しかし、この方法は、入力したテキスト中の属性を変えたい箇所を選択してハイライト表示させ、プルダウンメニューからフォントの種類(書体)を選び、他のサイズプルダウンメニューからポイント数を選び、さらにカラーパレットから色を選択する、といった具合に非常に煩雑な操作が必要とされるため、電子メールなどではあまり日常的には使われていなかった。しかも、このようにしてそのような文字属性を変えたとしても、文字属性でのみ喜怒哀楽などを適切に伝えることは困難である。テキストメッセージを受け取った側も、送信者がどういう気持ちでそのメッセージを作成したかを、メッセージの表示形態から即座に認識するということはできなかった。
特許文献3には、メールの文章内の感情を示すフレーズを検出してメール表示時にアニメーション(人形)の動きに反映させる技術を開示している。しかし、人形自体はフレーズによって変わるものではなく、その動きは、文字列であるフレーズそのものによって一意的に決定されるものである。また、この技術は、テキスト自体に変化を与えるものでもない。
近年、携帯電話機などに代表される携帯型の端末装置(本明細書では、端末装置を単に端末ともいう)が普及し、このような携帯型端末においても通信ネットワーク(インターネットを含む)を介したテキストメッセージの交換やウェブデータの閲覧等が可能となっている。このような携帯型端末を含む端末では、ユーザの操作を支援するために、例えば操作メニュー等を表示するユーザインタフェース画面が用意されている。また、携帯電話機のような通話・通信機能を有する携帯型端末では着信を待機している状態での表示画面である待ち受け画面が用意されている。従来のこのようなユーザインタフェース画面や待ち受け画面は、予め固定的に決められた画一的なものである。待ち受け画面は、自分の好きな画像などを貼り付けることはできたが、それ以外にはユーザが最も頻繁に見る画面であるにもかかわらず、必ずしも有効に使われていなかった。
本発明はこのような背景においてなされたものであり、ユーザがテキストメッセージによりパーソナルコミュニケーションを行う際に手軽に感情等を表す表現を視覚的に追加することができる端末装置を提供することを目的とする。
本発明の他の目的は、テキストメッセージの書き手が自分の感情等をテイストとしてメッセージに反映させることができる端末装置を提供することにある。
本発明による他の目的は、ユーザインタフェース画面に対して、送信または受信されたテキストメッセージのテイストを反映させることができる端末装置を提供することにある。
本発明による他の目的は、待ち受け画面に対して、送信または受信されたテキストメッセージのテイストを反映させることができる端末装置を提供することにある。
本発明による端末装置は、予め定められた複数のテイストのうちの一つをユーザに選択させる手段と、ユーザによるテキストの入力を受ける手段と、表示画面上に情報を表示する表示手段と、入力されたテキストに対して、選択されているテイストに応じて所定の表示属性を付加する手段と、表示属性が付加されたテキスト情報を前記表示画面上に表示させる表示制御手段と、所定の表示属性が付加されたテキスト情報をメッセージとして通信ネットワークを介して送信する手段と、前記通信ネットワークを介してメッセージを受信する手段とを備え、前記所定の表示属性には、少なくとも、前記複数のテイストのそれぞれに予め割り当てられた文字の動きまたは背景イメージを含むことを特徴とする。
テイストによって異ならせる前記所定の表示属性には、文字サイズ、文字フォント、文字色の少なくとも一つをさらに含みうる。
ユーザがテイストを選択するとともに、テキストの入力を行うと、この入力されたテキストに対して、当該選択されているテイストに応じて所定の表示属性が付加される。この表示属性には、少なくとも、前記複数のテイストのそれぞれに予め割り当てられた文字の動きまたは背景イメージを含む。よって、表示属性が付加されたテキスト情報が表示制御手段により表示デバイス上で表示される際、少なくとも文字が当該テイストに応じた動きを行うか、または、当該テイストに応じた背景イメージが表示される。この背景イメージは、静的なものだけでなく、動的なものでもありうる。
上記端末装置では、端末装置自身でテイストに応じた表示属性をテキストに対して付加したが、通信ネットワーク上のサーバで当該付加を行うことも可能である。このような端末装置は、予め定められた複数のテイストのうちの一つをユーザに選択させる手段と、ユーザによるテキストの入力を受ける手段と、表示画面上に情報を表示する表示手段と、前記入力されたテキスト情報を前記選択されたテイスト情報とともに、メッセージとして通信ネットワークを介して送信する手段と、前記通信ネットワークを介してメッセージを受信する手段と、受信した所定の表示属性が付加されたテキスト情報を前記表示画面上に表示させる表示制御手段とを備え、前記所定の表示属性には、少なくとも、前記複数のテイストのそれぞれに予め割り当てられた文字の動きまたは背景イメージを含むことを特徴とする。
前記端末装置は、予め定められた複数のテイストに対応した複数の予測変換辞書と、ユーザの指示に従って、これらの複数の予測変換辞書のうちの一つを選択する手段とをさらに備えてもよい。この場合、前記テイストの選択は前記予測変換辞書の選択により行われることになる。
前記表示制御手段は、テキスト入力時に、予測変換辞書により得られた候補語句群を表示する表示エリアを表示し、この表示エリアにおいて現在選択されているテイストが認識できるように前記所定の表示属性のうちの少なくとも一つを当該表示エリアの表示に対して適用するようにしてもよい。これにより、現在選択されているテイストに応じて、候補語句群の表示エリア内の語句や背景の表示属性が当該テイストを反映して変化する。これにより、ユーザは現在どのテイストが選ばれているかを選択することができる。
テイストに対応した予測変換辞書を通信ネットワークを介してサーバからダウンロードする手段をさらに備えてもよい。これによって、ユーザは新たな予測変換辞書を逐次追加することが可能となる。
本発明による他の端末装置は、予め定められた複数のテイストのいずれかのテイストが付加された表示属性を有するテキストメッセージを受信または送信する手段と、実質的に同一の内容を有するが前記複数のテイストのそれぞれに対応する異なるユーザインタフェース画面を生成する手段と、前記異なるユーザインタフェース画面の中から、直前に受信または送信したテキストメッセージのテイストに対応づけられた表示属性に合致するユーザインタフェース画面を選択するよう表示画面を切り替える手段とを備えたことを特徴とする。
この端末装置では、テイストに対応づけられた表示属性を有するテキストメッセージを受信または送信したとき、異なるユーザインタフェース画面の中から、直前に受信または送信したテキストメッセージのテイストに対応づけられた表示属性に合致するユーザインタフェース画面を選択するよう表示画面が切り替られる。この場合、メールの着信または送信の少なくとも一方を契機として前記表示画面の切替を行うことができる。
この端末装置において、デフォルトの第1のユーザインタフェース画面からこれ以外の第2のユーザインタフェース画面に切り替えられた後、所定の時間経過後に、自動的に、前記第1のユーザインタフェース画面に切り替える手段をさらに備えてもよい。
前記ユーザインタフェース画面は、例えば、メニュー画面、あるいは、待ち受け画面である。後者の場合、例えば、アプリケーションが前記待ち受け画面に常駐し、前記待ち受け画面自体がアプリケーションのメインメニューとして機能する。
本発明に関連したサーバは、通信ネットワークを介して端末装置と接続されるサーバであって、予め定められた複数のテイストのいずれかを特定する情報とともに受信したテキストメッセージを一旦蓄積する手段と、前記入力されたテキストに対して、前記選択されているテイストに応じて所定の表示属性を付加する手段と、この所定の表示属性が付加されたメッセージを前記テキストメッセージの宛先に送信する手段とを備え、前記所定の表示属性には、少なくとも、前記複数のテイストのそれぞれに予め割り当てられた文字の動きまたは背景イメージを含むことを特徴とする。
このサーバは、送信側の端末から予め定められた複数のテイストのいずれかを特定する情報とともに受信したテキストメッセージを受けて、当該テイストに応じて、文字の動きまたは背景イメージを指定する所定の表示属性を付加する。その後、この表示属性の付加されたテキストメッセージを宛先に送信する。
本発明に関連した他のサーバは、通信ネットワークを介して端末装置と接続されるサーバであって、予め定められた複数のテイストのいずれかを特定する情報とともに受信したテキストメッセージを一旦蓄積する手段と、このテキストメッセージ中の語句を、当該テイストに対応した所定の文字イメージに変換して前記受信したテキストメッセージにイメージとして埋め込む手段と、このイメージを埋め込んだテキストメッセージを前記テキストメッセージの宛先に送信する手段とを備えたことを特徴とする。これは、受信側端末において、該当する書体のフォントが保持されていない場合などに、文字コードの代わりにイメージ情報を送信するような場合に機能する。
本発明によるさらに他のサーバは、通信ネットワークを介して端末装置と接続されるサーバであって、予め定められた複数のテイストのいずれかを特定する情報とともに受信したテキストメッセージを一旦蓄積する手段と、前記入力されたテキストに対して、前記選択されているテイストに応じて所定の表示属性を付加する手段と、この所定の表示属性が付加されたメッセージをウェブ情報の形式で前記テキストメッセージの宛先のユーザが閲覧できるように蓄積する手段とを備え、前記所定の表示属性には、少なくとも、前記複数のテイストのそれぞれに予め割り当てられた文字の動きまたは背景イメージを含むことを特徴とする。このサーバは、テキストメッセージを受信側端末に送信するのではなく、ウェブ情報としてユーザに閲覧可能に蓄積するものである。
本発明は、さらに、上記端末装置やサーバの主要な機能を実現するプログラムまたはプログラム格納媒体として把握することも可能である。
本発明によれば、ユーザはテイストを選択することによって、単なるテキストメッセージに対して、自動的にそのテイストに相応しい背景や文字の表示属性を与えることが可能となる。これによって、ユーザはそのときの感情や気分に応じたテイストを選択するだけで、テキストコミュニケーションに対してその感情や気分に合致した表示属性(好ましくは所定の表示属性の組み合わせ)をユーザがいちいち指定することなく自動的に付与することができ、表現力を拡張し、豊かにすることができる。このメッセージを受け取る側もそのような表示属性の与えられたメッセージの表示を見ることにより、本来のテキストには含まれない書き手の感情や意図、微妙なニュアンスなども伝わりやすく、結果として、今までより豊かで楽しく、意味のあるテキストコミュニケーションを実現させることができる。
また、テイスト別の予測変換辞書を設けることにより、個々のテイストに相応しい予測変換が可能となるとともに、予測変換辞書の選択によりテキストメッセージの表示属性を自動的に選択することができるようになる。
直前に書いた、あるいは受け取ったメールのテイストが、ユーザインタフェース画面に反映されることで、ユーザインタフェース自体が自分のパーソナルコミュニケーションの一部のようになり、結果として生き生きとした感覚を作り出すことができる。
アプリケーションが待ち受け画面に常駐し、待ち受け画面自体がアプリケーションのメインメニューとして機能する場合に、メールを受信または送信すると、そのテイストが待ち受け画面に表現されるので、ユーザは自分の感情や、メールを送ってくれた相手の感情の表現を待ち受け画面上で感じることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1に本発明が適用されるシステムの概略構成を示す。ここでは、テキストメッセージを送受信するシステムの一例として、電子メール(単にメールともいう)システムを示している。このシステムは、通信ネットワーク(図示せず)を介して相互に接続される複数の端末装置(端末)100,102,104と、サーバ400とからなる。
図1(a)に示すシステムでは、送信側端末から、表示属性情報を含んだテキストメッセージとしての所定のフォーマット(ここではXML)のメッセージ240aが、サーバ400に送られる。このサーバ400は、メッセージ240aと同じ、または、表示属性情報が追加もしくは変更されたメッセージとしてのXML文書240bを受信側端末へ送信する。端末の種類としては、携帯電話機、携帯情報端末(PDA)等のような携帯型端末の他、パーソナルコンピュータ(PC)等を含みうる。図では、送信側の端末として携帯電話機のみを示している。これは、本発明でのメール作成が携帯電話機のような表示エリアや入力機能が限られた端末に適用して好適であるためであるが、送信側端末として携帯電話機以外の端末に本発明を適用できないという意味ではない。
図1(b)は、送信側端末から単にテキスト形式のメッセージ210および後述するユーザの選択したテイスト情報242をサーバ400に送信するシステムを示している。すなわち、本発明では、送信側端末でXML文書を作成することは必ずしも必要なく、サーバ400でこれらの情報に基づいてXML文書240bを作成してもよい。サーバ400はこのXML文書240bを受信側端末に送信する。
図1(c)は、いわゆるウェブメール、ブラウザメールなどと呼ばれる他のメールシステムの概略構成を示している。このシステムでは、送信側端末からXML文書240a、または、テキスト形式のメッセージ210およびテイスト情報242をサーバ400に送信し、サーバ400はこれを受信して、XML文書240aについてはそのまま(または適当な表示属性情報を追加し)、テキスト210に対してはテイスト情報242に応じて表示属性情報を追加し、ウェブ情報の形式で宛先のユーザがブラウジング(閲覧)できるようにサーバ上に蓄積する。サーバ400はさらに当該宛先のユーザ(端末)に対して新着メッセージ着信のお知らせを通知する。受信側端末はこの通知に応じてウェブブラウザによりサーバ400にアクセスし、当該メッセージをブラウジングする。なお、サーバ400の機能は、分散した複数のサーバで実現されてもよい。
図2に、本実施の形態の端末(携帯端末)100のハードウェア構成を表すブロック図を示す。
この端末100は、電話および通信機能に関連した部位として、アンテナ200、デュプレクサ(アンテナ共用器)301、受信部(RX)302、送信部(TX)303、デジタル信号処理部DSP(Digital Signal Processor)304、スピーカ305、マイク306、イヤレシーバ307を含む。端末100は、さらに、この端末の制御に関連した部位として、制御部308、表示部309、入力操作部311、ROM313、RAM314等を有する。制御部308は中央処理装置(CPU)などから構成される。入力操作部311は端末の各種キーやボタン、ジョグダイヤル等に相当する。ROM313には本実施の形態の後述する動作を実現するための制御プログラムが格納されている。ROM313は、フラッシュROMのような再書き込み可能なメモリを含んでもよい。本実施の形態における辞書データ、フォントデータ等はROM313および/またはRAM314に格納される。各種文書等のデータはRAM314に格納される。
図3に、サーバ400のハードウェア構成を示す。
中央処理装置(CPU)410は、OS(Operating System)および各種アプリケーションプログラムを実行し、サーバ各部の制御を行う。ROM411は、CPU410が実行するプログラムや固定的なデータを格納する。RAM412は、CPU410の作業領域やデータの一時記憶領域を提供する。ROM411およびRAM412は、バス430を介してCPU410に接続される。キーボードなどの入力装置414、CRT,液晶ディスプレイなどの表示装置415、ハードディスク装置,MO,CD−ROM等の外部記憶装置416は、インタフェース413を介してバス430に接続されている。また、バス430は通信部420を介してインターネットのようなネットワークと接続される。PCのような端末104およびPDAのような端末102のハードウェア構成も基本的にはこれと同様である。
図4により、本実施の形態におけるメッセージの形式および処理要素について説明する。ここでは、図4(a)と図4(b)の二通りの処理形態を示してある。
図4(a)の形態では、ユーザが入力したテキスト形式のメッセージ(テキストメッセージ)210を、テイスト情報242に基づいて、テキストアニメーションエンジン230(後述)により表示属性が付加された所定のフォーマット(ここではXML:eXtensible Markup Language)の文書240(またはXML文書240a)に変換する。XMLは、テキストの文字列に対してタグと呼ばれる属性を付加する情報を付加するマークアップ言語であり、ここでは、SVG(Scalable Vector Graphics)に準拠したマークアップ言語を例として挙げる。SVGは、イメージ属性を定めるXML準拠タグを用いて2次元画像を定義することができ、これにより、動画化されたイメージを生成することができる。SVGは、2次元のベクトルグラフィックス形状の他、ビットマップグラフィックスおよびテキストを表示することができる。
XML文書240はさらに別のテキストアニメーションエンジン250により動画化されたテキストメッセージ(モーションテキストメッセージ)260に変換される。このモーションテキストメッセージ260は、端末において、所定のプレーヤにより再生され、動画として表示される。第1のテキストアニメーションエンジン230によるテキストからXML文書240への変換は図1(a)(c)の送信側端末の処理または図1(b)のサーバ400の処理に相当し、第2のテキストアニメーションエンジン250によるXML文書からモーションテキストメッセージ260への変換は図1(a)(b)の受信側端末の処理また、図1(c)のサーバ400の処理に相当する。
なお、テキストメッセージ210をテキストアニメーションエンジン230で直接、モーションテキストメッセージ260に変換してもよい。これにより、送信側端末において送信する前のXML文書をモーションテキストメッセージとしてプレビューすることができる。
図4(b)では、テキストメッセージ210をテイスト情報242に基づいて、テキストアニメーションエンジン236で別のフォーマットの文書270に変換する。このフォーマットは、受信側の端末(コンピュータ)280がテキストアニメーションエンジン250に相当する機能を有していない場合に利用するものであり、例えば、QuickTimeファイル、Real Playerファイル、Macromedia Flashファイル、等のフォーマットの文書である。コンピュータ280は、この文書270をモーションテキストメッセージ260へ変換する。このモーションテキストメッセージは、QuickTimeファイル、Real Playerファイル、Macromedia Flashファイル、等のフォーマットそのものであってもよい。
図5に、テキストアニメーションエンジン230の構成例を示す。テキストアニメーションエンジン230は、テキストプラグイン211、XMLモジュール231、およびアニメーションプラグイン232を有する。テキストアニメーションエンジン230は、入力されたテキストメッセージ210内のテキスト内容212を抽出する。また、ユーザがテキスト内の特定の文字列または全体に対して表示属性(例えば、書体、文字サイズ、色等)を指定している場合には、それをテキストパラメータ情報213として抽出する。一方、アニメーションパラメータ233の内容としては、(1)背景の色、静止画イメージ、動画イメージ、(2)フォントの種類、サイズ、色、透明度、(3)スクロール、テキストフェードイン・フェードアウト、点滅等の動き、などが含まれる。本実施の形態では、ユーザによるテイストの選択に応じて、これらの組み合わせが予め定められた関係で選択される。テイストについては後述する。XMLモジュール231は、テキスト内容212およびテキストパラメータ情報213およびアニメーションパラメータ233の現在選択されている内容に基づいて、XML文書240を生成する。XMLモジュール231は、XML文書240と同等のXML文書241をアニメーションプラグイン232に対して出力し、このアニメーションプラグイン232がXML文書241をモーションテキストメッセージ260に変換することもできる。アニメーションプラグイン232としては、Macromedia Flash、Macromedia Director、Java、JavaScript、AdobeAftereffects、AdobePremier、C++(いずれも商標)、等でありうる。
ところで、携帯電話機のような限られた機能の入力手段を持った装置に適した、より効率的な文字入力手法として、ユーザの入力した文字に対してユーザが入力しようとしている語句を予測してそれを選択候補として出力する検索手法が提案されている。例えば、目的の語句のよみの先頭1文字を入力した段階で辞書からその文字をよみとして含む語句をすべて抽出して選択候補として表示画面上にリスト出力する。ユーザはこのリスト出力内に目的の語句があれば、カーソル等の移動操作によりその語句を選択し、キー操作でその語句の選択を確定することができる。この確定の前によみの2文字目が入力されれば、再度その2文字について辞書の検索を行い、該当する選択候補をリスト出力する。この場合、リスト出力される選択候補の個数(ヒット件数)は減少する。よみの入力文字数が増えるほど、選択候補の個数は減少する。よみの一致は完全一致ではなく、清音、濁音、半濁音の違いを無視する等、ある程度あいまいな検索を行うものも知られている。このような「予測」と「あいまい検索」とを採用した予測変換手法の一つとして、例えば、POBox(Predictive Operation Based On eXample)が知られている(POBoxはソニー株式会社の登録商標)。
図6により、図1の端末100に採用された予測変換手法の具体例について説明する。今、図6(a)に示すように、ユーザが、端末100の表示画面上のメール本文入力領域21に、端末の入力操作部(テンキー)から文字「て」を入力したとする。画面上、この入力文字は強調表示(例えば反転表示)されている。このとき、この入力文字に該当する語句群が選択候補として選択候補表示欄23にリスト表示される。この選択候補の語句群は、複数の辞書の検索結果として抽出されたものである。このときユーザは「デンワ」という語句を入力しようとしたとする。該当する語句「デンワ」は選択候補表示欄23内に見あたらない。(なお、「て」の入力に対して「デンワ」が選択候補としてあげられる場合もありうるが、ここでは説明の都合上、「デンワ」が選択候補として含まれない場合を示している。)そこで、図6(b)に示すように、ユーザは次に濁点をキー入力する。この時点までに入力された文字「で」から予測される入力語句群が選択候補表示欄23にリスト表示される。この状態では3番目の選択候補として「デンワ」が表示されている。この状態で、ユーザが所定の操作、例えばジョグダイヤルによるカーソル24の移動および「選択」操作を行うことにより、語句「デンワ」を選択すれば、図6(c)に示すように、選択された語句「デンワ」が入力領域21に表示される。なお、この状態では選択候補表示欄23には、「デンワ」に続く可能性がある選択候補が表示されている。
このように予測変換手法を用いることにより、比較的少ないキー操作で文字入力が行える。一般に携帯電話機などでは単一のテンキーに複数の仮名文字が割り当てられている。例えば、キー「2」にカ行の5文字(かきくけこ)が割り当てられており、行中の後方の文字ほど、キーの入力回数が増加する。したがって、入力文字の個数が増加すれば、平均的な総キー入力回数は飛躍的に増大する。これに対して、上記のような予測変換手法によれば、キー入力回数を大幅に低減することができる。
予測変換には、そのための特別な辞書が用意され、所定のアルゴリズムに従って、予測検索が行われる。予測変換用の辞書は、ユーザの使用に伴って学習機能により、その内容が更新されていく。
従来の予測変換辞書のライブラリーは、ボキャブラリーの違いだけで、書体、文字の大きさや色、動き、背景イメージといった表現部分の情報はもっていなかった。
本実施の形態では、この予測変換辞書として、ユーザの感情や個性等を表すテイスト別の予測変換辞書をオプションで追加可能とするとともに、これらの異なる予測変換辞書の選択結果に応じて、異なるテイストを選択し、テキストメッセージの表示属性、特に動きを伴う異なる属性の選択を自動的に行う。
図7は、テイスト選択画面の一例を示す。ここでは、メニュー形式で、ラブラブモード、怒りモード、ハッピーモード、親父モード、お嬢様モード、ショックモード等の各種テイストを選択できるようになっている。これによって、使用されるオプションの予測変換辞書も変わる。このユーザインタフェースはメニュー形式(プルダウン、ポップアップ等を含む)に限るものではなく、ラジオボタン形式やアイコン指定形式等、任意の他の形式であってよい。
図8に、予測変換辞書の構成例を示す。予測変換辞書90としては、オプションのテイストに関係なく共通に適用される共通辞書91と、オプションで適用される辞書92,93,…がある。オプション辞書は通信ネットワークを介してサーバからダウンロードして追加することができる。テイストに関するオプション辞書は、図7で説明したようなユーザによるテイストの選択に応じて選択される。テイスト別の予測変換辞書の選択により、予測変換時には当該テイストに合致した語句が選択候補表示欄23に表示されやすくなる。例えば、ラブラブモード辞書92には、入力文字「あ」に対して、「愛」「愛してる」「I Love You」などの語句が割り当てられている。
図9に、予測変換辞書の使用時に、現在選択されているテイストを画面上でユーザが認識できるようにするための表示例を二つ示す。図9(a)の例では、現在実行中の処理のタイトル表示欄20に、現在使用中のテイストを表す識別情報としてのアイコン26を表示している。図9(b)では、選択候補表示欄23の背景に同様のアイコン27をここでは分散して複数個表示している。必須ではないが、受信メールの表示時に背景のアイコンが所定の動きをする場合には、この選択候補表示欄23内でも同様のアイコンの動きを行わせるようにしてもよい。また、受信メールの表示時にテイスト別に(または特定のテイストについて)異なる態様で文字自体に動きを与える場合には、選択候補表示欄23内でも同様の文字の動きを行わせるようにしてもよい。例えば、怒りモードの場合に文字がピクピク小刻みに動くような動きを与えることができる。
テキストの動きとしては、そのほか、テキストが横から流れてきてそのまま流れだしたり、テキストが拡大縮小を繰り返して息づいているように見えたり、テキストがはじめに大きなサイズで画面に現れてだんだん小さくなっていったり、テキストがランダムに画面のいろんな方向から入ってきて逆側から消えたり、新しく現れる語句が常に他の古い語句の上に重なっていくと同時に古い語句は次第に画面の上の方にのぼっていったり、各語句が一点を中心としてバネのように揺動的にはずんだり、というような様々な形態が考えられる。
図10に、テイスト別に文字の書体を異ならせた場合の表示例を示す。この図では、表示画面として便宜上、メール本文入力領域21と選択候補表示欄23のみを示している。ここでは、図10(a)(b)として、それぞれ、親父モードと、お嬢様モードのテイスト例を示している。選択候補表示欄23内には、選択されたテイストに相応しい書体の文字で選択候補語句が表示され、これらから選択された語句も同じ書体でメール本文入力領域21に表示されている。なお、選択候補表示欄23に共通辞書91(図8)内の語句が表示される場合には、その語句も同じ書体で表示されてもよいが、デフォルトの書体で表示されるようにしてもよい。後者の場合、選択候補表示欄23に異なる書体の語句が混在することになる。
図11(a)(b)にそれぞれ、ラブラブモードおよび怒りモードの受信メールの表示例を示す。それぞれの背景には当該モードに相応しい図柄(アイコン)(この例ではハートや怒りを表すマーク)が表示され、これらの個々のアイコンが当該モードに特有の動きをするように設定されている。また、ユーザの入力した文字も当該モード特有の書体で表示され、文字も所定の動きをするように設定されている。文字列は比較的短い単語や語句の単位で動きが与えられる。図11(a)の例では「デンワ」と「シテネ」が独立した単位となっている。この単位は、ユーザの文字入力時の選択や確定操作に応じて決定することができる。図11(b)の例では、「まじ」と「かよ」がそれぞれ独立した単位となっている。例えば、比較的短い文字列を1画面表示の単位としてXML文書を作成し、さらに長い文字列については画面を分けて、順次表示するようにしてもよい。
図12に、図11(a)の表示例について対応するXML文書の一例を示す。記述部71は、初期設定情報であり、SVGエリアおよび背景エリアのサイズや色を決定している。ここでは、いずれも幅128,高さ96のサイズのエリアを設定している。座標の原点はエリアの左上角部である。記述部72,73は、ラブラブモードの背景に現れるハート形状の個々のアイコンの初期位置(x、y座標)、サイズ、アイコンを構成する図形を決定するとともに、その動きを定義している部分である。この例ではハート形状のアイコンの個数は10個あり、それぞれに対応する10個の同様の記述部(図では一部省略)が用意される。図形としては画像情報(ここではheart3.gifというファイル)を指定している。この画像情報は当該辞書データとともに端末内に保存されている。図形の動きは、記述部72の例では、y座標を4秒周期で、値140から−30まで移動させる動作を無限に繰り返すよう規定されている。始点および終点を上記エリアの外側に設定している。これにより、これが繰り返されると、見た目には、画面の下からハートマークが現れて上昇していき、画面の上に消えていく動きになり、上に消えた後は再び下から現れる、という動きになる。なお、アイコンの初期位置および動作は、個々のアイコンに個別に設定されている。
記述部74,75はそれぞれ、文字列「デンワ」と「シテネ」の初期位置、フォントの種類、サイズ、色を定めるとともに、その動きを定めている。記述部74の例について文字列の動きを説明する。この例では、文字列「デンワ」のx座標を2秒周期で無限に繰り返す。その周期内では、x座標について、0秒、0.5秒、1.9秒、2秒のそれぞれの時点で値−50,−5,15,130をとり、その間は補間した動きとなる。このように周期内の区間を区切って時点および位置を個別に指定することにより、アイコンの動きの速度に変化を与えることができる。例えば、アイコンが加速して画面に入ってきた後、ゆっくり動き、その後また加速して画面から出て行くような効果を得ることができる。y座標についても同様の指定がなされている。
なお、特殊な文字の書体が端末内で利用できない場合には、サーバにおいて個々の文字列に対して画像(例えばgifイメージ)を動的に作成して、これをXML内に埋め込むことが可能である。サーバのサービスに対する登録ユーザ情報等に基づいて、受信側端末の機種情報等により必要な書体の有無などがサーバ側で予め判別できる場合には、サーバは文字列の画像への変換の要否を判断することができる。また、図12の例では、特定の背景イメージおよび文字の動きのみを示したが、これらはあくまで例示であり、他の動きも可能である。
図17に、アニメーションパラメータ233の構成例として、その一部を構成するテーブル233aの例を示す。このテーブルは、場合によって端末またはサーバが保持する。テイストの種類毎に、「背景サイズ/色等」の属性、「背景イメージ動き等」の属性、および「テキスト位置/フォント/動き等」の属性を予め所定のパターンデータ(テンプレート)として定義している。例えば、背景サイズ/色の属性は図7の例では記述部71に相当し、背景イメージ動き等の属性は図7の例の記述部72,73に相当する。また、テキスト位置/フォント/動き等の属性は図7の例の記述部74,75に相当している(文字列は空欄として、後に埋め込まれる)。
図13に、本実施の形態における送信側端末でのメール作成・送信処理のフローチャートを示す。ユーザは、前述したように、メールの作成に先立って、モード(テイスト)の選択を行う(S11)。この代わりに、メール作成の最後にモードを指定または変更するようにすることも可能である。モードが指定されたら、それに対応する辞書が端末内に存在しているか否かをチェックする(S12)。存在していなければ、ネットワーク上の所定サーバ(サーバ400と同じでなくても可)にアクセスして、当該辞書をダウンロードする(S13)。これは、辞書のメニューのみが保存されている場合、あるいは、一旦ダウンロードした辞書の本体を削除した場合に相当する。全く、メニューにない新たな辞書をサーバからダウンロードすることも可能である。
モードが選択されたら、このモードに合ったメールのフォント、背景等が設定される(S14)。そこで、ユーザの入力操作に従って、当該モードの辞書による予測変換を適用してメッセージの入力処理を行う(S15)。メッセージの入力が完了したら(S16,Yes)、前述したように、この入力されたテキストメッセージをXML文書に変換する(S17)。そこで、このXML文書を前述したモーションテキストメッセージに変換してプレビューを行う(S18)。このときプレビューされる作成メッセージは、選択したテイストの書体、文字色、動き、背景イメージと、文字入力時に付加入力した表示属性情報が合わさったものになる。ユーザがプレビューを見た結果、メッセージを修正したい場合は(S19,No)、文字入力モードに戻り、文字入力および付加情報を追加・修正することができる。問題がなければ、このXML文書をサーバに送信する(S20)。
図14に、このメッセージをサーバから受け取る端末のメール受信処理を示す。端末が、例えば、メール着信通知等に応じて自動的にまたはユーザの指示に従い、XML文書を受信すると(S31)、前述したように、テキストアニメーションエンジン250により、XML文書をモーションテキストメッセージに変換する(S32)。さらにこのモーションテキストメッセージを所定のプレーヤで表示する(S33)。
図1(b)に示したとおり、送信側端末からは何ら表示属性情報を含まないテキストメッセージ210とともにテイスト情報242を送信し、サーバ400においてテイスト情報242に基づき対応する表示属性情報を付加するようにしてもよい。
図15により、図1(b)のシステムにおけるサーバ400のデータ変換処理を説明する。サーバは、宛先付きのテキストメッセージをテイスト情報とともに受信する(S41)。そこで、このテイストに基づいてテキストメッセージをXML文書に変換する(S42)。このXML文書を、ユーザの要求または着信通知に応じた自動受信要求に応じて、宛先に送信する(S43)。
図16に、図1(c)で説明したウェブメールシステムにおけるサーバのウェブメール作成処理のフローチャートを示す。
この処理において、サーバはメッセージ(XML)を受信すると(S45)、図2に示したテキストアニメーションエンジン250と同等な手段により、このXML文書をモーションテキストメッセージに変換する(S46)。さらに、このモーションテキストメッセージをウェブデータとして、メールの宛先ユーザ用のフォルダ内に格納する(S47)。そこで、メッセージ着信の知らせを宛先ユーザに通知する(S48)。この着信の知らせには、当該ウェブデータへのアクセスを行うためのリンク情報が埋め込まれている。この通知を受けたユーザは端末からこのサーバにアクセスし、自己に割り当てられたフォルダ内の当該ウェブデータを閲覧することができる。
本実施の形態によれば、出来上がったメッセージは、スタティック(静的)で無味乾燥な通常のテキストとは異なり、見ていて楽しいものになる。また、出来上がったメッセージには送信者の感情等が反映されており、受信者側は送信者がそこにいなくても直接会話をしているかのような生き生きとしたライブ感覚を味わうことができる。
次に、上述したメールのテイストをユーザインタフェース画面に反映させる第2の実施の形態について説明する。従来のユーザインタフェースは、機能優先で無味乾燥なものであった。また、メールなどを受け取ったときには、どんな内容なのか開けてみないとわからなかった。この実施の形態では、直前(すなわち最後)に書いたり受けたりしたメールのテイストが、ユーザインタフェース画面にも反映される。例えば、ラブラブモードのメールを受けた後にメインユーザインタフェース画面に戻ると、ユーザインタフェース画面がラブラブモードの表現になる。
図18に、端末100のユーザインタフェース画面としてのメニュー(インデックスメニュー)画面600の表示例を示す。このメニュー画面600は、画面左側に種々のメニューを切り替えるためのアイコン601〜604が表示されている。アイコン601は、カスタムメニューを示し、ユーザがこれを指定すると、メニュー項目エリア611にカスタムメニューのメニュー項目が表示される。アイコン602は、メニュー項目エリア611に電話関連の設定を行うためのメニュー項目を表示させるためのものである。アイコン603は、メニュー項目エリア611に各種のツール(例えば、ウェブブラウズ、動画テキスト、アプリ、メモ帳、アドレス帳、スケジュール、電卓等)のメニュー項目を表示させるためのものである。アイコン604は、メニュー項目エリア611に、上記電話関連以外の各種設定(マナーモード、セキュリティ等)のメニュー項目を表示させるためのものである。なお、メニュー画面600のメニュー項目エリア611の上部には、現在選択されているメニュー項目群のタイトルを表示するタイトルエリア610が設けられている。
図18(a)のインデックスメニューの例では、カスタムメニューが選択されている状態を示している。この状態で、図18(b)のようなラブラブモード、怒りモード、ショックモードの各テイストのメールを受信したとする。それぞれの場合、図18(c)に示すように、インデックスメニュー画面に戻ると、直前に受信したメールのテイストが反映された背景となっている。
このように、直前に書いた、あるいは受け取ったメールのテイストが、ユーザインタフェース画面に反映されることで、ユーザインタフェース自体が自分のパーソナルコミュニケーションの一部のようになり、結果として生き生きとした感覚を作り出すことができる。特に、ユーザインタフェース自体の表現が、単なる機能のためのものではなく、自分のパーソナルコミュニケーションを反映したものになり、親しみが増す。ユーザインタフェース自体が生きているような感覚を受け、ユーザの端末に対する親しみが増す。また、メールを開く前に、その受信メッセージがどのようなものかを推測することが可能となる。すなわち、ユーザインタフェース画面の表現が、新しく着信したメールの感情テイストに変わるため、メールを開けなくてもどんなトーンのメールかが分かる。テキストメッセージ作成時に付加入力された感情情報が、メールの中だけでなく、ユーザインタフェースの表現にまで広がって適用されることで、テキストメッセージからそれを格納・表示するユーザインタフェースにいたるまで、すべてが感情を表現することができる。
なお、図18(c)に示したようなユーザインタフェース画面における背景の表示自体は、予めそれぞれのテイストに対応した背景画像(動画または静止画)として用意しておくことができる。
テイストを反映したインデックスメニュー画面になった後、所定の時間が経過した後は、図18(d)に示すように、自動的に元の無テイストの「ニュートラル(またはノーマル)」なインデックスメニュー画面(すなわち無テイストのデフォルトのユーザインタフェース画面)に戻る。これにより、感情を引きずり過ぎず、時間が経つとクールダウンする様が表現でき、ユーザインタフェース自体があたかも生きているような感覚を得ることができる。
図19に、この実施の形態を実現するための端末の処理のフローチャートを示す。
メッセージの送信または受信が完了すると(S51)、そのモードを確認する(S52)。このモードによって、ユーザインタフェース(UI)画面の変更が行われる(S53,S54,S55)。その後、所定の時間(この例では10分)が経過したら、ノーマルモードにUIを変更する(S58)。所定の時間が経過する前に他の送信または受信処理があった場合(S57,Yes)、ステップS52に戻り、そのモードに合ったUIの変更が再度行われる(S52〜S55)。
なお、本実施の形態ではメッセージの送信および受信のいずれをも契機としてユーザインタフェース画面の変更を行ったが、予め決められた、または、ユーザの選択した、送信または受信の一方のみを契機とするようにしてもよい。
次に第2の実施の形態の変形例について説明する。
最近の携帯電話機では、待ち受け画面で、アプリケーションが常駐状態にあり、所定のイベントで自動的に起動するような「待ち受けアプリ」と呼ばれる機能を有するものがある。このような携帯電話機では待ち受け画面自体が上記のようなユーザインタフェース画面として機能する。
図20に、このような第2の実施の形態の変形例の画面の表示例を示す。この例では、本実施の形態の機能を含むメーラーソフトウェアとしてのメッセージアプリケーションが待ち受け画面に常駐し、待ち受け画面自体がアプリケーションのメインメニューとして機能する。従って、待ち受け画面から直接「受信メール」、「送信メール」、「新規メール作成」などの画面に移行することができる。図20(a)はノーマル状態での待ち受け画面(すなわち無テイストのデフォルトのユーザインタフェース画面)を示している。この状態でメールの着信があると、図20(b)に示すように、そのテイスト(モード)に応じて前述したようなメール内容の表示が行われる。このメール受信後に待ち受け画面に戻ったときには、図20(c)に示すように、待ち受け画面の背景に当該テイストが反映される。図18の場合と同様、所定時間経過後には、図20(d)に示すように、元のノーマルモードの待ち受け画面に戻る。
図21に、この実施の形態を実現するための端末の処理のフローチャートを示す。
メッセージの送信または受信が完了すると(S61)、そのモードを確認する(S62)。このモードによって、待ち受け画面の変更が行われる(S63,S64,S65)。その後、所定の時間(この例では10分)が経過したら、ノーマルモードに待ち受け画面を変更する(S68)。所定の時間が経過する前に他の送信または受信処理があった場合(S67,Yes)、ステップS62に戻り、そのモードに合った待ち受け画面の変更が再度行われる(S62〜S65)。
なお、この場合にも、予め決められた、または、ユーザの選択した、送信または受信の一方のみを契機として待ち受け画面の変更を行うようにしてもよい。
従来、待ち受け画面には新規メールが届けば「メール着信」という表示がなされ、ジョグダイアル等の操作によりそのメールに飛ぶことはできたが、どんな内容のメールかは開けてみないと分からなかった。本実施の形態では、メールを開ける前に、待ち受け画面の変化によりそのメールの送信者の感情等を認識することができる。
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、上記で言及した以外にも、種々の変形、変更が可能である。例えば、図示した画面やXMLの具体的な記述はあくまで説明のための例示であり、本発明はそれらに限定されるものではない。テイストの選択にオプションの予測変換辞書の選択を利用したが、予測変換辞書は必須のものではなく、予測変換辞書を用いない場合にもテイストの選択を独立して行うことも可能である。
90…予測変換辞書、91…共通辞書、92…ラブラブモード辞書、100,102,104…端末、210…テキストメッセージ、211…テキストプラグイン、212…テキスト内容、213…テキストパラメータ情報、230…テキストアニメーションエンジン、231…モジュール、232…アニメーションプラグイン、233…アニメーションパラメータ、236…テキストアニメーションエンジン、240a…メッセージ、240b…文書、241…文書、250…テキストアニメーションエンジン、260…モーションテキストメッセージ、270…文書、280…コンピュータ、308…制御部、309…表示部、311…入力操作部、400…サーバ、600…メニュー画面、601〜604…アイコン、610…タイトルエリア、611…メニュー項目エリア