JP2008249001A - コンロッドアセンブリ - Google Patents
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Abstract
【課題】 簡単な構造でありながら、大端部分および小端部分に圧入された円環状部品の変形を生じることのないコンロッドアセンブリを提供する。
【解決手段】 プレス加工された板状の積層部品2A〜2Fを積層してなる積層体2、およびこの積層体2に設けられた大端部分2aおよび小端部分2bの嵌合孔2aa,2baにそれぞれ圧入された一対の円環状部品3,4を有する。このコンロッドアセンブリ1において、前記積層体2の前記大端部分2aおよび小端部分2bの積層枚数を、これら大端部分2aと小端部分2bの間の積層体中央部2cの積層枚数よりも多くし、前記大端部分2aと小端部分2bの肉厚を前記積層体中央部2cの肉厚より厚くする。
【選択図】 図1
【解決手段】 プレス加工された板状の積層部品2A〜2Fを積層してなる積層体2、およびこの積層体2に設けられた大端部分2aおよび小端部分2bの嵌合孔2aa,2baにそれぞれ圧入された一対の円環状部品3,4を有する。このコンロッドアセンブリ1において、前記積層体2の前記大端部分2aおよび小端部分2bの積層枚数を、これら大端部分2aと小端部分2bの間の積層体中央部2cの積層枚数よりも多くし、前記大端部分2aと小端部分2bの肉厚を前記積層体中央部2cの肉厚より厚くする。
【選択図】 図1
Description
この発明は、エンジンに用いられるコンロッドアセンブリに関する。
エンジンに用いられるコンロッドは、棒鋼材、板材からの鍛造、焼結、または拘束加圧成形等により製造されている。この他に、鋼板のプレス加工により打ち抜き形成される場合がある。コンロッドを、このような鍛造や焼結で製造する場合、工程数が多いため、コスト削減が困難である。一方、簡単かつ安価に製造でき、大端部分や小端部分に取付けられる軸受等の傾きが回避され、曲げ強度と座屈強度の向上も図られるコンロッドアッセンブリとして、それぞれ大端部分、小端部分、およびロッド部分を有する板状の分割コンロッド部品を積層して一体に固定した積層コンロッドアッセンブリが提案されている(例えば、特許文献1および特許文献2)。
特許文献1のコンロッドアセンブリは、分割コンロッド部品を積層し、大端部分および小端部分に円環状部品を圧入して構成されるものである。また、特許文献2には、プレス加工した結合用の突起および凹部によって分割コンロッド部品を積層一体に結合固定することが開示されている。
特開2003−156028号公報
特開2004−324760号公報
上記のような従来の積層コンロッドアセンブリは、同一形状であるコンロッド積層部品を積層し、大端部分および小端部分に円環状部品を圧入するため、積層体の厚みは均一であり、両端に圧入された円環状部品が出っ張った形状となる。このような積層コンロッドアセンブリをエンジンに組付けた状態を図8(A)に概念的に示す。図8(B)はこの組付け使用状態で生じる現象を概念的に示す小端部分の拡大図である。図示の積層コンロッドアセンブリ100は、プレス加工された2枚の板状積層部品101を積層し、その大端部分102および小端部分103のそれぞれの嵌合孔102a,103aに、円環状部品104,105を圧入して構成されたものである。円環状部品104,105は、例えばソリッド円管からなる。図8(B)は小端部分103の円環状部品105を示し、このソリッド円管内に保持器付き針状ころ106を配置した軸受とされている。この積層コンロッドアセンブリ100における大端部分102は、円環状部品104を介しクランク本体50のクランクピン51にその軸心周りに相対回転可能に嵌合結合され、また小端部分103は、円環状部品105を介しピストン60のピストンピン61にその軸心周りに相対回転可能に嵌合結合されている。クランクピン51は、クランクシャフト52に対し、一対のアーム53間に偏心状態で固定され、この両アーム53のクランクピン51とは反対部分にはバランスウエイト53aが形成されている。
上記一対のバランスウエイト53aは、その構成上、対向部の間隔が小さく形成され、この狭い間隙を通過することになる積層体の肉厚が制約される。クランクの種類によっては、この間隔が小さいものがあり、その為、図示のように板状積層部品101の積層枚数を増やすことができず、嵌合孔102a,103aに圧入された円環状部品104,105の両側への出っ張り部分が大きくなる。このように、積層体の肉厚が薄く、円環状部品104,105はその出っ張り部分が大きいため、積層体とはその円環中央部のみでの嵌め合いとなり、図8(B)に示すように、中央部への応力の集中により円環状部品105(104)が鼓状に変形する可能性がある。このような変形が生じると、エンジンの作動に支障を来たすことにもなる。
この発明の目的は、簡単な構造でありながら、大端部分および小端部分に圧入された円環状部品の変形を生じることのないコンロッドアセンブリを提供することである。
第1の発明にかかるコンロッドアセンブリは、プレス加工された板状の積層部品を積層してなる積層体、およびこの積層体に設けられた大端部分および小端部分の嵌合孔にそれぞれ圧入された一対の円環状部品を有するコンロッドアセンブリにおいて、前記積層体の前記大端部分および小端部分の積層枚数を、これら大端部分と小端部分の間の積層体中央部の積層枚数よりも多くし、前記大端部分と小端部分の肉厚を前記積層体中央部の肉厚よりも厚くしたことを特徴とするものである。
この構成のコンロッドアセンブリは、例えば、エンジンにおけるピストンからクランクシャフトへの駆動伝達手段として用いられる。具体的には、小端部分をその嵌合孔に圧入された円環状部品を介してピストンのピストンピンに相対回転可能に嵌合結合し、大端部分をその嵌合孔に圧入された円環状部品を介してクランクのクランクピンに相対回転可能に嵌合結合する。これによって、ピストンの往復運動をクランクシャフトの軸回転運動に変換伝達する駆動伝達手段として用いられる。この場合、積層体中央部は、この駆動伝達運動の際、一対のバランスウエイト同士の間隔を通過し得るようその肉厚、すなわち、積層枚数の設定がなされる。一方、大端部分および小端部分は、バランスウエイト同士の間隔の制約を受けないので、その積層体の積層枚数を中央部より多くし、大端部分および小端部分の肉厚を積層体中央部の肉厚より厚くできる。したがって、大端部分および小端部分の嵌合孔に圧入される円環状部品の積層体の両側への出っ張り量が少なくなり、これによって、円環状部品の積層体に対する嵌め合いが肉厚の厚い部分でなされ、嵌め合い幅が広くなることで円環状部品の鼓状の変形を生じ難くすることができ、エンジンの作動の際における円環状部品に負荷されるストレスが円環状部品の長手方向に分散し、前記のような中央部への応力の集中による破損を防止することができる。
第2の発明のコンロッドアセンブリは、プレス加工された板状の積層部品を積層してなる積層体、およびこの積層体に設けられた大端部分および小端部分の嵌合孔にそれぞれ圧入された一対の円環状部品を有するコンロッドアセンブリにおいて、前記積層体の前記大端部分および小端部分のいずれか一方の積層枚数を、これら大端部分と小端部分の間の積層体中央部の積層枚数よりも多くし、この積層枚数を多くした部分の肉厚を前記積層体中央部の肉厚よりも厚くしたことを特徴とする。
この構成のコンロッドアセンブリは、上記同様、エンジンの駆動伝達手段として用いられる。この場合、積層体中央部がバランスウエイト同士の間隔を通過し得るように、その肉厚、すなわち積層枚数の設定がなされる。また、積層体の大端部分および小端部分のうち、負荷されるストレスが大きい方の積層枚数を、これら大端部分と小端部分の間の積層体中央部の積層枚数よりも多くしてその肉厚を積層体中央部の肉厚より厚くすることができる。これにより、大端部分および小端部分のうちの負荷されるストレスが大きい方では、その嵌合孔に圧入される円環状部品の積層体の両側への出っ張り量が少なくなり、円環状部品の鼓状の変形が防止され、これによって、上記同様エンジンの作動の際における円環状部品に負荷されるストレスが円環状部品の長手方向に分散し、前記のような中央部への応力の集中による破損を生じ難くすることができる。
これら第1,第2の発明において、前記円環状部品をシェル型軸受の外輪としたり、あるいは、円環状部品をソリッド円管としてこのソリッド円管内に保持器付き針状ころを配したり、さらには、円環状部品を滑り軸受となるドライメタルとしても良い。円環状部品をこのように構成することにより、円環状部品に嵌合結合されるクランクピンやピストンピンとの相対回転が円滑になされる。
また、これら第1,第2の発明において、積層方向に対して最も外側となる積層部品と、その内側の積層部品とに、両積層部品を相互に結合する結合用突起および凹部を設けても良い。このような結合用突起および凹部を設けることにより、最も外側の積層部品と、その内側の積層部品とが強固な積層状態に維持される。特に、積層部品の積層枚数を多くした部分では、負荷されるストレスが大きいから、このような強固な積層状態の維持によって、上記鼓状の変形をより生じ難くすることができる。
第1の発明のコンロッドアセンブリは、プレス加工された板状の積層部品を積層してなる積層体、およびこの積層体に設けられた大端部分および小端部分の嵌合孔にそれぞれ圧入された一対の円環状部品を有するコンロッドアセンブリにおいて、前記積層体の前記大端部分および小端部分の積層枚数を、これら大端部分と小端部分の間の積層体中央部の積層枚数よりも多くし、前記大端部分と小端部分の肉厚を前記積層体中央部の肉厚よりも厚くしたため、エンジンのピストンの往復運動をクランクシャフトの軸回転運動に変換伝達するための手段に用いた場合、バランスウエイト同士の狭い間隔も積層体中央部が通過し、円滑な駆動伝達運動がなされると共に、クランクピンやピストンピンに嵌合結合される円環状部品の変形が生じ難く、エンジンの作動に支障を来たすこともない。
第2の発明のコンロッドアセンブリは、プレス加工された板状の積層部品を積層してなる積層体、およびこの積層体に設けられた大端部分および小端部分の嵌合孔にそれぞれ圧入された一対の円環状部品を有するコンロッドアセンブリにおいて、前記積層体の前記大端部分および小端部分のいずれか一方の積層枚数を、これら大端部分と小端部分の間の積層体中央部の積層枚数よりも多くし、この積層枚数を多くした部分の肉厚を前記積層体中央部の肉厚よりも厚くしたため、上記同様エンジンにおけるピストンからクランクシャフトへの駆動伝達手段として用いた場合、上記と同様に円滑な駆動伝達運動がなされると共に、負荷されるストレスが大きい部分の肉厚を厚くすることにより、この部分の嵌合孔に圧入される円環状部品の変形を生じ難くすることができる。
第1の発明のコンロッドアセンブリの一実施形態を図1と共に説明する。このコンロッドアセンブリ1は、複数のプレス加工された鋼板等の板状の積層部品を積層してなる積層体2と、この積層体2の大端部分2aおよび小端部分2bの嵌合孔2aa,2baに圧入された一対の円環状部品3,4とよりなる。積層部品は、中央部(すなわちロッド部分)2cを介し大端部分2aおよび小端部分2bに渡り全体形状を形成する2枚の積層部品2A,2Bと、積層部品2A,2Bにおける大端部分2aの両側に積層される積層部品2C,2Dと、同小端部分2bの両側に積層される積層部品2E,2Fとよりなる。すなわち、積層体2は、大端部分2a、小端部分2bおよび中央部2cを有し、積層部品の積層枚数を、大端部分2aでは積層部品2A〜2Dの4枚重ね、小端部分2bでは積層部品2A,2B,2E,2Fの4枚重ね、中央部2cでは積層部品2A,2Bの2枚重ねとし、大端部分2aおよび小端部分2bの肉厚を中央部2cの肉厚より厚くしている。これら積層部品2A〜2Fの積層一体化は、各嵌合孔2aa,2baに円環状部品3,4を圧入することによってなされるが、各積層部品2A〜2F間を溶接(例えばレーザ溶接)等によって固着しても良い。
図2に示す実施形態は、図1の実施形態に対して、大端部分2aおよび小端部分2bに積層される積層部品2C〜2Fの形状が異なる。すなわち、前者の積層部品2C〜2Fが、嵌合孔2aa,2baと同心の円環状であるのに対し、後者の積層部品2C〜2Fは、それぞれが円環状の一周縁部より中央部2c側に延びる突片状の延長部2Ca,2Da,2Ea,2Faを有している点で異なる。これらは使用される部位に求められる強度等に応じて適宜選択採用されるものであるが、延長部2Ca,2Da,2Ea,2Faの長さは、後述するクランクのバランスウエイトに干渉しない範囲に設定される。
図1,図2の各実施形態において、前記円環状部品3,4としては、図3(A)(B)(C)に示すような3種のものが望ましく用いられる。図3はいずれも小端部分2bを示しており、大端部分1aには、図示を省略するが、それぞれに対応した同様のものが圧入されているものとする。図3(A)の円環状部品4は、シェル型軸受の外輪4Aである例を示し、図3(B)の円環状部品4はソリッド円管4Bであり、このソリッド円管4B内に保持器付き針状ころ6を配した例を示し、また図3(C)の円環状部品4は滑り軸受となるドライメタル4Cである例を示している。図3(A)のシェル型軸受の外輪4Aは、その内径面からなる転走面に沿って転走する複数のころ5を有し、各ころ5はリング状の保持器5aに保持されている。シェル型軸受の外輪4Aは、鋼板のプレス成形品等からなり、両側に鍔4Aaを有している。なお、鍔を有していないスレート形状のプレス成形品でもよい。図3(B)に示すソリッド円管4Bにおける針状ころ6は、保持器6aと組合せて互いに外れないように組立てられたものである。図3(C)のドライメタル4Cは、その内面が滑性を備え、それ自体が滑り軸受となるものである。これら円環状部品4A,4B,4Cは、いずれも、4枚の積層部品2A,2B、2E,2Fを積層してなる積層体小端部分2bに形成された嵌合孔2baに圧入一体とされ、この圧入状態では、図8(B)の従来例に比べて積層体2の両側に出っ張る部分が小さくなる。
図4は上記のような構成の積層コンロッドアセンブリ1をエンジンに組付けた状態を概念的に示す。この積層コンロッドアセンブリ1における大端部分2aは、円環状部品3を介しクランク本体50のクランクピン51にその軸心周りに相対回転可能に嵌合結合され、また小端部分2bは、円環状部品4を介しピストン60のピストンピン61にその軸心周りに相対回転可能に嵌合結合されている。クランクピン51は、クランクシャフト52に対し、一対のアーム53間に偏心状態で固定され、この両アーム53のクランクピン51とは反対部分にはバランスウエイト53aが形成されている。
上記一対のバランスウエイト53aは、その構成上、対向部の間隔dが小さく形成される。そのため、図示のように積層体2の中央部2cは2枚の積層部品2A、2Bのみで構成してその厚みを間隔dより小さくしている。これにより、ピストン60の上下往復運動を、クランクピン51および一対のアーム53を介しクランクシャフト52の軸回転運動に変換駆動伝達する際、コンロッドアセンブリ1の上記積層体中央部2cが、バランスウエイト53aに干渉することなくその間を通過して、この変換駆動伝達が円滑になされる。一方、大端部分2aおよび小端部分2bでは、それぞれ4枚の積層部品2A〜2Dおよび2A,2B,2E,2Fを積層一体とし、この部分の肉厚を中央部2cの肉厚よりも厚くしている。そのため、大端部分2aおよび小端部分2bの嵌合孔2aa,2baに圧入された円環状部品3,4の積層体2の両側に出っ張る部分が小さく、円環状部品3,4と積層体2との嵌め合い幅が大きくなる。嵌め合いが大きくなることで、図8(B)に示すような鼓状の変形が生じ難くなり、エンジンの作動が継続されても、円環状部品3,4に負荷されるストレスがその長手方向に分散し、円環状部品3,4の長手方向中央部への応力の集中による破損が生じ難くなり、これにより、エンジンの作動に支障を来たすような懸念も生じない。
図5(A)(B)および図6(A)(B)は、この発明の別の実施形態を示す。この実施形態は、積層方向に対して最も外側となる積層部品と、その内側の積層部品とに、両積層部品を相互に結合する結合用突起および凹部を設けたものである。図5(A)(B)は図1(A)(B)のコンロッドアセンブリ1に、図6(A)(B)は図2(A)(B)のコンロッドアセンブリ1に、この結合用突起および凹部による結合手段をそれぞれ適用したものであることを示している。
図5(A)(B)のコンロッドアセンブリ1においては、大端部分2aの最も外側の積層部品2C,2Dの各両面に同寸・同形状の突起7および凹部8が形成され、その内側の積層部品2A,2Bには、同位置で同寸・同形状の突起9および凹部10が各両面に形成されている。また、小端部分2bの最も外側の積層部品2D,2Eの各両面に同寸・同形状の突起7および凹部8が形成され、またその内側の積層部品2A,2Bには、同位置で同寸・同形状の突起9および凹部10が各両面に形成されている。大端部分2aおよび小端部分2bのこれら突起7,9および凹部8,10は、コンロッドアセンブリ1の長手方向中心線に沿って各2箇所に設けられ、拡大図に示すような噛み合い嵌合関係で結合している。さらに、積層体中央部2cの積層部品2A,2Bには、各両面の同位置に同寸・同形状の突起11および凹部12が形成され、積層部品2A,2Bが同様の噛み合い嵌合関係で結合している。
上記突起7,9,11は、ハーフ抜き加工と呼ばれる穴明けを途中深さまで行う加工、またはダボ出し等と呼ばれる形成加工等で形成されるものである。これら突起7,9,11は、裏面が凹部8,10,12となり、かつその凹部深さが板厚よりも浅くなるように形成される。これらの平面形状は円形に限らず、他の形状であっても良い。また、個数、位置は任意でよいとする。また、積層部品2D,2F,2Bに形成される突起7,9,11をなくし、凹部8,10,12を貫通孔によるものとしても良い。
このような突起および凹部による結合手段を採用したコンロッドアセンブリ1は、突起7,9,11および凹部8,10,12の噛み合い嵌合関係によって上記積層部品2A〜2Fのそれぞれ隣合う部品同士が結合され、積層一体とされるから、簡単でかつ安価に製造することができ、しかも、積層部品2A〜2Fの相互の結合が堅固になされてばらける懸念がなく、曲げ強度および座屈強度の向上も図られる。また、大端部分2aおよび小端部分2bの嵌合孔2aa,2baに円環状部品3,4が圧入されるから、この圧入と、上記突起7,9,11および凹部8,10,12の噛み合い嵌合関係の結合との相乗効果により、積層部品2A〜2Fの相互の結合がより堅固になされる。この場合、突起7,9,11および凹部8,10,12により積層体2が一体に結合した状態で円環状部品3,4の圧入を行うことができるから、円環状部品3,4の圧入の作業性が良く、コンロッドアセンブリ1の組立時間が短縮される。
図6(A)(B)のコンロッドアセンブリ1においては、積層体中央部2cの積層部品2A,2Bには、上記のような突起および凹部による結合手段を形成せず、積層方向に対して最も外側となる積層部品2C〜2Fにおける円環状部と、その一周縁部より中央部2c側に延びる鍔状の延長部2Ca,2Da,2Ea,2Faとに、各両面に上記と同様に同寸・同形状の突起7および凹部8を形成し、その内側の積層部品2A,2Bには、同位置で同寸・同形状の突起9および凹部10を各両面に形成している。この場合も、突起7,9および凹部8,10のそれぞれの噛み合い嵌合関係の結合により、上記と同様、積層部品2A〜2Fが堅固に積層一体とされた積層体2が得られる。
図7(A)(B)(C)(D)は、第2の発明の実施形態を示す。この実施形態は、積層体2の大端部分2aおよび小端部分2bのいずれか一方の積層枚数を、これら大端部分2aと小端部分2bの間の積層体中央部2cの積層枚数よりも多くし、この積層枚数を多くした部分の肉厚を積層体中央部2cの肉厚よりも厚くしたものである。図7(A)(B)のコンロッドアセンブリ1における積層体2では、大端部分2aを積層部品2A〜2Dの4枚重ねとし、小端部分2bおよび中央部2cを積層部品2A,2Bの2枚重ねとし、大端部分2aの肉厚を小端部分2bおよび中央部2cの肉厚より厚くしている。また、図7(C)(D)のコンロッドアセンブリ1における積層体2では、小端部分2bを積層部品2A,2B,2E,2Fの4枚重ねとし、大端部分2aおよび中央部2cを積層部品2A,2Bの2枚重ねとし、小端部分2bの肉厚を大端部分2aおよび中央部2cの肉厚より厚くしている。
図7(A)(B)における外側の積層部品2C,2Dおよび同(C)(D)における外側の積層部品2E,2Fは、図2に示す例と同様に、それぞれが円環状の一周縁部より中央部2c側に延びる鍔状の延長部2Ca,2Da,2Ea,2Faを有しているが、図1の例のような円環状部のみで構成されるものであっても良い。
この実施形態のコンロッドアセンブリ1も、大端部分2aおよび小端部分2bの嵌合孔2aa,2baに、図3に示すいずれかの円環状部品3,4が圧入されている。そして図4に示すようなエンジンのクランクピン51およびピストンピン61のそれぞれに円環状部品3,4が嵌合結合され、ピストン60の往復運動をクランクシャフト52の軸回転運動に変換駆動伝達する手段として用いられる。したがって、この変換駆動伝達の際、コンロッドアセンブリ1の肉厚の薄い積層体中央部2cが、バランスウエイト53aに干渉することなくその間を通過して、この変換駆動伝達が円滑になされる。また、大端部分2aおよび小端部分2bのいずれか一方は、積層体中央部2cより肉厚を厚くしているから、この厚くした部分に圧入された円環状部品3または4の積層体2の両側に出っ張る部分が小さく、その嵌め合い幅が大きくなり、エンジンの作動が継続されても、円環状部品3または4に負荷されるストレスがその長手方向に分散し、円環状部品3または4の長手方向中央部への応力の集中による鼓状の変形が生じ難くなり、これにより、エンジンの作動に支障を来たすような懸念も生じない。
この実施形態において、大端部分2aおよび小端部分2bのいずれの肉厚を厚くするかの設定は、クランク側およびピストン側のいずれに負荷されるストレスが大きいかによってなされる。また、図5あるいは図6に示すような突起および凹部の噛み合い嵌合関係による積層部品の結合手段を、この実施形態にも適用することはもとより可能である。
なお、上記各実施形態では、積層体2の中央部2cでは積層部品の2枚重ね、大端部分2a,小端部分2bでは同4枚重ねとしたが、適用されるエンジンの仕様に応じてこれらの積層枚数を適宜変更することができる。
1…コンロッドアセンブリ
2…積層体
2a…大端部分
2aa…嵌合孔
2b…小端部分
2ba…嵌合孔
2c…積層体中央部
2A〜2F…積層部品
3,4…円環状部品
4A…シェル型軸受の外輪(円環状部品)
4B…ソリッド円管(円環状部品)
4C…ドライメタル(円環状部品)
5…ころ
6…保持器つき針状ころ
7,9…突起
8,10…凹部
2…積層体
2a…大端部分
2aa…嵌合孔
2b…小端部分
2ba…嵌合孔
2c…積層体中央部
2A〜2F…積層部品
3,4…円環状部品
4A…シェル型軸受の外輪(円環状部品)
4B…ソリッド円管(円環状部品)
4C…ドライメタル(円環状部品)
5…ころ
6…保持器つき針状ころ
7,9…突起
8,10…凹部
Claims (6)
- プレス加工された板状の積層部品を積層してなる積層体、およびこの積層体に設けられた大端部分および小端部分の嵌合孔にそれぞれ圧入された一対の円環状部品を有するコンロッドアセンブリにおいて、
前記積層体の前記大端部分および小端部分の積層枚数を、これら大端部分と小端部分の間の積層体中央部の積層枚数よりも多くし、前記大端部分と小端部分の肉厚を前記積層体中央部の肉厚よりも厚くしたことを特徴とするコンロッドアセンブリ。 - プレス加工された板状の積層部品を積層してなる積層体、およびこの積層体に設けられた大端部分および小端部分の嵌合孔にそれぞれ圧入された一対の円環状部品を有するコンロッドアセンブリにおいて、
前記積層体の前記大端部分および小端部分のいずれか一方の積層枚数を、これら大端部分と小端部分の間の積層体中央部の積層枚数よりも多くし、この積層枚数を多くした部分の肉厚を前記積層体中央部の肉厚よりも厚くしたことを特徴とするコンロッドアセンブリ。 - 請求項1または請求項2において、前記円環状部品がシェル型軸受の外輪であるコンロッドアセンブリ。
- 請求項1または請求項2において、前記円環状部品がソリッド円管であり、このソリッド円管内に保持器付き針状ころを配したコンロッドアセンブリ。
- 請求項1または請求項2において、前記円環状部品が滑り軸受となるドライメタルであるコンロッドアセンブリ。
- 請求項1ないし請求項5のいずれか1項において、積層方向に対して最も外側となる積層部品と、その内側の積層部品とに、両積層部品を相互に結合する結合用突起および凹部を設けたコンロッドアセンブリ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2007090046A JP2008249001A (ja) | 2007-03-30 | 2007-03-30 | コンロッドアセンブリ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2007090046A JP2008249001A (ja) | 2007-03-30 | 2007-03-30 | コンロッドアセンブリ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2008249001A true JP2008249001A (ja) | 2008-10-16 |
Family
ID=39974193
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2007090046A Pending JP2008249001A (ja) | 2007-03-30 | 2007-03-30 | コンロッドアセンブリ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2008249001A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013100086A (ja) * | 2011-11-09 | 2013-05-23 | Valeo Systemes D'essuyage | ワイパーアーム結合システム |
-
2007
- 2007-03-30 JP JP2007090046A patent/JP2008249001A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013100086A (ja) * | 2011-11-09 | 2013-05-23 | Valeo Systemes D'essuyage | ワイパーアーム結合システム |
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