JP2008111371A - レシプロエンジンの点火装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】レシプロエンジンの運転状態に応じてコロナ放電の印加電圧を変更可能にし、例えば希薄又は希釈燃焼時に一層安定的に運転できる点火装置を提供する。
【解決手段】シリンダ内を往復動するピストン24を有するレシプロエンジン20の点火装置であって、レシプロエンジン20の運転状態に応じた短パルス高電圧を発生する短パルス高電圧発生器12と、シリンダ内に延設され、短パルス高電圧発生器12で発生した短パルス高電圧によってピストン24へ到達するストリーマを生じさせる電極11とを有する。
【選択図】図1
【解決手段】シリンダ内を往復動するピストン24を有するレシプロエンジン20の点火装置であって、レシプロエンジン20の運転状態に応じた短パルス高電圧を発生する短パルス高電圧発生器12と、シリンダ内に延設され、短パルス高電圧発生器12で発生した短パルス高電圧によってピストン24へ到達するストリーマを生じさせる電極11とを有する。
【選択図】図1
Description
この発明は、レシプロエンジンの点火装置に関する。
例えば特許文献1に記載された従来のエンジン点火装置は、シリンダヘッドに配置された電極に、パルスパワー電源から短矩形波状の高電圧を印加する。短パルス高電圧が印加された電極には、まず低温プラズマによるストリーマ放電(コロナ放電)が発生し、その後熱化プラズマによるアーク放電が発生する。このような放電形態によって燃料が着火する。このようなエンジン点火装置によれば、通常のスパークプラグを使用する装置に比べて、着火エネルギを高くすることができ、着火領域が大きくなり、燃焼室全体への火炎伝播が促進され燃焼の等容度が高まる。
特開2000−110697号公報
しかし、前述した従来のエンジン点火装置では、コロナ放電の印加電圧(投入電子エネルギ)を変えることができない。すなわち従来のエンジン点火装置では、印加電圧が不足すればストリーマ形成が不安定になり、印加電圧が過大であればアーク放電が発生してしまうので、印加電圧を変えることができないのである。
ところが本件発明者らが鋭意研究を進めた結果、例えば希薄又は希釈燃焼時には、コロナ放電の印加電圧を上げることができれば一層安定した希薄又は希釈燃焼を実現することができることが知見された。
本発明は、このような従来の問題点に着目してなされたものであり、レシプロエンジンの運転状態に応じてコロナ放電の印加電圧を変更可能にし、例えば希薄又は希釈燃焼時に一層安定的に運転できるレシプロエンジンの点火装置を提供することを目的とする。
本発明は以下のような解決手段によって前記課題を解決する。なお、理解を容易にするために本発明の実施形態に対応する符号を付するが、これに限定されるものではない。
本発明は、シリンダ内を往復動するピストン(24)を有するレシプロエンジン(20)の点火装置であって、前記レシプロエンジン(20)の運転状態に応じた短パルス高電圧を発生する短パルス高電圧発生器(12)と、前記シリンダ内に延設され、前記短パルス高電圧発生器(12)で発生した短パルス高電圧によって前記ピストン(24)へ到達するストリーマを生じさせる電極(11)とを有することを特徴とする。
本発明によれば、電極からピストンへ到達するストリーマを生じさせてコロナ放電を発生させる。すなわちピストンを負極としてコロナ放電させる。したがって電極間距離(放電ギャップ距離)を印加時期のみによって容易に拡大できる。コロナ放電では、電極間距離を拡大すると印加電圧(投入電子エネルギ)を上昇させることができるので、希薄又は希釈燃焼時に点火時期を進角設定することで印加電圧(投入電子エネルギ)を容易に増すことができ、安定した希薄又は希釈燃焼が可能になる。
以下では図面等を参照して本発明を実施するための最良の形態についてさらに詳しく説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明によるレシプロエンジンの点火装置の第1実施形態を示す構成図である。
(第1実施形態)
図1は、本発明によるレシプロエンジンの点火装置の第1実施形態を示す構成図である。
エンジン点火装置10は、コロナ放電電極11と、短パルス高電圧発生器12とを有する。
コロナ放電電極11は、軸心から突き出た棒状の中心電極11aと、その中心電極11aで発生した放電が根元へ沿面放電してしまうことなくピストン側へ放電させるための絶縁体11bとが形成される。
エンジン20のピストン24の冠面241には、中心付近に絶縁層241aが形成される。また少なくともひとつのピストンリング25は導電体で構成される。その他のエンジン構成は通常のものと同様である。すなわち燃焼室21は、シリンダヘッド22と、シリンダブロック23と、ピストン24とで形成される。シリンダヘッド22には、吸気ポート22aと、排気ポート22bとが形成される。吸気ポート22aには燃料インジェクタ26が設けられる。吸気ポート22aはエンジン回転に応動する吸気バルブ51によって開閉する。排気ポート22bはエンジン回転に応動する排気バルブ61によって開閉する。
短パルス高電圧発生器12は、パルス発生部12aと、高電圧発生部12bとを有し、コロナ放電電極11に対して短パルス高電圧を印加する。短パルス高電圧発生器12は、コントローラ70によって制御される。コントローラ70は、電圧不足によってストリーマ形成が不安定にならないように、また過大によるアーク放電を防止するように、運転条件に応じて、短パルス高電圧発生器12の印加電圧、印加時間及び印加(点火)時期を制御する。なおコントローラ70は中央演算装置(CPU)、読み出し専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)及び入出力インタフェース(I/Oインタフェース)を備えたマイクロコンピュータで構成される。コントローラ70を複数のマイクロコンピュータで構成してもよい。
図2は、コロナ放電電極の先端付近の拡大図であり、特にコロナ放電時の状態を示す。
コロナ放電電極11の中心電極11aがコロナ放電すると、ピストン24の冠面241の絶縁層241aの周囲に向かう多枝のストリーマSが中空円錐状に生成される。そのため体積的な点火が生じる。このように本実施形態の構成によれば、中心電極11aから、絶縁層241aが形成されていないピストン冠面241との最短距離にコロナ放電が発生し、図2に示すように、中空円錐状にストリーマSが形成され、中空円錐形状の比較的大きな着火領域となる。
次に、コロナ放電電極11に電圧を印加した場合の放電形態について説明する。
コロナ放電電極11に高電圧を印加すると、電子が負極(本実施形態ではピストン冠面241)から遊離し、正極(本実施形態では中心電極11a)に向って加速する。その途中で電子は雰囲気ガスに衝突し、その雰囲気ガスを電離させて、さらに遊離電子を生む(この現象は「電子なだれ」と呼ばれる)。遊離電子は直ちに正極に向かうが、質量の大きな正イオンは取り残される。
そして正イオン群と負極とに生じた電位差によってさらなる電子なだれが誘起され、ストリーマと呼ばれる正イオンと電子とが混在したプラズマ(低温プラズマ)が生成される。ストリーマが生成された状態の放電形態はコロナ放電と呼ばれる。
図2に示したように、複数のストリーマが正極(中心電極11a)に生成されるが、いずれかのストリーマが負極(ピストン冠面241)に到達して電気的に正負極が短絡すると、短絡された部位を通して大電流が流れ、一本のアークが生成される。アークが生成された状態の放電形態はアーク放電と呼ばれる。
図3は、コロナ放電及びアーク放電による電力消費を説明する図である。
上述のように、コロナ放電は電圧印加開始からアーク放電へと遷移するまでの過渡状態において発生する。コロナ放電は、質量の大きな陽子を加速することなく、質量の軽い電子のみを加速するので、アーク放電に比べて電流消費量が少ない。このため図3に示すように、コロナ放電はアーク放電よりも高電圧(約30〜100kV)を印加でき、コロナ放電の高エネルギで加速された電子によって燃焼反応を促進できる。また、コロナ放電では、図2に示したように、電極間の広範囲に多枝のストリーマが生成されるので、着火する部位も複数となり、結果として着火が生じる部位の体積が大きくなる。このような体積的な点火によって等容度の高い燃焼を実現できる。
図4は、電極間距離(放電ギャップ距離)を一定にしたときにおける筒内圧力とストリーマ形成電圧(コロナ放電電圧)との関係を示す図である。図中のラインは電極間距離(放電ギャップ距離)の一定ラインである。
図4に示すようにコロナ放電では、電極間距離(放電ギャップ距離)を拡大すると印加電圧(投入電子エネルギ)を上昇させることができる。
本実施形態では、負極をピストン冠面241としたので、電極間距離(放電ギャップ距離)を簡単に拡大でき、放電時の印加電圧(投入電子エネルギ)を容易に上昇させることができる。したがってピストンが上死点から離れているときに(放電ギャップ距離が大きいうちに)進角点火すれば、総放電面積、総放電体積も大きいので、従来スパークプラグと同等の電力消費で希薄燃焼範囲を拡大しエンジンの熱効率を向上させることができる。
本実施形態によればピストン冠面241を負極にしているので、電極間距離(放電ギャップ距離)を印加時期のみによって容易に拡大でき、図4に示すようにコロナ放電の印加電圧(投入電子エネルギ)を容易に上昇させることができる。また電極間距離に応じた電圧(アーク放電遷移を起こさない限界の電圧)を印加することで、コロナ放電による大きな放電体積を得ることができる。また放電体積(ストリーマ形成部分の体積)を容易に拡大でき、希薄燃焼範囲が拡大し、熱効率が向上する。
また中心電極11aから、点火時期のクランク角度範囲におけるピストン冠面241までの距離が、中心電極11aから燃焼室内の全ての導体部までの距離よりも短くなるようにしたので、図5に示すように全点火範囲(点火時期の最進角時期〜最遅角時期)において中心電極11a〜ピストン冠面241でコロナ放電させることができる。
さらに、希薄又は希釈燃焼時に点火時期が進角設定されるが、図5に示すように進角するほど電極間距離(放電ギャップ距離)が長くなり、放電体積(ストリーマ形成部分の体積)も拡大する。したがってコロナ放電の印加電圧(投入電子エネルギ)を上昇させることができ、さらに、放電体積が拡大するので、安定した希薄又は希釈燃焼を実現することができる。
さらにまた、ピストン冠面241の中心付近に絶縁層241aを形成するので、図5(A)に示すようにピストンが上死点付近にあるときにも、比較的長い電極間距離(放電ギャップ距離)を確保できる。
また、ピストンリング25が導電体で構成されるので、ピストン24に帯電した電気をスムーズにグラウンド方向へ流すことができる。
(第2実施形態)
図6は、本発明によるレシプロエンジンの点火装置の第2実施形態を示す図である。図6(A)は縦断面図、図6(B)は図6(A)のB−B矢視図、図6(C)は放電体積を示す図である。
図6は、本発明によるレシプロエンジンの点火装置の第2実施形態を示す図である。図6(A)は縦断面図、図6(B)は図6(A)のB−B矢視図、図6(C)は放電体積を示す図である。
なお以下では前述した実施形態と同様の機能を果たす部分には同一の符号を付して重複する説明を適宜省略する。
ピストン冠面241の中央には、円形底面242aとその円形底面の周囲から直立した内壁面242bとで形成されたキャビティ242が設けられる。円形底面242aの特に少なくとも中央付近には絶縁層242cが形成される。図6では円形底面242aの全域に絶縁層242cが形成されている。
中心電極11aの長さは、ピストンが点火時期の最進角位置にあるときに、少なくとも中心電極11aの先端がキャビティ内に位置し、ピストンが上死点位置であっても中心電極11aの先端がキャビティ底面に当たらない長さである。
このような構成によって、図6(A)、図6(B)に示すようにコロナ放電は、中心電極11aと内壁面242bとの間で発生する。そして図6(C)に示すようにストリーマSは円柱状に形成される。
本実施形態によれば、ストリーマSは円柱状に形成され、比較的大きな体積着火領域が形成される。そして図7(A)に示すように、ピストンが上死点付近にあるときに点火されれば、体積着火領域が大きく、図7(B)に示すように、ピストンが上死点から離れれば体積着火領域が小さくなる。
また電極間距離(放電ギャップ距離)を容易に拡大でき、さらに、燃焼室中央に大きな放電(着火)領域を確保できる。キャビティ形状が単純なので加工が容易であり、キャビティ形状を工夫することで、印加時期との関係で所望のコロナ放電を行うことが可能である。
さらにキャビティ底面242aに絶縁層242cが形成されているので、図7(A)に示すように上死点付近においても中心電極11aから内壁面242bへ放電し、常に比較的長い電極間距離(放電ギャップ距離)を確保でき、図4の関係より印加電圧を高くすることができる。
さらにまた広範囲の点火時期範囲において、同一部分(中心電極11aから内壁面242b)で放電できる。
なお上記説明においては、中心電極11aの長さは、ピストンが点火時期の最進角位置にあるときに、少なくとも中心電極11aの先端がキャビティ内に位置することとして説明したが、図7(C)に示すように、中心電極11aの先端がキャビティ外になるようにして、中心電極11aとピストン冠面241との間で中空円錐形状にコロナ放電させてもよい。
(第3実施形態)
図8は、本発明によるレシプロエンジンの点火装置の第3実施形態を示す図である。図8(A)は縦断面図、図8(B)は図8(A)のB−B矢視図、図8(C)は放電体積を示す図である。
図8は、本発明によるレシプロエンジンの点火装置の第3実施形態を示す図である。図8(A)は縦断面図、図8(B)は図8(A)のB−B矢視図、図8(C)は放電体積を示す図である。
本実施形態のピストン24の冠面241には、半球面状に窪んだキャビティ243が形成されている。
このようにすれば、点火時に中心電極11aの先端からキャビティ243の全面にコロナ放電が発生し、図8に示すように、半球形状の領域にストリーマが発生する。そのため、半球状の大きな着火体積領域を得ることができる。
なお中心電極11aの先端を半球状にすれば、中心電極11aの先端からキャビティ面との距離が等間隔になり一層均一なストリーマを発生させることができ、等容度を高めることができる。
(第4実施形態)
図9は、本発明によるレシプロエンジンの点火装置の第4実施形態を示す図である。図9(A)はピストンが上死点付近にある状態を示し、図9(B)はピストンが上死点よりも手前にある状態を示す。
図9は、本発明によるレシプロエンジンの点火装置の第4実施形態を示す図である。図9(A)はピストンが上死点付近にある状態を示し、図9(B)はピストンが上死点よりも手前にある状態を示す。
本実施形態のピストン冠面241の中央には、円形底面242aと、第1内壁球面242dと、第2内壁球面242eとで形成されたキャビティ242が設けられる。第1内壁球面242dは、円形底面242aの周囲に連続し内径が上方に進むにつれて徐々に拡径する。第2内壁球面242eは、第1内壁球面242dの周囲に連続し、内径が上方に進むにつれて徐々に拡径し、第1内壁球面242dよりも拡径変化率が大きい。円形底面242aの特に少なくとも中央付近には絶縁層242cが形成される。図9では円形底面242aの全域に絶縁層242cが形成されている。
このようにすれば、ピストンが上死点付近にあるときは、中心電極11aの先端から第1内壁球面242dにコロナ放電が発生する。そして上死点付近から離れると、今度は中心電極11aの先端から第2内壁球面242eにコロナ放電が発生する。
希薄又は希釈燃焼時に点火時期が進角設定されるが、図9に示すように進角したときに放電体積が拡大するので、安定した希薄又は希釈燃焼を実現することができる。
(第5実施形態)
図10は、本発明によるレシプロエンジンの点火装置の第5実施形態を示す図である。図10(A)はピストンが上死点付近にある状態を示し、図10(B)はピストンが上死点よりも手前にある状態を示す。
図10は、本発明によるレシプロエンジンの点火装置の第5実施形態を示す図である。図10(A)はピストンが上死点付近にある状態を示し、図10(B)はピストンが上死点よりも手前にある状態を示す。
本実施形態のピストン冠面241の中央には、円形底面242aと、第1内壁球面242dと、開口縮径面242fと、第2内壁球面242eとで形成されたキャビティ242が設けられる。第1内壁球面242dは、円形底面242aの周囲に連続し内径が上方に進むにつれて徐々に拡径する。開口縮径面242fは、第1内壁球面242dの開口に連続し、円形底面242aと平行に形成されて、第1内壁球面242dの開口面積を狭める。第2内壁球面242eは、開口縮径面242fの開口の周囲に連続し内径が上方に進むにつれて徐々に拡径する。円形底面242aの特に少なくとも中央付近には絶縁層242cが形成される。図10では円形底面242aの全域に絶縁層242cが形成されている。また開口縮径面242fには絶縁層242gが形成される。
このようにすれば、ピストンが上死点付近にあるときは、中心電極11aの先端から第1内壁球面242dにコロナ放電が発生する。そして上死点付近から離れると、今度は中心電極11aの先端から第2内壁球面242eにコロナ放電が発生する。
(第6実施形態)
図11は、本発明によるレシプロエンジンの点火装置の第6実施形態を示す図である。図11(A)はピストンが上死点付近にある状態を示し、図11(B)はピストンが上死点よりも手前にある状態を示す。
図11は、本発明によるレシプロエンジンの点火装置の第6実施形態を示す図である。図11(A)はピストンが上死点付近にある状態を示し、図11(B)はピストンが上死点よりも手前にある状態を示す。
本実施形態では、第2実施形態に対してさらにピストン冠面241にも絶縁層241aが形成されている。
中心電極11aの長さは、ピストン24が点火時期の最進角位置にあるときに、少なくとも中心電極11aの先端がキャビティ外に位置し、ピストン24が上死点位置であっても中心電極11aの先端がキャビティ底面に当たらない長さである。
このような構成によって、ピストン24が上死点付近にあるときは、図11(A)に示すようにコロナ放電は、中心電極11aと内壁面242bとの間で発生し、ストリーマSは小径円柱状に形成される。ピストン24が上死点の手前にあるときには、図11(B)に示すようにコロナ放電は、中心電極11aとシリンダブロック壁面231との間で発生し、ストリーマSは大径円柱状に形成される。
以上説明した実施形態に限定されることなく、その技術的思想の範囲内において種々の変形や変更が可能であり、それらも本発明の技術的範囲に含まれることが明白である。
例えば、上記実施形態では、点火時期の進角遅角で点火時のピストン位置が変わっているが、それに加えて例えば特開2001−227367号に開示されているような複リンク式の可変圧縮比機構によってピストン位置を変えるものにも好適である。
また第3〜第5実施形態においても、第6実施形態のようにピストン冠面241に絶縁層を形成してもよい。そのようにすれば、ピストン24が上死点の手前にあるときには、中心電極11aとシリンダブロック壁面231との間でコロナ放電させて、大径円柱状のストリーマを形成できる。
10 エンジン点火装置
11 コロナ放電電極
11a 中心電極
12 短パルス高電圧発生器
20 レシプロエンジン
21 燃焼室
23 シリンダブロック
231 シリンダブロック壁面
24 ピストン
241 冠面
241a 絶縁層
242,243 キャビティ
25 ピストンリング
70 コントローラ
11 コロナ放電電極
11a 中心電極
12 短パルス高電圧発生器
20 レシプロエンジン
21 燃焼室
23 シリンダブロック
231 シリンダブロック壁面
24 ピストン
241 冠面
241a 絶縁層
242,243 キャビティ
25 ピストンリング
70 コントローラ
Claims (11)
- シリンダ内を往復動するピストンを有するレシプロエンジンの点火装置であって、
前記レシプロエンジンの運転状態に応じた短パルス高電圧を発生する短パルス高電圧発生器と、
前記シリンダ内に延設され、前記短パルス高電圧発生器で発生した短パルス高電圧によって前記ピストンへ到達するストリーマを生じさせる電極と、
を有するレシプロエンジンの点火装置。 - 前記短パルス高電圧発生器は、前記電極がアーク放電に遷移することなくストリーマ形成を維持するように、レシプロエンジンの運転状態に応じて短パルス高電圧を発生する、
ことを特徴とする請求項1に記載のレシプロエンジンの点火装置。 - 前記電極は、燃焼室天井中心付近に配置されており、
前記ピストンの冠面中心付近に形成され、前記電極から生じたストリーマの到達を防止する絶縁層をさらに備える、
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のレシプロエンジンの点火装置。 - 前記ピストンの冠面が窪まされて形成され、前記電極から生じたストリーマが到達して体積点火するキャビティを有する、
ことを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のレシプロエンジンの点火装置。 - 前記キャビティは、半球面状に窪んで形成される、
ことを特徴とする請求項4に記載のレシプロエンジンの点火装置。 - 前記キャビティは、円形底面とその円形底面の周囲から直立した内壁面とで形成される、
ことを特徴とする請求項4に記載のレシプロエンジンの点火装置。 - 前記キャビティは、円形底面と、その円形底面の周囲に連続し内径が上方に進むにつれて徐々に拡径する第1内壁球面と、その第1内壁球面の周囲に連続し、内径が上方に進むにつれて徐々に拡径し、第1内壁球面よりも拡径変化率が大きい第2内壁球面とで形成される、
ことを特徴とする請求項4に記載のレシプロエンジンの点火装置。 - 前記キャビティは、円形底面と、その円形底面の周囲に連続し内径が上方に進むにつれて徐々に拡径する第1内壁球面と、その第1内壁球面の開口に連続し、円形底面と平行に形成されて、第1内壁球面の開口面積を狭める開口縮径面と、その開口縮径面の開口の周囲に連続し内径が上方に進むにつれて徐々に拡径する第2内壁球面とで形成される、
ことを特徴とする請求項4に記載のレシプロエンジンの点火装置。 - 前記電極は、燃焼室天井中心付近に配置されており、
前記円形底面の中心付近に形成され、前記電極から生じたストリーマの到達を防止する絶縁層を備える、
ことを特徴とする請求項6から請求項8までのいずれか1項に記載のレシプロエンジンの点火装置。 - 前記ピストンの冠面に形成され、前記電極から生じたストリーマの到達を防止する絶縁層を備え、
前記電極は、先端が前記ピストン冠面よりも上方にあって先端がキャビティ外にあるときに前記シリンダの内壁面へ到達するストリーマを生じさせる、
ことを特徴とする請求項6から請求項9までのいずれか1項に記載のレシプロエンジンの点火装置。 - 前記ピストンに設けられ、伝導体で形成され、そのピストンに帯電した電荷をグランドに逃がすピストンリングを備える、
ことを特徴とする請求項1から請求項10までのいずれか1項に記載のレシプロエンジンの点火装置。
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2006294430A JP2008111371A (ja) | 2006-10-30 | 2006-10-30 | レシプロエンジンの点火装置 |
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Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
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| JP2006294430A Pending JP2008111371A (ja) | 2006-10-30 | 2006-10-30 | レシプロエンジンの点火装置 |
Country Status (1)
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|---|---|
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