JP2008118021A - 半導体モジュールとその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】外部接続端子26を有する半導体基板12と、インダクタ素子40、80を有し半導体基板12に実装される素子基板10とを有する。粉末状の磁性体が分散された樹脂材で形成され、インダクタ素子40、80を覆う磁性樹脂体30、60を備える。
【選択図】図1
Description
また、特許文献5には、層間絶縁膜を介して一対のコイル配線がプラグで電気的に接続されて形成され、コイル配線の中央部及び外周部に軟磁性体粒子を接着性材料で固化して形成された磁気コアが配置されるオンチップ・コイルの構成が開示されている。
インダクタをIC表面上に形成する場合、材料や構造の制約から大容量のインダクタを形成することが困難であることが判明しているため、大容量のインダクタを低コストで形成する技術の開発が強く望まれていた。
本発明の半導体モジュールは、外部接続端子を有する半導体基板と、インダクタ素子を有し前記半導体基板に実装される素子基板とを有し、粉末状の磁性体が分散された樹脂材で形成され、前記インダクタ素子を覆う磁性樹脂体を備えることを特徴とするものである。
従って、本発明の半導体モジュールでは、インダクタ素子から発生する磁力線の磁路が磁性体分散樹脂体内で閉じることになるため、磁束密度を大きくすることが可能になり、大容量のインダクタンス値(L値)を得ることができる。逆に、本発明では、少ない巻数でインダクタ素子を形成することが可能になるため、占有面積の削減できるという効果も奏する。
また、本発明では、粉末状の磁性体が分散された樹脂材を印刷法、スピンコート法、液滴吐出法等により塗布するという簡単な工法で磁性樹脂体を形成できるため、コストの増加を回避することができる。
また、この構成においては、前記インダクタ素子が、スパイラル状にパターニングされた配線を有し、前記接続部が、前記インダクタ素子の周囲と、前記インダクタ素子の中心部とに設けられる構成を好適に採用できる。
従って、本発明では、インダクタ素子から発生する磁力線が閉ループを形成して集中させやすくなるため、磁束密度が向上し、より大容量のインダクタンス値(L値)を得ることが可能になる。
これにより、本発明では、基板の所望位置(所定位置)に貫通孔を形成し、この貫通孔に磁性体分散樹脂材を充填することにより、当該接続部を介して第1膜部及び第2膜部において磁力線を閉ループを形成することができる。また、基板に貫通孔を形成することにより、容易に接続部を設定することが可能になる。
これにより、本発明では、インダクタ素子及び第2インダクタ素子の双方で磁力線を生じさせることができ、より大容量のインダクタンス値(L値)を得ることが可能になる。
これにより、本発明では、素子基板が外部接続端子よりも突出することを防止でき、薄型の半導体モジュールを得ることができる。
これにより、本発明では、複数のインダクタ素子が形成された素子ウエハを一括的に半導体基板(半導体ウエハ)に実装する際に、半導体基板から突出する外部接続端子を孔部に挿通させることにより、外部接続端子に阻害されることなく、円滑に実装作業を実施することが可能になる。
このような構造によれば、前記素子基板と前記半導体基板との接合にアンダーフィル材からなる接合材を用いることにより、前記素子基板と前記半導体基板との間に生じる熱膨張係数の相違により生じる応力を吸収することができる。これにより、ヒートサイクル等の熱的応力に対する接続信頼性の向上、及び衝撃や折り曲げ等の物理的応力に対する接続信頼性の向上を図ることができる。
これにより、本発明の半導体モジュールの製造方法では、インダクタ素子から発生する磁力線の磁路が磁性体分散樹脂体内で閉じることになるため、磁束密度を大きくすることが可能になり、大容量のインダクタンス値(L値)を得ることができる。逆に、本発明では、少ない巻数でインダクタ素子を形成することが可能になるため、占有面積の削減できるという効果も奏する。
また、本発明では、粉末状の磁性体が分散された樹脂材を印刷法、スピンコート法、液滴吐出法等により塗布するという簡単な工法で磁性樹脂体を形成できるため、コストの増加を回避することができる。
前記インダクタ素子としては、スパイラル状にパターニングされた配線を有し、前記接続部を、前記インダクタ素子の周囲と、前記インダクタ素子の中心部とに設ける手順も好適に採用できる。
従って、本発明では、インダクタ素子から発生する磁力線が閉ループを形成して集中させやすくなるため、磁束密度が向上し、より大容量のインダクタンス値(L値)を得ることが可能になる。
これにより、本発明では、基板の所望位置(所定位置)に貫通孔を形成し、この貫通孔に磁性体分散樹脂材を充填することにより、当該接続部を介して第1膜部及び第2膜部において磁力線を閉ループを形成することができる。また、基板に貫通孔を形成することにより、容易に接続部を設定することが可能になる。
これにより、本発明では、インダクタ素子及び第2インダクタ素子の双方で磁力線を生じさせることができ、より大容量のインダクタンス値(L値)を得ることが可能になる。
これにより、本発明では、半導体ウエハから複数の半導体基板を一括して形成することができるため、生産性を向上させることができる。
これにより、本発明では、インダクタ素子を有する複数の素子基板を一括的に形成できるとともに、これらの素子基板を複数の半導体基板に一括的に実装できるため、より生産性を向上させることができる。
このような手順によれば、前記素子基板と前記半導体基板との接合にアンダーフィル材からなる接合材を用いることにより、前記素子基板と前記半導体基板との間に生じる熱膨張係数の相違により生じる応力を吸収することができる。これにより、ヒートサイクル等の熱的応力に対する接続信頼性の向上、及び衝撃や折り曲げ等の物理的応力に対する接続信頼性の向上を図ることができる。
なお、以下の説明に用いる各図面では、各部材を認識可能な大きさとするため、各部材の縮尺を適宜変更している。
ここでは、例えば、インダクタ素子を有する素子基板がICチップに接続(実装)された半導体モジュールについて説明する。
図1(a)は、本実施の形態における半導体モジュールの構成を示す平面図であって、図1(b)は、半導体モジュールの概略構成を示す正面断面図である。
本実施形態の半導体モジュール(半導体装置)1は、図1に示すように、素子基板10と、ICチップ(半導体素子、半導体基板)12とが接合されてなるシステムインパッケージ(SiP)の構成をなすものである。
素子基板10は、ここでは例えばガラス繊維を含んだエポキシ樹脂(ガラス・エポキシ樹脂)のような汎用樹脂を主体として構成された配線基板である。なお、素子基板10としては、フレキシブル基板であってもよい。
また、インダクタ素子80の外側端部(配線の外側端部)は、裏面10bに形成された接続配線81(図1(a)では図示せず、図1(b)参照)に接続され、素子基板10を貫通する貫通電極82、主面10aに形成された電極83、接続端子15及び電極13を介してICチップ12と接続されている。
また、インダクタ素子40、80の中心側の端部は、貫通孔19の壁面に形成された配線(図示せず)により接続されている。
また、これら磁性樹脂層30、60は、当該磁性樹脂層30、60を形成する磁性樹脂材料を貫通孔17〜19に装填することで設けられた接続部27〜29によって、互いに接続されている。
まず、素子基板10を製造する手順について説明する。
図2(a)に示すように、素子基板10に対してエッチング等により貫通孔17〜19(図2(a)では貫通孔17は図示せず、図1(a)参照)、及び貫通電極82が形成される貫通孔82aを形成するとともに、電解メッキ法等により、インダクタ素子40、80や上述した接続配線41、81、電極83、貫通電極82、貫通孔19内の配線等を形成する。
この後、素子基板10の主面10a上の電極部に、図2(e)に示すように、接続端子15をはんだ等により形成する。
これにより、素子基板10が製造される。
ICチップ12は、ウエハの状態において一括して配線、ICチップ側電極13及び外部接続端子26等の形成を行ってから個々のICチップに分離する、W−CSP(Wafer level Chip Scale Package)技術を利用して形成される。
ICチップ12を製造するにあたっては、まず、図3に示すような単結晶シリコンからなるシリコンICウエハ(半導体ウエハ)4を用意する。そして、その主面4a(ICチップ12の能動面12aに相当)に集積回路及び電極を形成し、その後、集積回路、電極を覆うようにしてシリコンICウエハ4上にパッシベーション膜16を一面に形成する。このシリコンICウエハ4は、ダイシングラインLによって区画され、それぞれが半導体素子を有する複数のICチップ形成領域3を有してなるものである。
続いて、半導体モジュール1の第2実施形態について、図5を参照して説明する。
上記第1実施形態では、素子基板10の両面にインダクタ素子を設ける構成としたが、本実施形態では素子基板10の主面10aのみにインダクタ素子40が設けられている。
この構成においても、磁力線に閉ループを形成するために、インダクタ素子が設けられていない裏面10bにも磁性樹脂層60を形成する。
本実施形態でも、上記第1実施形態と同様の作用・効果を得ることが可能である。
続いて、半導体モジュール1の第2実施形態について、図6を参照して説明する。
上記実施形態では、素子基板10をICチップ12の能動面12aに設ける構成としたが、本実施形態では、裏面12bに設ける場合について説明する。
また、本実施形態では、素子基板10は、モールド材53により封止されている。モールド材53としては、例えば所定の粒径のシリカを分散させた熱硬化型エポキシ系樹脂からなるものが使用される。このように、モールド材53によって、ICチップ12、素子基板10を封止することにより、これらICチップ12、素子基板10に対する機械的又は化学的な保護を得ることができる。
次に、上述した電子基板を備えた電子機器の例について説明する。
図7は、携帯電話の斜視図である。上述した電子基板は、携帯電話1300の筐体内部に配置されている。この構成によれば、高いインダクタンス値を有し、またコスト増が抑制された電子基板を備えているので、低コストで高品質の携帯電話を提供することができる。
これにより、外部接続端子26に阻害されることなく、円滑に素子ウエハ100をシリコンICウエハ4に実装(載置)することができる。
従って、この構成では、素子ウエハ100を用いて、磁性樹脂体に覆われたインダクタ素子を複数一括して形成することが可能になり、より生産性を向上させることができる。
Claims (17)
- 外部接続端子を有する半導体基板と、
インダクタ素子を有し前記半導体基板に実装される素子基板とを有し、
粉末状の磁性体が分散された樹脂材で形成され、前記インダクタ素子を覆う磁性樹脂体を備えることを特徴とする半導体モジュール。 - 請求項1記載の半導体モジュールにおいて、
前記インダクタ素子は、前記素子基板の一方の面に設けられ、
前記磁性樹脂体は、前記基素子板の一方の面に成膜され前記インダクタ素子を封止する第1膜部と、
前記基板の他方の面に成膜された第2膜部と、
前記第1膜部及び前記第2膜部を接続する接続部とを有することを特徴とする半導体モジュール。 - 請求項2記載の半導体モジュールにおいて、
前記インダクタ素子は、スパイラル状にパターニングされた配線を有し、
前記接続部は、前記インダクタ素子の周囲と、前記インダクタ素子の中心部とに設けられていることを特徴とする半導体モジュール。 - 請求項2または3記載の半導体モジュールにおいて、
前記接続部は、前記素子基板を貫通して設けられることを特徴とする半導体モジュール。 - 請求項2から4のいずれかに記載の半導体モジュールにおいて、
前記素子基板の他方の面に、前記第2膜部に封止された第2インダクタ素子が設けられることを特徴とする半導体モジュール。 - 請求項1から5のいずれかに記載の半導体モジュールにおいて、
前記外部接続端子及び前記素子基板は、それぞれ前記半導体基板の一方の側に設けられ、
前記素子基板は、複数の前記外部接続端子の先端部を結ぶ平面と、前記半導体基板とで形成される空間内に実装されることを特徴とする半導体モジュール。 - 請求項6記載の半導体モジュールにおいて、
前記素子基板は、前記外部接続端子が挿通する孔部を有することを特徴とする半導体モジュール。 - 請求項1から5のいずれかに記載の半導体モジュールにおいて、
前記外部接続端子及び前記素子基板は、それぞれ前記半導体基板の互いに異なる側に設けられ、前記半導体基板に形成された貫通電極を介して電気的に接続されることを特徴とする半導体モジュール。 - 請求項1から8のいずれかに記載の半導体モジュールにおいて、
前記素子基板と前記半導体基板との間に、アンダーフィル材からなる接合材が充填されたことを特徴とする半導体モジュール。 - 素子基板に形成されたインダクタ素子を、粉末状の磁性体を分散した樹脂材で形成された磁性樹脂体で覆う工程と、
前記インダクタ素子が前記磁性樹脂体で覆われた前記素子基板を、外部接続端子を有する半導体基板に実装する工程と、
を有することを特徴とする半導体モジュールの製造方法。 - 請求項10記載の半導体モジュールの製造方法において、
前記磁性樹脂体で覆う工程は、前記素子基板の一方の面に、前記インダクタ素子を封止する第1膜部を成膜する工程と、
前記基板の他方の面に、第2膜部を成膜する工程と、
前記第1膜部及び前記第2膜部を接続する接続部を形成する工程とを有することを特徴とする半導体モジュールの製造方法。 - 請求項11記載の半導体モジュールの製造方法において、
前記インダクタ素子は、スパイラル状にパターニングされた配線を有し、
前記接続部を、前記インダクタ素子の周囲と、前記インダクタ素子の中心部とに設けることを特徴とする半導体モジュールの製造方法。 - 請求項12記載の半導体モジュールの製造方法において、
前記接続部を、前記素子基板を貫通して設けることを特徴とする半導体モジュールの製造方法。 - 請求項11から13のいずれかに記載の半導体モジュールの製造方法において、
前記素子基板の他方の面に、前記第2膜部に封止される第2インダクタ素子を設ける工程を有することを特徴とする半導体モジュールの製造方法。 - 請求項10から14のいずれかに記載の半導体モジュールの製造方法において、
半導体素子及び前記外部接続端子を複数有する半導体ウエハに対して、前記インダクタ素子が前記磁性樹脂体で覆われた前記素子基板を前記半導体素子毎に実装する工程と、
前記半導体ウエハを前記半導体素子毎に切断して、前記素子基板を有する前記半導体基板に分離する工程とを有することを特徴とする半導体モジュールの製造方法。 - 請求項15記載の半導体モジュールの製造方法において、
前記インダクタ素子及び前記磁性樹脂体が複数形成された素子ウエハを、前記半導体ウエハに実装する工程と、
前記半導体ウエハ及び前記素子ウエハを切断して、前記素子基板を有する前記半導体基板に分離する工程とを有することを特徴とする半導体モジュールの製造方法。 - 請求項10から16のいずれかに記載の半導体モジュールの製造方法において、
前記素子基板と前記半導体基板との間に、アンダーフィル材からなる接合材を充填する工程を有することを特徴とする半導体モジュールの製造方法。
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