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JP2008244165A - 照明装置 - Google Patents

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JP2008244165A
JP2008244165A JP2007082882A JP2007082882A JP2008244165A JP 2008244165 A JP2008244165 A JP 2008244165A JP 2007082882 A JP2007082882 A JP 2007082882A JP 2007082882 A JP2007082882 A JP 2007082882A JP 2008244165 A JP2008244165 A JP 2008244165A
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Tomohiro Sanpei
友広 三瓶
Shinji Nogi
新治 野木
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Toshiba Lighting and Technology Corp
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Toshiba Lighting and Technology Corp
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Abstract

【課題】光の取出し効率を向上できるとともに、製造上、LEDチップ等の半導体発光素子を種々の実装間隔で実装するのに好適な照明装置を提供する。
【解決手段】請求項1記載の発明は、平面状の光反射面を有する装置基板2と;この装置基板の光反射面側において間隔を存し配設された半導体発光素子を複数列設けてなる発光部11aと;前記半導体発光素子を電気的に接続するボンディングワイヤ17と;蛍光体および樹脂を含み前記半導体発光素子および前記ボンディングワイヤを覆うように前記発光部毎設けられ各発光部間には溝部が形成されてなる蛍光体層19と;を具備する。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数のLED(発光ダイオード)チップなどの半導体発光素子を光源とした照明装置に関する。
従来、発光効率を向上させて光出力を増大させ、長寿命化を図ると共に、機械的強度を高めた光源装置は、特許文献1等に記載されている。この光源装置は、熱伝導性を有する基板と、基板の一方の面に接合された絶縁部材と、基板と対向する絶縁部材の部位に絶縁部材を貫通して設けられた貫通孔と、この貫通孔から露出する基板の部位に実装されたLEDチップと、貫通孔における基板側の開口縁から内側に突出する張出部と、絶縁部材に設けられ絶縁部材によって基板と電気的に絶縁された配線パターンと、張出部に延設された配線パターンの部位とLEDチップの電極との間を電気的に接続するボンディングワイヤと、貫通孔内に充填されLEDチップ及びボンディングワイヤの全体を封止する透光性を有する封止樹脂とを備えている。
特開2002−94122号公報(段落0016、図1等)
特許文献1の技術では、発光効率を向上させて光出力を増大させるために、基板上の絶縁部材に設けた複数の貫通孔内のそれぞれにLEDチップを設けている。したがって、複数の貫通孔部分からの発光はあるが、貫通孔以外の絶縁部材からの発光はなく光源装置全体としての発光面積が小さい。このため、特許文献1の技術は、照明の明るさが必要とされる照明装置として実用上十分な光の取出しを得るには改善の余地がある。例えば、貫通孔を形成する絶縁部材を使用しない場合には、蛍光体層を全体に形成して発光面積を増加させるようにすることが考えられるが、この蛍光体層の熱膨張係数と装置基板の熱膨張係数とが異なり一般的には蛍光体層の膨張・収縮が装置基板に比較して大きくなり、この結果、装置基板に反り等の歪みが発生することがある。
本発明は、光の取出し効率を維持しつつ装置基板に反り等を抑制することのできる照明装置を提供することを目的とする。
請求項1の発明は、平面状の光反射面を有する装置基板と;この装置基板の光反射面側において間隔を存し配設された半導体発光素子を複数列設けてなる発光部と;前記半導体発光素子を電気的に接続するボンディングワイヤと;蛍光体および樹脂を含み前記半導体発光素子および前記ボンディングワイヤを覆うように前記発光部毎設けられ各発光部間には溝部が形成されてなる蛍光体層と;を具備することを特徴とする。
この発明で、装置基板には、各種の絶縁基板や金属基板を用いることができ、金属基板には、金属ベースに他の層を積層した複合基板が含まれる。この発明で、装置基板の光反射面として機能する面には、この装置基板をなす板材自体の地肌面を利用することもできるが、反射性能を高めるために積極的に光反射層を設けることが好ましい。光反射層としては、装置基板をなす板材自体の表面の反射率よりも高い反射率を有する高反射材料、例えば白色の塗装からなる塗膜の層、又は金属層好ましくは銀の層等を挙げることができ、金属の光反射層の場合には、蒸着又はめっき等で設けることができる。
請求項1の発明では、複数の半導体発光素子を装置基板の反射面として機能する面に並べて配置し、半導体発光素子から放射された光を、これら半導体発光素子を配設する上で必要な面積を有した装置基板の反射面として機能する面の略全領域で反射するから、光の取出し効率を向上できる。また、各蛍光体層が伸縮して生ずる伸縮力は溝部によって低減され、装置基板の反り等の歪みが抑制する。さらに半導体発光素子の列(一列又は複数列のいずれでもよい。)で構成される発光部毎に形成された各蛍光体層で発生した伸縮力は、他の列の発光部に形成された発光部に影響を与えにくく、他の発光部の形状を変形させることが少ない。したがって、各発光部において色むら等の光学特性を低下させにくくなる。
請求項2の発明は、請求項1記載の照明装置において、前記半導体発光素子と交互に配設されて前記装置基板の表面側にパッド用接着剤により接着されるとともに、少なくとも表側部位が導電部となっている複数のパッドを有し、ボンディングワイヤは隣接された前記半導体発光素子及びパッドにわたって設けられこれら半導体発光素子の電極とパッドの導電部とを接続したことを特徴とする。
この発明で、装置基板の反射面として機能する面が絶縁性を有している場合、素子用接着剤及びパッド用接着剤には、半田等の導電性接着剤又はエポキシ樹脂やシリコーン樹脂等の絶縁性接着剤を使用すればよく、装置基板の反射面として機能する面が導電性を有している場合、素子用接着剤及びパッド用接着剤には、絶縁性接着剤を使用すればよい。パッド用接着剤に白色フィラーを混入する等によりこの接着剤を白色とすることは、パッドの周囲にはみ出したパッド用接着剤で、半導体発光素子から放射された光を反射させて、光の取出し効率を促進させ得る点で好ましい。
この発明で、パッドは、それ全体が導電性材料で形成されていてもよく、或いは、アルミナで代表されるセラミックのような酸化物の表側部位に導電部を担う金属メッキを施して形成されていてもよい。しかも、全体が導電性材料で形成されたパッドであつても、その表側部位に導電部を担う金属メッキを施すことは妨げない。金属メッキの材料としては、例えばAu又はNiを挙げることができる。
この発明で、ボンディングワイヤをなすリード細線には例えばAu又はAlの線を好適に使用できる。このボンディングワイヤは、ボンディング装置によって半導体発光素子の電極とパッドの導電部に、ボールボンディング又はウェッジボンディングによりボンディング接合されるものである。半導体発光素子の電極に対してボールボンディングを施し、パッドの導電部に対してウェッジボンディングを施すことは、ボンディングの処理速度を低下させないとともに、半導体発光素子に対する熱圧着に伴う加圧負荷を低減できる点で好ましい。ボンディングワイヤは、複数のパッドを中継して複数の半導体発光素子を、直列、又は並列、若しくは直並列に接続するために使用される。又、各半導体発光素子と交互に配置されてこれら半導体発光素子への電力供給を中継する各パッドが、エッチング処理などを要しないで、パッド用接着剤により装置基板の反射面として機能する面に接着されたものであるから、この発明の照明装置の製造においては、各パッドを各半導体発光素子と同様にチップマウンターを用いて装置基板に実装できる。
これにより、請求項1の発明の照明装置を製造する上では、照明装置の設計仕様に応じたチップマウンター側での任意な設定により、半導体発光素子の実装間隔及びパッドの実装間隔を適宜変更してこれらを装置基板の反射面として機能する面上に実装することが可能である。このため、装置基板が同じものであっても、例えば装置基板の構成材料が異なるなど装置基板の種類が異なっていても、反射面として機能する面を有した装置基板に対してLEDチップ等の半導体発光素子を種々の実装間隔で容易に実装できる。
請求項3の発明は、請求項1又は2記載の照明装置において、前記蛍光体層は射出成形により形成されることを特徴とする。各発光部において蛍光体層は金型により成形されてほぼ均一の厚みとなり、さらに各発光部間の溝部により、ひけによる蛍光体層が変形するのを抑制する。
請求項1の発明によれば、光の取出し効率を維持しつつ全体としての発光面積を大きくすることのできる照明装置を提供できる。
請求項2の発明によれば、照明装置の設計仕様に応じたチップマウンター側での任意な設定により、半導体発光素子の実装間隔及びパッドの実装間隔を適宜変更してこれらを装置基板の反射面として機能する面上に実装することが可能である。このため、装置基板が同じものであっても、例えば装置基板の構成材料が異なるなど装置基板の種類が異なっていても、反射面として機能する面を有した装置基板に対してLEDチップ等の半導体発光素子を種々の実装間隔で容易に実装できる。
請求項3の発明によれば、各発光部において蛍光体層は金型により成形されてほぼ均一の厚みとなり、各発光部間の色むら等を抑制することができる。
図1〜図4を参照して本発明の一実施形態を説明する。符号1はLEDパッケージを形成する照明装置を示している。この照明装置1は、パッケージ基板である平面状の光反射面を有する装置基板2と、装置基板の光反射面側において間隔を存し配設された複数の半導体発光素子11を複数列設けてなる発光部11aと、複数のパッド15(図1では図示せず。)と、ボンディングワイヤ17(図1では図示せず。)と、リフレクタ18と、蛍光体および樹脂を含み半導体発光素子11およびボンディングワイヤ17を覆うように発光部11a毎設けられ各発光部11a間には溝部19aが形成されてなる蛍光体層19としての封止部材19とを備えて形成されている。
装置基板2は、照明装置1に必要とされる発光面積を得るために所定形状例えば長方形状をなしている。装置基板2は、金属ベース3と、光反射層4と、コーテング層5とで形成されている。金属ベース3はAl製である。光反射層4は、銀製であり、金属ベースの一面にその全面にわたり例えばメッキ処理により積層されている。光反射層4は金属ベース3より薄い。コーテング層5は透明樹脂であるアクリル樹脂からなる。コーテング層5は光反射層4の表面に被着されている。このコーテング層5の厚みは光反射層4より薄く数μmである。
各半導体発光素子11は例えば窒化物半導体を用いてなるLEDチップからなる。半導体発光素子11は、透光性を有する素子基板の一面に半導体発光層を積層して形成されている。図示の半導体発光素子11は青色LEDでありその素子基板はサファイア基板からなる。半導体発光層は、バッファ層、n型半導体層、発光層、p型クラッド層、p型半導体層を素子基板に積層して形成されている。発光層は、バリア層とウエル層とを交互に積層した電子井戸構造をなしている。n型半導体層にはn型電極が設けられ、p型半導体層にはp型電極が設けられている。
半導体発光素子11は、装置基板2の光反射層4及びコーテング層5が設けられて反射面として機能する面2aに、間隔的に並べて透光性の素子用接着剤14により接着されている。この場合、各半導体発光素子11は装置基板2の長手方向に所定間隔ごとに点在して二列配列されるパターンで配置されている。本実施形態ではこの二列配列パターンが1つの発光部11aを形成し、全部で6つの発光部11aを有している。素子用接着剤14には例えば絶縁性を有する透明シリコーン樹脂系のダイボンド材を用いることができる。素子用接着剤14は、装置基板2の反射面として機能する面2aと半導体発光素子11の素子基板12との間に介在して、素子基板12の周囲にはみだしている。この接着による装置基板2の反射面として機能する面2aへの各半導体発光素子11の実装は、図示しないチップマウンターを用いて行われる。
各パッド15の表側部位は導電部をなしている。導電部は、パッド15をなす導電性材料又は酸化物の表側部位に、金属例えばAuをメッキして形成されている。各パッド15の厚みは、半導体発光素子11の厚みの2倍以下でかつ10μm以上に設定されている。各パッド15は平面視四角形をなしその大きさは、半導体発光素子11の素子面積の4倍以下でかつボンディングワイヤ17の線径以上に設定されている。図示の例では、各パッド15は、表側部位に金メッキを施した厚み100μmのアルミナ製であって、正方形をなし、縦横300μmの大きさに形成されている。
これらのパッド15は、光反射層4及びコーテング層5が設けられた装置基板2の面2aに、間隔的に並べてパッド用接着剤16により接着され、各半導体発光素子11と交互に配設されている。したがって、各パッド15は各半導体発光素子11とともに装置基板2の長手方向に所定間隔ごとに点在して二列配列されるパターンで配置されている。
パッド用接着剤16には例えば絶縁性を有するシリコーン樹脂系のダイボンド材を用いることができる。パッド用接着剤16は、装置基板2の面2aとパッド15の母材との間に介在して、パッド15の周囲にはみだしている。この接着による装置基板2の面2aへの各パッド15の実装は、図示しないチップマウンターを用いて行われる。なお、符号15c、15dは夫々装置電極を示している。装置電極パッド15c、15dは、半導体発光素子11とパッド15とがなす2列のいずれかに対応して、その列が延びる方向に並べて配置されている。これらの装置電極パッド15c、15dは、パッド15と同じく母材上にAuメッキの層からなる導電部を有してなり、パッド用接着剤16により装置基板2の長手方向一端部に接着されている。これらの装置電極パッド15c、15dの装置基板2上への実装も、図示しないチップマウンターを用いて行われる。これらの装置電極パッド15c、15dには、電源に至る図示しない電線が個別に半田付けなどにより接続されるようになっている。
図3及び図4に示すように互いに隣接して交互に配置されている半導体発光素子11の電極とパッド15とは、ワイヤボンディングにより設けられたボンディングワイヤ17で接続されている。更に、前記二列の一端側に配置された装置電極パッド15c、15dとこれに隣接した半導体発光素子11の電極も、ワイヤボンディングにより設けられたボンディングワイヤ17で接続されているとともに、前記二列の他端側に配置されたパッド15同士もワイヤボンディングにより設けられたボンディングワイヤ17で接続されている。したがって、本実施形態の場合、各半導体発光素子11は各パッド15を中継して直列に接続されている。
ボンディングワイヤ17には例えば線径が25μm〜30μmのAuワイヤが使用されている。ボンディングワイヤ17をボンディングするに当り、半導体発光素子11の電極13a、13bに対してはボールボンディングによる接合が行われ、パッド15及び装置電極パッド15c、15dに対してはウェッジボンディングによる接合が行われている。
半導体発光素子11の電極に対してボールボンディングによる接合をすることにより、電極がボンディングワイヤ17の一端との接続の信頼性を確保することができる。又、パッド15等に対してウェッジボンディングによる接合をすることにより、ボンディングワイヤ17の他端もボールボンディングによる接合をする場合に比較して、ボンディングの作業速度を高めることができる。しかも、既述のようにパッド15の導電部15aの大きさを、半導体発光素子11の素子面積の4倍以下でかつボンディングワイヤ17の線径以上にしたので、ウェッジボンディングによる接合のための面積が十分に確保されるに伴い、ボンディングワイヤ17とパッド15等との接続の信頼性を確保できる。更に、パッド15の厚みを10μm以上としたので、パッド15に対してウェッジボンディングが施されるに伴って、ボンディングツールでパッドが押圧されるにも拘わらず、アルミナ製のパッド15が割れることを抑制できる。なお、パッド15が金属製である場合には変形することを抑制できる。
リフレクタ18は、一個一個又は数個の半導体発光素子11ごとに個別に設けられるのではなく、前記面発光源に組み付けられ装置基板2上の全ての半導体発光素子11、パッド15、及びボンディングワイヤ17を包囲する単一のもので、枠、例えば平面長方形の枠で形成されている。リフレクタ18は装置基板2の反射面として機能する面2aに接着止めされている。したがって、このリフレクタ18の内部には全ての半導体発光素子11、パッド15、及びボンディングワイヤ17が収容されている。なお、前記一対の装置電極パッド15c、15dの一端部はリフレクタ18の内部に配置されているが、電線が半田付けされる他端部はリフレクタ18の外部に配置されている。
リフレクタ18は、例えば合成樹脂で作られていて、その内周面は反射面となっている。リフレクタ18の反射面は、AlやNi等の反射率が高い金属材料を蒸着又はメッキして形成できる他、可視光の反射率の高い白色塗料を塗布して形成することができる。或いは、リフレクタ18の成形材料中に白色粉末を混入させてリフレクタ18自体を可視光の反射率が高い白色とすることもできる。前記白色粉末としては、酸化アルミニウム、酸化チタン、酸化マグネシウム、硫酸バリウム等の白色フィラーを用いることができる。なお、リフレクタ18の反射面は照明装置1の照射方向に次第に開くように形成することが望ましい。
封止部材19は、各半導体発光素子11、各パッド15、及びボンディングワイヤ17等を埋めてリフレクタ18内に発光部11a毎に注入して固化されている。したがって、封止部材19間には溝19aが形成される。この封止部材19は、透光性材料例えば透明シリコーン樹脂等の樹脂からなる。封止部材19内には必要により蛍光体が混入される。例えば、各半導体発光素子11を青色LEDチップとした本実施形態では、これらの素子から発光された一次光(青色)を波長変換して異なる波長の二次光として黄色の光を出す蛍光体(図示しない)が、好ましい例として略均一に分散した状態に混入されている。
この組み合わせにより、半導体発光素子11から放出された青色の光の一部が蛍光体に当たることなく封止部材19を透過する一方で、半導体発光素子11から放出された青色の光が当たった蛍光体が、青色の光を吸収し黄色の光を発光して、この黄色の光が封止部材19を透過するので、これら補色関係にある二色の混合によって白色光をつくることができる。
複数の半導体発光素子11を装置基板2の反射面として機能する面に並べて配置し、半導体発光素子11から放射された光を、これら半導体発光素子11を配設する上で必要な面積を有した装置基板2の反射面として機能する面の略全領域で反射するから、光の取出し効率を向上できる。また、各封止部材19が伸縮して生ずる伸縮力は溝部19aによって低減され、装置基板2の反り等の歪みが抑制する。さらに半導体発光素子11の列(一列又は複数列のいずれでもよい。)で構成される発光部11a毎に形成された各封止部材19で発生した伸縮力は、他の列の発光部11aに形成された封止部材19に影響を与えにくく、他の封止部材19の形状を変形させることが少ない。したがって、各発光部11aにおいて色むら等の光学特性を低下させにくくなる。
また、封止部材19は射出成形により形成されてもよい。この場合には、各発光部11aにおいて封止部材19は金型により成形されてほぼ均一の厚みとなり、封止部材19間には溝19aおよび連接部19bが形成される。したがって、各封止部材19間の溝部19aにより、ひけによる封止部材19が変形するのを抑制することができる。
照明装置1では、図4中矢印で示した光の取出し方向とは逆に、各半導体発光素子11の半導体発光層から装置基板2に向けて放射された光は、装置基板2の光反射層4に対する半導体発光素子11の投影面積部分に透光性の素子用接着剤14を通って入射し、前記投影領域部分において光の取出し方向に反射される。それだけではなく、半導体発光素子11から光反射層4に向けて放射された光の内で、素子基板12を斜めに通過した光、つまり、素子基板12の側面を通って出射した光は、半導体発光素子11の周囲に広がっている光反射層4で光の取出し方向に反射される。勿論、前記出射光が封止部材19内の蛍光体に当たって得られる二次光の内で光反射層4方向に放出された光も、光反射層4で光の取出し方向に反射される。
このように各半導体発光素子11の個々に対応する面積だけで反射するのではなく、各半導体発光素子11及び各パッド15を所定の配置で配設する上で必要な面積を有した光反射層4の略全領域、詳しくは、リフレクタ18の内側において各パッド15で覆われた部位を除く全領域で、各半導体発光素子11から放射された光を光の取出し方向に反射することができる。したがって、照明装置1の光の取出し効率を向上できる。
しかも、半導体発光素子11からその側方向に向けて光が放出される他、光反射層4で反射されて素子用接着剤14を通って素子基板12に再入射した光の一部も、半導体発光素子11の側面から放出される。ところで、この光の放出方向には半導体発光素子への電力供給の中継をなすパッド15が近接して配置されている。しかし、パッド15の厚みは半導体発光素子11の厚みの2倍以下であるので、既述のように半導体発光素子11の側方に放出された視感度が悪い青色の光が、その進行方向においてパッド15に当たることにより吸収されて損失することが抑制される。この点においても光の取出し効率が向上されるので、照明装置1により照射される照射面の輝度が低下することを抑制できる。
その上、光反射層4は銀からなる高反射層であるので、照明面を明るく照明できる。そして、銀製の光反射層4はコーテング層5で覆われているから、コーテング層5により銀製の光反射層4の硫化及び酸化が防止されて、光反射層4の反射性能の低下を抑制できる。そのため、照明装置1は高い照明効率を長期にわたって維持できる。加えて、前記照明装置1は複数の半導体発光素子11の全てを包囲する単一のリフレクタ18を備えている。このため、個々の半導体発光素子11から光の取出し方向に放射された光の内で、リフレクタ18で反射されることなく、出射される光量が増加する。したがって、リフレクタ18での反射に伴う光の損失が少なく、この点でも光の取出し効率を向上できる。なお、前記特許文献1に記載のように1個乃至数個の半導体発光素子ごとに放射状に広がる反射面を有したリフレクタが多数設けられていると、夫々のリフレクタの反射面に入射する光量が多く、その反射面での光の吸収による光の損失があるので、光の取出し効率が良くない。
又、各半導体発光素子11はその点灯に伴い発熱する。これら半導体発光素子11と装置基板2の金属ベース3との間には、金属ベース3にメッキされた銀の光反射層4と、これに被着されたコーテング層5と、このコーテング層5に半導体発光素子11を実装する素子用接着剤14が互いに積層して介在している。そして、絶縁物製のコーテング層5及び素子用接着剤14の層は極めて薄いので、それらを通して半導体発光素子11が発した熱は、熱伝導性が極めてよい銀製の光反射層4に容易に伝えられ、この光反射層4からの金属ベース3全体に伝えられて、この金属ベース3から外部に放出される。したがって、こうした放熱によって、複数の半導体発光素子11の温度上昇が抑制されて、各半導体発光素子11の温度のばらつきを生じ難くできるので、各半導体発光素子11の発光色が微妙に異ならないようにできる。
本発明の一実施形態に係る照明装置の正面図。 図1中F−F線に沿う断面図。 同じく照明装置の一部拡大正面図。 図3中F2−F2線に沿う断面図。
符号の説明
1…照明装置、2…装置基板、2a…装置基板の反射面として機能する面、3…金属ベース、4…光反射層、5…コーテング層、11…半導体発光素子、11a…発光部、14…素子用接着剤、15…パッド、16…パッド用接着剤、17…ボンディングワイヤ、19…封止部材、19a…溝部、19b…連接部。

Claims (3)

  1. 平面状の光反射面を有する装置基板と;
    この装置基板の光反射面側において間隔を存し配設された半導体発光素子を複数列設けてなる発光部と;
    前記半導体発光素子を電気的に接続するボンディングワイヤと;
    蛍光体および樹脂を含み前記半導体発光素子および前記ボンディングワイヤを覆うように前記発光部毎設けられ各発光部間には溝部が形成されてなる蛍光体層と;
    を具備することを特徴とする照明装置。
  2. 前記半導体発光素子と交互に配設されて前記装置基板の光反射面側にパッド用接着剤により接着されるとともに、少なくとも表側部位が導電部となっている複数のパッドを有し、ボンディングワイヤは隣接された前記半導体発光素子及びパッドにわたって設けられこれら半導体発光素子の電極とパッドの導電部とを接続したことを特徴とする請求項1記載の照明装置。
  3. 前記蛍光体層は射出成形により形成され、前記各蛍光体層は溝部において連接していることを特徴とする請求項1又は2記載の照明装置。
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