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JP2008261440A - 車両の変速制御装置 - Google Patents

車両の変速制御装置 Download PDF

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JP2008261440A JP2007105109A JP2007105109A JP2008261440A JP 2008261440 A JP2008261440 A JP 2008261440A JP 2007105109 A JP2007105109 A JP 2007105109A JP 2007105109 A JP2007105109 A JP 2007105109A JP 2008261440 A JP2008261440 A JP 2008261440A
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Hiroshi Uejima
啓史 上島
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    • F16HGEARING
    • F16H59/00Control inputs to control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion
    • F16H59/02Selector apparatus
    • F16H59/0204Selector apparatus for automatic transmissions with means for range selection and manual shifting, e.g. range selector with tiptronic

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Abstract

【課題】運転者の意向に沿った変速段の切り替えを容易且つ速やかに行うことのできる車両の変速制御装置を提供する。
【解決手段】変速機制御コンピュータ15は、車両の走行状況に応じて変速段を自動設定する自動変速モードと、運転者が変速段を選択可能とする手動変速モードとを、運転者のシフトレバー装置12の操作に応じて切り替えるとともに、自動変速モードから手動変速モードへの切替操作と共にダウンシフトを実施するか否かを、その切替操作時のアクセルペダルの操作状況に基づいて判定することとした。これにより、運転者が、減速或いは加速のためのダウンシフトを行う目的で手動への変速モードの切替操作を行ったと推定されるときには、変速モードの切替操作だけで、自動的にダウンシフトが実施されるようにした。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両の走行状況に応じて変速段を自動設定する自動変速モードと、運転者が変速段を選択可能とする手動変速モードとを、運転者の操作に応じて切り替える車両の変速制御装置に関する。
近年、自動変速機の多段化に伴ない、選択可能な変速段のすべてをシフトゲート内に収めることが困難となっている。そこで、後述のようなシーケンシャルシフトが広く採用されるようになっている。シーケンシャルシフトを採用するシフト装置では、前進走行用に、「D(ドライブ)」レンジと「S(シーケンシャル)」レンジとの2つのレンジが設けられている。「D」レンジでは、車両の走行状況に応じて変速段が自動選択され、「S」レンジでは、シフトレバー操作を通じて運転者が変速段(厳密には、変速段の変更範囲の最高速段を定めるシフトレンジ)を任意に選択可能とされている。すなわち、かかる車両では、車両の走行状況に応じて変速段を自動設定する自動変速モードと、運転者が変速段を選択可能とする手動変速モードとを、運転者の操作に応じて切り替えることができるようになっている。
従来、こうした自動/手動の変速モードの切り替えを行う車両において、特許文献1では、手動変速モードの選択時には、運転者がよりスポーティな走行を要求していると推定して、自動変速モード時よりも同一アクセル操作量でのエンジン出力がより増大されるように、エンジン出力特性を出力増加側に移行させることが提案されている。すなわち、この技術では、自動から手動へと変速モードを切り替えた運転者の意図を推定し、その意図に合せたエンジン出力特性を設定するようにしている。
なお従来には、自動/手動の変速モードの切り替えを行う車両の変速制御装置として他にも、特許文献2〜6に記載のものなどが提案されている。例えば特許文献2には、下り坂発進中に変速モードが手動から自動へと切り替えられたときに、手動変速モードでの変速段を保持、或いは3速段とすることで、運転者に違和感を与えないようにする技術が記載されている。また特許文献3には、手動変速モードにおいて最低速変速段への切替操作が行われたときにも、車両が駆動走行状態に無ければ、最低速変速段への変速を禁止することで、最低速変速段での強力なエンジンブレーキの作用によって運転が困難となることを回避する技術が記載されている。特許文献4、5には、手動変速モードにおいても、オーバーレブやエンジンストールの発生が予測されるときには、運転者の操作によらない強制的なアップシフト、ダウンシフトを行う技術が記載されている。更に特許文献6には、ブレーキペダルの踏み込み量に応じてエンジンブレーキの必要性を判断し、エンジンブレーキが必要な場合には、手動操作による変速の実行間隔を短くして速やかなダウンシフトを許容する技術が記載されている。これらはいずれも、自動/手動の変速モードの切り替えを行う車両での変速挙動を運転者の意向に沿うように改善するものとなっている。ちなみに、これら従来技術のいずれにおいても、自動から手動への変速モードの切替操作時には、変速機の変速段はそれまでの変速段を維持するように構成されている。
特開平05−026064号公報 特開平10−238617号公報 特開平10−061755号公報 特開平09−257125号公報 特開2003−83444号公報 特開平10−331967号公報
ところで、運転者が自動から手動への変速モードの切り替えを行う状況としては、ダウンシフトを行ってエンジンブレーキを効かせたい場合や、同様にダウンシフトを行って車両の加速性を高めたい場合などが考えられる。こうした場合、運転者は、自動から手動への変速モードの切替操作を行った上で、ダウンシフト操作を改めて行う必要があり、複数の操作が必要となるため、所望とする変速段への変更を速やかに行うことが困難となっている。もっとも、自動から手動への変速モードの切り替えは、上記のような意図をもって行われることばかりではないため、自動から手動への変速モードの切替操作時に一律にダウンシフトを実施してしまっては、運転者の意向に必ずしも沿えないことになってしまう。
本発明は、こうした実状に鑑みてなされたものであって、その解決しようとする課題は、運転者の意向に沿った変速段の切り替えを容易且つ速やかに行うことのできる車両の変速制御装置を提供することにある。
以下、上記課題を解決するための手段、及びその作用効果を記載する。
請求項1に記載の発明は、車両の走行状況に応じて変速段を自動設定する自動変速モードと、運転者が変速段を選択可能とする手動変速モードとを、運転者の操作に応じて切り替える車両の変速制御装置において、前記自動変速モードから前記手動変速モードへの切替操作と共にダウンシフトを実施するか否かを、アクセルペダルの操作状況に基づいて判定するダウンシフト実施判定手段を備えることをその要旨としている。
上記構成では、自動から手動への変速モードの切替操作が行われたときに、その切替操作と共にダウンシフトを実施するか否かを、そのときのアクセルペダルの操作状況に基づいて判定するようにしている。アクセルペダルの操作状況からは、変速モードの切替操作を行った運転者の意向をある程度推測することができる。そこで上記構成では、切替操作時のアクセルペダルの操作状況に基いて、運転者がダウンシフトを行うべく手動への変速モードの切替操作を行ったか否かを判定し、必要に応じて変速モードの切替操作と共に変速機のダウンシフトを自動的に実施するようにしている。そのため、運転者がダウンシフトを行う意図をもって手動への変速モードの切替を行ったと推定されるときには、手動への変速モードの切替操作を行っただけで、変速機のダウンシフトが自動的に実施されるようになる。すなわち、運転者は、改めてダウンシフト操作を行わずとも、変速モードの切替操作だけで、ダウンシフトを行わせることができる。したがって、上記構成によれば、運転者の意向に沿った変速段の切り替えを容易且つ速やかに行うことができる。
なおここでの手動変速モードには、運転者が直接、変速段の昇降操作を行うような変速モードだけでなく、変速段の変更範囲の最高段を定めるシフトレンジを任意に選択可能とすることで、運転者がある程度任意に変速段を選択することができるような変速モードも含むものとする。
また請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の車両の変速制御装置において、前記ダウンシフト実施判定手段は、前記切替操作時のアクセルペダルの操作状況が車両減速状態にあることを示すものであることを条件に、前記ダウンシフトを実施すると判定することをその要旨としている。
更に請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の車両の変速制御装置において、前記ダウンシフト実施判定手段は、前記切替操作時の前記アクセルペダルの操作量が、予め規定された減速判定値以下であることを条件に、前記ダウンシフトを実施すると判定することをその要旨としている。
車両減速状態にあるときに手動への変速モードの切替操作が行われた場合には、運転者の上記切替操作の目的は、エンジンブレーキを増大させるべく、ダウンシフトを行うことであると考えられる。そこで上記構成では、切替操作時のアクセルペダルの操作状況が車両減速状態にあることを示すものであれば、切替操作と共にダウンシフトが自動的に実施されるようになる。そのため、請求項2に記載の車両の変速制御装置では、そうした減速のためのダウンシフトを、容易且つ速やかに行うことができるようになる。ちなみに、減速時には、アクセルペダルの操作量は小さくされるため、請求項3に記載のように、アクセルペダルの操作量が減速判定値以下であることを条件に、車両が減速状態にあると判断することができる。
一方、請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1項に記載の車両の変速制御装置において、前記ダウンシフト実施判定手段は、前記切替操作時の前記アクセルペダルの操作状況が車両加速状態にあることを示すものであることを条件に、前記ダウンシフトを実施すると判定することをその要旨としている。
また請求項5に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1項に記載の車両の変速制御装置において、前記ダウンシフト実施判定手段は、前記切替操作時の前記アクセルペダルの操作量が加速判定値以上であり、且つ同操作量が前記加速判定値以上となってからの経過時間が加速判定時間以内のときに前記切替操作が行なわれたことを条件に、前記ダウンシフトを実施すると判定することをその要旨としている。
車両が加速状態にあるときに手動への変速モードの切替操作が行われた場合には、運転者の上記切替操作の目的は、車両の加速性を向上させるべく、ダウンシフトを行うことであると考えられる。そこで上記構成では、切替操作時のアクセルペダルの操作状況が車両加速状態にあることを示すものであれば、切替操作と共にダウンシフトが自動的に実施されるようになる。そのため、請求項4に記載の車両の変速制御装置では、そうした加速のためのダウンシフトを、容易且つ速やかに行うことができるようになる。ちなみに、車両が加速状態にあるか否かは、請求項5に記載のように、切替操作時のアクセルペダルの操作量が加速判定値以上であり、且つ同アクセルペダルの操作量が加速判定値以上となってからの経過時間が加速判定時間以内のときに切替操作が行なわれているか否かによって、判定することができる。
以下、本発明の車両の変速制御装置を具体化した一実施形態を、図1〜図5を参照して説明する。
本実施形態の車両の変速制御装置では、車両の走行状況に応じて変速段を自動設定する自動変速モードと、運転者が変速段(厳密には、変速段の変更範囲の最高速段を定めるシフトレンジ)を選択可能とする手動変速モードとを、運転者の操作に応じて切り替えるようにしている。そして本実施形態では、自動から手動への変速モードの切替操作が行われたときに、その切替操作と共にダウンシフトを実施するか否かを、そのときのアクセルペダルの操作状況に基づいて判定するようにしている。すなわち、本実施形態では、運転者がダウンシフトを行うべく自動から手動への変速モードの切替操作を行ったか否かを、切替操作時にそのときのアクセルペダルの操作状況に基いて判断し、必要に応じて切替操作と共に変速機のダウンシフトを自動的に実施するようにしている。そのため、運転者がダウンシフトを行うべく手動への変速モードの切替を行ったと推定されるときには、手動への変速モードの切替操作を行っただけで、変速機のダウンシフトが自動的に実施されるようになる。
以下、こうした本実施形態の車両の変速制御装置の詳細を説明する。図1は、本実施形態の車両の変速制御装置の全体構成を示している。同図に示すように、本実施形態の適用される車両のシフトレバー装置12のシフトゲート13には、「P(パーキング)」、「R(リバース)」、「N(ニュートラル)」、「D(ドライブ)」及び「S(シーケンシャル)」の各シフト位置が設けられている。そしてシフトレバー装置12からは、レバー操作位置がこれらシフト位置のいずれに位置されているか示すシフト位置信号が出力されている。またシフト位置「S」では、シフトレバーを前後に傾動させることで、シフトレンジの「アップ信号(+)」及び「ダウン信号(−)」がそれぞれ出力されるようになっている。
こうしたシフトレバー装置12からの信号は、自動変速機11の制御を司る変速機制御コンピュータ15に入力されている。また変速機制御コンピュータ15には、上記アクセル操作量ACCPを検出するアクセルセンサ14を始め、車両走行状況を検出する各種センサの検出信号が入力されてもいる。
変速機制御コンピュータ15は、それらの入力信号に基づいて自動変速機11に変速信号を出力し、その変速動作を制御している。例えばシフト位置「D」では、変速機制御コンピュータ15は、車速及びアクセル操作量ACCPに基くシフトスケジュールに従って、自動変速機11が前進走行用に備える5段の変速段の中から現状の走行状況に最も適した変速段を選択し、自動変速機11をその選択された変速段とするように変速信号を出力する。またシフト位置「S」では、変速機制御コンピュータ15は、入力された上記「アップ信号(+)」及び「ダウン信号(−)」に基いて、変速段の変更範囲の最高速段を定めるシフトレンジを「1速」から「5速」の範囲で昇降させるようにしている。すなわち、自動変速機11の変速モードは、シフト位置「D」では、車両の走行状況に応じて変速段を自動設定する自動変速モードとされ、シフト位置「S」では、運転者が変速段をある程度任意に選択可能とする手動変速モードとされている。
なお変速機制御コンピュータ15は、車両のエンジン10の制御を司るエンジン制御コンピュータ16と相互に通信を行って、自動変速機11の変速動作に協調したエンジン制御を行うようにしている。例えば変速機制御コンピュータ15が自動変速機11の変速を行うときには、変速に伴うトルクショックを抑えるための点火時期遅角制御がエンジン制御コンピュータ16により実施されるようになっている。
ところで本実施形態では、変速機制御コンピュータ15は、シフトレバー装置12においてシフト位置が「D」から「S」に切り替えられたとき、すなわち自動から手動への変速モードの切り替えが行われたときに、必要に応じて自動変速機11のダウンシフトを実施するようにしている。そして変速機制御コンピュータ15は、そうした変速モード切替操作時のダウンシフトを実施するか否かを、上記アクセルセンサ14により検出されるアクセルペダルの操作状況に基づいて判定するようにしている。具体的には、変速機制御コンピュータ15は、下記条件(イ)、(ロ)のいずれかが満されたときには、自動変速モードから手動変速モードへの切替操作と共にダウンシフトを実施し、それ以外のときには、上記切替操作時にはそれまでの変速段を維持するようにしている。
(イ)切替操作時のアクセルペダルの操作量(アクセル操作量ACCP)が規定の減速判定値A以下であり、車両が減速状態にあると判断されるとき。
(ロ)切替操作時のアクセル操作量ACCPが規定の加速判定値B以上であり、且つアクセル操作量ACCPが加速判定値B以上となってからの経過時間が規定の加速判定時間C以内のときに切替操作が行なわれ、車両が加速状態にあると判断されるとき。
なお上記条件(イ)、(ロ)における減速判定値A、加速判定値B、及び加速判定時間Cの各値を適宜設定することで、変速モード切替操作時のダウンシフト実施の度合いを調整することができる。例えば減速判定値Aの値を大きく設定したり、加速判定値Bの値を小さくしたり、加速判定時間Cの値を大きくしたりすれば、変速モード切替操作と共にダウンシフトが実施される頻度を高くすることができる。ちなみに本実施形態では、加速判定値Bを、減速判定値Aよりも小さい値に設定するようにしている。
図2は、上記条件(イ)の成立により、ダウンシフトが実施される状況の一例を示している。同図では、シフト位置「D」での車両走行中に運転者がアクセルペダルから足を離してアクセル操作量ACCPが「0」とされた後の時刻t1に、「D」から「S」へのシフト位置の切替操作が行なわれている。このときのアクセル操作量ACCPは、減速判定値A以下であるため、上記条件(イ)が成立し、変速機制御コンピュータ15は、上記切替操作と共にダウンシフトを実施する。これにより、「D」から「S」へのシフト位置の切替操作と共に、変速段が自動的に降段(ここでは「4速」から「2速」へ)され、エンジンブレーキが増大されるようになる。
一方、図3は、上記条件(ロ)の成立により、ダウンシフトが実施される状況の一例を示している。同図では、シフト位置「D」で走行中の時刻t2に、アクセル操作量ACCPが加速判定値B以上とされ、その時刻t2以降も、アクセル操作量ACCPは増大されている。そしてその時刻t2から加速判定時間Cが経過した時刻t4よりも前の時刻t3において、「D」から「S」へのシフト位置の切替操作が行なわれている。このときのアクセル操作量ACCPは上記加速判定値B以上となっており、またアクセル操作量ACCPが加速判定値B以上となってからの経過時間は加速判定時間C以内であるため、上記条件(ロ)が成立する。そのため、変速機制御コンピュータ15は、上記切替操作と共にダウンシフトを実施する。この場合、ダウンシフトによって、より高い加速性が得られるようになる。
図4は、こうした本実施形態における「自動から手動への変速モード切替ルーチン」のフローチャートを示している。本ルーチンの処理は、変速機制御コンピュータ15により周期的に繰り返し実施されている。
さて本ルーチンが開始されると、変速機制御コンピュータ15はまずステップS401において、「D」から「S」へのシフト位置の切替操作が、すなわち自動変速モードから手動変速モードへの切替操作が行われたか否かを確認する。ここでそうした切替操作が行われていなければ(S401:NO)、変速機制御コンピュータ15はそのまま今回の本ルーチンの処理を終了する。
一方、「D」から「S」へのシフト位置の切替操作が確認されると(S401:YES)、変速機制御コンピュータ15はステップS402において、上記条件(イ)が成立しているか否かを、すなわち切替操作時のアクセル操作量ACCPが減速判定値A以下であるか否かを確認する。また変速機制御コンピュータ15はステップS403において、上記条件(ロ)が成立しているか否かを、すなわち切替操作時のアクセル操作量ACCPが加速判定値B以上であり、且つアクセル操作量ACCPが加速判定値B以上となってからの経過時間が規定の加速判定時間C以内であるか否かを確認する。
ここで上記条件(イ)、(ロ)のいずれかが成立していれば(S402:YES、又はS403:YES)、変速機制御コンピュータ15はステップS404においてダウンシフトを実施した上で、ステップS405にて変速モードを手動に移行させる。一方、上記条件(イ)、(ロ)のいずれもが不成立であれば(S402:NO、且つS403:NO)、変速機制御コンピュータ15は現状の変速段を維持したまま、ステップS405にて変速モードを手動に移行させる。
図5は、運転者のアクセルペダルの操作パターンの一例を示している。この操作パターンにおいて、上記条件(イ)が成立する、すなわちアクセル操作量ACCPが減速判定値A以下となっているのは、時刻t6までの期間、時刻t8から時刻t10までの期間、時刻t12以降の期間となっている。一方、上記条件(ロ)が成立する、すなわちアクセル操作量ACCPが加速判定値B以上で、且つそうなってからの経過時間が加速判定時間C以内であるのは、時刻t5から時刻t7までの期間、及び時刻t9から時刻t11までの期間となっている。よって、時刻t7までの期間、時刻t8から時刻t11までの期間、及び時刻t12以降の期間には、シフト位置が「D」から「S」に切り替えられるとその切替操作と共にダウンシフトが実施される状態となる。一方、時刻t7から時刻t8までの期間、及び時刻t11から時刻t12までの期間は、シフト位置が「D」から「S」に切り替えられても、その切替操作だけでは変速は行われない状態となる。
なおこうした本実施形態では、変速機制御コンピュータ15が上記ダウンシフト実施判定手段の処理を実施する構成とされている。具体的には、図4の「自動から手動への変速モード切替ルーチン」におけるステップS402,S403の処理が、上記ダウンシフト実施判定手段の行う処理に相当している。
以上説明した本実施形態の車両の変速制御装置によれば、次の効果を奏することができる。
(1)本実施形態では、自動から手動への変速モードの切替操作が行われたときに、その切替操作と共にダウンシフトを実施するか否かを、アクセルペダルの操作状況に基づいて判定するようにしている。すなわち、本実施形態では、切替操作時のアクセルペダルの操作状況に基いて、運転者がダウンシフトを行うべく手動への変速モードの切替操作を行ったか否かを判定し、必要に応じて変速機のダウンシフトを切替操作と共に自動的に実施するようにしている。そのため、運転者が減速、或いは加速のためのダウンシフトを行うべく手動への変速モードの切替を行ったと推定されるときには、手動への変速モードの切替操作を行っただけで、変速機のダウンシフトが自動的に実施されるようになる。すなわち、運転者は、変速モードの切替操作を行うだけで、改めてダウンシフトの操作を行わずとも、ダウンシフトを行わせることができる。そのため、運転者の意向に沿った変速段の切り替えを容易且つ速やかに行うことができる。
(2)本実施形態では、切替操作時のアクセルペダルの操作状況から車両が減速状態にあると判断されるときに、ダウンシフトを実施するようにしている。そのため、減速時にエンジンブレーキを増大させるためのダウンシフトの操作を容易且つ速やかに行うことができるようになる。
(3)本実施形態では、切替操作時のアクセルペダルの操作状況から車両が加速状態にあると判断されるときにも、ダウンシフトを実施するようにしている。そのため、加速性を向上させるためのダウンシフトの操作を容易且つ速やかに行うことができるようになる。
(4)本実施形態では、切替操作時のアクセルペダルの操作量(アクセル操作量ACCP)が規定の減速判定値A以下であること条件に車両が減速状態にあると判断して、ダウンシフトを実施するようにしている。また本実施形態では、切替操作時のアクセル操作量ACCPが規定の加速判定値B以上であり、且つアクセル操作量ACCPが加速判定値B以上となってからの経過時間が規定の加速判定時間C以内のときに切替操作が行なわれたことを条件に、車両が加速状態にあると判断して、加速のためのダウンシフトを実施するようにしている。そのため、減速/加速のためのダウンシフトを実施すべき状況の確認を簡単に行うことができる。
なお上記実施形態は、以下のように変更して実施することもできる。
・上記実施形態では、上記条件(イ)及び(ロ)のいずれかが成立するときに、ダウンシフトを実施するようにしていたが、条件(イ)及び(ロ)のいずれか一方の成立時にしか、ダウンシフトを実施しない構成とすることもできる。すなわち、車両減速時の自動ダウンシフト、車両加速時の自動ダウンシフトのいずれかのみを行うようにしても良い。
・上記実施形態では、加速判定値Bを、減速判定値Aよりも小さい値に設定するようにしていたが、必ずしもそのように減速判定値A及び加速判定値Bの値を設定しなくても良い。これら減速判定値A、加速判定値B、及び上記加速判定時間Cの値は、様々な観点に基いて適合の図られるものであり、適用される車両の特性などに応じてその最適値が決定されるものである。
・上記実施形態では、上記条件(イ)の成立をもって変速モード切替操作時の車両が減速状態にあると判断し、上記条件(ロ)の成立をもって変速モード切替操作時の車両が加速状態にあると判断して、切替操作と共にダウンシフトを実施するようにしていた。もっとも、こうした車両の減速状態、加速状態の判定の条件は、切替操作時のアクセルペダルの操作状況に基づく限りにおいて、必要に応じて適宜変更して実施することができる。またアクセルペダルの操作状況に加えて、車速などの他のパラメータを車両の減速状態、加速状態の判定要素に加えるようにしても良い。
本発明の車両の変速制御装置の一実施形態についてその全体構成を示す模式図。 同実施形態の変速制御装置の制御態様の一例を示すタイムチャート。 同実施形態の変速制御装置の制御態様の別の一例を示すタイムチャート。 同実施形態の変速制御装置に採用されるダウンシフト実施判定ルーチンの処理手順を示したフローチャート。 アクセル操作パターンの一例において同実施形態の変速制御装置が変速モードの切替時にダウンシフトを実施する期間を示したタイムチャート。
符号の説明
10…エンジン、11…自動変速機、12…シフトレバー装置、13…シフトゲージ、14…アクセルセンサ、13…変速機制御コンピュータ、14…エンジン制御コンピュータ。

Claims (5)

  1. 車両の走行状況に応じて変速段を自動設定する自動変速モードと、運転者が変速段を選択可能とする手動変速モードとを、運転者の操作に応じて切り替える車両の変速制御装置において、
    前記自動変速モードから前記手動変速モードへの切替操作と共にダウンシフトを実施するか否かを、前記切替操作時のアクセルペダルの操作状況に基づいて判定するダウンシフト実施判定手段を備える
    ことを特徴とする車両の変速制御装置。
  2. 前記ダウンシフト実施判定手段は、前記切替操作時のアクセルペダルの操作状況が車両減速状態にあることを示すものであることを条件に、前記ダウンシフトを実施すると判定する
    請求項1に記載の車両の変速制御装置。
  3. 前記ダウンシフト実施判定手段は、前記切替操作時の前記アクセルペダルの操作量が減速判定値以下であることを条件に、前記ダウンシフトを実施すると判定する
    請求項1に記載の車両の変速制御装置。
  4. 前記ダウンシフト実施判定手段は、前記切替操作時の前記アクセルペダルの操作状況が車両加速状態にあることを示すものであることを条件に、前記ダウンシフトを実施すると判定する
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の車両の変速制御装置。
  5. 前記ダウンシフト実施判定手段は、前記切替操作時の前記アクセルペダルの操作量が加速判定値以上であり、且つ同操作量が前記加速判定値以上となってからの経過時間が加速判定時間以内のときに前記切替操作が行なわれたことを条件に、前記ダウンシフトを実施すると判定する
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の車両の変速制御装置。
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