の不足分が補充される。
このように本実施の形態では、エンジンホース77とラジエータホース79を連結する管継手91を設け、エンジン2とラジエータ71を循環する冷却液を管継手91に衝突させて冷却液の流れを強制的に変えることにより、冷却液から空気を分離し、この分離された空気をリザーバタンク92に貯留することができるため、管継手91から空気を抜くことができる。
このため、エンジン2とラジエータ71の間の配管経路が複雑になった場合であっても、エンジンホース77とラジエータホース79を連結する管継手91を利用して、冷却液と空気との分離および空気抜きを同時に行うことができる。この結果、冷却装置の構成を簡素化することができ、冷却装置の製造コストが増大するのを防止することができる。
また、本実施の形態では、管継手91をラジエータ71よりも上方に設置したので、分離された空気を管継手91に集めることができ、管継手91から空気を効率良く抜くことができる。
また、本実施の形態では、リザーバタンク92内の空気圧が一定圧以上になったときに、リザーバタンク92内を外部に開放する圧力制御弁58を有するキャップ部材57を設けたので、車両1の運転中にエンジン2とラジエータ71を流通する冷却液を管継手91に衝突させて冷却液の流れを強制的に変えることにより、冷却液から空気を分離し、この分離されてリザーバタンク92に貯留された空気圧が一定圧以上になったときに、圧力制御弁58を外部に開放することができる。
このため、冷却液の注入後でも冷却液から分離された空気を定期的に外部に排出することができ、空気抜き用の既存のリザーバタンク(図1参照)を廃止することができる。このため、管継手91と一体化したリザーバタンク92を用いた簡単、かつ低コストな構成でウォータポンプに空気が混入してキャビテーションが発生すること等を防止することができ、エンジン2のオーバーヒートを招来するのを防止することができる。
また、リザーバタンク92に設けられた頸部95の開口部95aから冷却液を注入することができるようになるため、ラジエータ71に冷却液の注入用の開口部等を設けるのを不要にできる。
また、本実施の形態のリザーバタンク92は、冷却液が膨張したときの余剰冷却液を収容する容積を有するので、温度上昇によってエンジン2とラジエータ71の間を流通する冷却液が膨張したときに、余剰冷却液をリザーバタンク92内に収容することができるとともに、温度低下によって冷却液が収縮したときに、不足した冷却液をリザーバタンク92内からエンジン2とラジエータ71の間に補充することができる。
なお、本実施の形態では、エンジンホース77とラジエータホース79を管継手91で接続しているが、エンジンホース77とラジエータホース79を一体的に形成して所定個所に曲折部を設け、この曲折部に開口部95aを有する頸部95を設けてもよい。
また、今回開示された実施の形態は、全ての点で例示であってこの実施の形態に制限されるものではない。本発明の範囲は、上記した実施の形態のみの説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
以上のように、本発明に係る内燃機関の冷却装置は、簡単な構成で冷却液から空気を分離して配管の曲折部に溜まった空気を抜くことができるという効果を有し、内燃機関と熱交換器の間で冷却液を循環させて内燃機関を冷却させるようにした内燃機関の冷却装置等として有用である。
本発明に係る内燃機関の冷却装置の第1の実施の形態を示す図であり、内燃機関の冷却装置の全体構成図である。 本発明に係る内燃機関の冷却装置の第1の実施の形態の一方の三方分岐管継手の分解図である。 本発明に係る内燃機関の冷却装置の第1の実施の形態の他方の三方分岐管継手の分解図である。 本発明に係る内燃機関の冷却装置の第2の実施の形態を示す図であり、内燃機関の冷却装置の全体構成図である。 本発明に係る内燃機関の冷却装置の第2の実施の形態の一方の三方分岐管継手の分解図である。 本発明に係る内燃機関の冷却装置の第2の実施の形態の一方の三方分岐管継手の断面図であり、(a)は、リザーバタンク内の冷却液の水位が低い状態を示し、(b)は、リザーバタンク内の水位が高い状態を示す図である。 本発明に係る内燃機関の冷却装置の第2の実施の形態の他方の三方分岐管継手の分解図である。 本発明に係る内燃機関の冷却装置の第3の実施の形態を示す図であり、内燃機関の冷却装置の全体構成図である。 本発明に係る内燃機関の冷却装置の第3の実施の形態の管継手の分解図である。 本発明に係る内燃機関の冷却装置の第4の実施の形態を示す図であり、内燃機関の冷却装置の全体構成図である。 本発明に係る内燃機関の冷却装置の第4の実施の形態の管継手の分解図である。
符号の説明
1 車両
2 エンジン(内燃機関)
6 第1ラジエータ(熱交換器)
7 第2ラジエータ(熱交換器)
20、24 エンジンホース(内燃機関側配管)
20a、24a エンジンホースの一端部
20b、24b エンジンホースの他端部
21、25 三方分岐管継手(管継手、曲折部)
22、26 第1ラジエータホース(第1熱交換器側配管)
22a、26a 第1ラジエータホースの一端部
22b、26b 第1ラジエータホースの他端部
23、27 第2ラジエータホース(第2熱交換器側配管)
23a、27a 第2ラジエータホースの一端部
23b、27b 第2ラジエータホースの他端部
27 第2ラジエータホース
27a 一端部
27b 他端部
43、47 頸部(空気抜き機構)
43a、47a 開口部(空気抜き機構)
44、48 キャップ部材(空気抜き機構)
23a、27a 第2ラジエータホースの一端部
51、52 三方分岐管継手(管継手、曲折部)
53、61 リザーバタンク
56、64 頸部(空気抜き機構)
56a、64a 開口部(空気抜き機構)
57 キャップ部材(空気抜き機構)
58 圧力制御弁(空気抜き機構)
71 ラジエータ(熱交換器)
77 エンジンホース(内燃機関側配管)
77a エンジンホースの一端部
77b エンジンホースの他端部
78 管継手(曲折部)
79 ラジエータホース(熱交換器側配管)
79a ラジエータホースの一端部
79b ラジエータホースの他端部
84 頸部(空気抜き機構)
84a 開口部
85 キャップ部材(空気抜き機構)
91 管継手(曲折部)
92 リザーバタンク
95 頸部(空気抜き機構)
95a 開口部(空気抜き機構)

Claims (8)

  1. 内燃機関と熱交換器との間で冷却液を循環させることにより、内燃機関を冷却するように構成した内燃機関の冷却装置において、
    前記内燃機関と前記熱交換器の間に介装され、所定個所に曲折部を有する配管と、前記曲折部に設けられた空気抜き機構とを備えたことを特徴とする内燃機関の冷却装置。
  2. 内燃機関と熱交換器との間で冷却液を循環させることにより、内燃機関を冷却するように構成した内燃機関の冷却装置において、
    前記内燃機関と前記熱交換器の間に介装され、所定個所に曲折部を有する配管と、前記曲折部に設けられたリザーバタンクと、前記リザーバタンクに設けられた空気抜き機構とを備えたことを特徴とする内燃機関の冷却装置。
  3. 前記曲折部が、前記熱交換器よりも上方に設置されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の内燃機関の冷却装置。
  4. 前記空気抜き機構が、前記曲折部内の圧力が一定圧以上になったときに、解放する圧力制御弁から構成されることを特徴とする請求項1から請求項3に記載の内燃機関の冷却装置。
  5. 前記リザーバタンクに形成された開口部と、前記開口部を開閉するように前記リザーバタンクに着脱自在に設けられたキャップ部材とを備え、前記圧力制御弁が前記キャップ部材に設けられることを特徴とする請求項2から請求項4の何れか1項に記載の内燃機関の冷却装置。
  6. 前記配管は、一端部が前記内燃機関に接続され、冷却液が流通する内燃機関側配管と、
    一端部が前記熱交換器に接続されるとともに、他端部が前記内燃機関側配管の他端部に接続され、冷却液が流通する熱交換器側配管とを備え、
    前記曲折部が、曲折して形成され、前記内燃機関側配管と前記熱交換器側配管を接続する管継手からなることを特徴とする請求項1から請求項5の何れか1項に記載の内燃機関の冷却装置。
  7. 前記熱交換器は、互いに離隔して配置された第1熱交換器および第2熱交換器から構成され、
    前記熱交換器側配管は、一端部が前記第1熱交換器に接続されるとともに他端部が前記内燃機関側配管の他端部に接続される第1熱交換器側配管と、一端部が前記第2熱交換器に接続されるとともに他端部が前記内燃機関側配管の他端部に接続される第2熱交換器側配管とを備え、
    前記管継手が、前記内燃機関側配管から前記第1熱交換器側配管および前記第2熱交換器側配管を分岐するように所定個所が曲折し、前記内燃機関側配管の他端部と前記第1熱交換器側配管および前記第2熱交換器側配管の他端部とを連結する三方分岐管継手から構成されることを特徴とする請求項6に記載の内燃機関の冷却装置。
  8. 前記リザーバタンクは、前記冷却液が膨張したときの余剰冷却液を収容する容積を有することを特徴とする請求項2から請求項7の何れか1項に記載の内燃機関の冷却装置。
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