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JP2008241339A - 赤外線固体撮像素子 - Google Patents

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JP2008241339A
JP2008241339A JP2007079400A JP2007079400A JP2008241339A JP 2008241339 A JP2008241339 A JP 2008241339A JP 2007079400 A JP2007079400 A JP 2007079400A JP 2007079400 A JP2007079400 A JP 2007079400A JP 2008241339 A JP2008241339 A JP 2008241339A
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JP2007079400A
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Takenori Ono
剛典 大野
Hirosuke Kama
啓輔 釜
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

【課題】有効画素領域内のSi基板温度分布を補償することのできる赤外線固体撮像素子を得る。
【解決手段】赤外線を検知することにより温度検出を行う有効画素20と、赤外線入射の影響を受けずに基板温度および自己発熱を検知するリファレンス画素21とを備え、有効画素20による温度検出結果とリファレンス画素21による温度検出結果との差分を出力することで、2次元アレイ状に配置された有効画素20の領域内の基板温度分布を補償する赤外線固体撮像素子において、リファレンス画素21は、それぞれの有効画素20に隣接するように配置される。
【選択図】図5

Description

本発明は、熱型検出器を用いた赤外線固体撮像素子に関する。
熱型検出器は、被写体が放出する赤外線による温度変化を、半導体基板と熱的に分離した中空構造体において検知するものである。温度変化の検知手段として、中空構造体上にボロメータを形成し、抵抗変化を検知するボロメータ方式、あるいは、中空構造体上にPN接合ダイオードを形成し、順方向電流を流したときの電圧変化を検知するダイオード方式等が提案されている。
図9は、従来の赤外線固体撮像素子の有効画素の構成を示す素子断面図である。より具体的には、SOI(Silicon on Insulator)ダイオード方式の熱型検出器の有効画素の構成を示す素子断面図である。ここで、有効画素とは、赤外線検知用の画素を意味する。この有効画素は、バルクSi基板101、Si酸化膜102a、102b、単結晶Si薄膜103、PN接合ダイオード104、空隙105、エッチング孔106、赤外線吸収傘107、および傘支柱部108を含んで構成されている。
ここで、エッチング孔106は、空隙105を形成する為のエッチング孔であり、これにより、Si酸化膜102bと単結晶Si薄膜103とが中空構造となり、下地であるバルクSi基板101と熱的に分離されている。また、空隙105は、マイクロマシニング技術を用いて、バルクSi基板101の一部を除去して形成される。また、赤外線吸収傘107は、赤外線吸収効率を上げるための傘である。
図10は、従来の赤外線固体撮像素子の有効画素の構成を示す素子平面図であり、図9の断面図に対応した平面図に相当する。この平面図に示された有効画素の1画素の境界119内には、中空構造体110、支持脚111、PN接合ダイオード112、薄膜配線113、コンタクト114、赤外線吸収傘115、および傘支柱部116が含まれている。
ここで、中空構造体110は、Si酸化膜102bと単結晶Si薄膜103からなる中空構造体である。また、支持脚111は、中空構造体110を支持するSi酸化膜102aからなる支持脚である。また、PN接合ダイオード112は、先の図9におけるPN接合ダイオード104に相当する。
また、薄膜配線113は、PN接合ダイオード112を電気的に接続する為の薄膜配線である。また、コンタクト114は、薄膜配線113を信号線(図示せず)と電気的に接続するためのコンタクトである。また、赤外線吸収傘115は、先の図9における赤外線吸収傘107のうち、中空構造体110の上方に形成される領域の吸収傘である。さらに、傘支柱部116は、先の図9における赤外線吸収傘107のうち、中空構造体110と接する傘支柱部である。
次に、従来の赤外線固体撮像素子による赤外線検出動作について、図9および図10を用いて説明する。被写体から放出された赤外線は、赤外線吸収傘107で吸収され、赤外線吸収傘107の温度が上昇し、傘支柱部108を介して中空構造体110に熱が伝わる。この結果、中空構造体110の温度が上昇する。このとき、中空構造体110上のPN接合ダイオード112に一定順方向電流を流しておき、温度に依存するPN接合ダイオード112の両端の電圧差変化を検知することにより、赤外線検出が可能となる。
このような動作において、PN接合ダイオード112の温度は、検知器に入射する赤外線エネルギー、下地のバルクSi基板101の温度、およびPN接合ダイオード112に流す定電流による自己発熱によって決定される。
ここで、高感度で赤外線検出を行なうためには、基板温度およびダイオード自己発熱による温度を補償する必要がある。そのために、基板温度および自己発熱を検知するリファレンス画素を同一基板上に形成し、赤外線検知用に設けられた有効画素とリファレンス画素との出力の差を画像出力とする方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1における検出方法について、図面を用いて説明する。図11は、従来の赤外線固体撮像素子のリファレンス画素の構成を示す素子断面図であり、特許文献1に記載されているものに相当する。先の図9に示した従来の有効画素の素子断面図と比較すると、図11における従来のリファレンス画素の素子断面図は、赤外線吸収傘107および傘支柱部108の代わりに、遮蔽膜109および遮蔽膜支柱部109aを備えている点が異なる。そして、この遮蔽膜109は、遮蔽膜支柱部109aによりSi酸化膜102aと熱的に接続されている。
また、図12は、従来の赤外線固体撮像素子のリファレンス画素の構成を示す素子平面図であり、図11に対応した平面図である。先の図10に示した従来の有効画素の1画素の境界119と比較すると、図12における従来のリファレンス画素の1画素の境界119は、赤外線吸収傘115および傘支柱部116の代わりに、遮断膜117および支柱部118を備えている点が異なる。そして、この遮断膜117は、中空構造体110の上方に形成される赤外線遮蔽膜の領域であり、斜線で示した支柱部118は、先の図11における遮蔽膜支柱部109aに相当する。
次に、特許文献1のリファレンス画素による動作について、図11および図12を用いて説明する。検出器に入射する赤外線エネルギーは、遮蔽膜109により遮蔽され、PN接合ダイオード112の温度に影響を与えない。一方、基板温度および自己発熱によるダイオード温度上昇は、先の図9、図10に示した有効画素、および図11、図12に示したリファレンス画素の両方で生じる。従って、有効画素とリファレンス画素との差を出力することにより、基板温度・自己発熱の影響の低減を図ることができる。
次に、有効画素とリファレンス画素を用いた従来の温度補償について説明する。図13は、従来の赤外線固体撮像素子の有効画素およびリファレンス画素の配列方法を示すレイアウト図である。このレイアウト図は、有効画素120、リファレンス画素121、電源配線122a、122b、垂直信号線123a、123b、定電流源124a、124b、差動増幅回路125、積分回路126、垂直走査回路127、水平走査回路128、水平選択MOSトランジスタ129、水平信号線130、および出力アンプ131を備えている。
有効画素120は、2次元アレイ状に配置されている。また、リファレンス画素121は、有効画素アレイの各列に対応して1つずつ設けられている。そして、有効画素120およびリファレンス画素121は、電源配線122aおよび122bを介して電圧が印加され、垂直信号線123aおよび123bを介して定電流源124aおよび124bから一定電流が流れる。
有効画素120、リファレンス画素121は、先の図10、図12に示したように、ダイオードを備えている。そして、垂直走査回路127は、電源配線122aの1本を選択し、選択した行の有効画素120のダイオードに、電圧Vを印加する。ここで、各ダイオード電流は、定電流源124aによって一定値制御されている。そして、赤外線入射によって決まるダイオード温度に応じて、各ダイオードの両端に電圧差Vdが生じ、垂直信号線123aの電圧は、V−Vdとなる。
一方、リファレンス画素121のダイオードにも、電源配線122bを介して電圧Vが印加され、定電流源124bによって有効画素と同じ一定電流が流れる。このとき、リファレンス画素のダイオード両端には、電圧差Vd’が生じ、垂直信号線123bの電位は、V−Vd’となる。この2つの画素からの出力が、各列ごとに設けられた差動増幅回路125および積分回路126によって差動増幅される。
次に、水平走査回路128は、水平選択MOSトランジスタ129の1つを選択し、対応した画素の差動出力が水平信号線130および出力アンプ131を介して素子外部へと出力される。このようにして、垂直走査回路127と水平走査回路128を走査することで、アレイ状に配置された各画素からの出力を時系列に読み出し、2次元の赤外線画像を得ることができる。
特開2001−215152号公報
しかしながら、従来の赤外線固体撮像素子は、以下に示す課題がある。従来のリファレンス画素を用いた温度補償において、基板温度は、有効画素領域内において均一であるとみなすことで、有効画素アレイの各列に対応して1つずつ設けられたリファレンス画素の位置の基板温度をリファレンス値としている。しかし、基板温度は、2次元アレイ状に配置された有効画素領域内においても、画素位置ごとに分布を持っており、これら有効画素領域内の基板温度分布が必ずしも補償されていないという問題がある。
本発明はこのような課題を解決するためになされたものであり、有効画素領域内のSi基板温度分布を補償することのできる赤外線固体撮像素子を得ることを目的とする。
本発明に係る赤外線固体撮像素子は、赤外線を検知することにより温度検出を行う有効画素と、赤外線入射の影響を受けずに基板温度および自己発熱を検知するリファレンス画素とを備え、有効画素による温度検出結果とリファレンス画素による温度検出結果との差分を出力することで、2次元アレイ状に配置された有効画素の領域内の基板温度分布を補償する赤外線固体撮像素子において、リファレンス画素は、それぞれの有効画素に隣接するように配置されるものである。
本発明によれば、有効画素に対してリファレンス画素を1対1に配置することにより、有効画素領域内のSi基板温度分布を補償することのできる赤外線固体撮像素子を得ることができる。
以下、本発明の赤外線固体撮像素子の好適な実施の形態につき図面を用いて説明する。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1における赤外線固体撮像素子の有効画素の構成を示す素子断面図である。この有効画素は、バルクSi基板1、Si酸化膜2a、2b、単結晶Si薄膜3、PN接合ダイオード4、空隙5、エッチング孔6、赤外線吸収傘7、傘支柱部8、および赤外線反射膜9を含んでいる。先の図9における従来の有効画素の構成と比較すると、赤外線反射膜9をさらに備えている点が異なっている。
また、図2は、本発明の実施の形態1における赤外線固体撮像素子のリファレンス画素の構成を示す素子断面図である。先の図11における従来のリファレンス画素の構成と比較すると、遮蔽膜109および遮蔽膜支柱部109aの代わりに赤外線反射膜9が設けられている点が異なっている。
また、図3は、本発明の実施の形態1の赤外線固体撮像素子の有効画素の構成を示す素子平面図であり、図1に対応した平面図に相当する。この平面図における1画素の境界19内には、中空構造体10、支持脚11、PN接合ダイオード12、薄膜配線13、コンタクト14、赤外線吸収傘15、傘支柱部16、および赤外線反射膜17、18が含まれている。
ここで、赤外線反射膜17は、中空構造体10の上方、かつ赤外線吸収傘7の下方に形成される赤外線反射膜9の領域に相当する。また、赤外線反射膜18は、赤外線反射膜9がSi酸化膜2aと接する領域に相当する(図1参照)。先の図10における従来の有効画素の平面図と比較すると、赤外線反射膜17、18をさらに備えている点が異なっている。
また、図4は、本発明の実施の形態1の赤外線固体撮像素子のリファレンス画素の構成を示す素子平面図であり、図2に対応した平面図に相当する。先の図12における従来のリファレンス画素の平面図と比較すると、遮断膜117および支柱部118の代わりに赤外線反射膜18が設けられている点が異なっている。
図1および図3に示したような構成を有する有効画素は、入射赤外線エネルギー、画素基板温度、およびダイオード自己発熱による温度上昇を検知する。これに対して、図2および図4に示したようなリファレンス画素は、画素基板温度、およびダイオード自己発熱による温度上昇を検知し、入射赤外線エネルギーによる温度上昇は検知しない。
そして、図1に示すように、有効画素には、赤外線吸収傘7の下方であり、かつ傘支柱部8の両側に相当する部分に、リファレンス画素に設けられているのと同様に、赤外線反射膜9が設けられている。これにより、有効画素は、赤外線吸収傘7以外の経路からの入射赤外線エネルギーによる温度上昇を検知しないとともに、画素基板温度およびダイオード自己発熱による温度上昇を、リファレンス画素と同条件で検知できるようになっている。
次に、有効画素とリファレンス画素を用いた本実施の形態1の温度補償について説明する。図5は、本発明の実施の形態1における赤外線固体撮像素子の有効画素およびリファレンス画素の配列方法を示すレイアウト図である。このレイアウト図は、有効画素20、リファレンス画素21、電源配線22、垂直信号線23、定電流源24、差動増幅回路25、積分回路26、垂直走査回路27、水平走査回路28、水平選択MOSトランジスタ29、水平信号線30、および出力アンプ31を備えている。
この図5のレイアウトでは、2次元アレイ状に配置された画素のうち、有効画素20からなる有効画素列と、リファレンス画素21からなるリファレンス画素列とが交互に配置されている。ここで、「列」とは、図5における縦方向を意味している。この結果、有効画素20とリファレンス画素21とが1対1に配列されている。有効画素20およびリファレンス画素21は、電源配線22を介して電圧が印加され、垂直信号線23を介して定電流源24から一定電流が流れる。
有効画素20、リファレンス画素21は、先の図3、図4に示したように、ダイオードを備えている。そして、垂直走査回路27は、電源配線22の1本を選択し、選択した行の有効画素20あるいはリファレンス画素21のダイオードに、電圧Vを印加する。ここで、各ダイオード電流は、定電流源24によって一定値制御されている。
このとき、有効画素20は、ダイオード温度に応じて各ダイオードの両端に電圧差Vが生じ、垂直信号線23の電圧は、V−Vとなる。同様に、リファレンス画素21は、ダイオード温度に応じて各ダイオードの両端に電圧差VD’が生じ、垂直信号線23の電圧は、V−VD’となる。
この有効画素20とリファレンス画素21のそれぞれの画素からの出力が2列毎に設けられた差動増幅回路25および積分回路26によって差動増幅される。そして、水平走査回路28は、水平選択MOSトランジスタ29の1つを選択し、対応した画素の差動出力が水平信号線30および出力アンプ31を介して素子外部へと出力される。このようにして、垂直走査回路27と水平走査回路28を走査することで、アレイ状に配置された各画素からの出力を時系列に読み出し、2次元の赤外線画像を得ることができる。
図5に示すように、本実施の形態1における赤外線固体撮像素子では、有効画素20のそれぞれに対応してリファレンス画素21が設けられている。この結果、このように配置されたリファレンス画素21の働きにより、有効画素20の領域内のSi基板温度分布を補償することが可能となる。
以上のように、実施の形態1によれば、それぞれの列ごとに、有効画素列とリファレンス画素列を交互に配置することにより、有効画素1画素ごとに、隣接したリファレンス画素を配置している。このように、有効画素に対してリファレンス画素を1対1に配置することにより、従来の方法では困難であった、2次元アレイ状の有効画素領域内の基板温度分布を補償することが可能な赤外線固体撮像素子を実現できる。
実施の形態2.
先の実施の形態1では、有効画素列とリファレンス画素列を交互に配置することにより、有効画素1画素ごとに、隣接したリファレンス画素を配置した場合について説明した。これに対して、本実施の形態2では、「行」について、有効画素行とリファレンス画素行を交互に配置することにより、有効画素1画素ごとに、隣接したリファレンス画素を配置する場合について説明する。
図6は、本発明の実施の形態2における赤外線固体撮像素子の有効画素およびリファレンス画素の配列方法を示すレイアウト図である。このレイアウト図は、有効画素20、リファレンス画素21、電源配線22a、22b、垂直信号線23、定電流源24、差動増幅回路25、積分回路26a、26b、垂直走査回路27、水平走査回路28、水平選択MOSトランジスタ29、水平信号線30、および出力アンプ31を備えているとともに、画素選択トランジスタ32a、32b、および画素切換回路33をさらに備えている。
有効画素20の1画素ごとに、隣接したリファレンス画素21を配置している点は、先の実施の形態1と同様であるが、本実施の形態2では、有効画素行とリファレンス画素行を交互に配置している。ここで、「行」とは、図6における横方向を意味している。さらに、本実施の形態2の構成は、画素選択トランジスタ32a、32b、および画素切換回路33をさらに備えている点が、先の実施の形態1の構成とは異なっている。
画素選択トランジスタ32aは、有効画素20を選択するためのトランジスタであり、画素選択トランジスタ32bは、リファレンス画素21を選択するトランジスタである。さらに、画素切換回路33は、有効画素20およびリファレンス画素21の切換回路である。
次に、図6を用いて、本実施の形態2における赤外線固体撮像素子の動作について説明する。有効画素20、リファレンス画素21は、先の図3、図4に示したように、ダイオードを備えている。そして、垂直走査回路27は、電源配線22aおよび22bの1本を選択し、選択した行の有効画素20あるいはリファレンス画素21のダイオードに、電圧Vを印加する。ここで、各ダイオード電流は、定電流源24によって一定値制御されている。
このとき、有効画素20は、ダイオード温度に応じて各ダイオードの両端に電圧差VD2が生じ、垂直信号線23の電圧は、V−VD2となる。同様に、リファレンス画素21は、ダイオード温度に応じて各ダイオードの両端に電圧差VD2’が生じ、垂直信号線23の電圧は、V−VD2’となる。
有効画素20からの出力と、リファレンス画素からの出力は、画素切換回路33により切り換えられ、それぞれ積分回路26aおよび26bを介し、列毎に設けられた差動増幅回路25によって差動増幅される。そして、水平走査回路28は、水平選択MOSトランジスタ29の1つを選択し、対応した画素の差動出力が水平信号線30および出力アンプ31を介して素子外部へと出力される。このようにして、垂直走査回路27と水平走査回路28を走査することで、アレイ状に配置された各画素からの出力を時系列に読み出し、2次元の赤外線画像を得ることができる。
図6に示すように、本実施の形態2における赤外線固体撮像素子は、先の実施の形態1と同様に、有効画素20のそれぞれに対応してリファレンス画素21が設けられている。この結果、このように配置されたリファレンス画素21の働きにより、有効画素20の領域内のSi基板温度分布を補償することが可能となる。
以上のように、実施の形態2によれば、それぞれの行ごとに、有効画素行とリファレンス画素行を交互に配置することにより、有効画素1画素ごとに、隣接したリファレンス画素を配置している。このように、有効画素に対してリファレンス画素を1対1に配置することにより、従来の方法では困難であった、2次元アレイ状の有効画素領域内の基板温度分布を補償することが可能な赤外線固体撮像素子を実現できる。
実施の形態3.
先の実施の形態1、2では、2次元アレイ状に配置された有効画素領域内のSi基板温度分布を補償することを目的に、それぞれの有効画素20に対応してリファレンス画素21を配置する構成を説明した。本実施の形態3では、このような配置を備えた上で、画素領域内の感度領域の減少を抑えることのできる赤外線固体撮像素子について説明する。
先の実施の形態1における図5、あるいは先の実施の形態2における図6に示したように、リファレンス画素21の数が増加すると、それに伴って画素領域に占める有効画素20による感度領域の割合が減少することとなる。そこで、本実施の形態3では、画素領域内の感度領域の減少を抑え、赤外線吸収効率の向上を図った赤外線固体撮像素子について説明する。
図7は、本発明の実施の形態3における赤外線固体撮像素子の有効画素およびリファレンス画素の構成を示す素子断面図である。また、図8は、本発明の実施の形態3における赤外線固体撮像素子の有効画素およびリファレンス画素の構成を示す素子平面図であり、図7に対応した平面図に相当する。
ここで、本実施の形態3では、赤外線吸収効率の向上を目的として、赤外線吸収傘7の構造に特徴を持たせている。その他の構造は、先の実施の形態1、2と同じである。従って、本実施の形態3における有効画素20およびリファレンス画素21を用いた温度補償の動作については、先の実施の形態1における図5、もしくは先の実施の形態2における図6による説明と同様である。
本実施の形態3における有効画素20に備えられた赤外線吸収傘7は、図7、図8に示したように、隣接するリファレンス画素21の上方を覆うように構成されている。このような構成を備えることにより、感度領域が、有効画素20の領域の上方のみでなく、リファレンス画素21の上方にまで拡張できる。この結果、本発明のように、有効画素20の1画素ごとに、隣接したリファレンス画素21を配置する場合にも、従来と同等の感度領域を維持することができる。
以上のように、実施の形態3によれば、有効画素1画素ごとに、隣接したリファレンス画素を配置することにより、先の実施の形態1、2と同様の効果を得ることができる。さらに、Si基板温度分布の影響を補償することを目的として、リファレンス画素数を増加した場合にも、有効画素に備えられた赤外線吸収傘を、隣接するリファレンス画素の上方を覆うように構成することにより、従来と同等の感度領域を維持したまま、先の実施の形態1、2の効果を得ることができる。
なお、有効画素およびリファレンス画素の構造や画素配列、および読み出し回路を変更すれば、ボロメータ型など他の赤外線固体撮像素子や可視光、または紫外線など、画素の感度波長に応じた固体撮像素子を用いることができる。かかる場合も、本発明と同様の効果が得られる。
本発明の実施の形態1における赤外線固体撮像素子の有効画素の構成を示す素子断面図である。 本発明の実施の形態1における赤外線固体撮像素子のリファレンス画素の構成を示す素子断面図である。 本発明の実施の形態1の赤外線固体撮像素子の有効画素の構成を示す素子平面図である。 本発明の実施の形態1の赤外線固体撮像素子のリファレンス画素の構成を示す素子平面図である。 本発明の実施の形態1における赤外線固体撮像素子の有効画素およびリファレンス画素の配列方法を示すレイアウト図である。 本発明の実施の形態2における赤外線固体撮像素子の有効画素およびリファレンス画素の配列方法を示すレイアウト図である。 本発明の実施の形態3における赤外線固体撮像素子の有効画素およびリファレンス画素の構成を示す素子断面図である。 本発明の実施の形態3における赤外線固体撮像素子の有効画素およびリファレンス画素の構成を示す素子平面図である。 従来の赤外線固体撮像素子の有効画素の構成を示す素子断面図である。 従来の赤外線固体撮像素子の有効画素の構成を示す素子平面図である。 従来の赤外線固体撮像素子のリファレンス画素の構成を示す素子断面図である。 従来の赤外線固体撮像素子のリファレンス画素の構成を示す素子平面図である。 従来の赤外線固体撮像素子の有効画素およびリファレンス画素の配列方法を示すレイアウト図である。
符号の説明
1 バルクSi基板(基板)、2a、2b Si酸化膜、3 単結晶Si薄膜、4 PN接合ダイオード、5 空隙、6 エッチング孔、7 赤外線吸収傘、8 傘支柱部、9 赤外線反射膜、10 中空構造体、11 支持脚、12 PN接合ダイオード、13 薄膜配線、14 コンタクト、15 赤外線吸収傘、16 傘支柱部、17 赤外線反射膜、18 赤外線反射膜、19 1画素の境界、20 有効画素、21 リファレンス画素、22 電源配線、22a、22b 電源配線、23 垂直信号線、24 定電流源、25 差動増幅回路、26 積分回路、26a、26b 積分回路、27 垂直走査回路、28 水平走査回路、29 水平選択MOSトランジスタ、30 水平信号線、31 出力アンプ、32a 画素選択トランジスタ、32b 画素選択トランジスタ、33 画素切換回路。

Claims (3)

  1. 赤外線を検知することにより温度検出を行う有効画素と、赤外線入射の影響を受けずに基板温度および自己発熱を検知するリファレンス画素とを備え、前記有効画素による温度検出結果と前記リファレンス画素による温度検出結果との差分を出力することで、2次元アレイ状に配置された前記有効画素の領域内の基板温度分布を補償する赤外線固体撮像素子において、
    前記リファレンス画素は、それぞれの有効画素に隣接するように配置されることを特徴とする赤外線固体撮像素子。
  2. 請求項1に記載の赤外線固体撮像素子において、
    前記リファレンス画素は、赤外線入射の影響を阻止するための赤外線反射膜を有し、
    前記有効画素は、赤外線検知用に設けられた検出傘の下方に、前記リファレンス画像と同等の赤外線反射膜を有する
    ことを特徴とする赤外線固体撮像素子。
  3. 請求項1または2に記載の赤外線固体撮像素子において、
    前記有効画素は、赤外線検知用に設けられた検出傘を、隣接するリファレンス画素の上方を覆うように延長して構成されることを特徴とする赤外線固体撮像素子。
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