JP2008109148A - 半導体集積装置 - Google Patents
半導体集積装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2008109148A JP2008109148A JP2007299667A JP2007299667A JP2008109148A JP 2008109148 A JP2008109148 A JP 2008109148A JP 2007299667 A JP2007299667 A JP 2007299667A JP 2007299667 A JP2007299667 A JP 2007299667A JP 2008109148 A JP2008109148 A JP 2008109148A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- diffusion region
- well diffusion
- voltage
- contact
- support substrate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Bipolar Transistors (AREA)
- Element Separation (AREA)
- Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
- Semiconductor Memories (AREA)
- Thin Film Transistor (AREA)
Abstract
【課題】SOI基板内の埋め込み酸化膜を薄膜化しても、デバイス特性が劣化することがなく、バイポーラトランジスタも形成可能な半導体集積回路を提供する。
【解決手段】SOI基板3内の埋め込み酸化膜2の上面には、FBC4、NFET5およびPFET6が互いに分離して形成されている。FBC4の下方に位置するp支持基板1内には、埋め込み酸化膜2に接してnウェル拡散領域7が形成されている。NFET5の下方に位置するp支持基板1内には、pウェル拡散領域8が形成されている。PFET6の下方に位置するp支持基板1内には、nウェル拡散領域9が形成されている。NFET5とPFET6の形成箇所に合わせて、埋め込み酸化膜2の下面側にそれぞれpウェル拡散領域8とnウェル拡散領域9を形成して、各ウェル拡散領域にそれぞれ所定の電圧を印加するため、NFET5とPFET6にバックチャネルが形成されなくなり、デバイス特性がよくなる。
【選択図】図1
【解決手段】SOI基板3内の埋め込み酸化膜2の上面には、FBC4、NFET5およびPFET6が互いに分離して形成されている。FBC4の下方に位置するp支持基板1内には、埋め込み酸化膜2に接してnウェル拡散領域7が形成されている。NFET5の下方に位置するp支持基板1内には、pウェル拡散領域8が形成されている。PFET6の下方に位置するp支持基板1内には、nウェル拡散領域9が形成されている。NFET5とPFET6の形成箇所に合わせて、埋め込み酸化膜2の下面側にそれぞれpウェル拡散領域8とnウェル拡散領域9を形成して、各ウェル拡散領域にそれぞれ所定の電圧を印加するため、NFET5とPFET6にバックチャネルが形成されなくなり、デバイス特性がよくなる。
【選択図】図1
Description
本発明は、SOI(Silicon On Insulator)基板内に形成されるウェル拡散領域を備えた半導体集積装置に関する。
トレンチキャパシタ(trench capacitor)やスタックットキャパシタ(stacked capacitor)を有する従来の1トランジスタと1キャパシタからなるDRAMセルは微細化に伴ってその作製が困難になることが懸念されているが、それに替わり得るメモリセルとして、SOI(Silicon on Insulator)の上などに形成されたFET (Field Effect Transistor)のフローティングボディに多数キャリアを蓄積して情報を記憶する新メモリセルFBCが提案されている(特許文献1,2参照)。
この種のFBCは、1ビットの情報を記憶する素子単位が1個のMISFET(Metal Insulator Semiconductor Field Effect Transistor)のみであるために、1ビット分の占有面積が小さく、限られたシリコン面積上に大容量の記憶素子を形成することができて、記憶容量の増大に寄与できると考えられている。
PD-SOI上に形成したFBCの書き込み及び読み出しの原理は、N型のMISFETを例にとると、以下のように説明できる。「1」書きの状態をボディに正孔が多い状態、逆に正孔が少ない状態を「0」と定義する。
FBCは、例えばSOI上に形成されたnFETからなり、ソースはGND(0V)であり、ドレインはビット線(BL)に接続され、ゲートはワード線(WL)である。FBCのボディは電気的にフローティングである。「1」を書き込むためにはトランジスタを飽和状態で動作させる。例えばワード線WLを1.5V、ビット線BLを1.5Vにバイアスする。このような状態ではインパクトイオン化によりドレイン近傍において電子・正孔対が大量に発生する。これらのうち、電子はドレイン端子に吸い込まれて行くが、正孔はポテンシャルが低いボディに蓄えられる。インパクトイオン化でホールが発生される電流と、ボディとソースとの間のpn接合のフォワード電流が釣り合った状態でボディ電圧は平衡状態に達する。大体、0.7V程度である。
次に、「0」データを書き込み方法を説明する。「0」を書き込むためには、ビット線BLを負の電圧に引き下げる。例えば、-1.5Vに下げる。この動作により、ボディのp領域とBLにつながったn領域が大きくフォワードにバイアスされるので、ボディに蓄えられていた正孔の多くはn領域に吐き出される。これにより正孔の数が減った状態が「0」状態である。データの読み出しは、ワード線WLを例えば1.5V、BLを例えば0.2Vに低く設定し、トランジスタを線形領域で動作させ、ボディに蓄えられている正孔の数の違いによりトランジスタの閾値電圧(Vth)が異なる効果(ボディ効果)を利用して電流差を検知して「1」と「0」を識別する。
読み出し時に、ビット線電圧をこの例では0.2Vと低く設定する理由は、ビット線電圧を高くして飽和状態にバイアスしてしまうと、「0」を読み出す場合にインパクトイオン化によりデータが「1」に化けてしまい、「0」を正しく検知できなくなる恐れがあるためである。
FBCをメモリセルとして用いる半導体記憶装置(以下、FBCメモリ)はSOI基板を用いて形成されるが、SOI基板内の埋め込み酸化膜の膜厚が厚いと、ボディと支持基板間に形成される安定化容量(Stabilizing Capacitor)が確保できなくなり、メモリセルの信号量を大きくできないという問題がある。
その一方で、埋め込み絶縁膜を薄くすると、埋め込み絶縁膜よりも上方に形成されたFBC、NFETおよびPFETのチャネル領域に対向する側(埋め込み絶縁膜に近接する領域)にバックチャネルが形成され、周辺回路のデバイス特性が劣化してしまう。
ところで、FBCをメモリセルとして用いる半導体記憶装置(以下、FBCメモリ)の周辺回路には、一定の基準電圧を必要とする回路が存在する。例えば、各種の内部電源電圧のレベルを調整する回路や入力論理レベルを判断するための入力バッファ回路などである。これらの基準電圧は、電源電圧の変動、温度変動およびトランジスタなどのデバイス特性のばらつきなどに影響されない一定の電圧値が要求される。
精度の高い安定した基準電圧を生成する回路として、バンドギャップリファレンス(BGR:Band Gap Reference)回路が知られている。この種のBGR回路では、pnpバイポーラトランジスタを用いることが多い。pnpバイポーラトランジスタは、p基板をコレクタとして接地電圧に設定し、nウェル内のp+拡散層をエミッタとする構造である。
この構造は、多重拡散層の縦型バイポーラトランジスタを形成するものであり、大きな接触面積を確保でき、ベースの幅も狭くでき、特性のよいトランジスタを実現できることが知られている。
しかしながら、この種のバイポーラトランジスタをSOIの埋め込み酸化膜下の支持基板上に形成するには、埋め込み酸化膜が厚い場合にはコンタクトの形成が困難になる。
特開2003-68877公報
特開2002-246571公報
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、SOI基板内の埋め込み酸化膜を薄膜化しても、デバイス特性が劣化することがなく、バイポーラトランジスタを形成することも可能な半導体集積回路を提供することにある。
本発明の一態様によれば、第1または第2導電型の支持基板と埋め込み絶縁膜とを有するSOI(Silicon On Insulator)基板と、
前記埋め込み絶縁膜に接してその下方に形成される第1導電型の第1拡散領域と、
前記埋め込み絶縁膜に接してその下方に形成され前記第1拡散領域と分離して形成される第2導電型の第2拡散領域と、
前記埋め込み絶縁膜に接してその下方に形成され、前記第1および第2拡散領域よりも深く形成される第1導電型の第3ウェル拡散領域と、
前記埋め込み絶縁膜に接してその下方に形成され、前記第1および第2拡散領域よりも深く形成される第1導電型の第4ウェル拡散領域と、
前記第3および第4ウェル拡散領域に接して形成される第1導電型の第5ウェル拡散領域と、
前記第1および第2拡散領域を覆い、前記第3、第4および第5のウェル拡散領域で前記支持基板から分離された領域に存在する第2導電型の第6ウェル拡散領域と、
前記第1拡散領域から前記埋め込み絶縁膜を貫通して上方に伸びる第1コンタクトと、
前記第2拡散領域から前記埋め込み絶縁膜を貫通して上方に伸びる第2コンタクトと、
前記第3ウェル拡散領域から前記埋め込み絶縁膜を貫通して上方に伸びる第3コンタクトと、
前記第4ウェル拡散領域から前記埋め込み絶縁膜を貫通して上方に伸びる第4コンタクトと、
前記第1コンタクトに接続されるカソード電極と、
前記第2コンタクトに接続されるアノード電極と、
前記第3および第4コンタクトに接続される電源端子と、を備えることを特徴とする半導体集積装置が提供される。
前記埋め込み絶縁膜に接してその下方に形成される第1導電型の第1拡散領域と、
前記埋め込み絶縁膜に接してその下方に形成され前記第1拡散領域と分離して形成される第2導電型の第2拡散領域と、
前記埋め込み絶縁膜に接してその下方に形成され、前記第1および第2拡散領域よりも深く形成される第1導電型の第3ウェル拡散領域と、
前記埋め込み絶縁膜に接してその下方に形成され、前記第1および第2拡散領域よりも深く形成される第1導電型の第4ウェル拡散領域と、
前記第3および第4ウェル拡散領域に接して形成される第1導電型の第5ウェル拡散領域と、
前記第1および第2拡散領域を覆い、前記第3、第4および第5のウェル拡散領域で前記支持基板から分離された領域に存在する第2導電型の第6ウェル拡散領域と、
前記第1拡散領域から前記埋め込み絶縁膜を貫通して上方に伸びる第1コンタクトと、
前記第2拡散領域から前記埋め込み絶縁膜を貫通して上方に伸びる第2コンタクトと、
前記第3ウェル拡散領域から前記埋め込み絶縁膜を貫通して上方に伸びる第3コンタクトと、
前記第4ウェル拡散領域から前記埋め込み絶縁膜を貫通して上方に伸びる第4コンタクトと、
前記第1コンタクトに接続されるカソード電極と、
前記第2コンタクトに接続されるアノード電極と、
前記第3および第4コンタクトに接続される電源端子と、を備えることを特徴とする半導体集積装置が提供される。
本発明によれば、SOI基板内の埋め込み酸化膜を薄膜化しても、埋め込み酸化膜に近接する領域にバックチャネルが形成されるおそれがなく、デバイス特性を向上できるとともに、バイポーラトランジスタも容易に形成することができる。
以下、図面を参照しながら、本発明の一実施形態について説明する。
(第1の実施形態)
図1は本発明の第1の実施形態に係る半導体集積装置の断面図である。図1の半導体集積装置は、FBCをメモリセルとして用いる半導体記憶装置の周辺回路の断面構造を示している。
図1は本発明の第1の実施形態に係る半導体集積装置の断面図である。図1の半導体集積装置は、FBCをメモリセルとして用いる半導体記憶装置の周辺回路の断面構造を示している。
本実施形態では、p支持基板1と薄膜化された埋め込み酸化膜2とを有するSOI基板3を用いている。埋め込み酸化膜2を薄膜化することにより、FBCの信号量を十分に確保でき、データ保持時間も長くできる。
図1において、SOI基板3内の埋め込み酸化膜2の上面には、FBC4、NFET5およびPFET6が互いに分離して形成されている。FBC4の下方に位置するp支持基板1内には、埋め込み酸化膜2に接してnウェル拡散領域7が形成されている。NFET5の下方に位置するp支持基板1内には、pウェル拡散領域8が形成されている。PFET6の下方に位置するp支持基板1内には、nウェル拡散領域9が形成されている。
p支持基板1は電圧Vsub=0Vに設定され、nウェル拡散領域7には電圧VPL=1Vが印加され、pウェル拡散領域8は電圧VPL=0Vに設定され、nウェル拡散領域9には電圧VPL=2.5Vが印加される。
nウェル拡散領域7は、p支持基板1に対して逆バイアスになればよいため、必ずしも1Vに設定する必要はなく、0〜1Vの電圧を印加してもよい。
また、pウェル拡散領域8の電圧VPLは必ずしも0Vでなくてもよく、0V以下であればよい。同様に、nウェル拡散領域9の電圧VPLは必ずしも2.5Vでなくてもよく、Vcc以上であればよい。
このように、pウェル拡散領域8とnウェル拡散領域9に所定の電圧をそれぞれ印加することにより、NFET5とPFET6にバックチャネルが形成されなくなり、デバイス特性が向上する。例えば、NFET5の下方の埋め込み酸化膜2の下面側が0Vより高い電位であったとすると、NFET5のチャネル領域の下方で埋め込み酸化膜2に沿ってバックチャネルが形成されるおそれがある。ところが、本実施形態では、埋め込み酸化膜2の下面側にpウェル拡散領域8を設けて、このpウェル拡散領域8を0Vか、それ以下の電圧に設定するため、NFET5に対してバックチャネルが形成されるおそれがなくなり、NFETのデバイス特性がよくなる。
同様に、PFET6の下方の埋め込み酸化膜2の下面側が2.5Vより低い電位であったとすると、PFET6のチャネル領域の下方で埋め込み酸化膜2に沿ってバックチャネルが形成されるおそれがある。ところが、本実施形態では、埋め込み酸化膜2の下面側にnウェル拡散領域9を設けて、このnウェル拡散領域9を2.5V以上の電圧に設定するため、PFET6に対してバックチャネルが形成されるおそれがなくなり、PFETのデバイス特性がよくなる。
図2は図1の変形例であり、p支持基板1に電圧VSUB=−1Vを印加し、FBC4の直下にpウェル拡散領域10を形成する例を示している。pウェル拡散領域10には、p支持基板1と同じ電圧VPL=−1Vが印加され、NFET5の直下に位置するpウェル拡散領域8にも、p支持基板1と同じ電圧VPL=−1Vが印加される。pウェル拡散領域8の電圧VPLが0V以下の場合には、NFET5にはバックチャネルは形成されないため、図2の場合も、バックチャネルの発生を防止できる。
このように、第1の実施形態では、NFET5とPFET6の形成箇所に合わせて、埋め込み酸化膜2の下面側にそれぞれpウェル拡散領域8とnウェル拡散領域9を形成して、各ウェル拡散領域にそれぞれ所定の電圧を印加するため、NFET5とPFET6にバックチャネルが形成されなくなり、デバイス特性がよくなる。
(第2の実施形態)
第2の実施形態は、SOI基板3内のp支持基板1に0V未満の電圧を印加する場合に、バックチャネルが形成されないようにしたものである。
第2の実施形態は、SOI基板3内のp支持基板1に0V未満の電圧を印加する場合に、バックチャネルが形成されないようにしたものである。
図3は本発明の第2の実施形態に係る半導体集積装置の断面図である。図3の半導体集積装置は、図1と同様に、p支持基板1と薄膜化された埋め込み酸化膜2とを有するSOI基板3上に、互いに分離して形成されるFBC4、NFET5およびPFET6を備えている。
図1と同様に、FBC4の下方に位置するp支持基板1内にはnウェル拡散領域7が形成され、NFET5の下方に位置するp支持基板1内にはpウェル拡散領域8が形成されている。また、pウェル拡散領域8に隣接してnウェル拡散領域11が形成され、両nウェル拡散領域9,11の下面にはnウェル拡散領域12が形成されている。これにより、pウェル拡散領域8は、p支持基板1から分離されている。
nウェル拡散領域7には電圧VPL=−1Vが印加され、pウェル拡散領域8は電圧VPL=0Vに設定され、nウェル拡散領域9には電圧VPL=2.5Vが印加されている。このように、nウェル拡散領域12を設けることで、pウェル拡散領域8にp支持基板1とは異なる電圧を印加することができる。
これにより、第1の実施形態と同様に、NFET5とPFET6にバックチャネルが形成されなくなる。
図4は図3の変形例であり、FBC4の直下にpウェル拡散領域10を設け、このpウェル拡散領域10に電圧VPL=−1Vを印加する例を示している。このpウェル拡散領域10以外は、図3と同様であり、図3と同様に、nウェル拡散領域12により、pウェル拡散領域8をp支持基板1から分離している。
このように、第2の実施形態では、p支持基板1にマイナスの電圧が印加されている場合でも、NFET5とPFET6の直下にそれぞれpウェル拡散領域8とnウェル拡散領域9を設け、さらに、その下面にnウェル拡散領域12を設けて、pウェル拡散領域8をp支持基板1から分離するため、NFET5とPFET6にバックチャネルが形成されないような電圧をpウェル拡散領域8とnウェル拡散領域9に印加できる。
(第3の実施形態)
第1および第2の実施形態では、p支持基板1を有するSOI基板3を用いたが、n支持基板を有するSOI基板3を用いてもよい。
第1および第2の実施形態では、p支持基板1を有するSOI基板3を用いたが、n支持基板を有するSOI基板3を用いてもよい。
この場合、図1に対応する構造は図5のようになる。図5の半導体集積装置は、FBC4の下方に形成されるnウェル拡散領域7と、NFET5の下方に形成されるpウェル拡散領域8と、PFET6の下方に形成されるnウェル拡散領域9と、pウェル拡散領域8およびnウェル拡散領域9の下面側に形成されるpウェル拡散領域13とを備えている。
n支持基板20は電圧Vsub=0Vに設定され、nウェル拡散領域7には電圧VPL=1Vが印加され、pウェル拡散領域8は電圧VPL=0Vに設定され、nウェル拡散領域9には電圧VPL=2.5Vが印加される。nウェル拡散領域9とn支持基板20との短絡防止のために、pウェル拡散領域13が設けられている。
図5の半導体集積装置においても、NFET5とPFET6にはバックチャネルは形成されない。
このように、n支持基板20を有するSOI基板3の場合も、p支持基板1と同様に、NFET5とPFET6の下方にそれぞれpウェル拡散領域8とnウェル拡散領域9を形成して、各領域にそれぞれ所定の電圧を印加することで、バックチャネルの形成を確実に防止できる。
(第4の実施形態)
第4の実施形態は、薄膜化された埋め込み酸化膜2を有するSOI基板3を用いて、バンドギャップリファレンス回路(BGR回路)を形成するものである。
第4の実施形態は、薄膜化された埋め込み酸化膜2を有するSOI基板3を用いて、バンドギャップリファレンス回路(BGR回路)を形成するものである。
上述したように、FBC4メモリの周辺回路には、電源電圧の変動、温度の変化およびデバイス特性のばらつき等に影響されずに常に一定の基準電圧を発生する基準電位発生回路が設けられることが多い。
図6は基準電位発生回路の一例であるBGR回路の内部構成を示す回路図である。図6のBGR回路は、電源電圧と接地電圧との間に直列接続されるPFET21およびpnpトランジスタ22と、同じく電源電圧と接地電圧との間に直列接続されるPFET23、抵抗R1、抵抗R2およびpnpトランジスタ24と、抵抗R1,R2間の電圧とpnpトランジスタ21のエミッタ電圧との電位差に応じた電圧をPFET21,23のゲートに供給するオペアンプ25とを有する。PFET23のドレインから基準電圧VREFが出力される。
トランジスタ22は面積Aのpnpバイポーラトランジスタであるのに対し、トランジスタ24は同じ面積Aのpnpバイポーラトランジスタをn個並列接続して構成している。
これらトランジスタ22,24に流れる電流Iは互いに等しく、(1)および(2)式で表される。
I=Is×exp[Va/VT] …(1)
I=n×Is×exp[Vb/VT] …(2)
I=Is×exp[Va/VT] …(1)
I=n×Is×exp[Vb/VT] …(2)
ここで、Isは面積Aのトランジスタ22の飽和電流、VaはPFET21のドレイン電圧、Vbはpnpバイポーラトランジスタのエミッタ電圧、VTは熱電圧(thermal voltage)kT/qをそれぞれ表す。また、kはボルツマン定数(Boltzmann constant(1.38×10-23J/K))、Tは絶対温度(Absolute Temperature)、qは素電荷(Elementary Charge(1.6×10-19C))を表す。
オペアンプ25は、電位差(Va−Vb)を増幅するが、電位差(Va−Vb)は、(3)式で表される。
Va−Vb=VT×ln[I/Is] − VT×ln[I/(n×Is)]=VT×ln[n] …(3)
Va−Vb=VT×ln[I/Is] − VT×ln[I/(n×Is)]=VT×ln[n] …(3)
図6の回路では、フィードバックループによってVa=Vcとなるように制御されているので、(4)式が成り立つ。
Vc−Vb=Va−Vb=VT×ln[n] …(4)
Vc−Vb=Va−Vb=VT×ln[n] …(4)
また、(5)式も成り立つ。
Vd−Vb=(1+R2/R1)×(Vc−Vb)=(1+R2/R1)×VT×ln[n] …(5)
Vd−Vb=(1+R2/R1)×(Vc−Vb)=(1+R2/R1)×VT×ln[n] …(5)
(4)式および(5)式より、(6)式が得られる。
VREF=VBE+Vd−Vb=VBE+(1+R2/R1)×VT×ln[n] …(6)
VREF=VBE+Vd−Vb=VBE+(1+R2/R1)×VT×ln[n] …(6)
ここで、VBEは面積n×Aのpnpトランジスタ24のベース・エミッタ間の電圧である。(6)式の温度に関する微分係数は(7)式で表される。
∂VREF/∂T=−α+(1+R2/R1)×ln[n]×(k/q) …(7)
∂VREF/∂T=−α+(1+R2/R1)×ln[n]×(k/q) …(7)
ここで、VBEは負の微分係数−αを持つとした。α=1.5mV/K(@室温)である。従って、VREFの温度依存性が室温において無くなるためには、(8)式が成り立てばよい。
(1+R2/R1)×ln[n]=α×(q/k)=17.4 …(8)
(1+R2/R1)×ln[n]=α×(q/k)=17.4 …(8)
(8)式より、例えばR2/R1=4およびn=32.5とすれば実現できることがわかる。
このように、抵抗R1,R2の比とトランジスタ22,24のサイズの比を適切に選ぶことにより、温度や電源電圧に依存しない安定した基準電圧が得られる。プロセスが変動しても、この安定化条件はデバイスパラメータの比にしか依らないので、一定の基準電位が得られる。
図7は図6のpnpバイポーラトランジスタ22,24の断面構造を示す図である。図7のトランジスタは、薄膜化された埋め込み酸化膜2を有するSOI基板3を用いて形成される。埋め込み酸化膜2の上面にはシリコン膜28および絶縁膜29が順に形成されている。
埋め込み酸化膜2の下面に沿って、p支持基板1内に、nウェル拡散領域31と、コレクタ用のp+拡散領域32とが形成されている。nウェル拡散領域31の内部にはさらに、埋め込み酸化膜2に沿って、ベース用のn+拡散領域33と、エミッタ用のp+拡散領域34とが形成されている。
p+拡散領域32、n+拡散領域33およびp+拡散領域34には、埋め込み酸化膜2を貫通するコンタクト35,36,37がそれぞれ形成され、各コンタクトにはそれぞれコレクタ電極38、ベース電極39およびエミッタ電極40が形成されている。
図7のpnpバイポーラトランジスタは、埋め込み酸化膜2を薄膜化しているため、各ウェル拡散領域から上方に容易にコンタクトを形成することができる。
図7のpnpバイポーラトランジスタは、上述した図1等に示したFBC4およびその周辺回路と同じSOI基板3上に形成することができる。これにより、FBC4およびその周辺回路で利用する基準電圧発生回路を容易に同一基板上に形成できる。
ところが、図3のように、支持基板にマイナスの電圧が印加されている場合には、pnpバイポーラトランジスタを形成することができない。その理由は、支持基板がマイナス電位だと、pnpバイポーラトランジスタのコレクタを接地電位にすることができないためである。そこで、そのような場合は、pnpバイポーラトランジスタの代わりにダイオードを用いればよい。
図8はpnpバイポーラトランジスタの代わりにダイオードを設けたBGR回路の一例を示す回路図である。図8のBGR回路は、図6のpnpバイポーラトランジスタ22,24をダイオード41,42に置換し、ダイオード41のアノードをPFET21のドレインに接続し、そのカソードを接地する。また、ダイオード42のアノードを抵抗R1に接続し、そのカソードを接地する。
図9は図8のダイオードをSOI基板3上に形成した場合の断面構造の一例を示す断面図である。埋め込み酸化膜2の下面側のp支持基板1内に、電源用のnウェル拡散領域45、アノード用のp+拡散領域46、カソード用のn+拡散領域47、電源用のnウェル拡散領域48が形成されている。nウェル拡散領域45,48内にはそれぞれn+拡散領域49,50が形成されている。
n+拡散領域49、p+拡散領域46、n+拡散領域47およびn+拡散領域50にはそれぞれ、埋め込み酸化膜2を貫通するコンタクト51,52,53,54が形成されている。コンタクト51,54は電源端子55,56にそれぞれ接続され、コンタクト52はアノード電極57に接続され、コンタクト53はカソード電極58にそれぞれ接続されている。
nウェル拡散領域45,48は、p+拡散領域46とn+拡散領域47よりも深く形成されており、これらnウェル拡散領域45,48の下面にはnウェル拡散領域59が形成されている。このnウェル拡散領域59により、p+拡散領域46はp支持基板1から分離される。
図9の構造のダイオードは、p支持基板1をマイナス電位に設定できるため、図3の構造の半導体集積装置と同一基板上に形成することができる。
このように、第4の実施形態では、薄膜化された埋め込み酸化膜2を有するSOI基板3を用いてバイポーラトランジスタやダイオードを形成するため、FBC4メモリやその周辺回路で必要とする基準電圧を発生する基準電圧発生回路を同一基板上に容易に形成できる。
(その他の実施形態)
図7ではpnpバイポーラトランジスタを形成する例を説明したが、npnバイポーラトランジスタを形成することも可能である。図10はn支持基板20を有するSOI基板3を用いてnpnバイポーラトランジスタを形成した場合の断面構造を示す断面図である。
図7ではpnpバイポーラトランジスタを形成する例を説明したが、npnバイポーラトランジスタを形成することも可能である。図10はn支持基板20を有するSOI基板3を用いてnpnバイポーラトランジスタを形成した場合の断面構造を示す断面図である。
図10のnpnバイポーラトランジスタは、埋め込み酸化膜2の下面側に形成されるn+拡散領域61と、pウェル拡散領域62とを有する。pウェル拡散領域62の内部には、ベース用のp+拡散領域63と、エミッタ用のn+拡散領域64とが形成されている。図7と同様に、n+拡散領域61、p+拡散領域63およびn+拡散領域64には、埋め込み酸化膜2を貫通するコンタクト65,66,67が形成され、それぞれコレクタ電極68、ベース電極69およびエミッタ電極70に接続されている。
図10のnpnバイポーラトランジスタは、例えば図5の半導体集積装置と同一基板上に形成可能である。
上述したFBC4、FBC4の周辺回路、バイポーラトランジスタおよびダイオードの各ウェル拡散領域に電圧を印加するには、埋め込み酸化膜2を貫通するコンタクトを形成して、このコンタクトの上面側に電極を形成すればよい。
図11は上述した各回路のすべてのウェル拡散領域に共通して適用可能な電圧印加方法を示す図である。図示のように、埋め込み酸化膜2に接してp支持基板1内にnウェル拡散領域31が形成され、このnウェル拡散領域31の内部にn+拡散領域42が形成されている場合、n+拡散領域42から上方に埋め込み酸化膜2を貫通するコンタクト43を形成すればよい。このコンタクトは電極44に接続される。同様に、p支持基板1内のp+拡散領域45の上方にも、埋め込み酸化膜2を貫通するコンタクト46を形成して電極47に接続すればよい。
1 p支持基板
2 埋め込み酸化膜
3 SOI基板
4 FBC
5 NFET
6 PFET
7 nウェル拡散領域
8 pウェル拡散領域
9 nウェル拡散領域
10 pウェル拡散領域
2 埋め込み酸化膜
3 SOI基板
4 FBC
5 NFET
6 PFET
7 nウェル拡散領域
8 pウェル拡散領域
9 nウェル拡散領域
10 pウェル拡散領域
Claims (1)
- 第1または第2導電型の支持基板と埋め込み絶縁膜とを有するSOI(Silicon On Insulator)基板と、
前記埋め込み絶縁膜に接してその下方に形成される第1導電型の第1拡散領域と、
前記埋め込み絶縁膜に接してその下方に形成され前記第1拡散領域と分離して形成される第2導電型の第2拡散領域と、
前記埋め込み絶縁膜に接してその下方に形成され、前記第1および第2拡散領域よりも深く形成される第1導電型の第3ウェル拡散領域と、
前記埋め込み絶縁膜に接してその下方に形成され、前記第1および第2拡散領域よりも深く形成される第1導電型の第4ウェル拡散領域と、
前記第3および第4ウェル拡散領域に接して形成される第1導電型の第5ウェル拡散領域と、
前記第1および第2拡散領域を覆い、前記第3、第4および第5のウェル拡散領域で前記支持基板から分離された領域に存在する第2導電型の第6ウェル拡散領域と、
前記第1拡散領域から前記埋め込み絶縁膜を貫通して上方に伸びる第1コンタクトと、
前記第2拡散領域から前記埋め込み絶縁膜を貫通して上方に伸びる第2コンタクトと、
前記第3ウェル拡散領域から前記埋め込み絶縁膜を貫通して上方に伸びる第3コンタクトと、
前記第4ウェル拡散領域から前記埋め込み絶縁膜を貫通して上方に伸びる第4コンタクトと、
前記第1コンタクトに接続されるカソード電極と、
前記第2コンタクトに接続されるアノード電極と、
前記第3および第4コンタクトに接続される電源端子と、を備えることを特徴とする半導体集積装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2007299667A JP2008109148A (ja) | 2007-11-19 | 2007-11-19 | 半導体集積装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2007299667A JP2008109148A (ja) | 2007-11-19 | 2007-11-19 | 半導体集積装置 |
Related Parent Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2004252757A Division JP2006073627A (ja) | 2004-08-31 | 2004-08-31 | 半導体集積装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2008109148A true JP2008109148A (ja) | 2008-05-08 |
Family
ID=39442191
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2007299667A Pending JP2008109148A (ja) | 2007-11-19 | 2007-11-19 | 半導体集積装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2008109148A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| RU2788587C1 (ru) * | 2022-07-01 | 2023-01-23 | Российская Федерация, от имени которой выступает Государственная корпорация по атомной энергии "Росатом" (Госкорпорация "Росатом") | Диод с отрицательной дифференциальной проводимостью на структуре "кремний на изоляторе" |
Citations (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH09115999A (ja) * | 1995-10-23 | 1997-05-02 | Denso Corp | 半導体集積回路装置 |
| JPH09223802A (ja) * | 1996-02-15 | 1997-08-26 | Toshiba Corp | 半導体装置及びその製造方法 |
| JPH1041511A (ja) * | 1996-07-19 | 1998-02-13 | Hitachi Ltd | Soiウエハおよびそれを用いた半導体集積回路装置ならびにその製造方法 |
| JPH1174534A (ja) * | 1997-08-28 | 1999-03-16 | Toyota Central Res & Dev Lab Inc | 半導体装置 |
| JP2002270697A (ja) * | 2001-02-16 | 2002-09-20 | Internatl Business Mach Corp <Ibm> | 電子構造体およびその製造方法 |
| JP2003338537A (ja) * | 2002-05-22 | 2003-11-28 | Fuji Electric Co Ltd | 半導体集積回路装置 |
| JP2004221316A (ja) * | 2003-01-15 | 2004-08-05 | Citizen Watch Co Ltd | 半導体装置 |
-
2007
- 2007-11-19 JP JP2007299667A patent/JP2008109148A/ja active Pending
Patent Citations (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH09115999A (ja) * | 1995-10-23 | 1997-05-02 | Denso Corp | 半導体集積回路装置 |
| JPH09223802A (ja) * | 1996-02-15 | 1997-08-26 | Toshiba Corp | 半導体装置及びその製造方法 |
| JPH1041511A (ja) * | 1996-07-19 | 1998-02-13 | Hitachi Ltd | Soiウエハおよびそれを用いた半導体集積回路装置ならびにその製造方法 |
| JPH1174534A (ja) * | 1997-08-28 | 1999-03-16 | Toyota Central Res & Dev Lab Inc | 半導体装置 |
| JP2002270697A (ja) * | 2001-02-16 | 2002-09-20 | Internatl Business Mach Corp <Ibm> | 電子構造体およびその製造方法 |
| JP2003338537A (ja) * | 2002-05-22 | 2003-11-28 | Fuji Electric Co Ltd | 半導体集積回路装置 |
| JP2004221316A (ja) * | 2003-01-15 | 2004-08-05 | Citizen Watch Co Ltd | 半導体装置 |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| RU2788587C1 (ru) * | 2022-07-01 | 2023-01-23 | Российская Федерация, от имени которой выступает Государственная корпорация по атомной энергии "Росатом" (Госкорпорация "Росатом") | Диод с отрицательной дифференциальной проводимостью на структуре "кремний на изоляторе" |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US7244991B2 (en) | Semiconductor integrated device | |
| KR100440188B1 (ko) | 반도체 메모리 장치 | |
| US6310799B2 (en) | Negative resistance device | |
| US7477540B2 (en) | Bipolar reading technique for a memory cell having an electrically floating body transistor | |
| US6903984B1 (en) | Floating-body DRAM using write word line for increased retention time | |
| US5732014A (en) | Merged transistor structure for gain memory cell | |
| US6888770B2 (en) | Semiconductor memory device | |
| US7023054B2 (en) | Semiconductor storage device and semiconductor integrated circuit | |
| JP3933608B2 (ja) | 半導体記憶装置及び半導体集積回路 | |
| JPH11220109A (ja) | 独立にバイアスされるサブウェル領域を具備する集積回路メモリ装置及びその製造方法 | |
| TW201203247A (en) | SRAM-type memory cell | |
| US6493282B2 (en) | Semiconductor integrated circuit | |
| US7969794B2 (en) | One-transistor type DRAM | |
| JP2014053424A (ja) | パスゲート及びこれを備えた半導体記憶装置 | |
| US7391640B2 (en) | 2-transistor floating-body dram | |
| KR20030084823A (ko) | 반도체메모리장치 및 그 제조방법 | |
| KR20030021124A (ko) | 반도체장치 및 그 제조방법 | |
| KR100399265B1 (ko) | 저항성 강유전체 메모리 셀로 구성된 메모리 장치 | |
| JPH10163429A (ja) | 半導体装置 | |
| JP5078118B2 (ja) | 半導体記憶装置 | |
| JP2009260072A (ja) | 半導体装置 | |
| JP2008109148A (ja) | 半導体集積装置 | |
| JP2713456B2 (ja) | 半導体メモリデバイス | |
| KR101024148B1 (ko) | 반도체 메모리 소자 | |
| JPH1079438A (ja) | 半導体保護装置および半導体装置の製造方法 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20110916 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110927 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20120217 |