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JP2008127288A - 水稲直播栽培の除草方法 - Google Patents

水稲直播栽培の除草方法 Download PDF

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JP2008127288A
JP2008127288A JP2006310683A JP2006310683A JP2008127288A JP 2008127288 A JP2008127288 A JP 2008127288A JP 2006310683 A JP2006310683 A JP 2006310683A JP 2006310683 A JP2006310683 A JP 2006310683A JP 2008127288 A JP2008127288 A JP 2008127288A
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paddy rice
rice
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direct sowing
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Yuriko Honma
百合子 本間
Michiyasu Okamura
充康 岡村
Rie Iwao
理恵 岩尾
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Hokko Chemical Industry Co Ltd
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Hokko Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

【課題】水稲の直播栽培において、播種直後の水稲に対しても安全性が高く、かつ、除草効果の高い除草方法を提供することを目的とする。
【解決手段】水稲の直播栽培において、一般式(1)
Figure 2008127288

(XおよびYは同一または相異なってもよく、ハロゲン原子、低級アルキル基、低級ハロアルキル基、低級アルコキシ基、低級ハロアルコキシ基であり、nおよびmは0または1〜5の整数を示す)
で示される除草性トリアゾリノン化合物を有効成分として含有する除草剤を施用する。施用時期は、水稲播種直後からタイヌビエ3葉期までが好ましく、水稲0.5葉期からタイヌビエ2.5葉期までがより好ましい。
【選択図】なし

Description

本発明は直播栽培水稲の除草方法に関する。より詳しくは、除草性トリアゾリノン化合物を使用することを特徴とする直播栽培水稲の除草方法に関する。
水稲の直播栽培は、種籾を直接水田に播種する栽培方法であり、耕起・代かきをした後に播種する湛水直播栽培、耕起だけして代かきをせずに播種する乾田直播栽培、耕起も代かきもしない不耕起乾田直播栽培などの方法がある。
このような水稲の直播栽培は、育苗した後に耕起・代かきをした水田に植え付ける現行の移植栽培と比較したメリットとして、労働ピークの分散、特に規模拡大の制限要因となっている春季の育苗・田植作業などの軽減、秋季の収穫作業の分散等をもたらすとともに、労働力不足、高齢化など稲作の省力化が必要な場合においても有効な技術として注目されている。
しかしながら、直播栽培技術の確立のためには更に解決すべき課題がある。たとえば、除草剤に関しては、従来の移植水稲に使用される除草剤のうち直播栽培水稲に適用できる薬剤は一部のものに限られており、直播栽培における効率的かつ効果的な除草方法は十分に得られていない。
本発明に関する水稲直播栽培の除草方法に用いる水田用除草剤の有効成分である、一般式(1)で示されたトリアゾリノン化合物は、国際公開第98/38176号パンフレットに記載され公知の化合物であり、水稲の移植直後から、水稲に対して安全に使用できることが特徴である。しかしながら、直播栽培における水稲に対する適用性については記載されていない。
国際公開第98/38176号パンフレット
水稲の直播栽培では、発芽から生育の初期に雑草との競合がおこり、水稲の生育に影響を及ぼすことがある。しかし、移植栽培に適用のある通常の除草剤を直播栽培に適用しようとした場合、直播栽培では移植栽培のときと比べて処理適期幅が狭いという問題がある。すなわち、不適切な時期に施用すると、雑草の発生を効果的に抑制できないばかりか水稲に対して薬害を及ぼす事態となる。これらの理由のため、水稲に対する安全性が高く、かつ、除草効果の高い直播栽培水稲用の除草方法が求められている。
本発明者らは前記の課題を解決するために鋭意検討を加えた。その結果、水稲の直播栽培において、所定のトリアゾリノン化合物を施用すると、水稲が薬害を被ることなく水田雑草を防除することが可能であることを見出し、本発明に到達した。すなわち、本発明は次の通り要約される知見に基づくものである。
Figure 2008127288
(XおよびYは同一または相異なってもよく、ハロゲン原子、低級アルキル基、低級ハロアルキル基、低級アルコキシ基、低級ハロアルコキシ基であり、nおよびmは0または1〜5の整数を示す)
本発明における直播水稲用の除草方法では、上記一般式(1)で示される除草性トリアゾリノン化合物を用いることを特徴とする。施用時期は、水稲播種直後からタイヌビエ3葉期までが好ましく、水稲0.5葉期からタイヌビエ2.5葉期までがより好ましい。
本発明の除草方法によれば、水稲の直播栽培の際に、水稲に対する高い安全性を確保しつつ、発生前から生育のある程度進んだ雑草までほぼ完全に防除でき、しかも施用可能な期間が限定されないという、極めて優れた効果が得られる。このような本発明の除草方法を利用した水稲の直播栽培方法は、水稲の生育への悪影響を極めて容易に抑制することが可能であり、効率的な直播栽培技術の確立に大きく寄与するものとなる。
本発明における、直播水稲用の除草方法に用いる除草性トリアゾリノン化合物としては、例えば国際公開第98/38176号パンフレットに記載されているものが使用できる。ここで上記一般式(1)中のXおよびYのハロゲン原子としては、Cl、Br、F、Iであり、低級アルキル基としては、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、t−ブチル、n−ペンチル、イソペンチルなどであり、低級ハロアルキル基としては、トリフルオロメチル、クロルメチル、ブロモメチル、ジクロルメチル、ジフルオロメチル、トリクロルメチル、2−クロルエチルなどであり、低級アルコキシ基としては、メトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、イソプロポキシ、n−ブトキシ、sec−ブトキシなどであり、低級ハロアルコキシ基としては、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、2,2,2−トリフルオロエトキシなどである。
その好適な例として、下記構造式A(1)〜(9)で示される化合物を挙げることができるが、この範囲に限定されるものではない。
Figure 2008127288
上記の除草性トリアゾリノン化合物は、水田雑草に対して強い除草効果が認められ、直播水稲に対する安全性も高いことから、本発明における直播栽培水稲用除草剤として好適に使用することができる。
本発明で使用する除草性トリアゾリノン化合物の防除対象雑草は広範囲にわたる。その例として以下に述べるものが挙げられる。
ヒエ属、ホタルイ属、カヤツリグサ属、キビ属、スズメノカタビラ属、ミズアオイ属、テンツキ属、クワイ属、ハリイ属、ヘラオモダカ属、イボクサ属、スブタ属、ホシクサ属、ヒルムシロ属、タデ属、イヌガラシ属、キカシグサ属、アゼナ属、ミソハギ属、タウコギ属、アブノメ属、タカサブロウ属、ミゾハコベ属、オオアブノメ属、アゼトウガラシ属、ミズキンバイ属、セリ属、キンポウゲ属、サワトウガラシ属など。
本発明で使用する除草性トリアゾリノン化合物は、具体的に、例えば次の代表的な水田雑草に関して使用することができる。タイヌビエ、ホタルイ、コナギ、タマガヤツリ、マツバイ、クログワイ、ミズガヤツリ、ウリカワ、ヘラオモダカ、アゼナ、キカシグサ、ヒメミソハギ、チョウジタデ、ヒルムシロ、ミゾハコベ、セリ。しかしながら、本発明の除草剤の使用はこれら雑草に何ら限定されるものではなく、他の雑草に対しても同じように適用することができる。
本発明は、次のように実施される。本発明で使用する除草性トリアゾリノン化合物は、有効成分として原体そのものを散布してもよいが、より便利に使用できるように担体とともに配合された形で製剤化される。
本発明で使用する除草性トリアゾリノン化合物は、除草剤として製剤化する場合には、その有効成分、すなわち除草性トリアゾリノン化合物に含まれる活性成分である前記構造式A(1)〜(9)の化合物を、担体もしくは希釈剤、添加剤、および補助剤等の少なくとも一つと公知の手法で混合して、通常農薬として用いられる製剤形態、例えば、粒剤、
微粒剤、水和剤、顆粒水和剤、乳剤、水溶剤、フロアブル剤、錠剤、粉剤、マイクロカプセル剤、ペースト剤などの適宜の形態として調合できる、また、使用時にタンク混合することも可能であり、更に他の公知の活性化合物、他の農薬、例えば、殺菌剤、殺虫剤、除草剤、殺ダニ剤、薬害軽減剤(セイフナー)、植物生長調節剤や肥料、土壌改良剤などと混合または併用して使用することができる。
前記の製剤化に際して用いられる担体としては、一般に農薬製剤用に常用される担体ならば固体または液体のいずれのものでも使用できる。担体は特定のものに限定されるものではない。例えばこれら固体担体としては、鉱物質粉末(カオリン、ベントナイト、クレ
ー、モンモリロナイト、タルク、珪藻土、雲母、バーミキュライト、石英、炭酸カルシウム、リン灰石、ホワイトカーボン、消石灰、珪砂、硫安、尿素など)、植物質粉末(大豆粉、小麦粉、木粉、タバコ粉、デンプン、結晶セルロースなど)、高分子化合物(石油樹脂、ポリ塩化ビニル、ケトン樹脂など)、アルミナ、ケイ酸塩、糖重合体、高分散性ケイ酸、ワックス類などが挙げられる。
また、使用できる液体担体としては水、アルコール類(メチルアルコール、エチルアル
コール、n-プロピルアルコール、イソプロピルアルコール、ブタノール、エチレングリコール、ベンジルアルコールなど)、芳香族炭化水素類(トルエン、ベンゼン、キシレン、エチルベンゼン、メチルナフタレンなど)、エーテル類(エチルエーテル、エチレンオキシ
ド、ジオキサン、テトラヒドロフランなど)、ケトン類(アセトン、メチルエチルケトン
、シクロヘキサノン、メチルイソブチルケトン、イソホロンなど)、エステル類(酢酸エ
チル、酢酸ブチル、エチレングリコールアセテート、酢酸アミルなど)、酸アミド類(ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミドなど)、ニトリル類(アセトニトリル、プロピオニトリル、アクリロニトリルなど)、スルホキシド類(ジメチルスルホキシドなど)、アルコールエーテル類(エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテルなど)脂肪族または脂環式炭化水素類(n-ヘキサン、シクロヘキサンなど)、工業用ガソリン(石油エーテル、ソルベントナフサなど)、石油留分(パラフィン類、灯油、軽油など)が挙げられる。
また、乳剤、水和剤、フロアブル剤などに製剤化する場合には、乳化、分散、可溶化、湿潤、発泡、潤滑、拡展などの目的で各種の界面活性剤が本組成物に配合される。このような界面活性剤としては非イオン型界面活性剤(ポリオキシエチレンアルキルエーテル、
ポリオキシエチレンアルキルエステル、ポリオキシエチレンソルビタンアルキルエステルなど)、陰イオン型界面活性剤(アルキルベンゼンスルホネート、アルキルスルホサクシネート、アルキルサルフェート、ポリオキシエチレンアルキルアルキルサルフェート、アリールスルホネートなど)、陽イオン型界面活性剤〔アルキルアミン類(ラウリルアミン、
ステアリルトリメチルアンモニウムクロライドなど)、ポリオキシエチレンアルキルアミン類〕、両性型界面活性剤〔カルボン酸(ベタイン型)、硫酸エステル塩など〕などが挙げられるが、これらの例示されたもののみに限定されるものでない。
また、これらの他にポリビニルアルコール(PVA)、カルボキシメチルセルロース(CMC)、アラビアゴム、ポリビニルアセテート、アルギン酸ソーダ、ゼラチン、トラガカントゴムなどの各種補助剤を使用することができる。
前記の担体、界面活性剤および補助剤は、製剤の剤型、適用場面などを考慮して目的に応じてそれぞれ単独にあるいは組み合わせて適宜使用される。さらに、他の除草剤、殺菌剤、殺虫剤、植物生育調節剤、肥料などと併用することができる。特に他の除草剤の一種あるいは二種以上を配合することにより本発明の効果をより安定化することができる。配合可能な除草剤としては、例えば、1−(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イル)−3−[1−メチル−4−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)ピラゾール−5−
イルスルホニル]尿素(一般名:アジムスルフロン)、S−4−クロロ-N−イソプロピ
ルカルバニロイロメチル=O,Oジメチル=ホスホロジチオアート(一般名;アニロホス)、1−(2−クロロイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イルスルホニル)−3−(
4,6−ジメトキシピリミジン−2−イル)尿素(一般名;イマゾスルフロン)、2−[2−(3−クロロフェニル)−2,3−エポキシプロピル]−2−エチルインダン−1,3
−ジオン(一般名;インダノファン)、S−ベンジル=1,2−ジメチルプロピル(エチ
ル)チオカルバマート(一般名:エスプロカルブ)、1−(4,6ジメトキシピリミジン−2−イル)−3−(2−エトキシフェノキシスルホニル)尿素(一般名;エトキシスルフロン)2’,3’−ジクロロ−4−エトキシメトキシペンズアニリド(一般名:エトベ
ンザミド)、5−ターシャリーブチル−3−(2,4−ジクロロ−5−イソプロポキシフェニル)−1,3,4−オキサジアゾール−2(3H)−オン(一般名;オキサジアゾン)、N,N−ジエチル−3−メシチルスルホニル−1H−1,2,4−トリアゾール−1−カ
ルボキサミド(一般名:カフェンストロール)、1−(2−クロロベンジル)−3−(1−メチル−1−フェニルエチル)ウレア(一般名:クミルロン)、(RS)−2−(2,
4−ジクロロ−m−トリルオキシ)プロピオンアニリド(一般名:クロメプロップ)、1−[2−(シクロプロピルカルボニル)アニリノスルホニル]−3−(4,6−ジメトキ
シピリミジン−2−イル)(一般名:シクロスルファムロン)、ブチル=(R)−2−[4−(4−シアノ−2−フルオロフェノキシ)フェノキシ]プロピオナート(一般名:シハロホップブチル)、2−メチルチオ−4−エチルアミノ−6−(1,2−ジメチルプロピルアミノ)−s−トリアジン(一般名:ジメタメトリン)、2−メチルチオ−4,6−ビ
ス(エチルアミノ)−s−トリアジン(一般名:シメトリン)、S−1−メチル−1−フェニルエチル=ピペリジン−1−カルボチオアート(一般名:ジメピペレート)、2−クロロ−N−(3−メトキシ−2−テニル)−2’,6’−ジメチルアセトアニリド(一般
名:テニルクロール)、α−(2−ナフトキシ)プロピオンアニリド(一般名:ナプロアニリド)、メチル=3−クロロ−5−(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イルカルバモイルスルファモイル)−1−メチルピラゾール−4−カルボキシラート(一般名;ハロスルフロンメチル)5−(2,4−ジクロロフェノキシ)−2−ニトロ安息香酸メチル(
一般名:ビフェノックス)、2−[4−(2,4−ジクロロベンゾイル)−1,3−ジメチルピラゾール−5−イルオキシ]アセトフェノン(一般名:ピラゾキシフェン)、エチル=5−(4,6−ジメトキシピリミジン−2−カルバモイルスルファモイル)−1−メチ
ルピラゾール−4−カルボキシラート(一般名:ピラゾスルフロンエチル)、4−(2,
4−ジクロロベンゾイル)−1,3−ジメチル−5−ピラゾリル−p−トルエンスルホネ
ート(一般名:ピラゾレート)、(RS)−7−(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イルチオ)−3−メチル−2−ベンゾフラン−1(3H)−オン(一般名;ピリフタリド)O−3−tert−ブチルフェニル=6−メトキシ−2−ピリジル(メチル)チオカルバマート(一般名:ピリブチカルブ)、メチル=2−(4,6−ジメトキシピリミジン−
2−イルオキシ)−6−(1−メトキシイミノエチル)ベンゾエート(一般名:ピリミノバックメチル)、3−(2−クロロ−4−メシルベンゾイル)−2−フェニルチオビシクロ[3,2,1]オクタ−2−エン−4−オン(一般名;ベンゾビシクロン)、2−メチル−4−クロロフェノキシチオ酢酸−S−エチル(一般名:MCPAチオエチル)、4−(2−クロロフェニル)−N−シクロヘキシル−N−エチル−4,5−ジヒドロ−5−オキソ−1H−テトラゾール−1−カルボキサミド(一般名;フェントラザミド)、N−ブトキシメチル−2−クロロ−2’,6’−ジエチルアセトアニリド(一般名:ブタクロール
)、2−クロロ−2’,6’−ジエチル−N−(2−プロポキシエチル)アセトアニリド
(一般名:プレチラクロール)、(RS)−2−ブロモ−N−(α,α−ジメチルベンジ
ル)−3,3−ジメチルブチルアミド(一般名:ブロモブチド)、メチル=α−(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イルカルバモイルスルファモイル)−O−トルアート(一般名:ベンスルフロンメチル)、3−(4−クロロ−5−シクロペンチルオキシ−2−フルオロフェニル)−5−イソプロピリデン−1,3−オキサゾリジン−2,4−ジオン(一般名:ペントキサゾン)、2−[4−(2,4−ジクロロ−m−トルオイル)−1,3−ジメ
チルピラゾール−5−イルオキシ]−4’−メチルアセトフェノン(一般名:ベンゾフェナップ)、3−イソプロピル−2,1,3−ベンゾチアジアジノン−(4)−2,2−ジオ
キシド(一般名:ベンタゾン)、S−(4−クロロベンジル)−N,N−ジエチルチオカ
ーバメート(一般名:ベンチオカーブ)、2,3−ジヒドロ−3,3−ジメチルベンゾフラン−5−イル=エタンスルホネート(一般名:ベンフレセート)、2−ベンゾチアゾール−2−イルオキシ−N−メチルアセトアニリド(一般名:メフェナセット)、S−エチルヘキサヒドロ−1H−アゼピン−1−カ−ボチオエート(一般名:モリネート)、2−メチル−4−クロロフェノキシ酢酸(一般名:MCPA)、2−メチル−4−クロロフェノキシ酪酸エチル(一般名;MCPBエチル)、2,4−ジクロロフェノキシ酢酸(一般名
:2,4PA)、2−アミノ−3−クロロ−1,4−ナフトキノン(一般名;ACN)な
どが挙げられるが、これらに限定されるものではない。
本発明では、湛水直播水稲あるいは乾田直播水稲に対して、水稲播種前後の雑草発生前から雑草生育期に除草性トリアゾリノン化合物を施用することが望ましい。より具体的には、施用時期は、水稲播種直後からタイヌビエ3葉期まで、好ましくは水稲0.5葉期からタイヌビエ2.5葉期である。
実際に使用する場合、次の方法で使用するのが一般的であり好ましい。すなわち、水和剤、顆粒水和剤の場合は、10アール当り、50〜500gを水で希釈して、0.25〜300L(リットル)を水田の水面に均一に散布すればよい。また、粒剤の場合は、水田の水面に10アール当り、100g〜4kgを均一に散布すればよい。フロアブル剤の場合は原液のまま10アール当り、100〜1000mlをプラスチックボトル、紙容器などに入れて手振り散布すればよい。そして、ジャンボ剤の場合は、10アール当り、固形または小包装(パック)の20〜100gを5〜40個手投げ散布すればよい。また、使用時期、気象条件、使用方法、使用剤型、使用場所、対象雑草、対象作物等の条件によっては問題のない範囲で使用量を変えることも可能であり、特に限定されるものではない。
本発明による、除草性トリアゾリノン化合物を直播栽培時の水田用除草剤として用いた場合の優れた効果を、以下の実施例(製剤例および試験例)により具体的に説明する。しかし、本発明の範囲は当該実施例で示した態様のみに限定されるものではない。
なお、実施例中で部とあるものは、すべて重量部である。
また、下記の実施例で使用した化合物は次のとおりである。
化合物A−1:除草性トリアゾリノン化合物[前記構造式A(2)]
化合物A−2:除草性トリアゾリノン化合物[前記構造式A(4)]
化合物A−3:除草性トリアゾリノン化合物[前記構造式A(5)]
製剤例1(水和剤)
化合物A−1〜3のいずれか1種 30部
ポリオキシアルキレンアルキルエーテル 2部
ラウリル硫酸ナトリウム 2部
クレー 66部
計100部
上記の組成を均一に混合し、粉砕して水和剤を得た。
製剤例2(顆粒水和剤)
化合物A−1〜3のいずれか1種 12部
βナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物のナトリウム塩 5部
ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテルサルフェート 3部
クレー 80部
計100部
上記の組成物を混合粉砕した後、水10部を加えて混練し、0.5mmのスクリーンを付けた押し出し造粒機にて造粒後、乾燥、整粒し、顆粒水和剤を得た。
製剤例3(フロアブル剤)
化合物A−1〜3のいずれか1種 6部
ポリオキシエチレンスチリルフェニルエーテルホスフェート 3部
キサンタンガンガム 0.5部
エチレングリコール 5部
ソルビン酸カリウム 0.5部
水 85部
計100部
上記の組成をホモミキサー(日本特殊機化工業株式会社製)で均一に混合分散させ、フロアブル剤を得た。
製剤例4(ジャンボ剤)
化合物A−1〜3のいずれか1種 6部
ラウリル硫酸ナトリウム 5部
ポリオキシエチレンスチリルフェニルエーテル 1部
ポリビニルアルコール 3部
シラスバルーン 40部
クレー 45部
計100部
上記の組成物を混合粉砕した後、水7部を加えて混練し、0.6mmのスクリーンを付けた押し出し造粒機にて造粒後、乾燥、整粒し、その50gをポリビニルアルコールの水溶性フィルム(厚さ40μm)で包装してジャンボ剤を得た。
製剤例5(粒剤)
化合物A−1〜3のいずれか1種 3部
リグニンスルホン酸ナトリウム 2部
ラウリル硫酸ナトリウム 2部
ベントナイト 45部
タルク 48部
計100部
上記の組成を混合粉砕した後、適量の水を加えて混練し、造粒機を用いて常法により造粒し、粒剤を得た。
[試験例1]
1/2000アールのワグネルポットに水田土壌を充填し、水を加えて代かきを行ない、タイヌビエ、ホタルイおよび一年生広葉雑草の種子を播種し、ミズガヤツリの塊茎を埋め込んだ。更に、ハト胸状態に催芽した水稲種子を播種し、3cmに湛水した。
薬剤は、雑草および水稲種子の播種当日に、製剤例1〜5に準拠して有効成分量を調整
した剤型の所定量を水面に処理した。管理、育成は温室内にて行ない、薬剤処理3週間後に残草量(g:生重量)をはかり、無処理区の残草量(g)との対比で抑草率(%)を下記式により求めた。また、水稲薬害についても、同様な計算式により算出した。その結果を表1に示す。
Figure 2008127288
Figure 2008127288
[試験例2]
1/2000アールのワグネルポットに水田土壌を充填し、水を加えて代かきを行ない、タイヌビエ、ホタルイおよび一年生広葉雑草の種子を播種し、ミズガヤツリの塊茎を埋め込んだ。更に、ハト胸状態に催芽した水稲種子を播種した。出芽苗立を安定させるため7日間落水状態で管理した後、3cmに湛水した。
薬剤は、タイヌビエの葉齢が2.5葉期に達した時に、製剤例1〜5に準拠して有効成
分量を調整した剤型の所定量を水面に処理した。管理、育成は温室内にて行ない、薬剤処理3週間後に試験例1と同様にして除草効果および薬害を調査した。その結果を表2に示す。
Figure 2008127288
[試験例3]
1/2000アールのワグネルポットに粉砕した水田土壌を充填し、タイヌビエ、ホタルイおよび一年生広葉雑草の種子を播種し、ミズガヤツリの塊茎を埋め込んだ。更に、ハト胸状態に催芽した水稲種子を播種した。播種後は乾田状態を維持し、土壌が乾燥した場合に適宜灌水した。7日間乾田状態で管理した後、3cmに湛水した。
薬剤は、タイヌビエの葉齢が2.5葉期に達した時に、製剤例1〜5に準拠して有効成
分量を調整した剤型の所定量を水面に処理した。管理、育成は温室内にて行ない、薬剤処理3週間後に試験例1と同様にして除草効果および薬害を調査した。その結果を表3に示す。
Figure 2008127288
[試験例4]
圃場の代かきを行った後、タイヌビエ、ホタルイおよび一年生広葉雑草の種子を播種し、ミズガヤツリの塊茎を植え付け、更に、ハト胸状態に催芽し常法によりカルパー粉粒剤16を粉衣した水稲籾を播種した。出芽苗立を安定させるため5日間落水状態で管理した後、5cmに湛水した。
薬剤は、水稲播種5日後に、製剤例に準拠して有効成分量を調整し製造した剤型の所定量を水面に処理した。薬剤処理3週間後に試験例1と同様にして除草効果およびイネの薬害を観察調査した。その結果を表4に示す。
Figure 2008127288
[試験例5]
圃場の代かきを行った後、タイヌビエ、ホタルイおよび一年生広葉雑草の種子を播種し、ミズガヤツリ、ウリカワの塊茎を植え付け、更に、ハト胸状態に催芽し、常法によりカルパー粉粒剤16を粉衣した水稲籾を播種した。出芽苗立を安定させるため7日間落水状態で管理した後、5cmに湛水した。
薬剤は、タイヌビエの2.5葉期に製剤例に準拠して有効成分量を調整し製造した剤型の所定量を水面に処理した。薬剤処理3週間後に試験例1と同様にして除草効果およびイネの薬害を観察調査した。その結果を表5に示す。
Figure 2008127288
[試験例6]
圃場の耕起、砕土を行った後、タイヌビエ、ホタルイおよび一年生広葉雑草の種子を播種し、ミズガヤツリの塊茎を植え付け、更に、ハト胸状態に催芽した水稲籾を播種した。播種後、約30日間乾田状態を保った。乾田期間中の播種10日後に、クリンチャーバスME液剤を散布した。
薬剤は、タイヌビエの2.5葉期に製剤例に準拠して有効成分量を調整し製造した剤型の所定量を水面に処理した。薬剤処理3週間後に試験例1と同様にして除草効果およびイネの薬害を観察調査した。その結果を表6に示す。
Figure 2008127288
本発明の、除草性トリアゾリノン化合物を直播栽培の水稲に使用する除草方法は、前記試験例に示したとおり、発生前から生育のある程度進んだ雑草までほぼ完全に防除し、かつ水稲に対する安全性が高いという極めて優れた効果が得られる。

Claims (4)

  1. 水稲の直播栽培において、一般式(1)
    Figure 2008127288
    (XおよびYは同一または相異なってもよく、ハロゲン原子、低級アルキル基、低級ハロアルキル基、低級アルコキシ基、低級ハロアルコキシ基であり、nおよびmは0または1〜5の整数を示す)
    で示される除草性トリアゾリノン化合物を施用することを特徴とする除草方法。
  2. 前記一般式(1)で示される除草性トリアゾリノン化合物を、水稲播種直後からタイヌビエ3葉期までに施用することを特徴とする、請求項1に記載の除草方法。
  3. 前記一般式(1)で示される除草性トリアゾリノン化合物を、水稲0.5葉期からタイヌビエ2.5葉期までに施用することを特徴とする、請求項1に記載の除草方法。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の除草方法を用いることを特徴とする、水稲の直播栽培方法。
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