JP2008272615A - 配線構造体、装置および流体処理装置、ならびに車両 - Google Patents
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Abstract
【課題】周囲の雰囲気や稼動時の熱に起因する熱応力によって配線構造体が破損する可能性を低減することができる配線構造体、装置および流体処理装置、ならびに車両を提供する。
【解決手段】配線構造体は、間に空間sを介して対向する一対の板状部材1と、一対の板状部材1のそれぞれの両端を保持する支持部2とを備え、一対の板状部材1のうち少なくとも一方の板状部材1には、上下方向に貫通する貫通孔5を設け、電極3を絶縁体4の内部に形成する。
【選択図】図2
【解決手段】配線構造体は、間に空間sを介して対向する一対の板状部材1と、一対の板状部材1のそれぞれの両端を保持する支持部2とを備え、一対の板状部材1のうち少なくとも一方の板状部材1には、上下方向に貫通する貫通孔5を設け、電極3を絶縁体4の内部に形成する。
【選択図】図2
Description
本発明は、一酸化炭素(CO)や窒素酸化物(NOx)、硫黄酸化物(SOx)の酸化性成分及び炭化水素(HC)等を含む流体を効率良く浄化できる配線構造体に関するものである。また、配線構造体を用いた装置および流体処理装置、ならびに車両に関するものである。
一般家庭で使用されている湯沸かし器の不完全燃焼時に排出されるCOガスやディーゼルエンジン、ガソリンエンジンからの排ガス等の流体中には、CO、カーボン、SOF(Soluble Organic Fraction)、高分子有機化合物、硫酸ミスト等のPM、NOxやSOxの酸化性成分、HC等が含まれている。このようなPMや酸化性成分、HC等の排出を抑制する方法として、プラズマ反応を利用してCOやPM等を浄化するという技術が提案されている。
このようなプラズマ反応により流体を浄化するための流体処理装置は、一対の電極を一定の距離だけ離間して対向させた構造を有している。そして、プラズマ反応による浄化は、対向する一対の電極間に高電圧を印加させてプラズマ場を発生させ、このプラズマ場内に上述した流体を通過させることにより、流体を分解させるものである。なお、一対の電極は、それぞれ絶縁体により覆われており、この絶縁体の両端を支持部が支持している。
特開2004−92589号公報
特開2005−93107号公報
しかしながら、処理される流体が高温である場合には、流体処理装置は、流体の通過に伴って、作動直後に高温の状態へと急激に昇温される。また、流体処理装置を稼動した際、電極等から発生した熱が流体処理装置に蓄積されていくことにより流体処理装置が高温になることがある。このような流体処理装置の急激な温度変化や流体処理装置の極端な温度上昇により、流体処理装置の絶縁体や支持部に大きな熱応力がかかってしまう。そして、この熱応力がセルを形成する絶縁体と支持部との内壁面の角部や絶縁体の中央部に集中して、この集中した部分を起点として流体処理装置にクラックを発生させることが懸念される。その結果、流体処理装置が破損すると、電極間にプラズマ場が発生しなくなり、セル内を通過するPMや酸化性成分、HC等の流体を良好に浄化することができないということが想定される。
本発明は、上記想定に鑑み案出されたもので、その目的は、周囲の雰囲気や稼動時の熱に起因する熱応力によっても、破損する可能性が低減できる配線構造体、ならびにこれを搭載した流体処理装置等を提供することにある。
本発明の配線構造体は、それぞれが電極を備えるとともに、間に空間を介して上下方向に対向する一対の板状部材と、該一対の板状部材のそれぞれの両端を保持する支持部と、を備え、前記一対の板状部材のうち少なくとも一方の板状部材には、上下方向に貫通する貫通孔が設けられていることを特徴とするものである。
また、好ましくは、前記貫通孔は、平面視において角がない形状であることを特徴とするものである。
また、好ましくは、前記貫通孔は、前記板状部材の外周に沿って複数形成されていることを特徴とするものである。
また、好ましくは、前記貫通孔は、前記一対の板状部材の双方に設けられており、一方の板状部材に設けられた一方の貫通孔と、他方の板状部材に設けられた他方の貫通孔とが、平面視において重なる領域を有することを特徴とするものである。
本発明の配線構造体は、それぞれが電極を備えるとともに、間に空間を介して上下方向に対向する一対の板状部材と、該一対の板状部材のそれぞれの両端を支持する支持部と、を備え、前記一対の板状部材のうち少なくとも一方の板状部材の側壁には、該一方の板状部材の上側主面から下側主面まで到達する側溝が設けられていることを特徴とするものである。
また、好ましくは、前記側溝は、平面視において角がない形状であることを特徴とするものである。
また、好ましくは、前記側溝は、前記一対の板状部材の双方に設けられており、一方の板状部材に設けられた一方の側溝と、他方の板状部材に設けられた他方の側溝とが、平面視において重なる領域を有することを特徴とするものである。
本発明の配線構造体は、それぞれが電極を備えるとともに、間に空間を介して上下方向に対向する一対の板状部材と、該一対の板状部材のそれぞれの両端を保持する支持部と、を備え、前記一対の板状部材の少なくとも一方の板状部材には、応力緩衝手段が設けられていることを特徴とするものである。
本発明の装置は、上述の配線構造体と、前記一対の板状部材の電極間に印加する電圧を制御する制御手段とを備えたことを特徴とするものである。
本発明の流体処理装置は、本発明の装置の一対の板状部材間に流体を流すとともに、一対の板状部材の電極間に電圧が印加されることを特徴とするものである。
また、前記一対の板状部材間に酸素が流入されるとともに、前記一対の板状部材の電極間に電圧を印加することによりオゾンを発生させるものである。
また、前記一対の板状部材間に排ガスが流入されるとともに、前記一対の板状部材の電極間に電圧を印加することにより、前記排ガスを浄化するものである。
また、前記一対の板状部材間に流入される排ガスの温度が高ければ高いほど、前記一対の板状部材の電極間に印加される電圧が高いことを特徴とするものである。
本発明の車両は、本発明の流体処理装置と、エンジンとを搭載したものである。
本発明によれば、熱応力により配線構造体に変形を生じることが、貫通孔や側溝等の応力緩和手段により緩和される。これにより、板状部材と支持部とで構成される内壁面の角部や絶縁体の中央部を起点として配線構造体にクラックが発生することを抑制し、配線構造体が破損する可能性を低減できる。従って、一対の板状電極間に所望の電圧を印加することができる。
本発明の配線構造体について図を用いて説明する。図1(a)は、本発明の配線構造体の実施の形態の一例を示す平面図であり、図1(b)は、図1(a)のA方向から見た側面図である。図2(a)は、図1(a)のB−B’線における断面図、図2(b)は、図1(b)のC−C’線における断面図、図2(c)は、図1(b)のD−D’線における断面図である。図3は、図1における配線構造体の斜視図の一例である。これらの図において、1は板状部材、2は支持部、3は電極、4は絶縁体、5は貫通孔、6は外部端子、sは空間である。
本発明の配線構造体は、それぞれが電極3を備えるとともに、間に空間sを介して上下方向に対向する一対の板状部材1と、一対の板状部材1のそれぞれの両端を保持する支持部2とを備えている。また一対の板状部材1のうち少なくとも一方には、上下方向に貫通する貫通孔5が設けられている。そして、一対の板状部材1は、電極3と電極3を保持する絶縁体4とを含んで構成される。
なお、一対の板状部材1とは、配線構造体において、図1、図4、図11、図12、図13に示す様に、上下方向において間に空間sが介在され、且つ電極3同士が対向している部位をいい、該部位よりも外側に位置し、一対の板状部材1を保持する部位を支持部2という。
また、板状部材1内に形成された配線パターンを電極3といい、板状部材1よりも外側の領域に形成された貫通導体8等の配線パターンを総称して、配線導体9という。
そして、この支持部2と、板状部材1を構成する絶縁体4とは、例えば、セラミックスから成る場合、酸化アルミニウム質焼結体、ムライト質焼結体、窒化アルミニウム質焼結体、炭化珪素質焼結体、コージェライト等の電気絶縁材料から成る。支持部2及び絶縁体4が、酸化アルミニウム質焼結体から成る場合には、まず、アルミナ(Al2O3)の原料粉末に適当な有機溶剤、溶媒を添加混合して泥漿状物を作製する。次に、この泥漿状物が、従来周知のドクターブレード法やカレンダーロール法等により、シート状に成形されて、配線構造体用のセラミックグリーンシートが得られる。次に、これらのセラミックグリーンシートに適当な打ち抜き加工が施される。なお、これらのセラミックグリーンシートは、必要に応じて複数枚積層される。そして、最後に高温(約1500〜1800℃)で焼成することによって製作される。この場合、セラミックグリーンシートを焼成することにより支持部2や絶縁体4が作製されることから、支持部2と絶縁体4とは、一体的に形成されることとなる。そして、一対の板状部材1と支持部2とにより流体が流れる領域となる空間sが形成される。
電極3は、配線構造体の表面または内部、具体的には、絶縁体4の表面や図2に示すとおり絶縁体4の内部にそれぞれ形成されている。そして、電極3は、一対の板状部材1間にプラズマ場を発生させるための一対の電極として機能する。なお、一対の電極3は、空間sを介して上下方向に一定の距離だけ離間して、且つ互いに対向して配置されている。そして、一対の電極3はそれぞれ、配線導体9等を介して配線構造体の外表面、例えば支持体2の外表面に形成された後述する外部端子6に電気的に接続される。この配線導体9は、一端が電極3に接続され、他端が配線構造体(支持体2)の外表面にて外部端子6に接続される。
このような電極3や配線導体9は、以下のように作製される。まず、タングステンやモリブデン、銅、銀等の金属粉末を含む従来周知のメタライズペーストを準備する。そして、スクリーン印刷法等の印刷手段を用いて、配線構造体用、具体的には支持部2用や絶縁体4用のセラミックグリーンシートの所定の位置に、電極3用や配線導体9用のメタライズペーストを塗布する。この場合、電極3用のメタライズペーストと配線導体9用のメタライズペーストとは、一度に連続して塗布されるほうが作業の効率上好ましい。その後、これらのセラミックグリーンシートとメタライズペーストとを、同時に焼成することによって、一対の電極3や配線導体9を、配線構造体上にそれぞれ形成することができる。
なお、図2に示すように、電極3は、絶縁体4の内部に形成しているとよい。これにより、電極3が空間s内を通過する不完全燃焼ガスや排ガス等の流体に直接接触しにくくなる。従って、電極3がこれらの流体により腐食しにくくなる。従って、プラズマ場の強度の低下を抑制することができるため好ましい。
また、電極3が絶縁体4の表面に形成される場合には、これら電極の露出する表面には、ニッケルや金等の耐蝕性に優れる金属を被着しておくことが好ましい。特に電極3が、排ガス等の流体に直接曝される場合は特に好ましい。
また、ニッケルや金等の耐蝕性に優れる金属を単層で被着しておいても構わない。例えば、電極3が、ニッケルを使用せずに金めっき層の単層だけからなる場合、熱によりニッケルが金めっき層内部の粒界に沿って、金めっき層の表面まで拡散してしまうことがない。従って領域ごとのニッケルの拡散のバラツキが生じず、各領域における導電特性にばらつきが生じてにくくできる。このため、プラズマ発生体を高温下の環境にて使用する場合は、電極3の露出する表面に金めっき層のみを0.1〜10μm程度被着させておくとよい。
また、一対の電極3間の間隔は、ディーゼルエンジンの排ガス中のPMや酸化成分等の流体を反応させて分解する場合には、0.5mm〜2.0mm程度が好ましい。但し、必要とするプラズマ場の強度や電極3に印加する電圧等によって変更してもよい。
また、外部端子6が、配線構造体の外表面、例えば、支持部2の外表面に形成されている。外部端子6は、外部電源から配線導体9等を介して一対の電極3に電圧を印加するための導電路として機能する。外部端子6は、一対の電極3のそれぞれに電気的に接続されている。外部端子6は、一対の電極3と同様の手法により作製できる。また、外部端子6の露出する表面には、一対の電極3の場合と同様に、ニッケルや金等の耐蝕性に優れる金属を被着しておくことが好ましい。
そして、外部電源の電源端子が、圧接や接合等の手段により外部端子6に電気的に接続される。この外部端子6を通して一対の電極3に電圧を印加することにより一対の電極3の対向領域(平面視で電極3同士が重畳し、且つ間に空間sが介在されている領域)にプラズマ場を発生させることができる。そして、配線構造体の空間s内を通過する流体は、前記対向領域内のプラズマ場を通過することによりプラズマ反応される。例えば、NOX(窒素酸化物)は、下記の反応(1)および(2)により分解して、N2およびO2が生成されて浄化される。
2NO2 → 2NO+O2 ・・・・・・・・・・(1)
2NO+O2 → N2+2O2・・・・・・・・・(2)
なお、一対の電極3間にプラズマ場を発生させるために、例えば、周波数の高い交流電圧が印加される。印加される交流電圧は、必要とされるプラズマ場の強度等によって適宜選択される。例えば、ディーゼルエンジンの排ガス中のPM等の酸化成分等の流体を反応させて分解するプラズマ発生体において、印加される交流電圧およびその周波数は、例えば、1kV〜100kV、10MHz〜100MHzが好ましい。
2NO+O2 → N2+2O2・・・・・・・・・(2)
なお、一対の電極3間にプラズマ場を発生させるために、例えば、周波数の高い交流電圧が印加される。印加される交流電圧は、必要とされるプラズマ場の強度等によって適宜選択される。例えば、ディーゼルエンジンの排ガス中のPM等の酸化成分等の流体を反応させて分解するプラズマ発生体において、印加される交流電圧およびその周波数は、例えば、1kV〜100kV、10MHz〜100MHzが好ましい。
そして、本発明において、一対の板状部材1の少なくとも一方には、応力緩衝手段が設けられている。これにより、板状部材1と支持部2とで構成される内壁面の角部や絶縁体の中央部を起点として配線構造体にクラックが発生することが抑制でき、配線構造体が破損する可能性を低減できる。従って、一対の板状電極1間に良好にプラズマ場を発生させることができ、空間s内を流体を通過させる際に、流体を良好にプラズマ反応させることができる。例えば、空間s内に排ガスを通過させて、排ガスを処理する場合においては、排ガス中のPMや酸化性成分等の流体を良好に反応、分解させて浄化することができる。
このような応力緩衝手段の1つとして、一対の板状部材1のうち少なくとも一方の板状部材1には、上下方向に貫通する貫通孔5が設けられるものがある。この場合、配線構造体に生じた熱応力による変形が貫通孔5により緩和される。これにより、板状部材1と支持部2とで構成される内壁面の角部や絶縁体の中央部を起点として配線構造体にクラックが発生することを抑制し、配線構造体が破損する可能性を低減できる。従って、一対の板状電極1間にプラズマ場を良好に発生させることができ、流体を通過させる際に、流体を良好にプラズマ反応させることができる。
なお、このような貫通孔5は、配線構造体用のセラミックグリーンシートの板状部材1となる領域に、金型やパンチングによる打ち抜き方法またはレーザ加工等の加工方法により貫通孔5用の貫通穴を形成しておくことにより形成することができる。なお、板状部材1が複数層からなる場合、配線構造体用のセラミックグリーンシートのうち、板状部材1となる領域を備えたセラミックグリーンシートを複数枚積層した後、この貫通孔5用の貫通穴を打ち抜くと、板状部材1に貫通孔5を所定の位置に精度良く形成することができる。
また、他の応力緩衝手段として、図4〜図6に示すように、少なくとも一方の板状部材1の側壁には、その上側主面から下側主面まで到達する側溝7が設けられていても構わない。なお、図4(a)は、本発明の配線構造体の実施の形態の一例を示す平面図であり、図4(b)は、図4(a)のE方向から見た側面図である。図5(a)は、図4(a)のF−F’線における断面図、図5(b)は、図4(b)のG−G’線における断面図、図5(c)は、図4(b)のH−H’線における断面図である。図6は、図4における配線構造体の斜視図の一例である。この場合、配線構造体1に生じた熱応力による変形が側溝7により緩和される。これにより、板状部材1と支持部2とで構成される内壁面の角部や絶縁体の中央部を起点として配線構造体にクラックが発生することを抑制し、配線構造体が破損する可能性を低減できる。従って、一対の板状電極1間にプラズマ場を良好に発生させることができ、流体を通過させる際に、流体を良好にプラズマ反応させることができる。
なお、このような側溝7は、上述の貫通溝5の場合と同様に、配線構造体用のセラミックグリーンシートの板状部材1となる領域に、金型やパンチングによる打ち抜き方法またはレーザ加工等の加工方法により側溝7用の切欠きを形成しておくことにより形成される。また、貫通穴を打ち抜いた後に、板状部材1の外辺に合わせてこの貫通穴を切断することで側溝7用の切欠きを形成しても構わない。
また、貫通孔5および溝7の形状は、平面視において、三角形状、台形形状等の多角形状、円形状、半円形状、半楕円形状等の円弧状を有する形状等の形状、上述以外の形状とすることができる。なお、これらの形状のうち、貫通孔5および溝7の形状は、平面視において、円形状、半円形状、半楕円形状等の平面視において角がない形状であることが好ましい。この場合、貫通孔5あるいは側溝7を、平面視において角がある形状とした場合と比較して、配線構造体に生じた熱応力が、板状部材1に設けられた貫通孔5あるいは側溝7の内周面の角に集中する可能性が低減される。したがって、配線構造体の板状部材1にクラックが発生することを抑制し、配線構造体が破損する可能性を低減することができる。従って、一対の板状部材1間にプラズマ場を発生させることができ、流体を通過させる際に、流体を良好にプラズマ反応させることができる。
また、貫通孔5あるいは側溝7に角がある形状を採用する場合は、板状部材1にクラックが発生することを抑制するために、それぞれの角の角度が90°を越える鈍角からなる形状であることが好ましい。
また、図7に示すように、貫通孔5は、板状部材1の上下方向に直交する主面において複数配列されていてもよい。なお、図7は、本発明の配線構造体の実施の形態の一例を示す板状部材1の横断面図である。このように、複数の貫通孔5を配列する場合、配列した貫通孔5の大きさや隣接する貫通孔5同士の間隔が実質的に同じくなるようにして配列とすることが好ましい。これにより、板状部材1の局所的な機械的強度の低下を抑制するとともに、隣接する貫通孔5間における電極3の抵抗値を実質的に均一なものとできる。またそれぞれの貫通孔5間において、電極3間のプラズマ場の発生のばらつきを抑制することができる。
また、図8に示すように、板状部材1に上述のような貫通孔5と側溝7とを両方備えたものであっても構わない。なお、図8は、本発明の配線構造体の実施の形態の一例を示す板状部材1の横断面図である。そして、複数の貫通孔5あるいは側壁7の配列方向は、板状部材1の主面において、流体が流れる方向と交差するようにして配設しても構わない。これにより、その流体が流れる方向において一対の電極3同士が対向しない領域が局所的に広く形成されることがない。したがって、空間sにおけるプラズマ場のばらつきが発生することを抑制することができる。
また、図9に示すように、貫通孔5の内周面と電極3とが離間する領域4aを設けても構わない。これにより、電極3は、貫通孔5の内周面に露出することを抑制することができる。
このような離間する領域4aは、貫通孔5の周囲から一定の距離だけ離間させて、この貫通孔5の周囲に電極3用のメタライズペーストを塗布し、これにより、貫通孔5の周囲に位置する絶縁体4の主面上で、メタライズペーストが塗布されない領域ができることにより形成される。なお、貫通孔5の形成と、メタライズペーストの塗布の順序は逆でもよい。なお、離間する領域4aを設ける場合、電極3用のメタライズペーストの印刷ずれや貫通孔5用の貫通穴の形成ずれ等を考慮して、離間する領域1aの幅は、0.05〜0.2mm程度に予め設定して形成しておくとよい。
また、図10に示すように、側溝7においても、貫通孔5と同様に、側溝7の内周面と電極3とに離間する領域4aを設けても構わない。なお、この場合も、離間する領域4aは、貫通孔5の場合と同様な方法により形成することができる。
また、好ましくは、貫通孔5あるいは側溝7は、一対の板状部材1の双方に設けられている。そして、双方の板状部材に設けられた貫通孔5同士あるいは側溝7同士が、平面視において重なる領域を有することが好ましい。これにより、板状部材1に設けられた貫通孔5あるいは側溝7により、配線構造体における一対の板状部材1の対向する領域が大きく減じることがない。従って、一対の板状部材1間にプラズマ場を発生させた際、プラズマ場の発生が大きく低下することが抑制される。
また、図11、図12に示すように、空間sが上下方向に複数並列に形成されていても構わない。なお、図11、図12は、本発明の配線構造体の実施の形態の一例を示す断面図である。このように、空間sを上下方向に複数形成する場合、電極3は、交互に対向して上下方向に配設される。これにより、それぞれの空間s内でプラズマ場を発生させることができる。したがって、それぞれの空間s内を通過する流体に対して、プラズマ反応を発生させることができる。
また、図13に示すように、支持部2内において上下方向に複数の電極3を電気的に接続する貫通導体8を配設しても構わない。この場合、貫通導体8は、貫通導体8以外の配線導体9間を接続するものであり、貫通導体8が電極3と外部端子6とを電気的に接続する配線導体9の一部となる。このような貫通導体8は、以下の方法により作製される。すなわち、支持部2用のセラミックグリーンシートに、金型やパンチングによる打ち抜き方法またはレーザ加工等の加工方法により貫通導体8用の貫通穴を形成する。次に、この貫通穴内にスクリーン印刷法等の印刷手段により貫通導体8用のメタライズペーストを充填する。最後に配線構造体用のセラミックグリーンシートと同時に焼成する。これによって支持部2の所定の位置に、貫通導体8を形成することができる。なお、貫通導体8用のメタライズペーストは、上述の電極3と同様にして製作されるが、有機バインダーや有機溶剤の量により貫通穴への充填に適した粘度に調製される。
なお、貫通導体8は、貫通導体8以外の配線導体9間を接続するために複数列配列させて、貫通導体8同士により並列回路を構成してもよい。従って配線導体9間の貫通導体8の抵抗値を下げることで熱の発生などによるエネルギー損失といった不具合を低減できる。また、貫通導体8自体が熱放散の為のヒートシンクの役割を果たすことで効果を高めることができる。
次に本発明の装置について説明する。本発明の装置は、図14に示すように、上述の配線構造体と、一対の板状部材1の電極3間に印加される電圧を制御する制御手段とを備えている。これにより、制御手段により一対の電極間に電圧を印加することで、一対の板状部材1間にプラズマ場を発生させることができる。このような制御手段は、少なくとも直流電源あるいは交流電源と、この電源と配線構造体の外部電極とを接続する配線と、電源のON、OFFを切り替えるスイッチとから構成されている。なお、制御手段は、さらに変圧回路等を備えていてもよい。
また本発明の流体処理装置は、本発明の装置の一対の板状部材1間に流体を流すとともに、一対の電極3間に電圧が印加される。これにより、一対の板状部材1間にプラズマ場が発生するので、一対の板状部材1間を流れる流体に対して、プラズマ反応させることができる流体処理装置となる。なお、図15、図16に示すように、一対の板状部材1間に流体を流入するための供給機構10、たとえば流入用パイプと、プラズマ反応させた後の流体を排出するための排出機構11、たとえば流出用パイプとを備えていてもよい。また、配線構造体を覆うように蓋体12を設けておいてもよい。
また、一対の板状部材1間に酸素が流入されるとともに、一対の電極間に電圧を印加することによりオゾンを発生させる。これにより、プラズマ反応により酸素をオゾンに変化させることができる流体処理装置となる。
また、一対の板状部材1間に排ガスが流入されるとともに、一対の電極間に電圧を印加することにより、排ガスを浄化する。これにより、プラズマ反応により排ガスを浄化することができる流体処理装置となる。
また、一対の板状部材1間に流入される排ガスの温度が高ければ高いほど、一対の電極間に印加される電圧が高くなるようにしてもよい。このように、排ガスの温度に合わせて電圧を高めることで、一対の板状部材1間のプラズマ場の強度を高めることができる。これにより、排ガスの温度が高くなり排ガス中のPMや酸化性成分等の流体の量が増加したとしても、排ガス中のPMや酸化性成分等の流体の処理を高めて排ガスを良好に反応分解させて浄化することができる。また、必要とされる際に電極3間に印加される電圧を高めてプラズマ場の強度を高めればよいので、流体処理装置の電力消費を抑制することができる。
このような流体処理装置は、例えば、図17に示すように、配線構造体の周囲に流体処理装置に流入される排ガスの温度を測定するための温度センサー等の温度検出手段13を取り付けておいてもよい。この温度検出手段13により排ガスがある一定の温度以上であることが計測された際に、制御手段により一対の電極3に印加される電圧が高くなるように設定しておけばよい。あるいは、温度検出手段により検出された温度に比例して、印加する電圧を高くしてもよい。なお、温度検出手段13は、流体処理装置の供給機構に取り付けておいてもよい。または、流体処理装置の稼動中における温度が高くなる条件を予め設定しておき、その設定に基づいて制御手段により一対の電極3に印加される電圧が高くなるように設定しておいても構わない。なお、具体的な温度が高くなる条件としては、たとえば自動車用エンジンの排ガス処理を考えた場合、アクセルを一定量以上踏み込んだ場合や、燃料供給量が一定量を超えた場合などが考えられる。
なお、流体処理装置に配線構造体以外の排ガスの浄化機構をさらに取り付けておいても良い。例えば、図18に示すように、配線構造体の前後にフィルター14や触媒を取り付けても良く、これにより排ガス中のPMや酸化成分等の流体の排出をさらに低減させることができる。このようなフィルターとして、セラミック製のDPF(Diesel Particulate Filter)等があり、触媒として白金等を用いることができる。
さらに本発明の車両は、上述の流体処理装置と、エンジンを搭載した車両である。これにより、エンジンの排ガスを浄化して排出することができる車両となる。
なお、本発明は、本発明の要旨を逸脱しない範囲であれば種々の変更は可能である。例えば、上述においては、自動車、船舶、発電機等に使用されるエンジン等の排ガスの浄化等について説明を行っているが、その他の用途に使用される配線構造体および配線構造体を備えた装置、流体処理装置に適用しても良い。例えば、消臭、ダイオキシンの分解、花粉の分解等に使用される空気洗浄機器やプラズマエッチング、薄膜装置等に搭載される配線構造体および配線構造体を備えた装置、流体処理装置等に適用することができる。
1・・・板状部材
2・・・支持部
3・・・電極
4・・・絶縁体
5・・・貫通孔
6・・・外部端子
7・・・側溝
8・・・貫通導体
9・・・配線導体
10・・・供給機構
11・・・排出機構
12・・・蓋体
13・・・温度検出手段
14・・・フィルター
s・・・空間
2・・・支持部
3・・・電極
4・・・絶縁体
5・・・貫通孔
6・・・外部端子
7・・・側溝
8・・・貫通導体
9・・・配線導体
10・・・供給機構
11・・・排出機構
12・・・蓋体
13・・・温度検出手段
14・・・フィルター
s・・・空間
Claims (14)
- それぞれが電極を備えるとともに、間に空間を介して上下方向に対向する一対の板状部材と、
該一対の板状部材のそれぞれの両端を保持する支持部と、を備え、
前記一対の板状部材のうち少なくとも一方の板状部材には、上下方向に貫通する貫通孔が設けられていることを特徴とする配線構造体。 - 前記貫通孔は、平面視において角がない形状であることを特徴とする請求項1に記載の配線構造体。
- 前記貫通孔は、前記板状部材の外周に沿って複数形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の配線構造体。
- 前記貫通孔は、前記一対の板状部材の双方に設けられており、一方の板状部材に設けられた一方の貫通孔と、他方の板状部材に設けられた他方の貫通孔とが、平面視において重なる領域を有することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の配線構造体。
- それぞれが電極を備えるとともに、間に空間を介して上下方向に対向する一対の板状部材と、
該一対の板状部材のそれぞれの両端を支持する支持部と、を備え、
前記一対の板状部材のうち少なくとも一方の板状部材の側壁には、該一方の板状部材の上側主面から下側主面まで到達する側溝が設けられていることを特徴とする配線構造体。 - 前記側溝は、平面視において角がない形状であることを特徴とする請求項5に記載の配線構造体。
- 前記側溝は、前記一対の板状部材の双方に設けられており、一方の板状部材に設けられた一方の側溝と、他方の板状部材に設けられた他方の側溝とが、平面視において重なる領域を有することを特徴とする請求項5乃至請求項6のいずれかに記載の配線構造体。
- それぞれが電極を備えるとともに、間に空間を介して上下方向に対向する一対の板状部材と、
該一対の板状部材のそれぞれの両端を保持する支持部と、を備え、
前記一対の板状部材の少なくとも一方の板状部材には、応力緩衝手段が設けられていることを特徴とする配線構造体。 - 請求項1乃至請求項8のいずれかに記載の配線構造体と、
前記一対の板状部材の電極間に印加する電圧を制御する制御手段とを備えたことを特徴とする装置。 - 請求項9に記載の装置の一対の板状部材間に流体を流すとともに、一対の板状部材の電極間に電圧が印加されることを特徴とする流体処理装置。
- 前記一対の板状部材間に酸素が流入されるとともに、前記一対の板状部材の電極間に電圧を印加することによりオゾンを発生させる請求項10に記載の流体処理装置。
- 前記一対の板状部材間に排ガスが流入されるとともに、前記一対の板状部材の電極間に電圧を印加することにより、前記排ガスを浄化する請求項10に記載の流体処理装置。
- 前記一対の板状部材間に流入される排ガスの温度が高ければ高いほど、前記一対の板状部材の電極間に印加される電圧が高いことを特徴とする請求項12に記載の流体処理装置。
- 請求項12乃至13のいずれかに記載の流体処理装置と、エンジンとを搭載した車両。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2007116064A JP2008272615A (ja) | 2007-04-25 | 2007-04-25 | 配線構造体、装置および流体処理装置、ならびに車両 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2007116064A JP2008272615A (ja) | 2007-04-25 | 2007-04-25 | 配線構造体、装置および流体処理装置、ならびに車両 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2008272615A true JP2008272615A (ja) | 2008-11-13 |
Family
ID=40051284
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2007116064A Pending JP2008272615A (ja) | 2007-04-25 | 2007-04-25 | 配線構造体、装置および流体処理装置、ならびに車両 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2008272615A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015108354A (ja) * | 2013-12-05 | 2015-06-11 | 株式会社デンソー | 高活性物質添加装置 |
-
2007
- 2007-04-25 JP JP2007116064A patent/JP2008272615A/ja active Pending
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