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JP2008270399A - 光信号増幅3端子装置 - Google Patents

光信号増幅3端子装置 Download PDF

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佳伸 前田
Hideki Nakayama
秀樹 中山
Hidekuni Miwata
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Abstract

【課題】電気入力信号から光信号に変換し、ノイズの少ない光出力信号に増幅することができる、負帰還光増幅効果を利用した光信号増幅3端子装置を提供する。
【解決手段】電気入力信号SE1から変換された第1波長λ1の光入力信号SP1とその電気入力信号SE1が反転させられた反転電気入力信号SE2から変換された第2波長λ2の反転光入力信号SP2とが光カプラ16に合波されて光信号増幅素子18へ入力させられ、その光信号増幅素子18から出力された光信号から選択された第1波長λ1の光出力信号SP3が電気信号に変換されて電気出力信号SE3として出力される。上記光信号増幅素子18から出力された光出力信号およびそれから変換された電気出力信号SE3は、その基線レベルが低くて、変調度、S/N比、出入力振幅増幅比が十分に高く、誤り率が十分に低い信号である。
【選択図】図1

Description

本発明は、電気信号を光信号に変換して増幅し伝達する場合にその光信号を低歪みおよび低ノイズ化することができる負帰還光増幅効果を利用した光信号増幅3端子装置に関するものである。
電気信号を光信号に変換して増幅・伝達する技術分野においては、半導体レーザや発光ダイオード等の電/光変換素子の変換特性に基づいて、変換された光信号が電気信号に対して非常に歪むことが知られている。特にパルス的な電気信号を半導体レーザに入力した場合、出力される光信号のパルスの立ち上がり時に光信号強度が急激に増加してヒゲのようにオーバシュートした光信号波形が得られる。一般的には、これらの光信号波形を光増幅器で増幅した場合、その歪みが増幅して伝達され、光学的にその歪みを低減する技術は得られていない。
一方で、本発明者の前田は、半導体光増幅器(SOA)の相互利得変調現象を利用して、所定波長λ1の入力光信号に対して半導体光増幅器を透過後の周囲光( λ1を中心とするλ1以外の波長)を入力側に帰還させることにより入力光信号を低歪みに増幅可能であることを示し、負帰還光増幅効果( Negative feedback optical amplification effect) と名づけた( 非特許文献1)。本効果は、周囲光がXGM( 相互利得変調) によって入力光信号に対して強度反転を示すことから、この周囲光をフィードバックさせることにより半導体光増幅器の利得を入力光信号に応じて変調して負帰還光増幅効果が得られるものである。また、特許文献1に示されるように、本効果を利用した光増幅器をエフェクターに応用することも提案されている。
「Negative feedback optical amplification effect based on cross-gain modulation in semiconductor optical amplifiers 」(Applied Physics Letters, Volume 88, published 8 March 2006) 特開2006−332344号公報 特開平8−125605号公報
ところで、上記従来の負帰還光増幅効果を利用した光増幅器においては、周囲光またはその周囲光を強めた光をフィードバックする方法が用いられている。このような方式は、光学的にシンプルで有用であるが、光信号を低歪み且つ低ノイズに増幅する作用を有するに過ぎず、電気信号を光信号に変換するときに電/光変換素子で生じる光信号の歪みまでは除去できない。このため、電気信号から光信号へ変換するときに発生する光信号の歪みを除去できないという不都合があった。
他方で、信号伝送中に発生する歪みのような信号波の波形劣化を低減する光変調を利用した装置が提案されている。たとえば、特許文献2に記載された光通信システムがそれである。この装置は、2値信号データに対応して強度変調された第1の信号光を生成する第1の光変調手段と、前記2値信号データを反転して反転2値信号を出力する反転手段と、第1の信号光の波長と異なる波長の光信号であって、前記反転2値信号に対応して強度変調された光信号である第2の信号光を生成する第2の光変調手段と、前記第1の信号光及び第2の信号光を合波してその合波信号光を光ファイバ伝送路に送出する光合波手段とを備える。このように構成された装置によれば、2値信号データに対応して強度変調された第1の信号光と同時に、その2値信号データの反転信号に対応して強度変調された第2の信号光を光ファイバ伝送路に送信し、第1の信号光の強度変化によるファイバの屈折率変化( 自己位相変調効果)が、第2の信号光の強度変化が第1の信号光にもたらす周波数変位で相殺され、光ファイバ伝送路を伝播する第1の信号光の波形劣化が解消される。
しかし、上記特許文献2の光変調を利用した装置においては、信号光の強度に応じて光ファイバの屈折率が変化する性質を利用して、第1の信号光の強度変化によるファイバの屈折率変化( 自己位相変調効果)が、第2の信号光の強度変化が第1の信号光にもたらす周波数変位で相殺されるようにして、信号伝送中に発生する歪みのような信号波の劣化が改善されるものの、第1の信号光と第2の信号光との合波光信号光が伝送される光ファイバ伝送路が単なる光ファイバから構成されているため、信号光は増幅されない。また、出力される信号光のS/N比、振幅増幅、誤り率を十分に向上させることができなかった。
本発明は以上の事情を背景として為されたものであり、その目的とするところは、電気入力信号からノイズの少ない光出力信号に増幅することができる、光信号増幅3端子装置を提供することにある。
本発明者は、以上の事情を背景として、相互利得変調特性を備える光信号増幅素子を用いて光信号を増幅するに際して、所定波長の出力信号光とその所定波長の周囲波長の周囲光を含む出力光から、その所定波長の出力信号光を波長選択して出力させる一方で、その所定波長の出力信号光とは異なる波長で位相が反転している周囲光の一部或いは全部を負帰還させて光信号増幅素子に再入力させることにより、光信号のゲインや基線の安定化、或いはノイズの除去を図る研究を重ねるうち、光信号増幅素子へ再入力させる負帰還光に代えて、入力信号光を反転させた光をその光信号増幅素子へ入力させると、S/N比、出入力振幅増幅比が高く、且つ誤り率が十分に低い信号光が得られるという現象を見いだした。本発明は、かかる知見に基づいてなされたものである。
すなわち、請求項1に係る発明の要旨とするところは、電気入力信号を光信号に変換して増幅するための、負帰還光増幅効果を利用した光信号増幅3端子装置であって、(a) 前記電気入力信号を反転して出力する信号反転素子と、(b) 前記電気入力信号を第1波長の光入力信号に変換し、該信号反転素子から出力された反転電気入力信号を第1波長とは異なる第2波長の反転光入力信号に変換する電/光変換素子と、(c) 負帰還光増幅効果を有する光信号増幅素子と、(d) 前記電/光変換素子からそれぞれ出力された光入力信号および反転光入力信号を合波して該光信号増幅素子へ入力させる光カプラと、(e) 前記光信号増幅素子から出力された光のうち前記第1波長または第2波長の光信号を選択する波長選択素子とを、含むことにある。
請求項1に係る発明の負帰還光増幅効果を利用した光信号増幅3端子装置によれば、電気入力信号から変換された第1波長の光入力信号とその電気入力信号が反転させられた反転電気入力信号から変換された第2波長の反転光入力信号とが光カプラに合波されて光信号増幅素子へ入力させられ、その光信号増幅素子から出力された光信号から波長選択素子により選択された第1波長または第2波長の光信号が出力される。上記光信号増幅素子から出力された光信号は、その負帰還光増幅効果により基線レベルが低く、変調度、S/N比、出入力振幅増幅比が高く、且つ誤り率が十分に低い信号光であるので、S/N比、出入力振幅増幅比が十分に高く、且つ誤り率が十分に低い光出力信号が得られる。
ここで、好適には、前記光信号増幅素子から出力された光信号から波長選択素子により選択された第1波長または第2波長の光信号は、前記電気入力信号に対して、高い変調度を有している。このようにすれば、S/N比、出入力振幅増幅比が十分に高く、誤り率が十分に低い光出力信号が得られる。
また、好適には、前記光信号増幅素子は、希土類元素がドープされた光ファイバーから構成されている。このようにすれば、低パワーで信号増幅作動が可能であり、特に低周波数領域において、出入力振幅増幅比およびS/N比が高く且つ誤り率が低い電気出力信号が得られる。
また、好適には、前記光ファイバーは、エルビウムがドープされたものである。このようにすれば、光通信で用いられている1.5μm帯の波長の光信号に対して、出入力振幅増幅比およびS/N比が高く且つ誤り率が低い電気出力信号が得られる。
また、好適には、前記光ファイバーの母材は、フッ化物から構成されたものである。このようにすれば、希土類元素のドープ量を多くして励起準位の電子のライフタイムを短縮することが可能となり、作動周波数帯域の上限値を20kHz程度に高くすることができる。また、歪み率を低減することができる。
また、好適には、前記光信号増幅素子は、pn接合から成る活性層を備えた半導体光信号増幅素子である。このようにすれば、半導体によって光増幅素子が容易に小型化或いは1チップ化できるとともに、その高い応答性に基づいてGHzオーダの高い周波数帯域においても、信号増幅が可能となる。
また、好適には、前記半導体光信号増幅素子の活性層は、量子井戸、歪み超格子、量子ドットのいずれかから構成されている。このようにすれば、半導体によって光信号増幅素子が容易に小型化されるとともに、上記量子井戸または量子ドットが用いられる場合は、光信号増幅素子の高速スイッチング性能が高められ、歪み超格子が用いられる場合は、波長依存性の小さい光信号増幅素子が得られる。
また、好適には、前記波長選択素子は、光アド・ドロップフィルタ、多層膜構造の光学フィルタ、グレーティングフィルタ、フォトニッククリスタルフィルタのいずれかから構成されている。このようにすれば、光信号増幅素子からの出力信号光から第1波長と第2波長が効率良く分離される。
また、好適には、前記光カプラは、光アドドロップ素子から構成されている。このようにすれば、光アド・ドロップ素子を用いることにより、光信号増幅素子へ入力される第1波長および第2波長の光信号が効率よく合波される。
また、好適には、前記電気入力信号は、音響をアナログ的に表すオーディオ入力信号である。このようにすれば、S/N比、出入力振幅増幅比が十分に高く、誤り率が十分に低い電気出力信号によってスピーカを駆動することができるので、高い音質が得られる。
また、好適には、前記電/光変換素子は、前記電気入力信号に応答して出力光が制御される半導体レーザまたは発光ダイオードである。このようにすれば、電気入力信号を容易に光信号に変換することができる。
また、好適には、前記負帰還光増幅効果を利用した光信号増幅3端子装置は、オーディオ用プリアンプまたはオーディオ用エフェクターとして用いられる。このようにすれば、ノイズがなく、奥行き感があり、余韻のある高品質の音響が得られる。
また、好適には、前記光信号素子は、2個以上の光信号増幅素子から構成されたものであってもよい。
また、好適には、前記光信号増幅3端子装置は、前記波長選択素子により選択された光信号を電気信号に変換し、電気出力信号として出力する光/電変換素子を、さらに含む。このようにすれば、光/電変換素子から出力された電気出力信号は、前記電気入力信号に対して、高い変調度を有しているので、S/N比、出入力振幅増幅比が十分に高く、誤り率が十分に低い電気出力信号が得られる。
また、前記光/電変換素子から出力された電気出力信号は、前記電気入力信号に対して、高い変調度を有している。このようにすれば、S/N比、出入力振幅増幅比が十分に高く、誤り率が十分に低い光出力信号が得られる。
また、好適には、前記光/電変換素子は、ホトトランジスタ素子、ホトダイオード素子、ソーラバッテリセル、光電セルなどのように、光信号をその信号に対応する強度を備えた電気信号に変換するものであればよい。
以下、本発明の一実施例の、負帰還光増幅効果を利用した光信号増幅3端子装置10を図面に基づいて詳細に説明する。
図1において、光信号増幅3端子装置10は、たとえば音響をアナログ波形で表すオーディオ信号である電気入力信号SE1を受けてそれを光信号に変換して負帰還光増幅効果を利用して増幅し、電気出力信号SE3として出力するものである。光信号増幅3端子装置10は、たとえば反転増幅器として機能するオペアンプから構成され、上記電気入力信号SE1を反転させた反転電気入力信号SE2を出力する信号反転素子12と、たとえば出力波長が異なる2種類の半導体レーザダイオード或いはLEDから構成され、上記電気入力信号SE1を第1波長λ1の光入力信号SP1に変換するとともに、上記反転電気入力信号SE2を第1波長λ1とは異なる第2波長λ2の反転光入力信号SP2に変換する電/光変換素子14と、それら光入力信号SP1および反転光入力信号SP2を合波する光カプラ16と、その光カプラ16により合波された光入力信号SP1および反転光入力信号SP2を受け、負帰還光増幅効果に従って光増幅し、第1波長λ1の信号光とその第1波長λ1を中心とした相互利得変調可能な第2波長λ2を含む周波数帯であってその第1波長λ1を除く周波数帯の周囲光( 自然発生光)とを出力する光信号増幅素子18と、その光信号増幅素子18から出力された光のうち第1波長λ1の光信号を選択し、光出力信号SP3として出力する波長選択素子20と、たとえばホトトランジスタ素子、ホトダイオード素子、ソーラバッテリセル、光電セルなどから構成され、上記波長選択素子20から出力された光出力信号SP3を電気信号に変換し、電気出力信号SE3として出力する光/電変換素子22とを、備えている。上記反転光入力信号SP2の第2波長λ2は、上記周囲光の帯域内に設定されている。たとえば、光入力信号SP1の第1波長λ1が1550nm程度であるとすると、反転光入力信号SP2の第2波長λ2は1530乃至1545nm、或いは1555乃至1570nm程度である。
上記光信号増幅素子18は、希土類元素たとえばエルビウムがドープされた光ファイバーや、pn接合から構成され、量子井戸、歪み超格子、或いは量子ドット構造の活性層を光導波路内に有するチップ状の半導体光増幅素子から構成される。上記光ファイバーは、SiO2 を母材としたシリケートガラスから構成されたものであれば、10kHz程度以下の周波数帯域で増幅器としての使用が可能となるが、フッ化物を母材としたガラスであれば、エルビウムのドープ量を多くすることができて応答性が高められ、20kHz程度まで増幅器として使用可能な周波数帯域が拡大される。
上記光信号増幅素子18では、ドーパントにより構成された所定のエネルギ準位で決まる誘導放射可能な周波数の光、すなわち図2(a) に示す第1波長λ1の光入力信号SP1が入射されると、その光入力信号SP1が誘導放射により増幅されようとするが、周辺光の波長である図2(b) に示す第2波長λ2の反転光入力信号SP2の強度が大きくなるほど、その増幅率が低くなるという相互利得変調作用が働く。すなわち、反転光入力信号SP2は、光入力信号SP1の第1λ1の周囲光の波長帯内の第2波長λ2を備えたものであることから、光信号増幅素子18に入射させられると図2(c) に示すように第1波長λ1の光入力信号SP1に対するそのゲイン( 増幅率)を減少させるので、光入力信号SP1に対して負帰還光として機能する。図2(c) の実線はこの様子を示したものであり、点線は負帰還光( 反転光入力信号SP2) を入力させない場合であって、ゲインは一定である。また、この反転光入力信号SP2は、入力信号変換器12によって光入力信号SP1が反転させられたものであるため、その光入力信号SP1に対して同等の大きな振幅を有する反転光である。このため、図2(d) に示すように、第1波長λ1の光入力信号SP1と共に、それと位相が反転した第2波長λ2の反転光入力信号SP2が光信号増幅素子18に入射されると、その光信号増幅素子18の出力光から選択された第1波長λ1の光出力信号SP3は、安定化されるだけでなく、上記負帰還光として機能する反転光入力信号SP2は光入力信号SP1に対して同等の大きな振幅を有する反転光であるため、光信号増幅素子18から出力された光出力信号SP3は、その基線レベルが点線で示した負帰還光を入力させない場合に比較して低く、変調度M、S/N比、出入力振幅増幅比が十分に高く、誤り率が十分に低い信号光となる。したがって、その光出力信号SP3から光/電変換素子22により変換されることにより、S/N比、出入力振幅増幅比が十分に高く、且つ誤り率が十分に低い電気出力信号SE3が得られる。
前記光カプラ16は、光アドドロップ素子から構成されて光入力信号SP1および反転光入力信号SP2を合波する。また、前記波長選択素子20は、光アド・ドロップフィルタ、多層膜構造の光学フィルタ、多層膜構造の反射板、グレーティングフィルタ、フォトニッククリスタルフィルタのいずれかから構成され、光増幅素子18から出力された光のうち第1波長λ1の光信号を選択して出力する。
以下、本発明者が行った実験結果を説明する。ここで、信号の最大電圧をVmax 、信号の最小電圧をVmin とすると、変調度Mとは、( Vmax −Vmin ) /( Vmax +Vmin ) として定義され、変調度比MRとは、( 電気出力信号SE3または光出力信号SP3の変調度M3/電気入力信号SE1または光入力信号SP1の変調度M1) として定義される。また、出力入力電圧比とは、( 電気出力信号SE3または光出力信号SP3の電圧/電気入力信号SE1または光入力信号SP1の電圧) すなわち増幅率として定義される。また、歪み率( %)とは、[ (高調波( 電圧) /基本波( 電圧) ] ×100として定義される。
図3乃至6は、数百ppm程度のエルビウムがドープされたシリカ( SiO2 ) ガラスから成る光ファイバーから構成された光信号増幅素子18を用いて図1に示すように光信号増幅3端子装置10を構成し、電気入力信号SE1の周波数を変化させたときに得られる電気出力信号SE3の変調度比MR、出力入力電圧比、S/N比、ビット誤り率BERを、反転光入力信号SP2を光信号増幅素子18に入力させない場合と比較して示している。これらの図3乃至6では、反転光入力信号SP2を光信号増幅素子18に入力させた場合( SE2=5V)のデータポイントが◇印で示され、反転光入力信号SP2を光信号増幅素子18に入力させない場合( SE2=0V)のデータポイントが□印で示されている。図3乃至6において示されているように、特に10kHz以下の低周波数領域すなわち可聴周波数領域において、反転光入力信号SP2を光信号増幅素子18に入力させた場合は、反転光入力信号SP2を光信号増幅素子18に入力させない場合に比較して、変調度比MR、出力入力電圧比、S/N比が大幅に高く、且つ、ビット誤り率BERが大幅に低くなる。たとえば、変調度比MRについては、図3に示すように、200Hz以下において反転光入力信号SP2を光信号増幅素子18に入力させた場合の変調度比MRに改善が見られ、信号の周波数が低くなるほど差が大きくなる。また、出力入力電圧比については、図4に示すように、2乃至3kHz以下において反転光入力信号SP2を光信号増幅素子18に入力させた場合の出入力電圧比の増加が見られ、特に800Hz以下において約5倍の増幅が見られる。また、S/N比については、図5に示すように、2乃至3kHz以下において反転光入力信号SP2を光信号増幅素子18に入力させた場合のS/N比の増加が見られる。また、ビット誤り率BERについては、図6に示すように、20kHz以下において反転光入力信号SP2を光信号増幅素子18に入力させた場合のビット誤り率BERの低下が見られ、電気入力信号SE1の周波数が低くなるほど差が大きくなる。反転光入力信号SP2を光信号増幅素子18に入力させた場合のビット誤り率BERは、低く、10-7以下であるのに対し、反転光入力信号SP2を光信号増幅素子18に入力させない場合のビット誤り率BERは、電気入力信号SE1の周波数が低くなるほど増加する。
図7は、上記エルビウムがドープされたシリケート( SiO2 ) ガラスから成る光ファイバーから構成された光信号増幅素子18を用いて図1に示すように光信号増幅3端子装置10を構成したときの、100Hzの電気入力信号SE1を入力させたときに得られる、光入力信号SP1、反転電気入力信号SE2、反転光入力信号SP2、および電気出力信号SE3( 光出力信号SP3)を時間軸上に示している。電/光変換素子14を構成するレーザダイオードの特性により電気入力信号SE1の波形が歪んだ光入力信号SP1が発生させられるが、図7から明らかなように、波形歪みの少ない光出力信号SP3すなわち電気出力信号SE3が得られている。
図8は、上記エルビウムがドープされたシリカ( SiO2 ) ガラスから成る光ファイバーから構成された光信号増幅素子18を用いて図1に示すように光信号増幅3端子装置10を構成したとき、上記反転電気入力信号SE2( 反転光入力信号SP2)の大きさ( VP-P ) を変化させたときに得られる電気入力信号SE1の変調度M1と電気出力信号SE3の変調度M3との比である変調度比MR( =M3/M1)の変化を示している。これにより、反転電気入力信号SE2が3乃至5VP-P において安定した変調度比MRが得られるとともに、その反転電気入力信号SE2を用いて変調度比MRを制御可能であることがわかる。
次に、ガラスの母材をフッ化物で構成することにより高濃度たとえば1000乃至3000ppm程度のエルビウムを含有させた光ファイバーから構成された光信号増幅素子18を用いて図1に示すように光信号増幅3端子装置10を構成したときに得られる特性を、図9乃至図11を用いて説明する。
図9および図10は、上記のフッ化物ガラスにより高濃度のエルビウムを含有させた光ファイバーから構成された光信号増幅素子18を用いて図1に示すように光信号増幅3端子装置10を構成し、上記反転電気入力信号SE2( 反転光入力信号SP2)の大きさ( VP-P ) を0V、1V、5Vとしたときに、電気入力信号SE1の周波数を変化させたときに得られる出力入力電圧比およびS/N比を、それぞれ示している。図9において、出力入力電圧比を、反転光入力信号SP2を光信号増幅素子18に入力させない場合すなわち反転電気入力信号SE2が0Vの場合と比較して示している。20kHz程度以下において反転光入力信号SP2を光信号増幅素子18に入力させた場合の出入力電圧比の増加が見られ、特に800Hz以下において反転電気入力信号SE2大きくするほど出力入力電圧比が大きくなり、反転電気入力信号SE2が5Vであるときには出力入力電圧比が約2倍の増幅が見られる。また、周波数20kHz以上においても効果が確認される。すなわち、シリケートガラスより高い周波数まで応答する。図10において、S/N比を、反転光入力信号SP2を光信号増幅素子18に入力させない場合すなわち反転電気入力信号SE2が0Vの場合と比較して示している。2kHz程度以下において反転光入力信号SP2を光信号増幅素子18に入力させた場合のS/N比の増加が見られ、特に800Hz以下において反転電気入力信号SE2大きくするほどS/N比が大きくなる。
図11は、上記のガラスの母材をフッ化物にすることにより高濃度のエルビウムを含有させた光ファイバーから構成された光信号増幅素子18を用いて図1に示すように光信号増幅3端子装置10を構成した場合と、前記エルビウムがドープされたシリケートガラスから成る光ファイバーから構成された光信号増幅素子18を用いて図1に示すように光信号増幅3端子装置10を構成した場合とにおいて、電気入力信号SE1の周波数を変化させたときに得られる歪み率( %)を示している。図11に示すように、10kHz以下の領域において周波数が低くなるほど歪み率が大きくなり、数百Hz以下の領域においてそれが飽和状態となるが、フッ化物ガラスに高濃度のエルビウムを含有させた光ファイバーから構成された光信号増幅素子18を用いた場合( ▽印)の方が、シリケートガラスにエルビウムを含有させた光ファイバーから構成された光信号増幅素子18を用いた場合( ◇印)よりも、歪み率が相対的に小さい。
次に、たとえば導波路内にpn接合から成るとともに量子井戸、歪み超格子、量子ドットのいずれかから構成されている活性層を有し、誘導放射を利用して光増幅を行う半導体から構成された光信号増幅素子18を用いて図1に示すように光信号増幅3端子装置10を構成した場合の特性について、図12乃至図14を用いて以下に説明する。
図12は、上記の半導体から構成された光信号増幅素子18を用いて図1に示すように光信号増幅3端子装置10を構成した場合の負帰還効果を、電気入力信号SE1の周波数を変化させたときに得られる出入力電圧比で示す特性図であって、反転光入力信号SP2を光信号増幅素子18に入力させた場合( SE2=5V)のデータポイントが◇印で示され、反転光入力信号SP2を光信号増幅素子18に入力させない場合( SE2=0V)のデータポイントが□印で示されている。図12に示されるように、反転光入力信号SP2を光信号増幅素子18に入力させた場合は、入力させない場合に比較して、80kHz付近から10Hzまでの領域全般において、高い出入力電圧比が得られる。
図13は、上記の半導体から構成された光信号増幅素子18を用いて図1に示すように光信号増幅3端子装置10を構成した場合の負帰還効果を、電気入力信号SE1の周波数を変化させたときに得られるビット誤り率BERで示す特性図であって、反転光入力信号SP2を光信号増幅素子18に入力させた場合のデータポイントが◇印で示され、反転光入力信号SP2を光信号増幅素子18に入力させない場合のデータポイントが□印で示されている。図13において示されるように、反転光入力信号SP2を光信号増幅素子18に入力させた場合は、入力させない場合に比較して、少なくとも25kHzから10Hzまでの領域全般において、ビット誤り率BERが低くなる。このビット誤り率BERの差は、電気入力信号SE1の周波数が低くなるほど差が大きくなる。
図14は、上記の半導体から構成された光信号増幅素子18を用いて図1に示すように光信号増幅3端子装置10を構成した場合の出入力電圧比( ○印) を、他の場合と比較して示している。図14において、◇印および△印はエルビウムがドープされたシリケート( SiO2 ) ガラスから成る光ファイバーから構成された光信号増幅素子18を用いて図1に示すように光信号増幅3端子装置10を構成した場合のエルビウム濃度が高いファイバおよび低いファイバである場合の出入力電圧比をそれぞれ示している。数kHz以下の低い周波数領域では、上記各場合では1.2以上の出入力電圧比が安定して得られ、○印に示す出入力電圧比、◇印に示す出入力電圧比、△印に示す出入力電圧比の順に大きい値が得られる。しかし、数kHzよりも高い周波数領域では、△印に示す出入力電圧比が相対的に低い値となる。また、エルビウム濃度が高い方が高い周波数まで出入力電圧比が高い値となる。
以上のようにして構成された光信号増幅3端子装置10は、オーディオ用プリアンプ或いはオーディオ用エフェクターとして好適に用いられる。図15は、光信号増幅3端子装置10を、オーディオ回路に組み込んだ例を示している。図15において、MDプレーヤ、CDプレーヤ、受信器等の再生装置から構成される音源30と電力増幅器32との間に、光信号増幅3端子装置10がプリアンプとして介挿されている。音源30から出力されたオーディオ入力信号である電気入力信号SE1が光信号増幅3端子装置10に入力されると、前述の作動に従って、S/N比、出入力振幅増幅比が十分に高く、且つビット誤り率や波形歪みが十分に低い電気出力信号SE3が出力され、それが電力増幅器32において電力増幅された後、スピーカ34が駆動される。これにより、雑音がなく澄んだ音となり、奥行き感が広がり、響きの余韻が好適に現れる音出力が得られる。
上述のように、本実施例の負帰還光増幅効果を利用した光信号増幅3端子装置10によれば、電気入力信号SE1から変換された第1波長λ1の光入力信号SP1とその電気入力信号SE1が反転させられた反転電気入力信号SE2から変換された第2波長λ2の反転光入力信号SP2とが光カプラ16に合波されて光信号増幅素子18へ入力させられ、その光信号増幅素子18から出力された光信号から選択された第1波長λ1の光出力信号SP3が電気信号に変換されて電気出力信号SE3として出力されることから、上記光信号増幅素子18から出力された光信号は、その基線レベルが低く、変調度、S/N比、出入力振幅増幅比が十分に高く、誤り率が十分に低い信号光であるので、その光信号が変換されることにより、S/N比、出入力振幅増幅比が十分に高く、且つ誤り率が十分に低い電気出力信号SE3が得られる。
また、本実施例の負帰還光増幅効果を利用した光信号増幅3端子装置10によれば、光/電変換素子22から出力された電気出力信号SE3は、電気入力信号SE1に対して、高い変調度を有していることから、S/N比、出入力振幅増幅比が十分に高く、誤り率が十分に低い電気出力信号SE3が得られる。
また、好適には、本実施例の負帰還光増幅効果を利用した光信号増幅3端子装置10によれば、光信号増幅素子18は、希土類元素がドープされたシリケートガラスを母材とする光ファイバーから構成されていることから、半導体型光増幅素子に比較して低パワーで信号増幅作動が可能であり、特に低周波数領域において、出入力振幅増幅比およびS/N比が高く且つ誤り率が低い電気出力信号SE3が得られる。
また、本実施例の負帰還光増幅効果を利用した光信号増幅3端子装置10によれば、その光増幅素子18を構成する光ファイバーは、エルビウムがドープされたものである。このようにすれば、光通信で用いられている1.5μm帯の波長の光信号に対して、出入力振幅増幅比およびS/N比が高く且つ誤り率が低い電気出力信号SE3が得られる。
また、本実施例の負帰還光増幅効果を利用した光信号増幅3端子装置10によれば、その光増幅素子18を構成する光ファイバーの母材は、フッ化物から構成されたものである。このようにすれば、希土類元素のドープ量を多くして励起準位の電子のライフタイムを短縮することが可能となり、作動周波数帯域の上限値を20kHz程度に高くすることができるとともに、歪み率の低減ができる。
また、本実施例の負帰還光増幅効果を利用した光信号増幅3端子装置10によれば、その光増幅素子18は、pn接合から成る活性層を備えた半導体光信号増幅素子であることから、半導体によって光増幅素子が容易に小型化或いは1チップ化できるとともに、その高い応答性に基づいてGHzオーダの高い周波数帯域においても、低ノイズの信号増幅が可能となる。
また、本実施例の負帰還光増幅効果を利用した光信号増幅3端子装置10によれば、その光増幅素子18を構成する半導体光信号増幅素子の活性層は、量子井戸、歪み超格子、量子ドットのいずれかから構成されていることから、半導体によって光信号増幅素子が容易に小型化されるとともに、上記量子井戸または量子ドットが用いられる場合は、光信号増幅素子の高速スイッチング性能が高められ、歪み超格子が用いられる場合は、波長依存性の小さい光信号増幅素子が得られる。
また、本実施例の負帰還光増幅効果を利用した光信号増幅3端子装置10によれば、その波長選択素子20は、光アド・ドロップフィルタ、多層膜構造の光学フィルタ、グレーティングフィルタ、フォトニッククリスタルフィルタのいずれかから構成されているので、光信号増幅素子からの出力信号光と周辺光とが効率よく分離され、同時にそれぞれ光ファイバ或いは導波路へ出力される利点がある。
また、本実施例の負帰還光増幅効果を利用した光信号増幅3端子装置10によれば、その光カプラ16は、光アドドロップ素子から構成されているので、光信号増幅素子18へ入力される第1波長λ1および第2波長λ2の光信号が効率よく合波される利点がある。
また、本実施例の負帰還光増幅効果を利用した光信号増幅3端子装置10によれば、電気入力信号SE1は、音響をアナログ的に表すオーディオ入力信号である。このようにすれば、S/N比、出入力振幅増幅比が十分に高く、誤り率が十分に低い電気出力信号によってスピーカを駆動することができるので、高い音質が得られる。
また、本実施例の負帰還光増幅効果を利用した光信号増幅3端子装置10によれば、その電/光変換素子14は、電気入力信号SE1に応答して出力光が制御される半導体レーザまたは発光ダイオードであるので、電気入力信号を容易に光信号に変換することができる。
また、本実施例の負帰還光増幅効果を利用した光信号増幅3端子装置10は、オーディオ用プリアンプまたはオーディオ用エフェクターとして用いられるので、ノイズがなく、奥行き感があり、余韻のある高品質の音響が得られる。
以上、本発明の一実施例を図面に基づいて説明したが、本発明はその他の態様においても適用される。
たとえば、前述の実施例の波長選択素子20は、光増幅素子18から出力された光のうち第1波長λ1の光信号を選択し、その第1波長λ1の光信号を光出力信号SP3として出力するものであったが、光増幅素子18から出力された光のうち第2波長λ2の光信号を選択し、その第2波長λ2の光信号を光出力信号SP3として出力するものであってもよい。上記光増幅素子18から出力された光のうちの第1波長λ1の光信号と第2波長λ2の光信号とは相互に位相が反転いているだけであるので、用途によっては相互に互換可能であるからである。
また、前述の実施例の光信号増幅3端子装置10に設けられた光増幅素子18は、1段の光増幅素子から構成されていたが、2段の光増幅素子を備えたものであってもよいし、3個以上の光増幅素子を備えたものであってもよい。
また、前述の実施例の光信号増幅3端子装置10に設けられた光増幅素子18は、エルビウム元素を含む光ファイバから構成されたもの(EDFA)であったが、希土類元素としてプラセオジウムが添加(ドープ)された光ファイバ増幅器であってもよい。
なお、上述したのはあくまでも本発明の一実施例であり、本発明はその主旨を逸脱しない範囲において種々変更が加えられ得るものである。
本発明の一実施例の光信号増幅3端子装置の構成を説明するブロック図である。 図1の実施例の光信号増幅3端子装置の作動を説明するタイムチャートである。 図1の実施例の光信号増幅3端子装置に備えられた光信号増幅素子がエルビウムドープド光ファイバにより構成された場合の、電気入力信号の周波数と変調度比との間の関係を示す特性図であって、反転電気入力信号のある場合と無い場合とについて対比して示す図である。 図1の実施例の光信号増幅3端子装置に備えられた光信号増幅素子がエルビウムドープド光ファイバにより構成された場合の、電気入力信号の周波数と出入力電圧比との間の関係を示す特性図であって、反転電気入力信号のある場合と無い場合とについて対比して示す図である。 図1の実施例の光信号増幅3端子装置に備えられた光信号増幅素子がエルビウムドープド光ファイバにより構成された場合の、電気入力信号の周波数と電気出力信号のS/N比との間の関係を示す特性図であって、反転電気入力信号のある場合と無い場合とについて対比して示す図である。 図1の実施例の光信号増幅3端子装置に備えられた光信号増幅素子がエルビウムドープド光ファイバにより構成された場合の、電気入力信号の周波数と電気出力信号のビット誤り率BERとの間の関係を示す特性図である。 図1の実施例の光信号増幅3端子装置に備えられた光信号増幅素子がエルビウムドープド光ファイバにより構成された場合の作動を示すために、100Hzの電気入力信号、光入力信号、反転電気入力信号、反転光入力信号、電気出力信号の波形をそれぞれ示す図である。 図1の実施例の光信号増幅3端子装置に備えられた光信号増幅素子がエルビウムドープド光ファイバにより構成された場合の、反転電気入力信号の大きさと変調度比との関係を示す特性図である。 図1の実施例の光信号増幅3端子装置に備えられた光信号増幅素子がフッ化物を母材とするエルビウムドープド光ファイバにより構成された場合の、電気入力信号の周波数と電気出力信号の出入力電圧比との関係を示す特性図であって、反転電気入力信号が0V、1V、5Vである場合について対比して示す図である。 図1の実施例の光信号増幅3端子装置に備えられた光信号増幅素子がフッ化物を母材とするエルビウムドープド光ファイバにより構成された場合の、電気入力信号の周波数と電気出力信号のS/N比との関係を示す特性図であって、反転電気入力信号が0V、1V、5Vである場合について対比して示す図である。 図1の実施例の光信号増幅3端子装置に備えられた光信号増幅素子がフッ化物を母材とするエルビウムドープド光ファイバにより構成された場合と、前記エルビウムがドープされたシリケートガラスで光ファイバが構成された場合の、電気入力信号の周波数と電気出力信号の歪み率との関係を示す特性図である。 図1の実施例の光信号増幅3端子装置に備えられた光信号増幅素子が半導体光増幅素子により構成された場合の、電気入力信号の周波数と出入力電圧比との関係を示す特性図であって、反転電気入力信号のある場合と無い場合とについて対比して示す図である。 図1の実施例の光信号増幅3端子装置に備えられた光信号増幅素子が半導体光増幅素子により構成された場合の、電気入力信号の周波数とビット誤り率BERとの関係を示す特性図であって、反転電気入力信号のある場合と無い場合とについて対比して示す図である。 図1の実施例の光信号増幅3端子装置に備えられた光信号増幅素子が半導体光増幅素子により構成された場合の、電気入力信号の周波数と出入力電圧比との関係を示す特性図を、他の形式の光信号増幅素子と対比して示す図である。 図1の実施例の光信号増幅3端子装置が、オーディオ回路に組入れられた状態を説明する図である。
符号の説明
10:光信号増幅3端子装置
12:信号反転素子
14:電/光変換素子
16:光カプラ
18:光信号増幅素子
20:波長選択素子
22:光/電変換素子

Claims (13)

  1. 電気入力信号を光信号に変換して増幅するための、負帰還光増幅効果を利用した光信号増幅3端子装置であって、
    前記電気入力信号を反転して出力する信号反転素子と、
    前記電気入力信号を第1波長の光入力信号に変換し、該信号反転素子から出力された反転電気入力信号を第1波長とは異なる第2波長の反転光入力信号に変換する電/光変換素子と、
    負帰還光増幅効果を有する光信号増幅素子と、
    前記電/光変換素子からそれぞれ出力された光入力信号および反転光入力信号を合波して該光信号増幅素子へ入力させる光カプラと、
    前記光信号増幅素子から出力された光のうち前記第1波長または第2波長の光信号を選択する波長選択素子と、
    を、含むことを特徴とする光信号増幅3端子装置。
  2. 前記光信号増幅素子は、希土類元素がドープされた光ファイバーから構成されていることを特徴とする請求項1の光信号増幅3端子装置。
  3. 前記光ファイバーは、エルビウムがドープされたものであることを特徴とする請求項2の光信号増幅3端子装置。
  4. 前記光ファイバーの母材は、フッ化物から構成されたものであることを特徴とする請求項2または3の光信号増幅3端子装置。
  5. 前記光信号増幅素子は、pn接合から成る活性層を備えた半導体光信号増幅素子であることを特徴とする請求項1の光信号増幅3端子装置。
  6. 前記半導体光信号増幅素子の活性層は、量子井戸、歪み超格子、量子ドットのいずれかから構成されていることを特徴とする請求項5の光信号増幅3端子装置。
  7. 前記波長選択素子は、光アドドロップフィルタ、多層膜構造の光学フィルタ、グレーティングフィルタ、フォトニッククリスタルフィルタのいずれかから構成されていることを特徴とする請求項1乃至6の光信号増幅3端子装置。
  8. 前記光カプラは、光アドドロップ素子から構成されていることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかの光信号増幅3端子装置。
  9. 前記電気入力信号は、音響をアナログ的に表すオーディオ入力信号であることを特徴とする請求項1乃至8のいずれかの光信号増幅3端子装置。
  10. 前記電/光変換素子は、前記電気入力信号に応答して出力光が制御される半導体レーザまたは発光ダイオードであることを特徴とする請求項1乃至9のいずれかの光信号増幅3端子装置。
  11. オーディオ用プリアンプまたはオーディオ用エフェクターとして用いられるものである請求項1乃至10のいずれかの光信号増幅3端子装置。
  12. 前記波長選択素子により選択された光信号を電気信号に変換し、電気出力信号として出力する光/電変換素子を、さらに含むことを特徴とする請求光1乃至11のいずれかの光信号増幅3端子装置。
  13. 前記光/電変換素子から出力された電気出力信号は、前記電気入力信号に対して、高い変調度を有していることを特徴とする請求項12の光信号増幅3端子装置。
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