JP2008113484A - 電源装置およびそれを備える車両 - Google Patents
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Abstract
【課題】ユーザの利便性を向上させることを可能とする電源装置およびそれを備える車両を提供する。
【解決手段】車両100に搭載される制御装置30は、抵抗R1の温度状態を推定して、抵抗R1の温度状態が所定温度以下の状態であると推定した場合に、システムメインリレーSMRP,SMRGを順次導通させるとともに、システムメインリレーSMRGの導通時にシステムメインリレーSMRPを非導通にする。制御装置30はLレベルの信号IGに応じてシステムメインリレーSMRGを非導通にさせるとともに電圧センサ13から電圧値VH1を取得する。制御装置30はHレベルの信号IGに応じて電圧センサ13から電圧値VH2を取得して、電圧値VH1,VH2に基づき抵抗R1の温度状態を推定する。
【選択図】図1
【解決手段】車両100に搭載される制御装置30は、抵抗R1の温度状態を推定して、抵抗R1の温度状態が所定温度以下の状態であると推定した場合に、システムメインリレーSMRP,SMRGを順次導通させるとともに、システムメインリレーSMRGの導通時にシステムメインリレーSMRPを非導通にする。制御装置30はLレベルの信号IGに応じてシステムメインリレーSMRGを非導通にさせるとともに電圧センサ13から電圧値VH1を取得する。制御装置30はHレベルの信号IGに応じて電圧センサ13から電圧値VH2を取得して、電圧値VH1,VH2に基づき抵抗R1の温度状態を推定する。
【選択図】図1
Description
本発明は電源装置およびそれを備える車両に関し、特に、高電力を出力可能な電源装置、および、その電源装置を備える車両に関する。
駆動力源としてモータを備える電気自動車およびハイブリッド車両が近年注目されている。これらの車両では、モータに電力を供給するために比較的電圧の高いバッテリが搭載されており、バッテリとモータとの間には電源の接続および遮断を行なうためにリレーが配置されている。
これらの車両では電源投入時には、リレーが動作されて電力がモータに対して供給されることになる。リレーをオンする際に平滑コンデンサのプリチャージのために大電流が流れると、可動接点と固定接点との間の放電が原因となって接点が溶着する場合がある。リレー接点が溶着した場合には、電源を遮断できないという問題が発生する。
リレー接続時に大電流が流れるのを避けるため、平滑コンデンサのプリチャージ時に抵抗によって電流制限を行ない、プリチャージ後は抵抗をスイッチにより切離すことが行なわれる。これによりリレー接点の溶着を防ぐことができる。しかし抵抗による電流制限を行なった結果、抵抗は発熱する。
バッテリとモータとの接続が繰り返された場合には、抵抗が放熱するに十分な期間がないまま抵抗の発熱が繰り返されることになる。抵抗の温度が過度に上昇した場合には抵抗自身あるいは抵抗の周囲部品が損傷するという問題が発生する。このような問題を防ぐために、たとえば抵抗の放熱時間を監視する方法が用いられる。
たとえば特開2004−88821号公報(特許文献1)は、抵抗の放熱時間を設定しておいて、電源切断指示が入力されてからその放熱時間が経過した後に自身への電源供給を停止する電源制御装置を開示する。
特開2004−88821号公報
しかしながら、特開2004−88821号公報(特許文献1)に開示された技術では、電源制御装置の電源切断中における抵抗の放熱時間について考慮がなされていない。たとえば電源切断前の抵抗の温度が周囲温度に比べて大幅に高い場合には、電源切断中の抵抗の温度低下も大きい。よって電源制御装置の再起動時には、抵抗の温度が十分下がっている可能性が高い。
しかし電源制御装置は電源切断中における抵抗の放熱時間を監視できない。このため以下のような問題が生じる可能性がある。
電源切断中における抵抗の放熱時間を監視できないことにより、電源制御装置は電源切断前の抵抗の温度状況(抵抗が高温であるという状況)が続いているものとして起動時に抵抗の温度状況を判断する。この場合、たとえば電源制御装置は抵抗の温度を下げるために放熱時間を設定し、その放熱時間が経過するまでリレーの接続を禁止する。
しかしながら実際には抵抗の温度が十分低下しているため電源装置をすぐに起動させることが可能である。この場合にはユーザは電源装置が起動するまで待たされることになるのでユーザの利便性が低下する。
この問題を防ぐためには、たとえば電源制御装置の電源切断期間(抵抗の放熱時間)を監視する外部タイマーを設けることが考えられる。しかしながら外部タイマーを設けると電源制御装置の部品点数が増えるために電源制御装置のコストが増加する。なお、特開2004−88821号公報(特許文献1)は、このような問題の存在を特に示していない。
本発明の目的は、ユーザの利便性を向上させることを可能とする電源装置およびそれを備える車両を提供することである。
本発明は要約すれば、車両に搭載される電源装置であって、負荷回路に電力を供給する電源と、負荷回路に接続され、電源からの電力を蓄えるコンデンサと、電源とコンデンサとの間に電流を流すための電流経路と、コンデンサの端子間電圧を検出する電圧センサと、電源と電流経路との間に電気的に接続される抵抗と、電源と電流経路との間に電気的に抵抗と直列に接続される第1のスイッチと、電源と電流経路とを直接的に接続する第2のスイッチと、制御装置とを備える。制御装置は、起動指示に応じて抵抗の温度を推定して、抵抗の温度が所定の温度以下であると推定した場合に、第1および第2のスイッチを順次導通させるとともに第2のスイッチの導通時に第1のスイッチを非導通にする。制御装置は、停止指示に応じて第2のスイッチを非導通にさせるとともに電圧センサから第1の電圧値を取得し、起動指示に応じて電圧センサから第2の電圧値を取得して、第1および第2の電圧値に基づき抵抗の温度を推定する。
好ましくは、制御装置は、第1のスイッチの起動回数を計数するカウンタと、カウンタの計数値が所定値に達するまでは抵抗の温度が所定の温度以下であると推定し、計数値が所定値に達した場合には、抵抗の温度が所定の温度より高いと推定し、推定結果に基づいて第1および第2のスイッチを制御するスイッチ制御部とを含む。スイッチ制御部は、起動指示に応じて、第1および第2の電圧値からコンデンサの放電時間を算出して、放電時間に基づいて計数値を減算する補正を行なう。スイッチ制御部は、補正結果が所定値より小さい場合には、第1および第2のスイッチを導通させ、補正結果が所定値以上の場合には、所定の期間が経過した後に第1および第2のスイッチを導通させる。
より好ましくは、制御装置は、第1の電圧値および計数値を退避させるための記憶部と、電源制御部とを含む。電源制御部は、停止指示に応じて、第1の電圧値および計数値が記憶部に退避された後にスイッチ制御部およびカウンタへの電源供給を停止し、起動指示に応じてスイッチ制御部およびカウンタへの電源供給を開始する。スイッチ制御部は、停止指示に応じて、電圧センサから第1の電圧値を取得するとともにカウンタから計数値を取得して、第1の電圧値および計数値を記憶部に退避させる。スイッチ制御部は、電源制御部による電源供給に応じて、記憶部から計数値を読出してカウンタに入力するとともに、記憶部から第1の電圧値を読出す。
好ましくは、負荷回路は、回転電機と、回転電機を駆動するためのインバータとを含む。
本発明の他の局面に従うと、車両であって、上述のいずれかに記載の電源装置を備える。
本発明によれば、ユーザの利便性を向上させることができる。
以下において、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰返さない。
図1は、本実施の形態の電源装置を備える車両の構成を示す図である。なお図1には本実施の形態の電源装置が搭載される車両としてハイブリッド車両を示すが、車両は電気自動車、あるいは燃料電池車でもよい。
図1を参照して、車両100は、バッテリユニット40と、エンジン4と、負荷回路23と、動力分配機構3と、車輪2と、制御装置30とを含む。負荷回路23は、インバータ14,22と、モータジェネレータMG1,MG2と、電流センサ24,25とを含む。
動力分配機構3は、エンジン4とモータジェネレータMG1,MG2に結合されてこれらの間で動力を分配する機構である。たとえば動力分配機構としてはサンギヤ、プラネタリキャリヤ、リングギヤの3つの回転軸を有する遊星歯車機構を用いることができる。この3つの回転軸がエンジン4、モータジェネレータMG1,MG2の各回転軸にそれぞれ接続される。たとえば、モータジェネレータMG1の回転シャフトを中空にし、その中をエンジン4の動力シャフトを貫通させることでモータジェネレータMG2、動力分配機構3、モータジェネレータMG1、エンジン4を直線上に配置することができる。
なおモータジェネレータMG2の回転軸は車輪2に図示しない減速ギヤや差動ギヤによって結合されている。また動力分配機構3の内部にモータジェネレータMG2の回転軸に対する減速機をさらに組み込んでもよい。
バッテリユニット40は、高圧バッテリB1と、高圧バッテリB1の負極に接続されるシステムメインリレーSMRGと、高圧バッテリB1の負極と接地ラインSLとの間に電気的に接続される抵抗R1と、高圧バッテリB1の負極と接地ラインSLとの間に抵抗R1と直列に接続されるシステムメインリレーSMRPと、高圧バッテリB1の正極に接続されるシステムメインリレーSMRBとを含む。
システムメインリレーSMRG,SMRP,SMRBは、制御装置30から与えられる制御信号SEG,SEP,SEBにそれぞれ応じて導通/非導通状態が制御される。具体的にはシステムメインリレーSMRG,SMRP,SMRBは、それぞれ、H(論理ハイ)の制御信号SEG,SEP,SEBによって導通状態に設定され、L(論理ロー)の制御信号SEG,SEP,SEBによって非導通状態に設定される。
なおシステムメインリレーSMRP,SMRGは本発明における「第1のスイッチ」および「第2のスイッチ」にそれぞれ対応する。また、システムメインリレーSMRP,SMRGはたとえば機械式リレーである。ただしシステムメインリレーSMRP,SMRGはそれぞれ半導体スイッチング素子および機械式リレーにより構成されてもよい。
高圧バッテリB1としては、ニッケル水素、リチウムイオン等の二次電池や燃料電池などを用いることができる。
バッテリユニット40は、さらに、サービスカバーを開くと高電圧を遮断するサービスプラグSPと、サービスプラグSPと直列に高圧バッテリB1に接続されるフューズFと、高圧バッテリB1の端子間の電圧VBを測定する電圧センサ10と、高圧バッテリB1に流れる電流IBを検知する電流センサ11とを含む。
車両100は、さらに、電源ラインPL1と接地ラインSL間に接続される平滑コンデンサC1および抵抗R2と、平滑コンデンサC1の両端間の電圧VLを検知して制御装置30に対して出力する電圧センサ21と、平滑コンデンサC1の端子間電圧を昇圧する昇圧コンバータ12と、昇圧コンバータ12によって昇圧された電圧を平滑化する平滑コンデンサC2と、平滑コンデンサC2の端子間の電圧VHを検知して制御装置30に出力する電圧センサ13とを含む。
昇圧コンバータ12は、一方端が電源ラインPL1に接続されるリアクトルL1と、電源ラインPL2と接地ラインSL間に直列に接続されるIGBT素子Q1,Q2と、IGBT素子Q1,Q2にそれぞれ並列に接続されるダイオードD1,D2とを含む。
リアクトルL1の他方端はIGBT素子Q1のエミッタおよびIGBT素子Q2のコレクタに接続される。ダイオードD1のカソードはIGBT素子Q1のコレクタと接続され、ダイオードD1のアノードはIGBT素子Q1のエミッタと接続される。ダイオードD2のカソードはIGBT素子Q2のコレクタと接続され、ダイオードD2のアノードはIGBT素子Q2のエミッタと接続される。
インバータ14は、昇圧コンバータ12から昇圧された電圧を受けてたとえばエンジン4を始動させるためにモータジェネレータMG1を駆動する。また、インバータ14は、エンジン4から伝達される機械的動力によってモータジェネレータMG1で発電された電力を昇圧コンバータ12に戻す。このとき昇圧コンバータ12は、降圧回路として動作するように制御装置30によって制御される。
インバータ14は、U相アーム15と、V相アーム16と、W相アーム17とを含む。U相アーム15,V相アーム16,およびW相アーム17は、電源ラインPL2と接地ラインSLとの間に並列に接続される。
U相アーム15は、電源ラインPL2と接地ラインSLとの間に直列接続されたIGBT素子Q3,Q4と、IGBT素子Q3,Q4とそれぞれ並列に接続されるダイオードD3,D4とを含む。ダイオードD3のカソードはIGBT素子Q3のコレクタと接続され、ダイオードD3のアノードはIGBT素子Q3のエミッタと接続される。ダイオードD4のカソードはIGBT素子Q4のコレクタと接続され、ダイオードD4のアノードはIGBT素子Q4のエミッタと接続される。
V相アーム16は、電源ラインPL2と接地ラインSLとの間に直列接続されたIGBT素子Q5,Q6と、IGBT素子Q5,Q6とそれぞれ並列に接続されるダイオードD5,D6とを含む。ダイオードD5のカソードはIGBT素子Q5のコレクタと接続され、ダイオードD5のアノードはIGBT素子Q5のエミッタと接続される。ダイオードD6のカソードはIGBT素子Q6のコレクタと接続され、ダイオードD6のアノードはIGBT素子Q6のエミッタと接続される。
W相アーム17は、電源ラインPL2と接地ラインSLとの間に直列接続されたIGBT素子Q7,Q8と、IGBT素子Q7,Q8とそれぞれ並列に接続されるダイオードD7,D8とを含む。ダイオードD7のカソードはIGBT素子Q7のコレクタと接続され、ダイオードD7のアノードはIGBT素子Q7のエミッタと接続される。ダイオードD8のカソードはIGBT素子Q8のコレクタと接続され、ダイオードD8のアノードはIGBT素子Q8のエミッタと接続される。
モータジェネレータMG1は、三相の永久磁石同期モータであり、U,V,W相の3つのコイルは各々一方端が中点に共に接続されている。そして、U相コイルの他方端がIGBT素子Q3,Q4の接続ノードに接続される。またV相コイルの他方端がIGBT素子Q5,Q6の接続ノードに接続される。またW相コイルの他方端がIGBT素子Q7,Q8の接続ノードに接続される。
電流センサ24は、モータジェネレータMG1に流れる電流をモータ電流値MCRT1として検出し、モータ電流値MCRT1を制御装置30へ出力する。
インバータ22は車輪2を駆動するモータジェネレータMG2に対して昇圧コンバータ12の出力する直流電圧を三相交流に変換して出力する。またインバータ22は、回生制動に伴い、モータジェネレータMG2において発電された電力を昇圧コンバータ12に戻す。このとき昇圧コンバータ12は降圧回路として動作するように制御装置30によって制御される。インバータ22の内部の構成は、図示しないがインバータ14と同様であり、詳細な説明は繰返さない。
車両100は、さらに、ヘッドランプ等の補機類52と、補機バッテリB2と、電源ラインPL1と補機バッテリB2および補機類52との間に接続されるDC/DCコンバータ50とを含む。DC/DCコンバータ50は、制御装置30から与えられる降圧指示に応じて、電源ラインPL1の電圧を降圧して補機類52への電力供給を行なうことが可能である。
制御装置30は、トルク指令値TR1,TR2、モータ回転数MRN1,MRN2、電圧VB,VL,VH、電流IBの各値、モータ電流値MCRT1,MCRT2および信号IGを受ける。制御装置30はHレベルの信号IGを受けると車両100を起動させ、Lレベルの信号IGを受けると車両100を停止させる。なお以下では、信号IGがLレベルおよびHレベルである状態をそれぞれ「オフ(OFF)状態」および「オン(ON)状態」とも称することにする。
制御装置30は、昇圧コンバータ12に対して昇圧指示を行なう制御信号PWU1,降圧指示を行なう制御信号PWD1および動作禁止を指示する信号CSDNを出力する。
さらに、制御装置30は、インバータ14に対して、昇圧コンバータ12の出力である直流電圧をモータジェネレータMG1を駆動するための交流電圧に変換する駆動指示PWMI1と、モータジェネレータMG1で発電された交流電圧を直流電圧に変換して昇圧コンバータ12側に戻す回生指示PWMC1とを出力する。
同様に制御装置30は、インバータ22に対して直流電圧をモータジェネレータMG2を駆動するための交流電圧に変換する駆動指示PWMI2と、モータジェネレータMG2で発電された交流電圧を直流電圧に変換して昇圧コンバータ12側に戻す回生指示PWMC2とを出力する。
制御装置30は、Hレベルの信号IGに応じて高圧バッテリB1を負荷回路に接続する際にリレーに大電流が流れるのを避けるため、平滑コンデンサC1,C2のプリチャージ時にシステムメインリレーSMRP,SMRBを導通状態に設定する。これにより接地ラインSLを流れる電流が抵抗R1により制限されるとともに電源ラインPL1に流れる電流が制限される。よってシステムメインリレーSMRP,SMRBの溶着を防ぐことができる。
そして制御装置30は、平滑コンデンサC1,C2の電圧レベルが所定のレベルに達すると、システムメインリレーSMRGを導通させた後にシステムメインリレーSMRPを非導通にさせる。このときには平滑コンデンサC1,C2の端子間電圧と高圧バッテリB1の電圧との差が小さいためにシステムメインリレーSMRGに流れる電流が小さくなる。よってシステムメインリレーSMRGの溶着を防ぐことができる。
システムメインリレーSMRPの導通時に抵抗R1による電流制限を行なった結果、抵抗R1には熱が発生する。高圧バッテリB1と負荷回路23との接続が繰り返される場合には抵抗R1が放熱するに十分な期間がないまま抵抗R1の発熱が繰り返されるので抵抗R1の温度が上昇する。抵抗R1の温度が極度に高くなると抵抗R1自身あるいは抵抗の周囲部品(たとえば樹脂部品等)が損傷するという問題が発生する。このため抵抗R1の放熱時間を監視する必要がある。
しかしながら、信号IGがHレベルからLレベルに変化した場合には、制御装置30は自身の消費電力をできるだけ小さくするために電源供給を切断する。このため、従来は制御装置の電源切断中における抵抗の放熱時間を監視することができなかった。
これに対して本実施の形態では制御装置30は、信号IGがHレベルからLレベルに変化した場合には、システムメインリレーSMRG,SMRBを非導通にさせるとともに電圧センサ13から電圧VHの値を取得する。この電圧VHの値は制御装置30が備えるバックアップ用の記憶部に記憶される。そして制御装置30は自身の電源供給を切断する。
次に制御装置30はHレベルの信号IGに応じて起動すると電圧センサ13から電圧VHの値を取得する。停止時に取得した電圧VHの値と起動時に取得した電圧VHの値とに基づいて制御装置30は平滑コンデンサC2の放電時間を算出する。平滑コンデンサC2の放電時間はいわば電源切断中における抵抗の放熱時間に等しい。
さらに、制御装置30は、Lレベルの信号IGを受けたときの抵抗R1の温度に関する情報を取得し、これを保持する。この情報と上記放熱時間とに基づいて制御装置30はHレベルの信号IGを受けたときの抵抗R1の温度を推定する。
これにより起動時における抵抗の温度をより正確に推定することが可能になる。よって、抵抗R1の温度が十分低下しているにも拘らず、制御装置30が抵抗R1の温度が高いままであると誤判定する可能性を低くすることができる。これにより、電源装置の停止期間中に抵抗の温度が十分低下した場合にはユーザは電源装置をすぐに起動させることが可能になる。よって本実施の形態によればユーザの利便性を向上させることができる。
ここで抵抗R1の放熱時間を推定する方法としては他の方法も考えられる。その一例として、たとえばエンジン4あるいはインバータ14(22)の冷却に用いられる冷却水の温度変化に基づき抵抗R1の放熱時間を推定する方法がある。しかしながら冷却水の温度は車両の状態あるいは周囲の環境による影響を受ける可能性がある。よって上述した方法を用いた場合には、たとえば数分あるいは数時間といった比較的長時間が経過した場合(すなわち温度の変化が大きい場合)には、抵抗R1の放熱時間を推定することができるが、放熱時間が短時間である場合には推定が困難になりやすい。
一方、本実施の形態では電圧センサ13の検出結果に基づいて算出した平滑コンデンサC2の放電時間を抵抗R1の放電時間に用いる。電圧センサ13は比較的高精度に電圧を検出することが可能であるので、高精度に放熱時間を推定できる。また、本実施の形態ではインバータ14,22の制御のために用いられる電圧センサ13を平滑コンデンサC2の放電時間の算出にも用いるため部品点数の増加を防ぐことができる。
図2は、図1に示す制御装置30の機能ブロック図である。
図2を参照して、制御装置30は、インバータ/コンバータ制御部32と、リレー制御部34と、マップ記憶部35と、パラメータ記憶部36と、カウンタ37と、電源制御部38とを含む。
図2を参照して、制御装置30は、インバータ/コンバータ制御部32と、リレー制御部34と、マップ記憶部35と、パラメータ記憶部36と、カウンタ37と、電源制御部38とを含む。
図2および図1を参照して、インバータ/コンバータ制御部32は、制御信号PWU1、制御信号PWD1および信号CSDNを昇圧コンバータ12に出力する。また、インバータ/コンバータ制御部32は、トルク指令値TR1とモータ回転数MRN1に基づいて、インバータ14に対して駆動指示PWMI1、回生指示PWMC1を出力する。さらに、インバータ/コンバータ制御部32は、トルク指令値TR2とモータ回転数MRN2に基づいて、インバータ22に対して駆動指示PWMI2、回生指示PWMC2を出力する。
リレー制御部34は、Hレベルの信号IGに応じてシステムメインリレーSMRB,SMRP,SMRGにそれぞれHレベルの制御信号SEB,SEP,SEGを出力してシステムメインリレーSMRB,SMRP,SMRGを導通させる。リレー制御部34は、システムメインリレーSMRPを導通させた場合にはカウンタ37に対して指示UPを出力する。カウンタ37は指示UPを受けるごとに計数値CNTを1つ増やす。
計数値CNTが1つ増えるということは、システムメインリレーSMRPに電流が流れることにより抵抗R1が発熱することを意味する。よって計数値CNTが大きい場合には抵抗R1の温度も高いと考えられる。本実施の形態ではリレー制御部34は計数値CNTに基づいて抵抗R1の温度を推定する。
リレー制御部34はカウンタ37の計数値CNTが所定値(この値は適切に定められ、たとえば数回、あるいは数十回に設定される)に達すると抵抗R1の温度が所定の温度(特に限定されないが、たとえば150℃)に達したと推定して、システムメインリレーの接続を禁止する。これにより抵抗R1の温度上昇を防ぐことができるので抵抗R1およびその周辺部品を保護することができる。
一方、抵抗R1は、高圧バッテリB1と負荷回路23との接続を開始する際にのみ利用されるものである。たとえば高圧バッテリB1と負荷回路23との接続が継続している期間、あるいは高圧バッテリB1と負荷回路23との接続が切断されている間には抵抗R1は利用されない。その期間には抵抗R1は放熱するので抵抗R1の温度が低下する。この場合、リレー制御部34は、指示DNをカウンタ37に対して送る。カウンタ37は指示DNを受けるごとに計数値CNTを1つ減らす。
なおリレー制御部34は、Hレベルの信号IGに応じて、Hレベルの制御信号SEP,SEBを出力してシステムメインリレーSMRP,SMRBを導通状態に設定する。これにより平滑コンデンサC1,C2のプリチャージが行なわれる。その後、リレー制御部34は、電圧VHの値が所定レベルに達したと判定すると、Hレベルの制御信号SEGを出力して、その後に制御信号SEPをHレベルからLレベルに変化させる。これによりシステムメインリレーSMRGが導通状態となるとともにシステムメインリレーSMRPが非導通状態となる。
さらにリレー制御部34は、Lレベルの信号IGが入力される場合には制御信号SEB,SEGをともにHレベルからLレベルに変化させる。これによりシステムメインリレーSMRB,SMRGがともに非導通状態になる。
パラメータ記憶部36は制御装置30の処理に用いられる情報を退避させるために設けられる。Lレベルの信号IGが入力された際に、リレー制御部34は電圧センサ13から電圧VHの値を取得するとともにカウンタ37から計数値CNTを取得してこれらの値をパラメータ記憶部36に記憶させる。その後、電源制御部38により、制御装置30(特にインバータ/コンバータ制御部32、リレー制御部34、カウンタ37)への電源供給が切断される。
次にHレベルの信号IGが入力されると電源制御部38は制御装置30の電源供給を開始する。リレー制御部34はパラメータ記憶部36から読み出した計数値CNTをカウンタ37に入力する。さらにリレー制御部34は平滑コンデンサC2の端子間の電圧VHを取得するとともに、パラメータ記憶部36に記憶される電圧VHの値を読み出す。そしてリレー制御部34はこれら2つの電圧値に基づいて平滑コンデンサC2の放電時間を算出する。
続いてリレー制御部34はマップ記憶部35に記憶されるマップを参照する。このマップにはカウンタ37の計数値を1つだけ減らすのに必要な放熱時間が定められている。リレー制御部34はこのマップを参照してカウンタ37の計数値CNTの減算値を決定して、その減算値の分だけ指示DNをカウンタ37に送る。これによりカウンタ37の計数値を減らすことができる。
図3は、図1に示す制御装置30のハードウェア構成の一例を示す図である。
図3を参照して、制御装置30は、CPU301と、ROM302と、RAM303,305と、バス304とを含む。
図3を参照して、制御装置30は、CPU301と、ROM302と、RAM303,305と、バス304とを含む。
CPU301はバス304を介してROM302、およびRAM303,305に接続されデータ授受を行なう。バス304は、たとえばデータバスやアドレスバス等を含む。
ROM302は、たとえばCPU301で実行されるプログラムや参照されるマップ等のデータが格納されている。すなわちROM302はプログラムをコンピュータ読み取り可能に記録した記録媒体である。また、図2のマップ記憶部35はROM302に含まれる。
RAM303は、たとえばCPU301がデータ処理を行なう場合の作業領域であり、各種変数を一時的に記憶する。
RAM305は、図2のパラメータ記憶部36を含む。制御装置30の外部に設けられたバックアップ電源310によりRAM305に電源が供給される。これにより制御装置30の電源が切断されてもRAM305に記憶される内容が消失するのを防ぐことができる。
図4は、図1に示す制御装置30のハードウェア構成の他の例を示す図である。
図4および図3を参照して、図4に示す制御装置30はRAM305に代えて不揮発性メモリ306を含む点で図3に示す制御装置30と異なる。不揮発性メモリ306は図2のパラメータ記憶部36を含む。図4に示す構成によればバックアップ電源を不要とすることができる。
図4および図3を参照して、図4に示す制御装置30はRAM305に代えて不揮発性メモリ306を含む点で図3に示す制御装置30と異なる。不揮発性メモリ306は図2のパラメータ記憶部36を含む。図4に示す構成によればバックアップ電源を不要とすることができる。
なお、図3および図4に示すCPU301はこのような構成に限られるものでなく、複数のCPUを含んで実現されるものであってもよい。また、CPU301が実行するプログラムは、たとえばCD−ROMにより提供されてもよいし、通信回線を介して提供されてもよい。
図5は、図1に示す制御装置30が行なう抵抗R1の温度推定処理を示すフローチャートである。なお、以下では必要に応じて図2を参照しながら説明する。
図5、図1を参照して処理が開始されると、ステップS1において制御装置30はLレベルの信号IGを受ける(IG OFF)。
ステップS2において制御装置30は負荷回路23を動作させて平滑コンデンサC2の放電を行なう。図2のリレー制御部34はインバータ/コンバータ制御部32に対してインバータ14(22)を動作させるよう指示を送る。インバータ/コンバータ制御部32は指示に応じてインバータ14(22)を動作させる。これにより平滑コンデンサC2に蓄えられた電力がモータジェネレータMG1(MG2)の駆動に用いられる。なお制御装置30は平滑コンデンサC2に蓄積される電力が補機類52に与えられるように昇圧コンバータ12およびDC/DCコンバータ50を制御してもよい。
続いてステップS3において、図2のリレー制御部34は、平滑コンデンサC2の端子間の電圧VHが所定の電圧Vokよりも低いか否かを判定する。この所定の電圧Vokは車両100の停止時に車両100に影響を及ぼさないよう適切に定められる。電圧VHが所定の電圧Vok以上の場合(ステップS3においてNO)、ステップS3の処理が繰返えされる。電圧VHが所定の電圧Vokより低い場合(ステップS3においてYES)、処理はステップS4に進む。
ステップS4において制御装置30(図2のインバータ/コンバータ制御部32)はモータジェネレータMG1の駆動による平滑コンデンサC2の放電を停止する。以後の期間は平滑コンデンサC2に蓄積された電荷は自然に放電される。
ステップS5では、図2に示すリレー制御部34は電圧センサ13から取得した電圧値VH1(第1の電圧値)をパラメータ記憶部36に記憶させる。また、リレー制御部34はカウンタ37から取得した計数値CNTをパラメータ記憶部36に記憶させる。そしてリレー制御部34は電源制御部38に電源を切断するよう指示する。
ステップS6において、電源制御部38は制御装置30(図2のインバータ/コンバータ制御部32、リレー制御部34、およびカウンタ37等)の電源を切る。なお電源制御部38は信号IGがLレベルになった時点から所定の期間が経過した後に制御装置30の電源を切ってもよい。上述したように制御装置30の電源が切れた状態でもパラメータ記憶部36は電圧値VH1および計数値CNTを保持している。
ステップS7において、Hレベル(オン状態)の信号IGが制御装置30に入力される(IG ON)。これにより電源制御部38は制御装置30の電源投入を行なうことで図2のインバータ/コンバータ制御部32、リレー制御部34、およびカウンタ37を起動させる。さらにリレー制御部34はパラメータ記憶部36から読出した計数値CNTをカウンタ37に入力する。さらにリレー制御部34はパラメータ記憶部36から電圧値VH1を読出す。
ステップS8において、リレー制御部34は信号IGがHレベルのとき(IGがオンのとき)の平滑コンデンサC2の端子間の電圧VHの値(第2の電圧値である電圧値VH2)を電圧センサ13から取得する。ステップS9において、リレー制御部34は電圧値VH1,VH2より放電時間を演算する。
図6は、図1に示す電圧VHの変化を示す図である。
図6を参照して、時間T(たとえば1ミリ秒を単位とする)の経過に伴い電圧VHは低下する。ここで電圧VHがVH1である時点から電圧VHがVH2である時点までの期間、言い換えれば、信号IGがオフ状態になった時点からオン状態になった時点(次回トリップの開始時点)までの期間をtとする。電圧値VH2は以下の式(1)に従って表わされる。
図6を参照して、時間T(たとえば1ミリ秒を単位とする)の経過に伴い電圧VHは低下する。ここで電圧VHがVH1である時点から電圧VHがVH2である時点までの期間、言い換えれば、信号IGがオフ状態になった時点からオン状態になった時点(次回トリップの開始時点)までの期間をtとする。電圧値VH2は以下の式(1)に従って表わされる。
VH2=VH1×exp{−t/(RC)} …(1)
ここでexpは自然対数を示し、Rは抵抗R2の抵抗値を示し、Cは平滑コンデンサC1,C2の容量の和を示す。
ここでexpは自然対数を示し、Rは抵抗R2の抵抗値を示し、Cは平滑コンデンサC1,C2の容量の和を示す。
抵抗R2の抵抗値、および平滑コンデンサC1,C2の容量値は設計により定められるので、電圧値VH1,VH2を式(1)に代入すれば放電時間tを求めることが可能になる。なお、電源装置ごとに抵抗値Rあるいは容量値Cのばらつきが生じ得る。抵抗R2の抵抗値、および平滑コンデンサC1,C2の容量値に公差の下限値を用いることで抵抗値Rあるいは容量値Cのばらつきがばらついても放電時間tの算出結果のばらつきを小さくすることができる。
なお、信号IGがオフ状態になった時点から期間t1が経過すると、電圧値VH2の時間に対する変化は小さくなるか、あるいは、ほとんど変化しなくなる。このため式(1)に従って放電時間tを算出した場合には、算出結果に誤差が含まれる可能性がある。しかし、電圧値VH2が時間に対して殆ど変化しないほどの大きさになった場合には、算出された放電時間tも十分長い時間となる。よって、放電時間tに誤差が含まれていたとしても、以下に説明する処理において特に大きな影響を生じさせなくすることができる。
再び図5および図2を参照しながらステップS10の処理を説明する。ステップS10においてリレー制御部34はマップ記憶部35に記憶されるマップを参照して、放電時間tに応じたカウント値を算出する。そしてリレー制御部34は、カウンタ37に対して指示DNを出力する。これによりカウンタ37の計数値CNTが減算されて、カウンタ37には減算後の計数値CNT(補正値)が保持される。
図7は、図5のステップS10の処理に用いられるマップの一例を示す図である。
図7を参照して、グラフの横軸はカウンタ37の計数値CNTを示し、グラフの縦軸は計数値CNTを1つだけ減らすのに必要な放電時間を示す。マップは、計数値CNTが大きくなるにつれて、計数値CNTを1つ減らすのに必要な放電時間が小さくなるように設定される。
図7を参照して、グラフの横軸はカウンタ37の計数値CNTを示し、グラフの縦軸は計数値CNTを1つだけ減らすのに必要な放電時間を示す。マップは、計数値CNTが大きくなるにつれて、計数値CNTを1つ減らすのに必要な放電時間が小さくなるように設定される。
上述したように計数値CNTは、抵抗R1の温度に関する情報である。計数値CNTが大きいということは抵抗R1の温度が高いことを意味する。抵抗R1の温度が高いほど抵抗R1とその周囲との温度差が大きくなるので、抵抗R1の単位時間(たとえば1秒)あたりの温度低下量が大きくなる。つまり計数値CNTをある値から1つだけ減らすのに必要な抵抗R1の放熱時間が短くなる。さらに、信号IGがオフである期間における抵抗R1の放熱時間とは平滑コンデンサC2の放電時間にほぼ等しい。このため、上述したように計数値CNTが大きいほど計数値CNTを1だけ減らすために必要なコンデンサの放電時間が小さく設定される。
図8は、図5のステップS10の処理に用いられるマップの他の例を示す図である。
図8を参照して、計数値CNTと、計数値CNTを1だけ減らすのに必要な放電時間とが表形式で対応付けられる。ここでXは計数値CNTの最大値であり、計数値CNTがXに達するとシステムメインリレーSMRPの起動が禁止される。放電時間Y0,Y1,Y2等は計数値CNTが大きくなるに従って大きくなるように設定される。
図8を参照して、計数値CNTと、計数値CNTを1だけ減らすのに必要な放電時間とが表形式で対応付けられる。ここでXは計数値CNTの最大値であり、計数値CNTがXに達するとシステムメインリレーSMRPの起動が禁止される。放電時間Y0,Y1,Y2等は計数値CNTが大きくなるに従って大きくなるように設定される。
たとえばカウンタ37の計数値CNTがXであり、放電時間Y0,Y1,Y2をそれぞれ10,20,30(秒)であるとする。そして式(1)に基づいて時間tが40秒と算出されたとする。リレー制御部34は放電時間の合計が40秒を超えないように計数値CNTの減算値を定める。上述の例では放電時間Y0,Y1の合計が30秒となることから計数値CNTの減算値は2となる。よって、カウンタ37の計数値CNTはXから(X−2)と補正される。
再び図5に戻り、ステップS10以後の処理について説明する。ステップS11において、リレー制御部34はカウンタ37が保持する計数値CNT(補正値)が所定値(たとえば図8の計数値X)より小さいか否かを判定する。計数値CNTが所定値よりも小さい場合(ステップS11においてYES)、ステップS12においてリレー制御部34は直ちにシステムメインリレーを導通させる。
すなわちリレー制御部34は、まずシステムメインリレーSMRP,SMRBを導通させて平滑コンデンサC1,C2のプリチャージを行ない、次にシステムメインリレーSMRGを導通させてシステムメインリレーSMRPを非導通にさせる。
一方、計数値CNTが所定値以上の場合(ステップS11においてNO)、ステップS13においてリレー制御部34は、所定の期間が経過した後にカウンタ37の計数値CNTを減算し、ステップS12の処理と同様の処理を実行してシステムメインリレーを導通させる。すなわちリレー制御部34は、まずシステムメインリレーSMRP,SMRBを導通させて平滑コンデンサC1,C2のプリチャージを行ない、次にシステムメインリレーSMRGを導通させてシステムメインリレーSMRPを非導通にさせる。
なお「所定の期間」とは、たとえば計数値CNTを最大値から1つだけ下げるために必要な抵抗R1の冷却期間に定められる。図8の例では、「所定の期間」は計数値CNTをXから(X−1)に下げるために必要な時間、すなわちY0となる。ステップS12またはステップS13の処理が終了すると全体の処理が終了する。
図1を再度参照しながら包括的に本実施の形態における電源装置を説明する。車両100に搭載される電源装置は、負荷回路23に電力を供給する高圧バッテリB1と、負荷回路23に接続され、高圧バッテリB1からの電力を蓄える平滑コンデンサC2と、高圧バッテリB1と平滑コンデンサC2との間に電流を流すための接地ラインSLと、平滑コンデンサC2の端子間電圧を検出する電圧センサ13と、高圧バッテリB1と接地ラインSLとの間に電気的に接続される抵抗R1と、高圧バッテリB1と接地ラインSLとの間に電気的に抵抗R1と直列に接続されるシステムメインリレーSMRPと、高圧バッテリB1と接地ラインSLとを直接的に接続するシステムメインリレーSMRGと、制御装置30とを備える。制御装置30は、Hレベルの信号IG(起動指示)に応じて抵抗R1の温度を推定して、抵抗R1の温度が所定の温度以下であると推定した場合に、システムメインリレーSMRP,SMRGを順次導通させるとともに、システムメインリレーSMRGの導通時にシステムメインリレーSMRPを非導通にする。制御装置30は、Lレベルの信号IG(停止指示)に応じてシステムメインリレーSMRGを非導通にさせるとともに電圧センサ13から電圧値VH1を取得し、Hレベルの信号IGに応じて電圧センサ13から電圧値VH2を取得して、電圧値VH1,VH2に基づき抵抗R1の温度を推定する。
図2を参照して、好ましくは、制御装置30は、システムメインリレーSMRPの起動回数を計数するカウンタ37と、カウンタ37の計数値CNTが所定値に達するまでは抵抗R1の温度が所定の温度以下であると推定し、計数値CNTが所定値に達した場合には、抵抗R1の温度が所定の温度より高いと推定し、推定結果に基づいてシステムメインリレーSMRP,SMRGを制御するリレー制御部34とを含む。リレー制御部34は、Hレベルの信号IGに応じて、電圧値VH1,VH2から平滑コンデンサC2の放電時間を算出して、放電時間に基づいて計数値CNTを減算する補正を行なう。リレー制御部34は、補正結果が所定値より低い場合には、システムメインリレーSMRP,SMRGを導通させ、補正結果が所定値以上の場合には、所定の期間が経過した後にシステムメインリレーSMRP,SMRGを導通させる。
より好ましくは、制御装置30は、電圧値VH1および計数値CNTを退避させるためのパラメータ記憶部36と、電源制御部38とを含む。電源制御部38は、Lレベルの信号IG(停止指示)に応じて、電圧値VH1および計数値CNTがパラメータ記憶部36に退避された後にリレー制御部34およびカウンタ37への電源供給を停止し、Hレベルの信号IG(起動指示)に応じてリレー制御部34およびカウンタ37への電源供給を開始する。リレー制御部34は、Lレベルの信号に応じて、電圧センサ13から電圧値VH1を取得するとともにカウンタ37から計数値CNTを取得して、電圧値VH1および計数値CNTをパラメータ記憶部36に退避させる。リレー制御部34は、電源制御部38による電源供給に応じて、パラメータ記憶部36から計数値CNTを読出してカウンタ37に入力するとともに、パラメータ記憶部36から電圧値VH1を読出す。
本実施の形態によれば停止指示(Lレベルの信号IG)に応じて、リレー制御部34およびカウンタ37への電源供給が停止しても、起動指示(Hレベルの信号IG)に応じて制御装置30は平滑コンデンサC2の放電時間を算出することにより電源装置の停止期間(すなわち抵抗R1の冷却期間)を求めることができる。これにより制御装置30は起動指示を受けた時点での抵抗の温度をより正確に推定することが可能になるので、抵抗R1の温度が十分低下している場合には電源装置をすぐに起動させることが可能になる。よってユーザの利便性が向上する。
好ましくは、負荷回路23は、モータジェネレータMG1と、モータジェネレータMG1を駆動するためのインバータ14とを含む。インバータ14およびモータジェネレータMG1を駆動させることで、電源装置の停止直後における平滑コンデンサC2の電圧を下げることが可能になる。これにより平滑コンデンサC2を自然に放電させる際に電源装置およびその周辺への影響を小さくすることが可能になる。なお、上記の説明においてモータジェネレータMG1をモータジェネレータMG2に、インバータ14をインバータ22に置き換えてもよい。
さらに、本実施の形態によれば、車両100は上述のいずれかに記載の電源装置を備える。抵抗R1の温度が十分低下している場合には電源装置をすぐに起動させることが可能になるので、車両100をすぐに起動させることが可能になる。よってユーザの利便性を向上させた車両が実現可能になる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
2 車輪、3 動力分配機構、4 エンジン、10,13,21 電圧センサ、11,24,25 電流センサ、12 昇圧コンバータ、14,22 インバータ、15 U相アーム、16 V相アーム、17 W相アーム、23 負荷回路、30 制御装置、32 インバータ/コンバータ制御部、34 リレー制御部、35 マップ記憶部、36 パラメータ記憶部、37 カウンタ、38 電源制御部、40 バッテリユニット、50 DC/DCコンバータ、52 補機類、100 車両、301 CPU、302 ROM、303,305 RAM、304 バス、306 不揮発性メモリ、310 バックアップ電源、B1 高圧バッテリ、B2 補機バッテリ、C1,C2 平滑コンデンサ、D1〜D8 ダイオード、F フューズ、L1 リアクトル、MG1,MG2 モータジェネレータ、PL1,PL2 電源ライン、Q1〜Q8 IGBT素子、R1,R2 抵抗、SL 接地ライン、SMRB,SMRP,SMRG システムメインリレー、SP サービスプラグ。
Claims (5)
- 車両に搭載される電源装置であって、
負荷回路に電力を供給する電源と、
前記負荷回路に接続され、前記電源からの電力を蓄えるコンデンサと、
前記電源と前記コンデンサとの間に電流を流すための電流経路と、
前記コンデンサの端子間電圧を検出する電圧センサと、
前記電源と前記電流経路との間に電気的に接続される抵抗と、
前記電源と前記電流経路との間に電気的に前記抵抗と直列に接続される第1のスイッチと、
前記電源と前記電流経路とを直接的に接続する第2のスイッチと、
起動指示に応じて前記抵抗の温度を推定して、前記抵抗の温度が所定の温度以下であると推定した場合に、前記第1および第2のスイッチを順次導通させるとともに前記第2のスイッチの導通時に前記第1のスイッチを非導通にする制御装置とを備え、
前記制御装置は、停止指示に応じて前記第2のスイッチを非導通にさせるとともに前記電圧センサから第1の電圧値を取得し、前記起動指示に応じて前記電圧センサから第2の電圧値を取得して、前記第1および第2の電圧値に基づき前記抵抗の温度を推定する、電源装置。 - 前記制御装置は、
前記第1のスイッチの起動回数を計数するカウンタと、
前記カウンタの計数値が所定値に達するまでは前記抵抗の温度が前記所定の温度以下であると推定し、前記計数値が前記所定値に達した場合には、前記抵抗の温度が前記所定の温度より高いと推定し、推定結果に基づいて前記第1および第2のスイッチを制御するスイッチ制御部とを含み、
前記スイッチ制御部は、前記起動指示に応じて、前記第1および第2の電圧値から前記コンデンサの放電時間を算出して、前記放電時間に基づいて前記計数値を減算する補正を行ない、補正結果が前記所定値より小さい場合には、前記第1および第2のスイッチを導通させ、前記補正結果が前記所定値以上の場合には、所定の期間が経過した後に前記第1および第2のスイッチを導通させる、請求項1に記載の電源装置。 - 前記制御装置は、
前記第1の電圧値および前記計数値を退避させるための記憶部と、
前記停止指示に応じて、前記第1の電圧値および前記計数値が前記記憶部に退避された後に前記スイッチ制御部および前記カウンタへの電源供給を停止し、前記起動指示に応じて前記スイッチ制御部および前記カウンタへの電源供給を開始する電源制御部とを含み、
前記スイッチ制御部は、前記停止指示に応じて、前記電圧センサから前記第1の電圧値を取得するとともに前記カウンタから前記計数値を取得して、前記第1の電圧値および前記計数値を前記記憶部に退避させ、前記電源制御部による電源供給に応じて、前記記憶部から前記計数値を読出して前記カウンタに入力するとともに、前記記憶部から前記第1の電圧値を読出す、請求項2に記載の電源装置。 - 前記負荷回路は、
回転電機と、
前記回転電機を駆動するためのインバータとを含む、請求項1に記載の電源装置。 - 請求項1から4のいずれか1項に記載の電源装置を備える、車両。
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