以下、本発明に係る遊技機の好適な一実施形態を、スロットマシンを例に図面を参照して説明する。なお、図1はスロットマシン1の外観構造を表した斜視図、図2は前扉3を開放した状態におけるスロットマシン1の内部構造を表した平面図、図3は、スロットマシン1の制御システムを表したブロック図である。
図1において、スロットマシン1は、略矩形状の箱体である筐体2と、当該筐体2と蝶番機構により開閉可能に取り付けられた前扉3とを備えている。前扉3の前面側は、上部パネル部4と下部パネル部5に略区分けされ、これらは視覚効果を高めてデザインされたいわゆる化粧板として、硬質プラスチックにより一体的に形成されている。更に、下部パネル部5の下方には、入賞時に払い出されるメダルを貯留する受皿部6aが一体的に形成された受皿ユニット6が設けられている。
また、上部パネル部4と下部パネル部5との間には、遊技者側に突出し、ゲーム操作を行うためのスイッチ類が配置されている操作卓7が一体的に形成されている。操作卓7は、前面に後述するスタートレバー75やストップボタン76a、76b、76c等が配設されるフロントマスク7aと、このフロントマスク7aに保持され上面にベットボタン72、73や遊技媒体投入部であるメダル投入部71等が配設される操作パネル79を備えている。なお、上部パネル部4、操作卓7、下部パネル部5、及び受皿ユニット6は、遊技者側に面し、これらによって「前面パネル部」が構成される。
上部パネル部4の中央には、硬質プラスチック板等で形成されたパネル面41が設けられている。パネル面41のほぼ中央には略長方形の透明な表示窓が形成され、この表示窓を通して筐体2内に設けられている可変表示装置を構成するリールユニット100の3個のリール101a、101b、101c(図2参照)が目視される。
上部パネル部4の上部には、レンズパネル46aの内部に高輝度発光ダイオード等の光源を内蔵する照明演出装置46と、ゲームに係る効果音を発生させるスピーカを内蔵する演出用放音部47a、47bがそれぞれ配置されている。
また、演出用放音部47a、47bの間には、透明な硬質プラスチック板等が嵌め込まれて形成された表示窓48aに面して遊技機の演出装置として液晶表示演出装置48が配置されている。なお、液晶表示演出装置48は、ゲームの演出に係る映像やゲーム(遊技)に関する情報を主に表示する。
上部パネル部4の側部には、蛍光灯や高輝度発光ダイオードで形成された演出用照明部49a、49bが設けられている。ゲームの進行に応じて上述した照明演出装置46、複数の演出用照明部49a、49b等が点灯又は点滅することで、ゲームにおける視覚的な演出効果を高めるように形成されている。
操作卓7の操作パネル79の上面右側には、メダルを投入するためのメダル投入口71aを有するメダル投入部71が設けられている。また、操作パネル79の上面左側には、押しボタンスイッチである2個のベットボタン72、73が設けられている。ベットボタン72、73はスロットマシン1の1ゲームに賭けるメダルの枚数を提示するためのボタンスイッチである。ゲームを開始する際に、ベットボタン72が1回押圧操作されることで、貯留されているメダルから1枚のメダルがゲームに対して賭けられ、同様にベットボタン72が2回押圧操作されることで2枚のメダルが賭けられる。また、ベットボタン73が押圧操作されることで3枚のメダルが当該ゲームに賭けられる。なお、ベットボタン73は、最大枚数のメダルを賭けることから、特に「マックスベットボタン」と呼ばれている。
操作卓7のフロントマスク7aの前面左側には、リール101a、101b、101cの回転開始を指示するためのスタートレバー75が設けられている。スタートレバー75は、先端に球形の操作ノブを有する揺動可能な操作旱を備え、この操作旱が傾倒操作されるとオン、操作旱から手が離されるとスプリングの付勢力によって自動的に元の位置に戻ってオフ状態となるスイッチユニットで形成されている。
また、フロントマスク7aの中央には、各リール101a、101b、101cの回転停止をそれぞれ指示するためのストップボタン76a、76b、76cが各リールの配列に対応して並設されている。
ストップボタン76a、76b、76cの右側には、メダル投入口71aから投入されたメダル等が後述する図2に示すメダル選別装置34内で詰まってしまったときに当該詰まったメダル等を返却させるための返却ボタン74が配設されている。
さらに、フロントマスク7aの前面の左隅には、ゲームに賭けられたメダルをキャンセルして払い出させることを指示するとともに、後述するメダルクレジット手段210(図3参照)が内部貯留したメダルを精算して払い出させることを指示するための精算ボタン77が設けられている。
フロントマスク7aの前面右側には、前扉3を開錠するための鍵が挿入される鍵穴78が設けられている。スロットマシン1の管理者等が鍵穴78に所定の鍵を挿入して開錠操作すると、蝶番機構によって筐体2に取り付けられている前扉3を前方へ開くことができ、また前扉3を筐体2側に閉じると、自動的にこれらを施錠するようになっている。
下部パネル部5には、スロットマシン1のモデルタイプを遊技者へ認識させる等のため、登場キャラクターの意匠等を表示するパネル51が設けられている。下部パネル部5の下側には、入賞時にメダルを排出するメダル払出口61と、演出効果音を発生させるスピーカを内蔵する演出用放音部62a、62bと、受皿ユニット6がそれぞれ配置されている。
受皿ユニット6は、前面部に証紙表示部が形成されメダル払出口61から払い出されたメダルを貯留する受皿部6aが形成された受皿部材と、遊技者の喫煙の用に供するための灰皿部材65とを備えている。
次に、図2を参照して、筐体2の内部構造と前扉3の裏面構造とを説明する。同図において、筐体2内の上部には、スロットマシン1の全体動作を集中制御するCPU(マイコン)を備え硬質プラスチックのケースに収納された主制御基板20が取り付けられている。
筐体2内の中央には、リール101a、101b、101cを備える可変表示装置を構成するリールユニット100が設けられている。リールユニット100は、前扉3が筐体2側に閉じられると前扉3のパネル面41の表示窓にリール101a、101b、101cが対向するように、所定フレームに位置決めされて取り付けられている。
リールユニット100は、円筒形状のリール101a、101b、101cがそれぞれ回転軸方向に並置されて構成されており、各リール101a、101b、101cの外周面にはその周方向に沿って複数種類の図柄や数字等による識別情報が描かれている。遊技者は、パネル面41の表示窓を通して3列のリール101a、101b、101cに描かれたそれぞれ上下方向3個の図柄等(識別情報)を目視できるようになっている。なお、各リール101a、101b、101cは、それぞれに内蔵されたステッピングモータによって回転駆動される。
また、リールユニット100の上部には、各リールを回転駆動する上記ステッピングモータへ4相の駆動パルス信号を送出する回胴装置基板が取り付けられており、主制御基板20が回胴装置基板に回胴駆動(励磁)パルスデータを送出することで、各リール101a、101b、101cの回転と制動及び停止の制御を行っている。
リールユニット100の下方には、メダル貯留部21aを備えたホッパ装置21と、そのホッパ装置21のメダル貯留部21aから溢れたメダルを収容するための補助貯留部22と、主電源装置24が設けられている。主電源装置24の側面には、いわゆる配電盤に相当する電源装置基板23が設けられている。更に、筐体2の上部右側の内壁に、遊技場に設置されている「ホールコンピュータ」と呼ばれる管理用コンピュータと接続可能な外部集中端子基板25が取り付けられている。
次に、前扉3の裏面側上部には、上述の演出用放音部47a、47bに対向してスピーカ32a、32bが取り付けられている。また、スピーカ32a、32bの間には、液晶表示演出装置48が取り付けられている。更に、液晶表示演出装置48の裏面側には、電気回路基板で形成されたサブ制御基板30が硬質プラスチックのケースに収納されて取り付けられている。
なお、スロットマシン1全体の動作は、筐体2側に設けられている主制御基板20によって統括制御されており、サブ制御基板30は、液晶表示演出装置48による演出映像の表示制御、照明演出装置46及び演出用照明部49a、49bを使った演出効果照明制御、並びに演出用放音部47a、47b、62a、62bを使った演出効果音制御など、ゲームの演出に係る制御を主に行っている。
サブ制御基板30の下方には、リール101a、101b、101cを目視させるための透明な表示窓が形成されたパネル面41が配置されている。
パネル面41の下方には、メダル投入部71の下部に取付けられた遊技媒体選別手段であるメダル選別装置34が配設されている。メダル選別装置34は、メダル投入部71に投入された遊技媒体であるメダルの適否を判別し振り分ける装置である。また、メダル選別装置34は遊技媒体検出手段であるメダルセンサを内蔵しており、ゲームの待機状態等において正規のメダルが投入され、メダルセンサがこのメダルを検出することによって、メダル投入の受け付けを示す信号を主制御基板20へ送出する。
メダル選別装置34の装置本体の下方には、メダル選別装置34によってメダル選別装置34の側面から排出された正規のメダルを筐体2内に設けられているホッパ装置21のメダル貯留部21aへ案内するガイド部材35と、メダル選別装置34によりメダル選別装置34の下面に排除されたメダル(又は異物)をメダル排出口61へ案内するガイド部材36が設けられている。また、前扉3の裏面側下部には、ホッパ装置21から排出されたメダルをメダル排出口61へ案内するガイド部材37が設けられている。更に、メダル排出口61に隣接して、上述した演出用放音部62a、62bに対向するスピーカ38a、38bが取り付けられている。
次に、図3のブロック図を参照して、スロットマシン1に設けられている制御システムについて説明する。
図3において、主制御基板20は、CPU200と、記憶部201と、メダルクレジット手段210とを備えている。
記憶部201は、ROM、RAM等の半導体メモリによって構成され、スロットマシンゲーム用のシステムプログラム202が予め記憶されている。主制御基板20は、記憶部201に記憶されたシステムプログラム202に従ってCPU200が演算処理を実行することで、スロットマシン1全体の動作を統括制御している。メダルクレジット手段210は、内部貯留するメダルの数であるクレジットをメモリに記憶する。
主制御基板20には、ベットボタン72、73、スタートレバー75、ストップボタン76a、76b、76c、精算ボタン77等の操作スイッチ類、後述するメダルの通路開閉手段を構成するシャッタ710a、710bの状態(位置)を検出するシャッタセンサ720a、720b、メダル選別装置34のメダルセンサ34a、34b、ホッパ装置21等のメダル払出装置、シャッタ710a、710bとともに通路開閉手段を構成するシャッタ駆動モータ750a、750b、外部集中端子基板25、及びサブ制御基板30等が配線ケーブルで接続されている。
主制御基板20は、前記操作スイッチ類やシャッタセンサ720a、720b及びメダル選別装置34のメダルセンサ34a、34bからの出力信号によりゲームに係る操作を検出する。主制御基板20は、動作モードがメダルベット待機状態となっている場合において、メダルセンサ34a、34bがメダルを検出した場合、検出したメダルをゲームの賭数に加算する。
また、主制御基板20は、動作モードがメダルクレジット入力待機状態となっている場合において、メダルセンサ34a、34bがメダルを検出した場合、検出したメダルをメダルクレジット手段210のクレジットに加算する。ここで、メダルベット待機状態とは、1つのゲームが終了した後、当該ゲームにメダルが賭けられるのを待機している状態のことを示している。メダルクレジット入力待機状態とは、当該ゲームにメダルが賭けられた後、メダルクレジット手段210の前記クレジット数が最大値(例えば50)になるまでの状態のことを示している。
主制御基板20には各リール101a、101b、101cに設けられる基準位置センサ120a、120b、120cの検出信号が入力され、主制御基板20は、各リールの基準となる回転位置を把握しながら、回胴装置基板130に所定の回胴駆動パルスデータを送出する。回胴装置基板130は、主制御基板20からの回胴駆動パルスデータに従って各ステッピングモータ110a、110b、110cを回転駆動することで、各リール101a、101b、101cの回転及び停止の動作制御を行っている。
主制御基板20は、入賞が確定した場合等において、ホッパ装置21を制御することで、所定数のメダルを受皿部6aに払い出す。
また、主制御基板20は、精算ボタン77が操作された場合、ゲームに賭けられたメダルをキャンセルしてホッパ装置21に払い出させるとともに、メダルクレジット手段210が内部貯留したメダルを精算してホッパ装置21に精算前のクレジット数のメダルを払い出させる。
サブ制御基板30は、主制御基板20からの制御信号に基づいて液晶表示演出装置48、照明演出装置46、演出用照明部49a、49b、演出用放音部47a、47b、62a、62b等の演出装置230を制御駆動することで、遊技者の視覚や聴覚に訴える演出をゲームの進行に応じて行っている。
一方、主制御基板20の記憶部201には、入賞抽選テーブル203及び内部抽選フラグ204が記憶されている。例えばCPU200は、スタートレバー75の操作を検出した時点で図示しない乱数発生装置から乱数値を取得し、入賞抽選テーブル203を参照することで、得られた乱数値に割り当てられた入賞役またはハズレを抽選する。そして、CPU200は、乱数値に対応する入賞役が存在すると、それを当該ゲームの入賞役として抽選結果を当選にし、当該入賞役を記憶部201の内部抽選フラグ204に記憶する。ここでは、かかる入賞役の抽選方法を「内部抽選」と呼んでいる。
さらに、主制御基板20の記憶部201には、通路状態制御手段205、開閉動作確認手段206、通路状態記憶手段207及び異常報知手段208が記憶されている。
通路状態制御手段205は、メダル投入部71のメダル通路(図5中矢線A)に設けられた通路開閉手段を構成するシャッタ710a、710bを、メダルが当該通路を通過可能な開放状態と、通過不可の閉鎖状態に制御するための信号をシャッタ駆動モータ750a、750bに送出するとともに、通路状態検出手段であるシャッタセンサ720a、720bからのシャッタ状態検出信号を受信してシャッタ710a、710bが閉鎖の状態であるか否かを判別する。
開閉動作確認手段206は、スロットマシン1の電源投入時及び上記した通路状態制御手段205がシャッタ710a、710bを閉鎖の状態にする制御信号を送出していてもシャッタセンサ720a、720bの検出結果が閉鎖の状態でないときに作動し、シャッタ710a、710bを数回(例えば、3回)開閉動作させるためにシャッタ駆動モータ750a、750bに駆動信号を送出する。
通路状態記憶手段207は、スロットマシン1の電源が切断されたとき、通路状態制御手段205によりシャッタ710a、710bが通路を閉鎖する状態にシャッタ駆動モータ750a、750bが制御された後、シャッタセンサ720a、720bの検出結果を確認し、当該検出信号が閉鎖の状態であるときは記憶部201の所定の記憶領域に「1」を記憶し、当該検出結果が閉鎖の状態でないときは当該記憶領域に「0」を記憶する。
異常報知手段208は、スロットマシン1に電源が投入されたとき、上記した通路状態記憶手段207が記憶した上記記憶領域を参照し、その記憶が「0」のときに開閉動作確認手段206が作動してシャッタ710a、710bを3回程度開閉動作させた後、シャッタセンサ720a、720bの検出結果が閉鎖の状態でない場合、メダルの通路に異物が挿入されていると判断して作動し、その異常を報知する。また異常報知手段208は、上記した通路状態制御手段205が通路をメダルが通過不可の閉鎖の状態に制御してもシャッタセンサ720a、720bの検出結果が閉鎖の状態でなく、開閉動作確認手段206が作動してシャッタ710a、710bを3回程度開閉動作させた後、再度シャッタセンサ720a、720bの検出結果が閉鎖の状態でない場合に、メダルの通路に異物が挿入されていると判断して作動し、その異常を報知する。異常の報知は、エラー音の発生、エラーコードの表示、照明演出装置46及び演出用照明部49a、49b等を使用することができる。また、外部集中端子基板25からホールコンピュータへエラー信号を送出するようにしても良い。
次に、スロットマシン1におけるゲーム動作の概要を説明する。スロットマシン1は、先のゲームにおいて入賞しメダルの配当が完了した時、又は先のゲームにおいてハズレが確定すると待機状態となる。この待機状態においては、当該状態を遊技者に示唆するとともにゲーム操作を促す待機モードの演出が行われる。次に、遊技者がメダル投入部71のメダル投入口71aにメダルを投入し、もしくは、何れかのベットボタン72、73を押圧操作することで、スロットマシン1は、内部に貯留したメダル(クレジット)から当該ゲームに所定枚数のメダルが賭けられゲームを準備する。
ゲーム準備の状態でスタートレバー75が傾倒操作されゲームが開始されると、主制御基板20は、3個のリール101a、101b、101cを一斉に回転させ始めるとともに、上述した内部抽選を実行する。内部抽選の結果は、内部抽選フラグ204に記憶される。また、通路状態制御手段205は、スタートレバー75が傾倒操作されてから全てのリール101a、101b、101cが停止するまでの間、メダルの通路を閉鎖の状態にするようにシャッタ駆動モータ750a、750bを制御する。
次に、遊技者により何れかのストップボタン76a、76b、76cが順次押圧操作されることで、リール101a、101b、101cが停止し、主制御基板20は、停止した各リール101a、101b、101cが表示する図柄と上述の内部抽選フラグ204に対応する入賞役に係る図柄の組合せとが一致しているかどうか判定する。
これら図柄の組合せが内部抽選の入賞役と一致し役への入賞が確定すると、スロットマシン1は、主制御基板20によりメダルクレジット手段210の制御を行い、内部貯留しているメダルのクレジット数が所定の数になるまで、当該役の種類に応じて予め決められた配当数のメダルをクレジット数に加算する。さらに、スロットマシン1は、前記配当数と前記クレジット数の加算結果が前記所定の数(例えば、50)を超過すると、この超過した数のメダルを受皿部6aへ払い出す。また、メダルのクレジット数が前記所定の数(例えば、50)に達すると、通路状態制御手段205は、メダルのクレジット数が前記所定の数を下回るまでの間、メダルの通路を閉鎖の状態にするようにシャッタ駆動モータ750a、750bを制御する。
次に、図4ないし図8を参照して本発明の遊技機の一実施形態について詳細に説明する。図4は本発明に係る一実施形態における遊技媒体投入部であるメダル投入部71を示す図であり、図4(a)はメダル投入部71の斜視図、図4(b)はメダル投入部71の縦断面図である。
図4において、例えば亜鉛ダイカストの鋳造等により形成されるメダル投入部71は、図1に示すようにフロントマスク7aに保持された操作パネル79に形成された挿通孔にその下部を挿通するようにして操作パネル79上に配設される。メダル投入部71は、操作パネル79の面に対して直立して形成された背面板71bと、この背面板71bの前方に形成され複数枚のメダルを厚み方向に積層して背面板71b側へ移動可能にしたガイド部71cと、このガイド部71cの背面板71b側の下側に背面板71bとメダルの厚みよりも若干広い空隙を介して対向する面が形成されガイド部71cの下面にねじ731で固定された通路形成部材730とを備えている。これら背面板71bと通路形成部材730との間の空隙の上部がメダルを投入するための投入口71aとなり、このメダル投入口71aから図4(b)中矢符Aに示すように下方に連なる空隙が、メダル投入部71におけるメダルの通路Aとなっている。
図4(b)中符号710a及び750aは、本実施形態においてメダルの通路Aの通路開閉手段を構成するシャッタ及びシャッタ駆動モータを示している。断面図のため、スロットマシン1の前面から見て左側のもののみ図示してあるが、実際には右側のシャッタ710b及びシャッタ駆動モータ750bと対になって通路開閉手段を構成している。また、本実施形態において、シャッタ駆動モータ750a、750bは、小型のステッピングモータを用いている。
図5及び図6は本実施形態におけるメダル投入部71と遊技媒体選別手段であるメダル選別装置34を示す図であり、図5は、シャッタ710a及び710bによってメダル80の通路Aが開放された状態を示し、図6は、シャッタ710a及び710bによってメダル80の通路Aが閉鎖された状態を示す。
図5において、メダル投入部71に配設されたシャッタ710a、710bは、鉄板等の金属板を加工して形成され、それぞれメダル80の通路Aの幅の略半分の長さに延設形成されたシャッタ部711a、711bと、このシャッタ部711a、711bの一端部に形成され図4に示したシャッタ駆動モータ750a、750bの回動軸751a、751bに固定される固定部713a、713bと、この固定部713a、713bからシャッタ部711a、711bに対して略直角に延設されたセンサ検出部712a、712bとを備えている。
このシャッタ710a、710bは、図5に示すようにシャッタ部711a、711bが通路A内に全く進入せずメダル80が通路Aを下方に通過(落下)可能な開放の状態と、図6に示すようにシャッタ部711a、711bが互いの先端部を当接させるように通路A内で略水平になりメダル80の通路Aの通過を不可とする閉鎖の状態との何れかの状態を保持するように、シャッタ駆動モータ751a、750bの駆動力により回動する。
図5及び図6において、符号720a及び符号720bは、本実施形態における通路状態検出手段であるシャッタセンサを示す。このシャッタセンサ720a、720bは、発光ダイオードとフォトトランジスタを組み合わせた反射型のフォトインタラプタであり、シャッタ710a、710bのセンサ検出部712a、712bがシャッタセンサ720a、720bに重なる位置、即ち、図6に示す閉鎖の状態のときに検出信号を出力し、主制御基板20に入力される。従って、主制御基板20の通路状態制御手段205は、この2つのシャッタセンサ720a及び720bの検出出力が入力されたとき、シャッタ710a及び710bが閉鎖の状態であると判断する。
メダル投入部71の下方には、メダル投入部71に投入されたメダル80が正規のものであるか否かを選別する遊技媒体選別手段であるメダル選別装置34が配設される。このメダル選別装置34は、硬質プラスチックを成型して下部が開放された略矩形状の箱体状に形成した基体341と、この基体341の壁面部の上方部に配設される鉄板等の金属板製のガイドプレート342と、このガイドプレート342を挟むように基体341の下部に着脱自在に取付けられた硬質プラスチック製の略矩形状のカバープレート343(図5及び図6においては、その一部を破断して描いている)を備えている。
ガイドプレート342には、基体341側へ突出するように複数の屈曲部が形成され、その右辺側上部には基体341に形成された一対の軸受341a、341bに支承される支軸84を備え、付勢部材により基体341側へ上記屈曲部の先端が当接するように付勢されて基体341に保持されている。従って、基体341とガイドプレート342とは、上記屈曲部によりメダル80が通過可能な空隙を隔てて対向している。この空隙の一部が、メダル80が通過する通路を形成する。ガイドプレート342は、その左側中央部から右側下方に穿設形成された打ち抜き部342aを備え、この打ち抜き部342aの下方に、打ち抜き部342aに沿って左側中央部から右側下方に延設されたガイド部342bを備えている。ガイド部342bの下端部は、基体341側へガイド部342bと略直角にメダル80の厚みと略等しい幅に屈曲形成されたガイドレール342cが形成されている。このガイドレール342cの基体341側端部と基体341の壁面との間には、メダル80が通過(脱落)可能な空隙が設けられている。また、ガイド部342bの上部は、カバープレート343側に向けて傾斜面となるように屈曲形成されている。ガイドレール342cの上面から打ち抜き部342aの上端部342dまでの距離は、正規のメダル80として許容されるメダル80の最小直径よりも若干(10分の数ミリメートル程度)短い寸法に設定されている。
このように構成されたメダル選別装置34は、メダル投入部71の投入口71aから投入され通路Aを通過したメダル80を、メダル選別装置34内に受容する受容口340aと、この受容口340aから受容されたメダル80がメダル選別装置34内を垂直に落下する図5中破線矢符Bで示す通路Bと、この通路Bの下端から右下方へとメダル80がガイドプレート342のガイドレール342c上を図5中破線矢符Cに示すように転動する通路Cと、この通路Cの終端部に設けられメダル80をメダル選別装置34の右側面から図5中矢符Dで示す方向に排出する排出口340bと、メダル80が通路Cにおいてガイドレール342cから脱落したときに当該メダル80をメダル選別装置34の下部から図5中矢符Eで示す方向に排出してスロットマシン1の前面の受皿部6aへ返却する返却口340cとを備えている。
通路Bの受容口340aからメダル80の半径より数ミリメートル程度下方には、図示はしないが、通路Bの左右に基体341側に屈曲形成された一対の屈曲部が形成されており、これら一対の屈曲部間の寸法は、正規のメダル80として許容されるメダル80の最大直径と略等しく設定されている。従って、正規のメダル80よりも直径の大きい規定外のメダル80はこの一対の屈曲部の間を通過することができずに、メダル選別装置34内の受容口340aの下方に滞留する(詰まる)。この場合、遊技者もしくは遊技店の係員がスロットマシン1のフロントマスク7aに配設されている返却ボタン74を押圧することで、ガイドプレート342が支軸85を支点にカバープレート343側に回動し、当該滞留したメダル80を落下させて返却口340cから図2に示すガイド部材36を介してメダル払出口61から受皿部6aへと返却する。
図5及び図6中符号82は、通路Bを通過するメダル80の落下速度を低下させるためのスイングレバーを示す。このスイングレバー82は、鉄板等の金属板からなり、その先端部82aは基体341側へ屈曲形成された屈曲部となっており、その屈曲部がガイドプレート342に穿設形成された打ち抜き部342eを介してメダル80の通路B内に進入するように、支軸を支点に回動可能に常時付勢部材により時計回り方向に付勢されて、ガイドプレート342に取付けられている。このスイングレバー82は、メダル80が通路Bを通過するとき、メダル80の外周部がスイングレバー82の先端部82aに衝突してスイングレバー82を上記付勢部材による付勢力に抗して反時計回り方向に回動させて下方へ通過するので、メダル80の落下速度を低下させることができる。
図5及び図6中符号81は、通路Bの終端に到達したメダル80の上部をガイドプレート342側に押圧する押圧部材を示す。この押圧部材81は、硬質プラスチック等を成型加工して形成されており、その上部は基体341の裏面側に取り付けられ、下端部は基体341に穿設形成された通孔から通路Bの終端部に到達したメダル80の上部をガイドプレート342側へ押圧するように付勢されている。
正規のメダル80が通路Bの終端部(通路Cの始端部)に到達すると、このメダル80の上部が押圧部材81の下端部によりガイドプレート342側に押圧される。このとき、メダル80の上端部はガイドプレート342の打ち抜き部342aの上端部342dに案内され、メダル80の下部はガイド部342bの下部の垂直面に案内されて、メダル80はガイドレール342c上を通路Cの方向、即ち、図5中右下方に転動していく。
正規のメダル80よりも直径の小さい規定外のメダル80が通路Bの終端部に到達すると、当該メダル80の上部が押圧部材81の下端部によりガイドプレート342側に押圧される。このとき、当該メダル80の直径が正規のものよりも小さいため、このメダル80の上端部はガイドプレート342の打ち抜き部342aの上端部342dに案内されず、このメダル80はガイド部342bの上部の傾斜面に押圧され、メダル80の下端部がガイドレール342cから脱落して落下し、当該メダル80はメダル選別装置34の下部の返却口340cから排出され、図2に示すガイド部材36を介してメダル払出口61から受皿部6aへと返却される。
図5及び図6中符号83は通路Bを通過し通路Cを通過するメダル80の進行を案内する案内部材を示し、符号84は通路Cを通過するメダル80の進行を排除しメダル80を返却口340へ落下させる排除部材を示す。
排除部材84は、鉄板等の磁性金属板を成型して形成され、排除部材84の背面側に配設されるソレノイド86(図8参照)がON状態になったときに当該ソレノイドに吸着される吸着面を備え、下端部にはガイドプレート342側に突設する屈曲片が形成されている。排除部材84は、ソレノイド86がOFF状態のときに、上記した下端部の屈曲片が通路C内に突設するように付勢部材を介して基体341側に取付けられ、ソレノイド86がON状態のときに、上記した吸着面が付勢部材の付勢力に抗してソレノイド86に吸引され上記した下端部の屈曲片は通路C内から基体341の壁面の後方へ移動して通路C内には突出しないように動作する。
案内部材83は、硬質プラスチックを成型して形成され、上部に軸受部を備え、下部には基体341の壁面と協働してメダル80の通路C内の進行を案内する案内部を備えている。案内部材83は、付勢部材により常時排除部材84側へ押圧されるようにガイドプレート342に取付けられ、上記したソレノイド86のON、OFFに従って排除部材84の動作に連動して基体341側(ソレノイド86ON状態)及びカバープレート343側(ソレノイド86OFF状態)へ変位する。
ソレノイド86がON状態のとき、排除部材84の屈曲片は基体341の壁面の後方に移動し、案内部材83の案内部が基体341の壁面と協働してメダル80の進行を案内するので、メダル80は通路Cのガイドレール342c上を円滑に転動して後述するメダルセンサ34a、34bが配設されている下流方向へ進行する。
ソレノイド86がOFF状態のときは、排除部材84の屈曲片が通路C内に突出し、案内部材83はカバープレート343側へ変位する。この状態のときにメダル80が通路Cを進行すると、通路C内に突出した屈曲片によりメダル80の上部がガイド部342bの上部の傾斜面に押圧され、メダル80の下端部がガイドレール342cから脱落して落下し、当該メダル80はメダル選別装置34の下部の返却口340cから排出され、図2に示すガイド部材36を介してメダル払出口61から受皿部6aへと返却される。
ソレノイド86は、スロットマシン1の電源がONされると、常時はON状態を保持するが、上記したメダルクレジット手段210(図3参照)の記憶が上限値(例えば、50)に達したとき、遊技中(スタートレバー75が操作されリール101a、101b、101cが回転し始めてからストップボタンが操作されて全てのリール101a、101b、101cが停止するまで)のとき、何らかのエラーが検出されたとき、又はスロットマシン1の電源がOFFになったとき等にソレノイド86はOFF状態となる。
図5及び図6中符号34a及び34bは、本実施形態において遊技媒体検出手段となるメダルセンサを示す。これらのメダルセンサ34a、34bとしては、発光ダイオード等の発光素子とフォトトランジスタ等の受光素子とを組み合わせた反射型フォトインタラプタを用いることができる。
上記したソレノイド86がON状態で、メダル80が通路Cの排除部材84と案内部材83の間を通過すると、続いてメダル80はメダルセンサ34a、34bの前方を通過し、このとき2つのメダルセンサ34a、34bは検出信号を主制御基板20へ出力する。
メダルセンサ34a、34bの前方を通過したメダル80は、そのまま図5中矢符Dの方向に転動してメダル選別装置34の右側面に設けられた排出口340bから排出され、図2に示すガイド部材35を介してホッパ装置21の貯留部21aに落下して貯留される。
このように上記したメダル選別装置34は、受容口340aから受容したメダル80が正規のメダル80であるか否かを選別して、メダル80をメダル選別装置34の排出口430b又は返却口340cの何れかに振り分ける機能を有する。
本実施形態においては、図6に示すように通路開閉手段を構成するシャッタ710a、710b及びシャッタ駆動モータ750a、750bを遊技媒体投入部であるメダル投入部71に配設しているので、シャッタ710a、710bをメダル投入部71の投入口71a近傍に配設することにより、シャッタ710a、710bが閉鎖の状態のときにメダル80の投入を投入口71aの近傍で禁止でき、不要なメダル80がメダル選別装置34に進入することを防止することができる。
図7は、主制御基板20の通路状態制御手段205がシャッタ710a、710bを開放の状態から閉鎖の状態に制御したときに、メダル投入部71の投入口71aから投入されたメダル80を左右のシャッタ部711aと711bにより挟み込んでしまった状態を示す図である。
本実施形態においては、図7に示すように、通路状態制御手段205がシャッタ710a、710bを閉鎖の状態に制御しても、シャッタ710a、710bのシャッタ検出部712a、712bが通路状態検出手段であるシャッタセンサ720a、720bに検出される位置にないためシャッタセンサ720a、720bからの検出信号が出力されない場合、CPU200は開閉動作確認手段206を作動させてシャッタ710a、710bを数回(3回程度)開閉させた後閉鎖の状態にするように制御する。図7の状態でシャッタ710a、710bが図5に示す開放の状態に変位すると、メダル80はメダル投入部71の下部のメダル選別装置34へ落下し、メダル80の挟み込み状態(メダル詰まり状態)を解消することができる。この開閉確認動作の後、シャッタ710a、710bは図6に示す閉鎖の状態に制御され、シャッタセンサ720a、720bから検出信号が主制御基板20へ出力される。
図8は、不正行為を目的として、メダル投入部71の投入口71aから、先端部に発光素子90a等を搭載したフレキシブル基板90が挿入された場合の本実施形態における動作を説明するための図である。なお、図8においては、図5及び図6に示したメダル選別装置34のガイドプレート342及びカバープレート343の図示を省略し、その他の図5及び図6に示した部材、部位と同一の機能を果たす部材、部位には同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
シャッタ710a、710bが開放の状態のときにメダル投入部71の投入口71aから不正な器具90が挿入されているときに通路状態制御手段205がシャッタ710a、710bを閉鎖の状態に制御したとき、図8に示すように、シャッタ710a、710bのシャッタ部711aと711bにより器具90が挟持されるので、シャッタ検出部712a、712bがシャッタセンサ720a、720bに検出される位置にないためシャッタセンサ720a、720bからの検出信号は出力されない。CPU200は開閉動作確認手段206を作動させてシャッタ710a、710bを数回(3回程度)開閉させた後閉鎖の状態にするように制御する。しかしながら、この場合は開閉動作確認手段206を作動させた後も、シャッタセンサ720a、720bから検出信号が出力されないので、主制御基板20のCPU200は、異常報知手段208を作動させて、スロットマシン1の異常を報知する。また、この異常が解除されるまで、精算ボタン77によるクレジットの払出を含めたスロットマシン1の機能を停止させるように構成することもできる。
次に、図9に示すフローチャートを参照して、本実施形態においてスロットマシン1の電源が切断されたときの処理の流れについて説明する。
停電又は作為的にスロットマシン1の電源が切断されると(ステップS01)、CPU200は通路状態制御手段205を作動させて、シャッタ710a、710bがメダル80の通路Aを閉鎖の状態にするようにシャッタ駆動モータ750a、750bに制御信号を送出する処理を行う(ステップS02)。
続いて、通路状態制御手段205は、シャッタセンサ720a、720bの検出信号が入力されているか否かを判断する処理を行う(ステップS03)。
ステップS03において肯定判断がなされた場合、CPU200は通路状態記憶手段207を作動させて、記憶部201の所定のシャッタ状態記憶領域に、シャッタセンサ720a、720bの出力信号が入力されていることを示す「1」を記憶する処理を行い(ステップS04)、処理を終了する(ステップS06)。
ステップS03において否定判断がなされた場合、CPU200は通路状態記憶手段207を作動させて、記憶部201の所定のシャッタ状態記憶領域に、シャッタセンサ720a、720bの出力信号が入力されていないことを示す「0」を記憶する処理を行い(ステップS05)、処理を終了する(ステップS06)。
なお、電源切断後の処理には、図2に示す主電源装置24内に設けられたバックアップ電源の電力が利用される。
次に、図10に示すフローチャートを参照して、本実施形態においてスロットマシン1に電源が投入されたときの処理の流れについて説明する。
スロットマシン1に電源が投入されると(ステップS11)、CPU200は、記憶部201のシャッタ状態記憶領域に記憶されている値が「1」であるか否かを判断する処理を行う(ステップS12)。
ステップS12において肯定判断がなされた場合、図11に示すステップS21及び図12に示すステップS41に進む(ステップS17)。
ステップS12において否定判断がなされた場合、先の電源切断時に通路状態制御手段205がシャッタ710a、710bを閉鎖の状態に制御してもシャッタセンサ720a、720bの検出信号が入力されなかったので、CPU200は開閉動作確認手段206を作動させてシャッタ710a、710bを数回開閉動作させた後閉鎖の状態になるようにシャッタ駆動モータ750a、750bを制御した(ステップS13)後、シャッタ710a、710bが閉鎖の状態であるか否かをシャッタセンサ720a、720bからの検出信号の有無により判断する処理を行う(ステップS14)。
ステップS14において肯定判断がなされた場合、図11に示すステップS21及び図12に示すステップS41に進む(ステップS17)。
ステップS14において否定判断がなされた場合、CPU200はメダル80の投入口71aにメダル80以外の不正な器具90等が挿入されている可能性があると判断して異常報知手段208を作動させて異常を報知する処理を行う(ステップS15)。
遊技店の係員等により異常が解除され、スロットマシン1が正常に復旧すると(ステップS16)、図11に示すステップS21及び図12に示すステップS41に進む(ステップS17)。
次に、図11に示すフローチャートを参照して、本実施形態における通常遊技中の動作の流れについて説明する。
上記図10を参照して説明した電源投入後の初期処理が終了すると(ステップS17、S21)、主制御基板20のCPU200は、通路状態制御手段205を作動させてシャッタ710a、710bを開放の状態にするようにシャッタ駆動モータ750a、750bを制御する(ステップS22)。
次にCPU200は、シャッタセンサ720a、720bの検出信号が入力されているか否かを判断する処理を行う(ステップS23)。
ステップS23において否定判断がなされた場合、シャッタ710a、710bは閉鎖の状態ではないと判断し、ステップS27へ進む。
ステップS23において肯定判断がなされた場合、CPU200はシャッタ動作エラーと判定し(ステップS24)、係員はシャッタ710a、710b、シャッタ駆動モータ750a、750b、シャッタセンサ710a、710b等を点検又は修理して(ステップS25)、シャッタ710a、710bの動作を確認する(ステップS26)。
ステップS23又はステップS26によりシャッタ710a、710bの正常動作が確認されると、スロットマシン1は、メダル80の投入が可能な状態となる(ステップS27)。遊技者は、遊技をするための規定枚数のメダル80を投入するかメダルクレジット手段210から規定の枚数のベットボタンを押下して(ステップS28)、スタートレバー75を傾倒操作する(ステップS29)。
ステップS29においてスタートレバー75が傾倒操作されると、CPU200は、リール101a、101b、101cを一斉に回転させるとともに、通路状態制御手段205を作動させてシャッタ710a、710bが閉鎖状態になるようにシャッタ駆動モータ750a、750bを制御し、シャッタ710a、710bが閉鎖の状態であるか否かをシャッタセンサ720a、720bからの検出信号の有無により判断する処理を行う(ステップS30)。
ステップS30において肯定判断がなされた場合、ステップS33へ進む。ステップS30において否定判断がなされた場合、CPU200は開閉動作確認手段206を作動させてシャッタ710a、710bを数回開閉動作させた後閉鎖の状態になるようにシャッタ駆動モータ750a、750bを制御して(ステップS31)、再度シャッタ710a、710bが閉鎖の状態であるか否かをシャッタセンサ720a、720bからの検出信号の有無により判断する処理を行う(ステップS32)。
ステップS32において肯定判断がなされた場合、ステップS33へ進む。ステップS32において否定判断がなされた場合、CPU200は異常報知手段208を作動させて、エラー音の発生、エラーコードの表示、照明演出装置46及び演出用照明部49a、49b等を用いた異常報知を行う(ステップS36)。遊技店の係員は異常が報知されているスロットマシン1の異常を解除して、正常な状態に復帰させる(ステップS37)。
ステップS30又はステップS32において肯定判断がなされると、スロットマシン1はストップボタン76a、76b、76cの受付を許容する状態となる(ステップS33)。遊技者がストップボタン76a、76b、76cを押下操作し(ステップS34)、全てのリール101a、101b、101cが停止して、1回の遊技が終了するとステップS22に戻る。
本実施形態においては、通常遊技中は、上記の流れに従って遊技が進行する。なお、ボーナスゲーム等、役物連続作動増加装置の作動中(特別遊技中)は、シャッタ710a、710bを閉鎖の状態に保持するように構成しても良い。
次に、図12のフローチャートを参照して、本実施形態において、メダルクレジット手段210に記憶されるクレジット数が上限値(本実施形態においては50)に達したときの動作の流れを説明する。
上記図10を参照して説明した電源投入後の初期処理が終了すると(ステップS17、S41)、CPU200は、メダルクレジット手段210に記憶されている数値が50であるか否かを判断する処理を行う(ステップS42)。このステップS42の処理は、メダルクレジット手段210に記憶されている数値が50に達するまで繰り返される。
ステップS42において肯定判断がなされると、CPU200は通路状態制御手段205を作動させて、シャッタ710a、710bが閉鎖の状態になるようにシャッタ駆動モータ750a、750bを制御し、シャッタ710a、710bが閉鎖の状態であるか否かをシャッタセンサ720a、720bからの検出信号の有無により判断する処理を行う(ステップS43)。
ステップS43において肯定判断がなされた場合、ステップS42に戻る。ステップS43において否定判断がなされた場合、CPU200は開閉動作確認手段206を作動させてシャッタ710a、710bを数回開閉動作させた後閉鎖の状態になるようにシャッタ駆動モータ750a、750bを制御して(ステップS44)、再度シャッタ710a、710bが閉鎖の状態であるか否かをシャッタセンサ720a、720bからの検出信号の有無により判断する処理を行う(ステップS45)。
ステップS45において肯定判断がなされた場合、ステップS42に戻る。ステップS45において否定判断がなされた場合、CPU200は異常報知手段208を作動させて、エラー音の発生、エラーコードの表示、照明演出装置46及び演出用照明部49a、49b等を用いた異常報知を行う(ステップS46)。遊技店の係員は異常が報知されているスロットマシン1の異常を解除して、正常な状態に復帰させ(ステップS47)、CPU200の処理はステップS42に戻る。
上記した実施形態において、スタートレバー75が傾倒操作されたときとメダルクレジット手段210に記憶されている数値が予め設定した上限値(例えば、50)に達したときに、CPU200が通路状態制御手段205を作動させてシャッタ710a、710bが閉鎖状態になるようにシャッタ駆動モータ750a、750bを制御し、シャッタ710a、710bが閉鎖の状態であるか否かをシャッタセンサ720a、720bからの検出信号の有無により判断する処理を行う例について説明したが、本発明はこれに限定されることなく、例えば、所定の時間(例えば、5分)経過するごとに、又は乱数発生手段等を利用してランダムな時間間隔で、そのときのシャッタ710a、710bの状態が開放の状態であれば遊技状態に関わらず通路状態制御手段205を作動させてシャッタ710a、710bが閉鎖状態になるようにシャッタ駆動モータ750a、750bを制御し、シャッタ710a、710bが閉鎖の状態であるか否かをシャッタセンサ720a、720bからの検出信号の有無により判断する処理を行うように構成しても良い。
また、上記した実施形態においては、通路開閉手段としてのシャッタ710a、710b及びシャッタ駆動モータ750a、750bをメダル投入部71に配設した例について説明したが、通路開閉手段はメダル80の投入口71aとメダルセンサ34a、34bとの間の通路A、B、Cの何れに配設して構成してもよく、シャッタ710a、710b等の形状、個数も種々変更可能である。
以上説明したように本発明の一実施形態によれば、メダル80等の円板状の遊技媒体をその径方向に落下させて投入可能に開口した投入口71aを有するメダル投入部71と、メダル投入部71の投入口71aから投入されたメダル80等が正規のメダル80であるか否かを選別するメダル選別装置34とを備えたスロットマシン1において、メダル選別手段34に設けられ投入されたメダル80を検出するメダルセンサ34a、34b、投入口71aとメダルセンサ34a、34bとの間のメダル80の通路A、B、又はCに設けられこの通路(例えば、A)を開放及び閉鎖可能な通路開閉手段(例えば、シャッタ710a、710b及びシャッタ駆動モータ750a、750b)と、この通路開閉手段を通路(A)の開放又は閉鎖の状態に制御し、スロットマシン1の電源切断時に通路開閉手段を通路(A)が閉鎖の状態に制御する通路状態制御手段205と、通路開閉手段による通路(A)の開放又は閉鎖の状態を検出するシャッタセンサ720a、720bと、通路開閉手段に所定回数(例えば、2ないし3回)の開閉動作を行わせて通路開閉手段の動作を確認する開閉動作確認手段206と、スロットマシン1の電源切断時に通路状態制御手段205により通路開閉手段を閉鎖の状態に制御した後、シャッタセンサ720a、720bの検出結果を記憶する通路状態記憶手段207と、スロットマシン1の電源投入時に通路状態記憶手段207に記憶された検出結果が閉鎖の状態(シャッタ状態記憶領域の値が「1」)でないとき、開閉動作確認手段206による通路開閉手段の開閉動作を確認した後、シャッタセンサ720a、720bの検出結果が閉鎖の状態でない場合に異常を報知する異常報知手段208と、を具備しているので、何らかの事情でスロットマシン1の電源が切断されたとき、通路開閉手段は閉鎖の状態に制御され、シャッタセンサ720a、720bの検出結果が、通路状態記憶手段207に記憶される。従って、通常、スロットマシン1の電源が切断された状態では通路開閉手段が通路(A)を閉鎖しているので、不正な器具(90等)を投入口71aから挿入する不正行為を防止することができる。そして、次にスロットマシン1に電源が投入されたとき、先の電源切断時の通路状態を通路状態記憶手段207に記憶されたシャッタセンサ720a、720bの検出結果を参照して確認し、その検出結果が閉鎖の状態でないとき、開閉動作確認手段206により通路開閉手段を所定回数(例えば、2ないし3回)開閉動作させた後、シャッタセンサ720a、720bの検出結果が閉鎖の状態でない場合に異常報知手段208が異常を報知するので、電源切断時に正規のメダル80が通路開閉手段に挟まれた(詰まった)ような場合は開閉動作確認手段206による開閉動作の確認時に上記詰まり等の状態は解消され、異常報知手段208により異常が報知されることはなく、電源切断時に不正な器具(90等)が挿入されていたような場合は開閉動作確認手段208による開閉動作の確認後もシャッタセンサ720a、720bの検出結果は閉鎖の状態にならないので、異常報知手段208により異常を報知することができる。