JP2008120678A - 一酸化炭素選択酸化装置と水蒸気生成装置とのコンバインシステム並びに燃料改質装置システム - Google Patents
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Abstract
【課題】始動時に十分な量の水蒸気を迅速に得ると共に一酸化炭素を水素に優先して酸化する一酸化炭素選択酸化装置の温度を適正な温度に保持する。
【解決手段】燃料改質装置システム20のCO選択酸化部30を冷却する系統として、CO選択酸化部30の第1冷却通路34に接続され冷却水を水蒸気として取り出し可能な第1冷却系統40と、第2冷却通路36を含む循環管路に冷却媒体を循環させて冷却する第2冷却系統50とを備える。システムの始動時には、フラップ38により第1冷却通路34内の冷却水が熱量を多く受け取れるよう水素リッチガスの流路を変更し、冷却水を迅速に加熱して必要な量の水蒸気を迅速に取り出す。定常運転状態に至ったら、第2冷却系統50によりCO選択酸化部30を冷却し、その際の熱により水蒸気生成器60内の水を加熱して必要な量の水蒸気を安定して得る。
【選択図】図1
【解決手段】燃料改質装置システム20のCO選択酸化部30を冷却する系統として、CO選択酸化部30の第1冷却通路34に接続され冷却水を水蒸気として取り出し可能な第1冷却系統40と、第2冷却通路36を含む循環管路に冷却媒体を循環させて冷却する第2冷却系統50とを備える。システムの始動時には、フラップ38により第1冷却通路34内の冷却水が熱量を多く受け取れるよう水素リッチガスの流路を変更し、冷却水を迅速に加熱して必要な量の水蒸気を迅速に取り出す。定常運転状態に至ったら、第2冷却系統50によりCO選択酸化部30を冷却し、その際の熱により水蒸気生成器60内の水を加熱して必要な量の水蒸気を安定して得る。
【選択図】図1
Description
本発明は、一酸化炭素選択酸化装置およびこれと水蒸気生成装置とのコンバインシステム並びに燃料改質装置システムに関し、詳しくは、水素リッチガス中の一酸化炭素を水素に優先して酸化する一酸化炭素選択酸化装置および水素リッチガス中の一酸化炭素を水素に優先して酸化する一酸化炭素選択酸化装置と水蒸気を生成する水蒸気生成装置のコンバインシステム並びに炭化水素系の燃料を水蒸気改質により水素リッチガスを生成する改質器と一酸化炭素選択酸化装置とを備える燃料改質装置システムに関する。
従来、この種の一酸化炭素選択酸化装置としては、水素リッチガス中の一酸化炭素を選択的に酸化する触媒を保持する反応槽を、この反応槽内部に設けられた流路に冷却水を流すことによって冷却するものが提案されている(例えば、特開平7−185303号公報など)。この装置では、水素リッチガス中の一酸化炭素が主に酸化される反応槽の入り口付近に冷却水の流路が設けられており、この入り口付近を主に冷却することにより反応槽を触媒が活性化する温度領域に保持しようとしている。
また、従来の燃料改質装置としては、加温された水との接触により改質器に供給する空気や炭化水素系の燃料を加湿するものが提案されている(例えば、特開平10−330101号公報など)。この装置では、改質器に供給される水蒸気は、改質により得られる水素リッチガスを燃料として発電する燃料電池の冷却に用いた温水に空気を接触させて加湿することにより行なわれる。
しかしながら、こうした一酸化炭素選択酸化装置では、反応槽を均一な温度に保持するのが困難であるという問題があった。水素リッチガスの流量の変化に伴って反応槽における一酸化炭素の選択酸化反応に寄与する部位が変化するが、冷却水の流路が主に反応槽の入り口付近に設けられているため、この変化に対応することができない。
また、前述の燃料改質装置では、炭化水素系の燃料を改質するのに必要な十分な水蒸気を改質器に供給することができない場合を生じるという問題があった。燃料電池の冷却に用いられた温水は、例えば固体高分子型燃料電池の場合、燃料電池の動作温度が80℃程度であるため、加湿される空気は80℃における飽和水蒸気圧までしか加湿することができない。この80℃における飽和水蒸気圧では、炭化水素系の燃料としてメタンを想定した場合、水蒸気のメタンに対するモル比(水蒸気のモル数/メタンのモル数)は1.5程度しかなく、改質反応に必要十分な量に至らない。
なお、こうした問題に対して、少なくともその一部を解決するものとして、出願人は、冷却水を反応槽と熱交換可能な状態で保持すると共にこの冷却水を水蒸気として取り出し改質器に供給する装置を提案している(特願平8−355381号)。
本発明の一酸化炭素選択酸化装置は、反応槽の温度管理を適切に行なうことを目的の一つとする。本発明の一酸化炭素選択酸化装置は、始動時に迅速に適正な温度にすることを目的の一つとする。
本発明の燃料改質装置システムは、改質器に十分な水蒸気を供給することを目的の一つとする。また、本発明の燃料改質装置システムは、始動時の立ち上げを迅速に行なうことを目的の一つとする。さらに、本発明の燃料改質装置システムは、エネルギ効率の向上を目的の一つとする。
本発明の一酸化炭素選択酸化装置と水蒸気生成装置のコンバインシステムは、効率よく水蒸気を得ることを目的の一つとする。また、本発明の一酸化炭素選択酸化装置と水蒸気生成装置のコンバインシステムは、始動時に迅速に水蒸気を得ることを目的の一つとする。さらに、本発明の一酸化炭素選択酸化装置と水蒸気生成装置のコンバインシステムは、一酸化炭素を酸化する反応槽の温度を適正な温度にすることを目的の一つとする。
本発明の一酸化炭素選択酸化装置およびこれと水蒸気生成装置とのコンバインシステム並びに燃料改質装置システムは、上述の目的の少なくとも一部を達成するために以下の手段を採った。
本発明の一酸化炭素選択酸化装置は、水素リッチガス中の一酸化炭素を水素に優先して酸化する一酸化炭素選択酸化装置であって、前記酸化を行なう触媒が充填された反応槽を冷却する複数の冷却系統と、該複数の冷却系統による冷却を制御する冷却制御手段とを備えることを要旨とする。
この本発明の一酸化炭素選択酸化装置では、水素リッチガス中の一酸化炭素を水素に優先して酸化する触媒が充填された反応槽を複数の冷却系統によって冷却する。したがって、反応槽の冷却を多様化することができ、反応槽の状態に応じて的確な冷却を行なうことができる。
こうした本発明の一酸化炭素選択酸化装置において、前記複数の冷却系統は、各々異なる冷却媒体を用いて前記反応槽を冷却する冷却系統であるものとすることもできる。この態様の本発明の一酸化炭素選択酸化装置において、前記冷却制御手段は、該一酸化炭素選択酸化装置の始動時に前記複数の冷却系統のうちの第1の冷却系統により前記反応槽が冷却されるよう該複数の冷却系統を制御する手段であるものとしたり、更に、該一酸化炭素選択酸化装置の始動が終了した後、前記複数の冷却系統の前記第1の冷却系統とは異なる第2の冷却系統により前記反応槽が冷却されるよう該複数の冷却系統を制御する手段であるものとすることもできる。第1の冷却系統と第2の冷却系統を適当に設計することにより、始動時でも始動後でも反応槽を適正な温度とすることができる。
この第1の冷却系統と第2の冷却系統により反応槽を冷却する本発明の一酸化炭素選択酸化装置において、前記第1の冷却系統と前記第2の冷却系統は、前記反応槽内で熱交換可能な系統であるものとすることもできる。この態様の本発明の一酸化炭素選択酸化装置において、前記反応槽は、一方の面が前記水素リッチガスと熱交換可能に該水素リッチガスの流れに接触し、他面が相互に熱交換可能に密接した二層の冷却媒体の通路を備え、前記第1の冷却系統と前記第2の冷却系統は、前記二層の冷却媒体の通路に各冷却媒体を流して前記反応槽を冷却可能な系統であるものとすることもできる。こうすれば、第1の冷却系統でも第2の冷却系統でも反応槽を冷却できると共に相互に熱交換することもできる。
始動時に第1の冷却系統により反応槽を冷却する本発明の一酸化炭素選択酸化装置において、前記水素リッチガスの前記反応槽内の流路を変更可能な流路変更手段と、該流路変更手段による前記反応槽内の流路の変更を制御する流路変更制御手段とを備えるものとすることもできる。この態様の本発明の一酸化炭素選択酸化装置において、前記流路変更制御手段は、該一酸化炭素選択酸化装置を始動するとき、前記第1の冷却系統の冷却媒体と熱交換可能な前記反応槽内の流路に前記水素リッチガスが流れるよう前記流路変更手段を制御する手段であるものとしたり、前記流路変更制御手段は、該一酸化炭素選択酸化装置を始動するとき、前記第1の冷却系統の冷却媒体が前記水素リッチガスから多くの熱量を得るよう前記流路変更手段を制御する手段であるものとすることもできる。こうすれば、始動時に迅速に反応槽の温度を上げることができると共に、第1の冷却系統における熱交換を有効にすることができる。
こうした始動時に水素リッチガスの流路を変更する態様の本発明の一酸化炭素選択酸化装置において、前記流路変更制御手段は、該一酸化炭素選択酸化装置の始動が終了したとき、前記反応槽内のすべての流路に前記水素リッチガスが流れるよう前記流路変更手段を制御する手段であるものとすることもできる。こうすれば、反応槽全体で一酸化炭素の選択酸化反応を行なうことができる。
本発明の燃料改質装置システムは、炭化水素系の燃料を水蒸気改質により水素リッチガスを生成する改質器を備える燃料改質装置システムであって、前記改質器により生成される水素リッチガス中の一酸化炭素を水素に優先して酸化する前述のすべての態様を含む本発明の一酸化炭素選択酸化装置と、該一酸化炭素選択酸化装置が備える反応槽により生じる熱を用いて水蒸気を生成し、該生成した水蒸気を前記改質器に供給する水蒸気供給手段とを備えることを要旨とする。
この本発明の燃料改質装置システムでは、前述の本発明の一酸化炭素選択酸化装置の反応槽により生じる熱を用いて水蒸気を生成し、この生成した水蒸気を改質器に供給する。本発明の一酸化炭素選択酸化装置は、迅速に始動し、適正な温度に制御されるから、始動時には迅速に水蒸気を得て改質器に供給することができ、始動後は安定して水蒸気を得て改質器に供給することができると共に、熱効率を向上させることができる。
本発明の燃料改質装置システムにおいて、前記一酸化炭素選択酸化装置は始動時に第1の冷却系統により反応槽を冷却する装置であり、前記第1の冷却系統の冷却媒体は水であり、前記水蒸気供給手段は前記第1の冷却系統の冷却媒体である水を水蒸気として前記改質器に供給する手段であるものとすることもできる。こうすれば、熱交換による熱量のロスなどを少なくすることができると共に、迅速に水蒸気を得て改質器に供給することができる。この態様の本発明の燃料改質装置システムにおいて、前記改質器と前記一酸化炭素選択酸化装置との間に配置され該改質器からの水素リッチガスを冷却可能なガス冷却手段と、該燃料改質装置システムの始動のとき、前記改質器からの水素リッチガスの冷却を行なわないよう前記ガス冷却手段を制御する始動時制御手段とを備えるものとすることもできる。こうすれば、高温の水素リッチガスを一酸化炭素選択酸化装置に供給することができる。この結果、一酸化炭素選択酸化装置を迅速に加温することができると共に迅速に水蒸気を得て改質器に供給することができる。
また、本発明の燃料改質装置システムにおいて、前記一酸化炭素選択酸化装置は、始動後は第2の冷却系統により反応槽を冷却する装置であり、前記水蒸気供給手段は、前記第2の冷却系統との熱交換により水蒸気を生成する水蒸気生成手段を備え、該生成された水蒸気を前記改質器に供給する手段であるものとすることもできる。こうすれば、始動後は一酸化炭素選択酸化装置の第2の冷却系統との熱交換により水蒸気を得て改質器に供給することができる。水蒸気生成手段は、第2の冷却系統と熱交換を行なうものであるから、第2の冷却系統に如何なる冷却媒体をも用いることができる。
本発明の一酸化炭素選択酸化装置と水蒸気生成装置のコンバインシステムは、水素リッチガス中の一酸化炭素を水素に優先して酸化する一酸化炭素選択酸化装置と水蒸気を生成する水蒸気生成装置のコンバインシステムであって、前記酸化を行なう触媒が充填された反応槽を冷却水を用いて冷却可能な第1の冷却手段と、前記反応槽を水とは異なる冷却媒体を用いて冷却可能な第2の冷却手段と、前記第1の冷却手段の前記反応槽と熱交換後の冷却水を水蒸気として該第1の冷却手段から取り出し可能な水蒸気取出手段とを備えることを要旨とする。
この本発明の一酸化炭素選択酸化装置と水蒸気生成装置のコンバインシステムでは、水素リッチガス中の一酸化炭素を水素に優先して酸化する触媒が充填された反応槽を、冷却水を用いる第1の冷却手段と水とは異なる冷却媒体を用いる第2の冷却手段とによって冷却する。水蒸気取出手段が反応槽と熱交換後の冷却水を水蒸気として第1の冷却手段から取り出す。二つの冷却手段を備えるから、反応槽を適正な温度にして、一酸化炭素の選択酸化反応を効率よく行なうことができる。また、反応槽と熱交換後の冷却水を水蒸気として取り出すから、特別の装置なしで水蒸気を得ることができる。
本発明の一酸化炭素選択酸化装置と水蒸気生成装置のコンバインシステムにおいて、前記第2の冷却手段の冷却媒体と熱交換して水蒸気を生成する水蒸気生成手段を備えるものとすることもできる。こうすれば、第1の冷却手段によって反応槽を冷却しているときだけでなく、第2の冷却手段によって反応槽を冷却しているときも水蒸気を得ることができる。
こうした水蒸気生成手段を備える態様の本発明の一酸化炭素選択酸化装置と水蒸気生成装置のコンバインシステムにおいて、前記水蒸気生成手段の状態を検出する状態検出手段と、該検出された状態に基づいて前記第1の冷却手段と前記第2の冷却手段と前記水蒸気取出手段と前記水蒸気生成手段とを制御する制御手段とを備えるものとすることもできる。こうすれば、反応槽をより適切な温度に保持することができると共に、水蒸気を得ることができる。
この制御手段を備える態様の本発明の一酸化炭素選択酸化装置と水蒸気生成装置のコンバインシステムにおいて、前記制御手段は、前記状態検出手段により検出された前記水蒸気生成手段の状態が非定常状態であるとき、前記第1の冷却手段により前記反応槽を冷却すると共に前記水蒸気取出手段により該第1の冷却手段から水蒸気を取り出すよう該第1の冷却手段と該水蒸気取出手段とを制御する手段であるものとすることもできる。こうすれば、始動時に迅速に反応槽の温度を上げることができると共に迅速に水蒸気を得ることができる。この態様の本発明の一酸化炭素選択酸化装置と水蒸気生成装置のコンバインシステムにおいて、前記水素リッチガスの前記反応槽内の流路を変更可能な流路変更手段と、該コンバインシステムを始動するとき、前記第1の冷却手段の冷却水が前記水素リッチガスから多くの熱量を得るよう前記流路変更手段を制御する流路変更制御手段手段とを備えるものとすることもできる。こうすれば、より迅速に水蒸気を得ることができる。
また、制御手段を備える態様の本発明の一酸化炭素選択酸化装置と水蒸気生成装置のコンバインシステムにおいて、前記制御手段は、前記状態検出手段により検出された前記水蒸気生成手段の状態が定常状態であるとき、前記第2の冷却手段により前記反応槽を冷却すると共に前記水蒸気生成手段により水蒸気を生成するよう該第2の冷却手段と該水蒸気生成手段とを制御する手段であるものとすることもできる。こうすれば、反応槽を適正な状態に保持することができると共に水蒸気を得ることができる。
次に、本発明の実施の形態を実施例を用いて説明する。図1は、本発明の一実施例である燃料改質装置システム20の構成の概略を示す構成図である。図示するように実施例の燃料改質装置システム20は、炭化水素系の燃料を水素を含有する水素リッチガスに改質する改質器22と、改質器22からの水素リッチガスを冷却する熱交換器28と、水素リッチガス中の一酸化炭素を水素に優先して酸化するCO選択酸化部30と、CO選択酸化部30を冷却する第1冷却系統40と、同じくCO選択酸化部30を冷却する第2冷却系統50と、第2冷却系統50との熱交換により水蒸気を生成する水蒸気生成器60と、システム全体をコントロールする電子制御ユニット80とを備える。
改質器22は、炭化水素系の燃料としてのメタンと酸素を含有する酸素含有ガスとしての空気と水蒸気との供給を受けて次式(1)ないし式(3)の反応により水素リッチガスを生成するものであり、供給を受けたメタンと空気と水蒸気との混合ガスを加熱する加熱部24と、式(1)ないし式(3)の反応を行なう改質部26とを備える。メタンと空気と水蒸気との混合比は、例えば、空気は酸素のメタンに対するモル比[O2/CH4]が0.5となるように供給されると共に水蒸気は水のメタンに対するモル比[H2O/CH4]が2.0となるように供給されるよう調節されている。なお、各ガスの供給量や改質部26の温度は、電子制御ユニット80により制御されている。
CH4+(1/2)O2→2H2+CO+35.7kJ (1)
CH4+H2O→3H2+CO−206.2kJ (2)
CO+H2O→H2+CO2+41.2kJ (3)
CH4+H2O→3H2+CO−206.2kJ (2)
CO+H2O→H2+CO2+41.2kJ (3)
熱交換器28は、上述の反応が効率よく行なわれる600℃〜800℃の温度で運転される改質器22からの水素リッチガスを、CO選択酸化部30による一酸化炭素の選択酸化が効率よく行なわれる120℃〜170℃の温度に冷却する。熱交換器28は、こうした高温の水素リッチガスを熱交換により冷却するが、この水素リッチガスの流路を変更して熱交換せずに後段に供給することもできるようになっている。この場合、高温の水素リッチガスがCO選択酸化部30に供給されることになる。なお、熱交換器28による熱交換の有無は、電子制御ユニット80からの駆動信号により制御されるようになっている。
図2にCO選択酸化部30の内部の一部の構成を示す。図示するように、CO選択酸化部30は、酸素の存在下で水素リッチガス中の一酸化炭素を水素に優先して酸化する触媒、例えばルテニウムやロジウムなどの触媒が充填された複数の触媒充填部32a,32bと、この複数の触媒充填部32a,32bと積層される2層一組の第1冷却通路34および第2冷却通路36と、触媒充填部32bの水素リッチガスの入り口付近に設置された複数のフラップ38とを備える。触媒充填部32aと触媒充填部32bは一つおきに積層されており、触媒充填部32aの両積層面には第1冷却通路34が配置され、触媒充填部32bの両積層面には第2冷却通路36が配置されている。したがって、触媒充填部32aは第1冷却通路34を介して冷却され、触媒充填部32bは第2冷却通路36を介して冷却されるようになっている。複数のフラップ38は、その開閉により触媒充填部32bへの水素リッチガスの供給を司る。即ち、フラップ38を開とすると、図2の状態となって触媒充填部32bへの水素リッチガスの導入を阻害し、フラップ38を閉とすると、図2の波線の状態となって触媒充填部32bへの水素リッチガスの導入の阻害を解除する。なお、CO選択酸化部30での一酸化炭素の酸化に必要な酸素は、図1に示すように、ブロワ29によりCO選択酸化部30に供給される水素リッチガスに導入されるようになっている。
第1冷却系統40は、CO選択酸化部30の第1冷却通路34に接続された第1冷却管42を備え、この第1冷却管42には水タンク66から水供給管68を介して水が供給されるようになっている。この第1冷却管42の水供給管68の接続部付近には、第1冷却管42への水の供給を司る電磁弁44が取り付けられている。また、第1冷却通路34の他端に接続された接続管43は、水蒸気供給管72に接続されており、接続管43には減圧弁と開閉弁とを兼ねる減圧開閉弁46が取り付けられている。水蒸気供給管72は、熱交換器28で熱交換して改質器22の加熱部24に接続されている。したがって、水タンク66から供給された水は、CO選択酸化部30の第1冷却通路34で水素リッチガスとの熱交換により加熱され、電磁弁46によって減圧されて水蒸気となり、水蒸気供給管72を通って加熱部24に供給される。
第2冷却系統50は、CO選択酸化部30の第2冷却通路36に接続されて循環管路を形成する循環形成管路52と、この循環形成管路52に熱交換媒体としてのオイルを循環させる循環ポンプ54と、循環形成管路52に接続され水蒸気生成器60内の水を熱交換により加熱すると共にオイルを冷却する水過熱管56と、循環管路のオイルの不足を補うオイルが貯蔵されたオイルタンク58とを備える。したがって、第2冷却系統50は、水蒸気生成器60で冷却された熱交換媒体としてのオイルと水素リッチガスとを第2冷却通路36で熱交換することによりCO選択酸化部30を冷却する。これを見方を変えれば、第2冷却系統50は、第2冷却通路36で水素リッチガスとの熱交換により加熱された熱交換媒体としてのオイルにより水蒸気生成器60内の水を加熱するものといえる。なお、第2冷却系統50で用いられる熱交換媒体としてのオイルは、ガスタービンオイルなど比較的高温でも組成の変化しないものが用いられる。
水蒸気生成器60は、加圧水を蓄える加圧タンクとして構成されており、内部に蓄えられた水は、前述したように水過熱管56により加熱される。水蒸気生成器60は、接続管61と水供給管68とにより水タンク66に接続されている。接続管61には、水タンク66からの水の水蒸気生成器60への供給を司る電磁弁62が設けられている。水蒸気生成器60で生じる水蒸気は、水蒸気供給管72に取り付けられた減圧弁と開閉弁とを兼ねる減圧開閉弁74により減圧されて改質器22の加熱部24に供給されるようになっている。なお、水蒸気生成器60や第1冷却通路34に水タンク66からの水を供給するために、水供給管68には加圧ポンプ70が取り付けられている。
電子制御ユニット80は、CPU82を中心として構成されたワンチップマイクロプロセッサとして構成されており、処理プログラムを記憶したROM84と、一時的にデータを記憶するRAM86と、各種信号の入出力を行なう入出力ポート88とを備える。この電子制御ユニット80には、改質器22の運転状態を示す温度やガスの流量等の検出信号や、CO選択酸化部30に取り付けられた温度センサ39からのCO選択酸化部30の温度Tco,水蒸気生成器60に取り付けられた温度センサ64により検出される水温Tw,同じく水蒸気生成器60に取り付けられた水位計65により検出される内部の水位Hwなどが入出力ポート88を介して入力されている。また、電子制御ユニット80からは、改質器22への駆動信号や熱交換器28への駆動信号,ブロワ29への駆動信号,減圧開閉弁46,74のアクチュエータ47,75への駆動信号,電磁弁44,62のアクチュエータ45,63への駆動信号,循環ポンプ54や加圧ポンプ70への駆動信号などが入出力ポート80を介して出力されている。
次に、こうして構成された実施例の燃料改質装置システム20の動作、特に燃料改質装置システム20の始動時の動作について説明する。図3は、実施例の電子制御ユニット80により実行される始動時処理ルーチンの一例を示すフローチャートである。このルーチンは、実施例の燃料改質装置システム20が始動されるときに実行される。
本ルーチンが実行されると、CPU82は、まず熱交換器28による熱交換を停止すると共に(ステップS100)、フラップ38を開いて第2冷却通路36を介して冷却される触媒充填部32bへの水素リッチガスの導入を阻害する処理を実行する(ステップS102)。熱交換器28の熱交換の停止は、具体的には、電子制御ユニット80の入出力ポート88から熱交換器28に駆動信号を出力することにより行なう。こうした処理によりCO選択酸化部30の触媒充填部32aには、改質器22からの高温の水素リッチガスが導入されることになる。
そして、温度センサ64により検出されるCO選択酸化部30の温度Tcoを読み込み(ステップS104)、読み込んだ温度Tcoが閾値Tr1以上となるのを待つ(ステップS106)。ここで、閾値Tr1は、CO選択酸化部30の冷却を開始するための閾値として設定されるものであり、CO選択酸化部30の定常運転温度やこれより若干低い温度、あるいは若干高い温度に設定される。
CO選択酸化部30の温度Tcoが閾値Tr1以上となると、第1冷却系統40による冷却を開始する処理を実行すると共に(ステップS108)、水蒸気生成器60内の水の加熱を開始する処理を実行する(ステップS110)。第1冷却系統40の冷却の開始は、具体的には、電磁弁44を開弁すると共に加圧ポンプ70を駆動して第1冷却管42内の水を加圧し、第1冷却通路34内で加熱された水が所定の圧力の水蒸気となるよう減圧開閉弁46を調節することにより行なう。第1冷却通路34内の水は、加圧ポンプ70により加圧されているから、CO選択酸化部30の温度Tco(定常運転温度の120℃〜170℃)となっても気化せずに液体状態を保つが、減圧開閉弁46によって減圧されて水蒸気として水蒸気供給管72に噴出する。この第1冷却通路34内の水の加熱は、熱交換器28による熱交換を停止すると共にフラップ38を開くことによって高温の水素リッチガスが触媒充填部32aにのみ流されることから、極めて迅速に行なわれる。この結果、CO選択酸化部30の温度Tcoが閾値Tr1になった直後から、第1冷却系統40による水蒸気の供給を行なうことができる。一方、水蒸気生成器60内の水の加熱の開始は、具体的には、循環ポンプ54を駆動して循環管路内のオイルを循環させることにより行なう。このとき、第2冷却通路36を介して熱交換する触媒充填部32bには高温の水素リッチガスは導入されていないから、第2冷却通路36内のオイルの熱交換は第1冷却通路34内の冷却水と行なわれる。即ち、第1冷却通路34の冷却水との熱交換により第2冷却通路36のオイルは加熱されるのである。したがって、第1冷却通路34内の冷却水の水温を低くしないようにオイルの循環量を少なくするために、循環ポンプ54の回転数は低く抑えられている。なお、水蒸気生成器60内の水の加熱の開始は、水蒸気生成器60内の水位Hwが所定水位Hrとなるよう接続管61に設けられた電磁弁62の図示しないルーチンによる開閉制御も同時に開始される。
次に、温度センサ64により検出される水蒸気生成器60の水温Twと水位計65により検出される水蒸気生成器60の水位Hwとを読み込み(ステップS112)、水温Twが閾値Tr2以上になると共に水位Hwが所定水位Hrになるまで待機する(ステップS114,S116)。ここで、閾値Tr2は、定常運転される水蒸気生成器60内の水の温度やこれより若干低い温度として設定されるものである。
水温Twが閾値Tr2以上になると共に水位Hwが所定水位Hrになると、フラップ38を閉じて触媒充填部32bにも水素リッチガスが導入されるようにすると共に(ステップS118)、熱交換器28による水素リッチガスの冷却を開始し(ステップS120)、第2冷却系統50による冷却を開始する処理を実行する(ステップS122)。第2冷却系統50による冷却の開始は、具体的には、低回転で駆動されていた循環ポンプ54を定常運転時の回転数で運転することにより行なう。
そして、所定時間経過するのを待って(ステップS124)、減圧開閉弁74を調節することによって水蒸気生成器60からの水蒸気の供給を開始すると共に(ステップS126)、第1冷却系統40による冷却を停止して(ステップS128)、本ルーチンを終了する。ここで、所定時間は、水蒸気生成器60が十分な水蒸気を生成することができる定常運転状態になるのに必要な時間として設定されるものである。第1冷却系統40の冷却の停止は、減圧開閉弁46と電磁弁44とを閉弁することにより行なわれる。第1冷却系統40による冷却が停止されても、第1冷却通路34はその圧力が保たれるから、内部で気泡は生じない。また、触媒充填部32aは、熱伝導により第1冷却通路34を介して第2冷却通路36によって冷却される。即ち、第1冷却通路34に対流する冷却水が触媒充填部32aの熱を熱伝導により第2冷却通路36のオイルに伝達することにより触媒充填部32aを冷却するのである。
図4は、図3の始動時処理ルーチンを実行して実施例の燃料改質装置システム20を始動したときの各部の様子を時系列で例示するタイムチャートである。図示するように、実施例の燃料改質装置システム20の始動が時間t1で開始されると、改質器22からの高温の水素リッチガスがCO選択酸化部30の触媒充填部32aに直接導入されることによりCO選択酸化部30の温度Tcoは急激に上昇する。CO選択酸化部30の温度Tcoが閾値Tr1になる時間t2では、第1冷却系統40による冷却が開始されると共に水蒸気生成器60の加熱も開始される。このとき、第1冷却通路34内の冷却水は既にCO選択酸化部30の定常運転温度である閾値Tr1になっているから、減圧開閉弁46から直ちに水蒸気が水蒸気供給管72を介して加熱部24に供給される。また、水蒸気生成器60の水温Twや水位Hwも上昇し始める。水蒸気生成器60の水温Twが閾値Tr2になると共に水位Hwが所定水位Hrになる時間t3では、第2冷却系統50による冷却が開始されると共にフラップ38が閉じられて触媒充填部32bにも高温の水素リッチガスが導入されるようになる。そして、所定時間経過した時間t4では、第1冷却系統40による冷却が停止されると共に、水蒸気生成器60により生成される水蒸気の加熱部24への供給が開始され、定常運転となる。
以上説明した実施例の燃料改質装置システム20によれば、CO選択酸化部30が第1冷却系統40と第2冷却系統50からなる2つの冷却系統を備え、始動時には第1冷却系統40のみによりCO選択酸化部30を冷却することにより、改質器22に供給すべき十分な水蒸気を迅速に得ることができる。しかも、熱交換器28による熱交換を停止したり、フラップ38により水素リッチガスの流路を変更して第1冷却系統40における熱交換の効率を高くするから、より迅速に水蒸気を得ることができる。また、実施例の燃料改質装置システム20によれば、始動が終了して定常運転状態になると、第2冷却系統50によりCO選択酸化部30を冷却すると共に第2冷却系統50と熱交換して水蒸気生成器60により十分な水蒸気を生成するから、エネルギ効率よく十分な量の水蒸気を改質器22に供給することができる。さらに、第1冷却系統40と第2冷却系統50とを密着した2層の相互に熱交換可能な通路として構成したから、システムの始動時でも定常運転に至った後も円滑にCO選択酸化部30を冷却することができる。もとより、フラップ38を閉じて触媒充填部32bにも水素リッチガスを導入するから、効率よく水素リッチガス中の一酸化炭素を水素に優先して酸化することができる。また、熱交換器28により熱交換して適温の水素リッチガスをCO選択酸化部30に供給するから、CO選択酸化部30をより効率よく運転することができる。さらに、熱交換器28により水蒸気を加温して改質器22に供給するから、エネルギ効率を向上させることができる。
実施例の燃料改質装置システム20では、第1冷却系統40と第2冷却系統50の2つの冷却系統によりCO選択酸化部30を冷却するものとしたが、3つ以上の冷却系統によりCO選択酸化部30を冷却するものとしてもよい。また、実施例の燃料改質装置システム20では、第1冷却系統40と第2冷却系統50とが第1冷却通路34と第2冷却通路36とにより熱交換可能に構成したが、熱交換しないものとして構成してもよい。さらに、実施例の燃料改質装置システム20では、開閉することにより水素リッチガスの触媒充填部への導入を変更可能なフラップ38を備えたが、水素リッチガスの触媒充填部への導入を変更できれば、如何なる機構によって行なうものとしてもよい。また、実施例の燃料改質装置システム20では、フラップ38を備え、その始動時には触媒充填部32aにのみ水素リッチガスを導入するようにしたが、フラップ38を備えず、始動時も定常運転時と同様に水素リッチガスをすべての触媒充填部に導入するものとしてもよい。実施例の燃料改質装置システム20では、炭化水素系の燃料としてメタンを用いたが、メタン以外の炭化水素系の燃料、例えば、エタンやエチレンなどの他の炭化水素やアルコールなどを用いるものとしてもよい。
この実施例の燃料改質装置システム20が備えるCO選択酸化部30や第1冷却系統40や第2冷却系統50は、本発明の一酸化炭素選択酸化装置の一実施例を構成する。この実施例によれば、2つの冷却系統を備えることにより、CO選択酸化部30の始動時には迅速に温度を上昇させることができると共に、定常運転状態に至った後は、安定して触媒が活性な温度に保持することができる。この結果、CO選択酸化部30を素早く始動して効率よく一酸化炭素を水素に優先して酸化することができる。しかも、始動時にはフラップ38を開いて触媒充填部32aにのみ高温の水素リッチガスを導入するものとしたから、より迅速にCO選択酸化部30の温度を上昇させることができる。また、始動の終了後はフラップ38を閉じて触媒充填部32bにも水素リッチガスを導入して一酸化炭素を酸化するから、水素リッチガス中の一酸化炭素の濃度をより低減することができる。
実施例では、CO選択酸化部30や第1冷却系統40,第2冷却系統50を燃料改質装置システム20の構成として用いたが、燃料改質装置システム以外のシステムに用いるものとしてもよい。この場合、第1冷却系統40は、冷却水以外の冷却媒体、例えばアルコールやオイルなどを用いるものとしてもよい。さらに、実施例では、第1冷却系統40は水蒸気を取り出すものとして構成したが、燃料改質装置システムの一構成としないときには、水蒸気を取り出さないものとしてもよい。この場合、第2冷却系統50と同様に冷却水の循環管路を形成するものとしてもよい。さらに、実施例では、2つの冷却系統を備えるものとして構成したが、3つ以上の冷却系統を備えるものとしても差し支えない。
また、実施例の燃料改質装置システム20が備えるCO選択酸化部30や第1冷却系統40,第2冷却系統50,水蒸気生成器60は、本発明の一酸化炭素選択酸化装置と水蒸気生成装置のコンバインシステムの一実施例を構成する。この実施例のコンバインシステムによれば、始動時には第1冷却系統40により十分な量の水蒸気を迅速に得ることができると共に、始動が終了した後は第2冷却系統50によりCO選択酸化部30の温度を適正な温度に保持しながら水蒸気生成器60から十分な量の水蒸気を得ることができる。しかも、始動時にはフラップ38を開いて触媒充填部32aにのみ高温の水素リッチガスを導入するものとしたから、より迅速に第1冷却系統40から水蒸気を得ることができる。また、始動が終了したら、フラップ38を閉じて触媒充填部32bにも水素リッチガスを導入して一酸化炭素を酸化するから、水素リッチガス中の一酸化炭素の濃度をより低減することができると共に、水蒸気生成器60から安定して十分な量の水蒸気を得ることができる。
実施例のコンバインシステムでは、CO選択酸化部30や第1冷却系統40,第2冷却系統50,水蒸気生成器60を燃料改質装置システム20の構成として用いたが、燃料改質装置システム以外のシステムに用いるものとしてもよい。また、実施例のコンバインシステムでは、2つの冷却系統を備えたが、3つ以上の冷却系統を備えるものとしてもよい。
以上、本発明の実施の形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
20 燃料改質装置システム、22 改質器、24 加熱部、26 改質部、28 熱交換器、30 CO選択酸化部、34 第1冷却通路、36 第2冷却通路、38 フラップ、39 温度センサ、40 第1冷却系統、42 第1冷却管、43 接続管、44,62 電磁弁、45,47,63,75 アクチュエータ、46,74 減圧開閉弁、50 第2冷却系統、52 循環形成管路、54 循環ポンプ、56 水過熱管、58 オイルタンク、60 水蒸気生成器、61 接続管、64 温度センサ、65 水位計、66 水タンク、68 水供給管、70 加圧ポンプ、72 水蒸気供給管、80 電子制御ユニット、82 CPU、84 ROM、86 RAM、88 入出力ポート。
Claims (20)
- 水素リッチガス中の一酸化炭素を水素に優先して酸化する一酸化炭素選択酸化装置であって、
前記酸化を行なう触媒が充填された反応槽を冷却する複数の冷却系統と、
該複数の冷却系統による冷却を制御する冷却制御手段と
を備える一酸化炭素選択酸化装置。 - 前記複数の冷却系統は、各々異なる冷却媒体を用いて前記反応槽を冷却する冷却系統である請求項1記載の一酸化炭素選択酸化装置。
- 前記冷却制御手段は、該一酸化炭素選択酸化装置の始動時に前記複数の冷却系統のうちの第1の冷却系統により前記反応槽が冷却されるよう該複数の冷却系統を制御する手段である請求項2記載の一酸化炭素選択酸化装置。
- 前記冷却制御手段は、該一酸化炭素選択酸化装置の始動が終了した後、前記複数の冷却系統の前記第1の冷却系統とは異なる第2の冷却系統により前記反応槽が冷却されるよう該複数の冷却系統を制御する手段である請求項3記載の一酸化炭素選択酸化装置。
- 前記第1の冷却系統と前記第2の冷却系統は、前記反応槽内で熱交換可能な系統である請求項4記載の一酸化炭素選択酸化装置。
- 請求項5記載の一酸化炭素選択酸化装置であって、
前記反応槽は、一方の面が前記水素リッチガスと熱交換可能に該水素リッチガスの流れに接触し、他面が相互に熱交換可能に密接した二層の冷却媒体の通路を備え、
前記第1の冷却系統と前記第2の冷却系統は、前記二層の冷却媒体の通路に各冷却媒体を流して前記反応槽を冷却可能な系統である
一酸化炭素選択酸化装置。 - 請求項3ないし6いずれか記載の一酸化炭素選択酸化装置であって、
前記水素リッチガスの前記反応槽内の流路を変更可能な流路変更手段と、
該流路変更手段による前記反応槽内の流路の変更を制御する流路変更制御手段と
を備える一酸化炭素選択酸化装置。 - 前記流路変更制御手段は、該一酸化炭素選択酸化装置を始動するとき、前記第1の冷却系統の冷却媒体と熱交換可能な前記反応槽内の流路に前記水素リッチガスが流れるよう前記流路変更手段を制御する手段である請求項7記載の一酸化炭素選択酸化装置。
- 前記流路変更制御手段は、該一酸化炭素選択酸化装置を始動するとき、前記第1の冷却系統の冷却媒体が前記水素リッチガスから多くの熱量を得るよう前記流路変更手段を制御する手段である請求項7記載の一酸化炭素選択酸化装置。
- 前記流路変更制御手段は、該一酸化炭素選択酸化装置の始動が終了したとき、前記反応槽内のすべての流路に前記水素リッチガスが流れるよう前記流路変更手段を制御する手段である請求項8または9記載の一酸化炭素選択酸化装置。
- 炭化水素系の燃料を水蒸気改質により水素リッチガスを生成する改質器を備える燃料改質装置システムであって、
前記改質器により生成される水素リッチガス中の一酸化炭素を水素に優先して酸化する請求項1ないし10いずれか記載の一酸化炭素選択酸化装置と、
該一酸化炭素選択酸化装置が備える反応槽により生じる熱を用いて水蒸気を生成し、該生成した水蒸気を前記改質器に供給する水蒸気供給手段と
を備える燃料改質装置システム。 - 請求項11記載の燃料改質装置システムであって、
前記一酸化炭素選択酸化装置は、請求項3または請求項3に従属のいずれかの一酸化炭素選択酸化装置であり、
前記第1の冷却系統の冷却媒体は水であり、
前記水蒸気供給手段は、前記第1の冷却系統の冷却媒体である水を水蒸気として前記改質器に供給する手段である
燃料改質装置システム。 - 請求項12記載の燃料改質装置システムであって、
前記改質器と前記一酸化炭素選択酸化装置との間に配置され、該改質器からの水素リッチガスを冷却可能なガス冷却手段と、
該燃料改質装置システムの始動のとき、前記改質器からの水素リッチガスの冷却を行なわないよう前記ガス冷却手段を制御する始動時制御手段と
を備える燃料改質装置システム。 - 請求項11ないし13いずれか記載の燃料改質装置システムであって、
前記一酸化炭素選択酸化装置は、請求項4または請求項4に従属のいずれかの一酸化炭素選択装置であり、
前記水蒸気供給手段は、前記第2の冷却系統との熱交換により水蒸気を生成する水蒸気生成手段を備え、該生成された水蒸気を前記改質器に供給する手段である
燃料改質装置システム。 - 水素リッチガス中の一酸化炭素を水素に優先して酸化する一酸化炭素選択酸化装置と水蒸気を生成する水蒸気生成装置のコンバインシステムであって、
前記酸化を行なう触媒が充填された反応槽を冷却水を用いて冷却可能な第1の冷却手段と、
前記反応槽を水とは異なる冷却媒体を用いて冷却可能な第2の冷却手段と、
前記第1の冷却手段の前記反応槽と熱交換後の冷却水を水蒸気として該第1の冷却手段から取り出し可能な水蒸気取出手段と
を備えるコンバインシステム。 - 前記第2の冷却手段の冷却媒体と熱交換して水蒸気を生成する水蒸気生成手段を備える請求項15記載のコンバインシステム。
- 請求項16記載のコンバインシステムであって、
前記水蒸気生成手段の状態を検出する状態検出手段と、
該検出された状態に基づいて前記第1の冷却手段と前記第2の冷却手段と前記水蒸気取出手段と前記水蒸気生成手段とを制御する制御手段と
を備えるコンバインシステム。 - 前記制御手段は、前記状態検出手段により検出された前記水蒸気生成手段の状態が非定常状態であるとき、前記第1の冷却手段により前記反応槽を冷却すると共に前記水蒸気取出手段により該第1の冷却手段から水蒸気を取り出すよう該第1の冷却手段と該水蒸気取出手段とを制御する手段である請求項17記載のコンバインシステム。
- 請求項18記載のコンバインシステムであって、
前記水素リッチガスの前記反応槽内の流路を変更可能な流路変更手段と、
該コンバインシステムを始動するとき、前記第1の冷却手段の冷却水が前記水素リッチガスから多くの熱量を得るよう前記流路変更手段を制御する流路変更制御手段手段と
を備えるコンバインシステム。 - 前記制御手段は、前記状態検出手段により検出された前記水蒸気生成手段の状態が定常状態であるとき、前記第2の冷却手段により前記反応槽を冷却すると共に前記水蒸気生成手段により水蒸気を生成するよう該第2の冷却手段と該水蒸気生成手段とを制御する手段である請求項17ないし19いずれか記載のコンバインシステム。
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| JP10905199A Division JP4099895B2 (ja) | 1999-04-16 | 1999-04-16 | 一酸化炭素選択酸化装置 |
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| JP2013173101A (ja) * | 2012-02-24 | 2013-09-05 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 化学反応器 |
| RU2667280C1 (ru) * | 2016-07-04 | 2018-09-18 | Тойота Дзидося Кабусики Кайся | Устройство для генерирования тепла и водорода |
-
2007
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