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JP2008124321A - レーザ装置、光照射装置及び露光装置、並びに光生成方法、光照射方法、露光方法及びデバイス製造方法 - Google Patents

レーザ装置、光照射装置及び露光装置、並びに光生成方法、光照射方法、露光方法及びデバイス製造方法 Download PDF

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JP2008124321A
JP2008124321A JP2006307983A JP2006307983A JP2008124321A JP 2008124321 A JP2008124321 A JP 2008124321A JP 2006307983 A JP2006307983 A JP 2006307983A JP 2006307983 A JP2006307983 A JP 2006307983A JP 2008124321 A JP2008124321 A JP 2008124321A
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laser
laser light
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Yoshiaki Oshita
善紀 尾下
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Abstract

【課題】十分な繰り返し周波数を持つ所定波長のパルスレーザ光を得る。
【解決手段】固体レーザ光源16から射出された所定波長のパルスレーザ光LBの時間的な幅が、調整器17によって実質的に拡張される。この拡張後のパルスレーザ光は、光出力増幅器18の放電時間との整合性、パルスエネルギ、スペクトル狭帯域化といった点から、満足しなければならないパルスの時間的な幅に近づく。そして、その拡張後のパルスレーザ光がシード光として光出力増幅器18に入射され、増幅される。この結果、要求されるレベルにパルスの時間的な幅が拡張され、これに応じてスペクトル幅(波長幅)が狭帯域化された、十分な繰り返し周波数を持つ所定波長のパルスレーザ光が、光出力増幅器18から射出されることとなる。
【選択図】図1

Description

本発明は、レーザ装置、光照射装置及び露光装置、並びに光生成方法、光照射方法、露光方法及びデバイス製造方法に係り、さらに詳しくは、所定波長のレーザ光を射出するレーザ装置、該レーザ装置を備える光照射装置及び露光装置、並びに所定波長のレーザ光を生成する光生成方法、該方法を用いる光照射方法及び露光方法、及び該露光方法を用いるデバイス製造方法に関する。
従来、物体の微細構造の検査、物体の微細加工、また、視力矯正の治療等に光照射装置が使用されている。例えば、半導体素子等を製造するためのリソグラフィ工程では、マスク又はレチクルに形成されたパターンを、投影光学系を介してレジスト等が塗布されたウエハ又はガラスプレート等の基板上に転写するために、光照射装置の一種である露光装置が用いられている。また、視力矯正のために、角膜表面のアブレーション(PRK:Photorefractive Keratectomy)あるいは角膜内部のアブレーション(LASIK:Laser Intrastromal keratomileusis)を行って近視や乱視等の治療をするために、光照射装置の一種であるレーザ治療装置が用いられている。
かかる光照射装置のために、短波長の光を発生する光源について多くの開発がなされてきた。こうした短波長光源の一つとして、例えば主発振器(Master Oscillator(MO))及び光出力増幅器(Power Oscillator(PO)又はPower Amplifier(PA))を有するエキシマレーザ、いわゆる主発振器光出力増幅器(MOPO又はMOPA)レーザシステムが最近提案されている(特許文献1、2等参照)。
これらの特許文献に開示されるレーザシステムは、主発振器及び光出力増幅器がそれぞれガスレーザチャンバを有する2室レーザシステムである。この主発振器光出力増幅器レーザシステムは主発振器であるArFエキシマレーザで発生した波長193nmのレーザ光がシード光として光出力増幅器であるレーザチャンバで増幅される。
しかるに、主発振器として、ArFエキシマレーザなどを用いる場合、現状では繰り返し周波数をあまり高くできないので、例えば露光装置の光源などに用いる場合、要求されるドーズ量を確保しようとすると、出力されるレーザパルス光のピークパワーを相当高く設定しなければならない。しかしながら、深紫外域のパルス光のピークパワーを必要以上に高く設定すると、露光装置内部の光学系などが損傷を受けるので、出力されるレーザパルス光のピークパワーを要求されるレベルまで高くすることは現実的であるとは言えない。
かかる点に鑑みて、発明者等は、主発振器として、エキシマレーザに比べて高い繰り返し周波数でのレーザ発振が可能な固体レーザ装置を用いる、主発振器光出力増幅器レーザシステムについて研究している。この種の主発振器光出力増幅器レーザシステムを特に露光装置の露光光源として用いる場合などにおいて、光出力増幅器であるレーザチャンバに対して、固体レーザ装置で発生した例えば波長193nmのレーザ光をシード光として供給する場合、そのシード光は、スペクトル、パルスエネルギ、パルスの時間的な幅、ビーム形状などのレーザ特性に関して、幾つかの特別な条件を満足することが要求される。これらのうち、パルスの時間的な幅に着目すると、現在のエキシマレーザの放電時間との整合性、パルスエネルギといった点から、数ns〜数10nsのパルスの時間的な幅を持つパルスレーザ光を発生できることが、主発振器である固体レーザ装置に要求される。
特表2005−524998号公報 特開2006−505960号公報
本発明は、上述した事情の下でなされたもので、第1の観点からすると、所定波長のレーザ光を射出するレーザ装置であって、前記所定波長のパルスレーザ光を射出する固体レーザ光源と;該固体レーザ光源から射出される前記パルスレーザ光の時間的な幅を実質的に拡張する調整器と;前記調整器で時間的な幅が拡張された前記パルスレーザ光がシード光として入射され、該シード光を増幅するガスレーザチャンバと;を備える第1のレーザ装置である。
これによれば、固体レーザ光源から射出された所定波長のパルスレーザ光の時間的な幅が、調整器によって実質的に拡張される。この拡張後のパルスレーザ光は、ガスレーザチャンバの放電時間との整合性、パルスエネルギといった点から、満足しなければならないパルスの時間的な幅に近づく。そして、その拡張後のパルスレーザ光がシード光としてガスレーザチャンバに入射され、増幅される。この結果、要求されるレベルにパルスの時間的な幅が拡張された、十分な繰り返し周波数を持つ所定波長のパルスレーザ光が、ガスレーザチャンバから射出されることとなる。従って、使用目的に応じてガスレーザチャンバの増幅率(利得)を設定することで、スペクトル幅(波長幅)、繰り返し周波数、及びドーズ量の全ての点で、使用目的を満足するレーザ光を得ることが可能になる。
本発明は、第2の観点からすると、所定波長のレーザ光を射出するレーザ装置であって、前記所定波長のパルスレーザ光を射出する固体レーザを含む光源部と;該光源部から射出される前記パルスレーザ光の時間的な幅を実質的に拡張する調整器と;を備える第2のレーザ装置である。
これによれば、固体レーザを含む光源部から射出された所定波長のパルスレーザ光の時間的な幅が、調整器によって実質的に拡張される。従って、使用目的に応じて時間的な幅が拡張された所定波長のパルスレーザ光を得ることが可能となる。また、この第2のレーザ装置を、例えば主発振器光出力増幅器レーザシステムの主発振器として用いる場合、光出力増幅器の仕様、特性に整合させるように第2のレーザ装置からシード光として供給されるパルスレーザ光の時間的な幅を調整することが可能になる。
本発明は、第3の観点からすると、対象物に光を照射する光照射装置であって、本発明の第1、第2のレーザ装置のいずれかと;そのいずれかのレーザ装置から前記対象物に向けて射出されるパルスレーザ光が経由する光学系と;を備える光照射装置である。
これによれば、本発明の第1、第2のレーザ装置のいずれかを備えているため、使用目的に応じてパルスの時間的な幅が拡張されたパルスレーザ光を安定して対象物に照射することが可能となる。
本発明は、第4の観点からすると、物体を露光して前記物体にパターンを形成する露光装置であって、本発明の第1、第2のレーザ装置のいずれかと;そのいずれかのレーザ装置から前記物体に向けて射出されるパルスレーザ光が経由する光学系と;を備える露光装置である。
これによれば、本発明の第1、第2のレーザ装置のいずれかを備えているため、使用目的に応じてパルスの時間的な幅が拡張されたパルスレーザ光を安定して物体に照射して物体を露光することが可能となり、これにより物体上に精度良くパターンを形成することが可能になる。
本発明は、第5の観点からすると、所定波長のレーザ光を生成する光生成方法であって、固体レーザ光源からパルスレーザ光を射出する工程と;前記パルスレーザ光の時間的な幅を調整器を用いて実質的に拡張する工程と;前記時間的な幅が拡張された前記パルスレーザ光をガスレーザチャンバにシード光として入射させ、そのシード光を前記ガスレーザチャンバで増幅する工程と;を含む光生成方法である。
これによれば、固体レーザ光源からパルスレーザ光が射出され、該パルスレーザ光の時間的な幅が、調整器によって実質的に拡張される。この結果、そのパルスレーザ光の時間的な幅は、ガスレーザチャンバの放電時間との整合性、パルスエネルギといった点から、満足しなければならないパルスの時間的な幅に近づく。そして、その拡張後のパルスレーザ光がシード光としてガスレーザチャンバに入射され、増幅される。この結果、要求されるレベルにパルスの時間的な幅が拡張された、十分な繰り返し周波数を持つ所定波長のパルスレーザ光が、ガスレーザチャンバから射出されることとなる。従って、使用目的に応じてガスレーザチャンバの増幅率(利得)が設定されている場合、スペクトル幅(波長幅)、繰り返し周波数、及びドーズ量の全ての点で、使用目的を満足するレーザ光を得ることが可能になる。
本発明は、第6の観点からすると、対象物に光を照射する光照射方法であって、本発明の光生成方法によりパルスレーザ光を生成する工程と;前記パルスレーザ光を光学系を介して前記対象物に向けて射出する工程と;を含む光照射方法である。
これによれば、本発明の光生成方法により生成された要求されるレベルにパルスの時間的な幅が拡張された、十分な繰り返し周波数を持つ所定波長のパルスレーザ光が、光学系を経由して対象物に安定して照射される。
本発明は第7の観点からすると、物体を露光して前記物体にパターンを形成する露光方法であって、本発明の光生成方法によりパルスレーザ光を生成する工程と;前記パルスレーザ光を光学系を介して前記物体に向けて射出する工程と;を含む露光方法である。
これによれば、本発明の光生成方法により生成された要求されるレベルにパルスの時間的な幅が拡張された、十分な繰り返し周波数を持つ所定波長のパルスレーザ光が、光学系を経由して対象物に安定して照射され、物体上にパターンが安定して形成される。
リソグラフィ工程において、本発明の露光方法を用いて物体上にパターンを形成することで、物体上にパターンを安定して形成され、デバイスの生産性を向上させることができる。従って、本発明は、さらに別の観点からすると、本発明の露光方法を用いるデバイス製造方法であるとも言える。
以下、本発明の一実施形態を図1〜図3に基づいて説明する。図1には、本発明のレーザ光生成方法及び光照射方が適用される一実施形態に係る露光装置10の概略構成が示されている。この露光装置10は、ステップ・アンド・スキャン方式の走査型露光装置(いわゆるスキャナ)である。
露光装置10は、エキシマレーザ装置20、照明光学系ユニット12、照明光学系ユニット12からの露光用照明光(以下、適宜「照明光」又は「露光光」という)ILにより照明されるレチクル(マスク)Rを保持するレチクルステージRST、レチクルRを介した露光光ILをウエハ(物体)W上に投射する投影光学系PL、ウエハWを保持するウエハステージWST、及びこれらを制御する主制御装置50等を備えている。
前記エキシマレーザ装置20は、一例として波長193.4nmの紫外パルス光を射出する装置である。このエキシマレーザ装置20は、波長193.4nmのパルスレーザ光を射出する主発振器(Master Oscillator(MO))としての固体レーザ装置16、調整モジュール19、光出力増幅器(Power Oscillator(PO)又はPower Amplifier(PA))18、ビーム反転モジュール23、ビーム射出モジュール21、及びこれら各部を相互に接続するビーム路形成用の複数の配管、並びに調整モジュール19とビーム射出モジュール21とを接続するビーム路形成用の配管の内部に配置された調整器17等を備える、主発振器光出力増幅器(MOPO又はMOPA)レーザシステムである。
固体レーザ装置16は、図2に示されるように、クロック発生器161、3個のパルス発生器(163a、163b、163c)、3個のレーザ光源(164a、164b、164c)、2個のディレイ装置(162a、162b)、3個の光増幅器(165a、165b、165c)、及び6個の波長変換素子(167a、167b、167c、167d、167e、167f)等を備えている。
クロック発生器161は、主制御装置50によって制御され、クロック信号を生成する。このクロック発生器161で生成されたクロック信号は、パルス発生器163a、163b、163cのそれぞれに供給される。
パルス発生器163a、163b、163cは、クロック信号に基づいてパルス信号をそれぞれ生成する。
レーザ光源164aは、出力波長が1520nm〜1620nmの範囲、一例として1547nmの単一波長発振レーザ(例えばDFB半導体レーザ)を含み、パルス発生器163aからのパルス信号に応じて、一例として100ps〜1000psのパルスの時間的な幅を有するP偏光の波長1547nmのパルスレーザ光を発生する。
レーザ光源164bは、レーザ光源164aと同じ単一波長発振レーザを含み、パルス発生器163bからのパルス信号に応じて、一例として100ps〜1000psのパルスの時間的な幅を有するP偏光の波長1547nmパルスレーザ光を発生する。このP偏光のパルスレーザ光が第1ディレイ装置162aにより所定時間だけ遅延される。第1ディレイ装置162aの役割等については、さらに後述する。
レーザ光源164cは、レーザ光源164aと同じ単一波長発振レーザを含み、パルス発生器163cからのパルス信号に応じて、一例として100ps〜1000psのパルスの時間的な幅を有するS偏光の波長1547nmのパルスレーザ光を発生する。このS偏光のパルスレーザ光が第2ディレイ装置162bにより所定時間だけ遅延される。第2ディレイ装置162bの役割等については、さらに後述する。
本実施形態では、主制御装置50が、レーザ光源164a、164b、164cにおけるパルスレーザ光の発光パワーを個別に検出(モニタ)し、その検出結果に応じて各単一波長発振レーザの駆動信号を個別に制御する。
光増幅器165aは、レーザ光源164aからのP偏光の波長1547nm(周波数ω)のレーザ光を増幅する。本実施形態では、波長1547nm(周波数ω)のレーザ光が波長変換部での波長変換の基本となるので、以下では、基本波と呼ぶものとする。
光増幅器165aとしては、ここではモード径が大きいエルビウム・ドープ・ファイバ光増幅器(以下、「EDFA」と略述する)が用いられている。このため、光増幅器165aから射出され後述する波長変換素子167aに入射するP偏光の基本波のピークパワーを高くすることができる。
光増幅器165aで増幅されたP偏光の基本波は、集光レンズ166aを介して波長変換素子167aに入射する。この波長変換素子167aを基本波が通る際に、2次高調波発生により基本波の周波数ωの2倍、すなわち周波数2ω(波長は1547nmの1/2の773.5nm)のP偏光の2倍波が発生する。
波長変換素子167aとして、一例としてPPLN(Periodically Poled Lithium Niobate)結晶から成る非線形光学素子(非線形光学結晶)が用いられている。
波長変換素子167aで波長変換されずに透過したP偏光の基本波と、波長変換で発生したP偏光の2倍波とは、集光レンズ166bを介して、波長変換素子167bに入射する。波長変換素子167bとして、LiB結晶(LBO結晶)から成る非線形光学素子が用いられている。この波長変換素子167bは、波長変換素子167aで発生した2倍波と、波長変換されずにその波長変換素子167aを透過した基本波との和周波混合を行って周波数3ω(波長は1547nmの1/3の515.7nm)のS偏光の3倍波を発生する。なお、上述の波長変換素子167aとしては、PPLN結晶に限らず、PPKTP(Periodically PoledKTiOPO4)結晶、PPSLT(Periodically Poled Stoichiometric Lithium Tantalate)結晶、LBO結晶等を用いることもできる。
波長変換素子167bからのP偏光の基本波及び2倍波と、S偏光の3倍波とは、波長板170を通る際に、2倍波だけがS偏光に変換される。この波長板として、例えば結晶の光学軸と平行にカットした一軸性の結晶の平板からなる波長板が用いられる。一方の波長の光(2倍波)に対しては、偏光を回転させ、他方の波長の光(3倍波)に対しては、偏光が回転しないように、波長板(結晶)の厚さを一方の波長の光に対しては、波長の1/2の整数倍で、かつ他方の波長の光に対しては、波長の整数倍になるようにカットする。
そして、共にS偏光となった2倍波と3倍波が、集光レンズ166cを介して波長変換素子167cに入射する。
この波長変換素子167cとしては、例えばLBO結晶から成る非線形光学素子が用いられている。この波長変換素子167cでは、2倍波と3倍波と共に、2倍波と3倍波との和周波混合により周波数5ω(波長は1547nmの1/5の309.4nm)のP偏光の5倍波を発生する。なお、P偏光の基本波はそのまま波長変換素子167cを透過する。
波長変換素子167cから発生する5倍波は、ウォークオフのため、断面が楕円形の形状をしており、そのままでは集光性が悪くて、次の波長変換には使用できない。このため、本実施形態では、波長変換素子167cの直後にシリンドリカルレンズ169a及びシリンドリカルレンズ169bが配置されており、波長変換素子167cからのレーザ光は、シリンドリカルレンズ169a、169bによってその断面形状が円形になるようにビーム成形された後、ダイクロイックミラー168bに入射する。なお、波長変換素子167cとしては、β−BaB結晶(BBO結晶)、CsLiB10結晶(CLBO結晶)を用いることもできる。
前記光増幅器165bとしては、例えばモード径が大きいEDFAが用いられている。この光増幅器165bによって、レーザ光源164bで発生し第1ディレイ装置162aにより所定時間だけ遅延されたP偏光の基本波が増幅される。この増幅されたP偏光の基本波は、集光レンズ166dを介して波長変換素子167dに入射する。このため、波長変換素子167dに入射するP偏光の基本波のピークパワーを高くすることができる。
上記の基本波が波長変換素子167dを通る際に、2次高調波発生により基本波の周波数ωの2倍、すなわち周波数2ω(波長は1547nmの1/2の773.5nm)のP偏光の2倍波が発生する。
波長変換素子167dとして、一例としてPPLN結晶から成る非線形光学素子が用いられている。
波長変換素子167dで波長変換されずに透過したP偏光の基本波と、波長変換で発生したP偏光の2倍波とは、集光レンズ166eを介してダイクロイックミラー168aに入射する。なお、波長変換素子167dとしては、PPLN結晶に代えてPPKTP結晶、PPSLT結晶、LBO結晶等を使用しても良い。この波長変換素子167dとしては、可能な限り基本波から2倍波への変換が多くされる波長変換素子(2倍波形成光学素子)を選択することが好ましく、基本波から2倍波への変換効率は60%以上であることが好ましい。
さらに、前記光増幅器165cとしては、例えばモード径が大きいEDFAが用いられている。この光増幅器165cによって、レーザ光源164cで発生し第2ディレイ装置162bにより所定時間だけ遅延されたS偏光の基本波が増幅される。
光増幅器165cで増幅されたS偏光の基本波は、集光レンズ166fを介してダイクロイックミラー168aに入射し、ダイクロイックミラー168aにより前述のP偏光の2倍波と同軸に合成される。図2の例では、ダイクロイックミラー168aは、基本波を透過し、2倍波を反射するものとなっている。合成されたS偏光の基本波とP偏光の2倍波とが、ダイクロイックミラー168bによって、シリンドリカルレンズ169a,169bによってビーム成形されたP偏光の5倍波と同軸に合成され、波長変換素子167eに入射する。この場合、ダイクロイックミラー168bは、基本波と2倍波を透過し、5倍波を反射するものとなっている。この光の合成には、バルク型光学素子を用いることが可能であり、例えば、色分解・合成ミラー(ダイクロイックミラー)、反射型又は透過型回折光学素子を用いることが可能である。
波長変換素子167eとしては、一例としてCLBO結晶から成る非線形光学素子が用いられている。波長変換素子167eの非線形係数deffは比較的大きく(例えば0.978pm/V)、ウォークオフ角は非常に小さく(例えば9.5mrad)なる角度で使用されている。波長変換素子167eは、ダイクロイックミラー168bを介したレーザ光に含まれる、P偏光の2倍波とP偏光の5倍波との和周波混合を行い、周波数7ω(波長は1547nmの1/7の221nm)のS偏光の7倍波を発生する。
この場合、波長変換素子167eには、高いビーム品質のレーザ光が入射するとともに、波長変換素子167eは、非線形係数deffが比較的大きく、ウォークオフ角が小さくなる角度で使用されている。また、前述したように、本実施形態では、各光増幅器としてモード径が大きいファイバ光増幅器が用いられ、高いピークパワーのレーザ光を各基本波として使用できるので、各波長変換素子の結晶長を短くできる、及び/又は入射ビーム径が大きくなることを許容できる。このような理由により、波長変換素子167eでは、高い変換効率での波長変換が可能であるとともに、該波長変換によって発生したレーザ光は、ガウスビームからの歪が小さいレーザ光である。すなわち、波長変換素子167eからのS偏光の7倍波は、ビーム品質が優れている。従って、波長変換素子167eからの波長221nm(深紫外域)のレーザ光は何ら補正することなく、次段以降の波長変換素子(本実施形態では波長変換素子167f)での波長変換に用いることができる。このため、本実施形態では、波長変換素子167eと波長変換素子167fとの間には、光学素子が何も設けられていない。波長変換素子167eからのレーザ光の光路上に、シリンドリカルレンズなどは勿論、波長が200nm帯(一例として221nm)の深紫外光と、波長が1.5μm帯(一例として波長1547nm)の赤外光とを合波するためのダイクロイックミラーなども介在させることなく、波長変換素子167fを配置することができる。
なお、波長変換素子167eと波長変換素子167fとの間のレーザ光の光路上に、例えば合成石英又は蛍石などから成るガラス板などが配置されていても良い。また、波長変換素子167d及び波長変換素子167eの少なくとも一方が、いわゆるセル化され、保護ガラスで覆われていても良い。
波長変換素子167eで発生したS偏光の7倍波は、波長変換素子167eを通過したファイバ光増幅器165cからのS偏光の基本波とともに、直後に配置された波長変換素子167fに入射する。この波長変換素子167fとしては、一例としてCLBO結晶から成る非線形光学素子が用いられている。この波長変換素子167fは、非線形係数deffが波長変換素子167eより大きく(例えば0.999pm/V)で、ウォークオフ角は波長変換素子167eより大きく(例えば37.85mrad)なる角度で使用されている。波長変換素子167fは、波長変換素子167eで発生した7倍波と基本波との和周波混合により、周波数8ω(波長は、1547nmの1/8の193.4nm)のP偏光の8倍波を発生する。
この場合、波長変換素子167fには、高いビーム品質のレーザ光が入射するとともに、波長変換素子167fとして、ウォークオフ角が非常に小さくなる角度でCLBO結晶が使用されているため、波長変換素子167fからの波長193.4nmのレーザ光は、ビーム品質が極めて優れている。そして、このようにして発生した100ps〜数nsのパルスの時間的な幅を有する波長193.4nm(正確には、中心波長が193.4nm)のパルスレーザ光LBが、図1に示されるように固体レーザ装置16から後述する調整モジュール19に向かって射出される。
上述の説明から明らかなように、固体レーザ装置16では、光増幅器165bで増幅された基本波からできるだけピークパワーの高い7倍波発生用2倍波を発生させることにより、5倍波から7倍波への変換効率をあげて、よりピークパワーの高い7倍波を発生させることができる。また、その7倍波に対して、7倍波から8倍波への変換効率をあげるために十分なピークパワーの8倍波発生用基本波として、光増幅器165cで増幅された基本波を供給することにより、よりピークパワーの高い8倍波を発生することができる。
また、上述したように、波長変換素子167fには、高いビーム品質のレーザ光が入射するとともに、波長変換素子167fとして、ウォークオフ角が非常に小さい非線形光学素子を使用しているので、8倍波発生用基本波と7倍波発生用2倍波とは、ともに光軸調整などは不要と考えられるが、仮にこのような光軸調整を行う場合には、8倍波発生用基本波と7倍波発生用2倍波とを別々に光軸調整可能であるので、波長変換素子167eの複屈折によって発生するウォークオフの影響を回避し、理想的な光軸調整が可能である。また、8倍波発生用基本波と7倍波発生用2倍波のビームウエストも最適な位置に調整することができる。これにより、高い変換効率、安定性を達成することができる。
また、固体レーザ装置16では、7倍波発生用2倍波は光増幅器165bで増幅された基本波から供給され、8倍波発生用基本波は光増幅器165cで増幅された基本波から供給される。これにより8倍波発生用基本波、7倍波発生用2倍波、5倍波のビーム径を広げても、十分な変換効率を確保するために必要な8倍波発生用基本波、7倍波発生用2倍波のパワー密度が得られる一方で、7倍波、8倍波の単位面積あたりの平均出力を低下させることができる。従って、変換効率を低下させることなく単位面積あたりの紫外光の平均出力を下げることが可能になり、波長変換素子167e、167fのビーム領域の加熱による位相不整合や損傷の発生などを効果的に抑制しつつ、高出力化を図ることができる。
また、一般に短波長側の光は長波長側の光に比べて波長変換素子の中を通過する速度が遅いので、仮に、8倍波発生用基本波、並びに7倍波発生用2倍波及び5倍波が、同一のタイミングで波長変換素子167eに入射した場合を考えると、8倍波発生用基本波、7倍波発生用2倍波及び5倍波、並びに発生した7倍波は、波長変換素子167eの出射端では、順番に少しずつ遅れた状態となり、7倍波の位置は基本波より所定距離(例えば1mm以上)遅れる。その状態で波長変換素子167eに隣接配置された波長変換素子167fを通過すると、さらに7倍波の基本波に対する遅れは、波長変換素子167fの内部を進行するにつれて徐々に拡大し、波長変換素子167fの射出端付近では双方が重なり合うことはなく、8倍波の発生が著しく低下するという事態が生じる可能性がある。
しかるに、本実施形態では、8倍波発生用基本波として、光増幅器165cで増幅された基本波が用いられるので、光増幅器165bで発生させた7倍波発生用2倍波とは個別に制御が可能である。そのため、8倍波発生用基本波が波長変換素子167eに入射するタイミングを、7倍波発生用2倍波が入射するタイミングより所定時間遅らせることにより、8倍波発生用基本波と7倍波とが波長変換素子167fを通過する過程で十分に重なり合う状態を作り出すことが可能である。この8倍波発生用基本波が波長変換素子167fに入射するタイミングの制御は、第2のディレイ装置162bが光増幅器165cに入射する基本波に遅延時間を与えることで実現されている。従って、第2のディレイ装置162bは、光増幅器165cに入射する基本波に光学的な手法により遅延時間を付与できるものであれば、その構成は問わない。
また、7倍波発生用2倍波が波長変換素子167eに入射するタイミングを、7倍波発生用5倍波が波長変換素子167eに入射するタイミングを考慮して、2倍波と5倍波とが波長変換素子167eを通過する過程で十分に重なり合う状態を作り出すように制御することは、第1のディレイ装置162aが光増幅器165bに入射する基本波に遅延時間を与えることで実現されている。従って、第1のディレイ装置162aは、光増幅器165cに入射する基本波に光学的な手法により遅延時間を付与できるものであれば、その構成は問わない。
なお、上述の第1、第2のディレイ装置162a、162bに代えて、クロック発生器161からパルス発生器163b、163cに対してクロック信号が供給されるタイミングを遅延させるディレイ回路を設けても良い。いずれにしても、各波長変換素子での変換効率が最大になるように、2倍波が波長変換素子167eに入射するタイミングの制御及び基本波が波長変換素子167fに入射するタイミングを制御することが好ましい。
なお、図2では光増幅器165a〜165cがそれぞれ1段のみ設けられているものとしたが、このうちの少なくとも1つを、複数段設けても良い。換言すれば、光増幅器165a〜165cの少なくとも1つにおいて、ファイバ光増幅器を多段構成として、入射するレーザ光を複数回増幅しても良い。さらに、光増幅器165a〜165cの少なくとも1つにおいて、入射するレーザ光を複数に分岐し、その複数の分岐光をそれぞれ1段又は多段構成のファイバ光増幅器で増幅しても良い。この場合、その増幅された複数の分岐光を同軸に合成して出力することとしても良い。また、各波長変換光学素子に入射する光の偏光(P偏光、S偏光)の組み合わせは、上述した組み合わせに限定されない。
図1に戻り、前記調整モジュール19は、固体レーザ装置16からのパルスレーザ光LBを下方に反射する内面全反射プリズム(TIRプリズム)及びそのパルスレーザ光LBをビーム射出モジュール21に正確に導くための位置合わせ構成部品(いずれも図示せず)を含む。TIRプリズムは、一般に高強度紫外線の下で劣化する反射被覆を必要とすることなく、90パーセントを超える効率でレーザ光を90°偏向させることができる。
調整モジュール19からビーム射出モジュール21に向かうビーム路上に調整器17が配置されている。調整器17は、一例として図3に示されるように、所定間隔、例えば数mmの間隔を隔てて配置された例えば合成石英又は蛍石を素材とする一組(一対)の平行平板17a,17bを含む多重反射系によって構成することができる。100ps〜数nsの時間的な幅を持つパルスは10mm〜数100mmの空間的な距離を持つ。従って、図3の調整器17に、時間的なパルス幅pw(pwは例えば100ps〜数ns)のパルスレーザ光LBが入射すると、多重反射が生じ、平行平板17a,17bそれぞれの反射面への光の到達時間の相違により、図3に模式的に示されるようなパルス列が生成される。このパルス列は、実際には、時間PW(PWは例えば数ns〜数10ns)の間、連続して無数に生じ、この結果、調整器17からは時間幅がwからPWに実質的に拡張されたパルスレーザ光LBが射出されることとなる。すなわち、調整器17によって、パルスレーザ光LBのパルスの時間幅が100ps〜数nsから数ns〜数10nsに拡張され、このパルスの時間幅が数ns〜数10nsに拡張された波長193.4nmのパルスレーザ光LBが、ビーム射出モジュール21に向けて射出される。
前記ビーム射出モジュール21は、TIRプリズム、及び光出力増幅器18のレーザ媒質(利得媒質)を通る第1のパスにパルスレーザ光LBを導くための位置合わせ構成部品(いずれも図示せず)を含む。
光出力増幅器18としては、通常のArFエキシマレーザ装置と同様に共振器を有するガスレーザチャンバ(Power Oscillator(PO))が用いられている。従って、本実施形態のエキシマレーザ装置20はMOPOレーザシステム、すなわち固体レーザ装置16を主発振器(MO)とし、共振器を備えるエキシマレーザ装置(PO)を光出力増幅器18とする、いわゆるインジェクションロッキング(以下、I/L:Injection Locking)システムである。なお、この光出力増幅器18の内部には、レーザ媒質であるエキシマ分子の元となる媒質ガス(Ar、F2)、及びバッファガスであるNe等が充填されている。
ビーム射出モジュール21から光出力増幅器18の内部の第1のパスに導かれたパルスレーザ光LBは、ビーム反転モジュール23に向かう。ビーム反転モジュール23は、2反射ビーム反転プリズム(不図示)を含み、これは内面全反射に依存するので光学的被覆は不要である。P偏光のパルスレーザ光LBがプリズムに出入りする面は、反射損失を最小限に抑えてプリズムをほぼ100%の効率にするためにブルースター角で配向される。
ビーム反転モジュール23での反転後、増幅された、通常のArFエキシマレーザに比べて高い繰り返し周波数(例えば1kHz〜2000kHz)を有し、パルスの時間的な幅が数ns〜数10nsの波長193.4nmのパルスレーザ光LBは、光出力増幅器18内の利得媒質を通る第2のパスを通って、光出力増幅器18の出力ビームとしてビーム射出モジュール21(エキシマレーザ装置20)から射出される。本実施形態において、光出力増幅器18を通るパルスレーザ光LBの第2のパスは、光出力増幅器18の放電室内の細長い電極と一直線になっている。
ところで、一般に、パルスレーザ光のパルスの時間的な幅PWと、波長幅(スペクトル幅)SWとの間には、次の式(1)の関係があることが知られている。
PW×SW=一定 ……(1)
式(1)からも明らかなように、本実施形態の光出力増幅器18の出力ビームであるパルスレーザ光LBは、パルスの時間的な幅が数ns〜数10nsもあるので、露光装置10での使用に十分耐えるだけスペクトル狭帯域化がなされている。
このように、エキシマレーザ装置20では、パルスの時間的幅が十分に広いパルスレーザ光LBが光出力増幅器18に送られるため、光出力増幅器18では、ArFエキシマレーザ光を安定して射出することが可能となる。また、固体レーザ装置16では、レーザ光源として単一波長発振レーザが用いられているので、通常のArFエキシマレーザに比べて狭帯域化されかつ高い繰り返し周波数でのレーザ光の発振が可能である。これにより、エキシマレーザ装置20は、ピークパワーを抑えて露光装置等の光学素子へ与えるダメージを抑制でき、しかも全体として高エネルギ(大パワー)で、かつリソグラフィに用いるのに十分な程度に狭帯域化されたレーザ光の発生が可能になる。
このエキシマレーザ装置20から射出されるパルスレーザ光は、ビームマッチングユニット(不図示)をその一部に有する、内部に密閉ビーム路を形成する送光ユニット22を介して、照明光学系ユニット12に送られる。
前記照明光学系ユニット12は、例えばエキシマレーザ装置20に送光ユニット22を介して接続された照明光学系、及び該照明光学系が内部に配置される照明系ハウジングを含む。照明光学系は、例えば特開2001−313250号公報(対応する米国特許出願公開第2003/0025890号明細書)などに開示されるように、オプティカルインテグレータ等を含む照度均一化光学系、レチクルブラインド等(いずれも不図示)を含む。ここで、オプティカルインテグレータとしては、フライアイレンズ、内面反射型インテグレータ(ロッドインテグレータ等)あるいは回折光学素子等が用いられる。照明光学系ユニット12から射出された露光光ILは、ミラーMによって光路が垂直下方に折り曲げられた後、コンデンサレンズ32を経て、レチクルステージRST上に保持されたレチクルR上でX軸方向(図1における紙面直交方向)に細長く伸びるスリット状の照明領域42Rを均一な照度分布で照明する。なお、前述の照明光学系はミラーM及びコンデンサレンズ32も含むものとしても良い。
前記レチクルステージRST上には、レチクルRが載置され、不図示のバキュームチャック等を介して吸着保持されている。レチクルステージRSTは、水平面(XY平面)内で微小駆動可能であるとともに、レチクルステージ駆動系49によって走査方向(ここでは図1の紙面左右方向であるY軸方向とする)に所定ストローク範囲で走査される。この走査中のレチクルステージRSTの位置及び回転量は、レチクルステージRST上に固定された移動鏡52R(又はその側面に形成される反射面)を介してレーザ干渉計54Rによって計測され、このレーザ干渉計54Rの計測値が主制御装置50に供給される。
前記投影光学系PLは、例えば両側テレセントリックな縮小系であり、Z軸方向と平行な光軸AXに沿って配列される複数枚のレンズエレメントを含む。また、この投影光学系PLとしては、投影倍率βが例えば1/4、1/5、1/6などのものが使用されている。このため、露光光ILによりレチクルR上の照明領域42Rが照明されると、そのレチクルRに形成されたパターンが投影光学系PLによって投影倍率βで縮小投影され、パターンの縮小像(部分像)が表面にレジスト(感光剤)が塗布されたウエハW上の前記照明領域42Rに共役な露光領域42Wに転写される。なお、投影光学系は縮小系のみならず等倍系及び拡大系のいずれでも良いし、屈折系のみならず反射系及び反射屈折系のいずれでも良いし、その投影像は倒立像及び正立像のいずれでも良い。
前記ウエハステージWSTは、例えばリニアモータ等を含むウエハステージ駆動系56によってXY面内で駆動されるXYステージ14と、該XYステージ14上に搭載されたZチルトステージ58とを含む。Zチルトステージ58上に、ウエハWが、ウエハホルダ(不図示)を介して真空吸着等により保持されている。Zチルトステージ58は、例えば3つのアクチュエータ(ピエゾ素子又はボイスコイルモータなど)によってウエハWのZ軸方向の位置(フォーカス位置)を調整するとともに、XY平面(投影光学系PLの像面)に対するウエハWの傾斜角を調整する機能を有する。また、Zチルトステージ58のXY面内の位置情報及び回転情報(X軸回りの回転(θx回転)、Y軸回りの回転(θy回転)、及びZ軸回りの回転(θz回転))は、Zチルトステージ58上に固定された移動鏡52Wを介してレーザ干渉計54Wにより計測され、このレーザ干渉計54Wの計測値が主制御装置50に供給される。なお、XYステージ14及びZチルトステージ58の代わりに、ウエハが載置される単一の6自由度ステージを用いても良い。また、移動鏡52Wの代わりに、Zチルトステージ58の端面を鏡面加工して反射面(移動鏡52Wの反射面に相当)を形成しても良い。
前記主制御装置50は、CPU(中央演算処理装置)、ROM(リード・オンリ・メモリ)、RAM(ランダム・アクセス・メモリ)等から成るいわゆるマイクロコンピュータ(又はワークステーション)を備えており、これまでに説明した各種の制御を行う他、露光動作が的確に行われるように、例えばレチクルRとウエハWの同期走査、ウエハWのステッピング、露光タイミング等を制御する。また、本実施形態では、主制御装置50は、走査露光の際の露光量の制御を行ったりする等の他、装置全体を統括制御する。
具体的には、主制御装置50は、例えば走査露光時には、レチクルRがレチクルステージRSTを介して+Y方向(又は−Y方向)に速度VR=Vで走査されるのに同期して、ウエハステージWSTを介してウエハWが露光領域42Wに対して−Y方向(又は+Y方向)に速度VW=β・V(βはレチクルRからウエハWに対する投影倍率)で走査されるように、レーザ干渉計54R、54Wの計測値に基づいてレチクルステージ駆動系49、ウエハステージ駆動系56をそれぞれ介してレチクルステージRST、ウエハステージWSTの位置及び速度をそれぞれ制御する。また、ステッピングの際には、主制御装置50はレーザ干渉計54Wの計測値に基づいてウエハステージ駆動系56を介してウエハステージWSTの位置を制御する。
露光装置10では、デバイスの製造に際し、通常のスキャニング・ステッパ(スキャナ)と同様の手順で、レチクルアライメント及び不図示のアライメント系のベースライン計測、ウエハアライメント(例えば特開昭61−44429号公報に開示されるエンハンスト・グローバル・アライメント(EGA)など)が行われた後、上述したレチクルステージRSTとウエハステージWSTとの同期移動を行う走査露光動作と、ウエハステージWSTをショット領域の露光終了後次ショット領域の露光のための加速開始位置に移動するショット間移動(ステッピング)動作とを交互に繰り返すステップ・アンド・スキャン方式の露光動作が行われ、ウエハW上の複数のショット領域にレチクルRのパターンがそれぞれ転写される。
以上説明したように、本実施形態に係るエキシマレーザ装置20によると、固体レーザ装置16から射出された波長193.4nmのパルスレーザ光LBの時間的な幅が、調整器17によって実質的に拡張される。この拡張の結果、拡張後のパルスレーザ光LBは、光出力増幅器18(ガスレーザチャンバ)の放電時間との整合性、パルスエネルギといった点から、満足しなければならないパルスの時間的な幅に近づく。そして、その拡張後のパルスレーザ光LBがシード光として光出力増幅器18に入射され、増幅される。この結果、要求されるレベルにパルスの時間的な幅が拡張された、十分な繰り返し周波数を持つ所定波長のパルスレーザ光が、光出力増幅器18から射出されることとなる。従って、使用目的に応じて光出力増幅器18の増幅率(利得)を設定することで、スペクトル幅(波長幅)、繰り返し周波数、及びドーズ量の全ての点で、使用目的を満足するレーザ光を得ることが可能になる。
また、本実施形態に係る露光装置10によると、前述した走査露光にあたって、エキシマレーザ装置20から射出される波長193.4nmのレーザ光(照明光IL)が、照明光学系ユニット12(照明光学系)を介してレチクルRに照射され、レチクルRを透過した照明光ILが投影光学系PLを介してウエハW上に投射される。この場合、エキシマレーザ装置20から射出される波長193.4nmのレーザ光(照明光IL)は、繰り返し周波数は従来のエキシマレーザに比べて同等以上であるから、ウエハW上の各ショット領域にレチクルRのパターンを精度良く形成することが可能である。
なお、上記実施形態では、多重反射系の多重反射を利用する調整器17をエキシマレーザ装置20が備えている場合について説明したが、本発明がこれに限定されないことは勿論である。
例えば、上記実施形態において、調整器17に代えて、図4に示されるような、所定間隔で相互に対向して配置された一組(一対)の回折格子17c、17dを含む調整器17’を用いても良い。この調整器17’に、時間的なパルス幅pw(pwは例えば100ps〜数ns)の波長193.4nmのパルスレーザ光LBが入射すると、該パルスレーザ光LBは回折格子17dにより分光され、回折格子17cに入射する。分光された各光は、回折格子17cにより平行にされ、回折格子17cより射出される。この時、波長毎に(回折光の次数毎に)空間的な距離が異なるので、回折格子17cからは図4に模式的に示されるようなパルス列が生成される。このパルス列は、実際には、時間PW’(PW’は例えば数ns〜数10ns)の間、連続して無数に生じ、この結果、調整器17’からはパルスの時間幅がpwからPW’に実質的に拡張されたパルスレーザ光LBが射出されることとなる。すなわち、調整器17’によって、回折格子の分光と波長チャープを利用して、パルスレーザ光LBのパルスの時間幅が100ps〜数nsから数ns〜数10nsに拡張され、このパルスの時間幅が数ns〜数10nsに拡張された波長193.4nmのパルスレーザ光LBが、ビーム射出モジュール21を介して射出され、シード光として増幅器18に供給される。
従って、この調整器17’を用いても、上記実施形態と同等の作用効果を得ることができる。
なお、調整器は、図3、図4の構成に限らず、種々の構成の調整器が考えられるが、これらを使用目的に応じて適宜選択すれば良い。
なお、上記実施形態では、エキシマレーザ装置20がMOPOレーザシステム(I/Lシステム)によって構成された場合について説明したが、これに限らず、固体レーザ装置16を主発振器(MO)とし、通常のArFエキシマレーザ装置から共振器となる部分(フロントミラー、及びリアミラー又は狭帯域化モジュール)を取り除いた構成のガスレーザチャンバ(Power Amplifier(PA))を光出力増幅器18とするMOPAレーザシステムによってエキシマレーザ装置を構成しても良い。このMOPAレーザシステムから成るレーザ装置を、エキシマレーザ装置20に代えて、露光装置10の露光光源として用いても、上記実施形態と同等の効果を得ることができる。
また、エキシマレーザ装置20のように、主発振器光出力増幅器(MOPO又はMOPA)レーザシステムを構成する場合に、光出力増幅器(PO又はPA)18を並列に複数、例えば2つ配置し、この2つの光出力増幅器18に対して1つの固体レーザ装置16からのパルスレーザ光(シード光)を異なるタイミングで入射させる、例えば交互に供給する構成を採用しても良い。この場合、例えば光変調器(音響光学変調器(AOM)など)によって、固体レーザ装置16からのシード光を1パルス又は複数パルス単位で、2つの光出力増幅器18に振り分けても良い。あるいは、シード光を分岐して2つの光出力増幅器18に導き、その2つの分岐光路にそれぞれ設けられる、例えば電気光学変調器(EOM)などによって、2つの光出力増幅器18にシード光を入射させるタイミングを制御しても良い。かかる場合には、2つの光出力増幅器18から異なるタイミングでレーザ光が発振され、例えばミラー又は偏光ビームスプリッタなどによってそのレーザ光を同軸に合成して出力することで、エキシマレーザ装置20の繰り返し周波数が2倍になるので、同一のパワーを得たい場合には、パルスのピークパワーを1/2にすることができ、これにより、露光装置等の光学素子へ与えるダメージを一層抑制できる。一方、ピークパワーを同一に維持する場合には、2倍のパワーを得ることができる。
なお、前述のMOPO又はMOPAレーザシステムにおいて、1つの固体レーザ装置16に対して複数、例えば2つの光出力増幅器(PO又はPA)18を直列に配置し、その2つの光出力増幅器(ガスレーザチャンバ)18での放電タイミングを異ならせることで、エキシマレーザ装置20の繰り返し周波数を2倍にすることとしても良い。
また、前述のMOPO又はMOPAレーザシステムにおいて、光出力増幅器(PO又はPA)18の1回の放電中に、固体レーザ装置16から射出される複数のパルスレーザ光(シード光)を異なるタイミングで入射させても良い。この場合、例えば固体レーザ装置16内でパルスレーザ光(シード光)を複数に分割し、かつ長さの異なる複数のファイバあるいは時分割光分岐装置(Time Division Multiplexer:TDM)などによって、その分割された複数のパルスレーザ光を互いに遅延させて光出力増幅器(ガスレーザチャンバ)18に入射させても良い。あるいは、複数の固体レーザ装置16を並列に配置し、例えば発振タイミングの制御などによって、その複数の固体レーザ装置16からそれぞれ所定時間ずれて射出される複数のパルスレーザ光を光出力増幅器18に入射させても良い。かかる場合、1回の放電中に光出力増幅器18に入射するその複数、例えば2つのパルスレーザ光(シード光)のパルス間隔は、光出力増幅器18の放電時間(例えば20ns)に比べて十分に短くする(例えば10ns程度以下にする)ことが好ましく、これにより、固体レーザ装置16のピークパワーを2倍にしたことと同じ効果を得ることができる。なお、このレーザシステムでは主発振器(MO)16が固体レーザ装置に限られるものでなく他のレーザ装置を用いても良い。
なお、上記実施形態の固体レーザ装置16では、各単一波長発振レーザからレーザ光がパルス発光される場合について説明したが、これに限らず、各単一波長発振レーザからレーザ光を連続的に発光させ、そのレーザ光を例えば電気光学変調器(二電極型変調器など)などを用いてパルス光としても良い。また、各単一波長発振レーザからパルス発光されるレーザ光のパルス幅を、その電気光学変調器などによって狭くしても良い。
また、上記実施形態の固体レーザ装置では、各光増幅器が、全てファイバ光増幅器である場合について説明したが、本発明がこれに限定されるものではない。各光増幅器は、ファイバ光増幅器の代わりに、あるいはそれと組み合わせて、例えば希土類元素が高濃度で添加されたガラス体などを含むものとしても良い。
なお、上記実施形態のレーザ装置はArFエキシマレーザ(発振波長193.4nm)であるものとしたが、これに限らず、例えばKrFエキシマレーザ、又はF2レーザなどでも良いし、エキシマレーザに限らず、ガスレーザチャンバを備える他のレーザ装置でも良い。また、上記実施形態のレーザ装置はその発振波長がKrFエキシマレーザ光、ArFエキシマレーザ光、及びFレーザ光のいずれとも異なっていても良いし、遠紫外域又は真空紫外域に限られるものでもないが、特に波長が200nm以下のレーザ光を発生するレーザ装置として有効である。
なお、上記実施形態では、固体レーザ装置16と、光出力増幅器18との間に、調整器17が配置されている場合について説明したが、固体レーザ装置16と同様の固体レーザ装置の筐体の内部に調整器17又は17’と同様の調整器を収容しても良い。この場合、この調整器を内蔵した固体レーザ装置を、露光装置、その他の光照射装置の光源として用いても良いし、上述したMOPO又はMOPAレーザシステムの主発振器(MO)として用いることとしても良い。なお、露光装置の光源として用いる場合には、十分なパワーが得られるように、固体レーザ装置内部の構成を変更する必要がある。
なお、上記実施形態では、パルスレーザ光を発振する固体レーザの一種である単一波長発振レーザと、ファイバ光増幅器と、波長変換部とを全て備える固体レーザ装置を具備するエキシマレーザ装置について説明したが、これに限らず、本発明のレーザ装置は、パルスレーザ光を発振する固体レーザとファイバ光増幅器と波長変換部との少なくとも1つを備えていれば良い。固体レーザから発振されるパルスレーザ光は、スペクトル強度波形が歪み、波長幅が広がり易い、すなわちパルスの時間的な幅が狭くなり易いので、本発明のように調整器を用いてパルスの時間的な幅を拡張することはそれなりの効果がある。また、ファイバ光増幅器の光増幅に対する時間応答性があまり速くないため、長い時間幅を持つパルスの増幅が困難である。すなわち、ファイバ光増幅器でパルスレーザ光の増幅を行うと、パルスの前方部分のみ増幅され、パルスの後方部分が増幅されない現象が起きて、増幅後のパルスレーザ光のパルスの時間的な幅は狭くなる。従って、本発明のように調整器を用いてパルスの時間的な幅を拡張することは効果的である。また、高調波になるほど、すなわち多くの波長変換を経たレーザ光ほど、パルスの時間的な幅が短くなる傾向があるので、本発明のように調整器を用いてパルスの時間的な幅を拡張することは効果的である。
なお、上記実施形態では、本発明に係るレーザ装置がステップ・アンド・スキャン方式の走査型露光装置に適用された場合について説明したが、これに限らず、静止露光型、例えばステップ・アンド・リピート方式あるいはステップ・アンド・スティッチ方式の露光装置は勿論、プロキシミティー方式の露光装置、ミラープロジェクション・アライナーなどにも適用できる。この他、例えば国際公開第99/49504号パンフレットなどに開示される、投影光学系PLとウエハとの間に液体(例えば純水など)が満たされる液浸型露光装置などにも本発明を適用することができる。さらに、例えば国際公開第2001/035168号パンフレットに開示されているように、干渉縞をウエハ上に形成することによって、ウエハ上にライン・アンド・スペースパターンを形成する露光装置、例えば特表2004−519850号公報(対応米国特許第6,611,316号)に開示されているように、2つのレチクルパターンを投影光学系を介してウエハ上で合成し、1回の走査露光によってウエハ上の1つのショット領域をほぼ同時に二重露光する露光装置などにも本発明を適用することができる。
また、上記実施形態の露光装置は、例えば特開平10−214783号公報、及び国際公開第98/40791号パンフレットなどに開示されているように、投影光学系を介してレチクルパターンの転写が行われる露光位置と、ウエハアライメント系によるマーク検出が行われる計測位置(アライメント位置)とにそれぞれウエハステージを配置して、露光動作と計測動作とをほぼ並行して実行可能なツイン・ウエハステージタイプでも良い。さらに、例えば特開平11−135400号公報、特開2000−164504号公報等に開示されているように、ウエハステージとは独立に可動で、基準マークが形成された基準部材及び/又は各種の光電センサを搭載した計測ステージを備えた露光装置にも本発明を適用することができる。
なお、上記実施形態においては、光透過性の基板上に所定の遮光パターン(又は位相パターン・減光パターン)を形成した光透過型マスク(レチクル)を用いたが、このレチクルに代えて、例えば米国特許第6,778,257号明細書に開示されているように、露光すべきパターンの電子データに基づいて、透過パターン又は反射パターン、あるいは発光パターンを形成する電子マスク(可変成形マスクとも呼ばれ、例えば非発光型画像表示素子(空間光変調器)の一種であるDMD(Digital Micro-mirror Device)などを含む)を用いても良い。
半導体デバイスは、デバイスの機能・性能設計を行うステップ、この設計ステップに基づいたレチクルを製作するステップ、シリコン材料からウエハを製作するステップ、前述した実施形態の露光装置により前述の露光方法を実行し、レチクルのパターンをウエハに転写するリソグラフィステップ、デバイス組み立てステップ(ダイシング工程、ボンディング工程、パッケージ工程を含む)、検査ステップ等を経て製造される。この場合、リソグラフィステップで、上記実施形態の露光装置を用いて前述の露光方法が実行され、ウエハ上にデバイスパターンが形成されるので、高集積度のデバイスを生産性良く製造することができる。
なお、これまでは、本発明に係るレーザ装置が露光用照明光を発生するレーザ装置として使用される例を説明したが、露光用照明光とほぼ同一の波長の光を必要とするレチクルアライメント用のレーザ装置、あるいは投影光学系の物体面又は像面に配置されるマークの投影像を検出して当該投影光学系の光学特性求める空間像検出系のレーザ装置等として使用することも可能である。
また、本発明のレーザ装置は、露光装置以外でデバイス製造工程などに用いられる装置(デバイス製造装置、リソグラフィ装置)、例えば、ウエハ上に形成された回路パターンの一部(ヒューズなど)を切断するために用いられるレーザリペア装置、レチクルのパターン又はウエハ上に形成されたパターンを検査する検査装置などにも適用することができる。また、本発明のレーザ装置は、その他の加工装置、例えば高分子結晶の加工装置などにも使用することができる。
この他、本発明のレーザ装置は、例えばレーザ光を角膜に照射して表面のアブレーション(あるいは切開した角膜内部のアブレーション)を行い、角膜の曲率若しくは凹凸を矯正して近眼、乱視などの治療を行うレーザ治療装置に使用されるレーザ装置として利用することができる。また、マスク欠陥検査装置などの光学式検査装置等におけるレーザ装置としても、本発明のレーザ装置は利用可能である。いずれの装置も、本発明に係るレーザ装置を備えているため、所定波長のエキシマレーザ光を、光学系を経由して対象物に安定して照射することが可能となる。
また、本発明のレーザ装置は、上記の実施形態における投影光学系のような光学系の光学調整(光軸合わせ等)用又は検査用としても利用可能である。
以上説明したように、本発明のレーザ装置及び光生成方法は、ビーム品質に優れた所定波長のレーザ光を射出するのに適している。また、本発明の光照射装置及び光照射方法は、ビーム品質に優れたレーザ光を物体(照射対象物)に照射するのに適している。
一実施形態に係る露光装置の構成を概略的に示す図である。 図1の固体レーザ装置の構成を示すブロック図である。 図1の調整器の構成の一例を説明するための図である。 調整器の別の実施形態を説明するための図である。
符号の説明
10…露光装置、12…照明光学系ユニット、16…固体レーザ装置、17…調整器、17’…調整器、17c,17d…回折格子、18…光出力増幅器、20…エキシマレーザ装置、164a〜164c…単一波長発振レーザ、165a〜165c…EDFA、167a〜167f…波長変換素子、PL…投影光学系、W…ウエハ、R…レチクル。

Claims (22)

  1. 所定波長のレーザ光を射出するレーザ装置であって、
    前記所定波長のパルスレーザ光を射出する固体レーザ光源と;
    該固体レーザ光源から射出される前記パルスレーザ光の時間的な幅を実質的に拡張する調整器と;
    前記調整器で時間的な幅が拡張された前記パルスレーザ光がシード光として入射され、該シード光を増幅するガスレーザチャンバと;を備えるレーザ装置。
  2. 前記固体レーザ光源は、パルスレーザ光を増幅するファイバ増幅器を含む増幅部と、前記パルスレーザ光を前記所定波長のパルスレーザ光に波長変換する波長変換部との少なくとも一方を有する請求項1に記載のレーザ装置。
  3. 前記調整器は、前記固体レーザ光源から射出される前記パルスレーザ光の時間的な幅を反射面への光の到達時間の相違を利用して実質的に拡張する、複数の半透過の反射光学素子を含む多重反射系を含む請求項1又は2に記載のレーザ装置。
  4. 前記調整器は、前記固体レーザ光源から射出される前記パルスレーザ光の時間的な幅を、回折格子による分光と波長チャープとを利用して実質的に拡張する、複数の回折素子を含む請求項1又は2に記載のレーザ装置。
  5. 前記ガスレーザチャンバは複数設けられ、その複数のガスレーザチャンバは、前記シード光を増幅したレーザ光を異なるタイミングで発振する請求項1〜4のいずれか一項に記載のレーザ装置。
  6. 前記複数のガスレーザチャンバは並列に設けられ、かつ前記シード光が異なるタイミングで入射する請求項5に記載のレーザ装置。
  7. 前記所定波長のレーザ光は、波長200nm以下のエキシマレーザ光である請求項1〜6のいずれか一項に記載のレーザ装置。
  8. 所定波長のレーザ光を射出するレーザ装置であって、
    前記所定波長のパルスレーザ光を射出する固体レーザを含む光源部と;
    該光源部から射出される前記パルスレーザ光の時間的な幅を実質的に拡張する調整器と;を備えるレーザ装置。
  9. 対象物に光を照射する光照射装置であって、
    請求項1〜8のいずれか一項に記載のレーザ装置と;
    前記レーザ装置から前記対象物に向けて射出されるパルスレーザ光が経由する光学系と;を備える光照射装置。
  10. 前記対象物は、パターンを有する物体である請求項9に記載の光照射装置。
  11. 物体を露光して前記物体にパターンを形成する露光装置であって、
    請求項1〜8のいずれか一項に記載のレーザ装置と;
    前記レーザ装置から前記物体に向けて射出されるパルスレーザ光が経由する光学系と;を備える露光装置。
  12. 所定波長のレーザ光を生成する光生成方法であって、
    固体レーザ光源からパルスレーザ光を射出する第1工程と;
    前記パルスレーザ光の時間的な幅を調整器を用いて実質的に拡張する第2工程と;
    前記時間的な幅が拡張された前記パルスレーザ光をガスレーザチャンバにシード光として入射させ、そのシード光を前記ガスレーザチャンバで増幅する第3工程と;を含む光生成方法。
  13. 前記第1工程は、前記固体レーザ光源内部で発生したパルスレーザ光をファイバ増幅器を用いて増幅する工程と、前記パルスレーザ光を前記所定波長のパルスレーザ光に波長変換する工程との少なくとも一方を含む請求項12に記載の光生成方法。
  14. 前記第2工程では、前記固体レーザ光源から射出される前記パルスレーザ光の時間的な幅を反射面への光の到達時間の相違を利用して実質的に拡張する、複数の半透過の反射光学素子を含む多重反射系を含む調整器が用いられる請求項12又は13に記載の光生成方法。
  15. 前記第2工程では、前記固体レーザ光源から射出される前記パルスレーザ光の時間的な幅を、回折格子による分光と波長チャープとを利用して実質的に拡張する、複数の回折素子を含む調整器が用いられる請求項12又は13に記載の光生成方法。
  16. 前記第3工程では、複数の前記ガスレーザチャンバが、前記シード光を増幅したレーザ光を異なるタイミングで発振する請求項12〜15のいずれか一項に記載の光生成方法。
  17. 前記複数のガスレーザチャンバは並列に設けられ、かつ前記シード光が異なるタイミングで入射する請求項16に記載の光生成方法。
  18. 前記所定波長のレーザ光は、波長200nm以下のエキシマレーザ光である請求項12〜17のいずれか一項に記載の光生成方法。
  19. 対象物に光を照射する光照射方法であって、
    請求項12〜18のいずれか一項に記載の光生成方法によりパルスレーザ光を生成する工程と;
    前記パルスレーザ光を光学系を介して前記対象物に向けて射出する工程と;を含む光照射方法。
  20. 前記対象物は、パターンを有する物体である請求項19に記載の光照射方法。
  21. 物体を露光して前記物体にパターンを形成する露光方法であって、
    請求項12〜18のいずれか一項に記載の光生成方法によりパルスレーザ光を生成する工程と;
    前記パルスレーザ光を光学系を介して前記物体に向けて射出する工程と;を含む露光方法。
  22. 請求項21に記載の露光方法により物体上にパターンを形成するリソグラフィ工程を含むデバイス製造方法。
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