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JP2008130887A - 電子部品搭載用基板および電子装置 - Google Patents

電子部品搭載用基板および電子装置 Download PDF

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JP2008130887A
JP2008130887A JP2006315461A JP2006315461A JP2008130887A JP 2008130887 A JP2008130887 A JP 2008130887A JP 2006315461 A JP2006315461 A JP 2006315461A JP 2006315461 A JP2006315461 A JP 2006315461A JP 2008130887 A JP2008130887 A JP 2008130887A
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Hideaki Sato
英昭 里
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Abstract

【課題】 電子部品の電極をボンディングワイヤ等の電気的接続手段を介して所定の配線導体に強固に電気的接続することが可能であり、かつ配線導体間の電気的短絡を抑制することが可能な電子部品搭載用基板および電子装置を提供する。
【解決手段】 電子部品3がエポキシ樹脂を含む樹脂製接着剤4を介して搭載される搭載部1aを有する絶縁基体1と、搭載部1aの周辺の絶縁基体1の表面に形成され、搭載部1aに搭載される電子部品3と電気的に接続される配線導体2とを備える電子部品搭載用基板9であって、絶縁基体1は、少なくとも搭載部1aと配線導体2との間の表面に、分子の両端に親水性基を有する有機ケイ素化合物からなる被膜6および界面活性剤からなる被膜7が順次被着している。被膜6を介して被膜7が絶縁基体1に強固に被着されるため、被膜6が剥がれることがなく、樹脂製接着剤4の広がりを効果的に防止することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、半導体素子や圧電素子等の電子部品を搭載するための搭載部を有する電子部品搭載用基板、およびその電子部品搭載用基板に電子部品を搭載してなる電子装置に関するものである。
従来、携帯電話やデジタルカメラ,コンピュータ等の電子機器に使用される電子装置は一般に、酸化アルミニウム質焼結体等の電気絶縁材料から成り、その上面に電子部品が搭載される搭載部を有する絶縁基体と、タングステン,モリブデン,マンガン,銅等の金属材料から成り、絶縁基体の搭載部から外表面に導出するように形成された複数の配線導体とを備える電子部品搭載用基板と、電子部品搭載用基板の搭載部に搭載された電子部品とにより構成されている。
電子部品の搭載部に対する搭載は、通常、エポキシ樹脂や、エポキシ樹脂に銀等の金属粒子を添加してなる銀−エポキシ樹脂等のエポキシ樹脂を含む樹脂製接着剤を介して電子部品を搭載部に固定するとともに、電子部品の電極を所定の配線層にボンディングワイヤ等の電気的接続手段を介して電気的に接続することにより行なわれる。
なお、電子部品搭載用基板および電子装置においては、絶縁基体の表面に大気中に含まれる水分が付着すると絶縁基体表面が親水性となり、エポキシ樹脂を含む極性の強い樹脂製接着剤は大きく広がってしまう可能性がある。樹脂製接着剤が広がると、配線導体が接着剤で被覆されてボンディングワイヤの接続が難しくなる。また、樹脂製接着剤が金属粒子を含むものである場合には、隣接する配線導体間が樹脂製接着剤を介して電気的に短絡してしまう。
このような問題に対して、絶縁基体の表面に界面活性剤を被着させて、界面活性剤の疎水基により、水分が絶縁基体の表面に付着することを防止するという手段が考えられる(例えば特許文献2,3を参照。)。
特開平7−218531号公報 特開平9−22957号公報 特開平11−214553号公報
しかしながら、近年、電子装置の高密度化や高機能化等に対応して、電子部品搭載用基板に搭載される電子部品の電極の数や電子部品の個数が増えてきている。そのため、電子部品搭載用基板に電子部品を搭載したり電極を接続したりする工程や、電子部品を搭載した後に不要な樹脂製接着剤や付着した異物等を除去するために電子部品搭載用基板を洗浄する工程が増加してきている。
このような工程が増加すると、絶縁基体の表面に被着させた界面活性剤が、電子部品を搭載するときの熱や洗浄等により絶縁基体の表面から剥がれやすくなる。そのため、界面活性剤による、樹脂製接着剤の広がりを抑制する効果が不十分になるという問題が発生するようになってきている。
本発明は上記問題点に鑑み案出されたものであり、その目的は、例えば電子部品搭載用基板に対する電子部品の搭載や洗浄等が繰り返されるような場合でも樹脂製接着剤の広がりを効果的に抑制することが可能であり、電子部品の電極を所定の配線導体に強固に電気的接続するとともに、配線導体間の電気的短絡を抑制することが可能な電子部品搭載用基板および電子装置を提供することにある。
本発明の電子部品搭載用基板は、電子部品がエポキシ樹脂を含む樹脂製接着剤を介して搭載される搭載部を有する絶縁基体と、前記搭載部の周辺の前記絶縁基体の表面に形成され、前記搭載部に搭載される電子部品と電気的に接続される配線導体とを備える電子部品搭載用基板であって、前記絶縁基体は、少なくとも前記搭載部と前記配線導体との間の表面に、分子の両端に親水基を有する有機ケイ素化合物からなる被膜および界面活性剤からなる被膜が順次被着していることを特徴とするものである。
また、本発明の電子部品搭載用基板は、上記構成において、前記界面活性剤がフッ素系界面活性剤であることを特徴とするものである。
また、本発明の電子部品搭載用基板は、上記構成において、前記有機ケイ素化合物は、シラノール基(Si−OH)を両端に有することを特徴とするものである。
本発明の電子部品搭載用基板は、上記いずれかの構成の本発明の電子部品搭載用基板と、該電子部品搭載用基板の前記搭載部に、エポキシ樹脂を含む樹脂製接着剤を介して搭載され、前記配線導体と電気的に接続された電子部品とを具備することを特徴とするものである。
本発明の電子部品搭載用基板によれば、絶縁基体は、少なくとも搭載部と配線導体との間の表面に、分子の両端に親水基を有する有機ケイ素化合物からなる被膜および界面活性剤からなる被膜が順次被着していることから、例えば複数の電子部品の搭載や電子部品を接着する接着剤の洗浄等の工程が繰り返されるような場合でも、有機ケイ素化合物からなる被膜が絶縁基体の表面に強固に被着しており、この有機ケイ素化合物からなる被膜に界面活性剤からなる被膜が強固に被着しているため、界面活性剤からなる被膜が絶縁基体の表面から剥がれることが効果的に防止できる。そのため、電子部品を搭載する際に、この界面活性剤からなる被膜によって、搭載部に電子部品を接着するための樹脂製接着剤が配線導体にまで広がることは効果的に防止される。
これは、有機ケイ素化合物の分子の両端の親水基のうち一方が絶縁基体の表面に強固に被着し、他方が界面活性剤の親水基に対して強固に被着するため、有機ケイ素化合物からなる被膜を介して界面活性剤からなる被膜が絶縁基体に強固に被着されることによる。この場合、有機ケイ素化合物は、ケイ素(Si)成分が、ヒドロキシル基(−OH)等の親水基の酸素(O)成分とともに強固なシロキサン結合(Si−O)を形成し、このシロキサン結合を介して絶縁基体の表面に強固に被着される。
そして、界面活性剤の疎水基により、水分が絶縁基体に付着することが抑制され、水分が絶縁基体の表面に付着することに起因する樹脂製接着剤の広がりが効果的に防止される。その結果、電子部品を樹脂製接着剤により絶縁基体の搭載部に強固に接着して搭載しつつ、電子部品の電極を所定の配線導体に強固に接続するとともに、樹脂製接着剤を介した配線導体間の電気的短絡を抑制することが可能な電子部品搭載用基板を提供することができる。
また、本発明の電子部品搭載用基板によれば、界面活性剤がフッ素系界面活性剤である場合には、フッ素系界面活性剤の臨界表面張力が、例えば炭化水素系陽イオン界面活性剤等の他の界面活性剤よりも低い(水分が濡れにくい)ため、水分が絶縁基体の表面に付着することをより効果的に防止することができる。
また、本発明の電子部品搭載用基板によれば、有機ケイ素化合物がシラノール基(Si−OH)を両端に有するものである場合には、有機ケイ素化合物の分子の両端においてシロキサン結合が容易に形成されるため、有機ケイ素化合物からなる被膜を絶縁基体および界面活性剤からなる被膜の両方に対してより容易に強固に結合させることができる。したがって、この場合には、有機ケイ素化合物からなる被膜を介した、界面活性剤からなる被膜の絶縁基体に対する被着がさらに強固なものとなり、この界面活性剤からなる被膜によって樹脂製接着剤の広がりをより効果的に防止することができる。
本発明の電子装置によれば、上記いずれかの構成の本発明の電子部品搭載用基板と、電子部品搭載用基板の搭載部に樹脂製接着剤を介して接着された電子部品とを備えることから、少なくとも搭載部と配線導体との間の絶縁基体の表面に強固に被着している界面活性剤からなる被膜によって樹脂製接着剤の広がりが防止されており、電子部品が樹脂製接着剤により絶縁基体の搭載部に強固に接着されて、電子部品の電極が配線導体に強固に接続されているとともに、樹脂製接着剤を介した配線導体間の電気的な短絡が抑制された電子装置を提供することができる。
本発明の電子部品搭載用基板および電子装置について添付図面を参照しつつ説明する。
図1(a)は本発明の電子部品搭載用基板および電子装置の実施の形態の一例を示す平面図であり、図1(b)は図1(a)のA−A線における断面図である。
図1において、1は、電子部品3が搭載される搭載部1aを有する絶縁基体、2は配線導体である。
絶縁基体1は、酸化アルミニウム質焼結体,ガラスセラミックス焼結体,ムライト質焼結体等の電気絶縁材料からなり、その上面に電子部品3が搭載される搭載部1aが設けてあり、搭載部1aには電子部品3がエポキシ樹脂を含む樹脂製接着剤4を介して接着固定される。
樹脂製接着剤4は、例えば金や銀等の導電性の粒子が熱硬化型のエポキシ樹脂からなる接着剤に添加された構成である。電子部品3の搭載部1aに対する接合は、例えば、未硬化で流動性を有する樹脂製接着剤4を間に挟んで搭載部1aに電子部品3を位置決めして載せ、しかる後、未硬化の樹脂製接着剤4を所定の温度(約150〜200℃)で熱処理して硬化させることによって行なわれる。
絶縁基体1は、例えば、酸化アルミニウム質焼結体で形成されている場合であれば、酸化アルミニウム,酸化ケイ素,酸化マグネシウム,酸化カルシウム等の原料粉末に適当な有機バインダー、溶剤等を添加混合して泥漿物を作るとともに、この泥漿物をドクターブレード法やカレンダーロール法等によりシート状に成形してセラミックグリーンシート(セラミック生シート)を得て、しかる後、セラミックグリーンシートに適当な打ち抜き加工を施すとともにこれを複数枚積層し、約1300〜1600℃で焼成することによって製作される。
搭載部1aに搭載される電子部品3は、半導体集積回路素子(IC)やフォトダイオー(PD)等の半導体素子,弾性表面波素子,圧力センサ素子や加速度センサ素子等のセンサ素子,コンデンサ,インダクタ,抵抗器等である。
絶縁基体1の搭載部1aの周辺の表面には、複数個の配線導体2が形成されている。配線導体2は、電子部品3の各電極(図示せず)を所定の外部電気回路に接続する導電路として機能する。
例えばこの実施の形態の例において、配線導体2は、搭載部1aと反対側の部分が絶縁基体1の搭載部1aが形成されている面の外周から側面を経て下面に達するように形成されている。そして、搭載部1a側の配線導体2の一端に電子部品3の電極をボンディングワイヤ等の導電性接続材5を介して電気的に接続し、また絶縁基体1の下面に露出する配線導体2の他端をはんだ等を介して外部電気回路基板の電気回路(図示せず)に接続することにより、電子部品3の電極と外部の電気回路とが配線導体2を介して電気的に接続される。
なお、配線導体2は、絶縁基体1を厚み方向に貫通する貫通導体を含んでいてもよい。また、電子部品3の電極と外部の電気回路との電気的な接続は、配線導体2以外の手段を用いてもよい。例えば、配線導体2を、搭載部1aの周辺から絶縁基体1の上面の外周部分にかけて形成しておいて、この外周部分の配線導体2に、外部電気回路接続用の、いわゆるフラットリードやJリード等のリード端子(図示せず)をろう付けするようにしてもよい。
配線導体2は、タングステンやモリブデン,マンガン,銅,銀,パラジウム,金,白金等の金属材料により形成されている。配線導体2は、例えばタングステンからなる場合であれば、タングステン等の金属粉末に有機バインダー、溶剤を添加混合して金属ペーストを得て、この金属ペーストを従来周知のスクリーン印刷法等の厚膜手法を採用し、絶縁基体1となるセラミックグリーンシートに予め所定パターンに印刷塗布しおくことによって、絶縁基体1の上面から下面にかけて被着形成される。
また配線導体2は、その露出する表面にニッケル,金等の耐蝕性に優れ、かつはんだ等のろう材との濡れ性やボンディングワイヤのボンディング性の良い金属をめっき法等により1μm乃至20μmの厚みに被着させておくと、配線導体2の酸化腐食を有効に防止することができるとともに、配線導体2とボンディングワイヤ等の導電性接続材5および外部電気回路基板の電気回路との接続をより強固なものとなすことができる。
したがって、配線導体2は、その露出する表面にニッケル,金等の耐蝕性に優れ、かつろう材との濡れ性の良い金属をめっき法等により1μm乃至20μmの厚みに被着させておくことが好ましい。
また配線導体2を有する絶縁基体1は、図1および図2に示すように、少なくとも搭載部1aと配線導体2との間の表面に、分子の両端に親水基を有する有機ケイ素化合物からなる被膜6および界面活性剤からなる被膜7が順次被着している。なお、図2は図1に示す電子部品搭載用基板および電子装置の要部を拡大して示す拡大断面図である。
このような、有機ケイ素化合物からなる被膜6および界面活性剤からなる被膜7が順次絶縁基体1の表面に被着していることから、例えば複数の電子部品3の搭載や電子部品3を接着する接着剤4の洗浄等の工程が繰り返されるような場合でも、界面活性剤からなる被膜7を有機ケイ素化合物からなる被膜6を介して絶縁基体1の表面に強固に被着させることができるため、この界面活性剤からなる被膜7によって、搭載部1aに電子部品3を接着するための樹脂製接着剤4が配線導体2にまで広がることは効果的に防止される。
これは、被膜6の有機ケイ素化合物の分子の親水基のうち一方が絶縁基体1の表面に強固に被着し、他方が被膜7の界面活性剤の親水基に対して強固に被着するため、有機ケイ素化合物からなる被膜6を介して界面活性剤からなる被膜7が絶縁基体1に強固に被着されることによる。そして、界面活性剤の疎水基により、水分が絶縁基体1に付着することが防止され、水分が絶縁基体1の表面に付着すること等に起因する樹脂製接着剤4の広がりが防止される。
この場合、被膜6の有機ケイ素化合物は、ケイ素(Si)成分が、ヒドロキシル基(−OH)等の親水基の酸素(O)成分とともにシロキサン結合(Si−O)を形成し、このシロキサン結合を介して絶縁基体1の表面に強固に被着される。
すなわち、被膜6の有機ケイ素化合物のSiと親水基の酸素とによりSi−O結合(実際にはX(4−n)Si−OH、n=1〜3、Xは後述する親水基やアルキル基等)が形成されるとともに、そのSi−O結合の酸素成分が、例えば絶縁基体1を形成する酸化ケイ素や酸化アルミニウム等の無機成分と脱水縮合反応や水素結合を生じて結合する。これにより、例えばSi−O−Siの強固な結合が被膜6と絶縁基体1との間に形成される。
有機ケイ素化合物は、炭素−ケイ素(C−Si)の結合を有する化合物である。本発明の電子部品搭載用基板9において被膜6に使用される有機ケイ素化合物は、例えばR−Si(n=1〜4)やSi−R−Siの構造(Rは、メチル基やエチル基等のアルキル基,ビニル基,フェニル基等)を有し、この構造の分子の両端に親水基を有しているものである。
親水基は、ヒドロキシル基(−OH)やカルボキシル基(−COOH),アミノ基(−NH)等であり、ナトリウムや塩素等と塩(−COONaや−NH Cl等)を形成しているものも含む。
なお、有機ケイ素化合物のRの部分は、炭素数が多くなったり側鎖を有していたりすると大きくなり、絶縁基体1の表面に有機ケイ素化合物からなる被膜6を被着させるときの妨げになる可能性がある。そのため、Rは炭素数1〜3の直鎖アルキル基,ビニル基またはアリル基であることが好ましい。
また、有機ケイ素化合物は、被膜6を絶縁基体1にシロキサン結合により強固に被着させるために、分子の少なくとも一方の端においてSiに直接親水基が結合したものであることが好ましい。
このような、分子の両端に親水基を有する有機ケイ素化合物としては、例えば、NH−C−Si(OH),NH−CH−Si(OH),NH−C−Si(C−OH,NH−C−Si(CH−OH,(OH)Si−C−Si(OH),(OH)Si−C−Si(OH),OH−C−Si(OH),OH−CH=CH−Si(OH),(OH−CH=CH)−Si(OH)等の構造を有するものが挙げられる。
有機ケイ素化合物からなる被膜6の絶縁基体1への被着は、例えば有機ケイ素化合物をエチルアルコールやメチルアルコール等の親水性の溶剤や純水に混合して溶液(0.1〜5質量%程度)を作製し、この溶液を絶縁基体1の表面の所定部分に塗布することにより行なう。また、この溶液中に電子部品搭載用基板9を浸漬してもよい。ただし、有機ケイ素化合物からなる被膜6が配線導体2の露出部分にまで被着すると、配線導体2に対するろう材の濡れ性やボンディングワイヤのボンディング性が低下する可能性がある。したがって、電子部品搭載用基板9を有機ケイ素化合物の溶液中に浸漬するときには、配線導体2の露出部分を粘着テープ等でマスキングしておくことが好ましい。
なお、NH−C−Si(OH)等の被膜6となる有機ケイ素化合物は、溶液を作製する段階では、NH−C−Si(OCHやNH−C−Si(OC等のアルコキシ化合物の形で添加することが好ましい。これは、SiOH同士の反応性が高く互いに結合しやすく、絶縁基体1に結合させる前に有機ケイ素化合物同士が結合してしまいやすいためである。溶液中でアルコキシ基(メトキシ基−OCH等)の部分が加水分解(−OCH+HO→−OH+CHOH)してヒドロキシル基に変化する。
この、分子の両端に親水基を有する有機ケイ素化合物からなる被膜6の上に、界面活性剤からなる被膜7が被着している。
被膜7の界面活性剤は、周知のようにアルキル基やフェニル基(ベンゼン環)等の疎水基と、アンモニウム塩(塩化物等)やカルボキシル基(またはそのナトリウム塩,カリウム塩),スルホン酸塩,リン酸塩等の親水基とを有する。界面活性剤からなる被膜7は、界面活性剤のうち親水基の部分が被膜6の有機ケイ素化合物の親水基と水素結合等により結合して被膜6上に被着し、疎水基の部分が最表面に露出する。
このように疎水基の部分が最表面に露出することにより、絶縁基体1の表面のうち少なくとも搭載部1aと配線導体2との間に外気の水分が付着することが効果的に防止される。そのため、絶縁基体1の表面のうち少なくとも搭載部1aと配線導体2との間の部分は、極性の強いエポキシ樹脂を含む樹脂製接着剤4が流れ難くなり、前述のように、搭載部1aに電子部品3を接着するときに樹脂製接着剤4が配線導体2まで広がることが効果的に防止される。
その結果、電子部品3を樹脂製接着剤4によって搭載部1aに強固に接着して搭載し、電子部品3の電極を所定の配線導体2に強固に接続するとともに、樹脂製接着剤4を介した配線導体2間の電気的短絡を抑制することが可能な電子部品搭載用基板9を提供することができる。
被膜7の界面活性剤としては、アルキルトリメチルアンモニウム塩(A−N(CHCl)やジアルキルジメチルアンモニウム塩(A−N(CHCl)等の陽イオン系の界面活性剤、またはアルキルスルホン酸ナトリウム(A−SONa)やアルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム(A−[C]−SONa、ただし[C]はベンゼン環)等の陰イオン系の界面活性剤を用いることができる。なお、Aは、例えばオクチル基(C17−)等の炭素数が8以上のアルキル基である。
界面活性剤からなる被膜7は、例えば、アルキルトリメチルアンモニウムのナトリウム塩を純水に溶解して界面活性剤の溶液(0.001〜0.01質量%程度)を作製し、この溶液中に電子部品搭載用基板9を浸漬することにより被着させることができる。
有機ケイ素化合物からなる被膜6および界面活性剤からなる被膜7は、前述のように、まず配線導体2を粘着テープ等によりマスキングし、次に、有機ケイ素化合物の溶液および界面活性剤の溶液に順次絶縁基体1を浸漬することにより被着させることができる。
なお、有機ケイ素化合物からなる被膜6および界面活性剤からなる被膜7は、樹脂製接着剤4の広がりを防止するために、例えば図1に示したように、搭載部1aと配線導体2との間を遮断するように帯状に被着させたり、配線導体2を取り囲むようなパターンで被着させたりする。帯状に被着させるような場合には、有機ケイ素化合物からなる被膜6および界面活性剤からなる被膜7は、それぞれ刷毛等を用いて前述した溶液を塗布することにより被着させることができる。
また、次のような被着方法を用いてもよい。まず、絶縁基体1の表面のうち搭載部1aと配線導体2との間に、刷毛等を用いて有機ケイ素化合物の溶液を塗布し、被膜6を被着させる。次に、電子部品搭載用基板1を、界面活性剤の溶液に浸漬し、電子部品搭載用基板1の全面に界面活性剤からなる被膜7を被着させる。これにより、搭載部1aと配線導体2との間に、有機ケイ素化合物からなる被膜6と、界面活性剤からなる被膜7とを順次被着させる。配線導体2に被着した界面活性剤は配線導体2に対する濡れ性やボンディング性を低下させることはないので、配線導体2をマスキングしなくてもよい。
また、被膜7を形成する界面活性剤は、フッ素系界面活性剤であることが好ましい。この場合には、フッ素系界面活性剤の臨界表面張力が、例えば前述した疎水基の部分がアルキル基である陽イオン系の界面活性剤等の他の界面活性剤よりも低い(水分が濡れにくい)ため、水分が絶縁基体1の表面に付着することをより効果的に防止することができる。
なお、フッ素系界面活性剤は、前述した陽イオン系の界面活性剤や陰イオン系の界面活性剤のアルキル基の水素がフッ素で置換された構造であり、例えばパーフルオロアルキルスルホン酸ナトリウムやパーフルオロアルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム等を用いることができる。
また、被膜6を形成する有機ケイ素化合物は、シラノール基(Si−OH)を両端に有するものであることが好ましい。この場合には、有機ケイ素化合物の分子の両端においてシロキサン結合が容易に形成されるため、有機ケイ素化合物からなる被膜6を絶縁基体1および界面活性剤からなる被膜7の両方に対してより容易に強固に結合させることができる。したがって、この場合には、有機ケイ素化合物からなる被膜6を介した、界面活性剤からなる被膜7の絶縁基体1に対する被着がさらに強固なものとなり、樹脂製接着剤4の広がりをより効果的に防止することができる。
シラノール基を両端に有する有機ケイ素化合物としては、例えば前述した(OH)Si−C−Si(OH)や(OH)Si−C−Si(OH),(OH)Si−CH=CH−Si(OH)等が挙げられる。
電子部品搭載用基板9に電子部品3を搭載することにより、本発明の電子装置の実施の形態の一例である電子装置10が形成される。
電子装置10は、例えば電子部品搭載用基板9の搭載部1aに電子部品3、この例では半導体集積回路素子を、樹脂製接着剤4を介して接着し、電子部品3の電極を配線導体2にボンディングワイヤ等の電気的接続手段5を介して電気的に接続することにより製作される。線状のボンディングワイヤの代わりに、帯状のいわゆるボンディングリボンを介して接続するようにしてもよい。電子部品3を樹脂製接着剤4を介して搭載部1aに接着した後、搭載部1aやその周辺等に残る不要な樹脂製接着剤4を洗浄除去する。なお、この電子部品3以外にコンデンサや抵抗器等の他の電子部品を搭載してもよい。
また、搭載部1aを蓋体や封止樹脂等の封止材料(図示せず)で覆い、電子部品3を気密封止するようにしてもよい。例えば、搭載部1aを図1に示すように絶縁基体1に設けた凹部(符号なし)の底面に設けておいて、この凹部を塞ぐように蓋体(図示せず)を絶縁基体1の上面に接合することにより、蓋体と凹部とからなる容器の内部に電子部品3が気密封止される。
本発明の電子装置10によれば、上記構成の本発明の電子部品搭載用基板9と、電子部品搭載用基板9の搭載部1aに樹脂製接着剤4を介して接着された電子部品3とを備えることから、電子部品3が樹脂製接着剤4を介して搭載部1aに強固に接着されて搭載され、電子部品3の電極が配線導体2に強固に接続されているとともに、樹脂製接着剤4を介した配線導体2間の電気的な短絡が抑制された電子装置10を提供することができる。
(a)は本発明の電子部品搭載用基板および電子装置の実施の形態の一例を示す平面図であり、(b)は(a)のA−A線における断面図である。 図1に示す電子部品搭載用基板および電子装置の要部を拡大して示す拡大断面図である。
符号の説明
1・・・絶縁基体
1a・・搭載部
2・・・配線導体
3・・・電子部品
4・・・樹脂製接着剤
5・・・電気的接続手段
6・・・有機ケイ素化合物からなる被膜
7・・・界面活性剤からなる被膜
9・・・電子部品搭載用基板
10・・・電子装置

Claims (4)

  1. 電子部品がエポキシ樹脂を含む樹脂製接着剤を介して搭載される搭載部を有する絶縁基体と、前記搭載部の周辺の前記絶縁基体の表面に形成され、前記搭載部に搭載される電子部品と電気的に接続される配線導体とを備える電子部品搭載用基板であって、前記絶縁基体は、少なくとも前記搭載部と前記配線導体との間の表面に、分子の両端に親水基を有する有機ケイ素化合物からなる被膜および界面活性剤からなる被膜が順次被着していることを特徴とする電子部品搭載用基板。
  2. 前記界面活性剤がフッ素系界面活性剤であることを特徴とする請求項1記載の電子部品搭載用基板。
  3. 前記有機ケイ素化合物は、シラノール基(Si−OH)を両端に有することを特徴とする請求項1または請求項2記載の電子部品搭載用基板。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の電子部品搭載用基板と、該電子部品搭載用基板の前記搭載部に、エポキシ樹脂を含む樹脂製接着剤を介して搭載され、前記配線導体と電気的に接続された電子部品とを具備することを特徴とする電子装置。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8378555B2 (en) 2009-10-23 2013-02-19 Murata Manufacturing Co., Ltd. Electromechanical conversion element and actuator

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