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JP2008265721A - 運転席用エアバッグ、エアバッグ装置及びステアリングデバイス - Google Patents

運転席用エアバッグ、エアバッグ装置及びステアリングデバイス Download PDF

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JP2008265721A
JP2008265721A JP2007207789A JP2007207789A JP2008265721A JP 2008265721 A JP2008265721 A JP 2008265721A JP 2007207789 A JP2007207789 A JP 2007207789A JP 2007207789 A JP2007207789 A JP 2007207789A JP 2008265721 A JP2008265721 A JP 2008265721A
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airbag
lid
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tether
occupant
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JP2007207789A
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Kazuhiro Abe
和宏 安部
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Takata Corp
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Abstract

【課題】乗員がステアリングに近接している状態で膨張したときには、エアバッグの一部がステアリングの反乗員側へ突出し、この突出した部分からベントホールを介してガスが速やかに流出すると共に、エアバッグがステアリング乗員側に定常に膨張するときにはエアバッグが速やかに膨張展開する運転席用エアバッグを提供する。
【解決手段】エアバッグ10の突出部10aの左右にそれぞれ開閉型ベントホール20が設けられ、各開閉型ベントホール20にエアバッグ10の外側から蓋体30が重なっている。テザー40がエアバッグ10の内部を通って左右の蓋体30同士が連結している。近接膨張時にはテザー40が弛んで各蓋体30が各開閉型ベントホール20から離反し、各開閉型ベントホール20が開となる。定常膨張時にはテザー40がピンと張った状態となり、各蓋体30が各開閉型ベントホール20に重なる。
【選択図】図6

Description

本発明は、自動車のステアリングに設置される運転席用エアバッグ装置と、そのためのエアバッグと、この運転席用エアバッグ装置を備えたステアリングデバイスとに関する。本発明のエアバッグは、詳しくは、乗員がステアリングに近接した状態でエアバッグが膨張するときに、エアバッグの一部がステアリングの開放部を通って反乗員側へ突出するよう構成されたものである。
乗員がステアリングに近接した状態でエアバッグが膨張するときに、エアバッグの一部がステアリングの開放部を通って反乗員側へ突出するよう構成されたエアバッグが特開2005−238973号に記載されている。同号のエアバッグによると、乗員がステアリングに近接した状態でエアバッグが膨張した場合、乗員に加わる力が軽減される。
ベントホールを膨張完了までストラップで閉鎖しておき、エアバッグに乗員が当った場合にはベントホールを開放させるようにした運転席用エアバッグが特開平6−127330号に記載されている。
特開2005−238973号 特開平6−127330号
本発明は、乗員がステアリングに近接している状態で膨張したときには、エアバッグの一部がステアリングの反乗員側へ突出し、この突出した部分からベントホールを介してガスが速やかに流出すると共に、エアバッグがステアリング乗員側に定常に膨張するときにはエアバッグが速やかに膨張展開する運転席用エアバッグを提供することを目的とする。また、本発明は、このエアバッグを有したエアバッグ装置と、このエアバッグ装置を備えたステアリングデバイスを提供することを目的とする。
本発明(請求項1)の運転席用エアバッグは、ステアリングの乗員側に展開可能な運転席用エアバッグであって、該エアバッグの一部は、該ステアリングに乗員が近接している場合にステアリングの開放部を通ってステアリングの反乗員側へ突出して膨張する突出部となっている運転席用エアバッグにおいて、該突出部にベントホール及び該ベントホールに重なりうる蓋体が設けられており、該エアバッグには、該突出部が前記反乗員側に突出するようにエアバッグが膨張する近接膨張時には該ベントホールを開又は大開度とし、該エアバッグが全体としてステアリングの乗員側に膨張する定常膨張時には該ベントホールを閉又は小開度とする蓋体制御手段が設けられていることを特徴とするものである。
請求項2の運転席用エアバッグは、請求項1において、該ベントホールは、突出部の左右にそれぞれ設けられており、前記蓋体は、エアバッグの外面からベントホールに重なるように各ベントホールにそれぞれ配置されており、前記蓋体制御手段は、該エアバッグ内を通って左右の蓋体同士を繋ぐテザーであり、該テザーは、前記近接膨張時には、左右の蓋体同士の間で弛んで、これらの蓋体が各ベントホールから離隔した状態となることを許容し、前記定常膨張時には、左右の蓋体同士の間で緊張して、これらの蓋体を各ベントホールに重なった状態とする長さを有していることを特徴とするものである。
請求項3の運転席用エアバッグは、請求項1において、該ベントホールは突出部におけるエアバッグの非周縁部に設けられており、前記蓋体は、エアバッグの外面からベントホールに重なるように配置されており、該蓋体の左右方向の一端側がエアバッグに結合されており、前記蓋体制御手段は、該エアバッグ内を通って該蓋体の左右方向の他端側(以下、「自由端側」と称する。)と該エアバッグの該他端側の側部とを繋ぐテザーであり、該テザーは、前記近接膨張時には、蓋体の該自由端側とエアバッグの該他端側の側部との間で弛んで、該蓋体がベントホールから離隔した状態となることを許容し、前記定常膨張時には、蓋体の該自由端側とエアバッグの該他端側の側部との間で緊張して、該蓋体を該ベントホールに重なった状態とする長さを有していることを特徴とするものである。
請求項4の運転席用エアバッグは、請求項1において、該ベントホールは、突出部におけるエアバッグの非周縁部に設けられており、前記蓋体は、エアバッグの内面からベントホールに重なるように配置されており、前記蓋体制御手段は、該エアバッグ内を通って該蓋体の左端部とエアバッグの左側部とを繋ぐ左テザーと、該エアバッグ内を通って該蓋体の右端部とエアバッグの右側部とを繋ぐ右テザーとからなり、該左テザー及び右テザーは、前記近接膨張時には、蓋体の左端部とエアバッグの左側部との間及び蓋体の右端部とエアバッグの右側部との間でそれぞれ弛んで、該蓋体がベントホールを通ってエアバッグ外に脱出した状態となることを許容し、前記定常膨張時には、蓋体とエアバッグの左側部との間及び蓋体とエアバッグの右側部との間でそれぞれ緊張して、該蓋体を該ベントホールに重なった状態とする長さを有していることを特徴とするものである。
請求項5の運転席用エアバッグは、請求項1において、該ベントホールは、突出部におけるエアバッグの非周縁部に設けられており、前記蓋体は、エアバッグの内面からベントホールに重なるように配置されており、該蓋体の左右方向の一端側(以下、「固定端側」と称する。)が該エアバッグに結合されており、前記蓋体制御手段は、該蓋体の左右方向の他端側(以下、「自由端側」と称する。)とエアバッグの該他端側の側部とを繋ぐテザーであり、該テザーは、前記近接膨張時には、蓋体の該自由端側とエアバッグの該他端側の側部との間で弛んで、該蓋体の該自由端側がベントホールを通ってエアバッグ外に張り出した状態となることを許容し、前記定常膨張時には、蓋体の該自由端側とエアバッグの該他端側の側部との間で緊張して、該蓋体を該ベントホールに重なった状態とする長さを有していることを特徴とするものである。
請求項6の運転席用エアバッグは、請求項1において、該ベントホールは、突出部におけるエアバッグの非周縁部に設けられており、前記蓋体は、エアバッグの内面からベントホールに重なるように配置されており、前記蓋体制御手段は、該エアバッグ内を通って該蓋体の左右方向の一端側とエアバッグの該一端側の側部とを繋ぐサイド側テザーと、該エアバッグ内を通って該蓋体の左右方向の他端側とエアバッグの乗員側面とを繋ぐフロント側テザーとからなり、該サイド側テザー及びフロント側テザーは、前記近接膨張時には、蓋体の該一端側とエアバッグの該一端側の側部との間及び蓋体の該他端側とエアバッグの該乗員側面との間でそれぞれ弛んで、該蓋体がベントホールを通ってエアバッグ外に脱出した状態となることを許容し、前記定常膨張時において、該エアバッグの該乗員側面に乗員が接触していない状態では、蓋体の該一端側とエアバッグの該一端側の側部との間及び蓋体の該他端側とエアバッグの該乗員側面との間でそれぞれ緊張して、該蓋体を該ベントホールに重なった状態とする長さを有しており、該定常膨張時において、該エアバッグの該乗員側面に乗員が接触したときには、蓋体の前記他端側とエアバッグの該乗員側面との間で該フロント側テザーが弛んで、該蓋体の該他端側がエアバッグ内のガス圧によりベントホールを通ってエアバッグ外に張り出し、これによりベントホールが開又は大開度となることを特徴とするものである。
請求項7の運転席用エアバッグは、請求項4ないし6のいずれか1項において、エアバッグは、膨張前は折り畳まれた状態とされており、エアバッグは、該エアバッグの乗員側面と反乗員側面とが重なり合うように平たく展延され、次いで、該エアバッグの左右の側部が該エアバッグの内部側に折り込まれ、この際、前記蓋体の少なくとも一部が前記ベントホールを通してエアバッグ外に引き出され、その後、最終折り畳み形状に折り畳まれていることを特徴とするものである。
請求項8の運転席用エアバッグは、請求項5において、前記蓋体のうち、該蓋体が前記ベントホールに重なった状態において該ベントホールよりも前記自由端側となる領域に開口が設けられており、エアバッグは、膨張前は折り畳まれた状態とされており、エアバッグは、該エアバッグの乗員側面と反乗員側面とが重なり合うように平たく展延され、次いで、該エアバッグの左右の側部が該エアバッグの内部側に折り込まれ、この際、前記蓋体は、前記開口が前記ベントホールと重なり合う位置まで、前記自由端側が前記固定端側に移動され、且つこの位置で該自由端側が該固定端側に対し結合手段により結合解除可能に結合され、その後、最終折り畳み形状に折り畳まれており、該結合手段は、エアバッグの内圧が所定圧以上になると、該蓋体の該自由端側と該固定端側との結合を解除することを特徴とするものである。
請求項9の運転席用エアバッグは、請求項1ないし8のいずれか1項において、前記ベントホールとは別に、常に開放している常開型ベントホールを備えていることを特徴とするものである。
本発明(請求項10)のエアバッグ装置は、請求項1ないし9のいずれか1項に記載の運転席用エアバッグを有するものである。
本発明(請求項11)のステアリングデバイスは、請求項10のエアバッグ装置をステアリングに設置してなるものである。
請求項12のステアリングデバイスは、請求項11において、エアバッグは請求項2ないし9のいずれか1項に記載のものであり、該エアバッグの前記ベントホールは、前記定常膨張時にステアリングホイールに重なる位置に設けられていることを特徴とするものである。
本発明(請求項1)の運転席用エアバッグ及びこのエアバッグを備えた本発明(請求項10)のエアバッグ装置並びにこのエアバッグ装置を備えた本発明(請求項11)のステアリングデバイスにあっては、上記近接膨張時には、エアバッグの突出部に設けられたベントホールが開又は大開度となり、突出部からガスがスムーズに流出するので、乗員に加わる力が軽減される。エアバッグがステアリングの乗員側に定常に膨張展開するときには、ベントホールが閉又は小開度となるので、エアバッグが迅速に膨張展開する。
請求項2の運転席用エアバッグにあっては、テザーがエアバッグの左右の蓋体を繋ぐように設けられているので、定常膨張時には、左右の蓋体同士の間の距離が大きくなり、左右の蓋体同士の間でテザーがピンと張った状態(即ちテザーが緊張した状態)となり、左右の蓋体がそれぞれエアバッグの外面から離反することが阻止される。これにより、左右の蓋体がそれぞれベントホールに重なった状態となり、各ベントホールが閉又は小開度となる。近接膨張時には、左右の蓋体同士の間の距離が小さくなり、左右の蓋体同士の間でテザーが弛み、この弛みの分だけ左右の蓋体がそれぞれエアバッグ内のガス圧によりエアバッグの外面から離反する。これにより、左右の蓋体がそれぞれベントホールから離隔した状態となり、各ベントホールが開又は大開度となる。
請求項3の運転席用エアバッグにあっては、蓋体の左右方向の一端側がエアバッグに結合され、左右方向の他端側(自由端側)がテザーを介してエアバッグの該他端側の側部に連結されている。定常膨張時には、エアバッグの該他端側の側部と蓋体との距離が大きくなり、エアバッグの該他端側の側部と蓋体の自由端側との間でテザーがピンと張った状態となり、蓋体の該自由端側がエアバッグの外面から離反することが阻止される。これにより、該蓋体がベントホールに重なった状態となり、ベントホールが閉又は小開度となる。近接膨張時には、エアバッグの該他端側の側部と蓋体との距離が小さくなり、テザーが弛み、この弛みの分だけ蓋体の該自由端側がエアバッグ内のガス圧によりエアバッグの外面から離反する。これにより、蓋体がベントホールから離隔した状態となり、ベントホールが開又は大開度となる。
請求項4の運転席用エアバッグにあっては、蓋体の左端側が左テザーを介してエアバッグの左側部に連結され、右端側が右テザーを介してエアバッグの右側部に連結されている。定常膨張時には、エアバッグの該左右の側部同士の間の距離が大きくなり、蓋体の左端側とエアバッグの左側部との間及び蓋体の右端側とエアバッグの右側部との間で左テザー及び右テザーがそれぞれピンと張った状態となる。この状態において、これらの左テザー及び右テザーは、蓋体がエアバッグ内のガス圧によりベントホールを通ってエアバッグ外に脱出する(即ち、蓋体がエアバッグ内のガス圧によりベントホールを通してエアバッグ外に押し出される)ことを阻止し、且つ蓋体をベントホールからエアバッグの内側に離隔させない程度に、該蓋体をエアバッグの内側に引っ張る。これにより、該蓋体がベントホールに重なった状態となり、ベントホールが閉又は小開度となる。
近接膨張時には、エアバッグの左右の側部同士の間の距離が小さくなり、蓋体の左端側とエアバッグの左側部との間及び蓋体の右端側とエアバッグの右側部との間で左テザー及び右テザーがそれぞれ弛み、この弛みの分、蓋体がエアバッグ内のガス圧によりベントホールを通ってエアバッグ外に脱出する。これにより、ベントホールが開又は大開度となる。
請求項5の運転席用エアバッグにあっては、蓋体の左右方向の一端側(固定端側)がエアバッグに結合され、左右方向の他端側(自由端側)がテザーを介してエアバッグの該他端側の側部に連結されている。定常膨張時には、エアバッグの該他端側の側部と蓋体との距離が大きくなり、エアバッグの該他端側の側部と蓋体の自由端側との間でテザーがピンと張った状態となる。この状態において、該テザーは、蓋体の自由端側がエアバッグ内のガス圧によりベントホールを通ってエアバッグ外に張り出す(即ち、蓋体の自由端側がエアバッグ内のガス圧によりベントホールを通してエアバッグ外に押し出される)ことを阻止し、且つ蓋体の該自由端側をベントホールからエアバッグの内側に離隔させない程度に、蓋体の該自由端側をエアバッグの内側に引っ張る。これにより、該蓋体がベントホールに重なった状態となり、ベントホールが閉又は小開度となる。
近接膨張時には、エアバッグの該他端側の側部と蓋体との距離が小さくなり、エアバッグの該他端側の側部と蓋体の自由端側との間でテザーが弛み、この弛みの分だけ蓋体の該自由端側がエアバッグ内のガス圧によりベントホールを通ってエアバッグ外に張り出す。これにより、ベントホールが開又は大開度となる。
請求項6の運転席用エアバッグにあっては、蓋体の左右方向の一端側がサイド側テザーを介してエアバッグの該一端側の側部に結合され、左右方向の他端側がフロント側テザーを介してエアバッグの乗員側面に連結されている。近接膨張時には、エアバッグの該一端側の側部と蓋体との距離、並びにエアバッグの乗員側面と蓋体との距離が小さくなり、エアバッグの該一端側の側部と蓋体の該一端側との間及びエアバッグの乗員側面と蓋体の該他端側との間で該サイド側テザー及びフロント側テザーがそれぞれ弛み、この弛みの分、蓋体がエアバッグ内のガス圧によりベントホールを通ってエアバッグ外に脱出する(即ち、蓋体がエアバッグ内のガス圧によりベントホールを通してエアバッグ外に押し出される)。これにより、ベントホールが開又は大開度となる。
定常膨張時には、エアバッグの該一端側の側部と蓋体との距離、並びにエアバッグの乗員側面と蓋体との距離が大きくなり、エアバッグの該一端側の側部と蓋体の該一端側との間及びエアバッグの乗員側面と蓋体の該他端側との間でサイド側テザー及びフロント側テザーがそれぞれピンと張った状態となる。この状態において、該サイド側テザー及びフロント側テザーは、蓋体がエアバッグ内のガス圧によりベントホールを通ってエアバッグ外に脱出することを阻止し、且つ蓋体をベントホールからエアバッグの内側に離隔させない程度に、該蓋体をエアバッグの内側に引っ張る。これにより、該蓋体がベントホールに重なった状態となり、ベントホールが閉又は小開度となる。
この定常にて膨張したエアバッグの乗員側面に乗員が接触したときには、このエアバッグの乗員側面が乗員に押されて後退することにより、このエアバッグの乗員側面と蓋体の前記他端側との間でフロント側テザーが弛む。そして、この弛みの分、蓋体の該他端側がエアバッグ内のガス圧によりベントホールを通ってエアバッグ外に張り出す。これにより、ベントホールが開又は大開度となる。この結果、該ベントホールからガスが流出し、この定常にて膨張したエアバッグによって乗員がソフトに受け止められるようになる。
なお、上記の請求項4〜6の各態様の説明では、近接膨張時に、蓋体がエアバッグ内のガス圧によりベントホールを通ってエアバッグ外に押し出される作動例を示しているが、これは、あくまで本発明における蓋体の作動の一例である。本発明においては、請求項7のように、予め、エアバッグの折り畳み時に蓋体の少なくとも一部をベントホールを通してエアバッグ外に引き出しておいてもよい。
請求項7の態様にあっては、エアバッグの折り畳み時に蓋体の少なくとも一部をベントホールを通してエアバッグ外に引っ張り出してあるので、エアバッグの膨張開始時からベントホールが開となっている。従って、このエアバッグの近接膨張時には、膨張開始時から、ベントホールを介して該エアバッグの突出部からガスが流出する。そのため、この突出部の膨張が抑制され、この突出部がスムーズにステアリングの開放部を通り抜けて反乗員側に突出するようになる。
請求項8の態様にあっては、エアバッグの膨張開始時から蓋体の開口を介してベントホールが開となっているので、この態様でも、エアバッグの近接膨張時には、膨張開始時から、ベントホールを介して該エアバッグの突出部からガスが流出する。そのため、この突出部の膨張が抑制され、この突出部がスムーズにステアリングの開放部を通り抜けて反乗員側に突出するようになる。
本発明では、請求項9のように、蓋体によって開閉されるベントホールとは別に、常に開放した常開型ベントホールが設けられてもよい。
請求項12のステアリングデバイスにあっては、定常膨張時にベントホールがステアリングホイールと重なるので、ベントホールからのガス流出が抑制される。
以下に、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
第1図は本発明の実施の形態に係る運転席用エアバッグを備えたエアバッグ装置をステアリングホイールに設置してなるステアリングデバイスの正面図、第2図は、このエアバッグの定常膨張時の正面図、第3図はこのエアバッグの定常膨張時の断面斜視図、第4図はこのエアバッグの近接膨張時の正面図、第5図はこのエアバッグの近接膨張時の断面斜視図、第6図(a),(b)は、それぞれ、このエアバッグの定常膨張時及び近接膨張時の蓋体の作動を示す断面図である。
なお、第3,5図は、エアバッグの膨張時の厚み方向の中間付近における、ステアリングホイールの乗員側の面に沿う方向の断面を示し、第6図は、ベントホールの中心付近を通る、第3,5図と同方向の断面を示している。
この運転席用エアバッグ(以下、単にエアバッグと略すことがある。)10は、折り畳まれた状態でケーシング2内に収容され、インフレータ3によって膨張される。このケーシング2の乗員側を覆うようにモジュールカバー4が装着されることにより、エアバッグ装置が構成される。
ステアリングホイール1は、ステアリングシャフト(図示略)に連結された中央部1aと、該中央部1aの周囲を周回した環状部1bと、これらの中央部1aと環状部1bとを繋いでいるスポーク部1cとを有している。この実施の形態では、該中央部1aから左右及び下方に向って計3本のスポーク部1cが延出しており、各スポーク部1cの延出方向先端側が環状部1bの左右及び下側の内周にそれぞれ連なっている。該中央部1aと環状部1bとの間のうち、スポーク部1cが存在していない部分は、ステアリングホイール1の乗員側と反乗員側とを連通する開放部1dとなっている。
このステアリングホイール1の中央部1aの乗員側にエアバッグ装置が設置されることにより、ステアリングデバイスが構成される。
乗員がステアリングホイール1から所定以上離隔した状態でエアバッグ10が膨張する定常膨張時には、エアバッグ10は、第2図の如く、全体としてステアリングホイール1の乗員側に膨張し、該ステアリングホイール1の乗員側の全体を覆う。
また、乗員がステアリングホイール1に対し所定距離よりも近接した状態でエアバッグ10が膨張する近接膨張時には、第4図の如く、エアバッグ10の上部が、乗員とステアリングホイール1との間から逃げるように、該ステアリングホイール1の中央部1aの上縁と環状部1bの上半側とによって囲まれた開放部1dを通って、ステアリングホイール1の反乗員側に突出する。
以下、エアバッグ10のうち、近接膨張時にこの開放部1dを通って反乗員側に突出する部分を突出部10a(第4図)と称する。
エアバッグ10は、その膨張時の乗員対向面を構成するフロントパネル12(第2図)と、反乗員側面を構成するリヤパネル14(第3図)との周縁部同士を縫合等により結合して袋状としたものである。第2図の通り、これらのフロントパネル12及びリヤパネル14は、それぞれステアリングホイール1の環状部1bよりも大径の、略円形の織布よりなる。
該リヤパネル14の中央付近には、前記インフレータ3が挿入されるインフレータ用開口16が設けられている。また、このインフレータ用開口16の周囲には、該リヤパネル14を前記ケーシング2に固定するためのボルト(図示略)が挿通されるボルト挿通孔18が設けられている。
この実施の形態では、リヤパネル14の上半側、即ち該リヤパネル14のうち、エアバッグ10の近接膨張時に前記突出部10aとなる領域の、左右方向の両端側の周縁部付近に、それぞれ、蓋体30によって開閉される開閉型ベントホール20が設けられている。
第3図に示すように、この実施の形態では、各蓋体30は、エアバッグ10の外部側から各開閉型ベントホール20を覆っている。
リヤパネル14のうち、各開閉型ベントホール20の近傍であって、且つ各蓋体30によって覆われない領域には、それぞれ、常時開放している常開型ベントホール21が設けられている。この実施の形態では、各常開型ベントホール21は、各開閉型ベントホール20よりもエアバッグ10の上部側に配置されている。
なお、各開閉型ベントホール20及び常開型ベントホール21の配置はこれに限定されない。例えば、各開閉型ベントホール20及び常開型ベントホール21は、それぞれ、フロントパネル12の上半側の左右の周縁部付近に設けられてもよい。
この実施の形態では、蓋体制御手段として、これらの常開型ベントホール21,21とエアバッグ10の内部を通って双方の蓋体30,30同士を連結したテザー40が設けられている。
この実施の形態では、第3図に示すように、各蓋体30は、それぞれ略三角形状の織布よりなる。各蓋体30は、この三角形の一角部31が開閉型ベントホール20よりも常開型ベントホール21側に配置されると共に、この角部31と対向する辺32が、該開閉型ベントホール20を挟んで常開型ベントホール21と反対側に配置された姿勢で、エアバッグ10の外部側から各開閉型ベントホール20に重ね合わされている。
各蓋体30は、この辺32に沿って縫糸等よりなるシーム33によりリヤパネル14に縫着されている。該シーム33は、この辺32の一端側から他端側まで連続して延設されている。
即ち、この実施の形態では、各蓋体30は、該角部31側が自由端となっており、この角部31に対向する辺32側が固定端となっている。
テザー40は、一端がエアバッグ10の外部において一方の蓋体30の角部31付近に縫着され、これに引き続く部分が、該一方の蓋体30の直近の常開型ベントホール21からエアバッグ10の内部に引き込まれ、該エアバッグ10の内部を通って反対側の常開型ベントホール21から該エアバッグ10の外部に引き出され、他端が他方の蓋体30の角部31付近に縫着されている。第6図の符号41は、テザー40の各端部を各蓋体30の角部31付近に縫着したシームを示している。
このテザー40は、エアバッグ10が定常にて膨張し、該エアバッグ10の上部が左右方向において最大まで膨張したときに、左右の蓋体30,30同士の間でピンと張った状態となる長さを有している。このように左右の蓋体30,30同士の間でテザー40がピンと張った状態となると、各蓋体30の自由端側(角部31側)がテザー40により固定端側(辺32側)から離反する方向に引張られ、これにより各蓋体30がリヤパネル14の外面に沿って緊張して各開閉型ベントホール20に重なる。この結果、各開閉型ベントホール20が各蓋体30によって閉鎖されるようになる。
なお、この実施の形態では、各蓋体30の辺32をリヤパネル14に縫着したシーム33の両端と、各蓋体30の直近の常開型ベントホール21とを結ぶ線分が、これらを頂点とする略三角形状を呈しており、各蓋体30によって覆われる開閉型ベントホール20は、全体がこの三角形の内側に位置している。また、各蓋体30は、各々の角部31で交わる2辺(符号略)が、この三角形のうち該シーム33の一端と常開型ベントホール21とを結ぶ線分と、該シーム33の他端と常開型ベントホール21とを結ぶ線分とに沿って延在した形状となっている。なお、各蓋体30の該角部31で交わる2辺の長さは、略同じ長さとなっている。
このように構成された運転席用エアバッグ10を有するエアバッグ装置を備えたステアリングデバイスの作動について次に説明する。
このステアリングデバイスが装備された車両の衝突時等には、インフレータ3が作動し、このインフレータ3からのガスによりエアバッグ10が膨張を開始する。このエアバッグ10は、モジュールカバー4を押し開いてステアリングホイール1の乗員側に膨らみ出す。
この際、乗員がステアリングホイール1から所定以上離隔して着座している場合には、第2図に示すように、エアバッグ10が全体としてステアリングホイール1の乗員側に展開する。
この場合、第3図及び第6図(a)のように、エアバッグ10の上部が左右方向に最大まで膨張するので、左右の蓋体30,30同士の間隔が大きくなり、これらの蓋体30,30同士の間でテザー40がピンと張った状態となる。これにより、各蓋体30は、テザー40によって各々の自由端側が固定端側から離反する方向へ引張られ、リヤパネル14の外面に沿って緊張して各開閉型ベントホール20に重なり、各開閉型ベントホール20が閉鎖される。この結果、各開閉型ベントホール20からのガスの流出が規制され、エアバッグ10が速やかに膨張展開する。
この膨張したエアバッグ10に乗員が接触した場合には、各常開型ベントホール21を通してエアバッグ10外にガスが流出することにより、乗員がこのエアバッグ10によってソフトに受け止められる。
このエアバッグ10の膨張時に、乗員がステアリングホイール1に対し所定距離よりも近接した状態となっている場合には、第5図の通り、エアバッグ10の上部が、この乗員とステアリングホイール1との間から逃げるように、突出部10aとしてステアリングホイール1の開放部1dを通って該ステアリングホイール1の反乗員側に突出する。
この場合、該突出部10aは、開放部1dを取り囲むステアリングホイール1の中央部1a、左右のスポーク部1c,1c及び環状部1bによって膨張が拘束されるため、第5図及び第6図(b)のように、定常膨張時に比べてエアバッグ10の上部の左右方向の幅が小さくなるので、テザー40が左右の蓋体30,30同士の間で弛んだ状態となる。
そのため、各蓋体30の自由端側が、このテザー40の弛みの分、エアバッグ10内のガス圧によりリヤパネル14の外面から離反する。この結果、各開閉型ベントホール20が開放され、各開閉型ベントホール20と各常開型ベントホール21とを通ってエアバッグ10の突出部10aからスムーズにガスが流出するようになる。これにより、この膨張したエアバッグ10から乗員に加えられる力が軽減される。
なお、この実施の形態では、リヤパネル14に各蓋体30の固定端としての辺32を縫着したシーム33の両端と、常開型ベントホール21とを結ぶ線分は、これらを頂点とする略三角形を呈している。また、各開閉型ベントホール20は、全体がこの三角形の内側に位置している。従って、テザー40が緊張して、各蓋体30の自由端としての角部31側がテザー40によって引っ張られた場合には、各蓋体30のうち、この三角形で囲まれた領域内に張力が作用するようになる。以下、各蓋体30のうち、このようにテザー40によって引っ張られることにより張力が作用する領域をテンション領域という。
この実施の形態では、各蓋体30は、角部31で交わる2辺が、それぞれ、該シーム33の上端と常開型ベントホール21とを結ぶ線分と、シーム33の下端と常開型ベントホール21とを結ぶ線分とに沿って延在した形状となっている。即ち、各蓋体30は、角部31側がテザー40によって引っ張られることにより該蓋体30に生じるテンション領域と略同じ平面視形状を有したものとなっている。そのため、各蓋体30の角部31側がテザー40によって引っ張られたときには、各蓋体30の略全体が緊張するようになり、緊張していない部分は殆ど又は全く存在しない。また、各蓋体30により、各開閉型ベントホール20の全体が覆われる。
従って、この実施の形態では、各蓋体30は、必要最小限の大きさで十分に開閉型ベントホール20を覆うことができるものとなっており、材料コストを低く抑えることが可能である。
第7図は別の実施の形態に係る運転席用エアバッグの定常膨張時の断面斜視図、第8図はこの運転席用エアバッグの近接膨張時の断面斜視図、第9図(a),(b)は、それぞれこの運転席用エアバッグの定常膨張時及び近接膨張時の蓋体の作動を示す断面図である。
なお、第7,8図は、エアバッグの膨張時の厚み方向の中間付近における、ステアリングホイールの乗員側の面に沿う方向の断面を示し、第6図は、ベントホールの中心付近を通る、ステアリングホイールの乗員側の面に沿う方向と交叉方向の断面を示している。
この運転席用エアバッグ10Aにおいては、該エアバッグ10Aの近接膨張時において突出部10aの反乗員側面となるリヤパネル14の上半側の左右方向中央付近(非周縁部)に、蓋体30Aによって開閉される開閉型ベントホール20が設けられている。この実施の形態でも、該蓋体30Aは、エアバッグ10Aの外部側から開閉型ベントホール20に重なっている。
また、リヤパネル14のうち、この蓋体30Aによって覆われない領域に、該開閉型ベントホール20に対し左右方向に位置を異ならせて常開型ベントホール21が設けられている。この実施の形態では、該開閉型ベントホール20の右側に常開型ベントホール21が配置されている。
この実施の形態では、蓋体制御手段として、該常開型ベントホール21及びエアバッグ10Aの内部を通って、蓋体30と、エアバッグ10Aの近接膨張時における突出部10aの左右方向の一方(この実施の形態では右側)の側部とを連結したテザー40Aが設けられている。
第7図の通り、この実施の形態でも、蓋体30Aは略三角形状の織布よりなり、この三角形の一角部31が開閉型ベントホール20よりも常開型ベントホール21側、即ち開閉型ベントホール20の右側に配置されると共に、この角部31と対向する辺32が、該開閉型ベントホール20を挟んで常開型ベントホール21と反対側、即ち開閉型ベントホール20の左側に配置された姿勢で、エアバッグ10Aの外部側から該開閉型ベントホール20に重ね合わされ、該辺32に沿ってシーム33によりリヤパネル14の外面に縫着されている。
即ち、この実施の形態でも、各蓋体30Aは、該角部31側が自由端となっており、この角部31に対向する辺32側が固定端となっている。
テザー40Aは、一端がこの蓋体30Aの角部31付近に縫着され、これに引き続く部分が常開型ベントホール21に通されてエアバッグ10Aの内部に引き込まれ、他端が、リヤパネル14の上半側の右端側の周縁部付近に縫着されている。符号41(第9図)は、テザー40Aの該一端を蓋体30Aの角部31付近に縫着したシームを示し、符号42(第7,8図)は、テザー40Aの該他端をリヤパネル14に縫着したシームを示している。
なお、テザー40Aの該他端は、フロントパネル12の上半側の右端側の周縁部付近に縫着されてもよい。あるいは、フロントパネル12とリヤパネル14の周縁部同士を縫合する際に、テザー40Aの該他端をこれらと一緒に縫い合わせることにより、このテザー40Aの該他端をエアバッグ10Aの側部に連結するようにしてもよい。
このテザー40Aは、エアバッグ10Aが定常にて膨張し、該エアバッグ10Aの上部が左右方向において最大まで膨張したときに、蓋体30Aと該エアバッグ10Aの上部の右側部との間でピンと張った状態となる長さを有している。このように蓋体30Aとエアバッグ10Aの上部の右側部との間でテザー40Aがピンと張った状態となると、蓋体30Aの自由端側(角部31側)がテザー40Aにより固定端側(辺32側)から離反する方向に引張られ、これにより蓋体30Aがリヤパネル14の外面に沿って緊張して開閉型ベントホール20に重なる。この結果、開閉型ベントホール20が蓋体30Aによって閉鎖されるようになる。
なお、この実施の形態でも、蓋体30Aの辺32をリヤパネル14に縫着したシーム33の両端と、常開型ベントホール21とを結ぶ線分が、これらを頂点とする略三角形状を呈しており、この蓋体30Aによって覆われる開閉型ベントホール20は、全体がこの三角形の内側に位置している。また、蓋体30Aは、角部31で交わる2辺(符号略)が、それぞれ、この三角形のうち該シーム33の一端と常開型ベントホール21とを結ぶ辺と、該シーム33の他端と常開型ベントホール21とを結ぶ辺とに沿って延在した形状となっている。
即ち、この実施の形態でも、蓋体30Aは、その自由端としての角部31側がテザー40Aによって引っ張られることにより該蓋体30Aに生じるテンション領域と略同じ平面視形状を有したものとなっている。そのため、この蓋体30Aの角部31側がテザー40Aによって引っ張られたときには、蓋体30Aの略全体が緊張するようになり、緊張していない部分は殆ど又は全く存在しない。また、蓋体30Aにより、開閉型ベントホール20の全体が覆われる。従って、この実施の形態でも、蓋体30Aは、必要最小限の大きさで十分に開閉型ベントホール20を覆うことができるものとなっている。
このエアバッグ10Aのその他の構成は、前述の実施の形態のエアバッグ10と同様である。第7〜9図において第1〜6図と同一の符号は同一の部分を示している。
このように構成された運転席用エアバッグ10Aを有するエアバッグ装置を備えたステアリングデバイスの作動は次の通りである。
このステアリングデバイスにあっても、車両の衝突時等には、インフレータ3が作動し、このインフレータ3からのガスによりエアバッグ10Aが膨張を開始する。このエアバッグ10Aは、モジュールカバー4を押し開いてステアリングホイール1の乗員側に膨らみ出す。
この際、乗員がステアリングホイール1から所定以上離隔して着座している場合には、エアバッグ10Aが全体としてステアリングホイール1の乗員側に展開する。
この場合、第7図及び第9図(a)に示すように、エアバッグ10Aの上部が左右方向に最大まで膨張するので、蓋体30Aとエアバッグ10Aの上部の右側部との間隔が大きくなり、これらの間でテザー40Aがピンと張った状態となる。これにより、蓋体30Aの自由端側がテザー40Aによって固定端側から離反する方向へ引張られ、該蓋体30Aがリヤパネル14の外面に沿って緊張して開閉型ベントホール20に重なり、該開閉型ベントホール20が閉鎖される。この結果、該開閉型ベントホール20からのガスの流出が規制され、エアバッグ10Aが速やかに膨張展開する。
この膨張したエアバッグ10Aに乗員が接触した場合には、常開型ベントホール21を通してエアバッグ10A外にガスが流出することにより、乗員がこのエアバッグ10Aによってソフトに受け止められる。
このエアバッグ10Aの膨張時に、乗員がステアリングホイール1に対し所定距離よりも近接した状態となっている場合には、エアバッグ10Aの上部が、この乗員とステアリングホイール1との間から逃げるように、突出部10aとしてステアリングホイール1の開放部1dを通って該ステアリングホイール1の反乗員側に突出する。
この場合、該突出部10aは、開放部1dを取り囲むステアリングホイール1の中央部1a、左右のスポーク部1c,1c及び環状部1bによって膨張が拘束されるため、第8図及び第9図(b)のように、定常膨張時に比べてエアバッグ10Aの上部の左右方向の幅が小さくなるので、テザー40が蓋体30Aとエアバッグ10Aの上部の右側部との間で弛んだ状態となる。
そのため、蓋体30Aの自由端側が、このテザー40Aの弛みの分、エアバッグ10A内のガス圧によりリヤパネル14の外面から離反する。この結果、開閉型ベントホール20が開放され、開閉型ベントホール20と常開型ベントホール21とを通ってエアバッグ10Aの突出部10aからスムーズにガスが流出するようになる。これにより、この膨張したエアバッグ10Aから乗員に加えられる力が軽減される。
なお、この実施の形態では、蓋体30Aによって開閉される開閉型ベントホール20が1個だけ設けられているが、2個以上設けられてもよい。
この実施の形態では、蓋体30Aの自由端側とエアバッグ10Aの右側部とをテザー40Aで連結しているが、常開型ベントホール21を開閉型ベントホール20の左側に配置すると共に、蓋体30Aの右端側をリヤパネル14に縫着し、この蓋体30Aの左端側を、常開型ベントホール及びエアバッグ10Aの内部を通してテザー40Aによりエアバッグ10Aの左側部と連結してもよい。
この実施の形態では、開閉型ベントホール20は、リヤパネル14の上半側の左右方向の中央付近に配置されているが、この中央よりも右側又は左側にずれて配置されてもよい。図示はしないが、開閉型ベントホール20を、エアバッグ10Aの定常膨張時にステアリングホイール1の環状部1bと重なる位置に配置してもよい。このように配置することにより、エアバッグ10Aの定常膨張時には該エアバッグ10Aの外部側から蓋体30Aがステアリングホイール1の環状部1bによって開閉型ベントホール20に押え付けられるようになり、該開閉型ベントホール20の閉鎖性が向上する。
第10図はさらに別の実施の形態に係る運転席用エアバッグの定常膨張時の断面図(正面図)、第11図はこの運転席用エアバッグの定常膨張時の断面斜視図、第12図はこの運転席用エアバッグの近接膨張時の断面斜視図、第13図(a),(b)は、それぞれ、この運転席用エアバッグの定常膨張時及び近接膨張時の蓋体の作動を示す断面図である。
なお、第10,11図は、それぞれ、エアバッグの膨張時の厚み方向の中間付近における、ステアリングホイールの乗員側の面に沿う方向の断面を示し、第13図は、ベントホールの中心付近を通る、ステアリングホイールの乗員側の面に沿う方向と交叉方向の断面を示している。
この運転席用エアバッグ10Bにおいては、リヤパネル14の上半側の非周縁部であって、このエアバッグ10Bの定常膨張時にステアリングホイール1の環状部1bと重なる領域に、蓋体30Bによって開閉される開閉型ベントホール20が設けられている。なお、この実施の形態では、該開閉型ベントホール20は、リヤパネル14の左右方向の中央よりも若干右側にずれた位置に配置されているが、開閉型ベントホール20の配置はこれに限定されない。
この実施の形態では、該蓋体30Bは、エアバッグ10Bの内部側から開閉型ベントホール20に重なっている。
この実施の形態では、蓋体制御手段として、エアバッグ10Bの内部において該蓋体30Bの左端部とエアバッグ10Bの左側部とを繋ぐ左テザー40Lと、該蓋体30Bの右端部とエアバッグ10Bの右側部とを繋ぐ右テザー40Rとが設けられている。第10図の通り、この実施の形態では、該左テザー40L、蓋体30B及び右テザー40Rが、1本の帯状のパネルにより一連一体に構成されている。ただし、これらは別体に構成されてもよい。
左テザー40L及び右テザー40Rは、それぞれ、リヤパネル14のエアバッグ内側面に沿って、蓋体30Bから左側及び右側に引き回され、各々の端部が、リヤパネル14の上半側の左端側及び右端側の周縁部付近にシーム43により縫着されている。
なお、左テザー40L及び右テザー40Rの各端部は、それぞれ、フロントパネル12の上半側の左端側及び右端側の周縁部付近に縫着されてもよい。あるいは、フロントパネル12とリヤパネル14の周縁部同士を縫合する際に、各テザー40L,40Rの端部をこれらと一緒に縫い合わせることにより、各テザー40L,40Rの端部をエアバッグ10Bの左右の側部に連結するようにしてもよい。
これらの左テザー40L及び右テザー40Rは、エアバッグ10Bが定常にて膨張し、該エアバッグ10Bの上部が左右方向において最大まで膨張したときに、蓋体30Bと該エアバッグ10Bの上部の左側部及び右側部との間でそれぞれピンと張った状態となり、該蓋体30Bを、エアバッグ10Bの内部側から開閉型ベントホール20に重なった状態に保持しうる長さ、即ち、蓋体30Bがエアバッグ10B内のガス圧により開閉型ベントホール20を通ってエアバッグ10B外に押し出されることを阻止し、且つ蓋体30Bをリヤパネル14の内側面からエアバッグ10Bの内側に離隔させない程度に、該蓋体30Bをエアバッグ10Bの内側に引っ張りうる長さを有している。
この実施の形態では、リヤパネル14のうち、エアバッグ10Bの定常膨張時にステアリングホイール1の開放部1dと対面する領域であって、且つ蓋体30B及び左右のテザー40L、40Rが重ならない領域に、常時エアバッグ10Bの内外を連通する常開型ベントホール23が設けられている。この実施の形態では、左右に位置を異ならせて2個の常開型ベントホール23が設けられているが、常開型ベントホール23の個数及び配置はこれに限定されない。
このエアバッグ10Bのその他の構成は、前述の実施の形態のエアバッグ10と同様である。第10〜13図において第1〜6図と同一の符号は同一の部分を示している。
このように構成された運転席用エアバッグ10Bを有するエアバッグ装置を備えたステアリングデバイスの作動は次の通りである。
このステアリングデバイスにあっても、車両の衝突時等には、インフレータ3が作動し、このインフレータ3からのガスによりエアバッグ10Bが膨張を開始する。このエアバッグ10Bは、モジュールカバー4を押し開いてステアリングホイール1の乗員側に膨らみ出す。
この際、乗員がステアリングホイール1から所定以上離隔して着座している場合には、第10図の通り、エアバッグ10Bが全体としてステアリングホイール1の乗員側に展開する。
この場合、第11図及び第13図(a)に示すように、エアバッグ10Bの上部が左右方向に最大まで膨張するので、蓋体30Bとエアバッグ10Bの上部の左側部及び右側部との間隔が大きくなり、これらの間で左テザー40L及び右テザー40Rがそれぞれピンと張った状態となる。これにより、蓋体30Bがエアバッグ10Bの内部側から開閉型ベントホール20に重なった状態に保持され、該開閉型ベントホール20が閉鎖される。この結果、該開閉型ベントホール20からのガスの流出が規制され、エアバッグ10Bが速やかに膨張展開する。
この実施の形態では、開閉型ベントホール20は、リヤパネル14のうち、エアバッグ10Bの定常膨張時にステアリングホイール1の環状部1bと重なる位置に配置されているので、このエアバッグ10Bの定常膨張時には、該エアバッグ10Bの外部側から蓋体30Bがステアリングホイール1の環状部1bによって支持されるようになる。そのため、この蓋体30Bによる開閉型ベントホール20の閉鎖性が高い。
この膨張したエアバッグ10Bに乗員が接触した場合には、各常開型ベントホール23を通してエアバッグ10B外にガスが流出することにより、乗員がこのエアバッグ10Bによってソフトに受け止められる。
このエアバッグ10Bの膨張時に、乗員がステアリングホイール1に対し所定距離よりも近接した状態となっている場合には、エアバッグ10Bの上部が、この乗員とステアリングホイール1との間から逃げるように、突出部10aとしてステアリングホイール1の開放部1dを通って該ステアリングホイール1の反乗員側に突出する。
この場合、該突出部10aは、開放部1dを取り囲むステアリングホイール1の中央部1a、左右のスポーク部1c,1c及び環状部1bによって膨張が拘束されるため、第12図及び第13図(b)のように、定常膨張時に比べてエアバッグ10Bの上部の左右方向の幅が小さくなるので、左テザー40L及び右テザー40Rがそれぞれ蓋体30Bとエアバッグ10Bの上部の左側部及び右側部との間で弛んだ状態となる。
そのため、蓋体30Bが、これらのテザー40L,40Rの弛みの分、エアバッグ10B内のガス圧により開閉型ベントホール20からエアバッグ10B外に押し出される。この結果、開閉型ベントホール20が開放され、開閉型ベントホール20と各常開型ベントホール23とを通ってエアバッグ10Bの突出部10aからスムーズにガスが流出するようになる。これにより、この膨張したエアバッグ10Bから乗員に加えられる力が軽減される。
第14図はさらに別の実施の形態に係る運転席用エアバッグの定常膨張時の断面斜視図、第15図はこの運転席用エアバッグの近接膨張時の断面斜視図、第16図(a),(b)は、それぞれ、この運転席用エアバッグの定常膨張時及び近接膨張時の蓋体の作動を示す断面図である。
なお、第14,15図は、それぞれ、エアバッグの膨張時の厚み方向の中間付近における、ステアリングホイールの乗員側の面に沿う方向の断面を示し、第16図は、ベントホールの中心付近を通る、ステアリングホイールの乗員側の面に沿う方向と交叉方向の断面を示している。
この運転席用エアバッグ10Cにおいても、リヤパネル14の上半側の非周縁部であって、このエアバッグ10Cの定常膨張時にステアリングホイール1の環状部1bと重なる領域に、蓋体30Cによって開閉される開閉型ベントホール20が設けられている。
この実施の形態でも、該蓋体30Cは、エアバッグ10Cの内部側から開閉型ベントホール20に重なっている。
該蓋体30Cは、開閉型ベントホール20を左右方向に横切るように配置されており、その左右方向の一端側(この実施の形態では左端側)が、シーム34によりリヤパネル14に縫着されている。即ち、この実施の形態では、該蓋体30Cは、左端側が固定端となっており、右端側が自由端となっている。
この実施の形態では、蓋体制御手段として、エアバッグ10Cの内部において、該蓋体30Cの左右方向の他端側(この実施の形態では右端側)と、エアバッグ10Cの該他端側の側部(この実施の形態では右側部)とを繋ぐテザー40Cが設けられている。第14図の通り、この実施の形態では、該蓋体30Cとテザー40Cとは、1本の帯状のパネルにより一連一体に構成されている。ただし、これらは別体に構成されてもよい。
この実施の形態では、テザー40Cは、リヤパネル14のエアバッグ内側面に沿って、蓋体30Cから右側に引き回され、その端部が、リヤパネル14の上半側の右端側の周縁部付近にシーム44により縫着されている。
なお、テザー40Cの端部は、フロントパネル12の上半側の右端側の周縁部付近に縫着されてもよい。あるいは、フロントパネル12とリヤパネル14の周縁部同士を縫合する際に、テザー40Cの端部をこれらと一緒に縫い合わせることにより、テザー40Cの端部をエアバッグ10Cの右側部に連結するようにしてもよい。
このテザー40Cは、エアバッグ10Cが定常にて膨張し、該エアバッグ10Cの上部が左右方向において最大まで膨張したときに、蓋体30Cと該エアバッグ10Cの上部の右側部との間でピンと張った状態となり、該蓋体30Cを、エアバッグ10Cの内部側から開閉型ベントホール20に重なった状態に保持しうる長さ、即ち、蓋体30Cがエアバッグ10C内のガス圧により開閉型ベントホール20を通ってエアバッグ10C外に押し出されることを阻止し、且つ蓋体30Cをリヤパネル14の内側面からエアバッグ10Cの内側に離隔させない程度に、該蓋体30Cをエアバッグ10Cの内側に引っ張りうる長さを有している。
この実施の形態でも、リヤパネル14のうち、エアバッグ10Cの定常膨張時にステアリングホイール1の開放部1dと対面する領域であって、且つ蓋体30C及びテザー40Cが重ならない領域に、常時エアバッグ10Cの内外を連通する1対の常開型ベントホール23が設けられている。
このエアバッグ10Cのその他の構成は、前述の実施の形態のエアバッグ10Bと同様である。第14〜16図において第10〜13図と同一の符号は同一の部分を示している。
このように構成された運転席用エアバッグ10Cを有するエアバッグ装置を備えたステアリングデバイスの作動は次の通りである。
このステアリングデバイスにあっても、車両の衝突時等には、インフレータ3が作動し、このインフレータ3からのガスによりエアバッグ10Cが膨張を開始する。このエアバッグ10Cは、モジュールカバー4を押し開いてステアリングホイール1の乗員側に膨らみ出す。
この際、乗員がステアリングホイール1から所定以上離隔して着座している場合には、エアバッグ10Cが全体としてステアリングホイール1の乗員側に展開する。
この場合、第14図及び第16図(a)に示すように、エアバッグ10Cの上部が左右方向に最大まで膨張するので、蓋体30Cとエアバッグ10Cの上部の右側部との間隔が大きくなり、これらの間でテザー40Cがピンと張った状態となる。これにより、蓋体30Cがエアバッグ10Cの内部側から開閉型ベントホール20に重なった状態に保持され、該開閉型ベントホール20が閉鎖される。この結果、該開閉型ベントホール20からのガスの流出が規制され、エアバッグ10Cが速やかに膨張展開する。
なお、この実施の形態でも、開閉型ベントホール20は、リヤパネル14のうち、エアバッグ10Cの定常膨張時にステアリングホイール1の環状部1bと重なる位置に配置されているので、このエアバッグ10Cの定常膨張時には、該エアバッグ10Cの外部側から蓋体30Cがステアリングホイール1の環状部1bによって支持されるようになる。そのため、この蓋体30Cによる開閉型ベントホール20の閉鎖性が高い。
この膨張したエアバッグ10Cに乗員が接触した場合には、各常開型ベントホール23を通してエアバッグ10C外にガスが流出することにより、乗員がこのエアバッグ10Cによってソフトに受け止められる。
このエアバッグ10Cの膨張時に、乗員がステアリングホイール1に対し所定距離よりも近接した状態となっている場合には、エアバッグ10Cの上部が、この乗員とステアリングホイール1との間から逃げるように、突出部10aとしてステアリングホイール1の開放部1dを通って該ステアリングホイール1の反乗員側に突出する。
この場合、該突出部10aは、開放部1dを取り囲むステアリングホイール1の中央部1a、左右のスポーク部1c,1c及び環状部1bによって膨張が拘束されるため、第15図及び第16図(b)のように、定常膨張時に比べてエアバッグ10Cの上部の左右方向の幅が小さくなるので、テザー40Cが蓋体30Cとエアバッグ10Cの上部の右側部との間で弛んだ状態となる。
そのため、蓋体30Cが、このテザー40Cの弛みの分、エアバッグ10C内のガス圧により開閉型ベントホール20からエアバッグ10C外に押し出される。この結果、開閉型ベントホール20が開放され、開閉型ベントホール20と各常開型ベントホール23とを通ってエアバッグ10Cの突出部10aからスムーズにガスが流出するようになる。これにより、この膨張したエアバッグ10Cから乗員に加えられる力が軽減される。
この実施の形態では、蓋体30Cの右端側とエアバッグ10Cの右側部とをテザー40Cで連結しているが、蓋体30Cの右端側をリヤパネル14に縫着し、この蓋体30Cの左端側を、テザー40Cによりエアバッグ10Cの左側部と連結してもよい。
第17図はさらに別の実施の形態に係る運転席用エアバッグの定常膨張時の断面図(正面図)、第18図は第17図のXVIII−XVIII線に沿う断面図、第19図はこの運転席用エアバッグの折り畳み途中時の正面図、第20図は第19図のXX−XX線に沿う断面図、第21図はこの運転席用エアバッグの定常膨張時の断面斜視図、第22図はこの運転席用エアバッグの近接膨張時の断面斜視図、第23図(a),(b)は、それぞれ、この運転席用エアバッグの定常膨張時及び近接膨張時の蓋体の作動を示す断面図である。
なお、第17,21,22図は、それぞれ、エアバッグの膨張時の厚み方向の中間付近における、ステアリングホイールの乗員側の面に沿う方向の断面を示し、第23図は、ベントホールの中心付近を通る、ステアリングホイールの乗員側の面に沿う方向と交叉方向の断面を示している。
この運転席用エアバッグ10Dにおいても、リヤパネル14の上半側の非周縁部であって、このエアバッグ10Dの定常膨張時にステアリングホイール1の環状部1bと重なる領域に、蓋体30Dによって開閉される開閉型ベントホール20が設けられている。
この実施の形態でも、該蓋体30Dは、エアバッグ10Dの内部側から開閉型ベントホール20に重なっている。
該蓋体30Dは、開閉型ベントホール20を左右方向に横切るように配置されており、その左右方向の一端側(この実施の形態では左端側)が、シーム34によりリヤパネル14に縫着されている。即ち、この実施の形態でも、該蓋体30Dは、左端側が固定端となっており、右端側が自由端となっている。
また、この実施の形態でも、蓋体制御手段として、エアバッグ10Dの内部において、該蓋体30Dの左右方向の他端側(この実施の形態では右端側)と、エアバッグ10Dの該他端側の側部(この実施の形態では右側部)とを繋ぐテザー40Dが設けられている。第17図の通り、この実施の形態では、該蓋体30Dとテザー40Dとは、1本の帯状のパネルにより一連一体に構成されている。ただし、これらは別体に構成されてもよい。
この実施の形態では、開閉型ベントホール20よりも蓋体30Dの該他端側(即ち右端側)に、テザー40Dが掛け通される掛通部50が設けられている。該掛通部50は、この実施の形態では、略長方形状の小クロスを、その長手方向をテザー40Dの延在方向と交叉方向(即ち略上下方向)としてリヤパネル14の内面に重ね合わせ、該長手方向の両端側をシーム51によりリヤパネル14に縫着してなるものである。ただし、掛通部50の構成はこれに限定されない。
この実施の形態では、テザー40Dは、リヤパネル14の内面に沿って蓋体30Dから右側に引き回され、途中部が該掛通部50に掛け通された後、先端がエアバッグ10Dの右側部に連結されている。
なお、この実施の形態では、フロントパネル12とリヤパネル14の周縁部同士をシーム15(第18,20図)で縫合する際に、テザー40Dの端部をこれらと一緒に縫い合わせることにより、テザー40Dの端部がエアバッグ10Dの右側部に連結されているが、このテザー40Dの端部はリヤパネル14の右端側の周縁部付近に縫着されてもよく、あるいはフロントパネル12の右端側の周縁部付近に縫着されてもよい。
このテザー40Dは、エアバッグ10Dが定常にて膨張し、該エアバッグ10Dの上部が左右方向において最大まで膨張したときに、蓋体30Dと該エアバッグ10Dの上部の右側部との間でピンと張った状態となる長さを有している。このように蓋体30Dとエアバッグ10Dの上部の右側部との間でテザー40Dがピンと張った状態となると、蓋体30Dの自由端側(右端側)がテザー40により固定端側(左端側)から離反する方向に引張られ、これにより蓋体30Dがリヤパネル14の内面に沿って緊張して開閉型ベントホール20に重なる。この結果、開閉型ベントホール20が蓋体30Dによって閉鎖されるようになる。
この実施の形態では、蓋体30Dのうち、該蓋体30Dが開閉型ベントホール20に重なった状態において該開閉型ベントホール20よりもテザー40D側となる領域に、1対の開口45,45が設けられている。これらの開口45,45は、この実施の形態では、それぞれテザー40Dの長手方向に延在した長孔状のものであり、該テザー40Dの幅方向に位置を異ならせて並列に配設されている。
第17図の通り、この実施の形態では、リヤパネル14のうち、エアバッグ10Dの定常膨張時にステアリングホイール1の環状部1bの上縁よりも上方に展開する領域に、常時エアバッグ10Dの内外を連通する1対の常開型ベントホール23が設けられている。この実施の形態では、これらの常開型ベントホール23は、リヤパネル14の周方向に位置を異ならせて配置されている。
このエアバッグ10Dのその他の構成は、前述の実施の形態のエアバッグ10Cと同様である。第17〜23図において第14〜16図と同一の符号は同一の部分を示している。
この実施の形態では、エアバッグ10Dを折り畳むに当っては、第19,20図に示すように、まずフロントパネル12及びリヤパネル14を平たく展延させ、次いで、このエアバッグ10Dの左右の側部をそれぞれ該エアバッグ10Dの内部側に折り込む。この際、第20図の通り、テザー40Dがエアバッグ10Dの内部で弛むので、この弛みの分、蓋体30Dとテザー40Dの該蓋体30D側とを開閉型ベントホール20からエアバッグ10Dの外部に引き出す。これにより、予め開閉型ベントホール20を開としておく。
その後、このエアバッグ10Dを上下方向及び左右方向に折り畳んで最終折り畳み体(図示略)とし、ケーシング2に収容する。なお、この最終折り畳み体とするまでのエアバッグ10Dの折り畳み方法は任意である。
このように構成された運転席用エアバッグ10Dを有するエアバッグ装置を備えたステアリングデバイスの作動は次の通りである。
このステアリングデバイスにあっても、車両の衝突時等には、インフレータ3が作動し、このインフレータ3からのガスによりエアバッグ10Dが膨張を開始する。このエアバッグ10Dは、モジュールカバー4を押し開いてステアリングホイール1の乗員側に膨らみ出す。
この際、乗員がステアリングホイール1から所定以上離隔して着座している場合には、第17図の通り、エアバッグ10Dが全体としてステアリングホイール1の乗員側に展開する。
この場合、第21図及び第23図(a)に示すように、エアバッグ10Dの上部が左右方向に最大まで膨張するので、蓋体30Dとエアバッグ10Dの上部の右側部との間隔が大きくなり、これらの間でテザー40Dがピンと張った状態となる。これにより、蓋体30Dがテザー40Dに引っ張られて開閉型ベントホール20を通ってエアバッグ10D内に引き込まれると共に、リヤパネル14の内面に沿って緊張して該開閉型ベントホール20に重なる。この結果、該開閉型ベントホール20からのガスの流出が規制され、エアバッグ10Dが速やかに膨張展開する。
なお、この実施の形態でも、開閉型ベントホール20は、リヤパネル14のうち、エアバッグ10Dの定常膨張時にステアリングホイール1の環状部1bと重なる位置に配置されているので、このエアバッグ10Dの定常膨張時には、該エアバッグ10Dの外部側から蓋体30Dがステアリングホイール1の環状部1bによって支持されるようになる。そのため、この蓋体30Dによる開閉型ベントホール20の閉鎖性が高い。
この膨張したエアバッグ10Dに乗員が接触した場合には、各常開型ベントホール23を通してエアバッグ10D外にガスが流出することにより、乗員がこのエアバッグ10Dによってソフトに受け止められる。
このエアバッグ10Dの膨張時に、乗員がステアリングホイール1に対し所定距離よりも近接した状態となっている場合には、エアバッグ10Dの上部が、この乗員とステアリングホイール1との間から逃げるように、突出部10aとしてステアリングホイール1の開放部1dを通って該ステアリングホイール1の反乗員側に突出する。
この場合、該突出部10aは、開放部1dを取り囲むステアリングホイール1の中央部1a、左右のスポーク部1c,1c及び環状部1bによって膨張が拘束されるため、第22図及び第23図(b)のように、定常膨張時に比べてエアバッグ10Dの上部の左右方向の幅が小さくなるので、テザー40Dが蓋体30Dとエアバッグ10Dの上部の右側部との間で弛んだ状態となる。
そのため、蓋体30Dは、このテザー40Dによって開閉型ベントホール20からエアバッグ10D内に引き込まれず、エアバッグ10D外に位置したままとなっている。この結果、開閉型ベントホール20は開放されたままとなり、この開閉型ベントホール20と各常開型ベントホール23とを通ってエアバッグ10Dの突出部10aからスムーズにガスが流出する。これにより、この膨張したエアバッグ10Dから乗員に加えられる力が軽減される。
この実施の形態では、エアバッグ10Dの折り畳み時に蓋体30Dを開閉型ベントホール20からエアバッグ10D外に引っ張り出してあるので、該開閉型ベントホール20は、エアバッグ10Dの膨張開始時から開となっている。従って、このエアバッグ10Dの近接膨張時には、膨張開始時から、該開閉型ベントホール20を介してエアバッグ10Dの突出部10aからガスが流出する。そのため、この突出部10aの膨張(突出部10a内の圧力上昇)が抑制され、該突出部10aがスムーズにステアリングホイール1の開放部1dを通り抜けて反乗員側に突出するようになる。
なお、この実施の形態では、蓋体30Dのテザー40D側に開口45が設けられているので、開閉型ベントホール20からエアバッグ10D外に流出したガスが蓋体30Dの裏側(エアバッグ10D側)に吹き当っても、このガスは、該開口45を通り抜けて蓋体30Dの表側(エアバッグ10Dと反対側)へ流出することができる。そのため、開閉型ベントホール20からエアバッグ10D外にスムーズにガスが流出する。
この実施の形態では、蓋体30Dの右端側とエアバッグ10Dの右側部とをテザー40Dで連結しているが、蓋体30Dの右端側をリヤパネル14に縫着し、この蓋体30Dの左端側を、テザー40Dによりエアバッグ10Dの左側部と連結してもよい。
この実施の形態では、エアバッグ10Dの折り畳み時に蓋体30を開閉型ベントホール20からエアバッグ10D外に引っ張り出しておくことにより、開閉型ベントホール20を予め開としているが、開閉型ベントホール20を予め開としておく方法はこれに限定されない。
第24図は、開閉型ベントホール20を予め開としておくための別の構成例を示す、第20図と同一部分における断面図、第25図は第24図のXXV部分の平面図、第26図(a),(b)は、それぞれ、この実施の形態の運転席用エアバッグの定常膨張時及び近接膨張時の蓋体の作動を示す、第23図と同一部分における断面図である。
この実施の形態のエアバッグ10D’においては、該エアバッグ10D’を折り畳むに当り、まずフロントパネル12及びリヤパネル14を平たく展延させ、次いで、このエアバッグ10D’の左右の側部をそれぞれ該エアバッグ10D’の内部側に折り込んだ後、第24,25図の通り、テザー40Dの弛みの分、蓋体30Dの自由端側(右端側)を固定端側(左端側)に引き寄せ、この蓋体30Dの該自由端側に設けられた開口45を開閉型ベントホール20に重ね合わせる。そして、このように開口45と開閉型ベントホール20とが重なった状態が維持されるように、蓋体30Dの該自由端側を固定端側にテアシーム35で縫着する。
このテアシーム35は、エアバッグ10D’の内圧が所定圧以上になると破断して該蓋体30Dの自由端側と固定端側との結合を解除するように構成されている。
その後、前述の実施の形態のエアバッグ10Dと同様に、このエアバッグ10D’も任意の折り畳み方法により上下方向及び左右方向に折り畳まれて最終折り畳み体とされ、ケーシング2内に収容される。
このエアバッグ10D’のその他の構成は、前述の実施の形態のエアバッグ10Dと同様であり、第24〜26図において第17〜23図と同一符号は同一部分を示している。
このエアバッグ10D’にあっては、定常膨張時には、第26図(a)に示すように、エアバッグ10D’の上部が左右方向に最大まで膨張するので、蓋体30Dとエアバッグ10Dの上部の右側部との間隔が大きくなり、これらの間でテザー40Dがピンと張った状態となる。これにより、蓋体30Dの自由端側が固定端側から離反する方向に引っ張られてテアシーム35が破断し、その後、蓋体30Dがテザー40Dに引っ張られてリヤパネル14の内面に沿って展開して開閉型ベントホール20に重なる。この結果、該開閉型ベントホール20からのガスの流出が規制され、エアバッグ10D’が速やかに膨張展開する。
また、このエアバッグ10D’の近接膨張時には、第26図(b)のように、ステアリングホイール1によって該エアバッグ10D’の上部(突出部10a)の膨張が拘束されるため、テザー40Dが蓋体30Dとエアバッグ10Dの上部の右側部との間で弛んだ状態となるが、蓋体30Dのうち開閉型ベントホール20に重なった部分(開口45の周縁部)に作用するエアバッグ10D’の内部のガス圧により、蓋体30Dの自由端側がエアバッグ10D’の外部側に引っ張られるため、この引っ張り力によりテアシーム35が破断し、蓋体35Dが開閉型ベントホール20からエアバッグ10D’外に押し出される。
この結果、開閉型ベントホール20が開となり、この開閉型ベントホール20と各常開型ベントホール23とを通ってエアバッグ10D’の突出部10aからスムーズにガスが流出する。これにより、この膨張したエアバッグ10D’から乗員に加えられる力が軽減される。
この実施の形態では、エアバッグ10D’の折り畳み時に蓋体30Dの自由端側の開口45が開閉型ベントホール20に重なった状態としてあるので、開閉型ベントホール20は、この開口45を介して、エアバッグ10D’の膨張開始時から開となっている。従って、このエアバッグ10D’の近接膨張時には、膨張開始時から、該開口45及び開閉型ベントホール20を介してエアバッグ10D’の突出部10aからガスが流出する。そのため、この突出部10aの膨張(突出部10a内の圧力上昇)が抑制され、該突出部10aがスムーズにステアリングホイール1の開放部1dを通り抜けて反乗員側に突出するようになる。
なお、この実施の形態でも、開閉型ベントホール20からエアバッグ10D’外に流出したガスが蓋体30Dの裏側(エアバッグ10D’側)に吹き当っても、このガスは、該開口45を通り抜けて蓋体30Dの表側(エアバッグ10D’と反対側)へ流出することができる。そのため、開閉型ベントホール20からエアバッグ10D’外にスムーズにガスが流出する。
第27図はさらに別の実施の形態に係る運転席用エアバッグの定常膨張時の断面図(正面図)、第28図は第27図のXXVIII−XXVIII線に沿う断面図、第29図はこの運転席用エアバッグの折り畳み途中時の断面図、第30図はこの運転席用エアバッグの定常膨張時の蓋体の作動を示す断面図、第31図はこの運転席用エアバッグの近接膨張時の蓋体の作動を示す断面図である。
なお、第27図は、エアバッグの膨張時の厚み方向の中間付近における、ステアリングホイールの乗員側の面に沿う方向の断面を示し、第29,30,31図は、それぞれ、第28図と同一部分における断面を示している。
この運転席用エアバッグ10Eにおいては、リヤパネル14の上半側の非周縁部であって、このエアバッグ10Eの定常膨張時にステアリングホイール1の環状部1bと重ならない領域に、蓋体30Eによって開閉される開閉型ベントホール20が設けられている。この実施の形態では、該開閉型ベントホール20は、エアバッグ10Eの定常膨張時にステアリングホイール1の開放部1dに臨む位置に配置されている。
この実施の形態でも、該蓋体30Eは、エアバッグ10Eの内部側から開閉型ベントホール20に重なっている。この蓋体30Eは、該開閉型ベントホール20を左右方向に横切るように配置されている。
この実施の形態では、蓋体制御手段として、エアバッグ10Eの内部において、該蓋体30Eの左右方向の一端側(この実施の形態では右端側)とエアバッグ10Eの該一端側の側部(この実施の形態では右側部)とを繋ぐサイド側テザー40Eと、該蓋体30Eの左右方向の他端側(この実施の形態では左端側)とエアバッグ10Eのフロントパネル12とを繋ぐフロント側テザー40Fとが設けられている。第17図の通り、この実施の形態では、該蓋体30Eとサイド側及びフロント側の両テザー40E,40Fとは、1本の帯状のパネルにより一連一体に構成されている。ただし、これらは別体に構成されてもよい。
この実施の形態では、開閉型ベントホール20の右側に、サイド側テザー40Eが掛け通される掛通部50が設けられ、開閉型ベントホール20の左側に、フロント側テザー40Fが掛け通される掛通部52が設けられている。この実施の形態でも、これらの掛通部50,52は、それぞれ、略長方形状の小クロスを、その長手方向を略上下方向としてリヤパネル14の内面に重ね合わせ、該長手方向の両端側をシーム51によりリヤパネル14に縫着してなるものである。
この実施の形態では、サイド側テザー40Eは、リヤパネル14の内面に沿って蓋体30Eから右側に引き回され、途中部が開閉型ベントホール20の右側の掛通部50に掛け通された後、先端がエアバッグ10Eの右側部に連結されている。また、フロント側テザー40Fは、リヤパネル14の内面に沿って蓋体30Eから左側に引き回され、途中部が開閉型ベントホール20の左側の掛通部52に掛け通された後、先端がエアバッグ10Eのフロントパネル12の中央付近に連結されている。
なお、この実施の形態では、フロントパネル12とリヤパネル14の周縁部同士をシーム15で縫合する際に、サイド側テザー40Eの端部をこれらと一緒に縫い合わせることにより、サイド側テザー40Eの端部がエアバッグ10Eの右側部に連結されている。また、フロント側テザー40Fは、シーム46により該フロントパネル12に縫着されている。
該サイド側テザー40E及びフロント側テザー40Fは、エアバッグ10Eが定常にて膨張し、該エアバッグ10Eが左右方向及び前後方向(即ち乗員側と反乗員側とを結ぶ方向)の双方において最大まで膨張したときに、それぞれ、蓋体30Eと該エアバッグ10Eの右側部との間、並びに蓋体30Eとフロントパネル12との間でピンと張った状態となる長さを有している。
このように蓋体30Eと該エアバッグ10Eの右側部との間、並びに蓋体30Eとフロントパネル12との間で各テザー40E,40Fがそれぞれピンと張った状態となると、蓋体30Eの左端側と右端側とが互いに離反する方向へ引っ張られ、これにより蓋体30Eがリヤパネル14の内面に沿って緊張して開閉型ベントホール20に重なる。この結果、開閉型ベントホール20が蓋体30Eによって閉鎖されるようになる。
この実施の形態でも、蓋体30Eのうち、該蓋体30Eが開閉型ベントホール20に重なった状態において該開閉型ベントホール20よりもサイド側テザー40E側となる領域に、1対の開口45,45が設けられている。これらの開口45,45は、この実施の形態でも、それぞれサイド側テザー40Eの長手方向に延在した長孔状のものであり、該サイド側テザー40Eの幅方向に位置を異ならせて並列に配設されている。
第27図の通り、この実施の形態でも、リヤパネル14のうち、エアバッグ10Eの定常膨張時にステアリングホイール1の環状部1bの上縁よりも上方に展開する領域に、常時エアバッグ10Eの内外を連通する1対の常開型ベントホール23が設けられている。この実施の形態では、これらの常開型ベントホール23は、リヤパネル14の周方向に位置を異ならせて配置されている。
このエアバッグ10Eのその他の構成は、前述の実施の形態のエアバッグ10Dと同様である。第27〜31図において第17〜23図と同一の符号は同一の部分を示している。
この実施の形態でも、エアバッグ10Eを折り畳むに当っては、第29図に示すように、まずフロントパネル12及びリヤパネル14を平たく展延させ、次いで、このエアバッグ10Eの左右の側部をそれぞれ該エアバッグ10Eの内部側に折り込んだ後、サイド側テザー40Eの弛みの分、蓋体30Eとサイド側テザー40Eの該蓋体30E側とを開閉型ベントホール20からエアバッグ10Eの外部に引き出す。これにより、予め開閉型ベントホール20を開としておく。
その後、このエアバッグ10Eを任意の折り畳み方法により上下方向及び左右方向に折り畳んで最終折り畳み体とし、ケーシング2に収容する。
このように構成された運転席用エアバッグ10Eを有するエアバッグ装置を備えたステアリングデバイスの作動は次の通りである。
このステアリングデバイスにあっても、車両の衝突時等には、インフレータ3が作動し、このインフレータ3からのガスによりエアバッグ10Eが膨張を開始する。このエアバッグ10Eは、モジュールカバー4を押し開いてステアリングホイール1の乗員側に膨らみ出す。
この際、乗員がステアリングホイール1から所定以上離隔して着座している場合には、第27図の通り、エアバッグ10Eが全体としてステアリングホイール1の乗員側に展開する。
この場合、第28図及び第30図(a)に示すように、エアバッグ10Eの上部が左右方向及び前後方向の双方に最大まで膨張するので、蓋体30Eとエアバッグ10Eの上部の右側部との間隔、並びに蓋体30Eとエアバッグ10Eのフロントパネル12との間隔が大きくなり、これらの間でサイド側テザー40E及びフロント側テザー40Fがそれぞれピンと張った状態となる。
これにより、蓋体30Eがサイド側テザー40Eに引っ張られて開閉型ベントホール20を通ってエアバッグ10E内に引き込まれると共に、その左端側及び右端側が該サイド側テザー40E及びフロント側テザー40Fにより互いに反対方向へ引っ張られることにより、該蓋体30Eがリヤパネル14の内面に沿って緊張して該開閉型ベントホール20に重なる。この結果、該開閉型ベントホール20からのガスの流出が規制され、エアバッグ10Eが速やかに膨張展開する。
このように定常にて膨張したエアバッグ10Eに乗員が接触した場合には、第30図(b)の通り、このエアバッグ10Eのフロントパネル12が乗員に押されて反乗員側に後退するのに伴い、フロント側テザー40Fが該フロントパネル12とリヤパネル14との間で弛む。そのため、蓋体30Eが、このフロント側テザー40Fの弛みの分、エアバッグ10E内のガス圧により開閉型ベントホール20からエアバッグ10E外に押し出される。この結果、開閉型ベントホール20が開放され、この開閉型ベントホール20と各常開型ベントホール23とを通してエアバッグ10E外にガスが流出するため、乗員がこのエアバッグ10Eによってソフトに受け止められる。
このエアバッグ10Eにあっては、このように、該エアバッグ10Eが定常にて膨張した場合でも、この膨張したエアバッグ10Eに乗員が接触した場合には開閉型ベントホール20が開となるため、この開閉型ベントホール20と各常開型ベントホール23の双方からガスが流出することによって、よりソフトに乗員を受け止めることができる。
このエアバッグ10Eの膨張時に、乗員がステアリングホイール1に対し所定距離よりも近接した状態となっている場合には、エアバッグ10Eの上部が、この乗員とステアリングホイール1との間から逃げるように、突出部10aとしてステアリングホイール1の開放部1dを通って該ステアリングホイール1の反乗員側に突出する。
この場合、該突出部10aは、開放部1dを取り囲むステアリングホイール1の中央部1a、左右のスポーク部1c,1c及び環状部1bによって膨張が拘束されるため、第31図のように、定常膨張時に比べてエアバッグ10Eの上部の左右方向及び上下方向の幅が小さくなるので、サイド側テザー40Eとフロント側テザー40Fとが、それぞれ、蓋体30Eとエアバッグ10Eの上部の右側部との間、並びに蓋体30Eとエアバッグ10Eのフロントパネル12との間で弛んだ状態となる。
そのため、蓋体30Eは、これらのテザー40E,40Fによって開閉型ベントホール20からエアバッグ10E内に引き込まれず、エアバッグ10E外に位置したままとなっている。この結果、開閉型ベントホール20は開放されたままとなり、この開閉型ベントホール20と各常開型ベントホール23とを通ってエアバッグ10Eの突出部10aからスムーズにガスが流出する。これにより、この膨張したエアバッグ10Eから乗員に加えられる力が軽減される。
この実施の形態でも、エアバッグ10Eの折り畳み時に蓋体30Eを開閉型ベントホール20からエアバッグ10E外に引っ張り出してあるので、該開閉型ベントホール20は、エアバッグ10Eの膨張開始時から開となっている。従って、このエアバッグ10Eの近接膨張時には、膨張開始時から、該開閉型ベントホール20を介してエアバッグ10Eの突出部10aからガスが流出する。そのため、この突出部10aの膨張(突出部10a内の圧力上昇)が抑制され、該突出部10aがスムーズにステアリングホイール1の開放部1dを通り抜けて反乗員側に突出するようになる。
この実施の形態でも、蓋体30Eのサイド側テザー40E側に開口45が設けられているので、開閉型ベントホール20からエアバッグ10E外に流出したガスが蓋体30Eの裏側(エアバッグ10E側)に吹き当っても、このガスは、該開口45を通り抜けて蓋体30Eの表側(エアバッグ10Eと反対側)へ流出することができる。そのため、開閉型ベントホール20からエアバッグ10E外にスムーズにガスが流出する。
この実施の形態では、蓋体30Eの右端側とエアバッグ10Eの右側部とをサイド側テザー40Eで連結し、蓋体30Eの左端側とエアバッグ10Eのフロントパネル12とをフロント側テザー40Fで連結しているが、蓋体30Eの右端側とエアバッグ10Eのフロントパネル12とをフロント側テザー40Fで連結し、蓋体30Eの左端側とエアバッグ10Eの左側部とをサイド側テザー40Eで連結するようにしてもよい。
上記の各実施の形態は、いずれも本発明の一例を示すものであり、本発明は上記の各実施の形態に限定されるものではない。
例えば、本発明では、蓋体は、エアバッグの定常膨張時には開閉型ベントホールを小開度とし、近接膨張時にはこの開閉型ベントホールを大開度とするものであってもよい。
実施の形態に係る運転席用エアバッグを備えたエアバッグ装置をステアリングホイールに設置してなるステアリングデバイスの正面図である。 図1のステアリングデバイスにおける運転席用エアバッグの定常膨張時の正面図である。 図1のステアリングデバイスにおける運転席用エアバッグの定常膨張時の断面斜視図である。 図1のステアリングデバイスにおける運転席用エアバッグの近接膨張時の正面図である。 図1のステアリングデバイスにおける運転席用エアバッグの近接膨張時の断面斜視図である。 図1のステアリングデバイスにおける運転席用エアバッグの定常膨張時及び近接膨張時の蓋体の作動を示す断面図である。 実施の形態に係る運転席用エアバッグの定常膨張時の断面斜視図である。 図7の運転席用エアバッグの近接膨張時の断面斜視図である。 図7の運転席用エアバッグの定常膨張時及び近接膨張時の蓋体の作動を示す断面図である。 実施の形態に係る運転席用エアバッグの定常膨張時の断面図(正面図)である。 図10の運転席用エアバッグの定常膨張時の断面斜視図である。 図10の運転席用エアバッグの近接膨張時の断面斜視図である。 図10の運転席用エアバッグの定常膨張時及び近接膨張時の蓋体の作動を示す断面図である。 実施の形態に係る運転席用エアバッグの定常膨張時の断面斜視図である。 図14の運転席用エアバッグの近接膨張時の断面斜視図である。 図14の運転席用エアバッグの定常膨張時及び近接膨張時の蓋体の作動を示す断面図である。 実施の形態に係る運転席用エアバッグの定常膨張時の断面図(正面図)である。 図17のXVIII−XVIII線に沿う断面図である。 図17の運転席用エアバッグの折り畳み途中時の正面図である。 図19のXX−XX線に沿う断面図である。 実施の形態に係る運転席用エアバッグの定常膨張時の断面斜視図である。 図21の運転席用エアバッグの近接膨張時の断面斜視図である。 図21の運転席用エアバッグの定常膨張時及び近接膨張時の蓋体の作動を示す断面図である。 実施の形態に係る運転席用エアバッグの折り畳み途中時の断面図である。 図24のXXV部分の平面図である。 図24の運転席用エアバッグの定常膨張時及び近接膨張時の蓋体の作動を示す断面図である。 実施の形態に係る運転席用エアバッグの定常膨張時の断面図(正面図)である。 図27のXXVIII−XXVIII線に沿う断面図である。 図27の運転席用エアバッグの折り畳み途中時の断面図である。 図27の運転席用エアバッグの定常膨張時の蓋体の作動を示す断面図である。 図27の運転席用エアバッグの近接膨張時の蓋体の作動を示す断面図である。
符号の説明
10,10A,10B,10C,10D,10D’,10E,10F エアバッグ
12 フロントパネル
14 リヤパネル
20 開閉型ベントホール
21,23 常開型ベントホール
30,30A,30B,30C,30D,30E 蓋体
35 テアシーム
40,40A,40C,40D,40E,40L,40R テザー
45 開口
50,52 掛通部

Claims (12)

  1. ステアリングの乗員側に展開可能な運転席用エアバッグであって、
    該エアバッグの一部は、該ステアリングに乗員が近接している場合にステアリングの開放部を通ってステアリングの反乗員側へ突出して膨張する突出部となっている運転席用エアバッグにおいて、
    該突出部にベントホール及び該ベントホールに重なりうる蓋体が設けられており、
    該エアバッグには、該突出部が前記反乗員側に突出するようにエアバッグが膨張する近接膨張時には該ベントホールを開又は大開度とし、該エアバッグが全体としてステアリングの乗員側に膨張する定常膨張時には該ベントホールを閉又は小開度とする蓋体制御手段が設けられていることを特徴とする運転席用エアバッグ。
  2. 請求項1において、該ベントホールは、突出部の左右にそれぞれ設けられており、
    前記蓋体は、エアバッグの外面からベントホールに重なるように各ベントホールにそれぞれ配置されており、
    前記蓋体制御手段は、該エアバッグ内を通って左右の蓋体同士を繋ぐテザーであり、
    該テザーは、前記近接膨張時には、左右の蓋体同士の間で弛んで、これらの蓋体が各ベントホールから離隔した状態となることを許容し、前記定常膨張時には、左右の蓋体同士の間で緊張して、これらの蓋体を各ベントホールに重なった状態とする長さを有していることを特徴とする運転席用エアバッグ。
  3. 請求項1において、該ベントホールは突出部におけるエアバッグの非周縁部に設けられており、
    前記蓋体は、エアバッグの外面からベントホールに重なるように配置されており、
    該蓋体の左右方向の一端側がエアバッグに結合されており、
    前記蓋体制御手段は、該エアバッグ内を通って該蓋体の左右方向の他端側(以下、「自由端側」と称する。)と該エアバッグの該他端側の側部とを繋ぐテザーであり、
    該テザーは、前記近接膨張時には、蓋体の該自由端側とエアバッグの該他端側の側部との間で弛んで、該蓋体がベントホールから離隔した状態となることを許容し、前記定常膨張時には、蓋体の該自由端側とエアバッグの該他端側の側部との間で緊張して、該蓋体を該ベントホールに重なった状態とする長さを有していることを特徴とする運転席用エアバッグ。
  4. 請求項1において、該ベントホールは、突出部におけるエアバッグの非周縁部に設けられており、
    前記蓋体は、エアバッグの内面からベントホールに重なるように配置されており、
    前記蓋体制御手段は、該エアバッグ内を通って該蓋体の左端部とエアバッグの左側部とを繋ぐ左テザーと、該エアバッグ内を通って該蓋体の右端部とエアバッグの右側部とを繋ぐ右テザーとからなり、
    該左テザー及び右テザーは、前記近接膨張時には、蓋体の左端部とエアバッグの左側部との間及び蓋体の右端部とエアバッグの右側部との間でそれぞれ弛んで、該蓋体がベントホールを通ってエアバッグ外に脱出した状態となることを許容し、前記定常膨張時には、蓋体とエアバッグの左側部との間及び蓋体とエアバッグの右側部との間でそれぞれ緊張して、該蓋体を該ベントホールに重なった状態とする長さを有していることを特徴とする運転席用エアバッグ。
  5. 請求項1において、該ベントホールは、突出部におけるエアバッグの非周縁部に設けられており、
    前記蓋体は、エアバッグの内面からベントホールに重なるように配置されており、
    該蓋体の左右方向の一端側(以下、「固定端側」と称する。)が該エアバッグに結合されており、
    前記蓋体制御手段は、該蓋体の左右方向の他端側(以下、「自由端側」と称する。)とエアバッグの該他端側の側部とを繋ぐテザーであり、
    該テザーは、前記近接膨張時には、蓋体の該自由端側とエアバッグの該他端側の側部との間で弛んで、該蓋体の該自由端側がベントホールを通ってエアバッグ外に張り出した状態となることを許容し、前記定常膨張時には、蓋体の該自由端側とエアバッグの該他端側の側部との間で緊張して、該蓋体を該ベントホールに重なった状態とする長さを有していることを特徴とする運転席用エアバッグ。
  6. 請求項1において、該ベントホールは、突出部におけるエアバッグの非周縁部に設けられており、
    前記蓋体は、エアバッグの内面からベントホールに重なるように配置されており、
    前記蓋体制御手段は、該エアバッグ内を通って該蓋体の左右方向の一端側とエアバッグの該一端側の側部とを繋ぐサイド側テザーと、該エアバッグ内を通って該蓋体の左右方向の他端側とエアバッグの乗員側面とを繋ぐフロント側テザーとからなり、
    該サイド側テザー及びフロント側テザーは、前記近接膨張時には、蓋体の該一端側とエアバッグの該一端側の側部との間及び蓋体の該他端側とエアバッグの該乗員側面との間でそれぞれ弛んで、該蓋体がベントホールを通ってエアバッグ外に脱出した状態となることを許容し、前記定常膨張時において、該エアバッグの該乗員側面に乗員が接触していない状態では、蓋体の該一端側とエアバッグの該一端側の側部との間及び蓋体の該他端側とエアバッグの該乗員側面との間でそれぞれ緊張して、該蓋体を該ベントホールに重なった状態とする長さを有しており、
    該定常膨張時において、該エアバッグの該乗員側面に乗員が接触したときには、蓋体の前記他端側とエアバッグの該乗員側面との間で該フロント側テザーが弛んで、該蓋体の該他端側がエアバッグ内のガス圧によりベントホールを通ってエアバッグ外に張り出し、これによりベントホールが開又は大開度となることを特徴とする運転席用エアバッグ。
  7. 請求項4ないし6のいずれか1項において、エアバッグは、膨張前は折り畳まれた状態とされており、
    エアバッグは、該エアバッグの乗員側面と反乗員側面とが重なり合うように平たく展延され、
    次いで、該エアバッグの左右の側部が該エアバッグの内部側に折り込まれ、
    この際、前記蓋体の少なくとも一部が前記ベントホールを通してエアバッグ外に引き出され、
    その後、最終折り畳み形状に折り畳まれていることを特徴とする運転席用エアバッグ。
  8. 請求項5において、前記蓋体のうち、該蓋体が前記ベントホールに重なった状態において該ベントホールよりも前記自由端側となる領域に開口が設けられており、
    エアバッグは、膨張前は折り畳まれた状態とされており、
    エアバッグは、該エアバッグの乗員側面と反乗員側面とが重なり合うように平たく展延され、
    次いで、該エアバッグの左右の側部が該エアバッグの内部側に折り込まれ、
    この際、前記蓋体は、前記開口が前記ベントホールと重なり合う位置まで、前記自由端側が前記固定端側に移動され、且つこの位置で該自由端側が該固定端側に対し結合手段により結合解除可能に結合され、
    その後、最終折り畳み形状に折り畳まれており、
    該結合手段は、エアバッグの内圧が所定圧以上になると、該蓋体の該自由端側と該固定端側との結合を解除することを特徴とする運転席用エアバッグ。
  9. 請求項1ないし8のいずれか1項において、前記ベントホールとは別に、常に開放している常開型ベントホールを備えていることを特徴とする運転席用エアバッグ。
  10. 請求項1ないし9のいずれか1項に記載の運転席用エアバッグを有するエアバッグ装置。
  11. 請求項10のエアバッグ装置をステアリングに設置してなるステアリングデバイス。
  12. 請求項11において、エアバッグは請求項2ないし9のいずれか1項に記載のものであり、
    該エアバッグの前記ベントホールは、前記定常膨張時にステアリングホイールに重なる位置に設けられていることを特徴とするステアリングデバイス。
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