JP2008135567A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】膜厚に依存することなく、駆動力の変動を抑制することが可能な構造を持つストレッサー膜を備えた半導体装置を提供する。
【解決手段】N型MISトランジスタは、活性領域100上に形成されたゲート絶縁膜102と、ゲート絶縁膜102上に形成されたゲート電極103と、ゲート絶縁膜102及びゲート電極103の側面に形成されたサイドウォールスペーサ112と、活性領域100におけるサイドウォールスペーサ112の外側方に形成されたソースドレイン領域107と、活性領域100上に、ゲート電極103及びサイドウォールスペーサ112を覆うように形成され、チャネル領域におけるゲート長方向に引張応力を印加するストレッサー膜109とを備える。ストレッサー膜109は、サイドウォールスペーサ112の側面と活性領域100の上面とが交わる角部近傍において、上面側から角部に向かって延びるスリット100Aを有している。
【選択図】図1
【解決手段】N型MISトランジスタは、活性領域100上に形成されたゲート絶縁膜102と、ゲート絶縁膜102上に形成されたゲート電極103と、ゲート絶縁膜102及びゲート電極103の側面に形成されたサイドウォールスペーサ112と、活性領域100におけるサイドウォールスペーサ112の外側方に形成されたソースドレイン領域107と、活性領域100上に、ゲート電極103及びサイドウォールスペーサ112を覆うように形成され、チャネル領域におけるゲート長方向に引張応力を印加するストレッサー膜109とを備える。ストレッサー膜109は、サイドウォールスペーサ112の側面と活性領域100の上面とが交わる角部近傍において、上面側から角部に向かって延びるスリット100Aを有している。
【選択図】図1
Description
本発明は、半導体装置及びその製造方法に関し、特に、チャネル方向に応力を印加するストレッサー膜の膜厚変動による駆動力変動を抑制することが可能な構造を持つストレッサー膜を備えた電界効果型トランジスタ及びその製造方法に関するものである。
半導体装置のデザインルールの縮小に伴い、回路の集積度は飛躍的に向上し、1チップ上に1億個以上のトランジスタを搭載することも可能となっている。このようなチップを実現するためには、数十ナノメートルオーダーの加工精度が要求されるリソグラフィ、エッチング等の超微細加工技術の進展だけでなく、微細なトランジスタを形成した場合においても電流の絶対量を確保するために、トランジスタの高駆動力化も強く求められている。
トランジスタの駆動力を向上させる手法の一つとして、チャネル部への応力印加が近年注目を集めている。これは、基板であるシリコンに応力を加えることで、そのバンド構造を変化させ、キャリア移動度を向上させる手法である。従来からの研究により、nチャネルMIS(Metal Insulator Semiconductor)トランジスタ(NMIS)の移動度を向上させるには、チャネル部に引張応力を加えることが有効であることが分かっている。一方、pチャネルMISトランジスタ(PMIS)に対しては、チャネル部に圧縮応力を加えることが有効である。
チャネル部に応力を印加する手法として、ストレッサー膜を用いた方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
図13は、チャネル方向に応力を印加するストレッサー膜を備えた従来のNMISトランジスタの断面構造を示している。
図13に示すように、半導体基板11上には、ゲート絶縁膜12を介して、上層にシリサイド層17を有するゲート電極13が形成されている。半導体基板11におけるゲート電極13の両側方の領域には、接合深さが浅いn型ソースドレイン領域14が形成されている。シリサイド層17、ゲート電極13及びゲート絶縁膜12の側面には、サイドウォール15が形成されている。半導体基板11におけるサイドウォール15の外側方の領域には、上層にシリサイド層17を有する接合深さが深いn型ソースドレイン領域16が形成されている。半導体基板11の全面上には、ゲート電極13及びサイドウォール15を覆うように、引張応力を有するシリコン窒化膜からなるストレッサー膜18が形成されている。ストレッサー膜18上には、層間絶縁膜19が形成されている。
以上の構造を有する従来の半導体装置によると、引張応力を有するシリコン窒化膜からなるストレッサー膜18を備えることにより、NMISトランジスタの駆動力が7%向上することが特許文献1に開示されている。
また、以下の非特許文献1によると、NMISトランジスタの駆動力はストレッサー膜の膜厚に依存することが分かっており、当該非特許文献1に報告された図14に示すストレッサー膜厚とオン電流変化との関係図から明らかなように、窒化膜からなるストレッサー膜の膜厚を20nmから90nmへと厚膜化することにより、NMISトランジスタの駆動力が8%向上することが分かる。
以上の点から、NMISトランジスタの駆動力を向上させるためには、引張応力を有するシリコン窒化膜を用いてストレッサー膜を形成し、その膜厚を可能な限り厚くすることが有効であることが分かる。
特開2003−60076号公報
M.D.Giles et al., Symp. on VLSI Tech., Digest of Tech. Papers pp.118-119 (2004)
Giles et al., VLSI 2004(Fig.7(b))
Mistry et al., VLSI2004(Fig.7)
しかしながら、上記のストレッサー膜の膜厚を変動させると、NMISトランジスタの駆動力が変動することになり、特性バラツキが大きなトランジスタが形成されてしまうという問題があった。
すなわち、図14に示すデータから明らかなように、ストレッサー膜の膜厚が10nm変化すると、駆動力は1%以上も変化することが分かる。NMISトランジスタの構造設計において、例えばストレッサー膜の膜厚を40nmとし、その膜厚のバラツキを±10%の範囲で許容する場合には、1%程度の駆動力の変動を許容することになるため、特性バラツキの大きなトランジスタができてしまうことになる。
前記に鑑み、本発明の目的は、膜厚に依存することなく、駆動力の変動を抑制することが可能な構造を持つストレッサー膜を備えた半導体装置及びその製造方法を提供することである。
前記の目的を達成するために、我々は種々の検討を重ねた結果、以下の知見を見出した。すなわち、これまでは、チャネル方向により大きな応力を印加して駆動能力を向上することや、エッチングによる突き抜けを防止して特性劣化を抑制すること等が考慮され、カバレッジに優れたより均一な膜厚を有するストレッサー膜を形成することが一般に求められていた。ところが、鋭意検討により、ストレッサー膜に対してスリットを設けることにより、膜厚に依存することなく、トランジスタの駆動力の変動を抑制できるという知見が見出されたのである。
本発明は、前記の知見に鑑みてなされたものであり、具体的に、本発明の一側面に係る半導体装置は、半導体基板における第1の活性領域上に形成された第1のN型MISトランジスタを有する半導体装置であって、第1のN型MISトランジスタは、第1の活性領域上に形成された第1のゲート絶縁膜と、第1のゲート絶縁膜上に形成された第1のゲート電極と、第1のゲート絶縁膜及び第1のゲート電極の側面に形成された第1の側壁絶縁膜と、第1の活性領域における第1の側壁絶縁膜の外側方に形成された第1のソースドレイン領域と、第1の活性領域上に、第1のゲート電極及び第1の側壁絶縁膜を覆うように形成され、チャネル領域におけるゲート長方向に引張応力を印加する第1のストレッサー膜とを備え、第1のストレッサー膜は、第1の側壁絶縁膜の側面と第1の活性領域の上面とが交わる角部近傍において、上面側から角部に向かって延びるスリットを有している。
本発明の一側面に係る半導体装置によると、スリットを有する第1のストレッサー膜を備えたことにより、第1のストレッサー膜の膜厚に依存することなく、該第1のストレッサー膜の膜厚にバラツキが生じてもトランジスタの駆動力を安定化させることが可能となる。
本発明の一側面に係る半導体装置において、第1の側壁絶縁膜における、第1の側壁絶縁膜の側面の底部と第1の活性領域の主面とのなす角度は、75°以上であって且つ90°以下である場合に、スリットを有する第1のストレッサー膜が確実に得られる。
本発明の一側面に係る半導体装置において、第1の側壁絶縁膜は、第1のゲート電極の側面及び第1の活性領域の上面に形成された断面形状がL字状の絶縁膜と、L字状の絶縁膜の内側表面に形成されたサイドウォールとからなり、L字状の絶縁膜における第1の活性領域の主面に並行に延びる部分の側面と第1の活性領域の主面とのなす角度は、90°である場合に、スリットを有する第1のストレッサー膜が確実に得られる。
本発明の一側面に係る半導体装置において、ストレッサー膜の膜厚が、25nm以上である場合に、第1のストレッサー膜の膜厚にバラツキが生じてもトランジスタの駆動力を確実に安定化させることができる。
本発明の一側面に係る半導体装置において、半導体基板における第1の活性領域とは異なる第2の活性領域に形成された第2のN型MISトランジスタをさらに備え、第2のN型MISトランジスタは、第2の活性領域上に形成された第2のゲート絶縁膜と、第2のゲート絶縁膜上に形成された第2のゲート電極と、第2のゲート絶縁膜及び第2のゲート電極の側面に形成された第2の側壁絶縁膜と、第2の活性領域における第2の側壁絶縁膜の外側方に形成された第2のソースドレイン領域と、第2の活性領域上に、第2のゲート電極及び第2の側壁絶縁膜を覆うように形成され、チャネル領域におけるゲート長方向に引張応力を印加する第2のストレッサー膜とを備え、第2のストレッサー膜は、第2の側壁絶縁膜の側面と第2の活性領域の上面とが交わる角部近傍において、上面側から角部に向かって延びるスリットを有していない。
このように、第1の活性領域ではスリットを有する第1のストレッサー膜を備え、第2の活性領域ではスリットを有さない第2のストレッサー膜を備える構造を採用することにより、後述するように例えば、第1の領域ではトランジスタの駆動力の安定性を図ることが可能になると共に、第2の領域ではリーク電流を抑制することが可能になる。
本発明の一側面に係る半導体装置において、第1のN型MISトランジスタは、第1のストレッサー膜の上に形成された第1の層間絶縁膜と、第1の層間絶縁膜を貫通し、第1のソースドレイン領域の上面上のみに到達するように形成された第1のコンタクトプラグとをさらに備え、第2のN型MISトランジスタは、第2のストレッサー膜の上に形成された第2の層間絶縁膜と、第2の層間絶縁膜を貫通し、第2のソースドレイン領域の上面上のみならず第2の側壁絶縁膜の側面にも到達するように形成された第2のコンタクトプラグとをさらに備えていることが好ましい。
このように、第1の領域では、第1のソースドレイン領域の上面のみに到達する第1のコンタクトプラグが形成され、第2の領域では、第2のソースドレイン領域の上面のみならず第2の側壁絶縁膜の側面にも到達する第2のコンタクトプラグが形成される場合に、第1の領域に形成される第1のN型MISトランジスタは、トランジスタの駆動力の安定性を図ることができ、第2の領域に形成される第2のN型MISトランジスタは、第2のコンタクトプラグが半導体基板中に突き抜けることが防止されるため、リーク電流を抑制することができる。
本発明の一側面に係る半導体装置において、第2のストレッサー膜の引張応力は、第1のストレッサー膜の引張応力に比べて小さい。
本発明の一側面に係る半導体装置において、第1のストレッサー膜は、シリコン窒化膜であることが好ましい。
本発明の一側面に係る半導体装置において、第1のストレッサー膜は、水素含有シリコン窒化膜であることが好ましい。
本発明の一側面に係る半導体装置の製造方法は、半導体基板における第1の活性領域上に第1のゲート絶縁膜を形成する工程(a)と、第1のゲート絶縁膜上に第1のゲート電極を形成する工程(b)と、第1のゲート絶縁膜及び第1のゲート電極の側面に第1の側壁絶縁膜を形成する工程(c)と、第1の活性領域における第1の側壁絶縁膜の外側方に第1のソースドレイン領域を形成する工程(d)と、第1の活性領域上に、第1のゲート電極及び第1の側壁絶縁膜を覆うように、チャネル領域におけるゲート長方向に引張応力を印加する第1のストレッサー膜を形成する工程(e)と、第1のストレッサー膜に、第1の側壁絶縁膜の側面と第1の活性領域の上面とが交わる角部近傍において、上面側から角部に向かって延びるスリットを形成する工程(f)とを備える。
本発明の一側面に係る半導体装置の製造方法によると、スリットを有する第1のストレッサー膜を形成することにより、第1のストレッサー膜の膜厚に依存することなく、該第1のストレッサー膜の膜厚にバラツキが生じてもトランジスタの駆動力を安定化させることが可能となる。
本発明の一側面に係る半導体装置の製造方法において、工程(e)は、250℃以上であって且つ600℃以下の堆積温度にて、プラズマCVD法を用いて、第1のストレッサー膜を形成する工程であり、工程(f)は、堆積温度を室温に戻すことにより、第1のストレッサー膜にスリットを形成する工程であることが好ましい。
このようにすると、スリットを有する第1のストレッサー膜を確実に得ることができる。
本発明の一側面に係る半導体装置の製造方法において、工程(f)は、第1のストレッサー膜に対して波長が200nm以上であって且つ400nm以下の紫外線を照射することにより、第1のストレッサー膜にスリットを形成する工程である。
このようにすると、スリットを有する第1のストレッサー膜を確実に得ることができる。
本発明の一側面に係る半導体装置の製造方法において、工程(a)は、第1のゲート絶縁膜を形成すると共に、半導体基板における第1の活性領域とは異なる第2の活性領域に第2のゲート絶縁膜を形成する工程であり、工程(b)は、第1のゲート電極を形成すると共に、第2のゲート絶縁膜上に第2のゲート電極を形成する工程であり、工程(c)は、第1の側壁絶縁膜を形成すると共に、第2のゲート絶縁膜及び第2のゲート電極の側面に第2の側壁絶縁膜を形成する工程であり、工程(d)は、第1のソースドレイン領域を形成すると共に、第2の活性領域における第2の側壁絶縁膜の外側方に第2のソースドレイン領域を形成する工程であり、工程(e)は、第1のストレッサー膜を形成すると共に、第2の活性領域上に、第2のゲート電極及び第2の側壁絶縁膜を覆うように、チャネル領域におけるゲート長方向に引張応力を印加する第2のストレッサー膜を形成する工程であり、工程(f)は、第1のストレッサー膜にスリットを形成する一方で、第2のストレッサー膜には、第2の側壁絶縁膜の側面と第2の活性領域の上面とが交わる角部近傍において、上面側から角部に向かって延びるスリットを形成しない工程であることが好ましい。
このように、第1の活性領域ではスリットを有する第1のストレッサー膜を形成し、第2の活性領域ではスリットを有さない第2のストレッサー膜を形成することにより、後述するように例えば、第1の領域ではトランジスタの駆動力の安定性を図ることが可能になると共に、第2の領域ではリーク電流を抑制することが可能になる。
本発明の一側面に係る半導体装置の製造方法において、工程(f)の後に、第1のストレッサー膜の上に第1の層間絶縁膜を形成すると共に、第2のストレッサー膜の上に第2の層間絶縁膜を形成する工程と、第1の層間絶縁膜を貫通し、第1のソースドレイン領域の上面上のみに到達するように第1のコンタクトプラグを形成すると共に、第2の層間絶縁膜を貫通し、第2のソースドレイン領域の上面上のみならず第2の側壁絶縁膜の側面にも到達するように第2のコンタクトプラグを形成する工程とをさらに備えることが好ましい。
このように、第1の領域では、第1のソースドレイン領域の上面のみに到達する第1のコンタクトプラグを形成し、第2の領域では、第2のソースドレイン領域の上面のみならず第2の側壁絶縁膜の側面にも到達する第2のコンタクトプラグを形成する場合に、第1の領域に形成される第1のN型MISトランジスタは、トランジスタの駆動力の安定性を図ることができ、第2の領域に形成される第2のN型MISトランジスタは、第2のコンタクトプラグが半導体基板中に突き抜けることを防止してリーク電流を抑制することができる。
本発明の一側面に係る半導体装置の製造方法において、工程(e)は、シリコン窒化膜からなる第1のストレッサー膜を形成する工程であることが好ましい。
本発明の一側面に係る半導体装置の製造方法において、工程(e)は、水素含有シリコン窒化膜からなる第1のストレッサー膜を形成する工程であることが好ましい。
ストレッサー膜の膜厚にバラツキが生じてもトランジスタの駆動力を安定化させることができる。
(第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の構造について図面を参照しながら説明する。
以下、本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の構造について図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の構造を示す要部断面図である。
図1に示すように、例えばシリコンからなる半導体基板101には、図示しない素子分離領域によって囲まれ、pウェル(図示せず)が形成された活性領域100が形成されており、該活性領域100上には、膜厚約2nmのゲート絶縁膜102を介して、上層に例えばNiSiからなる膜厚約20nmのシリサイド層108を有する膜厚約120nmのゲート電極103が形成されている。なお、ゲート電極103のゲート長は約50nmとしている。活性領域100におけるゲート電極103の両側方の領域には、ヒ素やリンなどのN型不純物が注入された接合深さが浅いn型ソースドレイン領域(n型エクステンション領域又はn型LDD領域)104が形成されている。
また、シリサイド層108、ゲート電極103及びゲート絶縁膜102の側面並びに活性領域100上には、例えばSiO2からなる膜厚約20nmの断面形状がL字状の絶縁膜105が形成されており、該L字状の絶縁膜105の内側表面上には、例えばSi3N4からなる底部の幅約50nmのサイドウォール106が形成されている。L字状の絶縁膜105及びサイドウォール106によってサイドウォールスペーサ112(第1の側壁絶縁膜)が構成されている。なお、サイドウォール106は、例えばSiO2とSi3N4からなる積層膜で構成してもよい。また、活性領域100におけるサイドウォールスペーサ112の外側方の領域には、上層に膜厚約20nmのシリサイド層108を有し、ヒ素やリンなどのN型不純物が注入された接合深さが深いn型ソースドレイン領域107が形成されている。
また、半導体基板101上には、ゲート電極103及びサイドウォールスペーサ112を覆うように、スリット100Aを有し、チャネル領域におけるゲート長方向に引張応力を与える応力絶縁膜であるシリコン窒化膜からなるストレッサー膜109が形成されている。ここで、スリット100Aは、L字状の絶縁膜105及びサイドウォール106からなるサイドウォールスペーサ112の側面と活性領域100の上面とが交わる角部近傍において、ストレッサー膜109の上面側から当該角部に向かって延びるように形成されている。ここで、ストレッサー膜109は、スリット100Aの形成が可能な後述の膜厚範囲内の30nmの膜厚を有しており、1.7GPaの引張応力を持つシリコン窒化膜から構成されている。また、スリット100Aの内部を含むストレッサー膜109上には、例えばTEOS(tetraethylorthosilicate)膜に代表されるシリコン酸化膜からなり、表面が平坦化された膜厚約500nmの層間絶縁膜110が形成されている。
ここで、図2は、ストレッサー膜109の膜厚を種々変化させた構成において、ストレッサー膜厚とオン電流変化との関係を評価したグラフである。
図2に示すように、ストレッサー膜109の膜厚を厚膜化していくと、スリット100Aが形成されない(スリット無し)膜厚の範囲である25nm未満の比較的薄い膜厚の範囲では、ストレッサー膜109の膜厚に比例してオン電流が増大することが分かる。しかしながら、スリット100Aが形成される(スリット有り)膜厚の範囲である25nm以上の比較的厚い膜厚の範囲では、ストレッサー膜109の膜厚とは無関係にオン電流がほぼ一定であることが分かる。
本実施形態では、膜厚が30nmのストレッサー膜109を設けることで、オン電流を10%向上させると共に、±5nmの膜厚バラツキに対して、オン電流の変動を無くすことが可能となる。
なお、本実施形態では、ストレッサー膜109に覆われるサイドウォールスペーサ112として、L字状の絶縁膜105及びサイドウォール106によって構成しており、当該サイドウォールスペーサ112の側面の底部(ここでは、L字状の絶縁膜105における半導体基板101面に並行に延びる部分の側面)と活性領域100の表面とのなす角度は90°であるが、サイドウォールスペーサ112がサイドウォール106のみから構成される場合、つまり、当該サイドウォールスペーサ112の側面の底部(この場合、サイドウォール106の側面の底部)と活性領域100の表面とのなす角度が75°以上であって且つ90°以下であるような場合であっても、本発明は、上記図2と同様の結果が得られるという知見を有している。
以上のように、本発明の第1の実施形態に係る半導体装置によると、スリット100Aを有するストレッサー膜109を設けることにより、スリット100Aの形成が可能なストレッサー膜109の膜厚範囲において、ストレッサー膜109の膜厚に依存することなく、該ストレッサー膜109の膜厚にバラツキが生じてもトランジスタの駆動力を安定化させることが可能となる。
以下に、本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法について図面を参照しながら説明する。
−−第1の製造方法−−
図3(a)及び(b)並びに図4(a)及び(b)は、本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の第1の製造方法を工程順に示す要部工程断面図である。
図3(a)及び(b)並びに図4(a)及び(b)は、本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の第1の製造方法を工程順に示す要部工程断面図である。
まず、図3(a)に示すように、例えばシリコンからなる半導体基板101における、例えばSTI(shallow trench isolation)法等を用いて選択的に形成した素子分離領域(図示せず)によって囲まれた領域に、イオン注入法により、pウェル(図示せず)を形成することによって活性領域100を形成する。続いて、活性領域100上に、例えばSiON系の膜からなる膜厚約2nmのゲート絶縁膜形成膜を形成した後に、例えばポリシリコンからなる膜厚約120nmのゲート電極形成膜を形成する。続いて、リソグラフィ及びドライエッチング技術を用いて、ゲート絶縁膜形成膜よりなるゲート絶縁膜102及びゲート電極形成膜よりなるゲート電極103を形成する。なお、ゲート電極103のゲート長は約50nmとしている。
続いて、ゲート電極103をマスクにして活性領域100に対して、例えば注入エネルギーが10keVであって且つ注入ドーズ量が1014/cm2である条件下で、ヒ素やリンなどのn型不純物のイオン注入を行うことにより接合深さが浅いn型のソースドレイン領域104を形成する。
続いて、ゲート電極103を覆うように、半導体基板101上の全面に例えばSiO2からなる膜厚約20nmの第1の絶縁膜及び例えばSi3N4からなる膜厚約50nmの第2の絶縁膜を順次形成した後、第2の絶縁膜及び第1の絶縁膜を順次エッチバックすることにより、ゲート絶縁膜102及びゲート電極103の側面上には、第1の絶縁膜からなる断面形状がL字状の絶縁膜105と、該L字状の絶縁膜105の内側表面を覆うように形成された第2の絶縁膜からなるサイドウォール106が形成される。このように、L字状の絶縁膜105及びサイドウォール106によってサイドウォールスペーサ112が構成されている。なお、サイドウォール106は、例えばSiO2とSi3N4からなる積層膜で構成してもよい。
続いて、ゲート電極103及びサイドウォールスペーサ112をマスクに用いて、活性領域100におけるサイドウォールスペーサ112の外側方の領域に、例えば注入エネルギーが10keVであって且つ注入ドーズ量が1015/cm2である条件下で、ヒ素やリン等のn型不純物のイオン注入を行うことにより、接合深さが深いソースドレイン領域107を形成する。
続いて、半導体基板101上の全面に、例えばコバルト又はニッケル等の金属膜を20nm程度堆積した後に、熱処理を加えてシリコンと金属膜の金属とを反応させることにより、サイドウォールスペーサ112の外側のn型ソースドレイン領域107の表面に例えばNiSiからなるシリサイド層108を形成すると共に、ゲート電極103の上層にもシリサイド層108を形成する。
次に、図3(b)に示すように、プラズマCVD(chemical vapor deposition)法を用いて、250℃以上であって且つ600℃以下の堆積温度にて、半導体基板101上の全面に、ゲート電極103及びサイドウォールスペーサ112を覆うように、膜厚30nmで1.7GPaの引張応力(室温時に生じる応力)を有するシリコン窒化膜からなるストレッサー膜109を堆積する。
次に、図4(a)に示すように、図3(b)における堆積温度を室温に戻すことにより、ストレッサー膜109が収縮して、1.7GPaの大きな引張応力を有するストレッサー膜109にスリット100Aが形成される。ここで、スリット100Aは、L字状の絶縁膜105及びサイドウォール106からなるサイドウォールスペーサ112の側面と活性領域100の上面とが交わる角部近傍において、ストレッサー膜109の上面側から当該角部に向かって延びるように形成される。
次に、図4(b)に示すように、スリット100Aの内部を含むストレッサー膜109の全面上に、TEOS膜に代表されるシリコン酸化膜を500nm程度堆積した後、CMP(chemical mechanical polishing)を用いて表面を平坦化することにより、350nm程度の膜厚を有する層間絶縁膜110を形成する。
以上のように、本発明に係る半導体装置の第1の製造方法によると、スリット100Aを有するストレッサー膜109を備えたNMISトランジスタを形成することができる。これにより、スリット100Aの形成が可能なストレッサー膜109の膜厚範囲において、ストレッサー膜109の膜厚に依存することなく、該ストレッサー膜109の膜厚にバラツキが生じてもトランジスタの駆動力を安定化させることが可能となる。また、当該第1の製造方法によると、ストレッサー膜を形成する通常の工程と同様の工程を用いて、トランジスタの駆動力を安定化させることが可能となる。
−−第2の製造方法−−
図5(a)及び(b)は、本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の第2の製造方法を示す要部断面図である。なお、以下では、上述した第1の製造方法と共通する部分の説明は簡略化して説明する。
図5(a)及び(b)は、本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の第2の製造方法を示す要部断面図である。なお、以下では、上述した第1の製造方法と共通する部分の説明は簡略化して説明する。
まず、上述した図3(a)を用いた説明と同様にして、図3(a)に示した構造を形成する。
次に、上述した図3(b)と同様に、プラズマCVD法を用いて、250℃以上であって且つ600℃以下の堆積温度にて、半導体基板101上の全面に、シリコン窒化膜からなるストレッサー膜109を堆積する。但し、ここでは、上述した第1の製造方法とは異なり、ストレッサー膜109として、膜厚が36nmであって、0.3GPaの引張応力(室温時に生じる応力)を有するシリコン窒化膜を用いている。
次に、図5(a)に示すように、ストレッサー膜109に対して上面側から、波長が200nmである光源を用いて紫外線照射111を行うことにより、ストレッサー膜109を収縮させて、スリット100Aを形成する。具体的には、当該構造を備えたウェハを450℃のステージ上に置いて、窒素ガス雰囲気中にて、波長が200nmの光源を用いた紫外線照射111を15分間行った。これにより、ストレッサー膜109の膜厚は30nmにまで収縮し、引張応力は1.7GPaまで増大した。なお、光源として、波長が200nm以上で且つ400nm以下の光源を用いることができる。また、スリット100Aが形成される位置は、上述の第1の製造方法にて説明したのと同様である。
次に、図5(b)に示すように、スリット100Aの内部を含むストレッサー膜109の全面上に、TEOS膜に代表されるシリコン酸化膜を500nm程度堆積した後、CMPを用いて表面を平坦化することにより、350nm程度の膜厚を有する層間絶縁膜110を形成する。
以上のように、本発明に係る半導体装置の第2の製造方法によると、スリット100Aを有するストレッサー膜109を備えたNMISトランジスタを形成することができる。これにより、スリット100Aの形成が可能なストレッサー膜109の膜厚範囲において、ストレッサー膜109の膜厚に依存することなく、該ストレッサー膜109の膜厚にバラツキが生じてもトランジスタの駆動力を安定化させることが可能となる。また、当該第2の製造方法によると、紫外線照射を行う工程を設けることにより、ストレッサー膜109中の水素が蒸発し、ストレッサー膜109が収縮し、収縮時に最も力がかかる箇所、つまり、L字状の絶縁膜105及びサイドウォール106からなるサイドウォールスペーサ112の側面と活性領域100の上面とが交わる角部近傍に、スリット100Aを安定して形成することができる。このように、当該第2の製造方法では、上述した第1の製造方法で用いたストレッサー膜109の引張応力1.7GPaよりも低い引張応力0.3GPaのストレッサー膜109をまず堆積し、その後、紫外線照射によるストレッサー膜109を収縮させる工程を行うことにより、最終的には、上述した第1の製造方法と同様に、スリット100Aを有し引張応力1.7GPaのストレッサー膜109を形成することができる。
なお、当該第2の製造方法では、紫外線照射111を用いて、ストレッサー膜109を収縮させてスリット100Aを形成する場合について説明したが、紫外線照射に限定されるものではなく、熱アニール等により、ストレッサー膜109を収縮させてスリット100Aを形成し、上述と同様の効果を得ることも可能である。
また、ストレッサー膜109にスリット100Aを形成する方法としては、カバレッジの悪い条件下でプラズマ窒化膜からなるストレッサー膜109を形成する等の方法も可能である。
なお、以上の第1の実施形態では、ストレッサー膜109として、30nmの膜厚を有すると共に1.7GPaの引張応力を有するシリコン窒化膜が形成された場合について説明したが、当該膜厚及び応力の値に限定されるものではない。つまり、本発明は、スリット100Aを有するストレッサー膜109を用いることに特徴を有し、これにより、オン電流の絶対値を向上させると共に膜厚バラツキに対するトランジスタ駆動力の変動を抑制することを可能とするものである。
また、L字状の絶縁膜105及びサイドウォール106からなるサイドウォールスペーサ112として、上述のように、サイドウォール106のみから構成されたサイドウォールスペーサ112の他に、これらのサイドウォールスペーサ112に断面形状がI字状の絶縁膜(オフセットスペーサ)をゲート電極103に最も近い位置に備えた構成としてもよい。
(第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態は、上述した第1の実施形態の応用例であって、ストレッサー膜を有する半導体装置において、該ストレッサー膜を貫通して半導体基板のソースドレイン領域(ソースドレイン領域上のシリサイド層を含む)のみに到達するコンタクトプラグが形成される領域では、上述の第1の実施形態におけるスリットを有するストレッサー膜を適用する一方で、該ストレッサー膜を貫通して半導体基板のソースドレイン領域(ソースドレイン領域上のシリサイド層を含む)のみならずサイドウォールスペーサの側面にも到達するコンタクトプラグが形成される領域では、上述の第1の実施形態におけるスリットを有するストレッサー膜を適用しない、つまり、通常のストレッサー膜を用いた構造の半導体装置及びその製造方法について説明するものである。
本発明の第2の実施形態は、上述した第1の実施形態の応用例であって、ストレッサー膜を有する半導体装置において、該ストレッサー膜を貫通して半導体基板のソースドレイン領域(ソースドレイン領域上のシリサイド層を含む)のみに到達するコンタクトプラグが形成される領域では、上述の第1の実施形態におけるスリットを有するストレッサー膜を適用する一方で、該ストレッサー膜を貫通して半導体基板のソースドレイン領域(ソースドレイン領域上のシリサイド層を含む)のみならずサイドウォールスペーサの側面にも到達するコンタクトプラグが形成される領域では、上述の第1の実施形態におけるスリットを有するストレッサー膜を適用しない、つまり、通常のストレッサー膜を用いた構造の半導体装置及びその製造方法について説明するものである。
以下、本発明の第2の実施形態に係る半導体装置の構造について図面を参照しながら説明する。
図6は、本発明の第2の実施形態に係る半導体装置の構造を示す要部断面図である。なお、図6における半導体基板201上の第1の領域A(例えばロジック部)及び第2の領域B(例えばメモリ部)に示した各NMISトランジスタの構成部分について、前述した図1に示したNMISトランジスタの構成部分と対応する部分の説明は符号は異なるものの前述した第1の実施形態と同様であるため、以下では、その詳細な説明は簡略化して本実施形態に係る半導体装置の構造における特徴部分を中心に説明する。
図6に示す第1の領域Aにおいて、半導体基板201には、図示しない素子分離領域によって囲まれ、pウェル(図示せず)が形成された第1の活性領域200aが形成されている。第1の活性領域200a上には、第1のゲート絶縁膜202aを介して、上層に第1のシリサイド層208aを有する第1のゲート電極203aが形成されている。第1の活性領域200aにおける第1のゲート電極203aの両側方の領域には、接合深さが浅い第1の浅いn型ソースドレイン領域(n型エクステンション領域又はn型LDD領域)204aが形成されている。また、第1のシリサイド層208a、第1のゲート電極203a及び第1のゲート絶縁膜202aの側面並びに第1の活性領域200a上には、断面形状がL字状である第1のL字状絶縁膜205aが形成されており、該第1のL字状絶縁膜205aの内側表面上には、第1のサイドウォール206aが形成されている。第1のL字状絶縁膜205a及び第1のサイドウォール206aによって第1のサイドウォールスペーサ218a(第1の側壁絶縁膜)が構成されている。なお、第1のサイドウォール206aは積層膜で構成してもよい。また、第1の活性領域200aにおける第1のサイドウォールスペーサ218aの外側方の領域には、上層に第1のシリサイド層208aを有する接合深さが深い第1の深いn型ソースドレイン領域207aが形成されている。
また、半導体基板201上には、第1のゲート電極203a及び第1のサイドウォールスペーサ218aを覆うように、スリット200Aを有し、チャネル領域におけるゲート長方向に引張応力を与える応力絶縁膜であるシリコン窒化膜からなる第1のストレッサー膜209aが形成されている。ここで、スリット200Aは、第1のL字状絶縁膜205a及び第1のサイドウォール206aからなる第1のサイドウォールスペーサ218aの側面と第1の活性領域200aの上面とが交わる角部近傍において、第1のストレッサー膜209aの上面側から当該角部に向かって延びるように形成されている。ここで、第1のストレッサー膜209aは、30nmの膜厚を有しており、1.7GPaの引張応力を持つシリコン窒化膜から構成されている。
また、スリット200Aの内部を含む第1のストレッサー膜209a上には第1の層間絶縁膜210aが形成されており、第1の層間絶縁膜210aには、該第1の層間絶縁膜210a及び第1のストレッサー膜209aを貫通し、半導体基板201の上面(具体的には第1の深いn型ソースドレン領域207aの上層の第1のシリサイド層208aの上面)に到達する第1のコンタクトプラグ211aが形成されている。
一方、図6に示す第2の領域Bにおいて、半導体基板201には、図示しない素子分離領域によって囲まれ、pウェル(図示せず)が形成された第2の活性領域200bが形成されている。第2の活性領域200b上には、第2のゲート絶縁膜202bを介して、上層に第2のシリサイド層208bを有する第2のゲート電極203bが形成されている。第2の活性領域200bにおける第2のゲート電極203bの両側方の領域には、接合深さが浅い第2の浅いn型ソースドレイン領域(n型エクステンション領域又はn型LDD領域)204bが形成されている。また、第2のシリサイド層208b、第2のゲート電極203b及び第2のゲート絶縁膜202bの側面並びに第2の活性領域200b上には、断面形状がL字状である第2のL字状絶縁膜205bが形成されており、該第2のL字状絶縁膜205bの内側表面上には、第2のサイドウォール206bが形成されている。第2のL字状絶縁膜205b及び第2のサイドウォール206bによって第2のサイドウォールスペーサ218b(第2の側壁絶縁膜)が構成されている。なお、第2のサイドウォール206aは積層膜で構成してもよい。また、第2の活性領域200bにおける第2のサイドウォールスペーサ218bの外側方の領域には、第2のシリサイド層208bを有する接合深さが深い第2の深いn型ソースドレイン領域207bが形成されている。
また、半導体基板201上には、上述の第1のストレッサー膜209aと一体的に連続して形成され、第2のゲート電極203b及び第2のサイドウォールスペーサ218bを覆うように、チャネル領域におけるゲート長方向に引張応力を与える応力絶縁膜であるシリコン窒化膜からなる第2のストレッサー膜209bが形成されている。ここで、第2のストレッサー膜209bは、30nmの膜厚を有しており、1.4GPaの引張応力を持つシリコン窒化膜から構成されている。但し、第2のストレッサー膜209bには、スリットは形成されていない。
また、第2のストレッサー膜209b上には、上述した第1の層間絶縁膜210aと一体的に連続して形成された第2の層間絶縁膜210bが形成されている。第2の層間絶縁膜210bには、該第2の層間絶縁膜210b及び第2のストレッサー膜209bを貫通し、半導体基板201の上面(具体的には第2の深いn型ソースドレン領域207bの上層の第2のシリサイド層208bの上面)のみならず第2のサイドウォールスペーサ218bの側面に到達する第2のコンタクトプラグ211bが形成されている。
以上のように、本発明の第2の実施形態に係る半導体装置によると、第1の領域Aでは、スリット200Aを有する第1のストレッサー膜209aを備え、該第1のストレッサー膜209aの膜厚を30nmに設定していることにより、第1の実施形態で説明したように、オン電流を10%向上させると共に、±5nmの膜厚バラツキに対して、オン電流の変動を無くすことが可能となる。このため、第1の領域Aでは、スリット200Aの形成が可能な第1のストレッサー膜209aの膜厚範囲において、第1のストレッサー膜209aの膜厚に依存することなく、該第1のストレッサー膜209aの膜厚にバラツキが生じてもトランジスタの駆動力を安定化させることが可能となる。
一方、第2の領域Bでは、第2のストレッサー膜209bにスリットを設けていないことにより、第2のコンタクトプラグ211b形成時のエッチング耐性が向上し、リーク電流の増大を抑制することが可能となる。
このように、本実施形態は、形成されるコンタクトプラグの構造に応じて、ストレッサー膜の形状を変化させることを提案したものである。すなわち、半導体基板201の第1の深いn型ソースドレイン領域207aの上層における第1のシリサイド層208a上のみに到達する第1のコンタクトプラグ211aを形成する例えばロジック部等の第1の領域Aでは、トランジスタの駆動力を向上させると同時に駆動力の安定化を図るために、第1のストレッサー膜209aにスリット200Aを設けている。一方、半導体基板201の第2の深いn型ソースドレイン領域207bの上層における第2のシリサイド層208b上のみならず第2のサイドウォールスペーサ218bの側面にも到達する第2のコンタクトプラグ218bを形成する例えばメモリ部等の第2の領域Bでは、第2のコンタクトプラグ218bが半導体基板201中に突き抜けることでリーク電流が増大するのを防止するために、第2のストレッサー膜209bにはスリットを設けていない。以上の構造により、トランジスタ駆動力の安定性とリーク電流抑制との両立を実現することができる。
以下、本発明の第2の実施形態に係る半導体装置の製造方法について図面を参照しながら説明する。
−−第1の製造方法−−
図7(a)及び(b)〜図9(a)及び(b)は、本発明の第2の実施形態に係る半導体装置の第1の製造方法を工程順に示す要部断面図である。なお、図7(a)及び(b)〜図9(a)及び(b)における半導体基板201上の第1の領域A(例えばロジック部)及び第2の領域B(例えばメモリ部)に示した各NMISトランジスタの構成部分の詳細な説明は、上述の本実施形態に係る半導体装置の構造の場合と同様に簡略化し、当該第1の製造方法における特徴部分を中心に説明する。
図7(a)及び(b)〜図9(a)及び(b)は、本発明の第2の実施形態に係る半導体装置の第1の製造方法を工程順に示す要部断面図である。なお、図7(a)及び(b)〜図9(a)及び(b)における半導体基板201上の第1の領域A(例えばロジック部)及び第2の領域B(例えばメモリ部)に示した各NMISトランジスタの構成部分の詳細な説明は、上述の本実施形態に係る半導体装置の構造の場合と同様に簡略化し、当該第1の製造方法における特徴部分を中心に説明する。
まず、図7(a)に示すように、半導体基板201における素子分離領域(図示せず)によって囲まれた領域に、イオン注入法により、pウェル(図示せず)を選択的に形成することにより、第1の領域Aに第1の活性領域200aを形成すると共に、第2の領域Bに第2の活性領域200bを形成する。続いて、第1の活性領域200a上に第1のゲート絶縁膜202a及び第1のゲート電極203aを形成すると共に、第2の活性領域200b上に第2のゲート絶縁膜202b及び第2のゲート電極203bを形成する。続いて、第1のゲート電極203a及び第2のゲート電極203bをそれぞれマスクに用いて、第1の活性領域200aにおける第1のゲート電極203aの両側方の領域に、接合深さが浅い第1の浅いn型のソースドレイン領域204aを形成すると共に、第2の活性領域200bにおける第2のゲート電極203bの両側方の領域に、接合深さが浅い第2の浅いn型のソースドレイン領域204bを形成する。
続いて、第1のゲート絶縁膜202a及び第1のゲート電極203aの側面上に、断面形状がL字状である第1のL字状絶縁膜205aを形成すると共に、第2のゲート絶縁膜202b及び第2のゲート電極203bの側面上に、断面形状がL字状である第2のL字状絶縁膜205bを形成する。また、第1のL字状絶縁膜205a及び第2のL字状絶縁膜205bの形成と同時に、第1のL字状絶縁膜205aの内側表面に第1のサイドウォール206aを形成すると共に、第2のL字状絶縁膜205bの内側表面に第2のサイドウォール206bを形成する。このようにして、第1のL字状絶縁膜205a及び第1のサイドウォール206aによって第1のサイドウォールスペーサ218aが構成されると共に、第2のL字状絶縁膜205b及び第2のサイドウォール206bによって第2のサイドウォールスペーサ218bが構成される。なお、第1及び第2のサイドウォール206a及び206bは積層膜で構成してもよい。
続いて、第1のゲート電極203a及び第1のサイドウォールスペーサ218aをマスクに用いて、n型不純物のイオン注入を行うことにより、第1の活性領域200aにおける第1のサイドウォールスペーサ218aの外側方の領域に、接合深さが深い第1の深いソースドレイン領域207aを形成する。また、第2のゲート電極203b及び第2のサイドウォールスペーサ218bをマスクに用いて、n型不純物のイオン注入を行うことにより、第2の活性領域200bにおける第2のサイドウォールスペーサ218bの外側方の領域に、接合深さが深い第2の深いソースドレイン領域207bを形成する。
続いて、半導体基板201上の全面に、例えばコバルト又はニッケル等の金属膜を堆積した後に熱処理を加えることにより、第1のサイドウォールスペーサ218aの外側の第1の深いn型ソースドレイン領域207aの上層及び第1のゲート電極203aの上層に第1のシリサイド層208aを形成すると共に、第2のサイドウォールスペーサ218bの外側の第2の深いn型ソースドレイン領域207bの上層及び第2のゲート電極203bの上層に、第2のシリサイド層208bを形成する。
次に、図7(b)に示すように、プラズマCVD法を用いて、250℃以上であって且つ600℃以下の堆積温度にて、半導体基板201の全面に、膜厚36nmで0.3GPaの引張応力(室温時に生じる応力)を有するシリコン窒化膜を堆積する。続いて、第2の領域Bにおけるシリコン窒化膜を覆うレジストパターン212を形成した後に、該シリコン窒化膜の上側から、波長が200nmである光源を用いて紫外線照射213を行う。なお、紫外線照射の具体的な方法は、上述の第1の実施形態で説明した方法と同様である。
これにより、図8(a)に示すように、第1の領域Aにおいて、シリコン窒化膜を収縮させてスリット200Aを有する第1のストレッサー膜209aが形成されると共に、第2の領域Bにおいて、スリットを有さない第2のストレッサー膜209bが形成される。
次に、第2の領域Bにおけるレジストパターン212を除去することにより、図8(b)に示す構造が得られる。
次に、図9(a)に示すように、半導体基板201の全面上に、スリット200Aの内部を含む第1のストレッサー膜209a及び第2のストレッサー膜209bを覆うように、例えばシリコン酸化膜を堆積した後、CMPを用いて表面を平坦化することにより、第1の領域Aに第1の層間絶縁膜210aを形成すると共に、第2の領域Bに第2の層間絶縁膜210bを形成する。
次に、図9(b)に示すように、リソグラフィ及びドライエッチング技術を用いて、第1の領域Aにおける第1の層間絶縁膜210aには、該第1の層間絶縁膜210a及び第1のストレッサー膜209aを貫通し、半導体基板201の第1の深いn型ソースドレイン領域207aの上層における第1のシリサイド層208aを露出させる第1のコンタクトホールを形成すると共に、第2の領域Bにおける第2の層間絶縁膜210bには、該第2の層間絶縁膜210b及び第2のストレッサー膜209bを貫通し、半導体基板201の第2の深いn型ソースドレイン領域207bの上層における第2のシリサイド層208bのみならず第2のサイドウォールスペーサ218bの側面を露出させる第2のコンタクトホールを形成する。続いて、該1及び第2のコンタクトホールに例えばタングステンなどの導電膜を埋め込むことにより、第1の領域Aには第1のシリサイド層208aの上面に到達する第1のコンタクプラグ211aを形成すると共に、第2の領域Bには第2のシリサイド層208bの上面のみならず第2のサイドウォールスペーサ218bの側面にも到達する第2のコンタクプラグ211bを形成する。
以上のように、本発明の第2の実施形態に係る半導体装置の第1の製造方法によると、第1のシリサイド層208a上のみに到達する第1のコンタクトプラグ211aを形成する例えばロジック部等の第1の領域Aでは、スリット200Aを有する第1のストレッサー膜209aを形成することにより、トランジスタの駆動力を向上させると同時に駆動力の安定化を図ることができる。一方、第2のシリサイド層208b上のみならず第2のサイドウォールスペーサ218bの側面にも到達する第2のコンタクトプラグ211bを形成する例えばメモリ部等の第2の領域Bでは、スリットを有さない第2のストレッサー膜209bを形成することにより、第2のコンタクトプラグ211bが半導体基板201中に突き抜けることでリーク電流が増大するのを防止することができる。したがって、トランジスタの駆動力を安定化させたい領域と、リーク電流を低減させたい領域とを同一基板上に形成することが可能となる。
なお、当該第1の製造方法は、第2の領域Bではリーク電流の抑制に鑑み、第2のストレッサー膜200bの引張応力は、第1の領域Aにおける第1のストレッサー膜209aの引張応力よりも低い値となっているが、当該第1の製造方法では、簡易な工程数にて、第1の領域Aにはスリット200Aを有する第1のストレッサー膜209aを、第2の領域Bにはスリットを有さない第2のストレッサー膜209bを形成できるという利点がある。しかしながら、第2の領域Bにおける第2のストレッサー膜200bの引張応力も第1のストレッサー膜209aと同様に高いものとしたい場合には、工程数は多くなるが、例えば以下の第2の製造方法によって実現することができる。
−−第2の製造方法−−
図10(a)及び(b)〜図12(a)及び(b)は、本発明の第2の実施形態に係る半導体装置の第2の製造方法を工程順に示す要部断面図である。なお、以下では、上述した第1の製造方法と共通する部分の説明は簡略化して説明する。
図10(a)及び(b)〜図12(a)及び(b)は、本発明の第2の実施形態に係る半導体装置の第2の製造方法を工程順に示す要部断面図である。なお、以下では、上述した第1の製造方法と共通する部分の説明は簡略化して説明する。
まず、図10(a)に示す工程では、上述した図7(a)を用いた説明と同様に行うことにより、図10(a)に示した構造を形成する。
次に、図10(b)に示すように、ALD(atomic layer deposition)法を用いて、半導体基板201の全面に、第1のゲート電極203a及び第1のサイドウォールスペーサ218a、並びに第2のゲート電極203b及び第2のサイドウォールスペーサ218bを覆うように、膜厚30nmで1.4GPaの引張応力を有するシリコン窒化膜からなるストレッサー膜209を堆積する。なお、当該工程では、ストレッサー膜209にはスリットは形成されない。
次に、図11(a)に示すように、第2の領域Bにおいて、ストレッサー膜209上にレジストパターン214を形成した後に、該レジストパターン214をマスクに用いたエッチング215により、第1の領域Aにおけるストレッサー膜209を除去する。これにより、第2の領域Bには、スリットを有さない第2のストレッサー膜209bが形成される。この後、レジストパターン214を除去する。
次に、図11(b)に示すように、プラズマCVD法を用いて、250℃以上であって且つ600℃以下の堆積温度にて、半導体基板201の全面に、第1のゲート電極203a及び第1のサイドウォールスペーサ218a並びに第2のストレッサー膜209bを覆うように、膜厚30nmで1.7GPaの引張応力(室温時に生じる応力)を有するシリコン窒化膜を堆積した後に、室温の雰囲気に戻すことにより、第1の領域Aにはスリット200Aを有し、1.7GPaの引張応力をもつ第1のストレッサー膜209aが形成されると共に、第2の領域Bにはスリット200Bを有するストレッサー膜209cが形成される。
次に、図12(a)に示すように、第1の領域Aにおいて、第1のストレッサー膜209a上にレジストパターン216を形成した後に、該レジストパターン216をマスクに用いたエッチング217により、第2の領域Bにおけるスリット200Bを有するストレッサー膜209cを除去する。
次に、図12(b)に示すように、レジストパターン217を除去することにより、図12(b)に示す構造を形成する。その後は、上述した図9(a)及び(b)を用いた説明と同様に行って、最終的に、図9(b)に示す構造を形成する。
以上のように、本発明の第2の実施形態に係る半導体装置の第2の製造方法によると、上述の本実施形態に係る第1の製造方法と同様に、トランジスタの駆動力を安定化させたい領域と、リーク電流を低減させたい領域とを同一基板上に形成することが可能となる。また、スリット200Aを有する第1のストレッサー膜209aとスリットを有さない第2のストレッサー膜209bとのいずれについても、高い引張応力を持たせることができる。
なお、以上の第2の実施形態では、第1及び第2ストレッサー膜209a及び209bとして、30nmの膜厚を有すると共にそれぞれ1.7GPa、1.4GPaの引張応力を有するシリコン窒化膜が形成された場合(但し、本実施形態の第1の製造方法における第2のストレッサー膜209bは0.3GPaの引張応力を有する。)について説明したが、当該膜厚及び応力の値に限定されるものではない。つまり、本発明は、第1の領域Aにおいてスリット200Aを有する第1のストレッサー膜209aを用いると共に、第2の領域Bにおいてスリットを有さない第2のストレッサー膜209bを用いることに特徴を有し、第1の領域Aでは駆動力の安定化を図ると共に第2の領域Bではリーク電流を抑制するものである。
また、本実施形態において、第1及び第2のサイドウォールスペーサ218a及び218bの構成の変形例は、上述した第1の実施形態と同様である。
また、本実施形態において、第1の領域A及び第2の領域Bのいずれにおいても、NMISトランジスタを備えた構造としたが、第2の領域Bでは、NMISトランジスタの変わりに、PMISトランジスタを備えてもよい。PMISトランジスタでは、圧縮応力を有するストレッサー膜を用いればよい。
本発明は、チャネル方向に応力を印加するストレッサー膜を備えた電界効果型トランジスタ及びその製造方法にとって有用である。
100A スリット
100 活性領域
101 半導体基板
102 ゲート絶縁膜
103 ゲート電極
104 浅いn型ソースドレイン領域
105 L字状の絶縁膜
106 サイドウォール
107 深いn型ソースドレイン領域
108 シリサイド層
109 ストレッサー膜
110 層間絶縁膜
111 レジストパターン
112 サイドウォールスペーサ
200A、200B スリット
200a 第1の活性領域
200b 第2の活性領域
201 半導体基板
202a 第1のゲート絶縁膜
202b 第2のゲート絶縁膜
203a 第1のゲート電極
203b 第2のゲート電極
204a 第1の浅いn型ソースドレイン領域
204b 第2の浅いn型ソースドレイン領域
205a 第1のL字状絶縁膜
205b 第2のL字状絶縁膜
206a 第1のサイドウォール
206b 第2のサイドウォール
207a 第1の深いn型ソースドレイン領域
207b 第2の深いn型ソースドレイン領域
208a 第1のシリサイド層
208b 第2のシリサイド層
209a 第1のストレッサー膜
209b 第2のストレッサー膜
209、209c ストレッサー膜
210a 第1の層間絶縁膜
211a 第1のコンタクトプラグ
211b 第2のコンタクトプラグ
212、214 レジストパターン
213 紫外線照射
215、217 エッチング
218a 第1のサイドウォールスペーサ
218b 第2のサイドウォールスペーサ
100 活性領域
101 半導体基板
102 ゲート絶縁膜
103 ゲート電極
104 浅いn型ソースドレイン領域
105 L字状の絶縁膜
106 サイドウォール
107 深いn型ソースドレイン領域
108 シリサイド層
109 ストレッサー膜
110 層間絶縁膜
111 レジストパターン
112 サイドウォールスペーサ
200A、200B スリット
200a 第1の活性領域
200b 第2の活性領域
201 半導体基板
202a 第1のゲート絶縁膜
202b 第2のゲート絶縁膜
203a 第1のゲート電極
203b 第2のゲート電極
204a 第1の浅いn型ソースドレイン領域
204b 第2の浅いn型ソースドレイン領域
205a 第1のL字状絶縁膜
205b 第2のL字状絶縁膜
206a 第1のサイドウォール
206b 第2のサイドウォール
207a 第1の深いn型ソースドレイン領域
207b 第2の深いn型ソースドレイン領域
208a 第1のシリサイド層
208b 第2のシリサイド層
209a 第1のストレッサー膜
209b 第2のストレッサー膜
209、209c ストレッサー膜
210a 第1の層間絶縁膜
211a 第1のコンタクトプラグ
211b 第2のコンタクトプラグ
212、214 レジストパターン
213 紫外線照射
215、217 エッチング
218a 第1のサイドウォールスペーサ
218b 第2のサイドウォールスペーサ
Claims (16)
- 半導体基板における第1の活性領域上に形成された第1のN型MISトランジスタを有する半導体装置であって、
前記第1のN型MISトランジスタは、
前記第1の活性領域上に形成された第1のゲート絶縁膜と、
前記第1のゲート絶縁膜上に形成された第1のゲート電極と、
前記第1のゲート絶縁膜及び前記第1のゲート電極の側面に形成された第1の側壁絶縁膜と、
前記第1の活性領域における前記第1の側壁絶縁膜の外側方に形成された第1のソースドレイン領域と、
前記第1の活性領域上に、前記第1のゲート電極及び前記第1の側壁絶縁膜を覆うように形成され、チャネル領域におけるゲート長方向に引張応力を印加する第1のストレッサー膜とを備え、
前記第1のストレッサー膜は、前記第1の側壁絶縁膜の側面と前記第1の活性領域の上面とが交わる角部近傍において、上面側から前記角部に向かって延びるスリットを有していることを特徴とする半導体装置。 - 請求項1に記載の半導体装置において、
前記第1の側壁絶縁膜における、前記第1の側壁絶縁膜の側面の底部と前記第1の活性領域の主面とのなす角度は、75°以上であって且つ90°以下であることを特徴とする半導体装置。 - 請求項1又は2に記載の半導体装置において、
前記第1の側壁絶縁膜は、
前記第1のゲート電極の側面及び前記第1の活性領域の上面に形成された断面形状がL字状の絶縁膜と、前記L字状の絶縁膜の内側表面に形成されたサイドウォールとからなり、
前記L字状の絶縁膜における前記第1の活性領域の主面に並行に延びる部分の側面と前記第1の活性領域の主面とのなす角度は、90°であることを特徴とする半導体装置。 - 請求項1〜3のうちのいずれか1項に記載の半導体装置において、
前記ストレッサー膜の膜厚は、25nm以上であることを特徴とする半導体装置。 - 請求項1〜4のうちのいずれか1項に記載の半導体装置において、
前記半導体基板における前記第1の活性領域とは異なる第2の活性領域に形成された第2のN型MISトランジスタをさらに備え、
前記第2のN型MISトランジスタは、
前記第2の活性領域上に形成された第2のゲート絶縁膜と、
前記第2のゲート絶縁膜上に形成された第2のゲート電極と、
前記第2のゲート絶縁膜及び前記第2のゲート電極の側面に形成された第2の側壁絶縁膜と、
前記第2の活性領域における前記第2の側壁絶縁膜の外側方に形成された第2のソースドレイン領域と、
前記第2の活性領域上に、前記第2のゲート電極及び前記第2の側壁絶縁膜を覆うように形成され、チャネル領域におけるゲート長方向に引張応力を印加する第2のストレッサー膜とを備え、
前記第2のストレッサー膜は、前記第2の側壁絶縁膜の側面と前記第2の活性領域の上面とが交わる角部近傍において、上面側から前記角部に向かって延びるスリットを有していないことを特徴とする半導体装置。 - 請求項5に記載の半導体装置において、
前記第1のN型MISトランジスタは、
前記第1のストレッサー膜の上に形成された第1の層間絶縁膜と、
前記第1の層間絶縁膜を貫通し、前記第1のソースドレイン領域の上面上のみに到達するように形成された第1のコンタクトプラグとをさらに備え、
前記第2のN型MISトランジスタは、
前記第2のストレッサー膜の上に形成された第2の層間絶縁膜と、
前記第2の層間絶縁膜を貫通し、前記第2のソースドレイン領域の上面上のみならず前記第2の側壁絶縁膜の側面にも到達するように形成された第2のコンタクトプラグとをさらに備えていることを特徴とする半導体装置。 - 請求項5又は6に記載の半導体装置において、
前記第2のストレッサー膜の引張応力は、前記第1のストレッサー膜の引張応力に比べて小さいことを特徴とする半導体装置。 - 請求項1〜7のうちのいずれか1項に記載の半導体装置において、
前記第1のストレッサー膜は、シリコン窒化膜であることを特徴とする半導体装置。 - 請求項1〜7のうちのいずれか1項に記載の半導体装置において、
前記第1のストレッサー膜は、水素含有シリコン窒化膜であることを特徴とする半導体装置。 - 半導体基板における第1の活性領域上に第1のゲート絶縁膜を形成する工程(a)と、
前記第1のゲート絶縁膜上に第1のゲート電極を形成する工程(b)と、
前記第1のゲート絶縁膜及び前記第1のゲート電極の側面に第1の側壁絶縁膜を形成する工程(c)と、
前記第1の活性領域における前記第1の側壁絶縁膜の外側方に第1のソースドレイン領域を形成する工程(d)と、
前記第1の活性領域上に、前記第1のゲート電極及び前記第1の側壁絶縁膜を覆うように、チャネル領域におけるゲート長方向に引張応力を印加する第1のストレッサー膜を形成する工程(e)と、
前記第1のストレッサー膜に、前記第1の側壁絶縁膜の側面と前記第1の活性領域の上面とが交わる角部近傍において、上面側から前記角部に向かって延びるスリットを形成する工程(f)とを備えることを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 請求項10に記載の半導体装置の製造方法において、
前記工程(e)は、250℃以上であって且つ600℃以下の堆積温度にて、プラズマCVD法を用いて、前記第1のストレッサー膜を形成する工程であり、
前記工程(f)は、前記堆積温度を室温に戻すことにより、前記第1のストレッサー膜に前記スリットを形成する工程であることを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 請求項10に記載の半導体装置の製造方法において、
前記工程(f)は、前記第1のストレッサー膜に対して波長が200nm以上であって且つ400nm以下の紫外線を照射することにより、前記第1のストレッサー膜に前記スリットを形成する工程であることを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 請求項10〜12のうちのいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法において、
前記工程(a)は、前記第1のゲート絶縁膜を形成すると共に、前記半導体基板における前記第1の活性領域とは異なる第2の活性領域に第2のゲート絶縁膜を形成する工程であり、
前記工程(b)は、前記第1のゲート電極を形成すると共に、前記第2のゲート絶縁膜上に第2のゲート電極を形成する工程であり、
前記工程(c)は、前記第1の側壁絶縁膜を形成すると共に、前記第2のゲート絶縁膜及び前記第2のゲート電極の側面に第2の側壁絶縁膜を形成する工程であり、
前記工程(d)は、前記第1のソースドレイン領域を形成すると共に、前記第2の活性領域における前記第2の側壁絶縁膜の外側方に第2のソースドレイン領域を形成する工程であり、
前記工程(e)は、前記第1のストレッサー膜を形成すると共に、前記第2の活性領域上に、前記第2のゲート電極及び前記第2の側壁絶縁膜を覆うように、チャネル領域におけるゲート長方向に引張応力を印加する第2のストレッサー膜を形成する工程であり、
前記工程(f)は、前記第1のストレッサー膜に前記のスリットを形成する一方で、前記第2のストレッサー膜には、前記第2の側壁絶縁膜の側面と前記第2の活性領域の上面とが交わる角部近傍において、上面側から前記角部に向かって延びるスリットを形成しない工程であることを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 請求項13に記載の半導体装置の製造方法において、
前記工程(f)の後に、
前記第1のストレッサー膜の上に第1の層間絶縁膜を形成すると共に、前記第2のストレッサー膜の上に第2の層間絶縁膜を形成する工程と、
前記第1の層間絶縁膜を貫通し、前記第1のソースドレイン領域の上面上のみに到達するように第1のコンタクトプラグを形成すると共に、前記第2の層間絶縁膜を貫通し、前記第2のソースドレイン領域の上面上のみならず前記第2の側壁絶縁膜の側面にも到達するように第2のコンタクトプラグを形成する工程とをさらに備えることを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 請求項10〜14のうちのいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法において、
前記工程(e)は、シリコン窒化膜からなる前記第1のストレッサー膜を形成する工程であることを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 請求項10〜14のうちのいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法において、
前記工程(e)は、水素含有シリコン窒化膜からなる前記第1のストレッサー膜を形成する工程であることを特徴とする半導体装置の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2006320637A JP2008135567A (ja) | 2006-11-28 | 2006-11-28 | 半導体装置及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2006320637A JP2008135567A (ja) | 2006-11-28 | 2006-11-28 | 半導体装置及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2008135567A true JP2008135567A (ja) | 2008-06-12 |
Family
ID=39560209
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2006320637A Pending JP2008135567A (ja) | 2006-11-28 | 2006-11-28 | 半導体装置及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2008135567A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US9059207B2 (en) | 2012-02-02 | 2015-06-16 | International Business Machines Corporation | Strained channel for depleted channel semiconductor devices |
-
2006
- 2006-11-28 JP JP2006320637A patent/JP2008135567A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US9059207B2 (en) | 2012-02-02 | 2015-06-16 | International Business Machines Corporation | Strained channel for depleted channel semiconductor devices |
| US9530843B2 (en) | 2012-02-02 | 2016-12-27 | Globalfoundries Inc. | FinFET having an epitaxially grown semiconductor on the fin in the channel region |
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