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JP2008118743A - 弱め磁界と磁路空隙制御を用いた永久磁石式発電機 - Google Patents

弱め磁界と磁路空隙制御を用いた永久磁石式発電機 Download PDF

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JP2008118743A
JP2008118743A JP2006297775A JP2006297775A JP2008118743A JP 2008118743 A JP2008118743 A JP 2008118743A JP 2006297775 A JP2006297775 A JP 2006297775A JP 2006297775 A JP2006297775 A JP 2006297775A JP 2008118743 A JP2008118743 A JP 2008118743A
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Hideo Kawamura
英男 河村
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Fuji Cera Tech Co Ltd
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Fuji Cera Tech Co Ltd
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Abstract

【課題】この永久磁石式発電機は,磁束制御装置による磁路空隙の増減で制御すると共に,出力巻線に弱め磁界を付勢して所定の一定電圧を発電する。
【解決手段】この永久磁石式発電機は,ロータ3とステータ4との間にリング状の磁束制御籠7を持つ磁束制御機構を設けると共に,ステータ4の櫛部10に巻き上げられた3相の一次巻線38と二次巻線39から成る出力巻線65と出力巻線65に直列にそれぞれ接続された逆向きに巻き上げられた3相の弱め磁界巻線52とを設ける。ロータ3の回転数と負荷に応答して出力巻線65に設けたスイッチ55,56と弱め磁界巻線52に設けたスイッチ57のON・OFF制御と磁束制御籠7による磁路空隙の制御をして所定の電圧を発電する。
【選択図】図1

Description

この発明は,ハウジングに取り付けられたステータ,ステータに対して回転する永久磁石部材を備えたロータ,及びステータに対して回転揺動して磁路空隙を増減して磁束制御すると共に,弱め磁界をステータに付勢して発電電圧を所定の電圧値に制御する永久磁石式発電機に関する。
従来,永久磁石式発電機は,発電した電圧を所定の一定電圧にするためには,スイッチングレギュレタ等を用いて電流を切り刻む操作をしなければならないが,大電圧及び/又は大電流をオン・オフするためには大型のパワートランジスタが必要になり,装置が大型化し,冷却損失が大きくなり,高価になったり,また,発電電圧を一定にするため電流を切り刻む時に,発生する過大な突入電流によって電波障害を起こしたり,ノイズが発生したりするので,それらの問題を低減する対策が望まれている。
また,永久磁石回転電機について,大きな変換機やリアクトルが必要な無効電流調整装置や機械的変位機構等を必要とせず,簡素で部品点数が少なく小型で,信頼性に優れ,電機子巻線電圧を調整可能にしたものが知られている。該永久磁石回転電機は,電機子巻線群を有する固定子と,永久磁石による界磁極を有する回転子と,制御電流が供給され,永久磁石からの磁束の磁路形成部の磁気抵抗を変化させる制御巻線群と,制御巻線群に流れる正方向及び負方向の制御電流を制御することによって,電機子巻線群に誘起される電圧を制御する制御回路とを有している(例えば,特許文献1参照)。
また,本発明者は,永久磁石式発電・電動機として,磁束制御装置を備え,巻線として櫛部に異なった巻数で巻き上げられた複数個の巻線群を備えたものを開発した。該永久磁石式発電・電動機は,ロータの回転数に応答して筒部材のステータコアに対する位置制御と巻線群の直列及び/又は並列の結線の制御を行なうことによって所定の電圧値を得るように制御している。コントローラは,例えば,高い電圧側は,巻線群を直列に結線して高電圧を発生させ,低い電圧で電流の多い側は巻線群を並列に結線して低電圧で大電流を発生させ,ステータコアに巻き上げられた分割型の巻線では,高電圧側は途中から引き出された巻線の線材から出力するように構成してロータの回転数の増加に従って巻線の巻数が減少するように制御する。また,三相交流を発生させる巻線は,それぞれ直列に結線され,結線部にはラインを通じてスイッチがそれぞれ設けられている。コントローラは,ロータの回転数に応答して,筒部材を構成する半筒部材のステータに対する位置制御と巻線群の直列及び/又は並列の結線を,スイッチのスイッチングの制御を行なうことによって所定の電圧値を得ることができるように制御する(例えば,特許文献2参照)。
また,電動機のロータとして,弱め磁束制御の際に,ロータの磁力を抑えるために加える磁束を,従来より大きくするものが知られている。該電動機のロータは,永久磁石を設けており,永久磁石をロータの回転方向に対して後側の方を前側より厚くして,後側部分の磁力を前側より強くしたものであり,弱め磁束のための磁束を強くかけ,より高い回転数を得るものである(例えば,特許文献3参照)。
また,本出願人は,自己電圧制御型永久磁石式発電機として,コイルを発電機の外側に配置し,コイルでブレーキ電圧を発生させて常に一定電圧を発電させるものを開発した。該自己電圧制御型永久磁石式発電機は,巻線によって三相交流を発生させる三相の端子に巻線に発生する発電電圧を抑制させる巻き数に設定されたコイルをスイッチを介して接続している。コイルは,継鉄に逆向きに巻き上げられて変圧器の一次側を構成し,変圧器の継鉄に巻き上げられたコイルが構成し,二次側のコイルが一定電圧を出力する出力端子に接続されている(例えば,特許文献4参照)。
特開2004−320972号公報 特開2002−204556号公報 特開2000−278900号公報 特開2003−264996号公報
ところで,上記の従来の発電機の問題を解決する開発された磁束制御装置を備えた永久磁石式発電機は,ステータとロータとの間にステータに対して相対移動する磁束制御籠を配置し,磁束制御籠をステータに対して移動させ,磁束制御籠の歯部とステータの櫛部との間の磁路空隙を増減させ,それによってステータ側への磁束の流れを制御し,予め決められた所定の一定電圧を発電させるものであるが,例えば,風力を用いる風力発電・電動機では,ロータが強い風速から無風状態まで変化し,その変化に対応するには,磁束制御籠の磁路空隙の制御のみでは対応できないことが分かった。即ち,永久磁石式発電機の発電能力は,アイドリングから7000rpmまで非常に高いレベルが要求されるので,この間の電圧を所定の一定電圧にすることは容易ではない。従来,永久磁石式発電機は,永久磁石の持つ磁力をロータとステータと間の磁路空隙を設けることにより,ステータを流れる磁束を制御していたが,限られた空隙で磁束制御を行うことには限度があった。
ところで,弱め磁界については,永久磁石の磁力に対し,磁力の方向と逆向きに磁力を作ると,ステータ即ち巻線に入る磁力は減少し,誘起発電量が減少する。磁力Φは,電流AとターンTとの積(Φ=A・T)で表わされるので,同じ磁力を得るにも巻き数が大きければ電流は小さくなる。従って,弱め磁界を発生させるのは,巻線の巻き数を多巻きにして,巻線に流す電流を小さくすることが有利である。また,通常の発電機では,ロータとステータが非常に小さいクリアランスで回転しているので,ロータから入ってくる磁力が大変強く,5000ガウス以上が流入する。ところが,永久磁石式発電機が磁束制御装置を備えて,磁束制御籠の揺動によって磁路空隙を制御すると,ステータには1000ガウス程度しか流入しないので,低い磁力を阻止するためには僅かな電流を用いれば有利であることになる。
この発明の目的は,上記の問題を解決するため,ロータとステータとの間の磁路空隙を増減する磁束制御機構を設けた永久磁石式発電機において,所定の電圧の制御ができなくなるロータの回転が大きくなった状態で,磁路において磁束制御用磁界として弱め磁界を発生させるのに自身で発電した電力を用いて小さな電流を弱め磁界側に流すことによって,他の制御装置を用いることなく少量の電流で弱め磁界を発生させて所定の電圧に制御することを可能にし,ステータに三相の出力巻線と巻き方向が逆向きに巻き上げられた三相の磁束制御用巻線である弱め磁界巻線とを巻き上げ,特に,発電機の高速回転時に弱め磁界を付勢すると共に磁路空隙を制御して回転数の広範囲にわたって予め決められた所定の一定電圧を発電することができる弱め磁界と磁路空隙制御を用いた永久磁石式発電機を提供することである。
この発明は,ハウジングに回転可能に支持された回転軸に設けられ且つ周方向に隔置した永久磁石片を備えた回転数が変動するロータ,前記ハウジングに固定され且つ周方向に隔置して立設された櫛部に巻き上げた巻線を備えたステータ,前記ロータと前記ステータとの間で前記ステータに対して移動可能に配置されたリング状で且つ歯車状の磁束制御籠,及び前記ステータの前記櫛部と前記磁束制御籠の歯部との間に形成される磁路空隙の増減により前記ステータに流れる磁束を制御する磁束制御機構を有する永久磁石式発電機において,前記ステータには,前記櫛部に巻き上げられた3相の出力巻線と,前記出力巻線の最上端部に弱め磁界用スイッチを介してそれぞれ接続された前記出力巻線とは逆向きにそれぞれ巻き上げられた3相の弱め磁界巻線とが設けられ,前記出力巻線の前記端部には出力用スイッチを介して出力ラインが設けられ,コントローラは,前記ロータの前記回転数と負荷とに応答して前記出力ラインに設けた整流器前に設けた電圧センサの電圧が予め決められた所定電圧値になるように,前記出力用スイッチと前記弱め磁界用スイッチのON・OFF制御を行うと共に,前記磁束制御装置による前記磁路空隙を制御することを特徴とする弱め磁界と磁路空隙制御を用いた永久磁石式発電機に関する。
また,この永久磁石式発電機は,前記出力巻線と前記弱め磁界巻線との間には,電圧増加巻線が前記ステータに巻き上げられている。
また,前記コントローラは,前記電圧センサの電圧値と前記所定電圧値との差に応答して,前記磁束制御籠の位置と前記巻線の巻き数を選択し,前記弱め磁界巻線に電流を流すか否かを選択すると共に,前記磁束制御機構による前記磁路空隙を変化させて常に前記所定電圧値になるように制御する。
また,前記出力巻線は,中点から延びるU相,V相及びW相から成る3相星型に前記ステータに巻き上げられ,前記出力巻線は前記中点に近い一次巻線と該一次巻線に直列に結線された二次巻線から構成し,前記出力ラインは,前記一次巻線の前記端部に第1スイッチを介して接続された第1出力ラインと前記二次巻線の端部に第2スイッチを介して接続された第2出力ラインとから構成され,前記弱め磁界巻線の巻き数を前記出力巻線と前記電圧増加巻線との巻き数の和より小さく構成し,前記コントローラは,前記所定電圧値になるように,前記第1スイッチ,前記第2スイッチ及び前記弱め磁界スイッチのON・OFF制御を行うと共に,前記磁束制御機構による前記磁路空隙を制御する。
また,この永久磁石式発電機は,前記出力巻線の電線の断面積は,前記中点に近い前記一次巻線が最大であり,前記中点から遠くなるに従って順次小さくなっている。
また,前記コントローラは,前記磁束制御装置,前記巻線の前記巻き数の切り換え,次いで前記弱め磁界巻線の順による制御を行い,前記回転数と前記負荷にかかわらず,前記磁束制御装置による電圧制御が不能になった時,前記巻線の前記巻き数の切り換えによる制御を行い,前記前記巻線の前記巻き数の切り換えによる電圧制御が不能になった時,前記弱め磁界巻線による制御を行う。
また,前記コントローラは,前記ロータが低速に応答して前記第2出力ラインから出力すると共に前記磁束制御装置の制御を行って予め決められた所定の一定電圧を発電する。更に,前記コントローラは,前記磁束制御機構の制御を行って発電電圧が予め決められた所定の一定電圧を超えることに応答して,前記弱め磁界巻線を付勢して予め決められた所定の一定電圧に制御する。
また,前記コントローラは,前記ロータが高速に応答して前記第1出力ラインからの出力に切り換えると共に,前記磁束制御機構の制御を行って予め決められた所定の一定電圧を発電する。更に,前記コントローラは,前記磁束制御機構の制御を行って発電電圧が予め決められた所定の一定電圧を超えることに応答して,前記弱め磁界用巻線を付勢して予め決められた所定の一定電圧に制御する。
この永久磁石式発電機は,上記のように構成されているので,小形化に形成でき,高回転速度,例えば,18000rpmに対応して発電効率をアップでき,ロータの回転範囲を大幅に増加させることができるものであり,発電機の回転数が高速になると,スイッチをオンして弱め磁界を付勢し,ステータに流れる磁束を抑制し,発電電圧を所定の電圧に制御することができ,発電機の回転数の広範囲にわたって予め決められた所定の一定電圧に制御するものであり,磁束制御用磁界としての弱め磁界の電流を小さくするために磁束制御用巻線である弱め磁界巻線の巻き数を一次巻線と二次巻線から成る本巻線即ち出力巻線の巻き数とほぼ同数に構成し,出力巻線の発生電圧を高くし,弱め磁界の逆向きの巻線に電流を流すため,電圧増加巻線を出力巻線の上に重ね合わせて巻き数を大きくし,弱め磁界巻線を一次巻線,二次巻線及び電圧増加巻線の巻き数の和が弱め磁界の逆向き巻線の巻き数より大きくなり,出力巻線側から弱め磁界巻線側に電流が流れ,巻線磁路に弱め磁界を発生させ,回転が増加して電圧が大きくなると,電流が自動的に増加し,自動的に弱め磁界が大きくなり,発電電圧を所定の電圧に制御し易くなるものである。
以下,図面を参照して,この発明による弱め磁界と磁路空隙制御を用いた永久磁石式発電機の実施例を説明する。この永久磁石式発電機は,主として,リング状の磁束制御籠7を備えた磁束制御装置によってステータ4の櫛部10と磁束制御籠7の歯部8との間の磁路空隙を変化させてステータ4を通る磁束を制御すると共に,一次巻線38と二次巻線39から構成した三相の出力巻線65をスイッチ55,56で切り換え制御し,更に,出力巻線65にスイッチ57を介して磁束制御用巻線である弱め磁界巻線52を直列にそれぞれ接続したものであり,ロータ3の回転速度に応答してスイッチ55〜57のON・OFF制御によって一次巻線38又は二次巻線39からの出力に切り換えると共に,弱め磁界巻線52に少量の電流を流して出力巻線65に弱め磁界を発生させ,予め決められた所定の電圧を発電させることを特徴とするものである。
まず,図6〜図8を参照して,この永久磁石式発電機における磁束制御用磁界としての弱め磁界について説明する。この永久磁石式発電機では,巻線14に交差する磁力と電圧は相が一致しているが,電流は90°遅れて発生する。この電流を同じ相に逆方向に巻き上げた巻線52に流すと,磁界が逆方向に発生し,これが弱め磁界となって巻線14における磁束制御の機能を果たすことになる。この永久磁石式発電機は,上記弱め磁界を発生させる弱め磁界巻線52を三相の出力巻線65の最上端部にスイッチ57を介して直列にそれぞれ接続したものである。図6に示すように,この永久磁石式発電機は,ステータ4の櫛部10には,一次巻線38と二次巻線39から成る出力巻線65,磁束制御用巻線としての弱め磁界巻線52が巻き上げられ,ステータ4とロータ3との間には磁束制御装置を構成する磁束制御籠7が配置されている。磁束制御籠7は,ステータ4に対して櫛部10と歯部8との間の磁路空隙を変化させるため回転揺動するように構成されている。図6の(A)は,磁束制御籠7による磁路空隙が最小であって磁束を抑制しない状態であり,図6の(B)は,磁束制御籠7による磁路空隙が最大であって磁束を抑制する状態である。この永久磁石式発電機は,所定の電圧を発電させるため,磁束制御装置を制御し,磁束制御装置での磁束制御では不能になった時に,出力巻線65を構成する一次巻線38(図1)と二次巻線39(図1)との切り換え制御を行い,更に,出力巻線65の切り換えでの磁束制御では不能になった時に,弱め磁界を付勢する制御を行うように構成されている。図7に示すように,巻線14に交差する磁力と電圧は,相が一致するが,電流は90度遅れて発生する。この電流を同じ相に逆方向に巻いた弱め磁界巻線52に流すと,磁界が逆方向になって弱め磁界が発生する。また,図8のグラフに示すように,発電機の回転数の増加に従って発電電圧が増加する。この永久磁石式発電機は,所定の一定電圧を発電させるため,発電機の回転数が低い時には,出力巻線65を全出力となる一次巻線38と二次巻線39とからの発電に切り換え,所定の回転数以上になると,一次巻線38のみからの部分出力に切り換え制御する。この永久磁石式発電機では,弱め磁界巻線52への電流を小さくするため,出力巻線65と弱め磁界巻線52がほぼ同数の巻き数に構成されているので,弱め磁界を流すため,電圧増加巻線53を二次巻線39に直列に接続している。電圧増加巻線53をステータ4に巻き上げることによって,出力巻線65と弱め磁界巻線52との間に電圧増加巻線53の巻き数分の電圧差Dが発生し,弱め磁界巻線52に電流を流すことができ,弱め磁界が発生するようになる。
次に,図1を参照して,この永久磁石式発電機におけるステータ4に巻き上げた巻線14について説明する。永久磁石式発電機のステータ4に巻き上げられた一次巻線38,二次巻線39,電圧増加巻線53,及び弱め磁界巻線52について説明する。巻線14は,例えば,ステータ4のステータコア15の櫛部10に巻き上げられた一次巻線38と一次巻線38に直列に接続された二次巻線39から成る出力巻線65,二次巻線39の出力端に直列に接続された電圧増加巻線53,及び電圧増加巻線53にスイッチ57を介して直列に接続された弱め磁界巻線52から構成されている。一次巻線38,二次巻線39及び電圧増加巻線53は,ステータ4に同一方向に巻き上げられ,また,弱め磁界巻線52はこれらとは逆向きにステータ4に巻き上げられている。巻線14は,具体的には,図1に示すように,三相交流を発電するタイプに結線され,中点58から三方にそれぞれ延びる三相星型に構成されており,U相の一次巻線38Uとそれに直列に結線された二次巻線39U,V相の一次巻線38Vとそれに直列に結線された二次巻線39V,及びW相の一次巻線38Wとそれに直列に結線された二次巻線39Wから形成されている。一次巻線38の出力端子からの発電電力は,一次巻線38のみであって少巻き巻線となって部分出力が発電され,一次巻線38U,38V,38W(総称は38)の出力端子62U,62V,62W(総称は62)からライン64U,64V,64W(総称は64)を通じてスイッチ55U,55V,55W(総称は55)及び整流器60を介して負荷54へと出力される。また,二次巻線39の出力端子からの発電電力は,一次巻線38と二次巻線39との和から成る多巻き巻線となって全出力が発電され,二次巻線39U,39V,39W(総称は39)の出力端子61U,61V,61W(総称は61)からライン63U,63V,63W(総称は63)を通じてスイッチ56U,56V,56W(総称は56)及び整流器60を介して負荷54へと出力される。更に,二次巻線39の出力端には,電圧増加巻線53U,53V,53W(総称は53)が直列にそれぞれ接続されている。この永久磁石式発電機は,特に,電圧増加巻線53には,スイッチ57U,57V,57W(総称は57)を介して出力巻線65とは逆向きに巻き上げられた弱め磁界巻線52U,52V,52W(総称は52)が接続されていることを特徴とする。弱め磁界巻線52U,52V,52Wは,中点59から延びる三相星型に構成されている。
図2〜図5を参照して,この永久磁石式発電機の具体的な例について説明する。この永久磁石式発電機は,例えば,ステータ4が取り付けられたハウジング1,ハウジング1に一対の軸受13を介して回転可能にそれぞれ支持された回転軸2,回転軸2に固定された永久磁石部材5から成るロータ3,ロータ3の外周側に配置され且つハウジング1に固定されたステータ4,ステータ4とロータ3との間に配設してステータ4に対して相対移動可能に取り付けられたリング状で且つ歯部8を持つ歯車状の磁束制御籠7,及び磁束制御籠7をロータ3の回転速度に対応させてステータ4に対して相対移動させるアクチュエータ25から構成されている。ステータコア15のアウタステータコア即ち円筒部材のリング状継鉄部材17は,ハウジング1の一部を構成してヨークを構成している。また,回転軸2には,その一端部に,風車等の駆動源からの駆動力が入力する入力歯車47が固定されている。永久磁石式発電機は,ロータ3を構成する回転軸2の両端が軸受13でハウジング1に回転可能に支持されている。ロータ3は,回転軸2の外周に取り付けられた冷却用の通風孔28を備えた透磁部材6,透磁性部材6の外周面に配置された永久磁石部材5,及び永久磁石部材5の外周面27に永久磁石部材5を保持するため固定された円筒状スリーブ16を備えている。ロータ3は,回転軸2の一端に形成されたねじ40に押さえ板41を介して固定ナット42が螺入されて一端が固定され,回転軸2の他端はスペーサ46と押さえ板45を介して軸受13で固定されている。回転軸2の一端には,軸受13がスペーサ43を介して一端に形成されたねじ49にナット44が螺入して固定されている。回転軸2の他端には,ロータ3を回転駆動する入力歯車47が配置され,入力歯車47は回転軸2の他端に形成されたねじ49にナット48が螺入して固定されている。また,磁束制御籠7とロータ3との間には,相対回転を可能にするように可及的に小さい隙間22が形成されている。また,この永久磁石式発電機は,ロータ3の透磁性部材6とハウジング1には冷却風が流れる通風孔28,37が形成されている。永久磁石片19は,外周面27が円弧面に形成され,周方向に非磁性材35を介在させて複数個配設されている。透磁性部材6は,例えば,透磁材と非磁性材が周方向に交互に配置して軸方向に延びて円筒状に形成されている。
ステータ4は,周方向に所定間隔のスロット部11を形成するように隔置されたインナステータコアである櫛状円筒部材30とアウタステータコアであるリング状継鉄部17とから成る薄板積層形のステータコア15,及びステータコア15に巻き上げられた巻線14から構成されている。櫛状円筒部材30は,内側櫛部32と外側櫛部33とから成る櫛部10と,内側櫛部32と外側櫛部33との間にあって櫛部10を連繋するブリッジ部31から構成されている。内側櫛部32は,外側櫛部33に対応した状態で形成されているが,それに限るものではなく,図示していないが,隣接する2本の外側櫛部33に跨がって1本が集合する状態に形成し,言い換えれば,スロット部11に対応した位置に形成してブリッジ部31で連結されている。巻線14は,櫛部10における外側櫛部33間に形成されたスロット部11に位置して外側櫛部33に巻き上げられ,巻線14を成形固定するためスロット部11内に非磁性材36が充填されている。ステータコア15におけるスロット部11と櫛部10との内周側には,磁束制御籠7が接触状態に且つステータ4に対して揺動回転可能に配置されている。磁束制御籠7は,例えば,ステータ4を構成するステータコア15の櫛部10を流れる磁束を制御するためのリング状の形状であり,ハウジング1に軸受(図示せず)を介して回転揺動自在に取り付けられている。ステータ4を構成するステータコア15は,例えば,巻線14の占積率をアップさせるため,内側櫛部32と外側櫛部33を持つようにブリッジ部31で互いに接続された櫛状円筒部材30に形成され,櫛状円筒部材30の櫛部10間に外側の開口即ち外開きの外側開口53から巻線14を巻き上げた後に,櫛状円筒部材30のインナステータコアの外周面に外筒部材でなるリング状継鉄部材17のアウタステータコアを嵌合して構成されている。
この永久磁石式発電機は,ステータ4とロータ3との間でステータ4に対して相対回転即ち揺動可能に配置された磁束密度を調整して電圧を制御する磁束制御籠7,磁束制御籠7をステータ4に対してロッド26を介して揺動させるアクチュエータ25,及びロータ3の回転速度に応答して磁束制御籠7の揺動量を制御するコントローラ69を有する。磁束制御籠7は,外周側がステータ4の櫛部10と同数であって凹部12で隔置され且つ櫛部10に接触可能な歯部8と,内周側で歯部8を互いに連繋する円筒部9とから構成されたリング状で歯車状の連続体に形成されている。また,磁束制御籠7は,図4及び図5に示すように,ステータ4の櫛部10側に位置する周方向に順次配列された歯部8と,ロータ3側に位置して歯部8が一体に構成された連続体の円筒部9とから形成されている。櫛部10には周方向両端に実質的に45°のチャンファ51が施され,また,歯部8には周方向両端に実質的に45°のチャンファ50が施されている。磁束制御籠7は,透磁性の珪素鋼板,ニッケル−鉄系合金板の板材を積層して構成され,板材は樹脂材又はセラミックス材の絶縁部材によって接着されている。また,磁束制御籠7の歯部8は,周方向に隔置して配置され且つステータ4の櫛部10間のスロット部11の幅より小さい幅に形成され,歯部8の外面23が櫛部10の内面24に対向状態に接触可能に構成されている。また,ステータコア15の櫛部10には,その内周端面の角部にチャンファ51が形成され,また,磁束制御籠7の歯部8には,その外周端面の角部にチャンファ50が形成されている。磁束制御籠7の円筒部9は,永久磁石部材5からの磁束の流れをスムーズにして磁束の漏れを低減する集磁部として機能する。
コントローラは,磁束制御籠7のステータ4に対する揺動によって,歯部8の外面23と,櫛部10の内面24との対向面積即ち接触面積との量を制御するように構成されている。コントローラの指令によってアクチュエータ25を作動してロッド26のピニオン29に螺合した磁束制御籠7に設けたラックが揺動し,磁束制御籠7がステータ4に対して相対揺動すると,歯部8の外面23と櫛部10の内面24との密接状態は調整され,磁束制御籠7の歯部8からステータコア15の櫛部10へ流れる磁束が制御されることになる。例えば,コントローラは,ロータ3の低速時には,図4に示すように,アクチュエータ25を作動して歯部8と櫛部10との合口が整合状態になる制御を行い,また,ロータ3の高速時には,図5に示すように,アクチュエータ25を作動して歯部8を櫛部10間のスロット部11へと移動させ,櫛部10との対向面積を低減させる制御を行う。また,コントローラは,ロータ3のステータ4に対する回転速度,即ち,周波数fとステータ4の櫛部10を流れる磁束φとの積(=f×φ)が一定になるように,アクチュエータ25によって磁束制御籠7を揺動させて予め決められた所定の一定の電圧を発電させる制御を行う。コントローラの制御によって磁束制御籠7が移動して磁束制御籠7の歯部8がステータコア15の櫛部10間に位置した状態では,図5に示すように,櫛部10のチャンファ51と歯部8のチャンファ50との間には,高精度に隙間Sが形成され,ロータ3からステータ4へ流れる磁束は最も抑制される状態になる。
次に,図9〜図12を参照して,この発明による弱め磁界と磁路空隙制御を用いた永久磁石式発電機の作動処理フローを説明する。ここで,多巻き巻線は,一次巻線38と二次巻線39が直列に結線された状態であり,また,少巻き巻線は,一次巻線38のみが負荷54に結線される状態である。この永久磁石式発電機の発電が開始されるに際して,コントローラに発電されるべき予め決められた一定電圧V0(例えば,V0=12V〜13V)に設定されたとし,その上限電圧V1と下限電圧V2(例えば,V1=14V,V2=11V)が記憶される。この永久磁石式発電機は,少巻き巻線(一次巻線38単独)又は多巻き巻線(一次巻線38と二次巻線39の直列結線)が付勢されて発電を行っているものとし,少巻き巻線又は多巻き巻線によって発電された発電電圧Vが一定電圧V0の範囲内であるか否かを判断するため,発電電圧Vが下限電圧V2以上であるか否かを判断し(S1),発電電圧Vが下限電圧V2以上であれば,発電電圧Vが上限電圧V1以下であるか否かを判断し(S2),発電電圧Vが上限電圧V1以下であれば,発電電圧Vが予め決められた一定電圧V0の範囲内であるので,予め決められた所定の時間Δtその状態を保持し(S3),その後に,ステップS1に戻って処理を繰り返す。即ち,コントローラは,発電電圧Vが常に上限電圧V1以下で且つ下限電圧V2以上であるように制御するものである。
ステップS1において,発電電圧Vが下限電圧V2より低い場合には,磁束制御籠7をステータ4の櫛部との間の磁路空隙が最小になる揺動角Δθを0°にする側へ回転揺動させ(S4),次いで,発電された電圧VがV0の範囲にあるか否かを判断するため,発電電圧Vが下限電圧V2以上であるか否かを判断し(S5),V2以上であれば,Vが上限電圧V1以下であるか否かを判断し(S6),V2以下であれば,予め決められた所定の時間Δtだけその状態を保持し(S7),再びステップS1に戻って処理を繰り返す。
ステップS5において,発電電圧Vが下限電圧V2より低い場合には,磁束制御籠7をステータ4の櫛部との間の磁路空隙を最小になるように磁束制御籠7を揺動角Δθが0°になっているか否かを判断し(S8),揺動角Δθが0°になっていない時には発電電圧Vが下限電圧V2より低いか否かを判断し(S8A),発電電圧Vが下限電圧V2より低い時には,発電電圧Vが少巻き巻線の発電であって少巻き巻線での発電に限界があるので,少巻き巻線から多巻き巻線へ切り換え(S9),図10に示すステップS10へ進み,弱め磁界用スイッチ57をONして弱め磁界巻線52を付勢する(S10)。また,ステップS8Aにおいて,発電電圧Vが下限電圧V2より高い時には,発電電圧Vが適正値であるので,その状態をΔt秒間保持し(S8B),その後,ステップS1に戻って処理を繰り返す。また,ステップS6において,Vが上限電圧V1以下でない時には,発電電圧を下げるため,磁路空隙を大きくするため磁束制御籠7を揺動角Δθ/2を5°側に揺動させ(S11),発電電圧Vが上限電圧V1以下であるか否かを判断し(S12),発電電圧Vが上限電圧V1以下である時には予め決められた所定の時間,Δt秒間その状態を保持し(S13),その後,処理をステップS1に戻って繰り返す。発電電圧Vが上限電圧V1以下でない時にはステップS11を繰り返し,磁束制御籠7を揺動角Δθ/2を5°側に揺動させる処理を繰り返す。
ステップS10において,弱め磁界巻線52のスイッチ57をONして弱め磁界を付勢し,次いで,発電電圧Vが上限電圧V1以上であるか否かを判断し(S14),発電電圧Vが上限電圧V1以上である時には,磁路空隙を大きくするため磁束制御籠7を揺動角
Δθ/2だけ5°側へ回転揺動させ(S15),また,発電電圧Vが上限電圧V1以上でない時には,発電電圧Vが下限電圧V2より高いか否かを判断し(S20),発電電圧Vが下限電圧V2より高い時には,予め決められた所定の時間Δtその状態を保持する(S21)。その後,ステップS1に戻って処理を繰り返す。また,発電電圧Vが下限電圧V2より高くない時には,弱め磁界巻線52のスイッチ57をOFFして弱め磁界を消失させ,弱め磁界による磁束制御を停止する(S22)。ステップS15において磁束制御籠7を揺動させると,発電電圧Vが上限電圧V1より低いか否かを判断し(S16),発電電圧Vが上限電圧V1より低い場合には,発電電圧Vが下限電圧V2より高いか否かを判断し(S17),発電電圧Vが下限電圧V2より高い場合には,発電電圧Vが予め決められた一定電圧であるので,予め決められた所定の時間Δtその状態を保持し(S18),発電電圧Vが下限電圧V2より高くない場合には,弱め磁界巻線52のスイッチ57をOFFして弱め磁界を消失させ,弱め磁界による磁束制御を停止する(S19)。
ステップS2において,発電電圧Vが上限電圧V1以上であれば,発電電圧Vが予め決められた一定電圧の範囲を超えるので,ステータ4に流れる磁束を制御する処理を行うため,磁束制御籠7の揺動角Δθを5°回転移動させて磁束を制御し(S23),発電電圧Vが上限電圧V1より低いか否かを判断する(S24)。発電電圧Vが上限電圧V1より低い場合には,発電電圧Vが予め決められた一定電圧の範囲内であるので,予め決められた所定の時間Δtその状態を保持する(S25)。その後に,ステップS1に戻って処理を繰り返す。発電電圧Vが上限電圧V1より高い場合には,磁束制御籠7の揺動角Δθが5°回転移動しているか否かを判断し(S26),磁束制御籠7の揺動角Δθが5°回転移動していれば,発電電圧Vが多巻き巻線によるものであって大き過ぎるので,多巻き巻線から少巻き巻線へ切り換え処理を行う(S27)。次いで,発電電圧Vが下限電圧V2より高いか否かを判断し(S28),発電電圧Vが下限電圧V2より高い場合には,発電電圧Vが上限電圧V1より低いか否かを判断する(S29)。発電電圧Vが上限電圧V1より低い場合には,発電電圧Vが予め決められた一定電圧の範囲内の適正値であるので,予め決められた所定の時間のΔt秒間その状態を保持し(S30),その後に,ステップS1に戻って処理を繰り返す。また,ステップS28において,発電電圧Vが下限電圧V2より低い場合には,磁束制御籠7による磁束制御を行わないようにするため,磁束制御籠7を揺動角Δθが0°側になるように揺動即ち回転移動させ(S31),次いで,発電電圧Vが下限電圧V2より高いか否かを判断し(S32),発電電圧Vが下限電圧V2より高い場合には,発電電圧Vが予め決められた一定電圧V0の範囲内の適正値であるので,予め決められた所定の時間Δtその状態を保持し(S33),その後に,ステップS1に戻って処理を繰り返す。また,ステップS32において,発電電圧Vが下限電圧V2より低い場合には,再度,磁束制御籠7を揺動角Δθが0°側になるように回転移動をさせることを繰り返す。また,ステップS29において,発電電圧Vが上限電圧V1より高い場合には,磁路空隙を大きくするため,磁束制御籠7を揺動角Δθを5°側へ回転移動させ(S29A),次いで,発電電圧Vが上限電圧V1より低いか否かを判断し(S29B),発電電圧Vが上限電圧V1より低い場合には適正な発電電圧Vであるので,その状態をΔt秒間保持し,その後,ステップS1に戻って処理を繰り返す。また,発電電圧Vが上限電圧V1より高い場合には発電電圧Vを適正値にするため磁束制御籠7を揺動角Δθを5°側へ回転移動させ,次いで,磁束制御籠7の揺動角Δθが5°に達したか否かを判断し(S29D),磁束制御籠7の揺動角Δθが5°に達している時には,図12に示すステップS50へ進み,弱め磁界巻線52のスイッチ57をONする(S50)。ステップS29Dにおいて磁束制御籠7の揺動角Δθが5°に達していない時には,磁束制御籠7の揺動角Δθを5°側に回転移動させる処理を繰り返す(S29A)。
ステップS19において,弱め磁界巻線52のスイッチ57をOFFして弱め磁界を消失させ,次いで,発電電圧Vが下限電圧V2以上であるか否かを判断し(S34),発電電圧Vが下限電圧V2以上であれば,発電電圧Vが上限電圧V1以下であるか否かを判断し(S35),発電電圧Vが上限電圧V1以下であれば,発電電圧Vが予め決められた一定電圧V0の範囲内であるので,予め決められた所定の時間Δtその状態を保持し(S36),その後に,ステップS1に戻って処理を繰り返す。ステップS34において発電電圧Vが下限電圧V2以下であれば,磁束制御籠7による磁束制御をしないようにするため,磁路空隙を最小にするため,磁束制御籠7の揺動角Δθを0°側に回転移動させて磁束制御を無くし(S37),次いで発電電圧Vが下限電圧V2より大きいか否かを判断し(S38),発電電圧Vが下限電圧V2より大きい場合には,発電電圧Vが予め決められた一定電圧V0の範囲内であるので,予め決められた所定の時間Δt,その状態を保持し(S36),その後にステップS1に戻って処理を繰り返す。発電電圧Vが下限電圧V2より大きくない場合には,磁束制御籠7の揺動角Δθを0°側に回転移動させる処理を続行する。また,ステップS35において,発電電圧Vが上限電圧V1より大きい場合には,磁束制御籠7による磁束制御を行うため,磁束制御籠7の揺動角Δθを5°側に回転移動させて磁路空隙を大きくして磁束制御をする(S39)。そこで,発電電圧Vが上限電圧V1より低いか否かを判断し(S40),発電電圧Vが上限電圧V1より低い場合には,発電電圧Vが予め決められた一定電圧V0の範囲内であるので,予め決められた所定の時間Δtその状態を保持し(S41),その後に,ステップS1に戻って処理を繰り返す。また,発電電圧Vが上限電圧V1より低くない場合には,磁束制御籠7の揺動角Δθを5°側に回転移動させて磁束制御籠7による磁束制御をする。
ステップS22において,弱め磁界巻線52のスイッチ57をOFFして弱め磁界を消失させ,次いで,発電電圧Vが上限電圧V1より高いか否かを判断し(S42),発電電圧Vが上限電圧V1より高い時には,磁束制御籠7による磁束制御を行うため,磁路空隙を大きくするため磁束制御籠7を揺動角Δθを5°側になるように回転移動させ(S43),発電電圧Vが上限電圧V1より低いか否かを判断する(S44)。発電電圧Vが上限電圧V1より低い場合には,発電電圧Vが下限電圧V2より高いか否かを判断し(S45),発電電圧Vが上限電圧V1より低くない場合には,磁束制御籠7を揺動角Δθを5°側への回転移動を続行する。次いで,発電電圧Vが下限電圧V2より高い場合には,発電電圧Vが予め決められた一定電圧V0の範囲内であるので,予め決められた所定の時間Δtその状態を保持し(S46),その後に,ステップS1に戻って処理を繰り返す。また,ステップS45において,発電電圧Vが下限電圧V2より高くない場合には,磁束制御籠7による磁束制御を行わないようにするため,磁束制御籠7を揺動角Δθを0°側への回転移動させ(S47),次いで,発電電圧Vが下限電圧V2より高いか否かを判断し(S48),発電電圧Vが下限電圧V2より高い場合には,発電電圧Vが予め決められた一定電圧V0の範囲内であるので,予め決められた所定の時間Δt,その状態を保持し(S49),その後に,ステップS1に戻って処理を繰り返す。発電電圧Vが下限電圧V2より高くない場合には,磁束制御籠7を揺動角Δθを0°側への回転移動させる処理を続行する。
ステップS29において,発電電圧Vが上限電圧V1より低くない場合には,発電電圧Vが高過ぎるので,発電電圧Vを低くするため,弱め磁界巻線52のスイッチ57をONして弱め磁界を付勢する(S50)。次いで,発電電圧Vが一定電圧V0の範囲内であるか否かを判断するため,発電電圧Vが上限電圧V1より低いか否かを判断し(S51),発電電圧Vが上限電圧V1以上であれば,異常信号を発して発電を停止する(S55)。発電電圧Vが上限電圧V1以下であれば,発電電圧Vが下限電圧V2より高いか否かを判断し(S52)し,発電電圧Vが下限電圧V2より高い場合には,発電電圧Vが予め決められた一定電圧V0の範囲内であるので,予め決められた所定の時間Δt,その状態を保持し(S53),弱め磁界巻線52のスイッチ57をOFFして弱め磁界を消失させ(S54),その後に,ステップS1に戻って処理を繰り返す。また,ステップS52において,発電電圧Vが下限電圧V2より高くない場合には,磁束制御籠7の磁束制御を無くすようにするため,磁束制御籠7の揺動角Δθを0°側に回転移動させて磁束制御を無くし(S56),次いで発電電圧Vが下限電圧V2より高いか否かを判断し(S57),発電電圧Vが下限電圧V2より高い場合には,発電電圧Vが予め決められた一定電圧V0の範囲内であるので,予め決められた所定の時間Δtその状態を保持し(S58),弱め磁界巻線52のスイッチ57をOFFして弱め磁界を消失させ(S59),その後に,ステップS1に戻って処理を繰り返す。また,ステップS57において,発電電圧Vが下限電圧V2より高くない場合には,磁束制御籠7の揺動角Δθを0°であるか否かを判断し(S60),磁束制御籠7の揺動角Δθを0°でない場合には,磁束制御籠7の揺動角Δθを0°側への回転移動を続行し,磁束制御籠7の揺動角Δθを0°の場合には,発電電圧Vが下限電圧V2より低いか否かを判断し(S61),発電電圧Vが下限電圧V2より低くない場合には,発電電圧Vが予め決められた一定電圧V0の範囲内であるので,予め決められた所定の時間Δtその状態を保持し(S58),弱め磁界巻線52のスイッチ57をOFFして弱め磁界を消失させ(S59),その後に,ステップS1に戻って処理を繰り返す。また,発電電圧Vが下限電圧V2より低い場合には,弱め磁界巻線52のスイッチ57をOFFして弱め磁界を消失させ(S62),発電電圧Vを高めるようにし,その後に,ステップS1に戻って処理を繰り返す。
この発明による弱め磁界と磁路空隙制御を用いた永久磁石式発電機は,例えば,風力,自動車用エンジン等の回転が大幅に逐次変動する駆動源を用いて発電する発電機に適用して好ましいものである。
この発明による永久磁石式発電機に組み込まれた巻線の一次巻線,二次巻線,及び弱め磁界巻線の切り換えを行う回路図である。 この発明による永久磁石式発電機の一実施例を示す概略断面図である。 図2の永久磁石式発電機であって磁束制御籠の歯部をステータの櫛部に整合させた状態を示す断面図である。 図2の永久磁石式発電機における磁束制御籠の作動状態を示し,ステータの櫛部と磁束制御籠の歯部とが整合した磁束を抑制しない状態を示す拡大説明図である。 図2の永久磁石式発電機における磁束制御籠の作動状態を示し,ステータの櫛部と磁束制御籠の歯部とが非整合した磁束を抑制する状態を示す拡大説明図である。 図2の永久磁石式発電機に組み込まれた磁束制御装置,出力巻線及び弱め磁界巻線との関係を示し,(A)は磁束制御装置による磁束を抑制しない状態を示し,(B)は磁束制御装置による磁束を抑制する状態を示す説明図である。 この永久磁石式発電機における永久磁石片による磁力と電圧及び電流との関係を示す説明図である。 この永久磁石式発電機における回転数に対する出力巻線,電圧増加巻線,及び弱め磁界巻線による発電電圧の関係を示すグラフである。 図1の永久磁石式発電機の作動を示す処理フロー図である。 図1の永久磁石式発電機の作動を示す図9の処理に続く処理フロー図である。 図1の永久磁石式発電機の作動を示す図10の処理に続く処理フロー図である。 図1の永久磁石式発電機の作動を示す図9の処理に続く処理フロー図である。
符号の説明
1 ハウジング
2 回転軸
3 ロータ
4 ステータ
5 永久磁石部材
7 磁束制御籠
8 歯部
10 櫛部
14 巻線
19 永久磁石片
38,38U,38V,38W 一次巻線
39,39U,39V,39W 二次巻線
52,52U,52V,52W 弱め磁界巻線
53,53U,53V,53W 電圧増加巻線
54 負荷
55,55U,55V,55W スイッチ
56,56U,56V,56W スイッチ
57,57U,57V,57W スイッチ
58,59 中点
60 整流器
61,61U,61V,61W 出力端子
62,62U,62V,62W 出力端子
63,63U,63V,63W ライン
64,64U,64V,64W ライン
65 出力巻線

Claims (10)

  1. ハウジングに回転可能に支持された回転軸に設けられ且つ周方向に隔置した永久磁石片を備えた回転数が変動するロータ,前記ハウジングに固定され且つ周方向に隔置して立設された櫛部に巻き上げた巻線を備えたステータ,前記ロータと前記ステータとの間で前記ステータに対して移動可能に配置されたリング状で且つ歯車状の磁束制御籠,及び前記ステータの前記櫛部と前記磁束制御籠の歯部との間に形成される磁路空隙の増減により前記ステータに流れる磁束を制御する磁束制御機構を有する永久磁石式発電機において,
    前記ステータには,前記櫛部に巻き上げられた3相の出力巻線と,前記出力巻線の最上端部に弱め磁界用スイッチを介してそれぞれ接続された前記出力巻線とは逆向きにそれぞれ巻き上げられた3相の弱め磁界巻線とが設けられ,
    前記出力巻線の前記端部には,出力用スイッチを介して出力ラインが設けられ,
    コントローラは,前記ロータの前記回転数と負荷とに応答して前記出力ラインに設けた整流器前に設けた電圧センサの電圧が予め決められた所定電圧値になるように,前記出力用スイッチと前記弱め磁界用スイッチのON・OFF制御を行うと共に,前記磁束制御装置による前記磁路空隙を制御することを特徴とする弱め磁界と磁路空隙制御を用いた永久磁石式発電機。
  2. 前記出力巻線と前記弱め磁界巻線との間には,電圧増加巻線が前記ステータに巻き上げられていることを特徴とする請求項1に記載の永久磁石式発電機。
  3. 前記コントローラは,前記電圧センサの電圧値と前記所定電圧値との差に応答して,前記磁束制御籠の位置と前記巻線の巻き数を選択し,前記弱め磁界巻線に電流を流すか否かを選択すると共に,前記磁束制御機構による前記磁路空隙を変化させて常に前記所定電圧値になるように制御することを特徴とする請求項1又は2に記載の永久磁石式発電機。
  4. 前記出力巻線は,中点から延びるU相,V相及びW相から成る3相星型に前記ステータに巻き上げられ,前記出力巻線は前記中点に近い第1巻線と該第1巻線に直列に結線された第2巻線から成り,前記出力ラインは,前記第1巻線の前記端部に第1スイッチを介して接続された第1出力ラインと前記第2巻線の端部に第2スイッチを介して接続された第2出力ラインとから構成され,前記弱め磁界巻線の巻き数は前記出力巻線と前記電圧増加巻線との巻き数の和より小さく構成し,前記コントローラは,前記所定電圧値になるように,前記第1スイッチ,前記第2スイッチ及び前記弱め磁界スイッチのON・OFF制御を行うと共に,前記磁束制御機構による前記磁路空隙を制御することを特徴とする請求項2又は3に記載の永久磁石式発電機。
  5. 前記出力巻線の電線の断面積は,前記中点に近い前記第1巻線が最大であり,前記中点から遠くなるに従って順次小さくなっていることを特徴とする請求項4に記載の永久磁石式発電機。
  6. 前記コントローラは,前記磁束制御装置,前記巻線の前記巻き数の切り換え,次いで前記弱め磁界巻線の順による制御を行い,前記回転数と前記負荷にかかわらず,前記磁束制御装置による電圧制御が不能になった時,前記巻線の前記巻き数の切り換えによる制御を行い,前記前記巻線の前記巻き数の切り換えによる電圧制御が不能になった時,前記弱め磁界巻線による制御を行うことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の永久磁石式発電機。
  7. 前記コントローラは,前記ロータが低速に応答して前記第2出力ラインから出力すると共に前記磁束制御装置の制御を行って予め決められた所定の一定電圧を発電することを特徴とする請求項3〜6のいずれか1項に記載の永久磁石式発電機。
  8. 前記コントローラは,前記磁束制御機構の制御を行って発電電圧が予め決められた所定の一定電圧を超えることに応答して,前記弱め磁界巻線を付勢して予め決められた所定の一定電圧に制御することを特徴とする請求項7に記載の永久磁石式発電機。
  9. 前記コントローラは,前記ロータが高速に応答して前記第1出力ラインからの出力に切り換えると共に,前記磁束制御機構の制御を行って予め決められた所定の一定電圧を発電することを特徴とする請求項4〜8のいずれか1項に記載の永久磁石式発電機。
  10. 前記コントローラは,前記磁束制御機構の制御を行って発電電圧が予め決められた所定の一定電圧を超えることに応答して,前記弱め磁界用巻線を付勢して予め決められた所定の一定電圧に制御することを特徴とする請求項9に記載の弱め磁界と磁路空隙制御を用いた永久磁石式発電機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100966605B1 (ko) * 2008-10-21 2010-06-29 (주)화인 자속 제어형 영구자석식 발전기를 장착한 냉장/냉동차량의 냉각시스템
WO2012053259A1 (ja) * 2010-10-18 2012-04-26 Nohara Toyomi 発電ユニット及び発電式健康器具

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