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JP2008121321A - キャビネット - Google Patents

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JP2008121321A
JP2008121321A JP2006307504A JP2006307504A JP2008121321A JP 2008121321 A JP2008121321 A JP 2008121321A JP 2006307504 A JP2006307504 A JP 2006307504A JP 2006307504 A JP2006307504 A JP 2006307504A JP 2008121321 A JP2008121321 A JP 2008121321A
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stopper
latch
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JP2006307504A
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Sakae Ohara
栄 大原
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Itoki Corp
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Itoki Corp
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Abstract

【課題】閉じた状態の扉に裏側から外力が掛かってもラッチ爪が逃げ回動せずに閉扉状態が保持されるキャビネットを提供する。
【手段】ラッチ爪12は、本体1の係合穴21に入り込む嵌入部12eと、この嵌入部12eから横向きに張り出した鉤部12fとを備えており、鉤部12fは係止面30を有している。本体1の係合部13は框7の前面板7aに形成しており、係合穴21とカバー22とを有している。カバー22はストッパー部27を備えている。ラッチ爪12の係止面30とカバー22のストッパー面28とは、平面視で框7の前面板7aに対している。(A)に示す従来例に比べて係止面30とストッパー面28とが深く係合しており、このため、扉2に外向きの外力Fが作用してもラッチ爪12が逃げ回動することはない。
【選択図】図5

Description

本願発明は、ラッチ装置を備えた水平回動扉方式キャビネットに関するものである。
前向きに開口した本体に扉を水平回動自在に取り付けたキャビネット(開き戸式キャビネット)は、一般に、扉を閉じた状態に保持するラッチ装置を備えている。このラッチ装置は、扉に設けたラッチ爪と、本体の框部に形成した係合部とを備えている。本体の係合部には係合穴が形成されている一方、ラッチ爪は係合穴の内部に嵌まり込む嵌入部を備えており、この嵌入部に横向きの鉤部を突設している。そして、鉤部のうち閉扉状態(ロック姿勢)で本体の外側に向いた係止面を係合部の裏側のストッパー面に当てることにより、扉が開き動不能に保持されるようになっている。
また、ラッチ爪は係合部に係合する方向に回動し勝手となるようにばねで付勢されていると共に、ラッチ爪の鉤部のうち扉の閉じ作動時に本体に向く面は傾斜したガイド面になっており、ラッチ爪は、鉤部の傾斜面が係合穴の内周縁に当たってばねに抗して逃げ回動してから、扉を閉じ切るのと同時にばねによってロック姿勢に戻り回動する、といういわゆる蹴り込み係合するようになっている。また、ラッチ爪は扉に設けた引手の引き操作によってロック解除姿勢に回動するようになっている。
そして、本体の框部の前面板を係合部と成していることから、係合部のストッパー面は平面視で本体の開口面と平行に延びており(框の前面が本体の開口面になっている)、また、ラッチ爪における鉤部の係止面も閉扉状態において平面視で本願発明の開口面と平行な姿勢になっている(例えば特許文献1参照)。
実用新案登録第2541330号公報
ところで、地震等の様々の原因によってキャビネットに振動が作用することがあり、このため、例えば本体の内部に収納した物品がずれ動いて扉の裏側に当たり、扉に対してこれを開かせる外力が作用することがある。或いは、本体の内部に収納した物品が崩れて扉の裏面に当たって、扉に外向きの外力が作用することもある。すると、ラッチ爪がロック解除姿勢に戻り回動して扉が開いてしまったり、或いは、ラッチ爪の鉤部が欠落したりするという問題があった。
本願発明は、この問題を解消することを主たる課題とするものである。
本願発明に係るキャビネットは、基本構成要素として、前向きに開口した本体と、この本体の開口部を塞ぐために当該本体に水平回動自在に取り付けた扉と、前記扉を閉じた状態に保持するために当該扉に水平回動自在に取り付けたラッチ爪と、前記ラッチ爪が係合し得るように本体に設けた係合部と、前記ラッチ爪を係合部に係合した状態に付勢するばねとが備えられている。
そして、前記係合部は板状であってラッチ爪が嵌脱する係合穴を形成している一方、前記ラッチ爪は閉扉状態において前記係合穴に入り込む嵌入部を備えており、前記嵌入部に平面視で横向きに張り出した鉤部を一体に設けており、この鉤部のうち閉扉状態において本体の外側に向いた係止面が係合部の内側のストッパー面に当たることによって扉が開き動不能に保持されるようになっており、更に、前記ラッチ爪の鉤部のうち扉の閉じ回動時に本体に向く面は、係合穴の内周縁に当たってラッチ爪が逃げ回動することを許容するために平面視で傾斜したガイド面になっている。
そして、請求項1の発明は、上記構成において、前記ラッチ爪における鉤部の係止面は、閉扉状態の平面視において鉤部の付け根に近い部分は本体の開口面から遠くて先端側の部分は本体の開口面に近くなっている一方、前記本体における係合部のストッパー面は、平面視で係合穴に近い部分が本体の奥側に向いて突出するように本体の開口面に対して非平行状に形成されている。
請求項2の発明は、請求項1において、前記本体における係合部のストッパー面は、平面視において係合穴から遠ざかるに従って本体の開口面との間隔が徐々に狭まる傾斜面になっている。
請求項3の発明は、請求項1又は2において、前記本体の係合部は、本体の一部を構成する金属板製の框部と、この框部に装着した樹脂製のカバーとから成っており、前記カバーは前記係合穴の内周を覆う枠状部を備えており、この枠状部に、框部の内側に位置してラッチ爪の係止面が当り得るストッパー部が一体に形成されており、前記ストッパー部の後面が前記ストッパー面になっている。なお、カバーは、縁部材又はエッジ部材、或いは保護部材と言い換えることも可能である。
扉を閉じて本体の前面に密着させた状態において、ロック姿勢のラッチ爪の係止面が係合部のストッパー面に密着している訳ではなく、ラッチ爪の係止面と係合部のストッパー面との間に若干の隙間(クリアランス)が空いている(そうでないと、ラッチ爪を係合部にスムースに係脱させることができない。)。
そして、従来のようにラッチ爪の係止面と係合部のストッパー面とが閉扉状態で本体の開口面と平行になっている状態では、本体の内側からの衝撃によって扉に開き方向の外力が作用すると、ラッチ爪の係止面が係合部のストッパー面から滑るような状態になってラッチ爪がロック解除姿勢に向けて逃げ回動する現象が見られ、これが扉の開き動の原因になっていた。また、ラッチ爪が逃げ回動するにおいて、当該ラッチ爪は、平面視で係止面を係合部のうち係合穴の内周縁に点当たりさせた状態で回動する傾向を呈しているが、このことにより、ラッチ爪の鉤部に大きなモーメントが作用して鉤部欠落の原因になっていると推測される。つまり、従来技術では、ラッチ爪と係合部との係合が浅く、そのために、内側からの衝撃又は振動による扉の開き動やラッチ爪の破損が生じていたと言える。
これに対して本願発明では、ラッチ爪における鉤部の係止面が傾斜している一方、係合部のストッパー面は平面視で係合穴に近い部分が本体の奥側に向いて突出しているため、閉じた状態の扉に開かせようとする外力が作用しても、閉扉状態でラッチ爪の係止面が係合部のストッパー面に密着するとラッチ爪の戻り回動を阻止するように作用することになり、その結果、扉の開きが防止される。端的に述べると、本願発明ではラッチ爪と係合部と係合が深くなっているため、衝撃や振動によって扉が不測に開くことを防止できるのである。
請求項2のようにラッチ爪の係止面と係合部のストッパー面とをともに傾斜面に形成すると、ラッチ爪がロック姿勢のままで扉にこれを開かせる外力が作用したときに、ラッチ爪の係止面と係合部のストッパー面とがその全体にわたって密着するため、ラッチ爪の鉤部に大きなモーメントが作用することを防止でき、その結果、ラッチ爪の破損も防止又は著しく抑制することができる利点がある。
ところで、係合部の係合穴は一般にプレス加工による打ち抜きで形成されているが、係合穴が露出した状態では、バリやエッジを除去して安全性を確保するための加工が必要であり、この加工に手間がかかるという問題がある。これに対して請求項3の構成を採用すると、係合穴の内周縁はカバーで覆われるためバリやエッジを除去する加工を施す必要がなく、また、蹴り込み係合時のラッチ爪の滑りもスムースになる利点や、カバーが補強部材の役割を兼用してラッチ爪の係合状態保持機能を一層向上できる利点がある。
次に、本願発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1〜図5では第1実施形態を示し、図6では第2実施形態を示し、図7では第3〜第5実施形態を示している。以下、第1実施形態から順に説明していく。各実施形態はスチール製のキャビネットに具体化している。
(1).第1実施形態の概略
図1のうち(A)はキャビネットの全体斜視図であり、(A)に示すように、キャビネットは本体1と2枚の水平回動式扉2とを備えた両開き式(或いは観音開き式)になっている。本体1は、左右の外側板3と天板4と底板5と背板6とを有して前向きに開口している。天板4の前端部は中空状の上框7に連続しており、他方、底板5の前端部は中空状の下框8に連続している。
また、左右外側板3の内側にはある程度の間隔を空けて内側板9が配置されており、外側板3の前端と内側板9の全体とは一体に連続している。このため、本体1の左右側板部は中空状になっており、かつ、上下框7,8の前面と側板部の前面とで本体の前面が構成されている。本体1の内側板9の前後2箇所の部位には上下方向に並んだ溝穴10の群が形成されており、溝穴10に取り付けた金具で棚板11を支持している。なお、外側板3の内面に補強部材を固着し、この補強部材に溝穴10を形成しても良い。
左右の扉2は、上下框7,8の左右端部の箇所に取り付けたヒンジ装置により、本体2に対して水平回動自在に取り付けられている。扉2のうち自由端寄りの上下2箇所には、ラッチ装置を構成する樹脂製のラッチ爪12が水平回動自在に配置されている一方、本体における上下框7,8の前面板7a,8aの一部をラッチ爪12が係脱する係合部13と成している。
また、ラッチ爪12は上下長手の支軸14に相対回転不能に取り付けられており、支軸14の一部は、扉2に設けた引手装置15に入り込んでいる。引手装置15は、扉2の外側から引き操作できる引手(図示せず)を備えており、ラッチ爪12は、引手装置15に内蔵したばね(図示せず)により、ラッチ爪12が係合部13に係合し勝手となる方向に付勢されている。図1のうち(B)は閉扉状態での(A)のB−B視断面図であり、この図から明瞭に理解できるように、扉2は、外面板16の内側に裏板17を配置して全体として中空状に形成されている。勿論、裏板17は必ずしも必要はない。
以下、ラッチ装置の詳細を図1(B)に加えて図2以下の図面も参照して説明する。図2は扉2の上部の部分的な背面図、図3のうち(A)は係合部13の分離斜視図、(B)は係合穴13を構成するカバーの嵌め込み方法を示す一部破断平面図、図4は扉2の閉じに際してのラッチ爪12の動きを示す断面図であって図1(B)のIV−IV視方向から見たもの、図5のうち(A)は従来例の作用を示す平断面図、(B)は本実施形態の作用を示す平断面図である。
(2).ラッチ装置の詳細
ラッチ爪12は扉2の上下に配置されているが、ラッチ装置は上下対象の形態なので、以下の説明では、上部のみを説明する。図1(B)に示すように、扉2を構成する外面板16の四周は内側に折り曲げられて断面コ字状のチャンネル部(溝部)16aになっており、チャンネル部16aと裏板17とが相まって扉2の全体が中空状になっている。そして、扉2の中空部のうち自由端寄りの上部には板金製の軸受け部材19が配置されて外面板16に溶接で固着されており、この軸受け部材19にラッチ爪12の軸受け部12aが回転可能に嵌め込まれている(なお、支軸14の下端部は引手装置15の部材に軸支されている。)。
ラッチ爪12の基端部には上下のリング状部12bが一体に形成されており、上部の筒部12bに軸受け部12aが形成されている。また、ラッチ爪12には、ロック姿勢において外面板16の裏面に当たる回動規制部12cが形成されている。更に、図2に一点鎖線で示すように、扉2を構成する裏板17には、ラッチ爪12を露出させるための切欠き20が形成されている。
例えば図3(A)に示すように、上框7は、前面板7aとした水平片7bと上向きの奥リップ7cとを有して略中空状に形成されており、係合部13は、上框7の前面板7aに横長長方形の係合穴21を形成することと、前面板7aのうち係合穴21の箇所に合成樹脂製のカバー22を装着することとによって構成されている。
カバー22は、係合穴21の周囲の外面に重なるフランジ23,24,25を有して全体として前後開口の枠状に形成されている(従って、正確には、カバー22で囲われた内部が係合穴になる。)。更に、上下のフランジ23には係合穴21から上框7の内部に入り込む上下の枠板26が形成されている。
上下枠板26は、上框7の前面板7aのうち係合穴21よりも本体1の間口中心の側に位置した部分の裏側に延びる横向き延出部26aが形成されており、上下の横向き延出部26には、上框7の前面板7aの裏面にべったりと重なるストッパー部27が一体に連続している。そして、ストッパー部27の後面は、当該ストッパー部27の付け根から先端に行くに従って上框7におけ前面板7aとの間隔が狭まるように傾斜したストッパー面28になっている。
左右のフランジ24,25のうち本体1の間口の中心側に位置したセンター寄りフランジ24(すなわち、正面視でストッパー部27と平行に延びるフランジ)は僅かの左右幅寸法になっている。また、センター寄りフランジ24とストッパー部27とは一体に連続している。係合穴21を挟んでセンター寄りフランジ24と反対側に位置したサイド寄りフランジ25の左右幅寸法は、センター寄りフランジ24の左右幅寸法よりも大きい寸法になっており、このサイド寄りフランジ25に、係合穴21の縁部に裏側から引っ掛かり係合する係止爪29を一体に形成している。
カバー22を上框7の前面板7aに装着するに際しては、図3(B)に示すように、平面視で斜めの姿勢にして先に枠板26の横向き延長部26aを係合穴21から上框7の内部に嵌め入れることにより、カバー22のセンター寄りフランジ24と横向き延長部26aとで前面板7aの係合穴21の一方の縁部を挟み、次いで、サイド寄りフランジ25を押して係止爪29を係合穴21の内側部に係合させたら良い。
ラッチ爪12は基本的には従来と同じ形態であり、図4に示すように、閉扉状態において本体1の外側に位置する基部12dと、基部12dに一体に連続すると共に閉扉状態で係合穴21の内部に入り込む嵌入部12eとを備えており、嵌入部12eに、閉扉状態においてカバー22におけるストッパー部27の裏側に位置する横向きの鉤部12fが一体に形成されている。
鉤部12fのうち閉扉状態(ロック姿勢)においてストッパー部27に向いた面は、平面視でストッパー部27のストッパー面28と同じ方向に同じ角度で傾斜した傾斜状の係止面29になっている。また、鉤部12fのうち扉2の閉じ回動時に本体1に向く面は、先端に行くに従って嵌入部12eに近づく傾斜状のガイド面31になっている。なお、ガイド面31は全体として円弧状に湾曲していても良い。
(3).動きの説明
ラッチ装置の働きは従来と同様であり、扉2の前面に当てて押すと、ラッチ爪12は、図4(B)に示すように、ガイド面31がカバー22の内側部に当たることでいったんロック解除姿勢の方向に向けて逃げ回動し、次いで、扉2が閉じ切られると、ラッチ爪12はカバー22との当接が解除されてばねによってロック姿勢に向けて回動し、そして、図4(C)に示すようにロック姿勢になり、これによって扉2は閉じた状態に保持される。
扉2を完全に閉じ切った状態では、ラッチ爪12の係止面30とカバー22のストッパー面28との間には若干の隙間32が空いている(扉2の周縁の背面又は本体1の前面にはゴム製のクッションを設けていることが多く、この場合は、クッションの弾性力によって扉2は開き方向に軽く押されているため、ラッチ爪12の係止面30はカバー22のストッパー面28に密着している。)。
さて、例えば本体の内部に収納した物品が崩れて扉2の裏面に当たるというような何らかの理由により、閉じた状態の扉2に裏側から外力Fが作用することがある。
そして、図5(A)に比較例として示すように、従来のように扉2を閉じ切った状態でラッチ爪12′の係止面30′と係合部13′のストッパー面とが本体1の開口面(換言すると上框7の前面)と平行になっていると、ストッパー部27の内縁部27a′がラッチ爪12′の押圧力によって僅かながら撓み変形し、すると、太い実線で示すように、ラッチ爪12′の係止面30′がストッパー部27′から逃げやすくなり、これをきっかけとしてラッチ爪12′がロック解除姿勢に戻り回動してしまう現象が見られた。
これに対して本実施形態では、ラッチ爪12の係止面30と係合部13のストッパー面28とが傾斜しているため、換言すると、係止面30及びストッパー面28が平面視で本体1の前面と平行な線に対してある程度の角度θで交叉しているため、扉2を開かせようとする前向きの外力が作用してもラッチ爪12と係合部13とは噛み合った状態が保持され、このため、扉2が不測に開くことを防止できるのである。
また、従来例では、図5(A)に示すように、ラッチ爪12が逃げ回動するに際して鉤部12f′の先端部がストッパー部27′に強く当接することがあるため、鉤部12f′に大きなモーメントが作用することがあり、その結果、鉤部12f′がその付け根から破損する現象が見られ、これを防止するにはラッチ爪12′を厚肉化せねばならなかった。
これに対して本実施形態では、扉2に前向きの外力Fが作用してもラッチ爪12は逃げ回動しないため係止面30とストッパー面28との密着状態は確実に保持されることになり、このためラッチ爪12の鉤部12fに大きなモーメントが作用することを阻止でき、その結果、ラッチ爪12は過度に厚くすることなく必要な強度・耐久性を確保できるのである。なお、カバー22はねじ止め等によって上框7に装着することも可能であるが、本実施形態の構成を採用すると、ストッパー部27を一体に形成したものでありながらワンタッチで装着できる利点がある。
なお、扉2を勢い良く閉めると、衝撃と振動のためにラッチ爪12に踊り現象が生じて扉2が開き状態に戻ってしまうことがあるが、本願発明はこの点に対しても有効であると推測される。
すなわち、まず従来例について述べると、ラッチ爪12がいったんロック姿勢になってからロック解除姿勢に戻るに際して、従来例では、図5(A)に細い実線で示すように、ラッチ爪12′が逃げ回動するとすぐに係止面30′が係合部27′から離反する傾向を呈したり、或いは、ラッチ爪12,12′の係止面30,30′がストッパー部27,27′に当たっていても、ラッチ爪12′とストッパー面28′との間に滑りが発生してラッチ爪12′がそのまま逃げ回動しやすくなると考えられる。
これに対して本願発明では、図5(B)に細い実線で示すように、ラッチ爪12が逃げ回動しても係合部27から離反しにくく、しかも、係止面30がストッパー面28に当たった状態ではラッチ爪12は逃げ回動しにくい状態になっており、このため、ラッチ爪12の踊り現象を抑制して扉2の確実な閉止に貢献できると解される。
(3).第2〜第5実施形態
図6に示す第2実施形態では、上框7の前面板7aを裏側に折り返すことでストッパー部27を形成している。また、係合穴21の他の内周縁は裏側に折り返している。
図7(A)に示す第3実施形態では、係合部13にカバー22を設けた場合において、ラッチ爪12の係止面29と係合部13のストッパー面28とを平面視で円弧状(湾曲状)に形成している。このような形態も請求項に記載した「傾斜」に包含される。図7(B)に示す第4実施形態では、上框7の前面板7aのうちストッパー部27を裏側に折り曲げることにより、平面視で傾斜したストッパー面28を形成している。
図7(C)に示す第5実施形態では、上框7の前面板7aの一部をストッパー部27と成した場合において、ストッパー部27の内周縁を裏側に折り返して内向き突起27aを形成することにより、ストッパー面28を段違い状に形成している一方、ラッチ爪12における係止面30もストッパー面28に対応して段違い状に形成している。この実施形態では、係止面28は、鉤部12fの付け根寄りのものよりも先端側のものが本体1の開口面に寄っている。
(4).その他
本願発明は上記の実施形態の他にも様々に具体化できる。例えば係合部は必ずしも本体の框部を利用する必要性はなく、框とは異なる専用の部材を本体に固着するといったことも可能である。係合部に樹脂製のカバーを設ける場合、ストッパー部となる部分のみに設けることも可能である。
また、扉は片開き式でも良いし、ラッチ爪は扉の上部のみ又は下部のみに設けることも可能である。更に、キャビネットには、水平回動式扉で覆われる収納部の他に、引き出しやオープン式収納部を併設することも可能である(すなわち、少なくとも一部に水平回動式扉で塞がれる収納部が存在したら良い。)。更に、キャビネットの本体及び扉は木製や樹脂製とすることも可能である。
(A)はキャビネットの斜視図、(B)は閉扉状態での(A)のB−B視断面図である。 扉2上部の部分的な背面図である。 (A)は係合部の分離斜視図、(B)はカバーの嵌め込み方法を示す一部破断平面図である。 閉扉動に際してのラッチ爪の動きを示す断面図であって図1(B)のIV−IV視方向から見たものである。 (A)は従来例の作用を示す平断面図、(B)は本実施形態の作用を示す平断面図である。 第2実施形態を示す図である。 第3〜第5実施形態を示す図である。
符号の説明
1 本体
2 扉
7,8 框
12 ラッチ爪
12e 嵌入部
12f 鉤部
13 係合部
21 係合穴
22 カバー
27 ストッパー部
28 ストッパー面
30 係止面

Claims (3)

  1. 前向きに開口した本体と、この本体の開口部を塞ぐために当該本体に水平回動自在に取り付けた扉と、前記扉を閉じた状態に保持するために当該扉に水平回動自在に取り付けたラッチ爪と、前記ラッチ爪が係合し得るように本体に設けた係合部と、前記ラッチ爪を係合部に係合した状態に付勢するばねとが備えられており、
    前記係合部は板状であってラッチ爪が嵌脱する係合穴を形成している一方、前記ラッチ爪は閉扉状態において前記係合穴に入り込む嵌入部を備えており、前記嵌入部に平面視で横向きに張り出した鉤部を一体に設けており、この鉤部のうち閉扉状態において本体の外側に向いた係止面が係合部の内側のストッパー面に当たることによって扉が開き動不能に保持されるようになっており、更に、前記ラッチ爪の鉤部のうち扉の閉じ回動時に本体に向く面は、係合穴の内周縁に当たってラッチ爪が逃げ回動することを許容するために平面視で傾斜したガイド面になっている、
    というキャビネットであって、
    前記ラッチ爪における鉤部の係止面は、閉扉状態の平面視において鉤部の付け根に近い部分は本体の開口面から遠くて先端側の部分は本体の開口面に近くなっている一方、前記本体における係合部のストッパー面は、平面視で係合穴に近い部分が本体の奥側に向いて突出するように本体の開口面に対して非平行状に形成されている、
    キャビネット。
  2. 前記本体における係合部のストッパー面は、平面視において係合穴から遠ざかるに従って本体の開口面との間隔が徐々に狭まる傾斜面になっている、
    請求項1に記載したキャビネット。
  3. 前記本体の係合部は、本体の一部を構成する金属板製の框部と、この框部に装着した樹脂製のカバーとから成っており、前記カバーは前記係合穴の内周を覆う枠状部を備えており、この枠状部に、框部の内側に位置してラッチ爪の係止面が当り得るストッパー部が一体に形成されており、前記ストッパー部の後面が前記ストッパー面になっている、
    請求項1又は2に記載したキャビネット。
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