JP2008120388A - クローラの構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は走行車両の走行部に供せられるクローラの改良に関する。
【解決手段】ゴム弾性体と、このゴム弾性体中に走行方向に直角に埋設された芯金と、外周面にゴムラグが前記芯金と対応して形成されたクローラであって、芯金の幅端を内周側に連続的に曲げて芯金の幅端の外周面を湾曲させたクローラの構造。1‥芯金、2、3‥翼部、4‥ゴム弾性体、5‥スチールコード、6、7‥翼部の先端、8‥翼部の先端の外周面、9、10‥肉盛部、14‥ゴムラグ、15、16‥ゴムラグの両端。
【選択図】図1
【解決手段】ゴム弾性体と、このゴム弾性体中に走行方向に直角に埋設された芯金と、外周面にゴムラグが前記芯金と対応して形成されたクローラであって、芯金の幅端を内周側に連続的に曲げて芯金の幅端の外周面を湾曲させたクローラの構造。1‥芯金、2、3‥翼部、4‥ゴム弾性体、5‥スチールコード、6、7‥翼部の先端、8‥翼部の先端の外周面、9、10‥肉盛部、14‥ゴムラグ、15、16‥ゴムラグの両端。
【選択図】図1
Description
本発明は走行車両の走行部に供せられるクローラの構造の改良に関する。
近年、建設機械や土木作業機械の走行部として無端状のゴム弾性体中に一定ピッチをもって芯金が埋設され、芯金を外囲いして周方向の引っ張り補強のためのスチールコードが埋設されたいわゆるゴムクローラと、リンクとリンクに取り付けられる鉄製履帯によって構成される鉄シュークローラが広く用いられており、特に鉄シュークローラにおいては鉄製履帯に替えてゴムシューが装着されて道路上を走行することが行われている。
本発明では以下ゴムクローラ及びゴムシューをまとめてクローラと称するが、かかるクローラは特に走行路上の石等の突起物や歩道の縁石に乗り上げた際にはクローラ中に埋設された芯金の幅端とこの小石との間にゴムがはさまれて剪断力が強く働き、これが繰り返されるとここにゴムが芯金の幅端に沿ってクラックが入ってしまい、耐久性が劣ることとなる。
図3はこの状態を示す図であり、クローラ30が小石31上に乗り上げた場合には芯金32の幅端33がエッジとなり、ゴム34はこのエッジに向かってクラックaが発生することになってしまう。この現象は前記したゴムクローラであってもゴムシューであっても同様であり、ゴム中に埋設された芯金に対して同じようにクラックの発生が起こる。
本発明はこの芯金の幅部に起因して発生するクラックを防止することを目的としたものであり、芯金の幅部に工夫をこらしたものである。
本発明は以上の課題を解決するためになされたものであって、その要旨は、ゴム弾性体と、このゴム弾性体中に走行方向に直角に埋設された芯金と、外周面にゴムラグが前記芯金と対応して形成されたクローラの構造であって、芯金の幅端を内周側に曲げて芯金の幅端の外周面を湾曲させ、且つ芯金の幅端の湾曲した先端の内周側に肉盛部を形成したことを特徴とするクローラの構造であって、好ましくは、芯金の先端部を覆うゴム隆起部を形成したものである。また、好ましくは、ゴムラグの幅端の外周面は、芯金の幅端の外周面に対向する形状としたものである。
本発明は以上のような構造を有するクローラの構造であって、クローラ幅端部に大きな歪が加わった場合でも芯金に対して一個所にその歪が集中することがなく、この結果クローラの寿命が著しく高められたものである。
本発明のクローラの構造にあって、芯金の幅端を内周側に連続的に曲げ、ゴムクローラの幅端近くまで芯金を埋設したので、クローラが石等の突起物や歩道の縁石に乗り上げても芯金端部でのゴムが内周側へ曲がるという変形が少なく、このためクローラ幅端部への歪集中が少なくなる。又、この芯金の外周面が湾曲した分だけ接地側のゴム部の厚さが厚くなるものであり、これによっても歪が吸収できることとなったものである。更に、この曲げられた芯金の先端の特に内周側を円味をもった肉盛部とすることによって芯金端部でのゴムの内周側への変形をより小さくでき更に効果を発揮できることになる。
本発明のクローラは前記したように無端状のゴムクローラに埋設した芯金に適用できるだけでなく、鉄シュー単独或いは複数の鉄シューにまたがるゴムシューの鉄シューとの結合に供される芯金にも適用できることは言うまでもない。
尚、本発明で言う芯金の外周面の湾曲とは必ずしも一つの曲線である必要はなく、複数の曲線又は複数の直線をもって全体として湾曲状とされていることも含むことは言うまでもなく、外周面を湾曲させたことによって歪の始点がより内側となりかつこれを分散できることとなったものである。
以下、本発明のクローラを図面をもって更に詳細に説明する。図1はゴムクローラに適用した幅方向における断面図である。図は芯金1が埋設された部位での断面図であり、芯金1の翼部2、3がゴム弾性体4中に埋設され、この翼部2、3を外囲いしてスチールコード5が埋設されている。
そして翼部2、3の先端6、7が内周側に曲げられてその外周面8を湾曲させたものであり、更にこの先端6、7において内周側に肉盛部9、10が形成されたものである。図中、符号11、12は芯金1の中央部13をはさんで形成された角部であり、図示しないトラックローラやスプロケット、アイドラー等の外れ防止機能をもたらすものである。尚、芯金1の中央部13はスプロケットとの係合部である。
そして、ゴム弾性体4の外周側にゴムラグ14が備えられたものであり、この例では芯金1の湾曲に対応してゴムラグの両端15、16をこれ又湾曲させた形状としたものである。勿論、点線で示すようにゴムラグの両端15、16を左右に長く張り出させることもできることは言うまでもない。
このため、ゴムクローラや小石等に乗り上げた際にも芯金1の先端6、7の外周面8が湾曲していることから、ゴムに加わる歪が集中せずクラックの発生が低減されることとなったものである。
尚、芯金1の先端6、7を覆ってゴムクローラの内周にゴム隆起部を形成したが、これはゴムクローラの内周面に芯金1の先端6、7が露出しないようにしたものであり、これはゴムクローラの長さ方向に沿って全長にわたって形成してもよく、芯金1の先端6、7に対応した部位のみにこれを形成してもよい。
図2は本発明をゴムシューに適用した一例を示す断面図である。図中、21は芯金であり、この両翼部22、23を含めて外周側24にゴム弾性体25が加硫接着されており、両翼22、23が二つの直線26、27にて内周側に曲げられ、全体として芯金21の外周面24に湾曲部を構成するものである。図中、28は図示しない鉄シューとの装着に使用されるボルト挿入孔であり、ゴムラグ29及び芯金21を貫通するものである。
そしてこのゴムラグ29も又両幅端を内周側に向けて芯金21の湾曲部24に対向して切り上げた形状とされたものであり、ゴム歪が芯金21の一個所に集中することがなくなりクラックの発生を低減したものである。尚、このゴムラグ29も前記したゴムラグ14と同様にその両端部を点線で示すごとく張り出させることができることは当然である。
1 芯金
2、3 芯金の翼部
4 ゴム弾性体
5 スチールコード
6、7 翼部の先端
8 翼部の先端の外周面
9、10 肉盛部
11、12 芯金の角部
13 芯金の中央部
14 ゴムラグ
15、16 ゴムラグの両端
21 芯金
22、23 芯金の翼部
24 芯金の翼部の外周側(湾曲部)
25 ゴム弾性体
26、27 芯金の翼部の先端
28 ボルト挿入孔
29 ゴムラグ
2、3 芯金の翼部
4 ゴム弾性体
5 スチールコード
6、7 翼部の先端
8 翼部の先端の外周面
9、10 肉盛部
11、12 芯金の角部
13 芯金の中央部
14 ゴムラグ
15、16 ゴムラグの両端
21 芯金
22、23 芯金の翼部
24 芯金の翼部の外周側(湾曲部)
25 ゴム弾性体
26、27 芯金の翼部の先端
28 ボルト挿入孔
29 ゴムラグ
Claims (3)
- ゴム弾性体と、このゴム弾性体中に走行方向に直角に埋設された芯金と、外周面にゴムラグが前記芯金と対応して形成されたクローラの構造であって、芯金の幅端を内周側に連続的に曲げて芯金の幅端の外周面を湾曲させ、且つ芯金の幅端の湾曲した先端の内周側に肉盛部を形成したことを特徴とするクローラの構造。
- 芯金の先端部を覆うゴム隆起部を形成した請求項第1項記載のクローラの構造。
- ゴムラグの幅端の外周面は、芯金の幅端の外周面に対向する形状であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のクローラの構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2008031167A JP2008120388A (ja) | 2008-02-12 | 2008-02-12 | クローラの構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2008031167A JP2008120388A (ja) | 2008-02-12 | 2008-02-12 | クローラの構造 |
Related Parent Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9235698A Division JPH11268673A (ja) | 1998-03-22 | 1998-03-22 | クロ−ラの構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2008120388A true JP2008120388A (ja) | 2008-05-29 |
Family
ID=39505584
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2008031167A Withdrawn JP2008120388A (ja) | 2008-02-12 | 2008-02-12 | クローラの構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2008120388A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010120550A (ja) * | 2008-11-20 | 2010-06-03 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | 弾性クローラ |
| JP2010120548A (ja) * | 2008-11-20 | 2010-06-03 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | 弾性履帯 |
-
2008
- 2008-02-12 JP JP2008031167A patent/JP2008120388A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010120550A (ja) * | 2008-11-20 | 2010-06-03 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | 弾性クローラ |
| JP2010120548A (ja) * | 2008-11-20 | 2010-06-03 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | 弾性履帯 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080229 |
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| A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20091028 |