[go: up one dir, main page]

JP2008269689A - 磁気記録装置 - Google Patents

磁気記録装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2008269689A
JP2008269689A JP2007109752A JP2007109752A JP2008269689A JP 2008269689 A JP2008269689 A JP 2008269689A JP 2007109752 A JP2007109752 A JP 2007109752A JP 2007109752 A JP2007109752 A JP 2007109752A JP 2008269689 A JP2008269689 A JP 2008269689A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic
magnetic recording
layer
magnetic head
recording medium
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2007109752A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Shimazawa
幸司 島沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TDK Corp
Original Assignee
TDK Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TDK Corp filed Critical TDK Corp
Priority to JP2007109752A priority Critical patent/JP2008269689A/ja
Publication of JP2008269689A publication Critical patent/JP2008269689A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Recording Or Reproducing By Magnetic Means (AREA)

Abstract

【課題】磁気記録媒体を効率よく加熱することができ、かつ、高速書き込みが容易な磁気記録装置を提供する。
【解決手段】基板2の両面に磁気記録層4a,4bが設けられた磁気記録媒体10と、磁気記録媒体10の一方の磁気記録層4aに対向可能に設けられ、磁極340及び光出射部353を一方の磁気記録層4aに対向する面に有する第一磁気ヘッド21aと、磁気記録媒体10の他方の磁気記録層4bに対向可能に設けられ、磁極340及び光出射部353を他方の磁気記録層4bに対向する面に有する第二磁気ヘッドと、ライト制御部80とを備える。ライト制御部80は、いずれか一方の磁気ヘッド21bの光出射部353から出射する光を磁気記録媒体10の一部に照射し、照射により加熱された磁気記録媒体10の一部に対して他方の磁気ヘッド21aの磁極340から磁界を供給する。
【選択図】図8

Description

本発明は、熱アシスト型の磁気記録装置に関する。
磁気記録媒体への磁気による記録時に、磁気記録媒体にレーザ光等を照射して加熱により磁気記録媒体の保持力を低下させるいわゆる熱アシスト型の磁気記録装置が知られている。
特開平10−162444号公報 特開2001−255254号公報 特開2004−158067号公報 特開2006−185548号公報 Shintaro Miyanishi他著 "Near-field Assisted Magnetic Recording", IEEE TRANSACTIONS ONMAGNETICS、2005年、第41巻、第10号、p.2817−2821
このような熱アシスト型の磁気記録装置として、光照射部の真下の磁気記録層を光により加熱し、加熱された磁気記録層が回転により移動して磁極の真下にきた時にこの加熱された磁気記録層に磁界を供給することが考えられる。この場合、例えば、1つのスライダに、互いに磁気記録媒体の表面に略平行な方向に離間して光出射部と磁極とを配置すればよい。ところが、このような方法では、光照射部から磁極部まで磁気記録層が移動する時間に、加熱した部分が冷却されて加熱が効率的でないうえ、この時間だけ書き込みに要する時間が増え、好ましくない場合が多い。
そこで、特許文献4等に開示されているようにスライダの磁極内に導波路を設け、光による加熱と磁界の供給とを同時に行うことが考えられる。しかしながら、高密度化の要請により磁極の大きさが極めて小さくされる現状では、導波路の径があまりにも小さくなり、効率よく加熱することが困難である。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、磁気記録媒体を効率よく加熱することができ、かつ、高速書き込みが容易な磁気記録装置を提供することを目的とする。
本発明に係る磁気記録装置は、基板の両面に磁気記録層が設けられた磁気記録媒体と、磁気記録媒体の一方の磁気記録層に対向可能に設けられ、磁極及び光出射部を一方の磁気記録層に対向する面に有する第一磁気ヘッドと、磁気記録媒体の他方の磁気記録層に対向可能に設けられ、磁極及び光出射部を他方の磁気記録層に対向する面に有する第二磁気ヘッドと、ライト制御部とを備える。ライト制御部は、第一磁気ヘッド又は第二磁気ヘッドのいずれか一方の磁気ヘッドの光出射部から出射する光を磁気記録媒体の一部に照射し、照射により加熱された磁気記録媒体のこの一部に対して第一磁気ヘッド又は第二磁気ヘッドのいずれか他方の磁気ヘッドの磁極から磁界を供給する。
本発明によれば、磁界を供給する磁極に対して磁気記録媒体をはさんで反対側に配置された光照射部から光を照射して磁気記録媒体を加熱するので、加熱された磁気記録媒体に対して直ちに磁界を供給させることができ、効率的な加熱及び高速記録が可能である。また、各磁気ヘッドにおいて、光出射部と磁極とを近接して配置する必要が無いので、磁気ヘッドの製造が容易でありまた、光照射部の大きさ等の設計の自由度も高い。
ここで、ライト制御部は、一方の磁気ヘッドの光出射部と、他方の磁気ヘッドの磁極とが、磁気記録媒体を挟んで対向する位置に配置されるように第一磁気ヘッド及び第二磁気ヘッドを駆動することが好ましい。これによれば、上述の動作が容易となる。
また、光出射部から出射される光はレーザ光であることが好ましい。これによれば、磁気記録層を特に効率よく加熱できる。
また、各磁気ヘッドの媒体対向面において、磁極と光出射部とは、トラック幅方向に離間されていることが好ましい。
これによれば、アームによる磁気ヘッドの揺動により容易に磁極と光出射部とを対向させることができるので好ましい。
また、各磁気ヘッドにおいて、磁極は磁気ヘッドのトラック幅方向の中心に配置されていることが好ましい。これによれば、スライダが磁気記録媒体に最も近接する場所に磁極を配置することが容易となる。
また、一方の磁気ヘッドの光照射部から磁気記録媒体に照射された光のスポット径は、他方の磁気ヘッドの媒体対向面における磁極の径よりも大きいことが好ましい。
これにより、媒体対向面における磁極の径により記録の分解能が規定され、磁界と光との位置合わせに必要とされる精度が緩やかなものとなる。
また、光出射部は導波路の端面であることが好ましい。これにより、導波路を介して光を導くことができるので、光源をいろいろなところに配置することができる。
また、記録媒体における各磁気記録層は、複数のディスクリートトラックを形成していることが好ましい。
本発明によれば、磁気記録媒体を効率よく加熱することができ、かつ、高速書き込みが容易な磁気記録装置を提供できる。
以下に、本発明を実施するための形態について、添付図面を参照しながら詳細に説明する。なお、各図面において、同一の要素は、同一の参照番号を用いて示されている。また、図面中の構成要素内及び構成要素間の寸法比は、図面の見易さのため、それぞれ任意となっている。
(磁気記録装置)
図1は、本発明による磁気記録装置の一実施形態の構成を概略的に示す斜視図である。
図1において、磁気記録装置1は、スピンドルモータ11、スピンドルモータ11の回転軸11aの回りを回転するディスク状の磁気記録媒体10、ピボットベアリング軸16を中心にして角揺動可能とされた一対の駆動アーム14a,14b、各駆動アーム14a,14bの先端をトラック上の所望の位置に位置決めするボイスコイルモータ(VCM)15a,b、各駆動アーム14a,14bの先端に設けられたヘッドジンバルアセンブリ17a,17b、ヘッドジンバルアセンブリ17a,17bにそれぞれ設けられた磁気ヘッド21a,21b、書込み動作を制御するライト制御部80、読出操作を制御するリード制御部81、ボイスコイルモータのトラックシーク操作を制御するボイスコイルモータ制御部83、を主として備えている。
(磁気記録媒体)
磁気記録媒体10は、図1に示すように、基板2の一方の面に磁気記録層4aが、他方の面に磁気記録層4bが形成されたものである。詳しくは、例えば、図2(a)に示すように、基板2の一方の面に軟磁性の裏打層3a、磁気記録層4aがこの順に積層され、他方の面に軟磁性の裏打層3b、磁気記録層4bがこの順に積層されものが挙げられる。なお、裏打層3a,3bが無くても実施は可能である。
また、図2の(b)、(c)に示すように、磁気記録層4a,4bがトラック幅方向に互いに分離されているいわゆる離散(ディスクリート)トラック型でもよい。具体的には、同心円状のトラックが半径方向に離間して複数形成されている。磁気記録層4a同士の間、磁気記録層4b同士の間には非磁性の充填層5a、5bが形成されている。なお、充填層5a,5bが形成されずにこの部分が溝とされていてもよい。
また、図2の(b)のように、離散する磁気記録層4aと磁気記録層4bとが磁気記録層の両面において互いに対向していてもよいし、図2の(c)のように離散する磁気記録層4aと磁気記録層4bとが磁気記録層の両面において互い違いに配置されていてもよい。例えば、充填層5a,5bが照射される光に対して透明であれば、図2の(c)のような配置として充填層5a,5bを介して光を照射すると反対側面の磁気記録層の加熱効率の観点から好ましい。また、充填層5a,5bが不透明かつ磁気記録層よりも熱伝導が悪い場合には、図2の(b)のような配置であると加熱効率の観点から好ましい
基板2の材料としては、非磁性材料ならば特に限定されず、アルミ、アルミ合金、シリコン、ガラス、AlN等のセラミックス等が挙げられるが、特に熱伝導性のよい材料が好ましく、シリコン、AlNが好ましい。
裏打層3a,3bの材料としては、軟磁性材料であれば良く、例えば、Fe、FeCo等のコバルト合金、フェライト、NiFe等が挙げられる。厚さとしては、例えば、50〜300nmとすることができる。
磁気記録層4a,4bとしては、CoCrPt、CoCrPtTa等のコバルト合金、FePt、FePtNi等が挙げられる。厚さとしては、5〜30nmとすることができる。
充填層5a,5bの材料としては、SiO、Al等の非磁性材料が挙げられる。
(駆動アーム)
図1に戻って、駆動アーム14a、14bは、それぞれ磁気記録媒体10をはさむように配置されている。駆動アーム14a,14bの先端部には、HGA17a,17bがそれぞれ取り付けられている。各HGA17a,17bには、磁気ヘッド21a,12bが、各磁気記録層4a,4bの表面に対向するように設けられている。磁気記録層4a,4bの表面に対向する面が磁気ヘッド21の媒体対向面S(エアベアリング面とも呼ばれる)である。
(HGA:ヘッドジンバルアセンブリ)
HGA17a,17bは、図3に示すように、サスペンション20の先端部に、磁気ヘッド21、21bを固着し、さらにその磁気ヘッド21a、21bの端子電極に配線部材203の一端を電気的に接続して構成される。サスペンション20は、ロードビーム200と、このロードビーム200上に固着され支持された弾性を有するフレクシャ201と、フレックシャの先端に板ばね状に形成されたタング部204と、ロードビーム200の基部に設けられたベースプレート202と、フレクシャ201上に設けられておりリード導体及びその両端に電気的に接続された接続パッドからなる配線部材203とから主として構成されている。
なお、本発明におけるアーム、HGA、サスペンション等の構造は、以上述べた構造に限定されるものではないことは明らかである。なお、図示されていないが、サスペンション20の途中にヘッド駆動用ICチップを装着してもよい。
(磁気ヘッド)
図4〜図8に示すように、磁気ヘッド21は、光源支持基板230及び熱アシスト磁気記録用の光源となるレーザダイオード40を備えた光源ユニット23と、スライダ基板220及び磁気ヘッド部32を備えたスライダ22とが、スライダ基板220の背面2201及び光源支持基板230の接着面2300を接面させて接着、固定された構成を有している。ここで、スライダ基板220の背面2201は、スライダ22の媒体対向面Sとは反対側の面である。また、光源支持基板230の底面2301がフレクシャ201のタング部204に、例えば、エポキシ樹脂等の接着剤により接着されている。
(スライダ)
スライダ22は、スライダ基板220及びデータ信号の書き込み及び読み出しを行う磁気ヘッド部32を備えている。
スライダ基板220は、板状を呈し、適切な浮上量を得るように加工された媒体対向面Sを有する。スライダ基板220は例えば導電性のアルティック(Al−TiC)等から形成されている。
磁気ヘッド部32は、スライダ基板220の媒体対向面Sに対して略垂直な側面である集積面2202に形成されている。磁気ヘッド部32は、磁気情報を検出する磁気検出素子としてのMR効果素子33、磁界の生成により磁気情報を書き込む垂直(面内でも良い)磁気記録素子としての電磁コイル素子34、光を磁気記録媒体に向かって出射する導波路35、及び、これらMR効果素子33、電磁コイル素子34、及び導波路35を覆うように集積面2202上に形成された絶縁層38と、絶縁層38の層面から露出した、MR効果素子33に2つずつ接続されている一対の信号端子用の電極パッド371、371、電磁コイル素子34に2つずつ接続されている一対の信号端子用の電極パッド373、373、及び、スライダ基板220と電気的に接続されているグランド用の電極パッド375を備えている。
図5は熱アシスト磁気ヘッド21を媒体対向面S側から見た正面図、図6は、図5のVI−VI断面図、図7は図5のVII−VII断面図である。
MR効果素子33は、MR積層体332と、このMR積層体332を挟む位置に配置されている下部シールド層330及び上部シールド層334とを含む。下部シールド層330及び上部シールド層334は、例えば、フレームめっき法を含むパターンめっき法等によって形成された厚さ0.5〜3μm程度のNiFe、CoFeNi、CoFe、FeN若しくはFeZrN等の磁性材料で構成することができる。上下部シールド層334及び330は、MR積層体332が雑音となる外部磁界の影響を受けることを防止する。
MR積層体332は、面内通電型(CIP(Current In Plane))巨大磁気抵抗(GMR(Giant Magneto Resistance))多層膜、垂直通電型(CPP(Current Perpendicular to Plane))GMR多層膜、又はトンネル磁気抵抗(TMR(Tunnel Magneto Resistance))多層膜等の磁気抵抗効果膜を含み、非常に高い感度で磁気記録媒体からの信号磁界を感受する。
MR積層体332は、例えば、TMR効果多層膜を含む場合、IrMn、PtMn、NiMn、RuRhMn等からなる厚さ5〜15nm程度の反強磁性層と、例えば強磁性材料であるCoFe等、又はRu等の非磁性金属層を挟んだ2層のCoFe等から構成されており反強磁性層によって磁化方向が固定されている磁化固定層と、例えばAl、AlCu等からなる厚さ0.5〜1nm程度の金属膜が真空装置内に導入された酸素によって又は自然酸化によって酸化された非磁性誘電材料からなるトンネルバリア層と、例えば強磁性材料である厚さ1nm程度のCoFe等と厚さ3〜4nm程度のNiFe等との2層膜から構成されておりトンネルバリア層を介して磁化固定層との間でトンネル交換結合をなす磁化自由層とが、順次積層された構造を有している。
MR効果素子33と電磁コイル素子34との間には、下部シールド層330と同様の材料からなる素子間シールド層148が形成されている。素子間シールド層148は、MR効果素子33を、電磁コイル素子34より発生する磁界から遮断して読み出しの際の外来ノイズを防止する役割を果たす。
図6に示すように、MR積層体332の媒体対向面Sとは反対側のシールド層330、334間、シールド層330、334、148の媒体対向面Sとは反対側、下部シールド層330とスライダ基板220との間、及び、素子間シールド層148と電磁コイル素子34との間にはアルミナ等から形成された絶縁層38が形成されている。
なお、MR積層体332がCIP−GMR多層膜を含む場合、上下部シールド層334及び330の各々とMR積層体332との間に、アルミナ等により形成されたアルミナ等の絶縁用の上下部シールドギャップ層がそれぞれ設けられる。さらに、図示は省略するが、MR積層体332にセンス電流を供給して再生出力を取り出すためのMRリード導体層が形成される。一方、MR積層体332がCPP−GMR多層膜又はTMR多層膜を含む場合、上下部シールド層334及び330はそれぞれ上下部の電極層としても機能する。この場合、上下部シールドギャップ層とMRリード導体層とは不要であって省略される。
MR積層体332のトラック幅方向の両側には、図5に示すように、磁区の安定化用の縦バイアス磁界を印加するための、CoTa,CoCrPt,CoPt等の強磁性材料からなるハードバイアス層336が形成される。
電磁コイル素子34は、垂直磁気記録用が好ましく、図6等に示すように、媒体対向面Sに露出する主磁極340、ギャップ層341a、コイル絶縁層341b、コイル層342、及び補助磁極344を備えている。
主磁極(磁極)340は、コイル層342によって誘導された磁束を、書き込みがなされる磁気記録媒体の記録層まで収束させながら導くための導磁路である。ここで、主磁極340の媒体対向面S側の端部のトラック幅方向(図5の左右方向及び図6の奥行き方向)の幅及び積層方向(図5の上下方向及び図6の左右方向)の厚みは、主磁極の他の部分に比べて小さくすることが好ましい。この結果、高記録密度化に対応した微細で強い書き込み磁界を発生可能となる。具体的には、例えば、磁気ヘッド部を媒体対向面S側から見た図5に示すように、リーディング側すなわちスライダ基板220側の辺の長さがトレーリング側の辺の長さよりも短い逆台形となるように媒体対向面S側の主磁極340の先端を先細にすることが好ましい。すなわち、主磁極340の媒体対向面側の端面には、ボイスコイルモータの駆動により発生するスキュー角の影響によって隣接トラックに不要な書き込み等を及ぼさないように、ベベル角θが付けられている。ベベル角θの大きさは、例えば、15°程度である。実際に、書き込み磁界が主に発生するのは、トレーリング側の長辺近傍であり、磁気ドミナントの場合にはこの長辺の長さによって書き込みトラックの幅が決定される。
ここで、主磁極340は、例えば、媒体対向面S側の端部での全厚が約0.01〜約0.5μmであって、この端部以外での全厚が約0.5〜約3.0μmの、例えばフレームめっき法、スパッタリング法等を用いて形成されたNi、Fe及びCoのうちいずれか2つ若しくは3つからなる合金、又はこれらを主成分として所定の元素が添加された合金等から構成されていることが好ましい。また、トラック幅は、例えば、100nmとすることができる。
図6に示すように、補助磁極344の媒体対向面S側の端部は、補助磁極344の他の部分よりも層断面が広いトレーリングシールド部を形成している。補助磁極344は、主磁極340の媒体対向面S側の端部とアルミナ等の絶縁材料により形成されたギャップ層341a,コイル絶縁層341bを介して対向している。このような補助磁極344を設けることによって、媒体対向面S近傍における補助磁極344と主磁極340との間において磁界勾配がより急峻になる。この結果、信号出力のジッタが小さくなって読み出し時のエラーレートを小さくすることができる。
補助磁極344は、例えば、厚さ約0.5〜約5μmの、例えばフレームめっき法、スパッタリング法等を用いて形成されたNi、Fe及びCoのうちいずれか2つ若しくは3つからなる合金、又はこれらを主成分として所定の元素が添加された合金等から構成されている。
ギャップ層341aは、コイル層342と主磁極340とを離間しており、例えば、厚さ約0.01〜約0.5μmの、例えばスパッタリング法、CVD法等を用いて形成されたAl又はDLC等から構成されている。
コイル層342は、例えば、厚さ約0.5〜約3μmの、例えばフレームめっき法等を
用いて形成されたCu等から構成されている。主磁極340の後端と補助磁極344
の媒体対向面Sから離れた部分とが結合され、コイル層342はこの結合部分を取り囲む
ように形成されている。コイル層342は、図6等において1層であるが、2層以上又は
ヘリカルコイルでもよい。
コイル絶縁層341bは、コイル層342と、補助磁極344とを離間し、例えば、
厚さ約0.1〜約5μmの熱硬化されたアルミナやレジスト層等の電気絶縁材料から構成
されている。
導波路35は、図5に示すように、電磁コイル素子34からトラック幅方向に離れて配置されており、図7に示すように集積面2202と平行に伸長しており、磁気ヘッド部32の媒体体対向面Sから、磁気ヘッド部32の媒体対向面とは反対側の面32aまで伸びており、柱状のものである。図5に示すように、導波路35の側面35sは、導波路35よりも屈折率が小さく導波路35に対するクラッドとして機能する絶縁層38といずれも接している。
図7に示すように、この導波路35は、入口面354から入射した光を、この側面35sで反射させつつ、媒体対向面S側の端面である出口面(光出射部)353に導くことが可能となっている。導波路35の図5におけるトラック幅方向の幅W35は例えば、1〜200μmとすることができ、厚みT35は例えば2〜10μmとすることができる。
導波路35は、何れの部分においても、絶縁層38を形成する材料よりも高い屈折率nを有する、例えばスパッタリング法等を用いて形成された誘電材料から構成されている。例えば、絶縁層38が、SiO(n=1.5)から形成されている場合、導波路35は、Al(n=1.63)から形成されていてもよい。さらに、絶縁層38が、Al(n=1.63)から形成されている場合、導波路35は、Ta(n=2.16)、Nb(n=2.33)、TiO(n=2.3〜2.55)又はTiO(n=2.3〜2.55)から形成されていてもよい。導波路35をこのような材料で構成することによって、材料そのものが有する良好な光学特性によるだけではなく、界面での全反射条件が整うことによって、レーザ光の伝播損失が小さくなり、近接場光の発生効率が向上する。
そして、このスライダ22において、図4に示すように、電極パッド371、371がそれぞれフレクシャ201の電極パッド237、237にボンディングワイヤにより電気的に接続され、電極パッド373、373がそれぞれフレクシャ201の電極パッド238、238にボンディングワイヤにより接続され、これによりそれぞれ電磁コイル素子及びMR効果素子が駆動される。また、図6のビアホール375aによりスライダ基板220と電気的に接続された電極パッド375が、図4に示すように、フレクシャ201の電極パッド247とボンディングワイヤにより接続され、スライダ基板220の電位を電極パッド247により例えばグラウンド電位に制御できる。
(光源ユニット)
次いで、磁気ヘッド21の光源ユニット23の構成要素について説明する。
図4、図6、図7に示すように、光源ユニット23は、光源支持基板230、及び、外形形状が板状のレーザダイオード40を主として備える。
光源支持基板230はアルティック(Al−TiC)等からなる基板であり、スライダ基板220の背面2201に接着している接着面2300を有している。図6に示すように、接着面2300にはアルミナ等の断熱層230aが形成されている。この接着面2300を底面とした際の一つの側面である素子形成面2302上に、アルミナ等の絶縁材料から形成された絶縁層41が設けられており、この絶縁層41の上に、電極パッド47、48が形成され、電極パッド47上にレーザダイオード40が固定されている。
詳しくは、図4に示すように、電極パッド47、48は、絶縁層41の表面かつ媒体対向面Sと交差する面411、言い換えると、スライダ基板220の集積面2202と平行な面411上に、レーザ駆動用に形成されている。電極パッド47は、図6に示すように、絶縁層41内に設けられたビアホール47aにより光源支持基板230と電気的に接続されている。また、電極パッド47は、レーザダイオード40駆動時の熱をビアホール47aを介して光源支持基板230側へ逃がすためのヒートシンクとしても機能する。
電極パッド47は、図4に示すように、絶縁層41の面411の中央部にトラック幅方向に伸びて形成されている。一方、電極パッド48は、電極パッド47からトラック幅方向に離間した位置に形成されている。各電極パッド47、48は、半田リフローによるフレクシャ201との接続のために、さらに、フレクシャ201側に向かって伸びている。
電極パッド47、48は、それぞれ、フレクシャ201の電極パッド247、248とリフロー半田により電気的に接続されており、これにより光源の駆動が可能となっている。また、電極パッド47は上述のように光源支持基板230と電気的に接続されているため、電極パッド247により光源支持基板230の電位を例えばグラウンド電位に制御することが可能となっている。
電極パッド47、48は、例えば、厚さ10nm程度のTa、Ti等からなる下地層を介して形成された、厚さ1〜3μm程度の、例えば真空蒸着法やスパッタリング法等を用いて形成されたAu、Cu等の層から形成することができ。
そして、レーザダイオード40は、電極パッド47の上にAu−Sn等の導電性の半田材料からなる半田層42(図4参照)により電気的に接続されている。このとき、レーザダイオード40は、電極パッド47の一部のみを覆うように電極パッド47に対して配置されている。
図9のように、レーザダイオード40は、通常、光学系ディスクストレージに使用されるものと同じ構造を有していてよく、例えば、n電極40aと、n−GaAs基板40bと、n−InGaAlPクラッド層40cと、第1のInGaAlPガイド層40dと、多重量子井戸(InGaP/InGaAlP)等からなる活性層40eと、第2のInGaAlPガイド層40fと、p−InGaAlPクラッド層40gと、n−GaAs電流阻止層40hと、p−GaAsコンタクト層40iと、p電極40jとが順次積層された構造を有する。これらの多層構造の劈開面の前後には、全反射による発振を励起するためのSiO、Al等からなる反射膜50及び51が成膜されており、レーザ光が放射される出光端400には、一方の反射膜50における活性層40eの位置に開口が設けられている。このようなレーザダイオード40は、膜厚方向に電圧が印加されることにより、出光端400からレーザ光を出射する。
放射されるレーザ光の波長λは特に限定されないが、効率よく加熱すべく可視光又は赤外光、例えば450〜940nm程度が好ましい。
レーザダイオード40の大きさは、上述したように、例えば、幅(W40)が200〜350μm、長さ(奥行き、L40)が250〜600μm、厚み(T40)が60〜200μm程度である。ここで、レーザダイオード40の幅W40は、電流阻止層40hの対向端の間隔を下限として、例えば、100μm程度までに小さくすることができる。ただし、レーザダイオード40の長さは、電流密度と関係する量であり、それほど小さくすることはできない。いずれにしても、レーザダイオード40に関しては、搭載の際のハンドリングを考慮して、相当の大きさが確保されることが好ましい。
また、このレーザダイオード40の駆動においては、磁気記録装置内の電源が使用可能である。実際、磁気記録装置は、通常、例えば2V程度の電源を備えており、レーザ発振動作には十分の電圧を有している。また、レーザダイオード40の消費電力も、例えば、数十mW程度であり、磁気記録装置内の電源で十分に賄うことができる。
そして、図7において、レーザダイオード40のn電極40aが電極パッド47にAuSn等の半田層42により固定されている。ここで、レーザダイオード40の出光端400が図4の下向きすなわち出光端400が接着面2300と平行になるようにレーザダイオード40が光源支持基板230に固定されており、出光端400はスライダ22の導波路35の入口面354と対向可能となっている。実際のレーザダイオード40の固定においては、例えば、電極パッド47の表面に厚さ0.7〜1μm程度のAuSn合金の蒸着膜を成膜し、レーザダイオード40を乗せた後、熱風ブロア下でホットプレート等による200〜300℃程度までの加熱を行って固定すればよい。また、図4及び図9に示すように、電極パッド48と、レーザダイオード40のp電極40jと、がボンディングワイヤにより電気的に接続されている。なお、電極パッド47と接続される電極は、n電極40aでなくてもp電極40jでもかまわず、この場合、n電極40aが電極パッド48とボンディングワイヤにより接続される。
ここで、上述したAuSn合金による半田付けをする場合、光源ユニットを例えば300℃前後の高温に加熱することになるが、本実施形態によれば、この光源ユニット23がスライダ22とは別に製造されるため、スライダ内の磁気ヘッド部がこの高温の悪影響を受けずに済む。
そして、上述のスライダ22の背面2201と光源ユニット23の接着面2300とが、図4に示すように、例えば、UV硬化型接着剤等の接着剤層44により接着されており、レーザダイオード40の出光端400が導波路35の入口面354と対向するように配置されている。
なお、レーザダイオード40及び電極パッドの構成は、当然に、上述した実施形態に限定されるものではなく、例えば、レーザダイオード40は、GaAlAs系等、他の半導体材料を用いた他の構成のものであってもよい。さらに、レーザダイオード40と電極との半田付けに、他のろう材を用いて行うことも可能である。さらにまた、レーザダイオード40を、光源支持基板上に直接、半導体材料をエピタキシャル成長させることによって形成してもよい。
ここで、スライダ22及び光源ユニット23の大きさは任意であるが、例えば、スライダ22は、トラック幅方向の幅700μm×長さ(奥行き)850μm×厚み230μmの、いわゆるフェムトスライダであってもよい。この場合、光源ユニット23は、これとほぼ同じ幅及び長さを有することができる。実際、例えば、通常用いられるレーザダイオードの典型的な大きさは、幅250μm×長さ(奥行き)350μm×厚み65μm程度であり、例えば、この大きさの光源支持基板230の側面にこの大きさのレーザダイオード40を設置することが、十分に可能となっている。なお、光源支持基板230の底面に溝を設け、この溝内にレーザダイオード40を設けることも可能である。
また、導波路35の入口面354に達したレーザ光のファーフィールドパターンのスポットにおいて、トラック幅方向の径を、例えば0.5〜1.0μm程度とし、この径に直交する径を、例えば1〜5μm程度とすることができる。これに対応して、このレーザ光を受け取る導波路35の厚みT35を、例えばスポットよりも大きな2〜10μm程度とし、導波路35のトラック幅方向の幅(W35)を、例えば1〜200μm程度とすることが好ましい。
(ボイスコイルモータ)
図1に戻って、ボイスコイルモータ15a,15bは、ボイスコイルモータ制御部83に制御され、それぞれ駆動アーム14a及び14bを揺動させる。
(ボイスコイルモータ制御部)
ボイスコイルモータ制御部83は、リード制御部81及びライト制御部80からの指示を受けて、図8に示す磁気ヘッド21aの磁極340または導波路35の出口面(出射部)353を磁気記録層4aの所望のトラック上に位置させ、さらに、磁気ヘッド21bの導波路35の出口面(出射部)353または磁極340を所望の磁気記録層4aの所望のトラック上に位置させる。なお、位置の制御においてはサーボ機構を使用することができ、例えば、磁気記録層4a、4b上に例えば放射状等に予め記録されたサーボ情報をリード制御部81がMR素子33を介して読み取り、これをリード制御部81からボイスコイルモータ制御部83が受け取ることにより、ボイスコイルモータ制御部83は、出口面(出射部)353または磁極340の位置の制御を行うことができる。
(リード制御部)
リード制御部81は、ボイスコイルモータ制御部83に対して各磁気ヘッド21a,21bのMR素子34を所望のトラックに移動させる指示を出し、MR素子33が取得した信号を変換して所望の記録データを読み出す制御部である。また、リード制御部81は、必要に応じて、MR素子33により磁気記録媒体に記録されたサーボ信号を読み出し、ボイスコイルモータ制御部83やライト制御部80に与える。
(ライト制御部)
ライト制御部80は、リード制御部81、ボイスコイルモータ制御部83、及び、磁気ヘッド21a,21bと接続されている。そして、ライト制御部80は、ボイスコイルモータ制御部83に対して各磁気ヘッド21a,21bの磁極340又は導波路35の出口面(出射部)353を所望のトラックに移動させる指示を出し、さらに、ライト制御部80は、リード制御部81からのサーボ情報に基づいて所望のビット位置に対して記録動作を行う。
具体的には、例えば、図8に示すように、磁気記録層4aの位置Aに記録する場合には、ライト制御部80は、位置Aを含むトラックに磁極340が対向するように磁気ヘッド21aをシークさせると共に、位置Aに概ね対向する位置Bを含むトラックに導波路35の出口面353が対向するように磁気ヘッド21bをシークさせる。さらに、ライト制御部80は、磁気ヘッド21bのレーザダイオード40を駆動して、導波路35の出口面353からレーザ光LBをビット位置Aの裏面側に対応する磁気記録層4bの位置Bに対して照射し、光のエネルギーにより位置B及びその周りを加熱する。これにより、直ちに磁気記録層4aの位置Aを含む部分が加熱され、この部分の保磁力が下がる。そして、光による加熱と同時又はその直後に磁気ヘッド21aのコイル342に通電して磁極340から磁界MFを磁気記録層4aの位置Aの所望のビットに対して供給する。これにより、加熱により保持力の低下した磁気記録層4aの位置Aの所望のビットに対する磁気記録がなされる。
また、磁気記録層4bの位置Cに記録する場合には、磁気ヘッド21aの出口面353からレーザ光LBを出射させて位置Cの裏面側にある磁気記録層4aの位置Dに入射させ、加熱された磁気記録層4bの位置Cの所望のビットに対して磁気ヘッド21bの磁極340から磁界MFを供給する。
本実施形態によれば、ライト制御部90により、磁界を供給する磁極340に対して磁気記録装置をはさんで反対側に配置された光照射部340から光を照射して磁気記録装置を加熱するので、加熱された磁気記録装置に対して直ちに磁極340から磁界を供給することができる。したがって、加熱と同時又は加熱の直後に記録動作ができ、加熱された記録媒体を無駄に走行させる必要が無いので、効率的な加熱ができてエネルギーの無駄が少ない。また、熱アシストを行わない場合と同等の高速記録が可能である。さらに、各磁気ヘッド21a,21bにおいて、導波路35の出口面(光出射部)353と磁極340とを近接して配置する必要が無いので、磁気ヘッドの製造が容易でありまた、出口面353や導波路35の大きさ等の設計の自由度も高い。
特に、ライト制御部80が、書込み時に、一方の磁気ヘッド21の磁極340と、他方の磁気ヘッド21の出口面353とが、磁気記録装置を挟んで対向する位置に配置させるようにボイスコイルモータ制御部83を制御することが好ましい。これによれば、上述の動作が容易となる。
ところで、光のエネルギーを十分に高くする、導波路35の断面積を大きくする、出口面535から磁気記録媒体に照射される光のスポット径を磁極の径よりも大きくする等の工夫により、磁気記録媒体における光により加熱される部分の断面積を、磁極からの磁界が集中的に印加される部分の断面積よりも大きくすることは容易であるので、書込み時に、一方の磁気ヘッド21の磁極340と、他方の磁気ヘッド21の出口面353とが必ずしも直接対向していなくても良い。したがって、例えば、他方の磁気ヘッドからの光により加熱される部分の少なくとも一部と、一方の磁気ヘッド21の磁極340とが対向するようにボイスコイルモータ制御部を駆動しても十分に実施は可能である。なお、本実施形態では、光ドミナントでなく磁気ドミナント、すなわち、磁極からの磁界が集中的に印加される部分の断面積により記録領域が確定されることが好ましい。
また、本実施形態では、各磁気ヘッド21a,21bにおいて、磁極340と出口面353とがトラック幅方向に離間されている。現在実用化されている磁気ヘッドにおいて磁極340の横には何も形成されていないので、出口面353を配置するのに適している。すなわち、磁気ヘッド部32の厚み等を特に変える必要が無い。また、1つのピボットベアリング軸16周りに駆動アーム14a,14bを揺動させることにより、磁気ヘッド21aの磁極340及び出口面35と、磁気ヘッド21bの磁極340及び出口面35とが、磁気記録媒体の記録面に対して垂直な方向から見て互いに重なる軌道を移動させることができるので、2つの磁気ヘッド21a,21bのシークが容易となる。
また、各磁気ヘッド21a,21bにおいて、磁極340は磁気ヘッド21a,21bのトラック幅方向の中心に配置されているので、これによれば、スライダが磁気記録媒体に最も近接する場所に磁極を配置することが容易となる。
以上に述べたような熱アシスト磁気記録方式を採用することにより、高保磁力の磁気記録媒体に垂直磁気記録方式により書き込みを行い、記録ビットを極微細化することによって、例えば、1Tbits/in級の記録密度を達成することも可能となり得る。
また、本実施形態では、光源ユニット23を用いることによって、スライダ22の導波路35の入口面(端面)354に、導波路35の層面に平行な方向に伝播するレーザ光を入射させることができる。すなわち、集積面2202と媒体対向面Sとが垂直である構成を有する熱アシスト磁気ヘッド21において、適切な大きさ及び方向を有するレーザ光が、確実に供給可能となる。その結果、磁気記録媒体の記録層の加熱効率が高い熱アシスト磁気記録を実現可能としている。
また、本実施形態によれば、磁気ヘッド部32がスライダ基板220に固定され、光源であるレーザダイオード40が光源支持基板230にそれぞれ別に固定されているので、スライダ基板220に固定された電磁コイル素子34と、光源支持基板230に固定されたレーザダイオード40とをそれぞれ独立に試験した上で、良品であるスライダ22と良品である光源ユニット23とを互いに固定することにより良品である熱アシスト磁気ヘッド21を歩留まり良く製造できる。
また、磁気ヘッド部32がスライダ基板220の側面に設けられているので、従来の薄膜磁気ヘッドの製造方法を用いて磁気ヘッド部32の電磁コイル素子34やMR効果素子33等を容易に形成できる。
さらに、レーザダイオード40が媒体対向面Sから離れた位置かつスライダ22の近傍にあるので、レーザダイオード40から発生する熱による電磁コイル素子34やMR効果素子33等への悪影響やレーザダイオード40と磁気記録媒体10との接触等の可能性が抑制されると共に、光ファイバ、レンズ、ミラー等が必須では無いので光の伝播損失が低減でき、さらに、磁気記録装置全体の構造も簡単にできる。
なお、レーザダイオード40の配置方法は上述の記載に限定されず、スライダ基板220と光源支持基板230とが一体化されたものであっても良く、また、光ファイバ等によりレーザダイオード40からの光を導波路35に導いてもよい。さらに、スライダ基板220の媒体対向面にレーザダイオードを配置して光出射部としても本発明の実施は可能である。
また、電磁コイル素子34が、長手磁気記録用であってもかまわない。この場合、主磁極340及び補助磁極344の代わりに、下部磁極層及び上部磁極層が設けられ、さらに、下部磁極層及び上部磁極層の媒体対向面S側の端部に挟持された書き込みギャップ層が設けられる。この書き込みギャップ層位置からの漏洩磁界によって書き込みが行われる。
また、導波路35の先端を出口面353の開口を絞ったり、出口面にプラズモンプローブとして機能する微小な金属板等を配置したりして近接場光を発生させてもよい。
また、媒体対向面Sや磁気記録媒体の表面には、例えば、ダイヤモンドライクカーボン等の保護層や、PFPE(パーフロロポリエーテル)やフォンブリン系潤滑剤等の潤滑が形成されていてもよい。
(製造方法)
続いて、上述の熱アシスト磁気ヘッドの製造方法について簡単に説明する。
まず、スライダ22を製造する。具体的には(図5参照)、スライダ基板220を用意し、公知の方法を用いてMR効果素子33、素子間シールド層148、電磁コイル素子34を形成し、Al等の絶縁層38の一部(以下38aとする)を形成する。
その後、電磁コイル素子34の横にドライエッチング法等により溝を掘り、続いて、この溝内にスパッタリング等により導波路35の材料を所定の深さ埋め込み、その後全体にわたって絶縁層38を形成すればよい。その後、接続のための電極パッド371等を形成し、その後エアベアリング面やその裏面のラッピングを行うことによりスライダ22が完成する。この後、スライダ22の電磁コイル素子34やMR効果素子33のテストを各スライダごとに行い良品を選別する。
続いて、光源ユニット23を製造する。まず、図7に示すように、アルティック製等の光源支持基板230を用意し、その表面に公知の方法により断熱層230a、絶縁層41及び電極パッド47、48を形成し、電極パッド47の上にレーザダイオード40をAuSn等の導電性の半田材により固定し、その後、基板の切断分離等により所定の大きさに整形する。これにより、光源ユニット23が完成する。このようにして得た光源ユニットも、レーザダイオードの特性評価、特に、高温連続通電試験による駆動電流のプロファイルを観察し、十分に寿命が長いと考えられるものを選択する。
その後、図10(A)に示すように、良品とされた光源ユニット23の接着面2300と、良品とされたスライダ22の背面2201のいずれか又は両方にUV硬化型接着剤44aを塗布する。UV硬化型接着剤としては、UV硬化型エポキシ樹脂や、UV硬化型アクリル樹脂等が挙げられる。また、光源ユニット23とスライダ22との接着に、UV硬化型接着剤以外の接着剤例えば、レーザダイオード40と電極パッド47との接着に用いたAuSn等の半田層を用いても実施は可能である。
そして、図10(B)に示すように、光源ユニット23の接着面2300とスライダ22の背面2201とを重ね合わせた後、電極パッド47,48間に電圧を印加してレーザダイオード40を発光させると共に、導波路35の出口面353に光検出器DTを対向配置し、光源ユニット23とスライダ22とを相対的に図10(B)の矢印方向に移動させ、最も光検出器DTの出力が高くなる位置を探し出し、その位置で、外部からUV硬化型接着剤に紫外線を照射することによりUV硬化型接着剤44aを硬化させ、これによりレーザダイオードの光軸と導波路35の光軸とを合わせた状態で光源ユニット23とスライダ22との接着をすることができる。
以上述べた実施形態は全て本発明を例示的に示すものであって限定的に示すものではなく、本発明は他の種々の変形態様及び変更態様で実施することができる。従って本発明の範囲は特許請求の範囲及びその均等範囲によってのみ規定されるものである。
図1は、本発明の実施形態に係る磁気記録装置を示す概略構成図である。 図2は、図1の磁気記録媒体の3つの例(a),(b),(c)を示す概略断面図である。 図3は、図1のHGAの斜視図である。 図4は、図3のHGAの先端の拡大斜視図である。 図5は、図4の磁気ヘッドを媒体対向面側から見た正面図である。 図6は、図5のVI−VI断面図である。 図7は、図5のVII−VII断面図である。 図8は、図1の磁気記録装置の動作状況を示す概念図である。 図9は、図4のレーザダイオードを示す概略構成図である。 図10は、磁気ヘッドの製造方法(a)及び(a)に続く(b)を示す図である。
符号の説明
2…基板、4a,4b…磁気記録層、10…磁気記録媒体、21a,21b…磁気ヘッド、80…ライト制御部、340…主磁極(磁極)、353…光出射部。

Claims (8)

  1. 基板の両面に磁気記録層が設けられた磁気記録媒体と、
    前記磁気記録媒体の一方の磁気記録層に対向可能に設けられ、磁極及び光出射部を前記一方の磁気記録層に対向する面に有する第一磁気ヘッドと、
    前記磁気記録媒体の他方の磁気記録層に対向可能に設けられ、磁極及び光出射部を前記他方の磁気記録層に対向する面に有する第二磁気ヘッドと、
    前記第一磁気ヘッド又は前記第二磁気ヘッドのいずれか一方の磁気ヘッドの前記光出射部から出射する光を前記磁気記録媒体の一部に照射し、前記照射により加熱された前記磁気記録媒体の前記一部に対して前記第一磁気ヘッド又は前記第二磁気ヘッドのいずれか他方の磁気ヘッドの前記磁極から磁界を供給するライト制御部と、
    を備える磁気記録装置。
  2. 前記ライト制御部は、前記一方の磁気ヘッドの前記光出射部と、前記他方の磁気ヘッドの前記磁極とが、前記磁気記録媒体を挟んで対向する位置に配置されるように前記第一磁気ヘッド及び前記第二磁気ヘッドを駆動する請求項1に記載の磁気記録装置。
  3. 前記光出射部から出射される光はレーザ光である請求項1又は2に記載の磁気記録装置。
  4. 前記各磁気ヘッドの媒体対向面において、前記磁極と前記光出射部とは、トラック幅方向に離間されている請求項1〜3のいずれかに記載の磁気記録装置。
  5. 前記各磁気ヘッドにおいて、前記磁極は前記磁気ヘッドのトラック幅方向の中心に配置されている請求項1〜4のいずれかに記載の磁気記録装置。
  6. 前記一方の磁気ヘッドの前記光照射部から前記磁気記録媒体に照射された光のスポット径は、前記他方の磁気ヘッドの前記媒体対向面における前記磁極の径よりも大きい請求項1〜6のいずれかに記載の磁気記録装置。
  7. 前記光出射部は導波路の端面である請求項1〜7のいずれかに記載の磁気記録装置。
  8. 前記記録媒体における各磁気記録層は、複数のディスクリートトラックを形成している請求項1〜8のいずれか記載の磁気記録装置。
JP2007109752A 2007-04-18 2007-04-18 磁気記録装置 Withdrawn JP2008269689A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007109752A JP2008269689A (ja) 2007-04-18 2007-04-18 磁気記録装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007109752A JP2008269689A (ja) 2007-04-18 2007-04-18 磁気記録装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008269689A true JP2008269689A (ja) 2008-11-06

Family

ID=40049000

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007109752A Withdrawn JP2008269689A (ja) 2007-04-18 2007-04-18 磁気記録装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008269689A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012069235A (ja) * 2010-09-23 2012-04-05 Tdk Corp 熱アシスト用の光源ユニットを備えたヘッドの製造方法
JP2012084216A (ja) * 2010-10-14 2012-04-26 Tdk Corp 熱アシスト用の光源ユニットを備えたヘッドの製造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012069235A (ja) * 2010-09-23 2012-04-05 Tdk Corp 熱アシスト用の光源ユニットを備えたヘッドの製造方法
JP2012084216A (ja) * 2010-10-14 2012-04-26 Tdk Corp 熱アシスト用の光源ユニットを備えたヘッドの製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4364912B2 (ja) 熱アシスト磁気ヘッド、ヘッドジンバルアセンブリ及びハードディスク装置
JP4539672B2 (ja) 熱アシスト磁気ヘッド、ヘッドジンバルアセンブリ及びハードディスク装置
JP4450032B2 (ja) 熱アシスト磁気ヘッド、ヘッドジンバルアセンブリ及びハードディスク装置
US7804655B2 (en) Thermally assisted magnetic head
US8014101B2 (en) Near-field light generator plate, thermally assisted magnetic head, head gimbal assembly, and hard disk drive
JP4552983B2 (ja) 熱アシスト磁気ヘッド、ヘッドジンバルアセンブリ及びハードディスク装置
US7974043B2 (en) Thermally assisted magnetic head
US7940486B2 (en) Thermally assisted magnetic head, head gimbal assembly, and hard disk drive
US7710677B2 (en) Thermally assisted magnetic head
US7957085B2 (en) Thermally assisted magnetic head, head gimbal assembly, and hard disk drive
US20080192376A1 (en) Thermally assisted magnetic head
US8076246B2 (en) Method of manufacturing thermally assisted magnetic head
JP2008165922A (ja) 熱アシスト磁気ヘッド、ヘッドジンバルアセンブリ及びハードディスク装置
JP2008016096A (ja) 熱アシスト磁気記録用光源ユニット及び該ユニットを備えた薄膜磁気ヘッドの製造方法
US10339965B2 (en) Thermally assisted magnetic recording head having plasmon generator in which dielectric layer is surrounded by metal layer
JP2007335027A (ja) 熱アシスト磁気記録用光源ユニット
JP4752756B2 (ja) 熱アシスト磁気ヘッド、ヘッドジンバルアセンブリ、ハードディスク装置及び熱アシスト磁気ヘッドの製造方法
JP2008010093A (ja) 熱アシスト磁気記録用薄膜磁気ヘッド
JP2008269689A (ja) 磁気記録装置
JP2008152868A (ja) 熱アシスト磁気ヘッド
JP2009043368A (ja) 熱アシスト磁気ヘッド、ヘッドジンバルアセンブリ及びハードディスク装置
JP2008243295A (ja) 熱アシスト磁気ヘッド、ヘッドジンバルアセンブリ、ハードディスク装置及び熱アシスト磁気ヘッドの製造方法
JP2008152869A (ja) 熱アシスト磁気ヘッド
JP2008059693A (ja) 熱アシスト磁気ヘッド
JP2008059691A (ja) 熱アシスト磁気ヘッド、ヘッドジンバルアセンブリ及びハードディスク装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20100706