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JP2008120730A - ジェル状化粧料 - Google Patents

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JP2008120730A
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Ritsuko Yamazaki
律子 山崎
Yasuki Honda
泰揮 本多
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Kao Corp
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Kao Corp
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Abstract

【課題】塗布しやすく、スキンケア効果及び痩身効果に優れた化粧料の提供。
【解決手段】次の成分(A)、(B)、(C)、(D)及び(E):
(A)高分子増粘剤、
(B)非イオン界面活性剤、
(C)保湿剤、
(D)黄花菜又はその抽出物、
(E)水
を含有するジェル状化粧料。
【選択図】なし

Description

本発明は、スキンケア効果及び痩身効果に優れたジェル状化粧料に関する。
肥満は消費エネルギーに対して過剰な摂取エネルギーが、白色脂肪細胞に中性脂肪として蓄積して生じるものである。内臓脂肪としての蓄積が大きい肥満は、インスリン抵抗性や動脈硬化などの病態との関係が指摘されており、また、皮下脂肪として蓄積が大きい肥満は、美容の観点からも男女を問わず、大きな問題となっている。
従来、顔や身体の余分な脂肪を減らし、引き締まった身体を保つために、各種運動や食事制限等に加え、体内の新陳代謝を促すようなマッサージ用ジェル、クリーム等の化粧料が用いられている。このような化粧料には、脂肪の分解を促進し、痩身効果を得ることを目的として、カフェインや、脂肪分解促進作用を有する植物抽出物(特許文献1)などが用いられている。
しかしながら、いずれも十分な効果を有するものではなく、より痩身効果に優れた化粧料が望まれていた。
また、このような化粧料においては、身体の広範囲に塗布して使用するため、液だれ等がなく、手に取りやすく、皮膚に塗布しやすい、マッサージしやすいことなども求められる。
特開2005−60366号公報
本発明の目的は、塗布しやすく、スキンケア効果及び痩身効果に優れたジェル状化粧料を提供することにある。
本発明者らは、高分子増粘剤、非イオン界面活性剤及び保湿剤と、特定の植物又はその抽出物を組合わせて用いることにより、塗布しやすく、スキンケア効果及び痩身効果に優れたジェル状化粧料が得られることを見出し、本発明を完成した。
本発明は、次の成分(A)、(B)、(C)、(D)及び(E):
(A)高分子増粘剤、
(B)非イオン界面活性剤、
(C)保湿剤、
(D)黄花菜又はその抽出物、
(E)水
を含有するジェル状化粧料を提供するものである。
本発明のジェル状化粧料は、のびが良く、皮膚に塗布しやすく、スキンケア効果及び痩身効果に優れたものである。
本発明で用いる成分(A)の高分子増粘剤としては、ビニル系高分子、セルロース系高分子等が好ましい。
ビニル系高分子としては、例えば、カルボキシビニルポリマー、アクリル酸アルキル共重合体、アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体、ポリアクリル酸、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン及びこれらの塩等が挙げられる。
これらのうち、アクリル酸系(共)重合体としては、例えば、カーボポール(Noveon社)、シンタレン(3Vsigma社)、PEMULEN(Noveon社)等を使用することができる。
また、セルロース系高分子としては、例えば、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシエチルメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム、メチルヒドロキシプロピルセルロース等が挙げられる。
成分(A)の高分子増粘剤は、1種以上を用いることができ、全組成中に0.1〜2質量%、特に0.2〜1質量%含有するのが、使用時ののびが良好でありながら保形性を維持する点から好ましい。
本発明で用いる成分(B)の非イオン界面活性剤としては、通常の化粧料に用いられるものであれば特に制限されず、例えば、ポリオキシエチレンアルキルエーテル類、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油類、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル類、ソルビタン脂肪酸エステル類、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル類、ポリオキシエチレンソルビット脂肪酸エステル類、ポリグリセリン脂肪酸エステル類、アルキルグリセリンエーテル類、グリセリン脂肪酸エステル類、ポリオキシエチレンコレステリルエーテル類、アルキルポリグルコシド類、ショ糖脂肪酸エステル類、アミンオキシド類等が挙げられる。
これらのうち、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油類、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル類、ポリグリセリン脂肪酸エステル類が好ましい。
成分(B)の非イオン界面活性剤は、1種以上を用いることができ、全組成中に0.1〜10質量%、特に0.2〜5質量%含有するのが、皮膚への塗布性およびスキンケア効果の双方が優れているので好ましい。
成分(C)の保湿剤としては、多価アルコール、油剤が好ましい。
多価アルコールとしては、例えば、エチレングリコール、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、トリエチレングリコール、ヘキシレングリコール、ポリエチレングリコール、エトキシジグリコール、グリセリン等が挙げられる。
これらのうち、使用感の観点から、特に、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリエチレングリコール(分子量200〜100万)、エトキシジグリコール、グリセリンが好ましい。
また、油剤としては、通常の化粧料に用いられるものであれば特に制限されないが、例えば、炭化水素油、動植物油、エステル油、高級脂肪酸、高級アルコール、シリコーン油、リン脂質、スフィンゴシン誘導体等が挙げられる。
これらのうち、流動パラフィン、スクワラン等の炭化水素油;ジメチルポリシロキサン等のシリコーン油が好ましい。
成分(C)の保湿剤は、1種以上を用いることができ、全組成中に0.5〜20質量%、特に5〜10質量%含有するのが、スキンケア効果に優れながらもべたつき感の少ない使用感が得られるので好ましい。
成分(D)の黄花菜は、ユリ科のショウヨウカンゾウ(Hemerocallis plicata Stepf(中薬大辞典,上海科学技術出版社及び小学館編,第1巻,株式会社小学館,昭和60年,p114))、ホンカンゾウ(Hemerocallis fulva L.(中薬大辞典,上海科学技術出版社及び小学館編,第1巻,株式会社小学館,昭和60年,p378))、ヤブカンゾウ(Hemerocallis fulva L.(中薬大辞典,上海科学技術出版社及び小学館編,第1巻,株式会社小学館,昭和60年,p381,p539))、マンシュウキスゲ(Hemerocallis flava L.(中薬大辞典,上海科学技術出版社及び小学館編,第1巻,株式会社小学館,昭和60年,p378,p539))、ホソバキスゲ(Hemerocallis minor Mill.(中薬大辞典,上海科学技術出版社及び小学館編,第1巻,株式会社小学館,昭和60年,p378,p539))及びこれら類縁植物を基原とする植物の花、蕾の総称である。
本発明において、「黄花菜」とは、これら一連の植物全てを包含するものである。好ましくは市場で流通している黄花菜の蕾をそのまま又は乾燥したもの(別名:金針菜)が用いられる。なお、乾燥は、植物の乾燥に通常用いられる方法が適用でき、例えば、天日、風、加熱又は凍結乾燥のいずれでもよい。
本発明で用いる黄花菜抽出物としては、上記「黄花菜」を、常温又は加温下にて抽出し、調製することにより得られる溶剤抽出液、その希釈液、その濃縮液又はその乾燥物が挙げられる。
本発明において、黄花菜抽出物の抽出方法としては、例えば、浸漬、煎出、浸出、還流抽出、超臨界抽出、超音波抽出、マイクロ波抽出等が挙げられる。
黄花菜抽出物を抽出するために用いる抽出溶剤は、極性溶剤又は非極性溶剤のいずれをも使用することができ、これらを混合して使用することができる。
極性溶剤としては、例えば、水、アルコール類、ケトン類;非極性溶剤としては、例えば、エステル類、鎖状及び環状エーテル、ポリエーテル類、炭化水素類、芳香族炭化水素類、ピリジン類、超臨界二酸化炭素及び油脂、ワックス、その他のオイル等が挙げられる。
アルコール類としては、例えば、メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール、プロピレングリコール、ブチレングリコール等が挙げられる。ケトン類としては、例えば、アセトン、メチルエチルケトン等が挙げられる。エステル類としては、例えば、酢酸メチル、酢酸エチル等が挙げられる。鎖状及び環状エーテルとしては、例えば、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテル等が挙げられる。ポリエーテル類としては、例えば、ポリエチレングリコール等が挙げられる。炭化水素類としては、例えば、ヘキサン、シクロヘキサン、石油エーテル等が挙げられる。芳香族炭化水素類としては、例えば、ベンゼン、トルエン等が挙げられる。
このうち、水或いはアルコール類の単独又は水−アルコール類混合液を用いるのが好ましく、より好ましくは水−アルコール類混合液、特に好ましくは水−メタノール或いは水−エタノール混合液である。水−アルコール類混合液の場合には、混合液に対するアルコールの混合割合(V/V)は、好ましくは0〜80%、より好ましくは0〜60%である。
抽出溶剤の使用量は、溶剤の種類によっても異なるが、好ましくは黄花菜乾燥物1質量部に対して1〜100質量部、より好ましくは5〜20質量部である。
また、抽出温度は、5〜70℃、好ましくは5〜50℃、より好ましくは10〜40℃である。抽出時間は、1時間〜30日間、好ましくは7〜14日間である。
上記黄花菜抽出物は、抽出・調製後液体のまま又は希釈して用いることもできるが、当該抽出物の液体を減圧濃縮、凍結濃縮若しくは膜濃縮又は風、加熱若しくは凍結乾燥し、濃縮物、ペースト状又は乾燥物(粉末)に調製して用いてもよい。
また、上記黄花菜抽出物は、さらに液々分配、固液分配、濾過膜、活性炭、吸着樹脂、イオン交換樹脂等の公知の技術によって不活性な夾雑物を除去したものを用いることが好ましい。さらに、必要に応じて脱臭、脱色等の処理を施してから用いても良い。
成分(D)の黄花菜又はその抽出物は、全組成中に、乾燥物換算量で0.005〜5質量%、特に0.05〜2質量%含有するのが好ましい。
成分(E)の水は、水溶性有効成分のキャリア剤としてはもちろんのこと、使用感、塗布性、さらには、製品の安定性に重要な役割を果たす。本発明において、水は、全組成中に、通常63〜99質量%、特に82〜95質量%含有するのが好ましい。
本発明のジェル状化粧料は、更に(F)カフェイン又はその塩を含有することができ、スキンケア効果及び痩身効果をより高めることができる。
カフェイン又はその塩としては、市販のものを用いてもよいが、コーヒー豆、緑茶葉、烏龍茶、紅茶及びマテ茶等のカフェイン含有率の高い植物から上記又は公知の抽出方法で抽出し、調製して得られた植物抽出物又は合成物でもよい。また、当該植物又はその抽出物をカフェイン供給源として用いてもよい。当該カフェインは、乾燥物、液体又はペースト状のいずれのものでもよい。
カフェインの塩としては、例えば、塩酸、硫酸等の鉱酸塩、酢酸、クエン酸等の有機酸塩等が挙げられる。
成分(F)のカフェイン又はその塩は、全組成中に、0.01〜0.5質量%、特に0.05〜0.2質量%含有するのが、発明の効果を維持しながら、安定性により優れるので好ましい。
本発明のジェル状化粧料は、更に(G)メントールを含有することができ、よりひきしめ感を感じることができる。
メントールは、全組成中に0.005〜1質量%含有するのが、ひきしめ感を感じることができる点から好ましく、特に0.05〜0.3質量%含有するのが、ひきしめ感及び清涼感を感じながら、安定性により優れる点から好ましい。
本発明のジェル状化粧料は、前記成分以外に、通常の化粧料に用いられる成分、例えば、防腐剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、金属イオン封鎖剤、色素、無機顔料、高分子粉体、香料などを含有することができる。
本発明のジェル状化粧料は、通常の方法により製造することができ、25℃における粘度が5000〜80000mPa・sであるのが、塗布時ののばしやすさ及び安定性により優れ、特に10000〜50000mPa・sであるのが、塗布時の液だれがなく、かつ広範囲にのばしやすく、かつ安定性に優れるので好ましい。粘度は、25℃において、ヘリカル粘度計(B8R型)により測定される。
製造例1(黄花菜抽出物の製造)
黄花菜(新和物産社)40gに50%(v/v)エタノール−水混合溶液400mLを加え、室温(20〜30℃)で7日間抽出した後、ろ過し、抽出液340mLを得た。この抽出液から溶媒を減圧留去し、乾燥物18.4gを得た。
実施例1〜10、比較例1〜9
表1及び表2に示す組成のジェル状化粧料を製造し、皮膚への塗布性、スキンケア効果及び肌のひきしめ効果を評価した。結果を表1及び表2に併せて示す。なお、カフェインは市販のもの(和光純薬工業社)を用いた。
(製造方法)
精製水に高分子増粘剤を分散させた後、多価アルコール及び黄花菜抽出物を添加して十分攪拌する。続いて、スクワランを含有する場合はこれを添加する。さらに、中和剤あるいは香料などを含む他の添加成分を十分に均一分散あるいは溶解できるように順次添加、攪拌して、ジェル状化粧料を得た。
(評価方法)
(1)皮膚への塗布性:
3名の専門パネルにより、各ジェル状化粧料について、前腕内側に一定量を塗布したときの、液だれ性、マッサージのしやすさを総合的に評価し、以下の5段階で判定した。結果を平均値で示した。
5:非常に良い。
4:良い。
3:どちらともいえない。
2:やや悪い。
1:悪い。
(2)スキンケア効果:
ジェル状化粧料0.2gを前腕内側の直径3cmの円内に均一に塗布し、塗布1時間後に水洗、乾燥させる。コルネオメーターCM825PC(COLOGNE製)により、水洗・乾燥後の皮膚コンダクタンスを測定した。処理前の皮膚コンダクタンスからの変化量(Δ皮膚コンダクタンス)から、以下の基準でスキンケア効果を評価した。この値が大きいほどスキンケア効果に優れる。
4:皮膚コンダクタンス値が極めて上昇(Δ皮膚コンダクタンス≧15)。
3:皮膚コンダクンタス値が上昇(15>Δ皮膚コンダクタンス≧5)。
2:皮膚コンダクンタス値がわずかに上昇(5>Δ皮膚コンダクタンス≧2)。
1:皮膚コンダクタンス値が変化しない(2>Δ皮膚コンダクタンス)。
(3)肌のひきしめ効果:
5名の専門パネルにより、各ジェル状化粧料をふくらはぎに1ヶ月間連用したときのひきしめ効果について、総合的に評価し、以下の4段階で判定した。結果を平均値で示した。
4:ひきしめ効果を強く感じる。
3:ひきしめ効果を感じる。
2:ひきしめ効果をわずかに感じる。
1:ひきしめ効果はなかった。
Figure 2008120730
Figure 2008120730
実施例11
以下に示す組成のジェル状化粧料を製造した。得られたジェル状化粧料について、実施例1〜10と同様にして、皮膚への塗布性、スキンケア効果及び肌のひきしめ効果を評価した。その結果、皮膚への塗布性:4.7、スキンケア効果:4、肌のひきしめ効果:3.6であった。
(組成)
(1)アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体
(ペムレンTR1、Noveon 社製) 1.0(質量%)
(2)L−アルギニン 0.3
(3)グリセリン 5.0
(4)架橋型メチルポリシロキサン
(KSG15、信越シリコーン社製) 2.0
(5)ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油
(エマノーンCH60、花王社製) 0.5
(6)エタノール 5.0
(7)メントール 0.3
(8)黄花菜抽出物(製造例1) 0.5
(9)カフェイン 0.2
(10)メチルパラベン 0.2
(11)精製水 バランス
(12)香料 適量
(製造方法)
成分(11)に成分(1)を分散させた後、成分(3)、(5)、(8)及び(9)を添加し、十分攪拌する。さらに、成分(4)を添加し、成分(7)及び(10)を成分(6)に溶解したものを添加し、均一に混合したのち、適量の水に溶解した成分(2)を添加する。最後に、成分(12)を添加し、均一混合して、ジェル状化粧料を得た。

Claims (3)

  1. 次の成分(A)、(B)、(C)、(D)及び(E):
    (A)高分子増粘剤、
    (B)非イオン界面活性剤、
    (C)保湿剤、
    (D)黄花菜又はその抽出物、
    (E)水
    を含有するジェル状化粧料。
  2. 更に、(F)カフェイン又はその塩を含有する請求項1記載のジェル状化粧料。
  3. 更に、(G)メントールを含有する請求項1又は2記載のジェル状化粧料。
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