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JP2008247784A - 毛乳頭細胞増殖促進剤及び養毛・育毛料 - Google Patents

毛乳頭細胞増殖促進剤及び養毛・育毛料 Download PDF

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JP2008247784A
JP2008247784A JP2007089937A JP2007089937A JP2008247784A JP 2008247784 A JP2008247784 A JP 2008247784A JP 2007089937 A JP2007089937 A JP 2007089937A JP 2007089937 A JP2007089937 A JP 2007089937A JP 2008247784 A JP2008247784 A JP 2008247784A
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Hideaki Megata
秀明 目片
Tomohiro Terauchi
友広 寺内
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Naris Cosmetics Co Ltd
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Naris Cosmetics Co Ltd
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Abstract

【課題】
本発明の課題は、脱毛や薄毛といった症状の予防・改善をすることであり、医薬品として認知されているミノキシジルと同等以上の優れた毛乳頭細胞の増殖効果と高い安全性を有する毛乳頭細胞増殖促進剤を提供することである。
【解決の手段】
優れた毛乳頭細胞増殖活性を有するヒバマタ目ホンダワラ科ホンダワラ属の海藻であるオオバモク(Sargassum ringgoldianum)抽出物を有効成分として配合することにより優れた養毛・育毛効果と高い安全性を有する養毛・育毛料の提供が可能である。また、オオバモク(Sargassum ringgoldianum)抽出物と血行促進剤とを併せて含有することにより、優れた養毛・育毛及び脱毛予防効果が相乗的に高まり、より効果の優れた養毛・育毛効果と高い安全性を有する養毛・育毛料の提供を可能とした。

Description

本発明は、オオバモク(学名:Sargassum ringgoldianum)の抽出物を含有することを特徴とする毛乳頭細胞増殖促進剤、及びこれを含有してなる養毛・育毛促進及び脱毛防止効果のある養毛・育毛料に関する。さらにオオバモク抽出物と血行促進剤を併用することによって効果を十分有する養毛・育毛料に関する。
AGA( 男性型脱毛症 )とは成人男性特有の頭髪が薄くなる状態のことで全国で1260万人以上にみられ、それを気にしている男性は800万人、そのうち何らかのケアを行ったことのある人は650万人という統計がある。近年、脱毛症は多くの人が抱える問題の一つとなっており、壮年性脱毛の他、先天的体質による脱毛、社会機構の複雑化に伴うストレスによる脱毛あるいは薬の副作用に基づく脱毛症が増加しつつある。脱毛の原因としては、従来から種々の説明がなされているところであるが、未だその発症メカニズムの詳細については、不明な点が多い。脱毛発症メカニズムの代表的なものをあげると、皮脂線からの皮脂の分泌が多くなり頭皮の垢などと混じって皮脂漏となり、これが毛孔に詰まって毛根の栄養障害、循環障害を来すとする皮脂漏説、男性ホルモン(テストステロン)が過剰に産生され、それまで男女の両性ホルモンのバランスによって支配されていた頭頂部にホルモン的アンバランスが生じるためであるとするホルモン説、あるいは遺伝又は栄養との関係等、様々な説がある。しかし、いずれも決定的な原因ということができない。
これらの脱毛予防剤、発毛剤又は養毛剤の有効成分として、ヒノキチオ−ル若しくはメント−ルなどの血行促進剤;メチオニン等のアミノ酸類;ミノキシジル(2,4−ジアミノ−6−ピペリジノピリミジン−3−オキサイド)、アセチルコリン誘導体等の血管拡張剤;紫根エキス等の抗炎症剤;エストラジオ−ル等の女性ホルモン剤;セファランチン等の皮膚機能亢進剤;5α−リダクタ−ゼ阻害剤;ビタミンB6等のビタミン剤;抗男性ホルモン剤;あるいは4−ヒドロキシ−3−ヘプチルフタリド等のフタリド誘導体(特許文献1)等が知られている。これらの薬剤は、場合によっては皮膚刺激を引き起こしたりするため、配合量に制限があったり、十分な育毛、脱毛防止、ふけ防止等の効果が充分でなく種々の問題点が残されているのが現状である。また、これらの作用は二次的に毛関連細胞を活性化させるものであり、より効果的な養毛・育毛料を開発するために、直接毛関連細胞を活性化する養毛・育毛料が要望されている。
毛関連細胞のうち、発毛のメカニズムを担っている毛乳頭細胞に直接作用して、該細胞の増殖を著しく促進する養毛・育毛料が望まれている。これまでに毛乳頭細胞を活性化するものが開示されている。即ち、柑橘類果皮由来ペプチド(特許文献2参照),オウギ,オウレン,カシュウ等の抽出物(特許文献3参照)アンブレットシードの精油精製画分(特許文献4参照),アンモニウム化合物、カルシウム化合物、マグネシウム化合物、L−グルタミン酸又はその塩、L−セリン、PCA(ピロリドンカルボン酸)又はその塩、クロレラ(Chlorella vulgaris)の抽出物、ユズ(Citrus junos)の果実の抽出物、エイジツ(Rosa multiflora)の果実の抽出物、イチョウ(Ginkgo
biloba)の葉の抽出物(特許文献5参照)、ミノキシジル(非特許文献1)などのように、毛乳頭細胞の増殖を促進したり、ボタンピ抽出物,レイシ抽出物(特許文献6参照),アオギリ科フウセンアカメガシワ属植物抽出物(特許文献7参照),キク科ネコノシタ属植物抽出物(特許文献8参照),トウダイグサ科ハズ属植物抽出物(特許文献9参照),アロエ,アルニカ,オウゴン,カッコン等の抽出物(特許文献10参照),クロウメモドキ科ナツメ属等の抽出物(特許文献11参照),などのように毛乳頭活性化作用を有するものが開示されている。
一方、オオバモク(学名:Sargassum
ringgoldianum)抽出物が、テストステロン−5α‐レダクターゼ阻害効果を持つことは、開示されている(特許文献12参照)が、養毛・育毛効果を有するという実験データは開示はおろか示唆すらされていない。即ち、オオバモク抽出物に毛乳頭細胞増殖促進効果があり、後述するマウスとヒトにおいて育毛・発毛効果があることは、全く知られていなかった。
ところで、毛乳頭細胞増殖促進剤は、再生医療にも有効利用することができる。毛乳頭の移植により毛包が誘導されることは、古くはラットなどの頬髭毛乳頭を用いた実験により明らかにされていた。例えばOliverらの実験は毛包の下半分を切除して残った上半分の直下に毛乳頭を再移植して毛包が再生することを示したもので、これは現在の知識から言えば、バルジ領域の毛包幹細胞(上皮系幹細胞)が毛乳頭細胞の分化シグナルにより毛包へと分化する現象を見ていることに他ならない。その後さらに、Jahodaらは培養したラット毛乳頭細胞によっても毛包が形成されることを実証し、このときすでにヒト毛乳頭細胞の培養技術も確立していたこともあって、ヒト培養毛乳頭細胞を用いた毛包再生治療の実現を予見している。確かに、毛包誘導能を維持したままヒト毛乳頭細胞を培養することができれば、少数の毛包から毛乳頭細胞を採取して大量に培養し、禿髪部に自家移植することで毛髪再生治療がおこなえる可能性がある。上記に示したようにテストステロン−5α‐レダクターゼ阻害剤と毛乳頭細胞増殖促進剤とは利用範囲が異なる。
更に、テストステロン−5α−レダクターゼ阻害効果を持った成分の全てが、毛乳頭細胞増殖促進効果を持つとは限らないことを説明する。表1より、シャクヤク抽出物にテストステロン−5α−レダクターゼ阻害効果を有することがわかる(特許文献12参照)。そして、表2より、毛乳頭細胞増殖効果がないことがわかる。
特開平3−135907号公報 特開平9−202716号公報 特開平9−208431号公報 特開2005−213143号公報 特開2006−282597号公報 特開平10−226628号公報 特開平11−1416号公報 特開平11−12134号公報 特開平11−124317号公報 特開平11−240823号公報 特開2000−128741号公報 特開平7−278003号公報 特開昭58−88307号公報 Journalof Dermatological Science (2004)34, 91-98
Figure 2008247784
Figure 2008247784
本発明の課題は、発毛のメカニズムを担っている毛乳頭細胞に直接作用して、該細胞の増殖を促進する養毛・育毛料を提供するものである。
これまでに毛乳頭細胞に直接作用して、該細胞の増殖を促進する養毛・育毛剤として、1.0μM(0.3ppm)ミノキシジルを作用させると、コントロール比200%の毛乳頭細胞増殖効果が認められたことが報告されている(非特許文献1)。
ミノキシジルは、もともと経口用血圧降下剤として使用されていたものであるが、副作用としての育毛
効果に着目し開発されたものである。(特許文献13参照)。現在、ミノキシジルを配合した育毛剤は、育毛効果を有する医薬品として市場で販売されている。しかしながら、ミノキシジルは、育毛剤としての作用効果は優れているものの、連用による動悸、若干の皮膚刺激性がある等の副作用の出現など安全性の問題を有しおり、配合量に制限がある。そこで、本発明の課題は、医薬品として認められているミノキシジルと同等以上の優れた毛乳頭細胞の増殖効果を有する毛乳頭細胞増殖促進剤を提供することであり、更に、その毛乳頭細胞増殖促進剤と血行促進組成物を併用して、より相乗的に養毛・育毛及び脱毛予防効果を有する養毛・育毛料を提供することである。
本発明者らは、上記目的を達成するために、鋭意研究を重ねた結果、ヒバマタ目ホンダワラ科ホンダワラ属の海藻であるオオバモク(Sargassum
ringgoldianum)抽出物に、優れた毛乳頭細胞増殖活性を見出して、本発明を完成するに至った。また、オオバモク抽出物と後述する血行促進剤とを併せて含有する組成物が、オオバモク抽出物の単独使用より、より優れた養毛・育毛及び脱毛予防効果を相乗的にもたらすものであり、しかも、長期にわたり高い安全性を有することを見出し、本発明を完成するに至った。
本発明により、優れた効果を発揮する養毛・育毛料、養毛・育毛剤、及び優れた効果を有する毛乳頭細胞増殖剤の提供を可能とした。
以下、本発明の実施の形態について説明する。
本発明に使用されるオオバモク抽出物は、ヒバマタ目ホンダワラ科ホンダワラ属の海藻であるオオバモク(Sargassum ringgoldianum)の全部位(以下「原体」と称する)を乾燥した後、常温若しくは加温下にて、溶剤により抽出するか又はソックスレー抽出器等の抽出器具を用いて抽出することにより得ることができる。
本発明で使用される溶剤としては、水及び/又は有機溶媒が挙げられるが、特に有機溶媒が好ましい。有機溶媒の好ましい具体例としては、グリセリン、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、等の多価アルコール類、これら多価アルコール類と水との混合液(好ましくは5〜30%水溶液);アニオン界面活性剤水溶液、ノニオン界面活性剤水溶液、両性界面活性剤;メタノール、エタノール、ブタノール等のアルコール類;これらアルコール類と水との混合液(10〜99.5%、好ましくは20〜90%水溶液);ヘキサン、ベンゼン、トルエン、キシレン、石油エーテル等の炭化水素類;クロロホルム、ジクロロメタン、1,2−ジクロロエタン等のハロゲン化炭化水素類;ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン類のエーテル類;酢酸エチル、イソプロピルミリステート等のエステル類;流動パラフィン、ダイズ油、ゴマ油等の各種鉱物油、動物油、植物油、及びこれらの混合物などが挙げられる。
次に、オオバモク原体からオオバモク抽出物を得る抽出方法の具体例を以下に例示する。これらの方法は、目的、用途により適宜選択すればよいが、本発明の目的には、例1)又は例7)の方法が好ましい。また、例えばエタノール、水、含水エタノール等を抽出溶媒としたときには、溶媒を完全に留去することなく、エタノール、水等を適宜加えることにより濃度調整して用いることもできる。さらに室温以下において不純物を生ぜしめ、これを濾過等により除去した後用いることもできる。
例1):オオバモク乾燥原体を粉砕した後、水、無水又は含水エタノール溶媒で抽出し、溶媒を留去する方法。
例2)オオバモク乾燥原体を粉砕した後、水、無水又は含水エタノール溶媒で抽出し、得た抽出物を脱色等のため活性炭、ポリアミド樹脂、HP−20等のポリスチレン樹脂及びポリエチレンメタクリレート樹脂から選ばれる一種又は二種以上で処理する方法。
例3)オオバモク乾燥原体を粉砕した後、無水又は含水の低級アルコール等の溶媒で抽出し、次いで抽出物を含水低級アルコールと炭化水素類を用いる液−液抽出に付し、更に活性成分の移行した炭化水素類相から溶媒を留去する方法。
例4)オオバモク乾燥原体を粉砕した後、無水又は含水の低級アルコール等の溶媒で抽出し、次いで抽出物を酢酸エチル等の水と混和しない溶媒と水を用いる液−液抽出に付し、更に有機相又は水相から溶媒を留去する方法。
例5)前記例3及び例4で得た水相をブタノールと水を用いる液−液抽出に付し、更にブタノール相から溶媒を留去する方法。
例6)前記例4及び例5において、液−液抽出を行う前又は行った後に、抽出液を活性炭、ポリアミド樹脂、HP−20等のポリスチレン樹脂及びポリエチレンメタクリレート樹脂から選ばれる一種又は二種以上で処理する方法。
例7)オオバモク乾燥原体を粉砕した後、適当な溶媒で抽出し、次いで抽出相を活性炭、ポリアミド樹脂、HP−20等のポリスチレンメタクリレート樹脂から選ばれる一種又は二種以上で処理して、活性成分を吸着させ、次いでメタノール、エタノール、アセトン、又はこれらと水の混合液で活性成分を抽出し、溶媒を留去する方法。
抽出物は、そのままで本発明養毛・育毛料の有効成分として用いることもできるが、当該抽出物を更に、適当な分離手段、例えばゲル濾過法やシリカゲルカラムクロマト法又は逆相若しくは順相の高速液体クロマト法により活性の高い画分を分画して用いることもできる。
かくして得られるオオバモク抽出物は、通常、水又は水−低級アルコール等の溶媒に溶解して使用することが好ましい。オオバモク抽出物は、本発明の養毛・育毛料中に乾燥重量で0.0001〜5重量%(以下単に「%」で示す)配合するのが好ましい。
本発明に使用される血行促進剤としては、合成又は天然成分である、酢酸d,1−α−トコフェロール、L−メントール、ビオチン、ニコチン酸及びその誘導体、ヒノキチオール、センブリ抽出物、ニンニク抽出物、朝鮮人参抽出物、チョウジ抽出物、当帰抽出物、川キュウ抽出物、チンピ抽出物、薄荷葉抽出物、イチョウ葉抽出物、トウガラシチンキなどが挙げられるが、これらのうち、酢酸d,l−α−トコフェロール、センブリ抽出物、L−メントール、朝鮮人参抽出物、ニコチン酸及びその誘導体が特に好ましい。上記血行促進剤は水又は水−低級アルコール等の溶媒に溶解して使用することが好ましい。
血行促進剤は本発明の養毛・育毛剤中に0.001〜5%配合するのが好ましい。
本発明の養毛・育毛料には上記必須成分のほかに、必要に応じ、本発明の効果を損なわない範囲で、通常の化粧料、医薬部外品、医薬品等に使用される油性基剤、エモリエント剤、ゲル化剤、各種乳化剤、香料、パラヒドロキシ安息香酸エステル等の酸化防止剤、染料等の着色剤、メントール等の清涼剤、殺菌剤、プロピレングリコール等の湿潤剤を添加配合することができる。
また、本発明の養毛・育毛料は、前記原体から水及び/又は有機溶剤により抽出される抽出物、又は前記各種有効成分を基剤に配合して、ヘアトニック、ヘアクリーム、ヘアリキッド、ヘアジェル、ヘアブロー、ヘアムース、ヘアローション、ポマード、ヘアシャンプー、ヘアリンス、乳液等の化粧料に適用できる。また、前記化粧料の形状は、溶液、ゾル、ゲル、エマルジョン、軟膏、オイル、ワックス、スプレー等の各種化粧品形状において適用することができる。更に、本発明の養毛・育毛料は、他の公知の養毛・育毛剤と併用できるのは勿論である。
以下に、実施例を挙げて本発明について更に詳細に説明を加えるが、本発明がかかる実施例にのみ限定を受けないことは、言うまでもない。
<実施例1>
乾燥した海藻オオバモク(細切されたもの)121gに1210gの95%エタノールを加えて室温で5日間抽出し、濾紙で濾過する。その後、濾液を回収する(濃度0.1%wt/v固形分)。前記濾液を減圧蒸留し、乾固させて95%エタノールに溶解させ、381gの95%エタノール溶液が得られた。濾紙で濾過してオオバモク抽出物を得る。
(1)毛乳頭細胞培養方法
正常ヒト毛乳頭細胞CS−ABI−3047(大日本製薬)を用いて毛乳頭細胞を培養した。培養培地はCS−C培地キットCS−4Z0−500(10%FBS、増殖因子内含)、
CS−C無血清培地キットCS−SF−4Z0−500S(増殖因子不含又は内含)を用いた。
(2)毛乳頭細胞の細胞増殖率の測定方法1
4継代、pDL9毛乳頭細胞を96wellに3.5×10播いた後、上記CS−C培地で1日間培養し、上清の培地を捨て、CS−C無血清培地(増殖因子含有)に交換し、各濃度に調製した上記試料を添加し50hrs後にWSTアッセイを行い、細胞増殖率を評価した。その結果を表2に示した。
(3)毛乳頭細胞の細胞増殖率の測定方法2
7継代、pDL16毛乳頭細胞を96wellに4×10播いた後、上記CS−C培地で2日間培養し、上清の培地を捨て、CS−C無血清培地(増殖因子不含)に交換し、各濃度に調製した上記試料を添加し73hrs後にWSTアッセイを行い、細胞増殖率を評価した。その結果を表3に示した。
オオバモク抽出物について毛乳頭細胞増殖促進作用に関する検討を行った。ヒト頭髪毛乳頭細胞培養系に、オオバモク抽出物を15ppm,10ppm,1ppm,0.3ppm、濃度になるようにそれぞれ添加し、50時間後のヒト頭髪毛乳頭細胞の細胞増殖率をWSTアッセイで定量した。実験結果を表2に示す。また、ヒト頭髪毛乳頭細胞培養系に、オオバモク抽出物を10ppm濃度になるようにそれぞれ添加し、73hrs後のヒト毛乳頭細胞の細胞増殖率をWSTアッセイで定量した。実験結果を表3に示す。表2、表3から分かるように、オオバモク抽出物が毛乳頭細胞の細胞増殖促進効果に優れており、ミノキシジルと比較して同等の効果が確認できた。(尚、表2,3の結果は3回の実験結果の平均値と標準偏差を示す)
Figure 2008247784
表5に示した実施例1〜8及び比較例1〜4の養毛・育毛料組成をそれぞれ常法に従い調製した。休止期にあるC3H系のマウス(1群5頭)背部を剃毛し、表5に示す養毛・育毛料をそれぞれ1日1回塗布(100μl)し、剃毛後16日における再生毛面積比(再生毛面積/剃毛面積)、再生毛長さ比(再生毛長さ/剃毛前毛長さ)を表4に示すスコアリング基準に基づき測定した。結果を併せて表5に示す。
Figure 2008247784
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表5に示す結果より明らかなように、実施例1〜8は比較例2〜4に比べ、顕著な毛の再生がみられることがわかる。さらに、実施例1〜7のオオバモク抽出物と血行促進剤の併用組成物は、育毛効果に優れていると知られている比較品1と比べ、同程度の毛の再生がみられることがわかる。なお、比較例1は段落0008で記載したように育毛剤としての作用効果は優れているものの、連用による動悸、若干の皮膚刺激性がある等の副作用が知られており安全性の問題を有している。しかし、本発明は、段落0037の試験を実施しても毛髪や皮膚及び体調に異常を生じたパネラーは皆無であり、高い安全性を示すものであった。
以下に実施例を示し、本発明をさらに詳細に説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
Figure 2008247784
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以下、本発明のヒトでの育毛効果を具体的に説明する。本発明の効果を確認するため、以下の実験を行った。
[養毛・育毛 効果試験]
薄毛で悩む男性を19名(年齢30〜59歳)を被験者として、表8に示す育毛トニックを、1日2回、頭部に1ヶ月間使用してもらった。1ヵ月後の使用実感を被験者の官能評価にて行い、その結果を表10に示す。
Figure 2008247784
上記育毛トニックの養毛・育毛効果を評価したところ、抜毛予防効果及び髪にコシが出る効果、さらには、禿げた部分が少なくなった効果まで、わずか1ヶ月の連続使用で実感された。1月後に被験者の約50%が明らかに養毛・育毛効果を実感していた。本育毛トニックは十分な育毛効果を有することがわかった。
本発明のシャンプー、コンディショナー、トニック、及びエッセンス等の頭髪料及び頭髪洗浄料は、優れた養毛・育毛 効果を有することが上記実施例において証明された。また、各実施例において、使用中及び使用後に毛髪や皮膚及び体調等においてパネラーに一切異常が認められなかったことは高い安全性を示すものである。
本発明のヒバマタ目ホンダワラ科ホンダワラ属の海藻であるオオバモク抽出物を配合した養毛・育毛料は、優れた養毛・育毛効果及び高い安全性を有するため、広く養毛・育毛剤に応用が期待できる。

Claims (4)

  1. オオバモクの抽出物を有効成分として含有することを特徴とする毛乳頭細胞増殖促進剤。
  2. オオバモクの抽出物を有効成分として含有することを特徴とする養毛・育毛料。
  3. オオバモク抽出物及び血行促進剤を含有することを特徴とする養毛・育毛料。
  4. 血行促進剤が、酢酸d,l−α−トコフェロール、L−メントール、ニコチン酸及びその誘導体、センブリ抽出物、朝鮮人参抽出物、チンピ抽出物、イチョウ葉抽出物、トウガラシチンキから選ばれる1種又は2種以上であることを特徴とする請求項3記載の養毛・育毛料。
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