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JP2008118059A - コモンモードチョークコイル - Google Patents

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JP2008118059A JP2006302073A JP2006302073A JP2008118059A JP 2008118059 A JP2008118059 A JP 2008118059A JP 2006302073 A JP2006302073 A JP 2006302073A JP 2006302073 A JP2006302073 A JP 2006302073A JP 2008118059 A JP2008118059 A JP 2008118059A
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知一 伊藤
Takeshi Okumura
武史 奥村
Makoto Nemoto
誠 根本
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Abstract

【課題】スパイラル状導体の平面的な位置にずれが生じても特性が変化しないコモンモードチョークコイルを提供する。
【解決手段】スパイラル状導体を141,142含む第1のコイル140と、スパイラル状導体151,152を含む第2のコイル150とを備える。スパイラル状導体141,151は、スパイラル状導体152の隙間を介して積層方向に向かい合っており、スパイラル状導体142,152は、スパイラル状導体141の隙間を介して積層方向に向かい合っている。さらに、スパイラル状導体141の内周部及び外周部とスパイラル状導体142の外周部及び内周部は、積層方向にそれぞれ向かい合っており、スパイラル状導体151の内周部及び外周部とスパイラル状導体152の外周部及び内周部は、積層方向にそれぞれ向かい合っている。
【選択図】図3

Description

本発明はコモンモードチョークコイルに関し、特に、コイル導体間の磁気結合が高められたコモンモードチョークコイルに関する。
近年、高速な信号伝送インターフェースとして、USB2.0規格やIEEE1394規格が広く普及し、パーソナルコンピュータやデジタルカメラなど数多くのデジタル機器に用いられている。USB2.0規格やIEEE1394規格などのインターフェースは、古くから一般的であったシングルエンド伝送方式とは異なり、一対の信号線を用いて差動信号を伝送する差動信号方式が採用されている。
差動伝送方式は、シングルエンド伝送方式と比べて信号線から発生する放射電磁界が少ないだけでなく、外来ノイズの影響を受けにくいという優れた特徴を有している。このため、信号の小振幅化が容易であり、小振幅化による立ち上がり時間及び立ち下がり時間の短縮によって、シングルエンド伝送方式よりも高速な信号伝送を行うことが可能となる。
図9は、一般的な差動伝送回路の回路図である。
図9に示す差動伝送回路は、一対の信号線11,12と、信号線11,12に差動信号を供給する出力バッファ13と、信号線11,12からの差動信号を受ける入力バッファ14とを備えている。かかる構成により、出力バッファ13に与えられる入力信号INは、一対の信号線11,12を経由して入力バッファ14へ伝えられ、出力信号OUTとして再生される。このような差動伝送回路は、上述の通り、信号線11,12から発生する放射電磁界が少ないという特徴を有しているが、信号線11,12に共通のノイズ(コモンモードノイズ)が重畳した場合には比較的大きな放射電磁界を発生させてしまう。コモンモードノイズによって発生する放射電磁界を低減するためには、図9に示すように、信号線11,12にコモンモードチョークコイル20を挿入することが有効である。
コモンモードチョークコイル20は、信号線11,12を伝わる差動成分(信号)に対するインピーダンスが低く、同相成分(コモンモードノイズ)に対するインピーダンスが高いという特性を有している。このため、信号線11,12にコモンモードチョークコイル20を挿入することにより、差動信号を実質的に減衰させることなく、一対の信号線11,12を伝わるコモンモードノイズを遮断することができる。コモンモードチョークコイル20としては、例えば特許文献1〜3に記載された積層型のコモンモードチョークコイルが知られている。
図10は、一般的な積層型のコモンモードチョークコイルの構造を説明するための模式的な略断面図である。
図10に示すように、積層型のコモンモードチョークコイルは、絶縁体30の内部に第1の導体層31と第2の導体層32が埋め込まれており、これらが積層方向において向かい合っている。導体層31にはスパイラル状導体41からなるコイルが設けられており、導体層32にはスパイラル状導体42からなるコイルが設けられている。スパイラル状導体41,42は、積層方向に隣接しており、隣接した部分において磁気的結合が発生する。このため、磁気的結合を強めるためには、スパイラル状導体41とスパイラル状導体42の対向する部分の面積を増大させればよい。
しかしながら、コモンモードチョークコイルに対しては小型化が要求されるため、必然的にスパイラル状導体41,42の導体幅を狭くせざるを得ない。スパイラル状導体41,42の導体幅を狭くすると、スパイラル状導体41とスパイラル状導体42の対向する部分の面積が小さくなり、その結果、磁気結合が低下するという問題があった。
この問題を解決するためには、図11に示すように、各コイルを2層構造とすればよい。図11に示す例では、一方のコイルを2つのスパイラル状導体51,52によって構成し、他方のコイルを2つのスパイラル状導体53,54によって構成している。これによれば、スパイラル状導体51〜54の配線幅を確保しつつ、コイル全体の巻回数を増やすことができることから、小型化を実現することが可能となる。
しかしながら、このような構造を採用すると、磁気結合すべきスパイラル状導体間の対向面積が不十分となってしまう。つまり、一方のコイルを構成するスパイラル状導体52と、他方のコイルを構成するスパイラル状導体53については、互いに積層方向に向かい合うものの、スパイラル状導体51やスパイラル状導体54については、磁気結合すべき他のスパイラル状導体と直接向かい合わない。このため、十分な磁気結合が得られないという問題があった。
この問題を解決するためには、図12に示すように、スパイラル状導体51,52の径方向における位置をずらすとともに、スパイラル状導体53,54の径方向における位置をずらせばよい(特許文献4参照)。このような構造を採用すれば、スパイラル状導体51,52がそれぞれスパイラル状導体53,54と直接向き合うことから、磁気結合を高めることが可能となる。
特開平8−203737号公報 特開2005−12071号公報 特開2005−12072号公報 特開2005−223262号公報
しかしながら、積層型のコモンモードチョークコイルは、スパイラル状導体が形成された絶縁層を積層することにより作製されることから、スパイラル状導体間において平面方向の目ずれが不可避的に生じる。
図13は、図12に示したスパイラル状導体52が左側にずれた状態を示す模式的な断面図である。図13に示すように、スパイラル状導体52にずれが生じると、スパイラル状導体52とスパイラル状導体54とが向き合う面積が減少し、これらの間の磁気結合が低下してしまう。それだけでなく、スパイラル状導体51とスパイラル状導体53との間に、スパイラル状導体52の一部が介在することになり、これらの間の磁気結合も低下してしまう。このような磁気結合の低下は、目ずれが大きくなればなるほど顕著となることから、目ずれの程度によって特性が変化するという問題があった。
本発明は、このような問題を解決すべくなされたものであって、スパイラル状導体の平面的な位置にずれが生じても特性が変化しないコモンモードチョークコイルを提供することを目的とする。
本発明によるコモンモードチョークコイルは、積層された第1及び第2のスパイラル状導体を含む第1のコイルと、積層された第3及び第4のスパイラル状導体を含む第2のコイルとを備える積層型のコモンモードチョークコイルであって、前記第1のスパイラル状導体と前記第3のスパイラル状導体は、前記第2のスパイラル状導体の隙間を介して積層方向に向かい合っており、前記第2のスパイラル状導体と前記第4のスパイラル状導体は、前記第3のスパイラル状導体の隙間を介して積層方向に向かい合っており、前記第1のスパイラル状導体の内周部及び外周部と前記第2のスパイラル状導体の外周部及び内周部は、積層方向にそれぞれ向かい合っており、前記第3のスパイラル状導体の内周部及び外周部と前記第4のスパイラル状導体の外周部及び内周部は、積層方向にそれぞれ向かい合っていることを特徴とする。
本発明によれば、第1のスパイラル状導体の内周部及び外周部と第2のスパイラル状導体の外周部及び内周部が積層方向にそれぞれ向かい合っていることから、第1のスパイラル状導体や第2のスパイラル状導体の平面的な位置が多少ずれたとしても、第1のスパイラル状導体と第3のスパイラル状導体との対向面積は変化しない。同様に、第3のスパイラル状導体の内周部及び外周部と第4のスパイラル状導体の外周部及び内周部が積層方向にそれぞれ向かい合っていることから、第3のスパイラル状導体や第4のスパイラル状導体の平面的な位置が多少ずれたとしても、第2のスパイラル状導体と第4のスパイラル状導体との対向面積は変化しない。
これにより、各スパイラル状導体に平面方向の目ずれが生じた場合であっても、第1のコイルと第2のコイルとの磁気結合が変化しない。これにより、本発明によれば特性の安定したコモンモードチョークコイルを提供することが可能となる。
本発明において、前記第1のスパイラル状導体と前記第3のスパイラル状導体は実質的に同一形状であり、前記第2のスパイラル状導体と前記第4のスパイラル状導体は実質的に同一形状であることが好ましい。これによれば、第1のコイルと第2のコイルとの磁気結合を高めることが可能となる。
本発明によるコモンモードチョークコイルは、前記第1及び第2のコイル導体を挟んで前記積層方向の両側に設けられた一対の磁性体基板をさらに備えることが好ましい。これによれば、第1及び第2のコイル導体の磁気結合をより高めることが可能となる。また、前記第1及び第2のコイル導体は、非磁性体材料によって絶縁されていることが好ましい。これによれば、第1及び第2のコイル導体の磁気結合をより高めることが可能となる。
このように、本発明によれば、各スパイラル状導体に平面方向の目ずれが生じた場合であっても磁気結合が変化しないことから、特性の安定したコモンモードチョークコイルを提供することが可能となる。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の好ましい実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の好ましい第1の実施形態によるコモンモードチョークコイル100の構造を示す略分解斜視図であり、図2は、本実施形態によるコモンモードチョークコイル100を組み立てた状態を示す略斜視図である。
図1に示すように、本実施形態によるコモンモードチョークコイル100は、基板111,112と、基板111,112間に設けられた絶縁層121〜125と、所定の絶縁層に形成された導体パターンとを備えた積層型のコモンモードチョークコイルである。ここで、「積層型のコモンモードチョークコイル」とは、絶縁層を介して平面的な導体パターンが複数積層されたタイプのコモンモードチョークコイルを指し、ドラムに導線を巻回したタイプのコモンモードチョークコイルと区別される。
基板111,112の材料については特に限定されないが、透磁率の高い材料、例えばフェライトなどの磁性材料を用いることが好ましい。これは、基板111,112の材料として磁性材料を用いることにより、磁気結合が高められるからである。また、絶縁層121〜125の材料については、特に限定されないが、ポリイミドなどの非磁性体材料を用いることが好ましい。これは、絶縁層121〜125の材料として非磁性体材料を用いることにより、磁気結合が高められるからである。
絶縁層に形成された導体パターンは、各絶縁層121〜124の表面に形成された内部電極131〜134と、絶縁層122,121の表面にそれぞれ形成されたスパイラル状導体141,142と、絶縁層124,123の表面にそれぞれ形成されたスパイラル状導体151,152とを含んでいる。
スパイラル状導体141とスパイラル状導体142は、スルーホール導体(図示せず)を介して繋がっており、これにより1つのコイル140(第1のコイル)を構成する。同様に、スパイラル状導体151とスパイラル状導体152もスルーホール導体(図示せず)を介して繋がっており、これにより1つのコイル150(第2のコイル)を構成する。
図1に示すように、第1のコイル140を構成するスパイラル状導体141と、第2のコイル150を構成するスパイラル状導体151は、内部電極131,132への引き出し部を除いて同一形状を有している。同様に、第1のコイル140を構成するスパイラル状導体142と、第2のコイル150を構成するスパイラル状導体152は、内部電極133,134への引き出し部を除いて同一形状を有している。
これらのスパイラル状導体は、絶縁層上に、スパッタリング法、蒸着法、メッキ法などのいわゆる薄膜プロセスによって形成することができる。これら導体パターンのうち、内部電極131〜134は、それぞれ図2に示す外部電極101〜104に接続される導体パターンである(図1では、外部電極101〜104の図示を省略してある)。
図1に示すように、スパイラル状導体141,142からなる第1のコイル140は、一端が内部電極131に接続され、他端が内部電極133に接続されている。また、スパイラル状導体151,152からなる第2のコイル導体150は、一端が内部電極132に接続され、他端が内部電極134に接続されている。
そして、図1に示す矢印Aからみた場合、これらコイル140,150は、いずれも一端から他端に向かっていずれも左回り(反時計回り)に巻回されている。したがって、外部電極101,102を一対の入力端子とすればコイル140,150は、互いに同方向に磁気結合することになる。ここで、「互いに同方向に磁気結合」とは、同相成分に対しては互いに磁束を強め合い、差動成分に対しては互いに磁束を打ち消し合うように磁気結合していることを言う。
図3は、図1に示すB断面の構造を模式的に示す断面図である。また、図4はスパイラル状導体141とスパイラル状導体142の重なりを示す平面図であり、図5はスパイラル状導体152とスパイラル状導体141の重なりを示す平面図であり、図6はスパイラル状導体151とスパイラル状導体152の重なりを示す平面図である。
図3に示すように、本実施形態によるコモンモードチョークコイル100では、各スパイラル状導体の導体幅Lと、同一平面上における導体間隔Sとの関係が
L>S
に設定されている。そして、隣接するスパイラル状導体は、積層方向から見て一方が他方の導体間を覆うように配置されている。これにより、第1のコイル140を構成するスパイラル状導体141と、第2のコイル150を構成するスパイラル状導体151は、矢印C1に示すように、スパイラル状導体142の隙間を介して積層方向に向かい合うことになる。同様に、第1のコイル140を構成するスパイラル状導体142と、第2のコイル150を構成するスパイラル状導152は、矢印C2に示すように、スパイラル状導体151の隙間を介して積層方向に向かい合うことになる。
隣接するスパイラル状導体間の関係についてより詳細に説明すると、下記の通りとなる。
まず、スパイラル状導体141とスパイラル状導体142に着目すると、図4に示すように、スパイラル状導体141の導体間を覆うようにスパイラル状導体142が配置されるとともに、スパイラル状導体142の導体間を覆うようにスパイラル状導体141が配置されている。これにより、スパイラル状導体141の内周部はスパイラル状導体142の外周部と向かい合い、スパイラル状導体141の外周部はスパイラル状導体142の内周部と向かい合うことになる。スパイラル状導体141の内周部とスパイラル状導体142の外周部との重なりは、図3において矢印D1で示されている。また、スパイラル状導体141の外周部とスパイラル状導体142の内周部との重なりは、図3において矢印D2で示されている。
ここで、スパイラル状導体の「内周部」及び「外周部」とは、図7に示すように、1つのスパイラル状導体を導体幅方向に二分した場合、内周側に位置する部分161及び外周側に位置する部分162としてそれぞれ定義される。断面図における内周部・外周部の位置関係は、図3にも一部表記されている。
同様に、スパイラル状導体152とスパイラル状導体141に着目すると、図5に示すように、スパイラル状導体152の導体間を覆うようにスパイラル状導体141が配置されるとともに、スパイラル状導体141の導体間を覆うようにスパイラル状導体152が配置されている。これにより、スパイラル状導体152の内周部はスパイラル状導体141の外周部と向かい合い、スパイラル状導体152の外周部はスパイラル状導体141の内周部と向かい合うことになる。スパイラル状導体152の内周部とスパイラル状導体141の外周部との重なりは、図3において矢印D3で示されている。また、スパイラル状導体152の外周部とスパイラル状導体141の内周部との重なりは、図3において矢印D4で示されている。
さらに同様に、スパイラル状導体151とスパイラル状導体152に着目すると、図6に示すように、スパイラル状導体151の導体間を覆うようにスパイラル状導体152が配置されるとともに、スパイラル状導体152の導体間を覆うようにスパイラル状導体151が配置されている。これにより、スパイラル状導体151の内周部はスパイラル状導体152の外周部と向かい合い、スパイラル状導体151の外周部はスパイラル状導体152の内周部と向かい合うことになる。スパイラル状導体151の内周部とスパイラル状導体152の外周部との重なりは、図3において矢印D5で示されている。また、スパイラル状導体151の外周部とスパイラル状導体152の内周部との重なりは、図3において矢印D6で示されている。
尚、隣接する2つのスパイラル状導体は、一方が内周から外周に向かって左回りであるのに対し、他方は外周から内周に向かって左回りである。このため、一方が他方の導体間を完全に覆うように配置することはできず、図4〜図6に示す領域E1〜E3において一部の導体間を覆うことができなくなる。
このような隣接するスパイラル状導体間の重なりは、内周部及び外周部の和(例えばD1+D2)が
L−S
で定義される。したがって、一方のスパイラル状導体の線幅方向における中心と、他方のスパイラル状導体間の線幅方向における中心とが一致している場合、内周部における重なり及び外周部における重なりは、いずれも
(L−S)/2
となる。
以上が本実施形態によるコモンモードチョークコイル100の構成である。
このような構成を有するコモンモードチョークコイル100は、各スパイラル状導体に平面方向の目ずれが生じた場合であっても、目ずれによる特性の変化がほとんど生じない。図8はこれを説明するための図であり、スパイラル状導体141が左側にずれた状態を模式的に示している。
図8に示すように、スパイラル状導体141が左側にずれると、コモンモードチョークコイル100の左側のエリアF1では、重なりD1,D4が減少し、D2,D3が増加する。逆に、コモンモードチョークコイル100の右側のエリアF2では、重なりD1,D4が増加し、D2,D3が減少する。しかしながら、スパイラル状導体141,151の重なりC1や、スパイラル状導体142,152の重なりC2については、どのエリアにおいても変化しない。このため、第1のコイル140と第2のコイル150との間の磁気結合も実質的に変化しない。
また、隣接するスパイラル状導体間の重なりについても、全体的に見ればD1〜D4とも変化しないため、両者間の浮遊容量についても実質的に変化しない。
目ずれの許容範囲は、スパイラル状導体の導体幅Lと導体間隔Sとの関係によって決まる。上述の通り、一方のスパイラル状導体の線幅方向における中心と、他方のスパイラル状導体間の線幅方向における中心とが一致するように設計した場合、内周部における重なり及び外周部における重なりは、いずれも
(L−S)/2
となることから、この値が目ずれの許容範囲となる。したがって、想定される目ずれの最大値よりも上記の値を大きく設定すればよい。一例として、スパイラル状導体の導体幅Lを10μm、導体間隔Sを6μmとすれば、
(L−S)/2=2μm
となり、2μmの目ずれを吸収できることになる。
このように、本実施形態によるコモンモードチョークコイル100によれば、各スパイラル状導体に平面方向の目ずれが生じた場合であっても、目ずれによる特性の変化はほとんど生じなくなる。
しかも、本実施形態では、スパイラル状導体141,151が実質的に同一形状を有しており、スパイラル状導体142,152が実質的に同一形状を有していることから、高い磁気結合を得ることができるとともに、第1のコイル140と第2のコイル150の特性を一致させることが可能となる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は、上記の実施形態に限定されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることはいうまでもない。
例えば、上記各実施形態では、一対のコイル導体の両側に基板が設けられているが、これら基板の一方又は両方を省略しても構わない。
本発明の好ましい第1の実施形態によるコモンモードチョークコイル100の構造を示す略分解斜視図である。 コモンモードチョークコイル100を組み立てた状態を示す略斜視図である。 図1に示すB断面の構造を模式的に示す断面図である。 スパイラル状導体141とスパイラル状導体142の重なりを示す平面図である。 スパイラル状導体152とスパイラル状導体141の重なりを示す平面図である。 スパイラル状導体151とスパイラル状導体152の重なりを示す平面図である。 スパイラル状導体の内周部及び外周部の定義を説明するための模式図である。 コモンモードチョークコイル100のスパイラル状導体141が左側にずれた状態を示す模式的な断面図である。 一般的な差動伝送回路の回路図である。 一般的な積層型のコモンモードチョークコイルの構造を説明するための模式的な略断面図である。 コイルを2層構造としたコモンモードチョークコイルの構造を説明するための模式的な略断面図である。 コイルを2層構造としたコモンモードチョークコイルの変形例の構造を説明するための模式的な略断面図である。 図12に示したスパイラル状導体52が左側にずれた状態を示す模式的な断面図である。
符号の説明
11,12 信号線
13 出力バッファ
14 入力バッファ
20 コモンモードチョークコイル
30 絶縁体
32,32 導体層
41,42,51〜54 スパイラル状導体
100 コモンモードチョークコイル
101〜104 外部電極
111,112 基板
121〜125 絶縁層
131〜134 内部電極
140 第1のコイル
150 第2のコイル
141,142,151,152 スパイラル状導体
161 内周部分
162 外周部分

Claims (3)

  1. 積層された第1及び第2のスパイラル状導体を含む第1のコイルと、積層された第3及び第4のスパイラル状導体を含む第2のコイルとを備える積層型のコモンモードチョークコイルであって、
    前記第1のスパイラル状導体と前記第3のスパイラル状導体は、前記第2のスパイラル状導体の隙間を介して積層方向に向かい合っており、
    前記第2のスパイラル状導体と前記第4のスパイラル状導体は、前記第3のスパイラル状導体の隙間を介して積層方向に向かい合っており、
    前記第1のスパイラル状導体の内周部及び外周部と前記第2のスパイラル状導体の外周部及び内周部は、積層方向にそれぞれ向かい合っており、
    前記第3のスパイラル状導体の内周部及び外周部と前記第4のスパイラル状導体の外周部及び内周部は、積層方向にそれぞれ向かい合っている
    ことを特徴とするコモンモードチョークコイル。
  2. 前記第1のスパイラル状導体と前記第3のスパイラル状導体は実質的に同一形状であり、前記第2のスパイラル状導体と前記第4のスパイラル状導体は実質的に同一形状であることを特徴とする請求項1に記載のコモンモードチョークコイル。
  3. 前記第1及び第2のコイルを挟んで前記積層方向の両側に設けられた磁性体基板をさらに備えることを特徴とする請求項1又は2に記載のコモンモードチョークコイル。
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