[go: up one dir, main page]

JP2008124371A - レーザー発振方法およびレーザー装置 - Google Patents

レーザー発振方法およびレーザー装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2008124371A
JP2008124371A JP2006309053A JP2006309053A JP2008124371A JP 2008124371 A JP2008124371 A JP 2008124371A JP 2006309053 A JP2006309053 A JP 2006309053A JP 2006309053 A JP2006309053 A JP 2006309053A JP 2008124371 A JP2008124371 A JP 2008124371A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
laser
yag ceramic
medium
oscillation method
excitation light
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006309053A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiharu Urata
佳治 浦田
Tomoyuki Wada
智之 和田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nireco Corp
Original Assignee
Megaopto Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Megaopto Co Ltd filed Critical Megaopto Co Ltd
Priority to JP2006309053A priority Critical patent/JP2008124371A/ja
Publication of JP2008124371A publication Critical patent/JP2008124371A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Lasers (AREA)

Abstract

【課題】高エネルギーパルス発振可能であり、かつ、1.5μmよりも長い波長領域において発振可能なレーザー発振方法およびレーザー装置を提供する。
【解決手段】レーザー媒質として、ガーネット構造を有して化学式がYAl12として表される透明なYAGセラミックにレーザー活性イオンとしてTmとHoとの少なくともいずれか一方を添加した材料たるTm,Ho:YAGセラミックを用いるようにしたものであり、Tm,Ho:YAGセラミックよりなるレーザー媒質を波長750nm〜820nmの波長帯の励起光により励起してレーザー発振するようにした。
【選択図】 図2

Description

本発明は、レーザー発振方法およびレーザー装置に関し、さらに詳細には、励起光により励起されてレーザー発振するレーザー媒質を用いたレーザー発振方法およびレーザー装置に関する。
近年、航空機の発展に伴いその利用者が増加するにつれて、航空安全に対する要求が急速に高まってきている。
特に、最近しばしば晴天時の乱気流による航空機事故が報告されており、こうした航空機事故を未然に防止することは緊要な課題となっている。
ところが、晴天時の乱気流は、目視で捉えることができないものであることは勿論であるが、電波レーダーを用いても捉えることができないものであり、コンピュータ制御の航行システムが整った現在においても、その回避が困難であることが指摘されている。
こうしたことから、晴天時の乱気流などの突発現象を事前に捉えて回避することを可能にする技術として、観測対象を遠隔地から電波や光を使って観測する技術たるリモートセンシング(遠隔探査)の技術開発が強く望まれてきている。

ところで、リモートセンシングにおいて大気中にレーザー光を放出することを考慮すると、人間の目に対して安全性の高い、所謂、アイセイフ領域たる1.5μmよりも長い波長領域において発振するレーザー装置を用いることが望ましいものである。
このため、航空安全を確保するためのリモートセンシングに利用可能な、高エネルギーパルス発振可能であり、かつ、1.5μmよりも長い波長領域において発振可能なレーザー発振方法およびレーザー装置の開発が強く望まれていた。

なお、本願出願人が特許出願のときに知っている先行技術は、文献公知発明に係る発明ではないため、記載すべき先行技術文献情報はない。
本発明は、上記した要望に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、高エネルギーパルス発振可能であり、かつ、1.5μmよりも長い波長領域において発振可能なレーザー発振方法およびレーザー装置を提供しようとするものである。
上記目的を達成するために、本発明によるレーザー発振方法およびレーザー装置は、レーザー媒質として、ガーネット構造を有して化学式がYAl12として表される透明なYAGセラミックにレーザー活性イオンとしてTmとHoとの少なくともいずれか一方を添加(以下、「ドープ」と適宜に称する。)した材料(本明細書においては、「Tm,Ho:YAGセラミック」と称する。)を用いるようにしたものである。
また、本発明によるレーザー発振方法およびレーザー装置は、上記したTm,Ho:YAGセラミックよりなるレーザー媒質を波長750nm〜820nmの波長帯の励起光により励起してレーザー発振するようにしたものである。
ここで、YAGセラミックは、サイズが1mm以下の単結晶を集合することによってできる多結晶体からなる固体レーザーである。
また、YAGセラミックに添加するTmイオンの添加濃度(ドープ率)については、
0≦Tm≦20% (但し、Tm=0,Ho=0を除く。)
とすることが好ましく、また、YAGセラミックに添加するHoイオンの添加濃度(ドープ率)については、
0≦Ho≦10% (但し、Tm=0,Ho=0を除く。)
とすることが好ましい。

ここで、TmとHoとの少なくともいずれか一方をドープしたYAGセラミックたるTm,Ho:YAGセラミック、即ち、TmとHoとの少なくともいずれか一方をドープするイオンとして用いた多結晶体からなる固体レーザーたるTm,Ho:YAGセラミックは、Hoイオンによって発振し、また、Tmイオンは励起光を効果的に吸収させる増感剤として作用し、波長750nm〜820nmの波長帯の励起光の励起により波長2μm帯、より詳細には、波長1.9μm〜2.2μm帯の高エネルギーのパルスレーザー光を発振する。
但し、Ho=0%の場合は、Tmイオンにより発振する。Ho=0%の場合は、Tmが活性イオンとなる。この場合、図3でがレーザー上準位となり、このレベルに蓄積された分布が下準位であるへの遷移により、1.9μm〜2.1μm帯の発振を生じる。

即ち、本発明のうち請求項1に記載の発明は、レーザー媒質を励起光により励起してレーザー発振するレーザー発振方法において、ガーネット構造を有して化学式がYAl12として表される透明なYAGセラミックにレーザー活性イオンとしてTmとHoとの少なくともいずれか一方を添加した材料たるTm,Ho:YAGセラミックを有して構成されるレーザー媒質を用いて、波長が1.9μm〜2.2μm帯のレーザー光を生成するようにしたものである。
また、本発明のうち請求項2に記載の発明は、本発明のうち請求項1に記載の発明において、上記YAGセラミックは、サイズが1mm以下の単結晶を集合することによってできる多結晶体からなる固体レーザーであるようにしたものである。
また、本発明のうち請求項3に記載の発明は、本発明のうち請求項1または2のいずれか1項に記載の発明において、上記YAGセラミックに添加するTmの添加濃度は、
0≦Tm≦20% (但し、Tm=0,Ho=0を除く。)
であるようにしたものである。
また、本発明のうち請求項4に記載の発明は、本発明のうち請求項1、2または3のいずれか1項に記載の発明において、上記YAGセラミックに添加するHoの添加濃度は、
0≦Ho≦10% (但し、Tm=0,Ho=0を除く。)
であるようにしたものである。
また、本発明のうち請求項5に記載の発明は、本発明のうち請求項1、2、3または4のいずれか1項に記載の発明において、上記レーザー媒質を波長750nm〜820nmの波長帯の励起光により励起してレーザー発振するようにしたものである。
また、本発明のうち請求項6に記載の発明は、本発明のうち請求項1、2、3、4または5のいずれか1項に記載の発明において、半導体レーザーにより上記レーザー媒質を励起する励起光を生成するようにしたものである。
また、本発明のうち請求項7に記載の発明は、本発明のうち請求項1、2、3、4、5または6のいずれか1項に記載の発明において、上記励起光は、所定の繰り返し周波数のパルス光であるようにしたものである。
また、本発明のうち請求項8に記載の発明は、共振器内にレーザー媒質を配置し、上記レーザー媒質に励起光を入射することにより上記共振器内においてレーザー発振を生じさせて、上記共振器からレーザー光を出射させるレーザー装置において、上記レーザー媒質は、ガーネット構造を有して化学式がYAl12として表される透明なYAGセラミックにレーザー活性イオンとしてTmとHoとの少なくともいずれか一方を添加した材料たるTm,Ho:YAGセラミックを有してなる領域を少なくとも有するレーザー媒質であり、上記レーザー媒質を励起光により励起して、波長が1.9μm〜2.2μm帯のレーザー光を生成するようにしたものである。
また、本発明のうち請求項9に記載の発明は、本発明のうち請求項8に記載の発明において、上記YAGセラミックは、サイズが1mm以下の単結晶を集合することによってできる多結晶体からなる固体レーザーであるようにしたものである。
また、本発明のうち請求項10に記載の発明は、本発明のうち請求項8または9のいずれか1項に記載の発明において、上記YAGセラミックに添加するTmの添加濃度は、
0≦Tm≦20% (但し、Tm=0,Ho=0を除く。)
であるようにしたものである。
また、本発明のうち請求項11に記載の発明は、本発明のうち請求項8、9または10のいずれか1項に記載の発明において、上記YAGセラミックに添加するHoの添加濃度は、
0≦Ho≦10% (但し、Tm=0,Ho=0を除く。)
であるようにしたものである。
また、本発明のうち請求項12に記載の発明は、本発明のうち請求項8、9、10または11のいずれか1項に記載の発明において、上記レーザー媒質は、ロッド状体よりなるものであり、上記ロッド状体の軸方向に沿った中央部の領域にTm,Ho:YAGセラミックの領域が配置され、上記ロッド状体の上記中央部の両側の領域にはレーザー活性イオンを添加していないYAGセラミックの領域が配置されるようにしたものである。
また、本発明のうち請求項13に記載の発明は、本発明のうち請求項12に記載の発明において、上記レーザー媒質は、上記ロッド状体の上記中央部の両側の配置されたレーザー活性イオンを添加していないYAGセラミックの領域において上記共振器内に支持されるようにしたものである。
また、本発明のうち請求項14に記載の発明は、本発明のうち請求項8、9、10、11、12または13のいずれか1項に記載の発明において、上記レーザー媒質を波長750nm〜820nmの波長帯の励起光により励起してレーザー発振するようにしたものである。
また、本発明のうち請求項15に記載の発明は、本発明のうち請求項8、9、10、11、12、13または14のいずれか1項に記載の発明において、半導体レーザーにより上記レーザー媒質を励起する励起光を生成するようにしたものである。
また、本発明のうち請求項16に記載の発明は、本発明のうち請求項12または13のいずれか1項に記載の発明において、半導体レーザーにより、上記ロッド状体の軸方向に沿った中央部の領域に配置されたTm,Ho:YAGセラミックの領域のみに、該領域の外周面から波長750nm〜820nmの波長帯の励起光を入射するようにしたものである。
また、本発明のうち請求項17に記載の発明は、本発明のうち請求項8、9、10、11、12、13、14、15または16のいずれか1項に記載の発明において、上記励起光は、所定の繰り返し周波数のパルス光であるようにしたものである。
また、本発明のうち請求項18に記載の発明は、本発明のうち請求項8、9、10、11、12、13、14、15、16または17のいずれか1項に記載の発明において、さらに、上記レーザー媒質を冷却する冷却手段を有するようにしたものである。
本発明によれば、高エネルギーパルス発振可能であり、かつ、1.5μmよりも長い波長領域において発振可能なレーザー発振方法およびレーザー装置を提供することができるという優れた効果が奏される。
以下、添付の図面を参照しながら、本発明によるレーザー発振方法およびレーザー装置の実施の形態の一例を詳細に説明する。

まず、図1には、本発明の実施の形態の一例によるレーザー装置に用いるレーザー媒質の斜視構成説明図が示されている。
このレーザー媒質10は、全体が円柱形状を備えたYAGセラミックのロッド状体よりなるものである。
このレーザー媒質10を構成するYAGセラミックのロッドは、その組成が、円柱形状の中心軸方向(長手方向)に沿って中央部に位置する第1領域10aと、第1領域10aの両側にそれぞれ位置する第2領域10bおよび第3領域10cとで異なっている。
即ち、第1領域10aは、YAGセラミックにTmとHoとの少なくともいずれか一方がドープされてTm,Ho:YAGセラミックとなされているが、一方、第2領域10bおよび第3領域10cは、イオンが何もドープされていない無ドープのYAG(Non−doped YAG)セラミックとなされている。
第1領域10aとしてTm,Ho:YAGセラミックを作製する際のイオンの添加濃度は、Tmについては、
0≦Tm≦20%
好ましくは、
3≦Tm≦6
とし、Hoについては、
0≦Ho≦10%
好ましくは、
0.3≦Ho≦0.4
とする。但し、Tm=0,Ho=0は除くものとする。
なお、レーザー媒質10は、単体のYAGセラミックよりなるものであり、第1領域10aと第2領域10bと第3領域10cとを接着剤などにより連結したものではない。
セラミックでは、接着を用いずに、レーザー媒質10のような複数種類の材料が接合された物質を容易に作製することができる。

また、図2には、上記したレーザー媒質10を備えた本発明の実施の形態の一例によるレーザー装置100の概念構成説明図が示されている。
このレーザー装置100は、レーザー媒質10を内部に配置した励起チャンバー102と、励起チャンバー102を挟んで対向するようにそれぞれ配置されたリアミラー104および出力ミラー106とを有して構成されている。
即ち、このレーザー装置100においては、リアミラー104と出力ミラー106とにより直線型のレーザー共振器が構成されている。
なお、リアミラー104としては、波長1.9μm〜2.2μmの光に対する高反射鏡を用いた。また、出力ミラー106としては、波長1.9μm〜2.2μmの光の一部を透過して、レーザー装置100の外部へ波長1.9μm〜2.2μmのレーザー光を出力する部分反射鏡を用いた。

ここで、励起チャンバー102についてより詳細に説明すると、励起チャンバー102内には、レーザー媒質10の一方の端面10d(図1を参照する。)をリアミラー104に対向させるとともに、レーザー媒質10の他方の端面10e(図1を参照する。)を出力ミラー106に対向させるようにして、レーザー媒質10が配置されている。
ここで、レーザー媒質10は、第2領域10bと第3領域10cとを励起チャンバー102に係合することにより励起チャンバー102内に支持され、直線型のレーザー共振器内に支持されることになる。
そして、このレーザー媒質10の周囲はフローチューブ(図示せず。)で囲まれていて、これによりレーザー媒質10を水冷してレーザー媒質10の冷却を図っている。
また、励起チャンバー102には、レーザー媒質10の外周に位置するようにして、レーザー媒質10の径方向、即ち、レーザー媒質10の側面からの第1領域10aに向けて励起光としてレーザー光を照射する半導体レーザー(レーザーダイオード)108が配設されている。なお、この半導体レーザー108は、第1領域10aに対してのみレーザー光を照射するように配置されており、第2領域10bならびに第3領域10cに対しては、半導体レーザー108からレーザー光が照射されることはない。
こうした半導体レーザー108としては、波長750nm〜820nmの波長帯のレーザー光を出射できるものを用いることとする。
なお、レーザー媒質10と半導体レーザー108とは、同一系統のチラー(図示せず。)で冷却されている。

以上の構成において、レーザー装置100によれば、TmとHoとの少なくともいずれか一方をドープしたYAGセラミックたるTm,Ho:YAGセラミック、即ち、TmとHoとの少なくともいずれか一方をドープするイオンとして用いた多結晶体からなる固体レーザーたるTm,Ho:YAGセラミックよりなる第1領域10aは、Hoイオンによって発振し、また、Tmイオンは励起光を効果的に吸収させる増感剤として作用し、半導体レーザー108により照射される波長750nm〜820nmの波長帯の励起光の励起により、波長1.9μm〜2.2μmの波長2μm帯の高エネルギーのパルスレーザー光を発振する。

ここで、3価のTmとHoとは波長2μmの波長帯におけるレーザー発振のための活性イオンとなり、Hoイオンによって発振し、Tmは励起光を効果的に吸収させる増感剤として作用する。

但し、Ho=0%の場合は、Tmイオンにより発振する。Ho=0%の場合は、Tmが活性イオンとなる。この場合、図3でがレーザー上準位となり、このレベルに蓄積された分布が下準位であるへの遷移により、1.9μm〜2.1μm帯の発振を生じる。

図3にはTm−Ho系レーザーのエネルギー準位図が示されているが、レーザー装置100においては、上記したように、Tmの780nm近傍の遷移の吸収に合わせたレーザーダイオード108を用いてTmを励起している。へ蓄積された分布がへ遷移するが、ある確率で交差緩和が生じ、同時に隣接Tmイオンが基底準位からへ励起され、に分布が蓄積される。TmのレベルからHoのレベルへエネルギーの受け渡しがなされるが、このレベルはレーザー上準位であり、下準位であるへの遷移によって2.1μm近傍の発振を生じるものである。
なお、Hoは1.9μmの光で直接励起できるが、レーザー装置100においては、低コストで高出力の半導体レーザーが入手可能なTmの780nm近傍を励起波長として用いることとして、波長750nm〜820nmの波長帯のレーザー光を出射する半導体レーザー108を用いた。

次に、本願発明者が上記したレーザー装置100を用いて行った実験について説明する。
なお、本願発明者は、レーザー装置100を用いた実験の予備実験として、
(1)Tmを6%、Hoを0.4%ドープしたドープ率のTm,Ho:YA Gセラミック(以下、「サンプル1」と称する。)
(2)Tmを3%、Hoを0.3%ドープしたドープ率のTm,Ho:YA Gセラミック(以下、「サンプル2」と称する。)
(3)Tmを6%、Hoを0.4%ドープしたドープ率のYAG単結晶(T m,Ho:YAG単結晶)(以下、「サンプル3」と称する。)
との3種類のサンプルについて、それらの光学特性を取得する実験を行った。
まず、分光的な特性を取得するために、2mm厚の表面を研磨したサンプル1,サンプル2およびサンプル3を用意し、その吸収スペクトルを分光光度計(島津製作所UVPC−3100)を使用して測定した。
また、蛍光のスペクトルと寿命とについてのデータは、CW−Ti:sapphireレーザーをTmの吸収ピークである785nm近傍で発振させたものをチョッピングして励起し、蛍光を分光してその強度をフォトダイオードで観察した。
図4は上記した実験による780nm近傍の吸収スペクトルを示しているが、ほぼ同じドープ濃度を持つサンプル1とサンプル3とでは、吸収スペクトルのピーク位置および吸収係数がほぼ一致した。
こうしたサンプル1およびサンプル3に比べて、Tmイオンのドープ濃度が半分であるサンプル2は、吸収係数は半分となったが、スペクトル形状はサンプル1およびサンプル3と相似であった。
即ち、Tm,Ho:YAGセラミックであるサンプル1のスペクトルは、Tm,Ho:YAG単結晶であるサンプル3と大差のないスペクトルであり、吸収の面でセラミックは単結晶と同等であるものといえる。
また、図5は2000nm近傍の発光スペクトルを示しており、これは分光器を通過した蛍光をInGaAsフォトダイオードで取得したトレースであり、絶対的な蛍光強度を示すものではないが、サンプル間の比較を行なうことは可能である。
この図5より、Hoの遷移に相当するピークは2088nmを中心に存在していることがわかる。
上記の図5に関する実験では、絶対的な強度を評価することはできない、サンプル1とサンプル2とサンプル3との間に、スペクトルトレース形状の上での有意な違いは見出せなかった。
ここで、図6には、2088nmにおける発光の緩和トレースが示されている。これは、発光ピークの一つである2088nmにおける蛍光の時間的な緩和を示すものである。
チョッピングした光で励起しているため緩和の初期はスロープが寝ているが、こちらもイオンの添加濃度がほぼ等しいサンプル1とサンプル3とは同様の9.8ms、イオンの添加濃度が薄いサンプル2は10msであった。
この発光はHoイオンのレーザー遷移に相当するが、いずれのサンプルもHoイオン濃度が低いため、発光寿命に大きな差は現れていない。

次に、実験において用いたレーザー装置100の寸法を説明すると、以下の通りである。
レーザー共振器長L1:200mm
レーザー媒質10の直径D:3mm
レーザー媒質10の全長L2:70mm
第1領域10aの長さL3:10mm
第2領域10bの長さL4:30mm
第3領域10cの長さL5:30mm
また、第1領域10aにおけるTm,Ho:YAGセラミックのTmとHoとの添加濃度(ドープ率)は、サンプル1と同じくTmが6%、Hoが0.4%とした。
なお、レーザー媒質10の両方の端面10d、10eはレーザーグレードの光学研磨と2100nmにおける無反射コートを施し、レーザー媒質10における第1領域10aの外周面、即ち、側面はサンドブラストを施こした。
また、半導体レーザー108は、中心波長783nm、線幅3.5nmであり、最大ピーク電流80A、パルス幅0.5msのQCW動作を行なう電源で駆動した。このときの半導体レーザー108の最大出力エネルギーは、900mJ/パルスであった。
リアミラー104としては、波長2100nmの光に対して反射率が99.9%以上の高反射鏡を用いた。
一方、出力ミラー106としては、波長2100nmの光に対して反射率が95%の部分反射鏡と、波長2100nmの光に対して反射率が90%の部分反射鏡とを準備して、実験毎にそれぞれを用いた。
そして、レーザー媒質10の出力ミラー106から出力されたレーザー光のパルスエネルギーはジュールメーターを用いて測定し、また、その発振波長はファイバー結合型の小型分光光度計(Ocean Optics、NIR256−2.5)を用いて測定した。

実験は、いかなる制御も行なわない条件で、レーザー発振をフローチューブの水温20℃において実行したところ、出力ミラー106として波長2100nmの光に対して反射率が95%の部分反射鏡を用いた場合には、メインの発振波長2120nmで容易にレーザー発振し(図7を参照する。)、また、出力ミラー106として波長2100nmの光に対して反射率が90%の部分反射鏡を用いた場合には、メインの発振波長2088nmで容易にレーザー発振した(図8を参照する。)
図9は、出力ミラー106として波長2100nmの光に対して反射率が95%の部分反射鏡を用いた場合における励起エネルギー(Pump energy)に対する出力エネルギー(Output energy)を示している。
また、図10は、出力ミラー106として波長2100nmの光に対して反射率が90%の部分反射鏡を用いた場合における励起エネルギーに対する出力エネルギーを示している。
なお、図9ならびに図10において、□は繰り返し周波数1Hzにおける結果を示し、○は繰り返し周波数5Hzにおける結果を示し、■は繰り返し周波数10Hzにおける結果を示し、●は繰り返し周波数20Hzにおける結果を示している。
この図9ならびに図10に示されているように、繰り返し周波数が高い方がパルスあたりの出力エネルギーが低かった。
なお、同一の繰り返し周波数では、出力ミラー106として波長2100nmの光に対して反射率が95%の部分反射鏡を用いた場合の方が、出力ミラー106として波長2100nmの光に対して反射率が90%の部分反射鏡を用いた場合よりも高い出力エネルギーを示している。
しかしながら、出力ミラー106として波長2100nmの光に対して反射率が90%の部分反射鏡を用いた場合でも、出力エネルギーとして、最大励起エネルギー860mJにおいて1Hzで41mJ、10Hzでも30mJが得られた。

また、水温を変化させて実験を行ったところ、水温を低下させることにより、出力エネルギーは増加した。
図11には、水温(冷却水温度)を変化させた実験の実験結果が示されているが、この実験においては、波長2100nmの光に対して反射率が90%の部分反射鏡のみを出力ミラー106として用いた。
なお、図11において、■は繰り返し周波数1Hzにおける結果を示し、□は繰り返し周波数10Hzにおける結果を示している。なお、励起エネルギーは、860mJ/pulseとした。
水温を16℃にまで低下させた条件では、繰り返し周波数1Hzで48mJの出力エネルギーが得られ、10Hzでも43mJの出力エネルギーが得られた。

なお、半導体レーザーで励起する場合には、レーザー媒質の励起効率はランプ励起に比べはるかに高く、局所的な発熱をいかに除去するかが問題となっている。 このレーザー装置100におけるレーザー媒質10は、YAGセラミックよりなるものであるので、接着を用いることなしに、第1領域10aのTm,Ho:YAGセラミックと、第2領域10bおよび第3領域10cのTmとHoとを添加していない無添加のYAGセラミックとが接合されており、第2領域10bおよび第3領域10cをヒートシンクとしての機能させて放熱することができる。
また、Tm、Ho系における2μm帯発振のような準3準位系レーザーの場合には、第2領域10bおよび第3領域10cは上記したヒートシンクとしての機能することに加え、励起光を入射して利得を発生する部分(第1領域10a)にのみイオン添加領域を配置して、励起チャンバー102に取り付けるために半導体レーザー108を配置できずに励起光を入射できない部位たる第2領域10bおよび第3領域10cにはイオンをドープしないことにより、3準位系で問題になる再吸収損失を回避し、より効率的な発振に寄与するという機能がある。

ここで、一般に準3準位系の固体レーザーは媒質の温度に対する性能変化が敏感である。これは、4準位系のNdレーザーにおける1.06ミクロン帯の発振などに比べレーザー下準位と基底準位とのエネルギー差が小さいため、室温程度の温度においても下準位が分布を持ちやすく、かつ、わずかな温度変化に対して大きく分布数が変化するためである。
これにより反転分布の形成は強い温度依存を示し、結果として媒質が高温になるほど利得が低下することになる。
従って上記した実験で得られた結果、即ち、パルスの繰り返し周波数の増加に伴いパルスあたりの出力エネルギーが低下することは、繰り返しを増加させることによりレーザー媒質10に投入される平均パワーが増加し、レーザー媒質10の温度の上昇により利得が低下したためである。
一方、水温を低下させたときに効率が増加した要因としては、上記したレーザー媒質10の冷却の効果に加え、半導体レーザー108の温度が変化したためであると認められる。
半導体レーザー108の冷却水温度に対する波長依存性を取得したところ、実働状態で0.17nm/℃であり、温度が高くなるほど長波長で発振した。
半導体レーザー108は水温20℃において中心波長783nmで発振していたため、中心波長のみで捉えると吸収スペクトルのギャップにあり、温度の上下の両方に対して吸収効率が改善されることが予想された。温度変化に対する吸収効率の変化を見積もるために、半導体レーザー108のスペクトルと吸収スペクトルのオーバーラップを計算し、半導体レーザー108の中心波長に対して吸収パワーの相対変化を調べた。なお、半導体レーザー108の吸収スペクトルは実験値を用いた。
半導体レーザー108の発振スペクトルとしてローレンツ型を仮定し、中心波長をλc、スペクトル幅をΔλとしたときに以下の式で表される。スペクトル幅は、実測値の3.5nmとする。
このスペクトルと実験から得られた吸収係数α(λ)とのオーバーラップは、
である。ここに、Iは実効的な媒質厚みである。
図12には、その計算結果が示されている。なお、図12において、縦軸は781nmのピークで規格化して表した。
この図12に示す結果の曲線から、比較的広いスペクトル幅を持つ半導体レーザーを励起光源として用いた場合に、実効的な吸収係数は782nm近傍でほとんど変化しないことがわかった。
最大吸収が得られる781nmの90%以上の吸収パワーが得られる中心波長の許容幅は、779nmから786nmの7nmにわたり、半導体レーザーの温度としては0℃〜35℃にも相当する。従って半導体レーザーの温度変化がレーザーの性能に対して及ぼす影響は緩やかである。
この結果はまた、冷却水温度の低下に伴うレーザー性能の向上は吸収ピークのマッチングによるものではなく、上記した熱分布の改善によるものであることを結論付けるものである。
Tm,Ho:YAGセラミックは吸収スペクトルが急峻に立っており、狭いスペクトル幅を持つが、半導体レーザーのスペクトル幅が広い実際的なレーザーにおいては、温度の精密な制御は必要でないことがいえる。
これはTm,Ho:YAGセラミックをレーザー媒質として使用したレーザーでも品質が大きくばらつかないことを意味しており、Tm,Ho:YAGセラミックを用いたレーザー媒質10を備えたレーザー装置100は、極めて実用的である。

以上において説明したように、レーザー装置100において、QCW発振する半導体レーザー108でレーザー媒質10の第1領域たるTm,Ho:YAGセラミックを励起したところ、波長2μmの波長帯でレーザー発振が得られた。
即ち、半導体レーザー108による860mJ励起、16℃の冷却水温度において、最大48mJ以上の出力エネルギーを得ることができた。
このときの光−光変換効率は5%以上を達成したものであり、783nm付近では半導体レーザー108の実効的な吸収パワーは、半導体レーザー108の中心波長のシフトに強く依存しないことを示している。

また、実験結果の添付は省略するが、第1領域10のイオンの濃度がサンプル2と同一のレーザー媒質10を用いて上記と同様な実験を行ったところ、ドープされたイオンの濃度が高いサンプル1と同一のレーザー媒質10を用いた方が、より高いレーザー性能を示すものであった。

なお、上記した実施の形態は、以下に説明する(1)乃至(4)に示すように変形してもよい。
(1)上記した実施の形態においては、レーザー媒質10の励起するにあたって中心波長783nmの半導体レーザー108を用いて実験した結果を示したが、レーザー媒質10の励起波長はこれに限られるものではないことが勿論であり、750nm〜820nmの波長帯、好ましくは780nm〜790nmの波長帯でもよい。
(2)上記した実施の形態においては、第1領域10aにおけるTm,Ho:YAGセラミックのTmとHoとの添加濃度をTmが6%、Hoが0.4%として実験した結果を示したが、TmとHoとの添加濃度はこれに限られるものではないことは勿論であり、例えば、サンプル2と同一のTmが3%、Hoが0.3%でもよい。即ち、TmとHoとの添加濃度は、
0≦Tm≦20%
0≦Ho≦10%
の範囲で適宜に設定すればよい。
(3)上記した実施の形態においては、レーザー装置100やレーザー媒質10の寸法を具体的な数値により示したが、これらの数値は一例に過ぎないものであってレーザー装置100やレーザー媒質10の寸法はこれに限られるものではなく、設計条件に応じて適宜の寸法とすればよい。
(4)上記した実施の形態においては、レーザー媒質10は全体が円柱形状を備えたロッド状体よりなるものとしたが、レーザー媒質10の形状はこれに限られるものではなく、設計条件に応じて適宜の形状に構成すればよい。
(5)上記した実施の形態ならびに上記した(1)乃至(4)に示す変形例は、適宜に組み合わせて用いるようにしてもよい。
本発明は、リモートセンシングの領域などで広く用いられるものであり、今後の航空安全のために必要な要素技術となるものである。
図1は、本発明の実施の形態の一例によるレーザー装置に用いるレーザー媒質の斜視構成説明図である。 図2は、図1に示すレーザー媒質を備えた本発明の実施の形態の一例によるレーザー装置の概念構成説明図である。 図3は、Tm−Ho系レーザーのエネルギー準位図である。 図4は、Tm,Ho:YAGセラミックおよびTm,Ho:YAG単結晶の波長780nm近傍の吸収スペクトルである。 図5は、Tm,Ho:YAGセラミックおよびTm,Ho:YAG単結晶の波長2000nm近傍の発光スペクトルトレースである。 図6は、Tm,Ho:YAGセラミックおよびTm,Ho:YAG単結晶の波長2088nmにおける発光の緩和トレースである。 図7は、出力ミラーとして波長2100nmの光に対して反射率が95%の部分反射鏡を用いた場合のレーザー装置により出力されたレーザー光のスペクトルである。 図8は、出力ミラーとして波長2100nmの光に対して反射率が90%の部分反射鏡を用いた場合のレーザー装置により出力されたレーザー光のスペクトルである。 図9は、出力ミラーとして波長2100nmの光に対して反射率が95%の部分反射鏡を用いた場合のレーザー装置における励起エネルギーに対する出力エネルギーを示すグラフである。 図10は、出力ミラーとして波長2100nmの光に対して反射率が90%の部分反射鏡を用いた場合のレーザー装置における励起エネルギーに対する出力エネルギーを示すグラフである。 図11は、冷却水温度を変化させた場合におけるそれぞれの冷却水温度に対して得られた最大出力エネルギーを示すグラフである。 図12は、半導体レーザーの励起光の中心波長に対する相対的な吸収パワーの計算結果を示すグラフであり、半導体レーザーのスペクトルとしてスペクトル幅3.5nmのローレンツ型を仮定したものである。
符号の説明
10 レーザー媒質
10a 第1領域
10b 第2領域
10c 第3領域
10d 端面
10e 端面
100 レーザー装置
102 励起チャンバー
104 リアミラー
106 出力ミラー
108 半導体レーザー(レーザーダイオード)

Claims (18)

  1. レーザー媒質を励起光により励起してレーザー発振するレーザー発振方法において、
    ガーネット構造を有して化学式がYAl12として表される透明なYAG(Yttrium Aluminum Garnet:イットリウム・アルミニウム・ガーネット)セラミックにレーザー活性イオンとしてTm(Thulium:ツリウム)とHo(Holmium:ホルミウム)との少なくともいずれか一方を添加した材料たるTm,Ho:YAGセラミックを有して構成されるレーザー媒質を用いて、波長が1.9μm〜2.2μm帯のレーザー光を生成する
    ことを特徴とするレーザー発振方法。
  2. 請求項1に記載のレーザー発振方法において、
    前記YAGセラミックは、サイズが1mm以下の単結晶を集合することによってできる多結晶体からなる固体レーザーである
    ことを特徴とするレーザー発振方法。
  3. 請求項1または2のいずれか1項に記載のレーザー発振方法において、
    前記YAGセラミックに添加するTmの添加濃度は、
    0≦Tm≦20% (但し、Tm=0,Ho=0を除く。)
    である
    ことを特徴とするレーザー発振方法。
  4. 請求項1、2または3のいずれか1項に記載のレーザー発振方法において、
    前記YAGセラミックに添加するHoの添加濃度は、
    0≦Ho≦10% (但し、Tm=0,Ho=0を除く。)
    である
    ことを特徴とするレーザー発振方法。
  5. 請求項1、2、3または4のいずれか1項に記載のレーザー発振方法において、
    前記レーザー媒質を波長750nm〜820nmの波長帯の励起光により励起してレーザー発振する
    ことを特徴とするレーザー発振方法。
  6. 請求項1、2、3、4または5のいずれか1項に記載のレーザー発振方法において、
    半導体レーザーにより前記レーザー媒質を励起する励起光を生成する
    ことを特徴とするレーザー発振方法。
  7. 請求項1、2、3、4、5または6のいずれか1項に記載のレーザー発振方法において、
    前記励起光は、所定の繰り返し周波数のパルス光である
    ことを特徴とするレーザー発振方法。
  8. 共振器内にレーザー媒質を配置し、前記レーザー媒質に励起光を入射することにより前記共振器内においてレーザー発振を生じさせて、前記共振器からレーザー光を出射させるレーザー装置において、
    前記レーザー媒質は、ガーネット構造を有して化学式がYAl12として表される透明なYAGセラミックにレーザー活性イオンとしてTmとHoとの少なくともいずれか一方を添加した材料たるTm,Ho:YAGセラミックを有してなる領域を少なくとも有するレーザー媒質であり、
    前記レーザー媒質を励起光により励起して、波長が1.9μm〜2.2μm帯のレーザー光を生成する
    ことを特徴とするレーザー装置。
  9. 請求項8に記載のレーザー装置において、
    前記YAGセラミックは、サイズが1mm以下の単結晶を集合することによってできる多結晶体からなる固体レーザーである
    ことを特徴とするレーザー装置。
  10. 請求項8または9のいずれか1項に記載のレーザー装置において、
    前記YAGセラミックに添加するTmの添加濃度は、
    0≦Tm≦20% (但し、Tm=0,Ho=0を除く。)
    である
    ことを特徴とするレーザー装置。
  11. 請求項8、9または10のいずれか1項に記載のレーザー装置において、
    前記YAGセラミックに添加するHoの添加濃度は、
    0≦Ho≦10% (但し、Tm=0,Ho=0を除く。)
    である
    ことを特徴とするレーザー装置。
  12. 請求項8、9、10または11のいずれか1項に記載のレーザー装置において、
    前記レーザー媒質は、ロッド状体よりなるものであり、前記ロッド状体の軸方向に沿った中央部の領域にTm,Ho:YAGセラミックの領域が配置され、前記ロッド状体の前記中央部の両側の領域にはレーザー活性イオンを添加していないYAGセラミックの領域が配置される
    ことを特徴とするレーザー装置。
  13. 請求項12に記載のレーザー装置において、
    前記レーザー媒質は、前記ロッド状体の前記中央部の両側の配置されたレーザー活性イオンを添加していないYAGセラミックの領域において前記共振器内に支持された
    ことを特徴とするレーザー装置。
  14. 請求項8、9、10、11、12または13のいずれか1項に記載のレーザー装置において、
    前記レーザー媒質を波長750nm〜820nmの波長帯の励起光により励起してレーザー発振する
    ことを特徴とするレーザー装置。
  15. 請求項8、9、10、11、12、13または14のいずれか1項に記載のレーザー装置において、
    半導体レーザーにより前記レーザー媒質を励起する励起光を生成する
    ことを特徴とするレーザー装置。
  16. 請求項12または13のいずれか1項に記載のレーザー装置において、
    半導体レーザーにより、前記ロッド状体の軸方向に沿った中央部の領域に配置されたTm,Ho:YAGセラミックの領域のみに、該領域の外周面から波長750nm〜820nmの波長帯の励起光を入射する
    ことを特徴とするレーザー装置。
  17. 請求項8、9、10、11、12、13、14、15または16のいずれか1項に記載のレーザー装置において、
    前記励起光は、所定の繰り返し周波数のパルス光である
    ことを特徴とするレーザー装置。
  18. 請求項8、9、10、11、12、13、14、15、16または17のいずれか1項に記載のレーザー装置において、さらに、
    前記レーザー媒質を冷却する冷却手段を有する
    ことを特徴とするレーザー装置。
JP2006309053A 2006-11-15 2006-11-15 レーザー発振方法およびレーザー装置 Pending JP2008124371A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006309053A JP2008124371A (ja) 2006-11-15 2006-11-15 レーザー発振方法およびレーザー装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006309053A JP2008124371A (ja) 2006-11-15 2006-11-15 レーザー発振方法およびレーザー装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008124371A true JP2008124371A (ja) 2008-05-29

Family

ID=39508778

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006309053A Pending JP2008124371A (ja) 2006-11-15 2006-11-15 レーザー発振方法およびレーザー装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008124371A (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05301769A (ja) * 1992-04-27 1993-11-16 Kurosaki Refract Co Ltd レーザ用多結晶透明セラミックス
JPH05301770A (ja) * 1992-04-27 1993-11-16 Kurosaki Refract Co Ltd レーザ用多結晶透明セラミックス
JPH06120586A (ja) 1992-09-30 1994-04-28 Nippon Steel Corp 固体レーザ装置
JPH1187813A (ja) 1997-09-12 1999-03-30 Toshiba Corp 固体レーザ発振器
JP2001111149A (ja) * 1999-10-06 2001-04-20 Toshiba Corp 固体レーザ装置及びそれを用いた計測装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05301769A (ja) * 1992-04-27 1993-11-16 Kurosaki Refract Co Ltd レーザ用多結晶透明セラミックス
JPH05301770A (ja) * 1992-04-27 1993-11-16 Kurosaki Refract Co Ltd レーザ用多結晶透明セラミックス
JPH06120586A (ja) 1992-09-30 1994-04-28 Nippon Steel Corp 固体レーザ装置
JPH1187813A (ja) 1997-09-12 1999-03-30 Toshiba Corp 固体レーザ発振器
JP2001111149A (ja) * 1999-10-06 2001-04-20 Toshiba Corp 固体レーザ装置及びそれを用いた計測装置

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
JPN6012050074; KUBO Tracy S. et al.: IEEE Journal of Quantum Electronics Vol.28 No.4, 199204, p.1033-1040 *

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Eilers et al. Performance of a Cr: YAG laser
US7755745B2 (en) Coherent doppler lidar
US20060245460A1 (en) Vertical cavity surface emitting laser (VCSEL) arrays pumped solid-state lasers
US5623510A (en) Tunable, diode side-pumped Er: YAG laser
US20110150013A1 (en) Resonant pumping of thin-disk laser with an optically pumped external-cavity surface-emitting semiconductor laser
WO2012138524A1 (en) Transition-metal-doped thin-disk laser
US20150162721A1 (en) Underwater communication and rangefinding with a gallium nitride pumped dysprosium laser
JP5502065B2 (ja) 高効率利得媒質を有するレーザ
Weichelt et al. A 670 W Yb: Lu2O3 thin‐disk laser
US20130250984A1 (en) Laser element having a thermally conductive jacket
JPS5886785A (ja) 発光ダイオ−ドでポンピングされるアレキサンドライト・レ−ザ−
JP2008124371A (ja) レーザー発振方法およびレーザー装置
Zverev et al. Eye-safe Nd: YVO4 laser with intracavity SRS in a BaWO4 crystal
US5610933A (en) Flashlamp-pumped Ho:Tm:Cr:LuAG laser
RU2738096C1 (ru) Компактный твердотельный лазер красного диапазона спектра
US6567442B2 (en) Laser device
Eichler et al. Efficient laser systems for 935 and 942 nm for water vapor lidar
Bilak et al. Neodymium YAG lasers pumped by light-emitting diodes
Brandt et al. Inband pumped Er: Lu2O3 and Er, Yb: YVO4 lasers near 1.6 μm for CO2 LIDAR
Fibrich et al. Pr: YAlO3 microchip lasers operating at crystal temperatures close to liquid helium temperature
Veselský et al. The influence of low Gd3+ codoping on spectroscopic and laser properties of diode pumped Tm, Gd: SrF2 laser
Liu et al. 1881 nm Tm: YAG ceramic laser with a volume bragg grating as a cavity mirror
Wang et al. Performance of actively Q-switched Nd: LiLuF4 crystal end-pumped by a 792 nm laser diode
JP4978016B2 (ja) 光ファイバレーザ
Petros et al. High-energy diode-pumped Ho: Tm: LuLiF4 laser for lidar application

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20091111

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110921

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120619

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120731

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20121002

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121225

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20130107

A912 Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20130215

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130913